JP6536223B2 - 筒内圧力推定方法及びそれに基づく筒内圧力制御方法 - Google Patents

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本発明は、内燃機関の筒内圧力を推定し、これに基づいて、燃料噴射時期を制御して最大許容筒内圧力以下にするための筒内圧力推定方法及びそれに基づく筒内圧力制御方法に関するものである。
内燃機関を最大許容筒内圧力以下で運転するためには、筒内圧力をリアルタイムで求めることが重要である。
内燃機関の筒内圧力を、センサで直接検出するには、センサの耐久性等の面から困難であるため、演算によって筒内圧力を求めることがなされている。
筒内圧力は、ブースト圧力と圧縮比から求まるコンプレッション分筒内圧力と、燃焼によって変化する燃焼分筒内圧力に分けられる。
コンプレッション分筒内圧力(PmaxComp)は、ブースト圧力と圧縮比とポリトロープ指数(κ)から演算により求めることができる。
また燃焼分筒内圧力は、エンジン回転速度に対して全負荷燃料噴射量で運転したときの実際の筒内圧力を測定し、測定した筒内圧力からコンプレッション分筒内圧力を引くことで全負荷燃料噴射量時の燃焼分筒内圧力(PmaxFire)が求められる。
リアルタイムの燃焼分筒内圧力は、リアルタイムのエンジン回転速度に対する全負荷時燃料噴射量とリアルタイムの燃料噴射量の比を求め、この比を全負荷燃料噴射量でのPmaxFireに乗算することで、すなわち、全負荷燃料噴射量と各燃料噴射量との比に燃焼分筒内圧力が、比例するとして計算していた。
特開平09−228899号公報 特開2011−153550号公報 特開2012−082766号公報 特開平05−222998号公報
ところが、燃焼分筒内圧力は、燃料噴射量が一定量以上では比例せず、燃料噴射量が、一定量を超えるとサチレーション(飽和)していることが分かった。
このため、従来においては、全負荷時の燃料噴射量付近では、燃焼分筒内圧力は、実際の圧力に対して低く推定されるため、筒内圧力を的確に管理できない。
そこで、このサチレーションを考慮して、筒内圧力の正確な推定を行うことが望まれる。
しかし、筒内圧力は、EGR量でも変化するため、このEGR量も考慮して筒内圧力を推定する必要がある。
また、筒内圧力は、燃料噴射時期(SOI:start of injection)、燃料噴射圧力、吸気温度、プレ噴射量でも変化するため、筒内圧力の推定を的確に行うにはそれらも考慮する必要がある。しかし筒内圧力推定の最終目的は、内燃機関がある運転状態で運転されているときにリアルタイムで筒内圧力を推定し、その推定した筒内圧力が、内燃機関の最大許容筒内圧力以下になるように制御することにある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、コンプレッション分と燃焼分の筒内圧力を推定し、その推定した筒内圧力と最大許容筒内圧力とのマージンから燃料噴射時期を的確に制御できる筒内圧力推定方法及びそれに基づく筒内圧力制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、エンジン回転速度に対する燃焼分の圧力変化を実験で求めると共に、その実験結果からリアルタイムエンジン回転速度での燃焼分の圧力を求め、他方その実験でEGR開度を変えたときの燃焼分のEGR圧力変化マップを作成し、EGR圧力変化マップからリアルタイムエンジン回転速度でのEGR開度を基に燃焼分のEGRによる変化分を求めて前記燃焼分の圧力を補正し、そのEGR開度で補正した燃焼分の圧力とリアルタイムエンジン回転速度におけるコンプレッション分の圧力とを加算してリアルタイムエンジン回転速度での筒内圧力を求めることを特徴とする筒内圧力推定方法である。
