JP6539902B2 - ドアエッジ保護装置 - Google Patents

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Description

本明細書で開示する技術は、乗用車のドアの外パネルのエッジ部を保護するドアエッジ保護装置に関する。
特許文献1には、乗用車のドアが開かれると車外側へ突出してドアの外パネルのエッジ部を保護するドアエッジ保護装置が開示されている。ドアエッジ保護装置は、乗用車のドアが閉じられている間はドアのエッジ部の内側に収納され、ドアが開かれると車外側へ突出して、ドアのエッジ部の外側を保護するプロテクタと、プロテクタを回動可能に保持する回動部材と、ドアが開かれる場合にプロテクタを車外側に突出する方向に付勢するバネ部材と、を備える。このドアエッジ保護装置では、ドアが閉じられている間はプロテクタがドアのエッジ部に収納され、ドアが開かれると、プロテクタが回動部材によって回動されて車外側へ突出してドアのエッジ部を保護する。
特開平7−172180号公報
特許文献1のドアエッジ保護装置によると、装置を搭載する乗用車の構造によっては、プロテクタの回動軌道上に他部材(例えば、リア側ドアパネルの一部、ピラーの一部等)が存在するために、プロテクタと他部材が干渉してしまう事態が発生するおそれがある。
本明細書では、プロテクタが他部材と干渉する事態の発生を抑制し得るドアエッジ保護装置を提供する。
本明細書では、乗用車のドアの外パネルの開放端側の縁部であるエッジ部を保護するドアエッジ保護装置を開示する。ドアエッジ保護装置は、プロテクタと、前記プロテクタを、前記ドアの開放端面の沿面方向に沿って、保護位置と収納位置との間でスライド移動させるスライド機構であって、前記ドアが開かれる場合に前記プロテクタを前記保護位置に配置させ、前記ドアが閉じられる場合に前記プロテクタを前記収納位置に配置させる、前記スライド機構と、を備える。前記プロテクタは、前記保護位置にある場合には前記エッジ部の外側に突出し、前記収納位置にある場合には、前記エッジ部よりも内側であって、前記エッジ部の内面と前記開放端面によって囲まれる空間内に配置される、保護部と、前記保護部と一体に形成されており、前記スライド機構にスライド可能に取り付けられている基部と、を備える。
この構成によると、プロテクタは、ドアが閉じている場合には収納位置に配置され、ドアが開かれると保護位置に配置される。プロテクタが保護位置に配置される場合に、エッジ部の外側に突出した保護部によって、エッジ部が保護される。そして、スライド機構は、プロテクタを、ドアの開放端面の沿面方向に沿って、保護位置と収納位置との間でスライド移動させる。そのため、例えば、プロテクタを回動させて保護位置に突出させる構造を有する従来のドアエッジ保護装置を乗用車に搭載すると、回動するプロテクタと他部材(例えば、リアドアのパネルの一部、ピラーの一部等)が干渉してしまうような状況であっても、上記の従来の装置に代えて、上記のドアエッジ保護装置を搭載することにより、プロテクタを他部材と干渉させることなく、保護位置と収納位置との間でスライド移動させることができる場合がある。従って、上記のドアエッジ保護装置によると、プロテクタが他部材と干渉する事態の発生を抑制し得る。
前記スライド機構は、前記プロテクタを前記保護位置と前記収納位置との間でスライド移動させる間に、さらに、前記開放端面の法線方向に沿って、前記保護部を前記開放端面から離れる方向に移動させた後で前記開放端面に近づく方向に移動させてもよい。
この構成によると、ドアエッジ保護装置が、例えば、エッジ部が、ドアの開放端面よりも開放端側に突出しているようなドアを有する乗用車に搭載される場合であっても、プロテクタを保護位置と収納位置との間でスライド移動させる間に、プロテクタの保護部を、スライド移動に伴ってエッジ部を迂回するような軌道で動作させ得る。従って、この構成によると、プロテクタが収納位置と保護位置との間でスライド移動する際に、プロテクタがエッジ部と干渉してしまう事態の発生を適切に抑制し得る。
前記スライド機構は、前記ドアが開かれる場合には、前記ドアの開度が特定の開度より小さい間は、前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記プロテクタを前記収納位置から前記保護位置に移動させ、前記ドアが閉じられる場合には、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記プロテクタを前記保護位置から前記収納位置に移動させ、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記プロテクタを前記収納位置から移動させなくてもよい。
この構成によると、ドアが開かれる場合に、ドアの開度が特定の開度よりも小さい間は、プロテクタが収納位置から移動せず、ドアの開度が特定の開度以上になってから、プロテクタが収納位置から保護位置に移動されるため、収納位置に配置されているプロテクタの近傍に乗用車の他部材(例えば、リアドアのパネルの一部、ピラーの一部等)が存在する場合であっても、プロテクタと他部材とが干渉する事態の発生が抑制される。同様に、ドアが閉じられる場合にも、ドアの開度が特定の開度以上である間に(即ち特定の開度まで閉まるまでの間に)、プロテクタを保護位置から収納位置に移動させ、ドアの開度が特定の開度より小さくなると、プロテクタを収納位置から移動させないため、プロテクタと他部材とが干渉する事態の発生が抑制される。この構成によると、収納位置に配置されているプロテクタの近傍に乗用車の他部材が存在する場合であっても、プロテクタと他部材とが干渉する事態の発生を適切に抑制することができる。
前記スライド機構は、前記プロテクタの前記基部に取り付けられており、ガイド溝を備えるコマ部材であって、前記ガイド溝は、第1端部を有する第1部分と、前記第1部分とは異なる方向に形成されており、第2端部を有する第2部分と、を有している、前記コマ部材と、支点部を中心に回動可能であり、作用点部には前記ガイド溝内でガイドされるガイドピンが設けられ、力点部は、前記ドアが閉じられる際に前記乗用車のドア受け部材に当たることによって前記ドア受け部材から力を受ける、駆動レバーと、前記力点部を前記ドア受け部材方向に付勢する付勢部材と、を備えていてもよい。前記コマ部材は、前記ガイドピンが前記第1部分内に存在する間は前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ガイドピンが前記第2部分内に存在する間は、前記第2部分内における前記ガイドピンの移動に伴って、前記プロテクタを前記収納位置と前記保護位置との間で移動させてもよい。(a)前記ドアが閉じられている場合には、前記力点部は前記ドア受け部材から力を受け、前記ガイドピンは前記第1部分内の前記第1端部に存在し、(b)前記ドアが開かれる場合には、前記力点部が前記ドア受け部材から受ける力が減少し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さい間は、前記ガイドピンが前記第1端部から前記第2部分に向かって前記第1部分内を移動し、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記ガイドピンが前記第2部分内を前記第2端部に向かって移動し、(c)前記ドアが完全に開かれている場合には、前記力点部と前記ドア受け部材とが離れ、前記力点部は前記ドア受け部材から力を受けず、前記ガイドピンが前記第2部分内の前記第2端部に存在し、(d)前記ドアが閉じられる場合には、前記力点部が前記ドア受け部材に当たることによって、前記力点部が前記ドア受け部材から受ける力が増加し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間は、前記ガイドピンが前記第2端部から前記第1部分に向かって前記第2部分内を移動し、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記ガイドピンが前記第1部分内を前記第1端部に向かって移動すればよい。
この構成によると、比較的簡易な構成によって、収納位置に配置されているプロテクタの近傍に乗用車の他部材が存在する場合においても、プロテクタと他部材とが干渉する事態の発生を適切に抑制することができる。
