JP6533755B2 - 発熱体の冷却構造 - Google Patents

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本発明は、発熱体の冷却構造に関する。
特許文献1は、その段落0001によれば「放熱性および信頼性に優れたパワーモジュールに関する」ものであり、その段落0011には、「扁平状ケースの面積の広い対向する2つの面の一方には放熱部307Aが設けられ、他方の面には放熱部307Bが設けられている。放熱部307Aおよび放熱部307Bはモジュールケース304の放熱壁として機能するものであり、それらの外周面には複数のフィン305が均一に形成されている」と記載されている。
特開2013−73964号公報
ところで、元々水冷式のものとして設計された半導体モジュール等の発熱体を空冷式のものとして使用したいという要望がある。これは、空冷式を採用すると、冷媒の配管などが不要になり、メンテナンス上有利である等の理由による。空冷式を採用するならば、発熱体にある程度の大きさの外付けの冷却フィン等を装着する必要が生じる。しかし、元々水冷式のものとして設計された発熱体は、小型のピンフィン(ピン状に突出したフィン)などを有しているものの、外付けの冷却フィンの取付が想定されていないため、強い押圧力が印加されることは想定されていない。従って、ボルト締めなどによって単純に外付けの冷却フィンを取り付けようとすると、発熱体を破損させてしまうおそれがある。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ピンフィンを有する半導体モジュール等の発熱体を、破損を防止しつつ冷却できる発熱体の冷却構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明である発熱体の冷却構造は、複数のピンフィンを突出させて成る、少なくとも一の冷却面を有する発熱体と、前記ピンフィンに対向する箇所に前記ピンフィンが遊挿される穴を備える受熱板と、前記受熱板を押圧しつつ挟持する一対の挟持部材を有し、前記受熱板を冷却する冷却器と、を有し、前記一対の挟持部材と前記受熱板とを面接触させることで前記発熱体の冷却を行い、前記冷却器および前記受熱板と前記発熱体とは熱伝導剤のみを介して接触していることを特徴とする。
本発明によれば、ピンフィンを有する発熱体を、破損を防止しつつ冷却できる。
本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置の回路図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置のコンバータの回路図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置のインバータの回路図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置のチョッパの回路図である。 (a)本発明の一実施形態に係る両面冷却パワーモジュールの外観図、および(b)同回路図である。 本発明の一実施形態に係る受熱スペーサの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る受熱スペーサの取り付け状態を示す斜視図である。 図7におけるB部拡大図である。 図7におけるA−A’断面図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される空冷型両面冷却パワーユニット620の斜視図である。 図10におけるC部分解図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される単位変換器ユニットの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される単位変換器ユニットの分解図である。 ラミネートバスバの分解図である。 単位変換器ユニットの回路図である。 本発明の一実施形態に係る構造が適用される複数の単位変換器ユニットを配置した電力変換装置の外観図である。 相間ラミネートバスバの分解図である。 受熱スペーサの一変形例におけるB部拡大図に相当する図である。 受熱スペーサの他の変形例におけるB部拡大図に相当する図である。 受熱スペーサの他の変形例におけるB部拡大図に相当する図である。 受熱スペーサの他の変形例における、図10のC部分解図に相当する図である。
<電力変換装置の電気的構成>
次に、本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150の構成を説明する。
図1は、本実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150の回路図である。図1に示すように、電力変換装置150には、電力系統の受電点107から変圧器105を介して、適当な電圧に調整された交流電力が供給される。供給される交流電力は、コンバータ152に入力され、直流電力に変換される。直流電力はインバータ153に入力され、交流電力に変換される。この交流電力は三相の交流負荷108にて消費される。
