JP6543575B2 - 化粧用組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体相及び水性相を含む化粧用組成物であって、粉体相が、例えば組成物を振り混ぜることによって、組成物中に均一に分散され得る粉末を含む、化粧用組成物に関する。
これまで、皮膚、特に顔のメーキャップ用に、様々なタイプの化粧用組成物が使用されてきた。例えば、W/O型又はO/W型エマルションの形態のファンデーションが使用されてきた。W/O型エマルションの形態のファンデーションは、良好な持続効果をもたらし得るが、さっぱり感を与えることができない。一方、O/W型エマルションの形態のファンデーションは、さっぱり感を与えることができるが、良好な持続効果をもたらすことができない。したがって、エマルションの形態の化粧用組成物では、良好な持続効果とさっぱりした使用感の両方を実現することは困難だった。
従来から、粉末及び水を含む水性粉末分散体の形態の別の化粧用組成物、例えば日本の「水おしろい」と呼ばれるものも、皮膚、特に顔のメーキャップ用に使用されてきている。このタイプの化粧用組成物は、使用しないときは、水性相と粉末相の2相に分離している。この化粧用組成物を使用するとき、粉末相を水性相中に均一に分散させるために、例えば手で振ってもよい。このようにして形成された水性粉末分散体は、水を含む連続水性相を含んでいるので、使用中、皮膚にさっぱり感を与える。
しかし、水性粉末分散体は、普通、油を含まないか、又はごく少量の油しか含まないため、皮膚に長期間持続する美容効果を与えることが、特に顔に長期間持続するメーキャップ効果を与えることが場合によっては困難であり、ASEANでのケースのような、日中の皮脂分泌が多い皮膚(混合肌又は脂性肌)や極端な温度及び/又は湿度条件に晒された皮膚には顕著である。長期間持続効果を改善する可能性の1つとして、油を水性粉末分散体に添加することがあり得る。しかし、油の添加は、化粧用組成物に油性層を与えるであろう。油性層は、使用しないときに、水性相と粉末相との2層の形態の化粧用組成物の審美的外観を損なう可能性がある。更に、化粧用組成物が油を含有すると、使用中に、化粧用組成物を完璧に振り混ぜても、均一な粉末分散体を形成することが難しくなる恐れがある。界面活性剤の添加は、油を水性粉末分散体中に均一に分散させるのを助け得る。しかし、これは結果としてO/W型エマルションを形成することになり、したがって皮膚、特に顔に長期間持続する美容効果を与えることは実現しなくなると考えられる。更に、界面活性剤の添加は、皮膚に望ましくない刺激を生じ得る。
USP-3438796 EP-A-227423 USP-5135812 EP-A-170439 EP-A-341002 USP-4930866 USP-5641719 EP-A-472371 EP-A-395410 EP-A-753545 EP-A-768343 EP-A-571836 EP-A-708154 EP-A-579091 USP-5411586 USP-5364467 WO 97/39066 DE-A-4225031 WO 95/17479 DE-A-19614637 EP-A-1046692
本発明の目的の1つは、水性粉末分散体であり得る、水性相及び粉体相で本質的に構成される化粧用組成物であって、当該化粧用組成物が、油又は界面活性剤を全く含有しないか、又はごく少量しか含有しない場合でも、温度及び/又は湿度が極端な条件下であっても、使用中のさっぱり感と、長期間持続するマット効果及びテカリの制御等の美容効果との両方を実現することができる、化粧用組成物を提供することである。
本明細書において「本質的に」とは、本発明の組成物が、合計で98質量%超の水性相及び粉体相、好ましくは合計で99質量%超、最も好ましくは100質量%の水性相及び粉体相を含有することを意味する。
本発明の上記の目的は、
(a)粉体相と、
(b)水性相と
を含む、化粧用組成物であって、
粘度が、2,500mPa・s以下、好ましくは1,000mPa・s以下、より好ましくは800mPa・s以下であり、
前記粉体相が、組成物の全質量に対して1質量%超の量の、パーライト、アルミニウムクロロハイドレート(Aluminium chlorohydrate)、多孔質シリカ、非晶質中空シリカ、シリル化シリカ及び炭酸マグネシウムからなる群から選択される、少なくとも1種の粉末を含む、
化粧用組成物によって達成できる。
好ましい実施形態において、前記粉体相はパーライトを含む。別の好ましい実施形態において、粉体相はパーライト及びシリル化シリカを含む。
