JP6533887B1 - 飲料缶収納ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】飲料缶収納ケース内のスペース効率を追求しつつ、搬送時における飲料缶同士の擦れを抑制した構造を有する段ボール製の飲料缶収納ケースとその収容方法を提供する。【解決手段】本発明のパッド挿入装置は、収容された飲料缶の注出側と対向する主平面板と、前記主平面板と対向して前記飲料缶の底面側と対向する副平面板と、前記主平面板および前記副平面板の縁部と接続されて互いに対向する一対の側面板と、を備え、前記一対の側面板の双方には、互いに向けて突出する段部が所定の間隙を隔ててそれぞれ複数形成され、少なくとも一部の前記段部は、第1列の端に属する飲料缶の側面と接触する第1接触面と、第2列の端に属する飲料缶の側面に接触する第2接触面と、を含んで構成される。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばビールやチューハイなどのアルコールまたはお茶やジュースなどの非アルコールの飲料缶を収容する段ボール製の飲料缶収納ケースとその収容方法に関する。
従来から、飲料を保存する飲料缶は日常生活に欠かすことのできない物資であり、日々膨大な数の飲料缶が利用されている。
一般に、工場などで生産された飲料缶は、例えば24本など所定数毎に包装箱に収容されて各消費地に向けて搬送される。
かような包装箱の一例としては、例えば特許文献1〜5に例示するような、段ボール製のラップラウンド箱(ラップアラウンド箱とも称される場合もある)が知られている。
一般的なラップラウンド箱は、例えば各一対の側面板及び端面板を折り曲げ、所定数の飲料缶を包装して端面板から延出した内フラップと、側面板から延出した外フラップとを接着剤で貼り合わせる構成となっている。
また、かようなラップラウンド箱においては、例えば特許文献5のように、再封緘が可能で、内容物の取り出しも容易な構造も提案されている。より具体的に特許文献5では、連設した各一対の側面板1及び端面板2により物品を包み込み、端面板2から延出した内フラップ3と、側面板1から延出した外フラップ4とを貼り合わせて封緘するラップラウンド箱において、開封時に天面側となる内フラップ3にスリット6を設け、側面板1と端面板2の稜部に上端から切目線8を入れておき、開封に際しては、天面側の外フラップ4を内フラップ3から引き剥がし、切目線8を切断して側面板1を開くようにし、その開封状態から側面板1を閉じて、外フラップ4の両角部をスリット6に差し込むと、再封緘できるようにすることが提案されている。
ここで上記した特許文献1〜5のように、飲料缶収納ケースに複数の飲料缶を収容する際には、積層方向に関して飲料缶の中心が一致するように各列をずらさず並置されることが一般的である。
これに対して特許文献6に示すように、輸送費や倉庫保管料などのコスト低減を目的として、一列目の列に二列目の列をその物品の半径だけずらせて多列に並列する収容方法も一部では提案されている。
特開2015−20783号公報 特開2017−77893号公報 特開2017−95133号公報 実用新案登録第3204791号 特開2006−69653号公報 実開平3−15373号公報
しかしながら、上述した各特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず、以下に述べるごとき課題が存在する。
すなわち、近年の飲料業界ではその味や品質も年々向上してきており、内容物での差別化に加えて缶の外観で差別化を図る努力も行われてきている。
この場合、飲料缶の側面には意匠性の高いデザインが施されることも想定されるが、このデザイン部分に傷や汚れなどが付着した場合には商品価値を損ねてしまう。
そして現在の物流形態では上記した飲料缶収納ケースを多段に積み上げて車両や航空機で目的地へ搬送されているが、この搬送時に不回避の振動などによって飲料缶収納ケース内で飲料缶同士が擦れてしまうことも考えられ、これにより飲料缶の側面に微小な傷がついてしまう。
かような飲料缶同士の擦れを考えた場合、例えば特許文献1〜5に例示されるような収容形態では、1つの飲料缶で見た場合に他の飲料缶やケース板と合計4点で接触されるため、どうしても飲料缶収納ケース内で擦れやすい環境にあると言わざるを得ない。
また、特許文献6で示されるごとき千鳥状に積層すれば、上記した特許文献1〜5に例示されるような非千鳥状の積層形態に比しては擦れが低減できるものの、飲料缶収納ケース内のすべての飲料缶に対して有効となるものでない点において未だ改善の余地は大きいと言える。
このように既存の技術においては、飲料缶収納ケース内における飲料缶同士の擦れという課題に着目した例は未だ存在しない。
したがって本発明は、上記した課題を鑑みて、飲料缶収納ケース内のスペース効率を追求しつつ、搬送時における飲料缶同士の擦れを抑制した構造を有する段ボール製の飲料缶収納ケースとその収容方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態にかかる段ボール製飲料缶収納ケースは、
