JP6540530B2 - 樹脂部材の成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、樹脂部材の成形方法に関する。
熱可塑性樹脂材を型で成形する技術が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。このような技術においては、例えば、熱可塑性樹脂材を加熱炉で加熱した後、その熱可塑性樹脂材を加熱炉から取り出して下型の所定位置に配置し、当該熱可塑性樹脂材を上型及び下型で型締めしてプレス成形するものがある。
特開平6−304945号公報 特開2002−59477号公報
しかしながら、そのような技術では、例えば、熱可塑性樹脂材を下型の所定位置に配置する際の位置決めに時間がかかってしまうと、加熱炉から熱可塑性樹脂材を取り出してからプレス成形するまでの時間も長くなるので、その分だけ熱可塑性樹脂材の温度低下が大きくなってしまう。また、熱可塑性樹脂材が下型に配置されてからプレス成形されるまでの時間が長いと、その分だけ熱可塑性樹脂材は下型によって冷やされることにもなる。そして、熱可塑性樹脂材の温度低下が大きいと、成形性が悪化してしまう。
本発明は、上記事実を考慮して、加熱された熱可塑性樹脂材の温度低下を抑えた状態でプレス成形することができる樹脂部材の成形方法を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の樹脂部材の成形方法は、板状又はシート状の熱可塑性樹脂材の周端部側が取り付けられた枠状の冶具を加熱炉で加熱する第一工程と、前記第一工程の後、前記加熱炉から出した前記冶具をガイド部材に沿ってストッパに当たるまでスライドさせ、前記熱可塑性樹脂材を上型と下型との間でかつ前記上型及び前記下型の両者から上下方向に離れた位置に配置する第二工程と、前記第二工程の後、前記熱可塑性樹脂材を前記上型及び前記下型で型締めしてプレス成形する第三工程と、を有し、前記熱可塑性樹脂材の周端部が対の板部材によって厚み方向に挟まれ、前記熱可塑性樹脂材の周端部と前記対の板部材との重合部は、ボルトによって貫通されて前記ボルトにナットが螺合されることでボルト締結されると共に直接又は部材を介して前記冶具に取り付けられている
上記構成によれば、第一工程では、板状又はシート状の熱可塑性樹脂材の周端部側が取り付けられた枠状の冶具を加熱炉で加熱する。第一工程の後の第二工程では、加熱炉から出した冶具をガイド部材に沿ってストッパに当たるまでスライドさせ、熱可塑性樹脂材を上型と下型との間でかつ上型及び下型の両者から上下方向に離れた位置に配置する。これにより、熱可塑性樹脂材の位置決めに要する時間を抑えることができると共に、プレス成形前の熱可塑性樹脂材が上型や下型によって冷やされるのを抑えることができる。また、冶具は熱可塑性樹脂材と共に第一工程で加熱されているので、熱可塑性樹脂材が冶具によって冷やされるのも抑えることができる。第二工程の後の第三工程では、熱可塑性樹脂材を上型及び下型で型締めしてプレス成形する。
また、上記構成によれば、熱可塑性樹脂材の周端部が対の板部材によって厚み方向に挟まれた状態でその重合部がボルト締結されている(より具体的には、ボルトによって貫通されてそのボルトにナットが螺合されている)ことで、例えば、熱可塑性樹脂材の周端部が直接ボルト締結されている場合よりも広い範囲で熱可塑性樹脂材の周端部を保持することができる。そして、第三工程等において熱可塑性樹脂材の周端部側に荷重が作用する場合には、熱可塑性樹脂材の周端部が直接ボルト締結されている場合に比べて、熱可塑性樹脂材の周端部に局所的な荷重が作用するのを抑えることができる。よって、熱可塑性樹脂材の周端部の破断が効果的に抑制される。
請求項2に記載する本発明の樹脂部材の成形方法は、請求項1記載の構成において、前記上型が凸状の成形型とされると共に前記下型が凹状の成形型とされ、前記第二工程において前記ガイド部材に沿ってスライドさせる前記冶具には、中央部が下方側に撓んだ状態の前記熱可塑性樹脂材が取り付けられている。
上記構成によれば、第三工程の前段階において、熱可塑性樹脂材の中央部が下方側に撓んでいる分、第三工程では熱可塑性樹脂材を凹状の下型に容易に沿わせることができるので、下型の凹みが深い場合の成形性を向上させることが可能となる。
請求項3に記載する本発明の樹脂部材の成形方法は、請求項1記載の構成において、前記熱可塑性樹脂材が前記冶具の枠内側に離れて配置されると共に、前記熱可塑性樹脂材の周端部側と前記冶具との間には前記熱可塑性樹脂材の周端部を前記冶具の側へ引っ張るバネ部材が設けられている。
