JP6549112B2 - 物理的気相堆積チャンバで利用される双極性コリメータ - Google Patents

物理的気相堆積チャンバで利用される双極性コリメータ Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、一般に、金属含有層を基板に形成するための物理的気相堆積チャンバで利用されるコリメータに関し、より詳細には、半導体生産プロセスで金属含有層を基板に形成するための物理的気相堆積チャンバで利用される双極性コリメータに関する。
サブミクロン以下のフィーチャを確実に生成することは、半導体デバイスの次世代の超大規模集積(VLSI)および極超大規模集積(ULSI)のための重要な技術の1つである。しかしながら、回路技術の小型化が押し進められるにつれて、VLSIおよびULSI技術の相互接続の寸法を縮小することが、処理能力に追加の要求を出すことになっている。この技術の中核にある多層相互接続は、ビアおよび他の相互接続などの高アスペクト比のフィーチャを正確に処理することを必要とする。これらの相互接続を信頼性高く形成することが、VLSIおよびULSIの成功にとって、および個々の基板の回路密度および品質を向上させるための継続的な取組みにとって非常に重要である。
次世代デバイスでは回路密度が増加するので、ビア、トレンチ、コンタクト、ゲート構造、および他のフィーチャなどの相互接続、ならびにそれらの間の誘電体材料の幅は、45nmおよび32nmの寸法に減少するが、一方、誘電体層の厚さは実質的に一定のままであり、フィーチャのアスペクト比の増加という結果を伴う。
物理的気相堆積(PVD)としても知られているスパッタリングは、集積回路の金属フィーチャを形成する重要な方法である。スパッタリングは、材料層を基板に堆積させる。ターゲットなどの原材料は、電界によって強く加速されたイオンによって射突される。射突は、ターゲットから材料をはじき出し、次に、材料は基板に堆積する。
物理的気相堆積プロセスは、最近になって、基板に形成された高アスペクト比をもつトレンチおよびビアに材料を堆積させるように適応されている。誘電体層は、一般に、導電層またはフィーチャの上に形成され、ビアまたはトレンチの底部の導電性フィーチャを露出するためにパターン化される。バリア層が、一般に、層間の相互拡散を防止するために堆積され、次に、金属がトレンチにスパッタされる。
物理的気相堆積プロセスでは、高速で移動するイオンが、ターゲット中に突進し、ターゲット表面から粒子を叩き出す。粒子は、電荷移送機構による入射イオンとの相互作用によって帯電することがある。代替として、粒子は空間に存在する電界との相互作用により帯電することがあり、または粒子は荷電しないままであることがある。堆積は、一般に、電界領域で、およびトレンチ側壁の上部の近くでより速く行われる。堆積の間、はじき出された粒子は、基板表面に対して全体的に垂直の方向に進むのではなく全方向に進み、それによって、トレンチ中に深く入り込む前に、トレンチの角にオーバーハング構造を形成することになる場合がある。オーバーハングは金属プラグをもたらし、孔またはボイドがトレンチ内に形成されることがある。例えば、トレンチの対辺のオーバーハング部分が、一緒に成長し、それが、早すぎる閉鎖状態をもたらし、それにより、トレンチの完全な充填が妨げられ、孔またはボイドが形成されることがある。そのような孔は導電性でなく、形成されたフィーチャの導電性を極度に減少させる。半導体基板上に形成されるデバイスがますます小さくなるにつれて、基板層に形成されるトレンチおよびビアのアスペクト比、すなわち、幅に対する高さの比が大きくなっている。アスペクト比が高い幾何形状ほど、ボイドなしに充填することの難易度が高くなる。
従来、基板表面に達するイオン分率またはイオン密度を所望の範囲で制御して、金属層堆積プロセス中の底部および側壁カバレッジを改善することができている。1つの例では、ターゲットから叩き出された粒子をイオン化し、基板に印加された電気バイアスの下で加速して、トレンチが早めに閉じる前に粒子がトレンチの中に下方に進むように助成することができる。基板表面に達するイオン分率/イオン密度を制御することによって、トレンチの底部まで降りて達するイオン軌道が効率的に促進され得ると考えられる。加速されたイオンは、基板の表面に対して垂直な方向に、より均一に進むことができる。加速されたイオンが基板表面に接近するとき、加速されたイオンによって運ばれる運動量は、トレンチの中に下方に深く達することができ、そこで、加速されたイオンは、電気バイアスの影響の下でトレンチ側壁の方に向きがそれる。それにもかかわらず、トレンチ中により深く侵入するために、側壁の上部の近くのオーバーハングの影響は低減される。しかしながら、トレンチのアスペクト比が高くなるにつれて、および基板サイズが大きくなるにつれて、トレンチ底部まで降りて達するイオン分率/イオン密度を制御することと、さらに、基板表面の端から端まで均一に分配することとが困難になってきている。したがって、物理的気相堆積プロセスには、オーバーハング管理のますます厄介になっている問題を克服するという難題が残っている。
