JP6534762B1 - 炭化炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、有機性廃棄物を熱により炭化させることによって、ダイオキシン等の有害物質や、煙・臭い・二酸化炭素等を生じさせずに処理することができる炭化炉に関し、特に、従来の炭化炉よりも非常に効率が高く、メンテナンス性にも優れた炭化炉を提供することを目的とする。【解決手段】 炭化炉1は、炉本体2内部から発生する排ガスが通る排気路4を備えており、排気路4は、排ガスの入口となる流入口12と、排ガスの出口となる排出口13と、流入口12と排出口13との間において排ガスが流れる伝熱部14と、伝熱部14を通った排ガスを再び炉本体内へと送る再供給口15と、伝熱部14と排出口13及び再供給口15との間に配置され、伝熱部14を通った排ガスを排出口13と再供給口15との双方に分けて送るための分岐部とから構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、有機性廃棄物を熱により炭化させることによって、ダイオキシン等の有害物質や、煙・臭い・二酸化炭素等を生じさせずに処理することができる炭化炉に関し、特に、従来の炭化炉よりも非常に効率が高く、メンテナンス性にも優れた炭化炉に関するものである。
ここ最近、焼却に代わる有機性廃棄物の処理手段として炭化炉が注目されている。炭化炉は、有機性廃棄物を、焼却よりも高い温度(800℃以上)で加熱して熱分解することによって、ダイオキシン等の有害物質や、煙・臭い・二酸化炭素等を生じさせずに処理を進めることができる上、当該処理によって生じる炭化物の量も非常に少なく、廃棄物の最終処分の負担を著しく低減できるという利点も有している。
そして、このような炭化炉の熱源として、電気式ヒーターを利用するものも登場し、石油やガス等の化石燃料を使用するものと比べて、極めて安全でクリーンな環境下において炭化炉を使用できるようになってきている。
ところで、炭化炉においては、有機性廃棄物を熱分解処理する関係上、どうしても炉内部から発生する排ガスにタールや煤等(以下、単に「タール等」という。)が含まれることになるが、これらが排ガス管内に詰まったり、排ガスの流れを作るファンに付着したりすること等によって、炭化炉の処理性能の低下を招いてしまうという問題があった。また、炭化炉の導入に前向きな事業者等は増えているものの、燃料費やメンテナンス費等のランニングコストの点がネックとなり、導入決定にまで至らないケースも少なからず見受けられていた。
本願発明者は、このような実情のもと、以上ような問題を解決することができる方法や手段について鋭意検討を重ねた。その結果、本願発明者は、排気路等を従来の炭化炉には無いまったく新しい構成とすることによって、以上のような問題を解決することができるという知見を得、本発明を創作するに至った。
なお、本発明を出願するにあたって、本願発明者及び本願出願人において過去の特許文献等を調査したところ、炭化炉に関し、下記の文献を発見することができたが、本発明に係る技術的思想等を詳述した特許文献については発見することができなかった。
特開平9−95676号公報 特開2017−203092号公報
本発明は、有機性廃棄物を熱により炭化させることによって、ダイオキシン等の有害物質や、煙・臭い・二酸化炭素等を生じさせずに処理することができる炭化炉に関し、特に、従来の炭化炉よりも非常に効率が高く、メンテナンス性にも優れた炭化炉を提供することを目的とする。
そのための手段として、本発明に係る炭化炉は、炉本体内部から発生する排ガスが通る排気路を備えた炭化炉であって、前記排気路は、排ガスの入口となる流入口と、排ガスの出口となる排出口と、前記流入口と前記排出口との間において排ガスが流れる伝熱部と、当該伝熱部を通った排ガスを再び炉本体内へと送る再供給口と、前記伝熱部と前記排出口及び前記再供給口との間に配置され、前記伝熱部を通った排ガスを前記排出口と前記再供給口との双方に分けて送るための分岐部とから構成されており、前記排気路が、排ガスの流れを生み出すための送風機を内部に備えており、前記伝熱部が、炉本体の外周側面と接するように配置されており、前記流入口が、前記伝熱部よりも上側に位置し、前記再供給口が、前記伝熱部よりも下側に位置していることを特徴としている。
また、本発明に係る炭化炉は、炉本体の外周側面と接するように配置されている前記伝熱部の長さが、炉本体外径の長さの50%よりも長くなっていることも特徴としている。
さらに、本発明に係る炭化炉は、前記伝熱部の断面が中空箱形となっており、その箱形を形成する外側面の一つが、炉本体の外周側面と密接していることも特徴としている。
