JP6539723B2 - 香り発生装置及びそれを備えた特殊効果体感型椅子 - Google Patents

香り発生装置及びそれを備えた特殊効果体感型椅子 Download PDF

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Description

本発明は、香り発生装置及びこれを備えた特殊効果体感型椅子に関し、より詳しくは、映画館の上映館の内部又は外部に設けられ、映画シーンに合わせて動作し、観客に香りを排出して嗅覚効果を付与することで、観客の没入感を極力高くするための香り発生装置及びそれを備えた特殊効果体感型椅子に関する。
一般に、人間の目では主に3次元の立体映像を見ているが、カメラやビデオカメラのような撮影機器などを用いて撮影した映像を一般の映画館のスクリーンを通して見る場合は、二次元の平面映像を見るようになるため、立体感が大きく低下する。
このような点を考慮し、最近、劇場やテーマパークの大型イベントホール、立体映画館などにおいて、椅子に着座して観覧する場合、映像中の様々な状況を間接的に体験することができる、特殊効果装置付き特殊効果体感型椅子の提示が多く行われている。
例えば、映画館の椅子に振動装置を取り付け、映像中の中低音サウンドと連動して自動に振動を発生させることで、より深い感じの音響を体験することができる。
また、香り発生装置によって映画シーンに合わせて観客に香りを排出することで、嗅覚効果を付与し、没入感を極力高くする椅子が実現されている。
図1は、従来の香り発生装置を示す説明図である。
従来の香り発生装置は、複数種の香りを発生させるチャンバー(chamber)110を含んでいる。従来の香り発生装置では、複数種の香りを発生させる多数のチャンバーを制御することで、希望の香りを発生させるようになっている。
チャンバー110は、不織布111と、注入口112及び排出口113を含む。不織布111は、香りを浸透させた不織布又は発泡容器からなる。注入口112は、空気の注入を行う。排出口113から、香りを含む空気が排出される。
従来の香り発生装置では、香りの浸透した不織布又は発泡容器入りのチャンバー110に空気を通過させることで、香りを観客に伝達している。
従来の香り発生装置では、経時的に香りの濃度が薄くなる。また、従来の香り発生装置では、香りの使用量を測定することができないため、補充時期を知ることが困難である。さらに、従来の香り発生装置では、単一の配管を使用して複数種の香りを伝達しているため、香りの混ざりが起こる場合がある。これは、香りの直観性低下の原因となり得る。
本発明の一実施例は、観客が映像を観覧する時において、映像情報とマッチングさせて香りを供給する香り発生装置を提供することにその目的がある。
また、本発明の一実施例は、該当映像に同期してプログラム化された香りオン・オフ信号を該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて伝送され、スイッチ信号に応じて動作する香り発生装置を提供することにその目的がある。
また、本発明の一実施例は、注入された空気によって発生する圧力差及びベンチュリ効果(Venturi Effect)のいずれか1つを用いてチャンバーに保管されている液相香りを噴霧し、噴霧された液相香りをフィルタを通じて回収し、配管に気相香り(芳香族化合物)のみを供給することで、常に一定の濃度を保つことができる香り発生装置を提供することにその目的がある。
また、本発明の一実施例は、液相香りを直接使用することで、使用量の直接的な測定及び補充時点の確認を行うことができる香り発生装置を提供することにその目的がある。
また、本発明の一実施例は、香りの種類別にそれぞれ対応する配管からなる多重配管を、4D(4 Dimension)椅子(Chair)及び観客の近くに連結することで、香りの混ざりを防止し、また、直観性を向上させることができる香り発生装置を提供することにその目的がある。
本発明の第1の側面によれば、香り液体を保管する第1のチャンバー及び前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧する噴霧器を備える液体噴霧部;及び、前記液体噴霧部から噴霧されている香り液体のフィルタリングを行うフィルタ、前記フィルタを通じてフィルタリングされた香り液体が残留する第2のチャンバー、及び前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行って発生する香り気体を排出する空気排出口を備えるフィルタ部;を含む香り発生装置を提供することができる。
前記液体噴霧部は、前記第1のチャンバーと前記噴霧器との間に仕切り壁が設けられ、前記仕切り壁にはオリフィス管が設けられ、圧縮された空気が注入されると、前記オリフィス管を介して前記第1のチャンバー内に圧縮された空気が注入され、前記注入された空気により発生する圧力差又はベンチュリ効果のうちの少なくともいずれか1つを用いて、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧することができる。
前記装置は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとを連結する連結管をさらに含み、前記フィルタ部は、前記噴霧された香り液体のフィルタリングを行い、フィルタリングされた香り液体が前記第2のチャンバーに残留し、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとの圧力差を用いて、前記第2のチャンバーに残留する香り液体を前記連結管を介して前記第1のチャンバーに回収することができる。
前記連結管は、前記香り液体が前記第1のチャンバーから前記第2のチャンバーへ逆流するのを防止する逆止弁をさらに含むことができる。
