JP6533087B2 - 油中水乳化型化粧料 - Google Patents

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本発明は、油中水乳化型化粧料に関する。
従来、油中水乳化型化粧料としては、撥水性を目的とした疎水化処理酸化亜鉛、酸化チタンなどの顔料、並びに油分を主成分とする油中水乳化型化粧料が用いられてきた。油中水乳化型化粧料は何度も塗り直す必要がないように、化粧持ち(撥水性・撥油性)効果に優れているものが要求されている。化粧持ち効果を向上させるためには、通常の油分よりもさっぱりとした使用性で撥水効果が高いシリコーン油や樹脂成分を配合することが常套手段となっている。これらの成分で化粧持ち効果が高くなった反面、使用後にはこれらが残存してしまい通常の洗顔等で簡単に洗浄することが困難であり、専用クレンジング洗浄料を使用する必要があるという欠点を有していた。このため、油中水乳化型化粧料において洗浄性の研究が行われている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、化粧持ち効果が高いながらも、洗浄性が高い油中水乳化型化粧料の開発には至っていなかった。
特開2006−248999号公報
本発明の目的は、化粧持ち効果が高いながらも洗浄性が高い、疎水化処理無機粉体配合の油中水乳化型化粧料を提供することである。
鋭意研究の結果、本発明者は、(A)疎水化処理無機粉体と(B)揮発性シリコーンと(C)ポリエーテル変性シリコーンと(D)式:
X−CH(−Y)−CH−OZ
(式中、XはC1〜3炭化水素基又はC5又は6脂環式炭化水素基であって、
1〜3炭化水素基は1又は2のOZ基を有してもよく、
5又は6脂環式炭化水素基の環構成炭素原子の1つ又は2つは酸素又は硫黄原子により置き換わってもよく、
5又は6脂環式炭化水素基は1又は2のOZ基を有してもよく、
YはH又はOZ基であり、
ZはH及び不飽和脂肪酸由来アシル基R−C(=O)−からなる群から独立して選択され、RはC3〜23不飽和炭化水素基であり、ただし式中OZ基は2つ以上あり、少なくとも1のZはHであり及び少なくとも1の他のZはHではない)
で表されるエステルと(E)水とを含有することを特徴とする油中水乳化型化粧料が、化粧持ち効果が高いながらも、洗浄性が高いことを見出した。
上記と重複するが、本発明を以下に示す。
[発明1]
(A)疎水化処理無機粉体と(B)揮発性シリコーンと(C)ポリエーテル変性シリコーンと(D)式:
X−CH(−Y)−CH −OZ
(式中、XはC 1〜3 炭化水素基又はC 5又は6 脂環式炭化水素基であって、
1〜3 炭化水素基は1又は2のOZ基を有してもよく、
5又は6 脂環式炭化水素基の環構成炭素原子の1つ又は2つは酸素又は硫黄原子により置き換わってもよく、
5又は6 脂環式炭化水素基は1又は2のOZ基を有してもよく、
YはH又はOZ基であり、
ZはH及び不飽和脂肪酸由来アシル基R−C(=O)−からなる群から独立して選択され、RはC 3〜23 不飽和炭化水素基であり、ただし式中OZ基は2つ以上あり、少なくとも1のZはHであり及び少なくとも1の他のZはHではない)
で表される不飽和脂肪酸エステルと(E)水とを含有することを特徴とする油中水乳化型化粧料。
[発明2]
(D)成分が、Rはモノ不飽和又はジ不飽和炭化水素基であるエステルである、発明1に記載の油中水乳化型化粧料。
[発明3]
(D)成分が、RはC 15〜19 不飽和炭化水素基(すなわちR−C(=O)−はC 16〜20 不飽和脂肪酸由来アシル基)であるエステルである、発明1又は2に記載の油中水乳化型化粧料。
[発明4]
(D)成分が、HではないZは多くとも2つであるエステルである、発明1〜3のいずれか一項に記載の油中水乳化型化粧料。
[発明5]
(D)成分が不飽和脂肪酸のプロピレングリコールエステル、グリセリンエステル、又はソルビタンエステルである、発明1〜4のいずれか一項に記載の油中水乳化型化粧料。
