JP6542514B2 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザ装置に関する。
近年、さらなる大容量光通信を実現するために、位相変調光を利用したコヒーレント通信技術が検討されている。図7は、コヒーレント通信用の送信器の概略等価回路図である。図7に示されるように、送信器100内の直流電源101に接続された半導体レーザ102は、所定波長の光L11を出力する。半導体レーザ102から出力された光L11は、変調器103によって変調された後、光L12として送信器100の外部に出射される。
送信器100における半導体レーザ102として、例えば波長可変半導体レーザが用いられる。下記特許文献1に示される光学半導体装置には、波長可変半導体レーザの一例が開示されている。
米国特許第7362782号明細書
コヒーレント通信用の送信器100に用いられる半導体レーザ102によって出力される光のスペクトル線幅は、狭いこと(狭線幅)が望ましい。ここで、半導体レーザ102に入力される直流電流に重畳されるノイズは、出力される光のスペクトル線幅を劣化させる原因となる。このノイズには、直流電源101から発生するノイズと、直流電源101から半導体レーザ102までの経路である配線104に入力されるノイズとが含まれる。
図8は、ノイズ対策がなされた送信器の概略等価回路図である。図8に示されるように、直流電源101と半導体レーザ102とを互いに接続する配線104に、バイパスコンデンサ105が接続されている。このようにバイパスコンデンサ105を設けることによって、直流電源101から発生するノイズを低減できる。一方、単にバイパスコンデンサ105を配線104に接続するだけでは、配線104に入力されるノイズを十分に低減することができないことがある。
本発明は、半導体レーザチップに入力されるノイズを良好に低減できる半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る半導体レーザは、チップキャリアと、チップキャリア上に設けられ、チップ実装領域、及びチップ実装領域からそれぞれ延在する第1及び第2領域を有する第1メタライズと、チップキャリア上に設けられると共に第1メタライズと分離しており、直流電流が入力される第2メタライズと、第1メタライズにおけるチップ実装領域及び第2領域に連続して設けられたロウ材パターンと、ロウ材パターンを介してチップ実装領域に実装されると共に第2メタライズに接続される半導体レーザチップと、一方の電極が第1領域に接続され、他方の電極が第2メタライズに接続されるコンデンサと、を備える。
本発明によれば、半導体レーザチップに入力されるノイズを良好に低減できる半導体レーザ装置を提供できる。
図1は、第1実施形態に係る半導体レーザ装置を示す概略平面図である。 図2は、図1のII−II線矢視概略断面図である。 図3(a),(b)は、本実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法の一部を説明する模式平面図である。 図4(a),(b)は、本実施形態に係る半導体レーザ装置の製造方法の一部を説明する模式平面図である。 図5は、比較例に係る半導体レーザ装置の概略断面図である。 図6は、変形例に係るレーザモジュールの内部構成の一部を示す概略図である。 図7は、コヒーレント通信用の送信器の概略等価回路図である。 図8は、ノイズ対策がなされた送信器の概略等価回路図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。本願発明の一実施形態は、チップキャリアと、チップキャリア上に設けられ、チップ実装領域、及びチップ実装領域からそれぞれ延在する第1及び第2領域を有する第1メタライズと、チップキャリア上に設けられると共に第1メタライズと分離しており、直流電流が入力される第2メタライズと、第1メタライズにおけるチップ実装領域及び第2領域に連続して設けられたロウ材パターンと、ロウ材パターンを介してチップ実装領域に実装されると共に第2メタライズに接続される半導体レーザチップと、一方の電極が第1領域に接続され、他方の電極が第2メタライズに接続されるコンデンサと、を備える、半導体レーザ装置である。
この半導体レーザ装置によれば、半導体レーザチップがロウ材パターンを介してチップ実装領域に実装される際に、半導体レーザチップによって押し出される余剰なロウ材が第2領域に流動する。このため、半導体レーザチップによってチップ実装領域から張り出されるロウ材の量が抑制され、半導体レーザチップの近傍に種々の素子を配置することができる。すなわち、第2メタライズに接続されるコンデンサを、半導体レーザチップの近傍に配置できる。これにより、直流電流が流れる第2メタライズにおいて半導体レーザチップへの接続点とコンデンサとの距離を縮めることができ、半導体レーザチップに入力されるノイズをより低減できる。さらに、半導体レーザチップに接続されるコンデンサを大型化した場合であっても、半導体レーザ装置のサイズ拡大を抑制できる。このようにコンデンサを大型化した場合、第2メタライズにおける低周波数側のノイズをより低減することができる。したがって、半導体レーザチップに入力されるノイズを良好に低減できる半導体レーザ装置を提供できる。
