JP6531697B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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本発明は車両制御装置に関する。
従来、白線を検出し、検出した白線に基づき車線を認識する車線認識部と、認識した車線を参照して車両制御を行う車両制御部と、を備える車両制御装置が知られている。そのような車両制御装置は特許文献1に記載されている。
特開平10−308000号公報
上記の車両制御装置を用いて、車線変更を行うことが考えられる。例えば、車線認識部が、自車線の位置を表す自車線情報、及び車線変更先である隣接車線の位置を表す隣接車線情報を取得し、それらの情報を用いて、車両制御部が車線変更の制御を行うことが考えられる。
車線変更の完了後、車線認識部は、車線変更先の車線を自車線として認識し、車線変更元の車線を隣接車線として認識する。すなわち、車線変更の完了後、車線認識部は、自車線情報及び隣接車線情報の内容を切り替える。
また、車両制御部も、車線変更の完了後、参照する車線情報を切り替える。例えば、車線変更中は、車線変更先である隣接車線の隣接車線情報を参照し、車線変更の完了後は、自車線情報を参照する。
何らかの理由により、自車線情報及び隣接車線情報の内容を車線認識部が切り替えるタイミングと、参照する情報を車両制御部が切り替えるタイミングとがずれると、車両制御部が誤った情報を参照し、結果として、誤った制御を行ってしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、車両制御部が誤った情報を参照してしまうことを抑制できる車両制御装置を提供することを目的としている。
本開示の車両制御装置は、車線認識部と、車両制御部とを備える。車線認識部は、自車両進行方向の画像を取得する画像取得ユニットと、画像において白線を認識する白線認識ユニットと、白線により区画される自車線及び隣接車線を認識する車線認識ユニットと、自車線の位置を表す自車線情報、及び隣接車線の位置を表す隣接車線情報を出力する車線出力ユニットとを備える。
車線認識部は、さらに、第1の車線から、第1の車線に隣接する第2の車線への自車両の車線変更の完了を検出する完了検出ユニットと、車線変更の完了を検出した後、車線出力ユニットが出力する自車線情報及び隣接車線情報の内容を、第2の車線の位置を表す情報に変更する出力変更ユニットと、出力変更ユニットにより内容を変更された自車線情報及び隣接車線情報を出力した後、車線出力ユニットが出力する自車線情報の内容を、第2の車線の位置を表す情報に切り替えるとともに、車線変更元の車線についての隣接車線情報の内容を、第1の車線の位置を表す情報に切り替える出力切替ユニットとを備える。
車両制御部は、車線出力ユニットが出力する自車線情報及び隣接車線情報を受信する車線受信ユニットと、自車両が同一車線内を走行している場合は、自車線情報を用いて自車両の制御を行うとともに、自車両が車線変更中である場合は、車線変更先の車線の位置を表す隣接車線情報を用いて自車両の制御を行う車両制御ユニットとを備える。
上記の車両制御ユニットは、出力切替ユニットが自車線情報及び隣接車線情報の内容を切り替えた後に、自車両の制御に用いる情報を、隣接車線情報から、自車線情報に切り替えるように構成される。
本開示の車両制御装置は以下の効果を奏する。車両制御部が、自車両の制御に用いる情報を、隣接車線情報から自車線情報に切り替えたとき、仮に、出力切替ユニットにより内容を切り替えた後の自車線情報を取得できなくても、出力変更ユニットにより内容を変更した自車線情報を取得できる。
出力切替ユニットにより内容を切り替えた後の自車線情報と、出力変更ユニットにより内容を変更した自車線情報とは同じ内容である。よって、車両制御部は、正しい内容の自車線情報を取得し、正しい制御を行うことができる。
車両制御装置1の構成を表すブロック図である。 車線認識部3の機能的構成を表すブロック図である。 車両制御部5の機能的構成を表すブロック図である。 車線認識部3が実行する車線認識処理を表すフローチャートである。 車両制御部5が実行する車両制御処理を表すフローチャートである。 車線変更を行う自車両55における状態の変化を表す説明図である。 車線認識部3及び車両制御部5が実行する処理の流れを表す説明図である。 比較例の車線認識部R3及び車両制御部R5が実行する処理の流れを表す説明図である。
本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.車両制御装置1の構成
