JP6545572B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの排気ガス中の窒素酸化物を浄化する排気浄化装置であって、エンジンの燃料を還元剤に用いて窒素酸化物を浄化する排気浄化装置に関する。
従来から、ディーゼルエンジンの排気浄化装置として、炭化水素(HC)を主成分とするエンジンの燃料を還元剤に用いて窒素酸化物(以下、NOxという。)を選択的に還元するHC−SCR触媒(Hydro Carbon−Selective Catalytic Reduction)を用いたものがある。例えば特許文献1には、活性温度域が互いに異なるHC−SCR触媒を直列に配置し、各HC−SCR触媒に対して燃料を添加する排気浄化装置が開示されている。この排気浄化装置によれば、幅広い温度範囲でHC−SCR触媒によるNOxの還元が可能である。
特開2012−92690号公報
しかし、環境保全等の観点から、排気浄化装置にはさらなるNOxの浄化性能の向上が求められている。本発明は、NOxの浄化性能の向上を可能にした排気浄化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する排気浄化装置は、排気通路を流れる排気ガスに燃料を添加する第1添加弁と、前記第1添加弁の下流に位置し、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元する第1選択還元型触媒と、前記第1選択還元型触媒の下流に位置し、排気ガスに燃料を添加する第2添加弁と、前記第2添加弁の下流に位置し、前記第1選択還元型触媒よりも温度活性域の高い第2選択還元型触媒であって、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元するとともにNOxの還元によりNHを生成する前記第2選択還元型触媒と、前記第2選択還元型触媒の下流に位置し、前記第2選択還元型触媒が生成したNHを還元剤に用いてNOxを還元する第3選択還元型触媒と、前記第1添加弁による燃料の添加量である第1添加量と前記第2添加弁による燃料の添加量である第2添加量とを制御する制御部とを備える。
上記構成によれば、第1添加弁によって燃料が添加された排気ガスは、第1選択還元型触媒に流入し、燃料を還元剤としてNOxが還元される。また、第2添加弁によって燃料が添加された排気ガスは、第1選択還元型触媒よりも活性温度域が高い第2選択還元型触媒にて、燃料を還元剤としてNOxが還元されるとともにアンモニア(以下、NHという)が生成される。第3選択還元型触媒では、第2選択還元型触媒にて生成されたNHを還元剤としてNOxが還元される。こうした構成によれば、NOxの浄化性能を高めることができる。
上記排気浄化装置において、前記制御部は、前記第1選択還元型触媒の温度と前記第2選択還元型触媒の温度とを取得するとともに、前記第1選択還元型触媒に流入する第1NOx量と前記第2選択還元型触媒に流入する第2NOx量とを演算し、前記第1選択還元型触媒が活性状態にあるときに前記第1NOx量が多いほど前記第1添加量を多くし、前記第2選択還元型触媒が活性状態にあるときに前記第2NOx量が多いほど前記第2添加量を多くすることが好ましい。
上記構成によれば、第1選択還元型触媒に流入する第1NOx量に応じて第1添加弁の添加量が増減され、第2選択還元型触媒に流入する第2NOx量に応じて第2添加弁の添加量が増減される。その結果、NOxの浄化を目的とした燃料消費量を抑えつつ、NOxの浄化性能を向上させることができる。
上記排気浄化装置は、排気ガス中の粒子状物質を捕捉するフィルターをさらに備え、前記第1選択還元型触媒が前記フィルターの表層を構成する触媒層を含むことが好ましい。
上記構成によれば、排気浄化装置にフィルターと第1選択還元型触媒とを搭載するうえで排気浄化装置の占有する容積を小さくできる。
上記排気浄化装置において、前記制御部は、前記フィルターにおける粒子状物質の堆積量を演算し、前記堆積量が上限値を超えると前記第1添加弁から燃料を添加することにより前記フィルターを再生する再生処理を実行するとともに、前記再生処理の実行中に前記第2添加弁から燃料を添加することにより前記第2選択還元型触媒の硫黄被毒を回復する回復処理を実行することが好ましい。
上記構成によれば、第1選択還元型触媒および第2選択還元型触媒が清浄な状態に維持されやすくなる。その結果、NOxの浄化性能を向上させることができる。
また、第2選択還元型触媒の硫黄被毒を回復するためには、第2選択還元型触媒を昇温する必要がある。また、第2選択還元型触媒では、燃料を還元剤とするNOxの還元反応と並行して燃料の酸化反応も生じている。そのため、第2選択還元型触媒は、燃料の流入により温度が上昇する。
