JP6541120B1 - カード型無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バッテリーを搭載する場合に比べて維持管理の手間を削減できるとともに、所望のアンテナ特性を得やすいカード型無線装置を提供する。
【解決手段】カード型無線装置1は、第1アンテナ201及び第2アンテナ202が設けられた回路基板50と、回路基板50の表側の面を覆う表カバー61と、回路基板50の裏側の面を覆う裏カバー62と、板状のソーラーパネル310とを有する。第1アンテナ201及び第2アンテナ202とソーラーパネル310とが、回路基板50の表側の面に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信機能を備えたカード型無線装置に関するものである。
無線通信機能を備えたカード型無線装置として、RFIDなどの近距離無線通信の機能を備えたICカードが一般的に知られている。また、Bluetooth(商標)の低消費電力の近距離通信技術であるBLE(Bluetooth Low Energy)を利用して位置検出や情報配信などを行うビーコン通信の機能を備えたカード型の装置も実用化されている。
RFIDの一種であるICタグは、リーダー装置からの電波による微小な電力で動作可能であるが、一般的な無線通信回路は、より大きな電力を供給しなければ動作しない。例えばBLEの無線通信回路は、比較的小さい消費電力で動作するものの、電波により収集される微小な電力だけでは動作困難である。そのため、BLEの無線通信回路をカード型無線装置に搭載する場合は、電源供給用のバッテリーも併せて搭載する必要がある。しかしながら、バッテリーを搭載したカード型無線装置は、バッテリーの充電や交換などの維持管理が必要になるため、維持管理のためのコストが大きいという不利益がある。
他方、カード型無線装置は全体的に薄く小型であるため、アンテナの特性が周囲の物体(人体など)の影響を受けやすく、所望の特性を得ることが難しいという不利益がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、バッテリーを搭載する場合に比べて維持管理の手間を削減できるとともに、所望のアンテナ特性を得やすいカード型無線装置を提供することにある。
本発明の一態様に係るカード型無線装置は、1以上のアンテナが設けられた回路基板と、回路基板の表側の面を覆う表カバーと、回路基板の裏側の面を覆う裏カバーと、板状のソーラーパネルとを有し、アンテナとソーラーパネルとが、回路基板の表側の面に配置されている。
記カード型無線装置は、回路基板の表側の面に配置された板状の電子ペーパーを有する。
また、上記カード型無線装置は、ワイヤレス電力伝送用のコイルと、コイルを通じて供給される電気エネルギー、及び、ソーラーパネルにおいて発電される電気エネルギーを蓄積するキャパシタとを有し、コイルは、回路基板の裏側の面に配置される。
好適に、アンテナと表カバーとの間に隙間が形成されている。
好適に、2つのアンテナが、回路基板の2つの隣接した角に配置され、ソーラーパネル又は電子ペーパーが、2つの隣接した角の間において回路基板の縁に面した場所に配置される。
好適に、回路基板は、矩形の形状を持ち、ソーラーパネル及び電子ペーパーの一方が、矩形の形状における1つの辺に面した場所に配置され、ソーラーパネル及び電子ペーパーの他方が、矩形の形状において前記1つの辺に対向する他の1つの辺に面した場所に配置される。
好適に、回路基板の平面視において、アンテナが配置される表側の面の領域と重なる裏側の面の領域は、電子部品が配置されない未実装領域となっている。
好適に、上記カード型無線装置は、キャパシタに蓄積された電気エネルギーにより動作し、1以上のアンテナにおいて無線通信を行う1以上の無線通信部を含んだ回路部と、キャパシタから回路部へ電力を供給する経路に設けられた第1スイッチと、キャパシタの電圧が第1しきい電圧を超える場合に第1スイッチをオンし、キャパシタの電圧が第1しきい電圧より低い第2しきい電圧を下回る場合に第1スイッチをオフする第1スイッチ制御部とを有する。回路部は、キャパシタから供給される電力に基づいて起動した場合、1以上の無線通信部において無線通信を行うことを含む第1処理を実行し、第1処理の実行後、シャットダウン信号を出力する処理部を含み、第1スイッチ制御部は、処理部から出力されるシャットダウン信号に応じて第1スイッチをオフする。
好適に、上記カード型無線装置は、コイルを通じて伝送される電気エネルギーによりキャパシタが充電されるワイヤレス充電状態か否かを判定する判定部を有する。処理部は、判定部においてワイヤレス充電状態でないと判定される場合、第1処理を実行し、判定部においてワイヤレス充電状態であると判定される場合、電子ペーパーの書き換えが可能な第2処理を実行する。
好適に、上記カード型無線装置は、ソーラーパネルからキャパシタへ電力を供給する経路に設けられた第2スイッチと、キャパシタの電圧が第3しきい電圧を超える場合に第2スイッチをオフし、キャパシタの電圧が第4しきい電圧を下回る場合に第2スイッチをオンする第2スイッチ制御部とを有する。第3しきい電圧は、第1しきい電圧より高い電圧であり、第4しきい電圧は、第3しきい電圧より低く第1しきい電圧より高い電圧である。