上記構成によれば、熱可塑性樹脂材の周端部がバネ部材によって冶具の側へ引っ張られているので、熱可塑性樹脂材にはその中央部側から周端部側への引張力が作用する。このため、第三工程では、上型及び下型の成形面が複雑な形状であっても、熱可塑性樹脂材をその周端部側に流動させることができる。すなわち、上型及び下型の成形面が複雑な形状であっても、成形性を向上させることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、加熱された熱可塑性樹脂材の温度低下を抑えた状態でプレス成形することができるという優れた効果を有する。
1の実施形態に係る成形装置の一部を簡略化して示す装置正面視の断面図である。図1(A)は型開き状態(第二工程終了時の状態)を示す。図1(B)は型締め状態(第三工程)を示す。 図2(A)は第一工程を示す。図2(B)は第二工程において冶具をレールに沿ってスライドさせようとしている状態を示す。図2(C)は第二工程において冶具がストッパに当たった状態を示す。 図1の冶具に熱可塑性樹脂材を取り付ける前の状態を示す分解斜視図である。 第1の実施形態の変形例における熱可塑性樹脂材の周端部側の取付構造を示す拡大斜視図である。 2の実施形態に係る成形装置の一部を簡略化して示す装置正面視の断面図である。図5(A)は型開き状態(第二工程終了時の状態)を示す。図5(B)は型締め状態(第三工程)を示す。 図5(A)に示される冶具に熱可塑性樹脂材の周端部側が取り付けられた状態を示す斜視図である。 3の実施形態における冶具に熱可塑性樹脂材の周端部側が取り付けられた状態を示す斜視図である。
[第1の実施形態]
1の実施形態に係る成形装置及び樹脂部材の成形方法について図1〜図3を用いて説明する。なお、第1の実施形態は本発明の実施形態ではなく参考例である。また、これらの図において適宜示される矢印FRは成形装置の装置手前側を示しており、矢印UPは成形装置の装置上方側を示しており、矢印Wは成形装置を正面から見た場合の装置幅方向を示している。
図1には、本実施形態に係る成形装置の一部が簡略化された状態の装置正面視の縦断面図で示されている。図1(A)は型開き状態(第二工程終了時の状態)を示し、図1(B)は型締め状態(第三工程)を示している。
図1(A)に示されるように、成形装置10は、開閉可能な上型12及び下型14を有している。上型12は、定盤16に固定され、定盤16と共に型締め方向(矢印D方向)及び型開き方向(矢印U方向)に移動可能とされている。上型12は、一例として凸状の成形型(金型)とされ、上型12の成形面12Aには、基部12Bから凸部12Cが下方側に突出形成されている。凸部12Cの側面部12Xには、型抜き勾配が付与されている。下型14は、基台18に固定された凹状の成形型(金型)とされている。下型14の成形面14Aには、基部14Bから下方に凹んだ凹部14Cが形成されており、この凹部14Cは上型12の凸部12Cに対応している。凹部14Cの側面部14Xには、型抜き勾配が付与されている。
また、一対の上型12及び下型14のうちの一方の側である上型12の側には、上型12の成形面12Aの両サイド側に一対のガイド部材としてのレール20が配置されており、これら一対のレール20は、定盤16に固定されている。一対のレール20は、図1(A)に示される装置正面視で互いに対向する側に開放された略U字状(略コ字状)とされている。すなわち、レール20は、定盤16に固定されている上壁部20Aと、上壁部20Aと対向配置された下壁部20Cと、装置正面視で上壁部20Aと下壁部20Cの幅方向外側の端部同士を上下に繋ぐ側壁部20Bと、を備えている。図2(C)には、図1の2C−2C線に沿って切断した状態の縮小断面図が示されている。図2(C)に示されるように、レール20は、全長に亘って装置前後方向に沿って直線状に敷設された長尺状の部材とされている。
