JP6534831B2 - 包材、包装体および包装体の製造方法 - Google Patents

包材、包装体および包装体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、包材、包装体および包装体の製造方法に関する。
商品としての被包装物が包装された包装体は、被包装物を適切に保護するとともに、店頭などでの見栄えに重きがおかれる。図14は、包装体の製造に用いられる従来の包材の一例を示している(特許文献1参照)。同図に示された包材Xは、台材91およびフィルム92を備えている。台材91は、たとえば厚紙からなる。台材91は、一対の主板部911、折曲げ予定線912および窓部913を有している。折曲げ予定線912は、台材91を横断しており、ミシン目線等によって構成されることにより折曲げ容易とされている。一対の主板部911は、折曲げ予定線912によって互いに区画されている。窓部913は、台材91の一部が除去された部位であり、包装体において被包装物を収容する領域である。窓部913は、折曲げ予定線912を跨いで一対の911にわたって形成されている。また、窓部913は、台材911の厚さ方向視において台材911の外部に到達しない閉じた形状とされている。フィルム92は、被包装物を覆うためのものである。フィルム92は、台材91の片面全体を覆うように台材91に接合されている。これにより、台材91の窓部913は、その全体がフィルム92によって塞がれている。フィルム92のうち窓部913を塞ぐ部分は、被覆部921とされている。
図15は、包材Xを用いた包装体の製造方法を示す断面図である。本製造方法においては、包材Xの台材1を折曲げ予定線912において折り曲げる。この折曲げに先立って、あるいは並行して、折り曲げられた被覆部921によって挟まれる位置に、被包装物94を配置する。特許文献1においては、フィルム92として、加熱されることにより伸縮性が顕著に高まる材質のものが採用されている。フィルム92をあらかじめ加熱しておくことにより、図示された状態から台材91をさらに折り曲げると、被覆部921が被包装物94に沿うように延伸される。この後は、一対の主板部91同士を接合する等の工程を経ることにより、フィルム92の被覆部921によって包装された被包装物94を備える包装体が得られる。
しかしながら、フィルム92をあらかじめ加熱しておくためには、包材X全体を加熱可能な加熱装置を設置する必要がある。これは、製造される包装体のコストを上昇させる。一方、フィルム92を加熱しない状態で図15に示す工程を行う場合、フィルム92の伸縮性は相対的に低いままである。また、被覆部921によって被包装物94を覆うには、1つの閉領域である被覆部921を折曲げ予定線912に沿って折り曲げ、被包装体94の全体を包み込むまで被覆部921を延伸させる必要がある。このため、被覆部921を延伸する際に、被包装物94が受ける反作用力が顕著に大きくなる。特に、被包装体94の底部941側から被包装体94を覆うように被覆部921を延伸させると、被包装物94は反作用力によって図中上方にずれやすくなる。被包装物94が窓部913からはみ出してしまうと、包装体の製造が阻害されてしまう。
実開昭51−45090号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、製造コストの上昇を回避しつつスムーズな製造が可能な包材、包装体および包装体の製造方法を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供される包材は、台材と、前記台材に接合され且つ被包装物を包装するためのフィルムと、を備える包材であって、前記台材は、当該台材を横断する折曲げ予定線、該折曲げ予定線によって互いに区画され且つ前記折曲げ予定線の両端に到達する外端縁を各々が有する一対の主板部、および該一対の主板部に各別に形成された一対の切欠き部を有しており、前記切り欠き部は、その少なくとも一部が前記外端縁に接しており、前記フィルムは、前記一対の切欠き部の少なくとも一部ずつを覆う一対の被覆部を有しており、前記台材を前記折曲げ予定線において折曲げることにより前記一対の主板部を重ね合わせた状態において、前記一対の切欠き部の少なくとも一部ずつが重なり合うことを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の主板部の前記外端縁は、前記折曲げ予定線に平行である底辺部を有しており、前記各切欠き部は、前記各底辺部に接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の主板部の少なくともいずれかは、前記切欠き部の内方に向けて延出する保持片を有している。
