JP6538359B2 - 部材連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は板材からなる部材同士を連結する部材連結構造に関する。
板材からなる部材同士を連結して構造体を形成することは、空気調和機の室外機などで周知である。その例を特許文献1及び2に見ることができる。
特許文献1に記載された空気調和機の室外ユニットでは、底板にファンモータ台が固定される。底板とファンモータ台の一方には切り起し部と被挿入部が形成される。他方には挿入部が形成される。被挿入部に挿入部を挿入し、底板とファンモータ台の一方から他方にネジをねじ込むことで底板とファンモータ台は固定される。
特許文献2には底フレーム上にモータ台を起立した状態で固定するモータ台の取付構造が記載されている。モータ台には下端部の両側に係合爪を設ける。底フレームには断面台形状の凸部を設け、この凸部の上面には先端が鋭角な形状の2つの係合穴を設ける。係合爪の凹部を係合穴の鋭角な先端部に押し付ける形で係合爪を係合穴に係合させた上で、モータ台を1本のねじにより底フレーム上に固定する。
特開2011−106758号公報 特開2001−82767号公報
本発明は、板材からなる部材同士を連結して構造体を形成する際の連結作業が容易になる部材連結構造を提供することを目的とする。
本発明に係る部材連結構造は、いずれも板材からなる第1部材と第2部材を、互いに直角をなす形で連結するものであって、前記第1部材は、前記第2部材を受け止める受け止め部を有し、前記第2部材は、前記第1部材と直角をなす形で配置される本体部と、この本体部の端に形成されて前記受け止め部にあてがわれる折曲部を有し、前記受け止め部には爪が切り起こされ、この爪を通す開口部が前記第2部材に形成され、前記爪は、前記受け止め部から直角に立ち上がる根元部と、この根元部から鉤状に曲がり、この爪が切り起こされた後に残る前記受け止め部の切り起こし穴に並ぶように延びるとともに、この爪が前記開口部に通された後、前記受け止め部との間に前記折曲部を挟む挟み付け部を有し、
前記折曲部には、前記挟み付け部に向かって隆起する隆起部を有し、前記第1部材と前記第2部材とを連結するネジ止め機構を有することを特徴としている。
上記構成の部材連結構造において、前記挟み付け部は、先端ほど前記受け止め部から離れることが好ましい。
上記構成の部材連結構造において、前記挟み付け部は、前記隆起部の方向に凸となる形状とされていることが好ましい。
上記構成の部材連結構造において、前記ネジは、前記爪を挟む形で2個配置されることが好ましい。
上記構成の部材連結構造において、1個の前記第1部材に前記爪が複数存在することが好ましい。
本発明によると、第1部材は第2部材を受け止める受け止め部を有する。第2部材は、第1部材と直角をなす形で配置される本体部と、この本体部の端に形成されて受け止め部にあてがわれる折曲部を有する。受け止め部には爪が切り起こされ、この爪を通す開口部が第2部材に形成される。爪は、受け止め部から直角に立ち上がる根元部と、この根元部から鉤状に曲がり、爪が切り起こされた後に残る受け止め部の切り起こし穴に並ぶように延びるとともに、この爪が開口部に通された後、受け止め部との間に折曲部を挟む挟み付け部を有する。第1部材の受け止め部と爪の挟み付け部とに第2部材の折曲部を挟み付けさせることで、第1部材に対する第2部材の位置と姿勢が安定し、第1部材と第2部材をネジ止め機構で連結する作業がやりやすくなる。折曲部には爪の挟み付け部に向かって隆起する隆起部が形成されているから、折曲部には挟み付け部からの圧力が十分に働く。これによって第1部材に対する第2部材の位置と姿勢は一層安定する。隆起部が存在することで折曲部の強度も向上する。
空気調和機室外機の正面図である。 空気調和機室外機の分解斜視図である。 空気調和機室外機の底面板とモータアングルを本発明により連結した状態の斜視図である。 空気調和機室外機の底面板とモータアングルを本発明により連結した状態の正面図である。 空気調和機室外機の底面板とモータアングルを本発明により連結した状態の垂直断面図である。 図4の線A−Aに沿った箇所の部分拡大断面図である。 図4の線B−Bに沿った箇所の部分拡大断面図である。 空気調和機室外機の底面板とモータアングルを分離した状態の斜視図である。 空気調和機室外機の底面板とモータアングルを本発明により連結した状態の斜視図で、発明の第2実施形態に係るものである。 空気調和機室外機の正面板と左側面板を本発明の応用構造により連結した状態を示す室外機の側面図である。 図10の室外機の正面板の斜視図である。 図10の室外機の左側面板の斜視図である。 図11の正面板と図12の左側面板を組み合わせた状態を示す部分拡大斜視図である。 図11の正面板と図12の左側面板を組み合わせた状態を示す部分拡大断面図である。