前記粉末は、当該粉末の中央粒径が30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満、更により好ましくは15μm未満であるような粒径分布を有することが好ましい。
前記粉末は、当該粉末の粒子の90%が、55μm未満、好ましくは50μm未満、より好ましくは45μm未満であるような粒径分布を有することも好ましい。
前記粉末の量は、組成物の全質量に対して、2質量%以上、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更により好ましくは10質量%以上、最も好ましくは15質量%以上でよい。
本発明の化粧用組成物中の前記粉体相は、少なくとも1種の追加のフィラー及び/又は顔料を含んでもよい。
前記追加のフィラーは、タルク、カオリン、マイカ、固体シリカ、セリサイト、焼成タルク、焼成マイカ、焼成セリサイト、合成マイカ、オキシ塩化ビスマス、硫酸バリウム、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸水素マグネシウム、及びヒドロキシアパタイトからなる群から選択され得る。好ましい実施形態において、前記追加のフィラーは炭酸カルシウムである。
前記顔料は、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄(黒色、黄色又は赤色)、酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、フェリックブルー、及び金属粉末からなる群から選択され得、好ましくは酸化チタン、酸化鉄及びこれらの混合物から選択され得る。
本発明の化粧用組成物中の前記粉体相の量は、当該組成物の全質量に対して、3〜40質量%、好ましくは5〜35質量%、より好ましくは10〜30質量%でよい。
本発明の化粧用組成物中の前記水性相は、少なくとも1種の親水性有機溶媒を含んでもよい。
本発明の化粧用組成物中の前記水性相の量は、当該組成物の全質量に対して、30〜97質量%、好ましくは35〜85質量%、より好ましくは40〜75質量%でよい。
本発明の化粧用組成物は、少なくとも1種の油を、当該組成物の全質量に対して1質量%未満の量で含んでよい。好ましい実施形態において、前記組成物は油を一切含有しない。
本発明の化粧用組成物は、少なくとも1種の界面活性剤又はゲル化剤を、当該組成物の全質量に対して1質量%未満の量で含んでよい。好ましい実施形態において、前記組成物は界面活性剤を一切含有しない。
本発明はまた、メーキャップするための、特にマット仕上げをするための、又は皮膚の光沢(テカリ等)を低減するための化粧方法であって、本発明の化粧用組成物を適用する工程を含む、方法にも関する。
適用直前に、前記組成物を容器中で振り混ぜて、粉末を再懸濁させてもよい。
鋭意検討の結果、本発明者らは、水性相及び粉体相で本質的に構成され、使用時に水性粉末分散体であり得る、皮膚、特に顔向けの化粧用組成物であって、油又は界面活性剤を全く含有しないか、又はごく少量のみしか含有しない場合でも、少なくとも1種の選択された特定の粉末を粉体相中に取り入れることによって、温度及び/又は湿度が極端な条件下であっても、さっぱりした使用感及び長期間持続する美容効果の両方を実現できる、化粧用組成物を提供することによって上記の目的を達成できることを発見した。
したがって、本発明は、
(a)粉体相と、
(b)水性相と
を含む、化粧用組成物であって、
粘度が、2,500mPa・s以下、好ましくは1,000mPa・s以下、より好ましくは800mPa・s以下であり、
前記粉体相が、組成物の全質量に対して1質量%超の量の、パーライト、アルミニウムクロロハイドレート、多孔質シリカ、非晶質中空シリカ、シリル化シリカ及び炭酸マグネシウムからなる群から選択される、少なくとも1種の粉末を含む、
化粧用組成物に関する。
本発明の化粧用組成物は、温度及び/又は湿度が極端な条件下でも、水性相中の水によるさっぱり感と、粉体相中の選択された特定の粉末による、長期間持続する美容効果、例えば、マット効果との両方を同時にもたらすことができる。
以下に、本発明の化粧用組成物を更に詳細に説明する。
[化粧用組成物]
本発明の化粧料組成物は、
(a)粉体相と、
(b)水性相と
を含む。
使用しないとき、本発明の化粧用組成物中の粉体相及び水性相は、2つの別個の相を形成し、典型的には、水性相の層の下に粉体相の層が沈降する2層を形成する。
使用するとき、本発明の化粧用組成物を、例えば手で振り混ぜて、好ましくは水性連続相中に粉末が均一に分散する水性粉末分散体を形成することができる。
好ましい実施形態では、皮膚への適用前に、本発明の化粧用組成物を手で振り混ぜて水性粉末分散体を形成する。