本発明の第2の側面によって提供される包装体は、台材と、前記台材に接合されたフィルムと、前記フィルムによって包装された被包装物と、を備える包装体であって、前記台材は、当該台材を横断する折曲げ線、該折曲げ線によって互いに区画され且つ前記折曲げ予定線の両端に到達する外端縁を各々が有するとともに互いに重ね合わされた一対の主板部、および該一対の主板部に各別に形成され且つ前記外端縁に接するとともに少なくとも互いの一部ずつが重なり合う一対の切欠き部を有しており、前記フィルムは、前記一対の切欠き部の少なくとも一部ずつを覆う一対の被覆部を有しており、前記包装物は、前記台材の前記一対の切欠き部が重なり合う領域において、前記フィルムの前記一対の被覆部に挟まれていることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記フィルムは、前記一対の主板部のうち互いに向かい合う内面に接合されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記フィルムの前記一対の被覆部の各々は、前記台材の前記切欠き部を横断する横断端縁を有しており、前記被包装物は、厚さ方向視において前記一対の被覆部の前記横断端縁から露出する部分を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の主板部の前記外端縁は、前記折曲げ予定線に平行である底辺部を有しており、前記各切欠き部は、前記各底辺部に接している。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の主板部の少なくともいずれかは、前記切欠き部の内方に向けて延出する保持片を有しており、前記保持片は、前記被包装物に沿って起立している。
本発明の第3の側面によって提供される包装体の製造方法は、本発明の第1の側面によって提供される包材を用いた包装体の製造方法であって、前記台材を前記折曲げ予定線に沿って折り曲げるとともに、前記一対の切欠き部が重なり合う領域において、前記フィルムの前記一対の被覆部の間に前記被包装物を配置し且つ前記一対の被覆部を前記被包装物に沿わせるように延伸させることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の被覆部を延伸させる処理においては、未加熱の前記一対の被覆部を延伸させる。
本発明によれば、前記包材において前記フィルムの前記一対の被覆部は、前記折曲げ予定線を挟んで互いに反対側に離間しており、互いが連続に繋がった1つの閉領域とはなっていない。また、前記切欠き部が前記外端縁に開口する部分において、前記一対の被覆部は、いわゆる自由端を有する構成となっている。このため、前記一対の被覆部によって前記被包装物を包装する際には、前記一対の被覆部が前記被包装物の全体を完全に包み込むまでに延伸されることは、必須ではない。これにより、前記一対の被覆部の延伸に起因する反作用力を抑制することができる。また、仮に前記被包装物に反作用力が負荷されたとしても、この反作用力は、前記切欠き部が前記外端縁に開口する部位から外方へと前記被包装物をずらす方向に作用する。この方向に前記被包装物が多少ずれたとしても、前記台材の折り曲げが阻害されたり、前記一対の被覆部による包装が未完成となったりする事態を引き起こさずに済む。しかも、前記一対の被覆部の延伸度合いを抑制できるため、例えば未加熱の前記一対の被覆部を延伸することによって前記被包装物を包装することが可能である。したがって、製造コストの上昇を回避しつつ前記包装体をスムーズに製造することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に基づく包材を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包装体の製造方法を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包装体の製造方法を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包装体の製造方法を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包装体を示す斜視図である。 図5の包装体を示す平面図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包材の変形例を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包材の他の変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に基づく包材を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に基づく包装体を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に基づく包材を示す平面図である。 従来の包材の一例を示す平面図である。 図14の包材を用いた包装体の製造方法を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に基づく包材を示している。本実施形態の包材A1は、台材1、フィルム2および接合部3を備えている。なお、図1においては、理解の便宜上、台材1および接合部3のうちフィルム2に重なる部分を、点線で表している。
