JP6538150B2 - 周波数依存型受動弁を備えたショックアブソーバ - Google Patents

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Description

本開示は、自動車に使用されるシステムなどのサスペンションシステムで使用するために適合された油圧ダンパまたはショックアブソーバに関する。より詳細には、本開示は、反発または圧縮行程において高周波数道路入力に関してより柔らかな減衰特性を提供する周波数依存型受動バルビングアセンブリを有する油圧ダンパに関する。
従来技術の油圧ダンパまたはショックアブソーバは、流体チャンバを画定するシリンダを含み、流体チャンバの中にはピストンが摺動可能に配置され、ピストンがシリンダの内側を上部および下部作動チャンバに分ける。ピストンロッドがピストンに接続され、シリンダの一端から延びる。第1バルビングシステムが、油圧ダンパの伸長または反発行程の間に減衰力を生成するために組み込まれ、第2バルビングシステムが、油圧ダンパの圧縮行程の間に減衰力を生成するために組み込まれる。
様々な種類の減衰力生成装置が、車両がその上を移動する道路からの入力の周波数に関連して所望の減衰力を生成するために開発されてきた。これらの周波数依存型選択的減衰装置は、高周波数道路入力に関してより柔らかな減衰特性を有する能力を提供する。これらのより柔らかな減衰特性は、望ましくない乱れから車両車体をより効果的に隔絶する。典型的にこれらの周波数依存型減衰装置は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの伸長移動または反発移動の間だけ作動するが、油圧ダンパまたはショックアブソーバの伸長および反発移動の両方の間、作動するものもある。
油圧ダンパの継続的な開発は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの伸長/反発移動または圧縮移動における機能を改善する周波数依存型減衰装置の開発を含む。
本開示は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの反発または圧縮行程において柔らかな減衰を提供する周波数依存型油圧ダンパまたはショックアブソーバに関する技術を提供する。柔らかな減衰は、油圧ダンパまたはショックアブソーバの伸長/反発行程または圧縮行程の両方において高周波数道路入力に対して提供される。
本開示の適用可能性のさらなる領域は、以下に提供される詳細な記載から明らかになる。詳細な記載および特定の例は、本開示の好ましい実施形態を示す一方、単に説明を目的とし、本開示内容の範囲を制限するつもりはないことを理解されたい。
本開示は、詳細な記載および添付図面からより深く理解されるだろう。
図1は、本開示による周波数依存型減衰装置を組み込むショックアブソーバを使用する自動車の図である。 図2は、本開示による周波数依存型減衰装置を組み込むモノチューブショックアブソーバの側断面図である。 図3は、ショックアブソーバの反発または伸長行程の間に機能する周波数依存型減衰装置を組み込む図1に示されるショックアブソーバのピストンアセンブリを示す拡大側断面図である。 図4は、ショックアブソーバの伸長行程の間に機能しかつ反発バネを含む本開示の別の実施形態による周波数依存型装置を示す拡大側断面図である。 図5は、ショックアブソーバの圧縮行程の間に機能する周波数依存型装置を組み込む図1に示されるショックアブソーバのピストンアセンブリを示す拡大側断面図である。
好ましい実施形態の以下の記載は、本質的に単に例示的なものであり、本開示、その用途および使用を制限するつもりは一切ない。
いくつかの図全体を通して同様の参照番号が同様または対応する部品を指定する図面をここで参照すると、図1において、本開示による周波数依存型ショックアブソーバを有するサスペンションシステムを組み込む車両が示され、全体的に参照番号10によって指定されている。車両10はリヤサスペンション12と、フロントサスペンション14と、車体16とを含む。リヤサスペンション12は、車両の後輪18を動作可能に支持するように適合された横方向に延びるリヤアクスルアセンブリ(不図示)を有する。リヤアクスルアセンブリは、ショックアブソーバ20の対と、らせんコイルスプリング22の対とによって、車体16に動作可能に接続される。同様に、フロントサスペンション14は、車両の前輪24を動作可能に支持する横方向に延びるフロントアクスルアセンブリ(不図示)を含む。フロントアクスルアセンブリは、ショックアブソーバ26の第2の対と、らせんコイルスプリング28の対とによって、車体16に動作可能に接続される。ショックアブソーバ20および26は、車両10のばね下部分(すなわち、それぞれフロントおよびリヤサスペンション12および14)と、ばね上部分(すなわち車体16)との相対運動を減衰する働きをする。車両10は、フロントおよびリヤアクスルアセンブリを有する乗用車として示されているが、ショックアブソーバ20および26は、独立したフロントおよび/または独立したリヤサスペンションシステムを組み込む車両などの他の種類の車両でまたは他の種類の用途において使用されてもよい。さらに、本明細書で使用される際の用語「ショックアブソーバ」は、一般にダンパを指すように意図され、従ってマクファーソン(MacPherson)ストラットを含む。