本発明の化粧用組成物中の粉体相は、パーライト、アルミニウムクロロハイドレート、多孔質シリカ、非晶質中空シリカ、シリル化シリカ及び炭酸マグネシウムからなる群から選択される、少なくとも1種の粉末を含む。選択した粉末の組み合わせを使用してもよい。好ましい実施形態では、前記化粧用組成物は、少なくともパーライトを含有する。
多孔質シリカ又は非晶質中空シリカとして、以下を挙げることができる:
- 多孔質シリカミクロスフェア、とりわけ旭硝子株式会社によりSunsphere(登録商標)H53及びSunsphere(登録商標)H33(油吸収量は3.70ml/gに等しい)、Kobo社によりMSS-500-3Hの名称で販売されているもの、
- ポリジメチルシロキサン被覆非晶質シリカミクロスフェア、とりわけSA Sunsphere(登録商標)H33の名称で販売されているもの(油吸収量は2.43ml/gに等しい)、
- シリル化シリカ粉末、とりわけDow Corning社によりDow Corning VM-2270 Aerogel Fine Particlesの名称で販売されているもの(油吸収量は10.40ml/gに等しい)、
- 中空の非晶質シリカ粒子、とりわけKobo社によりSilica Shellsの名称で販売されているもの(油吸収量は5.50ml/gに等しい)、並びに
- ミネラルワックスで表面処理された沈降シリカ粉末、例えばポリエチレンワックスで処理された沈降シリカ、とりわけEvonik-Degussa社によりAcematt OR 412の名称で販売されているもの(油吸収量は3.98ml/gに等しい)。
炭酸マグネシウムとして、以下を挙げることができる:
- Buschle & Lepper社によりTipo Carbomagelの名称で販売されている製品(油吸収量は2.14ml/gに等しい)。
前記粉体相に含まれる粉末はパーライトであることが好ましい。本発明において使用できるパーライト粒子として、WORLD MINERALS社からOptimat 2550 OR、2040 OR、及び1430 ORの商標名で市販されているもの(油吸収量は2.4ml/gに等しい)を挙げることができる。
特定の実施形態において、化粧用組成物は、少なくともパーライト粉末及びシリル化シリカ粉末を含有する。
上記の選択された特定の粉末の粒子は、多孔質又は中空の構造を持つことができ、したがって、水又は皮脂等の油性物質を効果的に吸収できる。したがって、上記の選択された特定の粉末は、汗等の水及び皮脂等の油性物質に対抗して、長期間持続する美容効果、特に長期間持続するメーキャップ効果、例えば、マット効果を付与できる。
使用感等を考慮して、上記の選択された特定の粉末は、比較的小さな粒径を有することが好ましい。そのため、前記粉末は、粉末の中央粒径が30μm未満、好ましくは25μm未満、より好ましくは20μm未満、更により好ましくは15μm未満であるような粒径分布を有することが好ましい。本明細書において、「粉末の中央粒径が25μm未満である」とは、粉末粒子の50%が25μm未満の粒径を有することを意味する。粒径は、レーザー回折法によって測定することができ、この粒径は体積径に基づく。
使用感等を考慮して、上記の選択された特定の粉末は、比較的狭い粒径分布を有することも好ましい。そのため、前記粉末は、粉末粒子の90%が55μm未満、好ましくは50μm未満、より好ましくは45μm未満であるような粒径分布を有することが好ましい。
前記粉体相中の、上記の選択された特定の粉末の量は、特に限定されない。前記粉末の量は、組成物の全質量に対して、2質量%以上、好ましくは3質量%以上、より好ましくは5質量%以上、更により好ましくは10質量%以上、最も好ましくは15質量%以上でよい。上記の選択された特定の粉末の量が増えるに従い、更に優れた美容効果、特により長期間持続するメーキャップ効果、例えばより長期間持続するマット効果を与えることが可能である。更に、本発明の化粧用組成物を、皮膚、特に顔に適用した直後、即座に水分を蒸発することができ、したがって、本発明の化粧用組成物を使用する化粧方法に必要とされる時間は短縮され得る。しかし、上記の選択された特定の粉末が与える触感を考慮して、上記の選択された特定の粉末の量は、本発明の化粧用組成物の全質量に対して、1.0質量%超〜25質量%、より好ましくは2質量%〜20質量%、更により好ましくは5質量%〜15質量%の範囲であることが好ましいと考えられる。
本発明の化粧用組成物中の粉体相は、上記の選択された特定の粉末以外に、少なくとも1種の追加のフィラー及び/又は少なくとも1種の顔料を含んでもよい。
用語「フィラー」は、組成物が製造される温度に関係なく、本発明の化粧用組成物中に存在し得る液体成分に不溶性である無色又は白色の無機又は合成粒子を意味すると理解されるべきである。
