JP6541905B2 - ポリアミド粒子、およびポリアミド粒子の製造方法 - Google Patents

ポリアミド粒子、およびポリアミド粒子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6541905B2
JP6541905B2 JP2018568071A JP2018568071A JP6541905B2 JP 6541905 B2 JP6541905 B2 JP 6541905B2 JP 2018568071 A JP2018568071 A JP 2018568071A JP 2018568071 A JP2018568071 A JP 2018568071A JP 6541905 B2 JP6541905 B2 JP 6541905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyamide
particles
less
circularity
particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018568071A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018150835A1 (ja
Inventor
大輔 村野
大輔 村野
和行 山根
和行 山根
瑛閣 肖
瑛閣 肖
義紀 鈴木
義紀 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kureha Corp filed Critical Kureha Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6541905B2 publication Critical patent/JP6541905B2/ja
Publication of JPWO2018150835A1 publication Critical patent/JPWO2018150835A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/14Lactams
    • C08G69/24Pyrrolidones or piperidones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G69/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic amide link in the main chain of the macromolecule
    • C08G69/02Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids
    • C08G69/08Polyamides derived from amino-carboxylic acids or from polyamines and polycarboxylic acids derived from amino-carboxylic acids
    • C08G69/14Lactams
    • C08G69/16Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
    • C08J3/14Powdering or granulating by precipitation from solutions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Description

本発明は、ポリアミド粒子の粒子およびその製造方法に関する。
ポリアミド粒子は、化粧品分野および工業製品分野に限らず、幅広い分野に応用されており、種々のポリアミド粒子が開発されている。例えば、特許文献1には、外観形状が略球形であり、外表部および内部に孔を有する海綿状のポリアミド粒子が開示されている。
ポリアミド粒子の中でも、例えばポリアミド4等は生分解性のプラスチックとして知られている。中でも、ポリアミド4はその吸湿性の高さから、多用途への利用が期待されている。
WO2010/101134
「N,N’−アジピルジピロリドンの存在下におけるα−ピロリドンのアルカリ触媒重合」、谷山雅一、長岡武、高田利宏、讃山一則、工業化学雑誌、第65巻、第3号、1962年、419〜422頁
多くの用途においては、ポリアミド粒子の形状および粒径が揃っていることが望まれている。粒径をそろえるためには、得られたポリアミド粒子を粉砕して篩分するなどする方法が考えられるが、粉砕および篩分の工程が含まれることで製造が煩雑になるという問題がある。
