JP6548386B2 - X線条件決定装置、x線条件決定方法およびx線診断装置 - Google Patents

X線条件決定装置、x線条件決定方法およびx線診断装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、撮影条件決定装置、撮影条件決定方法およびX線診断装置に関する。
X線平面検出器(Flat_Panel_Detector:FPD)を有するX線診断装置では、撮影画像から検出器への入射線量指標となる線量指標(Exposure Index:以下、EIと呼ぶ)を算出することが可能である。また、EIを撮影毎に表示することにより、その撮影における検出器入射線量をおおよそ知ることができる。EIは、国際電気標準会議(International_Electric_Conference:IEC)にてIEC62494−1として規格化された指標であり、以下の手順で算出されるものである。1.撮影画像において関心領域を設定する(図22参照)。2.関心領域における代表画素値を算出する。ここで代表画素値とは、平均値、中央値および最頻値等である。3.代表画素値を入射線量と出力画素値との関係(図23参照)に基づいて検出器入射線量[μGy]に換算する。4.検出器入射線量に定数を乗じEIとする。
また、各検査プロトコルにおいて目標とするEI(Target_Exposure_Index:以下、EIと呼ぶ)を設定することが可能である。ここで検査プロトコルとは例えば、頭部正面、胸部正面、胸部側面、腹部正面、腰椎正面、腰椎側面、手正面、足正面等の検査における撮影部位と撮影方向とを含むプロトコルである。EIを各検査プロトコルにおいて予め設定することにより、撮影毎に算出されるEIからEIに対する変位指標(Deviation_Index:以下、DIと呼ぶ)を算出することが可能となる。表示画面にDIを表示することで、技師は、当該撮影における検出器入射線量が目標の検出器入射線量に対して大きかったか小さかったかを判断できる。具体的には、DI=0の場合はEI=EI、すなわち当該撮影における検出器入射線量が目標の検出器入射線量と等しかったことがわかる。DI>0の場合はEI>EI、すなわち当該撮影における検出器入射線量が目標の検出器入射線量に比して大きかったことがわかる。DI<0の場合はEI<EI、すなわち当該撮影における検出器入射線量が目標の検出器入射線量に比して小さかったことがわかる。
ここでEIは、撮影画像から算出される指標であるため、EIおよびEIから算出されるDIにより検出器入射線量が目標の検出器入射線量に対して大きいか小さいかを判断するのは、撮影後となる。そのため撮影前には、設定した撮影条件で目標の検出器入射線量に近い値が得られるかどうかを知ることはできない。特に、自動露出制御(Auto_Exposure_Control:AEC)機能を有さないポータブルFPDを用いる撮影術式では、目標の検出器入射線量を得るために、焦点−フィルム間距離(Source_Image_Distance:以下、SIDと呼ぶ)変更により撮影条件を変更したり、患者の体厚やグリッドの有無等に基づき撮影条件を変更したりすることは、撮影を行う技師の経験に基づき行われることになる。そのため、熟練した技師と経験の浅い技師とで、得られる検出器入射線量にばらつきが生じる可能性がある。すなわち、患者の被曝線量にばらつきが生じる。従って、被曝線量のばらつきを抑え適正な被曝線量となるように撮影条件を管理することは重要である。
特開2009−268801号公報
目的は、設定した撮影条件における検出器への入射X線線量をX線撮影前に推定可能なX線条件決定装置、X線条件決定方法およびX線診断装置を提供することにある。
本実施形態に係るX線条件決定装置は、X線撮影に関する撮影条件のうちの複数のX線条件を変数とする、X線検出器への入射X線量に関する入射線量指標の推定値分布を記憶する記憶部と、前記撮影条件の値を入力するための入力部と、前記入力部を介して前記複数のX線条件の少なくとも1つのX線条件の値が設定された場合、前記入射線量指標の値を保持しつつ、前記推定値分布に基づいて前記設定されたX線条件の値から前記複数のX線条件のうちの他のX線条件の値を決定する決定部と、前記推定値分布を前記入射線量指標に関する複数の値域を識別可能に表示する分布図として表示する表示部と、を具備する。