前記装置は、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに連結され、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持し、前記保管されている香り液体の水位を表示する水位ゲージをさらに含むことができる。
前記装置は、香りオン・オフ信号を受信し、前記受信された香りオン・オフ信号に応じてスイッチ信号を動作させる通信制御部;及び、香りの種類別に対応する配管が設けられ、前記排出された香り気体を伝達する多重配管;をさらに含み、前記スイッチの動作に応じて前記液体噴霧部に圧縮された空気が注入され、フィルタ部を通じて前記香り気体を排出することができる。
本発明の第2の側面によれば、特殊効果を提供する特殊効果体感型椅子であって、前記体感型椅子に設けられ、香りを噴射する多数のノズル;香り液体を保管する第1のチャンバー及び前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧する噴霧器を備える液体噴霧部;及び、前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行うフィルタ、前記フィルタを通じてフィルタリングされた香り液体が残留する第2のチャンバー、及び前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行って発生する香り気体を排出する空気排出口を備えるフィルタ部;を備える特殊効果体感型椅子を提供することができる。
前記液体噴霧部は、前記第1のチャンバーと前記噴霧器との間に仕切り壁が設けられ、前記仕切り壁にはオリフィス管が設けられ、圧縮された空気が注入されると、前記オリフィス管を介して前記第1のチャンバー内に圧縮された空気が注入され、前記注入された空気により発生する圧力差又はベンチュリ効果のうちの少なくともいずれか1つを用いて、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧することができる。
前記香り発生部は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとを連結する連結管をさらに含み、前記フィルタ部は、前記噴霧された香り液体のフィルタリングを行い、フィルタリングされた香り液体が前記第2のチャンバーに残留し、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとの圧力差を用いて、前記第2のチャンバーに残留する香り液体を前記連結管を介して前記第1のチャンバーに回収することができる。
前記連結管は、前記香り液体が前記第1のチャンバーから前記第2のチャンバーへ逆流するのを防止する逆止弁をさらに含むことができる。
前記装置は、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに連結され、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに保管されている液体の水位と同じ水位を維持し、前記保管されている香り液体の水位を表示する水位ゲージをさらに含むことができる。
前記装置は、香りオン・オフ信号を受信し、前記受信された香りオン・オフ信号に応じてスイッチ信号を動作させる通信制御部;及び前記香りの種類別に対応する配管が設けられ、前記多数のノズルと前記香り発生部とを連結し、前記香り発生部から排出された香り気体を、前記多数のノズルに伝達する多重配管;をさらに含み、前記スイッチ信号の動作に応じて前記液体噴霧部に圧縮された空気が注入され、フィルタ部を通じて前記香り気体を排出することができる。
本発明の第3の側面によれば、香り液体を保管する第1のチャンバーが設けられ、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を前記香り噴霧部に伝達する液体貯蔵部;及び、空気が注入される空気注入口、前記液体貯蔵部から伝達される香り液体を噴霧する噴霧ノズル、及び前記噴霧された香り液体が浸透し、前記空気注入口から注入された空気が通過して香り気体を排出する香り部材が設けられた第2のチャンバーを備える香り噴霧部;を含む香り発生装置を提供することができる。
前記液体貯蔵部は、前記第1のチャンバーに連結され、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持し、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体の水位を表示する水位ゲージをさらに含むことができる。
前記香り噴霧部は、映像の再生前又は希望の時点において、前記噴霧ノズルにより噴霧された香り液体を前記香り部材に浸透させることができる。
前記香り噴霧部は、前記噴霧ノズルの一側に設けられ、前記香り噴霧部の第2のチャンバーに保管されている香り液体を回収する回収孔をさらに含むことができる。
前記装置は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとを連結する連結管、映像の再生前又は希望の時点において香り液体噴霧のオン・オフ信号を受信して第1のスイッチ信号を動作させ、香りオン・オフ信号を受信して第2のスイッチ信号を動作させる通信制御部;及び、香りの種類別に対応する配管が設けられ、前記排出された香り気体を伝達する多重配管;をさらに含み、前記第1のスイッチ信号の動作に応じて、前記液体貯蔵部に注入された圧縮空気により香り液体が前記香り噴霧部に伝達され、前記香り噴霧部は、前記ノズルを介して香り液体を噴霧し、前記第2のスイッチ信号の動作に応じて前記香り噴霧部に圧縮された空気が注入され、香り部材に浸透した香り液体から香り気体を排出することができる。
