JP6537918B2 - 防護柵用横部材取付金具 - Google Patents

防護柵用横部材取付金具 Download PDF

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Description

この発明は、防護柵用横部材取付金具、特に、支柱への横部材の取り付けが容易に行え、しかも、外観に優れた防護柵用横部材取付金具に関するものである。
防護柵は、例えば、支柱と支柱間に取り付けられた横部材とからなり、歩行者の路外転落や車道への立ち入りを防止する目的で設置される。
このような防護柵において、支柱に横部材を取り付けるための防護柵用横部材取付金具の一例が特許文献1に開示されている。以下、この防護柵用横部材取付金具を従来取付金具Aといい、図面を参照しながら説明する。
図14は、従来取付金具Aによる支柱と横部材との取り付け部分を示す分解斜視図である。
図14に示すように、従来取付金具Aは、両側下部に受け部24が形成された受け金具23と、両側上部に被せ部26が形成された被せ金具25とからなっている。
従来取付金具Aにより支柱21に横部材22を取り付けるには、図14に示すように、まず、受け金具取付ボルト27を支柱21の背面側に形成されたボルト孔(図示せず)と、支柱21の正面側に形成されたボルト孔28と、支柱21の正面側に当接した受け金具23に形成されたボルト孔29とに挿通し、ナット30により受け金具23を支柱21に固定する。
次に、受け金具23の受け部24に横部材22の端部を載置して、横部材22を受け金具23に仮置きする。
そして、被せ金具25の被せ部26を横部材22の端部に被せると共に、被せ金具25を支柱21に当接し、横部材取付ボルト31を被せ金具25のボルト孔32と、横部材22の端部に形成されたボルト孔33と、受け金具23の端部に形成されたボルト孔34とに挿通し、ナット35により横部材22を受け金具23および被せ金具25を介して支柱21に取り付ける。この際、被せ金具25に形成された貫通孔36は、受け金具取付ボルト27の頭部より大きく形成されているので、横部材22を受け金具23に仮置きした後、被せ金具25を支柱21に固定することができる。
支柱に横部材を取り付けるための防護柵用横部材取付金具の別の例が特許文献2に開示されている。以下、この防護柵用横部材取付金具を従来取付金具Bといい、図面を参照しながら説明する。
図15は、従来取付金具Bを示す斜視図である。
図15に示すように、従来取付金具Bは、支柱37との当接面38が凹没して形成され、上面に横部材取付ボルトのボルト孔39が形成されているものからなっている。
従来取付金具Bにより横部材40を支柱37に水平に取り付けるには、図16に示すように、従来取付金具Bを支柱37に固定ボルト41によって水平に固定する。
従来取付金具Bにより横部材40を支柱37に傾斜して取り付けるには、図17に示すように、従来取付金具Bを垂直面内において当接面38にそって傾斜させ、固定ボルト41によって固定する。
横部材40を水平面内において角度をつけて取り付けるには、図18に示すように、従来取付金具Bを水平面内において当接面38に沿って回転させ、固定ボルト41によって固定する。
特開2008−31824号公報 実開昭62−196223号公報
上述した従来取付金具Aによれば、受け金具23に横部材22を仮置きすることができるので、支柱21への横部材22の取り付けが容易に行えるが、受け金具取付ボルト27が不可欠であるので、外観が悪いと共に、材料費がかかる。
上述した従来取付金具Bによれば、固定ボルト41が露出しないので、外観は、優れているが、固定ボルト41が不可欠であるので、材料費がかかる。しかも、固定ボルト41の締結作業がやりずらいので、支柱37への横部材40の取り付けに時間を要する。
従って、この発明の目的は、横部材の仮置きができるので、支柱への横部材の取り付けが容易に行え、しかも、支柱に横部材取付金具を固定する横部材取付金具用固定ボルトが不要であるので、この点からも支柱への横部材の取り付けが容易に行えると共に、外観に優れ、さらに、コスト低減を図ることができる防護柵用横部材取付金具を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とする。
