以下で説明する実施形態に係る制御システム1は、照明装置100Aを制御するための制御情報を無線送信するエリアコントローラ50と、受信した制御情報を無線送信するか否かを設定可能な照明装置100Aとを具備する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御システム1において、制御情報を無線送信する設定がされた照明装置100Aが受信した制御情報の通信強度が所定の閾値よりも高い場合、その照明装置100Aは、受信した制御情報を無線送信しない。
また、以下で説明する実施形態に係る制御システム1において、制御情報を無線送信する設定がされた照明装置100Aは、制御情報を受信してから、その照明装置100Aを識別する情報に基づく所定の時間が経過した後、受信した制御情報を無線送信する。
また、以下で説明する実施形態に係る制御システム1において、エリアコントローラ50は、送信する制御情報を識別する識別情報を含む制御情報を無線送信する。また、制御情報を無線送信する設定がされた照明装置100Aは、受信した制御情報に含まれる識別情報を記憶し、受信した制御情報に含まれる識別情報がその制御情報の受信前において記憶した識別情報と同じ場合、その制御情報を無線送信しない。
以下で説明する実施形態に係る制御システム1は、センサ100Bを設定するための設定情報を無線送信するエリアコントローラ50と、受信した設定情報を無線送信するか否かを設定可能なセンサ100Bとを具備する。
[実施形態]
まず、本発明の実施形態に係る制御システム1を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態に係る制御システムにおける被制御装置による中継を示す図である。図1では、1つの照明装置100Aの中継機能を有効にする設定を行い、その照明装置100Aを中継器として用いる場合を例示する。
制御システム1は、エリアコントローラ50と照明装置100Aとセンサ100Bとを具備する。以下では、照明装置100Aとセンサ100Bについて、特に区別なく説明する場合には、被制御装置100と記載する。
エリアコントローラ50は、照明装置100Aを制御するための制御情報や、センサ100Bを設定するための設定情報を無線送信する制御装置である。図1に示す例において、エリアコントローラ50は、所定の周波数を用いた無線通信により、被制御装置100に制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。例えば、エリアコントローラ50は、被制御装置100が設置される天井などに設置される。なお、制御情報は、グループとして管理される複数の照明装置100Aに対する制御を指示する情報や、1つの照明装置100Aに対する制御を指示する情報など、目的に応じて種々の情報であってもよい。また、設定情報は、グループとして管理される複数のセンサ100Bに対する設定を指示する情報や、1つのセンサ100Bに対する設定を指示する情報など、目的に応じて種々の情報であってもよい。また、エリアコントローラ50の構成の詳細は後述する。
照明装置100Aは、受信した制御情報を無線送信するか否かを設定可能、すなわち中継機能の有効無効を切替可能な照明装置である。なお、照明装置100Aは、中継機能の有効無効を切替可能であれば、どのような照明装置であってもよい。例えば、照明装置100Aは、天井や壁に設置される照明装置であり、ダウンライトやシーリングライトやスポットライトなどであってもよい。また、例えば、照明装置100Aは、通信負荷の増大を抑制するため、初期設定において中継機能は無効に設定される。なお、照明装置100Aの構成の詳細は後述する。
センサ100Bは、受信した制御情報を無線送信するか否かを設定可能、すなわち中継機能の有効無効を切替可能なセンサである。なお、センサ100Bは、中継機能の有効無効を切替可能であれば、どのようなセンサであってもよい。例えば、センサ100Bは、天井や壁に設置されるセンサであり、赤外線や超音波や可視光を用いた人感センサなどであってもよい。また、例えば、センサ100Bは、通信負荷の増大を抑制するため、初期設定において中継機能は無効に設定される。なお、センサ100Bの構成の詳細は後述する。
図1に示すように、エリアコントローラ50は、通信エリアR11の範囲内に位置する被制御装置100と無線通信が可能である。ここで、図1に示す例において、中央部に位置する照明装置100Aは、通信エリアR11の範囲内に位置し、右側に位置する照明装置100A及びセンサ100Bは、通信エリアR11の範囲外に位置する。すなわち、図1に示す例においては、エリアコントローラ50は、中央部に位置する照明装置100Aとは無線通信が可能である。そのため、エリアコントローラ50は、中央部に位置する照明装置100Aとは、所定の周波数を用いた無線通信C11が可能となる。エリアコントローラ50は、無線通信C11により、中央部に位置する照明装置100Aに制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。
一方、上述したように右側に位置する照明装置100A及びセンサ100Bは通信エリアR11の範囲外に位置するため、エリアコントローラ50は、右側に位置する照明装置100A及びセンサ100Bとは無線通信が不可能である。