本発明によれば、バッテリーを搭載する場合に比べて維持管理の手間を削減できるとともに、所望のアンテナ特性を得やすいカード型無線装置を提供できる。
図1は、本実施形態に係るカード型無線装置の構成の一例を示す図である。 図2A〜図2Cは、第1スイッチ及び第2スイッチのオンオフ状態に応じた回路部の動作状態を説明するための図である。 図3A〜図3Bは、第1スイッチ及び第2スイッチのオンオフ状態に応じた回路部の動作状態を説明するための図である。 図4Aは、カード型無線装置の外観の一例を示す斜視図であり、図4Bは、カード型無線装置の内部構造の一例を示す拡大断面図である。 図5は、回路基板の表側の面における部品とアンテナの配置の一例を示す図である。 図6は、回路基板の裏側の面における部品の配置の一例を示す図である。
図1は、本実施形態に係るカード型無線装置1の構成の一例を示す図である。図1に示すカード型無線装置1は、ソーラーパネル310と、ワイヤレス電力伝送用のコイル320と、整流部321と、キャパシタ330と、第1スイッチ341と、第2スイッチ342と、第1スイッチ制御部351と、第2スイッチ制御部352と、判定部360と、回路部100と、第1アンテナ201と、第2アンテナ202とを有する。
ソーラーパネル310は、太陽光や室内灯などの光を受けて発電するソーラーセルを有した板状の部品であり、第2スイッチ342を介してキャパシタ330に直流電流を出力する。ソーラーパネル310は、後述する回路基板50(図4B)の表側の面に配置される。
コイル320は、近接して配置されたワイヤレス給電装置(不図示)の送電側コイルとの間で電力を伝送する。送電側コイルにおいて交流磁界が発生すると、コイル320には交流磁界に応じた交流電流が流れる。整流部321は、コイル320に流れる交流電流を整流してキャパシタ330に出力する。コイル320は、回路基板50(図4B)に導体パターンとして形成されてもよいし、ディスクリート部品として回路基板50に実装されてもよい。コイル320は、回路基板50の裏側の面に配置される。
判定部360は、ワイヤレス電力伝送用のコイル320を通じて伝送される電気エネルギーによりキャパシタ330が充電されるワイヤレス充電状態か否かを判定する。例えば判定部360は、コイル320に生じる交流電流や交流電圧のレベルを検出し、検出したレベルが所定のしきい値を超える場合にワイヤレス充電状態と判定する。
キャパシタ330は、ソーラーパネル310において発電される電気エネルギー、及び、ワイヤレス電力伝送用のコイル320を通じて伝送される電気エネルギーを蓄積する。キャパシタ330は、薄い板状の形状を持っており、ソーラーパネル310と共に回路基板50の表側の面に配置される。
回路部100は、キャパシタ330に蓄積された電気エネルギーにより動作する電子回路を含んでおり、図1の例では、電源部101と、LPWA通信部111と、BLE通信部112と、処理部121と、記憶部122と、入出力部123と、電子ペーパー130とを含む。
電源部101は、キャパシタ330から供給される電圧に基づいて一定の電源電圧を発生し、回路部100の各電子回路に供給する。
LPWA通信部111は、例えばLoRa(商標)などのLPWA(low power wide area)型の通信を行う装置であり、周波数帯域としてサブGHz帯(例えば920MHz)を用いる。LPWA通信部111による伝送距離は1〜2km程度であり、後述するBLE通信部112に比べて長距離の通信が可能である。LPWA通信部111は、第1アンテナ201により無線通信を行う。
BLE通信部112は、屋内などに配置された通信機との間でBLE規格に基づくビーコン通信を行う。BLE通信部112による伝送距離は数m〜数十mであり、LPWA通信部111に比べて通信可能な距離が短い。BLE通信部112が使用する周波数帯域は2.4GHzであり、LPWA通信部111に比べて周波数が高い。BLE通信部112は、第2アンテナ202により無線通信を行う。
電子ペーパー130は、無電力若しくは微小な電力で画像の表示を保持することが可能な表示デバイスであり、板状の形状を持つ。電子ペーパー130は、回路基板50の表側の面に配置される。
処理部121は、カード型無線装置1の各部の動作を統括的に制御する装置であり、例えば記憶部122に格納されるプログラムの命令コードに従って処理を実行する1以上のコンピュータを含む。処理部121は、全ての処理をコンピュータのプログラムに従って実行してもよいし、少なくとも一部の処理を専用のハードウェア(FPGAなど)により実行してもよい。
処理部121は、キャパシタ330から供給される電力に基づいて起動した場合、LPWA通信部111及びBLE通信部112において無線通信を行うことを含む第1処理を実行する。処理部121は、この第1処理を実行した後、シャットダウン信号を出力する。
また処理部121は、判定部360においてワイヤレス充電状態でないと判定される場合に、上述した第1処理を実行する。判定部360においてワイヤレス充電状態であると判定される場合、処理部121は、電子ペーパー130の書き換えや記憶部122のプログラムのアップデートなどが可能な第2処理を実行する。第2処理は第1処理に比べて実行時の消費電力が大きいため、処理部121は、ワイヤレス給電装置から常時電力が供給された状態となるワイヤレス充電状態において第2処理を実行する。