また、本発明に係る炭化炉は、前記伝熱部の内部において、排ガスを加熱するためのヒーターを備えていることも特徴としている。
さらに、本発明に係る炭化炉は、前記流入口と前記送風機との間にフィルター管路が配置されており、当該フィルター管路の内側において、フィルターカセットが交換可能に収納されており、当該フィルターカセットの端部において、金属製の網とフランジを備えていることも特徴としている。
本発明によれば、有機性廃棄物を熱により炭化させることによって、ダイオキシン等の有害物質や、煙・臭い・二酸化炭素等を生じさせずに処理することができる炭化炉に関し、特に、従来の炭化炉よりも非常に効率が高く、メンテナンス性にも優れた炭化炉を提供することができる。
本実施形態に係る炭化炉1の正面概略図 本実施形態に係る炭化炉1の側面概略図 本実施形態に係る炭化炉1の側面概略図 本実施形態に係る炭化炉1の平面概略図 フィルター管路19及びフィルターカセット22を示した図
以下、本発明に係る炭化炉を実施するための形態について説明する。図1〜図4は、本実施形態に係る炭化炉1を示したものである。
炭化炉1は、図示されているように、基本的に、有機性廃棄物の熱分解処理を行うための炉本体2と、炉本体2の下部において内部を加熱するための炉内ヒーター3と、熱分解処理によって炉本体2から発生する排ガスが通る排気路4(図2)とを備えている。
炉本体2の上側には、開閉自在の蓋5が取り付けられており、この蓋5を開けて、熱分解処理をしようとする有機性廃棄物を投入するようになっている。また、炉本体2の側面には、点検扉6が設けられており、炉本体2の側面から内部を点検したり、炉内ヒーター3を交換等することができるようになっている。
炉本体2の下部には、炭化物回収部7が設けられている。炭化物回収部7は、下方に向かうにつれて径が小さくなるテーパー形状となっており、有機性廃棄物を熱分解処理することによって生じる炭化物が落下して集まるようになっている。そして、集まった炭化物は、取出扉8から回収できるようになっている。また、炭化物回収部7は、炉本体2から取り外しができるようになっており、その内部の清掃等がしやすい構造となっている。
また、炉本体2の上部も、上方に向かうにつれて径が小さくなるテーパー形状となっている。これは、このような形状とすることによって、炉本体2の熱膨張の影響を小さく抑えることができ、これにより、炉本体2内上部におけるタール等の付着(ブリッジ)を最小限に抑えることができるからである。
炉内ヒーター3は、合金製の電気式ヒーターである。図示されているように、炭化物回収部7の上側に、水平方向放射状に6本取り付けられている。また、これら炉内ヒーター3の下側には、多数のセラミックボール9が並べて配置されており、これらが、炉内ヒーター3の熱を蓄えることによって、炉本体2内部に投入される有機性廃棄物が、炉内ヒーター3及びセラミックボール9の上側において、効率よく熱分解処理されるようになっている。
さらに、セラミックボール9の下側には、モーター10の作用によって水平に回転するように構成された攪拌棒11が取り付けられている。攪拌棒11は、セラミックボール9と接っするように取り付けられているので、これが回転することによって、セラミックボール9が上下動し、これにより、炭化物の落下が促進されるようになっている。また、攪拌棒11の回転とセラミックボール9の上下動により、炉本体2内のガスが攪拌されて炉本体2内の温度が均一化され、より効率的に熱分解処理がされるようになっている。
排気路4は、図示されているように、基本的に、流入口12と、排出口13と、伝熱部14と、再供給口15と、分岐部16と、送風機17とから構成されている。流入口12は、炉本体2から発生し排気路4へと流れる排ガスの入口となるところであって、炭化炉1において伝熱部14の上側に位置しており、炉本体2上側の側面に設けられている。また、排出口13は、排気路4から炭化炉1の外部へと排出される排ガスの出口となるところである。
伝熱部14は、流入口12と排出口13との間に位置する部材であって、図示されているように、その断面が中空箱形をしており、内部に排ガスが通るようになっている。そして、その箱形を形成する外側面の一つが、炉本体2の外周側面と密接するように水平に配置され、炉本体2の外周を一周するように取り付けられている。また、伝熱部14の内部には、棒状の伝熱部ヒーター18が、垂直方向に複数個取り付けられており、伝熱部14内を通る排ガスを加熱できるようになっている。これら伝熱部ヒーター18も、炉内ヒーター3と同じ、合金製の電気式ヒーターである。なお、図1及び図4におけるPは、伝熱部14の内部に設けられた仕切り板を示している。