本発明の第4の側面によれば、特殊効果を提供する特殊効果体感型椅子であって、前記体感型椅子に設けられ、香りを噴射する多数のノズル;香り液体を保管する第1のチャンバーが設けられ、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を伝達する液体貯蔵部;及び、空気が注入される空気注入口、前記液体貯蔵部から伝達される香り液体を噴霧する噴霧ノズル、及び前記噴霧された香り液体が浸透し、前記空気注入口から注入された空気が通過して香り気体を排出する香り部材が設けられた第2のチャンバーを備える香り噴霧部;を含む香り発生装置を備える特殊効果体感型椅子を提供することができる。
前記液体貯蔵部は、前記第1のチャンバーに連結され、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持し、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体の水位を表示する水位ゲージをさらに含むことができる。
前記香り噴霧部は、映像の再生前又は希望の時点において、前記噴霧ノズルから噴霧された香り液体を前記香り部材に浸透させることができる。
前記香り噴霧部は、前記噴霧ノズルの一側に設けられ、前記香り噴霧部の第2のチャンバーに保管されている香り液体を回収する回収孔をさらに含むことができる。
前記装置は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとを連結する連結管;映像の再生前又は希望の時点において香り液体噴霧のオン・オフ信号を受信して第1のスイッチ信号を動作させ、香りオン・オフ信号を受信して第2のスイッチ信号を動作させる通信制御部;及び、前記香りの種類別に対応する配管が設けられ、前記多数のノズルと前記香り発生部とを連結し、前記香り発生部から排出された香り気体を前記多数のノズルに伝達する多重配管;をさらに含み、前記第1のスイッチ信号の動作に応じて、前記液体貯蔵部に注入された圧縮空気により香り液体が前記香り噴霧部に伝達され、前記香り噴霧部は、前記噴霧ノズルを介して香り液体を噴霧し、前記第2のスイッチ信号の動作に応じて、前記香り噴霧部に圧縮された空気が注入され、香り部材に浸透した香り液体から香り気体を排出することができる。
本発明の一実施例によれば、観客が映像を観覧する時に、映像情報とマッチングさせて香りを供給することができる。
また、本発明の一実施例によれば、該当映像に同期してプログラム化されたオン・オフ信号を該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて伝送され、スイッチに信号に応じて動作させることができる。
また、本発明の一実施例によれば、圧力差又はベンチュリ効果、若しくは、圧力差とベンチュリ効果とを同時に用いて液相香りを噴霧し、フィルタを通じて液体を回収し、配管内に気相香り(芳香族化合物)のみを供給することで、常に一定の濃度を保つことができる。
また、本発明の一実施例によれば、液相香りを直接使用することで、使用量の直接的な測定及び補充時点の確認を行うことができる。
また、本発明の一実施例によれば、香りの種類別にそれぞれ対応する配管からなる多重配管を、4D椅子及び観客の近くに連結して観客に香りを伝達することで、香りの混ざりを防止し、また、直観性を向上させることができる。
従来の香り発生装置を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る香り発生装置の構造図である。 本発明の一実施例に係る香り発生装置の構造図である。 本発明の第1の実施例に係る発生装置における香り発生部の外形図である。 本発明の第1の実施例に係る発生装置における香り発生部の断面図である。 本発明の一実施例に係る香り発生部における香り発生過程の説明図である。 本発明の一実施例に係る香り発生部における香り発生過程の説明図である。 本発明の一実施例に係る香り発生装置付体感型椅子の構成図である。 本発明の第2の実施例に係る香り発生装置における香り発生部の断面図である。 本発明の第2の実施例に係る香り発生部における香り発生過程の説明図である。 本発明の第2の実施例に係る香り発生部における香り発生過程の説明図である。
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照して詳述する。
なお、実施例の説明において、本発明が属する技術分野で周知で本発明と直接関連のない技術内容については説明を省略する。これは、不要な説明を省略することで、本発明の要旨を逸脱するのを防ぎ、本発明の要旨をより明確に開示するためである。
同じ理由から、図面において、一部の構成要素は、誇張又は省略し、又は概略的に示されている。また、各構成要素が実寸で描かれているのではない。各図面において、同様又は対応する構成要素には、同一の符号を付すことにする。
図2及び図3は、本発明の一実施例に係る香り発生装置の構造図である。
図2及び図3に示されるように、本発明の一実施例に係る香り発生装置200は、香り発生部210、通信制御部220及び多重配管230を含む。
本発明の実施例に係る香り発生装置200は、様々な分野で適用することが可能である。以下、本発明の実施例として、4D分野において適用された香り発生装置200を示すが、この分野に限定されない。
以下、図2及び図3中の各構成要素の具体的な構成及び動作について説明する。
通信制御部220は、香りオン・オフ信号を該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて受信する。通信制御部220は、前記受信した香りオン・オフ信号に応じてスイッチ信号を動作させる。ここで、香りオン・オフ信号は、上映館で上映される映像に同期してプログラム化することができる。なお、通信制御部220は、4D映像と同期化した香りオン・オフ信号を受信することができる。即ち、通信制御部220は、4D分野において適用される香りオン・オフ信号だけでなく、上述のように、特定の分野に限定されず、種々の分野で適用することが可能である。
