JP6545938B2 - 保護回路およびそれを用いたスイッチング電源の制御回路、電源回路、ならびに電子機器および基地局 - Google Patents

保護回路およびそれを用いたスイッチング電源の制御回路、電源回路、ならびに電子機器および基地局 Download PDF

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Description

本発明は、保護回路に関する。
半導体回路を構成する部品を保護するために、種々の保護回路が設けられる。保護回路としては、過電圧から回路素子を保護するための過電圧保護回路、過電流から回路素子を保護するための過電流保護回路などが例示される。そのほか、低電圧で回路が誤動作するのを防止するために低電圧を検出するUVLO(低電圧ロックアウト回路)なども、保護回路の一種といえる。
たとえば過電流保護回路は、保護対象の回路素子に流れる電流を検出し、検出した電流を所定のしきい値と比較する。検出した電流がしきい値を超えると、回路の動作停止、電流の遮断などの保護処理が実行される。
こうした保護回路において、しきい値が複数設定され、保護が多重化される場合がある。たとえばスイッチング電源の制御回路に搭載される過電流保護回路は、コイルあるいはスイッチングトランジスタに流れる電流を検出する。そして、検出した電流が第1しきい値ITH1を超えると、スイッチングトランジスタのスイッチングを、スイッチング周期を単位として停止する。さらに検出した電流が第1しきい値ITH1より高い第2しきい値ITH2を超えると、スイッチングトランジスタM1のスイッチングを完全に停止する。
特開2007−006663号公報 特開2007−336620号公報
複数のしきい値を、保護回路の外部から自由に設定したい場合がある。図1は、本発明者らが検討した保護回路の回路図である。保護回路40は、DC/DCコンバータの過電流保護回路であり、制御回路10に内蔵される。制御回路10は、出力回路20とともにスイッチング電源回路(単に電源回路という)2を構成する。出力回路20は、スイッチング回路102、インダクタL1、出力キャパシタC1、抵抗R11、R12を含む。
制御回路10は、スイッチング回路102に加えて、スイッチング回路102を制御するコントローラ104、過電流保護回路40を備える。制御回路10のフィードバック(FB)端子には、出力電圧VOUTに応じたフィードバック電圧VFBが入力される。
コントローラ104は、フィードバック電圧VFBが所定の目標電圧と一致するように、スイッチング回路102のハイサイドトランジスタMH、ローサイドトランジスタMLのデューティ比を調節する。
過電流保護回路40は、出力回路20に流れる電流Iを検出し、電流Iを複数のしきい値ITH1、ITH2と比較する。過電流保護回路40は、第1検出器402、第2検出器404、第1メモリ406、第2メモリ408、インタフェース回路410を備える。
第1メモリ406、第2メモリ408はそれぞれ、第1しきい値ITH1、第2しきい値ITH2の設定データD1、D2を保持する。第1検出器402は、検出電流Iを第1メモリ406の設定データD1に応じたしきい値ITH1と比較する。第2検出器404は、検出電流Iを第2メモリ408の設定データD2に応じたしきい値ITH2と比較する。インタフェース回路410は、外部のプロセッサから、設定データD1、D2を受け、第1メモリ406、第2メモリ408に書き込む。コントローラ104は、第1検出器402、第2検出器404の検出結果に応じて、異なる保護処理を行う。
なお、図1の過電流保護回路40およびそれを備える制御回路10を公知技術と認定してはならない。
本発明者は、このような保護回路について検討した結果、以下の課題を認識するに至った。
図1の過電流保護回路40では、第1メモリ406および第2メモリ408が同一チップ、同一メモリ、同一セクタ内に設けられる。たとえば第1メモリ406と第2メモリ408は、隣接するアドレスであり得る。この場合、プロセッサ4からの設定データD1、D2は、同一の書き込みシーケンス内に、対応するメモリ406、408に実質的に同時に書き込まれることになる。
したがって書き込みシーケンス中に伝送エラーが発生すると、インタフェース回路410は、設定データD1、D2の両方を誤った値で受信するおそれがある。あるいはインタフェース回路410が設定データD1、D2を正しく受信した場合であっても、第1メモリ406、第2メモリ408への書き込み時あるいは書き込み後に強い電磁ノイズや宇宙線が混入すると、誤った値が書き込まれるおそれがある。
