JP6533898B2 - サッシアンカー - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート造りの建物の開口部に窓、ドア等のサッシ枠を取り付けるためのサッシアンカーに関する。
従来から、建物の開口部に窓やドア等のサッシ枠を取り付けるには、予め、建物の開口部を形成するための型枠に複数個のサッシアンカーをサッシ枠に対向するように取り付けておき、この型枠のサッシアンカーを取り付けている面側にコンクリートを打設し、コンクリートの固化後、型枠を解体することによって形成された開口部にサッシアンカーを露出させ、これらのサッシアンカーに連結片の一端部を溶接すると共に該連結片の他端部をサッシ枠の外周面に溶接することによってサッシ枠を開口部内に固定し、開口部とサッシ枠との間の空間部にモルタルを打設することによってサッシ枠を開口部に取り付けることが行われている。
開口部に対するサッシ枠の取り付けに使用される上記サッシアンカーとしては、従来から、例えば、特許文献1や特許文献2に記載されているように、基板の中央部にプレス加工によって断面台形状の膨出部を形成してなる取付金具と、短い金属製の小径棒材をS字状に屈曲してなるアンカーとからなり、このアンカーの一端部を上記取付金具の膨出部内に固定して膨出部の開口端から外部に露呈させることにより、上記連結片に溶接によって連結させるようにしていると共に、他端部を膨出部を貫通して外部に突出させることによって打設コンクリート内に埋設させるように構成したサッシアンカーが知られている。
さらに、サッシアンカーを型枠に装着する手段としては、特許文献1には、取付金具における膨出部の外面にこの取付金具を型枠に固定するための釘打ち用の凹部を形成している一方、特許文献2には、取付金具の基板の両端部にインサートボスを突設し、このインサートボス内にインサートピースを嵌着し、このインサートピースの中心部に穿設しているネイルホールに取付金具を型枠に固定するための釘の下半部を型枠に打ち込み可能に挿入、保持させていると共にこの釘の軸部にはその頭部からインサートピースの取付金具からの突出長よりもやや長めの位置に軸を分断するための切り込み溝を設けている型枠に対する取付構造が記載されている。
実公平2−18234号公報 実公平4−49344号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のサッシアンカーによれば、型枠にサッシアンカーを釘着する際に、釘の尖鋭な下端によって取付金具の膨出部の適所に孔をあけながら膨出部内を通じて型枠に打ち付けなければならないために、金属製の膨出部を貫通させる際の抵抗力によって釘着作業が容易に且つ正確に行えない事態が発生する虞れがある。さらに、型枠内に打設したコンクリートの固化後に型枠を解体すると、コンクリート壁面から釘の先端部が突出した状態となり、サッシ枠の取付作業等を行う際に危険である。このため、突出している釘の軸部をハンマーによって折り曲げて膨出部内に納めているが、その作業が煩わしいといった問題点がある。
一方、上記特許文献2に記載のサッシアンカーによれば、釘がインサートボス内に嵌着しているインサートピースのネイルホールに案内されながら型枠に直接且つ簡単に打ち込むことができるが、釘頭がインサートボスの端面に係止しているため、脱型時には釘が取付金具側に残存することになる。そうすると、上記同様に釘の先端部がコンクリート壁面から突出して作業員等に危険を及ぼす虞れがあるので、この特許文献2に記載のサッシアンカーにおいては、釘の軸部における長さ方向の中間部に切り込み溝を設けておき、脱型時に軸部をこの切り込み溝から破断させて型枠に打ち込んでいる軸部の下半部を型枠側に内に残留させるように構成している。
しかしながら、型枠の解体時に釘の軸部の下半部を釘頭側に対して破断させて型枠側に残存させるようにするには、釘頭からインサートピースの取付金具からの突出長よりもやや長めの位置の軸部に切り込み溝を設けている特殊な釘を採用しなければならず、通常の釘やねじ釘ではその軸部を破断させるにはカッターによって行わなければならない。
さらに、切り込み溝を釘頭からインサートピースの取付金具からの突出長よりもやや長めの位置の軸部に設けているので、取付金具側に残存する釘等側の軸部の破断面がコンクリート壁面から僅かに突出した状態となって作業員等に損傷させる虞れがある一方、型枠内には破断した軸部の下半部が没入した状態で残存するので、この軸部の除去が極めて困難になる等の問題点がある。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは型枠に対する釘着による取付けが容易に且つ正確に行えるのは勿論、型枠の解体時には釘を型枠或いは取付金具から簡単に除去することができて、作業員等が釘の残存により損傷を受ける危険性をなくすることができると共に、釘の再利用も可能にしたサッシアンカーを提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明のサッシアンカーは、請求項1に記載したように、基板の中央部に断面台形状の膨出部を形成してなる取付金具と、一端部をこの取付金具における上記膨出部内に固定し、他端部を上記膨出部を貫通して外部に突出させているアンカーとからなるサッシアンカーにおいて、上記取付金具の膨出部に、取付金具を型枠に固定するための釘の先端を当てがう部分を中心としてこの中心から複数条のスリットを放射状に形成することにより、膨出部における釘打ち込み部分を、スリットを介して複数分割されたV字状の分割片に形成していることを特徴とする。