<第1実施形態>
図1から図8に基づき本発明の第1実施形態を説明する。第1実施形態は、空気調和機の室外機の構成部品について実施される。最初に、空気調和機の室外機の構成の概要を図1と図2に基づき説明する。
空気調和機の室外機10は直方体形状の筐体11を備える。筐体11は、底面板11Dに、正面板11F、左側面板11L、右側面板11R、及び上面板11Uを組み合わせて構成される。底面板11D、正面板11F、背面板11B、左側面板11L、右側面板11R、及び上面板11Uの材料はいずれも板材、この場合は圧延鋼板である。筐体11の背面は、後述する熱交換器を露出させるため開放状態になっている。
正面板11Fには左寄りの箇所に円形の排気口12が設けられる。排気口12には円形のグリル12aが取り付けられる。グリル12aは合成樹脂製で、複数の放射状リブに同心円状の複数の環状リブを組み合わせた構成のものである。図2に示す通り、左側面板11Lには複数の矩形開口の集合からなる左側面吸気口11LSが形成され、右側面板11Rには複数の矩形開口の集合からなる右側面吸気口11RSが形成されている。
筐体11の内部は垂直な仕切壁20により左右の区画に仕切られる。左側の区画は熱交換器室21となり、右側の区画は機械室22となる。熱交換器室21と機械室22の両方にまたがるように熱交換器24が収納される。熱交換器24は、左側面吸気口11LSに対面し、また筐体11の背面に露出するように、平面形状L字形になっている。熱交換器24の前方には送風機30が配置される。送風機30はプロペラファンにより空気流を生成するものであり、この空気流は左側面吸気口11LS及び筐体11の背面から熱交換器室21に流入し、排気口12から排出される。熱交換器24を空気流が通過する際、熱交換器24と空気流との間で熱交換が行われる。
機械室22には、冷凍サイクルに冷媒を循環させるための圧縮機40が下部に配置され、上部に電装部50が配置される。電装部50には室外機10の運転制御を行うための回路基板(図示せず)が含まれる。
本発明の実施対象となるのは図3から図5に示す2個の部材である。その1は底面板11Dであり、その2は送風機30のモータ30aを支持するモータアングル60である。底面板11Dが特許請求の範囲における第1部材に該当し、モータアングル60が同じく第2部材に該当する。
底面板11Dは圧延鋼板をプレス加工して成型され、平面形状矩形のトレイ形状とされている。底面板11Dの周縁には立ち上がり壁70が形成され、立ち上がり壁70に囲まれた領域には、様々な目的のために様々な形状がプレス成型されている。底面板11Dの下面には別部品である接地脚71が左右一対溶接されている。
モータアングル60の材料も板材、この場合は圧延鋼板である。モータアングル60は底面板11Dと直角をなす形で底面板11Dに連結される。すなわち水平に配置される底面板11Dの上面にモータアングル60が垂直に立てられる。なお本明細書及び特許請求の範囲において「水平」「垂直」というときは、厳密な「水平」「垂直」から多少ずれた状態も含むものとする。
モータアングル60は垂直方向に長い矩形の本体部61を有する。本体部61の下端には折曲部62が一体成型される。折曲部62は本体部61の下端から水平に前方に突き出す。この折曲部62がモータアングル60の接地脚の役割を果たす。モータアングル60の上端は図示しないステー部材を介して筐体11に連結される。
モータアングル60は本体部61の上下方向の中間位置にモータ30aを取り付けた状態で底面板11Dに連結される。モータ30aからは水平にモータ軸が突き出しており、このモータ軸にプロペラファンが固定される。
底面板11Dには、熱交換器24の前方にあたる箇所に、モータアングル60を設置するための台座部72が形成される。台座部72は上面に水平面を有し、この水平面が受け止め部73となっている。この受け止め部73にモータアングル60の折曲部62があてがわれる。
