JP6543952B2 - 輸送システム - Google Patents

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Description

本発明は、輸送システムに関する。
従来、銀行等の金融機関は、行員・渉外員が顧客の自宅・職場等を訪問し、顧客からの金融取引申請を受けて、顧客から通帳や現金、その他物件を一時的に預かり、金融機関の営業店や事務集中センターに持ち帰って金融取引を実行するサービスを提供している。
渉外員が通帳や現金等を一時的に預かって持ち帰る場合、安全性や処理の誤りといった問題が発生するため、例えば下記特許文献1に示すような可搬型の現金取引装置を実現し、顧客先での取引運用を可能にする技術が提案されている。
また、金融機関が顧客に発行するカード(キャッシュカード、クレジットカード等)の搬送に関し、例えば下記特許文献2では、カード発行時にはカードを無効に設定し、カード到着後に顧客により本人確認番号が入力されることで有効に切り替えることで、普通郵便でも安全に配送することができ、書留や簡易書留で郵送する場合に比べてコストや手間を削減することができる。
また、一般的な書類等を運搬する技術に関して、昨今、例えば下記特許文献3のように、無人ヘリコプターを利用して書類を運搬するシステムが開示されている。
特開2008−293297号公報 特開2003−85483号公報 特開2005−263112号公報
しかしながら、特許文献1で提案されているような可搬型の現金取引装置で運用可能な金融取引には限りがあり、例えば通帳を用いた金融取引は可搬型取引装置では対応が困難であり、渉外員は通帳や印鑑、キャッシュカード等の現物を預かって営業店や事務集中センターに持ち帰り、営業店行員やオペレータにより顧客指示の振込、入金、出金、諸届、金融商品購入等の金融取引処理を行う必要があった。
したがって、顧客が依頼した取引は、渉外員が営業店や事務集中センターに到着するまで実行されず、営業時間外に到着した場合は翌日営業日処理となり、緊急の振込等が不可能であった。また、営業店等で取引が実行された後、通帳等の現物を返却するために渉外員は再度顧客の元へ訪問しなければならず、手間であった。一方、顧客側としては、通帳等を渉外員に預けてから返却されるまでの数日間、対応する口座に関する入出金、振込・振替等が不可能となるため、不便であった。
また、上記特許文献2で開示されているカードの搬送は、新規カードの発行時を想定したものであって、本人確認番号が入力されると入力情報が登録システムに登録されることでカードが有効になり、その後のカードの有効/無効を制御することは想定されていない。また、上記特許文献3で開示されている無人ヘリコプターによる運搬方法では、通帳等の金融取引媒体は想定されていない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、取引媒体を無人飛行体で輸送し、当該取引媒体の紛失・盗難による不正取引を防止することが可能な、新規かつ改良された輸送システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、金融取引に利用される取引媒体を収容する収容部を有する無人飛行体と、前記無人飛行体に前記取引媒体の輸送を指示した渉外員端末から送信される、前記無人飛行体に収容された前記取引媒体に対応する口座番号を取得し、前記取引媒体を収容した前記無人飛行体が飛行している間、前記取引媒体による金融取引を不可制御し、的地に到着した前記無人飛行体から回収された前記取引媒体から読み取られた口座番号を受信すると、前記取引媒体の利用を可能に制御する制御部を有する情報処理装置と、を備える、輸送システムが提供される。
また、前記制御部は、前記渉外員端末から送信された、前記無人飛行体に収納され輸送されている前記取引媒体に対応する口座番号に対応する口座をロックする制御を行ってもよい。
また、前記制御部は、前記目的地である事務センターから、前記無人飛行体から回収された前記取引媒体から読み取られた口座番号を受信すると、当該口座番号に対応する口座のロックを解除する制御を行ってもよい。

また、前記制御部は、渉外員端末の現在位置情報を目的地として前記無人飛行体の発進指示を行ってもよい。
また、前記無人飛行体は、前記目的地において前記取引媒体を収容した後、所定の帰還場所を目的地として飛行してもよい。
また、前記制御部は、前記渉外員端末から送信された金融取引依頼書データに基づく、前記無人飛行体で輸送された取引媒体を用いた金融取引を、オペレータ端末に指示してもよい。
また、前記無人飛行体は、前記取引媒体および金融取引依頼書を輸送し、前記制御部は、前記無人飛行体により輸送された前記金融取引依頼書に基づく、前記取引媒体を用いた金融取引を、オペレータ端末に指示してもよい。
また、前記制御部は、前記オペレータ端末による前記金融取引が終了すると、前記取引媒体を顧客に返却するため、前記顧客の元を訪れている渉外員の渉外員端末の現在位置情報を目的地として、前記取引媒体を収容した前記無人飛行体の発進指示を行ってもよい。
また、前記取引媒体は、通帳であってもよい。
また、前記取引媒体は、磁気カードまたはICカードであってもよい。
以上説明したように本発明によれば、取引媒体を無人飛行体で輸送し、当該取引媒体の紛失・盗難による不正取引を防止することができる。
本実施形態による輸送システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態による銀行システムセンターの構成の一例を示す図である。 本実施形態によるスマートフォンの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による制御サーバの構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による勘定系端末の構成の一例を示すブロック図である。 本実施形態による渉外員訪問時の動作処理を示すシーケンス図である。 本実施形態による振込依頼書の一例を示す図である。 本実施形態による預り証の一例を示す図である。 本実施形態による無人飛行体の通帳預り時における動作処理を示すシーケンス図である。 本実施形態による金融取引実行時の動作処理を示すシーケンス図である。 本実施形態による振込処理動作の変形例1を示すシーケンス図である。 本実施形態による振込処理動作の変形例2を示すシーケンス図である。 本実施形態による金融取引終了後の事務センターの動作処理を示すシーケンス図である。 本実施形態の無人飛行体による通帳返却時における動作処理を示すシーケンス図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。
