JP6548158B2 - 収納装置 - Google Patents

収納装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6548158B2
JP6548158B2 JP2015153777A JP2015153777A JP6548158B2 JP 6548158 B2 JP6548158 B2 JP 6548158B2 JP 2015153777 A JP2015153777 A JP 2015153777A JP 2015153777 A JP2015153777 A JP 2015153777A JP 6548158 B2 JP6548158 B2 JP 6548158B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage
plate
article
front plate
article drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015153777A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017029489A (ja
Inventor
和彦 稲岡
和彦 稲岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2015153777A priority Critical patent/JP6548158B2/ja
Publication of JP2017029489A publication Critical patent/JP2017029489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6548158B2 publication Critical patent/JP6548158B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、収納装置に関する。
従来より、食器洗い乾燥機や食器乾燥庫等の庫内と庫外との空気を流通させる通気口が設けられた物品収納庫を備えた収納装置が知られている。
例えば、下記特許文献1には、キッチンカウンターの下側に設置される食器洗い乾燥機が開示されている。この食器洗い乾燥機は、前面に蒸気などを排出するための排気口を設けた構成とされている。
特開2006−280552号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された食器洗い乾燥機のように、前面に排気口を設けた構成とすれば、厨房装置の前面の一部となる食器洗い乾燥機の前面の見栄えが悪くなるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、通気口を目立ち難くし得る収納装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る収納装置は、物品収納庫を備えた収納装置であって、前記物品収納庫は、上面側に通気口を設けた構成とされ、かつ、正面視して該物品収納庫の前板と、この前板の直上に配される天板または収納部の前板と、の間に前記通気口に連通する通気路となる隙間が形成されるように設置される構成とされており、前記物品収納庫の上面側に、直上に配される前記天板または前記収納部の底板の下面に当接される当接部が設けられ、該当接部が当接された状態で前記隙間が形成される構成とされていることを特徴とする。
本発明に係る収納装置は、上述のような構成としたことで、通気口を目立ち難くすることができる。
本発明の一実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示し、図7におけるX−X線矢視に対応させた一部省略概略縦断面図である。 図1におけるY1部及びY2部に対応させた一部省略概略拡大縦断面図である。 図2に対応させた一部省略概略拡大縦断面図である。 同収納装置が備える物品収納庫の一例を模式的に示す概略平面図である。 同収納装置の設置方法の一例を模式的に示す図1に対応させた一部省略概略分解縦断面図である。 同収納装置の設置方法の一例を模式的に示す図2に対応させた一部省略概略拡大縦断面図である。 同収納装置の概略正面図である。 本発明の他の実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図1に対応させた一部破断概略縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の各実施形態では、設置された収納装置の物品収納庫の利用可能な側において対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図7は、第1実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る収納装置1は、図1及び図2に示すように、物品収納庫20と、この物品収納庫20の直上に配される天板5と、を備えている。また、物品収納庫20は、上面側に通気口26,27を設けた構成とされ、かつ、正面視して当該物品収納庫20の前板28と、この前板28の直上に配される天板5と、の間に通気口26,27に連通する通気路となる隙間G1が形成されるように設置される構成とされている。
物品収納庫20は、庫内と庫外との空気を流通させるための通気口26,27が設けられるものであればよい。本実施形態では、物品収納庫20を、内部に収容された食器や調理器具等を乾燥させる乾燥機能を備えた物品乾燥庫(食器乾燥庫)20としている。
また、本実施形態では、図7に示すように、収納装置1を、物品乾燥庫20の間口方向両方側または一方側に隣接して設けられる収納部2,3を備えた構成としている。また、収納装置1に、物品乾燥庫20の間口方向両方側に隣接して設けられる収納部として、流し台収納部2と第1作業台収納部3とを設けた構成とし、収納装置1を、厨房装置1としている。また、この厨房装置1に、調理台収納部4を設けた構成としている。図例では、調理台収納部4を、第1作業台収納部3の反物品乾燥庫側に隣接させて設けた例を示している。