本実施形態に係るX線診断装置の概観図。 本実施形態に係るX線診断装置の構成図。 図2の記憶部が記憶する、管電圧と管電流時間積とを変数とする線量指標EIの推定値分布を示すテーブル。 図2の表示部が、管電圧と管電流時間積とを規定軸としたグラフに、管電圧が既定値かつ管電流時間積が既定値のときの変位指標DIの既定値を表示した図。 図2の決定部が、管電圧と管電流時間積とを規定軸としたグラフにおいて、管電圧を変更した場合に変位指標DI固定のもと管電流時間積を決定する説明をするための図。 本実施形態に係る変位指標DI分布の算出および表示の典型的な流れを示す図。 本実施形態に係る幾何学的条件の既定値および計測条件の既定値の場合の、変位指標DI分布の補正処理の典型的な流れを示す図。 図2の表示部が、管電圧と管電流時間積とを規定軸としたグラフに、複数の撮影条件各々が既定値のときの変位指標DIの推定値分布を表示した図。 図8の分布グラフにおいて、グリッド有無を変更した場合の図。 図9の分布グラフにおいて、SIDの値を変更した場合の図。 図10の分布グラフにおいて、管電圧の値を保持しつつ被検体厚の値を変更した場合の図。 図10の分布グラフにおいて、管電流時間積の値を保持しつつ被検体厚の値を変更した場合の図。 図12の分布グラフにおいて、変位指標DIの値を変更した場合の図。 図8の分布グラフにおいて、変位指標DI固定指示を解除した場合の図である。 図14の分布グラフにおいて、管電流時間積の値を変更した場合の図である。 図15の分布グラフにおいて、グリッドの有無を変更した場合の図である。 図16の分布グラフにおいて、SIDの値を変更した場合の図である。 図17の分布グラフにおいて、被検体厚の値を変更した場合の図である。 図16の分布グラフにおいて、管電圧の値を保持しつつ変位指標DIの値を変更した場合の図である。 図16の分布グラフにおいて、管電流時間積の値を保持しつつ変位指標DIの値を変更した場合の図である。 記憶部に蓄積された複数の変位指標DIと撮影前に表示されていた変位指標DIとの差分値に基づいて決定された、実際の撮影で表示されている変位指標DIが得られる確率密度関数を示す図。 従来例に係る、撮影画像において関心領域を設定する一例を示す図。 従来例に係る、入射線量と出力画素値との関係の一例を示す図。
以下、図面を参照しながら実施形態に係るX線条件決定装置、X線条件決定方法およびX線診断装置を説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
図1は、本実施形態に係るX線診断装置1の概観図である。図2は、本実施形態に係るX線診断装置1の構成図である。X線診断装置1は、撮影機構3とコンソール5とを含む。
撮影機構3は、X線管保持装置7を有する。図1および図2の場合X線管保持装置は撮影室の天井に設置される。X線管保持装置7は、X線管9を3次元的に移動可能に保持する。X線管9は、高電圧発生部11から高電圧の印加とフィラメント電流の供給とを受けてX線を発生する。高電圧発生部11は、X線曝射の開始を指示するための曝射スイッチ12を有する。
撮影機構3は、X線管9と対向するようにX線検出器13を有する。X線検出器13は例えば、平面検出器(Flat_Panel_Detector:FPD)により実現される。FPDは、2次元状に配列された複数の画素を有する。各画素は、X線管9から発生されたX線を検出し、検出されたX線を電気信号に変換する。各画素において発生された電気信号は、図示しないアナログディジタル変換器(Analog_to_Digital_Converter:以下、A/D変換器と呼ぶ)に出力される。A/D変換器は、電気信号をディジタルデータに変換する。A/D変換器は、ディジタルデータを後述する画像発生部15に出力する。
またX線診断装置1は、撮影機構3とともにコンソール5を備えている。コンソール5は、画像発生部15と、記憶部17と、表示部19と、入力部21と、決定部23と、分布補正部25と、インターフェース部27と、X線制御部29と、システム制御部31とを有する。
画像発生部15は、X線検出器13から出力されたディジタルデータに前処理を施して、X線画像を発生する。前処理とは、FPDにおけるチャンネル間の感度不均一の補正、及び脱落に関する補正等である。画像発生部15は、発生したX線画像を記憶部17に出力する。
記憶部17は、画像発生部15で発生されたX線画像を記憶する。記憶部17は、記憶したX線画像を適宜、表示部19、インターフェース部27等へ出力する。また記憶部17は、X線撮影に関する撮影条件のうちの複数のX線条件を変数とする、X線検出器への入射X線量に関する入射線量指標の推定値分布を記憶する。
ここで撮影条件は、X線条件、幾何学的条件および計測条件を指す。幾何学的条件は例えば、焦点−フィルム間距離(Source_Image_Distance:以下、SIDと呼ぶ)やグリッドの有無等である。計測条件は例えば、被検体厚等である。