請求項1に記載の発明は、支柱に横部材を取り付けるための防護柵用横部材取付金具であり、前記支柱を挟むようにして前記支柱に取り付けられる一対の横部材取付金具本体からなり、前記横部材取付金具本体の中央部の内面には、前記支柱に係合するための係合部が形成されている防護柵用横部材取付金具において、前記支柱には、開口が形成され、前記係合部は、前記横部材取付金具本体の一部を前記支柱側に押し出し加工することにより形成された、前記開口内に挿入されるエンボスからなり、前記エンボスは、爪部材を有し、前記爪部材は、前記爪部材の弾性力により前記エンボスを前記開口から抜け出し不可に前記開口に係合させ、前記横部材取付金具本体の両端上部には、前記横部材の端部が挿入される切り欠きが形成されていることに特徴を有するものである。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記爪部材は、前記エンボスの頂部に下方に向けて固定され、前記開口の縁部は、前記横部材取付金具本体と前記爪部材との間に、前記爪部材の弾性力に抗して挿入されることに特徴を有するものである。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記爪部材の先端部は、前記横部材取付金具本体から離れる方向に湾曲していることに特徴を有するものである。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記爪部材は、前記エンボスの頂部に固定された爪部材本体と、前記爪部材本体を打ち抜くことにより形成された爪部とからなり、前記爪部は、前記爪部材の前記開口内への挿入前は、前記爪部材本体の外方に突出し、前記爪部材の前記開口内への挿入時は、前記爪部の弾性力に抗して前記爪部材本体内に押し戻され、前記爪部材の前記開口内への挿入後は、元の状態に復帰し、かくして、前記開口の縁部は、前記横部材取付金具本体と前記爪部の先端とにより挟まれることに特徴を有するものである。
請求項5記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記爪部材本体は、コ字板状に形成されていることに特徴を有するものである。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記爪部は、前記爪部材本体に対向して形成されていることに特徴を有するものである。
請求項7記載の発明は、請求項1から6の何れか1つに記載の発明において、前記横部材取付金具本体の両端下部には、前記横部材の仮置き部が形成されていることに特徴を有するものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1からの何れか1つに記載の発明において、前記支柱と前記横部材取付金具本体との間には、前記横部材取付金具本体を前記支柱に取り付けた後、前記横部材取付金具本体が前記エンボスを中心として垂直面内において傾斜可能な間隔が形成されていることに特徴を有するものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7またはに記載の発明において、前記仮置き部間には、間隔が形成されていることに特徴を有するものである。
請求項10に記載の発明は、請求項1からの何れか1つに記載の発明において、前記横部材は、横ビームからなっていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、横部材取付金具本体の支柱との当接面にエンボスを設け、このエンボスを支柱に形成された開口に係合させることによって、横部材取付金具用固定ボルトを使用することなく、支柱に横部材取付金具を取り付けることができる。この結果、支柱への横部材の取り付けが容易に行えると共に、外観に優れ、しかも、コストの低減を図ることができる。
また、この発明によれば、エンボスに爪部材を設けることによって、横部材取付金具本体を支柱に容易かつ確実に仮止めすることができる。
また、この発明によれば、横部材取付金具本体の両端下部に横部材の仮置き部が形成されているので、支柱への横部材の取り付けが容易に行える。
また、この発明によれば、横部材取付金具本体の両端上部コーナー部に横部材の端部が挿入される切り欠きを形成することによって、横部材取付金具への横部材の仮置きが容易に行える。
また、この発明によれば、支柱と横部材取付金具本体との間に、横部材取付金具本体を支柱に取り付けた後、横部材取付金具本体がエンボスを中心として垂直面内において傾斜可能な間隔を形成することによって、横部材を支柱に傾斜させて取り付けることができる。
また、この発明によれば、仮置き部間に間隔を形成することによって、横部材に縦桟を取り付ける場合に、縦桟と横部材取付金具との干渉を防止することができる。
この発明の防護柵用横部材取付金具による支柱への横部材の取り付け方法を示す平面図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具による支柱への横部材の取り付け方法を示す正面図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具による支柱への横部材の取り付け方法を示す側面図である。 