JP6530749B2 - 自己作動型簡易ベッド - Google Patents

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Description

関連出願
関連出願の相互参照
本出願は、2013年11月15日に出願された米国特許出願No.61/904、694及び2013年11月15日に出願された米国特許出願No.61/904、805の権利を主張するものである。
本開示は、一般に簡易ベッドに関し、より詳細には、油圧アクチュエータを備える自己作動型簡易ベッドに関する。
今日、様々な救急用簡易ベッドが存在する。そういった救急用簡易ベッドは、肥満症の患者を移送し、救急車へ移載するように設計されていると思われる。
例えば、米国オハイオ州ウィルミントンのファーノ・ワシントン社によるPROFlexX(登録商標)簡易ベッドは、おおよそ700ポンド(約317.5kg)の重量に安定性及び補助を提供できる手動作動型の簡易ベッドである。PROFlexX(登録商標)簡易ベッドは、車輪付きの車台に取り付けられる患者支持部を備える。車輪付き下部車台は、9つの選択可能な部分の間で推移できるX枠の構造を備える。そういった簡易ベッドの設計における1つの認識された利点は、X枠が全ての選択可能な位置において最小の屈伸及び低重心を供給することにある。そういった簡易ベッドの設計における他の認識された利点は、選択可能な位置が肥満症の患者を手動で持ち上げ移載するためのより良いてこの装置を供給できることにある。
肥満症の患者のために設計された簡易ベッドの他の実施例は、ファーノ・ワシントン社によるPOWERFlexx+動力簡易ベッドである。POWERFlexx+動力簡易ベッドは、おおよそ700ポンド(約317.5kg)の重量を持ち上げるために十分な動力を供給できるアクチュエータに動力を与えるバッテリーを含む。そういった簡易ベッドの設計における他の認識された利点は、簡易ベッドが肥満症の患者を低い位置から高い位置と持ち上げることができるということにあり、すなわちオペレータは患者を持ち上げる必要があるような状況を減らすことができる。
さらなる種類は、車輪付きの車台または運搬装置に取り外し可能なように取り付けられた患者支持ストレッチャーを有する多目的のロールイン型の緊急用簡易ベッドである。運搬装置とは別に使用するために取り外され時患者支持ストレッチャーは、含まれた車輪のセット上でおおよそ水平に往復運動できる。そういった簡易ベッドの設計における1つの認識された利点は、ステーションワゴン、バン、モジュール式救急車、飛行機、またはヘリコプターといった、スペース及び重量削減が特に重要とされる緊急用車両内にストレッチャーを独立して運び込むことができることにある。
そういった簡易ベッドの設計における他の利点は、分離したストレッチャーが、起伏のある地形及び患者を移送するための完全な簡易ベッドを使用するのが難しい場所の外へと、患者をより容易に運ぶことができるということにある。そういった簡易ベッドの実施例は、米国特許番号4037871、4921295及び国際公開番号WO01701611に
見ることができる。
前述の多目的ロールイン型救急用簡易ベッドは一般にその本来の目的に適しているが、全ての態様において十分であるとは言えない。例えば、前述の緊急用簡易ベッドは、各積載手順の一部のために簡易ベッドの重量を支持するのに少なくとも1人のオペレータが必要である積載手順に従って、救急車内に積載される。
本明細書に記述される実施形態は、改良された簡易ベッドの重量管理、改良されたバランス、及び/または簡易ベッドの任意の高さにおいてもより容易な移載を提供でき、さらに、救急車、バン、ステーションワゴン、飛行機及びヘリコプターといった様々なタイプの救助車両内に積載可能である、多用途多目的ロールイン型救急用簡易ベッドのための油圧アクチュエータに関する。
1つの実施形態では、自己作動型簡易ベッドは、支持枠、1組の脚、及び油圧アクチュエータを含む。支持枠は前端から後端へと伸びることができる。1組の脚は支持枠と移動可能なように係合できる。油圧アクチュエータは1組の脚及び支持枠と移動可能なように係合できる。油圧アクチュエータは支持枠に対して1組の脚を伸縮することができる。油圧アクチュエータ、シリンダ筐体、ロッド、及びスライド案内部材を含むことができる。シリンダ筐体は、ロッドの動作方向と位置合わせする油圧シリンダを定義できる。スライド案内部材は、シリンダ筐体とスライド式係合でき、かつロッドと固定係合できる。スライド案内部材は、ロッドがシリンダ筐体から動作方向に沿って伸縮するようにシリンダ筐体に対してスライドする方向に沿ってスライドできる。
他の実施形態では、自己作動型簡易ベッドは、脚、支持枠、及びアクチュエータを含む。脚は第一リンク位置において支持枠とスライド可能かつ回転可能なように係合できる。アクチュエータは第二リンク位置において支持枠と固定かつ回転可能なように係合できる。アクチュエータは第三リンク位置において支持枠と回転可能なように係合できる。アクチュエータは伸縮するよう構成できる。アクチュエータが伸縮する時、第一リンク位置は線形経路に沿って移動でき、第二リンク位置は曲線経路に沿って移動できる。
他の実施形態では、自己作動型簡易ベッドは、支持枠、1組の脚、及び油圧アクチュエータを含む。支持枠は前端から後端へと伸びることができる。1組の足は支持枠と移動可能なように係合できる。油圧アクチュエータは、1組の脚及び支持枠と移動可能なように係合でき、かつ支持枠に対して1組の脚を伸縮できる。油圧アクチュエータは、伸長流体経路及び収縮流体経路と流体的に連通する油圧シリンダ、油圧シリンダ内に収められたピストン、及び伸長流体経路及び収縮流体経路と流体的に連通する再生流体経路を含む。ピストンは、油圧流体が伸長流体経路に収縮流体経路よりも高い圧力で供給される時、伸長方向に動くことができる。ピストンは、油圧流体が収縮流体経路に伸長流体経路よりも高い圧力で供給される時、収縮方向に動くことができる。再生流体経路は、油圧流体が収縮流体経路から伸長流体経路へ直接流れることを選択的に許可するよう構成されてもよい。
他の実施形態では、自己作動型簡易ベッドは、支持枠、1組の前部脚、1組の後部脚、及び簡易ベッド作動システムを含む。支持枠は前端及び後端を含むことができる。1組の前部脚は支持枠とスライド自在に係合できる。1組の後部脚は支持枠とスライド自在に係合できる。簡易ベッド作動システムは、前部脚を動かす前部アクチュエータ及び後部脚を動かす後部アクチュエータを含むことができる。簡易ベッド作動システムは、支持枠が支持枠と実質的なレベルの表面の間で着座積載角度を形成するよう、着座積載位置を自動的に作動するよう構成してもよい。着座積載角度は鋭角であってもよい。
他の実施形態では、自己作動型簡易ベッドは、支持枠、1組の前部脚、1組の後部脚、及び簡易ベッド作動システムを含む。支持枠は前端及び後端を含むことができる。1組の前部脚は支持枠とスライド自在に係合できる。1組の後部脚は支持枠とスライド自在に係合できる。簡易ベッド作動システムは、前部脚を動かす前部アクチュエータ、後部脚を動かす後部アクチュエータ、及び油圧流体を前部アクチュエータと後部アクチュエータに向かわせるよう構成された集中油圧回路を含むことができる。
他の実施形態では、患者移送簡易ベッド用の脚作動システムは、ピストン及びシリンダ筐体を有するテレスコープ式油圧シリンダを含み、テレスコープ式油圧シリンダは伸長流体経路及び収縮流体経路を有する。脚作動システムはさらに、シリンダ筐体と流体的に連通し、かつテレスコープ式油圧シリンダ及びテレスコープ式油圧シリンダに連結するキャリッジに加圧油圧流体を供給する油圧加圧源、増幅レール、及び増幅レールに連結する送達組み付けを含み、送達組み付けは、シリンダ筐体に対するピストンの伸長距離に概して比例する距離でキャリッジから離れた増幅レールを平行移動するよう増幅に力を加える。
他の実施形態では、患者移送簡易ベッド用の脚作動システムは、ピストンとシリンダ筐体を有するテレスコープ式油圧シリンダ、シリンダ筐体と流体的に連通し、かつシリンダ筐体に加圧流体を供給する油圧加圧源、及びテレスコープ式油圧シリンダに連結するキャリッジを含む。キャリッジは、1組のピニオン、1組のピニオンに回転連結し、かつテレスコープ式油圧シリンダのシリンダ筐体に連結する連続力送達部材、及び連続力送達部材に連結する増幅レールを含む。増幅レールは、シリンダ筐体に対するピストンの伸長距離に概して比例する距離でキャリッジから平行移動する。
