JP6549256B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水分を含む被検査体の状態を検出するセンサ装置に関する。
水溶液中の溶質に応じて、次のような水和現象が起こることが知られている。NaClの様な電解質である場合には、溶質のイオンへの電離によって、水分子が溶質に束縛される水和現象が起こる。溶質が糖の様な非電解質である場合には、溶質分子中の極性の偏りによって生じる、静電気力や水素結合を介して水和現象が起こる。また、タンパク質などの巨大分子の活性にも水和現象が大きく関わる。
水溶液中では、水分子がタンパク質に置き換わることにより、バルク水(溶質から十分離れて束縛されない状態の水)が減少するので、バルク水の誘電率がタンパク質の誘電率に変化する。図10(非特許文献3のFig.2)に示すバルク水の複素誘電率は、バルク水の緩和現象によって、特に100GHz近傍の周波数領域で複素誘電率の特に虚部の変動が大きい。生体の主要成分は水であるため、100GHz近傍の周波数領域で複素誘電率の実部だけではなく、虚部をも調べることで、生体および生体高分子の状態を調べることができる。
高周波数領域での誘電率の変化を検出する技術として、図11に示すようなセンサ装置101が従来技術として知られている(例えば非特許文献1および2)。センサ装置101は、集積回路上に形成されており、発振部102と、発振周波数検出部103とを備えている。発振部102は、抵抗R1と、クロスカップルされたトランジスタM1,M2と、共振器104とで構成されている。共振器104は、インダクタL1,L2、被検査体100と接触させる2つのセンシング電極105、およびキャパシタC3からなる。共振器104の共振周波数は6〜30GHzである。
2つのセンシング電極105は、図12に示すように、それぞれ長方形を成す2つの板状電極111,112で構成されている。図13に示すように、板状電極111,112は、半導体集積回路の最上位メタル配線層で形成されている。図13には、図12のA−A線における矢視断面での板状電極111,112の構造を示している。また、半導体集積回路のメタル配線層の間には層間絶縁膜115が配置される。図13には、便宜上、最上位のメタル配線層と、その下層の層間絶縁膜115のみを示している。層間絶縁膜115の表面は、表面保護膜114で覆われているが、2つの板状電極111,112が配置された領域では表面保護膜114が開口している。このため、板状電極111,112の露出した上面は、被検査体100に直接接触する。
次に、センサ装置101の動作を説明する。センシング電極105の近傍にある被検査体100の誘電率が変化した場合、センシング電極105への寄生容量値が変化し、共振器104の共振周波数が変化する。共振周波数の変化に伴う発振部102の発振周波数の変化を、発振周波数検出部103で検出する。以上の動作により、センサ装置101は、センシング電極105の近傍にある被検査体100に生じた誘電率の変化を発振周波数の変化として検出することができる。
Chien Jun-Chau, M Anwar, Y Erh-Chia, LP Lee, AM Niknejad, "6.5/11/17.5/30-GHz high throughput interferometer-based reactance sensors using injection-locked oscillators and ping-pong nested chopping", VLSI Circuits Digest of Technical Papers, 2014 Symposium on, 1-2 Jun-Chau Chien, Anwar, M., Erh-Chia Yeh , Lee, L.P., Niknejad, A.M., "A 6.5/17.5-GHz dual-channel interferometer-based capacitive Sensor in65-nm CMOS for high-speed flow cytometry", Microwave Symposium (IMS), 2014 IEEE MTT-S International, 1-4 H.Yada, M.Nagai, K.Tanaka, "Origin of the fast relaxation component of water and heavy water