上記構成によれば、再生処理の実行中に回復処理が実行されることから、第2選択還元型触媒に流入する排気ガスは、フィルターの再生処理にともなって昇温した排気ガスである。すなわち、フィルターの再生処理によって昇温した排気ガスを第2選択還元型触媒の昇温に利用することができる。その結果、回復処理における第2選択還元型触媒の昇温を効率よく行うことができる。
上記排気浄化装置において、前記制御部は、前記第2選択還元型触媒における硫黄の被毒量を演算し、前記被毒量が閾値を超えていることを条件に前記回復処理を実行することが好ましい。
上記構成によれば、回復処理は、第2選択還元型触媒における硫黄の被毒量が閾値を超えていることを条件に行われる。これにより、過剰な回復処理の実行が抑えられることから、排気ガスの浄化に必要とされる燃料消費量を抑えることができる。
一実施形態の排気浄化装置を搭載したエンジンシステムの概略構成を示す概略構成図である。 第3選択還元型触媒の表面付近における断面構造を示す断面図である。 HC触媒層およびNH触媒層の構造を模式的に示す図である。 制御装置の構成の一例を示すブロック図である。 再生処理および回復処理の実施時期についてのタイミングチャートである。 NOx浄化率を比較した結果の一例を示すグラフである。
図1から図6を参照して排気浄化装置の一実施形態について説明する。まず、図1を参照して、排気浄化装置が搭載されたエンジンシステムの全体構成について説明する。
図1に示すように、エンジンシステムは、ディーゼルエンジン10(以下、エンジン10という。)を備える。エンジン10のシリンダーブロック11には、複数のシリンダー12が形成されている。各シリンダー12には、インジェクター13から燃料が噴射される。シリンダーブロック11には、各シリンダー12に吸入空気を供給するためのインテークマニホールド14と、各シリンダー12からの排気ガスが流入するエキゾーストマニホールド15とが接続されている。
インテークマニホールド14に接続される吸気通路16には、上流側から順に、図示されないエアクリーナー、ターボチャージャー17を構成するコンプレッサー18、インタークーラー19が設けられている。エキゾーストマニホールド15に接続される排気通路20には、コンプレッサー18に連結軸を介して連結され、ターボチャージャー17を構成するタービン22が設けられている。
エンジンシステムは、エキゾーストマニホールド15と吸気通路16とを接続するEGR通路25を備える。EGR通路25には、EGRクーラー26とEGR弁27とが設けられている。EGR弁27が開状態にあるとき、吸気通路16には、EGR通路25を通じて排気ガスの一部がEGRガスとして導入される。シリンダー12には、排気ガスと吸入空気との混合気体である作動ガスが供給される。
シリンダー12では、作動ガスとインジェクター13が噴射した燃料との混合気が燃焼する。シリンダー12からの排気ガスは、エキゾーストマニホールド15を通じて排気通路20へと流入し、タービン22を通過した後、排気浄化装置30に流入する。
排気浄化装置30は、排気ガスが流れる排気通路20に第1酸化触媒31(ATC:After Turbo Catalyst)を備える。第1酸化触媒31は、排気ガス中の燃料を酸化して排気ガスを昇温する。
第1酸化触媒31は、セラミックあるいは金属からなるモノリス担体と、このモノリス担体にコーティングされた触媒層とを有する。触媒層は、例えばゼオライトやアルミナからなる粒子状の触媒担体と、触媒担体に担持された触媒金属とを有する。触媒金属は、例えば白金、パラジウム、および、ロジウム等の白金系元素のうちの少なくとも1種である。第1酸化触媒31は、その温度である第1酸化触媒温度が第1酸化下限温度以上であって第1酸化上限温度以下の温度域を活性温度域に有する。
排気浄化装置30は、排気通路20における第1酸化触媒31の下流に、排気ガスに燃料を添加する第1添加部32を備える。第1添加部32は、還元剤である燃料を貯留する燃料タンク34に接続された第1燃料通路35を備える。この燃料タンク34は、インジェクター13が噴射する燃料を貯留する燃料タンクであってもよいし、該燃料タンクとは別個に設けられる燃料タンクであってもよい。第1添加部32は、第1燃料通路35にポンプ36と第1調整弁37とを備える。ポンプ36は、例えばエンジンを動力源とするポンプであって、燃料タンク34内の燃料を所定圧力で第1調整弁37に圧送する。第1調整弁37は、第1燃料通路35の流路断面積を変更可能な弁であり、第1調整弁37を通過する燃料の量を調整する。第1添加部32は、排気通路20内に位置する第1添加弁38を備える。第1添加部32は、第1調整弁37が開状態にあるときに第1添加弁38から排気ガスに燃料を添加し、第1調整弁37が閉状態にあるときに第1添加弁38から排気ガスに燃料を添加しない。第1添加部32による燃料の添加は、後述する制御装置70によって制御される。なお、この第1添加弁38は、第1調整弁37の機能が内蔵された燃料噴射弁であってもよい。