それゆえに、良好な底部および側壁管理を用いて金属含有層を形成するための改善された方法および装置の必要性がある。
本発明は、物理的気相堆積チャンバに配設された双極性コリメータを含む装置と、それを使用する方法とを提供する。1つの実施形態では、装置は、チャンバ本体、およびチャンバ本体の中に処理領域を画定するチャンバ本体に配設されたチャンバリッドと、処理領域に配設されたコリメータと、コリメータに結合された電源とを含む。
別の実施形態では、装置は、チャンバ本体、およびチャンバ本体の中に処理領域を画定するチャンバ本体に配設されたチャンバリッドと、チャンバリッドの下に配設されたターゲットと、処理領域においてリッドの下に配設されたコリメータと、コリメータに結合された電源とを含む。
さらなる別の実施形態では、金属含有エッチングストップ層を基板にスパッタ堆積させる方法は、基板を処理チャンバに移送するステップと、混合ガスを処理チャンバに供給するステップと、RF源電力を印加して、混合ガスからプラズマを形成し、それによって、処理チャンバに配設されたターゲットからの原材料をスパッタするステップと、処理チャンバに配設されたコリメータにDCバイアス電力を印加するステップと、スパッタされた原材料から基板上に金属層を堆積させるステップとを含む。
本発明の上述で列記した特徴が達成され、詳細に理解されるように、上述で簡単に要約された本発明のより特定の説明を、添付図面に示されている本発明の実施形態を参照して行うことができる。
本発明によるプロセスチャンバの1つの実施形態の概略断面図である。 本発明の1つの実施形態による双極性コリメータの1つの実施形態の上面図である。 本発明の1つの実施形態による時間の関数としてプロットされた図2の双極性コリメータに印加された電圧を示す図である。 本発明の1つの実施形態による双極性コリメータの別の実施形態を示す図である。 本発明の1つの実施形態による双極性コリメータのさらなる別の実施形態を示す図である。 本発明の1つの実施形態による金属層堆積プロセスの生産の間の基板の断面図である。 本発明の1つの実施形態による金属層堆積プロセスの生産の間の基板の断面図である。
理解を容易にするために、同一の参照番号は、可能な場合、図に共通する同一の要素を指定するために使用されている。ある実施形態の要素および特徴は、さらなる詳述なしに他の実施形態に有益に組み込まれ得ることが意図されている。
しかしながら、添付図面は本発明の例示的な実施形態しか示しておらず、それゆえに、本発明は他の等しく効果的な実施形態を認めることができるので添付図面は本発明の範囲を限定すると見なされるべきでないことに留意されたい。
本発明は、物理的気相堆積チャンバを通過する異なる方向性をもつイオンを加速させるのに利用することができる物理的気相堆積チャンバに配設された双極性コリメータを有する装置を提供する。1つの実施形態では、物理的気相堆積プロセスの間イオン軌道挙動を効率的に制御し、ボトムアップ充填能力を支援するようにイオン/ニュートラルフィルタ処理効果を効率的に制御するために、物理的気相堆積チャンバに配設されたコリメータに双極性DCバイアス電源を結合することができる。
図1は、本発明の1つの実施形態による、材料をスパッタ堆積させるのに好適である、双極性コリメータ118が中に配設されている物理的気相堆積(PVD)チャンバ100(例えば、スパッタプロセスチャンバ)を示す。本発明から利益を得るように構成することができるPVDチャンバの例には、カリフォルニア、サンタクララ、Applied Materials, Inc.から市販されているALPS(登録商標)PlusおよびSIP ENCORE(登録商標)PVD処理チャンバが含まれる。他の製造業者から入手できる処理チャンバも本明細書で説明する実施形態を実行するように構成できることが考えられる。
堆積チャンバ100は、堆積チャンバ100の内部容積部106を密閉する本体105を画定する上部側壁102、下部側壁103、およびリッド部分104を有する。上部側壁102と下部側壁103との間に、アダプタプレート107を配設することができる。ペデスタル108などの基板支持体が、堆積チャンバ100の内部容積部106に配設される。基板移送ポート109が、基板を内部容積部106の中におよび内部容積部から移送するために下部側壁103に形成される。