revealed by terahertz time-domain attenuated total reflection spectroscopy", Chemical Physics Letters, pp.166-170, 2008 T. Arikawa, M. Nagai, K. Tanaka, "Characterizing hydration state in solution using terahertz time-domain attenuated total reflection spectroscopy", Chemical Physics Letters, pp.12-17, 2008
しかしながら、従来のセンサ装置101では、複素誘電率の実部の変化を検出することはできるが、複素誘電率の虚部の変化を検出することができない。また、センサ装置101が検出できる周波数の最大値は30GHzである。したがって、センサ装置101では、水分を含む被検査体100の100GHz近傍の周波数領域で複素誘電率を感度よく検出することができない。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被検査体の複素誘電率における虚部の変化を検出することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るセンサ装置は、半導体集積回路に形成された発振部と、前記発振部の発振周波数を検出する発振周波数検出部とを備え、前記発振部は、被検査体と直列に接続されるキャパシタを有し、前記被検査体の複素誘電率に応じて前記発振周波数を変化させる。
本発明の一態様によれば、被検査体の複素誘電率における虚部の変化を発振周波数の変化として検出することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係るセンサ装置の構成を示すブロック図である。 上記センサ装置における共振器の等価回路を示す回路図である。 上記センサ装置において被検査体と直列に接続されるキャパシタの容量値における複素誘電率の変化に対する発振周波数の変化率を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係るセンサ装置の構成を示すブロック図である。 図4に示すセンサ装置のセンシング電極を含む部分の構造を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係るセンサ装置の構成を示すブロック図である。 図6に示すセンサ装置の上記センシング電極を含む部分の構造を示す断面図である。 本発明の実施形態4に係るセンサ装置の構成を示すブロック図である。 図8に示すセンサ装置において被検査体と直列に接続されるキャパシタの容量値における複素誘電率の変化に対する発振周波数の変化率を示すグラフである。 従来のセンサ装置による周波数と水の複素誘電率の実部および虚部との関係を示すグラフである。 従来のセンサ装置の構成示すブロック図である。 図11に示すセンサ装置におけるセンシング電極の構造を示す斜視図である。 図11に示すセンサ装置の上記センシング電極を含む部分の構造を示す断面図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について図1〜図3を用いて説明する。
(センサ装置11の構成)
図1は、本発明の実施形態1に係るセンサ装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、センサ装置11は、発振部2と、発振周波数検出部3とを備える。
発振部2は、差動回路6と、共振器4とを備えたLC発振回路であり、図示しない半導体集積回路基板上に半導体集積回路の一部として形成されている。発振部2の発振周波数は、100GHzの近傍、特に30〜200GHzであることが好ましい。
共振器4は、キャパシタC0,C11,C12と、インダクタL0とを有している。インダクタL0およびキャパシタC0は並列に接続されている。キャパシタC11の一端は、インダクタL0およびキャパシタC0の一端に接続され、キャパシタC12の一端は、インダクタL0およびキャパシタC0の他端に接続されている。キャパシタC11,C12のそれぞれの他端には、被検査体100が接触している。これにより、キャパシタC11,C12は、被検査体100と直列に接続される。また、共振器4は、被検査体100の複素誘電率に応じて共振周波数が変化し、複素誘電率を検出するセンサ部として機能する。キャパシタC0は、図示しない配線や、差動回路6の寄生容量によって形成されてもよい。
