JP6544203B2 - ヒータ機能付きシートベルトウェビング - Google Patents
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前記2本の導電糸のうちの少なくとも一方は、前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の少なくとも一部に緯糸として織り込まれており、
前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の一端部に、一方の導電糸の一端部が接続された正極と、他方の導電糸の一端部が接続された負極とを備え、
前記一方の導電糸の他端部と、前記他方の導電糸の他端部とが接続されているヒータ機能付きシートベルトウェビング。
2.前記一方の導電糸及び前記他方の導電糸のJIS K 7194に準拠して測定した比抵抗が100〜10 −12 Ω・cmである前記1.に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
3.前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングは車両用であり、ヒータとして機能する部分は、乗員と前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングとが接触することになる長さ範囲である前記1.又は2.に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
4.前記一方の導電糸が緯糸として織り込まれ、前記他方の導電糸が前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの側端部に経糸として織り込まれ、前記一方の導電糸と前記他方の導電糸とが、前記接続により接触している接続部を除いて接触していない前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
5.前記一方の導電糸が緯糸として織り込まれ、前記他方の導電糸が前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの側端部に経糸として織り込まれ、前記一方の導電糸と前記他方の導電糸とが、前記接続により接触している接続部を除く他部でも接触しており、前記一方の導電糸と前記他方の導電糸のうちの少なくとも一方が、導線に絶縁被覆が施された導電糸である前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
6.前記一方の導電糸と前記他方の導電糸とが緯糸として織り込まれ、前記一方の導電糸及び前記他方の導電糸のうちの少なくとも一方が、導線に絶縁被覆が施された導電糸である前記1.乃至3.のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
7.前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の前記少なくとも一部は、シートベルト装着時、前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングが乗員と接触することになる長さ範囲である前記1.乃至6.のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
8.前記一方の導電糸の前記他端部と、前記他方の導電糸の前記他端部とが、前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の他端部において接続されている前記1.乃至7.のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
更に、一方の導電糸が緯糸として織り込まれ、他方の導電糸がウェビングの側端部に経糸として織り込まれ、一方の導電糸と他方の導電糸とが、接続により接触している接続部を除いて接触していない場合は、製織は少し煩雑になるかもしれないが、絶縁被覆されていない導電糸を用いることもできる。
また、一方の導電糸が緯糸として織り込まれ、他方の導電糸がウェビングの側端部に経糸として織り込まれ、一方の導電糸と他方の導電糸とが、接続により接触している接続部を除く他部でも接触しており、一方の導電糸と他方の導電糸のうちの少なくとも一方が、導線に絶縁被覆が施された導電糸である場合、及び一方の導電糸と他方の導電糸とが緯糸として織り込まれ、一方の導電糸及び他方の導電糸のうちの少なくとも一方が、導線に絶縁被覆が施された導電糸である場合は、絶縁被覆が施された導電糸が必要となるものの、製織は容易となる。
また、ウェビングの長さ方向の少なくとも一部が、シートベルト装着時、ウェビングが乗員と接触することになる長さ範囲である場合は、昇温させる必要がある長さ範囲のみに導電糸を織り込み、給電すればよく、乗員を十分に暖めることができるとともに、省電力の観点でも好ましい。
更に、一方の導電糸の他端部と、他方の導電糸の他端部とが、ウェビングの長さ方向の他端部において接続されている場合は、接続箇所が外部からは視認できないため、ウェビングの外観をより向上させることができる。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本発明のヒータ機能付きシートベルトウェビング1は、2本の導電糸21、22及び絶縁糸23を用いて製織された織物により構成され、2本の導電糸21、22のうちの少なくとも一方は、シートベルトウェビング1の長さ方向の少なくとも一部に緯糸として織り込まれており、シートベルトウェビング1の長さ方向の一端部に、一方の導電糸21の一端部が接続された正極4と、他方の導電糸22の一端部が接続された負極5とを備え、一方の導電糸21の他端部と、他方の導電糸22の他端部とが接続されている(図1〜3参照)。
本発明のシートベルトウェビング1が用いられるシートベルト装置は特に限定されない。例えば、現在、多く使用されている3点式シートベルト装置10が挙げられる。図4に、乗員7及び車両用シート9とともに、3点式シートベルト装置10の概略を図示する。
3点式シートベルト装置10では、ウェビング1は、ボディパネルのピラーの下部に取り付けられたリトラクタ81から引き出される。即ち、ウェビング1の一端部(又は他端部)にはリトラクタ81が配置されている。また、ウェビング1は、スルーアンカー82の挿通孔に挿通されており、他端部(又は一端部)はボディパネルの下部に配置されたアンカー85に取り付けられている。更に、ウェビング1にはタングプレート83が挿通されており、タングプレート83は、車両用シート9に取り付けられたバックル84に着脱可能に係合されるようになっている。
2本の導電糸21、22は、通電可能、且つ絶縁糸3及び経糸として織り込まれる絶縁糸とともに製織可能な導電性の繊維であり、特にJIS K 7194に準拠して測定した比抵抗(体積抵抗率)が100〜10−12Ω・cmの導電糸21、22を用いることができる。このような導電糸21、22としては、例えば、炭素繊維のフィラメント、金属線及びめっき線材等が挙げられる。
Claims (8)
- 2本の導電糸及び絶縁糸を用いて製織された織物により構成されるヒータ機能付きシートベルトウェビングであって、
前記2本の導電糸のうちの少なくとも一方は、前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の少なくとも一部に緯糸として織り込まれており、
前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の一端部に、一方の導電糸の一端部が接続された正極と、他方の導電糸の一端部が接続された負極とを備え、
前記一方の導電糸の他端部と、前記他方の導電糸の他端部とが接続されているヒータ機能付きシートベルトウェビング。 - 前記一方の導電糸及び前記他方の導電糸のJIS K 7194に準拠して測定した比抵抗が100〜10 −12 Ω・cmである請求項1に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
- 前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングは車両用であり、ヒータとして機能する部分は、乗員と前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングとが接触することになる長さ範囲である請求項1又は2に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
- 前記一方の導電糸が緯糸として織り込まれ、前記他方の導電糸が前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの側端部に経糸として織り込まれ、前記一方の導電糸と前記他方の導電糸とが、前記接続により接触している接続部を除いて接触していない請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
- 前記一方の導電糸が緯糸として織り込まれ、前記他方の導電糸が前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの側端部に経糸として織り込まれ、前記一方の導電糸と前記他方の導電糸とが、前記接続により接触している接続部を除く他部でも接触しており、前記一方の導電糸と前記他方の導電糸のうちの少なくとも一方が、導線に絶縁被覆が施された導電糸である請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
- 前記一方の導電糸と前記他方の導電糸とが緯糸として織り込まれ、前記一方の導電糸及び前記他方の導電糸のうちの少なくとも一方が、導線に絶縁被覆が施された導電糸である請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
- 前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の前記少なくとも一部は、シートベルト装着時、前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングが乗員と接触することになる長さ範囲である請求項1乃至6のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
- 前記一方の導電糸の前記他端部と、前記他方の導電糸の前記他端部とが、前記ヒータ機能付きシートベルトウェビングの長さ方向の他端部において接続されている請求項1乃至7のうちのいずれか1項に記載のヒータ機能付きシートベルトウェビング。
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