JP6532834B2 - 基板処理装置及び基板処理方法並びに記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、基板処理装置及び基板処理方法に関する。また、本発明は、本発明の基板処理方法を実行させるプログラムが記録された記録媒体に関する。
基板である半導体ウエハ(以下、ウエハという)等の表面に集積回路の積層構造を形成する半導体装置の製造工程においては、薬液等の洗浄液によりウエハ表面の微小なごみや自然酸化膜を除去する等、液体を利用してウエハ表面を処理する液処理工程が設けられている。
こうした液処理工程にてウエハの表面に付着した液体等を除去する際に、超臨界状態や亜臨界状態の流体(背景技術の説明では、これらをまとめて超臨界流体という)を用いる超臨界処理方法が知られている。
基板表面に付着した液体等を超臨界流体又は亜臨界流体に変化させる際、超臨界流体又は亜臨界流体の供給源となる液体として、イソプロピルアルコール(IPA)等のアルコール(特許文献1)、ハイドロフルオロエーテル(HFE)、ハイドロフルオロカーボン(HFC)等のフッ素含有有機溶剤(特許文献2及び特許文献3)等が使用されている。
特開2013−179245号公報 特開2011−187570号公報 特開2014−022566号公報
しかしながら、IPA等のアルコールが有するOH基は、基板にダメージを与えるおそれがある。OH基は、例えば、基板中のタングステンを酸化し、タングステン酸化物ウィスカーを生じるおそれがある。また、OH基は、基板中のシリコンをエッチングし、パーティクルを生じるおそれがある。
一方、HFE、HFC等のフッ素含有有機溶剤は、液体を超臨界流体又は亜臨界流体に変化させるために使用される高温高圧条件下でフッ素を生じるおそれがある。生じたフッ素は、例えば、基板中のシリコンをエッチングし、基板のパターン細りを生じるおそれがある。また、HFE、HFC等のフッ素含有有機溶剤は高価であるため、製造コストを低下させるためには、回収して再生するための設備が必要となる。
そこで、本発明は、超臨界流体又は亜臨界流体の供給源となる液体として、OH基及びフッ素を含有しない液体を使用して、基板を乾燥させることができる基板処理装置及び基板処理方法、並びに、該基板処理方法を実行させるプログラムが記録された記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、以下の発明を包含する。
(1)基板を乾燥するための乾燥処理を行う乾燥処理部と、前記乾燥処理部の動作を制御する制御部とを備えた基板処理装置であって、
前記乾燥処理部は、
前記基板を収容するチャンバと、
前記基板に対して、R−O−R[式中、R及びRは、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルを供給するジアルキルエーテル供給部と、
前記チャンバ内を加熱する加熱部と、
前記チャンバ内の流体を前記チャンバから排出する排出部と、
を備え、
前記制御部は、前記基板が前記チャンバ内に収容される前又は収容された後に、前記基板に対して前記ジアルキルエーテル供給部により前記液体ジアルキルエーテルが供給され、次いで、前記基板が前記チャンバ内に収容された状態で前記チャンバ内が前記加熱部により加熱されることにより、前記基板に対して供給された前記液体ジアルキルエーテルが超臨界流体又は亜臨界流体に変化し、次いで、前記超臨界流体又は前記亜臨界流体が前記チャンバから前記排出部により排出されるように、前記ジアルキルエーテル供給部、前記加熱部及び前記排出部を制御する、前記基板処理装置。
(2)前記液体ジアルキルエーテルが、メチルtert−ブチルエーテルである、(1)に記載の基板処理装置。
(3)前記液体ジアルキルエーテルが供給される前の前記基板の表面に、前記基板の乾燥を防止するための乾燥防止液が液盛りされている、(1)又は(2)に記載の基板処理装置。
(4)前記乾燥防止液がイソプロピルアルコールを含有する、(3)に記載の基板処理装置。
(5)前記乾燥防止液がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを含有する、(3)又は(4)に記載の基板処理装置。
(6)前記乾燥処理部は、前記基板を保持した状態で前記チャンバの外部位置と前記チャンバの内部位置との間を移動する基板保持部をさらに備え、
前記ジアルキルエーテル供給部は、前記基板保持部が前記外部位置又は前記内部位置に位置するときに、前記基板保持部に保持された前記基板に対して、前記液体ジアルキルエーテルを供給する、(1)〜(5)のいずれかに記載の基板処理装置。
(7)基板をチャンバ内で乾燥するための基板処理方法であって、
(a)前記基板を前記チャンバ内に収容する前又は収容した後に、前記基板に対して、R−O−R[式中、R及びRは、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルを供給する工程、
(b)前記基板が前記チャンバ内に収容された状態で前記チャンバ内を加熱し、前記基板に対して供給された前記液体ジアルキルエーテルを超臨界流体又は亜臨界流体に変化させる工程、
(c)前記超臨界流体又は前記亜臨界流体を前記チャンバから排出する工程
を含む、前記基板処理方法。
(8)前記液体ジアルキルエーテルが、メチルtert−ブチルエーテルである、(7)に記載の基板処理方法。
(9)前記液体ジアルキルエーテルが供給される前の前記基板の表面に、乾燥防止液が液盛りされている、(7)又は(8)に記載の基板処理方法。
(10)前記乾燥防止液がイソプロピルアルコールを含有する、(9)に記載の基板処理方法。
(11)前記乾燥防止液がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを含有する、(9)又は(10)に記載の基板処理方法。
(12)前記工程(a)において、前記チャンバの外部位置と前記チャンバの内部位置との間を移動する基板保持部に前記基板を保持し、前記基板保持部が前記外部位置又は前記内部位置に位置するときに、前記基板保持部に保持された前記基板に対して、前記液体ジアルキルエーテルを供給する、(7)〜(11)のいずれかに記載の基板処理方法。
(13)基板処理装置の動作を制御するためのコンピュータにより実行されたときに、前記コンピュータが前記基板処理装置を制御して(7)〜(12)のいずれかに記載の基板処理方法を実行させるプログラムが記録された記憶媒体。
本発明によれば、超臨界流体又は亜臨界流体の供給源となる液体として、OH基及びフッ素を含有しない液体を使用して、基板を乾燥させることができる基板処理装置及び基板処理方法、並びに、該基板処理方法を実行させるプログラムが記録された記録媒体が提供される。