図1に示すように、中央部に位置する照明装置100Aは、エリアコントローラ50より近いため、通信エリアR12の範囲内に位置する被制御装置100と無線通信が可能である。つまり、図1に示す例において、中央部に位置する照明装置100Aの通信エリアR12は、エリアコントローラ50の通信エリアR11よりも右側により広い範囲をカバーする。また、中央部に位置する照明装置100Aの通信エリアR12には、右側に位置する照明装置100A及びセンサ100Bが含まれる。そこで、中央部に位置する照明装置100Aは、中継機能を有効に設定が切り替えられる。例えば、制御システム1の管理者が、所定の手段により中央部に位置する照明装置100Aの中継機能を有効に設定する。
これにより、中央部に位置する照明装置100Aは、右側に位置する照明装置100Aと所定の周波数を用いた無線通信C12が可能となる。また、中央部に位置する照明装置100Aは、右側に位置するセンサ100Bと所定の周波数を用いた無線通信C13が可能となる。つまり、図1に示す例においては、中央部に位置する照明装置100Aの中継機能を有効に設定することにより、エリアコントローラ50が直接無線通信できない被制御装置100に対しても制御情報や設定情報等の各種情報を送信することが可能となる。例えば、右側に位置するセンサ100Bに対する設定情報を送信する場合、中央部に位置する照明装置100Aがエリアコントローラ50から無線通信C11により受信した設定情報を、無線通信C13によりセンサ100Bへ送信する。なお、被制御装置100の中継機能の設定の詳細については後述する。
上述したように、制御システム1においては、エリアコントローラ50の通信エリアR11の範囲外に位置する被制御装置100に対しても制御情報や設定情報等の各種情報を送信することが可能となる。また、受信した制御情報や設定情報等の各種情報を中継する必要のない右側に位置する照明装置100A及びセンサ100Bの中継機能を無効に設定することにより、通信負荷を抑制することができる。なお、制御システム1は、中継機能を有さない照明装置やセンサが含まれてもよい。例えば、図1に示す例において、右側に位置する照明装置100A及びセンサ100Bは、中継機能を有さない被制御装置であってもよい。
[エリアコントローラの構成例]
次に、図2を用いて、実施形態に係るエリアコントローラ50の構成について説明する。図2は、実施形態に係るエリアコントローラの構成を示すブロック図である。図2に示すように、エリアコントローラ50は、第1通信部51と、第2通信部52と、記憶部53と、制御部54とを有する。
第1通信部51は、例えば、所定の通信回路等によって実現される。例えば、第1通信部51は、被制御装置100と所定の周波数を用いた無線通信を行う。例えば、第1通信部51は、所定の周波数を用いた無線通信により、被制御装置100に制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。また、例えば、第1通信部51は、所定の周波数を用いた無線通信により、被制御装置100から通知情報等の各種情報を受信する。
第2通信部52は、例えば、所定の通信回路等によって実現される。例えば、第2通信部52は、図示しない所定のネットワークと有線又は無線で接続される。例えば、第2通信部52は、第1通信部51が用いる周波数とは異なる周波数を用いて、管理者等が使用する設定端末PC12や携帯端末TD11(図5参照)と無線通信を行う。例えば、第2通信部52は、管理者等が使用する監視制御端末PC11(図5参照)と有線通信を行う。なお、第2通信部52は、無線通信と有線通信との2つの機能毎に分割して構成されてもよい。
記憶部53は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部53は、被制御装置100に送信する制御情報や設定情報等の各種情報に関する情報が記憶される。
制御部54は、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、受信部55、指示部56、及び送信部57を有する。
受信部55は、被制御装置100から通知情報等の各種情報を受信する。例えば、受信部55は、第1通信部51を介して被制御装置100から通知情報等の各種情報を受信する。また、受信部55は、制御システム1の管理者等から各種情報を受信する。例えば、受信部55は、第2通信部52を介して制御システム1の管理者等から被制御装置100に対する制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。
指示部56は、受信部55により受信された各種情報に基づいて送信部57に情報を送信するように指示する。例えば、指示部56は、被制御装置100に制御情報や設定情報等の各種情報を送信するように、送信部57に指示する。例えば、受信部55により制御システム1の管理者等から被制御装置100に対する制御情報や設定情報等の各種情報が受信された場合、指示部56は、受信した情報を被制御装置100に送信するように、送信部57に指示する。また、例えば、指示部56は、制御システム1の管理者等に通知情報等の各種情報を送信するように、送信部57に指示する。例えば、受信部55によりセンサ100Bから通知情報が受信された場合、指示部56は、受信した通知情報を制御システム1の管理者等に送信するように、送信部57に指示する。