そして、香り発生部210は、通信制御部220のスイッチ信号に応じて圧縮された空気の注入を行う。次に、香り発生部210は、注入された空気によって発生する圧力差又はベンチュリ効果のうちの少なくとも1つを用いて保管されている香り液体の噴霧を行う。即ち、香り発生部210は、入口及び出口側の圧力差又はベンチュリ効果を用いて、若しくは、圧力差とベンチュリ効果とを同時に用いて、保管されている香り液体を噴霧することができる。換言すれば、香り発生部210は、機構的差圧に相当する圧力差のみを用いて、又はベンチュリ効果のみを用いて、貯蔵されている香り液体を噴霧することができる。また、香り発生部210は、圧力差とベンチュリ効果とを同時に用いて、貯蔵されている香り液体を噴霧することができる。
なお、香り発生部210は、フィルタを通じて香り液体を自動に回収し、香り気体を多重配管230に排出する。即ち、液体はフィルタの内部に残留し、空気中に放出される香り粒子のみが排出される。
図3に示されるように、本発明の変更例として、多重配管230は、複数の逆止弁が継手状に結合された逆止弁集合体231と連結することができる。
一方、香り発生装置200は、少なくとも1つ以上の香り発生部210を含むことができる。少なくとも1つ以上の香り発生部210は、互いに異なる香り液体を保管し、これらのうちの1つは、香りのない空気(Fresh Air)を含むことができる。例えば、A香〜E香、無香を別に備えた多数の香り液体を保管することができる。
無香の発生については、香り発生部210に、何も入れないか又は無香の液体を入れ、空気を流入して動作させることができる。他の例としては、香り発生装置200は、無香を発生させるための香り発生部210を追加設置する必要がなく、配管を、香り発生部210を経ることなく、直接多重配管230に連結することができる。空気は、無香であるため、香り発生装置200は、香り発生部210を追加設置することなく、無香を発生させることができる。
従って、香り発生装置200は、少なくとも1つ以上の香り発生部210のうちから選択された香り発生部210から香り気体を排出する。例えば、香り発生装置200が映像シーンと連動してC香を排出するためには、C香の注入された香り発生部210から香りを発生させることができる。このような動作は、香り発生装置200を制御する通信制御部220の制御によって行われる。
香り発生部210は、香りの排出前又は排出後に、無香の空気を噴射し、多重配管230にガス状に残存している香り気体を排出することで、配管の掃除を行うことができる。なお、無香の空気を噴射する回数については、香り気体を1回排出する毎に行うことができ、又は、2回、5回などの予め決められた一定の周期で行うことができる。
多重配管230は、香りの種類別に設けられている。一実施例として、それぞれの多重配管230は、4D椅子及び観客の近くに連結され、観客に香りを伝達することができる。多重配管230は、香りの混じりを防止し、直観性を向上させる役割を果たす。なお、多重配管230は、4D椅子だけでなく、上述のように、特定の分野に限定されず、種々の分野において適用することができる。
図4及び図5は、本発明の第1の実施例に係る香り発生装置における回路発生部の外形図及び断面図である。
図4及び図5に示されるように、本発明の一実施例に係る香り発生装置200における香り発生部210は、液体噴霧部410、フィルタ部420及び連結管430を含む。ここで、香り発生部210の液体噴霧部410側が、空気が注入される上流側であり、フィルタ部420側が、空気が排出される下流側である。
液体噴霧部410は、空気注入口411、第1のチャンバー412及び噴霧器413を含む。
液体噴霧部410は、空気注入口411を通じて圧縮された空気を注入される。
第1のチャンバー412は、香り液体を保管する。
圧縮された空気は、噴霧器413に注入され、フィルタ部420へ流れるようになる。なお、噴霧器413は、第1のチャンバー412に保管されている香り液体の噴霧を行う。
第1のチャンバー412と噴霧器413との間に、仕切り壁が設けられている。仕切り壁には、オリフィス管が設けられている。圧縮された空気が注入されると、オリフィス管を介して第1のチャンバー412内に圧縮された空気が注入される。液体噴霧部410は、注入された空気により発生する圧力差又はベンチュリ効果のうちの少なくともいずれか1つを用いて、第1のチャンバー412に保管されている香り液体の噴霧を行う。なお、液体噴霧部410の上流側に圧縮された空気が注入されると、オリフィス管を介して第1のチャンバー412内に圧縮された空気が注入される。圧力は、第1のチャンバー412の内部において徐々に増加する。
ここで、香り発生部210は、香りを可変的又は一定に調整することができる。具体的には、第1のチャンバー412から噴霧器413まで香り液体が上昇すると、一定量の香り液体が噴霧器413に滴下される。なお、滴下とは、香り液体が滴り落ちることを意味する。この時、滴下の部位については、可変滴下型では、ニードル(Needle)を移動させながら香り液体が通る流路のサイズを調節する。なお、滴下の部位は、香り液体を希望する量だけ通過し得るように、必要に応じて可変的に調節することもできる。また、他の実施例として、固定滴下型では、流路のサイズが製作時から一律に固定された状態で(調節不可)滴下される。図4及び図5に示される香り発生部210では、可変滴下型のものが適用されている。香り発生装置200が映画館に適用される場合、上映館の大きさに応じて滴下量を調節するため、可変滴下型のものを適用することができる。なお、香り発生装置200は、可変滴下型又は固定滴下型にのみ限定されるのではない。
一方、フィルタ部420は、空気排出口421、第2のチャンバー422及びフィルタ423を含む。
フィルタ部420は、液体噴霧部410から噴霧された香り液体のフィルタリングを行って発生する香り気体を、空気排出口421を介して排出する。
フィルタ423は、液体噴霧部410から噴霧された香り液体のフィルタリングを行う。第2のチャンバー422には、フィルタ423でフィルタリングされた液体が残留する。