図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す概略図である。 図2は、図1に示す基板処理装置が備える基板処理部の構成を示す概略平面図である。 図3は、図2に示す基板処理部が備える洗浄処理部の構成を示す概略断面図である。 図4は、図2に示す基板処理部が備える乾燥処理部の構成を示す概略斜視図である。 図5は、図2に示す基板処理部が備える乾燥処理部の構成を示す概略断面図である。 図6は、図1に示す基板処理装置で処理される基板の概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<基板処理装置の構成>
本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成について図1を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る基板処理装置の構成を示す概略図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る基板処理装置1は、基板処理部2と、基板処理部2の動作を制御する制御部3とを備える。
基板処理部2は、基板に対する各種処理を行う。基板処理部2が行う各種処理については後述する。
制御部3は、例えばコンピュータであり、主制御部と記憶部とを備える。主制御部は、例えばCPU(Central Processing Unit)であり、記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより基板処理部2の動作を制御する。記憶部は、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等の記憶デバイスで構成されており、基板処理部2において実行される各種処理を制御するプログラムを記憶する。なお、プログラムは、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体に記録されたものであってもよいし、その記憶媒体から記憶部にインストールされたものであってもよい。コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体としては、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリカード等が挙げられる。記録媒体には、例えば、基板処理装置1の動作を制御するためのコンピュータにより実行されたときに、コンピュータが基板処理装置1を制御して後述する基板処理方法を実行させるプログラムが記録される。
<基板処理部の構成>
次に、基板処理部2の構成について図2を参照して説明する。図2は、基板処理部2の構成を示す概略平面図である。なお、図2中の点線は基板を表す。
基板処理部2は、基板に対する各種処理を行う。本実施形態において、基板処理部2が行う基板処理には、基板を洗浄するための洗浄処理と、洗浄処理後の基板(湿潤状態の基板)を乾燥するための乾燥処理とが含まれる。
基板処理部2は、搬入出ステーション21と、搬入出ステーション21に隣接して設けられた処理ステーション22とを備える。
搬入出ステーション21は、載置部211と、載置部211に隣接して設けられた搬送部212とを備える。
載置部211には、複数枚の基板を水平状態で収容する複数の搬送容器(以下「キャリアC」という。)が載置される。
搬送部212は、搬送機構213と受渡部214とを備える。搬送機構213は、基板を保持する保持機構を備え、水平方向及び鉛直方向への移動並びに鉛直軸を中心とする旋回が可能となるように構成されている。
処理ステーション22は、基板を洗浄するための洗浄処理を行う洗浄処理部4と、洗浄処理部4による洗浄処理終了後の基板(湿潤状態の基板)を乾燥するための乾燥処理を行う乾燥処理部5とを備える。本実施形態において、処理ステーション22が有する洗浄処理部4の数は2以上であるが、1であってもよい。乾燥処理部5についても同様である。本実施形態において、洗浄処理部4は、所定方向に延在する搬送路221の一方側に配置されており、乾燥処理部5は、搬送路221の他方側に配置されているが、洗浄処理部4及び乾燥処理部5の配置は適宜変更可能である。
搬送路221には、搬送機構222が設けられている。搬送機構222は、基板を保持する保持機構を備え、水平方向及び鉛直方向への移動並びに鉛直軸を中心とする旋回が可能となるように構成されている。搬送機構222は、搬送中の基板から、該基板の表面に液盛りされた乾燥防止液が蒸発(気化)することを防止するための機構を有することが好ましい。このような機構としては、例えば、搬送機構222に保持された基板上の乾燥防止液を冷却するための冷却機構、搬送機構222に保持された基板上の乾燥防止液と外気との接触を防止するための蓋機構等が挙げられる。
基板処理部2による基板処理が施される基板は、例えば、図6に示すように、凸部101及び凹部102から構成された凹凸パターン100が表面に形成された基板Wである。基板Wは、例えば、半導体ウエハである。以下、洗浄処理部4による基板処理の対象である基板を「基板W1」、洗浄処理部4による基板処理終了後の基板(乾燥処理部5による基板処理の対象である基板)を「基板W2」、乾燥処理部5による基板処理終了後の基板を「基板W3」という。
基板処理部2において、搬入出ステーション21の搬送機構213は、キャリアCと受渡部214との間で基板W1,W3の搬送を行う。具体的には、搬送機構213は、載置部211に載置されたキャリアCから基板W1を取り出し、取り出した基板W1を受渡部214に載置する。また、搬送機構213は、処理ステーション22の搬送機構222により受渡部214に載置された基板W3を取り出し、載置部211のキャリアCへ収容する。
基板処理部2において、処理ステーション22の搬送機構222は、受渡部214と洗浄処理部4との間、洗浄処理部4と乾燥処理部5との間、乾燥処理部5と受渡部214との間で基板W1,W2,W3の搬送を行う。具体的には、搬送機構222は、受渡部214に載置された基板W1を取り出し、取り出した基板W1を洗浄処理部4へ搬入する。また、搬送機構222は、洗浄処理部4から基板W2を取り出し、取り出した基板W2を乾燥処理部5へ搬入する。さらに、搬送機構222は、乾燥処理部5から基板W3を取り出し、取り出した基板W3を受渡部214に載置する。
<洗浄処理部の構成>
次に、洗浄処理部4の構成について図3を参照して説明する。図3は、洗浄処理部4の構成を示す概略断面図である。