1つの実施形態では、堆積チャンバ100は、基板101などの基板に、例えば、チタン、アルミニウム酸化物、アルミニウム、アルミニウム酸窒化物、銅、タンタル、タンタル窒化物、タンタル酸窒化物、チタン酸窒化物、タングステン、またはタングステン窒化物を堆積させることができる物理的気相堆積(PVD)チャンバとしても知られているスパッタリングチャンバを含む。
ガス源110が、プロセスガスを内部容積部106に供給するために堆積チャンバ100に結合される。1つの実施形態では、プロセスガスは、不活性ガスと、非反応性ガスと、必要ならば反応性ガスとを含むことができる。ガス源110で供給することができるプロセスガスの例には、限定はしないが、数ある中で、アルゴンガス(Ar)、ヘリウム(He)、ネオンガス(Ne)、窒素ガス(N2)、酸素ガス(O2)、およびH2Oが含まれる。
内部容積部106の圧力を制御するために、ポンプデバイス112が内部容積部106と連通して堆積チャンバ100に結合される。1つの実施形態では、堆積チャンバ100の圧力レベルは、約1トール以下に維持することができる。別の実施形態では、堆積チャンバ100の圧力レベルは、約500ミリトール以下に維持することができる。さらなる別の実施形態では、堆積チャンバ100の圧力レベルは、約1ミリトールおよび約300ミリトールに維持することができる。
リッド部分104は、ターゲットなどのスパッタリング源114を支持することができる。1つの実施形態では、スパッタリング源114は、チタン(Ti)金属、タンタル金属(Ta)、タングステン(W)金属、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、それらの合金、それらの組合せなどを含む材料から製造することができる。本明細書に示されている例示的な実施形態では、スパッタリング源114は、チタン(Ti)金属、タンタル金属(Ta)、またはアルミニウム(Al)で製造することができる。
スパッタリング源114は、スパッタリング源114のための電力供給装置117を含む電源アセンブリ116に結合することができる。磁石の組を含むマグネトロンアセンブリ119がスパッタリング源114に隣接して結合され、それにより、処理の間スパッタリング源114から材料を効率的にスパッタするのを強化することができる。マグネトロンアセンブリの例には、数ある中で、電磁気直線的マグネトロン、サーペンタインマグネトロン、螺旋マグネトロン、二重指状突起(double−digitated)マグネトロン、長方形螺旋マグネトロンが含まれる。
1つの実施形態では、スパッタリング源114から叩き出された金属イオンへの電子場の発生を支援するために、第1の組の磁石194をアダプタプレート107と上部側壁102との間に配設することができる。それに加えて、材料をスパッタリング源114から叩き出すための電極場の発生を支援するために、第2の組の磁石196をリッド部分104に隣接して配設することができる。堆積チャンバ100のまわりに配設される磁石の数は、プラズマ解離およびスパッタリング効率を改善するのに必要なだけの数とすることができることに留意されたい。
必要に応じてスパッタリング源114とペデスタル108との間にバイアス電力を供給するために、追加のRF電源180をペデスタル108を通して堆積チャンバ100に結合することもできる。1つの実施形態では、RF電源180は、約400Hzと約60MHzとの間、例えば、約13.56MHzなどの周波数を有することができる。
コリメータ118が、内部容積部106においてスパッタリング源114とペデスタル108との間に位置づけられ得る。コリメータ118は、それを通過するイオンの方向を制御するように双極性モードのものとすることができる。制御可能な直流(DC)またはACコリメータ電源190をコリメータ118に結合して、双極性モードでコリメータ118を制御するように交互パルス正または負電圧をコリメータ118に供給することができる。双極性モードコリメータ118に関する詳細は、図2〜3を参照して以下でさらに論じる。本明細書に示す1つの実施形態では、電源190はDC電源である。
シールド管120が、コリメータ118とリッド部分104の内部との近くにあってもよい。コリメータ118は、ガスおよび/または材料流束を内部容積部106内に導くために複数の開孔を含む。コリメータ118は、シールド管120に機械的および電気的に結合することができる。1つの実施形態では、コリメータ118は、溶接法などによってシールド管120に機械的に結合され、それにより、コリメータ118はシールド管120と一体化される。別の実施形態では、コリメータ118は、チャンバ100内で電気的に浮いていてもよい。別の実施形態では、コリメータ118は、電力源に結合され、および/または堆積チャンバ100の本体105のリッド部分104に電気的に結合され得る。