また、本実施形態では、流し台収納部2と第1作業台収納部3との間に設けられる物品乾燥庫20を、当該物品乾燥庫20を支持する下段収納部11とによって、第2作業台収納部10を構成するものとしている。
天板5は、これら収納部2,3,4,10の上面側を覆うように配設され、調理台天板としてのキッチンカウンターを構成する。この天板5は、横並び状に配設される各収納部2,3,4,10の上面側を一連状に覆う単一のものとしてもよく、複数枚からなるものとしてもよい。
また、天板5は、平面視して略矩形状とされている。また、天板5には、流し台収納部2に設けられるシンク(水槽)及び調理台収納部4に設けられる加熱機器としてのコンロが組み込まれる。これらシンク及びコンロは、天板5に設けられた開口に嵌め込まれるように固定されるものとしてもよい。また、シンクの後方側には、水栓金具が配設される。なお、シンクを天板5に一体的に形成した態様としてもよい。
本実施形態では、この天板5の手前側端部に、下方側に向けて垂れ下がるように前垂れ部6を設けた構成としている。この前垂れ部6は、図7に示すように、天板5の間口方向の全長に亘って一体的に設けられており、全長に亘って一様な上下寸法とされている。また、この前垂れ部6は、厚さ方向を前後方向に沿わせた薄板状とされている。また、図例では、この前垂れ部6を含み、天板5の前端部の厚さ寸法を他の部位よりも上方に向けて突出させるように僅かに厚くし、天板5の前端部上面に堰部を設けた例を示している。
また、天板5の後端部に、上方側に向けて立ち上がるように立上部を設けた構成としている。この立上部は、天板5の間口方向の全長に亘って一体的に設けられており、全長に亘って一様な上下寸法とされている。
また、天板5の下面側(裏面側)に裏打ち材7を設けた構成としている。この裏打ち材7は、天板5の下面側の四周端部に沿うように枠状に設けられたものとしてもよい。図例では、天板5の前端部の下面側の裏打ち材7を、前垂れ部6の後面に当接させるように設けた例を示している。また、間口方向途中部位等にも長手方向を前後方向に沿わせた桟状の裏打ち材7を設けた構成としてもよい。
また、この裏打ち材7は、上下方向に沿う寸法(厚さ寸法)が前垂れ部6の上下寸法よりも小さい寸法とされている。つまり、図2に示すように、前垂れ部6の下端6aが裏打ち材7の下面よりも下方側に位置する構成とされている。
この天板5の直下に設けられる各収納部2,3,4は、それぞれがキャビネット本体を構成するように箱状とされ、図7に示すように、その前面側が上下に複数段に区画された構成とされている。
これら収納部2,3,4は、一部の詳細な図示を省略しているが、間口方向両側の側板3d(図5等参照)や、背板、底板を備え、その上方側が天板5に閉塞されて前方に開口する箱状とされ、その内方空間が収納空間とされている。
各収納部2,3,4の前面開口は、上段前板2a,3a,4a、中段前板2b,3b,4b及び下段前板2c,3c,4cによって覆われている。これら上段前板2a,3a,4a、中段前板2b,3b,4b及び下段前板2c,3c,4cは、閉鎖状態で、それぞれの前面を前後方向で互いに一致させて配置される。図例では、閉鎖状態の各前板2a,2b,2c,3a,3b,3c,4a,4b,4cの前面を、前後方向において前垂れ部6よりも僅かに後方側に位置させた例を示している(図5及び図6参照)。また、横並び状に配される上段前板2a,3a,4a同士、中段前板2b,3b,4b同士及び下段前板2c,3c,4c同士のそれぞれを、互いに同高さ寸法(上下寸法)で、かつ同高さに配される構成としている。
流し台収納部2は、収納空間の上側領域にシンクが収容される。この流し台収納部2のシンクの前方に配される上段前板2aは、開放不能な化粧前板としてもよく、または薄型収納を開閉する前板としてもよい。また、流し台収納部2の中段前板2b及び下段前板2cは、前後方向に出し入れ自在に収容される中段抽斗及び下段抽斗の前板としてもよい。
第1作業台収納部3の上段前板3a、中段前板3b及び下段前板3cも同様、前後方向に出し入れ自在に収容される上段抽斗、中段抽斗及び下段抽斗の前板としてもよい。
調理台収納部4は、収納空間の上側領域にコンロが収容される。図例では、調理台収納部4の上段部の前面を、グリルの前面と小抽斗の前板4aとしている。また、この調理台収納部4の中段前板4b及び下段前板4cも上記同様、前後方向に出し入れ自在に収容される中段抽斗及び下段抽斗の前板としてもよい。
また、これら収納部2,3,4の前板2b,2c,3a,3b,3c,4b,4cには、適宜の取手が設けられる。図例では、流し台収納部2及び調理台収納部4の上段部の前板2a,4a以外の前板2b,2c,3a,3b,3c,4b,4cに、長手方向を間口方向に沿わせた長尺バー状の取手を設けた例を示している。なお、流し台収納部2の上段前板2aにも同様な取手を設けた態様としてもよい。また、各収納部2,3,4の各前板に設けられる取手としては、前板の前面に付設状に設けられるものに限られず、各前板の上端部に間口方向に沿って延びるようにライン状に設けられる掘り込み状の取手としてもよい。
また、これら収納部2,3,4の下端部前方側部位を、下端部前方に蹴込空間が形成されるように後退させた例を示している。つまり、各収納部2,3,4の下段前板2c,3c,4cの下側部位を後退させた構成としている。なお、これら収納部2,3,4の収納は、上記したような抽斗に限られず、開き収納等としてもよい。この場合は、上記した各抽斗の前板2b,2c,3a,3b,3c,4a,4b,4cを、開き戸として把握するようにしてもよい。
また、図例では、厨房装置1の間口方向両側端部にエンドパネル(サイドパネル)8,8を設けた例を示している。なお、当該厨房装置1の設置態様によっては、これらエンドパネル8,8の両方または一方を設けないようにしてもよい。
第2作業台収納部10は、図1及び図7に示すように、天板5の下方側において上下に配される物品乾燥庫20と下段収納部11とを備えている。