車両制御装置1の構成を図1〜図3に基づき説明する。車両制御装置1は車両に搭載される車載装置である。車両制御装置1を搭載する車両を以下では自車両とする。車両制御装置1は、周知の自律走行を行う機能を有する。自律走行を行う機能とは、例えば、走行車線の維持又は変更を車両制御装置1が制御する機能である。車両制御装置1は、車線認識部3と、車両制御部5と、を備える。
車線認識部3は、は、CPU7と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ9とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。車線認識部3の各種機能は、CPU7が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ9が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、車線認識部3を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
車線認識部3は、CPU7がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図2に示すように、画像取得ユニット11と、白線認識ユニット13と、車線認識ユニット15と、車線出力ユニット17と、状態判断ユニット19と、出力変更ユニット21と、出力切替ユニット23と、切替情報出力ユニット25と、フラグ設定ユニット26と、を備える。なお、状態判断ユニット19は、完了検出ユニットに対応する。車線認識部3を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現してもよい。
車両制御部5は、CPU27と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ29とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。車両制御部5の各種機能は、CPU27が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ29が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、車両制御部5を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
車両制御部5は、CPU27がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図3に示すように、車線受信ユニット31と、車両制御ユニット33と、状態判断ユニット35と、フラグ設定ユニット36と、指令値出力ユニット38と、を備える。なお、状態判断ユニット35は、完了判断ユニットに対応する。車両制御部5を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現してもよい。
自車両は、車両制御装置1に加えて、カメラ37と、レーザレーダ39と、記憶装置41と、アクチュエータ43と、を備える。カメラ37は、自車両進行方向を撮影し、画像を作成する。この画像は、自車両進行方向の画像に対応する。レーザレーダ39は、自車両進行方向にレーザ光を照射し、そのレーザ光が物標で反射して成る反射波を受信する。レーザレーダ39の検出結果は、画素ごとに、反射波の強度を記録したものである。レーザレーダ39の検出結果は、自車両進行方向の画像に対応する。
記憶装置41は、地図情報を記憶している。アクチュエータ43は、車両制御装置1から送信される、後述する指令値に従い、自車両の操舵、制動、加減速等の処理を実行する。
車線認識部3と車両制御部5とは、車載ネットワーク45により接続されている。また、カメラ37、レーザレーダ39、及び記憶装置41と、車線認識部3とは、車載ネットワーク47により接続されている。また、車両制御部5とアクチュエータ43とは、車載ネットワーク49により接続されている。また、車線認識部3及び車両制御部5は、車載ネットワーク51から、様々な車両情報を取得することができる。
2.車線認識部3が実行する処理
車線認識部3が一定の周期Pごとに繰り返し実行する車線認識処理を図4、図6、図7に基づき説明する。
図4のステップ1では、画像取得ユニット11が、カメラ37を用いて、自車両進行方向の画像を取得する。
ステップ2では、白線認識ユニット13が、前記ステップ1で取得した画像において白線を周知の方法で認識する。白線を認識する処理の概略は以下のとおりである。まず、画像において輝度変化が大きい点をエッジ点として抽出する。次に、ハフ変換処理により、エッジ点を通る白線候補を算出する。次に、白線候補のうち、尤度が高いものを白線として認識する。