前記スライド機構は、前記ドアが閉じられる際に、端部が前記乗用車のドア受け部材に当たることによって前記ドア受け部材から力を受ける、駆動ロッドと、所定位置に固定されており、前記駆動ロッドを挿通可能に保持する保持部材と、前記駆動ロッドのうち、前記端部と前記保持部材との間に設けられ、前記駆動ロッドの長手方向に沿って変位可能な環状部材と、前記保持部材と前記環状部材の間に設けられ、前記環状部材を前記ドア受け部材方向に付勢する第1圧縮バネであって、内部に駆動ロッドが挿通されている、前記第1圧縮バネと、前記環状部材と前記端部の間に設けられ、前記端部を前記ドア受け部材方向に付勢する第2圧縮バネであって、内部に駆動ロッドが挿通されており、その付勢力は前記第1圧縮バネの付勢力よりも大きい、前記第2圧縮バネと、前記環状部材の位置に応じて前記プロテクタの位置を変化させる伝達機構であって、前記第1圧縮バネが圧縮され、前記環状部材が第1位置に配置される場合に、前記プロテクタを前記収納位置に移動させ、前記第1圧縮バネが圧縮されておらず、前記環状部材が第2位置に配置される場合に、前記プロテクタを前記保護位置に移動させる、前記伝達機構と、を備えていてもよい。(A)前記ドアが閉じられている場合には、前記端部は前記ドア受け部材から力を受け、前記第1圧縮バネ及び前記第2圧縮バネがともに圧縮されており、前記環状部材が第1位置に維持され、(B)前記ドアが開かれる場合には、前記端部が前記ドア受け部材から受ける力が減少し、それに伴い、ドアの開度が前記特定の開度より小さい間は、前記第2圧縮バネが圧縮されていない状態に復元される一方で前記第1圧縮バネが依然圧縮されており、前記環状部材が前記第1位置に維持され、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記第2圧縮バネ及び前記第1圧縮バネがともに圧縮されていない状態に復元され、前記環状部材が前記第2位置に配置され、(C)前記ドアが完全に開かれている場合には、前記端部と前記ドア受け部材とが離れ、前記端部は前記ドア受け部材から力を受けず、前記第2圧縮バネ及び前記第1圧縮バネがともに圧縮されておらず、前記環状部材が前記第2位置に維持され、(D)前記ドアが閉じられる場合には、前記端部が前記ドア受け部材に当たることによって前記端部が前記ドア受け部材から受ける力が増加し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記第1圧縮バネが先に圧縮されて前記第2圧縮バネが圧縮されず、前記環状部材が前記第1位置に配置され、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記第1圧縮バネ及び前記第2圧縮バネがともに圧縮され、前記環状部材が前記第1位置に維持されてもよい。
この構成によっても、比較的簡易な構成によって、収納位置に配置されているプロテクタの近傍に乗用車の他部材が存在する場合においても、プロテクタと他部材とが干渉する事態の発生を適切に抑制することができる。
前記プロテクタ及び前記スライド機構は、前記ドアと別個に形成されていてもよい。前記スライド機構は、前記開放端面に対して着脱可能に設けられていてもよい。
この構成によると、ドアエッジ保護装置を、ドアの開放端面に対して着脱可能に取り付けることができる。上記のドアエッジ保護装置を取り付けることにより、保護装置が予め据え付けられていない乗用車のドアのエッジ部を保護することができる。
前記ドアエッジ保護装置は、前記開放端面に固定される固定部材をさらに備えてもよい。前記固定部材は、前記スライド機構を着脱可能に保持するとともに、保持されている前記プロテクタと前記スライド機構のうちの少なくとも一方に特定値以上の負荷が加わる場合に、前記スライド機構の保持を解除してもよい。
この構成によると、例えば、ユーザの身体の一部や着衣等が前記プロテクタと前記スライド機構のうちの少なくとも一方に引っかかる等して特定値以上の負荷が加わる場合に、固定部材からスライド機構が取り外される。そのため、スライド機構及びプロテクタが破損することを防止し得るとともに、ユーザの身体の一部や着衣等を損傷させることを防止し得る。
前記ドアエッジ保護装置は、前記スライド機構及び前記プロテクタを被覆するためのカバー部材をさらに備えてもよい。前記プロテクタの保護部は、前記保護位置に位置する場合には、前記カバー部材の外側に突出し、前記収納位置に位置する場合には、前記カバー部材によって被覆されてもよい。
この構成によると、プロテクタのスライド移動を妨げることなく、プロテクタ及びスライド機構をカバー部材で被覆して保護することができる。
第1実施例のドアエッジ保護装置の使用状態を示す説明図。 第1実施例のドアエッジ保護装置を示す斜視図。 第1実施例のドアエッジ保護装置を示す分解斜視図。 第1実施例のドアエッジ保護装置の動作を説明する説明図。 第2実施例のドアエッジ保護装置を示す斜視図。 第2実施例のドアエッジ保護装置を示す分解斜視図。 第2実施例のドアエッジ保護装置の動作を説明する説明図。 第3実施例のドアエッジ保護装置を示す斜視図。 第3実施例のドアエッジ保護装置を示す分解斜視図。 第3実施例のドアエッジ保護装置の動作を説明する説明図。
(第1実施例)
図1〜図4を参照して本実施例のドアエッジ保護装置10について説明する。図1に示すように、本実施例のドアエッジ保護装置10は、乗用車のドア500の開放端面506に着脱可能な態様で取り付けられている。ドアエッジ保護装置10は、ドア500が開かれた際に、ドア500の外パネル502の開放端側の縁部であるエッジ部504を保護するための装置である。図1の例では、ドア500は乗用車のフロントドアであるが、他の例では、ドア500は、リアドアであってもよい。
図1に示すように、ドアエッジ保護装置10は、プロテクタ20と、スライド機構30と、固定部材100と、カバー部材110と、を備える。
プロテクタ20は、ドア500が閉じている間はドア500の内側に収納され、ドア500が開くとドア500の外側に突出して外パネル502のエッジ部504を被覆してエッジ部504を保護する部材である。図2、図3に示すように、プロテクタ20は、シリコン、軟質ポリエチレン等、樹脂製の板状部材を屈曲させて形成されている。他の例では、プロテクタ20は、他の素材によって形成されていてもよい。
図3に示すように、プロテクタ20は、保護部22と、基部24と、ガイドピン26と、取付ピン28と、を有する。
保護部22は、プロテクタ20の長手方向(図中Y軸方向)の一端側の部分であって、鉤状に曲げて形成されている部分である。また、保護部22は、プロテクタ20がドア500の外側に突出する際に、エッジ部504を被覆する部分である。
基部24は、プロテクタ20の長手方向の他端側の部分である。基部24は、保護部22と一体に形成されているとともに、平板状に形成されている。
ガイドピン26は、基部24の保護部22寄りの部分の幅方向(図中X軸方向)の両側から突出するピンである。図3に示すように、ガイドピン26は、ガイド溝50、52(後述)内を移動可能に備えられる。ガイドピン26がガイド溝50、52内で移動することにより、プロテクタ20をガイド溝50、52に沿って移動させることができる。
取付ピン28は、基部24の後端部の幅方向の両側から突出するピンである。取付ピン28は、コマ部80のピン孔86(後述)に嵌合される。コマ部80に取り付けられたプロテクタ20は、取付ピン28を回転軸としてコマ部80に対して回動可能である。
スライド機構30は、取付板40と、ねじりバネ60と、駆動レバー70と、コマ部80と、を有する。
取付板40は、図3のXY平面に沿って伸びる板である。言い換えると、取付板40は、ドア500の開放端面506の沿面方向に沿って伸びる。取付板40には、図3のZ軸方向(即ち、ドア500の開放端面506の法線方向)に向かって伸びるガイド板44、46と、回転軸58と、が設けられている。
ガイド板44、46は、X軸方向に所定の間隔(即ち、プロテクタ20及びコマ部80の幅より少し広い間隔)で平行に設けられている。ガイド板44、46には、ガイド溝50、52、及び、ガイドレール54、56が設けられている。ガイド溝50、52は、略V字形状に形成されている溝である。ガイドレール54、56は、コマ部80をガイドするためのレール部材である。回転軸58は、ねじりバネ60の孔及び駆動レバー70の軸孔78を挿通するための軸材である。
ねじりバネ60は、駆動レバー70を、軸孔78を中心として時計回り(図2中の右回り)に回動させる方向に付勢するためのバネである。ねじりバネ60の一端は、取付板40に固定され、他端は、駆動レバー70に固定される。
駆動レバー70は、長手方向の両端部が丸く面取りされている棒状部材である。駆動レバー70は、力点側端部72と、作用点側端部74と、ガイドピン76と、軸孔78と、を備える。図2に示すように、力点側端部72は、車内側に配置される端部である。力点側端部72は、乗用車のドア受け部材(図4の510参照)に当接する側の端部である。作用点側端部74は、コマ部80に連結される側の端部である。ガイドピン76は、作用点側端部74に形成されている。ガイドピン76は、コマ部80のガイド溝90内に配置される。ガイドピン76は、ガイド溝90に沿ってガイド溝90内を移動可能である。軸孔78には、上記の回転軸58が挿通される。これにより、駆動レバー70は、軸孔78を中心に(軸孔78を支点として)回動することができる。上記の通り、駆動レバー70には、ねじりバネ60の端部が固定される。これにより、駆動レバー70の力点側端部72は、乗用車のドア受け部材方向に付勢される。
コマ部80は、プロテクタ20の基部24を保持するとともに、プロテクタ20をガイドレール54、56に沿ってスライド移動させるための部材である。コマ部80は、ガイド凹部82、84と、ピン孔86と、ガイド溝90と、を有する。
ガイド凹部82、84は、ガイドレール54、56とそれぞれ嵌合可能である。これにより、コマ部80は、ガイドレール54、56に沿ってY軸方向にスライド移動することができる。ピン孔86は、上記の通り、プロテクタ20の取付ピン28を嵌入するための孔である。