台材1は、フィルム2および接合部3を介して後述する被包装物4を保持するものである。台材1としては、一般的な、所謂ノンコート紙と呼ばれる厚紙、普通紙、合成紙等からなる台紙の他に、表面に樹脂層が設けられた所謂コート紙、あるいは合成樹脂シートなどを採用しうる。これらは単層シート、およびこれらの2以上のシートが積層接着された積層シートなどの各種シート材を用いることができる。本実施形態においては、台材1として厚紙からなり、全体として厚さ方向視(平面視)略長矩形状の台紙を用いる場合を例として説明する。
台材1は、一対の主板部11、折曲げ予定線12’、一対の切欠き部13および4つの保持片14を有している。
折曲げ予定線12’は、台材1を図中左右方向に横断している。折曲げ予定線12’は、包材A1を用いて包装体を製造する際に、折り曲げられることが予定された仮想線であり、折り曲げを容易とするための加工を必須とするものではない。
一対の主板部11は、折曲げ予定線12’によって互いに区画されている。一対の主板部11の形状は特に限定されず、様々な形状とされる。本実施形態においては、一対の主板部11は、平面視略矩形状である場合を例に説明する。また、本実施形態においては、
一対の主板部11は、同形状および同サイズとされているが、一対の主板部11は、互いの形状およびサイズが異なる構成であってもよい。一対の主板部11は、各々が外端縁111を有する。外端縁111は、折曲げ予定線12'の両端に到達しており、主板部11の外形を規定している。また、本実施形態の外端縁111は、底辺部112を有している。底辺部112は、外端縁111のうち折曲げ予定線12'に平行な部分であり、本実施形態においては、外端縁111のうち折曲げ予定線12'から最も離間した部分である。
一対の切欠き部13は、一対の主板部11に各別に形成されており、各々が外端縁111に接している。言い換えると、切欠き部13の内端縁131の両端は、外端縁111に到達している。また、台材1が折曲げ予定線12'において折り曲げられることにより一対の主板部11が重なり合った状態において、一対の切欠き部13は、少なくとも一部ずつが重なり合う。一対の切欠き部13は、包材A1を用いて製造された包装体において、被包装物4を収容する領域である。本実施形態においては、切欠き部13の形状は、被包装物4の平面視形状に沿う形状とされている。また、本実施形態においては、一対の切欠き部13は、同形状および同サイズとされており、一対の主板部11が重なり合った状態において、互いの全部同士が重なり合う。
また、本実施形態においては、切欠き部13は、平面視において外端縁111の底辺部112に接している。言い換えると、切欠き部13の内端縁131の両端は、外端縁111の底辺部112に到達している。より具体的には、切欠き部13は、底辺部112から折曲げ予定線12’に向けて図中上下方向に凹む比較的細長い形状とされている。
4つの保持片14は、平面視において各々が切欠き部13の内方に向けて延出している。保持片14の個数および配置等は特に限定されないが、本実施形態においては、1つの主板部11に2つずつの保持片14が設けられている。また、1つの主板部11に設けられた2つの保持片14は、切欠き部13のうち底辺部112に隣接する部分に設けられている。保持片14の形状は特に限定されないが、本実施形態においては、平面視半円形状とされている。
フィルム2は、被包装物4に沿って延伸しうる伸縮性を発揮するフィルムであり、被包装物4を包装するためのものである。本実施形態においては、常温において適度な収縮性を有するフィルムが採用されている。フィルム2の平面視形状は特に限定されないが、本実施形態においては、長手方向寸法が台材1と略同じである平面視長矩形状のフィルム2が、台材1の主板部11の片面である内面115に接合されている。
フィルム2は、一対の被覆部21を有している。被覆部21は、台材1の切欠き部13の少なくとも一部を覆う部分である。本実施形態においては、被覆部21は、切欠き部13の略全てを覆っている。被覆部21は、横断端縁22を有している。横断端縁22は、切欠き部13を横断する端縁である。本実施形態のように、横断端縁22が切欠き部13の内端縁両端を結ぶ線分に該当する構成であっても、本発明においては、横断端縁22は切欠き部13を横断するものであると定義する。さらに本実施形態においては、フィルム2の横断端縁22と台材1の底辺部112とが略同一直線上に配置されている。