ここで図2を参照すると、ショックアブソーバ20がより詳細に示されている。図2はショックアブソーバ20だけを示すが、ショックアブソーバ26もショックアブソーバ20に関して以下に記載されるピストンアセンブリを含むことを理解されたい。ショックアブソーバ26は、車両10のばね上部分およびばね下部分に接続されるように適合されているという点でショックアブソーバ20と異なるだけである。ショックアブソーバ20は圧力チューブ30、ピストンアセンブリ32およびピストンロッド34を含む。
圧力チューブ30は流体チャンバ42を画定する。ピストンアセンブリ32は圧力チューブ30内に摺動可能に配置され、流体チャンバ42を上部作動チャンバ44と下部作動チャンバ46とに分割する。シール48がピストンアセンブリ32と圧力チューブ30との間に配置され、不当な摩擦力を生成することのない圧力チューブ30に対するピストンアセンブリ32の摺動運動と、下部作動チャンバ46からの上部作動チャンバ44の密閉とを許容する。ピストンロッド34はピストンアセンブリ32に取り付けられ、上部作動チャンバ44を通って、および圧力チューブ30の上端部を閉鎖する上部エンドキャップ50を通って延在する。シーリングシステム52は上部エンドキャップ50とピストンロッド34との間の界面をシールする。ピストンアセンブリ32と反対側のピストンロッド34の端部は、車両10のばね上部分またはばね下部分に固定されるように適合される。好ましい実施形態では、ピストンロッド34は、車体16に、または車両10のばね上部分に固定される。圧力チューブ30は流体で満たされ、車両のばね上部分またはばね下部分に取り付けるための取付具54を含む。好ましい実施形態では、取付具54は、車両のばね下部分に固定される。従って、車両のサスペンション運動は、圧力チューブ30に対するピストンアセンブリ32の伸長または圧縮運動を引き起こす。ピストンアセンブリ32内の弁動作が、圧力チューブ30内のピストンアセンブリ32の運動の間、上部作動チャンバ44と下部作動チャンバ46との間の流体の移動を制御する。
ここで図3を参照すると、ピストンアセンブリ32は、ピストンロッド34に取り付けられ、ピストン本体60と、圧縮弁アセンブリ62と、伸長または反発弁アセンブリ64と、周波数依存型弁アセンブリ66とを含む。ピストンロッド34は、圧力チューブ30内に配置されたピストンロッド34の端部に位置付けられた低減された直径部分68を含み、ピストンアセンブリ32の構成要素を取り付けるためのショルダ70を形成する。周波数依存型弁アセンブリ66は、低減された直径部分68に配置される。周波数依存型弁アセンブリ66の反対側の端部は、ピストン支柱72に取り付けられている。ピストン支柱72は、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62および伸長または反発弁アセンブリ64を取り付けるためのショルダ76を形成する、低減された直径部分74を含む。ピストン本体60は低減された直径部分74に配置され、ここで圧縮弁アセンブリ62はピストン本体60とショルダ76との間に配置され、反発弁アセンブリ64はピストン本体60とピストン支柱72のねじ付き端部78との間に配置される。保持ナット80がねじ付き端部78またはピストン支柱72の低減された直径部分74にねじ式にまたは摺動式に受け入れられ、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62、および伸長または反発弁アセンブリ64をピストン支柱72に固定する。ピストン本体60は複数の圧縮流路82と複数の反発流路84とを画定する。
圧縮弁アセンブリ62は、圧縮弁プレート90、弁ストッパ92およびバネ94を含む。弁プレート90はピストン本体60に隣接して配置され、複数の圧縮流路82をカバーする。弁ストッパ92は隣接ショルダ76に配置され、バネ94は弁プレート90と弁ストッパ92との間に配置され、弁プレート90をピストン本体60に対して付勢する。ショックアブソーバ20の圧縮行程の間、流体圧力は、圧縮流路82を介して弁プレート90に適用される流体圧力がバネ94によって提供される負荷に打ち勝つまで、下部作動チャンバ46内に蓄積する。弁プレート90はピストン本体60から離れて移動し、バネ94を圧縮し、圧縮流路82を開放し、流体が、下部作動チャンバ46から、上部作動チャンバ44へ、図5の矢印96に示されるように流れることを許容する。