ガイド溝90は、XY平面に沿って略L字状に形成されている溝である。ガイド溝90は、Y軸方向に沿って形成されている第1部分92と、X軸方向に沿って形成されている第2部分と、を有する。上記の通り、ガイド溝90内には、駆動レバー70のガイドピン76が配置される。
固定部材100は、取付板40と略同じ面積に形成されている板状部材である。固定部材100の裏面側は、ドア500の開放端面506に固定される(図2参照)。図3に示すように、固定部材100の表面側には、取付板40の裏面を保持するための保持突起102が形成されている。保持突起102は、取付板40の裏面に形成された凹部(図示しない)に嵌入可能な突起である。図3の例では、保持突起102は一本のみが図示されているが、実際には他の位置にも形成されている。この保持突起102が取付板40の裏面の凹部に嵌入されることにより、取付板40(即ちスライド機構30)が固定部材100の表面に保持される。ただし、プロテクタ20及びスライド機構30(例えば、駆動レバー70)に対して、Z軸方向に特定値以上の負荷が加わると、保持突起102が取付板40の裏面の凹部から外れる。即ち、その場合、固定部材100は、スライド機構30の保持を解除する。
図1に示すように、カバー部材110は、スライド機構30及びプロテクタ20を被覆するための部材である。カバー部材110は、スライド機構30に対して着脱自在に設けられている。図2〜図4では、構造の理解の容易のために、カバー部材110が取り外された様子を図示している。カバー部材110がスライド機構30に取り付けられている場合であっても、プロテクタ20の動作は妨げられない。カバー部材110が設けられることにより、スライド機構30及びプロテクタ20が保護されるとともに、使用時に、スライド機構30及びプロテクタ20の一部が、ユーザの身体や着衣等を損傷させるおそれを低減させることができる。
図3に示す各部品を組み合わせて、図2に示すドアエッジ保護装置10を形成するためには以下のようにする。まず、プロテクタ20の取付ピン28を、コマ部80のピン孔86内に嵌入する。回転軸58に、ねじりバネ60を備え付け、その回転軸58を駆動レバー70の軸孔78に挿入する。ねじりバネ60の一端を取付板40に固定し、他端を駆動レバー70に固定する。そして、コマ部80のガイド凹部82、84とガイド板44、46のガイドレール54、56とを嵌合させるとともに、駆動レバー70のガイドピン76をガイド溝90内に挿入する。そして、プロテクタ20のガイドピン26を、ガイド板44、46のガイド溝50、52内に挿入する。そして、取付板40の裏面の凹部(図示しない)を、固定部材100の保持突起102に嵌入する。これにより、図2に示すような、カバー部材110が取り外された状態のドアエッジ保護装置10が完成する。さらにカバー部材110を取り付けると、図1に示すドアエッジ保護装置10が完成する。
(ドアエッジ保護装置10の動作)
続いて、図4を参照して、本実施例のドアエッジ保護装置10の動作について説明する。図4では、理解の容易のために一部の部品の図示を省略している。図4では、(a)でドア500が閉じられている状態を示し、(b)、(c)、(d)の順で次第にドア500が開かれる状態を示している。
(ドア500が開かれる場合)
ドア500が閉じられている場合には、図4の(a)に示すように、駆動レバー70の力点側端部72はドア受け部材510に当接しており、力点側端部72にはドア受け部材510からの力が加わっている。これにより、駆動レバー70の作用点側端部74に設けられているガイドピン76は、ガイド溝90の第1部分92内の端部92a(図3参照)に配置される。これに伴い、コマ部80が最も車内側寄りの位置に配置される。この場合、プロテクタ20は、収納位置に配置される。具体的には、プロテクタ20は、ドア500の外パネル502のエッジ部504の内側であって、エッジ部504の内面と開放端面506とによって囲まれている空間内に配置される。この際、プロテクタ20のガイドピン26は、ガイド板44、46のガイド溝50、52のうちの最も車内側寄りの端部に配置される。また、図に示すように、ドア500が閉じられている場合には、エッジ部504と、乗用車のリアドア520の一部とが近接しており、車内から車外に向かう方向において、一部が重なっている。この状態では、プロテクタ20の保護部22にはリアドア520が近接している。
ドア500が開けられると、図4の(b)に示すように、駆動レバー70の力点側端部72がドア受け部材510から受ける力が減少する。ただし、この時点では、ドア500の開度が特定の開度よりも小さい。ドア500が開けられることに伴って、駆動レバー70の作用点側端部74に設けられているガイドピン76は、ガイド溝90の第1部分92内を第2部分94に向かって移動する。ただし、ガイドピン76が第1部分92内に存在している間は、コマ部80は車外側に移動せず、最も車内側寄りの位置に配置された状態で維持される。そのため、ドア500の開度が特定の開度よりも小さい間は、プロテクタ20は、収納位置に配置された状態で維持される。この時点でも、依然としてプロテクタ20の保護部22にはリアドア520が近接している。ただし、プロテクタ20が収納位置から移動していないため、プロテクタ20とリアドア520が干渉することはない。
ドア500がさらに開かれ、ドア500の開度が特定の開度以上になると、図4の(c)に示すように、駆動レバー70の力点側端部72がドア受け部材510から受ける力がさらに減少する。それに伴って、駆動レバー70の作用点側端部74に設けられているガイドピン76は、ガイド溝90の第2部分94内を、第2部分94の端部94a(図3参照)に向かって移動する。ガイドピン76が第2部分94内を移動することにより、コマ部80が車外側に向けて押される。そして、コマ部80はガイドレール54、56に沿って車外側に向けてスライド移動を開始する。これに伴い、コマ部80に取り付けられたプロテクタ20も、コマ部80に押されて車外側にスライド移動を開始する。即ち、プロテクタ20は、開放端面506の沿面方向に沿って(図2のY軸方向に沿って)車外側に向かってスライド移動する。この際、プロテクタ20のガイドピン26は、ガイド溝50、52に沿って移動する。上記の通り、ガイド溝50、52は、開放端面506の法線方向に沿って開放端面506から離れる方向に曲げられた逆V字状に形成されている。そのため、プロテクタ20がスライド移動する際、プロテクタ20の保護部22は、開放端面506から離れる方向に移動する。この際、すでにドア500の開度が特定の開度以上であるため、開放端面506から離れる方向に移動したプロテクタ20がリアドア520に干渉することはない。
ドア500がさらに開かれると、図4の(d)に示すように、駆動レバー70の力点側端部72がドア受け部材510から受ける力がさらに減少する。それに伴って、駆動レバー70の作用点側端部74に設けられているガイドピン76は、ガイド溝90の第2部分94の端部94aに配置される。それに伴い、コマ部80はガイドレール54、56に沿ってスライド移動され、最も車外側の位置に配置される。そして、コマ部80に取り付けられたプロテクタ20も、コマ部80とともにスライド移動し、最も車外側の位置である保護位置に配置される。プロテクタ20は、逆V字状のガイド溝50、52に沿ってガイドされることにより、開放端面506に近づく方向に戻される。この結果、保護位置に配置されるプロテクタ20の保護部22は、エッジ部504の外側に突出するとともに、エッジ部504の外側及び端面を被覆して保護する。
図示しないが、ドア500がさらに開かれると(即ち完全に開かれると)、力点側端部72がドア受け部材510から離れ、力点側端部72にはドア受け部材510からの力が加わらなくなる。この場合、プロテクタ20は、上記の保護位置に維持される(図4の(d)参照)。
(ドア500が閉じられる場合)
ドア500を開いた状態から閉じる場合には、上記したドア500を開く場合と逆の動作が行われる。即ち、ドア500が閉じられると、図4の(d)に示すように、力点側端部72がドア受け部材510に当接し、力点側端部72にドア受け部材510からの力が加わり始める。
さらにドア500が閉じられ、ドア500の開度が特定の開度以上である間に、図4の(c)に示すように、ガイドピン76がガイド溝90の第2部分94内を第1部分92に向かって移動することにより、コマ部80が車内側に向けてスライド移動され、それに伴って、プロテクタ20も車内側に向けてスライド移動する。即ち、プロテクタ20は、開放端面506の沿面方向に沿って(図2のY軸方向に沿って)車内側に向かってスライド移動する。この際、プロテクタ20の保護部22は、ガイド溝50、52に沿って、開放端面506から一旦離れ、その後開放端面506に近づく方向に移動する。この結果、ドア500の開度が特定の開度以上である間に(即ち、特定の開度まで閉まる前に)、プロテクタ20は、保護位置(図4の(d)の位置)から収納位置(図4の(b)の位置)に移動される。ドア500を閉じる際も、プロテクタ20は、リアドア520に干渉することなく、収納位置に戻される。
さらにドア500が閉じられ、ドア500の開度が特定の開度より小さくなると、図4の(b)に示すように、ガイドピン76がガイド溝90の第1部分92内を端部92aに向かって移動する。ただし、ガイドピン76が第1部分92内を移動する間は、コマ部80の位置は変わらない。そのため、プロテクタ20は、収納位置に維持される。上記の通り、ドア500の開度が特定の開度まで閉まる前にプロテクタ20は収納位置に配置されるため、ドア500とリアドア520が近接する場合も、プロテクタ20はリアドア520に干渉しない。
