JP6549292B1 - チューブ及びチューブの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配策性と給油性とを向上することができるチューブを提供する。【解決手段】外周面に山部14と谷部16とが連続して配置されたコルゲート部12を備えたチューブ10であって、前記コルゲート部12における軸方向に沿った断面において、山部14の軸方向の半分の断面積Cと、谷部の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30であり、前記コルゲート部12における内周面18の最大高さが0.1mm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、チューブ、特にコルゲート成型金型で成型されるコルゲートチューブに関する。
自動車の燃料タンクに燃料を導くチューブとして、蛇腹状のコルゲート部を備えたコルゲートチューブが知られている。コルゲート部は、軸方向に連続的に配置された山部と谷部を備えることによって、キンク半径を小さくでき、コルゲートチューブの配策性を向上することができる。ところが、コルゲート部は、内周面にも凹凸が形成されているので、燃料がコルゲートチューブ内を流れる際、燃料と内周面の間に生じる摩擦抵抗が大きい。したがって従来のコルゲートチューブは、内部を流れる燃料の流速が低下し、給油性が低下するという問題がある。
これに対し、コルゲート部の内周面を平滑にしたコルゲートチューブが開示されている(例えば、特許文献1、2)。特許文献1には、通路を平滑面とした第1蛇腹部を備えたコルゲートチューブが開示されている。特許文献2には、平滑な内周面と、波形の外周面を有するコルゲートチューブが開示されている。
特開2007−46772号公報 特公昭53−8045号公報
上記特許文献1の場合、外周面における谷部の深さを小さくすることによって、内周面をより平滑にできるが、谷が浅いので、山同士が接触し、自在に曲げることが困難であるという問題がある。上記特許文献2の場合、外周面は、内周面より実質的に硬いエラストマー材で形成する必要があるので、キンク半径を低減することが困難であるという懸念がある。
本発明は、配策性と給油性とを向上することができるチューブを提供することを目的とする。
本発明に係るチューブは、外周面に山部と谷部とが連続して配置されたコルゲート部を備えたチューブであって、前記コルゲート部における軸方向に沿った断面において、山部の軸方向の半分の断面積Cと、谷部の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30であり、前記コルゲート部における内周面の最大高さが0.1mm以下である。
本発明によれば、断面積比(C/D)が3.30以下であることによって、内周面の最大高さが0.1mm以下であるチューブが得られるので、燃料と内周面の間に生じる摩擦抵抗を低減できる。断面積比(C/D)が1.94以上であることによって、チューブの曲げやすさが得られる。したがってチューブは、配策性と給油性とを向上することができる。
第1実施形態に係るチューブを示す軸方向の部分断面図である。 コルゲータを示す概略図である。 第2実施形態に係るチューブを示す正面図である。 変形例に係るチューブを示す軸方向に沿った部分断面図である。 実施例7のチューブの断面写真である。 比較例のチューブの断面写真であり、図6Aは比較例2、図6Bは比較例3、図6Cは比較例4、図6Dは比較例5である。 曲げ荷重の測定方法の説明に供する模式図である。
本発明に係るチューブは、外周面に山部と谷部とが連続して配置されたコルゲート部を備える。コルゲート部における軸方向に沿った断面において、山部の軸方向の半分の断面積Cと、谷部の断面積Dの比(C/D)は、1.94〜3.30である。コルゲート部における内周面の最大高さは、0.1mm以下である。
チューブは、断面積比(C/D)が1.94〜3.30であることで、コルゲート部の内周面の最大高さが0.1mm以下であると同時に、良好な曲げ硬さが得られるので、配策性と給油性とを向上することができる。最大高さは、形状測定機を用いて測定した軸方向の内周面の粗さ曲線から、山頂線と谷底線との間隔を測定した値である。
チューブは、熱可塑性樹脂、例えば、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂などで形成するのが好ましい。具体的には、高密度ポリエチレン(HDPE: High Density Polyethylene)で形成するのが好ましい。チューブは、半径方向に単一材料からなる単層である場合、及び複数の材料からなる複層である場合を含む。