図8に示す通り、受け止め部73の左右方向の中央にしてやや前方寄りの箇所には爪74が切り起こされる。爪74が切り起こされた後には切り起こし穴75が残る。爪74は、図7に示す通り、受け止め部73から直角に立ち上がる根元部74aと、根元部74aから鉤状に曲がり、切り起こし穴75に並ぶように前方に延びる挟み付け部74bとを有する。挟み付け部74bは、先端ほど受け止め部73から離れるようにやや斜め上を向いている。
図8に示す通り、受け止め部73の中で後方寄りの箇所には、爪74を通る前後の軸線を対称軸とする対称位置に2個の切り起こし片76が形成されている。切り起こし片76はモータアングル60をネジで固定するためのものであり、タッピングネジをねじ込むためのタッピング穴77が形成されている。タッピング穴77を有する切り起こし片76と、これにねじ込まれるタッピングネジとがネジ止め機構を構成する。切り起こし片76には、その前面が斜め上を向くように角度がつけられている。なおタッピング穴とタッピングネジの組み合わせとしたのは一例であって、他の種類のネジであってもよい。
モータアングル60には、折曲部62に開口部63が形成される。開口部63は、ここから爪74を通すためのものである。爪74は、開口部63に通された後、挟み付け部74bにより受け止め部73との間に折曲部62を挟む。折曲部62には、挟み付け部74bに対向する位置に、挟み付け部74bに向かって隆起する隆起部64が形成されている。隆起部64は、爪74の中心軸と直交する形で、筐体11の左右方向に沿って延びており、折曲部62の横幅より少し狭い横幅を有する。
モータアングル60の本体部61の下端には斜面部65が形成される。斜面部65は切り起こし片76とほぼ同じ角度を有する。そのため、モータアングル60を台座部72の上に立てると、切り起こし片76の前面と斜面部65の後面は平行になり、切り起こし片76と斜面部65を重ならせることが可能になる。斜面部65には切り起こし片76のタッピング穴77に整列する位置にタッピングネジの通し穴66が形成されている。
底面板11Dにモータアングル60を組み付ける際は、水平に置かれた底面板11Dの受け止め部73の上にモータアングル60の折曲部62を据え、開口部63に爪74を入り込ませる。モータアングル60は受け止め部73の上に立つ形になる。この状態でモータアングル60を後方にずらすと、折曲部62が爪74の挟み付け部74bの下に入り込み、折曲部62は受け止め部73と挟み付け部74bの間に挟まれる。挟み付け部74bは先端ほど受け止め部73から離れているので、モータアングル60を後方にずらしたとき、折曲部62を容易に挟むことができる。
折曲部62が受け止め部73と挟み付け部74bの間に挟まれることでモータアングル60はぐらつきが軽減され、折曲部62を受け止め部73に接触させる姿勢を安定して保つ。このため、底面板11Dに対するモータアングル60の位置決めが容易になり、この後に続くタッピングネジのねじ込み作業も楽に行える。
折曲部62には挟み付け部74bに向かって隆起する隆起部64が形成されており、隆起部64が挟み付け部74bを押し上げることで折曲部62には挟み付け部74bからの圧力が十分に働く。このため、底面板11Dに対するモータアングル60の位置と姿勢は一層安定する。隆起部64が存在することで折曲部62の強度も向上する。
折曲部62が受け止め部73と挟み付け部74bの間に挟まれた状態では、モータアングル60の斜面部65が受け止め部73の切り起こし片76に接近しており、通し穴66とタッピング穴77はほぼ整列状態にある。ここで、通し穴66を通じてタッピング穴77にタッピングネジ80をねじ込む。
タッピングネジ80は斜面部65の法線方向にねじ込まれるので、タッピングネジ80の締結は、モータアングル60に対し、受け止め部73押し付けられるという垂直方向の分力と、受け止め部73の上を移動するという水平方向の分力を発生させる。この水平方向の分力により、モータアングル60は切り起こし片76の方向に移動する。これに伴い開口部63の縁が爪74の根元部74aに引き寄せられ、同時に折曲部62は切り起こし穴75を閉め切る。折曲部62が切り起こし穴75を塞ぐことで、切り起こし穴75からの異物侵入が効果的に防がれる。
タッピングネジ80は爪74を挟む形で2個配置される。このため、一方のタッピングネジ80を締め付け、他方のタッピングネジ80を緩めることとすれば、モータアングル60は爪74を支点として水平面内で僅かに向きを変える。これによって送風機30の送風方向の微調整が可能になる。
