JP6268827B2 - ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷方法 - Google Patents

ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷方法に関するものである。
従来、多くの女性が爪にネイルデザインを施し、ファッションとして楽しんでいる。
このようなネイルデザインは、ネイルの施術を行うネイルサロンにおいて施すことができる他、ユーザ自身が自宅で施すこともでき、ネイルデザインを自動で印刷する印刷装置であるネイルプリント装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特表2003−534083号公報
しかしながら、爪は日に日に伸びてしまうため、ネイルデザインを施してから1週間程度経過すると、爪が伸びてくる生え際付近はネイルデザインが施されておらず、生の爪が露出した状態となってしまう。
この場合、爪が伸びる度にネイルを一旦落としてやり直せば常に美しい状態を保つことができる。
しかし、爪に施したネイルデザインが気に入っている場合等には、爪が伸びてきてもできるだけネイルを落としたくないこともある。また、爪が伸びる度にネイルサロンで施術し直すのは金銭的に困難である。
このため、爪に施したネイルデザインをできるだけ長く持たせたいという要望がある。
そこで、例えば、ユーザ自身が、爪が伸びた部分にだけ色を塗って補修する等も考えられる。
しかし、ネイルデザインに使われる色は様々であることから、爪の伸びた部分を目立たなくする色をユーザが選択するのは難しく、また、非常に狭い範囲に塗らなければならないために手間がかかるという問題がある。
このため、当初から爪が伸びても生え際部分が目立たないようなネイルデザインを選択する等、デザイン選択の幅を狭めてしまったり、爪の生え際部分にネイルデザインがないままの状態で放置しておくしかなかった。
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、爪の伸びた部分のみを目立たなくする印刷を行うことで、ユーザの手を煩わせることなくネイルデザインを長持ちさせることのできるネイルプリント装置及びネイルプリント装置の印刷方法を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本発明のネイルプリント装置は、
爪に印刷を施す印刷ヘッドと、
ネイルデザインの印刷が施された既印刷領域を有する前記爪における、前記ネイルデザインの印刷が施された後に前記爪が伸びたことによって生じた、前記ネイルデザインの印刷が施されていない未印刷領域を検出する未印刷領域検出部と、
前記既印刷領域に用いられている色の情報に基づいて取得され、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位が付された複数の候補色から選択された特定の候補色により前記未印刷領域に印刷を施すよう前記印刷ヘッドを制御する印刷制御部と、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明のネイルプリント装置の印刷方法は、
ネイルデザインの印刷が施された既印刷領域を有する爪における、前記ネイルデザインの印刷が施された後に前記爪が伸びたことによって生じた、前記ネイルデザインの印刷が施されていない未印刷領域を検出し、
前記既印刷領域に用いられている色の情報に基づいて取得され、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位が付された複数の候補色から選択された特定の候補色により前記未印刷領域に印刷を施すことを特徴としている。
本発明によれば、爪の伸びた部分のみを目立たなくする印刷を行うことで、ユーザの手を煩わせることなくネイルデザインを長持ちさせることができる。このため、ネイルサロン等でネイルをやり直す時間や費用を節約でき、また、爪が伸びることを気にせずに自由にネイルデザインを選択することができる。
本実施形態に係るネイルプリント装置を概念的に示した斜視図で、蓋体を開いた状態を示している。 図1のネイルプリント装置の要部断面図である。 本実施形態に係るネイルプリント装置の制御構成を示した要部ブロック図である。 (a)は、図3の候補色レジスタの一例を示す図であり、(b)は、図3の印刷色レジスタの一例を示す図である。 (a)は、爪のうち未印刷領域に隣接するラインを示す図であり、(b)は、爪のうち未印刷領域に隣接する印刷色取得領域を示す図である。 本実施形態における印刷処理全体の流れを示すフローチャートである。 図6における未印刷領域検出処理を示すフローチャートである。 図6における印刷色選択処理を示すフローチャートである。 図6におけるネイル補修モードにおける印刷処理を示すフローチャートである。 表示部に表示される印刷色確認画面の一例を示す図である。
図1から図10を参照しつつ、本発明に係るネイルプリント装置の一実施形態について説明する。なお、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態におけるネイルプリント装置の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、このネイルプリント装置1は、ケース本体2及び蓋体4を備えている。蓋体4は、ケース本体2の上面(天板)の後端部に設けたヒンジ3を介して、ケース本体2に回動可能に連結されている。蓋体4は、ヒンジ3を支点として、ケース本体2の天板に重ねられた状態からケース本体2の天板に対して立てられた状態(図1参照)まで回動可能となっている。
上記ケース本体2は上方から平面視した場合にほぼ長円状に形成されている。このケース本体2の前側には開閉板2cが起倒可能に設けられている。この開閉板2cは、ケース本体2の前面下端部に設けられたヒンジ(図示せず)を介して、ケース本体2に連結されている。この開閉板2cは、ケース本体2の前面を開閉するためのものである。
なお、ケース本体2及び蓋体4の形状、構成はここに例示したものに限定されない。
ケース本体2の上面(天板)には操作部12が設置されている。
操作部12は、ユーザが各種入力を行うものである。
操作部12には、例えば、ネイルプリント装置1の電源をONする電源スイッチ釦、動作を停止させる停止スイッチ釦、爪Tに印刷するデザイン画像を選択するデザイン選択釦、印刷開始を指示する印刷開始釦、撮影開始を指示する撮影開始釦、その他各種の入力を行うための操作釦121が配置されている。また、本実施形態において、操作部12は後述する表示部13に設けられたタッチパネル式入力部122(図3参照)を含んでいる。
本実施形態では、印刷指U1の爪Tの表面に画像(ネイルデザイン)を印刷するネイル印刷モードの他、後述するように、爪Tに既にネイルデザインの印刷が施されている場合に、爪Tが伸びたことで生じた未印刷領域Nar(ネイルデザインの印刷が施されていない生の爪部分、図5(a)等参照)に、ネイルデザインの印刷が施されている既印刷領域Car(図5(a)等参照)と馴染む色を印刷するネイル補修モードが選択可能となっており、操作部12には、いずれのモードで印刷するかを選択するモード選択釦が用意されている。なお、本実施形態では、単に印刷開始釦や撮影開始釦が操作された際にはネイル印刷モードに入り、ネイル修復モード釦が操作されるとネイル修復モードに入るようになっており、印刷開始釦、撮影開始釦やネイル修復モード釦がモード選択釦として機能する。なお、モード選択釦の構成はここに示した例に限定されない。
また、本実施形態では、後述する印刷色選択部515が印刷色について複数の候補色を選び出すようになっており、ユーザは、操作部12を操作することにより、これらの候補色の中から印刷色としたい色を入力指示することができる。操作部12から印刷色を入力指示する手法は特に限定されない。例えば優先順位順に表示部13に表示された候補色のうち選択したいものについてOK釦を操作させるようにしてもよいし、複数の候補色を表示部13に表示させて、タッチパネル式入力部122をタッチ操作することで、いずれかの候補色を選択できるようにしてもよい。
また、ケース本体2の上面(天板)のほぼ中央部には表示部13が設置されている。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイその他のフラットディスプレイ等で構成されている。本実施形態において、この表示部13には、例えば、印刷指U1の爪Tの画像である爪画像(すなわち、爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)、後述する爪Tの未印刷領域Narの輪郭が分かるように未印刷領域Narのみに着色等を施した未印刷領域確認画面、未印刷領域Narに印刷する色を確認するための印刷色確認画面(図10参照)、爪Tに印刷すべきデザイン画像を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面、告知画面、警告画面等が適宜表示される。
