JP6540567B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来、電線の端末部に接続された端子金具が収容されるハウジングに、電線の動きを抑制する電線保持部材が組み付けられているコネクタが知られている。例えば下記特許文献1に記載されたコネクタの電線保持部材は、並設された複数のキャビティを幅方向に横切る本体部と、本体部からハウジングへの組み付け方向に延出する一対の係止アームとを有している。電線保持部材は、ハウジングの上面側に組み付けられるものであり、ハウジングには、電線保持部材が組み付けられる連通空間が形成されている。連通空間の左右両面には、一対の係止アームに設けられた係止突起が係止可能な本係止用突起が突設されている。電線保持部材を連通空間内に差し込むと、一対の係止アームが連通空間の左右両側面に接触して内側に弾性撓みし、組み付け完了時には外側に弾性復帰して本係止突起に係止するようになっている。
特許第4893452号公報
しかしながら、上記のような構成では、本係止突起がハウジングの内面に形成されているので、係止突起と本係止突起とが正規の係止状態に至っているかを確認し難いという問題がある。また、電線が引き上げられて電線保持部材の本体部に上向きの力が加わると、一対の係止アームが内側へ変位し、係止突起が本係止突起から外れてしまう虞を生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、電線保持部材とハウジングとの係止状態を容易に確認することができ、またハウジングに対する電線保持部材の係止力を向上することが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、電線の端末部に接続された端子金具が収容されるキャビティを有するハウジングと、前記ハウジングの一面側に開口する組付部に組み付けられる電線保持部材と、を有し、前記電線保持部材が、前記キャビティを幅方向に横切る本体部と、前記本体部から前記ハウジングへの組み付け方向に延出する一対の係止アームと、を有し、前記一対の係止アームの内側には、前記ハウジングの外面のうち前記一面側とは反対の他面側に係止する係止部が突出して設けられているものである。
本発明によれば、電線保持部材の係止部がハウジングの外面に係止するから、電線保持部材とハウジングとの係止状態を視認しやすい。また、係止部が一対の係止アームの内側に突出しているから、電線保持部材の本体部に組み付け方向と逆向きの力が加わって一対の係止アームが内側へ変位しても、係止部が外れる虞が無い。
実施例1におけるコネクタを示す斜視図 コネクタを示す側面図 コネクタを示す平面図 コネクタを示す断面図 電線保持部材を示す斜視図 電線保持部材を示す正面図 電線保持部材が組み付け途中にある状態のコネクタを示す斜視図 電線保持部材が組み付け途中にある状態のコネクタを示す底面図 電線保持部材が組み付け途中にある状態のコネクタを示す断面図 電線保持部材の組み付けが完了した状態のコネクタを示す底面図 電線保持部材の組み付けが完了した状態のコネクタを示す断面図 実施例2におけるコネクタを示す断面図 実施例3におけるコネクタを示す断面図 実施例4におけるコネクタを示す断面図 実施例5におけるコネクタを示す断面図
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明のコネクタは、前記一対の係止アームが、前記ハウジングへの組み付け途中では外側に弾性撓みし、組み付け完了時には内側に弾性復帰するものとされ、前記ハウジングが、前記係止アームの弾性撓みを許容する撓み許容窓を有して、前記係止アームの外側に位置する外壁部を備えているものとしてもよい。
このような構成によれば、電線保持部材の組み付け途中には係止アームが撓み許容窓に入って弾性撓みし、組み付け完了時には係止アームが弾性復帰して外壁部の内側に位置するから、係止アームが外側に剥き出しになることを防いで、係止アームを保護することができる。
また、本発明のコネクタは、前記ハウジングが、前記電線保持部材の組み付け途中においては前記係止部を前記他面側から覆い、前記電線保持部材の組み付け完了時においては前記係止部を前記他面側に開放する覆壁部を有しているものとしてもよい。
このような構成によれば、電線保持部材の組み付け途中では係止部が覆壁部に隠れ、組み付け完了時には係止部が覆壁部に隠れないで他面側から見えるから、係止部が他面側から見えるか否かで、係止部の係止状態を容易に確認することができる。
また、本発明のコネクタは、前記ハウジングが、前記キャビティのうち前記電線保持部材の本体部と対向する面に、凹凸形状をなす凹凸部を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、凹凸部の突部が電線の絶縁被覆に食い込んだ状態になるので、電線の動きを確実に規制することができる。