排気浄化装置30は、排気通路20における第1添加弁38の下流に第1選択還元型触媒39を備える。第1選択還元型触媒39は、排気通路20の拡径部分である第1マフラー部20Aに位置する第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cで構成されている。第2酸化触媒39cは、排気浄化装置30のなかで最も強い酸化力を有するとともに、排気ガス中の燃料を酸化して排気ガスを昇温する機能と、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元するNOx還元機能とを有する。第2酸化触媒39cは、セラミックあるいは金属からなるモノリス担体と、このモノリス担体にコーティングされた触媒層とを有する。触媒層は、例えばゼオライトやアルミナからなる粒子状の触媒担体と、触媒担体に担持された触媒金属とを有する。触媒金属は、例えば白金、パラジウム、および、ロジウム等の白金系元素のうちの少なくとも1種である。第2酸化触媒39cは、その温度である第2酸化触媒温度が第2酸化下限温度(例えば150℃)以上であって第2酸化上限温度(例えば350℃)以下の温度域を活性温度域に有する。
排気浄化装置30は、第1マフラー部20Aにおける第2酸化触媒39cの下流にフィルター40(DPF:Diesel Particulate Filter)を備える。フィルター40は、排気ガス中の粒子状物質(以下、PM(Particulate Matter)という)を捕捉するフィルター機能、および、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元するNOx還元機能を有する。フィルター40は、再生温度Tfr(例えば600℃)まで昇温するとPMが焼却されてフィルター機能が再生する。
フィルター40は、例えば耐熱性に優れたセラミックやステンレスを素材としたウォール・フロー・フィルターであるフィルター本体と、フィルター本体にコーティングされた触媒層である第3酸化触媒40cとで構成されている。第3酸化触媒40cは、第2酸化触媒39cよりも選択還元型触媒としての機能が高く、排気ガス中の燃料を還元剤に用いて排気ガス中のNOxを還元する。
第3酸化触媒40cは、例えばゼオライトやアルミナからなる粒子状の触媒担体と、触媒担体に担持された触媒金属とで構成される。触媒金属は、白金、パラジウム、および、ロジウム等の白金系元素のうちの少なくとも1種である。また、第3酸化触媒40cは、その温度である第3酸化触媒温度が第3酸化下限温度(例えば200℃)以上であって第3酸化上限温度(例えば300℃)以下を活性温度域として有する。すなわち、第1選択還元型触媒39は、第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cの双方が活性状態となる第1下限温度(例えば200℃)以上であって第1上限温度(例えば300℃)以下の温度域を活性温度域として有する。
排気浄化装置30は、排気通路20におけるフィルター40の下流に、排気通路20を流れる排気ガスに燃料を添加する第2添加部41を備える。第2添加部41は、第1燃料通路35におけるポンプ36と第1調整弁37との間に接続された第2燃料通路42を備える。第2添加部41は、第2燃料通路42の流路断面積を変更可能な第2調整弁43を備える。この第2調整弁43には、第1燃料通路35に設けられたポンプ36によって所定圧力の燃料が圧送される。第2添加部41は、第2調整弁43を通過した燃料を排気ガスに添加する第2添加弁44を備える。すなわち、第2添加部41は、第2調整弁43が開状態にあるときに第2添加弁44から排気ガスに燃料を添加し、第2調整弁43が閉状態にあるときに第2添加弁44から排気ガスに燃料を添加しない。第2添加部41による燃料の添加は、後述する制御装置70によって制御される。なお、この第2添加弁44は、第2調整弁43の機能が内蔵された燃料噴射弁であってもよい。
排気浄化装置30は、排気通路20における第2添加弁44の下流に、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元する第2選択還元型触媒45を備える。第2選択還元型触媒45は、第1マフラー部20Aの次の拡径部分である第2マフラー部20B内に位置する。第2選択還元型触媒45は、セラミックあるいは金属からなるモノリス担体と、このモノリス担体にコーティングされた触媒層とを有する。触媒層は、銀アルミナあるいは銀ゼオライトを含む。第2選択還元型触媒45は、その温度である第2触媒温度が第2下限温度(例えば200℃)以上であって第2上限温度(例えば650℃)以下の比較的高い温度範囲を活性温度域として有し、NOxを還元する反応においてNHを生成する。また、上述した構成の第2選択還元型触媒45では、燃料の酸化反応よりも燃料によるNOxの還元反応が優先して進行するため、燃料の一部が反応せずに通過する。そのため、その通過した燃料を後段の触媒の還元剤に用いることが可能である。