記憶部122は、処理部121における処理の実行過程で一時的に保存されるデータや、特定の処理において繰り返し利用される定数データ、処理部121のコンピュータにおいて実行されるプログラムなどを記憶する。記憶部122は、例えば、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリを含む。
入出力部123は、処理部121と他の回路との間で信号を入出力するための回路である。例えば入出力部123は、処理部121が発生したシャットダウン信号を第1スイッチ制御部351へ出力し、判定部360の判定結果を示す信号を処理部121に入力する。
第1スイッチ341は、キャパシタ330から回路部100(電源部101)へ電力を供給する経路に設けられており、第1スイッチ制御部351の制御に従ってオン又はオフする。第1スイッチ341は、例えばトランジスタなどのスイッチ素子を含む。
第1スイッチ制御部351は、キャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1を超える場合に第1スイッチ341をオンし、キャパシタ330の電圧Vcが第2しきい電圧Vt2(Vt2<Vt1)を下回る場合に第1スイッチ341をオフする。また第1スイッチ制御部351は、処理部121から出力されるシャットダウン信号に応じて第1スイッチ341をオフする。
第2スイッチ342は、ソーラーパネル310からキャパシタ330へ電力を供給する経路に設けられており、第2スイッチ制御部352の制御に従ってオン又はオフする。第1スイッチ341は、例えばトランジスタなどのスイッチ素子を含む。
第2スイッチ制御部352は、キャパシタ330の電圧Vcが第3しきい電圧Vt3を超える場合に第2スイッチ342をオフし、キャパシタ330の電圧Vcが第4しきい電圧Vt4(Vt4<Vt3)を下回る場合に第2スイッチ342をオンする。
第1スイッチ制御部351及び第2スイッチ制御部352のしきい電圧(Vt1〜Vt4)は、以下の関係を有する。
Vt3 > Vt4 > Vt1 > Vt2 …(1)
ここで、図1に示すカード型無線装置1の動作について、図2A〜図2C及び図3A〜図3Bを参照して説明する。図2A〜図2C及び図3A〜図3Bは、第1スイッチ341及び第2スイッチ342のオンオフ状態に応じた回路部100の動作状態を説明するための図である。図2A〜図2Cはワイヤレス給電が行われていない場合を示し、図3A〜図3Bはワイヤレス給電が行われている場合を示す。
(ワイヤレス給電が行われていない場合)
図2Aは、第1スイッチ341がオフし、第2スイッチ342がオンした状態を示す。キャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1に比べて低い場合(Vt1>Vc)、第1スイッチ制御部351及び第2スイッチ制御部352は、図2Aに示すスイッチ状態を維持する。第1スイッチ341がオフしているため、回路部100の各回路の動作は停止している。また、第2スイッチ342がオンしているため、ソーラーパネル310により発電された電気エネルギーがキャパシタ330に供給され、キャパシタ330の電圧Vcが上昇する。
キャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1より高くなると、第1スイッチ制御部351が第1スイッチ341をオンするため、図2Bに示すスイッチ状態となる。キャパシタ330の電圧Vcが第2しきい電圧Vt2より高く第3しきい電圧Vt3より低い場合(Vt3>Vc>Vt2)、第1スイッチ制御部351及び第2スイッチ制御部352は、図2Bに示すスイッチ状態を維持する。
第1スイッチ341がオンすると、電源部101から回路部100の各回路に電源が供給され、処理部121が起動する。起動した処理部121は、判定部360の判定結果を確認し、ワイヤレス充電状態でないと判定されている場合に第1処理を実行する。例えば処理部121は、BLE通信部112においてビーコン通信を行い、屋内などの所定の場所に設置された他のBLE通信機(ビーコン発信機)からの受信信号の強度に基づく位置情報を取得する。処理部121は、位置情報を取得すると、BLE通信部112の動作を停止させ、LPWA通信部111を起動させる。そして処理部121は、ビーコン通信により取得した位置情報を、LPWA通信部111の無線通信によってLPWA基地局に送信する。LPWA基地局は、LPWA通信部111から送信された位置情報を、インターネットなどの通信ネットワークを介してサーバ装置に送信する。これにより、処理部121が第1処理を実行する度に、カード型無線装置1の位置情報を遠隔地のサーバ装置へ送信することが可能となる。
処理部121は、第1処理を実行した後、第1スイッチ制御部351にシャットダウン信号を出力する。シャットダウン信号を入力した第1スイッチ制御部351は、第1スイッチ341をオフする。これにより、スイッチ状態は図2Aに示す状態に戻る。第1処理を実行したことによってキャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1より低くなっていると、図2Aに示すスイッチ状態が維持され、ソーラーパネル310によりキャパシタ330が再び充電される。そして、キャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1より高くなると、再び図2Bに示すスイッチ状態となり、処理部121が第1処理を実行する。従って、ワイヤレス充電状態でない場合、カード型無線装置1は、ソーラーパネル310によってキャパシタ330を充電する動作(図2A)と、処理部121によって第1処理を実行する動作(図2B)とを交互に繰り返す。