X線条件は例えば、管電圧や管電流時間積等である。入射線量指標は例えば、線量指標EI(Exposure_Index)または変位指標DI(Deviation_Index)である。図3は、図2の記憶部17が記憶する、管電圧と管電流時間積とを変数とする線量指標EIの推定値分布を示すテーブルである。記憶部17は、検査プロトコル毎に図3のテーブルを有する。ここで検査プロトコルとは例えば、頭部正面、胸部正面、胸部側面、腹部正面、腰椎正面、腰椎側面、手正面、足正面等の検査における撮影部位と撮影方向とを含むプロトコルである。検査プロトコルは、X線撮影の撮影部位と撮影方向に関する情報を含む。また記憶部17は、X線撮影系により撮影された複数のX線画像の各々に、X線撮影前において入力部21により入力された又は決定部23により決定された入射線量指標の設定値を関連付けて記憶しても良い。なお記憶部17は、後述する入力部21から供給される操作者からの指示を記憶しても良い。記憶部17は、種々のデータ等を記憶しても良い。
表示部19は、種々の情報をモニタに表示する。表示部19は例えば、画像発生部15により発生されたX線画像を表示する。また表示部19は、推定値分布と設定されたX線条件の値と決定された他のX線条件の値とを図式的に表示する。また表示部19は、推定値分布と入射線量指標とを図式的に表示する。図4は、図2の表示部19が、管電圧と管電流時間積とを規定軸としたグラフに、管電圧が既定値かつ管電流時間積が既定値のときの変位指標DIの既定値すなわちDIを表示した図である。ここで、管電圧の既定値をVとする。管電流時間積の既定値をAとする。変位指標の既定値DIは、検査プロトコル毎に予め設定された目標とする線量指標EI(Target_Exposure_Index:以下、ターゲット線量指標EIと呼ぶ)と線量指標EIとの比の対数により算出できる。管電圧の既定値Vおよび管電流時間積の既定値Aは、検査プロトコル毎に推定値分布のテーブルと共に記憶部17に記憶される。管電圧の既定値Vと管電流時間積の既定値Aと対象の検査プロトコルに関する推定値分布のテーブルとから、変位指標DIの既定値DIが導出される。なお表示部19は、記憶部17に記憶されている任意の画像データを読み込み表示しても良い。
入力部21は、操作者等からの各種指示、命令、情報、選択、設定等を後述するシステム制御部31に入力する。具体的には入力部21は、操作者等からの撮影条件の値をシステム制御部31に入力する。
決定部23は、入力部21を介して撮影条件の値が設定された場合、推定値分布に基づいて設定された撮影条件の値からX線条件を決定する。具体的には例えば、決定部23は、入力部21を介して複数の撮影条件の少なくとも1つの撮影条件の値が設定された場合、入射線量指標の値を略一定範囲に保持しつつ、推定値分布に基づいて設定された撮影条件の値から複数の撮影条件のうちのX線条件の値を決定する。図5は、決定部23が、管電圧と管電流時間積とを規定軸としたグラフにおいて、管電圧を変更した場合に変位指標DI固定のもと管電流時間積を決定する説明をするための図である。図5における変位指標DIは、管電圧Vおよび管電流時間積Aを規定軸とした2次元座標系f(V,A)=DIの分布曲線で表される。変位指標DIは、図3のテーブルに基づいて算出される。図5を参照して具体的に説明すると、決定部23は、入力部21を介して管電圧がVからVに変更された場合、変位指標DIをDIに固定のもと、変更後の管電圧Vから変位指標f(V,A)=DIの分布曲線に基づいて管電流時間積Aを決定する。
分布補正部25は、入力部21を介して撮影条件の値が設定された場合、設定された撮影条件の値に基づいて推定値分布を補正する。具体的には例えば、分布補正部25は、入力部21を介して幾何学的条件と計測条件とのうちの少なくとも1つの撮影条件の値が設定された場合、設定された撮影条件の値に基づいて推定値分布を補正する。
インターフェース部27は、ネットワークを介して図示していないPACS(Picture_Archiving_and_Communication_Systems)や他のコンピュータに接続される。
X線制御部29は、システム制御部31からの指示に従って、高電圧発生部11の制御部に対してX線条件を設定する。高電圧発生部11に接続されている曝射スイッチ12を介した操作者の入力により、設定されたX線条件に応じた高電圧をX線管9に印可し、またX線条件に応じたフィラメント電流をX線管9に供給する。
システム制御部31は、コンソール5の中枢として機能する。システム制御部31は、コンソール5に含まれる各構成要素を統括的に制御し、本実施形態に係る各種動作を実現する。
なおコンソール5は、後述のX線条件決定方法によりX線条件を決定するX線条件決定装置として用いられる。X線条件決定装置は、X線診断装置1に組み込まれても良いし、X線診断装置や医用画像撮影装置等に接続された別体のコンピュータ装置でも良い。