また、本発明のコネクタは、前記電線保持部材が、前記本体部のうち前記キャビティに臨む面に設けられた弾性部を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、弾性部が強い摩擦力を生じることによって、電線の動きをより確実に規制することができる。
また、本発明のコネクタは、前記電線保持部材が、前記電線を包み込むような形状をなして前記電線を押さえる押え部を有しているものとしてもよい。このような構成によれば、押え部が、幅方向に電線を抑え込むことによって、電線の動きをより確実に抑制することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図11を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例におけるコネクタCは、電線Wの端末部に接続された端子金具10が収容されるハウジング20と、ハウジング20に組み付けられて電線Wの動きを抑制する電線保持部材40とを備えている。端子金具10は、図4に示すように、前後方向に細長く、略前半部分が相手側端子金具Tが接続される端子接続部11とされ、略後半部分が電線Wの端末部に圧着されるオープンバレル状の電線接続部12とされている。
以下、各構成部材において、図1における左下側(コネクタCの図示しない相手側コネクタとの嵌合面側)を前方、右上側を後方とし、図1における上側(電線保持部材40が組み付けられる側)を上方、下側を下方として説明する。
ハウジング20は、合成樹脂製であって、端子金具10が個別に収容されるキャビティ21が設けられた端子収容部22を備えている。端子収容部22は、扁平なブロック形状をなし、複数室(本実施例では3室)のキャビティ21が幅方向に並んで設けられている。キャビティ21は、前後方向に細長く、端子金具10が後方から挿入されるようになっている。キャビティ21に端子金具10が正規挿入された状態では、電線Wはキャビティ21の後部に配される(図4参照)。端子収容部22の上面には、コネクタ同士をロックするためのロックアーム23が、前後方向に延びて設けられている。
端子収容部22の後端部(ロックアーム23よりも後側の部分)には、電線保持部材40が組み付けられる組付部24が設けられている。組付部24は、端子収容部22の上面側に開口するとともに全てのキャビティ21に連通して形成されている。組付部24は、電線保持部材40が上方から下方へ押し込まれて組み付けられる空間を有する。
組付部24の幅方向における両端部には、図1及び図2に示すように、電線保持部材40の両外側に位置する外壁部25および下側に位置する覆壁部26が設けられている。外壁部25および覆壁部26については、後ほど詳しく説明する。
電線保持部材40は、ハウジング20の上面(一面)側に組み付けられるものである。電線保持部材40は、図11に示すように、キャビティ21を幅方向に横切る本体部41と、本体部41からハウジング20への組み付け方向に延出する一対の係止アーム42とを有している。
本体部41の上面には、複数(本実施例では左右一対)のリブ43が突出形成されている。リブ43は、本体部41の幅方向における中心を基準にして左右対称に設けられている。
本体部41の左右両端部には、電線保持部材40の組付部24への押し込み動作を制限するストッパ部44が設けられている。ストッパ部44は、本体部41の上面から上方へ立ち上がるとともに、本体部41から幅方向の外側へ突出している。
本体部41の下面には、電線Wを押さえる押え部45が設けられている。押え部45は、各キャビティ21と個別に対応して複数が本体部41の下面に突出形成されている。複数の押え部45のうち幅方向の中心に位置する押え部45は、上面側に形成された一対のリブ43の間に位置し、両側に位置する押え部45は、リブ43と一部が重なりつつリブ43よりも外側に位置している。
各押え部45の下面には、図4に示すように、凹凸形状をなして電線Wに食い込む押圧部46が形成されている。押圧部46は、前後方向に交互に連続して形成された複数の山部46Aと谷部46Bとを有している。各山部46Aは、側方から見て三角形状をなしている。
一対の係止アーム42は、図6に示すように、本体部41から片持ち状をなして下方へ延出している。一対の係止アーム42は、ハウジング20への組み付け途中においては、図9に示すように、ハウジング20に当接して外側に弾性撓みし、組み付け完了時には、図11に示すように、内側に弾性復帰してハウジング20に係止するものとされている。一対の係止アーム42は、ハウジング20の端子収容部22の両側を挟み込み可能とされている。
