JP6543883B2 - 光学系、光学装置 - Google Patents
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Description
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が複数の正レンズを有し、
前記複数の正レンズのうちで最も物体側に配置された正レンズが以下の条件式を満足することを特徴とする光学系を提供する。
85<νd1pf<110
ただし、
νd1pf:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズのうちで最も物体側に配置された前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
また本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が、物体側から順に、第1aレンズ群と、第1bレンズ群とから構成され、
前記第1aレンズ群と前記第1bレンズ群との空気間隔が、前記第1レンズ群中の空気間隔のうちで最大であり、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足することを特徴とする光学系を提供する。
0.40<TL1a/TL1<0.50
ただし、
TL1a:前記第1aレンズ群の光軸に沿った長さ
TL1:前記第1レンズ群の光軸に沿った長さ
また本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも2枚の正レンズを有し、
85<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記第2レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とする光学系を提供する。
1.45<nd2n<1.65
ただし、
nd2n:前記第2レンズ群中の前記負レンズの硝材のd線に対する屈折率
また本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の正レンズを有し、
85<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とする光学系を提供する。
1.50<nd1n<1.70
ただし、
nd1n:前記第1レンズ群中の前記負レンズの硝材のd線に対する屈折率
また本発明は、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の正レンズを有し、
85<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記第1レンズ群が、物体側から順に、第1aレンズ群と、第1bレンズ群とから構成され、
前記第1aレンズ群と前記第1bレンズ群との空気間隔が、前記第1レンズ群中の空気間隔のうちで最大であり、
前記第1bレンズ群が、以下の条件式を満足する正レンズを有することを特徴とする光学系を提供する。
70<νd1bp<110
ただし、
νd1bp:前記第1bレンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記光学系を有することを特徴とする光学装置を提供する。
本願の光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを有し、前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1) 0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
また、上記のように本願の光学系は、第2レンズ群が少なくとも3枚のレンズを有する。この構成により、コマ収差を良好に補正することができる。
以上の構成により、小型で良好な光学性能を備えた光学系を実現することができる。
なお、本願の光学系は、前記第2レンズ群が、物体側から順に、負レンズと、正レンズと、負レンズとを有する構成、又は、物体側から順に、正レンズと、負レンズと、負レンズとを有する構成とすることがより好ましい。また、これらの構成において、正レンズと負レンズとを接合することが最も好ましい。以上の構成により、コマ収差をより良好に補正することができる。
(2) 1.45<nd2n<1.65
ただし、
nd2n:前記第2レンズ群中の前記負レンズの硝材のd線(波長587.6nm)に対する屈折率
(3) 15<νd2p<30
ただし、
νd2p:前記第2レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線(波長587.6nm)に対するアッベ数
(4) 80<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線(波長587.6nm)に対するアッベ数
(5) 80<νd1pf<110
ただし、
νd1pf:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズのうちで最も物体側に配置された前記正レンズの硝材のd線(波長587.6nm)に対するアッベ数
(6) 1.50<nd1n<1.75
ただし、
nd1n:前記第1レンズ群中の前記負レンズの硝材のd線(波長587.6nm)に対する屈折率
(7) 0.30<TL1a/TL1<0.70
ただし、
TL1a:前記第1aレンズ群の光軸に沿った長さ
TL1:前記第1レンズ群の光軸に沿った長さ
また、本願の光学系は、前記第1aレンズ群が、最も物体側に保護フィルタガラスを有することが好ましい。保護フィルタガラスは、実質的に屈折力を有しないレンズであって、その焦点距離が本願の光学系の焦点距離の10倍以上であることが好ましい。特に、本願の光学系は、保護フィルタガラスが物体側に凸面を向けた負メニスカス形状であることが好ましい。この構成により、ゴーストを良好にカットすることができる。
また、本願の光学系は、前記第1bレンズ群が、物体側から順に、負レンズと、正レンズを有することが望ましい。この構成により、近距離物体合焦時に球面収差の変動を良好に補正することができる。特に、本願の光学系は、前記第1bレンズ群が、物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズのみからなることが好ましい。この構成により、本願の光学系の軽量化を図ることができる。
(8) 70<νd1bp<110
ただし、
νd1bp:前記第1bレンズ群中の前記正レンズの硝材のd線(波長587.6nm)に対するアッベ数
(1) 0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