ステップ3では、車線認識ユニット15が、前記ステップ2で認識した白線により区画される車線を認識する。図6に示すように、車線L1、L2、L3、L4は、それぞれ、その両側の白線53で挟まれた領域である。本ステップ3では、車線のうち、現時点で自車両が走行中の車線(以下では自車線とする)と、自車線に隣接し、自車線の右側にある車線(以下では、右隣接車線とする)と、自車線に隣接し、自車線の左側にある車線(以下では、左隣接車線とする)と、を区別して認識する。図6において時刻tの時点での自車両55にとっては、車線L2が自車線であり、車線L3が右隣接車線であり、車線L1が左隣接車線である。
ステップ4では、状態判断ユニット19が、現時点で自車両が自律走行中であるか否かを判断する。自律走行中とは、少なくとも、走行車線の維持又は変更を車両制御装置1が制御している状態を意味する。自律走行中である場合はステップ5に進み、自律走行中ではない場合はステップ21に進む。
ステップ5では、前記ステップ3において、自車線、右隣接車線、及び左隣接車線を認識できたか否かを、車線認識ユニット15が判断する。自車線、右隣接車線、及び左隣接車線を認識できた場合はステップ6に進み、それ以外の場合は本処理を終了する。
ステップ6では、車線変更フラグがオンであるか否かを状態判断ユニット19が判断する。車線変更フラグは、車両制御部5が、後述するステップ41でオンにし、後述するステップ36でオフにするフラグである。車線変更フラグがオンである場合はステップ7に進み、車線変更フラグがオフである場合はステップ12に進む。なお、車線変更フラグがオフであることは、車線変更の完了を検出することに対応する。
ステップ7では、白線跨ぎフラグがオフであるか否かを状態判断ユニット19が判断する。白線跨ぎフラグは、後述するステップ9でオンにされ、後述するステップ20でオフにされるフラグである。白線跨ぎフラグがオフである場合はステップ8に進み、白線跨ぎフラグがオンである場合はステップ10に進む。
ステップ8では、現時点で自車両が白線を跨いでいるか否かを、状態判断ユニット19が判断する。白線を跨ぐとは、自車両における右側の車輪がある白線の右側にあり、自車両における左側の車輪がその白線の左側にあることを意味する。状態判断ユニット19は、前記ステップ1で取得した画像における白線の位置に基づき、自車両が白線を跨いでいるか否かを判断する。現時点で自車両が白線を跨いでいる場合はステップ9に進み、現時点で自車両が白線を跨いでいない場合はステップ11に進む。
ステップ9では、フラグ設定ユニット26が、白線跨ぎフラグをオンにする。
ステップ10では、車線出力ユニット17が、第2の出力を行う。第2の出力は、自車線の位置を表す自車線情報、右隣接車線の位置を表す右隣接車線情報、及び左隣接車線の位置を表す左隣接車線情報を出力する処理である。車線の位置とは、道路の幅方向における位置を意味する。
第2の出力を行うとき、車線変更フラグはオンであり、白線跨ぎフラグはオンであるから、自車両55の状態は、図6における時刻tでの自車両55のように、既に車線変更を開始して白線53を跨ぎ、車線変更は完了していない状態である。
図6に示す例において、第2の出力における自車線情報は、車線変更前の車線L2の位置を表す情報である。また、第2の出力における右隣接車線情報は、車線変更先の車線L3の位置を表す情報である。また、第2の出力における左隣接車線情報は、車線L1の位置を表す情報である。図6に示す例において、車線L2は第1の車線に対応し、車線L3は第2の車線に対応する。
なお、車線認識部3は、このとき、その内部では車線L3を自車線と認識し、車線L4を右隣接車線と認識し、車線L2を左隣接車線と認識しているが、第2の出力の内容は上記のとおりである。
前記ステップ8で否定判断した場合はステップ11に進む。ステップ11では、車線出力ユニット17が、第1の出力を行う。第1の出力は、自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報を出力する処理である。
第1の出力を行うとき、車線変更フラグはオンであり、白線跨ぎフラグはオフであるから、自車両55の状態は、図6における時刻tでの自車両55のように、車線変更は開始しているが、未だ白線53を跨いでいない状態である。
図6に示す例において、第1の出力における自車線情報は、車線変更元の車線L2の位置を表す情報である。また、第2の出力における右隣接車線情報は、車線変更先の車線L3の位置を表す情報である。また、第2の出力における左隣接車線情報は、車線L1の位置を表す情報である。