この発明の横部材取付金具本体における爪部材を示す側面図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を斜め上方から見た斜視図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を斜め上方から見た別の斜視図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を斜め下方から見た斜視図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具におけるエンボスを示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 図8に示すエンボスによる支柱への係合状態を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 爪部材の開口への係合方法を示す図であり、(a)は、係合初期を示す側面図、(b)は、係合終期を示す側面図である。 この発明の防護柵用横部材取付金具における別のエンボスを示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 図11に示すエンボスによる支柱への係合状態を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。 爪部材の開口への係合方法を示す図であり、(a)は、係合初期を示す平面図、(b)は、係合中期を示す側面図、(c)は、係合終期を示す側面図である。 従来取付金具Aによる支柱と横部材との取り付け部分を示す分解斜視図である 従来取付金具Bを示す斜視図である。 従来取付金具Bにより横部材を支柱に水平に取り付けた状態を示す正面図である。 従来取付金具Bにより横部材を支柱に傾斜して取り付けた状態を示す正面図である。 従来取付金具Bにより横部材を水平面内において角度をつけて支柱に取り付けた状態を示す正面図である。
この発明の防護柵用横部材取付金具の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を示す平面図、図2は、この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を示す正面図、図3は、この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を示す側面図、図4は、この発明の横部材取付金具本体における爪部材を示す側面図、図5は、この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を斜め上方から見た斜視図、図6は、この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を斜め上方から見た別の斜視図、図7は、この発明の防護柵用横部材取付金具により支柱に横部材を取り付けた状態を斜め下方から見た斜視図である。
なお、本実施形態では、横部材をビーム材としているが、これに限定されるものではなく、胴縁材やパネル体枠材等であっても良い。
図1から図7に示すように、この発明の防護柵用横部材取付金具C(以下、単に、横部材取付金具Cという。)は、支柱2を挟むようにして支柱2に取り付けられる一対のビーム取付金具本体1a、1bからなっている。横部材取付金具本体1a、1bの両側は、横部材3の外径に合わせて半円筒形状に形成されている。
横部材取付金具本体1a、1bの中央部の内面には、支柱2に形成した開口4に係合する係合部としてのエンボス5が形成されている。エンボス5には、爪部材6が形成されている。爪部材6の詳細については、後述する。横部材取付金具本体1a、1bにエンボス5を形成し、エンボス5を支柱2の開口4内に挿入して、爪部材5と共に開口4に係合させることによって、従来取付金具AおよびBのように、これらを支柱に固定する固定ボルトが不要となる。
横部材取付金具本体1a、1bの両端側部には、横部材取付ボルト7が挿通されるボルト孔8が形成されている。
横部材取付金具本体1a、1bの両端下部には、横部材3の仮置き部9が形成され、仮置き部9間には、間隔(L1)が形成されている(図3、図7参照)。間隔(L1)を形成することによって、図7に示すように、横部材3に縦桟10を取り付ける場合、縦桟10と横部材取付金具本体1a、1bとの干渉を防止することができる。
横部材取付金具本体1a、1bの両端上部コーナー部には、横部材3の端部が挿入される切り欠き11が形成されている。切り欠き11を形成することによって、横部材3の仮置き部9への仮置きが容易になる。
支柱2と横部材取付金具本体1a、1bとの間には、間隔(L2)が形成されている(図1、図6、図7参照)。この間隔(L2)を形成することによって、横部材取付金具Cを支柱2に取り付けた後、横部材取付金具Cをエンボス5を中心として垂直面内において、所定角度範囲内で傾斜させて取り付けることが可能となる。
横部材取付金具Cにより、支柱2に横部材3を取り付けるには、以下のようにする。