また、以下に示す順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
1.背景
2.輸送システムの概要
3.基本構成
3−1.スマートフォンの構成
3−2.制御サーバの構成
3−3.勘定系端末の構成
4.動作
4−1.通帳預り時の動作
4−2.取引実行時の動作
4−3.通帳返却時の動作
5.まとめ
<<1.背景>>
従来、銀行等の金融機関は、行員・渉外員が顧客の自宅・職場等を訪問し、顧客からの金融取引申請を受け、顧客から通帳や現金、その他物件を一時的に預かり、金融機関の営業店や事務集中センターに持ち帰って金融取引を実行するサービスを提供している。この際、顧客の重要な通帳や現金を預かるため、渉外員・行員は「預り証」という証書を顧客に渡すことで、取引の証明、渉外員・行員の不正の防止を行っている。
例えば、顧客宅において、顧客の口座から他の口座への振込を依頼された場合、渉外員は、持参した振込依頼書を顧客に手渡して処理内容記載を依頼する。顧客は、渡された振込依頼書に処理内容を記載し、通帳の口座に登録済みの届印を押印する。渉外員は、持参したハンディ端末に、預り証作成に必要となる日時や口座番号等を入力し、ハンディ端末に内蔵された小型プリンタから預り証をプリントアウトし、プリントアウトした預り証に自分の銀行印を押印して顧客に手渡す。顧客は、預り証と交換で通帳および振込み依頼書を渉外員に手渡す。通帳を預かった渉外員は所属の営業店に戻り、通帳および振込み依頼書を営業店行員へ渡して通帳振込の実行を依頼する。営業店行員は、勘定系端末の通帳R/W部に通帳を挿入し、また、勘定系端末のスタンドスキャナで振込依頼書を撮影して、必要な情報を読み取り、通帳振込処理を実行する。通帳振込処理が終了すると、営業店行員は、通帳R/W部で取引結果を通帳に印字し、印字が終了した通帳を渉外員に渡す。
そして、渉外員は、通帳を持参して顧客宅を再び訪問し、通帳を顧客に返却する。この際、通帳と交換に顧客から預り証を受け取る。このようにして、従来、顧客が銀行等の金融機関に赴くことなく、金融取引を渉外員に依頼して実行することが可能であった。
しかしながら、このような方法では、渉外員が営業店に戻ってからでないと処理が実行できず、緊急の振込等に対応することが困難であった。また、渉外員は、預かった通帳等の現物を返却するために再度顧客宅へ訪問しなければならず、手間であった。また、顧客は、通帳等を渉外員に預けた後、返却されるまでの数日間、対応する口座に関する入出金、振込・振替等が不可能となるため、不便であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態による輸送システムを創作するに至った。本実施形態による輸送システムは、取引媒体を無人飛行体で輸送し、当該取引媒体の紛失・盗難による不正取引を防止することが可能である。
<<2.輸送システムの概要>>
まず、本実施形態による輸送システムの概要について図1を参照して説明する。図1は、本実施形態による輸送システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示したように、本実施形態による輸送システムは、顧客宅1に訪問する渉外員4が持参するハンディ端末5およびスマートフォン6(渉外員端末の一例)、スマートフォン6と通信網7を介して接続する事務センター2、顧客3の通帳8を事務センター2に輸送する無人飛行体9、事務センター2と勘定系ネットワーク10を介して接続する銀行システムセンター11を含む。
<2−1.ハンディ端末5>
ハンディ端末5は、渉外員が持参する情報処理端末であって、振込依頼書等の帳票や預り証等を印字する小型プリンタを内蔵する。例えば渉外員は、ハンディ端末5の入力部から顧客の氏名や口座番号等を入力して所定の形式で預り証を印刷し、顧客3の通帳8と交換で預り証を手渡す。また、ハンディ端末5は、顧客3により記入された帳票を読み取るスキャナを内蔵し、読み取った帳票画像データをスマートフォン6を経由して事務センター2に送信することも可能である。
<2−2.スマートフォン6>
スマートフォン6は、渉外員が持参する渉外員端末の一例であって、例えば無線通信により通信網7に接続可能である。渉外員端末は、図1に示すスマートフォン6の他、例えば携帯電話端末、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、PCなどであってもよい。また、スマートフォン6は、GPS(Global Positioning System)等の位置計測部を搭載し、渉外員4の現在位置情報を事務センター2に送信することが可能である。また、スマートフォン6は、撮像部を有し、顧客3により記入された帳票を撮像し、撮像した帳票画像データを事務センター2に送信することが可能である。また、スマートフォン6は、ハンディ端末5と接続し、ハンディ端末5から帳票画像データを受信することもできる。さらに、本実施形態によるスマートフォン6は、上記ハンディ端末5と一体化されていてもよい。
<2−3.通信網7>
通信網7は、通信網7に接続されている装置から送信される情報の無線、または有線の伝送路である。例えば、通信網7は、インターネット、電話回線網(携帯網)、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網7は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。
<2−4.事務センター2>
事務センター2は、各営業店からの処理を代行する集中処理センターである。具体的には、図1に示したように、事務センター2は、制御サーバ20、WEBサーバ25、イメージサーバ26、勘定系端末27、および飛行体管理サーバ28を含む。
WEBサーバ25は、渉外員4が持参するスマートフォン6から送信された電文や指示を受信し、受信データをイメージサーバ26および制御サーバ20に伝送する。具体的には、WEBサーバ25は、スマートフォン6から受信した振込依頼書等の帳票画像データをイメージサーバ26に伝送する。また、WEBサーバ25は、スマートフォン6から受信した金融取引指示、現在位置情報、輸送する物件に関する物件情報等を制御サーバ20に伝送する。