前記追加のフィラーは、無機でも有機でもよく、結晶形態(例えば、薄板、立方晶系、六方晶系、斜方晶系等)に関係なく、球状又は長円形の形状であり得る。非限定的に、タルク、カオリン、マイカ、固体シリカ、セリサイト、焼成タルク、焼成マイカ、焼成セリサイト、合成マイカ、オキシ塩化ビスマス、硫酸バリウム、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸水素マグネシウム、及びヒドロキシアパタイト、ポリアミド[Nylon(登録商標)]、ポリ-β-アラニン及びポリエチレンで形成される粉末、ポリウレタンで形成される粉末、テトラフルオロエチレンポリマー[Teflon(登録商標)]で形成される粉末、ラウリルリシン、デンプン、ポリマー中空ミクロスフェア、例えばポリ(塩化ビニリデン)/アクリロニトリルのもの、例えばExpancel(登録商標)(Nobel Industrie社)、又はアクリル酸コポリマーのもの、シリコーン樹脂マイクロビーズ[例えば、Toshiba社のTospearls(登録商標)]、ポリオルガノシロキサンエラストマーで形成される粒子、或いは8から22個の炭素原子、例えば12から18個の炭素原子を有する有機カルボン酸に由来する金属石けん、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム、ラウリン酸亜鉛又はミリスチン酸マグネシウムを挙げることができる。
ポリアミド粉末として、UBE Industries社によりPomp610という名称で販売されている製品(油吸収量は2.02ml/gに等しい)を挙げることができる。
ポリマー中空ミクロスフェアとして、以下を挙げることもできる:
- Cardinal Health Technologies社によりMicrosponge 5640の名称で販売されている多孔質ポリメタクリル酸メチル/ジメタクリル酸エチレングリコール球(油吸収量は1.55ml/gに等しい)、及び
- エチレングリコールジメタクリレート/ラウリルメタクリレートコポリマー粉末、とりわけDow Corning社製のPolytrap(登録商標)6603の名称で販売されているもの(油吸収量は6.56ml/gに等しい)。
前記追加のフィラーは、無機フィラーであることが好ましい。そのため、追加のフィラーは、タルク、カオリン、マイカ、固体シリカ、セリサイト、焼成タルク、焼成マイカ、焼成セリサイト、合成マイカ、オキシ塩化ビスマス、硫酸バリウム、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、及びヒドロキシアパタイトからなる群から選択され得る。追加のフィラーとして、マイカ及び/又は炭酸カルシウムの使用が好ましい。
前記粉体相はパーライトを含有し、前記追加のフィラーは炭酸カルシウムであることが好ましい。
本発明に適した追加のフィラーは、例えば、平均粒径が100μm未満、とりわけ1から50μmの間、例えば4から20μmの間であるフィラーでよい。平均(中央)粒径は、レーザー回折法によって測定することができ、この粒径は体積径に基づく。
前記追加のフィラーは、本発明の化粧用組成物の全質量に対して、1質量%から30質量%の範囲の量で、前記粉体相中に存在することができる。一実施形態において、前記追加のフィラーは、前記組成物の全質量に対して3質量%から20質量%の範囲の量で存在することができる。本発明の更なる実施形態において、追加のフィラーは、前記組成物の全質量に対して5質量%から10質量%の範囲の量で存在することができる。
用語「顔料」は、生理的媒体に不溶性であり、組成物を着色するように意図された任意の形状の白色又は有色の無機又は有機粒子を意味すると理解されるべきである。
本発明に従って使用できる無機顔料のうち、非限定的に、任意選択により表面処理された二酸化チタン、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、並びに酸化亜鉛、(黒色、黄色又は赤色)酸化鉄又は酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物及びフェリックブルー、又はアルミニウム粉又は銅粉等の金属粉末を挙げることができる。好ましい実施形態において、前記組成物は、酸化チタン、酸化鉄又はこれらの混合物を含む。
本発明に従って使用できる有機顔料のうち、更に非限定的に、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、並びにコチニールカルミン及びバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウムベースのレーキを挙げることができる。
