JP6544723B2 - 折り畳み式キックスケーター - Google Patents
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Description
後部に後輪が回転自在に設けられたボード本体と、下端部に前輪が回転自在に設けられたハンドル軸と、先端に設けられた軸受部分にて前記ハンドル軸を回転自在に支持する連結部材と、を備えたキックスケーターであって、
前記軸受部分は、前記ハンドル軸上を摺動可能な摺動機構を有し、
前記連結部材は、前記ボード本体を上下方向下方へ回動可能な回動機構を有していることを特徴とする。
後部に後輪が回転自在に設けられたボード本体と、下端部に前輪が回転自在に設けられたハンドル軸と、先端に設けられた軸受部分にて前記ハンドル軸を回転自在に支持する連結部材と、を備えたキックスケーターであって、
前記連結部材は、前記ハンドル軸の下部に配置される第一連結部材と、
前記ハンドル軸の上部に配置される第二連結部材と、を有し、
この第一連結部材及び第二連結部材には、前記ボード本体を着脱可能な着脱機構が設けられていることを特徴とする。
このように、ハンドル軸の上下に配置される2つの連結部材に、ボード本体を着脱可能な着脱機構を設けることにより、ボード本体を折り畳んだ状態において両輪(前輪及び後輪)を地面に接地させて運搬することができる。
このように、支柱部とボード本体とが同様の長さを有していることにより、折り畳み時に前輪と後輪の高さが合うように構成して、両輪を地面に接地可能な好ましい高さに配置することができる。
このように、連結部材に台座部を設け、ボード本体の上面に当接させることにより、折り畳み機構への負荷を低減することができる。すなわち、使用者が搭乗した際の体重等による鉛直下方向への力を、台座部へ分散させることにより、折り畳み機構への負荷を低減させることができる。
このように、フレームが垂直方向において型板以上の厚みを有していることにより、ボード本体の機械的強度を向上させることができる。
また、本発明は、折り畳み機構に生じる負荷を低減することができる折り畳み式キックスケーターを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態1に係る折り畳み式キックスケーターの組立状態を示す斜視図であり、図2は、この折り畳み式キックスケーターの折り畳み状態を示している。
本実施形態に係る折り畳み式キックスケーターは、図1及び図2に示すように、後輪13を有するボード本体10と、前輪24を有するハンドル軸20と、このボード本体10とハンドル軸20を連結する連結部材30と、を備えている。
図3は折り畳み式キックスケーターの組立状態における側面図を示し、図4は背面斜視図を示している。
このフレーム12は、図4に示すように、型板11の幅方向に所定間隔を置いて2つ配置されており、複数の連結棒Rを横架することにより接続されている。また、このフレーム12は、上下方向(垂直方向)において型板11以上の厚みを有している。
緊締軸17は、緊締軸レバー17aと、上固定用凹部12e及び下固定用凹部12fに嵌合されるブッシュ17bと、を有しており、向かい合う軸受部12a,12aの案内孔12dと、連結部材30の台座部31aに挿通されている。
また、後輪13の上部には、後輪13を覆うように後輪カバー14を取付けてもよく、さらには、後輪カバー14と軸受アーム12bの間に補強フレーム15を設けて、後輪カバー14上に体重を掛けられるよう強度を高めてもよい。
例えば、この軸受部分32は、外筒部と、この外筒部内に設けられる内筒部と、この内筒部と接続される緊締帯33と、を有しており、内筒部が外筒部内で回転可能に構成されている。また、軸受部分32が支柱部21上を容易に摺動可能なよう、支柱部21は内筒にすきまばめで嵌挿されていることが望ましい。
このように、本実施形態に係る摺動機構SMは、支柱部21,軸受部分32,緊締帯33により、軸受部分32が支柱部21上を摺動可能なよう構成されている。
また、上述した以外に、従来、慣用的に用いられる回転機構・摺動機構であれば、当然に採用することができる。
このブレーキワイヤーBWは、接続フレーム31に設けられるガイド31bやフレーム12に設けられた貫通孔12hに支持されることにより、組立状態においても折り畳み状態においても、ブレーキワイヤーBWが邪魔になることがない。
図7(b)は、軸受部分32を支柱部21の上方向に摺動させる様子を示している。
このように、ボード本体10の回動及び軸受部分32の摺動させた後、緊締軸レバー17a及び緊締帯レバー33aを立ち下げて固定することにより、図2に示したような折り畳み状態とすることができる。