[発明6]
(D)成分が、C 16〜20 モノ不飽和脂肪酸のグリセリンモノエステル、グリセリンジエステル、又はソルビタンモノエステルである、発明1に記載の油中水乳化型化粧料。
本発明によれば、本発明の油中水乳化型化粧料は化粧持ち効果が高いながらも、洗浄性が高い。また、一態様において、安定性、紫外線散乱効果、さっぱりとした使用感、及び/又は撥水効果を有する。
(A)疎水化処理無機粉体
化粧料には、紫外線散乱効果や着色を目的として紫外線散乱剤及び/又は顔料である無機粉体が使用されることがある。そして、化粧料への安定した均一な配合のために疎水化処理された無機粉体が使用されることがある。
本発明で使用出来る疎水化処理無機粉体として、化粧料用の紫外線散乱剤及び/又は顔料として公知の疎水化処理無機粉体が挙げられ、これらの一種、又はこれらの同種又は異種の剤を二種以上組み合わせて使用出来る。
より具体的には、無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、オキシ塩化ビスマス、酸化プラチナ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、マイカ、雲母チタン、二酸化チタン、低次酸化チタン、チタン酸コバルト、コバルトバイオレット、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、赤酸化鉄(ベンガラ)、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン、酸化錫、二酸化セリウム、炭酸カルシウム、オキシ塩化ビスマス、カルミン、ベルリンブルー、酸化クロムグリーン、ウルトラマリンブルー、マンガンバイオレット等が挙げられる。
本発明で使用出来る疎水化処理として、例えば通常公知のシリコーン、デキストリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸、アルキルフォスフォエーテル、フッ素化合物等の疎水化処理剤を通常公知の処理方法により処理する疎水処理が挙げられる。
本発明で使用出来る疎水化処理無機粉体の粒子径は、化粧料に通常使用される粒子径であれば特に制限されない。例えば、約10〜50nmの粒子径の粉体を使用出来る。
本発明で使用する疎水化処理無機粉体の全含量は任意に選択出来る。例えば本発明の油中水乳化型化粧料の重量を基準として通常約0.01重量%以上で含有出来、好ましくは約0.5重量%以上で含有出来る。また、通常約40重量%以下で含有出来、好ましくは約20重量%以下の範囲で含有出来る。
(B)揮発性シリコーン
揮発性シリコーンは、塗布時に化粧品の延びを良くし、塗布後は揮発して有効成分だけを残すという効果がある。また、水やエタノールに比べ蒸発潜熱が小さく、揮発時に冷たい感触が少ない、とも言われている。特に、揮発性環状シリコーンオイルは、炭化水素系化粧品原料とも相溶性がよく、使用に好適である。
本発明で使用出来る揮発性シリコーンとして、直鎖状シリコーン、分岐状シリコーン及び/又は環状シリコーンが挙げられ、これらの一種、又はこれらの同種又は異種の剤を二種以上組み合わせて使用出来る。なお、本発明において「揮発性」とは、1気圧、25℃において揮発性であることを意味する。
より具体的な直鎖状シリコーンとして、オクタメチルトリシロキサン、カプリリルメチコン、ジメチルポリシロキサン、テトラデカメチルヘキサシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、メチルトリメチコン、メチルポリシロキサンが挙げられる。より具体的な分岐状シリコーンとして、テトラキストリメチルシロキシシラン、トリストリメチルシロキシシランが挙げられる。より具体的な環状シリコーンとして、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘキサメチルシクロトリシロキサン、メチルシクロポリシロキサンが挙げられる。