洗浄処理部4は、洗浄処理部4に搬入された基板W1に対して洗浄処理を行う。洗浄処理により、基板W1の表面から、基板W1の表面に付着する付着物(例えば、パーティクル、有機物等)を除去することができる。洗浄処理部4が行う基板処理は、基板W1に対する洗浄処理を含む限り特に限定されない。したがって、洗浄処理部4が行う処理には、洗浄処理以外の処理が含まれていてもよい。本実施形態において、洗浄処理部4が行う基板処理には、洗浄処理以外に、リンス処理、乾燥防止液供給処理等が含まれる。
洗浄処理部4は、チャンバ41を備え、チャンバ41内で洗浄処理を含む基板処理を行う。
洗浄処理部4は、基板保持部42を備える。基板保持部42は、チャンバ41内において鉛直方向に延在する回転軸421と、回転軸421の上端部に取り付けられたターンテーブル422と、ターンテーブル422の上面外周部に設けられ、基板W1の外縁部を支持するチャック423と、回転軸421を回転駆動する駆動部424とを備える。
基板W1は、チャック423に支持され、ターンテーブル422の上面からわずかに離間した状態で、ターンテーブル422に水平保持される。本実施形態において、基板保持部42による基板W1の保持方式は、可動のチャック423によって基板W1の外縁部を把持するいわゆるメカニカルチャックタイプのものであるが、基板W1の裏面を真空吸着するいわゆるバキュームチャックタイプのものであってもよい。
回転軸421の基端部は、駆動部424により回転可能に支持され、回転軸421の先端部は、ターンテーブル422を水平に支持する。回転軸421が回転すると、回転軸421の上端部に取り付けられたターンテーブル422が回転し、これにより、チャック423に支持された状態でターンテーブル422に保持された基板W1が回転する。制御部3は、駆動部424の動作を制御し、基板W1の回転タイミング、回転速度、回転時間等を制御する。
洗浄処理部4は、基板保持部42に保持された基板W1に対して、それぞれ、洗浄液L1、リンス液L2、第1の乾燥防止液L3及び第2の乾燥防止液L4を供給する洗浄液供給部43a、リンス液供給部43b、第1の乾燥防止液供給部43c及び第2の乾燥防止液供給部43dを備える。制御部3は、洗浄液供給部43a、リンス液供給部43b、第1の乾燥防止液供給部43c及び第2の乾燥防止液供給部43dを制御し、各種処理液の供給タイミング、供給量等を制御する。本実施形態において、洗浄処理部4は、第1の乾燥防止液供給部43c及び第2の乾燥防止液供給部43dを備えるが、洗浄処理部4は、第2の乾燥防止液供給部43dを備えなくてもよい。洗浄処理部4が、第1の乾燥防止液供給部43c及び第2の乾燥防止液供給部43dを備える実施形態では、基板表面に液盛りされた第1の乾燥防止液L3の一部を、第2の乾燥防止液L4で置換することができる。例えば、第1の乾燥防止液L3としてIPA、第2の乾燥防止液L4としてPGMEAを使用する場合、基板表面に液盛りされたIPAの一部をPGMEAで置換することにより、IPA単独の場合よりも、基板表面の乾燥が抑制され、乾燥防止液としての機能を向上させることができる。また、PGMEAは、IPAと異なり、OH基を有さないので、W等の金属との間でルイス酸、錯体等を形成せず、Wウィスカー等のダメージを発生しない。
洗浄液供給部43aは、基板保持部42に保持された基板W1に対して、洗浄液L1を吐出するノズル431aと、ノズル431aに洗浄液L1を供給する洗浄液供給源432aとを備える。洗浄液供給源432aが有するタンクには、洗浄液L1が貯留されており、ノズル431aには、洗浄液供給源432aから、バルブ等の流量調整器433aが介設された供給管路434aを通じて、洗浄液L1が供給される。洗浄液L1としては、例えば、アルカリ性の薬液であるSC1液(アンモニアと過酸化水素水の混合液)、酸性の薬液である希フッ酸水溶液(DHF)等が挙げられる。SC1液は、基板W1の表面からパーティクル、有機物等の付着物を除去するための洗浄液として使用することができる。DHFは、基板W1の表面から酸化膜を除去するための洗浄液として使用することができる。洗浄液供給部43aは、ノズル431aに2種類以上の洗浄液を別々に供給できるように構成されていてもよい。
リンス液供給部43bは、基板保持部42に保持された基板W1に対して、リンス液L2を吐出するノズル431bと、ノズル431bにリンス液L2を供給するリンス液供給源432bとを備える。リンス液供給源432bが有するタンクには、リンス液L2が貯留されており、ノズル431bには、リンス液供給源432bから、バルブ等の流量調整器433bが介設された供給管路434bを通じて、リンス液L2が供給される。リンス液L2としては、例えば、脱イオン水(DIW)等が挙げられる。
第1の乾燥防止液供給部43cは、基板保持部42に保持された基板W1に対して、第1の乾燥防止液L3を吐出するノズル431cと、ノズル431cに第1の乾燥防止液L3を供給する乾燥防止液供給源432cとを備える。乾燥防止液供給源432cが有するタンクには、第1の乾燥防止液L3が貯留されており、ノズル431cには、乾燥防止液供給源432cから、バルブ等の流量調整器433cが介設された供給管路434cを通じて、第1の乾燥防止液L3が供給される。第1の乾燥防止液L3としては、例えば、イソプロピルアルコール(IPA)等のアルコールが挙げられる。
第2の乾燥防止液供給部43dは、基板保持部42に保持された基板W1に対して、第2の乾燥防止液L4を吐出するノズル431dと、ノズル431dに第2の乾燥防止液L4を供給する乾燥防止液供給源432dとを備える。乾燥防止液供給源432dが有するタンクには、第1の乾燥防止液L3とは異なる種類の第2の乾燥防止液L4が貯留されており、ノズル431dには、乾燥防止液供給源432dから、バルブ等の流量調整器433dが介設された供給管路434dを通じて、第2の乾燥防止液L4が供給される。第2の乾燥防止液L4としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)等が挙げられる。
洗浄処理部4は、ノズル431a〜431dを駆動するノズル移動機構44を備える。ノズル移動機構44は、アーム441と、アーム441に沿って移動可能な駆動機構内蔵型の移動体442と、アーム441を旋回及び昇降させる旋回昇降機構443とを有する。ノズル431a〜431dは、移動体442に取り付けられている。ノズル移動機構44は、ノズル431a〜431dを、基板保持部42に保持された基板W1の中心の上方の位置と基板W1の周縁の上方の位置との間で移動させることができ、さらには、平面視で後述するカップ45の外側にある待機位置まで移動させることができる。本実施形態において、ノズル431a〜431dは共通のアームにより保持されているが、それぞれ別々のアームに保持されて独立して移動できるようになっていてもよい。