送信部57は、各種情報を送信する。例えば、送信部57は、指示部56の指示に基づいて各種情報を送信する。例えば、送信部57は、指示部56の指示に基づき、被制御装置100に制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。また、例えば、送信部57は、指示部56の指示に基づき、制御システム1の管理者等に通知情報等の各種情報を送信する。
[照明装置の構成例]
次に、図3を用いて、実施形態に係る照明装置100Aの構成について説明する。図3は、実施形態に係る照明装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、照明装置100Aは、通信部110Aと、記憶部120Aと、制御部130Aと、照明部140Aとを有する。
通信部110Aは、例えば、所定の通信回路等によって実現される。例えば、通信部110Aは、エリアコントローラ50や被制御装置100と所定の周波数を用いた無線通信を行う。例えば、通信部110Aは、所定の周波数を用いた無線通信により、エリアコントローラ50や被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、例えば、中継機能が有効に設定されている場合、通信部110Aは、所定の周波数を用いた無線通信により、被制御装置100へ制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。
また、通信部110Aは、制御システム1の管理者等からの指示を受信したエリアコントローラ50や被制御装置100から中継機能の有効無効を切り替える情報(以下、「切替情報」とする場合がある)を受信する。なお、照明装置100Aが制御システム1の管理者等から中継機能の有効無効を切り替える指示を受け付ける場合、照明装置100Aは、通信部110Aが用いる周波数とは異なる周波数を用いて管理者等が使用する設定端末PC12や携帯端末TD11(図5参照)と無線通信を行う通信部を有してもよい。
記憶部120Aは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部120Aは、制御情報や設定情報等の各種情報に関する情報が記憶される。なお、記憶部120Aに記憶される情報の具体例は後述する。
制御部130Aは、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、受信部131A、設定部132A、及び送信部133Aを有する。
受信部131Aは、エリアコントローラ50や被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。例えば、受信部131Aは、通信部110Aを介してエリアコントローラ50や被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、受信部131Aは、受信した制御情報や設定情報等の各種情報が自身を対象にした情報である場合、照明部140Aに受信した情報を受け渡す。また、受信部131Aは、エリアコントローラ50や被制御装置100から切替情報を受信する。例えば、受信部131Aは、通信部110Aを介してエリアコントローラ50や被制御装置100から切替情報を受信する。
設定部132Aは、受信部131Aにより切替情報が受信された場合、受信した切替情報に基づいて、中継機能の有効無効を切り替える。例えば、設定部132Aは、受信部131Aにより中継機能を有効に設定する切替情報が受信された場合、中継機能を有効に設定する。また、例えば、設定部132Aは、受信部131Aにより中継機能を無効に設定する切替情報が受信された場合、中継機能を無効に設定する。
送信部133Aは、各種情報を送信する。例えば、送信部133Aは、中継機能が有効に設定されている場合、受信部131Aにより受信した情報を送信する。なお、送信部133Aは、中継機能が有効に設定されている場合であっても、受信部131Aにより受信した情報が自身のみを対象とする情報である場合、受信部131Aにより受信した情報を送信しなくてもよい。
照明部140Aは、光を放射する光源部(図示省略)と、光源部を制御する制御部(図示省略)とを有する。なお、光源部には、蛍光灯やLED(Light Emitting Diode)等、目的に応じて種々の光源が用いられてもよい。制御部は、受信部131Aにより受信した制御情報に基づいて、光源部を制御する。例えば、制御部は、受信部131Aにより受信した制御情報に基づいて、光源部の出力を段階的に制御したり、光源部を点灯状態や消灯状態に変化させたりして、光源部の調光を制御する。
[センサの構成例]
次に、図4を用いて、実施形態に係るセンサ100Bの構成について説明する。図4は、実施形態に係る照明装置の構成を示すブロック図である。図4に示すように、センサ100Bは、通信部110Bと、記憶部120Bと、制御部130Bと、センサ部140Bとを有する。