排気浄化装置30は、第2マフラー部20Bにおける第2選択還元型触媒45の下流に第3選択還元型触媒47を備える。
図2に示すように、第3選択還元型触媒47は、セラミックあるいは金属からなるモノリス担体48と、モノリス担体48の表面に積層されたHC触媒層49と、HC触媒層49に積層されたNH触媒層50とを備える。
HC触媒層49は、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元する。HC触媒層49は、粒子状の触媒担体と触媒担体に担持された銅とを有する。触媒担体の形成材料は、多孔質構造を有するゼオライトである。このゼオライトは、炭化水素が進入可能な孔を有する多孔質材料である。HC触媒層49は、銅を担持させた粒子状の触媒担体をモノリス担体にコーティングして構成される。
NH触媒層50は、第2選択還元型触媒45において生成されたNHを還元剤に用いてNOxを還元する。NH触媒層50は、粒子状の触媒担体と触媒担体に担持された銅とを有する。触媒担体の形成材料は、多孔質構造を有するゼオライトである。このゼオライトは、炭化水素の進入を拒む一方でNHの進入を許可する孔を有する多孔質材料である。NH触媒層50は、銅を担持させた粒子状の触媒担体をHC触媒層49が形成されたモノリス担体にコーティングして構成される。第3選択還元型触媒47は、その温度である第3触媒温度が第3下限温度(例えば200℃)以上であって第3上限温度(例えば600℃)以下を活性温度域に有する。
図3に示すように、第3選択還元型触媒47では、NH(アンモニア)がNH触媒層50を構成する触媒担体51の孔51hに進入する一方、HC(炭化水素)が触媒担体51の孔51hに進入しない。そのため、HCは、触媒担体51の粒子間の隙間52を通ってHC触媒層49に到達する。そして、HC触媒層49に到達したHCは、HC触媒層49を構成する触媒担体53の孔53h中に進入する。これにより、NH触媒層50では、孔51hに進入したNHを還元剤に用いてNOxが還元され、HC触媒層49では、孔53hに進入したHCを還元剤に用いてNOxが還元される。
図1に示すように、排気浄化装置30は、第2マフラー部20Bにおける第3選択還元型触媒47の下流に第4酸化触媒54を備える。第4酸化触媒54は、第3選択還元型触媒47を通過した燃料やNHを酸化する。第4酸化触媒54は、セラミックあるいは金属からなるモノリス担体と、このモノリス担体にコーティングされた触媒層とを有する。触媒層は、例えばゼオライトやアルミナからなる粒子状の触媒担体と、触媒担体に担持された触媒金属とを有する。触媒金属は、例えば白金、パラジウム、および、ロジウム等の白金系元素のうちの少なくとも1種である。
排気浄化装置30は、各種センサーを備える。排気浄化装置30は、吸気通路16におけるコンプレッサー18の上流に、吸入空気量を検出する吸入空気量センサー55を備える。排気浄化装置30は、排気通路20の各所に排気ガスの温度を検出する温度センサーを備える。温度センサー56は、第1酸化触媒31と第1添加弁38との間に位置し、第1酸化触媒31を通過した排気ガスの温度であるATC排気温度を検出する。温度センサー57は、第1添加弁38と第2酸化触媒39cとの間に位置し、第2酸化触媒39cに流入する排気ガスの温度である第1排気温度を検出する。温度センサー58は、第2酸化触媒39cとフィルター40との間に位置し、フィルター40に流入する排気ガスの温度である流入温度を検出する。温度センサー59は、フィルター40と第2添加弁44との間に位置し、フィルター40を通過した排気ガスの温度である流出温度を検出する。温度センサー60は、第2添加弁44と第2選択還元型触媒45との間に位置し、第2選択還元型触媒45に流入する排気ガスの温度である第2排気温度を検出する。温度センサー61は、第4酸化触媒54の下流に位置し、第4酸化触媒54の通過した排気ガスの温度である第3排気温度を検出する。
排気浄化装置30は、排気ガスのNOx濃度を検出するNOxセンサー62,63を備える。NOxセンサー62は、フィルター40と第2添加弁44との間に位置し、フィルター40を通過した排気ガスのNOx濃度である中間濃度を検出する。NOxセンサー63は、第4酸化触媒54の下流に位置し、第4酸化触媒54を通過した排気ガスのNOx濃度である排出濃度を検出する。