図1(A)及び図2(C)に示されるように、一対のレール20には、金属製(例えば、アルミニウム合金製、ステンレス鋼製)の冶具22が載置可能とされている。図3には、冶具22が斜視図で示されている。図3に示されるように、冶具22は、矩形枠状に形成され、下端部を構成する底壁部22Aと、この底壁部22Aにおける枠外側の端部から上方側へ屈曲されて延出された四個の側壁部22Bと、を備えている。側壁部22Bは、冶具22の四辺の縦壁部を構成している。図1(A)に示されるように、冶具22が一対のレール20に載置された状態では、冶具22の底壁部22Aがレール20の下壁部20Cに支持されると共に冶具22の側壁部22Bがレール20の側壁部20Bに隣接配置される。そして、図1(A)、図2(B)及び図2(C)に示されるように、冶具22は、一対のレール20に沿ってスライド可能とされ、後述する熱可塑性樹脂材26を成形装置10に投入する際に用いられる。また、レール20は、冶具22を案内して設置するために設けられており、冶具22の装置幅方向の位置を規制する。
図3に示されるように、冶具22は、底壁部22Aの四隅部から上方側へ突出された被取付部としてのスタッドボルト24を備えている。スタッドボルト24には、板状又はシート状の熱可塑性樹脂材26の周端部26S側が取り付けられる。本実施形態では、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sの四隅部には、孔部26Aが貫通形成されており、孔部26Aを下方側から貫通したスタッドボルト24にナット28が螺合されることで、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sが冶具22に取り付けられる。なお、図2(B)及び図2(C)では、図を見易くするために、図3に示される孔部26A、スタッドボルト24及びナット28の図示を省略している。
熱可塑性樹脂材26に適用される熱可塑性樹脂は特に限定されるものではなく、目的に応じて公知の各種熱可塑性樹脂を適用可能である。熱可塑性樹脂材26に適用可能な熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド(PA)樹脂、ポリウレタン(PU)樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、及びポリプロピレン(PP)樹脂等が挙げられる。また、本実施形態では、熱可塑性樹脂材26には、強化繊維として炭素繊維が含まれている。すなわち、本実施形態の熱可塑性樹脂材26は、炭素繊維強化樹脂(CFRP)から成る。但し、強化繊維としては、炭素繊維に代えて、例えばガラス繊維、金属繊維等のような公知の各種繊維が用いられてもよい。
また、図1に示される一対の上型12及び下型14のうちの一方の側である上型12の側には、図2(C)に示されるレール20の装置奥側に縦壁状のストッパ30が設けられている。ストッパ30は、一例として、レール20の下壁部20Cに固定されている。なお、ストッパ30は、一対のレール20にそれぞれ設けられたものであってもよいし、一対のレール20を装置幅方向に繋ぐように設けられたものであってもよい。ストッパ30は、一対のレール20に沿ってスライドする冶具22の変位を、冶具22の枠内側(図3参照)が上型12の成形面12Aと下型14の成形面14Aとの間に達した状態で制限するようになっている。
また、本実施形態の成形装置10では、上型12及び下型14を型開きした状態でかつ冶具22の枠内側が上型12の成形面12Aと下型14の成形面14Aとの間に配置された状態(図2(C)に示される状態)では、冶具22の側方から見て図1(A)及び図2(C)に示される上型12の成形面12A及び下型14の成形面14Aが冶具22から装置上下方向に離れた位置に設定されている。
(樹脂部材の成形方法及び作用・効果)
次に、樹脂部材の成形方法について説明すると共に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。本実施形態に係る成形装置10では、以下のスタンピング成形により、例えば自動車用等の樹脂部材を製造することができる。
まず、図3に示される板状又はシート状の熱可塑性樹脂材26の周端部26S側の四隅部における孔部26Aに、枠状の冶具22に設けられたスタッドボルト24を通し、スタッドボルト24にナット28を螺合させる。そして、図2(A)に示されるように、第一工程では、板状又はシート状の熱可塑性樹脂材26の周端部26S(図3参照)側が取り付けられた枠状の冶具22を加熱炉32(図中ではブロック化して図示)に入れ、加熱炉32で冶具22及び熱可塑性樹脂材26を加熱する。