上記のようにして底面板11Dの上にモータアングル60を固定した後、他の部品を手順通り組み付け、室外機10を完成させる。
<第2実施形態>
底面板11Dとモータアングル60の連結に本発明を用いた第2実施形態を図9に示す。第1実施形態では爪74は1個設けられるだけであったが、第2実施形態では爪74が2個、左右に並ぶ形で配置されている。これにより、爪14が折曲部62を押さえる力が一層強まり、モータアングル60は台座部72の上に安定して立ち、底面板11Dに対するモータアングル60の位置がしっかり決まるから、タッピングネジ80のねじ込み作業が一層やりやすくなる。
<第3実施形態>
底面板11Dとモータアングル60の連結に本発明を用いたものの第3実施形態としては、爪74の挟み付け部74bを、隆起部64の方向に凸となるように湾曲形状あるいは折曲形状としたものを挙げることができる。このように挟み付け部74bを隆起部64に向けて凸形状としておけば、爪74の持つ弾性が隆起部64に良く働き、底面板11Dに対するモータアングル60の位置と姿勢は一層安定する。
<発明の応用>
他の部材連結構造に本発明の考えを応用することも可能である。その一例として、正面板11Fと左側面板11Lの連結箇所における本発明の考えの応用を、図10から図14までの図に基づき説明する。
図11に示す通り、正面板11Fの左側縁11FLと右側縁11FRは、左側面板11Lと右側面板11Rの方に向かって直角に折れ曲がっている。左側面板11Lの前縁には左側面板11Lよりも一段と筐体11の内側に引っ込むように形成された段部90が存在し、この段部90の外側に正面板11Fの左側縁11FLが重ねられる。右側面板11Rの前縁にも段部90と同様の段部が形成されており、この段部の外側に正面板11Fの右側縁11FRが重ねられる。すなわち左側面板11L及び右側面板11Rと正面板11Fとは、一種のいんろう嵌合を形成する。そして左側縁11FLを後述する手段で左側面板11Lに係合させた後、右側縁11FRを通じて右側面板11Rの段部にタッピングネジをねじ込むことにより、正面板11Fは左側面板11Lと右側面板11Rに連結される。
上記の通り、正面板11Fを左側面板11Lと右側面板11Rに連結するにあたっては、最初に正面板11Fの左側縁11FLを左側面板11Lに係合させる。左側縁11FLを左側面板11Lに係合させてしまえば、作業者が正面板11Fから手を離しても正面板11Fは落下せず、右側縁11FRを右側面板11Rの段部にタッピングネジでねじ止めする作業を楽に行うことができる。左側縁11FLと左側面板11Lの係合には次の構造が採用されている。
図11及び図13に示す通り、正面板11Fの左側縁11FLには爪92が形成される。左側面板11Lの段部90には爪92を通す開口部93が形成される。正面板11Fの右側縁11FRには爪92と同様の爪が形成され、右側面板11Rの段部には開口部93と同様の開口部が形成される。なお爪と開口部の位置を逆転させ、正面板11Fの側に開口部、左側面板11Lと右側面板11Rの側に爪、という構成であってもよい。
正面板11Fの左側縁11FLを先に左側面板11Lに係合させ、その後に右側縁11FRを右側面板11Rに係合させるという作業手順なので、爪と開口部の組み合わせの数は、左側面側の方が右側面側の方よりも多くされる。図の構成では、左側縁11FLの爪92と左側面板11Lの開口部93の組み合わせの数は3とされる。右側縁11FRと右側面板11Rの間では、爪と開口部の組み合わせの数は1とされる。
図13及び図14に示す通り、左側縁11FLの爪92は左側面板11Lの内面に向かって凸となるように湾曲している。右側縁11FRに形成される爪も、右側面板11Rの内面に向かって凸となるように湾曲形状とされている。そして左側面板11Lには、爪92に向かって隆起する隆起部94が形成されている。隆起部94は垂直方向に延びる。右側面板11Rにも同様の隆起部が形成されている。
筐体11を組み立てるに際しては、左側面板11Lと右側面板11Rを先に底面板11Dに組み付けておき、その後正面板11Fを左側面板11Lと右側面板11Rに組み付ける、という作業手順となる。まず、正面板11Fの左側縁11FLを左側面板11Lの段部90の外側に重ね、3個の爪92を3個の開口部93に通す。開口部93の下縁に爪92の下縁が載ることで、開口部93と爪92が蝶番の役割を果たし、正面板11Fは水平面内で回動できることとなる。