イメージサーバ26は、スマートフォン6から送信された振込依頼書等の帳票画像データを保管する。
制御サーバ20は、スマートフォン6から送信された金融取引指示に応じて、勘定系端末27に金融取引処理の実行を指示する。また、制御サーバ20は、物件情報に含まれる口座番号に対応する口座の取引の可否(口座のロック/解除)を、銀行システムセンター11に対して指示する。また、制御サーバ20は、飛行体管理サーバ28に対して、渉外員4から通帳8等の物件を受け取るために、無人飛行体9を渉外員4の元へ飛行させるよう指示する。
飛行体管理サーバ28は、無人飛行体9の管理・制御を行い、具体的には、目的地・飛行経路・飛行スケジュール等の設定や発着の指示等を行う。本実施形態による事務センター2には、無人飛行体9が複数台設置されている。例えば事務センター2の屋上や平地に離着陸ポートを用意することで、無人飛行体9が自律的に発着できるようにする。ここで、本実施形態による無人飛行体9は、ドローンとも称される小型飛行機であって、自律飛行機能および自立姿勢制御機能を有し、操縦者を必要とせずに安定飛行を実現できる。無人飛行体9には、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)等の現在位置計測部が搭載され、無人飛行体9は、自身の現在位置、飛行経路・目的地を正確に把握でき、目的地の位置座標データが設定されることで、自律的に飛行を行い目的地に到着することができる。無人飛行体9は、例えば通信網7を介して飛行体管理サーバ28に接続される。飛行体管理サーバ28は、飛行中の無人飛行体9から現在位置情報および撮像画像等を通信網7を介して受信し、管理者端末(不図示)の表示部に継続的に表示させることも可能である。
また、無人飛行体9には、輸送する物件を収容する収容BOXを有する。収容BOXは、例えば無人飛行体9に昇降手段により接続され、顧客宅1に到着した際にスマートフォン6からの指示に従って収容BOXを下降して通帳8を収容する。その後、無人飛行体9は、スマートフォン6からの指示に従って収容BOXを上昇させ、事務センター2に帰還する。
勘定系端末27は、各営業店の事務処理を代行することが可能である。例えば、銀行システムセンター11の営業店端末ゲートウェイ111(図2参照)を介して各営業店の勘定系端末のスタンドスキャナで読み取られた振込依頼書等の画像データを受信し、振込依頼書の記入(エントリー)事務や内容確認事務等を行い得る。また、勘定系端末27は、営業店と同様の事務処理も可能である。この場合、事務センター2の勘定系端末27は複数営業店の事務を行うため、オペレータにより入力された支店番号に応じて各営業店設置端末として処理を行う。
また、勘定系端末27は、制御サーバ20からの指示に従って、渉外員4がスマートフォン6から指示した金融取引処理を実行する。この際、勘定系端末27には、イメージサーバ26から取得した対応する帳票画像データを表示され、オペレータは、事務センター2に帰還した無人飛行体9の収容BOXから回収された通帳8を用いて当該金融取引処理を実行する。具体的には、勘定系端末27が、通帳振込の処理電文を営業店端末ゲートウェイ111を経由して勘定系ホスト113に送信すると、勘定系ホスト113により処理電文に従った通帳振込が実行される。勘定系端末27による金融取引処理の実行後、取引結果が印字された通帳8は再び無人飛行体9の収容BOXに収容され、無人飛行体9により渉外員4の元へ輸送され、渉外員4から顧客3に返却される。
<2−5.勘定系ネットワーク10>
勘定系ネットワーク10は、金融機関のネットワークであり、例えばIP−VPNにより構成される。勘定系ネットワーク10は、図1に示すように、事務センター2と銀行システムセンター11を接続する。
<2−6.銀行システムセンター11>
銀行システムセンター11は、図2に示すように、口座管理や振込・出金等の勘定系処理を実行する勘定系ホスト113(ホストコンピュータ)を含む。勘定系ホスト113は、口座番号ごとに取引内容の明細データ(取引日時、口座番号、取引種別、取引金額など)を格納する明細DB(不図示)や、口座番号、暗証番号、氏名、住所、年齢、生年月日、電話番号、職業、家族構成、年収、預金残高などの顧客情報を格納する顧客情報DB(不図示)を有する。
また、勘定系ホスト113は、営業店端末ゲートウェイ111を経由して各営業店端末(不図示)と接続される。また、勘定系ホスト113は、ATM(Automated Teller Machine)ゲートウェイ112を経由してATMにネットワーク接続されている。これらのゲートウェイは、各端末の管理や起動・終了管理等、接続機器固有の処理を行う。
<2−7.輸送システムの基本動作>
上記構成において、顧客宅1を訪れた渉外員4は、顧客3から対面で金融取引申請を受け、通帳8等の現物を顧客3から預かる。この際、渉外員4はハンディ端末5で預り証をプリントし、通帳8と交換で顧客3に手渡す。また、渉外員4は、スマートフォン6から通信網7を介して事務センター2に対して現在位置情報を送信すると共に、スマートフォン6で撮像した金融取引の帳票画像データを送信し、金融取引依頼を行う。事務センター2は、飛行体管理サーバ28により、渉外員4のスマートフォン6から送信された現在位置情報を目的地に設定し、無人飛行体9の発進指示を行う。
渉外員4は、無人飛行体9が到着すると、無人飛行体9の収容BOXに通帳8を収容し、事務センター2への帰還をスマートフォン6から指示する。無人飛行体9は、通帳8を収容した状態で事務センター2に帰還する。事務センター2では、到着した無人飛行体9から回収した通帳8、およびスマートフォン6から通信網7を介して送信されイメージサーバ26に格納されていた帳票画像データを用いて、勘定系端末27において顧客依頼の金融取引(例えば通帳振込)を実行する。金融取引が終了すると、通帳8は再び無人飛行体9に収容されて、無人飛行体9により事務センター2から顧客宅1へ輸送される。そして、顧客宅1で待機していた渉外員4は、到着した無人飛行体9から通帳8を回収して顧客3に手渡し、通帳8と交換で預り証を受け取る。
このように、本実施形態による輸送システムでは、小型の無人飛行体9を利用することで、通帳等の現物を金融機関の事務センターや営業店に高速(例えば数分〜数十分)で送ることができ、渉外員の顧客再訪問といった手間や、通帳等を数日間預けてその間口座の取引が不可能となる不便さ、また、顧客宅1における預り証の長期保管の負担を解消することができる。また、本実施形態では、無人飛行体9で通帳8を輸送している間(預り時および返却時)、事務センター2の制御サーバ20により対応する口座における通帳処理を不可能に制御することで、輸送中の通帳8の紛失・盗難による不正な取引を防止する。輸送している間は通帳を利用不可に制御することで、輸送中における盗難の抑止も期待できる。
