JP6547542B2 - 爪形状取得装置及び描画装置、並びに爪形状取得装置の制御プログラム - Google Patents
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Description
この曲面印刷装置では、爪の幅方向の湾曲形状を取得し、取得した湾曲形状にネイルデザインを合わせるよう補正する処理を行って、補正したネイルデザインを爪に印刷することにより、湾曲した爪の表面に適切に印刷できるようにしている。
本発明の爪形状取得装置は、左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得する形状取得部と、前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得する指標値取得部と、前記左右の手又は足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出し、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記差分値が前記閾値より大きいと判定されたとき、前記特定の種類の2つの前記指の前記爪の、前記形状取得部による前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認する再取得確認部と、を備える。
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得させ、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得させ、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定させ、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定させ、
左右の一方の手又は足における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にないと判定されており、左右の他方の手または足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあると判定されているときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値と前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値を補正するためのコスト値として算出させ、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪について、前記コスト値に基づいて前記指標値の補正を行うか否かを、利用者に対して確認させる。
まず、本発明に係る実施形態で共通である描画装置10の全体構成について、簡単に、図1から図3に基づいて説明する。
図1に示すように、描画装置10は、描画機能を備え、人の指12の爪11にネイルデザインを施す装置である。
描画装置10は、箱状の筐体20を備え、この筐体20の上面(天板)には、表示部21や操作部22が設けられる。
この第2指挿入部25は、筐体20の正面部20aから、指12の挿入方向の奥側に向けて形成されるとともに、1つの手の描画する指12以外の指12が挿入される空間であって、筐体20の内部空間に対し仕切られた(連通していない)空間である。
なお、指保持ケース30の内部空間は、第1指挿入部23を形成するための空間である。
この固定板17の左右一側(この例では左側)には、ペンプロッター部13及びインクジェット部15を有する描画部14が固定され、左右他側(この例では右側)には、温風により爪11に塗布されたインクを乾燥させるドライヤー50が固定される。
さらに、描画部14とドライヤー50の間には、爪11の位置や形状を認識するための画像取得部16が設けられる。
しかしながら、爪11の形状(湾曲形状)を取得する方法は、光切断法を用いた方法に限られるものではなく、画像取得部16(例えば、カメラ)だけを用いて取得した爪11の画像を基に画像解析することで爪11の湾曲状態を求めるようにしても良いし、また、粗さ計と同様に、直接指針を爪11に接触させてその指針を爪11の幅方向にスキャンさせることで爪11の湾曲形状を求めるようにしても良い。
図3に示すように、制御装置70は、CPU(Central Processing Unit)により構成される制御部71aと、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成される記憶部71bとを備え、制御装置70には、描画部14、画像取得部16、表示部21及び操作部22が接続されている。
次に、図4〜図9のフローチャートを参照しながら、第1実施形態の描画装置10の動作について説明する。
つまり、図5に示すフローチャート1のエンド以降は、先行技術に記載されるような取得した爪11の指標値に応じて爪11にネイルデザインを形成する工程となる。
なお、図6に示すフローチャート2、図7に示すフローチャート3、図8及び図9に示すフローチャート4(なお、図9は図8のフローチャート4の続きである)は、それぞれ図4及び図5に示すフローチャート1を実行する過程で呼び出されるサブルーチンである。
より具体的に、指12の先端を正面に見る指12の正面図である図10を参照しながら説明すると、指標値取得部74は、図10に示すように、爪11の湾曲形状から爪11の左右両端を結ぶ線を底辺とする高さHと左右両端を結ぶ幅Wとを求め、湾曲形状に対応した指標値として爪11の高さHを爪11の幅Wで割った値を取得する(指標値=H/W)。
本実施形態では、判定部75(図3参照)が図6に示すフローチャート2の流れで、まず、右の5本の指12の爪11の指標値に基づき、右の5本の指12の爪11の指標値が信頼できる値であるか否かを判定(ステップMS13)した後、左の5本の指12の爪11の指標値に基づき、左の5本の指12の爪11の指標値が信頼できる値であるか否かを判定(ステップMS14)する手順としているが、ステップMS13とステップMS14とは、順番が逆であっても良い。