下段収納部11は、間口方向に沿う寸法が間口方向両方側に隣接して設けられる収納部2,3の側板3d間の間口方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。
この下段収納部11は、間口方向両側の側板12と、これら側板12の上端部に架け渡されるように設けられた上板13と、を備え、物品乾燥庫20が載置される載置台を構成する。図例では、この下段収納部11に、底板と背板とを設けた例を示している。
また、この下段収納部11の両側板12に、間口方向両方側に隣接して設けられる収納部2,3の側板3dが当接される。
また、この下段収納部11の下段前板18は、図7に示すように、他の収納部2,3,4の下段前板2c,3c,4cと高さ寸法が同寸法とされ、かつ同高さに配される構成とされている。また、この下段前板18は、閉鎖状態で、他の収納部2,3,4の下段前板2c,3c,4cと互いの前面を前後方向で一致させて配置される構成とされている。また、上記同様、第2作業台収納部10の下端部前方に蹴込空間が形成されるように、この下段前板18の下側部位を後退させた構成としている。
また、図例では、この下段前板18を、前後方向に出し入れ自在に収容される下段抽斗17の前板としている。また、図例では、この下段前板18の前面に上記同様の取手を設けた例を示している。
上板13は、第2作業台収納部10を上下に区画するように横仕切板状に設けられる構成とされている。図5に示すように、この上板13と間口方向両方側の収納部2,3の側板3dと天板5とによって前方に向けて開口し、かつ物品乾燥庫20が収容される収容空間9が区画される。
また、本実施形態では、この上板13の上面側に、物品乾燥庫20が載置される載置部15,16を設けている。この載置部15,16は、例えば、上板13の四隅に上板13の他の部位よりも突出するように設けられたものとしてもよい。図例では、上板13とは別体とされた部材を載置部15,16として上板13の上面側に設けた例を示している。また、後端側の載置部15の上面が前端側の載置部16の上面よりも上方に位置するように設けた構成とされている。図例では、これら載置部15,16を同様の構成とし、上板13の後端部側部位に、その前方側部位よりも上方に突出するように形成された突段部14を設けて後端側の載置部15の上面を前端側の載置部16の上面よりも上方に位置させた構成としている。なお、このような突段部14を設けた態様に代えて、上板13の上面と後端側の載置部15との間に適宜のスペーサー部材を介在させたり、上板13の後端側部位を上下に可動としたような態様等としてもよい。
また、この前端側の載置部16の上面から後端側の載置部15の上面までの上下方向に沿う寸法は、後記するように、物品乾燥庫20の前端側と前垂れ部6との干渉を抑制する観点等から、適宜の寸法としてもよく、例えば、0.5mm〜10mm程度としてもよい。
また、図例では、この上板13及び側板12の前後方向に沿う寸法を、後方側に配管等のスペースが形成されるように、他の収納部2,3の側板3dの前後方向に沿う寸法よりも小さい寸法とした例を示している。なお、このような態様に代えて、上板13の後端側部位に、配線や配管等が挿通される貫通孔を設けたり、切欠状の凹部を設けた態様としてもよい。
また、この下段収納部11の載置部15,16としては、上記のような態様に限られず、種々の変形が可能である。
物品乾燥庫20は、図1、図3及び図4に示すように、前方に向けて開口する箱状の箱体21と、この箱体21に前後方向に出し入れ自在に収容され、上方に向けて開口する食器等の収納空間を区画する抽斗部24と、を備えている。
この物品乾燥庫20には、温風を供給する乾燥機構等が設けられており、図例では、箱体21の後面側に、電源コード等を設けた例を示している。なお、必要に応じて、庫内に給水する給水機構や、庫内の水を排水する排水機構等を設けるようにしてもよい。
箱体21は、間口方向に沿う寸法が間口方向両方側に隣接して設けられる収納部2,3の側板3d間の間口方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。つまり、この箱体21の間口方向両側面に、間口方向両方側に隣接して設けられる収納部2,3の側板3dが当接または近接して対面される。なお、第2作業台収納部10自体に、箱体21の間口方向両側面が当接または近接して対面される側板を設けた態様としてもよい。
また、物品乾燥庫20(箱体21)の上下方向に沿う寸法は、下段収納部11から天板5までの上下方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。つまり、物品乾燥庫20(箱体21)は、他の収納部2,3の上段収納部と中段収納部とに応じた上下寸法とされている。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20(箱体21)の高さ位置を調整する高さ調整部材19を備えた構成としている。また、本実施形態では、この高さ調整部材19を、物品乾燥庫20(箱体21)の下面と載置部16との間に介在される構成としている。また、この高さ調整部材19を、箱体21の前端側部位の下面と前端側の載置部16との間に介在されるものとしている。つまり、この高さ調整部材19は、物品乾燥庫20(箱体21)の前端側の高さ調整が可能な構成とされている。
また、本実施形態では、高さ調整部材19を、図2及び図6に示すように、厚さ方向を上下方向に沿わせて配される薄板状のスペーサーとしている。この高さ調整部材19の厚さ寸法は、必要となる高さ調整の度合等に応じて、適宜の寸法としてもよく、例えば、0.2mm〜5mm程度としてもよい。
図例では、互いに同厚さとされた複数枚(図例では、3枚)の高さ調整部材19を前端側の載置部16の上面側に設けた例を示している。なお、このような態様に代えて、互いに異なる厚さとされた複数枚の高さ調整部材19のうちから選択された単一または複数枚の高さ調整部材19を設けた態様としてもよい。また、この高さ調整部材19は、前端側の載置部16の上面から後端側の載置部15の上面までの上下方向に沿う寸法差を吸収するように設けられるものとしてもよい。つまりは、高さ調整後の前端側の載置部16の高さ調整部材19を含む上面と後端側の載置部15の上面とが略同高さとなるように高さ調整部材19を設けた構成としてもよい。