少なくとも1種のゴニオクロマティック顔料を使用することも可能である。この顔料は、観察の角度に応じて比較的大きな色変化を呈する。
ゴニオクロマティック顔料は、例えば、多層干渉構造の顔料及び液晶顔料から選択できる。
多層構造の場合、この構造は、例えば、少なくとも2つの層を含み得、各層は、他方の層から独立しており、又はそうでなければ、例えば、以下の物質から選択される少なくとも1種の物質で作製されている:MgF2、CeF3、ZnS、ZnSe、Si、SiO2、Ge、Te、Fe2O3、Pt、Va、Al2O3、MgO、Y2O3、S2O3、SiO、HfO2、ZrO2、CeO2、Nb2O5、Ta2O5、TiO2、Ag、Al、Au、Cu、Rb、Ti、Ta、W、Zn、MoS2、氷晶石、合金及びポリマー。
ゴニオクロマティック顔料において使用できる多層構造は、例えば、以下の構造である:Al/SiO2/Al/SiO2/Al;Cr/MgF2/Al/MgF2/Al;MoS2/SiO2/Al/SiO2/MoS2;Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3; Fe2O3/SiO2/Fe2O3/SiO2/Fe2O3; MoS2/SiO2/マイカ-酸化物/SiO2/MoS2;及びFe2O3/SiO2/マイカ-酸化物/SiO2/Fe2O3。種々の層の厚さに応じてさまざまな色を得ることが可能である。したがって、構造Fe2O3/SiO2/Al/SiO2/Fe2O3については、色は、320から350nmの範囲のSiO2層では緑がかった金色から赤味を帯びた灰色に; 380から400nmの範囲のSiO2層では赤色から金色に; 410から420nmの範囲のSiO2層ではバイオレットから緑色に; 430から440nmの範囲のSiO2層では銅色から赤色に変化する。
したがって、多層構造は、鉱物でも有機でもよい。種々の層それぞれの厚さに応じて、さまざまな色が得られる。
本明細書に開示する多層干渉構造のゴニオクロマティック顔料は、例えば、以下の文献に記載されているものである:USP-3438796、EP-A-227423、USP-5135812、EP-A-170439、EP-A-341002、USP-4930866、USP-5641719、EP-A-472371、EP-A-395410、EP-A-753545、EP-A-768343、EP-A-571836、EP-A-708154、EP-A-579091、USP-5411586、USP-5364467、WO 97/39066、DE-A-4225031、WO 95/17479、DE-A-19614637、及びこれらの組み合わせ。それらは、金属色(metallized color)のフレークの形態であることができる。
一実施形態において、多層干渉構造のゴニオクロマティック顔料は、以下の市販のゴニオクロマティック顔料から選択することができる:株式会社資生堂製のInfinite Colors、BASF社製のSicopearl Fantastico、Merck社製のColorstream、Xirallic又はXirona、及びFlex社製のColorglitter。
多層構造のゴニオクロマティック顔料として、「Sicopearl」の名称で販売されているものを挙げることができる。
例えば、特許出願EP-A-1046692に記載されている、少なくとも1種の液晶顔料を使用することも可能である。
使用できる液晶粒子には、例えば、CTFA名称ポリアクリレート-4で知られ、「Helicone(登録商標) HC Sapphire」、「Helicone(登録商標) HC Scarabeus」、「Helicone(登録商標) HC Jade」、「Helicone(登録商標) HC Maple」、「Helicone(登録商標) HC XL Sapphire」、「Helicone(登録商標) HC XL Scarabeus」、「Helicone(登録商標) HC XL Jade」及び「Helicone(登録商標) HC XL Maple」の名称でWacker社により販売されているものが含まれる。
少なくとも1種の真珠光沢顔料を使用することも可能である。用語「真珠光沢顔料」は、例えば、ある種の軟体動物の殻の中で産生された、又は別法として合成された任意の形状の虹色の粒子を意味すると理解されるべきである。
真珠光沢顔料は、チタン又はオキシ塩化ビスマスで被覆されているマイカ等の白色真珠光沢顔料、酸化鉄で被覆されているチタンマイカ、例えばフェリックブルー又は酸化クロムで被覆されているチタンマイカ、上記のタイプの有機顔料で被覆されているチタンマイカ、並びにオキシ塩化ビスマスベースの真珠光沢顔料等の着色真珠光沢顔料から選択され得る。