フィルタ部420は、フィルタ423と第2のチャンバー422との間に仕切り壁が設けられていない。上流側に圧縮された空気が注入されると、圧縮された空気が第2のチャンバー422内にそのまま投入される。それで、第2のチャンバー422内の圧力は、第1のチャンバー412とは異なり、急に増加するようになる。第1のチャンバー412と第2のチャンバー422との間の圧力差により、第2のチャンバー422の回収された香り液体が第1のチャンバー412に回収される。
連結管430は、第1のチャンバー412と第2のチャンバー422とを連結する。フィルタ部420は、噴霧された香り液体のフィルタリングを行い、このフィルタリングされた香り液体は、第2のチャンバー422に残留する。フィルタ部420は、第1のチャンバー412と第2のチャンバー422との圧力差を用いて、第2のチャンバー422に残留する香り液体を連結管430を通じて第1のチャンバー412に回収する。第1のチャンバー412と第2のチャンバー422との間の差圧によって、第2のチャンバー422の香り液体が第1のチャンバー412に回収される。連結管430には、逆止弁431をさらに含むことができる。なお、逆止弁431は、香り液体が第1のチャンバー412から第2のチャンバー422へ逆流するのを防止する役割を果たす。具体的には、逆止弁431は、香り液体を第2のチャンバー422から第1のチャンバー412への一方向にのみ流動させる。逆止弁431は、第1のチャンバー412から第2のチャンバー422へ香り液体が逆流するのを防止する。即ち、第1のチャンバー412に保管されている香り液体が第2のチャンバー422側へ流動することはない。
第1のチャンバー412及び第2のチャンバー422は、金属材で構成することができる。チャンバーの材質は、香り液体との化学反応がしない金属であることができる。金属材質であれば、別のチャンバーガード(Chamber guard)を設ける必要がない。これによって、使用者が外部から第1のチャンバー412及び第2のチャンバー422の内部を覗くことができないため、水位ゲージ414が設けられている。水位ゲージ414には、連結管が取り付けられており、使用者が香り液体の水位を外部から確認することが可能である。水位ゲージ414は、第1のチャンバー412又は第2のチャンバー422に連結され、第1のチャンバー412又は第2のチャンバー422に保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持し、保管されている香り液体の水位を表示することができる。具体的には、水位ゲージ414は、両側が第2のチャンバー422の上部及び下部に連結されており、水位ゲージ414が第2のチャンバー422の上部及び下部が連結されているため、第2のチャンバー422に保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持する。水位ゲージ414は、第2のチャンバー422に保管されている液体の水位を表示して外部に表示することで、使用者が香り液体の使用量及び残量を確認することが可能となり、香り液体の補充時点を知らせることができる。また、液相香りの水位を外部に表示する水位ゲージ414によって、使用量及び残量、液相香りの水位及び液相香りの補充時点を確認することができる。
変形例として、第1のチャンバー412及び第2のチャンバー422は、チャンバーとチャンバーガードから構成することができる。ここで、チャンバーは、実際に香り液体を保管するもので、透明なプラスチック材で構成することができる。チャンバーガードは、チャンバーを保護するための部材であって、プラスチックやメタル材で構成することができる。チャンバーは、縦長に開けて内部を覗くことが可能な構造であることができる。それで、チャンバーの内部は、外部から確認され、チャンバーに保管されている香り液体の使用量、残量、水位、補充時点などを外部から確認することが可能である。
図6及び図7は、本発明の一実施例に係る香り発生部における香り発生過程を示す説明図である。
図6及び図7を参照して、香り発生部210における香り発生過程について説明する。
図6中のステップS402において、液体噴霧部410の上流側に圧縮された空気が注入されると、噴霧器413のオリフィス管を介して第1のチャンバー412内に圧縮された空気が注入される。そして、第1のチャンバー412の内部は圧力が徐々に増加する。
これに対し、上流側に圧縮された空気が注入されると、圧縮された空気が第2のチャンバー422内にそのまま投入される。それで、第2のチャンバー422内の圧力は、第1のチャンバー412とは異なり、急に増加するようになる。
従って、第1のチャンバー412と第2のチャンバー422とは、同じ圧力に到達するまで、一定時間の間、圧力差が発生するようになる。
図6中のステップS404において、噴霧器413は、入口及び出口側の差圧とベンチュリ効果を用いて、第1のチャンバーに保管されている香り液体のフィルタ部420への噴霧を行う。
図7中のステップS406において、フィルタ423は、液体噴霧部410から伝達された香り液体のフィルタリングを行って香り液体を回収する。回収された香り液体は、第2のチャンバー422に保管される。
次に、第2のチャンバー422に連結された連結管430を介して回収された香り液体は、第1のチャンバー412と第2のチャンバー422との間の圧力差が発生する時間の間、液体噴霧部410の第1のチャンバー412に自動に回収されるようになる。なお、逆止弁431は、香り液体を、一方向にのみ、即ち、第2のチャンバー422から第1のチャンバー412への一方向にのみ流動させる。第1のチャンバー412に保管されている香り液体が第2のチャンバー422へ流動することはない。
図7中のステップS408において、フィルタ部420は、フィルタ423でフィルタリングされて発生する香り気体を空気と共に排出する。なお、香り気体は、香りを出す物質である芳香族化合物からなる。これにより、香り発生が必要である時に上記の過程を行うことで、常に一定濃度を有する香りを保つことができる。