フィルム2としては、特に限定されず、通常公知の伸縮性を備える単層構成または一種あるいは二種以上の複層構成の合成樹脂製フィルムが用いられる。また、適宜必要に応じて、ガスバリアー性や遮光性等の各種機能を有するフィルムを用いてもよい。フィルム2の厚みは、通常20μm〜300μm、好ましくは30μm〜200μmである。
フィルム2の層を構成する材質の種類としては、特に限定されないが、たとえば、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂が挙げられ、好ましくは、ポリオレフィン系樹脂及びポリウレタン系樹脂であり、特に好ましくはポリオレフィン系樹脂である。
ポリオレフィン系樹脂としては、たとえば、直鎖状低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂、ポリプロピレンなどのポリプロピレン系樹脂、プロピレン−エチレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体などの各種共重合体が挙げられる。
接合部3は、台材1とフィルム2とを接合するものである。フィルム2のいずれの部位が接合部3によって台材1に接合されるかは特に限定されないが、後述する包材A1を用いた包装体の製造方法において、延伸されるフィルム2を適切に支持可能であるようにフィルム2が台材1に接合される。本実施形態においては、一対の切欠き部13を囲む平面視略コの字状の接合部3が設けられている。
接合部3は、台材1とフィルム2とを適切に接合しうる接合力を発揮可能な構成であれば特に限定されず、通常ホットメルトなどの接着剤や粘着剤が用いられるが、固定具(テープ、ステープラーなど)を用いてもよい。また、フィルム2が接着されるべき箇所に熱可塑性樹脂等をあらかじめ設け、溶着(熱溶着、超音波溶着など)や圧着などによってフィルム2を接着してもよい。
次に、包材A1を用いた包装体の製造方法について、図2〜図4を参照しつつ以下に説明する。
本製造方法においては、包材A1のフィルム2によって被包装物4を包装する。被包装物4は、包材A1によって包装可能なものであれば特に限定されない。被包装物4としては、例えば化粧品、医薬品、食品、飲料品、日用品等が挙げられる。本実施形態においては、全体として略円柱形状とされた被包装物4を例に説明する。この被包装物4は、比較的太径の本体部と、比較的細径の蓋部とを有している。台材1の切欠き部13は、この被包装物4の外形に沿った形状とされている。
包材A1を用いた製造方法においては、折曲げ予定線12’に沿って台材1を折り曲げた際に、フィルム2の一対の被覆部21によって挟まれうる場所に被包装物4を配置する。例えば、図2に示すように、片方の主板部11の切欠き部13およびこれを覆う被覆部21に添わせるように被包装物4を配置した後に、折曲げ予定線12’に沿って台材1を折り曲げることにより他方の主板部11を被包装物4に接近させてもよい。あるいは、所定の位置に直立姿勢で保持された被包装物4に対して、一対の主板部11をともに接近させるように台材1を被包装物4の上方から折り曲げる態様であってもよい。この折曲げ処理においては、一対の主板部11の内面115同士が対面するように、台材1を折り曲げる。
図3は、上述した種々の態様によって配置された被包装物4に一対の主板部11を接近させる工程を示す断面図である。この工程においては、例えば金型81を用いる。金型81は、2つの部位に分かれており、各々の部位が主板部11に略全体に重なる形状の押圧面と、この押圧面から凹むキャビティーとを有している。このキャビティーは、金型81の2つの部位が合わされた状態において、被包装物4を収容しうる形状およびサイズとされており、フィルム2の一対の被覆部21を被包装物4に沿って延伸させるための圧力を付与する空間である。このため、金型81には、図示しない例えばポンプなどの圧力源が接続されている。
金型81の2つの部位を互いに接近させると、一対の主板部11の内面115同士が接近するとともに、フィルム2の一対の被覆部21が被包装物4に当接する。さらに金型81の2つの部位を接近させると、一対の主板部11同士の距離が被包装物4の図中上下方向寸法よりも小となるとともに、フィルム2の一対の被覆部21が被包装物4に沿って延伸され始める。これにより、フィルム2の一対の被覆部21の延伸処理が開始される。金型81の2つの部位を接近させる力は、主板部11を介してフィルム2の一対の被覆部21へと伝えられる。これが張力となって一対の被覆部21を延伸させる。本実施形態においては、上述した構成のフィルム2が採用されることにより、常温のフィルム2であっても、十分な伸縮性を発揮する。このため、延伸処理に先立ってフィルム2を加熱する処理などは行わず、未加熱の一対の被覆部21を延伸させる。