通信部110Bは、例えば、所定の通信回路等によって実現される。例えば、通信部110Bは、エリアコントローラ50や被制御装置100と所定の周波数を用いた無線通信を行う。例えば、通信部110Bは、所定の周波数を用いた無線通信により、エリアコントローラ50や被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、例えば、中継機能が有効に設定されている場合、通信部110Bは、所定の周波数を用いた無線通信により、被制御装置100へ制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。
また、通信部110Bは、制御システム1の管理者等からの指示を受信したエリアコントローラ50や被制御装置100から切替情報を受信する。なお、センサ100Bが制御システム1の管理者等から中継機能の有効無効を切り替える指示を受け付ける場合、センサ100Bは、通信部110Bが用いる周波数とは異なる周波数を用いて管理者等が使用する設定端末PC12や携帯端末TD11(図5参照)と無線通信を行う通信部を有してもよい。
記憶部120Bは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部120Bは、制御情報や設定情報等の各種情報に関する情報が記憶される。なお、記憶部120Bに記憶される情報の具体例は後述する。
制御部130Bは、各種の処理手順などを規定したプログラム及び所要データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行するが、特に本発明に密接に関連するものとしては、受信部131B、設定部132B、及び送信部133Bを有する。
受信部131Bは、エリアコントローラ50や被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。例えば、受信部131Bは、通信部110Bを介してエリアコントローラ50や被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、受信部131Bは、受信した制御情報や設定情報等の各種情報が自身を対象にした情報である場合、センサ部140Bに受信した情報を受け渡す。また、受信部131Bは、エリアコントローラ50や被制御装置100から切替情報を受信する。例えば、受信部131Bは、通信部110Bを介してエリアコントローラ50や被制御装置100から切替情報を受信する。
設定部132Bは、受信部131Bにより切替情報が受信された場合、受信した切替情報に基づいて、中継機能の有効無効を切り替える。例えば、設定部132Bは、受信部131Bにより中継機能を有効に設定する切替情報が受信された場合、中継機能を有効に設定する。また、例えば、設定部132Bは、受信部131Bにより中継機能を無効に設定する切替情報が受信された場合、中継機能を無効に設定する。
送信部133Bは、各種情報を送信する。例えば、送信部133Bは、中継機能が有効に設定されている場合、受信部131Bにより受信した情報を送信する。なお、送信部133Bは、中継機能が有効に設定されている場合であっても、受信部131Bにより受信した情報が自身のみを対象とする情報である場合、受信部131Bにより受信した情報を送信しなくてもよい。また、例えば、センサ部140Bにより人の存在など所定の状態が検知された場合、送信部133Bは、所定の状態に関する通知情報を送信する。
センサ部140Bは、所定の状態を検知する検知部(図示省略)と、検知部を制御する制御部(図示省略)とを有する。なお、検知部には、赤外線センサや超音波センサ等、目的に応じて種々のセンサが用いられてもよい。制御部は、受信部131Bにより受信した設定情報に基づいて検知部を制御したり、検知部から取得した情報に基づいて所定の状態が検知されたかを判定したりする。例えば、制御部は、検知部から取得した情報から取得した値が所定の閾値を超えた場合、所定の状態が検知されたと判定する。
[制御システムの全体構成]
ここで、制御システム1の全体構成について図面に基づいて説明する。図5は、実施形態に係る制御システムの全体構成を示すシステム構成図である。
図5に示すように、制御システム1は、複数のエリアコントローラ50A、50Bを具備する。例えば、エリアコントローラ50Aとエリアコントローラ50Bとは、それぞれ異なるエリアに設置され、設置されたエリアに位置する被制御装置100を管理する。なお、エリアコントローラ50A、50Bについて、特に区別なく説明する場合には、エリアコントローラ50と記載する。
図5に示す例において、エリアコントローラ50Aは、所定の周波数を用いた無線通信により、被制御装置100に制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。例えば、エリアコントローラ50Aは、所定の周波数を用いた無線通信C14により、照明装置100Aに制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。また、例えば、エリアコントローラ50Aは、所定の周波数を用いた無線通信C15により、センサ100Bに制御情報や設定情報等の各種情報を送信する。なお、エリアコントローラ50Aから情報を受信した照明装置100Aやセンサ100Bの中継機能が有効に設定されている場合、照明装置100Aやセンサ100Bは受信した情報を送信する。