図8は、本発明の一実施例に係る香り発生装置付体感型椅子の構成図である。
図8に示されるように、本発明の一実施例に係る香り発生装置200は、特殊効果体感型椅子800の一方向に配列された座席列の後方に設けられ、該当座席列に着座した観客又は後部座席に着座した観客に向かって香り気体を発生させる。なお、特殊効果体感型椅子800は、各座席に着座した観客に、映像中の様々な状況を間接的に体験することができるように特殊効果を提供する。
このような香り発生装置200は、基本的に、香り発生部210、通信制御部220及び多重配管230を含む。香り発生装置200は、特殊効果体感型椅子800に設けられた多数のノズル810をさらに含むことができる。多数のノズル810は、香りを噴射し、観客の嗅覚を刺激する。このような多数のノズル810を、特殊効果体感型椅子800の各座席毎に設けることができる。また、偶数番目又は奇数番目の座席にのみ設け、又は、2座席以上離隔して設けることもできる。
ここで、香り発生装置200において、多重配管230は、各配管内に香りを一方向にのみ伝達し、香りの逆流を防止するための逆止弁集合体231が、特殊効果体感型椅子800の近接した位置に設けられている。また、逆止弁集合体231は、多数のノズル810と共用配管232を介して連結することができる。
通信制御部220は、プログラム化された香りオン・オフ信号を、該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて受信する。次に、通信制御部220は、受信した香りオン・オフ信号に応じて、香り発生部210にスイッチ信号を動作させる。
香り発生部210は、上映館内に1つのみを設けることができ、必要に応じて複数個設けることもできる。複数個の特殊効果体感型椅子800をグループ化して対応付けて配置することができる。
多重配管230は、香りの種類別に対応する配管を備え、多数のノズル810と香り発生部210とを連結し、香り発生部210から排出された香り気体を多数のノズル810に伝達する。具体的には、多重配管230は、香り発生部210から噴射された香りを、多数のノズル810に供給させる。このような多重配管230は、多数のノズル810を香り発生部210と連結し、複数種の香りが通過する配管のことである。多重配管230は、多数のノズル810と共に特殊効果体感型椅子800に一体に取り付けることができる。
一方、最前列の席では、最前列に着座した観客に香り気体を発生するための特殊効果体感型椅子800の代わりに、特殊効果バーが設けられている。それで、このような特殊効果バーにノズルを設けることができる。前記ノズルが多重配管230と連結されるようになる。
また、多重配管230には、各配管内に、香りを一方向にのみ伝達し、香りの逆流を防止するための逆止弁集合体231を取り付けることができる。従って、多重配管230は、少なくとも1つの香り発生部210から排出される香り気体が多重配管230を通じて他の配管へ混入するのを防止することができる。
図9は、本発明の第2の実施例に係る香り発生装置における香り発生部の断面図である。
図9に示されるように、本発明の第2の実施例に係る香り発生装置200における香り発生部900は、香り噴霧部910、液体貯蔵部920及び連結管930を含む。
ここで、香り噴霧部910は、噴霧ノズル911、香り部材912、第2のチャンバー913、空気注入口914及び空気排出口915を含む。第2のチャンバー913は、内部に香り部材912及び噴霧ノズル911を含む。なお、噴霧ノズル911は、回収孔916をさらに含むことができる。
また、液体貯蔵部920は、空気注入口921、水位ゲージ922及び第1のチャンバー923を含む。第1のチャンバー923は、香り液体の保管を行う。
以下、図9を参照して、本発明の第2の実施例に係る香り発生装置200における香り発生部900の構成要素について詳述する。
先ず、香り発生装置200の通信制御部220は、映像の再生前又は随時に、プログラム化された香り液体の噴霧オン・オフ信号を、該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて伝送され、第1のスイッチ信号を動作させる。
すると、液体貯蔵部920は、第1のスイッチ信号に応じて、空気注入口921を通じて圧縮された空気を注入される。液体貯蔵部920には、空気が注入される空気注入口921が設けられている。
また、第1のチャンバー923に保管されている香り液体は、注入された圧縮空気により連結管930に沿って香り噴霧部910の噴霧ノズル911に伝達される。即ち、液体貯蔵部920は、第1のチャンバー923に保管されている香り液体を伝達する。噴霧ノズル911は、液体貯蔵部920から伝達される香り液体を噴霧する。噴霧された香り液体が香り部材912に浸透される。香り噴霧部910に圧縮空気が注入されると、香り気体が流れ出すと共に圧縮空気の圧力が香り噴霧部910内に作用するようになる。
香り部材912は、不織布又は発泡容器からなる。香り部材912は、噴霧ノズル911から噴霧された香り液体が浸透し、液体を保管する。
水位ゲージ922は、第1のチャンバー923に連結され、第1のチャンバー923に保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持し、第1のチャンバー923に保管されている香り液体の水位を表示する。具体的には、水位ゲージ922は、両側が第1のチャンバー923の上部及び下部に連結され、水位ゲージ922が第1のチャンバー923の上部及び下部が連結されているため、第1のチャンバー923に保管されている香り液体の水位と同じ水位を維持する。水位ゲージ922は、第1のチャンバー923に保管されている香り液体の水位を表示して外部に表示することで、使用者が香り液体の使用量及び残量を確認することが可能となり、香り液体の補充時点を知ることができる。また、液相香りの水位を外部に表示する水位ゲージ922によって、使用量及び残量、液相香りの水位及び液相香りの補充時点を確認することができる。