なお、ステップMS13とステップMS14とは、右の5本の指12の爪11の指標値が信頼できる値であるか否かの判定が行われているのか、左の5本の指12の爪11の指標値が信頼できる値であるか否かの判定が行われているのかが異なるだけであり、基本的な判定のための手順は同じであるので、以下では、ステップMS13の右の5本の指12の爪11の指標値が信頼できる値であるか否かの判定手順について主に説明し、ステップMS14の説明については簡単な説明に留める。
なお、ステップMS14の場合は、ステップMS13の上記の説明において右と記載している部分を左(フローチャート2の(左))と読み替えれば良く、以下、説明を割愛するがフローチャート2の他のステップでも同様である。
そこで、判定部75(図3参照)は、右の親指の爪11の指標値が最小値になっている場合(ステップS21:Yes)、この右の親指の爪11の指標値の信頼度は高いものと判定して、この右の親指の爪11のGフラグを1とした後、次の指12の爪11の判定(ステップS22)に移る。
なお、右の親指の爪11の指標値が最小値になっていないからと言って、指標値が間違っている、つまり、爪11の湾曲形状の計測が必ず正しくないということではなく、このステップS21による判定は、信頼度が高いと考えられる場合に信頼度が高いことを記録するために行われているものである。
そこで、判定部75(図3参照)は、右の小指の爪11の指標値が最大値になっている場合(ステップS22:Yes)、この右の小指の爪11の指標値の信頼度は高いと判定して、この右の小指の爪11のGフラグを1とした後、次の指12の爪11の判定(ステップS23)に移る。
つまり、判定部75(図3参照)は、ステップS23がNoの場合、右の人差し指の爪11のGフラグを1とすることなく、次の判定であるステップ24に進み、ステップ24がNoである場合、判定部75(図3参照)は、右の中指の爪11のGフラグを1とすることなく、次の判定であるステップ25に進み、ステップ25がNoである場合、右の薬指の爪11のGフラグを1とすることなく、図6のフローチャート2を終了して図4のフローチャート1に戻る。
具体的には、左右の同種の指12である親指の爪11の指標値の差分値(左の親指の爪11の指標値−右の親指の爪11の指標値)を算出し、この求めた差分値の絶対値を親指の爪11の差分値とする。
一般に、左右の同種の指12の爪11の指標値は、通常、互いに近い値を有する傾向があり、このため、爪11の湾曲形状の計測が正確に行われている場合には、指標値の差分値は、それほど大きくなることは少ない。
そこで、予め指標値の差分値の値としては、比較的大きい値、つまり、どちらかの爪11の湾曲形状の計測が正確に行われていない可能性があるとときに生じると考えられる値、を所定値(閾値)として記憶部71bに設定している。
また、判定が厳しめ(再計測必要側)に判定されるようにする場合には、所定値を比較的小さい値に設定し、判定が緩め(再計測不要側)に判定されるようにする場合には、所定値を比較的大きめの値に設定すれば良い。しかしながら、後ほどの利用者に対して爪11の湾曲形状の再計測を促す処理において、この判定を厳しくすると再計測を促す必要がない場合にも、利用者に対して再計測を促すことになる頻度が高くなり、一方で、この判定を緩くすると再計測が必要であるにも関わらず、利用者に対して再計測が促されない場合が発生するため、これらのことを考慮して適切な所定値(閾値)を設定しておく。
なお、ここで、両方の指12の爪11のFフラグを1としているのは、どちらの指12の爪11の湾曲形状を再計測させるべきかを判別することが困難であるためである。
なお、図7のフローチャート3でも、ステップS32からステップS36は、フローチャート3に示す順序でなくても良く、入れ替えが可能である。
なお、コスト値を用いてどのように指標値を補正するのかに関しては、この指標値の補正を行うところで詳細に説明する。
そこで、右の親指の爪11の指標値が最大値であった場合(ステップS41:Yes)、判定部75は、さらに、同種の反対側である左の親指の爪11のGフラグを参照し、この左の親指の爪11の指標値の信頼度を確認する(ステップS411)。
なお、コスト値は、上記計算からもわかるように、信頼できると判定されている同種の指12の爪11の指標値との差分値として定義される値である。
なお、ステップS411がNoである場合、コスト値を求めることができると判定としないのは、コスト値を求める基準とするもう一方の爪11の信頼度が高くなく、コスト値を求めることが困難なためであり、コスト値が求められていなければ、指標値の補正ができないため、合わせてFフラグを1とすることを行っている。
なお、図8及び図9のフローチャート4では、親指の爪11の指標値、小指の爪11の指標値、人差し指の爪11の指標値、中指の爪11の指標値及び薬指の爪11の指標値の順番で処理が行われる場合を示しているが、この順番に限定されるものではなく、順番に関しては入替が可能である。
つまり、ステップMS17のサブルーチンとしての図8及び図9のフローチャート4の処理では、例えば、ステップS41の処理が左の親指の爪11の指標が最大値か否かの判定となり、ステップS411の処理が右の親指の爪11のGフラグは1か否かの判定となり、そして、ステップS411の処理がYesの場合、コスト値として右の親指の爪11の指標値から左の親指の爪11の指標値を減算(引き算して)してコスト値を求め、この求めたコスト値を左の親指の爪11の指標値に対するコスト値に設定することになる。
つまり、ステップMS17のサブルーチンとしての図8及び図9のフローチャート4の処理は、全体として、ステップMS16のところで右と記載されていた部分を左と読み替え、左と記載されている部分を右と読み替えるだけであるので説明を割愛する。