(第1実施例)
図1は、本願の第1実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時のレンズ配置を示す断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りSが備えられており、第3レンズ群G3と像面Iとの間にはフィルタFLが備えられている。
第1aレンズ群G1aは、物体側から順に、保護フィルタガラスFLGと、両凸形状の正レンズL11と、両凸形状の正レンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。なお、保護フィルタガラスFLGは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をしており、実質的に屈折力を有していない。
第1bレンズ群G1bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15との接合レンズからなる。
第3aレンズ群G3aは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。
第3bレンズ群G3bは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL33と両凹形状の負レンズL34との接合レンズと、両凹形状の負レンズL35とからなる。
第3cレンズ群G3cは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL36と、両凸形状の正レンズL37と両凹形状の負レンズL38との接合レンズとからなる。
本実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3における第3bレンズ群G3bを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
表1において、fは焦点距離、Bfはバックフォーカス(フィルタFLと像面Iとの光軸上の距離)を示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えた光学面の順番、rは曲率半径、dは面間隔(第n面(nは整数)と第n+1面との間隔)、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率、νdはd線(波長587.6nm)に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、物面は物体面、可変は可変の面間隔、絞りSは開口絞りS、像面は像面Iをそれぞれ示している。なお、曲率半径r=∞は平面を示している。また、空気の屈折率nd=1.00000の記載は省略している。
[レンズ群データ]には、各レンズ群の始面と焦点距離を示す。
[条件式対応値]には、本実施例に係る光学系の各条件式の対応値を示す。
なお、以上に述べた表1の符号は、後述する各実施例の表においても同様に用いるものとする。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.00 1.51680 63.88
2 1199.7897 1.00
3 208.5821 17.50 1.43385 95.25
4 -1176.6338 45.00
5 180.4147 18.00 1.43385 95.25
6 -380.1711 3.00
7 -348.9527 6.00 1.61266 44.46
8 384.9936 90.00
9 67.5463 4.00 1.79500 45.31
10 46.6351 15.00 1.49782 82.57
11 1089.9704 可変
12 -1616.0869 2.50 1.77250 49.62
13 118.0496 3.35
14 -285.3999 3.50 1.84666 23.80
15 -87.3702 2.40 1.51823 58.82
16 63.6357 可変
17(絞りS) ∞ 2.00
18 84.6009 8.00 1.48749 70.31
19 -63.3175 0.60
20 -66.2548 1.90 1.84666 23.80
21 -116.1778 5.00
22 433.7902 3.50 1.84666 23.80
23 -123.0826 1.90 1.59319 67.90
24 51.3275 3.60
25 -293.4310 1.90 1.75500 52.34
26 110.9976 4.00
27 130.2260 3.50 1.77250 49.62
28 -326.0207 0.10
29 67.6197 4.50 1.64000 60.20
30 -391.1361 1.90 1.84666 23.80
31 276.0025 9.00
32 ∞ 2.00 1.51680 63.88
33 ∞ Bf
像面 ∞
[各種データ]
f 392.00
FNO 2.88
2ω 6.27
Y 21.60
TL 396.95
Bf 71.551
無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 392.003 -0.173
d0 ∞ 2201.931
d11 19.530 34.930
d16 36.219 20.820
Bf 71.551 71.575
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 179.9884
2 12 -67.9431
3 18 163.6612
[条件式対応値]
(1) f/f12 = 0.38
(2) nd2n = 1.52
(3) νd2p = 23.80
(4) νd1p = 95.25(L11), 95.25(L12), 82.57(L15)
(5) νd1pf = 95.25
(6) nd1n = 1.61
(7) TL1a/TL1 = 0.47
(8) νd1bp = 82.57
各収差図において、FNOはFナンバー、Yは像高をそれぞれ示す。dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)における収差をそれぞれ示す。非点収差図において、実線はサジタル像面、破線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。コマ収差図は、各像高Yにおけるコマ収差を示す。なお、後述する各実施例の収差図においても、本実施例と同様の符号を用いる。
各収差図より、本実施例に係る光学系は諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有していることがわかる。