このように構成したサッシアンカーにおいて、請求項2に係る発明は、取付金具の膨出部における釘打ち込み部分に形成した複数のV字状の分割片における両側のスリットの長さを釘頭の半径よりも長い長さに形成していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、スリットが交差している釘の打ち込み部分の中心に凹部を形成していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、アンカーを取付けている取付金具の膨出部の頂面に、釘打ち時における釘の先端を当てがう部分を中心としてこの中心から複数条のスリットを放射状に形成することによって膨出部における釘打ち込み部分を、スリットを介して複数分割されたV字状の分割片に形成しているので、このサッシアンカーを型枠に釘着により取付ける際に、釘の先端を上記複数状のスリットが交差している中心部に当てがって打ち込むと、その打ち込み力によって上記全ての分割片をスリットから分断させながら取付金具の膨出部内に向かって花びら状に押し拡げて釘の打ち込み方向に屈曲変形させることができ、従って、釘を取付金具の膨出部に容易に貫通させることができると共に、これらの分割片の先端部が膨出部内において釘の軸部の周囲に圧接した状態になって釘の軸部がこれらの分割片によって保持されながら型枠に正確に且つ円滑に打ち込むことができ、型枠に対するサッシアンカーの釘着作業が容易に且つ正確に行うことができる。
また、コンクリートの打設、固化後において型枠を解体すると、サッシアンカーの取付金具が型枠に対向させていたその内面をコンクリート壁面から外部に露出させた状態にしてコンクリート壁内に埋設されるが,型枠をコンクリート壁面から脱型させると、軸部を型枠に打ち付けている釘にサッシアンカーの取付金具に対して引き抜き力が発生して釘の頭部を受止している取付金具の上記膨出部における釘打ち込み部分に形成した複数の分割片がこの頭部によってさらに大きく押し拡げられ、型枠に対する釘の固着力が大きい場合には、型枠と共に釘がサッシアンカーの取付金具の膨出部における釘打ち込み部分から容易に引き抜かれ、サッシアンカー側から簡単に除去することができると共に、型枠と一体的に取り外された釘は、型枠に打ち込まれている先端部以外の軸部が型枠から大きく突出しているので、型枠からの抜き取りによる除去も簡単に行うことができる。
一方、型枠に対する釘の固着力が膨出部の釘打ち込み部分に形成している上記複数の分割片による保持力よりも小さい場合には、型枠の解体撤去後、サッシアンカー側に残存したこの釘の先端部をペンチ等によって掴持して引き抜き力を付与すると、釘頭を係止状態に受止している上記複数の分割片が釘頭によって大きく押し拡げられて釘頭が花びら状に拡開した分割片を通過し、膨出部から簡単に抜き取ることができる。
いずれにしても、型枠にサッシアンカーを固定した釘を型枠から或いはコンクリート壁に埋設しているサッシアンカー側の膨出部から簡単に除去することができ、作業員等が釘の残存により損傷を受ける危険性をなくすることができるばかりでなく、釘の再利用を可能にすることができる。
請求項2に係る発明によれば、取付金具の膨出部における釘打ち込み部分に形成した複数のV字状の分割片における両側のスリットの長さを釘頭の半径よりも長い長さに形成しているので、上記膨出部に設けている釘打ち込み部分から釘を除去する際に、比較的小さな引き抜き力によって分割片を釘頭で釘の抜き取り方向に押し拡げながら膨出部の釘打ち込み部分を通過させて簡単に膨出部から取り除くことができる。
請求項3に係る発明によれば、スリットが交差している釘の打ち込み部分の中心に凹部を形成しているので、釘によってサッシアンカーを型枠に取り付ける際に、釘の先端をこの凹部内に係合させることによって釘の打ち込み位置を正確に位置に簡単に位置決めすることができ、その状態から釘のズレを生じさせることなく正確な方向に打ち込むことができて型枠に対するサッシアンカーの取付作業が能率よく且つ正確に行うことができる。