発振周波数検出部3は、発振部2の発振周波数を検出する部分であり、公知の周波数検出回路を利用することができる。発振周波数検出部3は、半導体集積回路基板上に形成されてもよいし、半導体集積回路基板外に形成されてもよい。
差動回路6は、差動トランジスタ対を含む回路であり、例えば、互いにクロスカップルされた複数のトランジスタから成る差動回路のような公知の差動回路によって適宜形成されている。
(発振部2の発振周波数)
次に、被検査体100の複素誘電率と発振部の発振周波数との関係について説明する。図2は、共振器4の等価回路を示す回路図である。
被検査体100が空気の場合に検出される容量をCεとし、被検査体100の比複素誘電率をε+jωεとすると、式(1)の関係が得られる。
Figure 0006549256
また、被検査体100をキャパシタC2および抵抗R2の並列回路で表し、それぞれの容量値およびコンダクタンス値をそれぞれC2=Cεε、1/R2=ωCεεであるとすると、共振器4は、図2に示す等価回路で表される。
図2において、計算の簡易化のため、キャパシタC11,C12はキャパシタC1として1つにまとめている。共鳴条件を考慮することにより、発振部2の発振周波数fresは、式(2)のように表すことができる。
Figure 0006549256
図3に、キャパシタC11,C12(キャパシタC1)の容量値における複素誘電率の変化に対する発振周波数の変化率(Δfres/Δε)を、式(2)を用いて算出した結果を示す。ここでは、便宜上、C1をキャパシタC1の容量値として扱う。図3において、横軸は、容量値の逆数の対数表示である。図3において、実線が複素誘電率における実部の変化に対する発振周波数の変化率(Δfres/Δε)を表しており、破線が複素誘電率における虚部の変化に対する発振周波数の変化率(Δfres/Δε)を表している。
Δfres/Δεは、C1が小さくなる(高周波数領域では開放状態に近づく)ほど、C1が十分に大きい場合(高周波数領域では短絡状態)で得られたΔfres/Δεより小さくなる。一方、複素誘電率の虚部に対しては、C1が十分に大きい場合においては、Δfres/Δε≒0であるが、C1を小さくするとΔfres/Δεが有意な値となり、あるC1で発振周波数の変化率が最大値をとなる。したがって、発振周波数の変化率が最大値またはその近傍の値となるようにC1を設定する。
(センサ装置11の動作)
次に、センサ装置11の動作を説明する。
発振部の近傍にある被検査体100の複素誘電率が変化した場合、共振器4の共振周波数が変化する。発振周波数検出部3は、共振周波数の変化に伴う発振部2の発振周波数の変化を検出する。以上の動作により、センサ装置11は、発振部2の近傍にある被検査体100の複素誘電率の変化を発振周波数の変化として検出する。
(センサ装置11の効果)
本実施形態におけるセンサ装置11の効果を説明する。
水分を含む被検査体100の複素誘電率は、主要成分である水の状態に依存する。このため、センサ装置11は、発振部2の発振周波数に基づき、被検査体100の中の水の状態を検出することができる。特に、共振器4において被検査体100に直列に接続されるキャパシタC11,C12の容量値を、Δfres/Δεが概ね最大値(最大値または最大値の近傍の値)となる値に設定する。これにより、複素誘電率の実部のみならず、複素誘電率の虚部に応じた水の状態を検出することができる。水の100GHzの近傍、特に30〜200GHzの周波数での複素誘電率の虚部の変化を検出することで、水和状態を感度よく検出することができる。よって、生体および生体高分子の状態を知ることができる。
例えば、被検査体100の中の目標成分が多く、水和した状態にある水分子が多いほど、被検査体100の複素誘電率の虚部は小さくなる。このため、センサ装置11は、発振部2の発振周波数に基づき、被検査体100の目標成分の濃度を検出することができる。
例えば、血液中の血糖値は、健康なヒトで70〜130mg/dlである。血糖値は、一日の中でも、空腹時と食事後とで大きく変動する。血糖値が70mg/dlよりも小さければ低血糖症の可能性があり、血糖値が130mg/dlよりも大きければ糖尿病の可能性がある。血糖値を表す濃度は、モル数換算で、mMol/Lのオーダーに相当する。非特許文献4の式(4)を用いて数値計算すると、糖が溶質となる水溶液の誘電率については、mMol/Lオーダーで濃度が変化すると、虚部のみ変わることが分かる。したがって、複素誘電率の虚部の感度が改善されたセンサ装置11を用いれば、血液中の血糖値の変動を測定することが可能である。