図3は、本願の第2実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時のレンズ配置を示す断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りSが備えられており、第3レンズ群G3と像面Iとの間にはフィルタFLが備えられている。
第1aレンズ群G1aは、物体側から順に、保護フィルタガラスFLGと、両凸形状の正レンズL11と、両凸形状の正レンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。なお、保護フィルタガラスFLGは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をしており、実質的に屈折力を有していない。
第1bレンズ群G1bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15との接合レンズからなる。
第3aレンズ群G3aは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。
第3bレンズ群G3bは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL33と両凹形状の負レンズL34との接合レンズと、両凹形状の負レンズL35とからなる。
第3cレンズ群G3cは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL36と、両凸形状の正レンズL37と両凹形状の負レンズL38との接合レンズとからなる。
本実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3における第3bレンズ群G3bを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表2に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.00 1.51680 63.88
2 1199.7897 1.00
3 205.7091 17.50 1.43385 95.25
4 -1134.8251 45.00
5 173.6014 18.00 1.43385 95.25
6 -417.4854 3.07
7 -374.6983 6.00 1.61266 44.46
8 347.6771 90.00
9 66.1559 4.00 1.79500 45.31
10 45.7808 15.00 1.49782 82.57
11 874.9561 可変
12 -2545.8867 2.50 1.77250 49.62
13 114.9779 3.35
14 -271.4306 3.50 1.84666 23.80
15 -87.3926 2.40 1.51823 58.82
16 63.5469 可変
17(絞りS) ∞ 2.00
18 87.7161 7.60 1.48749 70.31
19 -64.5076 1.20
20 -66.7841 1.90 1.84666 23.80
21 -116.0392 5.00
22 325.4187 3.50 1.84666 23.80
23 -134.7294 1.90 1.59319 67.90
24 52.9625 3.60
25 -331.8219 1.90 1.75500 52.34
26 98.9972 4.00
27 117.6253 3.50 1.77250 49.62
28 -402.3365 0.10
29 67.6197 4.50 1.64000 60.20
30 -391.1361 1.90 1.84666 23.80
31 264.8450 9.00
32 ∞ 2.00 1.51680 63.88
33 ∞ Bf
像面 ∞
[各種データ]
f 391.99
FNO 2.88
2ω 6.29
Y 21.63
TL 397.00
Bf 71.300
無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 391.991 -0.174
d0 ∞ 2203.000
d11 18.344 33.670
d16 37.438 22.112
Bf 71.300 71.300
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 179.8867
2 12 -67.1696
3 18 160.1914
[条件式対応値]
(1) f/f12 = 0.36
(2) nd2n = 1.52
(3) νd2p = 23.80
(4) νd1p = 95.25(L11), 95.25(L12), 82.57(L15)
(5) νd1pf = 95.25
(6) nd1n = 1.61
(7) TL1a/TL1 = 0.47
(8) νd1bp = 82.57
各収差図より、本実施例に係る光学系は諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有していることがわかる。
図5は、本願の第3実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時のレンズ配置を示す断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りSが備えられており、第3レンズ群G3と像面Iとの間にはフィルタFLが備えられている。
第1aレンズ群G1aは、物体側から順に、保護フィルタガラスFLGと、両凸形状の正レンズL11と、両凸形状の正レンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。なお、保護フィルタガラスFLGは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をしており、実質的に屈折力を有していない。
第1bレンズ群G1bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15との接合レンズからなる。
第3aレンズ群G3aは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。
第3bレンズ群G3bは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL33と両凹形状の負レンズL34との接合レンズと、両凹形状の負レンズL35とからなる。
第3cレンズ群G3cは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL36と、両凸形状の正レンズL37と両凹形状の負レンズL38との接合レンズとからなる。