<<3.基本構成>>
続いて、本実施形態による輸送システムに含まれるスマートフォン6、制御サーバ20、および勘定系端末27の構成について具体的に説明する。
<3−1.スマートフォン6の構成>
図3は、本実施形態によるスマートフォン6の構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、スマートフォン6は、制御部60、I/F(インターフェース)部61、表示部62、入力部63、カメラ64、位置計測部65、および記憶部66を有する。
制御部60は、CPU、ROM、RAMなどのハードウェアを用いて、スマートフォン6の各構成を制御する。例えば制御部60は、入力部63から入力された渉外員4の操作指示に従って各構成の制御を行う。また、制御部60は、表示部62に、メニュー画面、操作画面等を表示するよう制御する。また、制御部60は、位置計測部65により取得された現在位置情報、カメラ64により撮像された振込依頼書等の帳票画像データ、輸送する物件に関する物件情報等を、I/F部61から通信網7を介して事務センター2に送信する。
I/F部61は、通信網7を介して通信網7に接続された各種の装置との間で情報を送受信する。例えば、I/F部61は、制御部60の指示に従って、現在位置情報、帳票画像データ、および物件情報等を通信網7を介して事務センター2に送信する。また、I/F部61は、通信網7を介する接続の他、周辺に存在するハンディ端末5や無人飛行体9と直接接続して情報の送受信を行うことも可能である。これにより、例えばI/F部61は、ハンディ端末5から物件の預り証作成時に入力された情報に基づく物件情報(物件名、物件種別、預り理由、顧客情報、口座番号、渉外員の所属営業店等)を受信する。
表示部62は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置や、OLED(Organic
Light Emitting Diode)装置などにより実現される。表示部62は、制御部60の制御に従って、メニュー画像や操作画像を表示画面に表示する。
入力部63は、渉外員4による各種の入力操作を受け付ける。入力部63は、例えば表示部に積層されたタッチパネルにより実現されてもよい。
カメラ64(撮像部)は、被写体を撮像し、撮像画像データを出力する。例えばカメラ64は、顧客3により記入された振込依頼書等の帳票を撮像し、電子化した帳票画像データを出力する。
位置計測部65は、スマートフォン6の現在位置を計測する機能を有する。位置計測部65は、例えばGPSにより実現され、現在位置座標を計測し、計測した現在位置座標データを出力する。
記憶部66は、各種ソフトウェアや、様々なデータなどを記憶する。例えば、記憶部66は、カメラ64により撮像した帳票画像データや、ハンディ端末5から受信した物件情報、位置計測部65から出力された現在位置情報等を記憶する。
<3−2.制御サーバ20の構成>
図4は、本実施形態による制御サーバ20の構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、制御サーバ20は、制御部21、I/F部22、および記憶部23を有する。
制御部21は、CPU、ROM、RAMなどのハードウェアを用いて、制御サーバ20の各構成を制御する。例えば制御部21は、図4に示すように、口座ロック制御部21a、飛行指示部21b、および取引実行指示部21cとして機能する。口座ロック制御部21aは、スマートフォン6から送信された物件情報に含まれる口座番号に対応する口座のロック/解除の指示を、銀行システムセンター11に対して行い、該当口座のロック制御を行う。例えば、口座ロック制御部21aは、物件の一例である通帳8を無人飛行体9が輸送している間、通帳8を用いた当該口座に対する通帳処理を不可とすることで、通帳8の紛失・盗難時の不正利用を防止することができる。口座ロック制御部21aは、通帳8を輸送する無人飛行体9が事務センター2に帰還した際に、通帳8に対応する口座のロックを解除するよう制御する。
飛行指示部21bは、飛行体管理サーバ28に対して、無人飛行体9の飛行を指示する。例えば、飛行指示部21bは、渉外員4が携帯するスマートフォン6の現在位置情報を目的地に設定して無人飛行体9を発進させるよう飛行体管理サーバ28に指示する。
取引実行指示部21cは、スマートフォン6から送信された振込依頼書等の帳票画像データに従って金融取引を実行するよう勘定系端末27に指示する。また、取引実行指示部21cは、当該金融取引に利用する物件は無人飛行体9で輸送する旨を勘定系端末27に通知してもよい。
I/F部22は、専用バスを介して事務センター2内の各種装置との間で情報を送受信する。例えば、I/F部22は、WEBサーバ25が通信網7を介してスマートフォン6から受信した現在位置情報、および物件情報等をWEBサーバ25から取得する。また、I/F部22は、取引実行指示部21cによる金融取引指示を勘定系端末27に出力する。
記憶部23は、各種ソフトウェアや、様々なデータなどを記憶する。
<3−3.勘定系端末27の構成>
図5は、本実施形態による勘定系端末27の構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、勘定系端末27は、制御部270、I/F部271、入力部272、表示部273、記憶部274、通帳R/W部275、カードR/W部276、現金処理部277、スキャナ部278、およびプリンタ部279を有する。
制御部270は、CPU、ROM、RAMなどのハードウェアを用いて、制御サーバ20の各構成を制御する。具体的には、制御部270は、入力部272から入力されたオペレータの操作に従って、銀行システムセンター11と連携して金融取引を実行する。また、スキャナ部278で読み取られた画像データや、通帳R/W部275で読み取られた情報を、表示部273に表示するよう制御する。
I/F部271は、勘定系ネットワーク10を介して接続する銀行システムセンター11とデータの送受信を行う。また、I/F部271は、事務センター2の制御サーバ20およびイメージサーバ26と接続し、データの送受信を行う。