一方、電力系統の不具合等でコンバータ152に電力が供給されない場合、これを上位制御回路109が検知し、チョッパ154が動作する。蓄電池106からチョッパ154に入力される直流電力はチョッパ154で適当な電力に調整され、インバータ153に入力される。インバータ153に入力された直流電力は交流電力へと変換され、三相の交流負荷108にて消費される。
以上の動作は上位制御回路109で所望の動作を判定し、コンバータ152への指令信号110C、インバータ153への指令信号110I、チョッパ154への指令信号110Xにより調整される。コンバータ152、インバータ153、チョッパ154はその動作に際して、熱が発生し温度が上昇する。この温度上昇を抑制するために、冷却ファン101(送風機)により発生させた冷却風111を送り込み冷却する。以上で構成された電気システムのうち、冷却ファン101、コンバータ152、インバータ153、チョッパ154、上位制御回路109等が本実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150に収容される。また、必要に応じて、コンバータ152と変圧器105との間、またはインバータ153と交流負荷108との間にフィルタ回路を配置してもよい。
図2は本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150のコンバータ152の回路図、図3は本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150のインバータ153の回路図、図4は本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150のチョッパ154の回路図である。以下、図2〜図4を参照してコンバータ152、インバータ153、チョッパ154の回路について説明する。
図2に示すコンバータ152は、複数の半導体素子で構成されるレグ253(253R,253S,253T)で構成され、レグ253は、複数のスイッチング素子204(例えば、204RH,204RL)とダイオード素子205(例えば、205RH,205RL)で構成される。以後、個々の要素全体を示す場合は総称として、レグ253、スイッチング素子204、ダイオード素子205を用いる。
レグ253の両端はコンデンサ201に接続されている。レグ253Rの上側アームは、スイッチング素子204RHと、還流用のダイオード素子205RHとで構成される。また、レグ253Rの下側アームは、スイッチング素子204RLと、還流用のダイオード素子205RLとで構成される。同様に、レグ253Sの上側アームは、スイッチング素子204SHと、還流用のダイオード素子205SHとで構成される。また、レグ253Sの下側アームは、スイッチング素子204SLと、還流用のダイオード素子205SLとで構成される。また、レグ253Tの上側アームは、スイッチング素子204THと、還流用のダイオード素子205THとで構成される。また、レグ253Tの下側アームは、スイッチング素子204TLと、還流用のダイオード素子205TLとで構成される。スイッチング素子204RH,204RL,204SH,204SL,204TH,204TLへのスイッチング信号は、下位制御部であるコンバータゲート制御部202で制御される。
なお、本発明の一実施形態に係る構造が適用されるスイッチング素子には、電流のオン・オフを切り替え可能な素子なら使用することが可能である。例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)がある。
図3に示すインバータ153は、複数の半導体素子で構成されるレグ253(253U,253V,253W)で構成され、レグ253の両端はコンデンサ301に接続されている。レグ253Uの上側アームは、スイッチング素子204UHと、還流用のダイオード素子205UHとで構成される。また、レグ253Uの下側アームは、スイッチング素子204ULと、還流用のダイオード素子205ULとで構成される。同様に、レグ253Vの上側アームは、スイッチング素子204VHと、還流用のダイオード素子205VHとで構成される。また、レグ253Vの下側アームは、スイッチング素子204VLと、還流用のダイオード素子205VLとで構成される。また、レグ253Wの上側アームは、スイッチング素子204WHと、還流用のダイオード素子205WHとで構成される。また、レグ253Wの下側アームは、スイッチング素子204WLと、還流用のダイオード素子205WLとで構成される。スイッチング素子204UH,204UL,204VH,204VL,204WH,204WLへのスイッチング信号は、下位制御部であるインバータゲート制御部302で制御される。
図4に示すチョッパ154は、半導体素子で構成されるレグ253(253X)で構成され、レグ253の両端はコンデンサ401に接続されている。レグ253Xの上側アームは、スイッチング素子204XHと、還流用のダイオード素子205XHとで構成される。また、レグ253Xの下側アームは、スイッチング素子204XLと、還流用のダイオード素子205XLとで構成される。スイッチング素子204XH,204XLの連系点は、リアクトル403を介して蓄電池106(図1参照)に接続されている。スイッチング素子204XH,204XLへのスイッチング信号は、下位制御部であるチョッパゲート制御部402で制御される。