また、コンデンサは、少なくとも第1領域と第2メタライズとの間の領域上に配置され、コンデンサの一方の電極が第1領域に接続され、他方の電極が第2メタライズに接続されてもよい。この場合、チップキャリア上における第1領域と第2メタライズとの間の領域を有効に活用することができる。
また、コンデンサは、第1領域上に配置され、コンデンサの一方の電極が第1領域に直接に接続され、他方の電極がワイヤを介して第2メタライズに接続されてもよい。この場合、チップキャリアのサイズを縮小することが可能になり、半導体レーザ装置のサイズ拡大をより抑制できる。
また、半導体レーザチップは、波長可変半導体レーザチップであってもよい。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
(実施形態)
図1は、第1実施形態に係る半導体レーザ装置を示す概略平面図である。図2は、図1のII−II線矢視断面図である。図1及び図2に示されるように、半導体レーザ装置1は、チップキャリア2と、配線パターン3〜11と、半導体レーザチップ12と、サーミスタ13と、コンデンサ14と、ワイヤW1〜W9とを備えている。
チップキャリア2は、例えばアルミナ(AlOx)又は窒化アルミニウム(AlN)等の誘電体から構成される部材である。チップキャリア2の主面2a上には、配線パターン3〜11と、半導体レーザチップ12と、サーミスタ13と、コンデンサ14と、ワイヤW1〜W9とが配置されている。チップキャリア2の主面2aと対向する裏面2bには、例えば金(Au)等の金属又は合金によって形成され、基準電位を有する基準電極層が設けられてもよい。
配線パターン3〜11は、チップキャリア2の主面2a上にパターニングされており、例えば金(Au)等の金属又は合金によって形成されるメタライズ層である。配線パターン3〜11は、互いに分離されて主面2a上に設けられている導電パターンであり、それぞれ異なる信号又は電位が入力される。例えば、配線パターン(第1メタライズ)3は接地されており、配線パターン(第2メタライズ)4には直流電流が入力される。配線パターン3は、半導体レーザチップ12が実装される帯状のチップ実装領域3aと、互いに同方向又は略同方向に沿って延在する帯状の第1領域3b及び第2領域3cと、半導体レーザ装置1の外部に接続されるパッド領域3dと、を有している。なお、本明細書における「接続」とは、電気的又は機能的に接続することを含んでおり、物理的に接続することのみに限定されない。
半導体レーザチップ12は、波長可変レーザチップであり、半導体から構成される導波路層を有している。半導体レーザチップ12は、導波路層の延在方向に沿って延びる光軸と交差する両端面から光を出射する部材である。半導体レーザチップ12は、ロウ材パターン15を介して、配線パターン3におけるチップ実装領域3a上に実装されている。ロウ材パターン15は、図1において、チップ実装領域3a及び第2領域3cの斜線ハッチングが施された領域と、チップ実装領域3aと半導体レーザチップ12とが互いに重なる領域とに設けられている。ロウ材パターン15は、例えば金属又は合金等の導電性材料を含むロウ材から構成されている。半導体レーザチップ12の裏面電極は、ロウ材パターン15を介して配線パターン3に接続されている。
半導体レーザチップ12は、半導体光アンプ(SOA:SemiconductorOptical Amplifier)領域、利得領域、及び波長制御領域を有している。SOA領域は、半導体レーザチップ12が出力する光を増幅する領域であり、SOA電極21が設けられている。このSOA電極21は、ワイヤW1,W2を介して配線パターン5に接続されている。利得領域は、半導体レーザチップ12が出力する光の利得を発生させる領域であり、利得電極22が設けられている。この利得電極22は、ワイヤW3,W4を介して配線パターン4に接続されている。波長制御領域は、半導体レーザチップ12が出力する光の波長を制御する領域であり、波長制御電極23〜25と、波長制御共通電極26とが設けられている。波長制御電極23〜25は、ワイヤW5〜W7を介して配線パターン6〜8にそれぞれ接続されている。波長制御共通電極26は、ワイヤW8を介して配線パターン9に接続されている。ワイヤW1〜W8はボンディングワイヤである。