入力部272は、オペレータによる操作入力を受付け、入力情報を制御部270に出力する。入力部272は、例えばキーボードやタッチパネル等により実現される。表示部273は、メニュー画面、操作画面等を表示する。表示部273は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)装置や、OLED装置などにより実現される。また、表示部273は、スキャナ部278で読み取られた画像データや、通帳R/W部275で読み取られた情報を、制御部270の指示に従って表示する。
記憶部274は、各種ソフトウェアおよびデータを記憶する。
通帳R/W(Read/Write)部275は、通帳の読み込みおよび印刷を行う。例えば通帳R/W部275は、通帳に貼付されている磁気テープを読み込み、当該通帳に対応する口座番号、氏名等の顧客情報を取得し、制御部270に出力する。また、通帳R/W部275は、勘定系端末27で行われた金融取引の結果を通帳の所定ページに印字する。
カードR/W(Read/Write)部276は、キャッシュカード、クレジットカード等のICカード、磁気カードの読み込みおよび書込みを行う。例えばカードR/W部276は、カードから読み込んだ顧客情報を制御部270に出力する。
現金処理部277は、現金収納庫を有し、現金の入出金を行う。スキャナ部278は、顧客により記載された振込依頼書等の帳票の撮影を行い画像データを出力する。例えばスキャナ部278は、スタンドスキャナにより実現される。プリンタ部279は、伝票を印刷する。
以上、勘定系端末27の各構成について具体的に説明した。なお勘定系端末27は、制御部270、I/F部271、表示部273、入力部272、および記憶部274を有するPC(パーソナルコンピュータ)に、金融取引に用いられる周辺装置として通帳R/W部275、カードR/W部276、現金処理部277(現金処理装置)、スキャナ部278(例えばスタンドスキャナ)、プリンタ部279(プリンタ装置)が接続される。
<<4.動作>>
続いて、本実施形態による輸送動作について、図6〜図14を参照して順次説明する。ここでは、一例として渉外員4が顧客から振込依頼を受け、通帳8を預かり、事務センター2において通帳振込処理を実行する場合を想定する。
<4−1.通帳預り時の動作>
図6は、渉外員4訪問時の動作処理を示すシーケンス図である。図6に示すように、まず、渉外員4が顧客宅1を訪問する(S103)。顧客は、金融取引として、例えば口座残高による他口座振込を渉外員4に依頼する(S106)。渉外員4は持参した振込依頼書を顧客に手渡し、処理内容の記載を依頼する(S109)。
次に、顧客は、振込依頼書に処理内容を記載し、登録済みの届印を押印する(S112)。ここで、図7に振込依頼書の一例を示す。図7に示すように、振込依頼書は、振込先の金融機関名、支店名、預金種別、口座番号、振込金額、受取人氏名の記入欄を有する。また、振込依頼書は、依頼人(本実施形態では記載者本人)の氏名、引き出し口座情報(通帳8の預金種別、店番号、口座番号)の記入欄を有する。さらに、振込依頼書の右下には、引き出し口座に登録済みの届印の押印欄が設けられる。
次いで、渉外員4は振込依頼書の記載内容に不備・誤り等ないことを確認し、預り証印刷に必要となる日時や口座番号等をハンディ端末5に入力する(S115)。ここで、図8に預り証の一例を示す。図8に示すように、預り証には、処理日時、発行日付、発行時刻、現物区分、顧客氏名、物件名、預り理由、物件内容、返却予定部、取扱者の押印欄が含まれる。渉外員4は、顧客から通帳8を預かるための預り証を作成する場合、現物区分「物件」、顧客氏名、物件名「総合通帳」、預り理由「振込、記帳」、物件内容として通帳8の口座番号、および返却予定日をハンディ端末5に入力する。発行番号、処理日時、発行日付、発行時刻、金融機関名、および支店名は、ハンディ端末5の預り証発行機能により自動的に付与される。渉外員4は、データ入力後、ハンディ端末5から印刷した預り証の取扱者印の欄に、自分の銀行印を押印する。
次に、顧客は、通帳8および振込依頼書を渉外員4に手渡し(S118)、これと交換に渉外員4は押印済みの預り証を顧客に手渡す(S121)。渉外員4は、顧客押印済みの振込依頼書を、スマートフォン6に搭載されているカメラ64若しくはスマートフォン6に接続されているハンディ端末5に搭載されているスキャナ部またはスマートフォン6に接続されているスキャナ装置により、振込依頼書の画像データ化する(S124)。
次いで、渉外員4は、振込依頼書の画像データと、スマートフォン6の位置計測部65により取得した現在位置情報、およびハンディ端末5から取得した預り証に記入された預り物件に関する情報(物件情報)をスマートフォン6から通信網7を介して事務センター2に送信する(S127)。物件情報には、例えば輸送する物件の種別(本実施形態では、物件名から「種別:通帳」と判別される)、支店、口座番号等が含まれる。事務センター2では、WEBサーバ25によりスマートフォン6からの各種データを受信し、WEBサーバ25は、振込依頼書の画像データをイメージサーバ26へ伝送し、現在位置情報および物件情報を制御サーバ20へ伝送する(S130)。
そして、制御サーバ20の口座ロック制御部21aは、物件情報に対応する口座のロック指示を、銀行システムセンター11の営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112へ送信する(S133)。本実施形態では、輸送される物件が「通帳」であるため、制御サーバ20は本通帳の口座番号に対応する口座における通帳取引を不可とするよう指示する。営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112は、該当口座の通帳処理を不可とする(S136、S139)。
続いて、図9を参照して無人飛行体9による通帳8の輸送について説明する。図9は、無人飛行体9の通帳預り時における動作処理を示すシーケンス図である。事務センター2の制御サーバ20は、輸送する物件に対応する口座のロックを行った後(図6のS130〜S139)、飛行指示部21bにより飛行体管理サーバ28に対してスマートフォン6から送信された現在位置を目的地点として無人飛行体9の発進を指示する(S143)。
一方、渉外員4は、上述したようにスマートフォン6から現在位置情報および物件情報等を送信した後(S127)、顧客宅1にて無人飛行体9の到着を待っている(S146)。