シールド管120は、その上面に形成された凹部122を有する管状本体121を含むことができる。凹部122は、コリメータ118の下部表面との噛み合わせインタフェースを提供する。シールド管120の管状本体121は、管状本体121の残りの部分の内径よりも小さい内径を有する肩領域123を含むことができる。1つの実施形態では、管状本体121の内面は、肩領域123の内面までテーパ化表面124に沿って半径方向内側に移行する。シールドリング126が、チャンバ100において、シールド管120に隣接し、シールド管120とアダプタプレート107との中間に配設され得る。シールドリング126は、シールド管120の肩領域123とアダプタプレート107の内部側壁との対向する側によって形成される凹部128に少なくとも部分的に配設することができる。
1つの態様では、シールドリング126は、シールド管120の肩領域123の外径よりも大きい内径を含む軸方向に突き出ている環状側壁127を含む。半径方向フランジ130は環状側壁127から延びる。半径方向フランジ130は、シールドリング126の環状側壁127の内径表面を基準にして約90度(90°)よりも大きい角度で形成することができる。半径方向フランジ130は、その下部表面に形成された突出部132を含む。突出部132は、シールドリング126の環状側壁127の内径表面と実質的に平行な方位に半径方向フランジ130の表面から延びる円形リッジとすることができる。突出部132は、一般に、ペデスタル108に配設されたエッジリング136に形成された凹状フランジ134と噛み合うように構成される。凹状フランジ134は、エッジリング136に形成された円形溝とすることができる。突出部132と凹状フランジ134とが係合することにより、シールドリング126が、ペデスタル108の長手軸に関して中心に置かれる。基板101(リフトピン140に支持された状態で示されている)は、ペデスタル108とロボットブレード(図示せず)との間の座標位置決め較正(coordinated positioning calibration)によってペデスタル108の長手軸に対して中心に置かれる。このようにして、基板101を、堆積チャンバ100内で中心に置くことができ、シールドリング126を、処理の間基板101まわりで半径方向に中心を置くことができる。
動作時に、基板101が上にあるロボットブレード(図示せず)は、基板移送ポート109を通して延ばされる。ペデスタル108を下げて、ペデスタル108から延びているリフトピン140に基板101を移送できるようにすることができる。ペデスタル108および/またはリフトピン140の昇降は、ペデスタル108に結合された駆動部142で制御することができる。基板101は、ペデスタル108の基板受け面144上に下げることができる。基板101がペデスタル108の基板受け面144に位置づけられた状態で、スパッタ堆積を基板101に実行することができる。エッジリング136は、処理の間基板101から電気的に絶縁され得る。それゆえに、基板受け面144は、基板101がエッジリング136に接触するのを防止するために、基板101に隣接するエッジリング136の部分の高さよりも大きい高さを含むことができる。スパッタ堆積の間、基板101の温度は、ペデスタル208に配設された熱制御チャネル146を利用することによって制御することができる。
スパッタ堆積の後、基板101は、リフトピン140を利用してペデスタル108から離間された位置まで持ち上げることができる。上昇場所は、アダプタプレート107に隣接するシールドリング126およびリフレクタリング148の一方または両方に近接することができる。アダプタプレート107は、リフレクタリング148の下部表面とアダプタプレート107の凹表面152との中間でアダプタプレート107に結合された1つまたは複数のランプ150を含む。ランプ150は、赤外(IR)および/または紫外(UV)スペクトルなどにおける可視または近可視波長の光および/または放射エネルギーを供給する。ランプ150からのエネルギーを基板101の裏側(すなわち、下部表面)の方に半径方向に内側に集束して、基板101と、その上に堆積された材料とを加熱する。基板101を囲むチャンバ構成要素の反射面は、エネルギーが失われおよび/または利用されないことになる他のチャンバ構成要素から離れるように、基板101の裏側の方にエネルギーを集束する役目をする。アダプタプレート107は、加熱の間アダプタプレート207の温度を制御するために冷却剤源154に結合することができる。