このように図1の過電流保護回路40では、同一の誤り発生要因によって、第1検出器402と第2検出器404による保護機能が同時に失われることになる。
本発明のある態様は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、堅牢性を高めた保護回路の提供にある。
本発明のある態様は、保護回路に関する。保護回路は、監視対象の電気信号を第1しきい値と比較する第1検出器と、電気信号を第2しきい値と比較する第2検出器と、第1しきい値の設定データを格納する第1メモリと、第2しきい値の設定データを格納する第2メモリと、外部のプロセッサからのデータを受け、第1メモリ、第2メモリに書き込むインタフェース回路と、を備える。保護回路は、所定条件を満たすときのみ第1メモリにデータを書き込み可能に構成される。
この態様によると、第1メモリと第2メモリへの設定データの同時書き込みが禁止されるため、同一の誤り発生要因によって、2つしきい値を設定するための2つの設定データが両方同時に誤って書き込まれるのを防止できる。これにより、2つの検出器の機能が同時に失われるのを防止でき、堅牢性を高めることができる。
ある態様の制御回路は、所定条件を満たすとき許可モード、満たさないときに禁止モードとなるステートマシンをさらに備え、第1メモリへのアクセスが、モードに応じて許可・禁止されてもよい。
ステートマシンは、プロセッサから所定の制御データを受信したことを契機として、許可モードに遷移してもよい。
この場合、プロセッサは一旦、制御データを送信し、モードを切りかえた後でのみ、第1メモリに設定データを書き込み可能となるため、第1メモリと第2メモリへの同時アクセスを防止できる。
ステートマシンは、プロセッサが第2メモリにデータを書き込んだことを契機として、許可モードに遷移してもよい。
第2メモリへの書き込みが完了するまでは、第1メモリへのアクセスが禁止されるため、第1メモリと第2メモリへの同時アクセスを防止できる。
第1メモリと第2メモリは、保護回路が集積化される半導体基板(チップ)上に、物理的に離れた場所にレイアウトされてもよい。
第1メモリと第2メモリが物理的に離間して配置することにより、外部からの電磁ノイズや宇宙線によって、格納される設定データが同時に破壊される確率を低減できる。
第1メモリと第2メモリは、それぞれ別の半導体基板(チップ)に集積化されてもよい。
これにより、外部からの電磁ノイズや宇宙線によって、第1メモリと第2メモリそれぞれに格納される設定データが同時に破壊される確率を低減できる。
第1メモリと第2メモリは、異なる電源系統に属してもよい。これにより、電源ライン・グランドライン経由のノイズによるデータの同時破壊を防止できる。
本発明の別の態様もまた、保護回路である。この保護回路は、電気信号を第1しきい値と比較する第1検出器と、電気信号を第2しきい値と比較する第2検出器と、第1しきい値の設定データを格納する第1メモリと、第2しきい値の設定データを格納する第2メモリと、外部のプロセッサからのデータを受け、第1メモリ、第2メモリに書き込むインタフェース回路と、を備える。保護回路は、プロセッサによる第1メモリへの書き込みと、第2メモリへの書き込みに、異なる処理を要求するよう構成される。
本発明のさらに別の態様もまた、保護回路である。この保護回路は、第1メモリおよび第2メモリが、プロセッサからの一連の書き込み命令のシーケンスにより書き込みできないように構成される。
本発明のさらに別の態様もまた、保護回路である。この保護回路において、第1メモリおよび第2メモリへの書き込みは、排他的に許可される。
本発明のさらに別の態様もまた、保護回路である。この保護回路は、電気信号を第1しきい値と比較する第1検出器と、電気信号を第2しきい値と比較する第2検出器と、第1しきい値の設定データを格納する第1メモリと、第2しきい値の設定データを格納する第2メモリと、外部のプロセッサからのデータを受け、第1メモリ、第2メモリに書き込むインタフェース回路と、を備える。第1メモリおよび第2メモリは、保護回路が集積化される半導体基板上において、物理的に離れた場所にレイアウトされる。
保護回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。
「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が一体集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
本発明の別の態様は、スイッチング電源の制御回路に関する。制御回路は、スイッチング電源のスイッチング素子を制御するスイッチングコントローラと、上述のいずれかの保護回路と、を備えてもよい。