サッシアンカーの斜視図。 そのA−A線における縦断側面図。 B−B線における縦断正面図。 サッシアンカーの変形例を示す斜視図。 サッシアンカーを型枠上に配置した状態の縦断側面図。 サッシアンカーを釘によって型枠に固定している状態の縦断側面図。 その釘打ち込み部分の拡大縦断側面図。 コンクリートを打設した状態のサッシアンカー部分の縦断側面図。 コンクリート壁面から型枠を取り外した状態の縦断側面図。 そのサッシアンカーの釘打ち込み部分の拡大縦断側面図。 コンクリート壁の開口部にサッシ枠を取付けた状態の縦断面図。 その一部の拡大縦断面図。
本発明の具体的な実施例を図面について説明すると、図1〜図3において、サッシアンカーは、薄鋼板製の取付金具1とこの取付金具に一体に固着されている短い小径の金属棒材からなるアンカー2とからなる。
上記取付金具1は矩形状に形成された基板1aの中央部にプレス加工によって断面台形状の膨出部1bを形成している一方、上記アンカー2はこの膨出部1bの高さ寸法よりも小径の短尺の金属棒材の長さ方向の両端部2a、2bを中間部2cに対して互いに相反する前後方向に略直角に屈折させてS字状に形成されてあり、その一端部2aを上記取付金具1の膨出部1b内に配設して膨出部1bの頂部における内面に溶接によって一体に固着し、膨出部1bの開口端から外部に向かって露呈させている。さらに、このアンカー2の他端部2bは中間部2cと共に膨出部1bの頂部に設けている通孔3を貫通させて外部に突出させている。
このように取付金具1とアンカー2とを備えてなるサッシアンカーにおいて、取付金具1に、このサッシアンカーを型枠11に釘着によって固定するための釘打ち込み部分4を設けている。この釘打ち込み部分4は、取付金具1の膨出部1bの頂部において、膨出部1b内に固定されている上記アンカー2の一端部2aと重複しない部分の外面(頂面)における一側部に、取付金具1を型枠11に固定するための釘12の尖鋭な先端を当てがう部分を中心とし、この中心から所定長さと深さを有する複数条の真っ直ぐなスリット4aを放射状に刻設することによって各隣接するスリット4a、4a間に膨出部1b内の空間部に向かって屈曲可能なV字状の分割片4bを形成してなるものである。
なお、図1においては、上記スリット4aの2倍の長さを有するスリットを十字状に交差させてその交差点を中心として互いに直角方向に放射状に設けることにより、釘打ち込み部分4をスリット4aを介して4分割されたV字状の分割片4bによって形成しているが、中心から放射状に設けられるスリット4aの数を上記以上、例えば、図4に示すように中心から8本のスリット4aを放射状に設けて、釘打ち込み部分4に8片のV字状の分割片4bを形成しておいてもよい。
さらに、スリット4a、4aが交差している中心から先端までのこれらのスリット4aの長さは釘12の釘頭12a の半径よりも長くなるように形成していると共に、スリット4a、4aが交差している中心には釘12の軸部12b の尖鋭な先端を受け入れるための凹部5を形成している。
このように構成したサッシアンカーの使用態様を説明すると、図5に示すように、型枠11におけるコンクリートを打設する側の面(内面)に取付金具1の基板1aを当てがい、釘12の先端を取付金具1の膨出部1bの頂面に設けている釘打ち込み部分4における複数条のスリット4aが交差した中心部の凹部5内に係入させた状態にし、ハンマー等により釘12の頭部12a を叩打して釘12をスリット4aが交差している中心部に打ち込むと、図6、図7に示すように、その打ち込み力によって全ての分割片4bがスリット4aから分断されながらその先端部を釘12の打ち込み方向、即ち、膨出部1bの内部に向かって屈曲してこれらの分割片4bの先端部間が釘12の軸部12b を中心として互いに離間する方向に押し拡げられ、これらの先端部間に釘12の軸部12b を貫通させる貫通孔6が形成される。
釘12の先端部から軸部12b が釘打ち込み部分4の中心部を貫通すると、分割片4bの先端部が釘12の軸部12b の回りに圧接しながらこれらの分割片4bが打ち込み方向に大きく屈曲して花びら状に押し拡げられ、これらの分割片4bの先端部によって釘12の軸部11b が打ち込み方向に挟圧、保持されながら釘12の頭部12a の頂面が膨出部1bの頂面と面一状態となるまで型枠11に打ち込まれてサッシアンカーが型枠11に取り付けられる。
型枠11に対するサッシアンカーの取り付けは、型枠11におけるコンクリート打設面側にに所定間隔毎に複数個、取り付けられ、この型枠11を矩形状に組み合わせると共にこれらの型枠11と共にコンクリート壁13を形成するための型枠(図示せず)を組み立てたのち、型枠間にコンクリートを打設すると、図8に示すように、打設したコンクリートにサッシアンカーの取付金具1の外面と共にこの取付金具1の膨出部1bから突出したアンカー部2b、2cが埋設される。