さらにドア500が閉じられると、図4の(a)に示すように、ドア500が完全に閉じられる。
以上、本実施例のドアエッジ保護装置10の構成及び動作を説明した。上記の通り、本実施例のドアエッジ保護装置10では、プロテクタ20は、ドア500が閉じている場合には収納位置(図4の(a)参照)に配置され、ドア500が開かれると保護位置(図4の(d)参照)に配置される。プロテクタ20が保護位置に配置される場合に、保護部22がエッジ部504の外側に突出し、エッジ部504を被覆することにより、エッジ部504が保護される。スライド機構30は、プロテクタ20を、ドア500の開放端面506の沿面方向に沿って(図2のY軸方向に沿って)、保護位置と収納位置との間でスライド移動させる。そのため、例えば、プロテクタを回動させて保護位置に突出させる構造を有する従来のドアエッジ保護装置を乗用車に搭載すると、回動するプロテクタと他部材(例えば、リアドアのパネルの一部、ピラーの一部等)が干渉してしまうような状況であっても、上記の従来の装置に代えて、本実施例のドアエッジ保護装置10を搭載することにより、プロテクタ20を他部材と干渉させることなく、保護位置と収納位置との間でスライド移動させることができる。従って、本実施例のドアエッジ保護装置10によると、従来の装置に比べて、プロテクタ20が他部材(リアドア520等)と干渉する事態の発生を抑制し得る。
また、本実施例では、プロテクタ20が、保護位置と収納位置との間でスライド移動する際に、ガイド板44、46のガイド溝50、52に沿ってガイドされることにより、保護部22を、スライド移動に伴ってエッジ部504を迂回するような軌道で動作させることができる(図4参照)。従って、本実施例のように、ドアエッジ保護装置10が、エッジ部504が、開放端面506よりも開放端側に突出しているようなドアを有する乗用車に搭載される場合であっても、プロテクタ20のスライド移動の際に、プロテクタ20がエッジ部504と干渉してしまう事態の発生を適切に抑制することができる。
また、本実施例では、図4に示すように、ドア500が開かれる場合には、ドア500の開度が特定の開度よりも小さい間には、プロテクタ20が収納位置から移動せず(図4の(a)(b)参照)、ドア500の開度が特定の開度以上になってから、プロテクタ20が収納位置から保護位置に移動する(図4の(c)(d)参照)ため、収納位置に配置されているプロテクタ20の近傍にリアドア520の一部等の他部材が存在する場合であっても、プロテクタ20と他部材とが干渉する事態の発生が抑制される。同様に、ドア500が閉じられる場合にも、ドア500の開度が特定の開度以上である間に、プロテクタ20を保護位置から収納位置に移動させ、ドア500の開度が特定の開度より小さくなると、プロテクタ20を収納位置から移動させないため、プロテクタ20と他部材とが干渉する事態の発生が抑制される。本実施例によると、収納位置に配置されているプロテクタ20の近傍に乗用車の他部材が存在する場合であっても、プロテクタ20と他部材とが干渉する事態の発生を適切に抑制することができる。
また、本実施例のドアエッジ保護装置10は、図2、図3に示すような比較的簡易な機械的構成を有する。そのため、本実施例のドアエッジ保護装置10は、比較的簡易な構成によって、プロテクタ20と他部材との干渉を抑制することができる。
また、本実施例のドアエッジ保護装置10は、乗用車のドア500とは別個に形成されており、乗用車のドア500の開放端面506に着脱可能な態様で取り付けられている(図1参照)。そのため、本実施例のドアエッジ保護装置10を取り付けることにより、所定の保護装置が予め据え付けられていない乗用車のドアのエッジ部も保護することができる。
また、本実施例のドアエッジ保護装置10では、開放端面506に固定されている固定部材100の保持突起102が取付板40の裏面の凹部に嵌入されることにより、取付板40(即ちスライド機構30)が固定部材100の表面に保持される(図3参照)。ただし、プロテクタ20及びスライド機構30(例えば、駆動レバー70)に対して特定値以上の負荷が加わると、保持突起102が取付板40の裏面の凹部から外れる。即ち、その場合、固定部材100は、スライド機構30の保持を解除する。そのため、例えば、ユーザの身体の一部や着衣等がプロテクタ20とスライド機構30のうちの少なくとも一方に引っかかる等して特定値以上の負荷が加わる場合に、固定部材100からスライド機構30が取り外される。そのため、スライド機構30及びプロテクタ20が破損することを防止し得るとともに、ユーザの身体の一部や着衣等を損傷させることを防止し得る。
また、本実施例のドアエッジ保護装置10は、スライド機構30及びプロテクタ20を被覆するためのカバー部材110を備える。カバー部材110がスライド機構30に取り付けられている場合であっても、プロテクタ20の動作は妨げられない。カバー部材110が設けられることにより、スライド機構30及びプロテクタ20が保護されるとともに、使用時に、スライド機構30及びプロテクタ20の一部が、ユーザの身体や着衣等を損傷させるおそれを低減させることができる。
(第2実施例)
図5〜図7を参照して、本実施例のドアエッジ保護装置210について説明する。図5に示す本実施例のドアエッジ保護装置210も、第1実施例のドアエッジ保護装置10と同様に、乗用車のドア500の開放端面506に着脱可能な態様で取り付けられる。
図5、図6に示すように、本実施例のドアエッジ保護装置210も、プロテクタ220と、スライド機構230と、固定部材300と、を備える。なお、図5〜図7では、構造の理解の容易のためにカバー部材の図示を省略しているが、本実施例のドアエッジ保護装置210も、スライド機構230を被覆するためのカバー部材を備えている。
プロテクタ220は、保護部222と、基部224と、取付ピン228と、を有する。保護部222は、プロテクタ20の長手方向(図中Y軸方向)の一端側の部分であって、プロテクタ20がドア500の外側に突出する際に、エッジ部504を被覆する部分である。基部224は、プロテクタ20の長手方向の他端側の部分である。基部224は、保護部222と一体に形成されている。本実施例では、基部224は、ドア500の開放端面506側(図中のZ軸方向の開放端面506側)に向けて湾曲する凸形状に形成されている。取付ピン228は、コマ部261のピン孔261a(後述)に回動可能に嵌合される。
スライド機構230は、取付板240と、伝達機構260と、付勢機構270と、を有する。
取付板240は、ドア500の開放端面506の沿面方向に沿って(図5のXY平面に沿って)伸びる板である。取付板40には、図3のZ軸方向(即ち、ドア500の開放端面506の法線方向)に向かって伸びるガイドレール244、246と、突起250と、軸266と、が設けられている。ガイドレール244、246は、互いに所定の間隔で平行に設けられている。ガイドレール244、246は、コマ部261(後述)のスライド移動をガイドする部材である。突起250は、プロテクタ220がスライド移動する際に、プロテクタ220を開放端面506から離れる方向に持ち上げた後、開放端面506側に戻す動きをさせるためのガイド部材である。軸266は、第2リンク部264(後述)を回動可能に支持するための部材である。
伝達機構260は、付勢機構270の力をプロテクタ220に伝達するための機構である。本実施例では、伝達機構260は、リンク方式の機構であって、コマ部261と、第1リンク部262と、第2リンク部264と、を有する。コマ部261は、プロテクタ220の基部224を保持するとともに、プロテクタ220をガイドレール244、246に沿ってスライド移動させるための部材である。コマ部261は、プロテクタ220の取付ピン228を嵌入するためのピン孔261aを有する。第1リンク部262は、その一端がコマ部261に回動可能に連結され、他端が第2リンク部264と回動可能に連結される。第2リンク部264は、軸266に回動可能に支持されるとともに、一端が第1リンク部262と回動可能に連結され、他端が環状部材276(後述)と回動可能に連結される。
付勢機構270は、駆動ロッド271と、端部272と、保持部材274と、環状部材276と、第1圧縮バネ280と、第2圧縮バネ290と、を有する。駆動ロッド271は、Y軸方向に沿って配置されるロッドである。端部272は、駆動ロッド271の後端部(即ち車内側の端部)に取り付けられる。端部272は、乗用車のドア受け部材510(図7参照)に当接して、ドア受け部材510から力を受ける。保持部材274は、取付板240上に固定されており、駆動ロッド271を挿通可能に保持する。環状部材276は、駆動ロッド271のうち、端部272と保持部材274との間に設けられており、駆動ロッドの長手方向に沿って変位可能である。また、環状部材276は、第2リンク部264の端部と回動可能に連結されている。
第1圧縮バネ280は、保持部材274と環状部材276との間に設けられ、環状部材276をドア受け部材510(図7参照)方向に付勢する圧縮バネである。第1圧縮バネ280の内部には駆動ロッド271が挿通されている。第1圧縮バネ280の付勢力は、第2圧縮バネ290の付勢力よりも小さい。
