JP6536598B2 - 過給機付きエンジンの吸気温算出装置 - Google Patents

過給機付きエンジンの吸気温算出装置 Download PDF

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Description

本発明は、過給機付きエンジンの吸気温算出装置に関する。
特許文献1には、過給機を備えるエンジンにおいて、吸気通路における過給機のコンプレッサよりも下流を流れる吸入空気の温度である下流吸気温を算出する装置の一例が記載されている。この装置では、コンプレッサでの吸入空気の加圧に起因する吸入空気の温度上昇は可逆断熱変化であるものとし、等エントロピーの式を用いて下流吸気温を算出するようにしている。
特開2016−8564号公報
上記のように等エントロピーの式を用いて下流吸気温を算出する場合、エンジンの運転状態によっては下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が大きくなってしまうことがある。
本発明の目的は、下流吸気温の算出精度を高くすることができる過給機付きエンジンの吸気温算出装置を提供することである。
上記課題を解決するための過給機付きエンジンの吸気温算出装置は、吸気通路における過給機のコンプレッサよりも下流を流れる吸入空気の温度である下流吸気温を算出するものである。この吸気温算出装置は、吸気通路におけるコンプレッサよりも上流を流れる吸入空気の温度である上流吸気温を算出する上流吸気温算出部と、過給機の過給圧を算出する過給圧算出部と、吸気通路におけるコンプレッサよりも下流に配置されているスロットルバルブを通過する単位時間あたりの吸入空気の質量であるスロットル流量を算出するスロットル流量算出部と、吸気通路のうち、コンプレッサにおける吸入空気の流入口から、コンプレッサにおける吸入空気の流出口とスロットルバルブとの間に位置する規定部分までの区間のことを規定吸気通路とした場合、規定吸気通路を通過するまでに吸入空気が受容する熱量である吸気熱量を、過給圧算出部によって算出された過給圧が高いほど多くなるとともに、スロットル流量算出部によって算出されたスロットル流量が多いほど多くなるように算出する受熱量算出部と、各算出部によって算出された上流吸気温、スロットル流量及び吸気熱量を基に下流吸気温を算出する下流吸気温算出部と、を備えている。そして、下流吸気温算出部は、上流吸気温が高いほど高くなり、且つ、スロットル流量が少ないほど高くなり、且つ、吸気熱量が多いほど高くなるように、下流吸気温を算出する。
発明者は、コンプレッサによって吸入空気を加圧する場合には吸気通路外からの熱が同コンプレッサ内を通過する吸入空気に加わること、及び、スロットル流量が少ないほどコンプレッサ内の通過前後での吸入空気の温度変化量が大きくなることを見出した。そのため、等エントロピーの式を用いて下流吸気温を算出する場合、すなわち吸気通路外からの熱の影響を考慮しないで下流吸気温を算出する場合、スロットル流量が少ない場合ほど、下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が大きくなりやすい。
また、発明者は、コンプレッサ内を通過する際に吸入空気が受容する熱量は、過給機の過給圧が高いほど多くなり、スロットル流量が多いほど多くなることも見出した。
そこで、上記構成では、規定吸気通路を通過するまでに吸入空気が受容する熱量である吸気熱量が、過給機の過給圧とスロットル流量とに基づいて算出される。そして、このように算出した吸気熱量を加味して下流吸気温が算出される。すなわち、コンプレッサを含む規定吸気通路を通過する際に吸気通路外から吸入空気が受容する熱量とスロットル流量とを考慮して下流吸気温が算出されるため、下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が大きくなりにくい。したがって、下流吸気温の算出精度を高くすることができるようになる。
ところで、下流吸気温算出部による下流吸気温の算出は、所定の制御サイクル毎に実施される。そして、前回の制御サイクルで算出された下流吸気温を下流吸気温の前回値というものとする。
吸気熱量、上流吸気温及びスロットル流量の各々が一定値で保持されている場合、下流吸気温は、当該吸気熱量、上流吸気温及びスロットル流量に応じた温度に収束するようになる。その一方で、吸気熱量、上流吸気温及びスロットル流量のうちの少なくとも1つのパラメータの変化によって下流吸気温が変化している過渡期では、当該パラメータの変化に対して一次遅れで下流吸気温が変化する。