反発弁アセンブリ64は、1つまたは複数の弁プレート98、バネ座面100およびバネ102を含む。弁プレート98はピストン本体60に隣接して配置され、複数の反発流路84をカバーする。バネ座面100は弁プレート98のすぐ隣に配置される。バネ102はバネ座面100と保持ナット80との間に配置され、バネ座面100を弁プレート98に、および弁プレート98をピストン本体60に付勢する。保持ナット80は、ピストン支柱72のねじ付き端部78にねじ係合され、弁プレート98をピストン本体60に対して保持し、バネ102およびバネ座面100を使用して反発流路84を閉鎖する。ショックアブソーバ20の伸長行程の間、流体圧力は、反発流路84を介して弁プレート98に適用される流体圧力がバネ102によって提供される負荷に打ち勝つまで、上部作動チャンバ44内に蓄積する。弁プレート98はピストン本体60から離れて移動し、バネ102を圧縮し、反発流路84を開放し、流体が、上部作動チャンバ44から、下部作動チャンバ46へ、図3の矢印104に示されるように流れることを許容する。
ここで図3を参照すると、周波数依存型弁アセンブリ66が示されている。周波数依存型弁アセンブリ66は、反発(伸長)においてのみ周波数依存型減衰を提供する。図5は、圧縮においてのみ周波数依存型減衰を提供する、ショックアブソーバ20用の周波数依存型弁アセンブリ266を示す。周波数依存型弁アセンブリ66は、ハウジングアセンブリ110と、スプール弁アセンブリ112とを含む。ハウジングアセンブリ110は、上部ハウジング114と、下部ハウジング116とを含む。上部ハウジング114は、ピストンロッド34の端部にねじ式にまたは他の方法で取り付けられる。下部ハウジング116は、一端で上部ハウジング114にねじ式にまたは他の方法で取り付けられ、他端でピストン支柱72にねじ式にまたは他の方法で取り付けられる。
スプール弁アセンブリ112は、端部ストッパ120と、スプール122と、弁本体124と、弁座プレート126と、接合部128と、ディスクパック130とを含む。スプール122は、ハウジングアセンブリ110によって画定された流体キャビティ132内に配置される。スプール122は、弁本体124およびハウジングアセンブリ110の両方の中に摺動可能に配置される。
弁本体124は、溶接によってまたは当該技術分野で知られる他の手段によってハウジングアセンブリ110にしっかりと固定される。弁座プレート126は、スプール122のシャフト134が弁本体124を通って延びて弁座プレート126と接触するように、弁本体124に隣接して配置される。接合部128は、スプール122と反対の弁座プレート126の側に配置される。ディスクパック130は、接合部128と直接接触する1つまたは複数のディスク136と、1つまたは複数のディスク136が保持器を用いて取り付けられるディスクハウジング138とを含む。
図3は、ショックアブソーバ20の反発(伸長)行程の間の流体流れを示す。反発(伸長)行程の間、上部作動チャンバ44内のおよび反発流路84内の流体圧力は、バネ102が圧縮され弁プレート98がピストン本体60から完全に持ち上げられ矢印86によって示されるように反発流路84を完全に開放する地点まで弁プレート98に対する付勢負荷が増大するまで、増大する。反発弁アセンブリ64は、確定的な減衰特性を有する受動的な弁アセンブリである。
反発(伸長)行程の開始時、反発弁アセンブリ64が開放する前、流体は、ピストン本体60、圧縮弁アセンブリ62および反発弁アセンブリ64を迂回する、矢印150によって示されたバイパス流体流路を通って流れる。流路150は上部作動チャンバ44から下部ハウジング116の半径方向流路152、スプール122の軸方向流路154、および弁座プレート126の軸方向通路156を通り、ハウジング110および接合部128によって画定されるバイパスチャンバ158へ延びる。流路150はディスクパック130の1つまたは複数のディスク136の周囲を進み、ディスクハウジング138を通り、軸方向流路160へ入り、ピストン支柱72を通り、下部作動チャンバ46へ、進む。
休止位置において、スプール122は端部ストッパ120と接触し、端部ストッパ120はハウジングアセンブリ110と接触する。スプール122のシャフト134は弁座プレート126と接触し、弁座プレート126は接合部128と接触する。ディスクパック130はバネとして働き、接合部128に、弁座プレート126に対する負荷を予め与える。この位置において、弁本体124の逆止弁170は閉鎖される。