全負荷運転実験で、エンジン回転速度に対する全負荷筒内圧力マップを作成すると共に全負荷までの燃料噴射量に基づいた燃焼分の燃焼分圧力補正マップを作成し、前記全負荷筒内圧力マップからリアルタイムエンジン回転速度での全負荷時の燃焼分の圧力を求めると共に燃焼分圧力補正マップからリアルタイムエンジン回転速度での燃料噴射量を基に、前記全負荷時の燃焼分の圧力を補正して燃焼分の圧力を求めるのが好ましい。
EGR圧力変化マップは、全負荷運転実験で、エンジン回転速度毎にEGR開度を変えたときの筒内圧力変化が記憶され、リアルタイムエンジン回転速度とEGR開度をEGR圧力変化マップに入力することで、そのリアルタイムエンジン回転速度におけるEGRによる変化分が求められるのが好ましい。
また本発明は、上記の筒内圧力推定方法で求めた筒内圧力に対して内燃機関の最大許容筒内圧力までの圧力マージンを求め、他方、内燃機関を全負荷運転したときの各エンジン回転速度に対する燃料噴射時期のマップを作成し、燃料噴射時期のマップからリアルタイムのエンジン回転速度での全負荷時の燃料噴射時期を求め、この全負荷時の燃料噴射時期を前記圧力マージンを基に、最大許容筒内圧力以下で、燃料噴射時期を最適制御することを特徴とする筒内圧力制御方法である。
本発明は、全負荷運転実験結果を基に、燃焼分の筒内圧力を求める際に、EGR開度を考慮して燃焼分の圧力を求めることで筒内圧力推定が的確なものとなり、また求めた筒内圧力で、内燃機関の最大許容筒内圧力を超えないように燃料噴射時期を最適制御することができるという優れた効果を発揮する。
本発明において、コンプレッション分の圧力と燃焼分の圧力を加えた筒内圧力変化を示す図である。 本発明において、コンプレッション分のポリトロープ変化を示すPV線図である。 本発明において、各エンジン回転速度で、内燃機関を全負荷運転したときの燃焼分とコンプレッション分の筒内圧力及び、リアルタイムのコンプレッション分の筒内圧力を求める計算手法を示す図である。 本発明において、EGR開度で、燃焼分の筒内圧力の変化を求める計算手法を示す図である。 本発明において、内燃機関の筒内圧力を実測試験したときの全負荷噴射量までの燃料噴射量に対する燃焼分の圧力変化を求めた図である。 本発明において、プレ噴射量による燃焼分の圧力を求める計算手法を示す図である。 本発明において、リアルタイムのエンジン回転速度と、リアルタイムの燃料噴射量を用い、実測全負荷時筒内圧力の燃焼分に対しての現在の燃焼分の割合(ratioQ)を求める計算手法を示す図である。リアルタイムの燃料噴射量に対し、燃料温度による補正計算を行う手法も示している。 本発明において、燃料噴射圧力(コモンレール圧力)で、燃焼分の筒内圧力の変化分を求める計算手法を示す図である。 本発明において、吸気温度で、燃焼分の筒内圧力の変化分を求める計算手法を示す図である。 図3〜図9で求めた筒内圧力とその変化分を基に計算した筒内圧力推定値に対して最大許容筒内圧力(Pmax制限)までのマージン(Pmaxマージン)を求めるフローを示す図である。 図10で求めたPmaxマージンを基に燃料噴射時期(SOI)のリミットを求める計算手法を示す図である。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
先ず、図1により内燃機関の筒内圧力について説明する。
筒内圧力(Pmax)は、ピストンによるコンプレッションによる圧力(PmaxComp)と、噴射された燃料の燃焼による燃焼分の圧力(PmaxFire)の総和で決定される。
ここで、圧力(PmaxComp)は、図2のPV線図にポリトロープ変化(PVκ=const)で示したようになり、吸入空気の圧力(ブースト圧力)をMAPとすると、
PmaxComp=MAP・εκ
ε:圧縮比
κ:ポリトロープ指数
で求めることができる。
燃焼分は、内燃機関を運転したときの実験結果から導く。
さて、図3は、エンジン回転速度(リアルタイム)10から全負荷時筒内圧力中の燃焼分圧力11と全負荷時のコンプレッション分圧力12を求める計算手法を示したものである。