保護回路は、過電流保護回路であってもよい。保護回路が監視する電気信号は、スイッチング電源に流れる電流であってもよい。
保護回路は、過電圧保護回路であってもよい。保護回路が監視する電気信号は、スイッチング電源の出力電圧であってもよい。
本発明の別の態様は、スイッチング電源である。スイッチング電源は、少なくともスイッチング素子、インダクタおよびスイッチング素子のスイッチング動作に応じて直流の出力電圧が発生する出力ラインを有する出力回路と、出力電圧にもとづいてスイッチング素子を制御する制御回路と、を備えてもよい。
本発明の別の態様は、電子機器に関する。電子機器は、上述のデジタル制御電源回路を備える。
本発明の別の態様は、移動体通信用の基地局に関する。基地局は、上述のデジタル制御電源回路を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、保護回路の堅牢性を高めることができる。
本発明者らが検討した保護回路の回路図である。 実施の形態に係る保護回路の回路図である。 図3(a)は、プロセッサから図2の保護回路へのデータ伝送を示す図であり、図3(b)は、プロセッサから図1の過電流保護回路へのデータ伝送を示す図である。 保護回路を備える電源回路の制御回路の回路図である。 保護回路を備える電源回路の制御回路の回路図である。 図6(a)、(b)は、電源回路を備える電子機器を示すブロック図である。 第1変形例に係る保護回路の回路図である。 第3変形例に係る保護回路の回路図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。また、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図2は、実施の形態に係る保護回路30の回路図である。
保護回路30は、第1検出器302、第2検出器304、第1メモリ306、第2メモリ308、インタフェース回路310、ステートマシン312、A/Dコンバータ314を備える。
第1検出器302は、監視対象の電気信号SMONを第1しきい値TH1と比較し、所定の大小関係を満たすときに、第1保護信号P1をアサートする。第2検出器304は、同じ電気信号SMONを、第2しきい値TH2と比較し、所定の大小関係を満たすときに、第2保護信号P2をアサートする。本実施の形態において、電気信号SMONはA/Dコンバータ314によりデジタルデータDMONに変換され、第1検出器302、第2検出器304は、電気信号としきい値をデジタル領域で比較する。
第1メモリ306は、第1しきい値TH1の設定データ(第1設定データともいう)D1を格納する。第2メモリ308は、第2しきい値TH2の設定データ(第2設定データともいう)D2を格納する。メモリは、レジスタであってもよいし、RAM(Random Access Memory)あるいは不揮発メモリであってもよい。
保護回路30は、ひとつの半導体基板32に一体集積化される。第1メモリ306と第2メモリ308は、保護回路30が集積化される半導体基板32上において、物理的に離れた場所にレイアウトされる。
インタフェース回路310は、外部のプロセッサ4から、バス5およびインタフェース(I/F)端子を介してデータを受け、第1メモリ306、第2メモリ308に書き込む。なおインタフェース回路310は、保護回路30以外の回路ブロックで使用すべきデータを受信するために用いられてもよい。バス5は、たとえばICバスであり、インタフェース回路310はシリアルデータを受信可能に構成される。
本実施の形態において、保護回路30は、所定条件を満たすときのみ、第1メモリ306に第1設定データD1を書き込み可能に構成される。所定条件を満たさないときには、第1メモリ306への書き込みは禁止される。
ステートマシン312は、所定条件を満たすとき許可モード、満たさないときに禁止モードとなる。プロセッサ4による第1メモリ306へのアクセスは、ステートマシン312が示すモードに応じて許可・禁止される。
以上が保護回路30の構成である。続いて、第1メモリ306を書き込み可能とするための条件を説明する。第1メモリ306を書き込み可能とするためには、ステートマシン312を許可モードに遷移させる必要がある。
ステートマシン312は、デフォルトにおいて禁止モードであり、許可フラグFLGはネゲート(たとえばローレベル)されている。インタフェース回路310は、許可フラグFLGがネゲートされているとき、第1設定データD1を受信したとしても、それを第1メモリ306に書き込まない。このときインタフェース回路310は、プロセッサ4に対して禁止モードであることを通知してもよい。