他の実施形態では、患者移送簡易ベッドは、前端と後端を備えた支持枠、支持枠に旋回連結する1組の前部脚、支持枠に旋回連結する1組の後部脚、及び脚作動システムを含み、各前部脚は少なくとも1つの前部車輪を備え、各後部脚は少なくとも1つの前部車輪を備える。脚作動システムは、ピストンとシリンダ筐体を有するテレスコープ式油圧シリンダ、シリンダ筐体と流体的に連通する油圧加圧源、及びテレスコープ式油圧シリンダに連結するキャリッジを含み、キャリッジは増幅レール及び増幅レールに連結する送達組み付けを備え、送達組み付けはシリンダ筐体に対するピストンの伸長距離に概して比例する距離でキャリッジから離れた増幅レールを平行移動するよう増幅に力を加える。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、油圧アクチュエータは、ロッドとスライド案内部材に連結する横支持プラテンを含むことができる。さらに、または代替的に、本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかは、シリンダ筐体にスライド係合し、かつ横支持プラテンに連結する第二スライド案内部材を含むことができる。ロッドは、ロッドと第二スライド案内部材の間で横支持プラテンと連結することができる。さらに、または代替的に、油圧アクチュエータの横支持プラテンは、1組の脚と移動可能なように係合できる。さらに、または代替的に、油圧アクチュエータの横支持プラテンは、支持枠と移動可能なように係合できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、スライド案内部材は、ロッドに面するロッド側とロッド側の反対側である外側を含むことができる。ロッド側は実質的に一直線であり、外側は弓形部を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、油圧アクチュエータは、第二ロッドと第二スライド案内部材を含むことができる。第二スライド案内部材は、シリンダ筐体とスライド式係合でき、かつロッドと固定係合できる。さらに、または代替的に、油圧アクチュエータは、ロッドと第二ロッドが異なる速度で伸縮することができる自己バランス方法で動作するよう構成できる。さらに、または代替的に、スライド案内部材は上部コースに沿って移動でき、第二スライド案内部材は下部コースに沿って移動する。さらに、または代替的に、上部コース及び下部コースは、オフセットであってもよい。さらに、または代替的に、上部コース及び下部コースは、実質的に平行であってもよい。さらに、または代替的に、ロッドは下部コースと実質的に一直線であり、第二ロッドは上部コースと実質的に一直線である。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかは、ヒンジ部材を含むことができる。ヒンジ部材は第四リンク位置において支持枠と回転可能なように係合できる。ヒンジ部材は第五リンク位置において脚と回転可能なように係合できる。アクチュエータが伸長または収縮する時、第五リンク位置は第二曲線経路に沿って移動できる。さらに、または代替的に、ヒンジ部材は実質的に固定された長さを維持できる。さらに、または代替的に、ヒンジ部材は第四リンク位置及び第五リンク位置において固定されかつ回転可能なように係合してもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、脚は、交差部材を含みそして第二リンクは交差部材において形成されうる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、再生流体経路は、油圧流体が収縮流体経路から伸長流体経路へ流れることを防ぐよう構成できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、再生流体経路は、ピストンが伸長方向に移動する時、油圧流体が収縮流体経路から伸長流体経路に直接流れることを選択的に許可できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかは、支持枠に連結し、かつ支持枠に対して関節接合するよう動作可能な患者支持部材を含むことができる。患者支持部材は、支持枠から離れて回転でき、かつ支持枠に対して足オフセット角度を定義できる足支持部を含むことができる。さらに、または代替的に、足オフセット角度は鋭角である最大角に制限することができる。さらに、または代替的に、着座積載角度は足オフセット角度とおおよそ等しくてもよい。さらに、または代替的に、患者支持部材は、支持枠から離れて回転でき、かつ支持枠に対して頭オフセット角度を定義できる頭支持部を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、増幅レールは、実質的にシリンダ状に形成された形であり、かつねじ部を備える。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、送達組み付けは、シリンダ筐体に対して平行移動できる平行移動支持部材、シリンダ筐体に対して静止できる静止支持部材、及び平行移動支持部材と回転可能なように係合でき、かつ静止支持部材とねじ係合する力送達部材を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、各力送達部材は、内部と外部を有する管状体であってもよい。内部は内面的ねじ部を含むことができ、外部は外面的ねじ部を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、増幅レールは、力送達部材の1つとねじ係合できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、各力送達部材の回転は同時に行われてもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、送達組み付けは、1組のピニオンと1組のピニオンに回転可能なように連結し、かつテレスコープ式油圧シリンダのシリンダ筐体に連結する力送達部材を含むことができる。さらに、または代替的に、1組のピニオン間の距離は、脚作動システムの動作中において固定距離で保持されてもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、送達組み付けは複数のピニオンを含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、増幅レールは、シリンダ筐体に対するピストンの伸長距離と概して等しい距離でシリンダ筐体から平行移動できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、キャリッジは、増幅レールがキャリッジから離れて平行移動できることによって増幅レールを支持するリニア軸受を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかは、脚作動システムに加えられた力の方向を示す力方向スイッチを含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、テレスコープ式油圧シリンダは、伸長流体経路と収縮流体経路を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、力送達部材は鎖であってもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、力送達部材はベルトであってもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、増幅レールは、シリンダ筐体に対するピストンの伸長距離と概して等しい距離でシリンダ筐体から平行移動できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、キャリッジは、増幅レールがシリンダ筐体から離れて平行移動できることによって増幅レールを支持するリニア軸受を含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、1組のピニオン間の距離は、脚作動システムの動作中において固定距離で保持されてもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、送達組み付けは、1組のピニオンと、1組のピニオンに回転可能なように連結し、かつテレスコープ式油圧シリンダのシリンダ筐体に連結する力送達部材を含むことができる。さらに、または代替的に、1組のピニオン間の距離は、脚作動システムの動作中において固定距離で保持されてもよい。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、前部アクチュエータ及び後部アクチュエータは、単一の流体容器から油圧流体を供給できる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、簡易ベッド作動システムは、前部アクチュエータ及び後部アクチュエータの両方を油圧流体でもって作動するよう構成された単一のポンプモータを含むことができる。
本明細書に記述される自己作動型簡易ベッド、患者移送簡易ベッド、または脚作動システムのいずれかに従って、簡易ベッド作動システムは、流量調節弁または前部アクチュエータと後部アクチュエータと流体的に連通する電気スイッチング弁を含むことができる。
本開示の実施形態により提供されるこれらのさらなる特徴は、図面と共に以下の詳細な記述を 考慮して、より完全に理解されるであろう。
本開示の特定の実施形態における以下の詳細な説明は、同様の構造が同様の参照番号及び以下の図を指し示す以下の図面と共に読まれる時、最も理解されるであろう。