次いで、飛行体管理サーバ28は、制御サーバ20からの指示に従って、待機中の無人飛行体9に対して、指定された位置(スマートフォン6を携帯する渉外員4の現在位置)を目的地点に設定して発進制御を行う(S149)。無人飛行体9は、目的地点に向けて飛行し、目的地点に到着すると上空で停止する(S152)。
渉外員4は、到着した無人飛行体9を目視で確認し、スマートフォン6から無人飛行体9に対して収容BOXを降下するよう指示する(S155)。無人飛行体9には、例えば昇降手段により収容BOXが設けられ、スマートフォン6からの指示に従って収容BOXを昇降手段により降下させる。なお、ここでは無人飛行体9に対してスマートフォン6から直接指示を行う場合を説明したが、本実施形態はこれに限定されず、スマートフォン6から通信網7を介して事務センター2に対して指示を行い、事務センター2の飛行体管理サーバ28から無人飛行体9に対して収容BOXの降下を制御してもよい。無人飛行体9は、指示に応じて、上空で停止したまま収容BOXを降下させる(S158)。
次に、渉外員4は、顧客から預かった通帳8を収容BOXに入れ(S161)、スマートフォン6から無人飛行体9に対して事務センター2へ帰還するよう指示する(S164)。無人飛行体9は、帰還指示に応じて収容BOXを上昇させて回収し、事務センター2へ向かって飛行し、事務センター2の着陸ポートに着陸する(S167)。
以上説明したように、本実施形態による輸送システムでは、顧客宅1に訪問した渉外員4からの依頼に応じて、事務センター2から無人飛行体9が発進して顧客宅1へ向かって飛行し、顧客宅1において通帳8を収容して事務センター2に帰還する。これにより、渉外員4が預かった通帳8を、渉外員4が営業店まで持ち運ぶことなく、無人飛行体9により金融取引を代行可能な事務センター2へ輸送することができ、迅速な金融取引の実行を実現することができる。また、本実施形態による輸送システムでは、少なくとも無人飛行体9が通帳8を輸送している間は、対応する口座をロックすることで、輸送中の紛失・盗難時における通帳8の不正利用を防止することができる。
<4−2.取引実行時の動作>
続いて、事務センター2における金融取引実行時の動作について図10を参照して説明する。図10は、本実施形態による金融取引実行時の動作処理を示すシーケンス図である。なお、本実施形態では、金融取引の一例として通帳振込を行う場合について説明する。また、無人飛行体9の到着は飛行体管理サーバ28により把握され、制御サーバ20に通知されるようにしてもよい。この際、制御サーバ20の取引実行指示部21cは、勘定系端末27に対して、無人飛行体9で輸送した通帳8を用いた振込処理を指示し、勘定系端末27を操作するオペレータは制御サーバ20からの指示に従って通帳8の回収に向かってもよい。
図10に示すように、事務センター2のオペレータは、無人飛行体9の収容BOXから通帳8を回収し、預り記録表に記入・押印し、現物である通帳8を上長に確認してもらい、上長は預り記録表に受領確認の押印を行う(S170)。次いで、オペレータは、通帳振込機能を選択し、収容BOXから回収した通帳8を勘定系端末27の通帳R/W部275に挿入する(S173)。勘定系端末27は、通帳8から読み取った口座番号を制御サーバ20に送信する(S176)。
制御サーバ20の口座ロック制御部21aは、勘定系端末27から送信された口座番号に対応する口座のロックを解除するよう、営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112に指示する(S179)。営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112は、該当口座の通帳8による処理を可能とする(S182、S185)。
次に、勘定系端末27は、通帳8から読み取った口座番号に基づいてイメージサーバ26から対応する振込依頼書の画像データを取得し、表示部273に表示する(S188)。オペレータは、表示された振込依頼書の画像データを参照して、振込依頼書に記載された口座番号や金額、振込先情報等を勘定系端末27の入力部272から入力する(S191)。
次いで、勘定系端末27は、振込依頼書の画像データに含まれる顧客の押印画像を用いて印鑑照会を行い、振込依頼書に押印された印鑑が登録印と同一であるかの確認を行う(S194)。登録印と同一であることが確認されると、勘定系端末27は、通帳振込処理を実行する(S197)。具体的には、勘定系端末27は、上記S191で入力された情報に基づいて、銀行システムセンター11の勘定系ホスト113に対して処理電文を送信する。
銀行システムセンター11の勘定系ホスト113は、営業店端末ゲートウェイ111を経由して送信された処理電文に従って通帳振込処理を実行し(S200)、処理結果を返信する(S203)。顧客の口座残高からは振込金額および手数料が減額される。
勘定系端末27の通帳R/W部275は、勘定系ホスト113から送信された処理結果に基づいて、取引内容を通帳8に印字する。この際、通帳R/W部275は、未記帳分の取引内容も併せて通帳8に印字する(S206)。
以上、本実施形態による取引実行時の動作について説明した。上述したように、通帳8を輸送する無人飛行体9が事務センター2に着陸して収容BOXから通帳8が回収されると、制御サーバ20は、対応する口座のロックを解除するよう指示する。これにより、勘定系端末27は、輸送された通帳8と予めスマートフォン6から送信されたイメージサーバ26に保管されていた振込依頼書の画像データを用いて、通帳振込処理を実行することが可能となる。
なお、上記S188〜S206に示す勘定系端末27における振込処理の動作は一例であって、本実施形態はこれに限定されない。以下、本実施形態による振込処理動作の変形例について図11〜図12を参照して説明する。
(変形例1)
図11は、本実施形態による振込処理動作の変形例1を示すシーケンス図である。図11に示すように、勘定系端末27は、口座番号に基づいてイメージサーバ26から対応する振込依頼書の画像データを取得し、プリンタ部279から印刷する(S210)。勘定系端末27は、印刷された振込依頼書をスキャナ部278で読み込み(S213)、スキャナ部278で読み込んだ画像データに対してOCR(optical character recognition:光学文字認識)を実行して口座番号や振込金額、振込先情報を読み取り、通帳振込のデータ入力を行う(S216)。
次に、勘定系端末27は、スキャナ部278で読み込んだ振込依頼書の画像データに含まれる押印画像を用いて印鑑照会を行い、振込依頼書に押印された印鑑が登録印と同一であるかの確認を行う(S219)。