第一工程の後、加熱炉32から冶具22を出す。そして、第二工程では、加熱炉32から出した冶具22を、図2(B)に示されるレール20に沿って装置奥側にスライドさせる。そして、冶具22は、図2(C)に示されるようにストッパ30に当たるまでスライドさせる。これにより、図2(C)及び図1(A)に示されるように、熱可塑性樹脂材26を上型12と下型14との間でかつ上型12及び下型14の両者から上下方向に離れた位置に配置する。
このように、本実施形態では、熱可塑性樹脂材26を予め冶具22に取り付けた状態で加熱し、熱可塑性樹脂材26と共に加熱された冶具22を一対のレール20に沿ってスライドさせることで、加熱された熱可塑性樹脂材26を短時間で成形用の位置に配置させること(位置決めすること)ができる。また、上型12及び下型14を型開きした状態でかつ熱可塑性樹脂材26が上型12の成形面12Aと下型14の成形面14Aとの間に配置された状態では、熱可塑性樹脂材26は上型12及び下型14から装置上下方向に離れた位置に配置されるので、プレス成形前の熱可塑性樹脂材26が上型12や下型14によって冷やされるのを抑えることができる。また、冶具22は熱可塑性樹脂材26と共に第一工程で加熱されているので、熱可塑性樹脂材26が冶具22によって冷やされるのも抑えることができる。
第二工程の後の第三工程では、図1(B)に示されるように、熱可塑性樹脂材26を上型12及び下型14で型締めしてプレス成形する。そして、熱可塑性樹脂材26が所定温度まで冷却された後、上型12及び下型14を型開きし、成形品のうち不要な外周端部側を切除して樹脂部材を得る。
以上説明したように、本実施形態によれば、加熱された熱可塑性樹脂材26の温度低下を抑えた状態でプレス成形することができる。
[第1の実施形態の変形例]
次に、第1の実施形態の変形例について説明する。この変形例は、本発明の一例である。図4には、熱可塑性樹脂材26の周端部26S側の取付構造が拡大斜視図で示されている。図4に示されるように、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sは、対の板部材34、36によって厚み方向に挟まれている。板部材34、36は一例として平面視で矩形状とされ、板部材34、36の中央部には、図示しない孔部が貫通形成されている。対の板部材34、36の前記孔部は、熱可塑性樹脂材26の孔部26A(図3参照)に対応する位置に配置されている。そして、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sと対の板部材34、36との重合部38は、対の板部材34、36の前記孔部及び熱可塑性樹脂材26の孔部26A(図3参照)を下方側から貫通したスタッドボルト24にナット28が螺合される(つまりボルト締結される)ことで、冶具22に直接取り付けられている。
この変形例では、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sが対の板部材34、36によって厚み方向に挟まれた状態でその重合部38がボルト締結されていることで、例えば、熱可塑性樹脂材の周端部が直接ボルト締結されている場合よりも広い範囲で熱可塑性樹脂材26の周端部26Sを保持することができる。そして、第三工程等において熱可塑性樹脂材26の周端部26S側に荷重が作用する場合には、熱可塑性樹脂材の周端部が直接ボルト締結されている場合に比べて、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sに局所的な荷重が作用するのを抑えることができる。よって、熱可塑性樹脂材26の周端部26Sの破断が効果的に抑制される。
なお、上記の変形例の更なる変形例として、例えば、図4に示される構成のうち下側の板部材36が設けられないような構成も採り得る。この更なる変形例は、本発明の一例ではなく参考例である。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る成形装置及び樹脂部材の成形方法について、図5及び図6を用いて説明する。なお、第2の実施形態は本発明の実施形態ではなく参考例である。図5には、本実施形態に係る成形装置の一部が簡略化された状態の装置正面視の断面図で示されている。図5(A)は型開き状態(第二工程終了時の状態)を示し、図5(B)は型締め状態(第三工程)を示している。また、図6には、熱可塑性樹脂材40の周端部40S側が取り付けられた状態の冶具22が斜視図で示されている。