本実施形態の表示部13の表面には、タッチパネル式入力部122(図3参照)が一体的に構成されている。タッチパネル式入力部122は、例えば、指先やスタイラスペン等の入力部材によって表示部13の表面をタッチするタッチ操作によって各種の入力を行うことができるように構成されたものであり、操作部12として機能する。なお、表示部13にタッチパネル式入力部122が一体的に構成されることは必須ではなく、タッチパネル式入力部122を備えない構成でもよい。
図2は、ネイルプリント装置1の要部断面図である。
図2に示すように、ケース本体2にはネイルプリント装置1の装置本体10が収容されている。
装置本体10は、ほぼ箱状に形成され、ケース本体2の内部下方に設置された下部機枠11aと、この下部機枠11aの上方で且つケース本体2の内部上方に設置されている上部機枠11bとを備えている。そして、これら下部機枠11a及び上部機枠11bには、印刷指固定部20、撮影部30、印刷部40及び制御装置50(図3参照)等が設けられている。
印刷指固定部20は、下部機枠11aに設けられている。すなわち、下部機枠11aには、印刷指挿入部20a及び非印刷指挿入部20bが設けられており、これらによって印刷指固定部20が構成されている。印刷指挿入部20aと非印刷指挿入部20bとは、隔壁21によって仕切られている。
ここで、印刷指挿入部20aは、印刷対象である爪Tに対応する指(以下「印刷指U1」という)を挿入するための指挿入部である。
印刷指挿入部20aの底面(本実施形態では隔壁21の上面)は、印刷指U1を載置する指載置部(印刷指載置面)として機能する。印刷指U1の撮影や印刷等は、印刷指U1がこの指載置部としての印刷指挿入部20aの印刷指載置面(隔壁21の上面)に載置された状態で行われる。
なお、本実施形態では、印刷指挿入部20aに1本ずつ印刷指U1を挿入して爪Tへの印刷等を行う場合を例として説明する。印刷指挿入部20aの形状、大きさ等は特に限定されないが、各種の指に対応できるように、印刷指挿入部20aは大人の親指等が挿入された場合でもきつくない程度に形成されている。
また、非印刷指挿入部20bは、印刷指以外の指(図示せず。以下「非印刷指」という。)を挿入するための指挿入部である。
本実施形態では、印刷指U1を印刷指挿入部20aに挿入し、非印刷指を非印刷指挿入部20bに挿入して、印刷指U1と非印刷指とで隔壁21を挟持することにより、印刷指U1が安定した状態で固定される。
例えば、親指が印刷指U1となる場合には、親指(印刷指U1)を印刷指挿入部20aに挿入し、親指以外の4本の指(人差し指、中指、薬指及び小指)を非印刷指として非印刷指挿入部20bに挿入する。この場合、ユーザが印刷指U1と非印刷指とで隔壁21を挟持することで印刷指U1が固定される。
なお、隔壁21の指挿入側端部は、印刷指U1と非印刷指とで隔壁21を強く挟持しても指の付け根に負担がかからないように、指挿入方向の断面が、円形や楕円形、多角形等、印刷指U1及び非印刷指の付け根が突き当てられた際に自然に馴染む形状となっていることが好ましい。
図2に示すように、撮影部30は、上部機枠11bに設けられている。
すなわち、上部機枠11bには基板15が設置されており、この基板15の中央部下面には、撮像装置としてのカメラ32が設置されている。カメラ32は、例えば200万画素程度以上の画素を有するものであることが好ましい。
カメラ32は、印刷指挿入部20a内に挿入されている印刷指U1の爪Tを撮影して、印刷指U1の爪Tの画像である爪画像(すなわち、爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)を得るものである。
また、基板15には、カメラ32を囲むように白色LED等の照明灯33が設置されている。照明灯33は、カメラ32による撮影の際に、印刷指U1の爪Tを照明するものである。撮影部30は、このカメラ32及び照明灯33を備えて構成されている。
本実施形態では、撮像装置としてのカメラ32によって取得された爪画像に基づいて、後述する爪輪郭検出部512が、爪Tの輪郭(爪Tの形状)や未印刷領域Narの輪郭を検出する。また、既印刷領域情報取得部514が、爪画像から既印刷領域Carの画像の切り出しを行い、既印刷領域Carに用いられている色等のデザイン情報や既印刷領域Carの形状(輪郭)情報を取得するようになっている。
カメラ32によって取得された爪画像の画像データは、後述する記憶部52に(図3参照)に記憶されてもよい。
この撮影部30は、後述する制御装置50の撮影制御部511(図3参照)に接続され、該撮影制御部511によって制御されるようになっている。
また、印刷部40は、主に上部機枠11bに設けられている。
すなわち、上部機枠11bには、上部機枠11bの両側板に各端部が固定された2本のガイドロッド41が平行に架設されている。このガイドロッド41には、主キャリッジ42が摺動自在に設置されている。また、主キャリッジ42の前壁42aおよび後壁42bには2本のガイドロッド44(図2においては手前側の1本のみを図示している。)が平行に架設されている。このガイドロッド44には、副キャリッジ45が摺動自在に設置されている。この副キャリッジ45の下面には、印刷ヘッド46が搭載されている。
本実施形態において、この印刷ヘッド46は、インクを微滴化し、印刷対象の被印刷面に対し直接に吹き付けて印刷を行うインクジェット方式の印刷ヘッドである。なお、印刷ヘッド46の記録方式はインクジェット方式に限定されない。
本実施形態において、印刷部40には、例えば、イエロー(Y;YELLOW)、マゼンタ(M;MAGENTA)、シアン(C;CYAN)のインクに対応する印刷ヘッド46が設けられている。各印刷ヘッド46は、それぞれの色のインクを噴射する複数のノズルからなるノズルアレイを備えている。なお、印刷部40に設けられる印刷ヘッド46はこの3色のインクを吐出させるものに限定されない。その他の色のインクを吐出させる印刷ヘッド46をさらに備えていてもよい。
印刷ヘッド46は、後述する爪輪郭検出部512により検出された爪情報等に基づいて、印刷指U1の爪Tに印刷を行う。本実施形態では、印刷ヘッド46は、ネイル印刷モードが選択された際に印刷指U1の爪Tの表面に画像(ネイルデザイン)を印刷する他、ネイル補修モードが選択された際に爪Tが伸びたことで生じた未印刷領域Nar(ネイルデザインの施されていない生の爪部分)に、ネイルデザインの印刷が施されている既印刷領域Carと馴染む色を印刷するようになっている。
下部機枠11aには、印刷ヘッド46にインクを供給するためのインクカートリッジ48が設けられている。インクカートリッジ48は、図示しないインク供給管を介して印刷ヘッド46と接続されており、適宜印刷ヘッド46にインクを供給するようになっている。なお、印刷ヘッド46自体にインクカートリッジを搭載する構成としてもよい。
主キャリッジ42は動力伝達部(図示せず)を介してモータ43に連結され、モータ43の正逆回転によって、ガイドロッド41に沿ってネイルプリント装置1の左右方向(ネイルプリント装置1の幅方向)に移動するように構成されている。また、副キャリッジ45は動力伝達部(図示せず)を介してモータ47に連結され、モータ47の正逆回転によって、ガイドロッド44に沿ってネイルプリント装置1の前後方向(図2において左右方向)に移動するように構成されている。
印刷部40は、これらガイドロッド41、主キャリッジ42、モータ43、ガイドロッド44、副キャリッジ45、印刷ヘッド46、モータ47及びインクカートリッジ48等を備えて構成されている。この印刷部40のモータ43、印刷ヘッド46、モータ47は、後述する制御装置50の印刷制御部516(図3参照)に接続され、該印刷制御部516によって制御されるようになっている。
また、制御装置50は、例えば上部機枠11bに配置された基板15等に設置されている。図3は、本実施形態における制御構成を示す要部ブロック図である。
制御装置50は、図3に示すように、図示しないCPU(Central Processing Unit)等によって構成されている制御部51と、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されている記憶部52とを備えるコンピュータである。
記憶部52は、プログラムメモリ521、デザインデータメモリ522、既印刷領域画像メモリ523、未印刷領域輪郭メモリ524を備えている。
プログラムメモリ521は、ネイルプリント装置1を動作させるための各種プログラムを格納するものである。