前記顔料は、本発明の化粧用組成物中の粉体相中に、当該組成物の全質量に対して、1質量%から30質量%の範囲の量で存在することができる。一実施形態において、顔料は、前記組成物の全質量に対して3質量%から20質量%の範囲の量で存在することができる。更なる実施形態において、顔料は、前記組成物の全質量に対して5質量%から10質量%の範囲の量で存在することができる。
本発明の化粧用組成物中の少なくとも1種の追加のフィラー及び/又は少なくとも1種の顔料は、好ましくは親水性又は疎水性の物質によって表面処理されていることが好ましい。
本発明の化粧用組成物中の前記粉体相の量は、当該組成物の全質量に対して1質量%超であり、組成物の全質量に対して、3〜40質量%、好ましくは5〜35質量%、より好ましくは10〜30質量%でよい。
本発明の化粧用組成物中の前記水性相は、少なくとも1種の親水性有機溶媒を含んでもよい。
前記親水性有機溶媒は、好ましくは水混和性である。前記親水性有機溶媒として、例えば、C1〜C4アルカノール、例えばエタノール及びイソプロパノール;ポリオール及びポリオールエーテル、例えば、グリセロール、2-ブトキシエタノール、プロピレングリコール、プロピレングリコールのモノメチルエーテル、ジエチレングリコールのモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル;並びに芳香族アルコール、例えばベンジルアルコール及びフェノキシエタノール;類似の生成物;並びにこれらの混合物を挙げることができる。
前記有機溶媒は、本発明の化粧用組成物の全質量に対して、1〜40質量%、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは10〜20質量%の範囲の量で存在してよい。
本発明の化粧用組成物中の水性相の水の量は、当該組成物の全質量に対して、30〜65質量%、好ましくは35〜60質量%、より好ましくは40〜55質量%でよい。
本発明の化粧用組成物中の水性相の水のpHは限定されないが、好ましくは4.0〜8.0、より好ましくは5.0〜7.5、更により好ましくは6.0〜7.0の範囲でよい。
本発明の化粧用組成物中の水性相の量は、当該組成物の全質量に対して、30〜97質量%、好ましくは35〜80質量%、より好ましくは40〜75質量%でよい。
本発明の化粧用組成物は、2,500mPa・s以下、好ましくは1,000mPa・s以下、より好ましくは800mPa・s以下、より好ましくは600mPa・s以下、より好ましくは400mPa・s以下、更により好ましくは200mPa・s以下の粘度を有する。
本発明の化粧用組成物は、0.8mPa・s以上、好ましくは1.0mPa・s以上、より好ましくは1.5mPa・s以上、より好ましくは2.0mPa・s以上、より好ましくは3.0mPa・s以上、更により好ましくは5.0mPa・s以上の粘度を有してよい。
粘度は、本発明の化粧用組成物を混合して均一な水性粉末分散体を形成した直後、例えば1〜10分後に、25℃で、従来からの粘度計、例えば、2番のスピンドルを装備したRheomat RM180粘度計(ProReo社により販売)を用いて、測定することができる。
本発明の化粧用組成物の低粘度は、本発明の化粧用組成物が、油、界面活性剤又はゲル化剤を含んでいない、又はごく少量しか含んでいないことを意味する。
本発明の一実施形態において、本発明の化粧用組成物は、少なくとも1種の油を、当該組成物の全質量に対して、1質量%未満、好ましくは0.1質量%未満、より好ましくは0.01質量%未満で含んでよい。本発明の化粧用組成物は、油を全く含まないことが最も好ましい。
本明細書における用語「油」とは、25℃、標準圧力下で液体形態の脂肪物質を意味する。
油は、存在する場合、動物又は植物起源の油、鉱物油、動物又は植物油以外のエステル油及び人工トリグリセリド等の合成油、シリコーン油並びに炭化水素、特に脂肪族炭化水素からなる群から選択することができる。これらの油は揮発性であっても又は不揮発性であってもよい。2種以上の油を組み合わせて使用してもよい。このため、単一の種類の油、又は異なる種類の油の組み合わせを使用することができる。
本発明の別の実施形態において、本発明の化粧用組成物は、少なくとも1種の界面活性剤又は少なくとも1種のゲル化剤を、当該組成物の全質量に対して、1質量%未満、好ましくは0.1質量%未満、より好ましくは0.01質量%未満の量で含んでよい。本発明の化粧用組成物は、界面活性剤又はゲル化剤を全く含まないことが最も好ましい。