また、ポリアミド4の用途が広がっていることに伴い、外観形状が略球形ではなく、非球状の粒子が所望される場合がある。しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ほぼ球状のポリアミド粒子を製造するための技術であり、球状のもの以外の形状の粒子を均一に製造することについては開示されていない。
そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、粒子形状のバラツキが小さい非球形状のポリアミド粒子を提供することにある。
本発明に係るポリアミド粒子は、上記課題を解決するために、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドからなり、個々の粒子の主たる形状は円形度が0.98未満の非球形状であり、円形度分布の変動係数(CV)が30%以下である構成を有している。
本発明に係るポリアミド粒子の製造方法は、上記課題を解決するために、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドを重合により得る重合工程と、上記重合工程において得られたポリアミドを熱水に溶解させる溶解工程と、上記溶解工程において得られた溶液を、撹拌しながら冷却することにより上記ポリアミドの粒子を析出させる析出工程と、を含む構成である。
本発明によれば、粒子形状のバラツキが小さい非球形状のポリアミド粒子を提供することができる。
実施例1で得られたポリアミド粒子のSEM画像の図である。スケールバーは5μmを表す。 実施例2で得られたポリアミド粒子のSEM画像の図である。スケールバーは5μmを表す。 実施例3で得られたポリアミド粒子のSEM画像の図である。スケールバーは5μmを表す。 実施例4で得られたポリアミド粒子のSEM画像の図である。スケールバーは5μmを表す。 実施例5で得られたポリアミド粒子のSEM画像の図である。スケールバーは5μmを表す。 実施例6で得られたポリアミド粒子のSEM画像の図である。スケールバーは5μmを表す。
以下、本発明に係るポリアミド粒子およびその製造方法の一実施形態について、説明する。
〔ポリアミド粒子〕
本実施形態におけるポリアミド粒子は、個々の粒子が、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドから形成される粒子である。
上記の構造単位は、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有していれば特に限定されないが、アルキレン基を1つまたは2つ有していることが好ましい。また、アミド結合を1つまたは2つ有していることが好ましい。
構造単位の繰り返し数は、ポリアミドの重量平均分子量に応じて適宜定めればよい。ポリアミドの重量平均分子量については後述する。
構造単位に含まれるアルキレン基のそれぞれは、炭素数が1以上、3以下であれば特に限定されないが、炭素数が2または3であることがより好ましく、炭素数が3であることが特に好ましい。また、アルキレン基は、直鎖状又は分枝鎖状であってもよい。
本実施形態に係る構造単位の一態様として、例えば、下記式(1)
で表される構造単位を挙げることができる。式(1)中、xは2、3または4である。
また、本実施形態に係る構造単位の他の態様として、例えば、下記式(2)
で表される構造単位を挙げることができる。式(2)中、yは2または3であり、zは2、3または4である。
ところで、本明細書では、式(1)で表される構造単位を有するポリアミドを、式(1)中のxの数に応じて「ポリアミドx」と称することがある。よって、例えば式(1)においてxが4のポリアミドであれば、「ポリアミド4」と称する。
本実施形態に係るポリアミドの重量平均分子量(Mw)は特に限定されないが、30,000以上、800,000以下であることが好ましく、50,000以上、500,000以下であることがより好ましい。ポリアミドの重量平均分子量がこの範囲内であれば、非球形状粒子が得られやすい。
本実施形態のポリアミド粒子は、個々の粒子の主たる形状は円形度0.98未満、好ましくは0.95未満、より好ましくは0.90未満の非球形状である。
本明細書において、円形度とは、個々の粒子において、ある一つの方向から粒子を観察した際の形状での外周の全長をLとし、当該形状での面積をSとした場合に、次式(3)により求められる値である。
円形度=4π・S/L ・・・(3)