これまでのステップMS17までの処理によって左右の5本(合計10本)の指12の爪11に対して爪11の湾曲形状を再度計測した方が良いと推定される爪11に対しては、その爪11のFフラグが1とされている。
なお、再計測を行うか否かの確認は、表示部21に所定のメッセージを文字表示する構成に限られるものではなく、例えば、イメージ表示だけを表示部21に行い、「色の付いている爪11は正しく湾曲形状を取得できなかった可能性があります。もう一度計測し直しますか?」の部分を音声ガイダンスとしてもよい。
つまり、利用者が、操作部22(図1参照)を操作して再計測を選択すると、再取得確認部79(図3参照)は、再計測が選択されたことを検知して(ステップMS20:Yes)、このFフラグ=1である爪11(図11では、左手の人差し指の爪11と右手の薬指の爪11)に対して再計測フラグを設定するとともに、コスト値が設定されている場合には、再計測に伴って不要となるコスト値の設定を削除して(ステップMS21)、次のステップMS22に進む。
ステップMS22に進むと、今度は、補正実行確認部78(図3参照)が、左右の5本(合計10本)の指12の爪11にコスト値の設定があるかを確認し(ステップMS22)、コスト値の設定がある爪11がある場合(ステップMS22:Yes)には、手指のイメージを表示して、コスト値の設定がある爪11がわかるように所定の色で表示して、利用者に所定の色で表示したコスト値の設定のある爪11について、コスト値に応じた指標値の自動補正を実行するか否かの確認を行う(ステップMS23)。
なお、自動補正を行うか否かの確認は、表示部21に所定のメッセージを文字表示する構成に限られるものではなく、イメージ表示だけを表示部21に行い、「色の付いている爪11は正しく湾曲形状を取得できなかった可能性があります。自動補正を行いますか?」の部分を音声ガイダンスとしてもよい。
つまり、利用者が、操作部22(図1参照)を操作して自動補正を選択すると、補正実行確認部78(図3参照)は、自動補正が選択されたことを検知して(ステップMS24:Yes)、このコスト値が設定されている爪11(図12では、左右の手の指の中指の爪11)の指標値をコスト値に応じて補正する(ステップMS25)。
先に、少し触れたが、コスト値は、信頼できると判定されている爪11の指標値との差分値として定義されており、定数fが1である場合には、自動補正される爪11の指標値は、その信頼できると判定さているもう一方の同種の指12の爪11の指標値と同じ指標値になる。
つまり、この処理は、左右の同種の指12の爪11の指標値は、一般的に近い値となる傾向にあることに基づいて、信頼できるとされている爪11の指標値に近づける処理を行っているものである。
再取得確認部79(図3参照)は、例えば、図12に示す手指のイメージは変えずに、文字による表示だけ図11に示すような表示に変更する。
つまり、利用者が、操作部22(図1参照)を操作して再計測を選択すると、再取得確認部79(図3参照)は、再計測が選択されたことを検知して(ステップMS27:Yes)、このコスト値が設定されている爪11(図12の左右の手の中指の爪11)に対して再計測フラグを設定して(ステップMS28)、次のステップMS29に進む。
そして、ステップMS29では、形状取得部73が、左右の5本(合計10本)の指12の爪11で再計測フラグが設定されている爪11があるかを確認し、再計測フラグが設定されている爪11がある場合(ステップMS29:Yes)、利用者に再計測するための指示を出し爪11の湾曲形状の再計測を行うとともに、指標値を取得する指標値取得部74が再計測した爪11の湾曲形状から、爪11の端の湾曲形状に対応した指標値を取得し(ステップMS30)、一連の処理が終了する。
また、再計測フラグが設定されている爪11がない場合(ステップMS29:No)、ステップMS30の処理を行うことなく、一連の処理が終了する。
なお、上記では、爪11の湾曲形状の再計測及び爪11の指標値の自動補正の双方を備える描画装置10について述べてきたが、爪11の湾曲形状の再計測若しくは爪11の指標値の自動補正のいずれか一方だけを備える描画装置であっても良いことは言うまでもない。
また、メインフローである図5に示すフローチャート1のステップMS18からエンドに至るまでの処理は、左右の5本(合計10本)の指12の爪11についてまとめて取り扱うようになっているが、この部分を1本の指12の爪11毎に行うようにして10本の指12の爪11に対応するように同じフローを10回繰り返すようなフローに変更しても良い。
次に、本発明に係る第2実施形態の描画装置10について説明する。
第2実施形態も基本的な構成は、第1実施形態と同様であり、その処理の基本的な内容も第1実施形態と同様であるので、以下では、主に異なる部分だけを説明し、同じ部分については、説明を割愛する場合がある。
この指標値は、爪11の湾曲状態に応じた爪11の左右の端の傾きの程度に対応する値であることから、本来的には、指標値としては、爪11の右側の端の傾きの程度に対応する右側指標値と左側の端の傾きの程度に対応する左側指標値とを定義することができる。
つまり、右手(右足)であれば、親指側が左側、小指側が右側であり、一方、左手(左足)であれば、親指側が右側であり、小指側が左側である。
図13及び図14に示すフローチャート5(なお、図14はフローチャート5の続きである)は、第2実施形態の描画装置10が爪11へのネイルデザインの形成を開始するまでのメインフローとなるメインフロー図である。
つまり、第1実施形態の図4及び図5のフローチャート1に対応するフローチャートである。
このため、例えば、手の指12の爪11で説明すれば、掌を合わせて合掌した状態で同じ側に位置する左右の指12の爪11の幅方向の端の傾きの程度を比較するようにするのが良い。
また、右手の親指の爪11の幅方向の左端の左側指標値に対応する左手の親指の爪11の指標値は、爪11の右端の右側指標値であり、その他の指12(人差し指、中指、薬指及び小指)についても同様の関係である。