香り噴霧部910は、希望する時点で、随時に香り部材912に香り液体を浸透させ、常に一定濃度を有する香りを維持させることで、香り発生性能を極力向上させることができる。
一方、香り発生装置200の通信制御部220は、該当映像に同期してプログラム化した香りオン・オフ信号を該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて伝送され、第2のスイッチ信号を動作させる。
すると、香り噴霧部910は、第2のスイッチ動作信号に応じて液体貯蔵部920から伝達される香り液体を、噴霧ノズル911を介して香り部材912に浸透させ、注入された空気を香り部材912に通過させて香り気体を排出する。具体的には、香り噴霧部910は、空気注入口914から圧縮された空気を注入され、注入された空気が香り部材912を通過しながら、浸透された香り液体から香り気体を発生させる。次に、香り噴霧部910は、発生した香り気体を空気排出口915を介して排出する。
連結管930は、第2のチャンバー913と第1のチャンバー923とを連結する。第1のチャンバー923に保管されている香り液体は、液体貯蔵部920に注入された圧縮空気の圧力によって第2のチャンバー913内の噴霧ノズル911に伝達される。
図10及び図11は、本発明の第2の実施例に係る香り発生部における香り発生過程を示す説明図である。
図10及び図11を参照して、香り発生部900における香り発生過程について詳述する。
先ず、香り発生装置200の通信制御部220は、映像の再生前又は随時に、プログラム化された香り液体の噴霧オン・オフ信号を、該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて伝送され、第1のスイッチ信号を動作させる。
図10中のステップS1002において、液体貯蔵部920は、第1のスイッチ信号に応じて空気注入口921を介して圧縮された空気を注入される。
図10中のステップS1004において、第1のチャンバー923に保管されている香り液体は、注入された圧縮空気の圧力作用によって、香り噴霧部910の噴霧ノズル911に伝達される。
図10中のステップS1006において、噴霧ノズル911は、液体貯蔵部920から伝達された香り液体の香り部材912への噴霧を行う。
図10中のステップS1008において、噴霧ノズル911から噴霧された香り液体は、香り部材912に浸透される。
次に、香り発生装置200の通信制御部220は、該当映像に同期してプログラム化された香りオン・オフ信号を、該当通信線(例えば、RS−485、CANなど)を通じて伝送され、第2のスイッチ信号を動作させる。
図11中のステップS1010において、香り噴霧部910は、第2のスイッチ動作信号に応じて、空気注入口914を介して圧縮された空気を注入され、注入された空気が香り部材912を通過しながら、浸透された香り液体から香り気体を発生させる。
図11中のステップS1012において、香り噴霧部910は、発生した香り気体を空気排出口915を介して排出する。
一方、噴霧ノズル911には、噴霧ノズル911の他に、一側に微細な香り液体を回収し得る回収孔916が設けられている。この回収孔916を介して、香り噴霧部910内に圧力が作用する時又は長時間放置時に溜まっている残留した香り液体が回収される。また、回収孔916は、噴霧ノズル911が香り液体中に沈んで噴霧できなくなることを防止することができる。
噴霧ノズル911から噴霧する時においても、回収孔916から香り液体が流出する。しかし、回収孔916は、その大きさが極小であるため、香り液体の噴霧に影響を与えることはない。
本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須要素を変更することなく、他の形態にして実施できることが理解できるだろう。それで、上述の実施例は、本発明の例示に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求範囲の意味及び範囲、並びに均等な概念から導出される全ての変更又は変形した形態は、本発明の範囲に含まれるものと解釈すべきである。
なお、本明細書及び図面には、本発明の好適な実施例が開示されており、特定の用語を使用しているが、これは、本発明の技術内容が分かりやすく説明して発明の理解を助けるためであり、本発明の範囲を限定するものではない。今度開示された実施例の他に、本発明の技術的思想に基づいた他の変更例が実施できることは、本発明の技術分野で通常の知識を有する者にとって自明である。
200 香り発生装置
210、900 香り発生部
220 通信制御部
230 多重配管
410 液体噴霧部
411 空気注入口
412、923 第1のチャンバー
413 噴霧器
420 フィルタ部
421 空気排出口
422、913 第2のチャンバー
423 フィルタ
430、930 連結管
431 逆止弁
800 特殊効果体感型椅子
810 多数のノズル

Claims (12)

  1. 互いに異なる香り液体を保管し、保管されている前記香り液体をもとに香り気体を排出する複数の香り発生部;及び
    香りの種類別に対応する複数の配管が設けられ、前記複数の配管は前記複数の香り発生部にそれぞれ接続され、前記香り発生部から排出された香り気体を伝達する多重配管;を含み、
    前記香り発生部は、
    香り液体を保管する第1のチャンバー及び前記第1のチャンバーに保管された香り液体を噴霧する噴霧器を備える液体噴霧部;及び
    前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行うフィルタ、前記フィルタを通じてフィルタリングされた香り液体が残留する第2のチャンバー、及び前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行って発生する香り気体を排出する空気排出口を備えるフィルタ部;