また、個々の粒子の主たる形状が円形度0.98未満の非球形状であるとは、必ずしも全ての粒子において円形度が0.98未満の非球形状であることを意味しているわけではなく、円形度が0.98以上の粒子、および球形の粒子が含まれていてもよい。したがって、個々の粒子の主たる形状が円形度0.98未満の非球形状であるとは、例えば、ポリアミド粒子に含まれる個々の粒子の50%以上、または70%以上、または90%以上が、その形状が円形度0.98未満の非球形状である態様であり得る。
本明細書において、粒子が非球形状であるとは、球形状の要件を満たしていない形状である。球形状の要件とは球の真球度80以上であり、真球度が80未満の球状粒子は非球形状である。非球形状粒子としては、例えば、棒状粒子などがある。また、非球形状粒子としては、長径および短径が特定困難であるため真球度を求めることが困難な形状のものも含まれる。例えば、ダンベル形状、粒子同士が融着したものなど、凹凸形状およびこれらの何れにも該当しない不定形状のものなどの異形粒子が挙げられる。
本明細書において、真球度とは、任意に選択したポリアミド微粒子n個について、それらの短径および長径をそれぞれ測定し、次式(4)に従って算出した値である。
なお、nとしては30が好適に用いられる。
本実施形態においてポリアミド微粒子の短径および長径を正確に測定するためには、ポリアミド微粒子の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を撮影し、撮影したSEM画像からポリアミド微粒子の短径および長径を測定することが好ましい。
個々の粒子の主たる形状の円形度は0.98未満であればよいが、個々の粒子の主たる形状の円形度が0.95未満であってもよく、0.90未満であってもよい。
本実施形態においては、ポリアミド粒子の円形度分布の変動係数(以下、CV値という)は、30%以下であり、好ましくは29%以下であり、より好ましくは28%以下であり、特に好ましくは25%以下である。円形度分布のCV値が30%以下であることにより、個々の粒子が非球形であるポリアミド粒子においても、その円形度のバラツキが小さなものとなり、形状の揃った非球状粒子が得られやすい。
CV値とはポリアミド粒子の円形度分布における分散度を表したもので、たとえばフロー式粒子像分析装置(FPIA−3000:Sysmex社製)によって測定された円形度分布を基に、下記式に従って算出できる。
CV値(%)=円形度分布における標準偏差 / 円形度分布における平均値 × 100
本実施形態におけるポリアミド粒子の平均粒子径は、特に限定されないが、典型的には、1μm以上、300μm以下であり、好ましくは1μm以上、100μm以下であり、より好ましくは1μm以上、50μm以下である。なお、本実施形態におけるポリアミド粒子の個々の粒子の粒子径は、上述の円形度を求める際の形状における長径を指す。
また、本実施形態におけるポリアミド粒子では、ポリアミド粒子の粒径分布のD90/D50値が10以下であることが好ましく、8以下であることがより好ましく、5以下であることが特に好ましい。粒径分布のD90/D50値が10以下であることにより、個々の粒子が非球形であるポリアミド粒子においても、その粒子径のバラツキが小さなものとなり、粒径の揃った非球状粒子が得られやすい。
〔ポリアミド粒子の製造方法〕
次に、本実施形態に係るポリアミド粒子の製造方法について説明する。
本実施形態に係るポリアミド粒子は、ポリアミドを準備する工程、ポリアミドを熱水に溶解させる溶解工程、およびポリアミドの粒子を析出させる析出工程を経て製造されるものである。なお、本実施形態に係るポリアミド粒子の製造方法においては、ポリアミドを準備する工程として、ポリアミドを重合により得る重合工程を経る場合について説明する。
(1)重合工程
本実施形態に係る製造方法において使用するポリアミドは、上述したように、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなり、当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドであれば特に限定されるものではない。このようなポリアミドの合成方法を以下に例示する。
(第1のポリアミド合成方法)
第1のポリアミド合成方法として、ラクタム構造を有する有機化合物を原料として開環重合する方法を挙げることができる。ラクタム構造を有する有機化合物としては、例えばα−ピロリドン等を挙げることができる。また開環重合する方法は、特に限定されるものではなく、例えばバルク重合および石油系溶媒中粒子重合等の従来公知の方法を挙げることができる。