チューブは、上記コルゲート部のほか、ストレート部、及び、外周面の山部と谷部に対応した凹凸を内周面に有する第2コルゲート部の少なくとも一方を備えていてもよい。ストレート部は、チューブの末端に設けられる場合、他の配管などに接続される。
チューブの外周面に設けられる山部と谷部の形状は、特に限定されず、軸方向に沿った断面において矩形状、台形状、山形状を含む。軸方向とは、チューブの内周面で囲まれた流路の中心軸に沿った方向をいう。
1.第1実施形態
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。図1に示す単層のチューブ10は、コルゲート部12を備える。本図には、チューブ10のコルゲート部12の一部のみが示される。コルゲート部12は、外周面に、環状の、山部14と谷部16とが配置されている。山部14と谷部16は、軸方向(図中X方向)に、所定の間隔をあけて、連続して配置されている。
山部14の軸方向に沿った断面は、全体として矩形状であり、角部はR形状である。山部14は、上面15と、一対の側面17とを有する。一対の側面17は、上面15の軸方向両側に連続して形成されている。側面17は、一端において谷部16の表面19に接続されている。側面17の一端において、側面17に接する直線から、チューブ10の外周面が離れる点を通り軸方向に垂直な面を、山部14と谷部16の境界とする。
軸方向に沿った断面図において、山部14の軸方向の半分の断面積をC、谷部16の断面積をDとする。断面積Cは、山部14の中央から谷部16との境界までの領域の面積である。断面積Dは、谷部16の一側の山部14との境界から、他側の山部14との境界までの領域の面積である。断面積Cと断面積Dの比(C/D)は、1.94〜3.30である。断面積比(C/D)が上記範囲内の場合、最大高さが0.1mm以下である内周面18と、良好な曲げ硬さとを備えるチューブ10が得られる。断面積比(C/D)が3.30超の場合、内周面18の最大高さは、0.1mmを超えてしまう。断面積比(C/D)は、3.10未満であるのが好ましい。断面積比(C/D)が1.94未満の場合、硬くなり曲げにくくなってしまう。断面積比(C/D)は、2.09以上であるのが好ましい。
断面積比(C/D)が上記範囲内であれば、山部14の幅W、山部14と山部14の間隔G、谷部16の深さH、チューブ10の肉厚T、及びチューブ10の内径Bは、適宜選択することができる。本図の場合、山部14の幅Wは、上面15のうち平坦な部分の長さである。例えば、山部14の幅Wは0.2mm〜0.7mm、山部14と山部14の間隔Gは0.9mm〜2.2mm、谷部16の深さHは2.0mm〜3.2mm、チューブ10の肉厚Tは1.9mm〜3.5mm、チューブ10の内径Bは26mm〜32mmとすることができる。
図2に上記チューブ10を製造するコルゲータ20を模式的に示す。コルゲータ20は、押出機25と成形部とを備える。押出機25は、成形材料を送り出して成形部に供給する。成形材料は、熱可塑性樹脂であり、押出機25によって加熱、軟化され、管状に押し出される。押出機25による成形材料の送り出し速度は一定、すなわち単位時間当たりの成形材料の供給量は一定である。
成形部は、一対の金型ユニット22、24と、真空吸引機構(図示省略)とを備えている。金型ユニット22は、一対のプーリ26、これらプーリ26に巻き掛けられた無端ベルト28、金型を構成する複数の第1割型30、プーリ26を介して無端ベルト28を図中矢印の方向に走行させるモータ(図示省略)を有する。無端ベルト28の外周面には、その走行方向に沿って第1割型30が連続して取り付けられている。金型ユニット24は、金型ユニット22と同様、一対のプーリ32、無端ベルト34、複数の第2割型36、無端ベルト34を走行させるモータ(図示省略)を有する。無端ベルト34の外周面には、第2割型36が連続して取り付けられている。
金型ユニット22、24は、第1割型30と第2割型36とを同一方向(図中矢印方向)に送り出すように、循環走行する。これによって、第1割型30と第2割型36は、押出機25近傍の合流部において対応するもの同士で付き合わせられ、付き合わせられた状態で下流に向って移動し、分流部で開かれ、この後に合流部に向って移動する。金型ユニット22、24は、第1割型30と第2割型36が互いに同じ速度で一定の速度を維持して移動するように駆動される。