そこで、下流吸気温算出部は、各算出部によって算出された上流吸気温、スロットル流量及び吸気熱量が維持された場合における下流吸気温の収束値を、上流吸気温が高いほど高くなり、且つ、スロットル流量が少ないほど高くなり、且つ、吸気熱量が多いほど高くなるように算出することが好ましい。この構成によれば、下流吸気温の収束値を、吸気熱量、上流吸気温及びスロットル流量に応じた値とすることができる。
そして、下流吸気温算出部は、算出した下流吸気温の収束値から下流吸気温の前回値を減じた差を時定数で除した値を下流吸気温の前回値に加算した和を下流吸気温として導出することが好ましい。この構成によれば、上記過渡期では、吸気熱量、上流吸気温及びスロットル流量のうちの少なくとも1つのパラメータの変化に対して下流吸気温を一次遅れで変化させることができる。そのため、上記過渡期でも下流吸気温を精度良く算出することができる。
なお、過給圧の変化速度が高い場合ほど、下流吸気温の実際の変化速度が高くなりやすい。そのため、上記のように時定数を用いて下流吸気温を算出する上記吸気温算出装置は、過給圧算出部によって算出される過給圧の変化速度が高いほど時定数を小さくする時定数導出部を備えることが好ましい。このように過給圧の変化速度に応じて時定数を可変させることにより、過給圧の変化速度に起因する下流吸気温の算出精度のばらつきを抑えることができる。
また、エンジン回転速度が高いほど下流吸気温が変化しやすい。そこで、上記吸気温算出装置は、エンジン回転速度が高いほど時定数が小さくなるように、時定数導出部によって導出された時定数を補正する時定数補正部を備えることが好ましい。このようにエンジン回転速度で補正した時定数を用いて下流吸気温を算出することにより、エンジン回転速度に起因する下流吸気温の算出精度のばらつきを抑えることができる。
エンジンはエンジンコンパートメント内に配置されているため、エンジンの温度は上昇しやすい一方で、降下しにくい。そのため、吸気通路を流れる吸入空気の温度は、上昇しやすい一方で、降下しにくい。そこで、下流吸気温算出部は、上記下流吸気温の収束値が下流吸気温の前回値よりも高いときには、第1の時定数を時定数として用いて下流吸気温を算出する一方、下流吸気温の収束値が下流吸気温の前回値以下であるときには、第1の時定数よりも大きい第2の時定数を時定数として用いて下流吸気温を算出することが好ましい。
上記構成によれば、下流吸気温の収束値が下流吸気温の前回値よりも高いときには、下流吸気温の上昇が見込まれるため、第1の時定数を用いて下流吸気温が算出される。そのため、第2の時定数を用いて下流吸気温を算出する場合と比較し、下流吸気温の上昇速度を高くすることができる。すなわち、下流吸気温が上昇するときには、下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が生じにくい。一方、下流吸気温の収束値が下流吸気温の前回値以下であるときには、下流吸気温の降下が見込まれるため、第2の時定数を用いて下流吸気温が算出される。そのため、第1の時定数を用いて下流吸気温を算出する場合と比較し、下流吸気温の降下速度を低くすることができる。すなわち、下流吸気温が降下するときには、下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が生じにくい。
このように下流吸気温の上昇が見込まれる場合と降下が見込まれる場合とで時定数を使い分けるようにすることで、上記過渡期における下流吸気温の算出精度をより高めることができる。
過給機付きエンジンの吸気温算出装置の一実施形態である制御装置を備えるエンジンの概略を示す構成図。 同エンジンにおける吸気通路の一部を模式的に示す図。 スロットル流量及び過給圧を基に吸気熱量を導出するためのマップ。 過給圧の変化速度を基に時定数を導出するためのマップ。 エンジン回転速度を基に補正係数を導出するためのマップ。 下流吸気温を算出するために実行される処理ルーチンを示すフローチャート。
以下、過給機付きエンジンの吸気温算出装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1には、本実施形態の吸気温算出装置である制御装置50を備えるエンジン11が図示されている。このエンジン11は、車両に搭載されるものであって、エンジンコンパートメント内に配置されている。図1に示すように、エンジン11は、吸入空気と燃料とを含む混合気が燃焼される燃焼室12と、燃焼室12に吸入空気を導入する吸気通路13と、燃焼室12から排出された排気が流通する排気通路14と、排気駆動式の過給機15とを備えている。