より具体的には、この方法では、例えば、上述したラクタム構造を有する有機化合物を加水分解によって開環後、脱水縮合させることでポリアミドを合成する。その際、次の手順も選択され得る。すなわち、ラクタム構造を有する有機化合物に少量の塩基を作用させてアニオン種を発生させ、そのアニオン種がラクタム構造を有する有機化合物を開環させることで鎖延長するアニオン開環重合の方法である。
(第2のポリアミド合成方法)
第2のポリアミド合成方法として、アミノ酸を自己縮合する方法を挙げることができる。アミノ酸としては、例えばグリシンおよびγ−アミノブタン酸等を挙げることができる。
より具体的には、この方法では、アミノ酸を減圧下加熱することで脱水縮合させることでポリアミドを合成する。その際、次の手順も選択される。すなわち直径0.1mm程度のポリスチレン高分子ゲルのビーズ等を固相として用い、ここにアミノ酸を結合させ、続けて縮合反応後に末端を脱保護することによって1つずつアミノ酸鎖を伸長していく、合成ペプチドの製造方法として公知であるメリーフィールド法である。
(第3のポリアミド合成方法)
第3のポリアミド合成方法として、ジアミンとジカルボン酸とを縮合する方法を挙げることができる。ジアミンとして、例えば1,2−エチレンジアミン、1,3−プロパンジアミンおよび1,4−ブチレンジアミン等を挙げることができる。またジカルボン酸として、例えばシュウ酸、マロン酸およびコハク酸等を挙げることができる。
(その他のポリアミドの合成方法)
ポリアミド3であれば、例えばアクリルアミド類の水素移動重合法によって合成してもよい。
また、ポリアミド4の合成方法は、例えば非特許文献1として挙げた「N,N’−アジピルジピロリドンの存在下におけるα−ピロリドンのアルカリ触媒重合」、谷山雅一、長岡武、高田利宏、讃山一則、工業化学雑誌、第65巻、第3号、1962年、419〜422頁に記載されている。より具体的には、次の手順によりポリアミド4を得ることができる。すなわちα−ピロリドンに少量の金属ナトリウムを作用させ、一部のα−ピロリドンについてアニオン種を発生させる。そこに開始剤としてN−アシル化ピロリドンを加えることで、ピロリドンの開環反応が連続的に進行し、ポリアミド4の塊状物を得ることができる。
(2)溶解工程
本実施形態に係る溶解工程には、上述した構成を有するポリアミドを熱水中に溶解することが含まれる。
溶解工程では、熱水中のポリアミドの濃度が0.1重量%以上、50重量%以下、好ましくは1重量%以上、30重量%以下となるように、熱水に対してポリアミドを添加することが好ましい。熱水に対するポリアミドの添加量を上記の範囲内とすることにより、非球状粒子が得られやすい。
溶解工程において、熱水の温度は100℃以上、200℃以下であることが好ましく、100℃以上、180℃以下であることがより好ましく、130℃以上、160℃以下であることが最も好ましい。熱水の温度が上記の範囲内であることは、ポリアミドの熱水への溶解性の面で好ましい。
本実施形態では、熱水にポリアミドを添加した後、熱水の温度を維持しながらポリアミドを溶解することが好ましい。また、溶解に要する時間は、熱水の温度、ポリアミドの濃度、ポリアミドの分子量により適宜決定すればよい。
なお、溶解工程としては、水にポリアミドを添加した後、所定の温度に加熱して溶解させるものであってもよい。
(3)析出工程
析出工程では、上述した溶解工程後に、熱水にポリアミドを溶解させた溶液(以下、ポリアミド溶液という)を、撹拌しながら冷却する。冷却方法としては、(i)ポリアミド溶液を室温(23℃程度)に置き、自然放冷させる手法、(ii)ポリアミド溶液を室温(23℃程度)に置き、かつ送風機等で装置あるいは容器に風をあて、風冷する手法、および(iii)装置あるいは容器を氷水浴に置き、氷冷する手法等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、周囲温度が室温(23℃程度)よりも低い環境中に置く手法などでもよい。なお、(i)〜(iii)の冷却手法に関して言えば、冷却速度は氷冷が最も速く、次いで風冷が速く、自然放冷が最も遅い。
円形度のバラツキ、粒径分布のバラツキを抑える観点からは、自然放冷により冷却する場合よりも速い冷却速度となる冷却手法で冷却することが好ましい。したがって、例えば、風冷または氷冷により冷却することが好ましい。自然放冷よりも速い速度で冷却することにより、自然放冷により冷却する場合に比べ、ポリアミド粒子における円形度のCV値が小さくなるとともに、粒径のD90/D50値が小さくなる。すなわち、自然放冷により冷却する場合に比べ、得られるポリアミド粒子の円形度および粒径のバラツキが小さくなる。また、氷冷により冷却する場合、風冷により冷却する場合に比べ、ポリアミド粒子の円形度および粒径のバラツキがより小さくなる。