第2圧縮バネ290は、環状部材276と端部272との間に設けられ、端部272をドア受け部材510方向に付勢する圧縮バネである。第2圧縮バネ290の内部にも駆動ロッド271が挿通されている。第2圧縮バネ290の付勢力は、第1圧縮バネ280の付勢力よりも大きい。
固定部材300は、取付板240と略同じ面積に形成されている板状部材である。固定部材300は、第1実施例の固定部材100とほぼ同様の構成を有する。即ち、固定部材300の裏面側は、ドア500の開放端面506に固定される。固定部材300の表面側には、取付板240の裏面を保持するための保持突起302が形成されている。
図6に示す各部品を組み合わせて、図5に示すドアエッジ保護装置210を形成するためには以下のようにする。まず、プロテクタ220の取付ピン228を、コマ部261のピン孔261a内に嵌入する。そして、コマ部261の両側部をガイドレール244、246に嵌合させる。また、コマ部261と、第1リンク部262と、第2リンク部264と、環状部材276と、を連結させる。第2リンク部264を軸266に支持させる。駆動ロッド271を、保持部材274と、第1圧縮バネ280と、環状部材276と、第2圧縮バネ290と、の内部に挿通させ、駆動ロッド271の後端に端部272を固定する。そして、取付板240の裏面の凹部(図示しない)を、固定部材300の保持突起302に嵌入する。これにより、図5に示すような、カバー部材(図示しない)が取り外された状態のドアエッジ保護装置210が完成する。
(ドアエッジ保護装置210の動作)
続いて、図7を参照して、本実施例のドアエッジ保護装置210の動作について説明する。図7でも、理解の容易のために一部の部品の図示を省略している。図7では、(a)でドア500が閉じられている状態を示し、(b)、(c)、(d)の順でドア500が開かれる状態を示している。
(ドア500が開かれる場合)
ドア500が閉じられている場合には、図7の(a)に示すように、付勢機構270の端部272はドア受け部材510に当接しており、端部272にはドア受け部材510からの力が加わっている。これにより、第1圧縮バネ280と第2圧縮バネ290はともに圧縮され、環状部材276は最も車内寄りの位置に配置される。この場合、伝達機構260は、コマ部261を最も車内側寄りの位置に配置する。これに伴い、プロテクタ220は、収納位置に配置される。
ドア500が開けられると、図7の(b)に示すように、端部272がドア受け部材510から受ける力が減少する。ただし、この時点では、ドア500の開度が特定の開度よりも小さい。この際、付勢力(圧縮力)の大きい第2圧縮バネ290が、付勢力の小さい第1圧縮バネ280より先に復元される(伸びる)。この際、環状部材276の位置は、ドアが閉じられている間の位置(図7の(a)参照)とほぼ変わらない。そのため、プロテクタ220は収納位置に維持される。
ドア500がさらに開かれ、ドア500の開度が特定の開度以上になると、図7の(c)に示すように、端部272がドア受け部材510から受ける力がさらに減少する。それに伴って、これまで圧縮されていた第1圧縮バネ280も、圧縮されていない状態に復元され始める。この際、環状部材276が、車内側に移動を開始する。これに伴い、コマ部261が、ガイドレール244、246に沿って車外側にスライド移動を開始する。この際、プロテクタ220の基部224の凸部分が突起250に乗り上げる。これにより、プロテクタ220がスライド移動する際に、プロテクタ220の保護部222が、開放端面506から一旦離れる方向に移動する。この際、すでにドア500の開度が特定の開度以上であるため、開放端面506から離れる方向に移動したプロテクタ220がリアドア520に干渉することはない。
ドア500がさらに開かれると、図7の(d)に示すように、端部272がドア受け部材510から受ける力がさらに減少する。それに伴って、第1圧縮バネ280が完全に復元する。そして、コマ部261がガイドレール244、246に沿ってスライド移動され、最も車外側の位置に配置される。そして、コマ部261に取り付けられたプロテクタ220も、コマ部261とともにスライド移動し、最も車外側の位置である保護位置に配置される。この時点では、プロテクタ220の基部224の凸部分が突起250を乗り越えるため、プロテクタ220の保護部222は、開放端面506に近づく方向に戻る。この結果、保護位置に配置されるプロテクタ220の保護部222は、エッジ部504の外側に突出するとともに、エッジ部504の外側及び端面を被覆して保護する。
図示しないが、ドア500がさらに開かれると(即ち完全に開かれると)、端部272がドア受け部材510から離れ、端部272にはドア受け部材510からの力が加わらなくなる。この場合、プロテクタ220は、上記の保護位置に維持される(図7の(d)参照)。
(ドア500が閉じられる場合)
ドア500を開いた状態から閉じる場合には、上記したドア500を開く場合と逆の動作が行われる。即ち、ドア500が閉じられると、図7の(d)に示すように、端部272がドア受け部材510に当接し、端部272にドア受け部材510からの力が加わり始める。
さらにドア500が閉じられ、ドア500の開度が特定の開度以上である間に、図7の(c)に示すように、付勢力(圧縮力)の小さい第1圧縮バネ280が、付勢力の大きい第2圧縮バネ290よりも先に圧縮され始める。これにより、環状部材276の車外側への移動が開始され、それに伴って、コマ部261の車内側へのスライド移動が開始される。これにより、プロテクタ220も車内側に向けてスライド移動を開始する。この際、プロテクタ220の基部224の凸部分が突起250に乗り上げ、プロテクタ220の保護部222は開放端面506から離れる方向に移動する。この結果、ドア500の開度が特定の開度以上である間に(即ち、特定の開度まで閉まる前に)、プロテクタ220は、保護位置(図7の(d)の位置)から収納位置(図7の(b)の位置)に移動される。ドア500を閉じる際も、プロテクタ220は、リアドア520に干渉することなく、収納位置に戻される。
さらにドア500が閉じられ、ドア500の開度が特定の開度より小さくなると、図7の(b)に示すように、付勢力(圧縮力)の小さい第1圧縮バネ280が完全に圧縮され、付勢力の大きい第2圧縮バネ290も圧縮され始める。これにより、環状部材276が最も車外側の位置まで移動され、それに伴って、コマ部261も最も車内側の位置までスライド移動される。これにより、プロテクタ220は収納位置に配置される。上記の通り、ドア500の開度が特定の開度まで閉まる前にプロテクタ220は収納位置に配置されるため、ドア500とリアドア520が近接する場合も、プロテクタ220はリアドア520に干渉しない。
さらにドア500が閉じられると、図7の(a)に示すように、ドア500が完全に閉じられる。この場合、第2圧縮バネ290も完全に圧縮される。そして、プロテクタ220は収納位置に維持される。
以上、本実施例のドアエッジ保護装置210の構成及び動作を説明した。本実施例のドアエッジ保護装置210も、第1実施例のドアエッジ保護装置10と同様の作用効果を発揮することができる。
また、本実施例では、プロテクタ220が、保護位置と収納位置との間でスライド移動する際に、基部224の凸部分が突起250を乗り越える動きを行うことにより、保護部222を、スライド移動に伴ってエッジ部504を迂回するような軌道で動作させることができる(図7参照)。従って、本実施例でも、プロテクタ220のスライド移動の際に、プロテクタ220がエッジ部504と干渉してしまう事態の発生を適切に抑制することができる。
(第3実施例)
図8〜図10を参照して、本実施例のドアエッジ保護装置410について説明する。本実施例のドアエッジ保護装置410は、第2実施例のドアエッジ保護装置210の変形例である。本実施例のドアエッジ保護装置410は、その基本的な構成は第2実施例のドアエッジ保護装置210と共通するが、伝達機構460が歯車方式である点が第2実施例とは異なる。図8〜図10では、第2実施例のドアエッジ保護装置210を同じ構成を有する部品を、図5〜図7と同じ符号を用いて示し、詳しい説明を省略する。
図8、図9に示すように、本実施例のドアエッジ保護装置410も、プロテクタ220と、スライド機構230と、固定部材300と、を備える。なお、図8〜図10でも、構造の理解の容易のためにカバー部材の図示を省略している。
本実施例のプロテクタ220及び固定部材300は、第2実施例と共通する。そして、本実施例のスライド機構230も、取付板240と、伝達機構460と、付勢機構270と、を有する。
取付板240は、第2実施例と同様に、ガイドレール244、246、及び、突起250を有する。本実施例では、取付板240は、さらに軸465を有する。軸465は、後述のピニオン464の回転軸である。