第1メモリ306と第2メモリ308への書き込みは排他的とすることが好ましい。すなわち許可フラグFLGがアサートされるとき、第1メモリ306への書き込みが許可、第2メモリ308への書き込みが禁止され、許可フラグFLGがネゲートされるとき、第1メモリ306への書き込みが禁止、第2メモリ308への書き込みが許可される。
ステートマシン312は、プロセッサ4から、所定の制御データD3を受信したことを契機として、許可モードに遷移する。たとえばステートマシン312は、第3メモリ320およびデコーダ322を含む。インタフェース回路310は、プロセッサ4から制御データを受信すると、第3メモリ320に書き込む。デコーダ322は、第3メモリ320に格納されるデータD3をデコードし、制御データD3が所定の条件を満たすとき、許可モードを示す許可フラグFLGをアサートする。
ステートマシン312はタイマー回路(不図示)を含んでもよい。タイマー回路は、制御データD3が所定の条件を満たすとカウント動作を開始し、カウント値が所定値に達すると、許可フラグFLGをアサートしてもよい。
インタフェース回路310は、許可フラグFLGがアサートされている場合のみ、受信した設定データを第1メモリ306に書き込む。
以上が保護回路30の構成である。続いてその動作を説明する。
図3(a)は、プロセッサ4から図2の保護回路30へのデータ伝送を示す図であり、図3(b)は、プロセッサ4から図1の過電流保護回路40へのデータ伝送を示す図である。図2の保護回路30の利点を明確化するため、はじめに図3(b)を参照して、図1の過電流保護回路40の動作を説明する。
図1の過電流保護回路40では、プロセッサ4からメモリ406,408へのデータ書き込みには何らの制約もない。したがって、図3(b)に示すように、連続する書き込みシーケンスにより、2つの設定データD1、D2を書き込むことができる。この書き込みシーケンス中のある期間にわたり伝送エラーが生ずると、設定データD1,D2が両方破壊され、過電流検出機能が完全に失われる。
続いて図3(a)を参照して、図2の保護回路30の動作を説明する。
初期状態ではステートマシン312は禁止モードであり、許可フラグFLGはネゲートされている。この状態では、プロセッサ4は、第2設定データD2を第2メモリ308に書き込む。続いてプロセッサ4は、許可モードに遷移させるべく、ステートマシン312に対して制御データD3を送信する。この制御データD3を契機として許可モードに遷移し、許可フラグFLGがアサートされる。プロセッサ4は、許可フラグFLGがアサートされた後に、第1設定データD1を第1メモリ306に書き込む。
つまり、プロセッサ4が第2設定データD2を書き込んだ後、禁止期間の間は、第1設定データD1を書き込むことができなくなる。以上が図3の保護回路30の動作である。
この保護回路30によれば、第1メモリ306と第2メモリ308に対して、設定データD1、D2を同時に書き込むことができなくなる。したがって同一の誤り発生要因によって、2つの設定データD1、D2が両方誤って書き込まれるのを防止できる。これにより、2つの検出器302、304の機能が同時に失われるのを防止でき、堅牢性を高めることができる。
たとえば図3(a)において、図3(b)と同じ期間に伝送エラーが生じたとする。この場合、第2設定データD2と制御データD3が破壊されることになる。制御データD3が破壊されると、許可モードに遷移せず、禁止モードが維持される。プロセッサ4は、再度、制御データD3をステートマシン312に出力し、許可モードへ遷移させた後に、第1設定データD1を第1メモリ306に書き込むこととなる。つまり、第2設定データD2が破壊された場合であっても、第1設定データD1は正しく書き込まれる可能性が高くなるため、少なくともひとつの検出機能を有効に残すことができる。
なお、プロセッサ4が、第2メモリ308に第2設定データD2を書き込むためには、第2メモリ308をアドレス指定し、第2設定データD2を送信するという2つのステップが必要となる。これに対して、プロセッサ4が、第1メモリ306に第1設定データD1を書き込むためには、第3メモリ320をアドレス指定し、制御データD3を送信し、第1メモリ306をアドレス指定し、第1設定データD1を送信するという4つのステップが必要となる。つまり保護回路30は、プロセッサ4による第1メモリ306への書き込みと、第2メモリ308への書き込みに、異なる処理を要求するよう構成されるものと把握できる。
(用途)
続いて、保護回路30の用途を説明する。図4は、保護回路30を備える電源回路2aの制御回路10aの回路図である。保護回路30は、過電流保護(Over Current Protection)回路である。たとえばコントローラ104は、デジタル制御電源のコントローラである。