すなわち、従来のキックスケーターの組立状態においては、使用者が搭乗して運転する場合に、折り畳み可能な方向に繰り返し力が加わり、折り畳み機構を構成する部材に多大な負荷がかかっていた。そのため、支点軸や緊締軸等の部材に変形や摩耗が生じやすく、折り畳み作業が行い難くなる等の不具合の原因となってしまっていた。
一方、本発明に係る折り畳み式キックスケーターにおいて使用者が搭乗した場合には、折り畳み可能な方向とは逆の方向(つまり、折り畳み不可な方向)に力が加わることとなる。そのため、折り畳み機構の部材のみによって、キックスケーターの組立状態を維持する必要がない。その結果、緊締軸17等の変形や摩耗を抑制することができ、折り畳み機構への負荷を低減することができる。
以下、本発明の実施形態2に係るキックスケーターについて、図8及び図9を参照して詳細に説明する。この実施形態2に係るキックスケーターは、ハンドル軸20に対して、ボード本体10を着脱可能に取り付ける着脱機構AMを備えることを特徴とする。なお、同実施形態において、先の実施形態と基本的に同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を簡略化する。
筐体42,52は、ボード本体10の上面及び下面に当接される当接面42a,52aを有し、ボード本体10と密着してガタツキ等を防止する。
固定軸43,53は、筐体42,52に抜差可能に構成されており、ボード本体10の軸受部12aに形成された貫通孔に挿通することで、ボード本体10が筐体42,52に固定される。
11 型板
12 フレーム
12a 軸受部
12b 軸受アーム
13 後輪
14 後輪カバー
15 補強フレーム
20 ハンドル軸
21 支柱部
22 ハンドル部
23 前ホーク
24 前輪
30 連結部材
31 接続フレーム
32 軸受部分
40 第一連結部材
41 軸受部分
42 筐体
43 固定軸
50 第二連結部材
51 軸受部分
52 筐体
53 固定軸
SM 摺動機構
RM 回動機構
AM 着脱機構
B ブレーキ
BW ブレーキワイヤー
BL ブレーキレバー
Claims (4)
- 後部に後輪が回転自在に設けられたボード本体と、下端部に前輪が回転自在に設けられたハンドル軸と、先端に設けられた軸受部分にて前記ハンドル軸を回転自在に支持する連結部材と、を備えたキックスケーターであって、
前記軸受部分は、前記ハンドル軸上を摺動可能な摺動機構を有し、
前記連結部材は、前記ボード本体を上下方向下方へ回動可能な回動機構を有し、
前記ボード本体は、平行な一対のフレームを備え、
これらのフレームの前部には、前記連結部材が支点軸を介して回動可能に連結される軸受部がそれぞれ形成され、
これらの軸受部には、前記支点軸を中心として円弧状に形成された案内孔が形成され、
この案内孔の両端部には、この案内孔の幅よりも大きな内径を有する固定用凹部がそれぞれ形成され、
前記回動機構が、前記両案内孔に挿通される緊締軸と、この緊締軸に装着され前記固定用凹部に係脱可能に嵌合させられるブッシュと、前記緊締軸に揺動可能に装着され、前記ブッシュを前記固定用凹部に嵌合状態に保持するとともに、その保持を解除する緊締軸レバーとによって構成されていることを特徴とする、折り畳み式キックスケーター。 - 前記ハンドル軸は、前記軸受部分が摺動可能な支柱部を有し、
前記支柱部は、前記ボード本体と同様の長さに設定されていることを特徴とする、請求項1に記載の折り畳み式キックスケーター。 - 前記連結部材は、前記ボード本体の上面と当接する台座部を有していることを特徴とする、請求項1または請求項2の何れかに記載の折り畳み式キックスケーター。
- ブレーキ機構をさらに備え、
このブレーキ機構は、前記ハンドル軸に取り付けられるハンドルレバーと、前記前輪及び/又は前記後輪に設けられるブレーキ本体と、これらを繋ぐブレーキワイヤーと、を有し、
前記ボード本体には、前記ブレーキワイヤーを挿通可能な貫通孔が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし請求項3の何れかに記載の折り畳み式キックスケーター。
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JP2016214690A JP6544723B2 (ja) | 2016-11-01 | 2016-11-01 | 折り畳み式キックスケーター |
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