本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って簡易ベッドを描写する斜視図である。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って簡易ベッドを描写する上面斜視図である。 図3A〜3Cは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って簡易ベッドを上昇及び/または下降する手順を描写する側面図である。 図4A〜4Eは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って簡易ベッドを積載及び/または降ろす手順を描写する側面図である。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って引き延ばされた状態の簡易ベッドを描写する斜視図である。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図5Aの簡易ベッドを描写する側面図である。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図5Aの簡易ベッドが収縮した状態を描写する斜視図である。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って脚リンク機構を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧アクチュエータの分解図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧アクチュエータの分解図を概略的に描写する。 図9A、9Bは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って引き延ばされた状態の油圧アクチュエータの前面及び後面斜視図を概略的に描写する。 図10A〜10Cは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図9A及び9Bの油圧アクチュエータが収縮した状態の後面、前面及び側面図を概略的に描写する。 図11A、11Bは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従ってスライド案内部材の斜視図概略的に描写する。 本明細書に記述される油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧アクチュエータの分解図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って引き延ばされた状態及び収縮した状態の油圧アクチュエータの正面及び後面斜視図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って引き延ばされた状態及び収縮した状態の油圧アクチュエータの正面及び後面斜視図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って引き延ばされた状態及び収縮した状態の油圧アクチュエータの正面及び後面斜視図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って引き延ばされた状態及び収縮した状態の油圧アクチュエータの正面及び後面斜視図を概略的に描写する。 図15A〜15Bは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図14A〜14Dの油圧アクチュエータにおける引き延ばされた状態及び収縮した状態の詳細な前面等角図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って送達組み付けの斜視図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図14A〜14Dの油圧アクチュエータの前面等角図を概略的に描写する 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図14A〜14Dの油圧アクチュエータの前面等角図を概略的に描写する 図19A〜19Bは本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧アクチュエータを概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って油圧回路を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図12A〜12D及び20A〜20Dの油圧回路に油圧流体を向かわせるための電気スイッチング弁を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って図12A〜12D及び20A〜20Dの油圧回路に油圧流体を向かわせるための流量調節弁を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って着座積載位置における自己作動型簡易ベッドの斜視図を概略的に描写する。 本明細書に記述される1つ以上の実施形態に従って着座積載位置における自己作動型簡易ベッドの側面図を概略的に描写する。
図面に説明される実施形態は、本来は実例であり、ここに記述される実施形態に対し制限されることを目的とはしていない。さらに、図面及び実施形態における個々の特徴は、詳細な説明を考慮して、さらに完全に明白になり理解されるものであろう。
図1を参照して、移送及び移載のための自己作動型簡易ベッド10が示される。自己作動型簡易ベッド10は、前端17と、後端19と、を備える支持枠12を備える。ここに用いられるように、前端17は、積載端、すなわち積載面に最初に積載される自己作動型簡易ベッド10の端と、同意語である。反対に、ここに用いられるように、後端19は、積載面に最後に積載される自己作動型簡易ベッド10の端である。さらに述べれば、自己作動型簡易ベッド10が患者を移載する時、患者の頭が前端17の最も近くに位置し、患者の足は後端19の最も近くに位置してもよい。よって、「先端」という用語は「前端」と同じ意味で用いられてもよく、「末端」という用語は「後端」と同じ意味で用いられてもよい。さらに、「前端」と「後端」という用語は置き換え可能であるということが述べられる。よって、明確にするために用語が全体を通して一貫して用いられる一方で、ここに記述される実施形態は、本開示の要旨を逸脱しない範囲で入れ替えを行ってもよい。一般的に、ここで用いられる「患者」という用語は、生物または以前生きていた存在、例えば、人間、動物、死体等、を指す。
図2を参照して、前端17及び/または後端19はテレスコープ式であってもよい。1つの実施形態では、前端17は引き延ばされる及び/または収縮してもよい(図2内の矢217にて概して示される)。他の実施形態では、後端19は引き延ばされる及び/または収縮してもよい(図2内の矢219にて概して示される)。よって、前端17と後端19の間の全長は、患者の身長に合わせて増加及び/または減少してもよい。
図1及び2を併せて参照して、支持枠12は、前端17と後端19の間に伸びる1組の実質的に平行な側面部材15を備えてもよい。側面部材15用に様々な構造が考えられる。1つの実施形態では、側面部材15は1組の間が空いた金属レールであってもよい。他の実施形態では、側面部材15は、アクセサリクランプ(描写せず)と係合可能なアンダーカット部115を備える。そういったアクセサリクランプは、点滴用の柱といった患者ケアアクセサリをアンダーカット部115へ取り外し可能なように連結するために利用されてもよい。アンダーカット部115は、アクセサリを自己作動型簡易ベッド10の多数の異なる位置に取り外し可能なように固定できるよう、側面部材の全長に沿って供給されてもよい。
図1を再度参照して、自己作動型簡易ベッド10はさらに、支持枠12に連結された1組の格納可能で拡張可能な前脚20と、支持枠12に連結された1組の格納可能で拡張可能な後脚40と、を備える。自己作動型簡易ベッド10は、例えば、金属構造物または複合構造物といった任意の剛性素材を含んでもよい。特に、支持枠12、前脚20、後脚40、またはそれらの組み合わせは、カーボンファイバー及び樹脂の構造物を含んでもよい。本明細書にさらに詳細が記述されるように、自己作動型簡易ベッド10は、前脚20及び/または後脚40の伸長によって多様な高さに持ち上げられてもよく、また、自己作動型簡易ベッド10は、前脚20及び/または後脚40の収縮によって多様な高さに下げられてもよい。「持ち上げる」、「下げる」、「上へ」、「下へ」、「高さ」といった用語は基準(例えば簡易ベッドを支持する面)を用いて重力に対して平行な線に沿って計られた対象物間に関係する距離を指し示すためにここでは用いられる。
特定の実施形態では、前脚20及び後脚40は、側面部材15にそれぞれ連結してもよい。図3A〜4Eに示されるように、簡易ベッドを側面から見た時、特に前脚20及び後脚40が支持枠12(例えば側面部材15(図1〜2))に連結するそれぞれの位置において、前脚20及び後脚40は互いに交わっている。図1の実施形態において示されるように、後脚40は前脚20の内部に配置されてもよく、すなわち、後脚40がそれぞれ前脚20の間に位置するように、後脚40が互いから離れているよりもさらに前脚20は互いに離れていてもよい。さらに、前脚20と後脚40は、自己作動型簡易ベッド10を動かすための前輪26と後輪46を含む。