ソーラーパネル310の発電量が大きくなるほど、図2Aに示すスイッチ状態においてキャパシタ330の電圧Vcの上昇のスピードが速くなるため、図2Aに示すスイッチ状態の期間が短くなり、第1処理の繰り返し間隔が短くなる。逆に、ソーラーパネル310の発電量が小さくなるほど第1処理の繰り返し間隔が長くなる
なお、ソーラーパネル310の発電量が大きくなると、キャパシタ330の電圧Vcが回路部100の定格電圧を超える可能性がある。そこで第2スイッチ制御部352は、キャパシタ330の電圧Vcが第3しきい電圧Vt3を超える場合、図2Cに示すように第2スイッチ342をオフする。第2スイッチ制御部352は、キャパシタ330の電圧Vcが第4しきい電圧Vt4より高い間(Vc>Vt4)、第2スイッチ342をオフ状態に維持する。第2スイッチ342がオフすると、ソーラーパネル310による充電が行われなくなるため、キャパシタ330の電圧Vcが低下する。キャパシタ330の電圧Vcが第4しきい電圧Vt4を下回ると、第2スイッチ制御部352が第2スイッチ342をオンし、図2Bに示すスイッチ状態に戻る。そして、ソーラーパネル310による充電によりキャパシタ330の電圧Vcが第3しきい電圧Vt3を超えると、第2スイッチ制御部352が再び第2スイッチ342をオフし、ソーラーパネル310による充電が停止する。このような動作が繰り返されることにより、キャパシタ330の電圧Vcが第3しきい電圧Vt3を超えて上昇し難くなるため、キャパシタ330の電圧Vcが回路部100の定格電圧を超えることを防止できる。
(ワイヤレス給電が行われている場合)
ワイヤレス給電装置によりワイヤレス給電が行われる場合、図3A及び図3Bにおいて実線で示すように、主としてワイヤレス電力伝送用のコイル320からキャパシタ330へ電力が供給される。図3Aに示すように第1スイッチ341がオフした状態で、ワイヤレス給電によりキャパシタ330が充電されると、キャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1より高くなり、図3Bに示すように第1スイッチ341がオンする。第1スイッチ341がオンすると、回路部100の各回路に電源が供給されて、処理部121が起動する。処理部121が起動したとき、判定部360の判定結果がワイヤレス充電状態を示すため、処理部121は第2処理を実行する。
第2処理では、電子ペーパー130の表示画像の書き換えや、記憶部122に記憶されるプログラムの更新、環境設定の変更などを行うことが可能となる。例えば処理部121は、第2処理を実行する場合、BLE通信部112によって任意の携帯端末装置(スマートフォンなど)と無線通信を行う。処理部121は、所定のプログラム(アプリ)を使って携帯端末装置から送信されるコマンドをBLE通信部112により受信し、受信したコマンドに応じた種々の処理(電子ペーパー130の書き換えなど)を行う。
ワイヤレス給電は、ソーラーパネル310による発電に比べて電力の供給能力が高い。そのため、ワイヤレス電力伝送用のコイル320から定常的に電力が供給されるワイヤレス充電状態では、電子ペーパー130の書き換えのような比較的消費電力の大きい処理を実行しても、キャパシタ330の電圧Vcの低下を抑制可能であり、回路部100へ安定的に電力を供給することができる。
次に、カード型無線装置1の構造について説明する。図4Aは、カード型無線装置1の外観の一例を示す斜視図である。図4Bは、カード型無線装置1の内部構造の一例を示す拡大断面図である。図5は、回路基板50の表側の面における部品とアンテナ(第1アンテナ201,第2アンテナ202)の配置の一例を示す図である。図6は、回路基板50の裏側の面における部品の配置の一例を示す図である。本実施形態に係るカード型無線装置1は、図4Aに示すように、クレジットカードなどの一般的なカードの形状(矩形の薄い板形状)を持っている。カード型無線装置1の内部には、ソーラーパネル310や電子ペーパー130などの電子部品を搭載した回路基板50が含まれる。
図4A〜図4B、図5、図6の例では、カード型無線装置1を基準とする互いに直交した3つの方向(X、Y、Z)が規定されている。X方向は、互いに逆向きのX1方向及びX2方向を含む。Y方向は、互いに逆向きのY1方向及びY2方向を含む。Z方向は、互いに逆向きのZ1方向及びZ2方向を含む。Z1側は表側とも呼ばれ、Z2側は裏側とも呼ばれる。回路基板50の表側の面及び裏側の面は、Z方向に対して垂直である。図5及び図6は、回路基板50を表側から見た図である。ただし、図6は、回路基板50の裏側の面における部品や領域を表側から透視しているように図解したものである。