制御動作の例として、チョッパゲート制御部402の一例について説明する。
チョッパ154に与えられるスイッチング信号は、昇圧降圧切換回路(図示せず)を通して与えられる。これらの選択は、コンバータ152、インバータ153の間の直流電圧値とコンバータ152(整流機能)の出力電圧値の大小関係に依存する。そして、チョッパ154の出力がコンバータ152の出力電圧より大きい時、スイッチング素子204XLにPWM(Pulse Width Modulation)信号を送信し、逆の場合は、スイッチング素子204XHにPWM信号を送信する。
蓄電池106の電力を放電する場合は、スイッチング素子204XLをPWM信号に従いスイッチングする。スイッチング素子がオンしたときリアクトル403にエネルギーを蓄積する。一方、オフしたとき、蓄電池106の電圧とリアクトル403のエネルギーにより蓄電池106の電圧より高い電圧をコンデンサ401に、スイッチング素子204XHに接続されているダイオード素子205XHを介して充電する。
蓄電池106に電力を充電する場合は、スイッチング素子204XHをPWM信号に従いスイッチングし、スイッチング素子204XHがオンしたときリアクトル403を介して、コンデンサ401の電力を蓄電池106に充電する。スイッチング素子204XHがオフしているとき、スイッチング素子204XLに接続されているダイオード素子205XLを介してリアクトル403に蓄積したエネルギーを循環させる。これらの動作により、蓄電池106の電力を充放電させることができる。
なお、一般的な電力変換装置では、コンデンサは一括して配置する場合もあるが、本発明の一実施形態に係る構造が適用される電力変換装置では、後記する単位変換器ユニット960(図12参照)の構成を規格化する観点からコンデンサ201,301,401を分割している。具体的には、コンデンサ201,301は、レグ253ごとに更に分割される。
図2〜図4に示すレグ253のスイッチング素子204とダイオード素子205による電流の通電と阻止を行うことで、コンバータ152では交流から直流変換を、インバータ153では直流から交流変換を行っている。通電時にはスイッチング素子204とダイオード素子205に内蔵する抵抗により損失が発生する。また、通電状態から阻止状態に切り替える際にも損失が発生する。このため、電力変換装置150の作動には発熱が伴う。
<空冷型両面冷却パワーユニット600の構成>
次に、本発明の一実施形態に係る構造が適用される両面冷却パワーモジュール600(発熱体、電力変換装置用半導体装置)について、図5(a)の外観図および図5(b)の回路図を参照しつつ説明する。図5(b)において、両面冷却パワーモジュール600には、絶縁体753の上にマウントされたスイッチング素子204MH,204MLとダイオード素子205MH,205MLとが含まれる。各々の半導体素子間は、レグ253(例えば、図2参照)を構成するように接続される。また、絶縁体753には、P端子754P(直流正極端子)、N端子754N(直流負極端子)、AC端子754AC(交流端子)、スイッチング素子のオンとオフとを制御するゲート端子751が取り付けられる。
次に、図5(a)において、両面冷却パワーモジュール600は、本発明の一実施形態に係る構造が適用される略直方体状の本体部710と、本体部710の一側面を広げるように形成された略直方体状のフランジ部720と、フランジ部720において本体部710に対向する面から突出した、複数の端子から成る端子部730とから構成されている。端子部730を構成する端子は、図5(b)に示したP端子754Pと、N端子754Nと、AC端子754ACと、ゲート端子751とによって構成されている。
本体部710の一の面760Aには、本発明の一実施形態に係る構造である微小円柱状の突起であるピンフィン762Aが、多数(合計約200以上)突出している。また、本体部710において面760Aに対向する他の面760Bにおいても、同数のピンフィン762B(図示せず)が形成されている。以下、ピンフィン762A,762Bを総称して、単に「ピンフィン762」と呼ぶこともある。両面冷却パワーモジュール600は、本来は水冷式にて冷却することを想定したものであり、端子部730を上に向け、本体部710を下に向けた上で本体部710を冷媒槽に浸け、ピンフィン762間に冷媒を流通させることが可能になっている。そこで、面760A,760Bを以下「冷却面」と呼ぶ。ピンフィン762を除いた本体部710の厚さ、すなわち冷却面760A,760B間の距離を「d1」とする。
前述の半導体素子が動作する際、端子部730を経由して外部と電気的な導通を得る一方で、冷却面760A,760Bを経由して排熱する。すなわち、端子部730は、冷却面760A,760Bに隣接するひとつの側面に形成され、冷却面760A,760Bとは電気的に絶縁されていることから、熱輸送経路と電気経路は独立している。
<空冷型両面冷却パワーユニットの機械的構成>