また、エリアコントローラ50は、管理者U1が使用する監視制御端末PC11と所定のハブH10を介して有線接続され、監視制御端末PC11との間で情報の送受信を行う。例えば、エリアコントローラ50は、監視制御端末PC11から被制御装置100に対する制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、エリアコントローラ50は、監視制御端末PC11からエリアコントローラ50自身に関する制御情報や設定情報等の各種情報を受信してもよい。また、エリアコントローラ50は、センサ100Bから通知情報を受信した場合、受信した通知情報を監視制御端末PC11に送信してもよい。
また、エリアコントローラ50は、管理者U3が使用する携帯端末TD11と無線通信C100により、携帯端末TD11との間で情報の送受信を行う。例えば、エリアコントローラ50は、被制御装置100との間の無線通信C14、C15に用いる周波数とは異なる周波数を用いて、携帯端末TD11と情報の送受信を行う。例えば、エリアコントローラ50は、携帯端末TD11から被制御装置100に対する制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、エリアコントローラ50は、携帯端末TD11からエリアコントローラ50自身に関する制御情報や設定情報等の各種情報を受信してもよい。また、エリアコントローラ50は、センサ100Bから通知情報を受信した場合、受信した通知情報を携帯端末TD11に送信してもよい。
また、エリアコントローラ50は、システムエンジニアU2が使用する設定端末PC12と無線通信C100により、設定端末PC12との間で情報の送受信を行う。例えば、エリアコントローラ50は、被制御装置100との間の無線通信C14、C15に用いる周波数とは異なる周波数を用いて、設定端末PC12と情報の送受信を行う。例えば、エリアコントローラ50は、設定端末PC12から被制御装置100に対する制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。また、エリアコントローラ50は、設定端末PC12からエリアコントローラ50自身に関する制御情報や設定情報等の各種情報を受信してもよい。また、エリアコントローラ50は、センサ100Bから通知情報を受信した場合、受信した通知情報を設定端末PC12に送信してもよい。
[中継機能の設定切替]
ここで、被制御装置100の中継機能の切替の具体例を図面に基づいて説明する。図6は、実施形態に係る制御システムにおける設定切替の一例を示す図である。図6においては、エリアコントローラ50とその被制御装置100が設置されたフロアのレイアウト変更により、1つの被制御装置100がエリアコントローラ50から直接情報を受信できなくなった場合を例に説明する。
図6は、例えば、エリアコントローラ50と被制御装置100とが設置されたフロアAR11を天井側から見た概要図である。図6に示す例においては、フロアAR11の中央部にエリアコントローラ50が設置され、12個の被制御装置100−1〜100−12が所定の間隔で設置された場合を示す。
まず、図6に示す左側のフロアAR11(以下、「レイアウト変更前のフロアAR11」とする)においては、エリアコントローラ50は、12個の被制御装置100−1〜100−12の全てと直接無線通信が可能となっている。例えば、図6に示すレイアウト変更前のフロアAR11において、エリアコントローラ50から遠い右下に位置する被制御装置100−4は、エリアコントローラ50と直接無線通信が可能となっている。そのため、レイアウト変更前のフロアAR11において、全ての被制御装置100−1〜100−12の中継機能は無効に設定されているものとして以下説明する。
次に、フロアAR11においてレイアウト変更後のフロアAR11を、図6に示す中央のフロアAR11に示す。図6に示す例においては、レイアウト変更後のフロアAR11には、仕切TP11が設けられ、フロアAR11のレイアウトが変更された場合を示す。図6に示す例において、仕切TP11は、被制御装置100−3及び被制御装置100−4が設置された区画を他の区画と分割するためにフロアAR11に設けられる。
ここで、仕切TP11が設けられたことにより、仕切TP11内に位置する被制御装置100−3及び被制御装置100−4とエリアコントローラ50との通信強度は、仕切TP11が設けられる前に比べて低下する場合がある。
図6中の仕切TP11の設置後において、被制御装置100−3とエリアコントローラ50との通信強度は低下するが、被制御装置100−3は、エリアコントローラ50と直接無線通信が可能のままであるものとする。一方、仕切TP11の設置後において、被制御装置100−4とエリアコントローラ50との通信強度は低下し、被制御装置100−4は、エリアコントローラ50と直接無線通信が不可能となったものとして以下説明する。