この高さ調整部材19は、合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよく、例えば、ポリプロピレン等の発泡樹脂等から形成されたものとしてもよく、その他、金属系材料や木質系材料から形成されたものとしてもよい。
また、高さ調整部材19としては、スペーサー状に配される構成とされたものに限られず、箱体21の下面側または載置部16の一方側に、ねじ操作等によって上下に移動自在とされたアジャスター等を設けた態様としてもよく、その他、種々の変形が可能である。また、物品乾燥庫20(箱体21)の後端側の高さ調整を可能とする高さ調整部材19を設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、箱体21の開口縁の上端部に、図2及び図3に示すように、前方に向けて庇状に突出する突片部22を設けた構成としている。この突片部22は、厚さ方向を上下方向に沿わせた薄板状とされ、図4に示すように、箱体21の間口方向の全体に亘って設けられている。また、この突片部22は、物品乾燥庫20の上面としての箱体21の他の部位の上面よりも上方に突出するように設けられている。この突片部22の下面に収納状態の抽斗部24の前方側部位25の上端25aが近接して対面される。
また、この突片部22の上面に、天板5の前垂れ部6の後面に沿うように設けられた裏打ち材7の下面が近接して配される構成とされている。また、この突片部22は、当該物品乾燥庫20が設置された状態で、その上面が天板5の前垂れ部6の下端6aよりも僅かに上方に位置する構成とされている。つまり、この突片部22は、前垂れ部6の後方側に位置するように配される構成とされている。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20(箱体21)の上面側に、天板5の下面に当接される当接部23を設けた構成としている。本実施形態では、天板5の前垂れ部6の後面に沿うように設けられた裏打ち材7の下面に当接される当接部23を設けた構成としている。つまり、当接部23を、物品乾燥庫20の上面の前端側に設けた構成としている。
また、本実施形態では、図4に示すように、箱体21の前端部上面の間口方向両端部のそれぞれに当接部23,23を設けた構成としている。
また、これら当接部23,23を、箱体21の上面から上方に向けて突出するように設けられたスペーサー状としている。また、これら当接部23,23は、上面が突片部22の上面よりも僅かに上方側に位置するように設けられている。つまり、これら当接部23,23が、天板5(裏打ち材7)の下面に当接した状態で、突片部22の上面が天板5(裏打ち材7)の下面に当接することなく近接する構成とされている。
これら当接部23,23の突出寸法は、当接部23,23が天板5(裏打ち材7)の下面に当接した状態で、当該物品乾燥庫20の前板28と天板5(前垂れ部6)との間に、正面視して、後記する所定の隙間G1が形成されるように適宜の寸法としてもよい。また、これら当接部23,23の突出寸法は、これらの上面から箱体21の下面までの上下方向に沿う寸法が天板5の前垂れ部6の下端6aから(高さ調整前の)前端側の載置部16の上面までの上下方向に沿う寸法よりも小さい寸法となるように適宜の寸法としてもよい。
なお、当接部23,23を設ける位置や個数は、図例に限られず、種々の変形が可能である。また、図例のように、箱体21とは別体とされたスペーサー状の当接部23,23とした場合には、例えば、裏打ち材7の上下方向に沿う寸法に応じて、異なる突出寸法とされた当接部23,23を採用するようにしてもよい。また、このように箱体21とは別体とされた当接部23,23に限られず、箱体21に一体的に設けられたものとしてもよい。例えば、突片部22を当接部として把握したり、突片部22の上面に当接部となる部材を設けた態様としたりしてもよい。さらには、物品乾燥庫20(箱体21)の上面側に当接部23を設けた態様に代えて、天板5の下面側に、物品乾燥庫20(箱体21)の上面に当接される当接部を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、通気口を構成する吸気口26及び排気口27を、抽斗部24の上面側に設けている。また、図4及び図7に示すように、当該物品乾燥庫20の操作部25bを、前面側ではなく、抽斗部24の上面側に設けている。本実施形態では、これら操作部25b、吸気口26及び排気口27を、抽斗部24の収納空間の前方側を区画する前方側部位(壁部)25の上端部に設けた構成としている。図例では、前方側部位25の後側部位を前側部位よりも段下がり状とし、この段下がり状とされた部位の上端に操作部25bを設けた例を示している。また、図例では、間口方向一方側端部側に操作部25bを設けた例を示している。
前方側部位25の前側部位の上端25aは、図2に示すように、突片部22及び当接部23を除いた箱体21の上面と略同一平面状となる構成とされている。
また、吸気口26及び排気口27を、この前方側部位25の前側部位の上端25aにおいて上方に向けて開口するように設けた構成としている。これら吸気口26及び排気口27は、抽斗部24が箱体21に収容された状態では、突片部22に上方側が覆われる構成とされている。つまり、抽斗部24が箱体21に収容された状態では、排気口27から排気された空気が突片部22によって気流方向を変更され、前方に向けて排気される構成とされている。つまりは、突片部22は、庫内と庫外との空気を流通させる通気口26,27を前方に向けて開口させるように通気路を区画する壁部となる構成とされている。なお、この突片部22と前方側部位25の上端25aとによって形成されるスリット状の前向きの開口を、通気口26,27として把握するようにしてもよい。