直鎖状シリコーンの市販品として、KF−96A−1CS(信越化学工業社製)、KF−96A−1.5CS(同前)、KF−96A−2CS(同前)、SH200C Fluid 5CS、FZ−3196(以上、東レ・ダウコーニング社製)等が挙げられる。
分岐状シリコーンの市販品として、シリコーンTMF1.5(信越化学工業社製)等が挙げられる。環状シリコーンの市販品として、TSF405(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)、SH245Fluid(東レ・ダウコーニング社製)、KF−994(信越化学工業社製)、KF−995(同前)等が挙げられる。
本発明で使用する揮発性シリコーンの全含量は任意に選択出来る。例えば本発明の油中水乳化型化粧料の重量を基準として通常約1重量%以上で含有出来、好ましくは約5重量%以上で含有出来る。また、通常約40重量%以下で含有出来、好ましくは約20重量%以下の範囲で含有出来る。
(C)ポリエーテル変性シリコーン
ポリエーテル変性シリコーンは化粧料において感触改良剤、乳化剤及び/又は粉体分散剤として使用されることがある。
本発明で使用するポリエーテル変性シリコーンは、化粧品用界面活性剤であって、油中水乳化型化粧料を調製するのに適したものであり、そのHLB値は通常4.5以下である。また、本願明細書において、「油中水」には「W/O(Water in Oil)」タイプだけでなく「W/Si(Water in Silicone)」タイプも含まれる。
より具体的なポリエーテル変性シリコーンとして、PEG−3ジメチコン、PEG−9ジメチコン、PEG−9メチルエーテルジメチコン、PEG−10ジメチコン、PEG−11ジメチコン、PEG−32メチルエーテルジメチコン、PEG/PPG−19/19ジメチコン、PEG−12ジメチコンPPG−20クロスポリマー、ポリシリコーン13、ラウリルPEG/PPG−18/19メチコン、ラウリルPEG−10トリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコン、セチルジグリセリルトリス(トリメチルシロキシ)シリルエチルジメチコンが挙げられる。
また、上記の一般名称と下記の商品型番には重複もあるが、東レ・ダウコーニング株式会社製のES−5612、BY11−030、BY25−337、BY22−008M、EL−7040 Hydro Elastomer Blend、FZ−2233、S200 Formulation Aid、ES−5300 Formulation Aid、ES−5600 Silicone Glycerol EmulsifierFormulation;信越化学工業株式会社製のKF−6004、KF−6015、KF−6016、KF−6017、KF−6017P、KF−6019、KF−6028、KF−6038;Degussa社のABIL EM90等が挙げられる。
本発明で使用するポリエーテル変性シリコーンの全含量は任意に選択出来る。例えば本発明の油中水乳化型化粧料の重量を基準として通常約1重量%以上で含有出来、好ましくは約3重量%以上で含有出来る。また、通常約20重量%以下で含有出来、好ましくは約10重量%以下の範囲で含有出来る。
(D)式:X−CH(−Y)−CH−OZで表されるエステル
本発明で使用出来る不飽和脂肪酸エステルは。式:X−CH(−Y)−CH−OZ
(式中、XはC1〜3炭化水素基又はC5又は6脂環式炭化水素基であって、
1〜3炭化水素基は1又は2のOZ基を有してもよく、
5又は6脂環式炭化水素基の環構成炭素原子の1つ又は2つは酸素又は硫黄原子により置き換わってもよく、
5又は6脂環式炭化水素基は1又は2のOZ基を有してもよく、
YはH又はOZ基であり、
ZはH及び不飽和脂肪酸由来アシル基R−C(=O)−からなる群から独立して選択され、RはC3〜23不飽和炭化水素基であり、ただし式中OZ基は2つ以上あり、少なくとも1のZはHであり及び少なくとも1の他のZはHではない)で表される。これらの一種、又はこれらの同種又は異種の剤を二種以上組み合わせて使用出来る。