本実施形態では、プログラムメモリ521には、例えば、爪Tの爪輪郭を検出するための爪輪郭検出プログラム、爪画像から既印刷領域Carを切り出すための既印刷領域切出プログラム、既印刷領域Carに用いられている色等のデザイン情報を取得するためのデザイン情報取得プログラム、爪Tのうち未印刷領域Narの輪郭を検出するための未印刷領域輪郭検出プログラム、印刷色を選択するための印刷色選択プログラム、印刷処理を行うための印刷プログラム等の各種プログラムが格納されており、制御装置50はこれらのプログラムを実行してネイルプリント装置1の各部を制御するようになっている。
また、デザインデータメモリ522は、爪Tに印刷されるネイルデザインの画像データを格納するものである。デザインデータメモリ522に記憶されているネイルデザインの画像データは、例えば矩形のデータであり、各種の爪Tのサイズに対応できるように、一般的な爪Tのサイズよりも大きなサイズのものが用意されている。
また、既印刷領域画像メモリ523は、後述する既印刷領域情報取得部514が撮影部30によって取得された爪画像の中から既印刷領域Carの画像を切出した場合に、この既印刷領域Carの画像を記憶するものである。既印刷領域情報取得部514は、後述するように、この既印刷領域Carの画像から、既印刷領域Carに用いられている色等のデザイン情報や、既印刷領域Carの輪郭情報を取得する。
なお、記憶部52には、既印刷領域画像メモリ523の他に、既印刷領域Carに用いられている色等のデザイン情報や、既印刷領域Carの輪郭情報等が記憶されてもよい。
また、未印刷領域輪郭メモリ524は、後述する爪輪郭検出部512の未印刷領域検出部513が撮影部30によって取得された爪画像に基づいて未印刷領域Narの輪郭を検出した場合に、この未印刷領域Narの輪郭を記憶するものである。
未印刷領域Narの輪郭は、例えば爪Tの生え際側と指の肉部分との境界及び爪Tの未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl(図5(a)等参照)である。未印刷領域Narの輪郭は、例えば、未印刷領域Narの輪郭を構成する複数の点(点の集合で形成される境界線)の位置をxy座標等で表したものである。
なお、本実施形態では爪輪郭検出部512により爪T全体の輪郭(爪形状)が検出されるようになっており、記憶部52には、爪T全体の輪郭情報も記憶されてもよい。
制御部51は、機能的に見た場合、撮影制御部511、爪輪郭検出部512、既印刷領域情報取得部514、印刷色選択部515、印刷制御部516、表示制御部517等の機能部を含んでいる。これら撮影制御部511、爪輪郭検出部512、既印刷領域情報取得部514、印刷色選択部515、印刷制御部516、表示制御部517等としての機能は、制御部51のCPUと記憶部52のROM等に記憶されたプログラムとの共働によって実現される。なお、制御部51に含まれる機能部はここに挙げたものに限定されない。
また、制御部51は、候補色レジスタ518及び印刷色レジスタ519を備えている。
候補色レジスタ518は、印刷色選択部515により、既印刷領域情報取得部514によって取得された既印刷領域Carの色の中から候補色が選び出された場合に、この候補色を格納するものである。後述するように、本実施形態の印刷色選択部515は、複数の手法により複数の候補色を選び出す場合に、これらの候補色に所定の優先順位をつけるようになっており、候補色レジスタ518には、候補色がこの優先順位とともに格納される。なお、所定の優先順位は、予めデフォルトで設定されていてもよいし、ユーザが任意に設定してもよい。
図4(a)は、候補色レジスタ518の一例を示す図である。
図4(a)に示すように、候補色レジスタ518に記憶される候補色は、当該色を構成するRGB成分の値として記憶される。カメラ32により取得された画像(カメラ32で取得された爪画像から切出された既印刷領域Carの画像)において色情報はRGB値で表され、本実施形態では、このRGB値を、候補色を表す値として記憶させる。RGB値で表される色は、印刷時に印刷制御部516により印刷ヘッド46に備えられるインクによって再現可能なCMY値に変換される。
図4(a)では、RGB値がそれぞれrv1,gv1,bv1である候補色1と、RGB値がそれぞれrv2,gv2,bv2である候補色2と、RGB値がそれぞれrv3,gv3,bv3である候補色3とがそれぞれ優先順位とともに候補色レジスタ518に記憶されている例を示している。
なお、候補色を表すRGB値をCMY値に変換した上で候補色レジスタ518に記憶させてもよい。この場合、候補色レジスタ518には、C、M、Yのそれぞれの値が記憶される。なお、ネイルプリント装置1が、C、M、Yの3色の他、ライトマゼンタ、ライトシアン等も存在する4色以上のインクを使用するものである場合には、候補色レジスタ518にはLM(ライトマゼンタ)、LC(ライトシアン)等も含めた各インクに対応する値が格納される。
また、印刷色レジスタ519は、印刷色選択部515によって候補色の中から爪Tの未印刷領域Narに印刷する印刷色が選択された場合に、この印刷色を格納するものである。
図4(b)は、印刷色レジスタ519の一例を示す図である。
図4(b)では、RGB値がそれぞれrv2,gv2,bv2である候補色2が印刷色として選択されて、印刷色レジスタ519に記憶されている例を示している。なお、図4(b)では、印刷色が候補色と同様に当該色を構成するRGB成分の値として記憶されている場合を例示しているが、印刷色は、このようなRGB値で表されていてもよいし、RGB値をCMY値に変換した上で印刷色レジスタ519に格納してもよい。
撮影制御部511は、撮影部30を制御してカメラ32によりユーザの印刷指U1を撮影させ、爪画像(すなわち、爪Tの画像を含む印刷指U1の画像)を取得させるものである。
本実施形態では、撮影制御部511は、ネイル印刷モードの場合、ネイル補修モードの場合ともに、ユーザの印刷指U1が印刷指挿入部20aにセットされ、操作部12の撮影開始釦が操作されると、印刷動作開始前に撮影部30により爪Tを含む印刷指U1を撮影させ、爪画像を取得させる。
撮影により取得された爪画像の画像データは、記憶部52に記憶されてもよい。
爪輪郭検出部512は、撮像装置であるカメラ32によって取得された爪画像に基づいて、印刷指U1の爪Tの輪郭(以下「爪輪郭」又は「爪形状」という。)を検出するものである。
具体的には、爪輪郭検出部512は、ネイル印刷モード(すなわち、印刷指U1の爪Tの表面に画像(ネイルデザイン)を印刷するモード)が選択されている場合に、カメラ32により取得された印刷指U1の爪Tの爪画像から、爪輪郭(爪形状)を検出し、この爪輪郭をx,y座標等で表される位置情報として取得する。
爪輪郭検出部512が爪輪郭(爪形状)を検出する手法としては、例えば、カメラ32により取得された印刷指U1の爪Tの爪画像から爪Tとそれ以外の指部分との色の違い等に基づいて爪輪郭(爪形状)を検出する。なお、爪輪郭検出部512が爪輪郭(爪形状)を検出する手法はここに例示したものに限定されず、輪郭を検出するための各種手法を適用することができる。
爪輪郭検出部512によって検出された結果である爪輪郭は、記憶部52に記憶されてもよい。
なお、爪輪郭検出部512は、爪情報として爪Tの輪郭(爪Tの形状)のみを検出するものに限定されない。例えば、爪Tの高さ(爪Tの垂直方向の位置)、爪Tの曲率(爪曲率)等についても検出するようにしてもよい。この場合には、例えばカメラ32によって印刷指U1の爪Tを複数の異なる角度から撮影して複数の爪画像を取得し、これに基づいて爪Tの高さや曲率を検出する。なお、爪高さ、爪曲率についても爪輪郭検出部512が検出するとした場合には、爪Tの高さ方向の形状も考慮して印刷を行うことができ、より高精度の印刷を実現することができる。
また、爪輪郭検出部512は、ネイル補修モード(すなわち、爪Tに既にネイルデザインが施されている場合に爪Tが伸びたことで生じた未印刷領域Nar(ネイルデザインの施されていない生の爪部分)に、ネイルデザインが施されている既印刷領域Carと馴染む色を印刷するモード)が選択されている場合に、爪Tの未印刷領域Narを検出する未印刷領域検出部513を含んでいる。
なお、本実施形態においてネイル補修モードは、上述のように、爪Tが伸びたことで生じた生の爪部分に色を印刷してネイルデザインを補修するものであるため、未印刷領域Narは、爪Tのうち色が付されていない領域全てを意味するものではなく、爪Tが新たに延びる部分である生え際側における未印刷の領域を意味する。すなわち、本実施形態において、未印刷領域検出部513が検出する爪Tの未印刷領域Narとは、例えば爪Tの生え際側と指の肉部分との境界から爪Tの未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Blまでの間の未印刷の領域である。なお、一般に爪Tは1日に0.1mm程度伸びるとされ、爪Tにネイルデザインを施してから10日ほど経過すると、爪Tの生え際側に1mm程度の幅の未印刷領域Narが生じる。