1つの実施形態では、前輪26と後輪46は、旋回キャスター車輪または旋回ロック車輪であってもよい。自己作動型簡易ベッド10は、持ち上げられる及び/または下げられるように、前輪26と後輪46は、自己作動型簡易ベッド10の側面部材15の面と車輪26、46の面が実質的に平行であることを確かにするために一緒に動いてもよい。
図1を再度参照して、自己作動型簡易ベッド10はさらに、前脚20を動かすよう構成された前部アクチュエータ16及び後脚40を動かすよう構成された後部アクチュエータ18を備える簡易ベッド作動システム14を備える。簡易ベッド作動システム14は、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18の両方を制御するよう構成された1つのユニット(例えば集中モータ及びポンプ)を備えてもよい。例えば、簡易ベッド作動システム14は、弁、制御論理等を利用する前部アクチュエータ16、後部アクチュエータ18、または両方を駆動することのできる1つのモータを有する1つの筐体を備えてもよい。さらに、または代替的に、簡易ベッド作動システム14は、弁、制御論理等を利用する前部アクチュエータ16、後部アクチュエータ18、または両方を駆動するよう構成された1つ以上のモータ及び1つ以上のポンプと流体的に連通する単一の容器を備えることができる。あるいは、図1に描写されるように、簡易ベッド作動システムは前部アクチュエータ16と後部アクチュエータ18を個別に制御するよう構成された別々のユニットを備えてもよい。この実施形態では、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18は、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18のそれぞれを駆動するよう、個別のモータを有する別々の筐体をそれぞれ備えてもよい。
図1を参照して、前部アクチュエータ16は支持枠12に連結し、かつ前脚20を作動し、かつ自己作動型簡易ベッド10の前端17を持ち上げる及び/または下げるよう構成される。さらに、後部アクチュエータ18は支持枠12に連結し、かつ後脚40を作動し、かつ自己作動型簡易ベッド10の後端19を持ち上げる及び/または下げるよう構成される。自己作動型簡易ベッド10はいかなる適切な動力源により動力を得てもよい。例えば、自己作動型簡易ベッド10は、例えば1つの実施形態ではわずか約24V、他の実施形態では約32V、さらなる実施形態ではわずか約36Vといったように、動力源に電圧を供給できるバッテリーを備えてもよい。
前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18は、前脚20及び後脚40を同時にまたは独立して作動するよう動作可能である。図3A〜4Eに示されるように、同時及び/または独立した作動は、自己作動型簡易ベッド10を多様な高さにセット可能にする。本明細書に記述の作動は、少なくとも約350ポンド(約158.8kg)の動的力及び少なくとも約500ポンド(約226.8kg)の静的力の供給を可能にしてもよい。さらに、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18は、集中モータシステム、集中貯留システム、複数の独立したモータシステム、またはそれらの組み合わせによって動作してもよい。
1つの実施形態では、図5A、5B、及び6に概略的に描写される前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18は、自己作動型簡易ベッド10を作動するための油圧アクチュエータ120(図7A〜9C)を備えることができる。前部アクチュエータ16は、支持枠12及び前脚20のそれぞれと移動可能なように係合できる。従って、前部アクチュエータ16は、前部アクチュエータ16が伸長、収縮、または両方をするにつれての前脚20に対する相対的回転のために構成できる。特に、前部アクチュエータ16は、例えば前部交差ビーム22と回転可能なように係合する転動体軸受等を備える結合といったような1つ以上の回転結合80を備えることができる。同様に、描写はされないが、前部アクチュエータ16は支持枠12と回転可能なように係合でき、支持枠12に対する相対的回転のために構成できる。前部アクチュエータ16と類似した方法で、後部アクチュエータ18は、支持枠12及び前脚40のそれぞれと移動可能なように係合できる。従って、後部アクチュエータ18は、前部アクチュエータ16が伸長、収縮、または両方をするにつれて、支持枠12及び後脚40のそれぞれに対する相対的回転のために構成できる。
図7を参照して、支持枠12、後部アクチュエータ18、後脚40、及び後部ヒンジ部材44は、脚リンク機構82を形成するよう協同できる。さらに、または代替的に、図7には描写されないが、支持枠12、前部アクチュエータ16、前脚20、及び前部ヒンジ部材24は、脚リンク機構82と実質的に類似の脚リンク機構を形成するよう協同できる。脚リンク機構82は、後脚40及び後部アクチュエータ18の動作を抑制するリンク位置84、リンク位置86、リンク位置88、リンク位置90及びリンク位置92を備えることができる。特に、後脚40は、リンク位置84において支持枠とスライド可能かつ回転可能なように係合できる。後部アクチュエータ18は、リンク位置86において後脚40と固定されかつ回転可能なように係合できる。例えば、後部アクチュエータ18は、後部交差ビーム42と回転可能なように係合できる。さらに、後部アクチュエータ18は、支持枠12と固定されかつ回転可能なように係合できる。後部ヒンジ部材44は、リンク位置90において後脚40と固定されかつ回転可能なように係合できる。さらに、後部ヒンジ部材44は、リンク位置92において支持枠22と固定されかつ回転可能なように係合できる。本開示に記述され定義される目的のために「固定されかつ回転可能なように係合」という文は、回転可能な係合の回転軸が実質的に固定されるという意味である。
いくつかの実施形態では、後部ヒンジ部材44は、実質的に固定された長さ、すなわちリンク位置90とリンク位置92間の距離を維持できる。前述のように、後脚40は後部アクチュエータ18の伸長または収縮によって作動できる。特に、後部アクチュエータ18が伸びる、すなわちリンク位置86とリンク位置88の距離が増加するにつれて、後脚40は支持枠12から離れて伸びる。逆に、後部アクチュエータ18が収縮する、すなわちリンク位置86とリンク位置88の距離が減少するにつれて、後脚40は支持枠12に向かって収縮する。そういった伸長及び収縮の間、後部アクチュエータ18は、リンク位置86及びリンク位置88のそれぞれの周囲で自由に回転する。後部ヒンジ部材44は、リンク位置90及びリンク位置92のそれぞれの周囲で自由に回転する。後脚40は、リンク位置84、リンク位置86、及びリンク位置90のそれぞれの周囲で自由に回転する。
従って、脚リンク機構82によって抑制される時、後部アクチュエータ18は、後部アクチュエータ18がリンク位置88に対して回転するにつれてリンク位置86を曲線経路94に沿って移動させる。同時に、後部アクチュエータ18は、後部ヒンジ部材44がリンク位置92の周囲で回転するにつれてリンク位置90を曲線経路96に沿って移動させる。同時に、後部アクチュエータ18の動作と共に、後部アクチュエータ18は、後脚40がリンク位置84の周囲で回転するにつれてリンク位置84を線形経路98に沿って移動させる。従って、後脚40はリンク位置84、リンク位置86、及びリンク位置90のうち少なくとも一部を備え、後脚40は後部アクチュエータ18の収縮によって支持枠12に向かって収縮及び折り畳むことができる。
図8A〜10Cを併せて参照して、前述のように、後部アクチュエータ18及び前部アクチュエータ16はそれぞれ油圧アクチュエータ120を備えることができる。油圧アクチュエータ120は、シリンダ筐体122、1つ以上のロッド、及び1つ以上のスライド案内部材を備えることができる。シリンダ筐体122は、油圧アクチュエータ120の複数の構成要素と連結するよう構成された構造部材であってもよい。さらに、シリンダ筐体は、油圧流体を加圧下に保持するための1つ以上のシリンダを定義できる。従って、シリンダ筐体122は、正確な内部容量を有する構造へと製造できる任意の剛性素材から形成できる。特に、シリンダ筐体122内のシリンダは、例えばアルミニウム等といった金属から加工または鋳造できる。以下にさらに詳細に説明されるように、油圧アクチュエータ120は、シリンダ筐体122に対して動くよう動作可能である上部ロッド165及び下部ロッド265を備えてもよい。特に、上部ロッド165及び下部ロッド265はそれぞれ、シリンダ筐体122内で形成されるシリンダに対して伸びることができかつ収縮することができる。