そして、登録印と同一であることが確認された後は、S222〜S231に示す処理(通帳振込処理の実行および取引結果の通帳8への印字)が行われる。図11のS222〜S231に示す処理は、図6のS197〜S206に示す処理と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、変形例1では、顧客宅1を訪問している渉外員4がスマートフォン6から送信した振込依頼書の画像データを事務センター2側で印刷することで、振込依頼書の現物がある場合と同様の手順で通帳振込処理を行うことができる。
(変形例2)
図12は、本実施形態による振込処理動作の変形例2を示すシーケンス図である。本変形例では、通帳8と振込依頼書(原本)が無人飛行体9により輸送された場合を想定する。図12に示すように、勘定系端末27は、無人飛行体9の収容BOXから回収された振込依頼書(原本)を、勘定系端末27のスキャナ部278で読み込み(S243)、スキャナ部278で読み込んだ画像データに対してOCRを実行して口座番号や振込金額、振込先情報を読み取り、通帳振込のデータ入力を行う(S246)。
次に、勘定系端末27は、スキャナ部278で読み込んだ振込依頼書の画像データに含まれる押印画像を用いて印鑑照会を行い、振込依頼書に押印された印鑑が登録印と同一であるかの確認を行う(S249)。
そして、登録印と同一であることが確認された後は、S252〜S261に示す処理(通帳振込処理の実行および取引結果の通帳8への印字)が行われる。図12のS252〜S261に示す処理は、図6のS197〜S206に示す処理と同様であるため、ここでの詳細な説明は省略する。
このように、変形例2では、通帳8と共に振込依頼書も無人飛行体9により輸送することで、渉外員4がスマートフォン6等により振込依頼書を電子化する手間や、渉外員4が追って振込依頼書を事務センター2へ郵送する手間を省くことができる。
<4−3.通帳返却時の動作>
次に、事務センター2における金融取引終了後、通帳8を顧客へ返却する際の動作について図13〜図14を参照して説明する。
図13は、金融取引終了後の事務センター2の動作処理を示すシーケンス図である。図13に示すように、まず、勘定系端末27は、処理を行った口座番号を制御サーバ20に送信し、対応する口座のロックを指示する(S300)。制御サーバ20の口座ロック制御部21aは、対応する口座のロック指示を、銀行システムセンター11の営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112へ送信する(S303)。営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112は、該当口座の通帳処理を不可とする(S306、S309)。
次に、勘定系端末27は、飛行体管理サーバ28に対して、顧客宅1を目的地点に指定して無人飛行体9による通帳8の返却を依頼する(S312)。具体的には、勘定系端末27は、制御サーバ20を介して無人飛行体9による通帳返却を依頼する。制御サーバ20の飛行指示部21bは、勘定系端末27からの依頼に応じて、該当する通帳8の預り時に目的地点に設定した位置情報(顧客宅1を訪問している渉外員4のスマートフォン6から送信された現在位置情報)を目的地点に設定して飛行体管理サーバ28に対して無人飛行体9の発進を指示する。
次いで、オペレータは、預り記録表に通帳8の返却日時を記載し、現物を上長に目視確認してもらい、上長により持ち出し許可印を記録表に押印してもらう(S315)。そして、オペレータは、無人飛行体9の収容BOXに通帳8を入れて、発信指示を行う(S318)。
このように、取引終了後に通帳8を顧客へ返却する際も無人飛行体9による輸送により迅速に返却することが可能である。また、通帳8の輸送中は、対応する口座における通帳処理を不可にするよう制御することで、輸送中の紛失・盗難時における通帳8の不正利用を防止することができる。
続いて、無人飛行体9による輸送について図14を参照して説明する。図14は、無人飛行体9の通帳返却時における動作処理を示すシーケンス図である。図14に示すように、まず、飛行体管理サーバ28は、通帳8が収容された無人飛行体9に対して、指定された位置(顧客宅1、すなわちスマートフォン6の現在位置)を目的地点に設定して発進制御を行う(S321)。無人飛行体9は、目的地点に向けて飛行し、目的地点に到着すると上空で停止する(S324)。
一方、渉外員4は、上述したように通帳8を収容BOXに入れて無人飛行体9に帰還指示を出した後(図9のS164)、顧客宅1にて無人飛行体9の到着を待っている(S327)。
渉外員4は、到着した無人飛行体9を目視で確認し、スマートフォン6から無人飛行体9に対して収容BOXを降下するよう指示する(S330)。無人飛行体9は、指示に応じて、上空で停止したまま収容BOXを降下させる(S333)。
次に、渉外員4は、収容BOXから通帳8を取り出し(S336)、無人飛行体9に対して機に事務センター2への帰還を指示する(S339)。無人飛行体9は、帰還指示に応じて収容BOXを上昇させて回収し、事務センター2へ向かって飛行し、事務センター2の着陸ポートに着陸する(S342)。
次いで、渉外員4は、通帳8を顧客に手渡し、通帳8に記帳されている振込の取引内容を説明する(S345)。顧客は、保管していた預り証を渉外員4に手渡す(S348)。
渉外員4は、通帳8を顧客に返却した旨をスマートフォン6から事務センター2へ通知する(S351)。事務センター2の制御サーバ20は、該当口座のロックを解除するよう、営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112に指示する(S354)。営業店端末ゲートウェイ111およびATMゲートウェイ112は、該当口座の通帳8による処理を可能とする(S357、S360)。
そして、渉外員4は、営業店に戻った後、預り証および振込依頼書(原本)を事務センターへ郵送する(S363)。事務センター2では、オペレータが、郵送された預り証に対応する預り記録表の該当部分に預り証返却済みと記録し、上長の確認印を記録表に押印してもらい、預り証および振込依頼書を倉庫に保管する(S366)。
以上、本実施形態による通帳返却時の動作について説明した。上述したように、通帳8を輸送する無人飛行体9が顧客宅1に到着し、収容BOXから回収された通帳8が顧客3に返却された後、事務センター2の制御サーバ20により対応する口座のロック解除が指示される。これにより、通帳8の返却後、顧客は通常通り通帳処理を実行することが可能となる。