本発明の一実施形態に係る構造である両面冷却パワーモジュール600の冷却面760A,760Bには、図6に示す一対の本発明の一実施形態に係る構造である受熱スペーサ630A,630Bが衝合される。受熱スペーサ630Aは、略長方形板状の受熱部631A(受熱板)と、受熱部631Aの両端から受熱スペーサ630Bに向かって突出する、略直方体状の一対の空間確保部632Aとから構成されている。また、受熱部631Aには、円柱状の貫通孔633A(穴)が多数形成されている。これら貫通孔633Aは、冷却面760Aのピンフィン762Aに対向する位置に形成され、かつ、ピンフィン762Aの直径よりも若干大きな直径を有している。本来は、貫通孔633Aがピンフィン762Aに隙間なく嵌合することが理想的であるが、ピンフィン762Aの直径や位置には若干の製造誤差が伴うため、その製造誤差を吸収できる程度まで、貫通孔633Aの直径は広げられている。
また、受熱スペーサ630Bは、略長方形板状の受熱部631Bと、受熱部631Bの両端から受熱スペーサ630Bに向かって突出する、略直方体状の一対の空間確保部632Bとから構成されている。受熱スペーサ630Bは、受熱スペーサ630Aに対して全体として上下対称の形状を有しているが、受熱部631Bにあっては、両面冷却パワーモジュール600の冷却面760Bから突出するピンフィン762Bに各々対向する位置に、貫通孔633Bが形成されている。
受熱スペーサ630A,630Bを両面冷却パワーモジュール600に取り付ける際には、冷却面760A,760Bに充分に熱伝導グリスを塗布し、各ピンフィン762に貫通孔633A,633Bの位置を合わせつつ、空間確保部632A,632Bを衝合させる。このようにして、受熱スペーサ630A,630Bを両面冷却パワーモジュール600に取り付けた状態を図7に示す。図示のように、本体部710はその端面710aを露出させているが、冷却面760A,760Bの大部分は受熱スペーサ630A,630Bによって覆われている。
図7において、破線で囲まれたB部の拡大平面図を図8に示す。
上述したように、貫通孔633Aの直径は、ピンフィン762Aの直径よりも若干大きいため、ピンフィン762Aは、貫通孔633Aとの間に空隙635を形成しつつ、空隙635に遊挿される。その際、ピンフィン762Aに塗布された熱伝導グリスがこの空隙635内に押し出されるように浸透し、空隙635は、隙間なく熱伝導グリスによって充填される。
次に、図7におけるA−A’断面の要部(端部)の拡大図を図9に示す。空間確保部632A,632Bを衝合させた際、受熱部631A,631Bは所定の距離を隔てて対向する。この距離をd2とする。両面冷却パワーモジュール600の本体部710の厚さd1よりも距離d2が若干長くなるように、受熱スペーサ630A,630Bは形成されている。この結果、受熱部631Aと本体部710の間、および受熱部631Bと本体部710の間には、それぞれ空隙637A,637Bが形成される。両面冷却パワーモジュール600は、受熱スペーサ630A,630Bに対して遊びを有するため、空隙637A,637Bの幅は必ずしも同一ではない。
空間確保部632A,632Bを衝合する際、ピンフィン762に塗布された熱伝導グリスは、空隙637A,637B内にも押し出されるように浸透し、空隙637A,637Bも隙間なく熱伝導グリスによって充填される。また、ピンフィン762Aの先端からピンフィン762Bの先端まで含めた本体部710の厚さをd4とし、受熱スペーサ630A,630Bを衝合させた際の全体の幅をd5とすると、幅d5は厚さd4よりも若干広くなるように、受熱スペーサ630A,630Bは形成されている。これにより、図中における受熱スペーサ630Aの上面とピンフィン762Aの先端との間、および受熱スペーサ630Bの下面とピンフィン762Bの先端との間には、それぞれ空隙639A,639Bが形成される。上述したように、両面冷却パワーモジュール600は、受熱スペーサ630A,630Bに対して遊びを有するため、空隙637A,637Bの幅は必ずしも同一ではない。
受熱スペーサ630A,630Bを冷却器610(詳細は後述する)に装着する際には、ハッチングを付した矢印で示すような押圧力が印加される。この押圧力は、空間確保部632A,632Bの衝合部分に印加される。本実施形態においては、本体部710と受熱スペーサ630A,630Bとの間に空隙637A,637Bが形成され、さらにピンフィン762A,762Bの各先端部分にも空隙639A,639Bが形成されているから、この押圧力が本体部710に印加されることを防止できる。これにより、両面冷却パワーモジュール600の破損を未然に防止することが可能である。
次に、二の両面冷却パワーモジュール600を、冷却器610に装着した状態の斜視図を図10に示す。冷却器610は、一対の冷却器610A,610Bから構成される。冷却器610A,610Bは、各々略直方体ブロック状に形成された受熱ブロック601A,601Bを有しており、これら受熱ブロック601A,601Bに、受熱スペーサ630A,630Bをそれぞれ装着した二の両面冷却パワーモジュール600が挟まれている。