不飽和炭化水素基として、1〜6の不飽和を有する脂肪酸(モノ不飽和脂肪酸〜ヘキサ不飽和脂肪酸)由来の炭化水素基が好ましい。
モノ不飽和脂肪酸として、クロトン酸、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、サピエン酸、オレイン酸、エライジン酸、バクセン酸、ガドレイン酸、エイコセン酸、エルカ酸、ネルボン酸等が挙げられる。
ジ不飽和脂肪酸として、リノール酸、エイコサジエン酸、ドコサジエン酸等が挙げられる。
トリ不飽和脂肪酸として、(α−/γ−)リノレン酸、ピノレン酸、(α−/β−)エレオステアリン酸、ミード酸、ジホモ−γ−リノレン酸、エイコサトリエン酸等が挙げられる。
テトラ不飽和脂肪酸として、ステアリドン酸、アラキドン酸、エイコサテトラエン酸、アドレン酸等が挙げられる。
ペンタ不飽和脂肪酸として、ボセオペンタエン酸、エイコサペンタエン酸、オズボンド酸、イワシ酸、テトラコサペンタエン酸等が挙げられる。
ヘキサ不飽和脂肪酸として、ドコサヘキサエン酸、ニシン酸等が挙げられる。
好ましくは、Rはモノ不飽和又はジ不飽和炭化水素基である。
好ましくは、RはC15〜19不飽和炭化水素基である。すなわちR−C(=O)−はC16〜20不飽和脂肪酸由来アシル基である。
さらに好ましくは、RはC15〜19モノ不飽和又はジ不飽和炭化水素基である。すなわちR−C(=O)−はC16〜20モノ又はジ不飽和脂肪酸由来アシル基である。
一層好ましくは、RはC17モノ不飽和炭化水素基である。すなわちR−C(=O)−はC18モノ不飽和脂肪酸由来アシル基である。
より一層好ましくは、R−C(=O)−はオレイン酸由来アシル基である。
(D)成分は、上記で「OZ基は2つ以上あり、少なくとも1のZはHであり及び少なくとも1の他のZはHではない」と規定するように、アシル化されていない水酸基が1つ以上有するエステルである。
好ましくは、(D)成分は、HではないZが多くとも2つであるエステルである。すなわち、エステル中に不飽和脂肪酸由来アシル基が1つ又は2つある。
さらに好ましくは、(D)成分は不飽和脂肪酸のプロピレングリコールエステル、グリセリンエステル、又はソルビタンエステルである。
最も好ましくは、(D)成分は上記の好ましい不飽和脂肪酸と上記の好ましいアルコールのエステルである。
本発明で使用する不飽和脂肪酸エステルの全含量は任意に選択出来る。例えば本発明の油中水乳化型化粧料の重量を基準として通常約0.1重量%以上で含有出来、好ましくは約1重量%以上で含有出来る。また、通常約20重量%以下で含有出来、好ましくは約10重量%以下の範囲で含有出来る。
(E)水
本発明の化粧料は、油中水乳化型化粧料の基材として水を含有する。
本発明の化粧料は、本発明の効果を損ねない限り、油中水乳化型化粧料の基材として当業者が通常考える油剤を含有してもよい。ここで「油剤」とは、動物油、植物油、合成油等の起源の炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油溶性紫外線吸収剤等をいう。固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わない。これらの一種、又はこれらの同種又は異種の剤を二種以上組み合わせて使用出来る。
使用出来る油剤の例として、メチルフェニルポリシロキサンが挙げられる。
本発明で使用出来る油剤の全含量は任意に選択出来る。好ましくは本発明の油中水型日焼け止め化粧料の重量を基準として通常約1〜40重量%、より好ましくは5〜20重量%の範囲で含有出来る。
本発明の化粧料は、本発明の効果を損ねない限り、公知の界面活性剤であって油中水乳化型化粧料に配合可能であると当業者が通常考えるものを含有してもよい。例えば陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、天然系界面活性剤、シリコーン系界面活性剤等が挙げられ、これらの一種、又はこれらの同種又は異種の剤を二種以上組み合わせて使用出来る。