一対の係止アーム42の内側には、図11に示すように、ハウジング20に係止する係止部47が設けられている。係止部47は、係止アーム42の下端部に設けられ、内方(一対の係止アーム42の対向方向)に突出している。一対の係止部47は、ハウジング20の下面側(外面のうち一面側とは反対側の他面側)に係止するようになっている。係止部47の下面には傾斜面48が形成され、上面には、ハウジング20の下面に係止する係止面49が形成されている。
ハウジング20の下面には、電線保持部材40の係止部47が外側から入り込み可能な段差部27が設けられている。段差部27は、端子収容部22の幅方向における両端角部(キャビティ21の下壁の両端角部)に凹み形成されている。段差部27は、略方形断面をなしている。段差部27の上下方向の寸法は、係止部47の上下方向の寸法と同等とされている。
段差部27の上面には、係止部47が係止する係止受け部28が設けられている。係止受け部28は、上下方向に対して略直角をなす面とされている。
ハウジング20は、係止アーム42の外側に位置する外壁部25を備えている(図1参照)。外壁部25は、係止アーム42の弾性撓みを許容する撓み許容窓31の全周を囲う略方形の枠状をなしている。
外壁部25は、撓み許容窓31の上側に前後方向に掛け渡されている上枠部32と、上枠部32の前後両端部から下方に延びている前後一対の縦枠部33と、前後一対の縦枠部33の下端部を連結している下枠部34とを備えている。なお、下枠部34の下面には、後端から前方に向かって次第に下枠部34の上下方向の寸法が増すように傾斜した傾斜部36が形成されている。
上枠部32の上面には、電線保持部材40の組み付け完了時に、ストッパ部44が上方から当接するようになっている。上枠部32の前後両側には、一対の立設部35が上方へ突出して設けられている。一対の立設部35は、図2に示すように、上枠部32の上面に係止したストッパ部44の上面と同等の高さ位置まで立ち上っている。
撓み許容窓31は、図2に示すように、上下方向に若干長い略方形状をなして外壁部25の内外両側に開口している。撓み許容窓31の前後方向の寸法は、係止アーム42の前後方向の寸法と同等とされ、前後一対の縦枠部33が、係止アーム42の前縁および後縁に沿って配される。撓み許容窓31は、段差部27を含む端子収容部22の側面の下端にわたって開口している。
ハウジング20は、係止アーム42の下側に位置する覆壁部26を有している。覆壁部26は、図9に示すように、電線保持部材40の組み付け途中においては係止部47を下面側(他面側)から覆い、図11に示すように、組み付け完了時においては係止部47を下面側(他面側)に開放するようになっている。
覆壁部26は、外壁部25の下枠部34によって構成されている。覆壁部26は、ハウジング20の端子収容部22の側面から外壁部25の外面に至る幅寸法を有している。ハウジング20の係止受け部28は、覆壁部26の内側にずれて配され、図8に示すように、電線保持部材40が正規の組み付け状態にない場合には、係止受け部28の全体が下方に露出する。
次に、電線保持部材40をハウジング20に組み付ける作業の一例を説明する。
全ての端子金具10を端子収容部22に収容した後、電線保持部材40を上方から組付部24に差し入れる。すると、図9に示すように、係止部47が端子収容部22の上端角部に当接して係止アーム42が斜め姿勢に弾性撓みし、係止アーム42の係止部47が端子収容部22の側面に乗り上がって外側に変位し、ストッパ部44が内側に変位する。このような電線保持部材40の組み付け途中においては、係止部47および係止アーム42は、撓み許容窓31に入り込んだ状態になり、コネクタCを下方から見たときには、図8に示すように、覆壁部26に隠れて見えないようになっている。
電線保持部材40を組付部24にさらに侵入すると、図4に示すように、押え部45がキャビティ21の下面との間で電線Wを挟み付けて、押圧部46が電線Wの絶縁被覆に食い込み、この食い込み作用によって電線Wの前後方向への移動が制限される。このときの押圧部46の食い込み深さは、絶縁被覆が破れない程度の寸法に設定されている。
また、図11に示すように、係止部47が段差部27の位置に至って段差部27に入り込み、係止アーム42が弾性復帰して、係止部47が係止受け部28に係止した状態になるとともに、ストッパ部44が上枠部32の上面に係止した状態になる。これにより、電線保持部材40は、上下方向の移動が制限され、組付部24に対して正規の組み付け状態に保持される。このとき、コネクタCを下方から見ると、図10に示すように、係止受け部28に係止した状態の係止部47を、覆壁部26の内側に見ることができるので、電線保持部材40の組み付け作業が完了したことを知ることができる。また、弾性復帰した係止アーム42は、図11に示すように、端子収容部22の側面に沿って外壁部25の内側に収容されているから、係止アーム42に異物が接触することを防ぐことができる。