未印刷領域検出部513は、例えば、まず、爪Tの生え際側と指の肉部分との境界を検出し、この境界と同じ形状のラインを爪Tの先端側に向かって移動させていったときに、大きく色や明度に差異のあるラインを検出して、これを未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Blとする。そして、この爪Tの生え際側と指の肉部分との境界及び未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Blにより画される領域を未印刷領域Narとして検出する。
なお、未印刷領域検出部513が未印刷領域Narの輪郭を検出する手法はここに例示したものに限定されず、輪郭を検出するための各種手法を適用することができる。例えば、後述する既印刷領域情報取得部514が既印刷領域Carの輪郭を検出する場合には、爪輪郭検出部512により検出された爪輪郭(爪T全体の輪郭)から既印刷領域情報取得部514により検出された既印刷領域Carの輪郭によって画される領域を除いた残りの領域を未印刷領域Narとして検出してもよい。
未印刷領域検出部513は、未印刷領域Narの輪郭(すなわち、爪Tの生え際側と指の肉部分との境界及び未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl)を未印刷領域輪郭メモリ524に記憶させる。未印刷領域Narの輪郭は、例えば、未印刷領域Narの輪郭を構成する複数の点(点の集合で形成される境界線)の位置をxy座標等で表したものである。
既印刷領域情報取得部514は、ネイル補修モードにおいて、爪Tに既に施されているネイルデザイン部分(すなわち、既印刷領域Car)の情報を取得するものである。
既印刷領域情報取得部514は、例えばカメラ32によって取得された爪画像から、色や明度の差異により、既印刷領域Carとそれ以外の領域とを区別して、既印刷領域Carの画像を切り出す。なお、既印刷領域情報取得部514が既印刷領域Carの画像を切り出す手法は特に限定されない。既印刷領域情報取得部514により切り出された既印刷領域Carの画像は、既印刷領域画像メモリ523に記憶される。
また、本実施形態において、既印刷領域情報取得部514は、爪Tに既に施されているネイルデザインに用いられている色等のデザイン情報を取得する。具体的には、既印刷領域画像メモリ523に記憶された既印刷領域Carの画像からネイルデザインに用いられている色のRGB値を取得する。
また、本実施形態では、既印刷領域情報取得部514は、既印刷領域Carにおいて各色の用いられている領域の面積を取得するようになっている。
さらに、既印刷領域情報取得部514は、既印刷領域Carの輪郭を構成する複数の点(点の集合で形成される境界線)の位置をxy座標等で表した、既印刷領域Carの輪郭情報を取得してもよい。
印刷色選択部515は、既印刷領域情報取得部514によって取得された既印刷領域Carの色の中から、少なくとも1つの候補色を選び出し、未印刷領域検出部513により検出された未印刷領域Narに印刷する印刷色を候補色の中から選択する。印刷色選択部515が選び出した候補色は、候補色レジスタ518に格納され、この候補色の中から印刷色選択部515が印刷色を選択すると、当該印刷色が印刷色レジスタ519に格納される。なお、印刷色選択部515が1つしか候補色を選び出さない場合には、その色が印刷色として選択され、印刷色レジスタ519に格納される。
本実施形態では、印刷色選択部515が、複数の手法により、複数の候補色を選び出す場合を例として説明する。
印刷色選択部515が既印刷領域Carの色の中から候補色を選び出す手法としては、例えば、以下のようなものがある。
すなわち、既印刷領域情報取得部514が既印刷領域Carの色を取得するとともに、各色の用いられている領域の面積を取得する場合、印刷色選択部515は、既印刷領域情報取得部514によって取得された色のうち、最も広い領域で用いられている色(すなわち使用面積が最も広い色)を候補色として選び出す手法が挙げられる。
この手法によれば、爪Tに既に施されているネイルデザインの全体的な印象と合致する色を候補色として選び出すことができる。
また、既印刷領域情報取得部514によって取得された既印刷領域Carの色のうち、未印刷領域Narに近接する部分において最も多く用いられている色を候補色として選び出す手法が挙げられる。
図5(a)及び図5(b)は、既印刷領域Carの色のうち、未印刷領域Narに近接する部分において最も多く用いられている色を候補色として選び出す手法について説明する説明図である。
図5(a)は、未印刷領域Narに近接する部分として、未印刷領域Narに隣接する既印刷領域Carの境界Bl部分を選択した場合の例であり、印刷色選択部515は、図5(a)中、太線で示した境界Bl上で最も多く用いられている色を候補色として選択する。この場合、太線で示した境界Blは、例えば1画素分の幅を有する線である。
この手法によれば、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl部分で用いられている主要な色を候補色として選び出すことができ、この候補色を爪Tの未印刷領域Narに印刷した場合には、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl部分とほぼ同じ色をそのまま未印刷領域Narに塗り広げた状態とすることができる。
図5(b)は、未印刷領域Narに近接する部分として、既印刷領域Carのうち未印刷領域Narに隣接する所定の領域(これを以下「印刷色取得領域Rar」という。)を選択した場合の例であり、印刷色選択部515は、印刷色取得領域Rarにおいて最も多く用いられている色を候補色として選択する。
この場合、いかなる範囲を印刷色取得領域Rarとするかについては、予めデフォルトで設定されていてもよいし、ユーザが操作部12等から入力操作を行うことで設定してもよい。
本実施形態では、例えば、図5(b)において破線で示した未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Blを、爪Tの生え際と指の肉部分との境界から未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Blまでの距離と同じ距離だけ爪Tの先端方向に移動させた線(図5(b)中、一点鎖線で示す。)を引いたとき、この破線で示した線と一点鎖線で示した線との間の領域を印刷色取得領域Rarとする。
この手法によれば、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl部分及びその近傍で用いられている主要な色を候補色として選び出すことができ、この候補色を爪Tの未印刷領域Narに印刷した場合には、未印刷領域Narを自然に既印刷領域Carと馴染ませることができる。
印刷色選択部515は、上記のような複数の手法により選び出した複数の候補色を、所定の優先順位をつけて候補色レジスタ518に格納する。
例えば、図4(a)において優先順位1位とされている候補色1は、本実施形態では、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl上において最も使用面積の広い色を選んだ場合の色であり、優先順位2位とされている候補色2は、印刷色取得領域Rarにおいて最も使用面積の広い色を選んだ場合の色であり、優先順位3位とされている候補色3は、全既印刷領域Car内において最も使用面積の広い色を選んだ場合の色である。
なお、印刷色選択部515が候補色を選び出す手法は、ここに例示したものに限定されない。例えば、全既印刷領域Car内のRGB値の平均を取ったものを候補色としてもよいし、未印刷領域Narとの境界Bl上において使用されている色のRGB値の平均を取ったものを候補色としてもよいし、印刷色取得領域Rarにおいて使用されている色のRGB値の平均を取ったものを候補色としてもよい。また、例えば、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl上において最も使用面積の広い色を優先順位1位とし、次に使用面積の広い色を優先順位2位とする、というように、同じ手法で選ばれた候補色内で優先順位をつけてもよい。
また、印刷色選択部515が選び出す候補色は3つに限定されず、3つ未満であってもよいし、さらに多くの手法により4つ以上の異なる候補色を選び出してもよい。
本実施形態では、印刷色選択部515によって選択された複数の候補色を表示部13に表示させるようになっており、ユーザが操作部12を操作することにより、表示部13に表示された複数の候補色の中からいずれかの候補色を未印刷領域Narに印刷するよう入力指示することができるようになっている。