主板部11の内面115に接合されたフィルム2同士が接する程度まで金型81の2つの部位同士を接近させると、金型81の2つの部位のキャビティーが一空間を形成し、この空間に被包装物4が収容される。上述した圧力源から前記キャビティーに圧力を付与することにより、2つの被覆部21が被包装物4に沿うように延伸され、図4に示すように、フィルム2の一対の被覆部21の延伸が完了する。また、4つの保持片14は、金型81の押圧面と延伸される被覆部21および被包装物4とによって折り曲げられる格好となり、主板部11から被包装物4に沿って起立した姿勢とされる。この後は、一対の主板部11同士およびフィルム2のうち一対の主板部11に接合された部分同士の少なくともいずれか同士を接合する。この接合は、接着剤および接着テープ等による接着でもよいし、フィルム2、あるいは主板部11を部分的に加熱して接合するいわゆるヒートシールでもよい。以上の工程を経ることにより、包材A1を用いた包装体の製造方法が完了する。
図5〜図8は、包材A1を用いた製造方法によって製造された包装体を示している。本実施形態の包装体B1は、台材1、フィルム2、接合部3および被包装物4を備えている。図5は、包装体B1を示す斜視図であり、図6は、包装体B1を示す平面図である。図7は、図6のVII−VII線に沿う断面図であり、図8は、図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。
台材1は、包材A1における台材1を折曲げ予定線12’に沿って折り曲げたものであり、一対の主板部11を区画する折曲げ線12を有している。一対の主板部11は互いの内面115が向かい合うように重なり合っており、互いの外端縁111および底辺部112が平面視において一致している。底辺部112は、折曲げ線12に対して平行である。一対の切欠き部13はその全部同士が平面視において重なり合っている。一対の切欠き部13には、平面視において被包装物4が収容されている。台材1は4つの保持片14を有している。各保持片14は、主板部11から被包装物4に沿って起立している。保持片14と被包装物4との間には、フィルム2の被覆部21が挟まれている。本実施形態においては、図8に示すように、同一箇所から2つの保持片14が図中上下方向においてそれぞれ反対側に起立している。なお、本図においては、理解の便宜上、フィルム2の厚さを実際よりも厚い態様で模式的に示している。このため、一対の主板部11同士の間に隙間があるように記載されているが、実際には、フィルム2はごく薄い樹脂材料であり、一対の主板部11は、互いに接している。これは、後述する図12においても同様である。
フィルム2の一対の被覆部21は、被包装物4に沿って延伸されており、被包装物4を包装している。図5〜図7に示すように、被包装物4は、一対の被覆部21の横断端縁22から平面視(台材1の厚さ方向視)において露出する部分を有している。本実施形態の被包装物4は、横断端縁22から露出する部分に底部41を含んでいる。底部41は、略円柱形状である被包装物4を陳列棚上面などの平坦な面において自立させることが可能な部位である。また、本実施形態においては、被包装物4の底部41は、平面視において台材1の底辺部112と略一致するか、若干突出している。また、フィルム2のうち主板部11と重なる部分は、接合部3によって主板部11と接合されている。
次に、包材A1、包材A1を用いた包装体の製造方法および包装体B1の作用について説明する。
本実施形態によれば、包材A1においてフィルム2の一対の被覆部21は、折曲げ予定線12’を挟んで互いに反対側に離間しており、互いが連続に繋がった1つの閉領域とはなっていない。また、切欠き部13が外端縁111に開口する部分において、一対の被覆部21は、いわゆる自由端を有する構成となっている。このため、一対の被覆部21によって被包装物4を包装する際には、一対の被覆部21が被包装物4の全体を完全に包み込むまでに延伸されることは、必須ではない。これにより、一対の被覆部21の延伸に起因する反作用力を抑制することができる。また、仮に被包装物4に反作用力が負荷されたとしても、この反作用力は、切欠き部13が外端縁111に開口する部位から外方へと被包装物4をずらす方向に作用する。この方向に被包装物4が多少ずれたとしても、台材1の折り曲げが阻害されたり、一対の被覆部21による包装が未完成となったりする事態を引き起こさずに済む。しかも、一対の被覆部21の延伸度合いを抑制できるため、例えば未加熱の被覆部21を延伸することによって被包装物4を包装することが可能である。したがって、製造コストの上昇を回避しつつ包装体B1をスムーズに製造することができる。
図5〜図7に示すように、フィルム2の一対の被覆部21の横断端縁22から被包装物4の底部41が露出している。底部41は、被包装物4を自立させることが可能な部位である。この底部41を利用して、被包装物4と台材1とが一体となった包装体B1を自立させることができる。底部41を陳列棚上面等に載置しても、底部41と陳列棚上面との間にはフィルム2は挟まれない。このため、陳列に際してフィルム2が傷つくことを回避することができる。また、底部41が台材1の外端縁111(底辺部112)と平面視において略一致するか、底部41が外方に突出していることにより、包装体B1を自立させた際に、外端縁111(底辺部112)が陳列棚上面等に強く当接することを防止することが可能であり、台材1の傷みを抑制することができる。
