JP6534937B2 - 可燃性ガス検出装置 - Google Patents
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出力検出部は、発熱抵抗体が予め設定された設定温度に対応する抵抗値となるように発熱抵抗体に通電して、可燃性ガスへの熱伝導による発熱抵抗体の抵抗値の変化に対応した出力値を検出する。
第1記憶部は、可燃性ガスの濃度が0であり、且つ、湿度が予め設定された一定値になっている安定環境における出力値を基準出力値として、基準出力値と温度情報との相関関係を示す基準出力値換算データを記憶する。なお、「可燃性ガスの濃度が0」とは、可燃性ガス検出装置による検出限界より小さい濃度であることをいう。
基準算出部は、温度取得部により取得された温度情報と、基準出力値換算データとに基づいて、被検出雰囲気の温度に対応した基準出力値を算出する。
記憶実行部は、第1濃度算出部により算出された可燃性ガスの濃度を第1算出ガス濃度として、可燃性ガスの濃度が0であるときの第1算出ガス濃度であることを示す予め設定された基準判定条件が成立すると、基準判定条件の判定対象となった第1算出ガス濃度を基準濃度として記憶する基準濃度記憶処理を実行する。
第2ガス濃度出力部は、第2濃度算出部により算出された第2算出ガス濃度を示す第2ガス濃度情報を出力する。
本発明が適用された実施形態の可燃性ガス検出装置1は、熱伝導式のガス検出器であり、被検出雰囲気内(例えば、燃料電池自動車の客室内)に設置されて、水素の漏れを検出する目的等に用いられる。なお、被検出雰囲気とは、可燃性ガス検出装置1の検出対象となるガス雰囲気をいう。
ガス検出素子2は、水素ガスの濃度を検出する。制御部3は、ガス検出素子2の動作を制御する。演算部4は、ガス検出素子2からの出力信号に基づいて水素ガス濃度を算出する処理を実行する。直流電源5は、制御部3と演算部4に電力を供給する。
基部11は、ガス検出素子2の本体を構成するものであり、主にシリコンを材料として矩形板状に形成された部材である。基部11は、縦横ともに数mm程度の大きさ(本実施形態では、3mm×3mm程度の大きさ)に形成されている。
通電制御回路31は、発熱抵抗体12の温度を一定に保つ回路であり、ブリッジ回路41と増幅回路42と電流調整回路43とを備える。
発熱抵抗体12は、一端が固定抵抗52に接続され、他端が固定抵抗51に接続されている。以下、発熱抵抗体12と固定抵抗52との接続点を接続点P1+という。また、発熱抵抗体12と固定抵抗51との接続点を接続点PGという。接続点PGは接地される。
固定抵抗52は、発熱抵抗体12に接続されていない側の端部が、固定抵抗53において固定抵抗51に接続されていない側の端部と接続される。以下、固定抵抗52と固定抵抗53との接続点を接続点PVという。
増幅回路42は、差動増幅回路であって、演算増幅器81と、固定抵抗82,83,84と、コンデンサ85とを備える。
次に温度検出回路32は、ブリッジ回路91と増幅回路92とを備える。
測温抵抗体17は、一端が固定抵抗103に接続され、他端が接地される。以下、測温抵抗体17と固定抵抗103との接続点を接続点P2−という。
固定抵抗102は、固定抵抗101に接続されていない側の端部が、直流電源Vccを供給する電源ラインに接続される。
増幅回路92は、差動増幅回路であって、演算増幅器111と、固定抵抗112,113,114と、コンデンサ115とを備える。
演算部4は、CPU131、ROM132、RAM133および信号入出力部134等を有する周知のマイクロコンピュータを備えている。
次に、濃度演算処理の手順を説明する。
発熱抵抗体12は、被検出雰囲気内に配置されて、水素ガスへの熱伝導によって自身の温度が変化するとともに自身の抵抗値が変化する。
ROM132は、水素ガスの濃度が0であり、且つ、湿度が予め設定された一定値になっている安定環境における発熱抵抗体電圧Vhを基準電圧Vh0として、基準電圧Vh0と測温抵抗体電圧Vtとの相関関係を示す基準電圧換算データ141を記憶する。
可燃性ガス検出装置1は、取得された測温抵抗体電圧Vtと、基準電圧換算データ141とに基づいて、被検出雰囲気の温度に対応した基準電圧Vh0を算出する。
可燃性ガス検出装置1は、算出された水素ガスの濃度をガス濃度Naとして、ガス濃度Naが予め設定された移行判定濃度以下である場合に、このガス濃度Naを基準濃度NaCとしてRAM133に記憶する処理(以下、基準濃度記憶処理)を実行する。