すなわち、例えば、未印刷領域Narに印刷した場合の印刷例を、優先順位の高い候補色から順に、未印刷領域Narに印刷される色の候補である候補色が認識できるように示し、候補色の可否を問合せる印刷色確認画面(例えば、図10参照)を表示部13に表示させる。印刷色確認画面には、例えば、OK釦121aや色切替釦121b等が設けられており、未印刷領域Narに印刷する色が当該候補色でよければ、ユーザはOK釦121aを操作する。また、候補色を切り替えたいときには、色切替釦121bを操作することで、優先順位の高い順に順次未印刷領域Nar部分の色が切り替えられる。なお、候補色レジスタ518に格納されている候補色がすべて表示されると(すなわち、優先順位1位から最下位まで全ての候補色が順次表示されると)、再び優先順位1位の候補色に戻るというように、候補色は循環表示されるようになっている。
OK釦121aを操作されると、操作部12から当該候補色を未印刷領域Narに印刷するよう入力指示する指示信号が印刷色選択部515に出力され、印刷色選択部515は、この操作部12からの入力指示に応じて、複数の候補色の中から当該承認された候補色を未印刷領域Narに印刷する印刷色として選択する。
操作部12から、当該候補色を印刷するよう指示する入力指示がない場合には、印刷色選択部515は、操作部12からいずれかの候補色を承認する指示が入力されるまで、候補色レジスタ518から順次、次順位の候補色を読み出して、当該候補色を未印刷領域Narに印刷した場合の印刷例を表示部13に表示させる。
印刷制御部516は、ネイル印刷モードにおいて、ネイルデザインの画像データに基づく印刷データを印刷部40の印刷ヘッド46に出力し、この印刷データにしたがって印刷ヘッド46により爪Tに印刷が施されるように印刷部40を制御する。
また、ネイル補修モードにおいては、印刷制御部516は、印刷色選択部515により選択された印刷色を、未印刷領域Narに印刷するよう印刷ヘッド46を制御する。
表示制御部517は、表示部13を制御して、各種の表示画面を表示させるものである。
本実施形態では、表示制御部517は、例えば、印刷指U1を撮影して得られた爪画像や、爪Tに印刷すべき画像(すなわち、「ネイルデザイン」)を選択するためのデザイン選択画面、デザイン確認用のサムネイル画像、各種の指示を表示させる指示画面等を表示部13に表示させるようになっている。
また、表示制御部517は、ネイル補修モードにおいて、表示部13を制御して、未印刷領域検出部513によって検出された未印刷領域Nar(未印刷領域Narの輪郭)を表示させる。このとき、未印刷領域Narのみ色を薄くして表示させる等、未印刷領域Narが明確に視認できるような態様で表示させる。
さらに、表示制御部517は、ネイル補修モードにおいて、表示部13を制御して、印刷色選択部515によって選択された複数の候補色を表示させる。
図10は、表示部13に表示される印刷色確認画面の一例を示すものである。
図10に示すように、印刷色確認画面には、例えば、爪Tの未印刷領域Narにいずれかの候補色が印刷された場合の印刷例が表示されるとともに、当該候補色を未印刷領域Narに印刷する色として承認するためのOK釦121a及び他の候補色に切り替えるよう指示するための色切替釦121bが表示される。
なお、表示部13に表示される印刷色確認画面は、未印刷領域Nar及びそこに印刷される色の候補である候補色がユーザに認識できるように示すものであればよく、図示例に限定されない。例えば、指部分を表示させず、爪T部分のみを表示させてもよいし、爪Tのうちの未印刷領域Narのみを表示させてもよい。また、表示部13にタッチパネル式入力部122が一体に形成されている場合には、表示部13に表示される爪Tの画像の近傍に、全ての候補色を表示させるパレット様の一覧表示欄を設けて、この一覧表示欄からユーザが所望の色をタッチ操作すると、当該色が爪Tの画像の未印刷領域Narの色として反映され、ユーザが当該候補色を確認できるようにしてもよい。
次に、図6から図9等を参照しつつ、本実施形態におけるネイルプリント装置1による印刷方法について説明する。
このネイルプリント装置1により印刷を行う場合、ユーザはまず、電源スイッチを入れて制御装置50を起動させ、印刷したい爪Tの指を印刷指挿入部20aにセットする。
本実施形態のネイルプリント装置1は、操作部12からの入力操作等により、ネイル印刷モードかネイル補修モードを選択可能となっており、図6に示すように、制御部51は、ネイル印刷モードが選択されたか否かを判断する(ステップS1)。そして、ネイル印刷モードが選択されたと判断される場合(ステップS1;YES)には、ネイル印刷モードによるネイルデザインの印刷を行う(ステップS2)。
他方、ネイル印刷モードが選択されていないと判断される場合(ステップS1;NO)には、制御部51は、ネイル補修モードが選択されたか否かを判断し(ステップS3)、ネイル補修モードも選択されていないと判断される場合(ステップS3;NO)には、ステップS1に戻り、何らかの指示が入力されるまで判断を繰り返す。
ネイル補修モードが選択されたと判断される場合(ステップS3;YES)には、制御部51は、未印刷領域検出処理(ステップS4)、印刷色選択処理(ステップS5)を行い、未印刷領域検出処理(ステップS4)及び印刷色選択処理(ステップS5)が完了すると、ネイル補修モードによる印刷処理(ステップS6)を行う。なお、未印刷領域検出処理(ステップS4)及び印刷色選択処理(ステップS5)を行う順序は逆でもよいし、同時平行的に行われてもよい。
次に、図7を参照しつつ、未印刷領域検出処理(ステップS4)の具体的内容について説明する。
図7に示すように、未印刷領域検出処理では、まず、制御部51は、撮影開始釦が操作されたか否かを判断し(ステップS11)、撮影開始釦が操作されていないと判断する場合(ステップS11;NO)には、操作が行われるまで判断を繰り返す。なお、撮影開始釦を操作するようにユーザに促す指示画面を表示部13に表示させる等してもよい。
撮影開始釦が操作されたと判断する場合(ステップS11;YES)には、撮影制御部511が撮影部30を制御して爪Tを撮影させ、爪画像を取得する(ステップS12)。なお、爪Tについての撮影が終了すると、ユーザは一旦印刷指U1を印刷指挿入部20aから抜いて、自由な状態とすることができる。
爪画像が取得されると、既印刷領域情報取得部514が、爪画像から既印刷領域Carの画像を切り出し(ステップS13)、切り出した既印刷領域Carの画像を既印刷領域画像メモリ523に記憶させる(ステップS14)。
また、未印刷領域検出部513が、爪画像から未印刷領域Narの輪郭を検出する(ステップS15)。そして、検出結果である未印刷領域Narの輪郭を表示部13に表示させる(ステップS16)。表示部13の表示画面には、例えば、未印刷領域Narの輪郭を承認するOK釦が設けられており、ユーザがこのOK釦を操作する等により、検出結果を承認する旨の指示信号が出力される。未印刷領域検出部513は、検出結果(未印刷領域Narの輪郭)が承認されたか否か、すなわちユーザがOK釦等を操作したか否かを判断し(ステップS17)、検出結果(未印刷領域Narの輪郭)が承認されたと判断される場合(ステップS17;YES)には、当該未印刷領域Narの輪郭を未印刷領域輪郭メモリ524に記憶させる(ステップS18)。
他方、検出結果(未印刷領域Narの輪郭)が承認されていないと判断される場合(ステップS17;NO)には、制御部51は、指示画面を表示部13に表示させる等によりユーザに手動修正を促し、手動修正が行われると、修正結果を検出結果に反映させて、表示部13に表示させる(ステップS19)。そして、ステップS17に戻って、未印刷領域Narの輪郭が承認されるまで処理を繰り返す。
次に、図8を参照しつつ、印刷色選択処理(ステップS5)の具体的内容について説明する。
図8に示すように、印刷色選択処理では、まず、印刷色選択部515は、既印刷領域画像メモリ523に記憶されている既印刷領域Carの画像から複数の手法により候補色を複数選び出す(ステップS21)。そして、選び出した候補色を表すRGB値に所定の優先順位を付して候補色レジスタ518に格納する(ステップS22)。なお、選び出された候補色は記憶部52にも記憶されてもよい。
次に、優先順位1位とされた候補色を爪Tの未印刷領域Narの表示色として(ステップS23)、当該表示色(優先順位1位の候補色)で爪の未印刷領域Narを表示する表示用爪画像を合成し(ステップS24)、当該表示用爪画像を表示部13に表示させる(ステップS25)。なお、表示用爪画像は、爪T全体を表示させるものでもよいし、爪Tのうち、未印刷領域Narのみを表示させるものでもよい。
表示部13の表示画面には、例えば、表示色を印刷色として承認するためのOK釦や表示色を次順位の候補色に切り替えるよう指示する色切替釦が設けられており、ユーザがこのうちOK釦を操作する等により、表示色を印刷色として承認する旨の指示信号が出力される。印刷色選択部515は、表示色が承認されたか否か、すなわちユーザがOK釦等を操作したか否かを判断し(ステップS26)、表示色が承認されたと判断される場合(ステップS26;YES)には、当該表示色(優先順位1位の候補色)を印刷色レジスタ519に格納する(ステップS27)。