以下、図6を参照しながら、本実施形態における一連の動作例を説明する。図6は、本実施形態に係る変位指標DI分布の算出および表示の典型的な流れを示す図である。図6はすなわち、X線条件決定方法の典型的な一例である。X線条件決定は、X線撮影の事前に行われる。
まずシステム制御部31は、操作者が入力部21を介して検査プロトコルを入力するのを待機する(ステップS11)。ステップS11において操作者は、例えば後述するように表示部19に表示された検査プロトコルA1をクリックして検査プロトコルの変更を入力する。
ステップS11が行われると、システム制御部31は、ステップS11で入力された検査プロトコルに関する線量指標EI分布を選択する(ステップS12)。ステップS12においてシステム制御部31は、記憶部17に記憶されたEI分布のうち、ステップS11で入力された検査プロトコルに関するEI分布を選択する。
ステップS12が行われると、システム制御部31は、ステップS12で選択された線量指標EI分布から変位指標DI分布を算出する(ステップS13)。ステップS13においてシステム制御部31は、ステップS12で選択された線量指標EI分布およびS11で入力された検査プロトコルに対応づけられた所定のターゲット線量指標EIから変位指標DI分布を算出する。
ステップS13が行われると、システム制御部31は表示部19に、ステップS11で入力された検査プロトコルにおける変位指標DI分布に重ねて、変位指標DIの既定値および複数のX線条件の既定値を表示させる(ステップS14)。ここで既定値とは、各種撮影条件および変位指標DI毎に予め設定された値で、記憶部17に記憶されている。既定値は、装置出荷時に予め設定されていても良いし、操作者により予め設定されていても良い。
ステップS14が行われると、システム制御部31は、入力部21を介してX線条件の設定指示が入力されるのを待機する(ステップS15)。ステップS15において操作者は、例えば後述するように表示部19に表示されたX線条件A2をクリックしてX線条件の変更を入力する。
ステップS15が行われると、システム制御部31は決定部23に、ステップS15で設定されたX線条件の値から複数のX線条件のうちの他のX線条件の値を決定させる(ステップS16)。ステップS16においてシステム制御部31は決定部23に、変位指標DIの既定値を略一定範囲に保持しつつ、ステップS13で算出された変位指標DI分布に基づいてステップS15で設定されたX線条件の値から複数のX線条件のうちの他のX線条件の値を決定させる。
ステップS16が行われると、システム制御部31は表示部19に、ステップS13で算出された変位指標DI分布に重ねて、ステップS15で設定されたX線条件の値とステップS16で決定されたX線条件の値とを表示させる(ステップS17)。
また、図6の流れ図において、幾何学的条件の既定値および計測条件の既定値に基づいてDIを算出している。以下図7を参照しながら、幾何学的条件および計測条件を考慮した場合の本実施形態における一連の動作例を説明する。図7は、本実施形態に係る幾何学的条件の既定値および計測条件の既定値を変更した場合の、変位指標DI分布の補正処理の典型的な流れを示す図である。
図7の流れ図は、図6の流れ図のステップS12における線量指標EI分布に対して行われる。すなわち、図7の補正処理は、図6の流れ図のステップS12における線量指標EI分布を補正するための処理である。なお図7におけるステップS23は、図6におけるステップS13に対応する。
まずシステム制御部31は、操作者が入力部21を介して幾何学的条件および計測条件を入力するのを待機する(ステップS21)。
ステップS21が行われると、システム制御部31は分布補正部25に、ステップS21で入力された幾何学的条件および計測条件に応じて、図6の流れ図のステップS12のEI分布を補正させる(ステップS22)。変位指標DI分布の補正処理により変位指標DI分布は、X線条件だけでなく幾何学的条件と計測条件とにより補正される。例えばSIDの値が入力部21を介して操作者によって設定された場合、分布補正部25はSIDの既定値とSIDの設定値とに応じた線量指標EI分布に乗算する。具体的には例えば分布補正部25は、管電圧がVかつ管電流時間積がAの場合、補正前のEIijに(SIDの既定値/SIDの設定値)の二乗を乗算することで補正前のEIijを補正する。例えば被検体厚の値が入力部21を介して操作者によって設定された場合、分布補正部25は被検体厚の既定値と被検体厚の設定値とに応じた線量指標EI分布に乗算する。具体的には例えば分布補正部25は、補正前のEIijにEXP(−減弱係数×(被検体厚−被検体圧の既定値))を乗算することで補正前のEIijを補正する。ここで減弱係数は管電圧毎に設定され、単位はkVである。例えばグリッドが有りから無しに入力部21を介して操作者によって設定された場合、分布補正部25は管電圧毎に設定されたグリッドの露出倍数を線量指標EI分布に乗算する。具体的には例えば分布補正部25は、補正前のEIijにグリッドの露出倍数を乗算することで補正前のEIijを補正する。ここで露出倍数は管電圧毎に設定され、単位はkVである。