また、例えば、被検査体100が細胞である場合、細胞は老いるほど構造化し、複素誘電率の虚部が低下するので、発振部2の発振周波数に基づき、センサ装置11は細胞の老若を判定することができる。
また、再生医療用に細胞を培養する場合に、センサ装置11上で培養すれば、培養によって細胞が増殖している状況がモニタリングできる。増殖した細胞がその後生き続けているか、あるいは何らかの要因で死んだかもモニタリングが可能となる。細胞が死んだことが検知できた場合、被検査体100としての細胞を破棄して、条件をリセットした状態で再度細胞培養を行うことが可能となる。この様に、センサ装置11上で細胞培養をすることで、細胞培養の効率を大幅に改善することが可能となり、再生医療等の効率を大幅に改善することが可能となる。
しかも、細胞を被検査体100としてセンサ装置11に置くか、もしくは細胞培養のためにセンサ装置11上一面に細胞を被検査体100として置いて、温度、pH、薬液等の刺激を与えると、細胞が活性化する。このため、細胞内部の水の分布や水素結合の状況が変化すると、細胞の複素誘電率における虚部が主に変化する。これにより、医学・薬学における薬の効用・副作用の評価に応用可能となる。
さらに、集積回路基板上に形成された発振部2は、30〜200GHzでは、概ね0.005〜0.02平方mm程度の面積で形成することができる。それゆえ、センサ装置11を小さくすることができる。また、複数の発振部2を高密度に配置することができる。したがって、一度に多数の被検査体100の状態を検出することや、高い空間分解能で被検査体100の状態を検出することができる。
これに対して、従来のセンサ装置101(図11参照)においては、被検査体100と発振部102とが、センシング電極105を用いて直接接続されている。この構成に式(2)を適用した場合、一対のセンシング電極105がキャパシタC11,C12(キャパシタC1)に相当するので、C1=∞となる。この場合、発振周波数fresは、式(3)で表されるので、複素誘電率の虚部に依存しない。したがって、複素誘電率の虚部の変化を検出することができない。
Figure 0006549256
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について図4および図5を用いて説明する。図4は実施形態2に係るセンサ装置12の構成を示すブロック図である。図5は、センサ装置12のセンシング電極5を含む部分の構造を示す断面図である。なお、本実施形態において、前述の実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の番号を付記して、その説明を省略する。
(センサ装置12の構成)
図4に示すように、センサ装置12は、前述のセンサ装置11と同様、発振周波数検出部3を備え、センサ装置11の発振部2に代えて発振部2Aを備える。
発振部2Aは、発振部2と同様、差動回路6を有しているが、発振部2の共振器4に代えて共振器4Aを有したLC発振回路であり、半導体集積回路基板上に形成されている。発振部2Aの発振周波数は、100GHzの近傍、特に30〜200GHzであることが好ましい。
共振器4Aは、前述の発振部2における共振器4と同様、キャパシタC0,C11,C12と、インダクタL0とを有している。また、共振器4Aは、2つのセンシング電極5を有している。一方のセンシング電極5は、インダクタL0およびキャパシタC0の一端に接続され、他方のセンシング電極5は、インダクタL0およびキャパシタC0の他端に接続されている。センシング電極5は、前述の従来のセンサ装置101におけるセンシング電極105(図12参照)と同様、長方形の板状を成している。