他方、表示色が承認されていないと判断される場合(ステップS26;NO)、すなわち、例えば、ユーザが色切替釦を操作する等により、表示色(候補色)を切り替えるよう指示する指示信号が出力された場合には、制御部51は、爪Tの未印刷領域Narの表示色を次順位の候補色(例えば、優先順位2位の候補色)に切り替える(ステップS27)。そして、ステップS24に戻り、当該表示色で爪Tの未印刷領域Narを表示させ、表示色(候補色)が承認されるまで以降の処理を繰り返す。
次に、図9を参照しつつ、ネイル補修モードによる印刷処理(ステップS6)の具体的内容について説明する。
図9に示すように、ネイル補修モードによる印刷処理では、まず、ユーザは再度印刷指U1を印刷指挿入部20aにセットする。そして、撮影制御部511が撮影部30を制御することにより、爪画像を取得する(ステップS31)。
爪画像が取得されると、未印刷領域検出部513が、当該爪画像から未印刷領域Narの輪郭を検出する(ステップS32)。このとき、未印刷領域検出部513は、未印刷領域輪郭メモリ524に記憶されている未印刷領域Narの輪郭を読み出し、これとのマッチング処理等を行うことにより、検出結果を補正する(ステップS33)。
補正後の検出結果は、爪Tのうちのどの領域が未印刷領域Narとして検出されたのかがわかるように、未印刷領域Narが識別できるような態様で表示部13に表示される(ステップS34)。
表示部13の表示画面には、例えば、検出された未印刷領域Narを承認するためのOK釦や検出のやり直しを支持する再検出釦が設けられており、ユーザがこのうちOK釦を操作する等により、未印刷領域Narを印刷範囲として承認する旨の指示信号が出力される。制御部51は、検出結果である未印刷領域Narが承認されたか否か、すなわちユーザがOK釦等を操作したか否かを判断し(ステップS35)、未印刷領域Narが承認されていないと判断される場合(ステップS35;NO)、すなわち、例えば、ユーザが再検出釦を操作する等により、未印刷領域Narの再検出が指示された場合には、図6のステップS4の未印刷領域検出処理(図7参照)に戻って、未印刷領域Narの再検出を行う。
他方、未印刷領域Narが承認されたと判断される場合(ステップS35;YES)には、制御部51は、次に、印刷色レジスタから印刷色を読み出して、印刷色を未印刷領域Narに付した状態の画像を表示部に表示させる(ステップS36)。
表示部13の表示画面には、例えば、未印刷領域Narに付された印刷色を承認するためのOK釦や印刷色の選択のやり直しを支持する再選択釦が設けられており、ユーザがこのうちOK釦を操作する等により、当該色を未印刷領域Narに印刷する印刷色として承認する旨の指示信号が出力される。制御部51は、印刷色が承認されたか否か、すなわちユーザがOK釦等を操作したか否かを判断し(ステップS37)、印刷色が承認されていないと判断される場合(ステップS37;NO)、すなわち、例えば、ユーザが再選択釦を操作する等により、印刷色の再選択が指示された場合には、図6のステップS5の印刷色選択処理(図8参照)に戻って、印刷色の再選択を行う。
他方、印刷色が承認されたと判断される場合(ステップS37;YES)には、印刷制御部516は、印刷部40を制御して、印刷ヘッド46により爪Tの未印刷領域Narに印刷色を印刷させる(ステップS38)。
以上のように、本実施形態によれば、爪Tにすでにネイルデザインが施されている場合に、既印刷領域Carの色を取得するとともに、爪Tの生え際側の未印刷領域Narを検出し、既印刷領域Carの色の中から、少なくとも1つの候補色を選び出すとともに、未印刷領域Narに印刷する印刷色を候補色の中から選択して、この選択された印刷色を、未印刷領域Narに印刷するようになっている。これにより、爪Tの伸びた部分のみを目立たなくすることができ、爪Tに施したネイルデザインを長持ちさせることができる。このようにネイルプリント装置1にネイルを補修する機能を持たせることにより、爪Tに施したネイルデザインが気に入っている場合等に当該ネイルを美しいまま長く楽しむことができ、ネイルサロン等で施術を受ける間隔を伸ばすことができるとともに、爪が伸びた場合に爪Tの生え際側が目立ってしまうようなネイルデザインも気軽に選択できるようになり、ネイルデザインの選択の幅が広がる。
また、既印刷領域Carの色の中から適切な色を選んで印刷することができるため、既に施されているネイルデザイン部分と自然に馴染ませることができる。
また、未印刷領域Narを検出して、その領域内に自動で印刷を行うことができるため、ユーザの手を煩わせることなく、必要な範囲だけに色を塗ってネイルを補修することができる。
また、本実施形態では、複数選択された候補色を表示部13に表示させ、ユーザは、操作部12からの操作により、この候補色の中からいずれかの色を未印刷領域Narに印刷する色として選ぶことができる。このため、ユーザの意図に沿った色で未印刷領域Narに印刷することができる。
また、本実施形態では、既印刷領域情報取得部514は、既印刷領域Carの色を取得するとともに、各色の用いられている領域の面積を取得し、印刷色選択部515は、既印刷領域情報取得部514によって取得された色のうち、最も広い領域で用いられている色を候補色として選び出すようになっている。これにより、爪Tに既に施されているネイルデザインの全体的な印象と合致する色を印刷色の候補色とすることができる。
また、本実施形態では、印刷色選択部515は、既印刷領域情報取得部514によって取得された既印刷領域Carの色のうち、未印刷領域Narに近接する部分(例えば、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl部分の1ラインや、未印刷領域Narに隣接する所定の印刷色取得領域Rar)において最も多く用いられている色を候補色として選び出すようになっている。これにより、未印刷領域Narと既印刷領域Carとの境界Bl部分及びその近傍で用いられている主要な色を候補色として選び出すことができ、この候補色を爪Tの未印刷領域Narに印刷した場合には、未印刷領域Narを自然に既印刷領域Carと馴染ませることができる。
なお、以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、印刷ヘッド46がインクジェット方式の印刷ヘッドである場合について説明した。しかしながら、この印刷ヘッド46は、インクジェット方式に限られるものではなく、例えば、ボールペンタイプやフェルトペンタイプ等のペンを用いて、爪Tに直接接触して描画を行う方式のものであってもよい。
この場合、印刷部は、例えば、描画用のペンを備える印刷ヘッドと、印刷ヘッドをX方向及びY方向に移動させるための移動機構と、を備える。なお、印刷ヘッドには、互いに異なる色の複数のペンが備えられていてもよいし、いずれかの色のペンが1本のみ備えられていてもよい。ペンはユーザによって交換可能に構成されていることが好ましい。
ペンは、例えばペン軸部の先端側にペン先が設けられているものである。印刷を行う際には、ペン先が爪Tに接触するように、その高さが制御される。そして、移動機構により印刷ヘッドを印刷用データに基づいて移動させることにより、ペンが移動して爪Tに画像が描画される。そして、この場合においても、本実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、未印刷領域検出部513が、自動的に爪画像から未印刷領域Narを検出する場合を例示したが、未印刷領域Narを切り出す手法はこれに限定されない。
例えば、表示部13に爪画像を表示させ、タッチ操作によってユーザが未印刷領域Narの輪郭を指定することによって手動で未印刷領域Narの範囲を入力指示し、未印刷領域検出部513がこの入力指示された領域を未印刷領域Narとして切り出すようにしてもよい。
また、未印刷領域検出部513によって検出された未印刷領域Narの輪郭を指種等とともに記憶部52に記憶させておき、次回同じ指についてネイル補修モードで印刷するときには、記憶部52に記憶されている未印刷領域Narの情報を用いるようにしてもよい。
爪Tは一定のペースで同じように伸びていくことから、ネイルデザインを施してからの経過日数が同じであれば、爪Tの生え際側にほぼ同様の未印刷領域Narが生じる。このため、一旦検出された未印刷領域Narを記憶させておくことにより、次回以降の印刷では、当該記憶された情報に基づいて迅速かつ正確に未印刷領域Narの検出を行うことが可能となり、処理の迅速化を図ることができる。
また、本実施形態では、制御部51に候補色レジスタ518、印刷色レジスタ519を備え、候補色及び印刷色はこれら制御部51内のレジスタに仮保存された状態で各種の処理が行われる場合を例示したが、候補色や印刷色の保存先はこれに限定されない。
例えば、記憶部52に、候補色や印刷色を保存する記憶領域を設けて、選択された候補色や印刷色はこの記憶領域に記憶されてもよい。
