JP6536372B2 - レーザレーダ装置の泥汚れ判定方法、泥汚れ判定装置、泥汚れ判定プログラム - Google Patents
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Description
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、レーザレーダ装置の窓部に付着した物体が泥汚れであるかを判定することができるレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法、泥汚れ判定装置、泥汚れ判定プログラムを提供することにある。
意図的・恣意的に作り出されたものではなく自然に生じた水しぶきの場合、その水しぶきは、物理法則に沿って移動すると考えられる。具体的には、地面から跳ね上げられた水しぶきは、発生点から放物線を描きながら飛散すると考えられる。また、その際に水しぶきが飛散する範囲は、概ね数m程度であると考えられる。
このように、自然な泥汚れが付着する場合には、泥汚れが付着するメカニズムをある程度想定することができる。
そこで、請求項1に係る発明では、レーザレーダ装置の周囲に予め設定されている近傍エリアを対象として、当該近傍エリアの外縁部からの進入が検出されることなく突発的に検出された物体である突発物が検出されたか否かを判定する出現判定処理と、出現判定処理によって突発物が検出されたと判定されてから予め定められている判定時間が経過した時点において、突発物が検出されなくなった場合であって、且つ、窓部の位置に新たな物体が検出されている場合に、窓部の位置に検出された物体が前記突発物によってもたらされたとして泥汚れと判別する判別処理と、を含む泥汚れ判定方法により、泥汚れを判定する。
このとき、突発物が自然に発生したものであれば、例えば地面から跳ね上がった後に落下すると想定される時間つまりは判定時間を、例えば車両によって跳ね上げられる一般的な範囲で水しぶきの到達高さを想定あるいは実験により求めることで、設定することができる。
したがって、レーザレーダ装置の窓部に付着した物体が泥汚れであるかを判別することができる。
この場合、地面に存在している水たまりから跳ね上がった水しぶきによって付けられた汚れである可能性が高いため、その汚れは、自然な汚れである可能性が高いと考えることができる。
また、物体までの距離、およびその物体が突然検出された突発物であるか否かは、レーザレーダ装置で検出可能なデータに基づいて判定することができる。このため、特別な専用センサ等を設けなくても、また、既に設置されている既設のレーザレーダ装置に対しても、この泥汚れ判定方法を適用することができる。
検出された突発物が水しぶきであった場合、レーザレーダ装置の窓部に泥汚れが付くためには、水しぶきがレーザレーダ装置にかかる必要がある。このとき、レーザレーダ装置は、1秒間に数10回程度の走査を行っているため、水しぶきがレーザレーダ装置にかかる場合には、突発物までの距離が徐々に短くなっていくと想定される。
検出された突発物が水しぶきであった場合、ある一点から生じた水しぶきが、放射状に広がることが想定される。その場合、突発物までの距離とその突発物が検出された走査角との関係から求まる突発物の実際の大きさも、徐々に大きくなっていることが想定される。つまり、検出された突発物の実際の大きさが徐々に拡大している場合には、突発物が水しぶきである可能性がより高いと判断することができる。なお、ここで言う徐々にとは、複数回の走査において突発物の大きさが拡大していく状況を意味している。
水しぶきに含まれる泥は、それほど大きくないと考えられる。そのため、窓部の位置で検出された物体の大きさが許容サイズ以下の物体である場合、泥汚れである可能性が高いと考えることができる。これにより、泥汚れの判別精度を向上させることができる。なお、許容サイズは、レーザレーダ装置の設置場所の土壌環境等に応じて、例えば1〜2cm程度で適宜設定すればよい。
また、許容サイズを超えるような大きさの物体が検出された場合には、意図的な汚れである可能性が高いと考えることもできる。
地面に存在している水たまりから水しぶきが自然に生じるとは考えにくいことから、水しぶきが生じた場合には、突発物が検出される前の時点で、水しぶきを生じさせる移動体が検出されていると考えられる。また、その移動体によって水しぶきが発生した場合、突発物は、移動体とレーザレーダ装置との間に検出されると想定される。
レーザレーダ装置により監視を行っている場合等には、測定エリア内に物体が検出されると、侵入が通知され、警備員が出動するような対応が取られることになる。しかし、泥汚れの場合には、清掃員が作業をすれば十分に対応できる。そのため、窓部に泥汚れが生じたことを報知することにより、警備員ではなく清掃員を呼ぶといった柔軟な対応を取ることができる。
判定時間が経過した時点で窓部の位置に物体が検出されなかった場合であっても。突発物すなわち水しぶきがレーザレーダ装置の近傍で生じていることから、将来的には窓部に泥汚れが生じる可能性がある。そのため、付着可能性報知処理を行うことで、実際に泥汚れが生じる前にその可能性を報知することができ、ユーザの利便性が向上する。