図3において、13は、実験で求めたエンジン回転速度に対する実測筒内圧力(Pmax)マップで、14は、エンジン回転速度に対する測定時のブースト圧力(MAP)のマップである。
実測筒内圧力(Pmax)マップ13は、エンジン回転速度を固定し、アクセル全開(全負荷)で行う実験(全負荷試験)の結果を基に作成される。全負荷試験は、通常のエンジン制御指令値で行うが、プレ噴射が使用されている場合には、その指令値を0mm3/stに変更して行う。
リアルタイムエンジン回転速度10における筒内圧力は、リアルタイムエンジン回転速度10を、実測筒内圧力(Pmax)マップ13に入力することで、そのエンジン回転速度におけるPmaxが求まり、またブースト圧力(MAP)のマップ14からそのエンジン回転速度におけるMAPが求められる。
また、コンプレッション分の筒内圧力は、圧縮比(ε)15とポリトロープ指数16を演算器17に入力して求めた係数に、ブースト圧力(MAP)のマップ14から求めたMAPを演算器18に入力して乗算することで、全負荷時のコンプレッション分圧力12が求められる。
これにより、実測筒内圧力(Pmax)マップ13から求めたエンジン回転速度における筒内圧力に対して演算器19で、コンプレッション分圧力12を減じれば、全負荷時の筒内圧力中の燃焼分圧力11が求められる。
また、リアルタイムでのMAP20の値を演算器21に入力し、演算器17で求めた係数を演算器21に入力して乗算することで、Pmaxリアルタイムコンプレッション分圧力22が求められる。
この図3で求めた、燃焼分圧力11は、EGR開度、燃料噴射時期(SOI)、燃料噴射圧力(TRP)等が全負荷試験時のものであるため、リアルタイムで求める燃焼分の圧力とは異なる。
Pmaxの燃焼分圧力11は、全負荷試験時の燃料噴射量、燃料温度・密度、燃料噴射圧力(コモンレール圧力)、吸気温度、EGR開度等における値であり、リアルタイムでの筒内圧力を推定するためには、これらパラメータの変化による補正が必要である。
そこで、これらパラメータの変化分による補正の計算手法を図4〜図9により説明する。
さて、図4は、EGR圧力変化マップ56を用いてリアルタイムエンジン回転速度10におけるEGR開度57を基にしてPmaxのEGRによる変化分58を求める計算手法を示したものである。
先の全負荷試験ではEGRバルブ開度は特に指定せず、エンジン回転速度に対する筒内圧力を求めたが、このEGRバルブ開度による筒内圧力変化マップ56は、全負荷試験時にエンジン回転速度毎にEGRバルブ開度を変えて筒内圧力を測定し、EGR開度に対する筒内圧力変化(ΔkPa)を測定し3次元マップ化したものである。
リアルタイムエンジン回転速度10とEGRバルブ開度57が、EGRバルブ開度による筒内圧力変化マップ56に入力されると、その入力を基にEGRによる変化分58が求められる。
次に、燃料噴射量が、一定量を超えるとサチレーションしたときの燃焼分筒内圧力の補正を説明する。
図5は、燃料噴射量(mm3/st)に対する燃焼分筒内圧力PmaxFire(kPa)の関係を示したものである。
燃料噴射量の変化による燃焼分筒内圧力(PmaxFire)の変化を測定する実験は、各エンジン回転速度の制御指令値を燃料噴射量方向で固定し、同一エンジン回転速度でSOI(燃料噴射時期)、TRP(コモンレール圧力)、Qpre(プレ噴射量)、EGR(EGRバルブ開度)、VGT開度(可変容量ターボのターボノズル開度)が変化しないようにして実験を行い測定した筒内圧力からコンプレッション分の筒内圧力を減算して求める。
すなわち、実験結果から、アルゴリズム中の計算式とこれまでの適合値を使用して筒内圧力中の燃焼分(PmaxFire)を分離する。
ここで、燃料噴射量(x軸)、PmaxFire(y軸)を作図をすると図5のようなグラフとなる。
このグラフより、全負荷燃料噴射量での燃焼分筒内圧力(PmaxFire)を1とした場合の各燃料噴射量時の係数をエンジン回転速度(rpm)の違いで適切にキャリブレーションし、燃焼分圧力の燃料噴射量による補正マップ30(図7)とする。