過給機15は、排気通路14に配置されているタービン16と、吸気通路13に配置されているコンプレッサ17とを有している。タービン16には、排気通路14を流れる排気の流勢によって回転するタービンホイール161が設けられている。コンプレッサ17には、回転軸18を介してタービンホイール161に連結されているコンプレッサホイール171が設けられている。そして、過給機15は、タービンホイール161の回転に同期してコンプレッサホイール171を回転させることにより、吸入空気を加圧して送り出すことができる。
吸気通路13におけるコンプレッサ17よりも下流には、スロットルバルブ19が設けられている。そして、吸気通路13におけるスロットルバルブ19よりも下流には、インタークーラ20が設けられている。
図1に示すように、制御装置50には、温度センサ101、上流圧力センサ102、下流圧力センサ103及びクランク角センサ104が電気的に接続されている。温度センサ101は、吸気通路13におけるコンプレッサ17よりも上流を流れる吸入空気の温度に応じた検出信号を出力する。上流圧力センサ102は、コンプレッサ17内に流入する吸入空気の圧力に応じた検出信号を出力し、下流圧力センサ103はコンプレッサ17内から流出された吸入空気の圧力に応じた検出信号を出力する。また、クランク角センサ104は、エンジン11のクランク軸の回転速度に応じた検出信号を出力する。
また、制御装置50は、スロットルバルブ19を通過する吸入空気の温度である下流吸気温Tcmpを算出するための機能部として、上流吸気温算出部51、過給圧算出部52、スロットル流量算出部53、受熱量算出部54、時定数導出部55、時定数補正部56及び下流吸気温算出部57を有している。
上流吸気温算出部51は、温度センサ101から出力されている検出信号を基に、吸気通路13におけるコンプレッサ17よりも上流を流れる吸入空気の温度である上流吸気温Taを算出する。
過給圧算出部52は、下流圧力センサ103から出力されている検出信号を基に、コンプレッサ17内から流出された吸入空気の圧力、すなわちコンプレッサ17によって加圧された吸入空気の圧力である下流吸気圧Pdを、過給機15の過給圧Pcmpとして算出する。
スロットル流量算出部53は、スロットルバルブ19を通過する単位時間あたりの吸入空気の質量であるスロットル流量Mtを算出する。例えば、スロットル流量算出部53は、スロットルバルブ19の開度、過給圧Pcmp及びエンジン回転速度NEの関係を基に、スロットル流量Mtを算出することができる。この場合、スロットル流量Mtは、スロットルバルブ19の開度が大きいほど大きくなり、過給圧Pcmpが高いほど大きくなり、エンジン回転速度NEが高いほど大きくなる。なお、エンジン回転速度NEは、クランク角センサ104から出力されている検出信号を基に算出されたクランク軸の回転速度のことである。
受熱量算出部54は、吸気通路13のうちの一部の区間である規定吸気通路13Aを通過するまでに吸入空気が受容する熱量である吸気熱量Qを、過給圧算出部52によって算出されている過給圧Pcmpと、スロットル流量算出部53によって算出されているスロットル流量Mtとを基に算出する。
ここで、図2を参照し、規定吸気通路13Aについて説明する。図2に示すように、規定吸気通路13Aは、吸気通路13のうち、コンプレッサ17への吸入空気の流入口17INからスロットルバルブ19までの区間のことである。すなわち、本実施形態では、吸気通路13におけるスロットルバルブ19の位置が、コンプレッサ17における吸入空気の流出口17OUTとスロットルバルブ19の位置との間に位置する「規定部分」に相当する。
また、図3を参照し、吸気熱量Qの算出方法について説明する。図3には、スロットル流量Mtと吸気熱量Qとの関係を示す特性線L1,L2,L3が過給圧Pcmp毎に図示されている。各特性線L1〜L3のうち、第1の特性線L1は、過給圧Pcmpが低い場合におけるスロットル流量Mtと吸気熱量Qとの関係を示しており、第2の特性線L2は、過給圧Pcmpが中程度である場合におけるスロットル流量Mtと吸気熱量Qとの関係を示している。また、第3の特性線L3は、過給圧Pcmpが高い場合におけるスロットル流量Mtと吸気熱量Qとの関係を示している。