前記ステップ6で否定判断した場合はステップ12に進む。ステップ12では、白線跨ぎフラグがオンであるか否かを状態判断ユニット19が判断する。白線跨ぎフラグがオンの場合はステップ13に進み、白線跨ぎフラグがオフの場合はステップ11に進む。なお、白線跨ぎフラグがオフの場合とは、図における時刻tでの自車両55のように、車線変更を開始していない場合である。
ステップ13では、前回の車線認識処理において、後述するステップ14の処理を実行したか否かを状態判断ユニット19が判断する。前回の車線認識処理においてステップ14の処理を実行していない場合はステップ14に進み、前回の車線認識処理においてステップ14の処理を実行した場合はステップ15に進む。
ステップ14では、車線出力ユニット17及び出力変更ユニット21が、第3の出力を行う。第3の出力は、自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報を出力する処理である。
第3の出力を行うとき、車線変更フラグはオフであり、白線跨ぎフラグはオンであるから、自車両55の状態は、図6における時刻tでの自車両55のように、車線変更は完了している状態である。図6に示す例において、車線変更ユニット21は、第3の出力における自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報の内容を、全て、車線L3の位置を表す情報とする。車線出力ユニット17は、上記の内容を有する自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報を出力する。
ステップ15では、前回の車線認識処理において、後述するステップ16の処理を実行したか否かを状態判断ユニット19が判断する。前回の車線認識処理においてステップ16の処理を実行していない場合はステップ16に進み、前回の車線認識処理においてステップ16の処理を実行した場合はステップ19に進む。
ステップ16では、出力切替ユニット23が、自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報の内容を切り替える。
本ステップ16を行うとき、自車両55の状態は、図6における時刻tでの自車両55のように、車線変更は完了しており、前回の車線認識処理において第3の出力を実行済みである状態である。
図6に示す例において、自車両55が、車線L2から車線L3に車線変更した場合、切り替え後の自車線情報は、車線L3の位置を表す情報であり、切り替え後の右隣接車線情報は、車線L4の位置を表す情報であり、切り替え後の左隣接車線情報は、車線L2の位置を表す情報である。
ステップ17では、フラグ設定ユニット26が、切替完了フラグをオンにする。また、切替情報出力ユニット25は、オンにした切替完了フラグを、車両制御部5に出力する。オンにした切替完了フラグは、切替情報に対応する。
ステップ18では、車線出力ユニット17が、第4の出力を行う。第4の出力は、自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報を出力する処理である。自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報の内容は前記ステップ16で切り替えたものである。
ステップ19では、フラグ設定ユニット26が、切替完了フラグをオフにする。また、切替情報出力ユニット25は、オフにした切替完了フラグを、車両制御部5に出力する。
ステップ20では、フラグ設定ユニット26が、白線跨ぎフラグをオフにする。
前記ステップ4で否定判断した場合はステップ21に進む。ステップ21では、手動走行用処理を実行する。手動走行用処理は、第1の出力と同様の処理である。また、その時点で白線跨ぎフラグがオンであれば、それをオフとする。
3.車両制御部5が実行する車両制御処理
車両制御部5が一定の周期Pごとに繰り返し実行する車両制御処理を図5、図6、図7に基づき説明する。周期Pは周期Pと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図5のステップ31では、車線認識部3から、第1〜第4の出力のいずれかにおいて出力された自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報を、車線受信ユニット31が受信する処理を行う。
ステップ32では、状態判断ユニット35が、現時点で自車両が自律走行中であるか否かを判断する。自律走行中である場合はステップ33に進み、自律走行中ではない場合はステップ43に進む。
ステップ33では、前記ステップ31において、自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報を受信できたか否かを、車線受信ユニット31が判断する。それらの情報を受信できた場合はステップ34に進み、受信できなかった場合は本処理を終了する。