具体的には、ステップNS13に進むと、図15に示すサブルーチンであるフローチャート6に示す処理が開始され(スタート)、まず、判定部75(図3参照)は、右の親指の爪11の右側指標値を、右のその他の指12(人差し指、中指、薬指及び小指)の爪11の右側指標値と比較し、右の親指の爪11の右側指標値が最小値である場合(ステップT21:Yes)、判定部75(図3参照)は、右の親指の爪11の右側指標値のGフラグを1として、次のステップT22に進む。
引き続き、右の中指の爪11の右側指標値及び右の薬指の爪11の右側指標値についても、同様のことが行われるが、右の中指の爪11の右側指標値に関する処理(ステップT24)は、右の人差し指の爪11の右側指標値に関する処理(ステップT23)の人差し指の記載を中指と読み替えただけであり、右の薬指の爪11の右側指標値に関する処理(ステップT25)も右の人差し指の爪11の右側指標値に関する処理(ステップT23)の人差し指の記載を薬指と読み替えただけであるので説明を割愛する。
このステップNS14は、先ほどのステップNS13で行った右の5本の指12の爪11の右側指標値に関する処理と同様の処理を、右の5本の指12の爪11の左側指標値について行うものであり、したがって、ステップNS13で右側指標値と記載されていたところを左側指標値と読み替えただけであるので説明を割愛する。
なお、この差分値は正の値となるように絶対値を取る処理を行っているが、第1実施形態で述べたように閾値の与え方によっては絶対値を取る処理は不要である。
つまり、第1実施形態では、指標値が1つの爪11に対して1つの値であったので同種の指12における爪11の指標値の差分値が1つであったが、第2実施形態では爪11の左右の端に対応して指標値(右側指標値と左側指標値)が定義されているため、各同種の指12の爪11の指標値の差分値も2つの値が求められるようになっている。
なお、これらステップT33からステップT36は、ステップT32の親指との記載をそれぞれのステップに対応する指12(例えば、ステップT33では人差し指)に読み替えるだけであるため説明を割愛する。
ステップNS18に進むと、ステップNS18に対応するサブルーチンである図17及び図18のフローチャート8に示す処理が開始される(図17のフローチャート8(スタート))、つまり、右の5本の指12の爪11の右側指標値の比較に基づき、コスト値を求めることができると判定した右の指12の爪11の右側指標値のコスト値を求める処理が開始される。
そして、この求めたコスト値を、コスト値を求めることができると判定された右の親指の爪11の右側指標値に対するコスト値として設定する。
これまでのステップNS21までの処理によって左右の5本(合計10本)の指12の爪11の右側指標値及び左側指標値に対して爪11の湾曲形状を再度計測した方が良いと推定される右側指標値及び左側指標値に対しては、その右側指標値及び左側指標値のFフラグが1とされている。
つまり、利用者が、操作部22(図1参照)を操作して再計測を選択すると、再取得確認部79(図3参照)は、再計測が選択されたことを検知して(ステップMS24:Yes)、このFフラグ=1である爪11に対して再計測フラグを設定するとともに、この爪11の右側指標値や左側指標値にコスト値が設定されている場合には、再計測に伴って不要となるコスト値の設定を削除して(ステップNS25)、次のステップNS26に進む。
つまり、利用者が、操作部22(図1参照)を操作して自動補正を選択すると、補正実行確認部78(図3参照)は、自動補正が選択されたことを検知して(ステップNS28:Yes)、このコスト値が設定されている爪11の指標値(右側指標値及び左側指標値)をコスト値に応じて補正する(ステップNS29)。
左側指標値の場合も上記右側指標値と同様であり、左側指標値にコスト値Aが設定されている場合、コスト値A×定数f(0<f≦1)として左側指標値の補正値Δを求め、コスト値Aが設定されている爪11の左側指標値Xに、この補正値Δを加えたものを自動補正後の左側指標値Y(Y=X+Δ=X+A×f)とする。
つまり、利用者が、操作部22(図1参照)を操作して再計測を選択すると、再取得確認部79(図3参照)は、再計測が選択されたことを検知して(ステップNS31:Yes)、このコスト値が設定されている爪11に対して再計測フラグを設定して(ステップNS32)、次のステップNS33に進む。
そして、ステップNS33では、形状取得部73が、左右の5本(合計10本)の指12の爪11で再計測フラグが設定されている爪11があるかを確認し、再計測フラグが設定されている爪11がある場合(ステップNS33:Yes)、利用者に再計測するための指示を出し爪11の湾曲形状の再計測を行うとともに、指標値を取得する指標値取得部74が再計測した爪11の湾曲形状から爪11の端の湾曲形状に対応した指標値を取得し(ステップNS34)、一連の処理が終了する。
そして、この一連の処理が終了すると(エンド)、上述したように、爪11にネイルデザインを形成する処理が開始される。
例えば、上記実施形態では、爪の湾曲形状の計測が正しくない場合の確立が低いことに鑑みて、爪の湾曲形状の再計測については1度だけ行うようにしているが、再計測によって新しく爪の湾曲形状のデータを取得したら、もう一度はじめに戻ってフローをやり直すようにしても良い。
このように、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載からである。
<請求項1>
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得する形状取得部と、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得する指標値取得部と、
前記左右の手又は足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出し、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定する判定部と、