また、これら吸気口26及び排気口27は、適宜の空気流通路を介して抽斗部24の収納空間に連通されている。また、これら吸気口26と排気口27とは、間口方向に間隔を空けて設けられている。図例では、間口方向一方側端部側に吸気口26を設け、間口方向他方側端部側に排気口27を設けた例を示している。また、図例では、これら吸気口26及び排気口27を、間口方向に長尺なスリット状とした例を示している。
また、本実施形態では、抽斗部24の前板28,29を、この前方側部位25に対して取り付けられる別体とされたものとしている。また、隣接する各収納部2,3に対応させて、物品乾燥庫20の前板を、上段前板28と中段前板29とによって構成している。また、この物品乾燥庫20の前板28,29と隣接する各収納部2,3の前板2a,2b,3a,3bとを、互いの上端部が同高さに配される構成としている。また、本実施形態では、この物品乾燥庫20の前板28,29と隣接する各収納部2,3の前板2a,2b,3a,3bとを、高さ寸法を同寸法とし、かつ同高さに配される構成としている。つまり、図7に示すように、上段前板28は、その間口方向両側に配される各収納部2,3の上段前板2a,3aと高さ寸法が同寸法で、かつ同高さに配される構成とされている。また、中段前板29は、その間口方向両側に配される各収納部2,3の中段前板2b,3bと高さ寸法が同寸法で、かつ同高さに配される構成とされている。また、これら上段前板28及び中段前板29と各収納部2,3の前板2a,2b,3a,3bとは、互いに閉鎖状態で、互いの前面を前後方向で一致させて配置される構成とされている。
また、これら上段前板28及び中段前板29は、他の収納部2,3の前板2a,2b,3a,3bと概ね同様な外観を呈するように略矩形平板状とされている。また、これら上段前板28及び中段前板29は、他の収納部2,3の前板2a,2b,3a,3bと同厚さとされたものとしてもよい。また、これら上段前板28及び中段前板29は、抽斗部24の前方側部位25の前面に適宜の金具や固定具、接着剤等によって固定されるものとしてもよい。
また、上段前板28は、上端28aが前方側部位25の上端25aと略同一平面状となるように前方側部位25の前面に固定される構成とされている。
また、中段前板29は、互いに閉鎖状態で、下段収納部11の下段抽斗17の下段前板18の上端に下端が近接するように配され、箱体21の下面と下段収納部11の上面との間を覆うように閉鎖する構成とされている。この中段前板29を取り外した状態では、箱体21の下面と下段収納部11の上面との間の前端側の載置部16が正面視して露出した状態となる。
また、図例では、上段前板28に、上記同様な取手を設け、中段前板29には、取手を設けていない例を示しているが、中段前板29にも取手を設けた態様としてもよい。
また、本実施形態では、上段前板28の上端28aと天板5の前垂れ部6の下端6aとの間に、正面視して、通気口(吸気口26及び排気口27)26,27に連通する通気路となる隙間G1が形成される構成とされている。この隙間G1の上下方向に沿う寸法は、見栄え上の観点や、通気性(排気性)、開閉性の観点等から適宜の寸法としてもよく、例えば、上下に複数段配される抽斗収納や開き収納の前板間の目地幅と同程度の寸法とされたものとしてもよい。また、例えば、この隙間G1の上下方向に沿う寸法を、0.5mm〜5mm程度としてもよい。
この隙間G1を介して、吸気口26に向けて吸気され、排気口27から排気された空気(水蒸気)が前方側に向けて排気される。
次に、本実施形態に係る厨房装置(収納装置)1の設置方法について説明する。
同設置方法は、天板5の下方側に形成される物品乾燥庫20の収容空間9に、正面視して物品乾燥庫20の上段前板28と天板5との間に通気口26,27に連通する通気路となる隙間G1が形成されるように、物品乾燥庫20を設置する構成とされている。
まず、各収納部2,3,4及び第2作業台収納部10の下段収納部11を横並び状に配設し、適宜の連結部材によって互いに連結するようにしてもよい。なお、流し台収納部2や第2作業台収納部10に必要となる給排水管や、第2作業台収納部10や調理台収納部4に必要となる電源等は、予め必要に応じて施工するようにしてもよい。
そして、これら収納部2,3,4及び第2作業台収納部10の下段収納部11の上方側を覆うように天板5を配置する。この天板5は、各収納部2,3,4の上端部に設けられた適宜の連結部材等によって固定されるものとしてもよい。この状態では、下段収納部11の上方側に、間口方向両側の収納部2,3と天板5とによって前方に開口する、物品乾燥庫20の収容空間9が形成された状態となる。
次いで、図5に示すように、この収容空間9に、前板28,29を取り外した状態の物品乾燥庫20を差し入れるように配置する。本実施形態では、物品乾燥庫20の前端部の上面側に、前垂れ部6の下端6aよりも少なくとも一部が上方側に位置するように配される突片部22及び当接部23を設けた構成としているので、これらを前垂れ部6の下方側から潜り込ませるようにして配置するようにしてもよい。また、この際、物品乾燥庫20を途中まで差し入れた状態で、物品乾燥庫20の電源コードや、必要に応じて給排水管等を適宜、接続するようにしてもよい。
また、物品乾燥庫20の後端側を持ち上げるようにして後端側の載置部15に載置し、また、物品乾燥庫20の前端側を前端側の載置部16に載置するようにしてもよい。この状態では、後端側の載置部15の上面が前端側の載置部16の上面よりも上方側に位置するため、物品乾燥庫20が言わば前傾状態となる。また、この状態では、図6に示すように、箱体21の上面側の当接部23,23の上面と天板5の裏打ち材7の下面との間に隙間が形成される。つまり、抽斗部24の前方側部位25の上端25a(上段前板28の上端28a)と天板5の前垂れ部6の下端6aとの間に、上記した所定の隙間G1よりも上下寸法が大とされた調整前隙間G2が形成される。
そして、図2及び図6に示すように、当接部23,23が天板5の裏打ち材7の下面に当接するように、物品乾燥庫20の前端側の下面と前端側の載置部16との間に、適宜の枚数(または厚さ)の高さ調整部材19を差し入れ、物品乾燥庫20の前端側の高さ位置を調整する。これにより、前傾状態とされた物品乾燥庫20が略水平状態となる。なお、当接部23,23を天板5の裏打ち材7の下面に当接させることなく、上段前板28の上端28a(前方側部位25の上端25a)が他の収納部2,3の上段前板2a,3aの上端と同高さとなるように高さ位置を調整するようにしてもよい。