本発明の化粧料は、本発明の効果を損ねない限り、更に公知の化粧料原料であって油中水乳化型化粧料に配合可能であると当業者が通常考えるものを含有してもよい。例えば、界面活性剤、乳化剤、増粘剤、安定剤、保湿剤、紫外線散乱剤、紫外線吸収剤、pH調整剤、抗酸化剤、抗菌剤、防腐剤、スキンケア剤、潤滑剤、収斂剤、エモリエント剤、ツヤ出し剤、光沢剤、消泡剤、撥水性被膜剤、保護剤等が挙げられる。これら2以上の用途・効果が重複しているものも使用出来る。
配合可能物質の例として、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト、クエン酸ナトリウムが挙げられる。
本発明の化粧料の形態としては、特に限定されるものではなく、例えば乳液状、ジェル状、クリーム状、固形状等が挙げられる。
本発明の化粧料は、当業者の技術常識に従い慣用の処方例に従って製造出来る。各成分を配合する方法、順序等は当業者の技術常識に従い任意である。
本発明の化粧料は、さらに具体的な用途は限定されず通常のさまざまな用途に使用出来る。特に限定されないが例えばファンデーション、メークアップ下地、日中用乳液、日焼け止め、アイシャドウなどが挙げられる。
以下、具体例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、これらの実施例は本発明の技術的範囲を何ら限定するものではない。なお、以下の実施例、参考例、及び比較例における配合量は全て質量%である。
(実施例、参考例、及び比較例)
下記の表1に掲げた組成を有する油中水乳化型化粧料を常法に従って調製した。これらの油中水乳化型化粧料の洗浄容易性を、以下の評価基準に基づいて評価した。例1が実施例、例2〜3が参考例、例4〜14が比較例である。
評価基準:
<洗浄容易性の評価>
人口皮革(サプラーレ:出光テクノファイン製)上の一定部分を分光測色計(CM-700d、コニカミノルタ製)にて測色し、ブランクとした。次に、同じ部分に サンプル0.01gを2.5cm×2cmの範囲に塗布し(2mg/cm2)、15分間乾燥させた後、測色した。その後、市販の石鹸を十分に泡立て、サンプル塗布部を10回なでるように洗浄した後、水で洗い流し乾燥させ、さらに測色した。以下の式によりサンプルの残存率とし、これが低いほど洗浄容易であると評価した。
残存率(%)=ΔEC-A/ΔEB-A×100
ΔEB-A:塗布後とブランクの色差
ΔEC-A:石鹸洗浄後とブランクの色差
処方例1
下記表2に示す処方の二層型乳液状日焼け止め化粧料を調整した。得られた二層型乳液状日焼け止め化粧料は、耐水性、洗浄性に優れたものであった。
処方例2
下記表3に示す処方のクリーム状日焼け止め化粧料を調整した。得られたクリーム状日焼け止め化粧料は、耐水性、洗浄性に優れたものであった。

Claims (2)

  1. (A)疎水化処理無機粉体と(B)揮発性シリコーンと(C)ポリエーテル変性シリコーンと(D)式:
    X−CH(−Y)−CH−OZ
    (式中、XはC 炭化水素基であって
    はOZ基であり、
    ZはH及び不飽和脂肪酸由来アシル基R−C(=O)−からなる群から独立して選択され、RはC 15〜19 不飽和炭化水素基(すなわちR−C(=O)−はC 16〜20 不飽和脂肪酸由来アシル基)であり、ただし式中OZ基は2つあり、Zの1つはHであり及び他のZはHではない)
    で表される不飽和脂肪酸エステルと(E)水とを含有することを特徴とする油中水乳化型化粧料。
  2. (D)成分が、Rはモノ不飽和又はジ不飽和炭化水素基であるエステルである、請求項1に記載の油中水乳化型化粧料。
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