(1)第1方向に沿って飲料缶が並置された第1列と、前記1方向に関して前記第1列に属する飲料缶の中心位置が異なるように前記第1方向に沿って並置された第2列とが、前記第1方向と直交する第2方向に沿って交互に積層されて収容可能な紙製の飲料缶収納ケースであって、収容された前記飲料缶の注出側と対向する主平面板と、前記主平面板と対向して前記飲料缶の底面側と対向する副平面板と、前記主平面板および前記副平面板の縁部と接続されて互いに対向する一対の側面板と、前記一対の側面板と直交するように前記主平面板および前記副平面板の他の縁部と接続される頂面板及び底面板と、を備え、前記一対の側面板の双方には、互いに向けて突出する段部が前記第2方向に沿って所定の間隙を隔ててそれぞれ複数形成され、少なくとも一部の前記段部は、前記第1列の端に属する飲料缶の側面と接触する第1接触面と、前記第2列の端に属する飲料缶の側面に接触する第2接触面と、を含んで構成され、前記一対の側面板にそれぞれ形成された複数の段部は、千鳥状となるよう互いの中心が前記第2方向に関して一致しないように対向してそれぞれ前記第2方向に沿って所定の間隙を隔てて並んで配置され、前記複数の段部は、前記収容された飲料缶の軸方向における上方から見た場合に、三角形状、台形状及び半台形状からなる3種類の形状を有して構成され、且つ前記収容された飲料缶における各々の側面は、隣り合って収容される他の飲料缶、前記一対の側面板、前記頂面板及び前記底面板のいずれかによって、すべての飲料缶で少なくとも5箇所以上で接触するように収容されてなることを特徴とする。
なお、上記した(1)に記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(2)前記第1列及び前記第2列には、同じ数の前記飲料缶がそれぞれ並置されることが好ましい。
また、上記した(2)に記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(3)前記一対の側面板にそれぞれ形成された複数の段部は、千鳥状となるよう互いの中心が前記第2方向に関して一致しないように対向して配置されていることが好ましい。
また、上記した(1)に記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(4)前記第1列には偶数個の前記飲料缶が配置されるとともに、前記第2列には奇数個の前記飲料缶が配置される、こととしてもよい。
このとき上記した(4)に記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(5)前記一対の側面板にそれぞれ形成された複数の段部は、互いの中心が前記第2方向に関して一致して対向するように、前記第1列と前記第2列のうち少数の飲料缶が並置される方の両端に配置されていることが好ましい。
また、上記した(1)〜(5)のいずれかに記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(6)前記複数の段部のうち前記第2方向における両端に属する第1の段部と、前記複数の段部のうち両端以外に属する第2の段部とは、互いに形状が異なるように構成されていることが好ましい。
また、上記した(6)に記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(7)前記第2の段部は、前記第1接触面と前記第2接触面の一方が前記主平面板と前記副平面板に平行な頂面として構成され、他方が当該頂面の縁から斜めに傾斜する一対の傾斜面として構成された台形状となっていることが好ましい。
また、上記した(1)〜(7)のいずれかに記載の段ボール製飲料缶収納ケースにおいては、(8)前記段部の周縁には、前記第1方向および前記第2方向と交差する方向に延在する切り取り用弱化ラインが形成されていることが好ましい。
さらに上記した課題を解決するため、本発明の一実施形態における飲料缶の段ボール製飲料缶収納ケースへの収容方法は、(9)搬送方向及びその直交方向に沿って複数の飲料缶がそれぞれ立てて並置された飲料缶群をそれぞれ所定数だけまとめて上記(1)に記載の段ボール製飲料缶収納ケースに収納する飲料缶の段ボール製飲料缶収納ケースへの収容方法であって、前記所定数ごとに空きスペースが生じるよう断続的に前記飲料缶群を前記搬送方向に搬送する第1工程と、前記搬送方向に並ぶ複数の飲料缶を同時に平行して前記直交方向に押し出し可能な押し出し面を備えるとともに前記押し出し面には前記搬送方向に並ぶ飲料缶のうち1つの飲料缶だけが接触可能なように前記直交方向へ突出した突出部を有する押出部材を用いて、前記搬送方向に移動する前記所定数の飲料缶を前記直交方向へ押し出す第2工程と、前記2工程を経て千鳥状に配列された前記所定数の飲料缶に対して前記搬送方向の両端から挟むように、前記空きスペースを用いて前記押出部材に設けられた開閉板を閉じることで、前記千鳥状に配列された前記所定数の飲料缶を互いに接触させて凝集する第3工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、飲料缶収納ケース内で千鳥状となるように積層された各飲料缶の側面が少なくとも合計5点以上で他と接触するため、従来手法に比して高い摩擦力を以って搬送時などに生じた振動などで自身が回転してしまうことを抑制することが可能となっている。