コントローラ104は、A/Dコンバータ110、誤差検出器112、補償器114、デジタルパルス変調器116、ドライバ118、ロジック部120を備える。A/Dコンバータ110は、フィードバック電圧VFBをデジタル値DFBに変換する。誤差検出器112は、目標値DREFとデジタル値DFBの偏差δVを算出する。補償器114は、偏差δVがゼロに近づくように調節されるデューティ指令値DDUTYを生成する。補償器114は、PIあるいはPID制御を行ってもよい。デジタルパルス変調器116は、デューティ指令値DDUTYに応じたデューティ比を有するパルス信号SPWMを生成する。ドライバ118は、パルス信号SPWMにもとづいてスイッチング回路102を駆動する。
I/V変換器316は、スイッチング回路102に流れる電流Iを検出し、電圧Vに変換する。電圧V(電流I)は、監視対象の電気信号として保護回路30に入力される。保護回路30は、電流Iが第1しきい値TH1を超えると、過電流保護信号OCP1をアサートし、電流Iが第2しきい値TH2を超えると、過電流保護信号OCP2をアサートする。ロジック部120は、保護信号OCP1、OCP2に応じて、スイッチング回路102が停止するようにドライバ118を制御する。
図5は、保護回路30を備える電源回路2bの制御回路10bの回路図である。保護回路30は、過電圧保護(Over Voltage Protection)回路である。
保護回路30は、監視対象の電気信号として、A/Dコンバータ110の出力DFB(電圧VFB)を受ける。図2のA/Dコンバータ314は、図5のA/Dコンバータ110に相当する。
保護回路30は、電圧VFBが第1しきい値TH1を超えると、過電圧保護信号OVP1をアサートし、電圧VFBが第2しきい値TH2を超えると、過電圧保護信号OVP2をアサートする。ロジック部120は、保護信号OVP1、OVP2に応じて、スイッチング回路102が停止するようにドライバ118を制御する。
このように、保護回路30は、スイッチング電源の過電流あるいは過電圧保護回路として好適に利用できる。
(システム)
最後に、電源回路2の用途を説明する。図6(a)、(b)は、電源回路2を備える電子機器を示すブロック図である。図6(a)の電子機器500aは、商用交流電源502からの交流電圧を整流するブリッジ回路504と、平滑キャパシタ506と、上述の電源回路2と、負荷508を備える。この場合、電源回路2としては、非絶縁型あるいは絶縁型の降圧、昇圧、あるいは昇降圧コンバータなどが好適に利用できる。電子機器500aは、たとえば移動体通信用の基地局、テレビやPC、冷蔵庫などの家電製品、ファクシミリやコピー機などのOA機器、工作機械、などが例示される。
図6(b)の電子機器500bは、電池510と、電池の電圧を受ける上述の電源回路2と、負荷508を備える。こうした電子機器500bとしては、携帯電話端末、タブレットPC、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどのが例示される。たとえば負荷508は、マイコンやメモリ、液晶ドライバや、液晶バックライト用LED、カメラのフラッシュ用LEDなどであってもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(第1変形例)
図7は、第1変形例に係る保護回路30aの回路図である。この変形例では、第1検出器302、第2検出器304は、アナログ領域での比較を行う。図7の保護回路30aは、図2の保護回路30のA/Dコンバータ314に代えて、第1D/Aコンバータ324、第2D/Aコンバータ326を備える。D/Aコンバータ324、326はそれぞれ、設定データD1、D2をアナログしきい値電圧VTH1、VTH2に変換する。検出器302、304はそれぞれ、アナログの電気信号VMONを、しきい値電圧VTH1、VTH2と比較する。この変形例によっても、図2の保護回路30と同様の効果を得ることができる。
(第2変形例)
実施の形態では、許可モードへの遷移条件が、プロセッサ4からの制御データD3の書き込みであったが、本発明はそれには限定されず、許可モードへの遷移条件にはさまざまな変形例がありえる。
たとえばステートマシン312は、プロセッサ4が第2メモリ308に設定データD2を書き込んだことを契機として、たとえばその所定の待機時間τ経過後に、許可モードに遷移してもよい。プロセッサ4および保護回路30を搭載する機器の設計者は、この待機時間τを知っているから、プロセッサ4を、第2設定データD2の書き込み後、待機時間τ経過後に、第1設定データD1を書き込むように設計する。