正面板11Fを回動させ、右側縁11FRを右側面板11Rの段部の外側に重ねる。そして右側縁11FRの爪を右側面板11Rの開口部に通す。これにより、左側縁11FLと右側縁11FRの両方ともが爪と開口部の組み合わせにより支えられることになり、作業者が正面板11Fから手を離しても、正面板11Fは落下しない。
この後、右側縁11FRの外側から右側面板11Rの段部に対しタッピングネジを所定個数ねじ込むことで、左側面板11Lと右側面板11Rに対する正面板11Fの固定は完了する。
左側面板11Lの側においては爪92と隆起部94が押し合うことで正面板11Fと左側面板11Lのクリアランスが狭まり、正面板11Fはがたつきなく保持される。右側面板11Rの側においても爪と隆起部が押し合うことで正面板11Fと右側面板11Rのクリアランスが狭まり、正面板11Fはがたつきなく保持される。これにより正面板11Fの固定は安定したものとなり、圧縮機40の振動を受けて筐体11にビビリ振動が生じることを抑制できる。隆起部の存在により、左側面板11Lと右側面板11Rの強度も向上する。
隆起部94が存在しなかったとすると、隆起部94によって与えられる圧迫力と同レベルの圧迫力を爪92に与えるためには、爪92を左側縁11FLの外側へ大きく広げる必要がある。右側縁11FRの爪についても同じことが言える。爪が外側に広がっていると、正面板11を傷付きから守る保護フィルムがより多く必要となり、正面板11Fを組立場所に運ぶための搬送具も大きくせざるを得ない。隆起部を設けて爪の広がりを抑えれば、保護フィルムを節約し、搬送具もコストダウンすることができる。
また爪が外側に広がっていると、左側縁11FLの爪92を左側面板11Lの開口部93に通すとき、左側面板11Lから正面板11Fを大きく開かねばならない。すなわち広い組立スペースが必要となる。隆起部を設けて爪の広がりを抑えれば、左側面板11Lに対する正面板11Fの角度をそれほど大きくしなくても爪92を開口部93に通すことができ、組立スペースを節約できる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は板材からなる部材同士を連結する部材連結構造に広く利用可能である。
10 室外機
11 筐体
11D 底面板(第1部材)
11F 正面板
11L 左側面板
11R 右側面板
11U 上面板
60 モータアングル(第2部材)
61 本体部
62 折曲部
63 開口部
64 隆起部
73 受け止め部
74 爪
74a 根元部
74b 挟み付け部
75 切り起こし穴
80 タッピングネジ(ネジ)

Claims (4)

  1. いずれも板材からなる第1部材と第2部材を、互いに直角をなす形で連結する部材連結構造であって、
    前記第1部材は、前記第2部材を受け止める受け止め部を有し、
    前記第2部材は、前記第1部材と直角をなす形で配置される本体部と、この本体部の端に形成されて前記受け止め部にあてがわれる折曲部を有し、
    前記受け止め部には爪が切り起こされ、この爪を通す開口部が前記第2部材に形成され、
    前記爪は、前記受け止め部から直角に立ち上がる根元部と、この根元部から鉤状に曲がり、この爪が切り起こされた後に残る前記受け止め部の切り起こし穴に並ぶように延びるとともに、この爪が前記開口部に通された後、前記受け止め部との間に前記折曲部を挟む挟み付け部を有し、
    前記折曲部には、前記挟み付け部に向かって隆起する隆起部を有し、
    タッピングネジを、前記第1部材のタッピング穴に、前記第2部材の通し穴を通して、ネジ込むことにより、前記第1部材と前記第2部材とを連結し、
    前記タッピングネジは、前記爪を挟む形で2個配置され、
    前記隆起部は、一方向に延びて形成され、
    前記一方向において、前記隆起部の長さは、2つの前記タッピングネジの間隔よりも長いことを特徴とする部材連結構造。
  2. 前記挟み付け部は、先端ほど前記受け止め部から離れることを特徴とする請求項1に記載の部材連結構造。
  3. 前記挟み付け部は、前記隆起部の方向に凸となる形状とされていることを特徴とする請求項1に記載の部材連結構造。
  4. 1個の前記第1部材に前記爪が複数存在することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の部材連結構造。
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