JP6544721B2 - マットの洗浄方法およびその装置 - Google Patents
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Description
このマットは、車両に乗り降りする利用者の靴に付着した泥や砂といった埃が付着して、頻繁に汚れてしまう。
このような汚れは、その他のベッドマットや玄関マットにおいても同様に生じる。
このために、前記マットに付着した泥や砂等が、前述した繊維状体の隙間に入り込んでしまい、通常の掃き掃除程度ではその除去が難しい。
この際、前記ブラシと前記繊維状体との摩擦により、この繊維状体が抜けたり切断されることによって前記マットが損傷するといった不具合が想定され、あるいは、前記ブラシに糸くず等が絡まり、このブラシの洗浄機能が低下するといった不具合が想定される。
しかしながら、前述したように噴射される空気量が多いことから、この空気を処理する集塵機も大型化してしまう。
これによって、前記埃が周囲に飛散することが抑制され、周辺の汚染を抑制することができる。
したがって、前記マットのセット作業から洗浄作業、そして、取り出し作業に至る作業を一連の流れとして、洗浄作業を簡便なものとすることができる。
したがって、前記マットの種類や汚れ具合に合わせて、このマットに与える衝撃力を調整することができるので、その洗浄効果を高めることができる。
したがって、洗浄作業を実施するための装置を極力簡素化することができる。
また、掻き落とした埃を水槽内の液体によって捕捉するとともに、前記水槽の上部開口を前記マットによって覆って、前記埃が外部へ飛散することを抑制することができる。
図1において、符号1は、本実施形態に係わるマットの洗浄装置(以下、洗浄装置と略称する)を示し、この洗浄装置1は、上部に開口Aを有する水槽2と、この水槽2に、その開口Aを覆うように装着されるメッシュ状の支持部材3と、この支持部材3上に載置される後述するマット4を叩く叩き棒5とによって構成されている。
そして、この支持部材3は、前記鋼線3aが、前記一対の係止突起2a間に嵌合させられることにより、前記水槽2に、その開口Aを覆うように取り付けられるようになっている。
まず、前記水槽2に水Lを所定量注水しておくとともに、この水槽2に、その開口Aを塞ぐように前記支持部材3を配置し、さらに、この支持部材3を構成する鋼線3aを、前記一対の係止突起2a間に嵌合させることにより、図2に示すように、前記支持部材3を前記水槽2に固定する。
このように、叩くといった極めて単純な動作によって洗浄を行なうことができ、その作業が簡便なものとなり、かつ、それを実施するための装置も簡素なもので済む。
したがって、前記叩き落とされる埃もほぼ鉛直方向下方へ向って叩き落とされることとなり、この埃の殆どがその下方に位置する水Lによって捕捉される。
この補助テーブル7の一方を、未洗浄のマット4の載置用とし、他方を、洗浄後のマット4の載置用とすることにより、図5に矢印で示すように、前記マット4の洗浄作業を一連の連続した作業とすることができる。
これらの図において符号10は、本実施形態の洗浄装置を示し、前記支持部材3上に載置された前記マット4に打撃を加える打撃手段11を設けたものである。
このような構成とすることにより、前記ドレンコック25を開放することにより、埃を捕獲して汚れた水Lを、前記ドレン菅24を介して廃棄することができる。
このような構成とすることにより、前述した水の廃棄後に、即座に給水を行なうことができる。
給水後にあっては、前記各ワンタッチカプラ26・28により、前記給水ホース27を取り外すことができるので、装置回りの作業スペースを容易に確保することができる。
2 水槽
2a 係止突起
3 支持部材
3a 鋼線
4 マット
4a 被洗浄面
4b 裏面
5 叩き棒
6 支持脚
7 補助テーブル
10 洗浄装置
11 打撃手段
12 蝶番
13 カバー
14 打撃プレート
15 駆動機構
16 昇降ロッド
17 スプリング
18 係合部材
19 カム
20 駆動シャフト
21 軸受け
22 操作ハンドル
23 把手
24 ドレン菅
25 ドレンコック
26 ワンタッチカプラ
27 給水ホース
28 ワンタッチカプラ
29 蛇口
30 開閉扉
31 圧縮空気ボンベ
32 薬剤容器
33 エアーガン
A 開口
L 水(液体)
Claims (7)
- 車両に用いられているマットの洗浄方法であって、液体が貯留された水槽の上部開口を覆ってメッシュ状の支持部材を設けておき、このメッシュ状の支持部材上に、前記マットを、その被洗浄面を下方にして載置し、水槽の上部開口を覆う開閉するカバーを閉じることで、前記カバー内に組み込まれた打撃プレートを、前記支持部材に対向させ、駆動機構を用いて、前記打撃プレートを前記支持部材から離間させ、かつ、この支持部材に向けて鉛直方向に急速移動させ、前記被洗浄面と反対側の面から打撃を加えることにより、前記被洗浄面に付着した埃を叩き出して前記水槽内に落下させることを特徴とするマットの洗浄方法。
- 車両に用いられているマットの洗浄装置であって、液体が貯留され上部が開口された水槽と、この水槽の上部開口を覆う、開閉するカバーと、前記マットがその被洗浄面を下方にして載置されるメッシュ状の支持部材と、この支持部材の上方に対向配置され、この支持部材上に載置された前記マットに打撃を加える打撃手段とを備え、前記打撃手段が、前記支持部材に対向させられる打撃プレートと、この打撃プレートを前記支持部材から離間させ、かつ、この支持部材に向けて鉛直方向に急速移動させる駆動機構と、を備え、かつ前記打撃プレートが、前記カバー内に組み込まれていることを特徴とするマットの洗浄装置。
- 前記打撃手段が前記水槽に対し、この水槽に装着された前記支持部材に対向させられる閉位置と、前記支持部材を露出させる開位置との2位置間で回動可能に連結されていることを特徴とする請求項2に記載のマットの洗浄装置。
- 前記駆動機構が、前記打撃プレートに連設された流体圧シリンダーであることを特徴とする請求項2に記載のマットの洗浄装置。
- 前記駆動機構が、前記打撃プレートに連設された昇降ロッドと、前記打撃プレートを前記支持部材へ向けて付勢するスプリングと、前記昇降ロッドに一体に設けられた係合部材と、この係合部材に係脱させられるカムとを備え、このカムがその回転により、前記係合部材に係合させられて、この係合部材を上昇させることにより、前記昇降ロッドを前記スプリングの付勢力に抗して上昇させ、かつ、前記昇降ロッドを所定距離上昇させた時点で前記係合部材との係合を解除することにより、前記昇降ロッドを前記スプリングの付勢力によって急速降下させるようになされていることを特徴とする請求項2に記載のマットの
洗浄装置。 - 前記カムに、このカムを手動で回転させる操作ハンドルが連設されていることを特徴とする請求項5に記載のマットの洗浄装置。
- 前記カムに、このカムを回転させるモーターが連設されていることを特徴とする請求項5に記載のマットの洗浄装置。
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