ステップS22が行われると、システム制御部31は決定部23に、ステップS22で補正された線量指標EI分布および図6の流れ図のステップS11で入力された検査プロトコルに対応づけられた所定のターゲット線量指標EIから変位指標DI分布を算出させる(ステップS23)。ステップS22において線量指標EI分布は幾何学的条件と計測条件とにより補正されているため、補正された線量指標EI分布に基づいて算出された変位指標DI分布も幾何学的条件と計測条件とにより補正されたものである。
以下に、図6および図7の流れ図により算出された変位指標DI分布の表示例を示す。表示部19は、推定値分布を、複数の撮影条件のうちの特定の2つのX線条件により規定される2次元直交座標系にX線入射指標の値が割り当てられた分布図として表示する。図8は、図2の表示部19が、管電圧と管電流時間積とを規定軸としたグラフに、複数の撮影条件各々が既定値のときの変位指標DIの推定値分布を表示した図である。表示部19は、管電圧と管電流時間積とを規定軸とした分布グラフを、変位指標DIに関する複数の値域を異なる色で表示する。
表示部19は、分布グラフに並べて検査プロトコルA1を表示する。なお表示部19は、術式をポータブルに固定して表示している。本実施形態では術式について特筆はしない。表示部19は、分布グラフに並べてX線条件A2を表示する。表示部19は、分布グラフに並べて幾何学的条件A3を表示する。表示部19は、分布グラフに並べて計測情報A4を表示する。表示部19は、分布グラフに並べてターゲットEI(EI)A5を表示する。表示部19は、分布グラフに並べて変位指標DIの値A6を表示する。表示部19は、分布グラフに並べて変位指標DIに関する複数の値域と色との対応を示す情報A7を表示する。表示部19は、分布グラフに並べて変位指標DIの固定指示を入力するためのDI固定指示ボタンA8を表示する。なおボタンA8を操作し固定指示を外した場合については、後述する応用例1で説明する。表示部19は、分布グラフに並べて、撮影された複数のX線画像の変位指標DIの統計解析結果の表示指示を入力するための実績ボタンA9を表示する。
ここで曲線A10は、変位指標DI=0を示す曲線である。図8の場合、DI固定支持ボタンにより固定指示が入力されかつ変位指数DIはA6に表示されているとおり0である。すなわち図8において、撮影条件すなわちX線条件A2、幾何学的条件A3および計測情報A4が変更された場合にも、DI=0に固定される。
また、分布グラフは、2つのX線条件の各々の値を指定するためのスクロールバーA11を含む。図8ではスクロールバーA11は、分布グラフの横軸すなわち管電圧の値と縦軸すなわち管電流時間積の値とを指定するためのものである。表示部19は、スクロールバーA11に推奨設定範囲A12を強調して表示する。具体的には例えば表示部19は、色等で強調して推奨設定範囲A12を表示する。推奨設定範囲は例えば検査プロトコル毎に、適切な管電圧が予め設定される。管電圧の推奨設定範囲の設定は、装置出荷時に予め設定されていても良いし、操作者により予め設定されていても良い。管電圧の推奨設定範囲と変位指標DIの値A6における曲線A10とに基づいて、管電流時間積の推奨設定範囲が決定される。
図9は、図8の分布グラフにおいて、グリッド有無を変更した場合の図である。グリッドの有無すなわち幾何学的条件を変更することにより、図7の流れ図に示す補正処理によりDI分布は補正される。
図10は、図9の分布グラフにおいて、SIDの値を変更した場合の図である。SIDの値すなわち幾何学的条件を変更することにより、図7の流れ図に示す補正処理によりDI分布は補正される。
図11は、図10の分布グラフにおいて、管電圧の値を保持しつつ被検体厚の値を変更した場合の図である。被検体厚の値すなわち計測条件を変更することにより、図7の流れ図に示す補正処理により変位指標DI分布は補正される。補正処理において、管電圧の値は指示に従い保持される。