上述のように、被制御装置100−4がエリアコントローラ50と直接無線通信が不可能になったため、レイアウト変更後のフロアAR11においては、被制御装置100−4を除く11個の被制御装置100−1〜100−3、100−5〜100−12のいずれかの中継機能を有効にして、エリアコントローラ50からの各種情報が被制御装置100−4に到達できるようにする。ここで、図6に示す例においては、3個の被制御装置100−3、100−7、100−8が被制御装置100−4と直接無線通信が可能であるものとする。そこで、制御システム1の管理者等は、3個の被制御装置100−3、100−7、100−8のいずれかの中継機能を有効にして、エリアコントローラ50からの各種情報が被制御装置100−4に到達できるようにする。
図6に示す例においては、制御システム1の管理者等は、エリアコントローラ50との通信強度が最も弱い被制御装置100の中継機能を有効にして、エリアコントローラ50からの各種情報が被制御装置100−4に到達できるようにする。図6に示す例において、例えば、制御システム1の管理者等は、エリアコントローラ50との通信強度が最も弱い被制御装置100−3の中継機能を有効にして、エリアコントローラ50からの各種情報が被制御装置100−4に到達できるようにする。
これにより、図6に示す右側のフロアAR11(以下、「設定切替後のフロアAR11」とする)においては、被制御装置100−3は、エリアコントローラ50から受信した情報を送信する。つまり、設定切替後のフロアAR11において、被制御装置100−3は、エリアコントローラ50から受信した情報を送信し、エリアコントローラ50から受信した情報を被制御装置100−4に到達させることができる。したがって、設定切替後のフロアAR11において、被制御装置100−4は、エリアコントローラ50からの各種情報を受信できる。すなわち、設定切替後のフロアAR11において、被制御装置100−4は、エリアコントローラ50と被制御装置100−3を介して無線通信することが可能となる。
なお、上記の例において、制御システム1の管理者等は、エリアコントローラ50との通信強度が最も弱い被制御装置100−3の中継機能を有効にしたが、異なる基準に基づいて中継機能を有効にする被制御装置100を決定してもよい。例えば、制御システム1の管理者等は、エリアコントローラ50からの距離が最も遠い被制御装置100−8の中継機能を有効にして、エリアコントローラ50からの各種情報が被制御装置100−4に到達できるようにしてもよい。
[閾値に基づく中継処理]
次に、中継機能が有効に設定された被制御装置100における中継処理について説明する。図7は、実施形態に係る閾値に基づく中継処理の一例を示すフローチャートである。なお、中継処理を行うかどうかの判定に用いる閾値は、例えば照明装置100Aの記憶部120Aやセンサ100Bの記憶部120Bに記憶される。以下、照明装置100Aの記憶部120Aとセンサ100Bの記憶部120Bについて、特に区別なく説明する場合には、記憶部120と記載する。
まず、被制御装置100は、中継機能を有効に設定される(ステップS101)。例えば、制御システム1の管理者等は、所定の基準に基づいて被制御装置100の中継機能の設定を有効に切り替える。その後、被制御装置100は、情報を受信する(ステップS102)。例えば、ステップS101において中継機能が有効に設定された被制御装置100は、エリアコントローラ50や他の被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。
ここで、ステップS102において情報を受信した被制御装置100は、通信強度が閾値以上の場合(ステップS103:Yes)、中継処理を行うことなく処理を終了する。
一方、ステップS102において情報を受信した被制御装置100は、通信強度が閾値未満の場合(ステップS103:No)、受信した情報を送信する(ステップS104)。すなわち、通信強度が閾値未満の場合、被制御装置100は、中継処理を行う。これにより、制御システム1は中継処理による通信負荷を抑制することができる。
なお、被制御装置100に設定される閾値は、制御システム1の管理者等により適宜設定可能である。図6に示す例において、中継機能が有効に設定された被制御装置100−3の閾値は、被制御装置100−4がエリアコントローラ50と直接無線通信可能な状態における被制御装置100−3の通信強度に基づく値であってもよい。例えば、被制御装置100−4がエリアコントローラ50と直接無線通信不可能な状態から可能な状態へ切り替わる際における被制御装置100−3の通信強度に基づく値を被制御装置100−3の閾値としてもよい。
これにより、被制御装置100−3は、被制御装置100−4がエリアコントローラ50と直接無線通信可能な状態においては、中継処理を行わない。例えば、図6に示す例において、仕切TP11が撤去された場合、被制御装置100−4はエリアコントローラ50と直接無線通信不可能な状態から可能な状態へ切り替わる。この場合において、制御システム1の管理者等が被制御装置100−3の中継機能を無効にすることなく、上記のように閾値に基づいて被制御装置100−3は中継処理を行わなくなる。したがって、制御システム1の管理が容易になる。制御システム1の管理者等は、仕切TP11が撤去された場合、被制御装置100−3の中継機能を無効に設定してもよい。
[待ち時間を設けた中継処理]