図5(A)に示されるように、本実施形態の上型12及び下型14は、深絞り用の成形型とされている。本実施形態の上型12は、第1の実施形態における上型12(図1(A)参照)よりも凸部12Cの突出量が大きいが、他の点は第1の実施形態における上型12(図1(A)参照)と実質的に同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。また、本実施形態の下型14は、第1の実施形態における下型14(図1(A)参照)よりも凹部14Cの凹み量が大きいが、他の点は第1の実施形態における下型14(図1(A)参照)と実質的に同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。また、本実施形態の成形装置10は、上型12及び下型14の形状が第1の実施形態とは異なるものの他の構成は第1の実施形態の成形装置10(図1等参照)と同様であるため、第1の実施形態の成形装置10と同一符号を付す。
また、本実施形態のシート状の熱可塑性樹脂材40には、冶具22に取り付けられる前の状態の平面視の大きさが冶具22よりも大きいものが適用されている。また、熱可塑性樹脂材40は、一例として第1の実施形態の熱可塑性樹脂材26(図1(A)等参照)よりも薄いものが適用されており、可撓性を有している。なお、熱可塑性樹脂材40に適用可能な樹脂は、第1の実施形態の熱可塑性樹脂材26(図1(A)等参照)と同様である。また、熱可塑性樹脂材40には第1の実施形態の熱可塑性樹脂材26(図1(A)等参照)と同様に強化繊維が含まれている。
(樹脂部材の成形方法及び作用・効果)
次に、樹脂部材の成形方法について説明すると共に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
まず、図6に示されるシート状の熱可塑性樹脂材40の周端部40S側の四隅部における孔部(図示省略)に、枠状の冶具22に設けられたスタッドボルト24を通し、スタッドボルト24にナット28を螺合させる。このとき、熱可塑性樹脂材40は、その中央部が下方側に撓んだ状態(弛んだ状態)で冶具22に取り付けられる。そして、第1の実施形態と同様に、第一工程では、シート状の熱可塑性樹脂材40の周端部40S側が取り付けられた枠状の冶具22を加熱炉32(図2(A)参照)で加熱する。
第一工程の後の第二工程では、加熱炉32(図2(A)参照)から出した冶具22を、図5(A)に示されるレール20に沿ってストッパ30(図2(C)参照)に当たるまでスライドさせる。これにより、図5(A)に示されるように、熱可塑性樹脂材40を上型12と下型14との間でかつ上型12及び下型14の両者から上下方向に離れた位置に配置する。よって、第1の実施形態と同様に、熱可塑性樹脂材40を短時間で成形用の位置に配置させることができると共に、プレス成形前の熱可塑性樹脂材40が上型12や下型14によって冷やされるのを抑えることができる。また、冶具22は熱可塑性樹脂材40と共に第一工程で加熱されているので、熱可塑性樹脂材40が冶具22によって冷やされるのも抑えることができる。
第二工程の後の第三工程では、図5(B)に示されるように、熱可塑性樹脂材40を上型12及び下型14で型締めしてプレス成形する。本実施形態では、第三工程の前段階において、熱可塑性樹脂材40の中央部が下方側に撓んでいる分、第三工程では熱可塑性樹脂材40を下型14の凹部14Cに容易に沿わせることができるので、深絞り成形の成形性を向上させることが可能となる。そして、第1の実施形態と同様に、熱可塑性樹脂材40が所定温度まで冷却された後、上型12及び下型14を型開きし、成形品のうち不要な外周端部側を切除して樹脂部材を得る。
以上説明したように、本実施形態によっても、加熱された熱可塑性樹脂材40の温度低下を抑えた状態でプレス成形することができる。
[第2の実施形態の変形例]
なお、本実施形態の変形例として、例えば、第一工程の前において、冶具22よりも一回り大きい板状の熱可塑性樹脂材の周端部側がバネ部材(図示省略)を介して冶具22に取り付けられると共に、第一工程において、当該熱可塑性樹脂材を加熱炉32(図2(A)参照)で加熱しながら、当該熱可塑性樹脂材の中央部を下方側に撓ませてもよい。このような方法によれば、上記実施形態の熱可塑性樹脂材40よりも厚みのある熱可塑性樹脂材を適用することも可能となる。なお、このような方法は、本発明の一例ではなく参考例である。