洗浄処理部4は、排出口451を有するカップ45を備える。カップ45は、基板保持部42の周囲に設けられており、基板W1から飛散した各種処理液(例えば、洗浄液、リンス液、乾燥防止液等)を受け止める。カップ45には、カップ45を上下方向に駆動させる昇降機構46と、基板W1から飛散した各種処理液を排出口451に集めて排出する液排出機構47とが設けられている。
洗浄処理部4は、スピン洗浄により基板W1を1枚ずつ洗浄する枚葉式の洗浄処理を行うことができる。洗浄処理は、例えば、SC1液による洗浄→DIWによるリンス→DHFによる洗浄→DIWによるリンスという順序で行うことができる。洗浄処理の際、チャンバ41内の雰囲気を、不図示の排気口より排気してもよい。
<乾燥処理部の構成>
次に、乾燥処理部5の構成について図4及び図5を参照して説明する。図4は、乾燥処理部5の構成を示す概略斜視図であり、図5は、乾燥処理部5の構成を示す概略断面図である。
乾燥処理部5は、洗浄処理部4による基板処理終了後の基板W2を乾燥するための乾燥処理を行う。洗浄処理部4による基板処理終了後の基板W2は、その表面に液盛りされた乾燥防止液(例えば、第1の乾燥防止液L3及び第2の乾燥防止液L4の混合液)により湿潤状態となっている。乾燥処理5が行う基板処理は、乾燥処理を含む限り特に限定されない。したがって、乾燥処理部5が行う基板処理には、乾燥処理以外の処理が含まれていてもよい。
乾燥処理部5は、チャンバ510を備え、チャンバ510内で乾燥処理を含む基板処理を行う。
チャンバ510は、内部空間511と、内部空間511に通じる開口部512とを有する。内部空間511及び開口部512は、チャンバ510の壁部によって規定されている。チャンバ510は、開口部512を封止することにより、内部空間511を密閉できるように構成されている。内部空間511は、基板W2を収容可能な空間である。本実施形態において、基板W2は、基板保持部531に保持された状態で内部空間511に収容されるので、内部空間511は、基板W2を保持する基板保持部531を収容可能な空間である。内部空間511のサイズは、例えば、200〜10000cm程度である。内部空間511に対する基板W2の搬入出は、開口部512を通じて行われる。
チャンバ510は、耐圧容器を備える。耐圧容器としては、例えば、ステンレススチール、炭素鋼、チタン、ハステロイ(登録商標)、インコネル(登録商標)等の、耐圧性が高い一方で比較的熱伝導率の低い材料で構成された耐圧容器が挙げられる。耐圧容器の内側には、アルミニウム、銅、窒化アルミニウム、炭化ケイ素等の、耐圧容器よりも熱伝導率の高い材料で構成された内部容器を入れ子構造にして設け、この内部容器を加熱してもよい。耐圧容器と内部容器との間には、石英、アルミナ等で構成された断熱層を設け、内部容器のみを加熱することにより、チャンバ510の熱応答性を向上させることができるとともに、エネルギー消費量を低減することができる。
乾燥処理部5は、基板W2を保持する基板保持部531を備える。基板保持部531は、基板W2を液体(例えば、第1のジアルキルエーテル供給部57a及び/又は第2のジアルキルエーテル供給部57bから供給される液体ジアルキルエーテルG)に浸漬した状態で横向きに保持できるように構成されている。
乾燥処理部5は、基板保持部531に設けられた蓋部材532を備える。蓋部材532は、基板保持部531がチャンバ510の内部空間511に収容されると、チャンバ510の開口部512を密閉できるように構成されている。
乾燥処理部5は、チャンバ510の外部位置(基板保持部531に対する基板W2の受け渡しが行われる位置)とチャンバ510の内部位置(基板保持部531に保持された基板W2に対する乾燥処理が行われる位置)との間における基板保持部531の移動を可能とする移送機構56を備える。移送機構56は、基板保持部531の移動方向に延在するレール561と、レール561上を走行する駆動機構内蔵型のスライダ562とを備えるスライド機構であり、基板保持部531の両側に設けられている。スライダ562は、蓋部材532に連結されており、スライダ562がレール561に沿って移動することにより、蓋部材532及び蓋部材532に連結された基板保持部531もレール561に沿って移動することができる。具体的には、スライダ562がレール561の一方の端部まで移動すると、基板保持部531はチャンバ510の外部位置まで移動することができ、スライダ562がレール561の他方の端部まで移動すると、基板保持部531はチャンバ10の内部位置まで移動することができる。
乾燥処理部5は、チャンバ510内を加熱する加熱部52を備える。加熱部52は、例えば、抵抗発熱体等からなるヒーターであり、チャンバ510の壁部に設けられている。加熱部52は、チャンバ510内の加熱を通じて、チャンバ510内の基板W2を加熱することができる。加熱部52は、給電部521から供給される電力により、発熱量を変化させることが可能であり、温度検出部522から取得した温度検出結果、圧力検出部513の圧力検出結果等に基づき、チャンバ510内の温度を予め定められた昇温スケジュールに基づいて昇温することができる。
乾燥処理部5は、基板保持部531がチャンバ510の外部位置に位置するときに、基板保持部531に保持された基板W2に対して、R−O−R[式中、R及びRは、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルGを供給する第1のジアルキルエーテル供給部57aと、基板保持部531がチャンバ510の内部位置に位置するときに、基板保持部531に保持された基板W2に対して、液体ジアルキルエーテルGを供給する第2のジアルキルエーテル供給部57bとを備える。第1のジアルキルエーテル供給部57aが供給する液体ジアルキルエーテルGと、第2のジアルキルエーテル供給部57bが供給する液体ジアルキルエーテルGとは、同一であってもよいし、異なっていてもよいが、本実施形態では同一である。
乾燥処理部5は、第1のジアルキルエーテル供給部57a及び第2のジアルキルエーテル供給部57bのうち一方のみを備えていてもよい。乾燥処理部5が第1のジアルキルエーテル供給部57a及び第2のジアルキルエーテル供給部57bの両方を備える実施形態では、基板W2に対して液体ジアルキルエーテルGが供給される際の基板保持部531の位置は、チャンバ510の外部位置及びチャンバ510の内部位置のいずれであってもよいが、乾燥処理部5が第1のジアルキルエーテル供給部57aのみを備える実施形態では、基板W2に対して液体ジアルキルエーテルGが供給される際の基板保持部531の位置は、チャンバ510の外部位置であり、乾燥処理部5が第2のジアルキルエーテル供給部57bのみを備える実施形態では、基板W2に対して液体ジアルキルエーテルGが供給される際の基板保持部531の位置は、チャンバ510の内部位置である。