本件の発明者は、各種の実験やシミュレーションの結果、以下に示すような知見を得た。
(知見1)コンプレッサ17内の通過に伴う吸入空気の温度上昇は、吸入空気の加圧に伴う温度上昇だけではなく、吸気通路13外からの受熱による温度上昇も含んでいること。
(知見2)吸気通路13外から吸入空気に伝わる熱量、すなわち吸気熱量Qは、過給圧Pcmpとスロットル流量Mtとに相関しているということ。
過給機15のコンプレッサ17の構成部品(例えば、コンプレッサホイール171)の温度が高いほど、コンプレッサ17内を通過する際に吸入空気が受容する熱量が多くなりやすい。そして、コンプレッサ17の温度は、コンプレッサホイール171の回転速度が高いほど高くなりやすい。コンプレッサホイール171が回転していると、回転軸18で発生した摩擦熱がコンプレッサホイール171に伝わる。また、この過給機15は排気駆動式の過給機であるため、タービン16内に流入した排気の熱がコンプレッサ17にも伝わる。こうしてコンプレッサ17が受容する熱は、過給圧Pcmpが高いほど多くなる。すなわち、コンプレッサ17の温度は、過給圧Pcmpが高いほど高くなる。そのため、吸気熱量Qは、過給圧Pcmpが高いほど多くなる。
また、スロットル流量Mtが多いほど、エンジン11の燃焼室12に充填される吸入空気量が多くなり、ひいては、燃焼室12に供される燃料の量も多くなる。そのため、エンジン11では、スロットル流量Mtが多いほど、混合気の燃焼によって発生する熱量が多くなる。こうした熱は、吸気通路を構成する吸気管などを通じてコンプレッサ17に伝わる。すなわち、混合気の燃焼によって発生する熱量が多いほど、コンプレッサ17内を通過する吸入空気に伝わる熱量が多くなる。したがって、吸気熱量Qは、スロットル流量Mtが多いほど多くなる。
そのため、図3に示すように、スロットル流量Mtが一定で保持されている場合、吸気熱量Qは、過給圧Pcmpが高いほど多くなる。また、過給圧Pcmpが一定で保持されている場合、吸気熱量Qは、スロットル流量Mtが多いほど多くなる。したがって、図3に示すマップを用いて吸気熱量Qを導出することにより、受熱量算出部54は、吸気熱量Qを、過給圧Pcmpが高いほど多くなるとともに、スロットル流量Mtが多いほど多くなるように算出する。
図1に戻り、時定数導出部55は、下流吸気温Tcmpの算出時に用いる時定数Nを、過給圧算出部52によって算出されている過給圧Pcmpの変化速度DPcmpを基に導出する。詳しくは後述するが、下流吸気温Tcmpの算出処理では、下流吸気温Tcmpの上昇が見込まれる場合と、下流吸気温Tcmpの降下が見込まれる場合とで時定数Nを使い分けている。そのため、時定数導出部55は、下流吸気温Tcmpの上昇が見込まれる場合に時定数Nとして採用する第1の時定数Naと、下流吸気温Tcmpの降下が見込まれる場合に時定数Nとして採用する第2の時定数Nbとを導出する。
エンジン11が設置されているエンジンコンパートメント内には、エンジン11以外の複数の車載装置が配置されている。そのため、エンジンコンパートメント内では熱が溜まりやすい。その結果、下流吸気温Tcmpは、上昇しやすい一方で、降下しにくい。したがって、図4に示すように、時定数導出部55は、第1の時定数Naが第2の時定数Nbよりも小さくなるように、各時定数Na,Nbを導出する。このとき、時定数導出部55は、各時定数Na,Nbを、過給圧Pcmpの変化速度DPcmpが高いほど小さくなるように導出する。ただし、時定数導出部55によって導出される各時定数Na,Nbは、「1」未満の値にはならない。
図1に戻り、時定数補正部56は、時定数導出部55によって導出された各時定数Na,Nbを、エンジン回転速度NEを基に補正する補正処理を実施する。すなわち、時定数補正部56は、補正処理では、時定数導出部55によって導出された第1の時定数Naに、エンジン回転速度NEに応じた補正係数Kを乗算し、その積を補正後の第1の時定数Naとする。また、時定数補正部56は、補正処理では、時定数導出部55によって導出された第2の時定数Nbに、エンジン回転速度NEに応じた補正係数Kを乗算し、その積を補正後の第2の時定数Nbとする。
なお、下流吸気温Tcmpは、エンジン回転速度NEが高い場合ほど変化しやすい。そのため、図5に示すマップを用いることにより、時定数補正部56は、補正係数Kをエンジン回転速度NEが高いほど小さくすることができる。ただし、補正係数Kは、「1」よりも小さくならないように導出される。