回路基板50は、図4Bに示すように、表側の面が表カバー61により覆われ、裏側の面が裏カバー62により覆われている。表カバー61は接着層41によって回路基板50の表側の面に接着され、裏カバー62は接着層42によって回路基板50の裏側の面に接着される。図4Bに示すように、回路部100を構成するICチップなどの回路部品70は、主として回路基板50の裏側の面に配置される。回路基板50は、例えば多層基板であり、図4Bの例では4つの層(51〜54)を持つ。第1層51が表側に位置し、第4層54が裏側に位置し、第1層51と第4層54との間に第2層52及び第3層53が位置する。
表カバー61は、例えば透明な材料(合成樹脂など)で形成される。表カバー61は、ソーラーパネル310や電子ペーパー130が位置する場所(図4Aの点線で表す場所)では透明になっているが、他の場所では印刷処理などによって不透明になっている。
回路基板50は、図5及び図6に示すように、カード型無線装置1の外形とほぼ同じ矩形の形状を持つ。図5及び図6において、「501」及び「502」は矩形形状の短辺を示し、「503」及び「504」は矩形形状の長辺を示す。また、「511」は短辺501と長辺503とが交わる角を示し、「512」は短辺501と長辺504とが交わる角を示し、「513」は短辺502と長辺504とが交わる角を示し、「514」は短辺502と長辺503とが交わる角を示す。短辺501及び502はY方向に対して平行であり、短辺501が短辺502よりX1側に位置する。長辺503及び504はX方向に対して平行であり、長辺503が長辺504よりY1側に位置する。
第1アンテナ201及び第2アンテナ202は、図5に示すように回路基板50の表側の面に設けられており、例えば回路基板50の第1層51に導体パターンとして形成される。
これらのアンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)と表カバー61との間には、図4Bに示すような隙間80が形成される。隙間80は、アンテナを構成する導体パターンに沿って形成されてもよいし、導体パターンを含んだ回路基板50の一定の範囲に広がって形成されてもよい。アンテナと表カバー61との間に隙間80が存在することにより、接着層41などの構成部材がアンテナに近接する物体(誘電体など)としてアンテナの特性に影響を与え難くなるため、所望のアンテナの特性が得られやすくなる。
図5の例において、LPWA通信部111の第1アンテナ201は、回路基板50の角511に配置される。第1アンテナ201は、回路基板50の角511に沿ってL字状に曲がっているとともに、回路基板50の縁(短辺501)に沿った方向(Y2方向)から当該縁(短辺501)に対して離れる方向(X2方向)へL字状に曲っている。すなわち第1アンテナ201は、長辺503に沿って伸びた導体部分201Cと、短辺501に沿って伸びた導体部分201Bと、短辺501から離れる方向に伸びた導体部分201Aとを有している。導体部分201Bの一端と導体部分201Cの一端とが角511においてL字状に交わり、導体部分201Bの他端と導体部分201Aの一端とが短辺501の中間部においてL字状に交わっている。LPWA通信部111の送信出力及び受信入力は、導体部分201Aの他端に接続される。
また図5の例において、BLE通信部112の第2アンテナ202は、回路基板50の角514に配置される。第2アンテナ202は、回路基板50の角514に沿ってL字状に曲っている。すなわち第2アンテナ202は、長辺503に沿って伸びた導体部分202Bと、短辺502に沿って伸びた導体部分202Aとを有しており、導体部分202Bの一端と導体部分202Aの一端とが角514においてL字状に交わっている。BLE通信部112の送信出力及び受信入力は、導体部分202Aの他端に接続される。
図5に示すように、ソーラーパネル310及び電子ペーパー130は、回路基板50の表側の面に配置される。電子ペーパー130は、2つのアンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)が配置される2つの隣接した角(角511、514)の間において、回路基板50の縁(長辺503)に面した場所に配置される。ソーラーパネル310は、長辺503に対向する長辺504に面した場所に配置される。
また図5の例において、薄い板状の部品であるキャパシタ330も、回路基板50の表側の面に配置される。キャパシタ330は、長辺504と短辺502とに面しており、ソーラーパネル310は、長辺504と短辺501とに面している。
図6における「B1」は、回路基板50の平面視において第1アンテナ201が配置される表側の面の領域と重なる裏側の面の領域を示す。また、図6における「B2」は、回路基板50の平面視において第2アンテナ202が配置される表側の面の領域と重なる裏側の面の領域を示す。この領域B1、B2は、電子部品70が配置されない未実装領域となっており、導体パターンも形成されない。これにより、電子部品70や導体パターンがアンテナの特性に影響を与え難くなるため、所望のアンテナの特性が得られやすくなる。
図6における「A1」「A2」は、電子部品70が配置される領域を示す。ワイヤレス電力伝送用のコイル320は、図6に示すように、回路基板50の裏側の面に配置される。図6の例において、コイル320は長辺504に近い場所に配置される。
上述した構成を有するカード型無線装置1によれば、次に述べるような効果が得られる。