本実施形態の析出工程では、ポリアミド溶液を冷却する際に撹拌を行う。撹拌速度は、ポリアミド粒子の析出時にポリアミド溶液が流動状態にあり、かつ析出したポリアミド粒子の沈降が起こらない程度であれば特に制限されるものではなく、容器の容積、ポリアミド溶液の量、溶解しているポリアミドの量等に応じて、適宜調整すればよい。
本実施形態におけるポリアミド粒子の製造方法では、上述した重合工程、溶解工程および析出工程を含むことにより、個々の粒子が非球形状であり、粒径分布および円形度分布がシャープである、すなわち粒径の大きさおよび円形度が揃ったポリアミド粒子を提供することができる。
(まとめ)
以上の通り、本発明に係るポリアミド粒子は、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドからなり、個々の粒子の主たる形状は円形度が0.98未満の非球形状であり、円形度分布の変動係数(CV)が30%以下である構成を有している。
また、本発明に係るポリアミド粒子は、粒径分布のD90/D50値が10以下であることが好ましい。
また、本発明に係るポリアミド粒子は、粒径分布のD90/D50値が5以下であることが好ましい。
また、本発明に係るポリアミド粒子において、上記構造単位は、上述の式(1)で表されることが好ましい。
また、本発明に係るポリアミド粒子において、上記構造単位は、上述の式(2)で表されることが好ましい。
本発明に係るポリアミド粒子の製造方法は、少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドを重合により得る重合工程と、上記重合工程において得られたポリアミドを熱水に溶解させる溶解工程と、上記溶解工程において得られた溶液を、撹拌しながら冷却することにより上記ポリアミドの粒子を析出させる析出工程と、を含む構成である。
また、本発明に係るポリアミド粒子の製造方法は、上記析出工程において、上記溶液を、自然放冷よりも速い冷却速度で冷却することが好ましい。
以下に実施例を示し、本発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることはいうまでもない。さらに、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、本明細書中に記載された文献の全てが参考として援用される。
(ポリアミド4の合成方法)
ポリアミド4(以下、「PA4」とも言う)は、非特許文献1に挙げた「N,N−アジピルジピロリドンの存在下におけるα−ピロリドンのアルカリ触媒重合」、谷山雅一、長岡武、高田利宏、讃山一則、工業化学雑誌、第65巻、第3号、1962年、419〜422頁に記載の合成方法にしたがって合成した。より具体的には、50℃の湯浴下で、密閉したフラスコ中に、α‐ピロリドンに1mol%の金属ナトリウム(Na)を加えた。Na溶解後、開始剤として0.1mol%のN,N’アジピルジピロリドンを加えた。するとただちに系は白濁し、まもなく撹拌困難となった。撹拌停止してから10時間後、フラスコ中に生成した塊状物を取り出して塊状物を粉砕後、アセトンで未反応物および低分子物を洗浄した。それから塊状物を乾燥させることによって、粉末状のPA4を得た。
得られたPA4の重量平均分子量(Mw)は96,000であった。この重量平均分子量は、以下の手順、分析装置および条件によって測定した。
測定手順:
トリフルオロ酢酸ナトリウムを5mMの濃度で溶解したヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)に、上記のようにして得られたPA4試料10mgを溶解させて10cmとした後、メンブレンフィルターでろ過して試料溶液を得た。この試料溶液10μLを以下に示す分析装置に注入し、後述する測定条件でPA4の重量平均分子量を測定した。
・分析装置:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)分析装置(昭和電工株式会社製、GPC104)
・測定条件:
A)SHODEX 104システム
B)カラム:昭和電工HFIP 606×2本 直列、40℃
C)5mM CFCOONa/HFIP、0.1mL/min
D)Detector:RI
E)サンプル10〜11mg/5mM CFCOONa/HFIP 10mL
F)PMMA標準物質(150 E4, 65.9 E4, 21.8 E4, 4.96 E4, 2.06 E4, 0.68 E4, 0.2 E4)による校正(PMMA換算)法。
(実施例1)