伝達機構460は、上記の通り、歯車方式の機構である。伝達機構460は、コマ部461と、ピニオン464と、を有する。コマ部461は、プロテクタ220の基部224を保持するとともに、プロテクタ220をガイドレール244、246に沿ってスライド移動させるための部材である。コマ部461は、プロテクタ220の取付ピン228を嵌入するためのピン孔461aを有する。また、コマ部461の後端側には、ピニオン464と係合する第1ラック462が形成されている。ピニオン464は、軸465に回動可能に取り付けられるとともに、コマ部461の第1ラック462、及び、環状部材276の第2ラック277(後述)と係合される。
付勢機構270は、駆動ロッド271と、端部272と、保持部材274と、環状部材276と、第1圧縮バネ280と、第2圧縮バネ290と、を有する。本実施例の付勢機構270は、環状部材276が、上記のピニオン464と係合する第2ラック277を有する点を除き、第2実施例の付勢機構270と同様の構成を有する。
(ドアエッジ保護装置410の動作)
続いて、図10を参照して、本実施例のドアエッジ保護装置410の動作について説明する。図10でも、(a)でドア500が閉じられている状態を示し、(b)、(c)、(d)の順でドア500が開かれる状態を示している。
(ドア500が開かれる場合)
ドア500が閉じられている場合には、図10の(a)に示すように、付勢機構270の端部272はドア受け部材510に当接しており、端部272にはドア受け部材510からの力が加わっている。これにより、第1圧縮バネ280と第2圧縮バネ290はともに圧縮され、環状部材276は最も車内寄りの位置に配置される。この場合、コマ部461は最も車内側寄りの位置に配置される。プロテクタ220は、収納位置に配置される。
ドア500が開けられると、図10の(b)に示すように、端部272がドア受け部材510から受ける力が減少する。ただし、この時点では、ドア500の開度が特定の開度よりも小さい。この際、付勢力(圧縮力)の大きい第2圧縮バネ290が、付勢力の小さい第1圧縮バネ280より先に復元される(伸びる)。この際、環状部材276の位置は、ドアが閉じられている間の位置(図10の(a)参照)とほぼ変わらない。そのため、プロテクタ220は収納位置に維持される。
ドア500がさらに開かれ、ドア500の開度が特定の開度以上になると、図10の(c)に示すように、端部272がドア受け部材510から受ける力がさらに減少する。それに伴って、これまで圧縮されていた第1圧縮バネ280も、圧縮されていない状態に復元され始める。この際、環状部材276及び第2ラック277が、車内側に移動を開始する。これに伴い、コマ部461が、ガイドレール244、246に沿って車外側にスライド移動を開始する。この際、プロテクタ220の基部224の凸部分が突起250に乗り上げる。これにより、プロテクタ220がスライド移動する際に、プロテクタ220の保護部222が、開放端面506から離れる方向に移動する。この際、すでにドア500の開度が特定の開度以上であるため、開放端面506から離れる方向に移動したプロテクタ220がリアドア520に干渉することはない。
ドア500がさらに開かれると、図10の(d)に示すように、端部272がドア受け部材510から受ける力がさらに減少する。それに伴って、第1圧縮バネ280が完全に復元する。これに伴い、環状部材276及び第2ラック277が、最も車内側の位置に配置される。そして、コマ部461がガイドレール244、246に沿ってスライド移動され、最も車外側の位置に配置される。そして、コマ部461に取り付けられたプロテクタ220も、コマ部461とともにスライド移動し、最も車外側の位置である保護位置に配置される。この時点では、プロテクタ220の基部224の凸部分が突起250を乗り越えるため、プロテクタ220の保護部は、開放端面506に近づく。この結果、保護位置に配置されるプロテクタ220の保護部222は、エッジ部504の外側に突出するとともに、エッジ部504の外側及び端面を被覆して保護する。
図示しないが、ドア500がさらに開かれると(即ち完全に開かれると)、端部272がドア受け部材510から離れ、端部272にはドア受け部材510からの力が加わらなくなる。この場合、プロテクタ220は、上記の保護位置に維持される(図10の(d)参照)。
(ドア500が閉じられる場合)
ドア500を開いた状態から閉じる場合には、上記したドア500を開く場合と逆の動作が行われる。即ち、ドア500が閉じられると、図10の(d)に示すように、端部272がドア受け部材510に当接し、端部272にドア受け部材510からの力が加わり始める。
さらにドア500が閉じられ、ドア500の開度が特定の開度以上である間に、図10の(c)に示すように、付勢力(圧縮力)の小さい第1圧縮バネ280が、付勢力の大きい第2圧縮バネ290よりも先に圧縮され始める。これにより、環状部材276及び第2ラック277の車外側への移動が開始され、それに伴って、コマ部461の車内側へのスライド移動が開始される。これにより、プロテクタ220も車内側に向けてスライド移動を開始する。この際、プロテクタ220の基部224の凸部分が突起250に乗り上げ、プロテクタ220の保護部222は開放端面506から離れる方向に移動する。この結果、ドア500の開度が特定の開度以上である間に(即ち、特定の開度まで閉まる前に)、プロテクタ220は、保護位置(図10の(d)の位置)から収納位置(図10の(b)の位置)に移動される。ドア500を閉じる際も、プロテクタ220は、リアドア520に干渉することなく、収納位置に戻される。
さらにドア500が閉じられ、ドア500の開度が特定の開度より小さくなると、図10の(b)に示すように、付勢力(圧縮力)の小さい第1圧縮バネ280が完全に圧縮され、付勢力の大きい第2圧縮バネ290も圧縮され始める。これにより、環状部材276及び第2ラック277が最も車外側の位置まで移動され、それに伴って、コマ部461も最も車内側の位置までスライド移動される。これにより、プロテクタ220は収納位置に配置される。上記の通り、ドア500の開度が特定の開度まで閉まる前にプロテクタ220は収納位置に配置されるため、ドア500とリアドア520が近接する場合も、プロテクタ220はリアドア520に干渉しない。
さらにドア500が閉じられると、図10の(a)に示すように、ドア500が完全に閉じられる。この場合、第2圧縮バネ290も完全に圧縮される。そして、プロテクタ220は収納位置に維持される。
以上、本実施例のドアエッジ保護装置410の構成及び動作を説明した。本実施例のドアエッジ保護装置410も、第1、第2実施例のドアエッジ保護装置10、210と同様の作用効果を発揮することができる。
以上、本明細書で開示する技術の実施例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。例えば、以下の変形例を含んでもよい。
(変形例1)上記の各実施例では、ドアエッジ保護装置10、210、410は、いずれも乗用車のドア500とは別個に形成され、開放端面506に着脱可能な態様で取り付けられている(図1参照)。これに限られず、ドアエッジ保護装置が、ドア500に予め作り付けられた構造であってもよい。即ち、上記の各実施例におけるプロテクタ20、220及びスライド機構30、230に相当する要素がドア500に予め作り付けられていてもよい。
(変形例2)上記の各実施例では、プロテクタ20、220が、保護位置と収納位置との間でスライド移動する際に、保護部22、222を、スライド移動に伴ってエッジ部504を迂回するような軌道で動作させることができる(図4、図7、図10参照)。これに限られず、プロテクタを保護位置と収納位置との間でスライド移動する際に、保護部をエッジ部504を迂回するような軌道で動作させることなく、直線的にスライド移動させてもよい。
(変形例3)上記の各実施例では、ドア500が開かれる場合、ドア500の開度が特定の開度より小さい間は、プロテクタ20、220を収納位置から移動させず、ドア500の開度が特定の開度以上になると、プロテクタ20、220を収納位置から保護位置に移動させている(図4、図7、図10参照)。同様に、ドア500が閉じられる場合、ドア500の開度が特定の開度以上である間に、プロテクタ20、220を保護位置から収納位置に移動させ、ドア500の開度が特定の開度より小さくなると、プロテクタ20、220を収納位置から移動させない。これに限られず、ドア500が開かれた直後からプロテクタを収納位置から保護位置に向かって移動させるようにしてもよい。ドア500が閉じられる場合も、ドア500が閉じるまでにプロテクタが収納位置に配置されれば、プロテクタが移動するタイミングが任意であってもよい。
(変形例4)上記の各実施例では、プロテクタ20、220、又はスライド機構30、230に特定値以上の負荷が加わる場合に、固定部材100、300からスライド機構30、230が取り外される。これに限られず、固定部材100、300を省略してもよい。その場合、スライド機構30、230が直接開放端面506に取り付けられていてもよい。
(変形例5)上記の各実施例では、ドアエッジ保護装置10、210、410は、カバー部材110を有しているが、これに限られず、カバー部材110を省略してもよい。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :ドアエッジ保護装置
20 :プロテクタ
22 :保護部
24 :基部
26 :ガイドピン
28 :取付ピン
30 :スライド機構
40 :取付板
44 :ガイド板
46 :ガイド板