本実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3における第3bレンズ群G3bを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表3に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.00 1.51680 63.88
2 1199.7897 1.00
3 207.0795 17.50 1.43384 95.26
4 -1127.5309 44.90
5 175.9698 18.00 1.43384 95.26
6 -397.2708 3.07
7 -360.2396 6.00 1.61266 44.46
8 353.1837 90.00
9 66.4844 4.00 1.79500 45.32
10 45.9182 15.00 1.49782 82.54
11 1114.1067 可変
12 2992.5492 2.50 1.75500 52.34
13 118.0399 3.35
14 -241.6942 3.50 1.84668 23.83
15 -86.4136 2.40 1.53996 59.52
16 64.2643 可変
17(絞りS) ∞ 1.50
18 90.0336 7.60 1.48749 70.43
19 -63.8039 1.20
20 -65.9768 1.90 1.84668 23.83
21 -114.8763 5.00
22 300.3587 3.50 1.84668 23.83
23 -128.0558 1.90 1.59319 67.94
24 53.9004 3.10
25 -347.5421 1.90 1.75500 52.33
26 94.5337 4.19
27 118.3533 3.50 1.77250 49.68
28 -384.3825 0.10
29 67.4622 4.50 1.64000 60.14
30 -340.4206 1.90 1.84668 23.83
31 246.6417 6.50
32 ∞ 1.50 1.51680 63.88
33 ∞ Bf
像面 ∞
[各種データ]
f 392.00
FNO 2.89
2ω 6.28
Y 21.63
TL 396.91
Bf 74.220
無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 392.000 -0.173
d0 ∞ 2203.010
d11 18.503 33.773
d16 38.179 22.909
Bf 74.220 73.906
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 179.1160
2 12 -67.4099
3 18 162.8784
[条件式対応値]
(1) f/f12 = 0.37
(2) nd2n = 1.54
(3) νd2p = 23.83
(4) νd1p = 95.26(L11), 95.26(L12), 82.54(L15)
(5) νd1pf = 95.26
(6) nd1n = 1.61
(7) TL1a/TL1 = 0.47
(8) νd1bp = 82.54
各収差図より、本実施例に係る光学系は諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有していることがわかる。
図7は、本願の第4実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時のレンズ配置を示す断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りSが備えられており、第3レンズ群G3と像面Iとの間にはフィルタFLが備えられている。
第1aレンズ群G1aは、物体側から順に、保護フィルタガラスFLGと、両凸形状の正レンズL11と、両凸形状の正レンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。なお、保護フィルタガラスFLGは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をしており、実質的に屈折力を有していない。
第1bレンズ群G1bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15との接合レンズからなる。
第3aレンズ群G3aは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。
第3bレンズ群G3bは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL33と両凹形状の負レンズL34との接合レンズと、両凹形状の負レンズL35とからなる。
第3cレンズ群G3cは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL36と、両凸形状の正レンズL37と両凹形状の負レンズL38との接合レンズとからなる。
本実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3における第3bレンズ群G3bを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表4に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.00 1.51680 63.88
2 1199.7897 1.00
3 210.9074 17.50 1.43384 95.26
4 -1135.2477 44.90
5 173.4175 18.00 1.43384 95.26
6 -413.8140 3.07
7 -375.4223 6.00 1.61266 44.46
8 358.4435 90.00
9 66.9574 4.00 1.79500 45.32
10 46.1708 15.00 1.49782 82.54
11 1030.2823 可変
12 10236.2589 2.50 1.77250 49.68
13 110.7581 3.35
14 -289.4383 3.50 1.84668 23.83
15 -96.1712 2.40 1.51680 63.88
16 65.0724 可変
17(絞りS) ∞ 1.50
18 86.8540 7.60 1.48749 70.43
19 -62.9408 1.20
20 -65.5511 1.90 1.84668 23.83
21 -118.4244 5.00
22 300.3217 3.50 1.84668 23.83
23 -128.4546 1.90 1.59319 67.94