基板101を所望の温度に制御した後、基板101は、ペデスタル108の基板受け面144の位置まで下げられる。基板101は、ペデスタル108の熱制御チャネル146を利用して、伝導を介して、迅速に冷却することができる。基板101の温度は、第1の温度から第2の温度までほんの数秒から約1分で下降することができる。基板101は、さらなる処理のために基板移送ポート109を通して堆積チャンバ100から取り出すことができる。基板101は、必要に応じて摂氏250度未満などの所望の温度範囲に維持することができる。
コントローラ198が堆積チャンバ100に結合される。コントローラ198は、中央処理装置(CPU)160、メモリ158、および支援回路162を含む。コントローラ198を利用して、プロセスシーケンスを制御し、それにより、ガス源110から堆積チャンバ100へのガス流を調整し、スパッタリング源114のイオン射突を制御する。CPU160は、工業環境で使用できる任意の形態の汎用コンピュータプロセッサとすることができる。ソフトウェアルーチンは、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリ、フロッピーもしくはハードディスクドライブ、または他の形態のデジタル記憶装置などのメモリ158に記憶することができる。支援回路162は、従来、CPU160に結合されており、キャッシュ、クロック回路、入力/出力サブシステム、電力供給装置などを含むことができる。ソフトウェアルーチンは、CPU160によって実行されると、堆積チャンバ100を制御する特定用途コンピュータ(コントローラ)198にCPUを変換し、その結果、プロセスが本発明に従って実行される。ソフトウェアルーチンは、さらに、チャンバ100から遠隔に配置された第2のコントローラ(図示せず)で記憶するおよび/または実行することもできる。
処理の間、材料は、スパッタリング源114からスパッタされ、基板101の表面に堆積される。スパッタリング源114および基板支持体ペデスタル108は、ガス源110によって供給されるプロセスガスから形成されるプラズマを維持するために、電源117または180によって互いに対してバイアスがかけられる。コリメータ118に印加されるDCパルスバイアス電力は、さらに、コリメータ118を通過するイオンおよびニュートラルの比を制御し、それによって、トレンチ側壁および底部充填性能を強化するのを支援する。プラズマからのイオンは、スパッタリング源114の方に加速され、スパッタリング源114に突き当たり、それにより、ターゲット材料が、スパッタリング源114から叩き出される。叩き出されたターゲット材料およびプロセスガスは、所望の組成物で基板101に層を形成する。
図2は、図1の堆積チャンバ100に配設することができる、コリメータ電源190に結合されたコリメータ118の上面図を示す。コリメータ118は、一般に、六角形壁226が六角形開孔244を最密配列で分離しているハニカム構造である。六角形開孔244のアスペクト比は、開孔244の深さ(コリメータの長さに等しい)を開孔244の幅246で割ったものとして定義することができる。1つの実施形態では、壁226の厚さは、約0.06インチと約0.18インチとの間にある。1つの実施形態では、壁226の厚さは、約0.12インチと約0.15インチとの間にある。1つの実施形態では、コリメータ118は、アルミニウム、銅、およびステンレス鋼から選択された材料で構成される。
コリメータ118のハニカム構造は、コリメータ118を通過するイオンの流路、イオン分率、およびイオン軌道挙動を最適化するための一体化流束オプティマイザ210として役立つことができる。1つの実施形態では、シールド部分892に隣接する六角形壁226は、面取り部250および半径部を有する。コリメータ118のシールド部分892は、コリメータ118を堆積チャンバ100中に設置するのを支援することができる。
1つの実施形態では、コリメータ118は、アルミニウムの単一の塊から機械加工することができる。コリメータ118は、オプションとして、被覆するかまたは陽極処理することができる。代替として、コリメータ118は、処理環境に適合する他の材料から製作することができ、さらに、1つまたは複数のセクションで構成することができる。代替として、シールド部分892および一体化流束オプティマイザ210は、別個の部片として形成され、溶接などの好適な取付け手段を使用して一緒に結合される。