この変形例によれば、経過時間を適切に設定することにより、保護回路の堅牢性を高めることができる。
(第3変形例)
図8は、第3変形例に係る保護回路30bの回路図である。この変形例では、モードを切りかえるための制御データD3が、専用の制御線6を介して入力される。制御データD3は、シリアルデータであってもよいし、ハイ/ロー2値の制御信号であってもよい。この変形例によっても、図2の保護回路30と同様の効果を得ることができる。
(第4変形例)
実施の形態ではデジタル制御電源回路を例に説明したが、本発明はそれには限定されず、アナログ制御電源回路にも適用可能である。またパルス変調方式は特に限定されない。たとえばオン時間固定方式、オフ時間固定方式、パルス周波数変調方式など、さまざまなパルス変調に適用可能である。
(第5変形例)
実施の形態では、電源回路2として降圧コンバータについて説明したが本発明はそれには限定されない。電源回路2は、昇圧コンバータであってもよいし昇降圧コンバータであってもよい。またトランスを用いたフォワードコンバータあるいはフライバックコンバータであってもよい。電源回路の形式に応じて出力回路20のトポロジーは適宜変更すればよい。さらには、電源回路2はDC/DCコンバータには限定されず、リニアレギュレータやチャージポンプ回路であってもよい。
(第6変形例)
保護回路30の用途は電源回路に限定されない。たとえば保護回路30は、2次電池の充電回路、オーディオ用IC、液晶用ドライバIC、PMIC(電源管理IC)、マイクロコントローラ、USB(Universal Serial Bus)などのインタフェース回路、など、さまざまな用途に利用可能である。
(第7変形例)
実施の形態では、第1メモリ306と第2メモリ308が同一チップ(半導体基板)に集積化されたが、本発明はそれには限定されなず、それぞれ別の半導体基板に集積化されてもよい。これにより、外部からの電磁ノイズや宇宙線によって、第1メモリ306と第2メモリ308それぞれに格納される設定データD1、D2が同時に破壊される確率を低減できる。
第1メモリ306と第2メモリ308は、異なる電源系統に属してもよい。これにより、電源ライン・グランドライン経由のノイズによる設定データD1、D2の同時破壊を防止できる。
実施の形態にもとづき、特定の語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能である。
2…電源回路、4…プロセッサ、5…バス、6…制御線、10…制御回路、20…出力回路、30…保護回路、302…第1検出器、304…第2検出器、306…第1メモリ、308…第2メモリ、310…インタフェース回路、312…ステートマシン、314…A/Dコンバータ、316…I/V変換器、320…第3メモリ、322…デコーダ、324…第1D/Aコンバータ、326…第2D/Aコンバータ、40…過電流保護回路、102…スイッチング回路、104…コントローラ、110…A/Dコンバータ、…スイッチングコントローラ、112…誤差検出器、114…補償器、116…デジタルパルス変調器、118…ドライバ、120…ロジック部、L1…インダクタ、C1…出力キャパシタ、402…第1検出器、404…第2検出器、406…第1メモリ、408…第2メモリ、410…インタフェース回路、SPWM…パルス信号、DFB…フィードバックデータ、δV…誤差データ、DDUTY…デューティ指令値。

Claims (17)

  1. 第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    所定条件を満たすとき許可モード、満たさないときに禁止モードとなるステートマシンと、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    記インタフェース回路による前記第1メモリへのアクセスが、前記ステートマシンのモードに応じて許可・禁止され、
    前記ステートマシンは、前記インタフェース回路が前記第2メモリに前記設定データを書き込んだことを契機として、前記許可モードに遷移することを特徴とする保護回路。
  2. 前記第1メモリおよび前記第2メモリへの書き込みは、排他的に許可されることを特徴とする請求項に記載の保護回路。
  3. 第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    前記インタフェース回路は、所定条件を満たすときのみ前記第1メモリに前記設定データを書き込み可能に構成され、
    前記第1メモリおよび前記第2メモリへの書き込みは、排他的に許可されることを特徴とする保護回路。