図12は、図10の分布グラフにおいて、管電流時間積の値を保持しつつ被検体厚の値を変更した場合の図である。被検体厚の値すなわち計測条件を変更することにより、図7の流れ図に示す補正処理により変位指標DI分布は補正される。補正処理において、管電流時間積の値は指示に従い保持されようとするが、図12において保持目標とする管電流時間積1.4mAsに対応する管電圧は存在しない。従って、決定部23は、管電圧の推奨設定範囲のうち最大の130kVと、それに対応する管電流時間積2.2mAsとの値を決定する。
上記のとおり、本実施形態に係るX線診断装置1によれば、各種撮影条件の値に応じたX線撮影前に検出器への入射X線線量を推定することができる。操作者は、固定した変位指標DIに応じて各種撮影条件を設定し、当該撮影にとって最適な撮影条件を決定することができる。また、ある撮影条件を変更した場合のX線条件の変化を推定することができ、操作者はX線条件変更の影響を把握できる。従って、本実施形態に係るX線診断装置1によれば、操作者にとってX線条件設定が容易になる。また、例えば妊婦や子供に対しては放射線量に関する変位指数DIを低めに設定することで放射線の被曝を低減するなどの調整も容易になる。
次に本実施形態の種々の応用例について説明する。なお以下の説明において、本実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
(応用例1)
上記実施形態では決定部23は、変位指標DIを固定のもと各種撮影条件を変更することによりX線条件を決定した。応用例1に係るX線診断装置1は、変位指標DIの固定を解除できる。変位指標DIの固定解除は、図8に示したDI固定指示ボタンA8により指示可能である。変位指標DIの固定を解除することにより、1つの撮影条件を変えた際の変位指標DIの値を算出することができる。
図14は、図8の分布グラフにおいて、変位指標DI固定指示を解除した場合の図である。図8と比べ、変位指標DI固定指示ボタンA8のチェックが外れている。変位指標DIは変動するため、変位指標DIの一定値を示す曲線A10は表示されない。また説明を簡単にするため、スクロールバーA11および推奨設定範囲A12は省略する。
図15は、図14の分布グラフにおいて、管電流時間積の値を変更した場合の図である。決定部23は、管電流時間積の値の変更を受けて、変位指標DIの値を決定する。
図16は、図15の分布グラフにおいて、グリッドの有無を変更した場合の図である。決定部23は、グリッドの有無の値の変更を受けて、変位指標DIの値を決定する。
図17は、図16の分布グラフにおいて、SIDの値を変更した場合の図である。決定部23は、SIDの値の変更を受けて、変位指標DIの値を決定する。
図18は、図17の分布グラフにおいて、被検体厚の値を変更した場合の図である。決定部23は、被写体厚の値の変更を受けて、変位指標DIの値を決定する。
図19は、図16の分布グラフにおいて、管電圧の値を保持しつつ変位指標DIの値を変更した場合の図である。決定部23は、管電圧の値を保持しつつ変位指標DIの値の変更を受けて、管電流時間積の値を決定する。
図20は、図16の分布グラフにおいて、管電流時間積の値を保持しつつ変位指標DIの値を変更した場合の図である。決定部23は、管電流時間積の値を保持しつつ変位指標DIの値の変更を受けて、管電圧の値を決定する。
上記のとおり、本実施形態に係るX線診断装置1によれば、X線撮影前に検出器への入射X線線量を推定することができる。具体的には、1つのX線条件を変更した場合の入射X線線量の変化を推定することができ、操作者はX線条件変更の影響を把握できる。従って、例えばX線条件および変位指標DIを略決定した後に微調整を行う際に操作者は変位指標DIの変化を視覚的に把握することができ、X線条件設定が容易になる。
(応用例2)
応用例2に係るX線診断装置1は、撮影後に複数のX線画像を解析することにより実際に算出された変位指標DIを蓄積できる。応用例2に係るX線診断装置1は、算出部41と、統計解析部43とをさらに備える。
記憶部17は、撮影前に計算された変位指数DIを検査プロトコル毎に記憶する。記憶部17は、算出部41により算出された変位指数DIを検査プロトコル毎に記憶する。記憶部17は、統計解析部43により解析された統計値を検査プロトコル毎に記憶する。
算出部41は、複数のX線画像にそれぞれ画像処理を施して複数のX線画像に関するX線量指標の複数の計算値を算出する。具体的には例えば、算出部41は、複数のX線画像にそれぞれ画像処理を施して複数のX線画像に関する変位指数DIを算出する。複数のX線画像は、本実施形態におけるX線診断装置1によって過去に撮影されたものである。なお、本実施形態におけるX線診断装置1と同一機種のX線診断装置で撮影されたX線画像でも良い。さらに、本実施形態におけるX線診断装置1と類似したX線診断装置で撮影されたX線画像でも良い。ただしその場合、蓄積データによる統計解析の信頼度は低下する。複数のX線画像および複数のX線画像それぞれに関する変位指数DIは、記憶部17に蓄積される。