    を含み、
    前記香り発生部は、前記香り気体を排出する前又は後に無香の空気を予め決められた一定の周期で噴射して、前記多重配管にガスの形で残存している香り気体を排出する、香り発生装置。
  2. 前記液体噴霧部は、前記第1のチャンバーと前記噴霧器との間に仕切り壁が設けられ、前記仕切り壁にはオリフィス管が設けられ、圧縮された空気が注入されると、前記オリフィス管を介して前記第1のチャンバー内に圧縮された空気が注入され、前記注入された空気により発生する圧力差又はベンチュリ効果のうちの少なくともいずれか1つを用いて、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧する、請求項1に記載の香り発生装置。
  3. 前記香り発生部は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとを連結する連結管をさらに含み、
    前記フィルタ部は、前記噴霧された香り液体のフィルタリングを行い、フィルタリングされた香り液体が前記第2のチャンバーに残留し、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとの圧力差を用いて、前記第2のチャンバーに残留する香り液体を前記連結管を介して前記第1のチャンバーに回収する、請求項1に記載の香り発生装置。
  4. 前記連結管は、前記香り液体が前記第1のチャンバーから前記第2のチャンバーへ逆流するのを防止する逆止弁をさらに含む、請求項3に記載の香り発生装置。
  5. 前記香り発生部は、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに連結され、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに保管されている液体の水位と同じ水位を維持し、前記保管されている香り液体の水位を表示する水位ゲージをさらに含む、請求項1に記載の香り発生装置。
  6. 香りオン・オフ信号を受信し、前記受信された香りオン・オフ信号に応じてスイッチ信号を動作させる通信制御部をさらに含み、
    前記スイッチ信号の動作に応じて前記液体噴霧部に圧縮された空気が注入され、フィルタ部を通じて前記香り気体を排出する、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の香り発生装置。
  7. 特殊効果を提供する特殊効果体感型椅子であって、
    前記特殊効果体感型椅子に設けられ、香りを噴射する多数のノズル;
    互いに異なる香り液体を保管し、保管されている前記香り液体をもとに香り気体を排出する複数の香り発生部;及び
    香りの種類別に対応する複数の配管が設けられ、前記複数の配管は前記複数の香り発生部にそれぞれ接続され、前記香り発生部から排出された香り気体を伝達する多重配管;を含み、
    前記香り発生部は、
    香り液体を保管する第1のチャンバー及び前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧する噴霧器を備える液体噴霧部;及び
    前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行うフィルタ、前記フィルタを通じてフィルタリングされた香り液体が残留する第2のチャンバー、及び前記液体噴霧部から噴霧された香り液体のフィルタリングを行って発生する香り気体を排出する空気排出口を備えるフィルタ部;
    を含み、
    前記香り発生部は、前記香り気体を排出する前又は後に無香の空気を予め決められた一定の周期で噴射して、前記多重配管にガスの形で残存している香り気体を排出する、香り発生装置を備える、特殊効果体感型椅子。
  8. 前記液体噴霧部は、前記第1のチャンバーと前記噴霧器との間に仕切り壁が設けられ、前記仕切り壁にはオリフィス管が設けられ、圧縮された空気が注入されると、前記オリフィス管を介して前記第1のチャンバー内に圧縮された空気が注入され、前記注入された空気により発生する圧力差又はベンチュリ効果のうちの少なくともいずれか1つを用いて、前記第1のチャンバーに保管されている香り液体を噴霧する、請求項7に記載の特殊効果体感型椅子。
  9. 前記香り発生装置は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとを連結する連結管をさらに含み、
    前記フィルタ部は、前記噴霧された香り液体のフィルタリングを行い、フィルタリングされた香り液体が前記第2のチャンバーに残留し、
    前記香り発生装置は、前記第1のチャンバーと前記第2のチャンバーとの圧力差を用いて、前記第2のチャンバーに残留する香り液体を前記連結管を介して前記第1のチャンバーに回収する請求項7に記載の特殊効果体感型椅子。
  10. 前記連結管は、前記香り液体が前記第1のチャンバーから前記第2のチャンバーへ逆流するのを防止する逆止弁をさらに備える、請求項9に記載の特殊効果体感型椅子。
  11. 前記香り発生部は、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに連結され、前記第1のチャンバー又は前記第2のチャンバーに保管されてる香り液体の水位と同じ水位を維持し、前記保管されている香り液体の水位を表示する水位ゲージをさらに備える、請求項7に記載の特殊効果体感型椅子。
  12. 香りオン・オフ信号を受信し、前記受信された香りオン・オフ信号に応じてスイッチ信号を動作させる通信制御部をさらに含み、
    前記香り発生部を含む前記香り発生装置は、前記スイッチ信号の動作に応じて前記液体噴霧部に圧縮された空気が注入され、フィルタ部を通じて前記香り気体を排出する、請求項7〜11のうちのいずれか1項に記載の特殊効果体感型椅子。
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