ステップ34では、自車両が車線変更を既に開始しているか、あるいは、車線変更を開始する予定であるか否かを、状態判断ユニット35が判断する。車線変更を開始する予定であるか否かは、例えば、ウインカーの動作状態により判断することができる。また、自車両が自動走行中である場合、予め設定された、車線変更を行う条件が充足されているか否かにより、車線変更を開始する予定であるか否かを判断することができる。車線変更を行う条件としては、例えば、自車線の前方に速度が低い他車両があり、右隣接車線が空いているという条件等が挙げられる。
自車両が車線変更を既に開始しているか、あるいは、車線変更を開始する予定である場合はステップ35に進み、それ以外の場合はステップ38に進む。
ステップ35では、車線変更が既に完了しているか否かを状態判断ユニット35が判断する。状態判断ユニット35は、車線変更後の車線における中心と、自車両の中心との、車幅方向における距離が予め設定された閾値以下であれば、車線変更は既に完了していると判断し、前記距離が閾値を超えていれば、車線変更は未だ完了していないと判断する。車線変更が既に完了している場合はステップ36に進み、車線変更は未だ完了していない場合はステップ41に進む。
なお、車線変更が既に完了している場合とは、自車両が、図6における時刻t以降での自車両55のように、車線変更が完了した状態にある場合である。また、車線変更が未だ完了していない場合とは、自車両が、図6における時刻t〜tでの自車両55のように、車線変更が未だ完了していない場合である。
ステップ36では、フラグ設定ユニット36が、車線変更フラグをオフにする。また、フラグ設定ユニット36は、オフになった車線変更フラグを車線認識部3に出力する。
ステップ37では、状態判断ユニット35が、前記ステップ17又は前記ステップ19で送信された切替完了フラグを受信する。次に、状態判断ユニット35は、切替完了フラグが既にオンになったか否かを判断する。既にオンになったとは、現時点でオンであるか、あるいは、過去にオンになり、現時点ではオフであることを意味する。切替完了フラグが既にオンになった場合はステップ38に進む。一方、切替完了フラグがオフのままである場合はステップ42に進む。
なお、切替完了フラグが現時点でオンである場合とは、自車両が、図6における時刻tでの自車両55のように、車線変更が完了し、切替完了フラグがオンである場合である。また、切替完了フラグが過去にオンになり、現時点ではオフである場合とは、自車両が、図6における時刻tでの自車両55のように、車線変更が完了し、切替完了フラグが一旦オンになった後、再度オフになった場合である。
また、切替完了フラグがオフのままである場合とは、自車両が、図6における時刻tの後、且つ時刻tの前での自車両55のように、車線変更は完了し、切替完了フラグは未だオンになっていない場合である。
ステップ38では、車両制御ユニット33が自車線情報を参照する。参照とは、車両制御のために使用することを意味する。
ステップ39では、車両制御ユニット33が、前記ステップ38又は後述するステップ42で参照する情報を用いて、アクチュエータ43に出力する指令値を算出する。指令値は、自車両の制御を行うために必要な値である。自車両の制御は、車線変更中である場合は、車線変更を実行する制御であり、1つの車線を走行中である場合は、その車線を維持する制御である。
ステップ40では、指令値出力ユニット38が、前記ステップ39で算出した指令値をアクチュエータ43に出力する。
前記ステップ35で否定判断した場合はステップ41に進む。ステップ41では、フラグ設定ユニット36が、車線変更フラグをオンにする。また、フラグ設定ユニット36は、オンになった車線変更フラグを車線認識部3に出力する。
ステップ42では、車両制御ユニット33が、右隣接車線情報を参照する。右隣接車線は、車線変更先の車線である。
前記ステップ32で否定判断した場合はステップ43に進む。ステップ43では、手動走行用の処理を実行する。
図7に、第1〜第4の出力のタイミング、車線変更フラグがオンの期間、切替完了フラグがオンの期間、車両制御部5が自車線情報を参照する期間、車両制御部5が右隣接車線情報を参照する期間の例を示す。
3.車両制御装置1が奏する効果
(1A)車線認識部3は、図7に示すように、車線変更フラグがオフになった後、第3の出力を行う。第3の出力では、自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報の内容は、全て、車線変更後の車線の位置を表す情報である。