半導体集積回路では、複数のメタル配線層が設けられており、隣り合うメタル配線層の間には、図5に示す層間絶縁膜7が配置される。図5では、便宜上、最上位メタル配線層と、その下層の層間絶縁膜7とについてのみ示している。2つのセンシング電極5は、それぞれ、層間絶縁膜7上に設けられた最上位メタル配線層によって形成された2つの板状電極51,52で構成されている。層間絶縁膜7の上面と、2つの板状電極51,52を含む最上位メタル配線層とは、半導体集積回路の表面保護膜8に覆われている。被検査体100は、表面保護膜8の上面に接触する。この状態では、表面保護膜8における板状電極51,52と被検査体100との間の部分は、キャパシタC11,C12として機能する。このように表面保護膜8で形成されたキャパシタC11,C12の容量値は、センシング電極5の形状と表面保護膜8の厚さとに応じて、ある程度の範囲内で制御することが可能である。
(発振部2Aの発振周波数)
本実施形態のセンサ装置12は、実施形態1のセンサ装置11に対して、キャパシタC11,C12を半導体集積回路の表面保護膜8で形成していることが異なる。発振部2Aの発振周波数については、実施形態1で説明した発振部2の発振周波数の変化と同様に変化する。複素誘電率の虚部については、キャパシタC11,C12の容量値が十分に大きい場合、Δfres/Δε≒0であるが、当該容量値を小さくすると、Δfres/Δεが有意な値を持つようになり、ある容量値でΔfres/Δεの最大値をもつ。
(センサ装置12の動作)
センサ装置12の動作は、実施形態1のセンサ装置11の動作と同じであり、発振部2Aの近傍にある被検査体100の複素誘電率の変化を発振周波数の変化として検出する。
共振器4Aにおいては、センシング電極5が、半導体の表面保護膜8で形成されたキャパシタC11,C12を介して被検査体100と対向している(間接的に被検査体100と接触している)。これにより、被検査体100の複素誘電率に応じて共振周波数が変化する。
(センサ装置12の効果)
本実施形態におけるセンサ装置12の効果を説明する。
センサ装置12は、実施形態1におけるセンサ装置11と同様、複素誘電率の実部のみならず、複素誘電率の虚部に応じた水の状態を検出することができる。これにより、水の100GHzの近傍、特に30〜200GHzの周波数での複素誘電率の虚部の変化を検出することで、水和状態を感度よく検出することができる。
また、センサ装置12では、被検査体100と直列に接続されるキャパシタC11,C12を半導体集積回路の表面保護膜8を利用することで形成している。これにより、センサ装置12の大型化および製造コストの増大を抑えることができる。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について図6および図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施形態3に係るセンサ装置13の構成を示すブロック図である。図7は、センサ装置13のセンシング電極5を含む部分の構造を示す断面図である。なお、本実施形態において、前述の実施形態1および2における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の番号を付記して、その説明を省略する。
(センサ装置13の構成)
図6に示すように、センサ装置13は、実施形態2の前述のセンサ装置12と同様、発振周波数検出部3を備え、センサ装置12の発振部2Aに代えて発振部2Bを備える。
発振部2Bは、発振部2Aと同様、差動回路6を有しているが、発振部2Aの共振器4Aに代えて共振器4Bを有したLC発振回路であり、半導体集積回路基板上に形成されている。発振部2Bの発振周波数は、100GHzの近傍、特に30〜200GHzであることが好ましい。
共振器4Bは、前述の発振部2Aにおける共振器4Aと同様、キャパシタC0と、インダクタL0と、2つのセンシング電極5とを有している。また、共振器4Bは、MIM(Metal-Insulator-Metal)キャパシタMIM1,MIM2(キャパシタ素子)を有している。MIMキャパシタMIM1の一端は、インダクタL0およびキャパシタC0の一端に接続され、MIMキャパシタMIM2の一端は、インダクタL0およびキャパシタC0の他端に接続されている。一方のセンシング電極5は、MIMキャパシタMIM1の他端に接続され、他方のセンシング電極5は、MIMキャパシタMIM2の他端に接続されている。また、2つのセンシング電極5は、被検査体100と接触している。