脱イオン水に対するPA4の濃度が1重量%となるように、容積1Lの耐圧容器に脱イオン水400mLおよびPA4を加え、内温150℃まで昇温した後、6時間静置した。その後、300rpmの回転速度で撹拌を行いながら、PA4が溶解している熱水が室温(23℃)となるまで、送風機で耐圧容器に風を当てながら当該熱水を冷却し、PA4微粒子が水に分散した懸濁溶液を得た。得られた懸濁溶液をろ紙によりろ取し、乾燥することでPA4微粒子を得た。
得られた粒子について、NeoScope JCM−5000(日本電子株式会社製)を用い、加速電圧:10kVおよび減圧度:Highの条件で走査型電子顕微鏡(SEM)観察を行った。SEM観察の結果、PA4微粒子は異形粒子であった(図1参照)。
(実施例2)
冷却時の撹拌の回転速度を50rpmとした以外は実施例1と同様にして、PA4微粒子を得た。
得られた粒子について、実施例1と同様にしてSEM観察を行った結果、PA4微粒子は異形粒子であった(図2参照)。
(実施例3)
脱イオン水に対するPA4の濃度が1重量%となるように、容積1Lの耐圧容器に脱イオン水400mLおよびPA4を加え、内温150℃まで昇温した後、6時間静置した。その後、300rpmの回転速度で撹拌を行いながら、PA4が溶解している熱水が室温(23℃)となるまで当該熱水を自然冷却し、PA4微粒子が水に分散した懸濁溶液を得た。得られた懸濁溶液をろ紙によりろ取し、乾燥することでPA4微粒子を得た。
得られた粒子について、実施例1と同様にしてSEM観察を行った結果、PA4微粒子は異形粒子であった(図3参照)。
(実施例4)
脱イオン水に対するPA4の濃度が1重量%となるように、容積1Lの耐圧容器に脱イオン水400mLおよびPA4を加え、内温180℃まで昇温した。次いで、100rpmの回転速度で撹拌を行いながら、PA4が溶解している熱水が室温(23℃)となるまで氷水浴で当該熱水を冷却し、PA4微粒子が水に分散した懸濁溶液を得た。得られた懸濁溶液をろ紙によりろ取し、乾燥することでPA4微粒子を得た。
得られた粒子について、実施例1と同様にしてSEM観察を行った結果、PA4微粒子は異形粒子であった(図4参照)。
(実施例5)
冷却時の撹拌の回転速度を300rpmとした以外は実施例4と同様にして、PA4微粒子を得た。
得られた粒子について、実施例1と同様にしてSEM観察を行った結果、PA4微粒子は異形粒子であった(図5参照)。
(実施例6)
冷却時の撹拌の回転速度を600rpmとした以外は実施例4と同様にして、PA4微粒子を得た。
得られた粒子について、実施例1と同様にしてSEM観察を行った結果、PA4微粒子は棒状の球状粒子であった(図6参照)。
(比較例1)
脱イオン水に対するPA4の濃度が1重量%となるように、容積1Lの耐圧容器に脱イオン水400mLおよびPA4を加え、内温150℃まで昇温した後、6時間静置した。その後、PA4が溶解している熱水が室温(23℃)となるまで、撹拌せずに当該熱水を自然冷却し、PA4微粒子が水に分散した懸濁溶液を得た。得られた懸濁溶液をろ紙によりろ取し、乾燥することでPA4微粒子を得た。
得られた粒子について、実施例1と同様にしてSEM観察を行った結果、PA4微粒子は球状粒子であった。
(円形度および粒度分布測定)
得られたPA4微粒子に脱イオン水を加え、10分間超音波処理を行った後、湿式フロー式粒子径分析装置(FPIA−3000:Sysmex社製)を用い、以下の条件にて、円形度および粒径を測定した。測定結果に基づき、円形度の平均値、CV値および粒径のD90/D50を算出した。結果を表1に示す。
測定モード :HPF
カウント方式:トータルカウント
シース液 :パーティクルシース
対物レンズ :標準(10倍)
光学システム:明視野
(真球度測定)
測定が可能であった実施例6と比較例1について、真球度の測定を行った。結果を表1に示す。
本発明は、ポリアミド4等のポリアミドが用いられる分野に利用することができる。

Claims (7)

  1. 少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドからなり、
    個々の粒子の主たる形状は円形度が0.98未満の非球形状であり、
    円形度分布の変動係数(CV)が30%以下であることを特徴とするポリアミド粒子。
  2. 粒径分布のD90/D50値が10以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリアミド粒子。
  3. 粒径分布のD90/D50値が5以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリアミド粒子。
  4. 上記構造単位は、下記式(1)
    (式(1)中、xは2、3または4である。)