図6はプレ噴射量による筒内圧力(PmaxFirePre)変化のマップ40を示している。
このプレ噴射による筒内圧力変化は、プレ噴射とメイン噴射のインターバルやメイン噴射のタイミングで変化するが、大きな要因ではないので、プレ噴射量(preQ)に比例してPmaxFirePreが上昇する燃焼分圧力補正マップ40とする。
図7は、全負荷試験時の燃焼分筒内圧力11に対して、リアルタイムの燃焼分筒内圧力の割合ratio(割合)Q31を求める計算手法を示したものである。
図7において、30は、図5で説明した燃焼分圧力の燃料噴射量による補正マップである。
この燃焼分圧力の燃料噴射量による補正マップ30にリアルタイムのエンジン回転速度10と燃料温度34により補正が行われた燃料噴射量を入力することで、リアルタイムの燃焼分筒内圧力の割合ratioQ31が求まる。
燃料噴射量は、リアルタイムでは、燃料温度による影響を補正する必要がある。
そこで、リアルタイムエンジン回転速度10での燃料噴射量32を演算器33に入力し、また燃料温度34を演算器35に入力し、この演算器35に標準燃料温度(全負荷試験時の燃料温度)36を入力して偏差を求め、これを演算器37に入力すると共に燃料密度変化率38を乗じ、演算器39で、「1」を加えて、演算器33に入力することで、燃料温度による影響を補正する。
図8は、エンジン回転速度(リアルタイム)10とその時の燃料噴射圧力42から、Pmaxの燃料噴射圧力(コモンレール圧力)による変化分43を求める計算手法を示したものである。
エンジン回転速度(リアルタイム)10を、燃料噴射圧力の変化が燃焼分圧力に与える影響をエンジン回転について示したマップ47に入力し、その出力を演算器48に入力する。
エンジン回転速度(リアルタイム)10を、全負荷試験時のエンジン回転速度に対する燃料噴射圧力マップ45に入力することで、そのエンジン回転速度での実験時の燃料噴射圧力が求められ、この値が演算器46に入力される。
他方、エンジン回転速度(リアルタイム)10での燃料噴射圧力(コモンレール圧力)42が演算器46に入力され、演算器46にて燃料噴射圧力の差が計算される。この値が、演算器48に入力される。演算器46から入力された差とマップ47から入力された値が、演算器48にて積算されて、Pmaxの燃料噴射圧力による変化分43が求められる。
図9は、エンジン回転速度(リアルタイム)10から、Pmaxの吸気温度による変化分51を求める計算手法を示したものである。
エンジン回転速度(リアルタイム)10が、全負荷試験時のエンジン回転速度に対する吸気温度マップ52に入力されて全負荷試験時の吸気温度が求められ、この温度が演算器55に入力される。他方、エンジン回転速度における吸気温度50が演算器55に入力されて、演算器55で全負荷試験時とリアルタイムの吸気温度の差が求められると共に吸気温度の変化が燃焼分筒内圧力に与える影響マップ53に入力され、これによりPmaxの吸気温度による変化分51が求められる。
以上、図3で求めたエンジン回転速度(リアルタイム)10における全負荷試験時のPmaxの燃焼分圧力11を基に、図4〜図9でのパラメータの変化分を考慮して、筒内圧力を推定する計算手順を図10により説明する。
全負荷時のPmaxの燃焼分圧力11が演算器60に入力され、燃料噴射圧力による変化分43に基づいて、Pmaxが補正されて演算器61に入力され、演算器61にて、Pmaxの吸気温度による変化分51が補正され、演算器62にて、燃料噴射量と燃料温度・密度によるratioQ31で、燃焼分圧力が補正され、演算器64にて、Pmaxプレ噴射量分マップ40によるプレ噴射分燃焼圧力で補正され、演算器65にてEGRによる変化分58が補正される。この補正した燃焼分の圧力が演算器66に入力され、演算器66で、Pmaxリアルタイムでのコンプレッション分22の圧力が加算されることで、リアルタイム推定筒内圧力67が求められる。