以上により、電線保持部材40をハウジング20に組み付ける作業が完了する。
次に、上記のように構成された実施例1の作用および効果について説明する。
本実施例1のコネクタCは、電線Wの端末部に接続された端子金具10が収容されるキャビティ21を有するハウジング20と、ハウジング20の上面側に組み付けられて電線Wの動きを抑制する電線保持部材40と、を有している。電線保持部材40は、キャビティ21を幅方向に横切る本体部41と、本体部41からハウジング20への組み付け方向に延出する一対の係止アーム42と、を有し、一対の係止アーム42の内側には、ハウジング20の下側に係止する係止部47が突出して設けられている。この構成によれば、電線保持部材40の係止部47がハウジング20の下面に係止するから、電線保持部材40とハウジング20との係止状態を視認しやすい。また、係止部47が一対の係止アーム42の内側に突出しているから、電線保持部材40の本体部41に組み付け方向と逆向きの力が加わって一対の係止アーム42が内側へ変位しても、係止部47が外れる虞が無い。したがって、本実施例のコネクタCによれば、電線保持部材40とハウジング20との係止状態を容易に確認することができ、またハウジング20に対する電線保持部材40の係止力を向上することができる。
また、一対の係止アーム42が、ハウジング20への組み付け途中では外側に弾性撓みし、組み付け完了時には内側に弾性復帰するものとされ、ハウジング20が、係止アーム42の弾性撓みを許容する撓み許容窓31を有して、係止アーム42の外側に位置する外壁部25を備えている。この構成によれば、電線保持部材40の組み付け途中には係止アーム42が撓み許容窓31に入って弾性撓みし、組み付け完了時には係止アーム42が弾性復帰して外壁部25の内側に位置するから、係止アーム42が外側に剥き出しになることを防ぐことができる。
また、ハウジング20が、電線保持部材40の組み付け途中においては係止部47を下面側から覆い、電線保持部材40の組み付け完了時においては係止部47を下面側に開放する覆壁部26を有している。この構成によれば、電線保持部材40の組み付け途中では係止部47が覆壁部26に隠れ、組み付け完了時には係止部47が覆壁部26に隠れないで下面側から見えるから、係止部47が下面側から見えるか否かで、係止部47の係止状態を容易に確認することができる。
<実施例2>
次に、本発明を具体化した実施例2に係るコネクタ50を図12によって説明する。
本実施例のコネクタ50は、キャビティ21のうち電線保持部材40と対向する面(下面)に凹凸形状をなす凹凸部51を有している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るコネクタ50は、実施例1と同様に、電線Wの端末部に接続された端子金具10が収容されるキャビティ21を有するハウジング20と、ハウジング20の上面側に組み付けられて電線Wの動きを抑制する電線保持部材40と、を有し、電線保持部材40が、キャビティ21を幅方向に横切る本体部41と、本体部41からハウジング20への組み付け方向に延出する一対の係止アーム42と、を有し、一対の係止アーム42の内側に、ハウジング20の下面側に係止する係止部47が突出して設けられている。
キャビティ21の下面には、凹凸部51が形成されている。凹凸部51は、前後方向に延びる複数の突部52と溝部53とを有している。突部52と溝部53とは、キャビティ21の幅方向に交互に連続して並んでいる。凹凸部51は、各キャビティ21の幅全体にわたって形成されている。突部52は、先端が尖った略三角形断面を有している。複数の突部52は、同形状をなしている。突部52および溝部53は、少なくとも電線保持部材40の下方に位置する部分(押え部45と対向する部分)からキャビティ21の後端まで連続して延びた形態をなしている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、電線保持部材40の係止部47がハウジング20の下面に係止するから、電線保持部材40とハウジング20との係止状態を視認しやすく、また、係止部47が一対の係止アーム42の内側に突出しているから、電線保持部材40の本体部41に組み付け方向と逆向きの力が加わって係止アーム42が内側へ変位しても、係止部47が外れる虞が無い。さらに、キャビティ21の下面に凹凸部51が設けられているから、凹凸部51の突部52が電線Wの絶縁被覆に食い込んだ状態になるので、電線Wの動きをより確実に抑制することができる。
<実施例3>
次に、本発明を具体化した実施例3に係るコネクタ60を図13によって説明する。