を備えることを特徴とする爪形状取得装置。
<請求項2>
前記判定部により前記差分値が前記閾値より大きいと判定されたとき、前記特定の種類の前記2つの指の前記爪の、前記形状取得部による前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認する再取得確認部を備えることを特徴とする請求項1に記載の爪形状取得装置。
<請求項3>
前記指標値取得部は、前記指標値として、前記爪の幅方向の右側の端から左側に向かう傾きの程度を表す右側指標値と、前記爪の幅方向の左側の端から右側に向かう傾きの程度を表す左側指標値と、を取得し、
前記判定部は、前記左右の手又は足の一方の前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値と他方の前記特定の種類の前記指の前記爪の前記左側指標値との差分の絶対値を示す第1差分値と、前記左右の手又は足の前記一方の前記特定種類の指の前記爪の前記左側指標値と前記他方の前記特定種類の指の前記爪の前記右側指標値との差分の絶対値を示す第2差分値と、を前記差分値として算出し、前記第1差分値が前記閾値より大きいか否か、及び、前記第2差分値が前記閾値より大きいか否か、を判定することを特徴とする請求項1に記載の爪形状取得装置。
<請求項4>
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得する形状取得部と、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得する指標値取得部と、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定し、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定する判定部と、
を備えることを特徴とする爪形状取得装置。
<請求項5>
前記左右の一方の手又は足における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が、前記判定部により、前記相互関係にないと判定されており、前記左右の他方の手または足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値が、前記判定部により、前記相互関係にあると判定されているときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値と前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値を補正するためのコスト値として算出するコスト値演算部と、
前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪について、前記コスト値に基づいて前記指標値の補正を行うか否かを、利用者に対して確認する補正実行確認部と、
を備えることを特徴とする請求項4に記載の爪形状取得装置。
<請求項6>
前記補正実行確認部による確認に対して、前記利用者により前記指標値の補正を行わないとされたときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪における前記形状取得部による湾曲形状の取得を再度行うか否かを前記利用者に対して確認する再取得確認部を備えることを特徴とする請求項5に記載の爪形状取得装置。
<請求項7>
前記再取得確認部は、前記左右の手又は足の両方における、前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値が、前記判定部により、前記相互関係にないと判定されているとき、前記特定の種類の前記爪の、前記形状取得部による前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを前記利用者に対して確認することを特徴とする請求項6に記載の爪形状取得装置。
<請求項8>
前記指標値取得部は、前記指標値として、前記爪の幅方向の右側の端から左側に向かう傾きの程度を表す右側指標値と、前記爪の幅方向の左側の端から右側に向かう傾きの程度を表す左側指標値と、を取得し、
前記判定部は、前記右側指標値及び前記左側指標値のそれぞれが前記相互関係にあるか否かを判定し、
前記コスト値演算部は、
前記一方の手又は足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値が、前記判定部により前記相互関係にないと判定されており、前記他方の手または足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値が、前記判定部により前記相互関係にあると判定されているとき、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の、前記右側指標値と、前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値を補正するためのコスト値として算出し、
前記一方の手又は足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値が、前記判定部により前記相互関係にないと判定されており、前記他方の手または足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値が、前記判定部により前記相互関係にあると判定されているとき、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の、前記左側指標値と、前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値を補正するためのコスト値として算出することを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の爪形状取得装置。