第1のジアルキルエーテル供給部57aは、基板保持部531がチャンバ510の外部位置に位置するときに、基板保持部531に保持された基板W2に対して、液体ジアルキルエーテルGを吐出するジアルキルエーテル供給管571aと、ジアルキルエーテル供給管571aに液体ジアルキルエーテルGを供給するジアルキルエーテル供給源572aとを備える。ジアルキルエーテル供給源572aが有するタンクには、液体ジアルキルエーテルGが貯留されており、ジアルキルエーテル供給管571aには、ジアルキルエーテル供給源572aから、バルブ等の流量調整器573aを通じて、液体ジアルキルエーテルGが供給される。
第2のジアルキルエーテル供給部57bは、基板保持部531がチャンバ510の内部位置に位置するときに、基板保持部531に保持された基板W2に対して、液体ジアルキルエーテルGを吐出するジアルキルエーテル供給管571bと、ジアルキルエーテル供給管571bに液体ジアルキルエーテルGを供給するジアルキルエーテル供給源572bとを備える。ジアルキルエーテル供給源572bが有するタンクには、液体ジアルキルエーテルGが貯留されており、ジアルキルエーテル供給管571bには、ジアルキルエーテル供給源572bから、バルブ等の流量調整器573bを通じて、液体ジアルキルエーテルGが供給される。
本実施形態において、第2のジアルキルエーテル供給部57bは、基板保持部531がチャンバ510の内部位置に位置するときに、基板保持部531に保持された基板W2に対して、直接、液体ジアルキルエーテルGを吐出するが、第2のジアルキルエーテル供給部57bによる液体ジアルキルエーテルGの供給形態は、本実施形態に限定されない。例えば、第2のジアルキルエーテル供給部57bは、基板保持部531がチャンバ510の内部位置に位置するときに、基板保持部531に保持された基板W2に対して、直接、液体ジアルキルエーテルGを吐出するのではなく、チャンバ510の底部に対して、又は、基板W2を支持する基板保持部531の底部に対して、液体ジアルキルエーテルGを吐出してもよい。また、本実施形態において、第2のジアルキルエーテル供給部57bが供給するジアルキルエーテルGは液体であるが、第2のジアルキルエーテル供給部57bから供給されるジアルキルエーテルGの形態は、本実施形態に限定されない。例えば、第2のジアルキルエーテル供給部57bから供給されるジアルキルエーテルGは、超臨界流体又は亜臨界流体の形態であってもよい。
又はRで表されるアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等の炭素数1〜8の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基等が挙げられる。R又はRで表されるアルキル基の炭素数は、特に限定されないが、好ましくは1〜5、さらに好ましくは1〜4である。
液体ジアルキルエーテルGは、常温常圧で液体である。液体ジアルキルエーテルGは、第1の乾燥防止液L3及び第2の乾燥防止液L4と混和可能であり、沸点が50℃以上であり、臨界温度が250℃以下であり、かつ、臨界圧力が10MPa以下であることが好ましい。これらの条件を満たすジアルキルエーテルとしては、例えば、メチルtert−ブチルエーテル(MTBE)、ジイソプロピルエーテル(DIPE)等が挙げられる。MTBEは、IPA及びPGMEAと混和可能であり、沸点が55℃であり、臨界温度が224℃であり、かつ、臨界圧力が3.4MPaである。DIPEは、IPA及びPGMEAと混和可能であり、沸点が69℃であり、臨界温度が227℃であり、かつ、臨界圧力が2.9MPaである。MTBEは、地球温暖化係数が小さく、PFCのように排気、排液の回収が不要である点で好ましい。
乾燥処理部5は、チャンバ510内の流体を排出するための排出部54を備える。排出部54は、チャンバ510内の流体を排出するための排出ライン541と、排出ライン541に介設されたバルブ等の流量調整器542とを備える。バルブ等の流量調整器542は、チャンバ510内が所定圧力に調整されるように流体の排出量を調節する。
<基板処理方法>
以下、基板処理装置1により実施される基板処理方法について説明する。基板処理装置1によって実施される基板処理方法は、基板W1を洗浄するための洗浄工程と、洗浄工程後の基板W2を乾燥するための乾燥工程とを含む。洗浄工程は洗浄処理部4により実施され、乾燥工程は乾燥処理部5により実施される。洗浄処理部4の動作及び乾燥処理部5の動作は、制御部3によって制御される。
<洗浄処理部への基板搬入工程>
まず、基板W1が洗浄処理部4へ搬入される。この際、搬送機構213は、載置部211に載置されたキャリアCから基板W1を取り出し、取り出した基板W1を受渡部214に載置する。搬送機構222は、受渡部214に載置された基板W1を取り出し、取り出した基板W1を洗浄処理部4へ搬入する。
基板処理装置1は、洗浄処理部4へ搬入された基板W1を基板保持部42により保持する。この際、基板保持部42は、基板W1の外縁部をチャック423により支持した状態で、ターンテーブル422に水平保持する。駆動部424は、基板保持部42に保持された基板W1を所定速度で回転させる。制御部3は、駆動部424の動作を制御し、基板W1の回転タイミング、回転速度等を制御する。
<洗浄工程>
次いで、基板保持部42に保持された基板W1に対して、洗浄処理部4による洗浄工程が行われる。
洗浄工程では、基板保持部42に保持された基板W1を所定速度で回転させたまま、洗浄液供給部43aのノズル431aを基板W1の中央上方に位置させ、ノズル431aから基板W1に対して洗浄液L1を供給する。この際、制御部3は、洗浄液供給部43aの動作を制御し、洗浄液L1の供給タイミング、供給時間、供給量等を制御する。基板W1に供給された洗浄液L1は、基板W1の回転に伴う遠心力によって基板W1の表面に広がる。これにより、基板W1から、基板W1に付着する付着物が除去される。
<リンス工程>
洗浄工程後、基板保持部42に保持された基板W1に対して、洗浄処理部4によるリンス工程が行われる。
リンス工程では、基板保持部42に保持された基板W1を所定速度で回転させたまま、リンス液供給部43bのノズル431bを基板W1の中央上方に位置させ、ノズル431bから基板W1に対してリンス液L2を供給する。この際、制御部3は、リンス液供給部43bの動作を制御し、リンス液L2の供給タイミング、供給時間、供給量等を制御する。基板W1に供給されたリンス液L2は、基板W1の回転に伴う遠心力によって基板W1の表面に広がる。これにより、基板W1上に残存する洗浄液L1が洗い流される。
<第1の乾燥防止液供給工程>
リンス工程後、基板保持部42に保持された基板W1に対して、洗浄処理部4による第1の乾燥防止液供給工程が行われる。