油圧アクチュエータ120は、各ロッドに横支持を供給するよう構成された1つ以上のスライド案内部材を備えることができる。従って、本明細書に記述されるスライド案内部材は、剛性素材から形成できる。描写された実施形態では、油圧アクチュエータ120は、上部スライド案内部材124、上部スライド案内部材126、下部スライド案内部材128、下部スライド案内部材130を備える。いくつかの実施形態では、油圧アクチュエータ120は、油圧アクチュエータ120の原動部を汚れ及び破片の混入から防ぐために1つ以上のカバー148を備えることができる。図8A〜10Cに描写される実施形態が4つのスライド案内部材を備える一方で、本掲示の実施形態は任意の数のスライド案内部材を備えることができる。いくつかの実施形態では、上部スライド案内部材124、上部スライド案内部材126、下部スライド案内部材128、及び下部スライド案内部材130のそれぞれは、実質的に類似の形状であってもよい。
図11A及び11Bを併せて参照して、上部スライド案内部材124は分離して描写される。上部スライド案内部材124は、それぞれがスライド案内部材124のピストン端152からプラテン端154に伸びる外面156及びロッド側158を備えることができる。スライド案内部材124のロッド側158は、スライド案内部材124のピストン端152からプラテン端154間の距離に沿って実質的に真っすぐであってもよい。いくつかの実施形態では、上部スライド案内部材124の外側156は、弓形部157を備えることができる。外側156は、弓形部157にわたって徐々にカーブできる。特に、外側156とロッド側158間で測られた上部スライド案内部材124の幅は、ピストン端152から弓形部157を通って徐々に増加できる。従って、ピストン端152における上部スライド案内部材124の幅は、プラテン端154における上部スライド案内部材124の幅より小さい場合がある。
上部スライド案内部材124は、その間に形成された上部スライド案内部材124の厚みを有する内面172及び外面174を備えることができる。いくつかの実施形態では、内面172は、対向するスライド案内部材に面するための平面を供給するよう実質的に平らであってもよい。さらに、または代替的に、外面174はその内部に形成されたレリーフを有することができ、それにより上部スライド案内部材124の厚みの一部が重量削減のために取り除かれる。さらなる実施形態では、突出部材170は、追加の構成要素との結合を収容するために上部スライド案内部材124のプラテン端154内に形成できる。特に、突出部材170は、プラテン端154の肩部から伸びるほぞ状物であってもよい。スライド案内部材124、126、128、及び130が実質的に同じ配置を有するように図8A〜10Cに描写される一方で、スライド案内部材124、126、128、及び130はそれぞれ、関連するロッドへ横支持を供給するのに適した任意の形状で形成できる。
図8A〜10Cを再度参照して、油圧アクチュエータ120は、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126を備えることができる。上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126はそれぞれ、シリンダ筐体122とスライド係合できる。いくつかの実施形態では、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126は、上部ロッド165に合わせて動くよう構成できる。従って、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126は、上部ロッド165の伸長ストローク、収縮ストローク、または両方にわたって、上部ロッド165へ横支持を供給するよう構成できる。
特に、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126のロッド側158は、コース定義部材136Aに連結できる。コース定義部材136Aは、例えばレール等といったスライド動作を抑制する軸受と連携するよう構成された任意の物体であってもよい。リニア軸受138Xは、シリンダ筐体122に連結できる。上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126の上部コース140(図10C)への動作を抑制するよう、リニア軸受138Xはコース定義部材136A相互作用(係合)することができる。
さらに、または代替的に、油圧アクチュエータ120は、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130を備えることができる。下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130はそれぞれ、シリンダ筐体122とスライド係合できる。いくつかの実施形態では、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130は、下部ロッド265に合わせて動くよう構成できる。従って、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130は、下部ロッド265の伸長ストローク、収縮ストローク、または両方にわたって、下部ロッド265へ横支持を供給するよう構成できる。
特に、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130のピストン端152は、リニア軸受138Yに連結できる。コース定義部材136Bは、シリンダ筐体122に連結できる。下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130の下部コース142(図10C)への動作を抑制するよう、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130のリニア軸受138Yは、コース定義部材136B相互作用(係合)することができる。いくつかの実施形態では、コース定義部材136Bと下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130のそれぞれのロッド側158の間に隙間を供給するために、軸受調整部176は、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130のそれぞれのロッド側158上に定義できる。
本明細書に記述される実施形態に従って、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126は、上部コース140に沿って移動できる。下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130は、下部コース142に沿って移動できる。いくつかの実施形態では、上部コース140及び下部コース142は、オフセットであってもよい。いくつかの実施形態では、上部コース140及び下部コース142は、実質的に平行であってもよい。さらなる実施形態では、上部ロッド165は下部コース142と実質的に一直線であり、下部ロッド265は上部コース140と実質的に一直線である。従って、上部ロッド165はオフセットであるかまたは上部コース140と実質的に平行であり、下部ロッド265は下部コース142とオフセットまたは実質的に平行である。
前述のように、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126は、上部ロッド165に横支持を供給するよう構成できる。いくつかの実施形態では、油圧アクチュエータ120は、上部ロッド165の横荷重に対して追加の剛性を加えるために上部横支持プラテン132を備えることができる。特に、上部横支持プラテン132は、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126のそれぞれのプラテン端154に連結でき、かつその間の横断距離を跨ることができる。さらに、上部横支持プラテン132は、上部ロッド165に連結できる。例えば、上部ロッド165は、油圧アクチュエータ120の横断方向に対して上部スライド案内部材124と上部スライド案内部材126の間の上部横支持プラテン132に連結できる。
同様にいくつかの実施形態では、油圧アクチュエータ120は、下部ロッド265の横荷重に対して追加の剛性を加えるために下部横支持プラテン134を備えることができる。例えば、下部横支持プラテン134は、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130のそれぞれのプラテン端154に連結でき、かつその間の横断距離を跨ることができる。さらに、下部横支持プラテン134は、下部ロッド265に連結できる。上記実施例のように、下部ロッド265は、油圧アクチュエータ120の横断方向に対して下部スライド案内部材128と下部スライド案内部材130の間の下部横支持プラテン134に連結できる。