<<5.まとめ>>
以上説明したように、本実施形態による輸送システムは、通帳8を無人飛行体9で輸送し、輸送中は対応する口座の通帳処理を不可に制御することで、当該通帳8の紛失・盗難による不正取引を防止することができる。
また、渉外員4は、顧客宅1で預かった通帳8を営業店に持ち帰る必要がなくなるため、通帳返却のために再度顧客宅を訪問する手間が省け、渉外員4の他の顧客訪問回数を増加させることができ、効率が向上する。
また、預けた通帳8を渉外員4が営業店に持ち帰る場合、返却されるまでの数日間、顧客は当該口座に関する入出金、振込・振替等ができないが、本実施形態では、無人飛行体9により短い時間で通帳が返却されるため、通帳による取引が同日中に再開され、利便性が向上する。
また、預けた通帳8を渉外員4が営業店に持ち帰る場合、顧客が依頼した振込等の処理は、渉外員4が営業店に到着するまで実行されず、営業時間外に到着した場合は翌日営業日処理となってしまい、緊急の振込等が不可能であった。しかし、本実施形態では、無人飛行体9により短時間で最寄りの事務センター2(または営業店)に通帳8を輸送できるので、即日処理が可能となり、急ぎの資金移動等ができるようになる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態では、通帳8の口座からの振込を顧客3からの依頼の一例として挙げたが、本実施形態はこれに限定されず、例えば「通帳記帳」、「通帳と現金による入金」、「通帳2冊による振替」も可能である。
「通帳記帳」は、未記帳分を通帳に記帳する処理である。この際、渉外員4は、通帳8を無人飛行体9で事務センター2へ搬送させ、スマートフォン6から事務センター2に記帳指示を送信する。「通帳と現金による入金」は、通帳の口座に現金で入金する処理である。この際、渉外員4は、通帳8を無人飛行体9で事務センター2へ搬送させ、スマートフォン6から口座入金依頼書の画像データを事務センターへ送信する。現金は渉外員4が持ち帰り、事務センター用の口座に入金する。「通帳2冊による振替」は、顧客が2つの口座(通帳)を持ち、その口座間での資金移動を行う処理である。この際、渉外員4は、2冊の通帳を無人飛行体9で搬送させ、振替依頼書の画像データをスマートフォン6から事務センター2へ送信する。
また、上述した実施形態では、無人飛行体9で輸送する取引媒体の一例として通帳を用いたが、本実施形態による取引媒体は通帳に限定されず、例えばキャッシュカード、クレジットカード等のICカードまたは磁気カード等であってもよい。
また、本発明の実施形態によれば、CPU、ROM、およびRAMなどのハードウェアを、上述した制御サーバ20(情報処理装置)、スマートフォン6の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
1 顧客宅
2 事務センター
20 制御サーバ
21 制御部
22 I/F部
23 記憶部
25 WEBサーバ
26 イメージサーバ
27 勘定系端末
270 制御部
271 I/F部
272 入力部
273 表示部
274 記憶部
275 通帳R/W部
276 カードR/W部
277 現金処理部
278 スキャナ部
279 プリンタ部
28 飛行体管理サーバ
3 顧客
4 渉外員
5 ハンディ端末
6 スマートフォン
60 制御部
61 I/F部
62 表示部
63 入力部
64 カメラ
65 位置計測部
66 記憶部
7 通信網
8 通帳
9 無人飛行体
10 勘定系ネットワー
11 銀行システムセンター
111 営業店端末ゲートウェイ
112 ATMゲートウェイ
113 勘定系ホスト

Claims (10)

  1. 金融取引に利用される取引媒体を収容する収容部を有する無人飛行体と、
    前記無人飛行体に前記取引媒体の輸送を指示した渉外員端末から送信される、前記無人飛行体に収容された前記取引媒体に対応する口座番号を取得し、前記取引媒体を収容した前記無人飛行体が飛行している間、前記取引媒体による金融取引を不可制御し、的地に到着した前記無人飛行体から回収された前記取引媒体から読み取られた口座番号を受信すると、前記取引媒体の利用を可能に制御する制御部を有する情報処理装置と、
    を備える、輸送システム。
  2. 前記制御部は、前記渉外員端末から送信された、前記無人飛行体に収納され輸送されている前記取引媒体に対応する口座番号に対応する口座をロックする制御を行う、請求項1に記載の輸送システム。
  3. 前記制御部は、前記目的地である事務センターから、前記無人飛行体から回収された前記取引媒体から読み取られた口座番号を受信すると、当該口座番号に対応する口座のロックを解除する制御を行う、請求項2に記載の輸送システム。
  4. 前記制御部は、渉外員端末の現在位置情報を目的地として前記無人飛行体の発進指示を行う、請求項1〜3のいずれか1項に記載の輸送システム。
  5. 前記無人飛行体は、前記目的地において前記取引媒体を収容した後、所定の帰還場所を目的地として飛行する、請求項4に記載の輸送システム。
  6. 前記制御部は、前記渉外員端末から送信された金融取引依頼書データに基づく、前記無人飛行体で輸送された取引媒体を用いた金融取引を、オペレータ端末に指示する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の輸送システム。
  7. 前記無人飛行体は、前記取引媒体および金融取引依頼書を輸送し、
    前記制御部は、前記無人飛行体により輸送された前記金融取引依頼書に基づく、前記取引媒体を用いた金融取引を、オペレータ端末に指示する、請求項3〜5のいずれか1項に記載の輸送システム。
  8. 前記制御部は、前記オペレータ端末による前記金融取引が終了すると、前記取引媒体を顧客に返却するため、前記顧客の元を訪れている渉外員の渉外員端末の現在位置情報を目的地として、前記取引媒体を収容した前記無人飛行体の発進指示を行う、請求項6または7に記載の輸送システム。
  9. 前記取引媒体は、通帳である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の輸送システム。
  10. 前記取引媒体は、磁気カードまたはICカードである、請求項1〜8のいずれか1項に記載の輸送システム。
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