(1) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、ソーラーパネル310により発電された電力に基づいて、LPWA通信部111やBLE通信部112による無線通信が行われる。これにより、バッテリーの充電や交換を行う必要がないため、バッテリーを搭載した従来のカード型無線装置に比べて維持管理の手間を大幅に削減できる。
(2) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)とソーラーパネル310とが回路基板50の同一の面(表側の面)に配置される。そのため、カード型無線装置1の表側付近に遮光物がない状態とした場合、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)の特性に影響を与え得る物体(人体など)も回路基板50の表側付近に位置しない状態となり、所望のアンテナ特性を得やすくなる。すなわち、ソーラーパネル310の受光面付近に遮光物が位置しない状態とすることで、ソーラーパネル310における発電量を高めつつ、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)において所望の特性を得やすくすることができる。
(3) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)が設けられた回路基板50の表側の面に、板状のソーラーパネル310が配置される。これにより、回路基板50の表側の面を覆う表カバー61とアンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)とを、少なくとも板状のソーラーパネル310の厚み分だけ安定的に離間させることができる。表カバー61とアンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)とが離間することによって、表カバー61の電気的特性(誘電率など)がアンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)の特性に影響を与え難くなるため、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)において所望の特性を得やすくなる。
(4) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、回路基板50の表側の面に電子ペーパー130が配置される。そのため、ソーラーパネル310の受光面付近に遮光物が位置しない状態とすることで、ソーラーパネル310における発電量を高めつつ、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)において所望の特性を得やすくすることができるとともに、電子ペーパー130の表示画像を視認しやすくすることができる。また、電子ペーパー130が板状であることにより、表カバー61とアンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)とをより安定的に離間させることが可能となる。
(5) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、ソーラーパネル310において発電される電気エネルギーを蓄積するためのキャパシタ330において、ワイヤレス電力伝送用のコイル320を通じて伝送される電気エネルギーも蓄積される。そのため、バッテリーに比べて静電容量が小さいキャパシタ330を用いながら、電子ペーパー130の書き換え処理のような比較的大きな電力を要する処理を実行できる。
(6) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、回路基板50の裏側の面にワイヤレス電力伝送用のコイル320が配置されている。そのため、カード型無線装置1の表側の面において電子ペーパー130の表示画像を確認しながら、カード型無線装置1の裏側の面にワイヤレス給電装置を近接させてワイヤレス給電を行うことができる。
(7) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、アンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)と表カバー61との間に隙間80が形成されている。これにより、接着層41などの構成部材がアンテナに近接する物体(誘電体など)としてアンテナの特性に影響を与え難くなるため、所望のアンテナの特性が更に得られやすくなる。
(8) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、2つのアンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)が配置される2つの隣接した角(角511、514)の間において、回路基板50の縁(長辺503)に面した場所に板状の電子ペーパー130が配置される。これにより、2つの隣接した角(角511、514)の間において、回路基板50の表側の面と表カバー61とを、少なくとも電子ペーパー130の厚み分だけ確実に離間させることができる。そのため、2つのアンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)の各々において、表カバー61との間に安定した隙間80を形成できる。