本実施例のコネクタ60は、キャビティ21のうち電線保持部材40と対向する面(下面)に凹凸形状をなす凹凸部61を有している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るコネクタ60は、実施例1と同様に、電線Wの端末部に接続された端子金具10が収容されるキャビティ21を有するハウジング20と、ハウジング20の上面側に組み付けられて電線Wの動きを抑制する電線保持部材40と、を有し、電線保持部材40が、キャビティ21を幅方向に横切る本体部41と、本体部41からハウジング20への組み付け方向に延出する一対の係止アーム42と、を有し、一対の係止アーム42の内側に、ハウジング20の下面側に係止する係止部47が突出して設けられている。
キャビティ21の下面には、凹凸部61が形成されている。凹凸部61は、幅方向に延びる複数の突部62と溝部63とを有している。突部62と溝部63とは、キャビティ21の前後方向に交互に連続して並んでいる。突部62は、先端が尖った略三角形断面を有している。複数の突部62は、同形状をなしている。凹凸部61は、各キャビティ21の幅全体にわたって形成されている。凹凸部61は、キャビティ21の下面のうち少なくとも電線保持部材40の下方に位置する部分(押え部45と対向する部分)に形成されている。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、電線保持部材40の係止部47がハウジング20の下面に係止するから、電線保持部材40とハウジング20との係止状態を視認しやすく、また、係止部47が一対の係止アーム42の内側に突出しているから、電線保持部材40の本体部41に組み付け方向と逆向きの力が加わって係止アーム42が内側へ変位しても、係止部47が外れる虞が無い。さらに、キャビティ21の下面に凹凸部61が設けられているから、凹凸部61の突部62が電線Wの絶縁被覆に食い込んだ状態になるので、電線Wの動きをより確実に抑制することができる。
<実施例4>
次に、本発明を具体化した実施例4に係るコネクタ70を図14によって説明する。
本実施例のコネクタ70は、本体部41のうちキャビティ21に臨む面(下面)に弾性部71を有している点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るコネクタ70は、実施例1と同様に、電線Wの端末部に接続された端子金具10が収容されるキャビティ21を有するハウジング20と、ハウジング20の上面側に組み付けられて電線Wの動きを抑制する電線保持部材40と、を有し、電線保持部材40が、キャビティ21を幅方向に横切る本体部41と、本体部41からハウジング20への組み付け方向に延出する一対の係止アーム42と、を有し、一対の係止アーム42の内側に、ハウジング20の下面側に係止する係止部47が突出して設けられている。
電線保持部材40の本体部41の下面には、弾性部71が設けられている。弾性部71は、良好な弾性を有するゴム材(弾性素材)によって形成され、二色成形あるいは接着等の手段によって電線保持部材40の本体部41と一体化が図られている。弾性部71は、電線Wを押さえる押え部72を有している。押え部72は、実施例1と同様、各キャビティ21と個別に対応して複数が下向きに突出形成されている。押え部72の下面は、実施例1と同様、押圧部46が設けられていてもよいし、押圧部46が設けられずに平坦な面とされていてもよい。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、電線保持部材40の係止部47がハウジング20の下面に係止するから、電線保持部材40とハウジング20との係止状態を視認しやすく、また、係止部47が一対の係止アーム42の内側に突出しているから、電線保持部材40の本体部41に組み付け方向と逆向きの力が加わって係止アーム42が内側へ変位しても、係止部47が外れる虞が無い。さらに、本体部41の下面に弾性部71が設けられているから、弾性部71が強い摩擦力を生じることによって、電線Wの動きをより確実に抑制することができる。加えて、弾性部71は、電線Wを抑え込む際に電線Wに食い込まないので、電線Wが損傷することを防ぐことができる。
<実施例5>
次に、本発明を具体化した実施例5に係るコネクタ80を図15によって説明する。
本実施例のコネクタ80は、押え部81の下面が、電線Wを包み込むような形状になっている点で、実施例1とは相違する。なお、実施例1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施例に係るコネクタ80は、実施例1と同様に、電線Wの端末部に接続された端子金具10が収容されるキャビティ21を有するハウジング20と、ハウジング20の上面側に組み付けられて電線Wの動きを抑制する電線保持部材40と、を有し、電線保持部材40が、キャビティ21を幅方向に横切る本体部41と、本体部41からハウジング20への組み付け方向に延出する一対の係止アーム42と、を有し、一対の係止アーム42の内側に、ハウジング20の下面側に係止する係止部47が突出して設けられている。