各第1割型30と第2割型36の外周側の面には、チューブ10の外周面の形状に対応した成形面(図示省略)が形成されている。第1割型30と第2割型36のそれぞれには、チューブ10の外周面の形状がその軸心方向に沿って複数に分割された成形面が割り当てられている。
上記のように付き合わせられた第1割型30と第2割型36の内部には、チューブ10を成形するための成形面で囲まれた中空部が形成される。第1割型30と第2割型36は、付き合わせられる際に、その中空部に押出機25からの成形材料を取り込み、下流に移動する。中空部に成形材料を取り込んだ第1割型30と第2割型36が真空吸引機構の位置にまで移動すると、第1割型30と第2割型36に設けた吸引口(図示省略)から真空吸引機構による吸引が行われる。これによって、管状の成形材料は、第1割型30と第2割型36の成形面に密着し、その成形面に応じた管形状に成形される。成形材料の硬化後、分流部で第1割型30と第2割型36が開かれて、その内部から成形されたチューブ体42が取り出される。
第1割型30と第2割型36の中空部への成形材料の取り込みから、成形されたチューブ体42の取り出しまでが連続的に行われ、第1割型30と第2割型36が循環走行することによって、複数のチューブ10の端部同士が繋がった状態で連続的に作製される。複数のチューブ10は、それぞれの端部で個々のチューブ10に切り離される。
第1割型30と第2割型36の中空部へ供給される熱可塑性樹脂の供給量は、単位時間当たり一定であり、かつ、断面積比(C/D)が1.94〜3.30となるように調整される。熱可塑性樹脂の供給量を、断面積比(C/D)が1.94〜3.30となる範囲に制限することによって、チューブ10の内周面18の最大高さが0.1mm以下であり、良好な曲げ硬さが得られる。
従来の製造方法の場合、押出口40から供給された熱可塑性樹脂は、第1割型30と第2割型36の成型面に押し付けられる。したがって成型されるチューブ体は、外周面及び内周面に、成型面に応じた凹凸形状を有する。熱可塑性樹脂の供給量が増加するにつれて、肉厚Tが増加し、内周面18の凹凸は小さくなっていく。熱可塑性樹脂の供給量が一定量を超えると、内周面18の凹凸の大きさが変化せず、肉厚Tだけが増加する。肉厚Tが増加し過ぎると、チューブ10は配策性が低下する。
本実施形態に係るチューブ10は、断面積比(C/D)が3.30以下であることによって、内周面18の最大高さが0.1mm以下であるから、燃料と内周面18の間に生じる摩擦抵抗を低減できる。断面積比(C/D)が1.94以上であることによって、チューブ10の曲げやすさが得られる。したがってチューブ10は、給油性と配策性とを向上することができる。
2.第2実施形態
図3に示すチューブ50は、第1実施形態のコルゲート部12と同様の構造を有する第1コルゲート部52に加え、第1及び第2ストレート部54,56、及び第2コルゲート部58を備える。第1コルゲート部52の一端には、第1ストレート部54が設けられ、他端には第2コルゲート部58の一端が接続されている。第2コルゲート部58の他端には、第2ストレート部56が接続されている。
第2コルゲート部58及び第2ストレート部56は、第1コルゲート部52及び第1ストレート部54に比べ大きい直径を有する。第2コルゲート部58は、外周面に山部と谷部とが配置されている。山部と谷部は、軸方向に、所定の間隔をあけて、連続して配置されている。山部は、全体として矩形状であり、角部はR形状である。第2コルゲート部58の内周面は、外周面の山部と谷部に対応した凹凸を有する。第2コルゲート部58は、内周面に凹凸を有することによって、第1コルゲート部52に比べ燃料との摩擦抵抗が大きいが、キンク半径がより小さい。
本実施形態のチューブ50は、第1ストレート部54を他の配管に接続して配策し、第2ストレート部56を別の他の配管に接続して、設置される。チューブ50は、第1コルゲート部52を備えることによって、上記第1実施形態と同様の効果が得られる。
第2コルゲート部58は、キンク半径がより小さいので、より小さい曲げ半径で曲げることができる。したがってチューブ50は、より小さい曲げ半径が要求される箇所に第2コルゲート部58を配置することによって、より配策性を向上することができる。
3.変形例
本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することができる。