反発(伸長)移動の間、流路150は、下部ハウジング116を通って延びる半径方向流路152を介して周波数依存型弁アセンブリ66に入る。流体流れは、スプール122とピストンロッド34との間でハウジングアセンブリ110内に配置されたチャンバ172を加圧し、その結果、作動力が弁座プレート126の方向においてスプール122にかけられる。弁本体124の逆止弁170は閉鎖されたままであり、スプール122の反対側のチャンバ174内の流体は、逆止弁170と弁本体124との間に配置された調整可能オリフィス176を通して排出される。これは矢印180を用いて示されている。
低周波数反発(伸長)移動の間、スプール122と弁本体124との間のチャンバ174内の流体を押し出すのに十分な時間があり、それにより、弁座プレート126と接合部128との間の予負荷がスプール122のシャフト134による弁座プレート126および接合部128の移動により増大されるようにスプール122が移動できる。軸方向流路154および156からの流体圧力により弁座プレート126と接合部128との間に同時に作用する負荷が、接合部128を弁座プレート126から分離できず、閉鎖された弁をもたらすように予負荷は増大される。従って、上部作動チャンバ44から下部作動チャンバ46への流れ150はない、というのも、スプール122のシャフト134は弁座プレート126上に配置されたままだからである。従って、低周波数減衰特性は、反発弁アセンブリ64によって生成される元の受動的減衰と同じである。
高周波数反発(伸長)移動の間、スプール122と弁本体124との間のチャンバ174内の流体を押し出す十分な時間はない。このシナリオにおいて、スプール122のシャフト134は、弁座プレート126を移動できず、弁座プレート126と接合部128との間の予負荷は増大されない。同時に、軸方向流路154および156を通って流れる流体圧力は接合部128に作用し、この流体圧力は接合部128を弁座プレート126から分離可能であり、その結果、上部作動チャンバ44から下部作動チャンバ46への流体流れ150がもたらされる。この流体流れは反発減衰の低下を引き起こす。従って、スプール122、弁本体124、弁座プレート126、接合部128、およびディスクパック130は、バイパス弁アセンブリとして機能し、流体流れ150を許容する。
負荷周波数および高周波数の間の中間周波数での反発(伸長)移動の間、スプール122と弁本体124との間の流体の一部のみが、オリフィス176を介して押し出され、その結果、弁座プレート126と接合部128との間の予負荷のより少ない増大がもたらされる。このより少ない予負荷は、流体流れ150をなお許容するが、より少ない量であり、これはより少ない反発減衰の低下をもたらす。
ここで図4を参照すると、本開示の別の実施形態によるピストンアセンブリ232が示されている。ピストンアセンブリ232は、反発バネ250の追加を除いてピストンアセンブリ32と同じである。図4に示されるように、ハウジングアセンブリ110の下部ハウジング116は、局所的に増大された直径である下部バネ座面252を設けられ、これは、下部ハウジング116の機械加工された部分である、または溶接によってまたは当該技術分野で知られる他の手段によって下部ハウジング116に固定された別個の部分である。反発バネ250が下部バネ座面252と上部バネ座面254との間に延在する。上部バネ座面254はピストンロッド34および/またはハウジングアセンブリ110に摺動式に受け入れられ、反発バネ250をピストンロッド34および/またはハウジングアセンブリ110と整列するように動作する。周波数依存型弁アセンブリ66の使用と、反発バネ250の使用との組み合わせは、車両の快適さおよびローリングの改善を可能にする。ピストンアセンブリ32に関連付けられる周波数依存型弁アセンブリ66に関して上に記載した作動、機能および流体流れは、ピストンアセンブリ232の場合と同じである。
ここで図5を参照すると、本開示の別の実施形態によるピストンアセンブリ332が示されている。上に記載されるピストンアセンブリ32は、周波数依存型弁アセンブリ66が反発(伸長)行程の間だけ作動するように配置された周波数依存型弁アセンブリ66を有する。ピストンアセンブリ332は、周波数依存型弁アセンブリ66が圧縮行程の間だけ作動するように反転されていることを除きピストンアセンブリ32と同じである。