また、そのような変形例においては、例えば、前記熱可塑性樹脂材の周端部が図4に示される対の板部材34、36によって厚み方向に挟まれ、前記熱可塑性樹脂材の周端部と対の板部材34、36との重合部がボルト(図示省略)及びナット28によりボルト締結されると共に、前記重合部が前記バネ部材を介して図6に示される冶具22に取り付けられてもよい。そのような変形例は、本発明の一例である。その場合、前記バネ部材の一端側がスタッドボルト24に係止されて取り付けられると共に、前記重合部に形成した被係止部(図示省略)に前記バネ部材の他端側が係止されて取り付けられてもよい。そのような変形例は、本発明の一例である。なお、この場合の前記バネ部材の一端側がスタッドボルト24へ係止された状態は、後述する第3の実施形態において図7に示されたバネ部材46の一端側が軸部材44へ係止された状態と実質的に同様であるので、そちらを参照されたい。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態に係る成形装置及び樹脂部材の成形方法について、図7を用いて説明する。なお、第3の実施形態は本発明の実施形態ではなく参考例である。図7には、本実施形態における冶具42にシート状又は板状の熱可塑性樹脂材50の周端部50S側を取り付けた状態が斜視図で示されている。なお、本実施形態は、以下に説明する点を除いて第1の実施形態と同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図7に示されるように、熱可塑性樹脂材50には、平面視の大きさが冶具42よりも小さいものが適用されている。なお、熱可塑性樹脂材50に適用可能な樹脂は、第1の実施形態の熱可塑性樹脂材26(図1(A)等参照)と同様である。また、熱可塑性樹脂材50には第1の実施形態の熱可塑性樹脂材26(図1(A)等参照)と同様に強化繊維が含まれている。
本実施形態では、熱可塑性樹脂材50が冶具42の枠内側に離れて配置されると共に、熱可塑性樹脂材50の周端部50S側と冶具42との間には熱可塑性樹脂材50の周端部50Sを冶具42の側へ引っ張るバネ部材46が設けられている。バネ部材46は、引張力を作用させる引張コイルスプリングとされている。
図7の部分拡大図に示されるように、バネ部材46の一端側は、冶具42の被取付部としての軸部材44に係止されて取り付けられている。また、バネ部材46の他端側には、熱可塑性樹脂材50の周端部50Sの挟持用とされたクリップ(挟持部材)48の基端部48Aが取り付けられて(固定されて)いる。軸部材44は、冶具42の底壁部22Aの四隅部から上方側へ突出しており、クリップ48は、一対の挟持部48Bで熱可塑性樹脂材50の周端部50Sを厚み方向に挟持している。
(樹脂部材の成形方法及び作用・効果)
次に、樹脂部材の成形方法について説明すると共に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
まず、図7に示される熱可塑性樹脂材50の周端部50Sをクリップ48で挟持し、熱可塑性樹脂材50の周端部50Sをバネ部材46によって冶具42の側へ引っ張る。その後の第一工程、第二工程及び第三工程は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態によっても、前述した第1の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。また、本実施形態では、熱可塑性樹脂材50の周端部50Sがバネ部材46によって冶具42の側へ引っ張られることで、熱可塑性樹脂材50にはその中央部50A側から周端部50S側への引張力が作用する。このため、第三工程のプレス成形時には、仮に上型及び下型の成形面が複雑な形状(図示省略)であっても、熱可塑性樹脂材50をその周端部50S側に流動させることができる。すなわち、上型及び下型の成形面が複雑な形状であっても、プレス成形時における熱可塑性樹脂材50の滞留に起因した皺等が生じにくく、成形性を向上させることが可能となる。したがって、本実施形態では、面形状が複雑な製品を成形することができる。
[第3の実施形態の変形例]
なお、本実施形態の変形例として、例えば、熱可塑性樹脂材50の周端部50Sが図4に示される対の板部材34、36によって厚み方向に挟まれ、熱可塑性樹脂材50の周端部50S(図7参照)と対の板部材34、36との重合部が、ボルト(図示省略)及びナット28によりボルト締結されると共に図7に示されるバネ部材46を介して冶具42に取り付けられてもよい。そのような変形例は、本発明の一例である。その場合、バネ部材46の一端側が軸部材44に係止されて取り付けられると共に、前記重合部に形成した被係止部(図示省略)にバネ部材46の他端側が係止されて取り付けられてもよい。そのような変形例は、本発明の一例である。