サーミスタ13は、チップキャリア2の主面2aの温度を測定する素子であり、配線パターン10上に実装されている。サーミスタ13の測定結果によって、例えば半導体レーザチップ12の波長制御領域に設けられたヒータが制御される。サーミスタ13において、一方の電極は配線パターン10に接続されており、他方の電極はワイヤW9を介して配線パターン11に接続されている。例えば、ワイヤW9はボンディングワイヤである。
コンデンサ14は、半導体レーザチップ12と並列接続されるバイパスコンデンサであり、水平方向に一対の電極を備えている。コンデンサ14は、配線パターン3,4上及び配線パターン3,4の間の領域上に設けられている。具体的には、コンデンサ14の一方の電極は、ロウ材パターン16を介して配線パターン3の第1領域3bに接続されており、コンデンサ14の他方の電極は、ロウ材パターン17を介して配線パターン4に接続されている。ロウ材パターン16は、図1において、第1領域3bの斜線ハッチングが施された領域と、第1領域3bとコンデンサ14とが互いに重なる領域とに設けられている。ロウ材パターン17は、図1において、配線パターン4の斜線ハッチングが施された領域と、配線パターン4とコンデンサ14とが互いに重なる領域とに設けられている。ロウ材パターン16,17として、典型的には、ロウ材パターン15に用いられるロウ材よりも融点が低いロウ材が採用される。
次に、図3(a),(b)及び図4(a),(b)を用いながら半導体レーザ装置1の製造方法の一部を説明する。図3(a),(b)及び図4(a),(b)は、本実施形態に係る半導体レーザ装置1の製造方法の一部を説明する模式平面図である。
まず、図3(a)に示されるように、チップキャリア2の主面2a上に配線パターン3,4を形成する。例えば、蒸着法等によって形成した金属膜又は合金膜をパターニングすることによって、配線パターン3,4を形成する。次に、図3(b)に示されるように、配線パターン3におけるチップ実装領域3a及び第2領域3cにロウ材パターン15を連続して設ける。例えば溶融したロウ材をチップ実装領域3a及び第2領域3cに塗布又は滴下等することによって、ロウ材パターン15を形成する。
次に、図4(a)に示されるように、配線パターン3におけるチップ実装領域3aに半導体レーザチップ12を実装する。具体的には、チップ実装領域3a上のロウ材パターン15に半導体レーザチップ12を押し付けることによって、半導体レーザチップ12をチップ実装領域3a上に固定する。これにより、ロウ材パターン15は、半導体レーザチップ12の固定材として機能すると共に、半導体レーザチップ12と配線パターン3との電気的接続材として機能する。半導体レーザチップ12をロウ材パターン15に押し付けた時に張り出す余剰なロウ材の大部分は、その表面張力の影響によって、ロウ材パターン15が設けられている第2領域3cに流動する。すなわち、第2領域3cは、余剰なロウ材の溜まり場として機能する。
次に、図4(b)に示されるように、コンデンサ14を配線パターン3,4上に実装する。具体的には、第1領域3b上のロウ材パターン16及び配線パターン4上のロウ材パターン17にコンデンサ14を押し付けることによって、コンデンサ14を第1領域3b及び配線パターン4上に固定する。また、ワイヤW3を半導体レーザチップ12及び配線パターン4上に実装する。これにより、半導体レーザチップ12がワイヤW3を介して配線パターン4及びコンデンサ14に接続される。ここで、ワイヤW3と配線パターン4との接続点を、半導体レーザチップ12への接続点Pとする。
以上に説明した、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によって得られる効果について説明する。図5は、比較例に係る半導体レーザ装置の概略断面図である。図5に示される比較例の半導体レーザ装置200には、本実施形態の半導体レーザ装置1と異なり、配線パターン3に第2領域3cが設けられていない。これにより図5に示されるように、比較例の半導体レーザ装置200では、半導体レーザチップ12を実装した際に、ロウ材パターン15が設けられた領域から全方位にわたって余剰なロウ材15aが張り出される。よって、比較例に係る半導体レーザ装置200においては、張り出されたロウ材15aと種々の素子(例えばサーミスタ13及びコンデンサ14等)との短絡等を防ぐために、半導体レーザチップ12と上記素子とのマージンを大きく設定する必要がある。この設定されるマージンは、チップキャリア2の主面2a上において、例えば100μm以上である。このようにマージンを大きく設定することによって、比較例に係る半導体レーザ装置200のサイズが拡大してしまう。また、直流電流が入力される配線パターン3における半導体レーザチップ12への接続点Pとコンデンサ14との距離が大きくなってしまうおそれがある。