コリメータ118は、基板101に対して垂直に近い選択された角度を超える角度でスパッタリング源114からの材料から放出されたイオンおよびニュートラルを捕捉するためのフィルタとして機能する。コリメータ118は、スパッタリング源114からの材料の中心または周辺領域から放出された異なる割合のイオンがコリメータ118を通過できるようにするために、必要に応じてコリメータ118の幅にわたってアスペクト比を変化させることができる。その結果として、基板101の周辺領域および中心領域上に堆積されるイオンの数およびイオンの到来角の両方が調節され制御される。それゆえに、材料は、基板101の表面にわたってより均一にスパッタ堆積され得る。追加として、材料は、高アスペクト比フィーチャの底部および側壁、特に、基板101の周辺の近くに配置された高アスペクト比のビアおよびトレンチに、より均一に堆積され得る。
図4〜5を最初に参照すると、図4〜5は、コリメータ400、500に形成された六角形開孔のアスペクト比(例えば、六角形開孔の深さを開孔の幅246で割ったものとして定義される)が異なっているコリメータ400、500の異なる実施形態を示す。コリメータ400、500は、それを通って延びる複数の開孔を有するものを含み、中心領域に配置された開孔は、コリメータの周辺領域に配置された開孔と異なるアスペクト比を有する。図4に示したコリメータ400の断面図の実施形態では、コリメータ400は、高アスペクト比を有する中心領域420および第1の周辺領域430を含むとともに、低アスペクト比を有する第2の周辺領域435を含む。図5に示したコリメータ500の断面図の実施形態では、コリメータ500は、高アスペクト比を有する中心領域520を含むとともに、低アスペクト比を有する第2の周辺領域540を含む。コリメータにおける六角形開孔のアスペクト比の設計および配列は、異なるプロセス要求を満たすために、必要に応じて任意の方法で変更または修正することができることに留意されたい。
1つの実施形態では、コリメータ118に結合されたコリメータ電源190は、基板101上への局所堆積を支援するために、電圧電力をコリメータ118にパルス出力または交互様式で供給することができる。コリメータ電源190は、必要に応じて単極性または双極性モードでコリメータ118を制御するために負および/または正電圧パルスをコリメータ118に供給するように構成される。1つの実施形態では、双極性モードで制御されるコリメータ118は、コリメータ118を通過するイオンおよびニュートラルの異なる比を作り出すようにイオンを制御し捕捉することができる。コリメータ118に印加された正電圧パルスは、プラズマ中の電子を基板表面の方に引っ張ることができ、一方、コリメータ118に印加された負電圧パルスは、プラズマ中の電子をターゲットの方にはね返すことができると確信される。それゆえに、交互の正および負電圧をコリメータ118にパルス出力することによって、コリメータ118を通過するイオンおよびニュートラルの方向性を効率的に制御することができる。
図3は、コリメータ118にDC電力を印加したとき、コリメータ118から検出された電圧信号302を示す。コリメータ電源190からコリメータ118に供給されるような電圧を、図3に示すように、パルスモードで制御して、交互の正電圧310および負電圧312をコリメータ118にパルス出力することができる。正および負電圧パルス310、312は、それぞれ、必要に応じて所定のパルス幅304、308(例えば、パルス時間)と、パルス振幅306、314(例えば、パルス電圧値)を有することができる。パルス変調(例えば、パルス幅およびパルス振幅)は、所望の堆積プロファイルをもたらすように制御される。例えば、ボトムアップ充填能力を強化するために、より方向性のあるイオンを基板表面の方に加速させることが望まれる実施形態では、正電圧を、より長いパルス幅(例えば、より長いパルス時間)で供給して、トレンチの底部の堆積を支援することができる。対照的に、全方向性イオンが、トレンチの側壁に堆積するか、またはトレンチのコーナーの堆積物をスパッタエッチングすることが望まれる実施形態では、負電圧を、より長いパルス幅(例えば、より長いパルス時間)で供給して、側壁堆積管理を強化することができる。コリメータ118に供給される電圧は、必要に応じて連続モードとすることもできることに留意されたい。
1つの実施形態では、コリメータ電源190からのDCバイアス電力パルスは、約400Hzと約60MHzとの間のバイアス周波数で、約5パーセント(例えば、5パーセントのオンおよび95パーセントのオフ)から約70パーセント(例えば、70パーセントのオンおよび30パーセントのオフ)の間、例えば、約5パーセントと約50パーセントとの間など、例えば、約15パーセントから45パーセントの間などのデューティサイクルを有することができる。代替として、コリメータ118にパルス出力されるDCバイアス電力のサイクルは、実行される期間の所定の数によって制御され得る。例えば、DCバイアス電力は、約1ミリ秒ごとと、約100ミリ秒ごととの間でパルス出力され得る。コリメータ118にパルス出力されるDCバイアス電力のデューティサイクルは、必要に応じて何度も繰り返すことができることに留意されたい。1つの実施形態では、DCバイアス電力は、約1キロワットと約10キロワットとの間で制御することができる。