そして、抽斗部24の前方側部位25の前面に、上段前板28及び中段前板29を固定する。この際、上段前板28の上端28aと前方側部位25の上端25aとが略同一平面状となるように上段前板28を固定するようにしてもよい。これにより、上段前板28の上端28aと天板5の前垂れ部6の下端6aとの間に、上記した所定の隙間G1が形成される。また、上段前板28の上端28aと、他の収納部2,3の上段前板2a,3aの上端とが同高さ位置となる。つまり、これら隣り合う収納部2,10,3の上段前板2a,28,3aと天板5との間に、正面視して、略一様な目地幅の隙間G1が形成される。
なお、物品乾燥庫20を、下段収納部11の載置部15,16上に載置するのみで設置するようにしてもよく、適宜の固定具等によって固定するようにしてもよく、また、適宜のストッパー等によって前方側への移動の抑止がなされるものとしてもよい。
また、各収納部2,3,4の抽斗を収納させたり、コンロやシンク、水栓金具等を設置するようにしてもよい。また、必要に応じて、エンドパネル8,8を設置するようにしてもよい。
また、上記設置手順は、一例に過ぎず、各部材の機能を阻害しない限りにおいて別手順にて行うようにしてもよい。
例えば、天板5を固定する前に、間口方向両方側の収納部2,3間に差し入れるようにして下段収納部11上に物品乾燥庫20を設置するようにしてもよい。この場合は、天板5を固定した後に、上記同様、物品乾燥庫20の前端側の高さ調整を行うようにしてもよい。本実施形態に係る収納装置(厨房装置)1の設置方法は、その他、種々の変形が可能である。
本実施形態に係る収納装置(厨房装置)1は、上述のような構成としたことで、通気口26,27を目立ち難くすることができる。
つまり、物品収納庫(物品乾燥庫)20を、上面側に通気口26,27を設けた構成としている。また、この物品乾燥庫20を、正面視して、当該物品乾燥庫20の前板(上段前板)28と、この直上に配される天板5または収納部の前板と、の間に通気口26,27に連通する通気路となる隙間G1が形成されるように設置される構成としている。従って、物品乾燥庫の前板の前面側において開口する通気口を設けたようなものと比べて、通気口26,27を目立ち難くすることができる。つまり、物品乾燥庫20の上段前板28と天板5との間の隙間G1が通気口26,27として機能することとなる。これにより、本実施形態のように、物品乾燥庫20の上段前板28の前面をフラットな形状で、間口方向に隣接する収納部2,3の上段前板2a,3aの外観形状と同じ形状にすることもでき、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20を、手前側端部に下方側に向けて垂れ下がるように設けられた前垂れ部6を備えた天板5の直下に配される構成とし、隙間G1を、この前垂れ部6の下端6aとの間に形成される構成としている。従って、本実施形態のように、物品乾燥庫20の上面側に、上段前板28の上端28aよりも上方に突出するような突片部22や当接部23があるような場合にも、これらを、前垂れ部6の後方側に潜り込ませるように配置することができる。つまり、後方側部位よりも下方側に向けて突出する前垂れ部6の後方側に、上段前板28の上端28aよりも上方に突出する通気口を構成する突片部22や当接部23を受け入れるように配置することができる。これにより、突片部22や当接部23があるような場合にも、上段前板28の上端28aと前垂れ部6の下端6aとの隙間G1を小さくすることができる。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20の上段前板28と物品乾燥庫20の間口方向両方側または一方側に隣接して設けられる収納部2,3の上段前板2a,3aとを、互いの上端が同高さに配される構成としている。従って、天板5の直下において隣り合う物品乾燥庫20の前面上端と収納部2,3の前面上端とが間口方向に揃ったような印象を与えることができ、これらの少なくとも上端側の目地が間口方向に略直線状に形成されることとなり、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20の高さ位置を調整する高さ調整部材19を備えた構成としている。従って、物品乾燥庫20の上段前板28と天板5との間に形成する隙間G1の上下寸法を調整することができる。これにより、間口方向に隣接する収納部2,3の上段前板2a,3aと物品乾燥庫20の上段前板28とが同高さに位置するように容易に調整することもできる。また、上述のように、物品乾燥庫20の上面側に、上段前板28の上端28aよりも上方に突出するような突片部22や当接部23があるような場合にも、これらを前垂れ部6の後方側に位置させた後に、前端側を持ち上げるようにして高さを調整することができる。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20の上面側に、天板5の下面(本実施形態では、裏打ち材7の下面)に当接される当接部23を設けた構成としている。従って、この当接部23を天板5の裏打ち材7の下面に当接させることで、物品乾燥庫20の上段前板28と天板5の前垂れ部6の下端6aとの間の隙間G1を確実に確保することができる。また、上記のように高さ調整部材19を設けた場合には、高さ調整する際に、当接部23を当接させることで、高さ位置の位置決めを行うこともでき、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20の抽斗部24とは別体とされた前板28,29を備えた構成としている。従って、前板28,29を取り外した状態の物品乾燥庫20を設置した後に、前方側から高さ調整を容易に行うことができる。また、箱体21や抽斗部24を共通部材とし、前板28,29を、隣接して配される他の収納部2,3の前板2a,2b,3a,3bの色柄等に応じて複数種から選択されるものとするようなこともできる。