なお、図5に示されるように、半導体レーザチップ12をチップキャリア2上に強固に固定するために、単位面積当たりのロウ材パターン15の厚さは、コンデンサ14下部のロウ材パターン16,17の単位面積当たりの厚さよりも大きくなっている。この場合、余剰なロウ材15aの張り出しは、ロウ材パターン16,17からのロウ材の張り出しよりも大きくなる。したがって、上述したように半導体レーザチップ12と種々の素子とのマージンを大きく設定する必要がある。
これに対して、本実施形態に係る半導体レーザ装置1によれば、半導体レーザチップ12がロウ材パターン15を介してチップ実装領域3aに実装される際に、半導体レーザチップ12によって押し出される余剰なロウ材が第2領域3cに流動する。このため、半導体レーザチップ12によってチップ実装領域3aから張り出されるロウ材の量が抑制され、半導体レーザチップ12の近傍(例えば5μm〜10μm以内)にコンデンサ14等の素子を配置することができる。これにより、直流電流が流れる配線パターン4において半導体レーザチップ12への接続点Pとコンデンサ14との距離を縮めることができ、半導体レーザチップ12に入力されるノイズを比較例よりも低減できる。また、半導体レーザチップ12の近傍に配線パターン4〜11を設けることができる。これにより、ワイヤW1〜W8の長さが短くなり、電力損失の低減と、空間からワイヤW1〜W8への熱流入の抑制とに寄与する。
さらに、半導体レーザチップ12に接続されるコンデンサ14を大型化した場合であっても、半導体レーザ装置1のサイズ拡大を抑制できる。このようにコンデンサ14を大型化した場合、配線パターン4における低周波数側のノイズをより低減することができる。したがって、半導体レーザチップ12に入力されるノイズを良好に低減できる半導体レーザ装置1を提供できる。
また、コンデンサ14は、少なくとも第1領域3bと配線パターン4との間の領域上に配置され、コンデンサ14の一方の電極が第1領域3bに接続され、他方の電極が配線パターン4に接続されてもよい。この場合、チップキャリア2の主面2a上における第1領域3bと配線パターン4との間の領域を有効に活用することができる。
また、第1領域3bと第2領域3cとは、互いに略同方向に沿って延在してもよい。この場合、チップキャリア2上に設けられる半導体レーザチップ12及びコンデンサ14等の高集積化が容易になり、半導体レーザ装置1の小型化が可能になる。
また、SOA電極21はワイヤW1,W2を介して配線パターン5に接続されており、利得電極22はワイヤW3,W4を介して配線パターン4に接続されている。これにより、SOA電極21と配線パターン5との間における抵抗と、利得電極22と配線パターン4との間における抵抗とが、低減されている。
(変形例)
以下の変形例では、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1が搭載されたレーザモジュールの一例について説明する。図6は、変形例に係るレーザモジュールの内部構成の一部を示す概略図である。図6に示されるように、レーザモジュール50は、コヒーレント光を出射可能な装置であり、パッケージ51と、半導体レーザ装置1と、レンズ52と、温度制御装置(TEC:Thermo Electric Cooler)53と、半導体レーザ装置1に接続されるフィードスルー54とを有する。
パッケージ51は、例えばニッケルコバルト鉄合金(NiCoFe系)等によって形成される筐体である。パッケージ51内には、半導体レーザ装置1と、レンズ52と、温度制御装置53と、フィードスルー54とが搭載される。パッケージ51内には、レセプタクル等(図示しない)が搭載されていてもよい。
レンズ52は、半導体レーザ装置1の半導体レーザチップ12の光軸上に配置されており、半導体レーザチップ12から出力される光L1を受光する素子である。光L1はレンズ52を介することによって結合され、レーザモジュール50の外部に向かって出射される。
温度制御装置53は、半導体レーザ装置1の温度を制御する装置である。温度制御装置53が半導体レーザ装置1の温度を一定に保持することによって、半導体レーザチップ12から出力される光L1の波長が一定に保たれる。
フィードスルー54は、パッケージ51における内側の側壁から外部に亘って設けられており、外部接続用の端子であるリード54a〜54iが設けられている。フィードスルー54は、端面54Aを有し、リード54a〜リード54iは、当該端面54A上に設けられている。例えば、リード54aはワイヤW11を介して配線パターン5に接続されており、リード54bはワイヤW12を介して配線パターン9に接続されており、リード54cはワイヤW13を介して配線パターン3に接続されており、リード54dはワイヤW14を介して配線パターン8に接続されており、リード54eはワイヤW15を介して配線パターン7に接続されており、リード54fはワイヤW16を介して配線パターン6に接続されており、リード54gはワイヤW17を介して配線パターン11に接続されており、リード54hはワイヤW18を介して配線パターン10に接続されており、リード54iはワイヤW19を介して配線パターン4に接続されている。すなわち、リード54cは接地されており、リード54iには直流電流が入力される。