再供給口15は、伝熱部14の下流側に位置しており、伝熱部14を通って加熱された排ガスが、ここから再び炉本体2の内部へと供給されるようになっている。そして、再供給口15は、炭化炉1において伝熱部14の下側に位置しており、炉本体2下側の側面であって、炉内ヒーター3と同じ高さのところに設けられている。
分岐部16は、伝熱部14と排出口13との間、及び、伝熱部14と再供給口15との間に配置されている。この分岐部16において、伝熱部14を通った排ガスは、排出口13と再供給口15との双方に分かれて流れるようになっている。
送風機17は、回転ファンの働きにより、流入口12から伝熱部14への排ガスの流れを作るようになっており、本実施形態においては、流入口12の下流側であって、伝熱部14の上流側のところに配置されている。また、この送風機17の作用によって、炉本体2の内部が負圧となるようになっている。
排気路4は、以上に説明したような構成となっているので、本実施形態に係る炭化炉1において、炉本体2から発生した排ガスは、流入口12→伝熱部14→分岐部16の順に流れ、分岐部16において、排出口13と再供給口15との双方に分かれて流れることになる。この際、伝熱部14を通る排ガスは、伝熱部ヒーター18の働きと、炉本体2から伝わる熱によって、さらに温度が高められ、より完全な熱分解処理が進むことになる。なお、前述の通り、送風機17の作用によって、炉本体2が負圧となることから、分岐部16を通った排ガスは、その多くが再供給口15を通って、炉本体2に再供給されることになる。そのため、炭化炉1において、排出口13から炭化炉1の外へと出るのは、熱膨張によって体積が増えた分の排ガスのみとなる。
そして、伝熱部ヒーター18の働きと、伝熱部14を通る排ガスの熱により、炉本体2の内側も暖められるため、炉本体2の内部にタール等が付着しにくくなり、炭化炉の高寿命化及びメンテナンス性の向上も図ることができる。さらに、伝熱部14を通った排ガスが、再供給口15を通じて再び炉本体2内に供給されるので、炉本体2内の温度上昇と有機性廃棄物の乾燥とに貢献することとなり、炉本体2内における熱分解処理を、より効率的に行うことができる。
また、本実施形態においては、再供給口15が、炉内ヒーター3と同じ高さのところに設けられているので、炉内ヒーター3の温度上昇及び乾燥化にも貢献することとなり、炉内ヒーター3へのタール等の付着も効果的に軽減することができる。
また、本実施形態に係る炭化炉1においては、流入口12と送風機17との間に、フィルター管路19が配置されている。図5は、フィルター管路19、及び、その内側において交換可能に収納されているフィルターカセット22を示したものである。
フィルターカセット22は、その両端に金属製の網23,24を有しており、排ガスに含まれるタール等は、これらの網23,24に付着することになる。これにより、送風機17等、フィルター管路19より下流側に配置された部材へのタール等の付着を効果的に低減することができるようになっている。また、網23,24がタール等によって目詰まりしてしまった場合には、フィルターカセット22を交換することで、炭化炉1の高寿命化も図ることができるようになっている。
なお、フィルターカセット22には、図示されているように、上流側に配置される端部において、フランジ25が設けられており、これが、フィルター管路19とフィルターカセット22の円筒状本体との隙間を塞ぐ蓋として機能するようになっている。これにより、フランジ25は、前記隙間へのタール等の入り込みを防止し、フィルターカセット22によるタール等の除去が効果的に行われるように寄与している。
また、フランジ25には、ハンドル26も取り付けられており、これを持って引くことで、フィルター管路19から、フィルターカセット22を容易に取り出せるようになっている。なお、網23,24については、上流側の網23の目を、下流側の網24の目よりも粗くすることが好ましい。これは、上流側の網23の方が、下流側の網よりも、タール等が多く付着することから、このようにすることで、目詰まりによるフィルターカセット22の交換間隔をより長くすることが可能となるからである。
フィルター管路19、及び、フィルターカセット22は、以上のような構成となっているので、フィルター管路19がタール等によって目詰まりしてしまった場合であっても、取り外し容易なフィルターカセット22のみを交換すれば良く、炭化炉1の高寿命化及びメンテナンス性の向上も図ることができる。
また、以上の実施形態においては、伝熱部ヒーター18を垂直方向に配置していることも大きな特徴の一つである。このように配置することで、伝熱部ヒーター18の側面にタール等が付着しても重力によって落下し、伝熱部ヒーター18の側面にタール等が付着しにくくなる上、タール等の除去清掃もし易くなり、発熱量の増加や長寿命化を図ることができるという利点を享受できる。