これにより搬送時などで飲料缶の側面に微小な擦り傷や汚れが付着してしまうことが回避されて、飲料缶のデザイン面における商品価値を維持することが可能となる。
第1実施形態の飲料缶収納ケース100を展開した模式的な展開図である。 飲料缶収納ケース100を外観から見た模式的な斜視図である。 飲料缶収納ケース100を上方から俯瞰した模式的な平面図である。 飲料缶収納ケース100の段部70を拡大した模式的な部分拡大図である。 第1実施形態における飲料缶の飲料缶収納ケース100への収容方法を示すフローチャートである。 第1実施形態における飲料缶の飲料缶収納ケース100への収容方法に対応する状態遷移図である。 第2実施形態の飲料缶収納ケース200を展開した模式的な展開図である。 第2実施形態の飲料缶収納ケース200を上方から俯瞰した模式的な平面図である。 各実施形態に適用が可能な変形例における飲料缶収納ケース300の外観を示す模式的な平面図である。 切り取り用弱化ラインWLが段部70に形成された飲料缶収納ケース100を外観から見た模式的な斜視図である。
次に本発明を実施するための実施形態について説明する。なお、以下の説明では、それぞれ便宜的に飲料缶が互いの側面を接触するように並置される方向(例えば収納ケースの短出方向)をX方向とし、飲料缶の高さ方向である軸方向をY方向とし、これらX方向とY方向と交差し、飲料缶が積層される積層方向(例えば収納ケースの長手方向)をZ方向と設定する。しかしながら本発明は上述した方向の規定に左右されるものではなく、特許請求の範囲を不当に減縮するものでないことは言うまでもない。
≪第1実施形態:各列で同数の飲料缶を並置して積層≫
<飲料缶収納ケース100>
本発明の第1実施形態における飲料缶収納ケース100について、図1及び図2を適宜参照しながら説明する。
図1(飲料缶収納ケース100となる段ボールが展開された状態)や図2(飲料缶収納ケース100)などに示すとおり、飲料缶収納ケース100は、いわゆるラップラウンド式の包装箱であり、千鳥状に積層された所定数の飲料缶1を収容する機能を有している。かようなラップラウンド式の包装箱は、従来と同様にして、梱包物としての複数の飲料缶1を載置した後で自動機によって飲料缶1の周囲に巻き付けるようにして自動包装を行う用途の箱である。
なお以下で詳述する構成以外の構造については、本発明の趣旨に反しない限りにおいて上記した特許文献1〜6を含めた公知の構造を適宜採用することができる。
ここで本実施形態において複数の飲料缶が「千鳥状に積層された」状態とは、図3などに示すとおり、第1方向(X方向)に沿って飲料缶が並置された缶からなる第1列R1と、前記1方向に関して前記第1列R1に属する飲料缶1の中心位置CPが異なるように前記第1方向に沿って並置された缶からなる第2列R2とが、前記第1方向と直交する第2方向(Z方向)に沿って交互に積層されて収容された状態をいう。
より具体的に本実施形態の飲料缶収納ケース100は、図1などに示すとおり、主平面板10、副平面板20、一対の側面板(第1側面板30及び第2側面板40)、頂面板50および底面板60が一体となって含むように構成され、このうち一対の側面板には飲料缶1の側面1bと接触可能な段部70が設けられている。
主平面板10は、複数の飲料缶1が千鳥状に飲料缶収納ケース100内に収容されたときに、当該収容された飲料缶1の注出側1aと対向する面である。また、図示からも明らかなとおり、主平面板10と後述する副平面板20とは、飲料缶収納ケース100となった際にY方向に関して対向する面となっている。また本実施形態では、主平面板10のうちX方向における大きさ/幅は、Z方向における大きさ/幅よりも小さくなるように構成されている。
すなわち、主平面板10は、XZ平面で見た場合(Y方向上方から俯瞰した場合)にZ方向に長い長方形となっている。
また図1に示すように、主平面板10のうち縦方向(図1のt方向)の両側には、折線を介してそれぞれ第1フラップ片10aと第2フラップ片10bが連設されている。このうち第1フラップ片10aは、飲料缶収納ケース100となった際に頂面板50(後述)の一部を構成する。他方、第2フラップ片10bは、飲料缶収納ケース100となった際に底面板60(後述)の一部を構成する。
副平面板20は、上記した主平面板10と対向して飲料缶1の底面側1cと対向する面である。また本実施形態の副平面板20は、一対の側面との接着部位を除いて主平面板10とほぼ対称の形状を有して構成されている。したがって副平面板20のうちX方向における大きさ/幅は、Z方向における大きさ/幅よりも小さくなるように構成されている。すなわち、副平面板20についても、XZ平面で見た場合(Y方向上方から俯瞰した場合)にZ方向に長い長方形となっている。