本発明において使用される界面活性剤は、存在する場合、陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から選択することができる。2種以上の界面活性剤を組み合わせて使用してもよい。このため、単一の種類の界面活性剤、又は異なる種類の界面活性剤の組み合わせを使用することができる。好ましくは、本発明によれば、「界面活性剤」は、添加剤なしに、水で泡沫を形成することが可能である。
本発明の化粧用組成物中のゲル化剤の存在は、当該組成物の粘度の増加をもたらし、水を含む水性相の流動性のためにさっぱり感が乏しくなる傾向がある。したがって、本発明の化粧用組成物は、ゲル化剤を含まないか、又はごく少量のみしか含まないことが好ましい。
しかし、存在する場合、本発明において使用されるゲル化剤は、親水性ゲル化剤から選択することができる。2種以上の親水性ゲル化剤を組み合わせて使用してもよい。このため、単一の種類の親水性ゲル化剤、又は異なる種類の親水性ゲル化剤の組み合わせを使用することができる。親水性ゲル化剤は、本発明の化粧用組成物の水性相を濃化できる。
この親水性ゲル化剤は、例えば、以下から選択することができる:
(i)カルボキシビニルポリマー、
(ii)任意選択により架橋及び/又は中和された2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸のポリアクリルアミド及びポリマー及びコポリマー、
(iii)キサンタンガム、グアーガム、アルギネート又はセルロースポリマー等の多糖類、並びに
(iv)無機化合物。
本発明の化粧用組成物は、例えば、抗酸化剤、香料、防腐剤、中和剤、日焼け止め剤、ビタミン、保湿剤、セルフタンニング化合物及び抗しわ活性成分から選択され得る、他の任意の従来の化粧品成分を含んでいてもよい。
当然のことながら、当業者であれば、本発明の化粧用組成物の有益な特性が、想定される添加により悪影響を受けない又は実質上受けないように、この若しくはこれらの任意選択の追加の成分並びに及び/又はその量を選択するであろう。
本発明の化粧用組成物は、例えば、粉体相の成分(上記の選択された特定の粉末、追加のフィラー、追加の顔料等)を混合し、次いで撹拌しながら水性相の成分を添加し、その後、必要に応じて混合物を容器に注ぎ入れることによって調製することができる。
[化粧方法]
本発明の別の態様は、メーキャップするための、特にマット仕上げをするための、又は皮膚の光沢(テカリ等)を低減するための化粧方法であって、
本発明の化粧用組成物を適用する工程を含む、方法である。
本発明の化粧用組成物の、利用者の皮膚、特に顔への適用の仕方は限定されない。本発明の化粧用組成物は、上記のような適当な塗布器を用いて適用することが好ましい。
皮膚に適用された本発明の化粧用組成物は、乾燥工程を経ることができる。
利用者の皮膚、特に顔に適用された本発明の化粧用組成物の乾燥方法も限定されない。温風若しくは冷風を出すドライヤー、又は送風機を使用することが可能である。当然のことながら、皮膚に適用した本発明の化粧用組成物の量によっては、本発明の化粧用組成物の水性相の乾燥は体温で十分であり得るので、適用後、皮膚上の本発明の化粧用組成物を放置しておくことが可能である。
本発明の化粧方法は、上記の本発明の化粧用組成物を皮膚に適用する工程によって、皮膚、特に顔をメーキャップするために使用することができる。本発明の化粧方法によれば、さっぱり感と、長期間持続する美容効果、例えば長期間持続するメーキャップ効果との両方を利用者に与えることが可能である。そのため、皮膚のマットな外観、特に顔の光沢が低減された良好な外観は、長時間の間、持続させることができる。
本発明を、実施例によって、より詳細に説明することにする。しかし、これらは本発明の範囲を限定するものと解釈すべきでない。
(実施例1〜3)
[調製]
表1に示す実施例1〜3の以下の化粧用組成物を、表1に示す成分を混合して調製した。表に示す成分の量を表す数値は、活性原料として、全て「質量%」に基づくものである。
[評価]
(粘度)
実施例1〜3の各組成物の粘度は、粘度に応じて、2番のスピンドルを装備したRheomat RM180粘度計(ProReo社により販売)を用いて、25℃で測定した。測定は、剪断速度200rpmで、前記組成物中で10分間スピンドルを回転させた後に実施した。実施例1〜3の組成物の粘度測定値を表1に示す。
(感覚評価)
専門パネル5名が、実施例1〜3で調製した組成物を評価し、以下の基準に従ってさっぱりした使用感のスコアを記録した。
1:非常に脂っぽい
2:脂っぽい
3:中間(between oily and fresh)
4:さっぱりしている
5:非常にさっぱりしている
実施例1〜3それぞれについてのパネルによる平均スコアを表1に示す。
(マット効果)