受熱ブロック601A,601Bは、複数の固定具604によって相互に締め付けられ、受熱ブロック601A,601Bには、ハッチングを付した矢印で示す方向に押圧力が印加される。但し、図9において説明したように、この押圧力は受熱スペーサ630A,630Bに印加されるものの両面冷却パワーモジュール600には印加されない。なお、固定具604としては、一般的なボルトとナットを用いることができる。
図10において、x軸,y軸が成すxy平面(水平面)に対して約10°傾斜して、受熱ブロック601Aからy軸方向に4本のヒートパイプ602が突出している。また、これらヒートパイプ602の半径方向に、複数の板状の放熱フィン603が溶接されている。従って、各放熱フィン603は、x軸,z軸が成すxz平面(鉛直面)に対して、約10°傾斜している。冷却器610Bも、冷却器610Aと同様に構成されている。以上のようにして、二の両面冷却パワーモジュール600を冷却器610に実装することにより、一の空冷型両面冷却パワーユニット620が構成される。
両面冷却パワーモジュール600が発熱すると、その熱は受熱スペーサ630A,630Bを介して受熱ブロック601A,601Bに伝搬され、さらにヒートパイプ602によって後方に(y軸方向に)伝搬される。そして、この空冷型両面冷却パワーユニット620に対して、下から上に向かう(z軸方向に向かう)冷却風853を送風すると、冷却風853は本発明の一実施形態に係る構造である各放熱フィン603を冷却しつつ上方向に向かって抜けるから、熱が速やかに排出される。このような熱伝搬経路を図中の矢印851で示す。なお、冷却風853と直交する方向の熱伝搬は、主にヒートパイプ602による伝搬である。
図10において、破線で囲まれた領域Cの分解図を図11に示す。
図11において、受熱スペーサ630Aと受熱ブロック601Aとの間、および、受熱スペーサ630Bと受熱ブロック601Bとの間には、それぞれ熱伝導グリス606が塗布される。固定具604によって受熱ブロック601A,601Bを締め付けると、熱伝導グリス606は、受熱スペーサ630Aと受熱ブロック601Aとの対向面、および、受熱スペーサ630Bと受熱ブロック601Bとの対向面に沿って拡がり、図示のような薄膜層状になる。その際、各ピンフィン762A,762Bの先端部分の空隙639A,639B(図9参照)にも熱伝導グリス606が浸透し、各ピンフィン762A,762Bの外面には隙間なく熱伝導グリス606が浸透する。
<単位変換器ユニット960の構成>
次に、本発明の一実施形態に係る構造適用される単位変換器ユニット960について図12〜図15を参照して説明する。図12は単位変換器ユニット960の斜視図、図13は同分解図、図14はP・N・AC積層ラミネートバスバ955の分解図、図15は単位変換器ユニット960の回路図である。
図12に示す単位変換器ユニット960では、前述の空冷型両面冷却パワーユニット620の電気端子のP端子754P(図5参照)、N端子754N、AC端子754ACがP・N・AC積層ラミネートバスバ955のP層、N層、AC層のそれぞれに接続されている。さらに、電気端子のゲート端子751がゲートドライバ基板954に接続されている。また、複数のコンデンサ951の正極端子952Pと負極端子952NとがP・N・AC積層ラミネートバスバ955のP層とN層とにそれぞれ接続されている。さらに、正極フューズ953Pと負極フューズ953NとがP・N・AC積層ラミネートバスバ955のP層とN層とにそれぞれ接続されている。ただし、ここに示す正極フューズ953Pと負極フューズ953Nは、規定以上の電流が通流する際に機器を保護するために回路を遮断する機能を持つのであって、このような保護機能が必要なければ、フューズを省略することも可能である。
図13は図12の分解図である。また、図14はP・N・AC積層ラミネートバスバ955の分解図である。図14に示すように、バスバ955は、P層バスバ955P、N層バスバ955N、AC層バスバ955ACで構成されており、各バスバ間は絶縁層955Sで絶縁されている。単位変換器ユニット960において、さらに説明すると、両面冷却パワーモジュールのP端子754P、N端子754N、AC端子754ACは、P層バスバ955P、N層バスバ955N、AC層バスバ955ACにそれぞれ接続される。また、コンデンサ951のP端子をP層バスバ955Pに、N端子をN層バスバ955Nに接続する。以上の構成を電気回路図で示すと図15のようになる。
<電力変換装置の外観構成>
図16は、複数の単位変換器ユニット960を配置してなる電力変換装置150の外観図である。
電力変換装置150内では、コンバータ152、インバータ153、チョッパ154を横並びに配置している。コンバータ152は、図2に示した3つのレグ253R,253S,253Tに対応する単位変換器ユニット960で構成されている。インバータ153は、図3に示した3つのレグ253U,253V,253Wに対応する単位変換器ユニット960で構成されている。チョッパ154は1つ単位変換器ユニット960で構成されている。ただし、本実施の形態と異なる順序で、コンバータ152、インバータ153、チョッパ154を並べてもよく、各々のコンバータ152、インバータ153、チョッパ154の中で異なる相順で並べても良い。