打設したコンクリートの固化後、型枠を解体すると、図11に示すように、コンクリート壁13に、上記矩形状に組み合わせている型枠11の撤去による開口部14が設けられ、この開口部14に面している四方のコンクリート壁面13a に、図9に示すように、上記サッシアンカーの取付金具1における基板1aの平坦な内面とこの取付金具1の中央部に設けている上記膨出部1bの開口端が露出する。
さらに、上記型枠11の撤去時に、これらの型枠11をコンクリート壁面13から離脱させると、型枠11に打ち込まれている釘12の軸部12b に型枠11のコンクリート壁面13からの離間に伴って引き抜き力が発生し、釘12の頭部12a を受止している取付金具1の上記膨出部1bにおける釘打ち込み部4に形成した複数の分割片4bが上記引き抜き方向に移動するこの頭部12a によって図10に示すように大きく花びら状に押し拡げられる。
この時、型枠11に対する釘12の軸部12b の固着力が釘12の頭部を受止する分割片4bの支持力よりも大きい場合には、釘12はその軸部12b を型枠11に固着させた状態で釘12の頭部12a により上記分割片4bを該頭部12a が通過可能なようにさらに大きく拡開する方向に屈曲変形させてこれらの分割片4bの先端部を釘12の軸部12b から外周方に変移させながら頭部12a の周囲に摺接させ、分割片4bで囲まれた貫通孔6を拡径させてこの貫通孔6内を頭部12a が通過し、サッシアンカーの膨出部1bにおける釘打ち込み部分4から引き抜かれる。こうしてサッシアンカー側から引き抜かれた釘12は、型枠11にその軸部12b を大きく突出させた状態で固着しているので、型枠11からの除去が簡単に行うことができる。
一方、型枠11に対する釘12の固着力が膨出部1bの釘打ち込み部分4に形成している上記複数の分割片4bによる保持力よりも小さい場合には、型枠11の撤去後、サッシアンカー側に残存しているこの釘12のコンクリート壁面13に向かって突出している軸部先端をペンチ等によって掴持して引き抜き力を付与すると、釘頭11a を係止状態に受止している上記複数の分割片が釘12の頭部12a の引き抜き方向の移動によって該頭部12a が通過可能なように大きく拡開する方向に屈曲変形し、上記同様に、これらの分割片4bの先端部が釘12の軸部12b から外周方に変移しながら頭部12a の周囲に摺接し、分割片4bで囲まれた貫通孔6が拡径してこの貫通孔6を釘12の頭部12a を通過させて取付金具1側から除去することができる。
型枠の解体によってコンクリート壁面13に形成された上記開口部14にサッシ枠15を取り付けるには、図11、図12に示すように、金属片からなる連結片16の一端部を開口部14に臨ませている各サッシアンカーの取付金具1の膨出部1bにおける内面に固定したアンカー2の一端部2aに溶接によって固着すると共に、この連結片16の他端部を上記開口部14内に配設したサッシ枠15の外周面に溶接によって固着したのち、サッシ枠15とコンクリート壁面13a 間にモルタル17を充填することによって行われる。
なお、以上の実施例において、型枠11に打ち込んでサッシアンカーを型枠11に固定するための釘12としては、ネジ釘や軸部に複数のリング状凹凸部を形成している釘を使用してもよく、このようなネジ釘や軸部に複数のリング状凹凸部を形成している釘を型枠11に打ち込むと、型枠11に対する固着力が増大して、型枠11の解体時に、サッシアンカーの取付金具1の膨出部1bにおける釘打ち込み部分4からの釘12の引き抜き力が大きくなり、この釘打ち込み部分4を形成している分割片4bをその引き抜き力によってその引き抜き方向に大きく屈曲、変形させながら、全ての分割片4bを花びら状に大きく拡開させて釘12をサッシアンカー側から引き抜き除去することが可能となる。
1 取付金具
1a 基板
1b 膨出部
2 アンカー
3 通孔
4 釘打ち込み部分
4a スリット
4b 分割片
5 凹部
11 型枠
12 釘
12a 頭部
12b 軸部
13 コンクリート壁面
14 開口部
15 サッシ枠
16 連結片

Claims (3)

  1. 基板の中央部に断面台形状の膨出部を形成してなる取付金具と、一端部をこの取付金具における上記膨出部内に固定し、他端部を上記膨出部を貫通して外部に突出させているアンカーとからなるサッシアンカーにおいて、上記取付金具の膨出部に、取付金具を型枠に固定するための釘の先端を当てがう部分を中心としてこの中心から複数条のスリットを放射状に形成することにより、膨出部における釘打ち込み部分を、スリットを介して複数分割されたV字状の分割片に形成していることを特徴とするサッシアンカー。
  2. 取付金具の膨出部における釘打ち込み部分に形成した複数のV字状の分割片における両側のスリットの長さを釘頭の半径よりも長い長さに形成していることを特徴とする請求項1に記載のサッシアンカー。
  3. スリットが交差している釘の打ち込み部分の中心に凹部を形成していることを特徴とする請求項1に記載のサッシアンカー。
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