次に、中継機能が有効に設定された被制御装置100における待ち時間を設けた中継処理について、図8及び図9を用いて説明する。図8及び図9に示す例においては、照明装置100Aやセンサ100B等の被制御装置100を識別する情報として、所定の個体識別情報を用いる場合を示す。図8は、実施形態に係る記憶部に記憶される個体識別情報の一例を示す図である。また、図9は、実施形態に係る個体識別情報に基づく中継処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示す例において、記憶部120には、個体識別情報が記憶される。例えば、記憶部120には、個体識別情報としてMAC(Media Access Control)アドレスが記憶される。図8に示す例では、個体識別情報として「XX−XX−XX−XX−XX−12」が記憶される。
ここから、図9を用いて個体識別情報に基づく中継処理について説明する。
まず、被制御装置100は、中継機能を有効に設定される(ステップS201)。例えば、制御システム1の管理者等は、所定の基準に基づいて被制御装置100の中継機能の設定を有効に切り替える。その後、被制御装置100は、情報を受信する(ステップS202)。例えば、ステップS201において中継機能が有効に設定された被制御装置100は、エリアコントローラ50や他の被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。
ここで、ステップS202において情報を受信した被制御装置100は、所定の待ち時間が経過したかどうかを確認する(ステップS203)。例えば、被制御装置100は、図8に示す個体識別情報である「XX−XX−XX−XX−XX−12」の「12」に所定の基準時間を乗算した時間を待ち時間とする。また、被制御装置100は、図8に示す個体識別情報である「XX−XX−XX−XX−XX−12」の「2」に所定の基準時間を乗算した時間を待ち時間としてもよい。所定の待ち時間が経過していない場合(ステップS203:No)、被制御装置100は、受信した情報の送信せずに所定の待ち時間が経過するまで待機する。
その後、被制御装置100は、所定の待ち時間が経過した場合(ステップS203:Yes)、受信した情報を送信する(ステップS204)。すなわち、被制御装置100は、情報を受信してから自身の個体識別情報に基づいた待ち時間が経過した後、中継処理を行う。これにより、制御システム1は、エリアコントローラ50や被制御装置100が同時に情報を送信することを抑制し、中継処理により通信が混雑することを抑制することができる。
[識別番号に基づく中継処理]
次に、中継機能が有効に設定された被制御装置100において以前に受信された制御情報や設定情報等の各種情報に含まれる識別情報である識別番号に基づく中継処理について、図10及び図11を用いて説明する。図10及び図11に示す例においては、エリアコントローラ50は、送信する制御情報や設定情報等の各種情報を識別する識別番号を含む情報を無線送信する。また、被制御装置100は、受信した情報に含まれる識別番号を記憶部120に記憶する。図10は、実施形態に係る記憶部に記憶される識別番号の一例を示す図である。また、図11は、実施形態に係る識別番号に基づく中継処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示す例において、記憶部120には、被制御装置100において以前に受信された制御情報や設定情報等の各種情報に含まれる識別番号が記憶される。例えば、記憶部120には、識別番号として「N11」や「N12」が記憶される。なお、図10に示す識別番号N11、N12は識別番号を概念的に示すものであり、識別番号は所定のビット数であり、エリアコントローラ50から送信される情報を識別する値が用いられる。
ここから、図11を用いて識別番号に基づく中継処理について説明する。
まず、被制御装置100は、中継機能を有効に設定される(ステップS301)。例えば、制御システム1の管理者等は、所定の基準に基づいて被制御装置100の中継機能の設定を有効に切り替える。その後、被制御装置100は、情報を受信する(ステップS302)。例えば、ステップS301において中継機能が有効に設定された被制御装置100は、エリアコントローラ50や他の被制御装置100から制御情報や設定情報等の各種情報を受信する。
ここで、ステップS302において情報を受信した被制御装置100は、受信した情報の識別番号が登録済かどうかを確認する(ステップS303)。例えば、被制御装置100は、ステップS302において受信した情報の識別番号が、図10に示す既に登録済みの識別番号N11、N12である場合(ステップS303:Yes)、中継処理を行うことなく処理を終了する。
一方、ステップS302において情報を受信した被制御装置100は、受信した情報の識別番号が未登録の場合(ステップS303:No)、受信した情報を送信する(ステップS304)。すなわち、被制御装置100は、以前に受信した情報でない場合、中継処理を行う。これにより、制御システム1は、中継処理による通信負荷を抑制することができる。
[中継回数制限について]