第2実施形態の場合、第2コルゲート部58及び第2ストレート部56は、第1コルゲート部52及び第1ストレート部54に比べ大きい直径を有する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。第2コルゲート部58及び第2ストレート部56は、第1コルゲート及び第1ストレート部54と、同じ直径でもよいし、小さい直径でもよい。
第2実施形態の場合、チューブ50は、両端に第1、第2ストレート部54、56と、第1コルゲート部52と、第2コルゲート部58とを備える場合について説明したが、本発明はこれに限らない。チューブは、第2コルゲート部58を省略してもよいし、第1コルゲート部52の両端に第2コルゲート部58を接続してもよく、第2コルゲート部58の両端に第1コルゲート部52を接続してもよい。また第1コルゲート部52と第2コルゲート部58を交互に配置してもよい。
上記第1及び第2実施形態の場合、単層のチューブ10、50について説明したが、本発明はこれに限らず、2層以上でもよい。例えば、図4に示すように、チューブ60のコルゲート部61は、外層62と、中間層64と、内層66とを備える複層でもよい。本図に示すチューブ60は、外層62と中間層64が蛇腹形状である。内層66で形成される内周面72は、最大高さが0.1mm以下である。外層62と内層66は、同種の材料で形成してもよいし、異なる材料で形成してもよい。中間層64は、ガスバリア性に優れた材料、例えばEVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合体)や、PBN(ポリブチレンナフタレート)で形成してもよい。外層62及び内層66は、それぞれ複数の層で形成してもよい。本図に示すチューブ60は、上記第1実施形態と同様の製造方法で製造することができる。例えば、チューブ60は、中間層64を挟んで厚さ方向の両側に、同量の熱可塑性樹脂を押出口40から供給することによって、製造することができる。本図に示すチューブ60は、山部68の軸方向の半分の断面積Cと谷部70の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30、内周面72の最大高さが0.1mm以下であるコルゲート部61を備えることによって上記第1実施形態と同様の効果が得られる。チューブは、外層と中間層の間、及び/又は、中間層と内層の間に、さらに1又は2以上の層を備え、全体として、4層以上としてもよい。
4.実施例
上記第1実施形態で説明した製造方法を用いてコルゲート部を備えたチューブを作製し、効果を検証した。実施例に係るチューブは、材料にHDPEを用いた。断面積比(C/D)は、第1割型30と第2割型36の中空部へ単位時間当たりに供給される熱可塑性樹脂の供給量を変えることによって、調整した。各試料の内訳は、表1に示す通りである。なお、実施例1と実施例5は、蛇腹形状が異なる。本表における外径は、山部の外周径である。図5は、実施例4のチューブである。図6Aは比較例2、図6Bは比較例3、図6Cは比較例4、図6Dは比較例5のチューブである。実施例1〜5及び比較例1〜4,10,11のチューブは、単層のチューブである。実施例6〜10及び比較例5〜9,12,13は5層構造のチューブである。表1の材質の欄において、複数の材質が記載されている場合、材質の順番はチューブの内側から外側へ向かう順番である。
最大高さは、形状測定機を用いて得た軸方向の内周面の粗さ曲線から、山頂線と谷底線との間隔を測定した値である。最大高さが0.1mm以下の場合、内面平滑性が優れていると判断し「○」、0.1mm超の場合、内面平滑性が劣ると判断し「×」とした。曲げ硬さは、110℃で10分間予熱したチューブをR70のプーリで曲げた場合の曲げ荷重を図7に示す試験機80で測定した。試験機80は、二股に分かれたアーム82と、アーム82の先端に配置された一対の係止部84とを有する。係止部84の間隔は、162mmとした。係止部84上に長さ280mmのチューブ88を載せ、当該チューブ88の略中央にプーリ86を配置する。チューブ88内には、内径に適合した折れ防止用のスプリング(図示しない)を配置した。アーム82の基端を上方(図中矢印方向)に50mm持ち上げてチューブ88をプーリ86に沿って40度まで曲げる。このときの最大荷重を曲げ荷重とした。当該曲げ荷重が250N以下の場合、曲げ硬さが良好で配策性に優れていると判断し「○」、250N超の場合、実用的ではないと判断し「×」とした。本表から、実施例1〜10は、断面積比(C/D)が1.94〜3.30の範囲のとき、最大高さが0.05mm以下の内周面を有し、曲げ荷重が250N以下であるチューブが得られることが確認できた。すなわち断面積比(C/D)を上記範囲内とすることによって、内面平滑性及び配策性に優れたチューブが得られる。