    で表されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のポリアミド粒子。
  5. 上記構造単位は、下記式(2)
    (式(2)中、yは2または3であり、zは2、3または4である。)
    で表されることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のポリアミド粒子。
  6. 少なくとも1つのアルキレン基と、少なくとも1つのアミド結合とを有する構造単位の繰り返しからなるとともに当該少なくとも1つのアルキレン基のそれぞれが炭素数1以上、3以下であるポリアミドを重合により得る重合工程と、
    上記重合工程において得られたポリアミドを熱水に溶解させる溶解工程と、
    上記溶解工程において得られた溶液を、撹拌しながら冷却することにより上記ポリアミドの粒子を析出させる析出工程と、
    を含むことを特徴とするポリアミド粒子の製造方法。
  7. 上記析出工程において、上記溶液を、自然放冷よりも速い冷却速度で冷却することを特徴とする請求項6に記載のポリアミド粒子の製造方法。
JP2018568071A 2017-02-14 2018-01-25 ポリアミド粒子、およびポリアミド粒子の製造方法 Active JP6541905B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017025388 2017-02-14
JP2017025388 2017-02-14
PCT/JP2018/002214 WO2018150835A1 (ja) 2017-02-14 2018-01-25 ポリアミド粒子、およびポリアミド粒子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6541905B2 true JP6541905B2 (ja) 2019-07-10
JPWO2018150835A1 JPWO2018150835A1 (ja) 2019-07-25

Family

ID=63170620

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018568071A Active JP6541905B2 (ja) 2017-02-14 2018-01-25 ポリアミド粒子、およびポリアミド粒子の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (2) US20190375893A1 (ja)
EP (1) EP3584271B1 (ja)
JP (1) JP6541905B2 (ja)
CN (1) CN110088173B (ja)
WO (1) WO2018150835A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021095749A1 (ja) * 2019-11-11 2021-05-20 株式会社クレハ ポリアミド粒子およびその製造方法
CN117295855A (zh) 2021-06-08 2023-12-26 株式会社吴羽 单丝及其制造方法

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3076774A (en) * 1959-09-21 1963-02-05 Monsanto Chemicals Solution of polypyrrolidone in superheated water
NL136087C (ja) * 1962-01-15
US4130521A (en) * 1977-04-25 1978-12-19 Chevron Research Company Densification of polypyrrolidone
KR0127095B1 (ko) * 1994-06-28 1998-04-02 김은영 결정성 폴리아미드 구형 분말의 제조 방법
JP4528482B2 (ja) * 2002-07-18 2010-08-18 宇部興産株式会社 ポリアミド粒子及びその製造方法
JP2006328208A (ja) * 2005-05-26 2006-12-07 Daicel Degussa Ltd 真球状熱可塑性樹脂微粒子の製造法
FR2927626B1 (fr) * 2008-02-15 2011-02-25 Arkema France Poudre fine de polyamide issu de matieres renouvelables et procede de fabrication d'une telle poudre.