また図1に示すように、副平面板20のうち縦方向(図1のt方向)の両側には、折線を介してそれぞれ第1フラップ片20aと第2フラップ片20bが連設されている。このうち第1フラップ片20aは、飲料缶収納ケース100となった際に頂面板50(後述)の一部を構成する。他方、第2フラップ片20bは、飲料缶収納ケース100となった際に底面板60(後述)の一部を構成する。
本実施形態における一対の側面板は、飲料缶収納ケース100となった際に主平面板10および副平面板20の縁部と接続されて互いに対向する機能を有し、第1側面板30と第2側面板40とで構成されている。
このうち一対の側面板の一方としての第1側面板30では、図1に示すとおり、横方向(図1のs方向)に関して両側がそれぞれ主平面板10および副平面板20と折線を介して連設されている。なお折線とは、例えば主平面板10に対して第1側面板30が当該折線を基点として容易に折り曲げされやすいように構成された相対的に強度を低下させた部位である。
また、第1側面板30のうち縦方向(図1のt方向)の両側には、折線を介してそれぞれ第1フラップ片30aと第2フラップ片30bが連設されている。
このうち第1フラップ片30aは、飲料缶収納ケース100となった際に頂面板50(後述)の一部を構成する。他方、第2フラップ片30bは、飲料缶収納ケース100となった際に底面板60(後述)の一部を構成する。
なお図示から明らかなとおり、本実施形態の第1側面板30には、縦方向に関して所定の間隙を隔てて複数の段部70が形成されている。段部70の形成方法としては、特に制限はなく、例えば第1側面板30とは別体でまず形成されて後に接着剤などで第1側面板30に固着される形態でもよいし、段部70と第1側面板30とが一体的に形成されていてもよい。
これら複数の段部70の詳細については、後に図を参照しつつ後述する。
一対の側面板の他方としての第2側面板40では、図1に示すとおり、横方向(図1のs方向)に関して一方の側が副平面板20と折線を介して連設されている。そして他方の側は、飲料缶収納ケース100となる際に上記した主平面板10に設けられた接合代10cと接着剤などを介して固着される。
また、第2側面板40のうち縦方向(図1のt方向)の両側には、折線を介してそれぞれ第1フラップ片40aと第2フラップ片40bが連設されている。
このうち第1フラップ片40aは、飲料缶収納ケース100となった際に頂面板50(後述)の一部を構成する。他方、第2フラップ片40bは、飲料缶収納ケース100となった際に底面板60(後述)の一部を構成する。
図1から明らかなとおり、本実施形態の第2側面板40にも、第1側面板30の段部70と対応するように、縦方向に関して所定の間隙を隔てて複数の段部70が形成されている。段部70の形成方法としては、上記した第1側面板30の段部70と同様に特に制限はなく、公知の種々の方法を採用することができる。
これら複数の段部70の詳細については、後に図を参照しつつ後述する。
頂面板50は、上記した各第1フラップ片10a〜40aで構成されている。飲料缶収納ケース100となる際には、一例としてまず第1フラップ片30aと第1フラップ片40aが折線を介して90度折り曲げられた後で、次いで第1フラップ片10aと第1フラップ片20aが折線を介して90度折り曲げられ、これらが接着剤などを介して固着される。
底面板60は、上記した各第2フラップ片10b〜40bで構成されている。飲料缶収納ケース100となる際には、一例としてまず第2フラップ片30bと第1フラップ片40bが折線を介して90度折り曲げられた後で、次いで第1フラップ片10bと第1フラップ片20bが折線を介して90度折り曲げられ、これらが接着剤などを介して固着される。
なお上記した接合代の形成方法や頂面板50及び底面板60の構成方法は、上記した例に限られず、特許文献1〜6でそれぞれ例示されるごとき種々の態様であってもよい。
<段部70の詳細構造>
次に段部70の詳細構造について各図を用いて詳述する。
図1などに示すとおり、一対の側面板(第1側面板30および第2側面板40)の双方には、飲料缶収納ケース100となった際のケース内側において、互いに向けて突出する段部70が第2方向(Z方向)に沿って所定の間隙を隔ててそれぞれ複数形成されている。
さらに本実施形態の段部70は、図3及び図8を参照すると理解できるように、端部に位置する第1の段部70a又は第3の段部70cと、端部以外の中央側に位置する第2の段部70bとを含んで構成されている。
この複数の段部70のうち少なくとも一部(具体的には第2の段部70b)は、図4に示すとおり、千鳥状に積層された状態の複数の飲料缶1のうち第1列R1の端に属する飲料缶1の側面1bと接触する第1接触面71と、第2列R2の端に属する飲料缶1の側面1bに接触する第2接触面72と、を含んで構成されている。換言すれば、第2の段部70bは、互いに異なる列にそれぞれ属する飲料缶1の側面1bとそれぞれ接触する複数の接触面を有しているとも言える。