印刷色選択部によって一旦選び出された候補色や、選択された印刷色を記憶部52等に記憶させておくことにより、例えば、ネイル補修モードで印刷した爪Tが再び伸びて補修が必要になった際に、前回と同じ色を候補色や印刷色として読み出すことができ、2回目以降の印刷色選択処理を迅速に行うことが可能となる。
また、本実施形態では、ネイル補正モードで印刷処理に入った後にも、未印刷領域Narの確認(図9におけるステップS35)や印刷色の確認(図9におけるステップS37)を行う場合を例示したが、未印刷領域検出処理、印刷色選択処理を行った後に印刷処理に入る場合、これらの確認処理は行わずに直ちに印刷動作に入るようにしてもよい。
また、未印刷領域Narのみの確認(図9におけるステップS35)を行わずに、印刷色の確認(図9におけるステップS37)の際に、未印刷領域Narの確認も併せて行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、印刷色選択部515が候補色を抽出してこれを候補色レジスタ518に格納し、この候補色を順次表示部に表示させることで、ユーザにこの中のいずれかを選択させる例を示したが、候補色をユーザに示す手法はこれに限定されない。
例えば、印刷色選択部515は、既印刷領域情報取得部514によって取得された既印刷領域Car内で用いられている色全てを候補色として選び出し、これを表示部13に表示させて、この中からユーザに選択させてもよい。
この場合、例えば、ネイルデザインの施された爪Tの画像を表示部13に表示させて、未印刷領域Narに印刷したい色部分の画面をユーザがタッチ操作する等により、印刷色としたい色の入力指示を行う。また、既印刷領域Car内で用いられている色全てを表示画面上にパレット様に一覧表示させ、その中から未印刷領域Narに印刷したい色をユーザがタッチ操作する等により、印刷色としたい色の入力指示を行うようにしてもよい。
また、本実施形態では、表示部13に重畳してタッチパネル式入力部122を備え、ペン等を用いて直接タッチ操作することにより、未印刷領域Narの輪郭を修正するための入力や印刷色の選択を行うことができる場合を例としたが、入力操作を行う手法はこれに限定されない。
例えば、表示部13の表示画面を見ながら、マウス等のポインティングデバイスを用いて未印刷領域Narの輪郭を修正するための入力や印刷色の選択するための入力を行ってもよい。この場合には、タッチパネル式入力部122を備えることは必須ではない。
また、本実施形態では、通常のネイル印刷モードによる印刷と、ネイルの補修を行うネイル補修モードによる印刷とを選択的に行うことができるネイルプリント装置1を例示したが、ネイルプリント装置1はこれに限定されず、ネイル補修モードによる印刷のみを行う専用機であってもよい。
この場合には、爪T全体の形状(輪郭)を認識する必要がない。また、ネイルデザインを記憶するデザインデータメモリ522等を備える必要もない。
また、本実施形態では、プログラムメモリ521、デザインデータメモリ522、既印刷領域画像メモリ523、未印刷領域輪郭メモリ524が制御装置50の記憶部52内に設けられている場合を例としたが、プログラムメモリ521、デザインデータメモリ522、既印刷領域画像メモリ523、未印刷領域輪郭メモリ524は制御装置50の記憶部52(ROM、RAM)に設けられている場合に限定されず、別途記憶部が設けられていてもよい。
また、本実施形態では、指を1本ずつ装置に挿入して順次印刷を行うネイルプリント装置1を例としたが、4本の指に対して同時に印刷を行うことのできる装置に本発明を適用することも可能である。
以上本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
爪に印刷を施す印刷ヘッドと、
すでにネイルデザインの印刷が施されている爪に対して、前記爪の前記ネイルデザインの印刷が施されている既印刷領域に用いられている色を取得する既印刷領域情報取得部と、
前記爪の前記ネイルデザインの印刷が施されていない未印刷領域を検出する未印刷領域検出部と、
前記既印刷領域情報取得部によって取得された前記既印刷領域に用いられている色の中から少なくとも1つの候補色を取得し、前記候補色に基づいて前記未印刷領域に印刷する印刷色を設定する印刷色選択部と、
前記印刷色選択部により設定された前記印刷色を、前記未印刷領域に印刷するよう前記印刷ヘッドを制御する印刷制御部と、
を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
<請求項2>
前記未印刷領域検出部は、前記爪の生え際側の前記ネイルデザインが施されていない領域を前記未印刷領域として検出することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
<請求項3>
前記印刷色選択部は、前記候補色を複数取得し、取得した前記複数の候補色の各々に対して、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位を付し、
前記複数の候補色を前記優先順位に応じて表示する表示部と、
前記表示部に表示された前記複数の候補色の何れかを前記印刷色とするように入力指示をする操作部と、
を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
<請求項4>
前記印刷色選択部は、前記複数の候補色の各々を前記優先順位に応じて表示色に設定して、前記未印刷領域を前記表示色とした表示用爪画像を生成し、
前記表示部は前記表示用爪画像を表示することを特徴とする請求項3に記載のネイルプリント装置。
<請求項5>
前記印刷色選択部は、
前記既印刷領域情報取得部によって取得された前記既印刷領域の色から、前記未印刷領域との境界上において最も多く用いられている第1の色と、前記未印刷領域に近接する領域において最も多く用いられている第2の色と、前記既印刷領域において最も広い面積で使用されている第3の色と、を取得し、
前記第1の色の前記優先順位を第1の値とし、前記第2の色の前記優先順位を、前記第1の値より小さい第2の値とし、前記第3の色の前記優先順位を前記第2の値より低い第3の値とすることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネイルプリント装置。
<請求項6>
前記既印刷領域情報取得部は、前記既印刷領域の複数の色を取得するとともに、前記各色が用いられている領域の面積を取得し、
前記印刷色選択部は、前記既印刷領域情報取得部によって取得された前記複数の色の各々の前記優先順位を、前記面積が大きいほど高い順位に設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネイルプリント装置。
<請求項7>
すでにネイルデザインの印刷が施されている爪に対して、前記爪の前記ネイルデザインの印刷が施されている既印刷領域に用いられている色を取得し、
前記爪の前記ネイルデザインの印刷が施されていない未印刷領域を検出し、
前記既印刷領域に用いられている色の中から少なくとも1つの候補色を取得し、前記候補色に基づいて前記未印刷領域に印刷する印刷色を設定し、
設定された前記印刷色を、前記未印刷領域に印刷することを特徴とするネイルプリント装置の印刷方法。
<請求項8>
前記候補色を複数取得し、
取得した前記複数の候補色の各々に対して、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位を付し、
前記複数の候補色を前記優先順位に応じて表示部に表示し、
前記表示部に表示された前記複数の候補色の何れかを前記印刷色とするように入力指示をすることを特徴とする請求項7に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
<請求項9>
前記複数の候補色の各々を前記優先順位に応じて表示色に設定して、前記未印刷領域を前記表示色とした表示用爪画像を生成し、
前記表示用爪画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項8に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
<請求項10>
取得した前記既印刷領域の色から、前記未印刷領域との境界上において最も多く用いられている第1の色と、前記未印刷領域に近接する領域において最も多く用いられている第2の色と、前記既印刷領域において最も広い面積で使用されている第3の色と、を取得し、
前記第1の色の前記優先順位を第1の値とし、前記第2の色の前記優先順位を、前記第1の値より小さい第2の値とし、前記第3の色の前記優先順位を前記第2の値より低い第3の値とすることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
<請求項11>
前記既印刷領域の複数の色を取得するとともに、前記各色が用いられている領域の面積を取得し、