図7〜9Cを併せて参照して、上部横支持プラテン132及び下部横支持プラテン134は、脚リンク機構82の一部を形成できる。特に、上部横支持プラテン132は、脚リンク機構82のリンク位置88の一部を形成できる。下部横支持プラテン134は、脚リンク機構82のリンク位置86の一部を形成できるいくつかの実施形態では、上部横支持プラテン132及び下部横支持プラテン134は、制約された回転動作を供給するための軸受を備えることができる回転結合80に連結できる。
図8A〜10Cを併せて参照して、下部コース142と実質的に平行な上部コース140を有する実施形態では、上部ロッド165及び下部ロッド265は、オーバーラップする位置へと収縮することができる。オーバーラップする位置(図10A〜10C)にある時、上部スライド案内部材124の接触面172は、下部スライド案内部材128の接触面172の少なくとも一部と一直線であり、かつ下部スライド案内部材128の接触面172の少なくとも一部を覆う。さらに、オーバーラップする位置にある時、上部スライド案内部材124の接触面172は、下部スライド案内部材128の接触面172の少なくとも一部と一直線であり、かつ下部スライド案内部材128の接触面172の少なくとも一部を覆う。いくつかの実施形態では、被覆量は油圧アクチュエータ120の収縮量に比例でき、すなわち、上部ロッド165及び下部ロッド265がより収縮すると、オーバーラップする量も増える。さらに、被覆量は油圧アクチュエータ120の伸長量に反比例でき、すなわち、上部ロッド165及び下部ロッド265がより伸びると、オーバーラップする量も少なくなる。いくつかの実施形態では、油圧アクチュエータ120が完全に伸びる時(図9A及び9B)、上部スライド案内部材124、126は、下部スライド案内部材128、130とオーバーラップしない。
いくつかの実施形態では、横支持プラテン132、134はそれぞれ、各スライド案内部材の突出部材170を補完する形状へと形成できる。いくつかの実施形態では、突出部材170は、各スライド案内部材を互いに分ける横断運動に耐えるよう構成された横支持プラテン132、134のうち1つとの結合点を形成できる。特に、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126のそれぞれの突出部材170は、結合部を形成するよう上部横支持プラテン132内に受けられる。結合部は、上部スライド案内部材124及び上部スライド案内部材126のそれぞれのプラテン端154を別々に分けるための横方向力に耐えることができる。こういった結合部は同様に、下部スライド案内部材128及び下部スライド案内部材130のそれぞれの突出部材170と、下部横支持プラテン134の間に形成できる。
スライド案内部材124、126、128、130と横支持プラテン132、134の間のそれぞれの連結部は、ウエッジブロック144で強化できる。特に、各ウエッジブロック144は、実質的に楔形であるかまたは実質的に直角三角形のような形状であってもよい。ウエッジブロック144は、傾斜面によって結合する相対的に大きい接触面を有することができる。スライド案内部材124、126、128、130のそれぞれの接触面172は、ウエッジブロック144の1つに連結できる。ウエッジブロック144は同様に、横支持プラテン132、134に連結できる。従って、油圧アクチュエータ120は、実質的に剛性であり、かつ動作中のねじれまたは横断運動に耐えることができる。さらに、ウエッジブロック144の傾斜面は、油圧アクチュエータ120の作動のための追加的な隙間を供給できる。
図8A〜10Cをさらに参照して、油圧アクチュエータ120は、上部ロッド165及び下部ロッド265を作動するようシリンダ筐体122に油圧流体を向かわせるために油圧アクチュエータ120と流体的に連通する油圧回路筐体150を備えることができる。さらに、油圧回路筐体150は、ポンプモータ160及び必要な時に利用される油圧流体の貯留量を格納できる流体容器162と流体的に連通できる。ポンプモータ160は、油圧回路筐体150及びシリンダ筐体122にわたって流体を促すよう構成できる。いくつかの実施形態では、油圧流体は流体容器162に促進できるかまたは流体容器162から促進できる。ポンプモータ160は、シリンダ筐体122及び、例えば電気モータ等といった油圧回路筐体150にわたって油圧流体を向かわせることのできる任意のタイプの機械であってもよい。いくつかの実施形態では、ポンプモータ160は、最大出力約1400Wでブラシ掛けされた二重回転電気モータであってもよい。
シリンダ筐体122、油圧回路筐体150、ポンプモータ160、及び流体容器162は、単一のユニットとして組み立てられてもよい。いくつかの実施形態では、シリンダ筐体122は、油圧回路筐体150と連結できる。ポンプモータ160及び流体容器162は、油圧回路筐体150と連結できる。単一のユニットとして組み立てられる時、油圧流体を動かす油圧アクチュエータ120の構成要素は、互いに隣接して配置される。
図12A〜12Dを参照して、シリンダ筐体122は、上部シリンダ168及び下部シリンダ268を備えることができる。上部ピストン164は、上部シリンダ168内に入れられ、かつ油圧流体によって作用する時、上部ピストン164にわたって移動するように構成できる。上部ロッド165は、上部ピストン164に連結でき、かつ上部ピストン164と共に動くことができる。上部シリンダ168は、ロッド伸長流体経路312及び上部ピストン164の反対側上のロッド収縮流体経路322と流体的に連通できる。従って、油圧流体がロッド伸長流体経路312を介してロッド収縮流体経路322より高い圧力で供給される時、上部ピストン164は伸びることができ、かつロッド収縮流体経路322を介して上部ビストン164から流体を促すことができる。油圧流体がロッド収縮流体経路322を介してロッド伸長流体経路312より高い圧力で供給される時、上部ピストン164は収縮することができ、かつロッド伸長流体経路312を介して上部ビストン164から流体を促すことができる。
同様に、下部ピストン264は、下部シリンダ268内に入れられ、かつ油圧流体によって作用する時、下部ピストン264にわたって移動するよう構成できる。下部ロッド265は、下部ピストン264に連結でき、かつ下部ピストン264と共に動くことができる。下部シリンダ268は、ロッド伸長流体経路314及び下部ピストン264の反対側上のロッド収縮流体経路324と流体的に連通できる。従って、油圧流体がロッド伸長流体経路314を介してロッド収縮流体経路324より高い圧力で供給される時、下部ピストン264は伸びることができ、かつロッド収縮流体経路324を介して下部ビストン264から流体を促すことができる。油圧流体がロッド収縮流体経路324を介してロッド伸長流体経路314より高い圧力で供給される時、下部ピストン264は収縮することができ、かつロッド伸長流体経路314を介して下部ビストン264から流体を促すことができる。
いくつかの実施形態では、油圧アクチュエータ120は、上部ロッド165及び下部ロッド265が異なる速度で伸縮することができる自己バランス方法で上部ロッド165及び下部ロッド265を動作する。上部ロッド165及び下部ロッド265が自己でバランスを取る時、油圧アクチュエータ120は高い確実性及び速度で伸縮できることが出願人によって発見された。理論に囚われることなく、上部ロッド165及び下部ロッド265の動作における異なる速度が、油圧アクチュエータ120が様々な移載状態に動的に反応することを許可すると考えられる。例えば、ロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314は、その間に置かれたいかなる圧力調整装置を用いずに互いに直接流体的に連通できる。同様に、ロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324は、その間に置かれたいかなる圧力調整装置を用いずに互いに直接流体的に連通できる。従って、油圧流体がロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314にわたって同時に促される時に、上部ロッド165及び下部ロッド265は、例えば負荷荷重、排水容積、リンク機構動作等といった各上部ロッド165及び下部ロッド265上で働く抵抗力の差によって異なるように伸びることができる。同様に、油圧流体がロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324にわたって同時に促されるとき、上部ロッド165及び下部ロッド265は、各上部ロッド165及び下部ロッド265上で働く抵抗力の差によって異なるように収縮することができる。