第1の乾燥防止液供給工程では、基板保持部42に保持された基板W1を所定速度で回転させたまま、あるいは、基板保持部42に保持された基板W1を停止した状態に維持しながら、第1の乾燥防止液供給部43cのノズル431cを基板W1の中央上方に位置させ、ノズル431cから基板W1に対して第1の乾燥防止液L3を供給する。この際、制御部3は、第1の乾燥防止液供給部43cの動作を制御し、第1の乾燥防止液L3の供給タイミング、供給時間、供給量等を制御する。第1の乾燥防止液供給工程では、基板W1上に残存するリンス液L2が、第1の乾燥防止液L3で置換される。基板W1の表面に液盛りされた第1の乾燥防止液L3は、洗浄処理部4から乾燥処理部5への基板搬送中及び乾燥処理部5への基板搬入中に、基板表面の乾燥に起因するパターン倒れの発生を防止するための乾燥防止液として機能する。
<第2の乾燥防止液供給工程>
第1の乾燥防止液供給工程後、基板保持部42に保持された基板W1に対して、洗浄処理部4による第2の乾燥防止液供給工程が行われる。
第2の乾燥防止液供給工程では、基板保持部42に保持された基板W1を所定速度で回転させたまま、あるいは、基板保持部42に保持された基板W1を停止した状態に維持しながら、第2の乾燥防止液供給部43dのノズル431dを基板W1の中央上方に位置させ、ノズル431dから基板W1に対して第2の乾燥防止液L4を供給する。この際、制御部3は、第2の乾燥防止液供給部43dの動作を制御し、第2の乾燥防止液L4の供給タイミング、供給時間、供給量等を制御する。第2の乾燥防止液供給工程では、基板W1上の第1の乾燥防止液L3の一部が、第2の乾燥防止液L4で置換される。これにより、基板W1の表面は、第1の乾燥防止液L3及び第2の乾燥防止液L4の混合液で液盛りされた状態となる。
基板W1の表面上の第2の乾燥防止液L4は、洗浄処理部4から乾燥処理部5への基板搬送中及び乾燥処理部5への基板搬入中に、基板表面の乾燥に起因するパターン倒れの発生を防止するための乾燥防止液として機能する。本実施形態では、基板表面に液盛りされた第1の乾燥防止液L3の一部を第2の乾燥防止液L4で置換するが、第1の乾燥防止液L3は単独でも乾燥防止液として機能することができるので、基板表面に液盛りされた第1の乾燥防止液L3の一部を第2の乾燥防止液L4で置換しなくてもよい。第1の乾燥防止液L3としてIPAが使用される場合、第2の乾燥防止液L4としてPGMEAを使用し、基板表面に液盛りされたIPAの一部をPGMEAで置換することが好ましい。これにより、IPA単独の場合よりも、基板表面の乾燥が抑制され、乾燥防止液としての機能を向上させることができる。また、PGMEAは、IPAと異なり、OH基を有さないので、W等の金属との間でルイス酸、錯体等を形成せず、Wウィスカー等のダメージを発生しない。これらの点から、基板表面に液盛りされたIPAの一部をPGMEAで置換することが好ましい。
<乾燥処理部への基板搬入工程>
洗浄処理部4による基板処理終了後の基板W2は、その表面に液盛りされた乾燥防止液(例えば、第1の乾燥防止液L3及び第2の乾燥防止液L4の混合液)により湿潤状態となっており、この湿潤状態を維持したまま、洗浄処理部4から搬出され、乾燥処理部5へ搬入される。この際、搬送機構222は、洗浄処理部4から基板W2を取り出し、取り出した基板W2を乾燥処理部5へ搬入する。搬送機構222は、冷却機構、蓋機構等により、搬送中の基板W2から、基板W2の表面に液盛りされた乾燥防止液(例えば、第1の乾燥防止液L3及び第2の乾燥防止液L4の混合液)が蒸発(気化)することを防止することが好ましい。
乾燥処理部5へ搬入された基板W2は、チャンバ510の外部位置で待機する基板保持部531に保持される。この際、給電部521はオフであり、チャンバ510の内部空間511は、ジアルキルエーテルGの臨界温度以下の温度及び大気圧の状態である。チャンバ510の内部空間511にNガス等の不活性ガスをパージして、チャンバ510内を低酸素雰囲気としておき、加熱部52によりチャンバ510内の加熱を開始した後、可燃性の気体(例えば、IPA、MTBE等)が高温雰囲気下で比較的高い濃度の酸素と接触しないようにすることが好ましい。
<ジアルキルエーテル供給工程>
基板W2を保持する基板保持部531がチャンバ510の外部位置に位置するときに、第1のジアルキルエーテル供給部57aは、基板保持部531に保持された基板W2に対して液体ジアルキルエーテルGを供給する。第1のジアルキルエーテル供給部57aは、例えば、基板保持部531に保持された基板W2が液体ジアルキルエーテルGに浸漬された状態となるまで、又は、基板保持部531に保持された基板W2の表面に液体ジアルキルエーテルGが液盛りされた状態となるまで、液体ジアルキルエーテルGを供給する。
<乾燥工程>
基板W2に対してジアルキルエーテルGが供給された後、チャンバ510の開口部512を通じて、基板保持部531をチャンバ510の外部位置から、チャンバ510の内部位置に移動させ、基板W2を基板保持部531に保持された状態のままチャンバ510内に収容する。基板保持部531がチャンバ510の内部位置に移動すると、蓋部材532により開口部512が封止されチャンバ510内が密閉される。
基板W2を保持する基板保持部531がチャンバ510の内部位置に位置するときに、第2のジアルキルエーテル供給部57bは、必要に応じて(例えば、第1のジアルキルエーテル供給部57aから供給されたジアルキルエーテルGの揮発減少分を補うために)、基板保持部531に保持された基板W2に対して液体ジアルキルエーテルGを供給してもよい。
基板W2を保持する基板保持部531をチャンバ510内に収容した後(第2のジアルキルエーテル供給部57bにより、基板保持部531に保持された基板W2に対して液体ジアルキルエーテルGを供給する場合には、当該供給の後)、加熱部52によりチャンバ510内を加熱する。具体的には、給電部521から加熱部52への電力供給を開始し、加熱部52によりチャンバ510内を加熱する。このとき、チャンバ510内はジアルキルエーテルGの蒸気圧により加圧されているので、基板W2上のジアルキルエーテルGは液体の状態を維持したまま、蒸気圧曲線に沿って加熱される。また、ジアルキルエーテルGの一部は蒸発してチャンバ510内の圧力が上昇する。
チャンバ510の温度−圧力状態がジアルキルエーテルGの臨界点(臨界温度Tc及び臨界圧力Pc)の近傍になると、ジアルキルエーテルGは亜臨界流体に変化する。チャンバ510の温度−圧力状態がジアルキルエーテルGの臨界点(臨界温度Tc及び臨界圧力Pc)を超えると、ジアルキルエーテルGは超臨界流体に変化する。なお、実際には、チャンバ510内の雰囲気は、第1の乾燥防止液L3、第2の乾燥防止液L4、基板搬入時に外部から流入した空気等の流体が混合された状態にあるが、ジアルキルエーテルGが超臨界状態又は亜臨界状態にあるとき、これらは溶解されて、パターン内部に液面は存在していない。したがって、ジアルキルエーテルGを超臨界状態又は亜臨界状態とすれば、パターン倒れを発生させずに、基板W2から、その表面の液体を除去することができる。