(9) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、回路基板50の角(511、512)に沿ってL字状にアンテナ(第1アンテナ210、第2アンテナ220)が曲がっているため、アンテナが特定の方向へ指向性を持ち難くすることができる。これにより、カード型無線装置1の向きや姿勢などに応じた送受信の性能のばらつきを抑えることができる。
(10) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、回路基板50の矩形の形状における1つの辺(長辺503)に面した場所に板状の電子ペーパー130が配置され、当該1つの辺(長辺503)に対向する他の1つの辺(長辺504)に面した場所に板状のソーラーパネル310が配置される。これにより、矩形の形状における対向した2つの辺のそれぞれにおいて、板状の部品(電子ペーパー130、ソーラーパネル310)が回路基板50と表カバー61との間に介在するため、回路基板50の表側の面と表カバー61とを広い範囲に渡って確実に離間させることができる。従って、アンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)と表カバー61との間により安定した隙間80を形成できる。
(11) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、回路基板50の平面視においてアンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)が配置される表側の面の領域と重なる裏側の面の領域(B1、B2)が未実装領域となっており、電子部品70や導体パターンが配置されていない。これにより、電子部品70や導体パターンがアンテナの特性に影響を与え難くなるため、所望のアンテナの特性が得られやすくなる。
(12) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、キャパシタ330の電圧Vcが第1しきい電圧Vt1を超えた場合、第1スイッチ341がオンし、キャパシタ330から回路部100に電力が供給されて回路部100が起動する。また、キャパシタ330の電圧Vcが第2しきい電圧Vt2を下回った場合、第1スイッチ341がオフし、キャパシタ330から回路部100への電力供給が停止されて回路部100の動作が停止する。これにより、キャパシタ330の電圧Vcが少なくとも第2しきい電圧Vt2より高い状態で、回路部100を安定的に動作させることができる。また、第2しきい電圧Vt2が第1しきい電圧Vt1より低い電圧に設定されるため、第1しきい電圧Vt1付近におけるキャパシタ330の電圧Vcの僅かな変化によって第1スイッチ341のオンオフが頻繁に繰り返されることを防止できる。
(13) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、キャパシタ330から供給される電力に基づいて処理部121が起動すると、LPWA通信部111及びBLE通信部112において無線通信を行うことを含む第1処理が実行される。また、第1処理の実行後、処理部121から出力されるシャットダウン信号に応じて第1スイッチ341がオフし、キャパシタ330から回路部100への電力供給が停止される。これにより、キャパシタ330に蓄積される電気エネルギーを効率的に使用して、第1処理を反復的に実行することができる。
(14) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、ワイヤレス電力伝送用のコイル320を通じて伝送される電気エネルギーによりキャパシタ330が充電されるワイヤレス充電状態か否かが、判定部360により判定され、ワイヤレス充電状態でないと判定された場合、第1処理が実行される。判定部360によりワイヤレス充電状態であると判定された場合は、電子ペーパー130の書き換えが可能な第2処理が実行される。これにより、ワイヤレス給電装置を用いてワイヤレス給電を行うことを条件に、電子ペーパー130の書き換えが可能になるため、処理に必要な電力が不足した状態(非ワイヤレス充電状態)で電子ペーパー130の書き換えが実行されることを防止できる。
(15) 本実施形態に係るカード型無線装置1では、キャパシタ330の電圧Vcが第3しきい電圧Vt3を超えた場合、第2スイッチ342がオフし、ソーラーパネル310からキャパシタ330への電力供給が停止される。また、キャパシタ330の電圧Vcが第4しきい電圧Vt4を下回った場合、第2スイッチ342がオンし、ソーラーパネル310からキャパシタ330への電力供給が再開される。これにより、ソーラーパネル310の発電量が比較的大きい場合において、キャパシタ330の電圧Vcが第3しきい電圧Vt3を超えて上昇することを効果的に抑制できる。また、第4しきい電圧Vt4が第3しきい電圧Vt3より低い電圧に設定されるため、第3しきい電圧Vt3付近におけるキャパシタ330の電圧Vcの僅かな変化によって第2スイッチ342のオンオフが頻繁に繰り返されることを防止できる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲又はその均等範囲において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