次に、車線認識部3は、第4の出力を行うとともに、切替完了フラグをオンにする。第4の出力では、自車線情報の内容は、車線変更後の車線の位置を表す情報であり、左隣接車線情報の内容は、車線変更元の車線の位置を表す情報である。
車両制御部5は、切替完了フラグがオンになった後に、自車両の制御に用いる情報を、右隣接車線情報から、自車線情報に切り替える。この自車線情報は、本来、第4の出力により出力される情報である。
何らかの理由により、車線認識部3において、第3の出力から第4の出力への変更が遅れることがある。その結果、車両制御部5は、自車両の制御に用いる情報を右隣接車線情報から自車線情報に切り替えたときに、第4の出力ではなく、第3の出力により出力された自車線情報を受信することがある。
ここで、第3の出力における自車線情報の内容と、第4の出力における自車線情報の内容とは、いずれも、車線変更後の車線の位置を表す情報であり、同一である。
そのため、上記のように、車両制御部5が、自車両の制御に用いる情報を右隣接車線情報から自車線情報に切り替えたときに、第4の出力ではなく、第3の出力により出力された自車線情報を受信した場合でも、車両制御部5は、正しい内容の自車両情報を参照することができる。
上記の効果は、以下の比較例と対比することで明白になる。図8に示す比較例において、車線認識部R3は、車線変更フラグがオンの間は、第2の出力を行う。車線変更フラグがオフになった後、車線認識部R3は、すぐに第4の出力を行うとともに、切替完了フラグをオンにする。
車両制御部R5は、切替完了フラグがオンになった後に、自車両の制御に用いる情報を、右隣接車線情報から、自車線情報に切り替える。この自車線情報は、本来、第4の出力により出力される情報である。
何らかの理由により、車線認識部R3において、第2の出力から第4の出力への変更が遅れることがある。その結果、車両制御部R5は、自車両の制御に用いる情報を右隣接車線情報から自車線情報に切り替えたときに、第4の出力ではなく、第2の出力により出力された自車線情報を受信することがある。
ここで、第2の出力における自車線情報は、車線変更元の車線の位置を表す情報であって、第4の出力における自車線情報の内容とは異なる。
そのため、上記のように、車両制御部R5が、自車両の制御に用いる情報を右隣接車線情報から自車線情報に切り替えたときに、第4の出力ではなく、第2の出力により出力された自車線情報を受信した場合、車両制御部R5は、誤った内容の自車両情報を参照し、結果として、誤った制御を行ってしまう。
(1B)車線認識部3は、カメラ37を用いて画像を取得する。そのため、容易に正確な画像を取得することができる。
(1C)車線認識部3は、第3の出力を1回行った後、第4の出力を行う。そのことにより、第3の出力を必要以上に継続することがない。
(1D)車両制御部5は車線変更の完了を判断する。車線認識部3は、車両制御部5の判断結果に基づき、車線変更の完了を検出する。そのことにより、車線認識部3は、車線変更の完了を容易且つ正確に検出することができる。
(1E)車線認識部3は、オンになった切替完了フラグを車両制御部5に出力する。車両制御部5は、オンになった切替完了フラグを受信したときに、自車両の制御に用いる情報を、右隣接車線情報から、自車線情報に切り替える。そのことにより、車両制御部5は参照する情報を適切なタイミングで切り替えることができる。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)前記ステップ1において、レーザレーダ39を用いて画像を取得してもよい。また、レーザスキャナ、ライダー等を用いて画像を取得してもよい。ライダーを用いて画像を取得した場合、前記ステップ2において以下のように白線を認識することができる。まず、画像から反射強度のピークを検出する。次に、ハフ変換処理により、反射強度のピークを通る白線候補を算出する。次に、白線候補のうち、尤度が高いものを白線として認識する。
(2)カメラ37は前方カメラであってもよいし、周辺カメラであってもよい。カメラ37が周辺カメラである場合、前記ステップ2において以下のように白線を認識することができる。まず、画像を鳥瞰図に変換する。次に、エッジ点を抽出する。次に、ハフ変換処理により、エッジ点を通る白線候補を算出する。次に、白線候補のうち、尤度が高いものを白線として認識する。
(3)車線認識部3は、右隣接車線と左隣接車線のうち、一方を認識し、他方は認識しないものであってもよい。
(4)車線認識部3は、複数回の車線認識処理において継続して第3の出力を行ってもよい。
(5)車線変更の完了を検出する方法は他の方法であってもよい。例えば、操舵角の経時変化等に基づき車線変更の完了を検出してもよい。