50 :ガイド溝
52 :ガイド溝
54 :ガイドレール
56 :ガイドレール
58 :回転軸
60 :ねじりバネ
70 :駆動レバー
72 :力点側端部
74 :作用点側端部
76 :ガイドピン
78 :軸孔
80 :コマ部
82 :ガイド凹部
84 :ガイド凹部
86 :ピン孔
90 :ガイド溝
92 :第1部分
92a :端部
94 :第2部分
94a :端部
100 :固定部材
102 :保持突起
110 :カバー部材
210 :ドアエッジ保護装置
220 :プロテクタ
222 :保護部
224 :基部
228 :取付ピン
230 :スライド機構
240 :取付板
244 :ガイドレール
246 :ガイドレール
250 :突起
260 :伝達機構
261 :コマ部
261a :ピン孔
262 :第1リンク部
264 :第2リンク部
266 :軸
270 :付勢機構
271 :駆動ロッド
272 :端部
274 :保持部材
276 :環状部材
277 :第2ラック
280 :第1圧縮バネ
290 :第2圧縮バネ
300 :固定部材
302 :保持突起
410 :ドアエッジ保護装置
460 :伝達機構
461 :コマ部
461a :ピン孔
462 :第1ラック
464 :ピニオン
465 :軸
500 :ドア
502 :外パネル
504 :エッジ部
506 :開放端面
510 :ドア受け部材
520 :リアドア

Claims (9)

  1. 乗用車のドアの外パネルの開放端側の縁部であるエッジ部を保護するドアエッジ保護装置であって、
    プロテクタと、
    前記プロテクタを、前記ドアの開放端面の沿面方向に沿って、保護位置と収納位置との間でスライド移動させるスライド機構であって、前記ドアが開かれる場合に前記プロテクタを前記保護位置に配置させ、前記ドアが閉じられる場合に前記プロテクタを前記収納位置に配置させる、前記スライド機構と、を備え、
    前記プロテクタは、
    前記保護位置にある場合には前記エッジ部の外側に突出し、前記収納位置にある場合には、前記エッジ部よりも内側であって、前記エッジ部の内面と前記開放端面によって囲まれる空間内に配置される、保護部と、
    前記保護部と一体に形成されており、前記スライド機構にスライド可能に取り付けられている基部と、を備え
    前記プロテクタ及び前記スライド機構は、ともに前記ドアと別個に形成されており、
    前記スライド機構は、前記開放端面に対して着脱可能に設けられるとともに、前記開放端面に装着された場合、前記エッジ部の内面と前記開放端面によって囲まれる前記空間内に配置される、
    ドアエッジ保護装置。
  2. 前記スライド機構は、
    前記プロテクタを前記保護位置と前記収納位置との間でスライド移動させる間に、さらに、前記開放端面の法線方向に沿って、前記保護部を前記開放端面から離れる方向に移動させた後で前記開放端面に近づく方向に移動させる、
    請求項1に記載のドアエッジ保護装置。
  3. 前記スライド機構は、
    前記ドアが開かれる場合には、前記ドアの開度が特定の開度より小さい間は、前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記プロテクタを前記収納位置から前記保護位置に移動させ、
    前記ドアが閉じられる場合には、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記プロテクタを前記保護位置から前記収納位置に移動させ、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記プロテクタを前記収納位置から移動させない、
    請求項1又は2に記載のドアエッジ保護装置。
  4. 前記スライド機構は、
    前記プロテクタの前記基部に取り付けられており、ガイド溝を備えるコマ部材であって、前記ガイド溝は、第1端部を有する第1部分と、前記第1部分とは異なる方向に形成されており、第2端部を有する第2部分と、を有している、前記コマ部材と、
    支点部を中心に回動可能であり、作用点部には前記ガイド溝内でガイドされるガイドピンが設けられ、力点部は、前記ドアが閉じられる際に前記乗用車のドア受け部材に当たることによって前記ドア受け部材から力を受ける、駆動レバーと、
    前記力点部を前記ドア受け部材方向に付勢する付勢部材と、
    を備えており、
    前記コマ部材は、前記ガイドピンが前記第1部分内に存在する間は前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ガイドピンが前記第2部分内に存在する間は、前記第2部分内における前記ガイドピンの移動に伴って、前記プロテクタを前記収納位置と前記保護位置との間で移動させ、
    (a)前記ドアが閉じられている場合には、前記力点部は前記ドア受け部材から力を受け、前記ガイドピンは前記第1部分内の前記第1端部に存在し、
    (b)前記ドアが開かれる場合には、前記力点部が前記ドア受け部材から受ける力が減少し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さい間は、前記ガイドピンが前記第1端部から前記第2部分に向かって前記第1部分内を移動し、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記ガイドピンが前記第2部分内を前記第2端部に向かって移動し、
    (c)前記ドアが完全に開かれている場合には、前記力点部と前記ドア受け部材とが離れ、前記力点部は前記ドア受け部材から力を受けず、前記ガイドピンが前記第2部分内の前記第2端部に存在し、
    (d)前記ドアが閉じられる場合には、前記力点部が前記ドア受け部材に当たることによって、前記力点部が前記ドア受け部材から受ける力が増加し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間は、前記ガイドピンが前記第2端部から前記第1部分に向かって前記第2部分内を移動し、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記ガイドピンが前記第1部分内を前記第1端部に向かって移動する、
    請求項3に記載のドアエッジ保護装置。
  5. 前記スライド機構は、
    前記ドアが閉じられる際に、端部が前記乗用車のドア受け部材に当たることによって前記ドア受け部材から力を受ける、駆動ロッドと、
    所定位置に固定されており、前記駆動ロッドを挿通可能に保持する保持部材と、
    前記駆動ロッドのうち、前記端部と前記保持部材との間に設けられ、前記駆動ロッドの長手方向に沿って変位可能な環状部材と、
    前記保持部材と前記環状部材の間に設けられ、前記環状部材を前記ドア受け部材方向に付勢する第1圧縮バネであって、内部に駆動ロッドが挿通されている、前記第1圧縮バネと、
    前記環状部材と前記端部の間に設けられ、前記端部を前記ドア受け部材方向に付勢する第2圧縮バネであって、内部に駆動ロッドが挿通されており、その付勢力は前記第1圧縮バネの付勢力よりも大きい、前記第2圧縮バネと、
    前記環状部材の位置に応じて前記プロテクタの位置を変化させる伝達機構であって、前記第1圧縮バネが圧縮され、前記環状部材が第1位置に配置される場合に、前記プロテクタを前記収納位置に移動させ、前記第1圧縮バネが圧縮されておらず、前記環状部材が第2位置に配置される場合に、前記プロテクタを前記保護位置に移動させる、前記伝達機構と、
    を備えており、
    (A)前記ドアが閉じられている場合には、前記端部は前記ドア受け部材から力を受け、前記第1圧縮バネ及び前記第2圧縮バネがともに圧縮されており、前記環状部材が第1位置に維持され、
    (B)前記ドアが開かれる場合には、前記端部が前記ドア受け部材から受ける力が減少し、それに伴い、ドアの開度が前記特定の開度より小さい間は、前記第2圧縮バネが圧縮されていない状態に復元される一方で前記第1圧縮バネが依然圧縮されており、前記環状部材が前記第1位置に維持され、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記第2圧縮バネ及び前記第1圧縮バネがともに圧縮されていない状態に復元され、前記環状部材が前記第2位置に配置され、
    (C)前記ドアが完全に開かれている場合には、前記端部と前記ドア受け部材とが離れ、前記端部は前記ドア受け部材から力を受けず、前記第2圧縮バネ及び前記第1圧縮バネがともに圧縮されておらず、前記環状部材が前記第2位置に維持され、
    (D)前記ドアが閉じられる場合には、前記端部が前記ドア受け部材に当たることによって前記端部が前記ドア受け部材から受ける力が増加し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記第1圧縮バネが先に圧縮されて前記第2圧縮バネが圧縮されず、前記環状部材が前記第1位置に配置され、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記第1圧縮バネ及び前記第2圧縮バネがともに圧縮され、前記環状部材が前記第1位置に維持される、
    請求項3に記載のドアエッジ保護装置。