[実施形態の補足説明]
なお、上記第1〜第3の実施形態では、図1等に示されるように、一対のガイド部材としてのレール20が一対の上型12及び下型14のうちの一方である上型12の側に設けられて上型12の成形面12Aの両サイド側に配置されているが、一対のガイド部材としてのレールは、一対の上型12及び下型14のうちの一方である下型14の側に設けられて下型14(当該一方)の成形面14Aの両サイド側に配置されて基台18に固定されてもよい。この場合には、図2(C)に示されるストッパ30と同様の機能(つまり、一対のレールに沿ってスライドする冶具の変位を、冶具の枠内側が上型及び下型の各成形面同士の間に達した状態で制限する機能)を有するストッパも、上型12及び下型14のうちの下型14(前記一方)の側に設けられる。そして、前記ストッパは、上記第1〜第3の実施形態と同様に、前記レールの下壁部における装置奥側の部分に固定されてもよい。
また、上記第1〜第3の実施形態では、図3、図6及び図7に示されるように、熱可塑性樹脂材26、40、50の周端部26S、40S、50S側は、その四隅部が冶具22、42の四隅部に取り付けられているが、板状又はシート状の熱可塑性樹脂材の周端部側は、その四隅部以外の部位が冶具の四隅部以外の部位に取り付けられてもよい。また、板状又はシート状の熱可塑性樹脂材における平面視の形状についても上記実施形態の例に限定されない。
また、上記第1〜第3の実施形態では、図2(C)に示されるストッパ30が縦壁状に形成されているが、ストッパは、例えば、レール(20)の下壁部(20C)から上方側へ突出されたスタットボルトや軸部材等のような他のストッパでもよい。
また、上記第1〜第3の実施形態に適用された熱可塑性樹脂材26、40、50(図1〜図7参照)は、強化繊維を含んでいるが、本発明に適用される熱可塑性樹脂材は、強化繊維を含んでいなくてもよい。
さらに、請求項1に記載の「熱可塑性樹脂材の周端部側が取り付けられ」の概念には、第1、第2の実施形態のように熱可塑性樹脂材の周端部が直接取り付けられた場合が含まれる他、第3の実施形態のように熱可塑性樹脂材の周端部が部材を介して取り付けられた場合も含まれる。
なお、上記実施形態及び上述の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
12 上型
14 下型
20 レール(ガイド部材)
22 冶具
24 スタッドボルト(ボルト
26 熱可塑性樹脂材
26S 周端部
28 ナット
30 ストッパ
32 加熱炉
34、36 対の板部材
38 重合部
40 熱可塑性樹脂材
40S 周端部
42 冶具
46 バネ部材
50 熱可塑性樹脂材
50S 周端部

Claims (3)

  1. 板状又はシート状の熱可塑性樹脂材の周端部側が取り付けられた枠状の冶具を加熱炉で加熱する第一工程と、
    前記第一工程の後、前記加熱炉から出した前記冶具をガイド部材に沿ってストッパに当たるまでスライドさせ、前記熱可塑性樹脂材を上型と下型との間でかつ前記上型及び前記下型の両者から上下方向に離れた位置に配置する第二工程と、
    前記第二工程の後、前記熱可塑性樹脂材を前記上型及び前記下型で型締めしてプレス成形する第三工程と、
    を有し、
    前記熱可塑性樹脂材の周端部が対の板部材によって厚み方向に挟まれ、前記熱可塑性樹脂材の周端部と前記対の板部材との重合部は、ボルトによって貫通されて前記ボルトにナットが螺合されることでボルト締結されると共に直接又は部材を介して前記冶具に取り付けられている、樹脂部材の成形方法。
  2. 前記上型が凸状の成形型とされると共に前記下型が凹状の成形型とされ、
    前記第二工程において前記ガイド部材に沿ってスライドさせる前記冶具には、中央部が下方側に撓んだ状態の前記熱可塑性樹脂材が取り付けられている、請求項1記載の樹脂部材の成形方法。
  3. 前記熱可塑性樹脂材が前記冶具の枠内側に離れて配置されると共に、前記熱可塑性樹脂材の周端部側と前記冶具との間には前記熱可塑性樹脂材の周端部を前記冶具の側へ引っ張るバネ部材が設けられている、請求項1記載の樹脂部材の成形方法。
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