取得した前記複数の色の各々の前記優先順位を、前記面積が大きいほど高い順位に設定することを特徴とする請求項8又は請求項9に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
1 ネイルプリント装置
20a 印刷指挿入部
30 撮影部
32 カメラ
40 印刷部
46 印刷ヘッド
50 制御装置
51 制御部
52 記憶部
511 撮影制御部
512 爪輪郭検出部
513 未着色領域検出部
514 既着色領域情報取得部
515 印刷色選択部
518 候補色レジスタ
519 印刷色レジスタ
523 既着色領域画像メモリ
524 未着色領域輪郭メモリ
T 爪
U1 印刷指

Claims (15)

  1. 爪に印刷を施す印刷ヘッドと、
    ネイルデザインの印刷が施された既印刷領域を有する前記爪における、前記ネイルデザインの印刷が施された後に前記爪が伸びたことによって生じた、前記ネイルデザインの印刷が施されていない未印刷領域を検出する未印刷領域検出部と、
    前記既印刷領域に用いられている色の情報に基づいて取得され、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位が付された複数の候補色から選択された特定の候補色により前記未印刷領域に印刷を施すよう前記印刷ヘッドを制御する印刷制御部と、を備えていることを特徴とするネイルプリント装置。
  2. 前記未印刷領域検出部は、前記爪の生え際側の前記ネイルデザインが施されていない領域を前記未印刷領域として検出することを特徴とする請求項1に記載のネイルプリント装置。
  3. 前記爪の前記既印刷領域に用いられている色の情報を色情報として取得する既印刷領域情報取得部と、前記未印刷領域に印刷する印刷色を選択する印刷色選択部と、を有し、
    前記印刷色選択部は、前記既印刷領域情報取得部によって取得された前記色情報に基づいて、前記印刷色を選択することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネイルプリント装置。
  4. 前記爪の輪郭を第1輪郭として検出する爪輪郭検出部を有し、
    前記既印刷領域情報取得部は、前記既印刷領域の輪郭を第2輪郭として検出し、
    前記未印刷領域検出部は、前記第1輪郭によって画される領域から、前記第2輪郭で画される領域を除いた領域を、前記未印刷領域として検出することを特徴とする請求項3に記載のネイルプリント装置。
  5. 前記複数の候補色を優先順位に応じて表示する表示部と、前記表示部に表示された前記複数の候補色の何れかを前記印刷色とするように入力指示をする操作部と、を有し、
    前記既印刷領域情報取得部は、前記ネイルデザインが複数の色を有しているとき、前記色情報として、前記既印刷領域に用いられている前記複数の色を取得し、
    前記印刷色選択部は、前記既印刷領域情報取得部が取得した前記複数の色を前記複数の候補色として取得し、取得した前記複数の候補色の各々に対して、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位を付し、
    前記印刷色選択部は、前記複数の候補色のうちの、前記操作部により前記印刷色とするように入力された特定の候補色を、前記印刷色に選択することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のネイルプリント装置。
  6. 前記印刷色選択部は、前記複数の候補色の各々を前記優先順位に応じて表示色に設定して、前記未印刷領域を前記表示色とした表示用爪画像を生成し、
    前記表示部は前記表示用爪画像を表示することを特徴とする請求項5に記載のネイルプリント装置。
  7. 前記既印刷領域情報取得部は、前記色情報として、前記既印刷領域において前記複数の色の各々が用いられている領域の面積を取得し、
    前記印刷色選択部は、前記既印刷領域情報取得部によって取得された前記各色が用いられている前記面積に基づいて、前記複数の色の各々の前記優先順位を設定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のネイルプリント装置。
  8. 前記既印刷領域情報取得部は、前記色情報として、前記未印刷領域と前記既印刷領域との境界上において最も多く用いられている第1の色と、前記未印刷領域に近接する領域において最も多く用いられている第2の色と、前記既印刷領域において最も広い面積で使用されている第3の色と、を取得し、
    前記印刷色選択部は、前記第1の色の前記優先順位を第1の値とし、前記第2の色の前記優先順位を、前記第1の値より低い第2の値とし、前記第3の色の前記優先順位を前記第2の値より低い第3の値とすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のネイルプリント装置。
  9. ネイルデザインの印刷が施された既印刷領域を有する爪における、前記ネイルデザインの印刷が施された後に前記爪が伸びたことによって生じた、前記ネイルデザインの印刷が施されていない未印刷領域を検出し、
    前記既印刷領域に用いられている色の情報に基づいて取得され、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位が付された複数の候補色から選択された特定の候補色により前記未印刷領域に印刷を施すことを特徴とするネイルプリント装置の印刷方法。
  10. 前記爪の前記既印刷領域に用いられている色の情報を色情報として取得するステップと、
    前記未印刷領域に印刷する印刷色を選択するステップと、
    を含み、
    前記印刷色を選択するステップは、取得された前記色情報に基づいて、前記印刷色を選択することを特徴とする請求項9に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
  11. 前記爪の輪郭を第1輪郭として検出するステップを含み、
    前記色情報を取得するステップは、前記既印刷領域の輪郭を第2輪郭として検出するステップを含み、
    前記未印刷領域を検出するステップは、前記第1輪郭によって画される領域から、前記第2輪郭で画される領域を除いた領域を、前記未印刷領域として検出することを特徴とする請求項10に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
  12. 前記色情報を取得するステップは、前記ネイルデザインが複数の色を有しているとき、前記色情報として、前記既印刷領域に用いられている前記複数の色を取得し、
    前記印刷色を選択するステップは、
    前記色情報を取得するステップにおいて取得された前記複数の色を前記複数の候補色として取得し、取得した前記複数の候補色の各々に対して、前記既印刷領域の色との馴染み易さの順位に対応した優先順位を付し、
    前記複数の候補色を前記優先順位に応じて表示部に表示し、
    前記表示部に表示した前記複数の候補色のうちの、前記印刷色とするように入力支持された特定の候補色を、前記印刷色に選択することを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
  13. 前記印刷色を選択するステップは、
    前記複数の候補色の各々を前記優先順位に応じて表示色に設定して、前記未印刷領域を前記表示色とした表示用爪画像を生成し、
    前記表示用爪画像を前記表示部に表示することを特徴とする請求項12に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
  14. 前記色情報を取得するステップは、前記色情報として、前記既印刷領域において前記複数の色の各々が用いられている領域の面積を取得するステップを含み、
    前記印刷色を選択するステップは、取得した前記複数の色の各々の前記優先順位を、前記面積が大きいほど高い順位に設定することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
  15. 前記色情報を取得するステップは、前記色情報として、前記未印刷領域と前記既印刷領域との境界上において最も多く用いられている第1の色と、前記未印刷領域に近接する領域において最も多く用いられている第2の色と、前記既印刷領域において最も広い面積で使用されている第3の色と、を取得するステップを含み、
    前記印刷色を選択するステップは、前記第1の色の前記優先順位を第1の値とし、前記第2の色の前記優先順位を、前記第1の値より低い第2の値とし、前記第3の色の前記優先順位を前記第2の値より低い第3の値とすることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載のネイルプリント装置の印刷方法。
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