排気浄化装置30は、排気ガスの圧力を検出する圧力センサー64,65を備える。圧力センサー64は、第2酸化触媒39cとフィルター40との間に位置し、フィルター40に流入する排気ガスの圧力である流入圧力を検出する。圧力センサー65は、フィルター40と第2添加弁44との間に位置し、フィルター40を通過した排気ガスの圧力である流出圧力を検出する。
また排気浄化装置30は、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサー66、アクセル開度を検出するアクセル開度センサー67を備える。各種センサーは、各々の検出値を示す信号を、エンジンシステムを統括制御する制御装置70に出力する。
図4に示すように、制御装置70は、CPUと、各種制御プログラムおよび各触媒の活性温度域等の各種データが格納されたROMと、各種演算における演算結果や各種データが一時的に格納されるRAMとを有するマイクロコンピューターを中心に構成される。制御装置70は、各種センサー等からの信号に基づき取得した各種情報とROMに格納された各種制御プログラムや各種データとに基づき、インジェクター13による燃料の噴射、第1添加弁38による燃料の添加、および、第2添加弁44による燃料の添加を制御する。制御装置70は、吸入空気量を排気ガスの流量である排気流量として扱う。
制御装置70は、インジェクター13による燃料の噴射を制御する。制御装置70は、エンジン回転数やアクセル開度等に基づきメイン噴射量を演算し、メイン噴射量の燃料がシリンダー12に噴射されるようにインジェクター13を制御する。また、制御装置70は、フィルター40の再生処理にて、燃焼サイクルの膨張行程にインジェクター13から燃料を噴射するポスト噴射を実行する。ポスト噴射量は、例えば、ATC排気温度に基づき第1酸化触媒31にて酸化が可能な量であり、ATC排気温度とポスト噴射量とを対応付けた噴射テーブルから選択される。
制御装置70は、NOxの浄化についての通常処理を実行する。通常処理において、制御装置70は、排気流量、第1排気温度、第2排気温度、および、エンジン回転数を取得し、第1添加部32による燃料の添加と第2添加部41による燃料の添加とを制御する。
制御装置70は、第1温度取得部として温度センサー57から第1排気温度を取得し、第1排気温度が第1添加温度以上であるときに第1添加弁38から燃料を添加する。第1添加温度は、第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cが活性状態にあると判断される第1排気温度である。制御装置70は、第1NOx量演算部として機能し、エンジン回転数、メイン噴射量、および、吸入空気量等がパラメーターに設定されたエンジンモデルから第3酸化触媒40cに流入するNOx量である第1NOx量を演算する。制御装置70は、第1NOx量と第1排気温度とに基づき、第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cにおけるNOxの還元量が最大となるように第1添加弁38による燃料の添加量である第1添加量を演算する。すなわち第1添加量は、第1NOx量が多いほど多くなる。
制御装置70は、第2温度取得部として温度センサー60から第2排気温度を取得し、第2排気温度が第2添加温度以上であるときに第2添加弁44から燃料を添加する。第2添加温度は、第2および第3選択還元型触媒45,47が活性状態にあると判断される第2排気温度である。制御装置70は、第2NOx量演算部として機能し、排気流量および中間濃度に基づいて、第2選択還元型触媒45に流入するNOxである第2NOx量を演算する。制御装置70は、第2NOx量と第2排気温度とに基づいて、第2選択還元型触媒45および第3選択還元型触媒47におけるNOxの還元量が最大となるように第2添加弁44による燃料の添加量である第2添加量を演算する。すなわち第2添加量は、第2NOx量が多いほど多くなる。
制御装置70は、フィルター40のフィルター機能を再生する再生処理を実行する。制御装置70は、フィルター40におけるPMの堆積量Mfを演算し、第1排気温度が第1添加温度以上であり、かつ、堆積量Mfが上限値Mf1を超えていることを条件に通常処理を強制的に終了して再生処理を開始する。制御装置70は、排気流量、流入圧力と流出圧力とに基づくフィルター40での圧力損失等に基づいて堆積量Mfを演算する。
再生処理において、制御装置70は、インジェクター13によるポスト噴射、及び、第1添加弁38による燃料の添加を行う。ポスト噴射による燃料は第1酸化触媒31で酸化され、第1添加弁38の添加した燃料は第2酸化触媒39cで酸化される。すなわち、フィルター40には段階的に昇温された排気ガスが流入する。制御装置70は、流入温度がフィルター40の再生温度Tfrを示す目標値となるように各種の燃料の量を演算する。