24 53.9974 3.10
25 -348.7023 1.90 1.75500 52.33
26 93.3844 4.19
27 119.2828 3.50 1.77250 49.68
28 -375.3153 0.10
29 68.1234 4.50 1.64000 60.14
30 -426.6037 1.90 1.84668 23.83
31 243.3294 6.50
32 ∞ 1.50 1.51680 63.88
33 ∞ Bf
像面 ∞
[各種データ]
f 392.00
FNO 2.89
2ω 6.28
Y 21.63
TL 396.91
Bf 74.220
無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 392.000 -0.174
d0 ∞ 2203.010
d11 18.503 33.773
d16 38.179 22.909
Bf 74.220 74.374
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 179.5793
2 12 -68.1638
3 18 164.8495
[条件式対応値]
(1) f/f12 = 0.37
(2) nd2n = 1.52
(3) νd2p = 23.83
(4) νd1p = 95.26(L11), 95.26(L12), 82.54(L15)
(5) νd1pf = 95.26
(6) nd1n = 1.61
(7) TL1a/TL1 = 0.47
(8) νd1bp = 82.54
各収差図より、本実施例に係る光学系は諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有していることがわかる。
図9は、本願の第5実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時のレンズ配置を示す断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りSが備えられており、第3レンズ群G3と像面Iとの間にはフィルタFLが備えられている。
第1aレンズ群G1aは、物体側から順に、保護フィルタガラスFLGと、両凸形状の正レンズL11と、両凸形状の正レンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。なお、保護フィルタガラスFLGは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をしており、実質的に屈折力を有していない。
第1bレンズ群G1bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15との接合レンズからなる。
第3aレンズ群G3aは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。
第3bレンズ群G3bは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL33と両凹形状の負レンズL34との接合レンズと、両凹形状の負レンズL35とからなる。
第3cレンズ群G3cは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL36と、両凸形状の正レンズL37と両凹形状の負レンズL38との接合レンズとからなる。
本実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3における第3bレンズ群G3bを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表5に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.00 1.51680 63.88
2 1199.7897 1.00
3 237.4785 15.50 1.43385 95.25
4 -1507.8850 45.00
5 198.3323 19.00 1.43385 95.25
6 -342.1796 3.00
7 -327.8324 6.00 1.61266 44.46
8 772.9939 93.00
9 70.7391 5.40 1.79952 42.09
10 47.9832 16.00 1.49782 82.57
11 1681.9346 可変
12 -2709.1390 3.00 1.77250 49.62
13 136.3998 3.50
14 -487.1729 4.00 1.84666 23.80
15 -108.0510 2.50 1.51742 52.20
16 59.4298 可変
17(絞りS) ∞ 2.00
18 228.1074 5.25 1.59319 67.90
19 -85.4981 0.60
20 -124.4314 1.90 2.00069 25.46
21 -295.5719 3.85
22 294.4912 3.30 1.84666 23.80
23 -171.7558 1.90 1.59319 67.90
24 54.4393 4.05
25 -281.8305 1.90 1.69680 55.52
26 152.6451 2.94
27 104.2002 3.00 1.77250 49.62
28 -1538.2155 0.10
29 71.9218 4.80 1.57957 53.74
30 -155.3605 1.90 1.84666 23.80
31 1092.5548 11.00
32 ∞ 2.00 1.51680 63.88
33 ∞ Bf
像面 ∞
[各種データ]
f 391.99
FNO 2.88
2ω 6.27
Y 21.60
TL 399.38
Bf 70.081
無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 391.990 -0.172
d0 ∞ 2203.007
d11 16.500 31.900
d16 40.401 25.001
Bf 70.081 70.033
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 177.7760
2 12 -73.1720
3 18 187.9179
[条件式対応値]
(1) f/f12 = 0.51
(2) nd2n = 1.52
(3) νd2p = 23.80
(4) νd1p = 95.25(L11), 95.25(L12), 82.57(L15)
(5) νd1pf = 95.25
(6) nd1n = 1.61
(7) TL1a/TL1 = 0.45
(8) νd1bp = 82.57