<請求項9>
前記形状取得部は、前記爪の前記幅方向の端から、前記幅方向の最大高さと、前記爪の幅方向の長さと、を取得し、
前記指標値取得部は、前記最大高さを前記爪の幅方向の長さで割った値を、前記指標値として取得することを特徴とする請求項1、2、4、5、6、7の何れか一項に記載の爪形状取得装置。
<請求項10>
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の爪形状取得装置と、
前記形状取得部により取得された前記湾曲形状に合わせるように補正したネイルデザインを前記複数の爪の各々に描画を施す描画部と、
を備えることを特徴とする描画装置。
<請求項11>
爪形状取得装置の制御方法であって、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得し、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得し、
前記左右の手または足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出し、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定することを特徴とする制御方法。
<請求項12>
爪形状取得装置の制御方法であって、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得し、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得し、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定し、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定することを特徴とする制御方法。
<請求項13>
爪形状取得装置の制御プログラムであって、
前記爪形状取得装置に、
左右の手又は足複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得させ、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得させ、
前記左右の手又は足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出させ、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定させることを特徴とする制御プログラム。
<請求項14>
爪形状取得装置の制御プログラムであって、
前記爪形状取得装置に、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得させ、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得させ、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定させ、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定させることを特徴とする制御プログラム。
11 爪
12 指
16 画像取得部
21 表示部
22 操作部
70 制御装置
73 形状取得部
74 指標値取得部
75 判定部
77 コスト値演算部
78 補正実行確認部
79 再取得確認部
Claims (14)
- 左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得する形状取得部と、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得する指標値取得部と、
前記左右の手又は足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出し、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記差分値が前記閾値より大きいと判定されたとき、前記特定の種類の2つの前記指の前記爪の、前記形状取得部による前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認する再取得確認部と、
を備えることを特徴とする爪形状取得装置。 - 前記指標値取得部は、前記指標値として、前記爪の幅方向の右側の端から左側に向かう傾きの程度を表す右側指標値と、前記爪の幅方向の左側の端から右側に向かう傾きの程度を表す左側指標値と、を取得し、
前記判定部は、前記左右の手又は足の一方の前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値と他方の前記特定の種類の前記指の前記爪の前記左側指標値との差分の絶対値を示す第1差分値と、前記左右の手又は足の前記一方の前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値と前記他方の前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値との差分の絶対値を示す第2差分値と、を前記差分値として算出し、前記第1差分値が前記閾値より大きいか否か、及び、前記第2差分値が前記閾値より大きいか否か、を判定することを特徴とする請求項1に記載の爪形状取得装置。 - 左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得する形状取得部と、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得する指標値取得部と、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定し、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定する判定部と、