次に、この推定した筒内圧力を演算器68に入力し、演算器68で、Pmax制限(内燃機関の最大許容筒内圧力)69との差である圧力裕度としてのPmaxマージン70を求める。
ここで、リアルタイム推定筒内圧力67は、燃料噴射時期(SOI)を考慮していない、全負荷試験時の燃料噴射時期(SOI)での値であり、全負荷試験時のSOIはエンジン回転速度により最適に設定されている。
そこで、Pmaxマージン70を求め、Pmax制限(内燃機関の最大許容筒内圧力)69以下で、Pmaxマージン70を基にして、最適なSOIを設定することで、筒内圧力が制限値を超えない範囲に最適制御することができる。
これを図11により説明する。
エンジン回転速度(リアルタイム)10が、エンジン回転速度に対する実測Pmax測定時のSOIマップ71に入力されて、SOIが求められて演算器73に入力される。またエンジン回転速度(リアルタイム)10は、SOIの変化が筒内圧力に与える影響のマップ72に入力され、この出力が演算器74に入力される。
この演算器74には、図10で求めたPmax マージン70の圧力Bが入力され、演算器74で、B/Aを演算することで、Pmaxマージンに対するSOIの操作量が求められ、これを演算器73で演算して、全負荷試験時のSOIを補正することで、SOIリミット75を求めることができる。
このSOIリミット75に基づいて、燃料噴射時期を、内燃機関の最大許容筒内圧力を超えない範囲に制御して筒内圧力を制御することが可能となる。
10 リアルタイムエンジン回転速度
11 全負荷時の筒内圧力における燃焼分の圧力
13 全負荷筒内圧力マップ
30 燃焼分圧力の燃料噴射量による補正マップ
56 EGRバルブ開度による筒内圧力変化のマップ
67 リアルタイム推定筒内圧力

Claims (4)

  1. エンジン回転速度に対する燃焼分の圧力変化を実験で求めると共に、その実験結果からリアルタイムエンジン回転速度での燃焼分の圧力を求め、他方その実験でEGR開度を変えたときの燃焼分のEGR圧力変化マップを作成し、EGR圧力変化マップからリアルタイムエンジン回転速度でのEGR開度を基に燃焼分のEGRによる変化分を求めて前記燃焼分の圧力を補正し、そのEGR開度で補正した燃焼分の圧力とリアルタイムエンジン回転速度におけるコンプレッション分の圧力とを加算してリアルタイムエンジン回転速度での筒内圧力を求めることを特徴とする筒内圧力推定方法。
  2. 全負荷運転実験で、エンジン回転速度に対する全負荷筒内圧力マップを作成すると共に全負荷までの燃料噴射量に基づいた燃焼分の燃焼分圧力補正マップを作成し、前記全負荷筒内圧力マップからリアルタイムエンジン回転速度での全負荷時の燃焼分の圧力を求めると共に燃焼分圧力補正マップからリアルタイムエンジン回転速度での燃料噴射量を基に、前記全負荷時の燃焼分の圧力を補正して燃焼分の圧力を求める請求項1記載の筒内圧力推定方法。
  3. EGR圧力変化マップは、全負荷運転実験で、エンジン回転速度毎にEGR開度を変えたときの筒内圧力変化が記憶され、リアルタイムエンジン回転速度とEGR開度をEGR圧力変化マップに入力することで、そのリアルタイムエンジン回転速度におけるEGRによる変化分が求められる請求項2記載の筒内圧力推定方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の筒内圧力推定方法で求めた筒内圧力に対して内燃機関の最大許容筒内圧力までの圧力マージンを求め、他方、内燃機関を全負荷運転したときの各エンジン回転速度に対する燃料噴射時期のマップを作成し、燃料噴射時期のマップからリアルタイムのエンジン回転速度での全負荷時の燃料噴射時期を求め、この全負荷時の燃料噴射時期を前記圧力マージンを基に補正して筒内圧力が最大許容筒内圧力を超えないように、燃料噴射時期を最適制御することを特徴とする筒内圧力制御方法。
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