図1に戻り、下流吸気温算出部57は、上流吸気温算出部51によって算出されている上流吸気温Ta、スロットル流量算出部53によって算出されているスロットル流量Mt、受熱量算出部54によって算出されている吸気熱量Q、及び、時定数補正部56によって補正された時定数Na,Nbを基に、下流吸気温Tcmpを算出する。
次に、図6を参照し、下流吸気温Tcmpを算出する際に制御装置50で実行される処理ルーチンについて説明する。なお、この処理ルーチンは、所定の制御サイクル毎に実行される。
図6に示すように、本処理ルーチンにおいて、はじめのステップS11では、上流吸気温Taが上流吸気温算出部51によって算出される。そして、次のステップS12において、過給圧Pcmpが過給圧算出部52によって算出される。続いて、次のステップS13では、スロットル流量Mtがスロットル流量算出部53によって算出される。そして、次のステップS14において、吸気熱量Qが受熱量算出部54によって算出される。
続いて、次のステップS15では、過給圧Pcmpの変化速度DPcmpが時定数導出部55によって算出される。そして、次のステップS16において、第1の時定数Na及び第2の時定数Nbが時定数導出部55によって算出される。続いて、次のステップS17では、ステップS16で導出した各時定数Na,Nbを補正する補正処理が時定数補正部56によって実施される。
そして、次のステップS18において、下流吸気温Tcmpの収束値TcmpAが下流吸気温算出部57によって算出される。この収束値TcmpAは、現時点の上流吸気温Ta、スロットル流量Mt及び吸気熱量Qが維持される場合に下流吸気温Tcmpが収束したときの温度である。この収束値TcmpAは、例えば、以下に示す関係式(式1)に、各ステップS11,S13,S14で算出した上流吸気温Ta、スロットル流量Mt及び吸気熱量Qを代入することで算出することができる。この関係式(式1)を用いることで収束値TcmpAを算出できる理由については後述する。なお、関係式(式1)における「Cp」は、定圧モル比熱のことである。
本処理ルーチンを前回実行した際に算出した下流吸気温Tcmpを下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)とした場合、次のステップS19では、ステップS18で算出した収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも高いか否かの判定が下流吸気温算出部57によって行われる。収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも高い場合、下流吸気温Tcmpが上昇すると判定できる。一方、収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)以下である場合、下流吸気温Tcmpが上昇すると判定できない、すなわち下流吸気温Tcmpが降下する可能性有りと判定できる。
そのため、ステップS19において、収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも高い場合(YES)、処理が次のステップS20に移行される。そして、ステップS20において、第1の時定数Naを用いた下流吸気温Tcmpの算出が下流吸気温算出部57によって行われる。収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)と相違している場合、実際の下流吸気温が変化している最中の過渡期であると推測される。このような場合、下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)及び収束値TcmpAを以下に示す関係式(式2)に代入することで、下流吸気温Tcmpを算出することができる。なお、収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも高い場合、関係式(式2)における時定数Nには、ステップS17で補正した第1の時定数Naが代入される。