上に記載されるピストンアセンブリ32において、バイパス流れ150は、上部作動チャンバ44から半径方向流路152を通りチャンバ172へ、チャンバ172から軸方向流路154および156を通りバイパスチャンバ158へ移動する。流れ経路150は、ディスクパック130の1つまたは複数のディスク136の周囲を進み、ディスクハウジング138を通り、ピストン支柱72の軸方向流路160へ、そして下部作動チャンバ46へ進む。この流れは反発(伸長)行程の間に生じる。図5に示されるように、周波数依存型弁アセンブリ66は、圧縮行程の間に作動すべきとき、180°回転される。チャンバ172は半径方向流路152を介して上部作動チャンバ44ともはや直接連通しない。チャンバ172は、ピストン支柱72の軸方向流路160を介して下部作動チャンバ46と直接連通する。
圧縮行程の間、バイパス流れ150は、下部作動チャンバ46からピストン支柱72の軸方向流路160を通り、チャンバ172へ、チャンバ172から軸方向流路154および156を通り、バイパスチャンバ158へ移動する。流れ経路150は、ディスクパック130の1つまたは複数のディスク136の周囲を進み、ディスクハウジング138を通り、および半径方向流路152を通り、上部作動チャンバ44へ進む。ピストンアセンブリ32に関して上に記載される周波数依存型弁アセンブリの作動および機能は、ピストンアセンブリ332と同じであるが、ピストンアセンブリ332の周波数依存型弁アセンブリ66を通る流れは、反発(伸長)行程ではなく圧縮行程の間に生じる。
本明細書の記載は本質的に単に例示的なものであり、従って、本発明の要旨から逸脱しない変形が本発明の範囲内にあることが意図される。そのような変形は本発明の趣旨および範囲からの逸脱として考えられるべきでない。

Claims (11)

  1. ショックアブソーバであって、
    流体チャンバを画定する圧力チューブと、
    前記圧力チューブ内に配置されたピストンアセンブリであって、前記流体チャンバを上部作動チャンバと下部作動チャンバとに分割するピストンアセンブリと、
    前記圧力チューブから突き出るピストンロッドであって、前記ピストンアセンブリが取り付けられるピストンロッドと、
    前記ピストンロッドに取り付けられた周波数依存型弁アセンブリであって、
    前記ピストンロッドに取り付けられ、流体キャビティを画定するハウジングと、
    前記流体キャビティ内に配置されたスプール弁アセンブリであって、スプールおよび開放時に上部作動チャンバと下部作動チャンバとを連通するバイパス弁アセンブリを含むスプール弁アセンブリと
    を含む周波数依存型弁アセンブリとを含み、
    前記流体キャビティ内の前記スプールの移動が、前記バイパス弁アセンブリを開放するために必要な流体圧力の量を制御する、
    ショックアブソーバ。
  2. 前記周波数依存型弁アセンブリが、前記上部作動チャンバから前記下部作動チャンバへの流体流れを制御する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  3. 前記周波数依存型弁アセンブリが、前記下部作動チャンバから前記上部作動チャンバへの流体流れを制御する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  4. 前記ハウジングが、前記下部作動チャンバと前記流体キャビティとの間に延びる流路を画定するピストン支柱に取り付けられる、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  5. 前記スプールが、前記上部作動チャンバと直接流体連通する流路を画定する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  6. 前記スプールが、前記下部作動チャンバと直接流体連通する流路を画定する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  7. 前記バイパス弁アセンブリが、接合部および弁座プレートを含み、前記周波数依存型弁アセンブリがさらに、前記接合部を付勢して前記弁座プレートと係合させる付勢部材を含み、バイパスチャンバが前記接合部と前記弁座プレートとによって画定される、請求項1に記載のショックアブソーバ。
  8. 前記スプールが、前記バイパスチャンバと流体連通する流路を画定する、請求項7に記載のショックアブソーバ。
  9. 前記スプールによって画定された前記流路が、前記下部作動チャンバと直接連通する、請求項8に記載のショックアブソーバ。
  10. 前記スプールによって画定された前記流路が、前記上部作動チャンバと直接連通する、請求項8に記載のショックアブソーバ。
  11. 前記スプールが、前記バイパス弁アセンブリと直接流体連通する流路を画定する、請求項1に記載のショックアブソーバ。
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