図12A〜12Dをさらに参照して、油圧回路筐体150は、伸長流体経路310及び収縮流体経路320を通じて流体を送達するための油圧回路300を形成できる。いくつかの実施形態では、油圧回路300は、ポンプモータ160の選択的な動作が伸長流体経路310及び収縮流体経路320のそれぞれにおいて油圧流体を押し出したり引き出したりできるよう構成できる。特に、ポンプモータ160は、流体供給経路304を介して流体容器162と流体的に連通できる。ポンプモータ160は同様に、ポンプ伸長流体経路326を介する伸長流体経路310及びポンプ収縮流体経路316を介する収縮流体経路320と流体的に連通できる。従って、ポンプモータ160は、流体容器162から油圧流体を引き出すことができ、かつ油圧アクチュエータ120を伸縮するようポンプ伸長流体経路326またはポンプ収縮流体経路316を通じて油圧流体を促すことができる。図12A〜12Dに関して本明細書に記述される油圧回路300の実施形態が、電磁弁、逆止弁、カウンターバランス弁、手動弁、または流量調節器といった特定のタイプの構成要素の使用を記述する一方で、本明細書に記述される実施形態は、いかなる特定の構成要素の使用にも限定されない。実際に油圧回路300に関して記述される構成要素は、本明細書に記述される油圧回路300の機能を一緒に実行する同等物と置き換えることができる。
図12Aを参照して、ポンプモータ160は、上部ロッド165及び下部ロッド265を伸ばすよう伸長ルート360(概して矢によって示される)に沿って油圧流体を促すことができる。いくつかの実施形態では、伸長流体経路310は、ロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314と流体的に連通できる。収縮流体経路320は、ロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324と流体的に連通できる。ポンプモータ160は、流体供給経路を介して流体容器162から油圧流体を引き出すことができる。油圧流体は、ポンプ伸長流体経路326を介して伸長流体経路310に向かって促すことができる。
ポンプ伸長流体経路326は、油圧流体が伸長流体経路310からポンプモータ160に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体をポンプモータ160から伸長流体経路310へ流すよう構成された逆止弁332を備えることができる。従って、ポンプモータ160は伸長経路を通じてロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314へと油圧流体を促すことができる。油圧流体は、伸長ルート360に沿って上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと流れることができる。上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと流れる油圧流体は、上部ロッド165及び下部ロッド265が伸びるにつれて、油圧流体をロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324へと流れるよう引き起こすことができる。油圧流体はその後、伸長ルート360に沿って収縮流体経路320へと流れることができる。
油圧回路300はさらに、収縮流体経路320及び流体容器162のそれぞれと流体的に連通する伸長回帰流体経路306を備えることができる。いくつかの実施形態では、伸長回帰流体経路306は、適切な圧力がパイロットライン328を介して受ける場合を除き、油圧流体を流体容器162から収縮流体経路320へ流し、かつ油圧流体が収縮流体経路320から流体容器162へと流れることを防ぐよう構成されたカウンターバランス弁334を備えることができる。パイロットライン328は、ポンプ伸長流体経路326及びカウンターバランス弁334の両方と流体的に連通できる。従って、ポンプモータ160がポンプ伸長流体経路326を通じて油圧流体を汲み上げる時、パイロットライン328は、カウンターバランス弁334の調節を引き起こし、かつ油圧流体を収縮流体経路320から流体容器162へと流すことができる。
必要に応じ、伸長回帰流体経路306は、油圧流体が流体容器162から収縮流体経路320に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体を伸長回帰流体経路306から流体容器162へ流すよう構成された逆止弁346を備えることができる。従って、ポンプモータ160は、収縮流体経路320を通じて流体容器162へと油圧流体を促すことができる。いくつかの実施形態では、逆止弁346を開けるために必要な相対的に少ない圧力量と比較して、相対的に大きい圧力量が逆止弁332を開けるのに必要である。さらなる実施形態では、逆止弁332を開けるのに必要な相対的に大きい圧力量は、例えば、他の実施形態では約3倍以上の圧力、またはさらに他の実施形態では5倍以上の圧力といったように、逆止弁346を開けるのに必要な相対的に少ない圧力量の約2倍以上であり得る。
いくつかの実施形態では、油圧回路300はさらに、油圧流体が収縮流体経路320から伸長流体経路310へ直接流れることができるよう構成された再生流体経路350を備えることができる。従って、再生流体経路350は、ロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324から供給された油圧流体を、再生ルート362に沿ってロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314に向かって流すことができる。さらなる実施形態では、再生流体経路350は、油圧流体を再生ルート362に沿って選択的に移動させるよう構成された論理弁352を備えることができる。論理弁352は、プロセッサまたはセンサに通信可能に接続でき、かつ自己作動型簡易ベッドが所定の状態にある時に開くよう構成できる。例えば、油圧アクチュエータ120が、本明細書に記述されるように、患者を降ろしている状態を示すことができる第二位置にあることを検知された脚に関連する時、論理弁352は開くことができる。油圧アクチュエータ120の伸長の間に、伸長の速度を上げるために論理弁352を開くことが望まれる場合がある。再生流体経路350はさらに、油圧流体が収縮流体経路320から伸長流体経路310へ流れるのを防ぐよう構成された逆止弁354を備えることができる。いくつかの実施形態では、逆止弁332を開けるために必要な圧力量は、逆止弁354を開けるために必要な圧力の量とほぼ等しい。
図12Bを参照して、ポンプモータ160は、上部ロッド165及び下部ロッド265を収縮するよう収縮ルート364(概して矢によって示される)に沿って油圧流体を促すことができる。ポンプモータ160は、流体供給経路304を介して流体容器162から油圧流体を引き出すことができる。油圧流体は、ポンプ収縮流体経路316を介して収縮流体経路320に向かって促すことができる。ポンプ収縮流体経路316は、油圧流体が収縮流体経路320からポンプモータ160に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体をポンプモータ160から収縮流体経路320へ流すよう構成された逆止弁330を備えることができる。従って、ポンプモータ160は、収縮流体経路320を通じてロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324へと油圧流体を促すことができる。
油圧流体は、伸長ルート364に沿って上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと流れることができる。上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと流れる油圧流体は、上部ロッド165及び下部ロッド265が収縮するにつれて、油圧流体をロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314へと流れるよう引き起こすことができる。油圧流体はその後、収縮ルート364に沿って伸長流体経路310へと流れることができる。
油圧回路300はさらに、伸長流体経路310及び流体容器162のそれぞれと流体的に連通する収縮回帰流体経路308を備えることができる。いくつかの実施形態では、収縮回帰流体経路308は、適切な圧力がパイロットライン318を介して受ける場合を除き、油圧流体を流体容器162から伸長流体経路310へ流し、かつ油圧流体が伸長流体経路310から流体容器162へと流れることを防ぐよう構成されたカウンターバランス弁336を備えることができる。パイロットライン318は、ポンプ収縮流体経路316及びカウンターバランス弁336の両方と流体的に連通できる。従って、ポンプモータ160がポンプ収縮流体経路316を通じて油圧流体を汲み上げる時、パイロットライン318は、カウンターバランス弁336を調整し、かつ伸長流体経路310から流体容器162へ油圧流体を流させることを引き起こすことができる。