再生処理において、制御装置70は、PMの燃焼量Gpmを演算する。制御装置70は、排気流量、および、流入温度と流出温度との温度差等に基づきフィルター40の平均温度を演算する。そして制御装置70は、この平均温度とPM燃焼速度とに基づきPMの燃焼量Gpmを演算する。制御装置70は、燃焼量Gpmが堆積量Mfに到達すると再生処理を終了して通常処理を再開する。なお、制御装置70は、再生処理中に第1排気温度が第1添加温度を下回ると再生処理を中止して通常処理を再開する。
ここで、ディーゼルエンジンにおいては、燃料や潤滑油の燃焼にともなって硫黄酸化物(SOx)が生成される。硫黄酸化物は、排気ガスとともに排気浄化装置30に流入して各種触媒に付着する。こうした硫黄酸化物の付着、すなわち硫黄被毒によって各種触媒は、その触媒性能が低下する。そのため、触媒は、定期的に硫黄被毒から回復されることが好ましい。特に、第2選択還元型触媒45は硫黄被毒の影響をうけやすい。これは、第1および第2酸化触媒31,39c、ならびに、フィルター40においては、再生処理にともなう昇温によって硫黄酸化物が除去されやすいこと、また、フィルター40を通過した排気ガスが第2選択還元型触媒45に流入すること、これらに基づく。制御装置70は、第2選択還元型触媒45における硫黄被毒を回復する回復処理を実行し、硫黄酸化物が除去される回復温度Tsrまで第2選択還元型触媒45を昇温させる。
なお、第2選択還元型触媒45では、燃料を還元剤とするNOxの還元反応と並行して燃料の酸化反応も生じる。そのため、第2選択還元型触媒45は、燃料の供給により昇温する。しかしながら、燃料の酸化反応だけで第2選択還元型触媒45を回復温度Tsrまで昇温させることは困難である。そこで、制御装置70は、フィルター40の再生処理中に回復処理を行う。すなわち、制御装置70は、被毒量Msが閾値Ms1を超えた状態にてフィルター40の堆積量Mfが上限値Mf1を超えると回復処理を実行する。
制御装置70は、例えば前回の回復処理からのメイン噴射量の積算値に基づき、第2選択還元型触媒45の被毒量Msを演算する。そして制御装置70は、被毒量Msが予め定めた閾値Ms1を超えるとフィルター40の再生処理とともに回復処理を実行する。なお、この閾値Ms1は、フィルター40の再生処理とともに回復処理を実行することで第2選択還元型触媒45が硫黄被毒から十分に回復する値である。
回復処理において、制御装置70は、例えば回復温度Tsrと第2排気温度との温度差に基づき、第2選択還元型触媒45の温度が回復温度Tsrに到達するように第2添加弁44による添加量を演算する。制御装置70は、その演算した添加量の分の燃料が第2添加弁44から添加されるように第2調整弁43を制御する。そして制御装置70は、再生処理の終了とともに回復処理を終了し、通常処理を再開する。
すなわち、図5に示すように、制御装置70は、エンジン始動時の時刻t1から堆積量Mfの演算と被毒量Msの演算を開始する。制御装置70は、被毒量Msが閾値Ms1を超えるまでの間に何度か再生処理を実行する。そして制御装置70は、被毒量Msが閾値Ms1を超えた状態で堆積量Mfが上限値Mf1を超えた時刻t6において、再生処理と回復処理とを実行する。これにより、フィルター40のフィルター機能が再生するとともに第2選択還元型触媒45の硫黄被毒が回復する。
図6を参照して排気浄化装置30の作用について説明する。
上述した排気浄化装置30によれば、第1添加弁38によって燃料が添加された排気ガスは、第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cによって燃料を還元剤として排気ガス中のNOxが還元される。また、第2添加弁44によって燃料が添加された排気ガスは、第3酸化触媒40cよりも活性温度域が高い第2選択還元型触媒45において、燃料を還元剤としてNOxが還元されるとともにNHが生成される。そして第3選択還元型触媒47では、第2選択還元型触媒45を通過した燃料、および、第2選択還元型触媒45にて生成されたNHを還元剤としてNOxが還元される。こうした構成によれば、NOxの浄化性能を高めることができる。
図6は、エンジン10をWHTC、WHSC、WNTEの試験サイクルで運転した場合におけるNOxの浄化性能を比較した結果の一例を示すグラフである。実施例は、上述した排気浄化装置30である。比較例は、排気通路の上流側から順に、第1酸化触媒31、第1添加弁38、第2酸化触媒39c、第3酸化触媒40cを含むフィルター40、第4酸化触媒54、これらが配列された排気浄化装置である。図6のように、実施例の排気浄化装置30では、比較例の排気浄化装置に比べてNOxの浄化性能の向上が確認された。