図10において説明したように、本発明の一実施形態に係る構造適用される空冷型両面冷却パワーユニット620は、両面冷却パワーモジュール600が発生する熱をヒートパイプ602によって後方(y方向)に伝搬させ、後方に設けられた放熱フィン603を介して熱を排出する。図16に示す構成においては、このような空冷型両面冷却パワーユニット620を装着した複数の単位変換器ユニット960を横方向に配列しているため、メンテナンス性を高めることができる。何れかの単位変換器ユニット960が故障したとき、電力変換装置150からこの故障したユニットを引き出し、スペアのユニットを挿入することが一般的である。その際、故障したユニットを引き出すことも、スペアのユニットを挿入することも、これらユニットを単純にy方向に移動させれば実現でき、速やかに対応することができる。
コンバータ152は3つの単位変換器ユニット960を、P・N積層相間ラミネートバスバ1053をそれぞれの正極端子1051と負極端子1052とを接続することで構成する。インバータ153もコンバータ152と同様に構成する。チョッパ154は1つの単位変換器ユニット960で構成されているため、必ずしも、P・N積層相間ラミネートバスバ1053には接続する必要はない。但し、チョッパ154の容量を増設したり、コンバータ152、インバータ153、チョッパ154とからなる一体のシステムとする本発明の一実施形態に係る構造が適用されるコンバータ152においては、コンバータ152、インバータ153と同時に接続することが好ましい。ここで、図17に示すように、P・N積層相間ラミネートバスバ1053は、相間Pバスバ1053P、相間Nバスバ1053Nを有し、各バスバ間は絶縁層1053Sで絶縁されている。
以上のような構成を備えるコンバータ152、インバータ153、チョッパ154において、1レグにつき単位変換器ユニット960を複数個並列に接続することもできる。このため電力変換装置の定格出力容量を大きくすることができる。
図16に示す電力変換装置内の単位変換器ユニット960の冷却方法において、図10と同様に、下方から上方に向かって放熱フィン603に対し冷却風853を送風している。これにより、電力変換装置150に単位変換器ユニット960を横並びに密に実装しても、各単位変換器ユニット960間の冷却効果を低減させることがない利点を有する。また、コンバータ152、インバータ153、チョッパ154のそれぞれの半導体素子温度が異なる場合、冷却風853A,853B,853Cの風速などを変更してもよい。
<実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、複数のピンフィン(762)を突出させて成る、少なくとも一の冷却面(760A,760B)を有する発熱体(600)と、冷却面(760A,760B)に沿った形状を有し、各ピンフィン(762)に対向する箇所に各ピンフィン(762)が遊挿される穴(633A,633B)を形成してなる受熱板(631A,631B)と、発熱体(600)と受熱板(631A,631B)とを押圧しつつ挟持する一対の挟持部材(601A,601B)を有し、受熱板(631A,631B)を冷却する冷却器(610)と、受熱板(631A,631B)に設けられ、挟持部材(601A,601B)による押圧力が発熱体(600)に印加されないように、一対の挟持部材(601A,601B)の間隔を抑制する空間確保部(632A,632B)とを備える。
これにより、本実施形態によれば、受熱板(631A,631B)および挟持部材(601A,601B)を介して発熱体(600)の熱を伝搬し冷却することができる。
また、本実施形態においては、発熱体(600)は、対向する二面に冷却面(760A,760B)を有し、受熱板(631A,631B)は二面の冷却面(760A,760B)に沿った形状を有し、二面の冷却面(760A,760B)から各々突出する前記各ピンフィン(762)に対向する箇所に穴(633A,633B)を形成している。これにより、二面の冷却面から熱を伝搬することができ、熱伝導効果を一層高めることができる。
また、本実施形態においては、ピンフィン(762)と受熱板(631A,631B)との間に熱伝導剤(606)を塗布したから、発熱体(600)と受熱板(631A,631B)との間の熱抵抗を低減することができ、冷却器(610)を小型化することができる。
また、本実施形態においては、空間確保部(632A,632B)によって抑制された一対の挟持部材(601A,601B)の間隔(d5+熱伝導グリス606の幅)は、ピンフィン(762)を含んだ発熱体(600)の厚さ(d4)よりも大きいから、発熱体(600)、受熱板(631A,631B)、空間確保部(632A,632B)を挟持部材(601A,601B)に挟持させる際、ピンフィン(762)に押圧力が印加されることを防止でき、発熱体(600)の破損を防止できる。
また、本実施形態に係る構造が適用される電力変換装置150においては、複数の電力変換装置用半導体装置(600)の電気端子を有する側面(端子部730)は、同一面に配置され、該同一面の裏側から複数の放熱フィン(603)に対して送風機(101)から送風されるため、P・N積層相間ラミネートバスバ1053によって、電力変換装置用半導体装置(600)間の配線を容易に実現することができる。