半導体集積回路では、複数のメタル配線層が設けられており、隣り合うメタル配線層の間には、図7に示す層間絶縁膜7が配置される。図7では、便宜上、最上位メタル配線層と、その下層の層間絶縁膜7とについてのみ示している。センシング電極5は、層間絶縁膜7上に設けられた最上位メタル配線層によって形成された2つの板状電極51,52で構成されている。層間絶縁膜7における板状電極51,52の下方には、それぞれMIMキャパシタMIM1,MIM2が配置されている。MIMキャパシタMIM1,MIM2の配置位置については、板状電極51,52の下方に限定されない。層間絶縁膜7の上面は、2つの板状電極51,52を除いて、半導体集積回路の表面保護膜9に覆われている。被検査体100は、板状電極51,52および表面保護膜9の上面に直接接触する。
(発振部2Bの発振周波数)
本実施形態のセンサ装置13は、実施形態1のセンサ装置11に対して相違点がある。その相違点は、センサ装置13が、被検査体100に接触するキャパシタとして、キャパシタC11,C12に代えて半導体集積回路に形成されるMIMキャパシタMIM1,MIM2を用いた点である。発振部2Bの発振周波数については、実施形態1で説明した発振部2の発振周波数の変化と同様に変化する。複素誘電率の虚部については、MIMキャパシタMIM1,MIM2の容量値が十分に大きい場合、Δfres/Δε≒0であるが、当該容量値を小さくすると、Δfres/Δεが有意な値を持ち、ある容量値でΔfres/Δεの最大値をもつ。
(センサ装置13の動作)
センサ装置13の動作は、実施形態1のセンサ装置11の動作と同じであり、発振部2Bの近傍にある被検査体100の複素誘電率の変化を発振周波数の変化として検出する。
共振器4Bにおいては、MIMキャパシタMIM1,MIM2と接続されたセンシング電極5が被検査体100と接触している。これにより、被検査体100の複素誘電率に応じて共振周波数が変化する。
(センサ装置13の効果)
本実施形態におけるセンサ装置13の効果を説明する。
センサ装置13は、実施形態1におけるセンサ装置11と同様、複素誘電率の実部のみならず、複素誘電率の虚部に応じた水の状態を検出することができる。これにより、水の100GHzの近傍、特に30〜200GHzの周波数での複素誘電率の虚部の変化を検出することで、水和状態を感度よく検出することができる。
また、センサ装置13では、被検査体100と直列に接続される直列キャパシタを、半導体集積回路のMIMキャパシタMIM1,MIM2を利用することで実現している。これにより、センサ装置13の大型化および製造コストの増大を抑えることができる。
さらに、MIMキャパシタMIM1,MIM2は、センシング電極5とは別に、集積回路基板上に形成することができる。したがって、被検査体100の形状に対応するセンシング電極5の形状と、所望のΔfres/Δεを得るためのキャパシタの容量値とを個別に設定することができる。よって、センシング電極5の形状と検出感度とを高い次元で両立することができる。
なお、本実施形態では、被検査体100と直列に接続されるキャパシタ素子(直列キャパシタ)としてMIMキャパシタMIM1,MIM2を用いることを説明したが、キャパシタ素子はMIMキャパシタMIM1,MIM2に限定されない。例えば、層間絶縁膜を2つのメタル配線層で挟んだ構造のMOMキャパシタやMOSキャパシタなどの他の集積回路上に形成される容量素子をキャパシタ素子として用いてもよい。キャパシタ素子をこれらの容量素子で構成した場合でも、キャパシタ素子としてMIMキャパシタMIM1,MIM2を用い場合と同様の効果が得られる。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態について図8および図9を用いて説明する。図8は実施形態4に係るセンサ装置14の構成を示すブロック図である。図9は、被検査体100に直列に接続されるキャパシタの容量値における複素誘電率の変化に対する発振周波数の変化率を示すグラフである。なお、本実施形態において、前述の実施形態1における構成要素と同等の機能を有する構成要素については、同一の番号を付記して、その説明を省略する。
(センサ装置14の構成)
図8に示すように、センサ装置14は、前述のセンサ装置11と同様、発振周波数検出部3を備え、センサ装置11の発振部2に代えて発振部2Cを備える。
発振部2Cは、発振部2と同様、差動回路6を有しているが、発振部2の共振器4に代えて共振器4Cを有したLC発振回路であり、集積回路基板上に形成されている。発振部2Cの発振周波数は、100GHzの近傍、特に30〜200GHzであることが好ましい。
共振器4Cは、前述の発振部2における共振器4と同様、キャパシタC0,C11,C12と、インダクタL0とを有している。また、共振器4Cは、キャパシタC21,C22と、スイッチSW11,SW12,SW21,SW22(容量値切替部)とを有している。