(6)第3の出力において、左隣接車線情報の内容は、車線変更先の車線の位置を表す情報でなくてもよい。
(7)車線認識部3が自車線情報、右隣接車線情報、及び左隣接車線情報の内容を切り替えたことを表す切替情報は、切替完了フラグ以外の情報であってもよい。
(8)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(9)上述した車両制御装置の他、当該車両制御装置を構成要素とするシステム、当該車両制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、車両制御装置方法等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…車両制御装置、3…車線認識部、5…車両制御部、11…画像取得ユニット、13…白線認識ユニット、15…車線認識ユニット、17…車線出力ユニット、19…状態判断ユニット、21…出力変更ユニット、23…出力切替ユニット、33…車両制御ユニット、35…状態判断ユニット、36…フラグ設定ユニット、53…白線、55…自車両

Claims (5)

  1. 車線認識部と、車両制御部と、を備える車両制御装置であって、
    前記車線認識部は、
    自車両進行方向の画像を取得する画像取得ユニットと、
    前記画像において白線を認識する白線認識ユニットと、
    前記白線により区画される自車線及び隣接車線を認識する車線認識ユニットと、
    前記自車線の位置を表す自車線情報、及び前記隣接車線の位置を表す隣接車線情報を出力する車線出力ユニットと、
    第1の車線から、前記第1の車線に隣接する第2の車線への自車両の車線変更の完了を検出する完了検出ユニットと、
    前記車線変更の完了を検出した後、前記車線出力ユニットが出力する前記自車線情報及び前記隣接車線情報の内容を、前記第2の車線の位置を表す情報に変更する出力変更ユニットと、
    前記出力変更ユニットにより内容を変更された前記自車線情報及び前記隣接車線情報を出力した後、前記車線出力ユニットが出力する前記自車線情報の内容を、前記第2の車線の位置を表す情報に切り替えるとともに、車線変更元の車線についての前記隣接車線情報の内容を、前記第1の車線の位置を表す情報に切り替える出力切替ユニットと、
    を備え、
    前記車両制御部は、
    前記車線出力ユニットが出力する前記自車線情報及び前記隣接車線情報を受信する車線受信ユニットと、
    自車両が同一車線内を走行している場合は、前記自車線情報を用いて自車両の制御を行うとともに、自車両が車線変更中である場合は、車線変更先の車線の位置を表す前記隣接車線情報を用いて自車両の制御を行う車両制御ユニットと、
    を備え、
    前記車両制御ユニットは、前記出力切替ユニットが前記自車線情報及び前記隣接車線情報の内容を切り替えた後に、自車両の制御に用いる情報を、前記隣接車線情報から、前記自車線情報に切り替えるように構成された車両制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両制御装置であって、
    前記画像取得ユニットは、カメラ、レーザレーダ、及びレーザスキャナのうちのいずれかを用いて前記画像を取得する車両制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両制御装置であって、
    前記出力切替ユニットは、前記出力変更ユニットにより内容を変更された前記自車線情報及び前記隣接車線情報を1回出力した後、前記車線出力ユニットが出力する前記自車線情報及び前記隣接車線情報の内容を切り替える車両制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記車両制御部は、前記車線変更の完了を判断する完了判断ユニットをさらに備え、
    前記完了検出ユニットは、前記完了判断ユニットの判断結果に基づき前記車線変更の完了を検出する車両制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両制御装置であって、
    前記車線認識部は、前記出力切替ユニットが前記自車線情報及び前記隣接車線情報の内容を切り替えたことを表す切替情報を前記車両制御部に出力する切替情報出力ユニットをさらに備え、
    前記車両制御ユニットは、前記切替情報を受信したときに、自車両の制御に用いる情報を、前記隣接車線情報から、前記自車線情報に切り替えるように構成された車両制御装置。
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