すなわち、本実施形態では、収束値TcmpAから下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)を減じた差を時定数N(=Na)で除し、その値を下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)に加算した和を下流吸気温Tcmpとして導出することができる。収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも高い場合、上記差(=TcmpA−Tcmp(Z−1))は正の値となるため、関係式(式2)を用いて算出した下流吸気温Tcmpは下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも高くなる。そして、このように下流吸気温Tcmpが算出されると、本処理ルーチンが一旦終了される。
その一方で、ステップS19において、収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)以下である場合(NO)、処理が次のステップS21に移行される。そして、ステップS21において、第2の時定数Nbを用いた下流吸気温Tcmpの算出が下流吸気温算出部57によって行われる。この場合であっても、下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)及び収束値TcmpAを上記関係式(式2)に代入することで、下流吸気温Tcmpを算出することができる。ただし、収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)以下である場合、関係式(式2)における時定数Nには、ステップS17で補正した第2の時定数Nbが代入される。すなわち、本実施形態では、収束値TcmpAから下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)を減じた差を時定数N(=Nb)で除し、その値を下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)に加算した和を下流吸気温Tcmpとして導出することができる。収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも低い場合、上記差(=TcmpA−T(Z−1))は負の値となるため、関係式(式2)を用いて算出した下流吸気温Tcmpは下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)よりも低くなる。また、収束値TcmpAが下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)と等しい場合、上記差(=TcmpA−T(Z−1))は「0」となるため、関係式(式2)を用いて算出した下流吸気温Tcmpは下流吸気温の前回値Tcmp(Z−1)と等しくなる。そして、このように下流吸気温Tcmpが算出されると、本処理ルーチンが一旦終了される。
次に、上記関係式(式1)を用いることで、下流吸気温Tcmpの収束値TcmpAを算出できる理由について説明する。
コンプレッサ17内に流入する単位時間あたりの吸入空気の質量のことをコンプレッサ流量Mcpとした場合、質量保存の法則を用いると、規定吸気通路13A内の吸入空気の質量Mと、コンプレッサ流量Mcpと、スロットル流量Mtとの関係を、関係式(式3)のように表すことができる。
また、エネルギー保存の法則を用いると、規定吸気通路13A内の吸入空気の質量Mと、コンプレッサ流量Mcpと、スロットル流量Mtとの関係を、関係式(式4)のように表すことができる。なお、関係式(式4)において、「Q」は吸気熱量であり、「Cp」は定圧モル比熱であり、「Cv」は定量モル比熱である。
また、規定吸気通路13Aの容積を「V」とした場合、関係式(式5)のような状態方程式を作成することができる。なお、関係式(式5)における「R」は気体定数である。
なお、関係式(式5)を以下の関係式(式6)のように変形することができる。そして、この関係式(式6)を用いることで、関係式(式4)を以下の関係式(式7)のように変形することができる。さらに、関係式(式7)を変形することにより、下流吸気温Tcmpを関係式(式8)で表すことができる。
そして、定常状態である場合、関係式(式8)における過給圧Pcmpの変化速度(=(d/dt)・Pcmp)は「0」になり、且つ、コンプレッサ流量Mcpはスロットル流量Mtと同等と見なすことができる。そのため、上記関係式(式1)を導出することができる。したがって、定常状態であるときには、上記関係式(式1)を用いることで、下流吸気温Tcmp、すなわち下流吸気温Tcmpの収束値TcmpAを算出することができる。
以上、本実施形態によれば、以下に示す作用及び効果を得ることができる。