さらに、伝熱部ヒーター18は、図1〜図4で示したように、下流側よりも上流側に配置するものの間隔を狭め、本数を増やすようにしても良い。このように配置することで、伝熱部14内を通る排ガスの温度を、より効率よく高めることができるからである。
加えて、伝熱部14の下側面に点検口21を設けるようにしても良い。このようにすることで、伝熱部ヒーター18の点検・清掃等が容易に実施できる上、点検口21をドレーンとして、伝熱部14内に堆積してしまう、タール等の汚れを容易に排出させることが可能となるからである。
なお、本実施形態においては、伝熱部14の断面を箱形形状としているが、伝熱部14の内部に排ガスが流れるようになっていれば、どのような形状でも構わない。ただし、その外側面の一つが炉本体2と密接しているような構成とすることが、排ガスの熱を炉本体2に与える上で、最も効率的であると認められる。
また、本実施形態においては、伝熱部14が、炉本体2の外周囲を1周するように取り付けられているが、炉本体2の外周囲の半周分だけ取り付けたり、炉本体2の外周囲を螺旋状に1周を超えるように取り付けても構わない。ただし、排ガスの熱を炉本体2に与える効率を考慮すると、伝熱部14の長さは、少なくとも、炉本体2の外径の長さの50%よりも長くなっていることが好適と認められる。
本発明に係る炭化炉は、以上のような構成となっているので、生ゴミやおむつ等、水分量が多い有機性廃棄物も速やかに熱分解処理ができる上、外気温が低い場合であっても、効率を低下させること無く熱分解処理を実施することができる。また、当然ながら、800℃以上の高温で処理を行う炭化炉の特質として、ダイオキシン等の有害物質も熱分解できるので、クリーンな環境の元、有機性廃棄物の熱分解処理を進めることができる。
また、本発明によれば、容量500L程度で、一坪程度のスペースに設置可能な、非常に効率の良い炭化炉を提供することができるので、小中規模の事業所等においても炭化炉を導入することができる。
以上に説明したように、本発明によれば、従来の炭化炉よりも非常に効率が高く、メンテナンス性にも優れた炭化炉を提供することができる。
1 :炭化炉、
2 :炉本体、
3 :炉内ヒーター、
4 :排気路、
5 :蓋、
6 :点検扉、
7 :炭化物回収部、
8 :取出扉、
9 :セラミックボール、
10:モーター、
11:攪拌棒、
12:流入口、
13:排出口、
14:伝熱部、
15:再供給口、
16:分岐部、
17:送風機、
18:伝熱部ヒーター、
19:フィルター管路、
21:点検口、
22:フィルターカセット、
23:金属製の網、
24:金属製の網、
25:フランジ、
26:ハンドル、
P :仕切り板

Claims (5)

  1. 炉本体内部から発生する排ガスが通る排気路を備えた炭化炉であって、
    前記排気路は、排ガスの入口となる流入口と、排ガスの出口となる排出口と、前記流入口と前記排出口との間において排ガスが流れる伝熱部と、当該伝熱部を通った排ガスを再び炉本体内へと送る再供給口と、前記伝熱部と前記排出口及び前記再供給口との間に配置され、前記伝熱部を通った排ガスを前記排出口と前記再供給口との双方に分けて送るための分岐部とから構成されており、
    前記排気路が、排ガスの流れを生み出すための送風機を内部に備えており、
    前記伝熱部が、炉本体の外周側面と接するように配置されており、
    前記流入口が、前記伝熱部よりも上側に位置し、
    前記再供給口が、前記伝熱部よりも下側に位置していることを特徴とする炭化炉。
  2. 炉本体の外周側面と接するように配置されている前記伝熱部の長さが、炉本体外径の長さの50%よりも長くなっていることを特徴とする、請求項1に記載の炭化炉。
  3. 前記伝熱部の断面が中空箱形となっており、その箱形を形成する外側面の一つが、炉本体の外周側面と密接していることを特徴とする、請求項1に記載の炭化炉。
  4. 前記伝熱部の内部において、排ガスを加熱するためのヒーターを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の炭化炉。
  5. 前記流入口と前記送風機との間にフィルター管路が配置されており、当該フィルター管路の内側において、フィルターカセットが交換可能に収納されており、当該フィルターカセットの端部において、金属製の網とフランジを備えていることを特徴とする、請求項1に記載の炭化炉。
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