以上に説明した、上記実施形態に係る半導体レーザ装置1が搭載されたレーザモジュール50においても、上記実施形態と同等の効果を奏する。また、このレーザモジュール50では、半導体レーザチップ12に入力されるノイズが良好に低減されており、狭線幅のコヒーレント光を出射することができる効果が奏される。
本発明による半導体レーザ装置及びレーザモジュールは、上述した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態に記載された配線パターン3における第1領域3b及び第2領域3cは、必ずしも略同方向に沿って延在していなくてもよい。例えば、第1領域3bはチップ実装領域3aの幅方向における一端側から延在し、第2領域3cは当該幅方向における他端側から延在してもよい。この場合、チップキャリア2の主面2a上において、第1領域3bに接続されるコンデンサ14と、ロウ材パターン15が溜まる領域である第2領域3cとが、チップ実装領域3aを挟んで対向する。これにより、ロウ材が配線パターン3から溢れやすい領域である第2領域3cと、コンデンサ14との距離が遠くなるため、コンデンサ14と半導体レーザチップ12との距離をより近づけることが可能になる。
また、図1の例ではコンデンサ14は水平方向に一対の電極を備えたものであるが、その厚み方向において対向する一対の電極を備えたコンデンサであってもよい。この場合、例えばコンデンサ14は第1領域3b上に配置及び搭載され、コンデンサ14の下側の電極(一方の電極)は第1領域3bに接続される。また、コンデンサ14の上側の電極(他方の電極)は、例えばボンディングワイヤ(ワイヤ)を介して配線パターン4に接続される。これにより、この場合、チップキャリア2の主面2aを縮小することが可能になり、半導体レーザ装置1のサイズ拡大をより抑制できる。
1…半導体レーザ装置、2…チップキャリア、3…配線パターン(第1メタライズ)、3a…チップ実装領域、3b…第1領域、3c…第2領域、4…配線パターン(第2メタライズ)、12…半導体レーザチップ、13…サーミスタ、14…コンデンサ、15〜17…ロウ材パターン、50…レーザモジュール、51…パッケージ、52…レンズ、53…温度制御装置、54…フィードスルー。

Claims (2)

  1. チップキャリアと、
    前記チップキャリア上に設けられ、チップ実装領域、及び前記チップ実装領域からそれぞれ延在する第1及び第2領域を有する第1メタライズと、
    前記チップキャリア上に設けられると共に前記第1メタライズと分離しており、直流電流が入力される第2メタライズと、
    前記第1メタライズにおける前記チップ実装領域及び前記第2領域に連続して設けられたロウ材パターンと、
    前記ロウ材パターンを介して前記チップ実装領域に実装されると共に前記第2メタライズに接続される半導体レーザチップと、
    一方の電極が前記第1領域に接続され、他方の電極が前記第2メタライズに接続されるコンデンサと、を備え、
    前記第1メタライズの前記チップ実装領域は、平面視にて長方形形状を呈し、
    前記第1メタライズの前記第2領域は、平面視にて四角形状を呈し、
    前記第2領域のうち互いに平行に延在する一対の辺は、前記第2領域が延在する前記チップ実装領域の一辺に対して斜めに延在し、
    平面視にて、前記第2領域の前記一対の辺は、前記チップキャリアの一辺に対して平行に延在
    前記半導体レーザチップは、利得領域と波長制御領域とからなる波長可変半導体レーザチップであり、且つ、前記利得領域に電流を注入するための利得電極を備え、
    前記第2メタライズと前記利得電極とは、ワイヤを介して接続されており、
    平面視にて、前記第2メタライズの前記ワイヤが接続する領域と前記半導体レーザチップとの距離は、前記コンデンサの前記他方の電極と前記半導体レーザチップとの距離より小さい
    半導体レーザ装置。
  2. 前記コンデンサは、少なくとも前記第1領域と前記第2メタライズとの間の領域上に配置され、前記コンデンサの一方の電極が前記第1領域に接続され、前記他方の電極が前記第2メタライズに接続されてなる、請求項1に記載の半導体レーザ装置。
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