実施例1〜3の各組成物をパネリストの顔に適用した。各組成物を顔に適用した直後、顔の正味のツヤ(net gloss)(反射光)を偏光カメラによって測定した。
適用してから30分後、顔の正味のツヤを再度、同じやり方で測定して顔のツヤを決定した。
適用直後(T0)と適用30分後(T30)の正味ツヤの差をマット値(T30-T0)として決定した。上記の方法を、それぞれ12名の専門パネルに対して実施し、マット値の平均を計算した。結果を表1に示す。
低いマット値は、化粧用組成物がより長期間持続するマット効果を持つことを示す。マット値は、9.5未満が好ましく、より好ましくは9.0未満、更に好ましくは8.0未満である。
[結果]
意外なことに、実施例1〜3は、良好な、長時間持続するマット効果に優れるだけでなく、さっぱりした使用感も与えることが判明した。
Figure 0006543575
(比較例)
水、ブチレングリコール、グリセリン、酸化チタン、カオリン、酸化鉄、カモミラエキス、及びメチルパラベンを含有するとされる、ははぎく水おしろいの名称で販売されている製品(株式会社石澤研究所により販売)と、実施例3(15%のパーライトを含む)との、実施例1〜3について上述したマット効果を、極限条件(37℃及び湿度60%)下で比較した。結果を以下に示す。
Figure 0006543575
この結果から、我々は、パーライトを含有する本発明の組成物が、極限条件(温度及び/又は湿度)下でも、粉体相中にカオリンを含有するははぎく水おしろいよりも、マット効果の面でより優れた性能を示すと結論づけた。
(実施例4〜7)
[調製]
表2に示す実施例4〜7の以下の組成物を、表2に示す成分を混合して調製した。表に示す成分の量を表す数値は、活性原料として、全て「質量%」に基づくものである。
[評価]
各組成物(実施例4〜7)をパネリストの顔(頬)に適用し、2名のパネリストによってマット効果を検査した。組成物は、実施例1の組成物のそれと同等の効果を有することが判明した。
Figure 0006543575
実施例5は、パーライトとシリル化シリカの組み合わせが、マット効果の面で更により優れた性能をもたらすことを示す。実施例6及び7は、非晶質中空シリカ及び炭酸マグネシウムそれぞれによって良好な結果を示す。

Claims (10)

  1. (a)粉体相と、
    (b)水性相と
    を含む、化粧用組成物であって、
    粘度が、2,500mPa・s以下であり、
    前記粉体相に含まれる粉末の中央粒径が30μm未満であり、
    前記粉体相が、組成物の全質量に対して1質量%超の量のパーライトを含み、
    非使用時は、前記粉体相及び前記水性相は2つの別個の相を形成し、水性相の下に粉体相が沈降する、
    化粧用組成物。
  2. 前記粉末が、粉末の中央粒径が25μm未満であるような粒径分布を有する、請求項1に記載の化粧用組成物。
  3. 前記粉末が、粉末粒子の90%が55μm未満であるような粒径分布を有する、請求項1又は2に記載の化粧用組成物。
  4. 前記粉末の量が、組成物の全質量に対して、2質量%以上である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  5. 前記粉体相が、少なくとも1種の追加のフィラー及び/又は顔料を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  6. 前記追加のフィラーが、タルク、カオリン、マイカ、固体シリカ、セリサイト、焼成タルク、焼成マイカ、焼成セリサイト、合成マイカ、オキシ塩化ビスマス、硫酸バリウム、窒化ホウ素、炭酸カルシウム、及びヒドロキシアパタイトからなる群から選択される、請求項5に記載の化粧用組成物。
  7. 前記顔料が、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化鉄(黒色、黄色又は赤色)、酸化クロム、マンガンバイオレット、ウルトラマリンブルー、クロム水和物、フェリックブルー、及び金属粉末からなる群から選択される、請求項5に記載の化粧用組成物。
  8. 前記粉体相の量が、組成物の全質量に対して、3〜40質量%である、請求項1から7のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  9. 前記水性相の量が、組成物の全質量に対して、30〜97質量%である、請求項1から8のいずれか一項に記載の化粧用組成物。
  10. メーキャップするための化粧方法であって、
    皮膚に、請求項1から9のいずれか一項に規定の化粧用組成物を適用する工程を含む、方法。
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