被包装物4に沿うように起立した保持片14を備えることにより、台材1の主板部11が被包装物4によって支えられる格好となり、主板部11の歪みを抑制することができる。保持片14を備えない場合、フィルム2の張力によって台材1の主板部11が被包装物4側(切欠き部13の内方側)に引っ張られ、主板部11が厚さ方向に浮き上がるように変形してしまいやすい。本実施形態においては、保持片14による主板部11の保持強化によって、主板部11の浮き上がりを防止可能であり、包装体B1の美観を適切に保つことができる。
図9〜図13は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
図9は、包材A1の変形例を示している。本変形例においては、切欠き部13の内端縁131と接合部3との相対的な位置関係が上述した例と異なっている。図1に示した例も含めて、フィルム2には、切欠き部13の内端縁131の周囲にわたって接合されていない未接合部が設けられている。本例においては、切欠き部13の内端縁131と接合部3との間の距離、すなわち前記未接合部の幅が、図1に示した例における距離(幅)よりも大とされている。これにより、本例のフィルム2は、前記未接合部が拡大している。この未接合部は、平面視において、台材1の主板部11と重なるものの、主板部11には接合されていない部分である。このような未接合部が拡大されることにより、本例の包材A1を用いて包装体B1を形成した場合に、フィルム2のうち台材1の主板部11に拘束を受けずに伸張しうる部分が拡大される。この結果、フィルム2の伸張によって台材1の主板部11が引っ張られる度合いを弱めることが可能である。これにより、上述したフィルム2から引っ張られることによる台材1の主板部11の浮き上がりをさらに防止することができる。また、本例の接合部3は、図1に示した例における接合部3よりも幅が顕著に狭い。これらの例から理解されるように、接合部3の幅等は、フィルム2を台材1に適切に接合することを主旨として任意に設定される。この点は、以下に述べる変形例および実施形態においても同様である。
図10は、包材A1の他の変形例を示している。本変形例においては、フィルム2は一対の小領域20からなる。一対の小領域20は、図中上下方向に互いに離間している。各小領域20は、例えば平面視矩形状であり、切欠き部13を覆う大きさとされている。この小領域20によって切欠き部13の略全てが覆われており、小領域20のうち切欠き部13からはみ出す部分は、接合部3によって主板部11の内面115に接合されている。このような変形例によっても、包装体B1の製造コストの上昇を回避しつつスムーズな製造が可能である。また、本変形例のように、フィルム2が複数の小領域20によって構成されてもよい点は、以下に述べる他の実施形態においても同様である。
図11は、本発明の第2実施形態に基づく包材を示している。本実施形態の包材A2は、台材1における折曲げ予定線12’および底辺部112と切欠き部13との関係が上述した実施形態と異なっている。本実施形態においては、切欠き部13は、底辺部112からは凹んでおらず、外端縁111のうち折曲げ予定線12’と底辺部112とを繋ぐ部分から凹んでいる。より具体的には、切欠き部13は、切欠き部13は、外端縁111のうち折曲げ予定線12’に対して略直角である部分から凹んでいる。また、切欠き部13は、外端縁111から折曲げ予定線12’と平行である方向に細長く凹んでいる。
図12は、包材A2を用いて製造した包装体B2を示す断面図である。本図は、図8と同様の断面における断面図である。包装体B2においては、被包装物4に対して図中右方に台材1の折曲げ線12が位置している。また、折曲げ線12は、被包装物4の長手方向に沿って延びている。
このような実施によっても、製造コストの上昇を回避しつつ包装体B2をスムーズに製造することができる。また、本実施形態から理解させるように、切欠き部13は、底辺部112に開口する構成に限定されず、外端縁111のいずれの部位に開口していてもよい。
図13は、本発明の第3実施形態に基づく包装体を示している。本実施形態の包装体B3は、被包装物4が、一対の切欠き部13および一対の被覆部21の横断端縁22から大きく突出している。図示された例においては、被包装物4の長手方向における1/3程度が、一対の切欠き部13および一対の被覆部21の横断端縁22から突出している。言い換えると、本実施形態においては、フィルム2の一対の被覆部21は、被包装物4の図中上方2/3程度の部分のみを覆っており、台材1は、被包装物4の2/3程度の部分を囲むように設けられている。また、台材1の主板部11の外端縁111は、複数の円弧が組み合わされた形状とされている。