上述した被制御装置100による中継処理において、制御システム1は、中継回数に制限を設けてもよい。例えば、制御システム1は、制御情報や設定情報等の各種情報に中継回数を示すフラグを設けてもよい。この場合、例えば、エリアコントローラ50は情報を送信する際にフラグを0に設定する。そして、中継機能が有効に設定された被制御装置100は、受信した情報を送信する際に情報に設けられたフラグを1加算する。また、中継機能が有効に設定された被制御装置100は、受信した情報に含まれるフラグの値が予め設定された中継回数に達している場合、中継処理を行わない。
例えば、制御システム1において中継回数が1回に制限されている場合、中継機能が有効に設定された被制御装置100は、受信した情報に含まれるフラグの値が1である場合、中継処理を行わない。また、制御システム1において中継回数が1回に制限されている場合、中継機能が有効に設定された被制御装置100は、受信した情報に含まれるフラグの値が0である場合、中継処理を行う。
また、例えば、制御システム1において中継回数が2回に制限されている場合、中継機能が有効に設定された被制御装置100は、受信した情報に含まれるフラグの値が2である場合、中継処理を行わない。また、制御システム1において中継回数が2回に制限されている場合、中継機能が有効に設定された被制御装置100は、受信した情報に含まれるフラグの値が0または1である場合、中継処理を行う。これにより、制御システム1は、中継処理による通信負荷を抑制することができる。なお、上記例においては、エリアコントローラ50が制御装置である場合を説明したが、制御情報を無線送信する照明装置が制御装置であってもよい。すなわち、制御システム1において、エリアコントローラ50は、制御情報を無線送信する照明装置に置き換えられてもよい。また、例えば、制御情報を無線送信するセンサが制御装置であってもよい。これにより、制御システム1は、構成をより簡単化することができる。
[実施形態の効果]
上述のように、実施形態に係る制御システム1は、照明装置100Aを制御するための制御情報を無線送信する制御装置(エリアコントローラ50)と、受信した制御情報を無線送信するか否かを設定可能な照明装置100Aとを具備する。
これにより、制御システム1は、エリアコントローラ50の通信範囲外に位置する照明装置100Aなどの被制御装置100にエリアコントローラ50からの情報を中継機能が有効に設定された被制御装置100経由で送信可能になり、通信範囲を広げることができる。したがって、制御システム1は、被制御装置100における中継機能を切り替えることにより通信範囲を変動させることが可能となるため、被制御装置100の設置における制約を抑制する。
また、上述した実施形態に係る制御システム1において、制御情報を無線送信する設定がされた照明装置100Aが受信した制御情報の通信強度が所定の閾値よりも高い場合、その照明装置100Aは、受信した制御情報を無線送信しない。
これにより、制御システム1は、中継処理が不要な場合に、被制御装置100が中継処理を行うことを抑制することにより、通信負荷を抑制することができる。また、制御システム1の管理者等における制御システム1の管理が容易になる。また、制御システム1は、被制御装置100による中継処理が不要な場合の中継処理を抑制することにより、中継処理により通信が混雑することを抑制することができる。
また、上述した実施形態に係る制御システム1において、制御情報を無線送信する設定がされた照明装置100Aは、制御情報を受信してから、その照明装置100Aを識別する情報に基づく所定の時間が経過した後、受信した制御情報を無線送信する。
これにより、制御システム1は、エリアコントローラ50や被制御装置100が同時に情報を送信することを抑制し、中継処理により通信が混雑することを抑制することができる。
また、上述した実施形態に係る制御システム1において、エリアコントローラ50は、送信する制御情報を識別する識別情報を含む制御情報を無線送信する。また、制御情報を無線送信する設定がされた照明装置100Aは、受信した制御情報に含まれる識別情報を記憶し、受信した制御情報に含まれる識別情報がその制御情報の受信前において記憶した識別情報と同じ場合、その制御情報を無線送信しない。
これにより、制御システム1は、被制御装置100が受信したデータの識別番号で判断することにより、被制御装置100が同一の情報を複数受信することによる時系列的な誤動作を抑制することができる。また、制御システム1は、中継処理による通信負荷を抑制することができる。
上述した実施形態に係る制御システム1は、センサ100Bを設定するための設定情報を無線送信するエリアコントローラ50と、受信した設定情報を無線送信するか否かを設定可能なセンサ100Bとを具備する。
これにより、制御システム1は、エリアコントローラ50の通信範囲外に位置するセンサ100Bなどの被制御装置100にエリアコントローラ50からの情報を中継機能が有効に設定された被制御装置100経由で送信可能になり、通信範囲を広げることできる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。また、これらの実施形態やその変形は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。