  6. 前記開放端面に固定される固定部材をさらに備え、
    前記固定部材は、前記スライド機構を着脱可能に保持するとともに、保持されている前記プロテクタと前記スライド機構のうちの少なくとも一方に特定値以上の負荷が加わる場合に、前記スライド機構の保持を解除する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のドアエッジ保護装置。
  7. 前記スライド機構及び前記プロテクタを被覆するためのカバー部材をさらに備え、
    前記プロテクタの保護部は、前記保護位置に位置する場合には、前記カバー部材の外側に突出し、前記収納位置に位置する場合には、前記カバー部材によって被覆される、
    請求項1からのいずれか一項に記載のドアエッジ保護装置。
  8. 乗用車のドアの外パネルの開放端側の縁部であるエッジ部を保護するドアエッジ保護装置であって、
    プロテクタと、
    前記プロテクタを、前記ドアの開放端面の沿面方向に沿って、保護位置と収納位置との間でスライド移動させるスライド機構であって、前記ドアが開かれる場合に前記プロテクタを前記保護位置に配置させ、前記ドアが閉じられる場合に前記プロテクタを前記収納位置に配置させる、前記スライド機構と、を備え、
    前記プロテクタは、
    前記保護位置にある場合には前記エッジ部の外側に突出し、前記収納位置にある場合には、前記エッジ部よりも内側であって、前記エッジ部の内面と前記開放端面によって囲まれる空間内に配置される、保護部と、
    前記保護部と一体に形成されており、前記スライド機構にスライド可能に取り付けられている基部と、を備え
    前記スライド機構は、
    前記ドアが開かれる場合には、前記ドアの開度が特定の開度より小さい間は、前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記プロテクタを前記収納位置から前記保護位置に移動させ、
    前記ドアが閉じられる場合には、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記プロテクタを前記保護位置から前記収納位置に移動させ、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、
    前記プロテクタの前記基部に取り付けられており、ガイド溝を備えるコマ部材であって、前記ガイド溝は、第1端部を有する第1部分と、前記第1部分とは異なる方向に形成されており、第2端部を有する第2部分と、を有している、前記コマ部材と、
    支点部を中心に回動可能であり、作用点部には前記ガイド溝内でガイドされるガイドピンが設けられ、力点部は、前記ドアが閉じられる際に前記乗用車のドア受け部材に当たることによって前記ドア受け部材から力を受ける、駆動レバーと、
    前記力点部を前記ドア受け部材方向に付勢する付勢部材と、
    を備えており、
    前記コマ部材は、前記ガイドピンが前記第1部分内に存在する間は前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ガイドピンが前記第2部分内に存在する間は、前記第2部分内における前記ガイドピンの移動に伴って、前記プロテクタを前記収納位置と前記保護位置との間で移動させ、
    (a)前記ドアが閉じられている場合には、前記力点部は前記ドア受け部材から力を受け、前記ガイドピンは前記第1部分内の前記第1端部に存在し、
    (b)前記ドアが開かれる場合には、前記力点部が前記ドア受け部材から受ける力が減少し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さい間は、前記ガイドピンが前記第1端部から前記第2部分に向かって前記第1部分内を移動し、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記ガイドピンが前記第2部分内を前記第2端部に向かって移動し、
    (c)前記ドアが完全に開かれている場合には、前記力点部と前記ドア受け部材とが離れ、前記力点部は前記ドア受け部材から力を受けず、前記ガイドピンが前記第2部分内の前記第2端部に存在し、
    (d)前記ドアが閉じられる場合には、前記力点部が前記ドア受け部材に当たることによって、前記力点部が前記ドア受け部材から受ける力が増加し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間は、前記ガイドピンが前記第2端部から前記第1部分に向かって前記第2部分内を移動し、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記ガイドピンが前記第1部分内を前記第1端部に向かって移動する、
    ドアエッジ保護装置。
  9. 乗用車のドアの外パネルの開放端側の縁部であるエッジ部を保護するドアエッジ保護装置であって、
    プロテクタと、
    前記プロテクタを、前記ドアの開放端面の沿面方向に沿って、保護位置と収納位置との間でスライド移動させるスライド機構であって、前記ドアが開かれる場合に前記プロテクタを前記保護位置に配置させ、前記ドアが閉じられる場合に前記プロテクタを前記収納位置に配置させる、前記スライド機構と、を備え、
    前記プロテクタは、
    前記保護位置にある場合には前記エッジ部の外側に突出し、前記収納位置にある場合には、前記エッジ部よりも内側であって、前記エッジ部の内面と前記開放端面によって囲まれる空間内に配置される、保護部と、
    前記保護部と一体に形成されており、前記スライド機構にスライド可能に取り付けられている基部と、を備え
    前記スライド機構は、
    前記ドアが開かれる場合には、前記ドアの開度が特定の開度より小さい間は、前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記プロテクタを前記収納位置から前記保護位置に移動させ、
    前記ドアが閉じられる場合には、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記プロテクタを前記保護位置から前記収納位置に移動させ、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記プロテクタを前記収納位置から移動させず、
    前記スライド機構は、
    前記ドアが閉じられる際に、端部が前記乗用車のドア受け部材に当たることによって前記ドア受け部材から力を受ける、駆動ロッドと、
    所定位置に固定されており、前記駆動ロッドを挿通可能に保持する保持部材と、
    前記駆動ロッドのうち、前記端部と前記保持部材との間に設けられ、前記駆動ロッドの長手方向に沿って変位可能な環状部材と、
    前記保持部材と前記環状部材の間に設けられ、前記環状部材を前記ドア受け部材方向に付勢する第1圧縮バネであって、内部に駆動ロッドが挿通されている、前記第1圧縮バネと、
    前記環状部材と前記端部の間に設けられ、前記端部を前記ドア受け部材方向に付勢する第2圧縮バネであって、内部に駆動ロッドが挿通されており、その付勢力は前記第1圧縮バネの付勢力よりも大きい、前記第2圧縮バネと、
    前記環状部材の位置に応じて前記プロテクタの位置を変化させる伝達機構であって、前記第1圧縮バネが圧縮され、前記環状部材が第1位置に配置される場合に、前記プロテクタを前記収納位置に移動させ、前記第1圧縮バネが圧縮されておらず、前記環状部材が第2位置に配置される場合に、前記プロテクタを前記保護位置に移動させる、前記伝達機構と、
    を備えており、
    (A)前記ドアが閉じられている場合には、前記端部は前記ドア受け部材から力を受け、前記第1圧縮バネ及び前記第2圧縮バネがともに圧縮されており、前記環状部材が第1位置に維持され、
    (B)前記ドアが開かれる場合には、前記端部が前記ドア受け部材から受ける力が減少し、それに伴い、ドアの開度が前記特定の開度より小さい間は、前記第2圧縮バネが圧縮されていない状態に復元される一方で前記第1圧縮バネが依然圧縮されており、前記環状部材が前記第1位置に維持され、前記ドアの開度が前記特定の開度以上になると、前記第2圧縮バネ及び前記第1圧縮バネがともに圧縮されていない状態に復元され、前記環状部材が前記第2位置に配置され、
    (C)前記ドアが完全に開かれている場合には、前記端部と前記ドア受け部材とが離れ、前記端部は前記ドア受け部材から力を受けず、前記第2圧縮バネ及び前記第1圧縮バネがともに圧縮されておらず、前記環状部材が前記第2位置に維持され、
    (D)前記ドアが閉じられる場合には、前記端部が前記ドア受け部材に当たることによって前記端部が前記ドア受け部材から受ける力が増加し、それに伴い、前記ドアの開度が前記特定の開度以上である間に、前記第1圧縮バネが先に圧縮されて前記第2圧縮バネが圧縮されず、前記環状部材が前記第1位置に配置され、前記ドアの開度が前記特定の開度より小さくなると、前記第1圧縮バネ及び前記第2圧縮バネがともに圧縮され、前記環状部材が前記第1位置に維持される、
    ドアエッジ保護装置。
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