なお図3などから明らかなとおり、本第1実施形態では、上記した第1列R1及び第2列R2には、同じ数の飲料缶1がそれぞれ並置されるように構成されている。また、本例では各列に4つの飲料缶1が並置されているが、例えば5つずつや6つずつなど4つ以外の飲料缶1が並置されていてもよい。
また図3などから、各列に同数の飲料缶1が並置されてZ方向に積層されるため、一対の側面板にそれぞれ形成された複数の段部70は、千鳥状(対称に対向していない)となるよう互いの中心が第2方向(Z方向)に関して一致しないように対向して配置されている。
より具体的には、例えば図3における第1側面板30における最下部に位置する第2の段部70bの中心のZ方向高さは、第2側面板40における最下部に位置する第2の段部70bの中心のZ方向高さと異なる(図3の例では低くなる)ように設定されている。
さらに図3から明らかなとおり、第1側面板30では互いに形状の異なる段部70が設けられている。より具体的には、第1側面板30における複数の段部70のうち第2方向(Z方向)における上端及び中側に属する第2の段部70bと、第2方向(Z方向)における最下部に属する第1の段部70aとは、互いに形状が異なるように構成されている。
本実施形態では、図3に示すようにY方向上方から平面視した場合に、第1の段部70aは半台形状(台形を中心から半分に切ったごとき形状であり斜面を1つ有する形状)となっており、第2の段部70bは台形状となっている。このように本実施形態の段部70は、互いに形状が異なる第1の段部70a及び第2の段部70bを含んで構成されていてもよい。
より詳細に上記した第2の段部70bは、上記した第1接触面71と第2接触面72の一方が主平面板10と副平面板20に平行な頂面として構成され、他方が当該頂面の縁から斜めに傾斜する一対の傾斜面として構成された台形状となっている。
<切り取り用弱化ラインWL>
図10に示すように、本実施形態における段部70の周縁(端部)には、第1方向(X方向)および前記第2方向(Z方向)と交差する方向(缶の高さ方向となるY方向)に延在する切り取り用弱化ラインWLが形成されていてもよい。この切り取り用弱化ラインWLの形成方法としては、特に制限はなく公知の手法が適用できるが、例えば段部70の内部を空洞としてカッターなどで周縁にミシン目を形成することなどが例示できる。
なお図10では段部70のすべての周縁が切り取り用弱化ラインWLとなっているが、この形態に限られず、飲料缶1の取り出しが容易になる限りにおいて各端のうち少なくとも1箇所に切り取り用弱化ラインWLが形成されていてもよい。
かような切り取り用弱化ラインWLを要する理由は次のとおりである。
すなわち、一般的な収容態様として通常は飲料缶1の注出側1aや底面側1cは主平面板10や副平面板20と隙間なく接触される。
そして本実施形態で説明したごとき飲料缶収納ケース100では、段部70が存在することによって輸送中などはその内部に収容された複数の飲料缶1同士は互いに密着した状態で収容される。
一方で消費者が飲料缶1を飲料缶収納ケース100から1つ取り出す場合、単純に頂面板50を開封しただけでは互いに凝集された飲料缶1を取り出すことが困難となる場合も想定される。
そこで飲料缶収納ケース100内における飲料缶1の残存数に応じて、切り取り用弱化ラインWLを随時切り裂いて段部70を崩すようにする。これにより、少なくとも崩した段部70の近傍に配置された飲料缶1は、この段部70の切り裂き(破壊)によって生じた空きスペースを利用して指などを挿入して容易に取り出しが可能となる。
ここで上記した切り取り用弱化ラインWLの形成箇所は一例であって、種々の変更をしてもよい。
例えば図1に示すように、主平面板10と副平面板20の少なくとも一方に、その周縁部以外で第2方向(Z方向)に延在する切り取り用弱化ラインWL(ミシン目)を形成してもよい。なお図では副平面板20にだけ切り取り用弱化ラインWLが形成されているが、これに代えて主平面板10の側に切り取り用弱化ラインWLが設けられていてもよいし、主平面板10と副平面板20の双方に設けられていてもよい。
この態様によっても、飲料缶収納ケース100内における飲料缶1の残存数に応じて徐々に切り取り用弱化ラインWLを破断するようにすれば、少なくとも破断した切り取り用弱化ラインWLの近傍に配置された飲料缶1は、この破断によって生じた空きスペースを利用して指などを挿入して容易に取り出しが可能となる。
このように切り取り用弱化ラインWLを適宜設けることにより、段部70に切り取り用弱化ラインWLを形成する場合には、各列の飲料缶1に隣接した段部70を破壊して最初の1つの飲料缶1が取り出されれば、同じ列の他の飲料缶1は比較的容易に飲料缶収納ケース100から取り出すことが可能となる。
また、主平面板10と副平面板20の少なくとも一方に切り取り用弱化ラインWLを形成する場合には、消費量・消費状況に応じて徐々に切り取り用弱化ラインWLを破断すれば事足りるため、切り取り用弱化ラインWLが飲料缶収納ケース100から離脱して不用意に無駄なゴミを生じさせることもなく、どの飲料缶1でも容易に飲料缶収納ケース100から取り出すことが可能となっている。
なお上記した切り取り用弱化ラインWLは、必須ではなく適宜省略してもよい。