上記実施形態の排気浄化装置30によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)排気浄化装置30によればNOxの浄化性能を高めることができる。
(2)制御装置70は、第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cでのNOx還元量が最大となるように第1添加弁38による燃料の添加量である第1添加量を演算する。また制御装置70は、第2選択還元型触媒45および第3選択還元型触媒47でのNOx還元量が最大となるように第2添加弁44による燃料の添加量である第2添加量を演算する。これにより、NOxの浄化を目的とした燃料消費量を抑えつつ、NOxの浄化性能を向上できる。
(3)第3酸化触媒40cがフィルター40の表層を構成する触媒層であることから、フィルターと第3酸化触媒とを搭載するうえで排気浄化装置30の占有する容積を小さくすることができる。
(4)再生処理の実行中に回復処理が実行されることで第2選択還元型触媒45には、PMの燃焼によって昇温した排気ガスが流入する。すなわち、フィルター40の再生処理によって昇温した排気ガスを第2選択還元型触媒45の昇温に利用することができる。その結果、回復処理における第2選択還元型触媒45の昇温を効率よく行うことができる。
(5)また、回復処理は、第2選択還元型触媒45における被毒量Msが閾値Ms1を超えたときに実行される。これにより、過剰な回復処理の実行が抑えられることから、回復処理にともなう燃料消費量を抑えることができる。
(6)排気浄化装置30は、第1酸化触媒31と第2酸化触媒39cとを備え、フィルター40の再生処理においてインジェクター13によるポスト噴射と第1添加弁38による燃料の添加とを行う。これにより、フィルター40に流入する排気ガスの昇温を効率よく行うことができる。その結果、再生処理に要する時間を短縮することができる。
(7)また、フィルター40の直前に位置する第2酸化触媒39cが最も強い酸化力を有することから、フィルター40の再生処理において、フィルター40に流入する排気ガスを効果的に昇温させることができる。また、フィルター40に流入するまでの間における排気ガスの温度低下を抑えることもできる。その結果、再生処理に要する時間を短縮することができる。
(8)排気浄化装置30は、第3選択還元型触媒47の下流に第4酸化触媒54を備えている。これにより、第3選択還元型触媒47を通過した燃料やNHが酸化される。その結果、第1添加量および第2添加量についての自由度が向上する。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・制御装置70は、被毒量Msが閾値Ms1を超えているときに限らず、再生処理を行うたびに回復処理を実行してもよい。これによれば、第2選択還元型触媒45について硫黄被毒の少ない状態が維持されやすくなり、NOxの浄化性能がさらに高められる。
・回復処理の実行は、再生処理の実行中に限られるものではない。この場合、排気浄化装置30は、例えば電気ヒーター等、第2選択還元型触媒45を昇温させる加熱部を搭載していることが好ましい。また、制御装置70は、回復処理を行わなくともよい。
・排気浄化装置30は、第3酸化触媒40cとフィルター40とを各別に備えてもよい。この際、第3酸化触媒40cに対するPMの付着を抑制するうえで、フィルター40の下流に第3酸化触媒40cが位置するとよい。また、排気浄化装置30は、再生処理が行われてなくともよく、また、フィルターを備えていなくてもよい。
・第1添加量は、第1NOx量に拘らず一定量であってもよい。また、第2添加量は、第2NOx量の拘らず一定量であってもよい。
・第3選択還元型触媒47は、第2選択還元型触媒45の生成したNHを還元剤に用いてNOxを還元する機能を有していればよく、NH触媒層50のみを触媒層として有していてもよい。
・制御装置70は、第1温度取得部として第1選択還元型触媒39の温度を取得すればよい。そのため、制御装置70は、例えば流入温度と流出温度との平均値を第3酸化触媒40cの温度として演算し、その演算した第3酸化触媒40cの温度を第1選択還元型触媒39の温度としてもよい。また、制御装置70は、第2温度取得部として第2選択還元型触媒45の温度を取得すればよい。そのため、制御装置70は、例えば第2排気温度と第3排気温度とに基づく温度勾配、第2選択還元型触媒45の熱容量、温度センサー60に対する第2選択還元型触媒45の相対位置、これらに基づいて第2選択還元型触媒45の温度を算出してもよい。