一方、移動体が検出されている場合には、移動体が通過するごとに水しぶきが生じていることになるため、早急に対応するために1回の移動体の検出で泥汚れの可能性を報知することにより、泥汚れが生じる可能性を事前に排除することができる。
また、上記した泥汚れ判定方法の発明と共通する技術的思想に基づいてなされた請求項9に係る泥汚れ判定装置の発明、および請求項10に係る泥汚れ判定プログラムの発明も、同様に、レーザレーダ装置の窓部に付着した物体が自然な泥汚れであるかを判別することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1から図4を参照しながら説明する。
図1に示すように、泥汚れ判定装置としても機能する監視装置1は、レーザレーダ装置2と、レーザレーダ装置2を制御する制御装置3とにより構成されている。なお、本実施形態では泥汚れ判定装置をレーザレーダ装置2と制御装置3とにより構成した例を示しているが、後述する泥汚れ判定処理をレーザレーダ装置2側で行うことにより、レーザレーダ装置2単体で泥汚れ判定装置を構成することもできる。
レーザレーダ装置2の制御部20は、図示しないCPUやROMおよびRAMなどを有するマイクロコンピュータにより構成されており、記憶部24などに記憶されているコンピュータプログラムを実行することによりレーザレーダ装置2の全体を制御する。
監視装置1は、図2に示すように、予め設定されている測定エリアR1内の侵入物を検出する。この測定エリアR1は、レーザレーダ装置2の測定限界距離Lmを外縁とする概ね半円状に設定されている。監視装置1は、矢印Sにて示す走査方向で、A0、A1・・・Anとして示す所定の走査角度ごとに、測定エリアR1内の物体、例えば車両4等の検出を繰り返し行っている。なお、図2には示していないが、測定エリアR1内に存在する建物等の固定物は、周知のように、予め侵入検知対象からは外されている。
レーザレーダ装置2は、監視する対象物によって異なることはあるものの、例えば車両4等を検出する場合には、地面から1m程度の高さに設置されることが考えられる。そのため、窓部26に自然な泥汚れが付着するのは、地面から泥が跳ね上げられたときであると考えられる。ただし、乾燥した泥が自然に跳ね上がることは考えにくいため、泥汚れが付着するとすれば、近傍エリアR2内に水たまり5等が存在し、その上を例えば車両4等の移動体が通過したときに泥が跳ね上げられた可能性が高いと考えられる。
そこで、監視装置1は、以下に説明する泥汚れ判定方法により、窓部26の位置に検出された物体が自然に付着した泥汚れであるか否かを判定している。なお、前提として、監視装置1は、従来と同様にレーザレーダ装置2による物体の検出結果に基づいて、測定エリアR1への侵入物を検出する処理も行っている。また、物体が検出された検出結果は、検出履歴として記憶されている。そのため、例えば図3における時刻t4の時点において、時刻t4よりも前の期間の例えば時刻t1、t2等においてどのような事象が発生していたかを、検出履歴に基づいて参照することができる。
これに対して、監視装置1は、突発物を検出した場合には(S2:YES)、出現フラグをONし、(S3)、窓部26の位置に物体を検出したか否かを判定する(S4)。例えば図3(b)に示す時刻t2においては、突発物としての水しぶき6が検出されているものの、窓部26の位置には物体が検出されていない。そのため、この時刻t2のような状況の場合には、監視装置1は、窓部26の位置に物体が検出されていないことから(S4:NO)、ステップS5をスキップしてステップS6に移行する。
続いて、監視装置1は、判定時間が経過したか否かを判定する(S8)。ここで、待機期間とは、水たまり5から水しぶき6が跳ね上がったとして、その水しぶきが滞空していると予想される期間として設定されている。
そして、監視装置1は、例えば図3(d)に示すように窓部26の位置に物体が検出されると(S4:YES)、付着フラグをONする(S5)。また、同図に示すように突発物としての水しぶき6が検出されなくなると(S6:YES)、出現フラグをOFFする(S7)。なお、実際の時系列的には、水しぶき6が窓部26にかかり、その水しぶき6が消えた後に(S6:YES)、窓部26に残っている物体が(S4:YES)、付着物7として検出されることになる(S5)。
これに対して、監視装置1は、出現フラグがOFFである場合には(S9:YES)、付着フラグがONであるか否かを判定する(S10)。そして、監視装置1は、付着フラグがONである場合には(S10:YES)、窓部26に付着した付着物7を泥汚れと判別する(S11)。つまり、例えば図3(d)に示すように、突発物としての水しぶき6が検出されなくなり、且つ、窓部26の位置に付着物7が検出されていると、監視装置1は、その付着物7が跳ね上げられた泥汚と判別する。このステップS9〜S11の処理が、判別処理に相当する。
一方、監視装置1は、付着フラグがONではない場合には(S10:NO)、現時点では泥汚れが無いものの、レーザレーダ装置2の近傍で水しぶき6が生じていることから、今後に泥汚れが生じる可能性があるとして、泥汚れが生じる可能性があることを報知する(S13)。この場合、例えば音声や表示部への表示等により、泥汚れが生じる可能性があることが報知される。このステップS13の処理は、付着可能性報知処理に相当する。