統計解析部43は、複数のX線画像に関する変位指数DIの設定値と複数のX線画像の変位指数DIの計算値とに統計解析を施す。複数のX線画像に関する変位指数DIの設定値は、検査プロトコル毎に記憶部17に記憶されている。具体的には例えば統計解析部43は、記憶部17に蓄積された複数のX線画像に関する変位指数DIの設定値と撮影前に表示されていた変位指数DIとの差分値(x)全てから、差分値(x)全ての平均値(m)および差分値(x)全ての標準偏差(σ)を算出する。統計解析部43は、算出された平均値(m)および標準偏差(σ)から、正規分布を生成する。生成された正規分布は、実際の撮影で、現在表示画面における変位指数DIの欄A6に表示されている変位指数DIが得られる確率密度関数を示すものである。この正規分布は、x=0の位置が、表示されている変位指数DIの位置になるように実績画面に表示される。x=0はすなわち、記憶部17に蓄積された複数の変位指数DIの設定値と現在表示画面における変位指数DIの欄A6に表示されている変位指数DIとの差分値とが等しいことを示す。
表示部19は、統計解析部43による統計解析結果を表示する。なお表示部19は、統計解析結果を表示する入力するための実績表示ボタンA9を表示する。操作者等が実績表示ボタンA9を介して実績の表示を指示すると、表示部19は、図21のような統計解析結果を示す実績画面を表示する。図21は、記憶部17に蓄積された複数の変位指数DIと撮影前に表示されていた変位指数DIとの差分値に基づいて決定された、現在表示画面における変位指数DIの欄A6に表示されている変位指数DIが得られる確率密度関数を示す図である。図21は、撮影前に変位指数DI=−1と設定した場合、記憶部17に蓄積された複数の変位指数DI=−1を中心とした正規分布を示す。
上記のとおり、本実施形態に係るX線診断装置1によれば、X線撮影前に検出器への入射X線線量を推定することができる。また、撮影前に表示されている入射X線線量における記憶部17に蓄積された複数のX線画像に関する入射X線線量の確率分布を表示することができる。従って、操作者は撮影前に推定された入射X線線量でX線撮影を行ったときの、過去のX線画像に関する入射X線線量の確率分布すなわち推定の信頼性を把握することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…X線診断装置、3…撮影機構、5…コンソール、7…X線管保持装置、9…X線管、11…高電圧発生部、12…曝射スイッチ、13…X線検出器、15…画像発生部、17…記憶部、19…表示部、21…入力部、23…決定部、25…分布補正部、27…インターフェース部、29…X線制御部、31…システム制御部、41…算出部、43…統計解析部

Claims (25)

  1. X線撮影に関する撮影条件のうちの複数のX線条件を変数とする、X線検出器への入射X線量に関する入射線量指標の推定値分布を記憶する記憶部と、
    前記撮影条件の値を入力するための入力部と、
    前記入力部を介して前記複数のX線条件の少なくとも1つのX線条件の値が設定された場合、前記入射線量指標の値保持しつつ、前記推定値分布に基づいて前記設定されたX線条件の値から前記複数のX線条件のうちの他のX線条件の値を決定する決定部と、
    前記推定値分布を、前記入射線量指標に関する複数の値域を識別可能に表示する分布図として表示する表示部と、
    を具備するX線条件決定装置。
  2. 前記表示部は、前記推定値分布と前記設定されたX線条件の値と前記決定された他のX線条件の値とを図式的に表示する、請求項1記載のX線条件決定装置。
  3. 前記表示部は、前記推定値分布と前記入射線量指標の既定値とを図式的に表示する、請求項1又は2記載のX線条件決定装置。
  4. 前記表示部は、前記推定値分布を、前記複数のX線条件のうちの特定の2つのX線条件により規定される2次元直交座標系に前記入射線量指標の値が割り当てられた分布図として表示する、請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のX線条件決定装置。
  5. 前記表示部は、前記分布図において、前記入射線量指標に関する複数の値域を異なる色で表示する、請求項4記載のX線条件決定装置。
  6. 前記表示部は、前記分布図に並べて前記X線条件の値を表示する、請求項4記載のX線条件決定装置。