1つの例示的な実施形態において、本明細書で示している堆積チャンバ100で利用されるスパッタリング源114からの材料は、図6Aに示すように基板101に配設された絶縁材料604に形成された開口602中に銅層を堆積させるように構成された銅合金である。堆積の間、混合ガスが堆積チャンバ100に供給されて、銅層606が、基板101に形成された開口602中への高いボトムアップ充填能力を伴って、スパッタされた材料から形成される。1つの実施形態では、混合ガスは、反応性ガス、非反応性ガス、不活性ガスなどを含むことができる。反応性ガスおよび非反応性ガスの例には、限定はしないが、数ある中で、O2、N2、N2O、NO2、NH3、およびH2Oが含まれる。不活性ガスの例には、限定はしないが、数ある中で、Ar、Ne、He、Xe、およびKrが含まれる。本明細書で示す1つの特定の実施形態では、プロセスチャンバに供給される混合ガスは、少なくとも1つの窒素含有ガスおよび/または不活性ガスを含む。銅含有合金から製作された金属合金ターゲットは、スパッタプロセスのためのスパッタリング源114の原材料として利用することができる。ここで説明するような銅(Cu)含有ターゲットは、単に例証目的のためのものであり、本発明の範囲を限定すると解釈されるべきでないことに留意されたい。それに加えて、スパッタリング源114として利用できる金属合金ターゲットは、Al、Ti、Ta、W、Co、Cr、Ni、それらの合金、それらの組合せなどからなる群からの材料で製作することができる。
混合ガスが、処理のために堆積チャンバ100に供給された後、高電圧電力をスパッタリング源114、例えば、Cuターゲットに供給して、スパッタリング源114からの金属Cu原材料をCu2+などの銅イオンの形態でスパッタする。スパッタリング源114と基板支持体ペデスタル108との間に印加されるバイアス電力は、堆積チャンバ100において混合ガスから形成されるプラズマを維持する。コリメータ118に供給されるDCバイアスパルス電力は、基板表面の方に達するイオン分率、比、およびイオン軌跡経路を制御するのを支援することができる。主としてプラズマの混合ガスからのイオンが、スパッタリング源214からの材料に射突し、その材料をスパッタして分離させる。スパッタリング堆積プロセス中に、混合ガスおよび/または他のプロセスパラメータを変更し、それによって、異なる膜品質要求のために所望の膜性質をもつ堆積膜606の勾配を作り出すことができる。
1つの実施形態では、RF源電力は、約400kHzと約13.56MHzとの間の周波数で、約500ワットと約25キロワットとの間で供給することができる。RFバイアス電力は、約13.56MHzまたは2MHzの周波数で、約0ワットと約3000ワットとの間で基板支持体に印加することができる。1つの実施形態では、RF源電力は、約400kHzと約13.56MHzとの間の周波数で、約100ワットと約3000ワットとの間で混合ガスに供給することができる。DCバイアス電力は、パルスモードで、約1キロワットと約4キロワットとの間でコリメータに印加することができる。DCバイアス電力は、必要に応じて連続モードでコリメータに印加できることに留意されたい。
混合ガスおよびパルスRFバイアス電力モードを与えて堆積プロセスを実行している間、いくつかのプロセスパラメータをさらに制御することができる。処理チャンバの圧力は、約0.5ミリトールと約500ミリトールとの間で、例えば、約1ミリトールと約100ミリトールとの間などで、例えば、約20ミリトールで制御することができる。基板温度は、摂氏約−40度と摂氏約450度との間に制御することができる。
堆積プロセスの後、銅層などの金属層606が、図6Bに示すように、良好な側壁および底部堆積管理によって開口602に共形に堆積され得る。絶縁材料604の層に画定された開口602が、想像線608で示しているように金属層606で完全に充填されるまで、堆積プロセスは連続的に実行できることに留意されたい。
このようにして、物理的気相堆積チャンバに配設された双極性コリメータを有する装置と、それを使用する方法とが、本明細書で提供された。物理的気相堆積チャンバで双極性コリメータを利用することによって、イオン/ニュートラルフィルタ処理効果の効率的な制御を得て、物理的気相堆積プロセスの間イオン軌道挙動を効率的に制御し、ボトムアップ充填能力を支援することができる。