・第1NOx量は、エンジンモデルから演算されるに限らず、例えば、第2酸化触媒39cに流入する排気ガスのNOx濃度である流入濃度を検出するNOxセンサーを排気通路20に設置し、この流入濃度と排気流量とに基づき演算されてもよい。
・第2NOx量は、NOxセンサー62の検出値と排気流量とに基づき演算されるに限らず、例えば、エンジン回転数、メイン噴射量、吸入空気量、および、第1添加量がパラメーターに設定されたモデルから演算されてもよい。
・排気浄化装置30は、第4酸化触媒54が割愛された構成であってもよい。
・第1選択還元型触媒39の活性温度域は、第2酸化触媒39cおよび第3酸化触媒40cの少なくとも一方が活性状態にある温度域であってもよい。こうした構成によれば、例えば、第2酸化触媒39cが第3酸化触媒40cよりも低い温度で活性する場合に第2酸化触媒39cのみが活性状態であったとしても第1添加弁38から燃料が添加される。この際、第2酸化触媒39cにおいては、燃料を還元剤に用いたNOxの還元と燃料の酸化による排気ガスの昇温とが行われる。この第2酸化触媒39cによる排気ガスの昇温により、第3酸化触媒40cの昇温を促進することができる。
10…ディーゼルエンジン、13…インジェクター、20…排気通路、20A…第1マフラー部、20B…第2マフラー部、30…排気浄化装置、31…第1酸化触媒、32…第1添加部、37…第1調整弁、38…第1添加弁、39…第1選択還元型触媒、39c…第2酸化触媒、40…フィルター、40c…第3酸化触媒、41…第2添加部、43…第2調整弁、44…第2添加弁、45…第2選択還元型触媒、47…第3選択還元型触媒、49…HC触媒層、50…NH触媒層、54…第4酸化触媒、55…吸入空気量センサー、56,57,58,59,60,61…温度センサー、62,63…NOxセンサー、64,65…圧力センサー、70…制御装置。

Claims (5)

  1. 排気通路を流れる排気ガスに燃料を添加する第1添加弁と、
    前記第1添加弁の下流に位置し、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元する第1選択還元型触媒と、
    前記第1選択還元型触媒の下流に位置し、排気ガスに燃料を添加する第2添加弁と、
    前記第2添加弁の下流に位置し、前記第1選択還元型触媒よりも温度活性域の高い第2選択還元型触媒であって、排気ガス中の燃料を還元剤に用いてNOxを還元するとともにNOxの還元によりNHを生成する前記第2選択還元型触媒と、
    前記第2選択還元型触媒の下流に位置し、前記第2選択還元型触媒が生成したNHを還元剤に用いてNOxを還元する第3選択還元型触媒と、
    前記第1添加弁による燃料の添加量である第1添加量と前記第2添加弁による燃料の添加量である第2添加量とを制御する制御部と
    前記第1添加弁と前記第2添加弁との間に位置して排気ガス中の粒子状物質を捕捉するフィルターと、を備え
    前記制御部は、前記第1添加弁から燃料を添加することにより前記フィルターを再生する再生処理を実行するとともに、前記再生処理の実行中に前記第2添加弁から燃料を添加することにより前記第2選択還元型触媒の硫黄被毒を回復する回復処理を実行する
    排気浄化装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1選択還元型触媒の温度と前記第2選択還元型触媒の温度とを取得するとともに、前記第1選択還元型触媒に流入する第1NOx量と前記第2選択還元型触媒に流入する第2NOx量とを演算し、
    前記第1選択還元型触媒が活性状態にあるときに前記第1NOx量が多いほど前記第1添加量を多くし、前記第2選択還元型触媒が活性状態にあるときに前記第2NOx量が多いほど前記第2添加量を多くする
    請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 記第1選択還元型触媒が前記フィルターの表層を構成する触媒層を含む
    請求項1または2に記載の排気浄化装置。
  4. 前記制御部は、前記フィルターにおける粒子状物質の堆積量を演算し、前記堆積量が上限値を超えると前記再生処理を実行する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
  5. 前記制御部は、前記第2選択還元型触媒における硫黄の被毒量を演算し、前記被毒量が閾値を超えていることを条件に前記回復処理を実行する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の排気浄化装置。
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