本体部41の下面には、実施例1と同様、電線Wを押さえる押え部81が設けられている。押え部81は、各キャビティ21と個別に対応して複数が本体部41の下面に突出形成されている。
各押え部81の下面は、電線Wを包み込むような形状に形成されている。押え部81の下面には、幅方向の中心から端に向かって次第に下がる(下方への突出寸法が増す)一対の傾斜面82が形成されている。一対の傾斜面82は、押え部81の幅方向における中心を基準にして左右対称な形状をなしている。電線保持部材40をハウジング20に組み付けた状態では、押え部81の各傾斜面82が電線Wに接触し、電線Wを左右から押さえ込んだ状態になる。
以上のように本実施例においては、実施例1と同様、電線保持部材40の係止部47がハウジング20の下面に係止するから、電線保持部材40とハウジング20との係止状態を視認しやすく、また、係止部47が一対の係止アーム42の内側に突出しているから、電線保持部材40の本体部41に組み付け方向と逆向きの力が加わって係止アーム42が内側へ変位しても、係止部47が外れる虞が無い。さらに、押え部81の下面が、電線Wを包み込むような形状になっているから、幅方向の2点で電線Wを抑え込むことによって、電線Wの動きをより確実に抑制することができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、ハウジング20が、係止アーム42の外側に位置する外壁部25を備えているが、必ずしも外壁部を備えなくてもよい。
(2)上記実施例では、ハウジング20が、係止アーム42の下側に位置する覆壁部26を有しているが、必ずしも覆壁部を備えなくてもよい。
(3)上記実施例では、ハウジング20に複数室のキャビティ21が備えられているが、これに限らず、ハウジングは、一のキャビティのみを有するものであってもよい。
C,50,60,70,80…コネクタ
W…電線
10…端子金具
20…ハウジング
21…キャビティ
24…組付部
25…外壁部
26…覆壁部
31…撓み許容窓
40…電線保持部材
41…本体部
42…係止アーム
47…係止部
51,61…凹凸部
71…弾性部
81…押え部

Claims (5)

  1. 電線の端末部に接続された端子金具が収容されるキャビティを有するハウジングと、
    前記ハウジングの一面側に開口する組付部に組み付けられる電線保持部材と、を有し、
    前記電線保持部材が、前記キャビティを幅方向に横切る本体部と、前記本体部から前記ハウジングへの組み付け方向に延出する一対の係止アームと、を有し、
    前記一対の係止アームの内側には、前記ハウジングの外面のうち前記一面側とは反対の他面側に係止する係止部が突出して設けられ、
    前記一対の係止アームが、前記ハウジングへの組み付け途中では外側に弾性撓みし、組み付け完了時には内側に弾性復帰するものとされ、
    前記ハウジングが、前記係止アームの弾性撓みを許容する撓み許容窓を有して、前記係止アームの外側に位置する外壁部を備えているコネクタ。
  2. 電線の端末部に接続された端子金具が収容されるキャビティを有するハウジングと、
    前記ハウジングの一面側に開口する組付部に組み付けられる電線保持部材と、を有し、
    前記電線保持部材が、前記キャビティを幅方向に横切る本体部と、前記本体部から前記ハウジングへの組み付け方向に延出する一対の係止アームと、を有し、
    前記一対の係止アームの内側には、前記ハウジングの外面のうち前記一面側とは反対の他面側に係止する係止部が突出して設けられ、
    前記ハウジングが、前記電線保持部材の組み付け途中においては前記係止部を前記他面側から覆い、前記電線保持部材の組み付け完了時においては前記係止部を前記他面側に開放する覆壁部を有しているコネクタ。
  3. 前記ハウジングが、前記キャビティのうち前記電線保持部材の本体部と対向する面に、凹凸形状をなす凹凸部を有している請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記電線保持部材が、前記本体部のうち前記キャビティに臨む面に設けられた弾性部を有している請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記電線保持部材が、前記電線を押さえる押え部を有し、
    前記押え部が、前記キャビティと前記押え部とにより前記電線を包み込むような形状をなしている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
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