<変形例>
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)受熱スペーサ630A,630Bに形成される貫通孔は、実施形態のものに限定されるわけではなく、要するにピンフィン762が遊挿できる貫通孔であれば、種々の形状および寸法を備えるものに変更することができる。例えば、図18に示すように、ピンフィン762Aに対応する位置に矩形状の貫通孔640Aを形成してもよい。この場合、矩形状の貫通孔640Aの一辺の長さが上記実施形態における円形の貫通孔633A(図8参照)の直径と同等であっても、貫通孔の面積を大きくすることができるため、両面冷却パワーモジュール600に受熱スペーサ630Aを取り付ける作業が一層容易になるという利点がある。
(2)また、受熱スペーサ630A,630Bに形成される一の貫通孔は、一のピンフィン762が遊挿されるものに限定されるわけではない。例えば、図19に示すように、四のピンフィン762Aが遊挿される貫通孔642Aを形成してもよい。このように、複数のピンフィン762が遊挿されるように貫通孔642Aを形成すると、形成すべき貫通孔の数を減少させることができるため、寸法の精度を緩和することができるとともに、製造工程を削減できる効果がある。なお、図19の例では、四のピンフィン762Aを一の略平行四辺形状の貫通孔642Aに遊挿しているが、一の貫通孔に遊挿されるピンフィン762の数は、二、三、あるいは五以上であってもよい。また、これに伴って、貫通孔の形状を略平行四辺形以外の形状にしてもよい。
(3)また、受熱スペーサ630A,630Bに形成される貫通孔の形状、および貫通孔に遊挿されるピンフィン762の数は、受熱スペーサ630A,630B上の領域毎に変更してもよい。例えば、図20に示すように、四のピンフィン762Aが遊挿される貫通孔642Aと、一のピンフィン762Aが遊挿される貫通孔633Aとを受熱スペーサ630Aに形成してもよい。前者の貫通孔642Aは、製造工程を削減できる点において貫通孔633Aよりも有利であり、後者の貫通孔633Aは熱抵抗をより削減できる点で貫通孔642Aよりも有利である。そこで、両面冷却パワーモジュール600において放熱量が少ない領域は、複数のピンフィン762Aをまとめて遊挿させる貫通孔642Aを採用し、放熱量の大きい箇所は個々のピンフィン762を遊挿する貫通孔633Aを採用するとよい。これにより、製造容易性と熱性能とを両立することができる。
(4)上述の実施形態においては、受熱スペーサ630A,630Bと冷却器610A,610Bとは別体であったが、受熱スペーサと冷却器とを一体に構成してもよい。例えば、図11に示した受熱ブロック601A,601Bと、受熱スペーサ630A,630Bとに代えて、図21に示す受熱ブロック650A,650Bを適用してもよい。受熱ブロック650Bは、両面冷却パワーモジュール600のピンフィン762に対向する箇所に、円柱状の凹部654Bが複数形成されている。同様に、受熱ブロック650Aにおいても、ピンフィン762に対向する箇所に、円柱状の凹部(図示せず)が複数形成されている。
また、受熱ブロック650Bにおいて凹部654Bが形成されている領域を挟むように、略直方体状の一対の空間確保部652が形成されている。なお、この変形例において受熱ブロック650Aの対応箇所には、空間確保部652に相当するものは形成されていない。空間確保部652は、ピンフィン762を含めた本体部710の厚さd4(図9参照)よりも低く、かつ、ピンフィン762を除いた本体部710の厚さd1(図9参照)よりも若干高くなっている。また、受熱ブロック650Bに形成されている凹部654Bの深さ、および、受熱ブロック650Aに形成されている凹部(図示せず)の深さは、ピンフィン762の高さよりも、若干深くなっている。これにより、図21において受熱ブロック650A,650Bの間に両面冷却パワーモジュール600を挟み、固定具604によって受熱ブロック650A,650Bを締め付けたとしても、両面冷却パワーモジュール600には押圧力は印加されない。
本変形例においては、上記実施形態における受熱スペーサ630A,630Bおよび受熱ブロック601A,601Bの機能を、受熱ブロック650A,650Bが併せ持つから、全体の熱抵抗を一層抑制することが可能である。また、部品点数を削減することができるため、製造管理が一層容易になるという利点もある。なお、本変形例における空間確保部652は、必ずしも受熱ブロック650Bとは一体に形成する必要はなく、別体のものとして形成してもよい。
(5)上記実施形態においては、受熱スペーサ630A,630Bに貫通孔633A,633Bを形成したが、貫通孔に代えて、図21に示したような凹部654Bと同様の凹部を形成してもよい。その際においても、凹部の深さがピンフィン762の高さよりも深ければよい。
(6)受熱スペーサ630A,630Bは、放熱特性の観点からはアルミニウムや銅などの高熱伝導金属から構成することが好ましいが、両面冷却パワーモジュール600と冷却器610とを絶縁する必要がある場合には、受熱スペーサ630A,630Bとして、樹脂やセラミックスなどを用いてもよい。