CN102388088B (zh) * 2009-03-05 2015-11-25 宇部兴产株式会社 聚酰胺颗粒及其制备方法
JP2012211090A (ja) * 2011-03-30 2012-11-01 Ube Industries Ltd 化粧品組成物用多孔質ポリアミド微粒子及びそれが含まれた化粧品組成物
WO2012161174A1 (ja) * 2011-05-25 2012-11-29 独立行政法人産業技術総合研究所 物性が改質された2-ピロリドンの重合体又は共重合体及びその製造方法
JP2014227471A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 宇部興産株式会社 ポリアミド微粒子の製造方法
US10138344B2 (en) * 2015-03-19 2018-11-27 Ricoh Company, Ltd. Particulate polyamide, and method for preparing the particulate polyamide
JP6819919B2 (ja) * 2015-03-19 2021-01-27 株式会社リコー ポリアミド粒子及びその製造方法
WO2017195705A1 (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 株式会社クレハ ポリアミド微粒子およびその製造方法ならびにポリアミド微粒子組成物

Also Published As

Publication number Publication date
US20190375893A1 (en) 2019-12-12
JPWO2018150835A1 (ja) 2019-07-25
CN110088173A (zh) 2019-08-02
US20210047468A1 (en) 2021-02-18
EP3584271A4 (en) 2020-06-24
EP3584271A1 (en) 2019-12-25
EP3584271B1 (en) 2021-07-28
CN110088173B (zh) 2020-08-07
WO2018150835A1 (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109563340B (zh) 包含增强剂的用于激光烧结粉末的聚酰胺共混物
Papadopoulos et al. Self-Assembly and Dynamics of Poly (γ-benzyl-L-glutamate) Peptides
CN104725635B (zh) 具有高的热氧化稳定性的聚酰亚胺粉末
Cuggino et al. Thermosensitive nanogels based on dendritic polyglycerol and N-isopropylacrylamide for biomedical applications
JP6758370B2 (ja) ポリアミド微粒子およびその製造方法ならびにポリアミド微粒子組成物
JP6541905B2 (ja) ポリアミド粒子、およびポリアミド粒子の製造方法
US20040180980A1 (en) Laser-sintering powder with PMMI, PMMA, and/or PMMI-PMMA copolymers, process for its preparation, and moldings produced from this laser-sintering powder
Zou et al. Responsive organogels formed by supramolecular self assembly of PEG-block-allyl-functionalized racemic polypeptides into β-sheet-driven polymeric ribbons
JP2002080629A (ja) ポリアミド多孔質球状粒子およびその製造方法
ES2950359T3 (es) Polvo de poliamida para procedimientos de sinterización selectivos
Niehoff et al. Elucidation of the structure of poly (γ-benzyl-l-glutamate) nanofibers and gel networks in a helicogenic solvent
Men et al. Preparation of Magnetic Microspheres Based on Poly (-Caprolactone)-Poly (Ethylene Glycol) Poly (-Caprolactone) Copolymers by Modified Solvent Diffusion Method
Liu et al. Sacrificial functional polystyrene template to prepare chitosan nanocapsules and in vitro drug release properties
Gonzalez-Ayon et al. Nanogels of poly (N-vinylcaprolactam) core and polyethyleneglycol shell by surfactant free emulsion polymerization
Gu et al. Polymeric materials in drug delivery
JP4692513B2 (ja) ポリアミド多孔質粒子の製造方法
Jayawardena et al. Evaluation of techniques used for visualisation of hydrogel morphology and determination of pore size distributions
Liu et al. Micellization and sol-gel transition of novel thermo-and pH-responsive ABC triblock copolymer synthesized by RAFT
JP4093142B2 (ja) ポリアミド多孔質粒子の製造方法
Xu et al. Synthesis and micellization of thermosensitive PNIPAAm-b-PLA amphiphilic block copolymers based on a bifunctional initiator
Yin et al. One-pot synthesis of biopolymeric hollow nanospheres by photocrosslinking
Drechsler et al. The influence of substituents on gelation and stacking order of oligoaramid–based supramolecular networks
He et al. Non-spherical assemblies of chitin nanocrystals by drop impact assembly
Murariu et al. Synthesis and self-assembly of optically active random copolymers bearing L-alanine and L-glutamic acid moieties in aqueous medium
Ferri et al. Preparation and characterization of hybrid nanoparticles based on chitosan and poly (methacryloylglycylglycine)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190509

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20190509

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20190521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6541905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250