なお、図4では、説明の簡略化のために報知処理を行った後で泥汚れ判定処理が終了するようになっているが、報知処理を行った場合であっても泥汚れ判定処理を終了することなく、ステップS1に移行して次の突発物の検出に備えていてもよい。
泥汚れ判定方法は、レーザレーダ装置2の周囲に予め設定されている近傍エリアR2を対象として出現判定処理により突発物が検出されたか否かを判定し、突発物が検出されたと判定されてから予め定められている判定時間が経過した時点において、窓部26の位置に物体が検出されている場合であって、且つ、突発物が検出されなくなった場合に、窓部26の位置に検出された物体を泥汚れと判別する判別処理と、を含んでいる。
そして、水しぶき6が検出された後で窓部26に付着物7が検出された場合には、その付着物7は、水しぶき6によってもたらされたもの、つまりは、水たまり5から跳ね上げられた泥汚れであると判別することができる。
この場合、監視装置1は、物体が検出されたときの状況や、検出された物体が検出されなくなったときの状況等、レーザレーダ装置2でも検出可能なデータに基づいて泥汚れを判別している。このため、特別な専用センサ等を設けなくても、また、既設の装置に対しても、泥汚れ判定方法を適用することができる。
水しぶき6に含まれる泥は、それほど大きくないと考えられる。そのため、窓部26の位置で検出された物体の大きさが、例えば1〜2cm程度の許容サイズ以下の物体である場合、泥汚れである可能性が高いと考えることができる。したがって、より高い精度で泥汚れを判別すること、すなわち、自然な汚れであると判定することができる。換言すると、許容サイズを超えるような大きさの物体が検出された場合には、意図的な汚れである可能性が高いと考えることもできる。
また、レーザレーダ装置2と、実施形態では制御装置3の制御部30で実現している出現判定処理部と、同じく制御部30で実現している判別処理部と、を備える泥汚れ判定装置としての監視装置1によっても、上記した泥汚れ判定方法と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態では監視装置1で実現している泥汚れ判定装置に、出現判定処理と判別処理とを実行させることを特徴とする泥汚れ判定プログラムによっても、上記した泥汚れ判定方法と同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の第2実施形態について図5を参照しながら説明する。なお、本実施形態では、泥汚れ判定処理の一部が第1実施形態と異なっている。
本実施形態の場合、監視装置1は、上記した図4に示す泥汚れ判定処理と同様の処理を行っている。ただし、監視装置1は、図4に示す泥汚れ判定処理のステップS11の処理内容を置き換えている。
検出された突発物が水しぶき6であった場合、上記した図3(b)、(c)に示したように、その突発物が、徐々にレーザレーダ装置2に近づいてくると考えられる。そのため、監視装置1は、突発物が徐々に接近していることが検出履歴から確認できた場合には(S32:YES)、付着物7が泥汚れであると判定して(S36)、図4に示すステップS12へ移行する。
このように、物体の検出履歴である検出履歴を確認して、突発物が徐々に接近したか否か、突発物が徐々に拡大したか否か、および、観察期間中に移動体があったか否かを判定する履歴確認処理を実行することにより、突発物が水しぶき6である可能性をより高い精度で判断することができる。
本発明は、上記し且つ図面に記載した態様に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形や拡張をすることができる。
各実施形態で示した距離や数等は例示であり、それに限定されるものではない。
図4のステップS13の付着可能性報知処理では、付着物7がつかなかった場合にそのまま泥汚れが生じる可能性があることを報知する例を示したが、突発物が検出された回数が予め定められている規定回数を超えたか否か、突発物が検出された頻度が予め定められている規定頻度を超えたか否か、および、突発物が検出された際に近傍エリアR2で移動体が検出されたか否かのうち、少なくともいずれか1つの判断基準に基づいて報知するか否かを決定してもよい。
一方、移動体が検出された場合には、移動体が通るたびに水しぶき6が検出されていることから、早めに対応したほうがよいと考えられるため、1回の移動体の検出で報知してもよい。勿論、移動体の検出回数に応じて報知するか否かを決定してもよい。
実施形態では測定エリアR1を平面的に走査するレーザレーダ装置2を例示したが、回転ミラー22を傾動可能とすることで高さ方向への走査も可能なレーザレーダ装置であっても、突発的に出現した物体を検出し、その後に窓部26に付着した物体があるか否かを検出することで、泥汚れであるか否かを判別することができる。つまり、本願は、高さ方向への走査も可能なレーザレーダ装置にも適用することができる。
Claims (10)
- 所定の走査角度ごとに物体までの距離を測定するレーザレーダ装置の窓部の泥汚れを判定するレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法であって、