(7)上記実施形態において、空間確保部632A,632Bの衝合面にゴム板などの柔軟な部材を挿入してもよい。これにより、微小な高さ調整や、押圧の緩和を行うことも可能になる。
(8)上記実施形態においては、冷却器610A,610Bには、ヒートパイプ602と放熱フィン603とを用いたが、ヒートパイプ602を有さず、受熱ブロック601A,601Bに放熱フィンを直接的に接合した冷却器を用いてもよい。また、内部に冷媒を流動させる液冷型の冷却器を採用してもよい。すなわち、受熱ブロック601A,601Bに接合された冷媒の流通経路を形成し、この流通経路に放熱フィンを接合してもよい。
(9)上記実施形態においては、固定具604としてボルトとナットを用いたが、バネ材などを用いてもよい。
(10)上記実施形態において、熱伝導グリス606に代えて、熱伝導シートを用いてもよい。
(11)上記実施形態において、両面冷却パワーモジュール600の冷却面760A,760Bは平面であり、受熱部631A,631Bは平板形状であったが、冷却面760A,760Bは必ずしも平面でなくてもよい。すなわち、受熱部631A,631Bの形状を、冷却面760A,760Bに沿った形状にすることにより、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(12)上記実施形態の図10において、ヒートパイプ602はxy平面(水平面)に対して約10°傾斜させたが、ヒートパイプ602を傾斜させることなく水平にしてもよい。
101 冷却ファン
105 変圧器
106 蓄電池
107 受電点
108 交流負荷
109 上位制御回路
110C コンバータへの指令信号
110I インバータへの指令信号
110X チョッパへの指令信号
111 冷却風
150 電力変換装置
152 コンバータ
153 インバータ
154 チョッパ
201 コンデンサ
202 コンバータゲート制御部
204 スイッチング素子
205 ダイオード素子
253 レグ
600 両面冷却パワーモジュール(発熱体)
601 受熱ブロック
601A,601B 受熱ブロック(挟持部材)
602 ヒートパイプ
603 放熱フィン
604 固定具
606 熱伝導グリス
610,610A,610B 冷却器
620 空冷型両面冷却パワーユニット
630A,630B 受熱スペーサ(受熱部材)
631A,631B 受熱部(受熱板)
632A,632B 空間確保部
633A,633B,640A,642A 貫通孔(穴)
635,637A,637B,639A,639B 空隙
650A,650B 受熱ブロック(挟持部材)
652 空間確保部
654B 凹部
710 本体部
710a 端面
720 フランジ部
730 端子部
751 ゲート端子
753 絶縁体
754N N端子
754P P端子
754AC AC端子
760A,760B 冷却面
762,762A,762B ピンフィン
853 冷却風
951 コンデンサ
952N 負極端子
952P 正極端子
953N 負極フューズ
953P 正極フューズ
954 ゲートドライバ基板
955 ラミネートバスバ
955 P・N・AC積層ラミネートバスバ
955N N層バスバ
955P P層バスバ
955S 絶縁層
955AC AC層バスバ
960 単位変換器ユニット
1051 正極端子
1052 負極端子
1053 P・N積層相間ラミネートバスバ

Claims (5)

  1. 複数のピンフィンを突出させて成る、少なくとも一の冷却面を有する発熱体と、
    前記ピンフィンに対向する箇所に前記ピンフィンが遊挿される穴を備える受熱板と、
    前記受熱板を押圧しつつ挟持する一対の挟持部材を有し、前記受熱板を冷却する冷却器と、
    を有し、前記一対の挟持部材と前記受熱板とを面接触させることで前記発熱体の冷却を行い、前記冷却器および前記受熱板と前記発熱体とは熱伝導剤のみを介して接触していること
    を特徴とする発熱体の冷却構造。
  2. 前記受熱板および前記一対の挟持部材は、前記熱伝導剤を介して面接触する
    ことを特徴とする請求項1に記載の発熱体の冷却構造。
  3. 前記ピンフィンと前記受熱板との間に前記熱伝導剤が充填されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発熱体の冷却構造。
  4. 前記受熱板に設けられ、前記挟持部材による押圧力が前記発熱体に印加されないように、前記一対の挟持部材の間隔を抑制する空間確保部を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の発熱体の冷却構造。
  5. 前記穴は前記ピンフィンが遊挿される貫通孔であって、
    前記一対の挟持部材を前記受熱板の前記貫通孔を除く面と面接触させるとともに、前記ピンフィンの先端を前記一対の挟持部材に対向させることで、前記発熱体の冷却を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の発熱体の冷却構造。
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