こうして、チャンバ510内のジアルキルエーテルGが超臨界流体又は亜臨界流体に変化するのに十分な時間が経過した後、排出ライン541のバルブ等の流量調整器542を開いてチャンバ510内の流体を排出する。チャンバ510内の圧力がジアルキルエーテルGの臨界圧力以下となると、ジアルキルエーテルGは超臨界流体又は亜臨界流体から気体に相変化する。このとき、チャンバ510の温度を、ジアルキルエーテルGの沸点以上の温度(例えば250℃)に調整することにより、ジアルキルエーテルGの再液化を防止しながら、チャンバ510内の流体を、超臨界流体、亜臨界流体又は気体の状態で、チャンバ510から排出することができる。この結果、大気圧まで降圧されたチャンバ510内において、その表面から液体が除去されて乾燥した基板W3を得ることができる。
本実施形態では、超臨界流体又は亜臨界流体の供給源となる液体としてジアルキルエーテルGを使用する。ジアルキルエーテルGは、OH基を有さないので、W等の金属との間でルイス酸、錯体等を形成せず、Wウィスカー等のダメージを発生しない。また、ジアルキルエーテルGは、フッ素を含有しないので、液体を超臨界流体又は亜臨界流体に変化させるために使用される高温高圧条件下でフッ素を生じるおそれがなく、フッ素によるダメージを発生しない。
<乾燥処理部からの基板搬出工程>
乾燥工程後、基板W3を乾燥処理部5から搬出する。この際、搬送機構222は、乾燥処理部5から基板W3を取り出し、取り出した基板W3を受渡部214に載置し、搬送機構213は、受渡部214に載置された基板W3を取り出し、載置部211のキャリアCへ収容する。
〔参考例1〕
凸部及び凹部から構成された凹凸パターンが表面に形成されたシリコンウェハを、脱イオン水(DIW)及びイソプロピルアルコール(IPA)に順次浸漬した後、取り出した。取り出したシリコンウェハを、試験管中のIPA約2.5mLに浸漬した後、試験管にパーフルオロカーボン(住友スリーエム株式会社製フロリナート(登録商標)FC−72)約23mLを添加した。FC−72の添加後、試験管をチャンバに投入し、チャンバ内で超臨界処理を行った。超臨界処理は、チャンバ内の温度及び圧力をそれぞれ230℃及び2.8MPaに20分間保持することにより行った。なお、230℃は、FC−72の臨界温度(175℃)以上の温度であり、2.8MPaは、FC−72の臨界圧力(1.9MPa)以上の圧力である。超臨界処理後、チャンバ内を減圧し、試験管からシリコンウェハを取り出した。
超臨界処理後、走査型電子顕微鏡(SEM)により、シリコンウェハ表面の凹凸パターンの状態を観察し、凹凸パターンの倒壊が観察されない条件出しを行った。その結果得られた条件は以下の通りである。
・チャンバ全体がFC−72の臨界温度(FC−72以外の液体が使用される場合には、その液体の臨界温度)に到達すること。
・チャンバ内の液体全体が臨界流体又は気体に変化すること。
・超臨界処理後、チャンバ内を低速(2MPa/分以下)で減圧すること。
以下の実施例及び比較例は、参考例1で得られた条件に従って行った。
〔実施例1〕
凸部及び凹部から構成された凹凸パターンが表面に形成されたシリコンウェハを、脱イオン水(DIW)及びイソプロピルアルコール(IPA)に順次浸漬した後、取り出した。取り出したシリコンウェハを、試験管中のIPA約2.5mLに浸漬した後、試験管にジイソプロピルエーテル(DIPE)約23mLを添加した。DIPEの添加後、試験管をチャンバに投入し、チャンバ内で超臨界処理を行った。超臨界処理は、チャンバ内の温度及び圧力をそれぞれ224℃及び2.8MPaに20分間保持することにより行った。なお、224℃は、DIPEの臨界温度(227℃)付近の温度であり、2.8MPaは、DIPEの臨界圧力(2.9MPa)付近の圧力である。超臨界処理後、チャンバ内を減圧し、試験管からシリコンウェハを取り出した。
超臨界処理後のシリコンウェハには、多量の粘性物質が付着していた。このため、走査型電子顕微鏡(SEM)によるシリコンウェハ表面の凹凸パターンの観察は行わなかった。
DIPEは大気中で自動酸化により有機パーオキサイドという自己分解爆発性の成分を生成するため、DIPEには通常ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)等の抗酸化剤が添加されている。BHTの沸点(265℃)は、DIPEの臨界温度(227℃)よりも高いため、超臨界処理中に蒸発せず、濃縮されて、粘性物質が残留物として生じたものと考えられる。
〔実施例2〕
DIPEの代わりにメチルtert−ブチルエーテル(MTBE)を使用した点、及び、チャンバ内の温度及び圧力をそれぞれ260℃及び5.8MPaに20分間保持することにより超臨界処理を行った点を除き、実施例1と同様の操作を行った。なお、260℃は、MTBEの臨界温度(224℃)以上の温度であり、5.8MPaは、MTBEの臨界圧力(3.4MPa)以上の圧力である。
超臨界処理後、走査型電子顕微鏡(SEM)により、シリコンウェハ表面の凹凸パターンの状態を観察した。その結果、シリコンウェハの端部において凹凸パターンの倒壊が若干観察されたが、それ以外の部分において凹凸パターンの倒壊は観察されなかった。
また、DIPEで観察された粘性物質の付着は観察されなかった。MTBEは、DIPEと異なり大気中でほとんど自動酸化されないため、BHT等の抗酸化剤を添加する必要がない。したがって、MTBEは、99.8%純度(高速液体クロマトグラフィーグレード)で入手可能であり、このように高純度のMTBEを使用することにより、粘性物質の付着を防止することができる。
また、MTBEにはフッ素が含まれておらず、超臨界処理によりフッ素が生じるおそれがないため、フッ素によるパターンダメージは観察されなかった。
〔比較例1〕
DIPEの代わりに市販のハイドロフルオロオレフィン(以下「ハイドロフルオロオレフィンA」という)を使用した点、及び、チャンバ内の温度及び圧力をそれぞれ266℃及び2.7MPaに20分間保持することにより超臨界処理を行った点を除き、実施例1と同様の操作を行った。なお、266℃は、ハイドロフルオロオレフィンAの臨界温度(240℃)以上の温度であり、2.7MPaは、ハイドロフルオロオレフィンの臨界圧力(1.8MPa)以上の圧力である。