前記レーザレーダ装置の周囲に予め設定されている近傍エリアを対象として、当該近傍エリアの外縁部からの進入が検出されることなく突発的に検出された物体である突発物が検出されたか否かを判定する出現判定処理と、
前記出現判定処理によって前記突発物が検出されたと判定されてから予め定められている判定時間が経過した時点において、前記突発物が検出されなくなった場合であって、且つ、前記窓部の位置に新たな物体が検出されている場合に、前記窓部の位置に検出された物体が前記突発物によってもたらされたとして泥汚れと判別する判別処理と、
を含むことを特徴とするレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。 - 前記判別処理では、検出された前記突発物が前記レーザレーダ装置に徐々に接近していることが検出された場合、または、前記突発物が検出された後に当該突発物が検出された位置との間に新たに検出された物体が前記レーザレーダ装置に接近していることが検出された場合に、前記窓部の位置に検出された物体を泥汚れと判別することを特徴とする請求項1記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 前記判別処理では、検出された前記突発物の大きさが徐々に拡大していることが検出された場合、または、前記突発物が検出された後に当該突発物との間に新たに検出された物体の大きさが徐々に拡大していることが検出された場合に、前記窓部の位置に検出された物体を泥汚れと判別することを特徴とする請求項1または2記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 前記判別処理では、前記判定時間が経過した時点において前記窓部の位置で検出されている物体の大きさが、予め設定されている許容サイズ以下である場合に、前記窓部の位置に検出された物体を泥汚れと判別することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 前記判別処理では、前記突発物が最初に検出された時点よりも前の観察期間中に前記近傍エリアを移動する移動体が検出されていた場合であって、且つ、前記突発物が当該移動体と前記レーザレーダ装置との間で検出されていた場合に、前記窓部の位置に検出された物体を泥汚れと判別することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 前記判別処理によって泥汚れと判別された場合に、前記窓部に泥汚れが生じたことを報知する報知処理を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 予め設定されている判定時間が経過した時点で前記窓部の位置に物体が検出されなかった場合に、前記窓部に泥汚れが生じる可能性があるとして報知する付着可能性報知処理を含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 前記付着可能性報知処理では、前記突発物が検出された回数が予め定められている規定回数を超えたか否か、前記突発物が検出された頻度が予め定められている規定頻度を超えたか否か、および、前記突発物が検出された際に前記近傍エリアで移動体が検出されたか否かのうち、少なくともいずれか1つの判断基準に基づいて、前記窓部に泥汚れが生じる可能性があることを報知するか否かを決定することを特徴とする請求項7記載のレーザレーダ装置の泥汚れ判定方法。
- 所定の走査角度ごとに物体までの距離を測定するレーザレーダ装置と、
前記レーザレーダ装置の周囲に予め設定されている近傍エリアを対象として、当該近傍エリアの外縁部からの進入が検出されることなく突発的に出現した物体である突発物が検出されたか否かを判定する出現判定処理部と、
前記出現判定処理によって前記突発物が検出されたと判定されてから予め定められている判定時間が経過した時点において、前記突発物が検出されなくなった場合であって、且つ、前記窓部の位置に新たな物体が検出されている場合に、前記窓部の位置に検出された物体が前記突発物によってもたらされたとして泥汚れと判別する判別処理部と、
を備えることを特徴とする泥汚れ判定装置。 - 所定の走査角度ごとに物体までの距離を測定するレーザレーダ装置の窓部の泥汚れを判定する泥汚れ判定装置に、
前記レーザレーダ装置の周囲に予め設定されている近傍エリアを対象として、当該近傍エリアの外縁部からの進入が検出されることなく突発的に出現した物体である突発物が検出されたか否かを判定する出現判定処理と、
前記出現判定処理によって前記突発物が検出されたと判定されてから予め定められている判定時間が経過した時点において、前記突発物が検出されなくなった場合であって、且つ、前記窓部の位置に新たな物体が検出されている場合に、前記窓部の位置に検出された物体が前記突発物によってもたらされたとして泥汚れと判別する判別処理と、
を実行させることを特徴とする泥汚れ判定プログラム。
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