可燃性ガス検出装置1は、算出されたガス濃度Nbを示す情報を出力する。
例えば上記実施形態では、S190の処理において、ガス濃度Nbを示す情報を出力するものを示したが、S190の処理において、ガス濃度Naを示す情報とガス濃度Nbを示す情報の両方を出力するようにしてもよい。これにより、可燃性ガス検出装置1は、可燃性ガス検出装置1の検出結果を取得する装置(以下、出力先装置)に対して、ガス濃度Nbを示す情報だけではなくガス濃度Naを示す情報も提供することができる。このため、出力先装置は、ガス濃度Nbが異常であると判断した場合に、ガス濃度Naを利用することが可能となり、可燃性ガス検出装置1からの検出結果を全く利用できなくなるという事態の発生を抑制することができる。また、可燃性ガス検出装置1によれば、ガス濃度Naを示す情報とガス濃度Nbを示す情報の両方を出力する構成を採りつつ、ガス濃度Naが移行判定濃度より大きいと判定した場合にガス濃度Naを出力する構成を採っていることで、ガス濃度Nbを算出して出力する前に、ガス濃度Naを基にした濃度情報を外部に速やかに報せることが可能となる。
Claims (4)
- 被検出雰囲気内に配置されて、可燃性ガスへの熱伝導によって自身の温度が変化するとともに自身の抵抗値が変化する発熱抵抗体と、
前記発熱抵抗体が予め設定された設定温度に対応する抵抗値となるように前記発熱抵抗体に通電して、前記可燃性ガスへの熱伝導による前記発熱抵抗体の抵抗値の変化に対応した出力値を検出する出力検出部と、
前記被検出雰囲気の温度を示す温度情報を取得する温度取得部と、
前記可燃性ガスの濃度が0であり、且つ、湿度が予め設定された一定値になっている安定環境における前記出力値を基準出力値として、前記基準出力値と前記温度情報との相関関係を示す基準出力値換算データを記憶する第1記憶部と、
前記出力値から前記基準出力値を減算した減算値と、前記可燃性ガスの濃度との相関関係を示す濃度換算データを記憶する第2記憶部と、
前記温度取得部により取得された前記温度情報と、前記基準出力値換算データとに基づいて、前記被検出雰囲気の温度に対応した前記基準出力値を算出する基準算出部と、
前記出力検出部により検出された前記出力値と、前記基準算出部により算出された前記基準出力値と、前記濃度換算データとに基づいて、前記可燃性ガスの濃度を算出する第1濃度算出部と、
前記第1濃度算出部により算出された前記可燃性ガスの濃度を第1算出ガス濃度として、前記可燃性ガスの濃度が0であるときの前記第1算出ガス濃度であることを示す予め設定された基準判定条件が成立すると、前記基準判定条件の判定対象となった前記第1算出ガス濃度を基準濃度として記憶する基準濃度記憶処理を実行する記憶実行部と、
前記第1濃度算出部より算出された第1算出ガス濃度から、前記記憶実行部により記憶された前記基準濃度を減算した減算値を、第2算出ガス濃度として算出する第2濃度算出部と、
前記第2濃度算出部により算出された前記第2算出ガス濃度を示す第2ガス濃度情報を出力する第2ガス濃度出力部と
を備える可燃性ガス検出装置。 - 前記第2ガス濃度出力部は、更に、前記第1濃度算出部により算出された前記第1算出ガス濃度を示す第1ガス濃度情報を出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の可燃性ガス検出装置。 - 前記第1濃度算出部により算出された前記第1算出ガス濃度を示す第1ガス濃度情報を出力する第1ガス濃度出力部と、
前記第2ガス濃度出力部が前記第2ガス濃度情報を出力する場合には、前記第1ガス濃度出力部による前記第1ガス濃度情報の出力を禁止する出力禁止部と
を備える請求項1に記載の可燃性ガス検出装置。 - 前記第2濃度算出部による算出結果が異常であるか否かを判断する異常判断部と、
前記第2濃度算出部による算出結果が異常であると前記異常判断部が判断した場合に、再度、前記記憶実行部に前記基準濃度記憶処理を実行させる再記憶実行部と
を更に備える請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の可燃性ガス検出装置。
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