実施形態1のセンサ装置11におけるキャパシタC11,C12と異なり、キャパシタC11の一端は、スイッチSW11を介してインダクタL0およびキャパシタC0の一端に接続されている。また、キャパシタC12の一端は、スイッチSW12を介してインダクタL0およびキャパシタC0の他端に接続されている。キャパシタC21の一端は、スイッチSW21を介してインダクタL0およびキャパシタC0の一端に接続され、キャパシタC22の一端は、スイッチSW22を介してインダクタL0およびキャパシタC0の他端に接続されている。キャパシタC21,C22のそれぞれの他端には、被検査体100が接触している。
スイッチSW11,SW12,SW21,SW22は、キャパシタC11,C12,C21,C22のそれぞれを、インダクタL0およびキャパシタC0に接続または切り離す開閉スイッチである。スイッチSW11,SW12,SW21,SW22の開閉は、センサ装置14が備える制御回路(図示せず)によって制御される。スイッチSW11,SW12,SW21,SW22の開閉の組み合わせは、以下の表1に示すように7つのパターンがある。表1において「1」は閉状態(ON)を表し、「0」は開状態(OFF)を表している。
Figure 0006549256
(発振部2Cの発振周波数)
本実施形態のセンサ装置14は、実施形態1のセンサ装置11に対して相違点がある。その相違点は、被検査体100と直列に接続される直列キャパシタの容量値をスイッチSW11,SW12,SW21,SW22によって切り替える点である。発振部2Cの発振周波数については、実施形態1で説明した発振部2の発振周波数の変化と同様に変化する。複素誘電率の虚部については、ある直列キャパシタの容量に対して発振周波数の変化が最大値となる。
ここで、図9を参照して、キャパシタ容量の設定について説明する。なお、便宜上、「C11」および「C21」をそれぞれキャパシタC11,C21の容量値として扱う。C11とC11+C21とをΔfres/Δεが概ね最大値をとる2点に設定する(それぞれ図9の状態2と状態1)。状態1は、表1にて示すパターン(1)により得られ、状態2は、パターン(2)、(4)または(6)により得られる。Δfres/Δεは、状態1および状態2とも概ね同じ最大値に設定されている。一方、Δfres/Δεは、状態1ではΔfres/Δεr1となり、状態2ではΔfres/Δεr2となり、それぞれ異なる値が得られる。キャパシタC12,C22についても、キャパシタC11,C21と同様に容量値が設定される。
なお、ここでは、2通りの容量値の設定例について説明したが、設定できる容量値は2通りに限らない。また、切り替えられた容量においてΔfres/Δεを一定に設定した例を挙げて説明したが、その設定に限らない。また、検出したい複素誘電率に応じて、適切なΔfres/Δε,Δfres/Δεの複数の組み合わせを用意し、得られた複数の発振周波数変化の検出値から所望の値を算出してもよい。
(センサ装置14の動作)
センサ装置14の動作は、実施形態1のセンサ装置11の動作と同じであり、発振部2Cの近傍にある被検査体100の複素誘電率の変化を発振周波数の変化として検出する。
共振器4Cにおいては、いずれかの閉じたスイッチSW11,SW12,SW21,SW22によって、キャパシタC11,C12,C21,C22のいずれかがキャパシタC0およびインダクタL0に接続される。これにより得られた直列キャパシタの容量値に基づき、被検査体100の複素誘電率に応じて共振周波数が変化する。
(センサ装置14の効果)
実施形態4におけるセンサ装置14の効果を説明する。
センサ装置14は、実施形態1におけるセンサ装置11と同様、複素誘電率の実部のみならず、複素誘電率の虚部に応じた水の状態を検出することができる。これにより、水の100GHzの近傍、特に30〜200GHzの周波数での複素誘電率の虚部の変化を検出することで、水和状態を感度よく検出することができる。
また、センサ装置14では、被検査体100と直列に接続される直列キャパシタの容量値をスイッチSW11,SW12,SW21,SW22によって切り替えている。これにより、複素誘電率の実部と虚部との変化に対する発振周波数変化の感度を切り替えることができる。それゆえ、被検査体100に対して、Δfres/Δεを一定にしながら、2つの異なるΔfres/Δε(Δfres/Δεr1,Δfres/Δεr2)での発振周波数の変化を検出することができる。両者の発振周波数変化の検出の差分をとることで、被検査体100の複素誘電率の虚部に対する変化は相殺され、実部に対する変化のみを算出することができる。