(1)コンプレッサ17内を通過したことに起因する吸入空気の温度上昇量は、コンプレッサ17内を流通する吸入空気の各分子の受熱量とある程度相関する。すなわち、エンジン11の負荷が低い場合ほど、コンプレッサ17内を流通する吸入空気の分子数は少ない。このようにコンプレッサ17内を流通する吸入空気の分子数が少ない場合、同吸入空気の分子数が多い場合と比較し、コンプレッサ17内を通過する際に吸入空気の分子の各々が受容する受熱量が多くなりやすいため、吸入空気の温度上昇量が高くなりやすい。そのため、等エントロピーの式を用いて下流吸気温を算出する場合、スロットル流量Mtが少ない場合などのようにエンジン11の負荷が低い場合ほど、下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が大きくなりやすい。
この点、本実施形態では、規定吸気通路13Aを通過するまでに吸入空気が受容する熱量である吸気熱量Qが、過給圧Pcmpとスロットル流量Mtとに基づいて算出される。そして、このように算出した吸気熱量Qを加味して下流吸気温Tcmpが算出される。すなわち、コンプレッサ17を含む規定吸気通路13Aを通過する際に吸気通路13外から吸入空気が受容する熱量とスロットル流量Mtとを考慮し、下流吸気温Tcmpが算出されるため、下流吸気温の算出値と実際の値との乖離が大きくなりにくい。したがって、下流吸気温Tcmpの算出精度を高くすることができる。
(2)吸気熱量Q、上流吸気温Ta及びスロットル流量Mtのうちの少なくとも1つのパラメータが変化している場合、当該パラメータの変化に対し、下流吸気温Tcmpの変化に一次遅れが生じる。この点、本実施形態では、上記関係式(式2)を用いることで、このような一次遅れを加味し、下流吸気温Tcmpを算出することができる。そのため、上記過渡期でも下流吸気温Tcmpを精度良く算出することができる。
(3)過給圧Pcmpの変化速度が高い場合ほど、下流吸気温の実際の変化速度が高くなりやすい。そこで、本実施形態では、過給圧Pcmpの変化速度DPcmpが高いほど時定数Na,Nbを小さくするようにしている。このように変化速度DPcmpに応じて時定数Na,Nbを可変させることにより、過給圧Pcmpの変化速度DPcmpに起因する下流吸気温Tcmpの算出精度のばらつきを抑えることができる。
(4)また、下流吸気温Tcmpの上昇が見込まれる場合には、第1の時定数Naを時点数Nとして用いて下流吸気温Tcmpが算出される。一方、下流吸気温Tcmpの降下が見込まれる場合には、第2の時定数Nbを時点数Nとして用いて下流吸気温Tcmpが算出される。このように下流吸気温Tcmpの上昇が見込まれる場合と降下が見込まれる場合とで時定数Nを使い分けるようにすることで、上記過渡期での下流吸気温Tcmpの変化態様を、実際の下流吸気温の変化態様により近づけることができる。
(5)なお、エンジン回転速度NEが高いほど下流吸気温Tcmpが変化しやすい。そこで、本実施形態では、エンジン回転速度NEによって補正した時定数Na,Nbを用いて下流吸気温Tcmpを算出するようにしている。そのため、上記過渡期における下流吸気温Tcmpの変化態様と実際の下流吸気温の変化態様とのずれが生じにくい。したがって、エンジン回転速度NEに起因する下流吸気温Tcmpの算出精度のばらつきを抑えることができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・エンジン回転速度NEの相違に起因する上記過渡期での下流吸気温Tcmpの算出精度の低下を許容できるのであれば、時定数Na,Nbをエンジン回転速度NEに応じて補正しなくてもよい。
・下流吸気温Tcmpの上昇が見込まれる場合と降下が見込まれる場合とでの下流吸気温Tcmpの変化速度の相違に起因する上記過渡期での下流吸気温Tcmpの算出精度の低下を許容できるのであれば、下流吸気温Tcmpの上昇が見込まれる場合と下流吸気温Tcmpの降下が見込まれる場合とで同じ値の時定数を用いて下流吸気温Tcmpを算出するようにしてもよい。
・過給圧Pcmpの変化速度DPcmpの相違に起因する上記過渡期での下流吸気温Tcmpの算出精度の低下を許容できるのであれば、変化速度DPcmpに応じて時定数Na,Nbを変更しなくてもよい。