<飲料缶の収容方法>
次に図5及び図6を適宜参照して本実施形態に係る飲料缶の段ボール製飲料缶収納ケースへの収容方法について説明する。
後述するとおり、本実施形態における飲料缶の収容方法は、搬送方向及びその直交方向に沿って複数の飲料缶がそれぞれ立てて並置された飲料缶群をそれぞれ所定数だけまとめて段ボール製飲料缶収納ケースに収納する方法である。
まず図5に示すステップ1においては、所定数ごとに空きスペースVSが生じるよう飲料缶1の群Grを断続的に第1搬送ラインCL1上で搬送する(第1工程)。このとき空きスペースVSとしては、図6からも明らかなとおり、少なくとも後述する押出部材PMの開閉板OPが押出動作から引戻動作の間で他の飲料缶1の群Grと干渉しない程度の広さを必要とする。
また、「飲料缶1の群Gr」としては、飲料缶収納ケース100に収容する飲料缶1の数に相当し、例えば24本の飲料缶1などが例示できる。
続くステップ2においては、飲料缶1の群Grを直交方向X(搬送方向Zとは直交する方向)へ押し出して収納ケース段ボールCC上に移送する(第2工程)。
より具体的には図6に例示するとおり、第1搬送ラインCL1と平行する第2搬送ラインCL2上に収納ケース段ボールCC(後に自動製函機により飲料缶収納ケース100となる)が載置されており、この収納ケース段ボールCCも飲料缶1の群Grと併走するように搬送方向(図中のZ方向)へ移動している。
このとき、第1搬送ラインCL1から第2搬送ラインCL2に向けて押出部材PMによって飲料缶1の群Grを収納ケース段ボールCC上に押し出すように移送する。
ここで本実施形態の押出部材PMは、上記した搬送方向に並ぶ複数の飲料缶1を同時に平行して直交方向に押し出し可能な押し出し面Ppを備えるとともに、この押し出し面Ppには搬送方向に並ぶ飲料缶1のうち少なくとも1つの飲料缶1だけが接触可能なように直交方向へ突出した突出部Ptを有するように構成されている。
なお、かような突出部Ptは、プラス方向(押し出し方向)へ突出した凸部であってもよいし、図示されるようなマイナス方向(押し出しとは反対の方向)に突出した凹部であってもよい。
また、本実施形態の押出部材PMは、押し出し面Ppの右端にガイド板GPを備えて構成されている。このガイド板GPは、押し出し面Ppと直交するように直交方向へ延びるように固定配置されている。
このようにステップ2では、上記した形状の押出部材PMを用いて、搬送方向に移動する所定数の飲料缶1(飲料缶1の群Gr)を、搬送方向とは直交方向へ押し出す。
したがって上記した第2工程を経た飲料缶1の群Grは、搬送方向に並ぶ飲料缶1の列のうち隣り合う列同士の飲料缶1の中心位置が直交方向に関してシフトした千鳥状の配列となっている(図6参照)。この段階では、第1列R1に属する飲料缶1と第2列R2に属する飲料缶1は互いに接触していない。
そして続くステップ3においては、上記のごとく千鳥状に配列された飲料缶1の群Grを開閉板OPで挟んで凝集する(第3工程)。この第3工程により、第1列R1に属する飲料缶1と第2列R2に属する飲料缶1は互いに接触することになる。
より具体的には、本実施形態の押出部材PMは、搬送方向における左端(押し出し面Ppの左端部)に開閉板OPが接続されている。そしてこの開閉板OPは、公知の電動モータ(不図示)と接続されており、任意のタイミングで開閉することが可能となっている。
かような開閉板OPの開閉動作としては、例えば上述したステップ2において押出部材PMが上記直交方向に押し出されたことに連動して、上記電動モータを介して開閉板OPが閉じるように構成されていてもよい。より具体的には押出部材PMが直交方向に移動する経路中に検出センサー(光学センサーなど)を配置しておき、押出部材PMが直交方向の所定の位置に達したことを検出センサーが検知したら上記電動モータを介して開閉板OPが閉じるように構成されていてもよい。あるいは、押出部材PMに公知のカム機構を搭載した上で、押出部材PMの直交方向への移動に伴って上記カム機構を介して開閉板OPが閉じるように構成されていてもよい。
もちろん押出部材PMの直交方向への移動に連動させず、例えば作業者の指示によって制御装置(不図示)を介して開閉板OPが閉じるように構成されていてもよい。
従って図6に示すとおり、第2工程を経て千鳥状に配列された所定数の飲料缶1(飲料缶1の群Gr)に対し、ガイド板OPでガイドしつつ搬送方向の左端から飲料缶1を挟むように上記空きスペースVSを用いて押出部材PMに設けられた開閉板OPを閉じることで、千鳥状に配列された所定数の飲料缶1を互いに接触させて凝集することが可能となっている。
この第3工程を経ることで、図2や図3に示したごとき飲料缶収納ケース100に収容された状態とほぼ同じ状態の飲料缶1の群Grが形成されることになる。
そしてステップ4においては、この公知の自動製函機(不図示)を介して収納ケース段ボールCCを折りたたむことで、上記した飲料缶1の群Grを飲料缶収納ケース100内に包装する。