前述は本発明の実施形態に関するが、本発明の基本範囲から逸脱することなく本発明の他の実施形態およびさらなる実施形態を考案することができ、本発明の範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。

Claims (13)

  1. コリメータであって、それを通って延びる複数の開孔を備えたコリメータを備え、
    前記コリメータは双極子であり、前記コリメータは、第1の周辺領域と第2の周辺領域の間に形成される中心領域を有しており、
    前記第1及び第2の周辺領域はそれぞれ、前記コリメータの最外エッジ周辺部を含んでおり、
    前記コリメータは、前記コリメータの全体にわたって形成されるハニカム構造を含んでおり、
    前記ハニカム構造は、前記コリメータに形成される前記開孔を画定しており、
    前記開孔は、前記中心領域から前記第2の周辺領域へ高さが低くなっており、
    前記第1の周辺領域のアスペクト比の部分は、前記中心領域のアスペクト比の部分と同じであり、
    前記第1の周辺領域の前記開孔は、前記中心領域の前記開孔と同じ高さを有しており、
    前記第1及び第2の周辺領域と前記中心領域は、前記第1の周辺領域と前記中心領域の第1の下面に平行な上面を共有しており、
    前記第2の周辺領域の第2の下面は、前記上面と前記第1の下面を横切る面内にある、装置。
  2. 前記コリメータに接続されたDC電源を更に備えている、請求項1に記載の装置。
  3. 前記コリメータに接続された極性電力供給装置を更に備えている、請求項1に記載の装置。
  4. 前記電源が双極性パルスDC電源である、請求項に記載の装置。
  5. 前記コリメータが双極性モードで構成される、請求項1に記載の装置。
  6. チャンバ本体と、前記チャンバ本体の中に処理領域を画定する前記チャンバ本体に配置されるチャンバリッドと、前記チャンバリッドの下に配設されたターゲット
    をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記ターゲットが、Al、Ti、Ta、W、Cr、Ni、Cu、Co、それらの合金、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから製造される、請求項に記載の装置。
  8. 前記ターゲットが銅から製造される、請求項に記載の装置。
  9. 前記コリメータの上方の前記チャンバ本体のまわりに配設された第1の磁石
    をさらに含む、請求項に記載の装置。
  10. 前記コリメータより下方の前記チャンバ本体のまわりに配設された第2の磁石
    をさらに含む、請求項に記載の装置。
  11. 前記チャンバリッドの上方に配設されたマグネトロンアセンブリ
    をさらに含む、請求項10に記載の装置。
  12. 前記処理チャンバに配設された基板支持体に結合されたRFバイアス電力
    をさらに含む、請求項に記載の装置。
  13. チャンバ本体、および前記チャンバ本体の中に処理領域を画定する前記チャンバ本体に配設されたチャンバリッドと、
    前記チャンバリッドの下に配設されたターゲットと、
    前記処理領域において前記リッドの下に配設されたコリメータを備え、
    前記コリメータは双極子であり、前記コリメータは、それを通って延びる複数の開孔を備え、
    前記コリメータは、第1の周辺領域と第2の周辺領域の間に形成される中心領域を有しており、
    前記第1及び第2の周辺領域はそれぞれ、前記コリメータの最外エッジ周辺部を含んでおり、
    前記第1及び第2の周辺領域は、そこに形成される高さが異なる前記開孔を有しており、
    前記コリメータは、前記コリメータの全体にわたって形成されるハニカム構造を含んでおり、
    前記ハニカム構造は、前記コリメータに形成される前記開孔を画定しており、
    前記開孔は、前記中心領域から前記第2の周辺領域へ高さが低くなっており、
    前記第1の周辺領域のアスペクト比の部分は、前記中心領域のアスペクト比の部分と同じであり、
    前記第1の周辺領域の前記開孔は、前記中心領域の前記開孔と同じ高さを有しており、
    前記第1及び第2の周辺領域と前記中心領域は、前記第1の周辺領域と前記中心領域の第1の下面に平行な上面を共有しており、
    前記第2の周辺領域の第2の下面は、前記上面と前記第1の下面を横切る面内にあり、
    更に、前記コリメータに接続されるDC電源
    を備える装置。
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