各収差図より、本実施例に係る光学系は諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有していることがわかる。
図11は、本願の第6実施例に係る光学系の無限遠物体合焦時のレンズ配置を示す断面図である。
本実施例に係る光学系は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とから構成されている。なお、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間には開口絞りSが備えられており、第3レンズ群G3と像面Iとの間にはフィルタFLが備えられている。
第1aレンズ群G1aは、物体側から順に、保護フィルタガラスFLGと、両凸形状の正レンズL11と、両凸形状の正レンズL12と、両凹形状の負レンズL13とからなる。なお、保護フィルタガラスFLGは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をしており、実質的に屈折力を有していない。
第1bレンズ群G1bは、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL14と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL15との接合レンズからなる。
第3aレンズ群G3aは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL31と、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL32とからなる。
第3bレンズ群G3bは、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL33と両凹形状の負レンズL34との接合レンズと、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL35とからなる。
第3cレンズ群G3cは、物体側から順に、両凸形状の正レンズL36と、両凸形状の正レンズL37と両凹形状の負レンズL38との接合レンズとからなる。
本実施例に係る光学系では、第3レンズ群G3における第3bレンズ群G3bを防振レンズ群として光軸と直交する方向の成分を含むように移動させることにより防振を行う。
以下の表6に、本実施例に係る光学系の諸元の値を掲げる。
[面データ]
面番号 r d nd νd
物面 ∞ ∞
1 1200.3704 5.00 1.51680 63.88
2 1199.7897 1.50
3 217.9147 15.50 1.43385 95.25
4 -2272.2650 45.00
5 191.4672 18.50 1.43385 95.25
6 -388.7337 3.24
7 -366.9736 6.00 1.61266 44.46
8 692.0557 90.02
9 65.4296 5.20 1.80610 40.97
10 45.0727 15.00 1.49782 82.57
11 760.0090 可変
12 2386.5723 2.50 1.81600 46.59
13 64.7944 6.50
14 -159.3202 4.50 1.80809 22.74
15 -67.3666 2.00 1.61772 49.81
16 -4529.1486 可変
17(絞りS) ∞ 2.00
18 128.3829 8.00 1.59319 67.90
19 -58.5025 0.60
20 -58.7397 1.90 1.79504 28.69
21 -122.7539 5.79
22 -216.6393 3.30 1.84666 23.80
23 -61.9303 1.90 1.59319 67.90
24 59.0225 3.00
25 728.9238 1.90 1.81600 46.59
26 93.0674 4.00
27 141.2086 3.00 1.77250 49.62
28 -1505.6719 0.15
29 69.4894 4.80 1.74320 49.26
30 -136.7089 1.90 1.84666 23.80
31 672.4408 9.00
32 ∞ 2.00 1.51680 63.88
33 ∞ Bf
像面 ∞
[各種データ]
f 392.00
FNO 2.88
2ω 6.27
Y 21.60
TL 400.00
Bf 71.300
無限遠物体合焦時 近距離物体合焦時
f又はβ 392.000 -0.173
d0 ∞ 2200.000
d11 17.463 31.763
d16 37.536 23.236
Bf 71.300 71.260
[レンズ群データ]
群 始面 f
1 1 172.5113
2 12 -69.4949
3 18 175.8293
[条件式対応値]
(1) f/f12 = 0.46
(2) nd2n = 1.62
(3) νd2p = 22.74
(4) νd1p = 95.25(L11), 95.25(L12), 82.57(L15)
(5) νd1pf = 95.25
(6) nd1n = 1.61
(7) TL1a/TL1 = 0.46
(8) νd1bp = 82.57
各収差図より、本実施例に係る光学系は諸収差を良好に補正し優れた結像性能を有していることがわかる。
図13は、本願の光学系を備えたカメラの構成を示す図である。
本カメラ1は、撮影レンズ2として上記第1実施例に係る光学系を備えたレンズ交換式のデジタル一眼レフカメラである。
本カメラ1において、被写体である不図示の物体からの光は、撮影レンズ2で集光されて、クイックリターンミラー3を介して焦点板4に結像される。そして焦点板4に結像されたこの光は、ペンタプリズム5中で複数回反射されて接眼レンズ6へ導かれる。これにより撮影者は、被写体像を接眼レンズ6を介して正立像として観察することができる。
図14は、本願の光学系の製造方法の概略を示す図である。
図14に示す本願の光学系の製造方法は、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを有する光学系の製造方法であって、以下のステップS1〜S3を含むものである。
ステップS2:光学系が以下の条件式(1)を満足するように、第1〜第3レンズ群を準備し、各レンズ群を鏡筒内に物体側から順に配置する。
(1) 0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の第1レンズ群と第2レンズ群の合成焦点距離
G1a 第1aレンズ群
G1b 第1bレンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G3a 第3aレンズ群
G3b 第3bレンズ群
G3c 第3cレンズ群
FLG 保護フィルタガラス