このような実施形態によっても、製造コストの上昇を回避しつつ包装体B3をスムーズに製造することができる。また、本実施形態の台材1は、店頭等において商品としての被包装物4に需要者の注意を惹くためのロゴや販促メッセージなどが印刷された、いわゆるPOP機能を果たす部位として利用することができる。
本発明に係る包材、包装体および包装体の製造方法は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る包材、包装体および包装体の製造方法の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A2 包材
B1〜B3 包装体
1 台材
11 主板部
111 外端縁
112 底辺部
115 内面
12’ 折曲げ予定線
12 折曲げ線
13 切欠き部
131 内端縁
14 保持片
2 フィルム
20 小領域
21 被覆部
22 横断端縁
3 接合部
4 被包装物
41 底部
81 金型

Claims (10)

  1. 台材と、
    前記台材に接合され且つ被包装物を包装するためのフィルムと、を備える包材であって、
    前記台材は、当該台材を横断する折曲げ予定線、該折曲げ予定線によって互いに区画され且つ前記折曲げ予定線の両端に到達する外端縁を各々が有する一対の主板部、および該一対の主板部に各別に形成された一対の切欠き部を有しており、
    前記切欠き部は、前記折曲げ予定線から離間し且つその少なくとも一部が前記外端縁に接しており、
    前記フィルムは、前記一対の切欠き部の少なくとも一部ずつを覆う一対の被覆部を有しており、
    前記台材を前記折曲げ予定線において折曲げることにより前記一対の主板部を重ね合わせた状態において、前記フィルムのうち前記被覆部に繋がる一部が前記一対の主板部に挟まれ且つ前記一対の切欠き部の少なくとも一部ずつが重なり合うことを特徴とする、包材。
  2. 前記一対の主板部の前記外端縁は、前記折曲げ予定線に平行である底辺部を有しており、
    前記各切欠き部は、前記各底辺部に接している、請求項1に記載の包材。
  3. 前記一対の主板部の少なくともいずれかは、前記切欠き部の内方に向けて延出する保持片を有している、請求項1または2に記載の包材。
  4. 台材と、
    前記台材に接合されたフィルムと、
    前記フィルムによって包装された被包装物と、を備える包装体であって、
    前記台材は、当該台材を横断する折曲げ線、該折曲げ線によって互いに区画され且つ前記折曲げ線の両端に到達する外端縁を各々が有するとともに互いに重ね合わされた一対の主板部、および該一対の主板部に各別に形成され且つ前記外端縁に接するとともに少なくとも互いの一部ずつが重なり合う一対の切欠き部を有しており、
    前記切欠き部は、前記折曲げ線から離間しており、
    前記フィルムは、前記一対の切欠き部の少なくとも一部ずつを覆う一対の被覆部を有しており、
    前記フィルムのうち前記被覆部に繋がる一部が、前記一対の主板部に挟まれており、
    前記包装物は、前記台材の前記一対の切欠き部が重なり合う領域において、前記フィルムの前記一対の被覆部に挟まれていることを特徴とする、包装体。
  5. 前記フィルムは、前記一対の主板部のうち互いに向かい合う内面に接合されている、請求項4に記載の包装体。
  6. 前記フィルムの前記一対の被覆部の各々は、前記台材の前記切欠き部を横断する横断端縁を有しており、
    前記被包装物は、厚さ方向視において前記一対の被覆部の前記横断端縁から露出する部分を有する、請求項4または5に記載の包装体。
  7. 前記一対の主板部の前記外端縁は、前記折曲げ線に平行である底辺部を有しており、
    前記各切欠き部は、前記各底辺部に接している、請求項4ないし6のいずれかに記載の包装体。
  8. 前記一対の主板部の少なくともいずれかは、前記切欠き部の内方に向けて延出する保持片を有しており、
    前記保持片は、前記被包装物に沿って起立している、請求項4ないし7のいずれかに記載の包装体。
  9. 請求項1ないし3のいずれかに記載の包材を用いた包装体の製造方法であって、
    前記台材を前記折曲げ予定線に沿って折り曲げるとともに、前記一対の切欠き部が重なり合う領域において、前記フィルムの前記一対の被覆部の間に前記被包装物を配置し且つ前記一対の被覆部を前記被包装物に沿わせるように延伸させることを特徴とする、包装体の製造方法。
  10. 前記一対の被覆部を延伸させる処理においては、未加熱の前記一対の被覆部を延伸させる、請求項9に記載の包装体の製造方法。
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