なお、上述した、被検査体100と直列に接続される直列キャパシタの容量値をスイッチSW11,SW12,SW21,SW22によって切り替える構成については、前述の実施形態1〜3にも適用することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るセンサ装置11〜14は、半導体集積回路に形成された発振部と、前記発振部の発振周波数を検出する発振周波数検出部とを備え、前記発振部は、被検査体と直列に接続されるキャパシタを有し、前記被検査体の複素誘電率に応じて前記発振周波数を変化させる。
上記の構成によれば、水分を含む被検査体100の複素誘電率は、主要成分である水の状態に依存する。このため、センサ装置11〜14は、発振部2の発振周波数に基づき、被検査体100の中の水の状態を検出することができる。また、被検査体100と直列に接続されるキャパシタC11,C12の容量値に応じて、被検査体100の複素誘電率における虚部の変化率が異なる。この特性を利用して、被検査体100の複素誘電率における虚部の変化を発振周波数の変化として検出することができる。
本発明の態様2に係るセンサ装置11〜14は、上記態様1において、前記キャパシタの容量は、前記被検査体の複素誘電率の虚部の変化に対する発振周波数の変化率が最大値またはその近傍の値となる値であってもよい。
上記の構成によれば、複素誘電率の虚部に応じた水の状態を検出することができる。水の100GHzの近傍、特に30〜200GHzの周波数での複素誘電率の虚部の変化を検出することで、水和状態を感度よく検出することができる。
本発明の態様3に係るセンサ装置12は、上記態様1または2において、前記キャパシタは前記半導体集積回路の表面保護膜によって形成されていてもよい。
上記の構成によれば、センサ装置12の大型化および製造コストの増大を抑えることができる。
本発明の態様4に係るセンサ装置13は、上記態様1または2において、前記キャパシタは前記半導体集積回路のキャパシタ素子(MIMキャパシタMIM1,MIM2)であってもよい。
上記の構成によれば、センサ装置13の大型化および製造コストの増大を抑えることができる。
本発明の態様5に係るセンサ装置12は、上記態様1から4において、前記発振部は、前記キャパシタの容量値を切り替える容量値切替部をさらに有していてもよい。
上記の構成によれば、複素誘電率の実部と虚部との変化に対する発振周波数変化の感度を切り替えることができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
2,2A,2B,2C 発振部
3 発振周波数検出部
8 表面保護膜
11〜14 センサ装置
100 被検査体
C11,C12,C21,C22 キャパシタ
MIM1,MIM2 MIMキャパシタ(キャパシタ素子)
SW11,SW12,SW21,SW22 スイッチ(容量値切替部)

Claims (4)

  1. 半導体集積回路に形成された発振部と、
    前記発振部の発振周波数を検出する発振周波数検出部とを備え、
    前記発振部は、被検査体と直列に接続されるキャパシタを有し、前記被検査体の複素誘電率に応じて前記発振周波数を変化させ、前記キャパシタの容量は、前記被検査体の複素誘電率の虚部の変化に対する発振周波数の変化率が最大値またはその近傍の値となる値であることを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記キャパシタは前記半導体集積回路の表面保護膜によって形成されていることを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  3. 前記キャパシタは前記半導体集積回路のキャパシタ素子であることを特徴とする請求項に記載のセンサ装置。
  4. 前記発振部は、前記キャパシタの容量値を切り替える容量値切替部をさらに有していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のセンサ装置。
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