先ず、図1、図2に示すように、横部材取付金具本体1a、1bのエンボス5を支柱2に形成された開口4内に挿入する。これによって、支柱2を挟んでその両側に横部材取付金具本体1a、1bが仮止めされる。すなわち、エンボス5には、爪部材6が形成され、爪部材6が開口4に係合するので、横部材取付金具本体1a、1bは、支柱2から外れることなく、仮止めされる。
次に、横部材3の端部を横部材取付金具本体1a、1bの切り欠き11の上方から仮置き部9上に載置して、横部材3を横部材取付金具本体1a、1b(横部材取付金具C)に仮置きする(図1から図3参照)。
次いで、横部材取付ボルト7を横部材取付金具本体1a、1bのボルト孔8および横部材3のボルト孔12に挿通し、ナット13により固定する。これによって、横部材取付金具Cに横部材3が固定されると共に、横部材取付金具本体1a、1bは、支柱2を挟み付ける状態となるので、横部材取付金具本体1a、1bは、支柱2にがたつきなく固定される。
以上のようにして、横部材取付金具Cにより、支柱2に横部材3を取り付けることができる。
支柱2に横部材取付金具Cを傾斜させて取り付けるには、図2中、二点鎖線で示すように、横部材取付金具本体1a、1bをエンボス5を中心として回転させれば良い。支柱2と横部材取付金具Cとの間には、間隔(L2)が形成されているので、横部材取付金具Cは、所定角度範囲内でエンボス5を中心として回転させることができる。
また、図7に示すように、横部材取付金具本体1a、1bの仮置き部9間に間隔(L1)が形成されているので、横部材3に縦桟10を取り付ける場合、縦桟10と横部材取付金具本体1a、1bとの干渉を防止することができる。
図8は、この発明の防護柵用横部材取付金具におけるエンボスを示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図であり、図9は、図8に示す係合部による支柱への係合状態を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。
エンボス5は、横部材取付金具本体1a、1bの一部を支柱2側に押し出し加工することによって形成されている。エンボス5は、爪部材6を有している。爪部材6は、エンボス5の頂部に下方に向けて固定され、開口4の縁部は、図9(a)から(c)、図10(a)および(b)に示すように、横部材取付金具本体1a、1bと爪部材6との間に、爪部材6の弾性力に抗して挿入される。
このように、横部材取付金具本体1a、1bと爪部材6との間に爪部材6の弾性力に抗して開口4の縁部が挿入されることによって、エンボス5を開口4から抜け出し不可に開口4に係合させることができる。爪部材6の先端部を、図4中、二点鎖線で示すように、横部材取付金具本体1a、1bから離れる方向に湾曲させることによって、爪部材6の開口4の縁部への挿入が容易になる。
上述したように、爪部材6を有するエンボス5によれば、エンボス5を支柱2の開口4内に挿入することによって、爪部材6が開口4に係合するので、横部材取付金具本体1a、1bは、支柱2から外れることなく、仮止めされる。
図11は、この発明の防護柵用横部材取付金具における別のエンボスを示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図であり、図12は、図11に示す係合部による支柱への係合状態を示す図であり、(a)は、平面図、(b)は、正面図、(c)は、側面図である。
このエンボス14は、横部材取付金具本体1a、1bの一部を支柱2側に押し出し加工することによって形成され、エンボス14は、爪部材15を有している。爪部材15は、エンボス14の頂部に固定された、コ字板状の爪部材本体16と、爪部材本体16を打ち抜くことにより、爪部材本体16に対向して形成された一対の爪部17とからなっている。
図11(a)から(c)に示すように、爪部17は、爪部材15の開口4内への挿入前は、爪部材本体16の外方に突出し、図13(a)、(b)に示すように、爪部材15の開口4内への挿入時は、爪部17の弾性力に抗して爪部材本体16内に押し戻され、図13(c)に示すように、爪部材15の開口4内への挿入後は、元の状態に復帰し、かくして、開口4の縁部は、横部材取付金具本体1a、1bと爪部17の先端とにより挟まれる。
このように、横部材取付金具本体1a、1bと爪部17の先端とにより開口4の縁部が挟まれることによって、エンボス14を開口4から抜け出し不可に開口4に係合させることができる。
上述したように、爪部材15を有するエンボス14によれば、エンボス14を支柱2の開口4内に挿入することによって、横部材取付金具本体1a、1bと爪部17の先端とにより開口4の縁部が挟まれるので、横部材取付金具本体1a、1bは、支柱2から外れることなく、仮止めされる。
以上、説明したように、この発明によれば、横部材取付金具本体1a、1bを、爪部材6、15を有するエンボス5、14のみを介して支柱2に取り付けることができ、しかも、横部材3を横部材取付金具本体1a、1bの仮置き部9に仮置きすることができるので、支柱2への横部材3の取り付けが容易に行えると共に、横部材取付金具本体1a、1bを支柱2に固定する固定ボルトが不要となるので、外観に優れ、しかも、コストの低減を図ることができる。