  4. 前記第1メモリと前記第2メモリは、前記保護回路が集積化される半導体基板上に、物理的に離れた場所にレイアウトされることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の保護回路。
  5. 保護回路であって、
    第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    前記インタフェース回路は、所定条件を満たすときのみ前記第1メモリに前記設定データを書き込み可能に構成され、
    前記第1メモリと前記第2メモリは、前記保護回路が集積化される半導体基板上に、物理的に離れた場所にレイアウトされることを特徴とする保護回路。
  6. 前記第1メモリと前記第2メモリは、それぞれ別の半導体基板に集積化されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の保護回路。
  7. 第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    前記インタフェース回路は、所定条件を満たすときのみ前記第1メモリに前記設定データを書き込み可能に構成され、
    前記第1メモリと前記第2メモリは、それぞれ別の半導体基板に集積化されることを特徴とする保護回路。
  8. 前記第1メモリと前記第2メモリは、異なる電源系統に属することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の保護回路。
  9. 第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    前記インタフェース回路は、所定条件を満たすときのみ前記第1メモリに前記設定データを書き込み可能に構成され、
    前記第1メモリと前記第2メモリは、異なる電源系統に属することを特徴とする保護回路。
  10. 第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    前記第1メモリおよび前記第2メモリへの書き込みは、排他的に許可されることを特徴とする保護回路。
  11. 保護回路であって、
    第1メモリと、
    第2メモリと、
    外部のプロセッサから設定データおよびアドレスを受信し、前記アドレスが指定する前記第1メモリ、前記第2メモリの一方に、前記設定データを書き込むインタフェース回路と、
    監視対象の電気信号を、前記第1メモリに格納される設定データに応じた第1しきい値と比較し、比較結果に応じた第1保護信号を生成する第1検出器と、
    前記電気信号を前記第2メモリに格納される設定データに応じた第2しきい値と比較し、比較結果に応じた第2保護信号を生成する第2検出器と、
    を備え、
    前記第1保護信号、前記第2保護信号は、回路保護に利用可能であり、
    前記第1メモリおよび前記第2メモリは、前記保護回路が集積化される半導体基板上において、物理的に離れた場所にレイアウトされることを特徴とする保護回路。
  12. ひとつの半導体基板に一体集積化されることを特徴とする請求項1から5、9から11のいずれかに記載の保護回路。
  13. スイッチング電源の制御回路であって、
    前記スイッチング電源のスイッチング素子を制御するスイッチングコントローラと、
    請求項1から12のいずれかに記載の保護回路と、
    を備え、
    前記保護回路は、過電流保護回路であり、前記保護回路が監視する前記電気信号は、前記スイッチング電源に流れる電流であることを特徴とする制御回路。
  14. スイッチング電源の制御回路であって、
    前記スイッチング電源のスイッチング素子を制御するスイッチングコントローラと、
    請求項1から12のいずれかに記載の保護回路と、
    を備え、
    前記保護回路は、過電圧保護回路であり、前記保護回路が監視する前記電気信号は、前記スイッチング電源の出力電圧であることを特徴とする制御回路。
  15. 少なくともスイッチング素子、インダクタおよび前記スイッチング素子のスイッチング動作に応じて直流の出力電圧が発生する出力ラインを有する出力回路と、
    前記出力電圧にもとづいて前記スイッチング素子を制御する請求項13または14に記載の制御回路と、
    を備えることを特徴とする電源回路。
  16. 請求項15に記載の電源回路を備えることを特徴とする電子機器。
  17. 請求項15に記載の電源回路を備えることを特徴とする移動体通信用の基地局。
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