超臨界処理後、走査型電子顕微鏡(SEM)により、シリコンウェハ表面の凹凸パターンの状態を観察した。その結果、凹凸パターンの先細りが観察された。超臨界処理前後でのSiピラー径の差から、Si表面の酸化膜がフッ素によりエッチングされたためと考えられる。このフッ素は、ハイドロフルオロオレフィンA中に含まれる低分子量のエーテル成分が加水分解して生じたものと考えられ、生じたフッ素は極微量であるが、超臨界処理における高温高圧条件下で、化学反応が促進されたため目視で判別可能なレベルでパターンダメージが生じたものと考えられる。
1 基板処理装置
2 基板処理部
3 制御部
4 洗浄処理部
5 乾燥処理部
510 チャンバ
52 加熱部
54 排出部
57a 第1のジアルキルエーテル供給部
57b 第2のジアルキルエーテル供給部

Claims (9)

  1. 基板を乾燥するための乾燥処理を行う乾燥処理部と、前記乾燥処理部の動作を制御する制御部とを備えた基板処理装置であって、
    前記乾燥処理部は、
    前記基板を収容するチャンバと、
    前記基板に対して、R−O−R[式中、R及びRは、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルを供給するジアルキルエーテル供給部と、
    前記チャンバ内を加熱する加熱部と、
    前記チャンバ内の流体を前記チャンバから排出する排出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記基板が前記チャンバ内に収容される前又は収容された後に、前記基板に対して前記ジアルキルエーテル供給部により前記液体ジアルキルエーテルが供給され、次いで、前記基板が前記チャンバ内に収容された状態で前記チャンバ内が前記加熱部により加熱されることにより、前記基板に対して供給された前記液体ジアルキルエーテルが超臨界流体又は亜臨界流体に変化し、次いで、前記超臨界流体又は前記亜臨界流体が前記チャンバから前記排出部により排出されるように、前記ジアルキルエーテル供給部、前記加熱部及び前記排出部を制御し、
    前記液体ジアルキルエーテルが、メチルtert−ブチルエーテルである、前記基板処理装置。
  2. 基板を乾燥するための乾燥処理を行う乾燥処理部と、前記乾燥処理部の動作を制御する制御部とを備えた基板処理装置であって、
    前記乾燥処理部は、
    前記基板を収容するチャンバと、
    前記基板に対して、R −O−R [式中、R 及びR は、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルを供給するジアルキルエーテル供給部と、
    前記チャンバ内を加熱する加熱部と、
    前記チャンバ内の流体を前記チャンバから排出する排出部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記基板が前記チャンバ内に収容される前又は収容された後に、前記基板に対して前記ジアルキルエーテル供給部により前記液体ジアルキルエーテルが供給され、次いで、前記基板が前記チャンバ内に収容された状態で前記チャンバ内が前記加熱部により加熱されることにより、前記基板に対して供給された前記液体ジアルキルエーテルが超臨界流体又は亜臨界流体に変化し、次いで、前記超臨界流体又は前記亜臨界流体が前記チャンバから前記排出部により排出されるように、前記ジアルキルエーテル供給部、前記加熱部及び前記排出部を制御し、
    前記液体ジアルキルエーテルが供給される前の前記基板の表面に、前記基板の乾燥を防止するための乾燥防止液が液盛りされており、
    前記乾燥防止液がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを含有する、前記基板処理装置。
  3. 前記乾燥防止液がイソプロピルアルコールを含有する、請求項に記載の基板処理装置。
  4. 前記乾燥処理部は、前記基板を保持した状態で前記チャンバの外部位置と前記チャンバの内部位置との間を移動する基板保持部をさらに備え、
    前記ジアルキルエーテル供給部は、前記基板保持部が前記外部位置又は前記内部位置に位置するときに、前記基板保持部に保持された前記基板に対して、前記液体ジアルキルエーテルを供給する、請求項1〜のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 基板をチャンバ内で乾燥するための基板処理方法であって、
    (a)前記基板を前記チャンバ内に収容する前又は収容した後に、前記基板に対して、R−O−R[式中、R及びRは、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルを供給する工程、
    (b)前記基板が前記チャンバ内に収容された状態で前記チャンバ内を加熱し、前記基板に対して供給された前記液体ジアルキルエーテルを超臨界流体又は亜臨界流体に変化させる工程、
    (c)前記超臨界流体又は前記亜臨界流体を前記チャンバから排出する工程
    を含み、
    前記液体ジアルキルエーテルが、メチルtert−ブチルエーテルである、前記基板処理方法。
  6. 基板をチャンバ内で乾燥するための基板処理方法であって、
    (a)前記基板を前記チャンバ内に収容する前又は収容した後に、前記基板に対して、R −O−R [式中、R 及びR は、同一の又は異なるアルキル基を表す。]で表される液体ジアルキルエーテルを供給する工程、
    (b)前記基板が前記チャンバ内に収容された状態で前記チャンバ内を加熱し、前記基板に対して供給された前記液体ジアルキルエーテルを超臨界流体又は亜臨界流体に変化させる工程、
    (c)前記超臨界流体又は前記亜臨界流体を前記チャンバから排出する工程
    を含み、
    前記液体ジアルキルエーテルが供給される前の前記基板の表面に、乾燥防止液が液盛りされており、
    前記乾燥防止液がプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを含有する、前記基板処理方法。
  7. 前記乾燥防止液がイソプロピルアルコールを含有する、請求項に記載の基板処理方法。
  8. 前記工程(a)において、前記チャンバの外部位置と前記チャンバの内部位置との間を移動する基板保持部に前記基板を保持し、前記基板保持部が前記外部位置又は前記内部位置に位置するときに、前記基板保持部に保持された前記基板に対して、前記液体ジアルキルエーテルを供給する、請求項のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  9. 基板処理装置の動作を制御するためのコンピュータにより実行されたときに、前記コンピュータが前記基板処理装置を制御して請求項のいずれか一項に記載の基板処理方法を実行させるプログラムが記録された記憶媒体。
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