また、この発明によれば、エンボス5、14に爪部材6、15を設けることによって、横部材取付金具本体1a、1bを支柱2に容易かつ確実に仮止めすることができる。
また、この発明によれば、横部材取付金具本体1a、1bの両端上部コーナー部に横部材3の端部が挿入される切り欠き11を形成することによって、横部材取付金具Cへの横部材3の仮置きが容易に行える。
また、この発明によれば、支柱2と横部材取付金具本体1a、1bとの間に、横部材取付金具本体1a、1bを支柱に取り付けた後、横部材取付金具本体1a、1bがエンボス5、14を中心として垂直面内において傾斜可能な間隔(L2)を形成することによって、横部材3を支柱2に傾斜させて取り付けることができる。
また、この発明によれば、仮置き部9間に間隔(L1)を形成することによって、横部材3に縦桟10を取り付ける場合に、縦桟10と横部材取付金具Cとの干渉を防止することができる。
1a、1b:横部材取付金具
2:支柱
3:横部材
4:開口
5:エンボス
6:爪部材
7:横部材取付ボルト
8:ボルト孔
9:仮置き部
10:縦桟
11:切り欠き
12:ボルト孔
13:ナット
14:エンボス
15:爪部材
16:爪部材本体
17:爪部
21:支柱
22:横部材
23:受け金具
24:受け部
25:被せ金具
26:被せ部
27:受け金具取付ボルト
28:ボルト孔
29:ボルト孔
30:ナット
31:横部材取付ボルト
32:ボルト孔
33:ボルト孔
34:ボルト孔
35:ナット
36:貫通孔
37:支柱
38:当接面
39:ボルト孔
40:横部材
41:固定ボルト

Claims (10)

  1. 支柱に横部材を取り付けるための防護柵用横部材取付金具であり、前記支柱を挟むようにして前記支柱に取り付けられる一対の横部材取付金具本体からなり、前記横部材取付金具本体の中央部の内面には、前記支柱に係合するための係合部が形成されている防護柵用横部材取付金具において、
    前記支柱には、開口が形成され、前記係合部は、前記横部材取付金具本体の一部を前記支柱側に押し出し加工することにより形成された、前記開口内に挿入されるエンボスからなり、前記エンボスは、爪部材を有し、前記爪部材は、前記爪部材の弾性力により前記エンボスを前記開口から抜け出し不可に前記開口に係合させ、前記横部材取付金具本体の両端上部には、前記横部材の端部が挿入される切り欠きが形成されていることを特徴とする防護柵用横部材取付金具。
  2. 前記爪部材は、前記エンボスの頂部に下方に向けて固定され、前記開口の縁部は、前記横部材取付金具本体と前記爪部材との間に、前記爪部材の弾性力に抗して挿入されることを特徴とする、請求項1に記載の防護柵用横部材取付金具。
  3. 前記爪部材の先端部は、前記横部材取付金具本体から離れる方向に湾曲していることを特徴とする、請求項2に記載の防護柵用横部材取付金具。
  4. 前記爪部材は、前記エンボスの頂部に固定された爪部材本体と、前記爪部材本体を打ち抜くことにより形成された爪部とからなり、前記爪部は、前記爪部材の前記開口内への挿入前は、前記爪部材本体の外方に突出し、前記爪部材の前記開口内への挿入時は、前記爪部の弾性力に抗して前記爪部材本体内に押し戻され、前記爪部材の前記開口内への挿入後は、元の状態に復帰し、かくして、前記開口の縁部は、前記横部材取付金具本体と前記爪部の先端とにより挟まれることを特徴とする、請求項1に記載の防護柵用横部材取付金具。
  5. 前記爪部材本体は、コ字板状に形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の防護柵用横部材取付金具。
  6. 前記爪部は、前記爪部材本体に対向して形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の防護柵用横部材取付金具。
  7. 前記横部材取付金具本体の両端下部には、前記横部材の仮置き部が形成されていることを特徴とする、請求項1から6の何れか1つに記載の防護柵用横部材取付金具。
  8. 前記支柱と前記横部材取付金具本体との間には、前記横部材取付金具本体を前記支柱に取り付けた後、前記横部材取付金具本体が前記エンボスを中心として垂直面内において傾斜可能な間隔が形成されていることを特徴とする、請求項1からの何れか1つに記載の防護柵用横部材取付金具。
  9. 前記仮置き部間には、間隔が形成されていることを特徴とする、請求項7またはに記載の防護柵用横部材取付金具。
  10. 前記横部材は、横ビームからなっていることを特徴とする、請求項1からの何れか1つに記載の防護柵用横部材取付金具。
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