これに対し、比較例1〜9は、断面積比(C/D)が3.30超であるので、最大高さが0.1mmを超えてしまい、良好な内面平滑性が得られない。比較例10〜13は、断面積比(C/D)1.94未満であるので、曲げ荷重が250Nを超えてしまい、良好な配策性が得られない。
10、50、60 チューブ
12、61 コルゲート部
14 山部
16 谷部
18、72 内周面
52 第1コルゲート部
54 第1ストレート部(ストレート部)
56 第2ストレート部(ストレート部)
58 第2コルゲート部
62 外層
64 中間層
66 内層
68 山部
70 谷部
C 断面積
D 断面積

Claims (5)

  1. 外周面に山部と谷部とが連続して配置されたコルゲート部を備えたチューブであって、
    前記コルゲート部における軸方向に沿った断面において、前記山部の側面に接する直線が前記外周面から離れる前記谷部側の点を通る前記軸方向に垂直な線を前記山部と前記谷部の境界とした場合における、前記山部の軸方向の半分の断面積Cと、前記谷部の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30であり、
    前記コルゲート部における内周面の最大高さが0.1mm以下であり、
    前記外周面と前記内周面との間が中実であり、
    一体成形された外層と中間層と内層とを備えた複層からなり、前記コルゲート部における前記外層と前記中間層は蛇腹形状である
    チューブ。
  2. 外周面に山部と谷部とが連続して配置されたコルゲート部を備えたチューブであって、
    前記コルゲート部における軸方向に沿った断面において、前記山部の側面に接する直線が前記外周面から離れる前記谷部側の点を通る前記軸方向に垂直な線を前記山部と前記谷部の境界とした場合における、前記山部の軸方向の半分の断面積Cと、前記谷部の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30であり、
    前記コルゲート部における内周面の最大高さが0.1mm以下であり、
    前記外周面と前記内周面との間が中実であり、
    一体成形された単一材料からなる
    ューブ。
  3. 前記コルゲート部と、ストレート部と、外周面及び内周面に山部と谷部とが連続して配置された第2コルゲート部と、を備えた請求項1又は2記載のチューブ。
  4. 外周面に山部と谷部とが連続して配置されたコルゲート部を備えたチューブの製造方法であって、
    前記チューブの前記外周面の形状に対応した成形面を有し前記チューブの軸方向に移動する割型の前記成形面に、熱可塑性樹脂を単一の押出口から管形状に供給して前記チューブを成形する工程を備え、
    前記成形面に供給される前記熱可塑性樹脂の供給量を、前記軸方向に沿った断面において、前記山部の側面に接する直線が前記外周面から離れる前記谷部側の点を通る前記軸方向に垂直な線を前記山部と前記谷部の境界とした場合における、前記山部の軸方向の半分の断面積Cと、前記谷部の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30であり、前記コルゲート部における内周面の最大高さが0.1mm以下となるような、単位時間当たり一定の供給量に調整する
    チューブの製造方法。
  5. 外周面に山部と谷部とが連続して配置されたコルゲート部を備えたチューブであって、
    前記コルゲート部における軸方向に沿った断面において、前記山部の側面に接する直線が前記外周面から離れる前記谷部側の点を通る前記軸方向に垂直な線を前記山部と前記谷部の境界とした場合における、前記山部の軸方向の半分の断面積Cと、前記谷部の断面積Dの比(C/D)が1.94〜3.30であり、
    前記コルゲート部における内周面の最大高さが0.1mm以下であり、
    前記外周面と前記内周面との間が中実であり、
    後接合物ではなく一体成形物であり、外層と中間層と内層とを備えた複層からなり、前記コルゲート部における前記外層と前記中間層は蛇腹形状である
    チューブ。
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