左右の一方の手又は足における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が、前記判定部により、前記相互関係にないと判定されており、左右の他方の手または足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値が、前記判定部により、前記相互関係にあると判定されているときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値と前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値を補正するためのコスト値として算出するコスト値演算部と、
前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪について、前記コスト値に基づいて前記指標値の補正を行うか否かを、利用者に対して確認する補正実行確認部と、
を備えることを特徴とする爪形状取得装置。 - 前記補正実行確認部による確認に対して、前記利用者により前記指標値の補正を行わないとされたときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪における前記形状取得部による湾曲形状の取得を再度行うか否かを前記利用者に対して確認する再取得確認部を備えることを特徴とする請求項3に記載の爪形状取得装置。
- 左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得する形状取得部と、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得する指標値取得部と、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定し、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定する判定部と、
前記左右の手又は足の両方における、特定の種類の指の前記爪の前記指標値が、前記判定部により、前記相互関係にないと判定されているとき、前記特定の種類の前記爪の、前記形状取得部による前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認する再取得確認部と、
を備えることを特徴とする爪形状取得装置。 - 前記指標値取得部は、前記指標値として、前記爪の幅方向の右側の端から左側に向かう傾きの程度を表す右側指標値と、前記爪の幅方向の左側の端から右側に向かう傾きの程度を表す左側指標値と、を取得し、
前記判定部は、前記右側指標値及び前記左側指標値のそれぞれが前記相互関係にあるか否かを判定し、
前記コスト値演算部は、
前記一方の手又は足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値が、前記判定部により前記相互関係にないと判定されており、前記他方の手または足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値が、前記判定部により前記相互関係にあると判定されているとき、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の、前記右側指標値と、前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値を補正するためのコスト値として算出し、
前記一方の手又は足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値が、前記判定部により前記相互関係にないと判定されており、前記他方の手または足における、前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値が、前記判定部により前記相互関係にあると判定されているとき、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の、前記左側指標値と、前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記右側指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記左側指標値を補正するためのコスト値として算出することを特徴とする請求項3または4に記載の爪形状取得装置。 - 前記形状取得部は、前記爪の前記幅方向の端から、前記幅方向の最大高さと、前記爪の幅方向の長さと、を取得し、
前記指標値取得部は、前記最大高さを前記爪の幅方向の長さで割った値を、前記指標値として取得することを特徴とする請求項1、4、5、6の何れか一項に記載の爪形状取得装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の爪形状取得装置と、
前記形状取得部により取得された前記湾曲形状に合わせるように補正したネイルデザインを前記複数の爪の各々に描画を施す描画部と、
を備えることを特徴とする描画装置。 - 爪形状取得装置の制御方法であって、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得し、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得し、
前記左右の手または足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出し、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定し、