  7. 前記表示部は、前記分布図に並べて検査名を表示する、請求項4記載のX線条件決定装置。
  8. 前記分布図は、前記特定の2つのX線条件の各々の値を指定するためのスクロールバーを含む、請求項4記載のX線条件決定装置。
  9. 前記表示部は、前記スクロールバーに推奨範囲を強調して表示する、請求項8記載のX線条件決定装置。
  10. 前記撮影条件は、X線撮影系に関する幾何学的条件と被検体に関する計測条件とを含み、
    前記入力部を介して前記幾何学的条件と前記計測条件とのうちの少なくとも1つの撮影条件の値が設定された場合、前記設定された撮影条件の値に基づいて前記推定値分布を補正する補正部をさらに備える、
    請求項1記載のX線条件決定装置。
  11. 前記決定部は、前記入力部を介して前記少なくとも1つのX線条件の値が設定された場合、前記入射線量指標の値を保持しつつ、前記補正された推定値分布に基づいて前記設定されたX線条件の値から前記他のX線条件の値を決定する、請求項10記載のX線条件決定装置。
  12. 前記表示部は、前記分布図と前記幾何学的条件とを含む表示画面を表示する、請求項10記載のX線条件決定装置。
  13. 前記表示部は、前記分布図と前記計測条件とを含む表示画面を表示する、請求項10記載のX線条件決定装置。
  14. 前記表示部は、前記分布図と前記入射線量指標の値の固定指示および変動指示を入力するためのボタンとを含む表示画面を表示する、請求項10記載のX線条件決定装置。
  15. 前記決定部は、前記入力部を介して前記入射線量指標の値の変動指示を入力されかつ前記少なくとも1つのX線条件の値が設定された場合、前記補正された推定値分布に基づいて前記設定されたX線条件の値から前記他のX線条件の値および前記入射線量指標の値を決定する、請求項14記載のX線条件決定装置。
  16. 前記記憶部は、検査名ごとに前記推定値分布を記憶する、請求項1記載のX線条件決定装置。
  17. 前記複数のX線条件は、管電圧および管電流時間積を含む、請求項1記載のX線条件決定装置。
  18. 前記幾何学的条件は、SIDおよびグリッドの有無を含む、請求項10記載のX線条件決定装置。
  19. 前記計測条件は、被検体厚を含む、請求項10記載のX線条件決定装置。
  20. 前記検査名は、X線撮影の撮影部位と撮影方向とに関する情報を含む、請求項16記載のX線条件決定装置。
  21. X線撮影系により撮影された複数のX線画像の各々に、X線撮影前において前記入力部により入力された又は前記決定部により決定された前記入射線量指標の設定値を関連付けて記憶する画像記憶部をさらに備える、請求項1記載のX線条件決定装置。
  22. 前記複数のX線画像にそれぞれ画像処理を施して前記複数のX線画像に関する前記入射X線量の複数の計算値を算出する算出部と、
    前記複数のX線画像に関する前記入射X線量の設定値と前記複数のX線画像の前記入射X線量の計算値とに統計解析を施す統計解析部と、
    をさらに備え、
    前記表示部は、前記統計解析部による統計解析結果を表示する、
    請求項21記載のX線条件決定装置。
  23. 前記表示部は、前記統計解析結果を表示するためのボタンを表示する、請求項22記載のX線条件決定装置。
  24. X線撮影に関する撮影条件のうちの複数のX線条件の少なくとも1つのX線条件の値が設定された場合、X線検出器への入射X線量に関する入射線量指標の値を保持しつつ、前記複数のX線条件を変数とする、X線検出器への入射X線量に関する入射線量指標の推定値分布に基づいて前記設定されたX線条件の値から前記複数のX線条件のうちの他のX線条件の値を決定し、前記推定値分布を前記入射線量指標に関する複数の値域を識別可能に表示する分布図として表示する、
    ことを具備するX線条件決定方法。
  25. X線を発生するX線管と、
    前記X線管により発生されたX線を検出するX線検出器と、
    X線撮影に関する撮影条件のうちの複数のX線条件を変数とする、前記X線検出器への入射X線量に関する入射線量指標の推定値分布を記憶する記憶部と、
    前記撮影条件の値を入力するための入力部と、
    前記入力部を介して前記複数のX線条件の少なくとも1つのX線条件の値が設定された場合、前記入射線量指標の値を保持しつつ、前記推定値分布に基づいて前記設定されたX線条件の値から前記複数のX線条件のうちの他のX線条件の値を決定する決定部と、
    前記推定値分布を前記入射線量指標に関する複数の値域を識別可能に表示する分布図として表示する表示部と、
    を具備するX線診断装置。
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