上記空きスペースVSを隔てた飲料缶1の群Grごとに、上記で説明した工程を適用することで、所定数の飲料缶1(飲料缶1の群Gr)が収納された飲料缶収納ケース100を断続的に生産することが可能となる。
≪第2実施形態:隣り合う列で互いに異なる数の飲料缶を並置して積層≫
<飲料缶収容ケース200>
次に図7及び図8を用いて第2実施形態における飲料缶収納ケース200を説明する。
上記した第1実施形態では各列に同数の飲料缶1を含む第1列R1及び第2列R2が並置されてZ方向に積層される形態であったが、本実施形態ではZ方向に関して隣り合う2つの列における飲料缶1の数が互いに異なるように並置される点に特徴がある。
すなわち、同図に示されるとおり、飲料缶収納ケース200内においては、第1列R1には奇数個の飲料缶1が配置されるとともに、第2列R2には偶数個の飲料缶1が配置される。なお図では、第1列R1に3つの飲料缶1が並置されるとともに第2列R2に4つの飲料缶1が並置されているが、これらの数以外を適用してもよい。
この場合には、図8からも明らかなとおり、一対の側面板(第1側面板30および第2側面板40)にそれぞれ形成された複数の段部70は、互いの中心が第2方向(Z方向)に関してほぼ一致して対向(すなわち対称に対向)するように配置される。また、段部70は、第1列R1と第2列R2のうち少数の飲料缶1が並置される列の両端に配置されており、本実施形態では第2列R2の両端側にそれぞれ設けられていることも特徴となっている。
なお、飲料缶の収容方法については、上記した第1実施形態の場合とほぼ同様なので、その説明は省略する。
また、本実施形態の飲料缶収納ケース200では、プラスZ方向の上端には第3の段部70cがX方向における両端側(両角)に設けられている。換言すれば、本実施形態の飲料缶収納ケース200では、図8におけるZ方向上端の両角は一対の第3の段部70cが設けられ、Z方向下端の両角は一対の第1の段部70aが設けられる。
このうち第3の段部70cは、上記した第1の段部70aや第2の段部70bの形状とも異なっており、Y方向の上方から見た場合に三角形状となっている。第3の段部70cは、第1列R1の端と第2列R2の端のいずれかに属する飲料缶1の側面1bと接触する単一の接触面を少なくとも有するように構成されている。
以上説明した第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお上記した実施形態は一例であって、本願の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。以下、各実施形態に適用が可能な変形例について説明する。
<変形例>
図9に、本変形例における飲料缶収納ケース300を上方から俯瞰した模式的な平面図を示す。上記した各実施形態では一対の側面板(第1側面板30および第2側面板40)にそれぞれ複数の段部70が形成されていたが、本発明は上記形態には限られない。
すなわち同図に示すように、複数の段部は頂面板50および底面板60の少なくとも一方にも形成されていてもよい。このとき頂面板50および底面板60の少なくとも一方に形成される第4の段部70dは、図示されるように、X方向(第1列R1または第2列R2)に沿って並置された隣り合う飲料缶1の間に配置される。換言すれば、第4の段部70dは、同じ列に属して隣り合う複数の飲料缶1とそれぞれ接触する複数の接触面を少なくとも有するように構成されている。
この第4の段部70dの形状については、隣り合う飲料缶1の側面1bにそれぞれ接触可能であれば特に限定はなく、例えばY方向の上方から見た場合に第2の段部70bのごとき台形状でもよいし、斜辺がそれぞれ飲料缶1の側面1bと接触可能な二等辺三角形状であってもよい。
また、このとき第3の段部70cは必ずしも必須ではなく、この第3の段部70cは適宜省略されていてもよい。
本変形例では更に、飲料缶収納ケース300において対角の隅に一対の第3の段部70cがそれぞれ配置されるとともに、他の対角の隅に一対の第1の段部70aがそれぞれ配置される形態が採用されている。
なお上記した各実施形態や変形例は、本発明の趣旨に反しない限り適宜組み合わせて新たな飲料缶収納ケースを形成してもよいし、公知の構造を追加したりなど種々の変形を施してもよい。
以上説明したように、本発明の飲料缶収納ケースやその収容方法は、簡易な構成で飲料缶の外観を保護しつつ多数の飲料缶をケースに収容して搬送するのに適している。
また、本発明の飲料缶収納ケースやその収容方法は、飲料缶のみならず、円柱状の物品の収納に適用可能である。例えば、飲料缶以外の缶や、瓶、ペットボトル、円柱状のブロック、タバコ、万華鏡、プリン、ゼリー、ヨーグルト、羊羹、即席麺、氷菓子、シャンプーボトル、リンスボトル、ボディーソープボトル、ハンドソープのボトル、美容液の容器、化粧品の容器、ベビーパウダーの容器、ペンキの容器、ニスの容器、スプレー缶、食缶(缶詰)、ロウソク、こけし、円柱状の菓子容器、チョーク、ペン、などを収納する際にも適用可能であることは言うまでもない。
100、200、300 飲料缶収納ケース
10 主平面板
10a 第1フラップ片
10b 第2フラップ片
20 副平面板