S 開口絞り
I 像面
Claims (14)
- 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が複数の正レンズを有し、
前記複数の正レンズのうちで最も物体側に配置された正レンズが以下の条件式を満足することを特徴とする光学系。
85<νd1pf<110
ただし、
νd1pf:前記第1レンズ群中の前記複数の正レンズのうちで最も物体側に配置された前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数 - 前記第1レンズ群が、物体側から順に、第1aレンズ群と、第1bレンズ群とから構成され、
前記第1aレンズ群と前記第1bレンズ群との空気間隔が、前記第1レンズ群中の空気間隔のうちで最大であり、
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
0.30<TL1a/TL1<0.70
ただし、
TL1a:前記第1aレンズ群の光軸に沿った長さ
TL1:前記第1レンズ群の光軸に沿った長さ - 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の正レンズを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学系。
80<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数 - 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が、物体側から順に、第1aレンズ群と、第1bレンズ群とから構成され、
前記第1aレンズ群と前記第1bレンズ群との空気間隔が、前記第1レンズ群中の空気間隔のうちで最大であり、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足することを特徴とする光学系。
0.40<TL1a/TL1<0.50
ただし、
TL1a:前記第1aレンズ群の光軸に沿った長さ
TL1:前記第1レンズ群の光軸に沿った長さ - 前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の正レンズを有することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
80<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数 - 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも2枚の正レンズを有し、
85<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記第2レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とする光学系。
1.45<nd2n<1.65
ただし、
nd2n:前記第2レンズ群中の前記負レンズの硝材のd線に対する屈折率 - 前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動することを特徴とする請求項1〜請求項3、請求項6のいずれか一項に記載の光学系。 - 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の正レンズを有し、
85<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の負レンズを有することを特徴とする光学系。
1.50<nd1n<1.70
ただし、
nd1n:前記第1レンズ群中の前記負レンズの硝材のd線に対する屈折率 - 物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とにより、実質的に3個のレンズ群からなり、
前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させることで無限遠物体から近距離物体への合焦を行い、
前記第2レンズ群が、少なくとも3枚のレンズを有し、
前記第3レンズ群が、物体側から順に、正の屈折力を有する第3aレンズ群と、負の屈折力を有する第3bレンズ群と、正の屈折力を有する第3cレンズ群とから構成され、
前記第3bレンズ群が光軸と直交する方向の成分を含むように移動し、
以下の条件式を満足し、
0.10<f/f12<0.85
ただし、
f:前記光学系の焦点距離
f12:無限遠物体合焦時の前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の合成焦点距離
前記第1レンズ群が以下の条件式を満足する少なくとも1枚の正レンズを有し、
85<νd1p<110
ただし、
νd1p:前記第1レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数
前記第1レンズ群が、物体側から順に、第1aレンズ群と、第1bレンズ群とから構成され、
前記第1aレンズ群と前記第1bレンズ群との空気間隔が、前記第1レンズ群中の空気間隔のうちで最大であり、
前記第1bレンズ群が、以下の条件式を満足する正レンズを有することを特徴とする光学系。
70<νd1bp<110
ただし、
νd1bp:前記第1bレンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数 - 前記第2レンズ群中の前記少なくとも3枚のレンズのうち、少なくとも2枚が負レンズであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第2レンズ群が以下の条件式を満足する正レンズを有することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の光学系。
15<νd2p<30
ただし、
νd2p:前記第2レンズ群中の前記正レンズの硝材のd線に対するアッベ数 - 前記第3レンズ群の少なくとも一部が光軸と直交する方向の成分を含むように移動することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の光学系。
- 前記第1レンズ群が、物体側から順に、負レンズと正レンズとの接合レンズを有することを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の光学系。
- 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の光学系を有することを特徴とする光学装置。
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