なお、本実施形態に係る収納装置としての厨房装置1は、後面側が壁付設置されるものとしてもよく、後面側が居住空間となる対面式にて設置されるものとしてもよい。
また、本実施形態では、間口方向に長尺な平面視して矩形状のいわゆるI型の厨房装置1とした例を示しているが、平面視してL字状とされたL型の厨房装置1やコ字状とされた厨房装置1等としてもよい。
また、本実施形態では、物品乾燥庫20を備えた第2作業台収納部10の間口方向両方側に隣接して配される各収納部2,3に側板3dを設けた例を示しているが、両方または一方に側板が設けられていないものとしてもよい。この場合は、下段収納部11を床等に適宜の固定金具によって固定するようにしてもよい。また、本実施形態では、物品乾燥庫20を備えた第2作業台収納部10の間口方向両方側に隣接して配される収納部2,3を設けた例を示しているが、間口方向一方側の収納部を設けないようにしてもよい。この場合は、物品乾燥庫20を備えた第2作業台収納部10の間口方向一方側に配されるエンドパネル8や壁面によって収容空間9の間口方向一方側が区画される構成としてもよい。厨房装置1に設けられる収納部としては、その他、種々の変形が可能である。
次に、本発明に係る収納装置の他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図8は、第2実施形態に係る収納装置の一例を模式的に示す図である。
なお、上記第1実施形態との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
本実施形態では、物品収納庫としての物品乾燥庫20を、天板5に代えて、物品乾燥庫20の前板28の直上に配される収納部としての上段側収納部5Aの直下に配されるものとしている。つまり、本実施形態に係る収納装置1Aは、下段収納部11及び物品乾燥庫20を有した下側収納部10Aの上方側に、天板5に代えて、上段側収納部5Aを設けた構成とされている。
また、本実施形態では、この収納装置1Aを、物品乾燥庫20の上方側に複数段(図例では、2段)の収納部5Aを設けた構成としている。
この収納装置1Aは、例えば、床面から天井近傍までの高さ寸法とされたものとしてもよい。また、物品乾燥庫20の上段側の各収納部5Aの前板6Aを、開き戸とした例を示している。なお、このような態様に代えて、物品乾燥庫20の上段側の各収納部5Aの前板6Aを、抽斗の前板としてもよい。
上段側収納部5Aは、間口方向両側が収容空間9Aの間口方向両側を区画する両側の側板3Adによって区画されている。また、この上段側収納部5Aの収納空間の底側は、底板7Aによって区画されている。本実施形態では、この底板7Aの下面に、物品乾燥庫20の上面側の当接部23が当接される構成とされている。
また、物品乾燥庫20を、正面視して物品乾燥庫20の前板28と、この前板28の直上に配される上段側収納部5Aの前板6Aと、の間に通気口26,27(図1等参照)に連通する通気路となる隙間G1(図2等参照)が形成されるように設置される構成としている。つまり、物品乾燥庫20の前板28の上端28aと、上段側収納部5Aの前板6Aの下端6Aaと、の間に、正面視して上記同様の隙間G1が形成される構成とされている。
本実施形態に係る収納装置1Aも、上記第1実施形態と概ね同様にして設置可能である。
また、本実施形態に係る収納装置1Aにおいても、上記第1実施形態と概ね同様の効果を奏する。つまり、物品乾燥庫20の上段前板28と、その上方側の上段側収納部5Aの前板6Aと、の間の隙間G1を通気口として機能させることができる。
なお、上記各実施形態では、物品乾燥庫20の通気口26,27を、抽斗24の前方側部位25の上端25aにおいて開口させた例を示しているが、このような態様に代えて、上段前板28の上端28aや箱体21の上面において開口させた態様としてもよい。また、上方に向けて開口する通気口26,27に限られず、前方に向けて開口するように通気口26,27を設けた構成としてもよい。この場合は、上記した突片部22と同様、通気口26,27を区画する通路の上端面が上段前板28の上端28aよりも上方に位置する構成とされたものとしてもよい。例えば、上記のような突片部22を、通気口26,27を形成するように通気口26,27が設けられる側の部材に一体的に設けたような構成等としてもよい。物品乾燥庫20の上面側に設けられる通気口26,27としては、その他、種々の変形が可能である。
また、上記各実施形態では、通気口26,27として、吸気口26と排気口27とを物品乾燥庫20の上面側に設けた例を示しているが、吸気口26及び排気口27のうちの一方のみを設けた構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、物品収納庫20を、乾燥機能を有した物品乾燥庫20とした例を示しているが、乾燥機能に加え、洗浄機能を有した洗浄乾燥庫(食器洗い乾燥庫)としてもよい。また、物品収納庫20としては、庫内と庫外との空気を流通させる必要がある、例えば、冷蔵庫や炊飯器等の電気機器を収納するものや、送風機能及び脱臭機能の両方または一方を有したもの等としてもよい。
また、上記各実施形態では、物品収納庫20を支持する下段収納部11を設けた例を示しているが、このような下段収納部11を設けないようにしてもよい。この場合は、物品収納庫20を載置する横仕切板を設けたり、さらには、物品収納庫20を床上に載置されるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、物品収納庫20の上面側に当接部23を設けた例を示しているが、このような当接部23を設けないようにしてもよい。
また、上記各実施形態では、物品収納庫20の高さ位置を調整する高さ調整部材19を設けた例を示しているが、このような高さ調整部材19を設けないようにしてもよい。
1 厨房装置(収納装置)
1A 収納装置
2 流し台収納部(間口方向に隣接して設けられる収納部)
2a 上段前板(前板)
3 第1作業台収納部(間口方向に隣接して設けられる収納部)
3a 上段前板(前板)
5 天板
6 前垂れ部
5A 上段側収納部(直上に配される収納部)
6A 前板