・上記規定部分は、吸気通路13におけるスロットルバルブ19よりも上流の位置であってもよい。例えば、スロットルバルブ19がインタークーラ20よりも下流に配置されている場合、インタークーラ20への吸入空気の流入口を、規定部分としてもよい。この場合、吸気通路13のうち、コンプレッサ17の流入口17INからインタークーラ20の流入口までの区間が規定吸気通路13Aに相当することとなり、下流吸気温Tcmpは、インタークーラ20内に流入する直前での吸入空気の温度の算出値ということとなる。
・エンジンは、2つの過給機が直列に配置されているものであってもよい。この場合、2つのコンプレッサのうち、上流に位置するコンプレッサへの吸入空気の流入口から、下流に位置するコンプレッサからの吸入空気の流出口よりも下流側の規定部分までの吸気通路の区間を規定吸気通路とし、規定部分での吸入空気の温度を下流吸気温Tcmpとして算出するようにしてもよい。
11…エンジン、13…吸気通路、13A…規定吸気通路、15…過給機、17…コンプレッサ、17IN…流入口、17OUT…流出口、19…スロットルバルブ、50…制御装置、51…上流吸気温算出部、52…過給圧算出部、53…スロットル流量算出部、54…受熱量算出部、55…時定数導出部、56…時定数補正部、57…下流吸気温算出部。

Claims (5)

  1. 吸気通路における過給機のコンプレッサよりも下流を流れる吸入空気の温度である下流吸気温を算出する過給機付きエンジンの吸気温算出装置であって、
    前記吸気通路における前記コンプレッサよりも上流を流れる吸入空気の温度である上流吸気温を算出する上流吸気温算出部と、
    前記過給機の過給圧を算出する過給圧算出部と、
    前記吸気通路における前記コンプレッサよりも下流に配置されているスロットルバルブを通過する単位時間あたりの吸入空気の質量であるスロットル流量を算出するスロットル流量算出部と、
    前記吸気通路のうち、前記コンプレッサにおける吸入空気の流入口から、前記コンプレッサにおける吸入空気の流出口と前記スロットルバルブとの間に位置する規定部分までの区間のことを規定吸気通路とした場合、前記規定吸気通路を通過するまでに吸入空気が受容する熱量である吸気熱量を、前記過給圧算出部によって算出された過給圧が高いほど多くなるとともに、前記スロットル流量算出部によって算出された前記スロットル流量が多いほど多くなるように算出する受熱量算出部と、
    前記各算出部によって算出された前記上流吸気温、前記スロットル流量及び前記吸気熱量を基に前記下流吸気温を算出する下流吸気温算出部と、を備え、
    前記下流吸気温算出部は、前記上流吸気温が高いほど高くなり、且つ、前記スロットル流量が少ないほど高くなり、且つ、前記吸気熱量が多いほど高くなるように、前記下流吸気温を算出する
    過給機付きエンジンの吸気温算出装置。
  2. 前記下流吸気温算出部は、所定の制御サイクル毎に前記下流吸気温を算出するようになっており、
    前記下流吸気温算出部によって前回の制御サイクルで算出された前記下流吸気温を下流吸気温の前回値とした場合、
    前記下流吸気温算出部は、
    前記各算出部によって算出された前記上流吸気温、前記スロットル流量及び前記吸気熱量が維持された場合における前記下流吸気温の収束値を、前記上流吸気温が高いほど高くなり、且つ、前記スロットル流量が少ないほど高くなり、且つ、前記吸気熱量が多いほど高くなるように算出し、
    前記下流吸気温の収束値から前記下流吸気温の前回値を減じた差を時定数で除した値を前記下流吸気温の前回値に加算した和を前記下流吸気温として導出する
    請求項1に記載の過給機付きエンジンの吸気温算出装置。
  3. 前記過給圧算出部によって算出される過給圧の変化速度が高いほど前記時定数を小さくする時定数導出部を備える
    請求項2に記載の過給機付きエンジンの吸気温算出装置。
  4. エンジン回転速度が高いほど前記時定数が小さくなるように、前記時定数導出部によって導出された前記時定数を補正する時定数補正部を備える
    請求項3に記載の過給機付きエンジンの吸気温算出装置。
  5. 前記下流吸気温算出部は、
    前記下流吸気温の収束値が前記下流吸気温の前回値よりも高いときには、第1の時定数を前記時定数として用いて前記下流吸気温を算出する一方、
    前記下流吸気温の収束値が前記下流吸気温の前回値以下であるときには、前記第1の時定数よりも大きい第2の時定数を前記時定数として用いて前記下流吸気温を算出する
    請求項2〜請求項4のうち何れか一項に記載の過給機付きエンジンの吸気温算出装置。
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