20a 第1フラップ片
20b 第2フラップ片
30 第1側面板
30a 第1フラップ片
30b 第2フラップ片
40 第2側面板
40a 第1フラップ片
40b 第2フラップ片
50 頂面板
60 底面板
70 段部
70a 第1の段部
70b 第2の段部
70c 第3の段部
70d 第4の段部
71 第1接触面
72 第2接触面

Claims (8)

  1. 第1方向に沿って飲料缶が並置された第1列と、前記1方向に関して前記第1列に属する飲料缶の中心位置が異なるように前記第1方向に沿って並置された第2列とが、前記第1方向と直交する第2方向に沿って交互に積層されて収容可能な紙製の飲料缶収納ケースであって、
    収容された前記飲料缶の注出側と対向する主平面板と、
    前記主平面板と対向して前記飲料缶の底面側と対向する副平面板と、
    前記主平面板および前記副平面板の縁部と接続されて互いに対向する一対の側面板と、
    前記一対の側面板と直交するように前記主平面板および前記副平面板の他の縁部と接続される頂面板及び底面板と、
    を備え、
    前記一対の側面板の双方には、互いに向けて突出する段部が前記第2方向に沿って所定の間隙を隔ててそれぞれ複数形成され、
    少なくとも一部の前記段部は、前記第1列の端に属する飲料缶の側面と接触する第1接触面と、前記第2列の端に属する飲料缶の側面に接触する第2接触面と、を含んで構成され
    前記一対の側面板にそれぞれ形成された複数の段部は、千鳥状となるよう互いの中心が前記第2方向に関して一致しないように対向してそれぞれ前記第2方向に沿って所定の間隙を隔てて並んで配置され、
    前記複数の段部は、前記収容された飲料缶の軸方向における上方から見た場合に、三角形状、台形状及び半台形状からなる3種類の形状を有して構成され、且つ
    前記収容された飲料缶における各々の側面は、隣り合って収容される他の飲料缶、前記一対の側面板、前記頂面板及び前記底面板のいずれかによって、すべての飲料缶で少なくとも5箇所以上で接触するように収容されてなる、
    ことを特徴とする段ボール製飲料缶収納ケース。
  2. 前記第1列及び前記第2列には、同じ数の前記飲料缶がそれぞれ並置されることを特徴とする請求項1に記載の段ボール製飲料缶収納ケース。
  3. 前記第1列には偶数個の前記飲料缶が配置されるとともに、
    前記第2列には奇数個の前記飲料缶が配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の段ボール製飲料缶収納ケース。
  4. 前記一対の側面板にそれぞれ形成された複数の段部は、互いの中心が前記第2方向に関して一致して対向するように、前記第1列と前記第2列のうち少数の飲料缶が並置される方の両端に配置されていることを特徴とする請求項に記載の段ボール製飲料缶収納ケース。
  5. 前記複数の段部のうち前記第2方向における両端に属する第1の段部及び第3段部と、 前記複数の段部のうち両端以外に属する第2の段部とは、互いに形状が異なるように構成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の段ボール製飲料缶収納ケース。
  6. 前記第2の段部は、前記第1接触面と前記第2接触面の一方が前記主平面板と前記副平面板に平行な頂面として構成され、他方が当該頂面の縁から斜めに傾斜する一対の傾斜面として構成された台形状となっている、
    ことを特徴とする請求項に記載の段ボール製飲料缶収納ケース。
  7. 前記段部の周縁には、前記第1方向および前記第2方向と交差する方向に延在する切り取り用弱化ラインが形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の段ボール製飲料缶収納ケース。
  8. 搬送方向及びその直交方向に沿って複数の飲料缶がそれぞれ立てて並置された飲料缶群をそれぞれ所定数だけまとめて請求項1に記載の段ボール製飲料缶収納ケースに収納する飲料缶の段ボール製飲料缶収納ケースへの収容方法であって、
    前記所定数ごとに空きスペースが生じるよう断続的に前記飲料缶群を前記搬送方向に搬送する第1工程と、
    前記搬送方向に並ぶ複数の飲料缶を同時に平行して前記直交方向に押し出し可能な押し出し面を備えるとともに前記押し出し面には前記搬送方向に並ぶ飲料缶のうち1つの飲料缶だけが接触可能なように前記直交方向へ突出した突出部を有する押出部材を用いて、前記搬送方向に移動する前記所定数の飲料缶を前記直交方向へ押し出す第2工程と、
    前記2工程を経て千鳥状に配列された前記所定数の飲料缶に対して前記搬送方向の両端から挟むように、前記空きスペースを用いて前記押出部材に設けられた開閉板を閉じることで、前記千鳥状に配列された前記所定数の飲料缶を互いに接触させて凝集する第3工程と、
    を有することを特徴とする飲料缶の段ボール製飲料缶収納ケースへの収容方法。
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