前記差分値が前記閾値より大きいと判定されたとき、前記特定の種類の2つの前記指の前記爪の、前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認することを特徴とする制御方法。 - 爪形状取得装置の制御方法であって、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得し、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得し、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定し、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定し、
左右の一方の手又は足における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にないと判定されており、左右の他方の手または足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあると判定されているときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値と前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値を補正するためのコスト値として算出し、
前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪について、前記コスト値に基づいて前記指標値の補正を行うか否かを、利用者に対して確認することを特徴とする制御方法。 - 爪形状取得装置の制御方法であって、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得し、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得し、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定し、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較して、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定し、
前記左右の手又は足の両方における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にないと判定されているとき、前記特定の種類の前記爪の前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認することを特徴とする制御方法。 - 爪形状取得装置の制御プログラムであって、
前記爪形状取得装置に、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得させ、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得させ、
前記左右の手又は足の左右両方における、同じ特定の種類の2つの前記指の各々における前記爪の前記指標値の差分の絶対値を差分値として算出させ、前記差分値が閾値より大きいか否かを判定させ、
前記差分値が前記閾値より大きいと判定されたとき、前記特定の種類の2つの前記指の前記爪の、前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認させることを特徴とする制御プログラム。 - 爪形状取得装置の制御プログラムであって、
前記爪形状取得装置に、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得させ、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得させ、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定させ、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定させ、
左右の一方の手又は足における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にないと判定されており、左右の他方の手または足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあると判定されているときに、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値と前記他方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値との差を、前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪の前記指標値を補正するためのコスト値として算出させ、
前記一方の手又は足における前記特定の種類の指の前記爪について、前記コスト値に基づいて前記指標値の補正を行うか否かを、利用者に対して確認させることを特徴とする制御プログラム。 - 爪形状取得装置の制御プログラムであって、
前記爪形状取得装置に、
左右の手又は足の複数の指の各々を撮影して取得された画像に基づいて、前記複数の指の各々の、複数の爪の幅方向の湾曲形状を取得させ、
前記複数の爪の各々の、前記湾曲形状の湾曲の程度を表す指標値を取得させ、
右の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が予め設定された相互関係にあるか否かを判定させ、左の手又は足の前記複数の指の各々の前記爪の前記指標値を相互に比較させて、前記各指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にあるか否かを判定させ、
前記左右の手又は足の両方における特定の種類の指の前記爪の前記指標値が前記相互関係にないと判定されているとき、前記特定の種類の前記爪の前記湾曲形状の取得を再度行うか否かを利用者に対して確認させることを特徴とする制御プログラム。
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