9,9A 収容空間
19 高さ調整部材
20 物品乾燥庫(物品収納庫)
23 当接部
26 吸気口(通気口)
27 排気口(通気口)
28 上段前板(前板)
G1 隙間

Claims (4)

  1. 物品収納庫を備えた収納装置であって、
    前記物品収納庫は、上面側に通気口を設けた構成とされ、かつ、正面視して該物品収納庫の前板と、この前板の直上に配される天板または収納部の前板と、の間に前記通気口に連通する通気路となる隙間が形成されるように設置される構成とされており、
    前記物品収納庫の上面側に、直上に配される前記天板または前記収納部の底板の下面に当接される当接部が設けられ、該当接部が当接された状態で前記隙間が形成される構成とされていることを特徴とする収納装置。
  2. 請求項1において、
    前記物品収納庫の高さ位置を調整する高さ調整部材を備えていることを特徴とする収納装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記物品収納庫は、手前側端部に下方側に向けて垂れ下がるように設けられた前垂れ部を備えた前記天板の直下に配される構成とされ、
    前記隙間は、この前垂れ部の下端との間に形成されることを特徴とする収納装置。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記物品収納庫の間口方向両方側または一方側に隣接して設けられる収納部を備えており、
    前記物品収納庫の前板と前記間口方向に隣接して設けられる収納部の前板とは、互いの上端が同高さに配される構成とされていることを特徴とする収納装置。
JP2015153777A 2015-08-04 2015-08-04 収納装置 Active JP6548158B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015153777A JP6548158B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 収納装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015153777A JP6548158B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 収納装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017029489A JP2017029489A (ja) 2017-02-09
JP6548158B2 true JP6548158B2 (ja) 2019-07-24

Family

ID=57985383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015153777A Active JP6548158B2 (ja) 2015-08-04 2015-08-04 収納装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6548158B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000000127A (ja) * 1998-06-16 2000-01-07 Mitsubishi Electric Corp 食器洗浄乾燥機付き流し台
JP4396616B2 (ja) * 2005-10-31 2010-01-13 パナソニック株式会社 食器洗い乾燥機
JP2007236440A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017029489A (ja) 2017-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010239985A (ja) 厨房装置
JP6548158B2 (ja) 収納装置
JP6275511B2 (ja) 段積み用ベース
US20220330698A1 (en) Frame element for installation in work furniture
JP5111420B2 (ja) 厨房装置
JP7417890B2 (ja) 引き出し
KR20160044182A (ko) 주방용 다용도 서랍
JP6778792B2 (ja) キッチンユニット
JP4636437B2 (ja) コーナー用キャビネットおよびキャビネットユニット
JP6064282B2 (ja) 収納家具
JP2015167604A (ja) 箱型家具のリフォーム方法
JP2009142423A (ja) キッチンカウンター
JP3114241U (ja) キッチンのシステム構造
JP2001008753A (ja) 厨房家具用キャビネット
JP6187900B2 (ja) 厨房装置
JP7415586B2 (ja) キッチンユニット
JP3198737U (ja) マルチダイニング収納家具
JP6513446B2 (ja) システムキッチン
JP6793590B2 (ja) 加熱調理器
JP1744193S (ja) 住宅の内装
JP2010094380A (ja) システムキッチン
KR20180043652A (ko) 공간 활용을 위한 틈새수납장
JP2022114829A (ja) キャビネット装置及びキャビネット装置の施工方法
JP2008099934A (ja) ユニット型キッチン
JP2024054415A (ja) 引き出し

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20171002

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190617

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6548158

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151