例えば、上述した実施形態における各無線通信部の通信方式は一例であり、それぞれ他の通信方式であってもよい。
また、上述した実施形態の例では、回路基板に2つのアンテナが設けられているが、本実施形態の他の例では、回路基板に設けられるアンテナが1つのみでもよいし、3以上でもよい。
図5に示す回路基板50の配置の例では、2つのアンテナ(第1アンテナ201、第2アンテナ202)の間に電子ペーパー130が配置されているが、本実施形態の他の例では、電子ペーパー130とソーラーパネル310の配置を入れ替えてもよい。
1…カード型無線装置、100…回路部、101…電源部、111…LPWA通信部、112…BLE通信部、121…処理部、122…記憶部、123…入出力部、130…電子ペーパー、201…第1アンテナ、202…第2アンテナ、310…ソーラーパネル、320…ワイヤレス電力伝送用のコイル、321…整流部、330…キャパシタ、341…第1スイッチ、342…第2スイッチ、351…第1スイッチ制御部、352…第2スイッチ制御部、360…判定部、41,42…接着層、50…回路基板、61…表カバー、62…裏カバー、70…電子部品、80…隙間

Claims (8)

  1. 1以上のアンテナが設けられた回路基板と、
    前記回路基板の表側の面を覆う表カバーと、
    前記回路基板の裏側の面を覆う裏カバーと、
    板状のソーラーパネルと
    板状の電子ペーパーと、
    ワイヤレス電力伝送用のコイルと、
    前記コイルを通じて伝送される電気エネルギー、及び、前記ソーラーパネルにおいて発電される電気エネルギーを蓄積するキャパシタとを有し、
    前記アンテナと前記ソーラーパネルと前記電子ペーパーとが、前記回路基板の前記表側の面に配置され、
    前記コイルは、前記回路基板の前記裏側の面に配置される、
    カード型無線装置。
  2. 前記アンテナと前記表カバーとの間に隙間が形成されている、
    請求項に記載のカード型無線装置。
  3. 2つの前記アンテナが、前記回路基板の2つの隣接した角に配置され、
    前記ソーラーパネル又は前記電子ペーパーが、前記2つの隣接した角の間において前記回路基板の縁に面した場所に配置される、
    請求項に記載のカード型無線装置。
  4. 前記回路基板は、矩形の形状を持ち、
    前記ソーラーパネル及び前記電子ペーパーの一方が、前記矩形の形状における1つの辺に面した場所に配置され、
    前記ソーラーパネル及び前記電子ペーパーの他方が、前記矩形の形状において前記1つの辺に対向する他の1つの辺に面した場所に配置される、
    請求項に記載のカード型無線装置。
  5. 前記回路基板の平面視において、前記アンテナが配置される前記表側の面の領域と重なる前記裏側の面の領域は、電子部品が配置されない未実装領域となっている、
    請求項に記載のカード型無線装置。
  6. 前記キャパシタに蓄積された電気エネルギーにより動作し、1以上の前記アンテナにおいて無線通信を行う1以上の無線通信部を含んだ回路部と、
    前記キャパシタから前記回路部へ電力を供給する経路に設けられた第1スイッチと、
    前記キャパシタの電圧が第1しきい電圧を超える場合に前記第1スイッチをオンし、前記キャパシタの電圧が前記第1しきい電圧より低い第2しきい電圧を下回る場合に前記第1スイッチをオフする第1スイッチ制御部とを有し、
    前記回路部は、前記キャパシタから供給される電力に基づいて起動した場合、1以上の前記無線通信部において無線通信を行うことを含む第1処理を実行し、前記第1処理の実行後、シャットダウン信号を出力する処理部を含み、
    前記第1スイッチ制御部は、前記処理部から出力される前記シャットダウン信号に応じて前記第1スイッチをオフする、
    請求項のいずれか一項に記載のカード型無線装置。
  7. 前記コイルを通じて伝送される電気エネルギーにより前記キャパシタが充電されるワイヤレス充電状態か否かを判定する判定部を有し、
    前記処理部は、
    前記判定部においてワイヤレス充電状態でないと判定される場合、前記第1処理を実行し、
    前記判定部においてワイヤレス充電状態であると判定される場合、前記電子ペーパーの書き換えが可能な第2処理を実行する、
    請求項に記載のカード型無線装置。
  8. 前記ソーラーパネルから前記キャパシタへ電力を供給する経路に設けられた第2スイッチと、
    前記キャパシタの電圧が第3しきい電圧を超える場合に前記第2スイッチをオフし、前記キャパシタの電圧が第4しきい電圧を下回る場合に前記第2スイッチをオンする第2スイッチ制御部とを有し、
    前記第3しきい電圧は、前記第1しきい電圧より高い電圧であり、
    前記第4しきい電圧は、前記第3しきい電圧より低く前記第1しきい電圧より高い電圧である、
    請求項又はに記載のカード型無線装置。
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