図12A〜12Dを併せて参照して、油圧アクチュエータ120がポンプモータ160によって主な動力を得る間、油圧アクチュエータ120は、ポンプモータ160をバイパスした後に手動で起動できる。特に、油圧回路300は、手動供給流体経路370、手動収縮回帰流体経路372、及び手動伸長回帰流体経路374を備えることができる。手動供給流体経路370は、流体を上部シリンダ168及び下部シリンダ268へ供給するために構成できる。いくつかの実施形態では、手動供給流体経路370は、流体容器162及び伸長流体経路310と流体的に連通できる。さらなる実施形態では、手動供給流体経路370は、油圧流体が手動供給流体経路370から流体容器162に流れることを防ぎ、かつ流体容器162から伸長流体経路310へ油圧流体を流させるよう構成された逆止弁348を備えることができる。従って、上部ピストン164及び下部ピストン264の手動操作は、油圧流体が逆止弁348を通じて流れることを引き起こすことができる。いくつかの実施形態では、逆止弁346を開けるために必要な相対的に大きい圧力量と比較して、相対的に少ない圧力量が逆止弁348を開けるのに必要である。さらなる実施形態では、逆止弁348を開けるのに必要な相対的に少ない圧力量は、例えば、他の実施形態では約五分の一以下またはそれと等しい、またはさらに他の実施形態では約十分の一以下またはそれと等しいといったように、逆止弁346を開けるのに必要な相対的に大きい圧力量の約二分の一以下またはそれと等しいものであり得る。
手動収縮回帰流体経路372は、油圧流体を上部シリンダ及び下部シリンダ268から流体容器162へ返し、上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと戻す、またはその両方を行うよう構成できる。いくつかの実施形態では、手動収縮回帰流体経路372は、伸長流体経路310及び伸長回帰流体経路306と流体的に連通できる。手動収縮回帰流体経路372は、通常の閉鎖位置から開放位置へと作動できる手動弁342及び手動収縮回帰流体経路372を通じて流れることのできる油圧流体の量、すなわち単位時間当たりの量を制限するよう構成された流量調節器344を備えることができる。従って、流量調節器344は、自己作動型簡易ベッド10の制御された降下を供給するために利用できる。図12A〜12Dにおいて流量調節器344が手動弁342と伸長流体経路310の間に位置するよう描写される一方で、流量調節器344は、油圧回路300にわたって、上部ロッド165、下部ロッド265、またはその両方が収縮することができる速度を制限するために適した任意の位置において配置できる。
手動伸長回帰流体経路374は、油圧流体を上部シリンダ168及び下部シリンダ268から流体容器162へ返し、上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと戻す、またはその両方を行うよう構成できる。いくつかの実施形態では、手動伸長流体経路374は、収縮流体経路320、手動収縮回帰流体経路372及び伸長回帰流体経路306と流体的に連通できる。手動伸長回帰流体経路374は、通常の閉鎖位置から解放位置へと作動できる手動弁343を備えることができる。
いくつかの実施形態では、油圧回路300は同様に、上部ロッド165及び下部ロッド265をポンプモータ160を用いることなく伸縮させるよう手動弁342及び手動弁343を作動する手動解放構成要素(例えばボタン、引張部材、スイッチ、リンク機構またはレバー)を備えることができる。図12Cの実施形態を参照して、手動弁342及び手動弁343は、例えば手動解放構成要素を介して開放できる。例えば上部ロッド165及び下部ロッド265の重力または手動接合といったような力は、上部ロッド165及び下部ロッド265を伸ばすために油圧回路300上に作用することができる。手動弁342及び手動弁343の開放と共に、油圧流体は上部ロッド165及び下部ロッド265の伸長を促進傾向があるよう手動伸長ルート366に沿って流れることができる。特に、上部ロッド165及び下部ロッド265が伸びるにつれて、油圧流体は上部シリンダ168及び下部シリンダ268からロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324へと変位できる。油圧流体は、ロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324から収縮流体経路320へと移動できる。
油圧流体は同様に、手動伸長回帰流体経路374を通じて伸長回帰流体経路306及び手動収縮回帰流体経路372へ向かって移動できる。上部ロッド165及び下部ロッド265の伸長速度、または加えられた力に応じて、油圧流体は伸長回帰流体経路306を通じて逆止弁346を超えて流体容器162へと流れることができる。油圧流体は同様に、手動収縮回帰流体経路372を通じて伸長流体経路310へ向かって流れることができる。すなわち油圧流体が逆止弁348を超えて流れるための十分な圧力を手動動作が生成する時、油圧流体は同様に、流体容器162から手動供給流体経路370を介して伸長流体経路310へ供給できる。伸長流体経路310における油圧流体は、ロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314へ流れることができる。上部ロッド165及び下部ロッド265の手動伸長は、油圧流体がロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314から上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと流れるのを引き起こすことができる。
図12Dを再度参照して、手動弁342及び手動弁343が開く時、油圧流体は上部ロッド165及び下部ロッド265の収縮を促進傾向があるよう手動収縮ルート368に沿って流れることができる。特に、上部ロッド165及び下部ロッド265が収縮するにつれて、油圧流体は上部シリンダ168及び下部シリンダ268からロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314へと変位できる。油圧流体は、ロッド伸長流体経路312及びロッド伸長流体経路314から伸長流体経路310へと移動できる。
油圧流体は同様に、手動収縮回帰流体経路372を通じて、油圧流体が流れることができる速度と上部ロッド165及び下部ロッド265が収縮することができる速度を制限するよう動作する流量調整器344へ向かって移動できる。油圧流体はその後、手動伸長回帰流体経路374へ向かって流れることができる。油圧流体はその後、手動伸長回帰流体経路374を通じて収縮流体経路320へと流れることができる。上部ロッド165及び下部ロッド265の収縮速度、及び流量調節器344の許容できる流量に応じて、多少の油圧流体が逆止弁346を超えて流体容器162へと漏れる場合がある。いくつかの実施形態では、流量調節器344の許容できる流量及び逆止弁346の開放圧は、手動収縮の間、油圧流体が逆止弁346を超えて流れることを実質的に防ぐよう構成できる。逆止弁346を超えて流れるのを防ぐことは、手動収縮の間、換気の削減を伴って上部シリンダ168及び下部シリンダ268を最良の状態に留めておくことを確かにできることが出願人によって発見された。
収縮流体経路320における油圧流体は、ロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324へと流れることができる。上部ロッド165及び下部ロッド265の手動収縮は、油圧流体がロッド収縮流体経路322及びロッド収縮流体経路324から上部シリンダ168及び下部シリンダ268へと流れるのを引き起こすことができる。図12C及び12Dに関して記述される手動実施形態が分かれた動作として伸縮を描写する一方で、手動伸長及び手動収縮は単一の動作内で実行できることが考えられる。例えば、手動弁342及び手動弁343の開放をすると、上部ロッド165及び下部ロッド265は加えられた力に応じて伸びることができ、収縮することができ、または連続でその両方を行うことができる。
図13〜18を併せて参照して、前述のように、後部アクチュエータ18及び前部アクチュエータ16はそれぞれ脚作動システム420を含んでもよい。脚作動システム420は、シリンダ筐体122及びシリンダ筐体122に対して伸縮ピストン465を有するテレスコープ式の油圧シリンダ424、及びキャリッジ430を含んでもよい。シリンダ筐体122は、加圧油圧流体がシリンダ筐体122に届けられた時、ピストン465が平行移動する範囲内にシリンダ状の開口を定義する。従来公知のように、加圧油圧流体は、ピストン465の片側に上昇した圧力で一度に向かう。油圧流体の圧力の大きさ及びピストン465の直径は、ピストン465に加えられた力及びシリンダ筐体122に対するピストン465の伸長または収縮速度に比例する。ピストン465に加えられた圧力の適用方向は、シリンダ筐体122に対するピストン465の平行移動方向を逆転するために反対向きにされてもよい。
図7に概して描写されるように、脚作動システム420は、リンク位置86において後脚40の1つと連結するかまたは支持枠12と固定されかつ回転可能なように係合するキャリッジ430を含む。キャリッジ430は同様に、テレスコープ式油圧シリンダ424のシリンダ筐体122及びピストン465に連結する。図13〜18に描写される実施形態では、キャリッジ430はテレスコープ式油圧シリンダ424に対して脚作動システム420の平行移動を増幅し、それによりキャリッジ430による足作動システム420の伸長距離がシリンダ筐体122に対するピストン465のストローク距離よりも大きい。キャリッジ430は同様に、テレスコープ式油圧シリンダ424に沿って単独で移動することから離れる負荷を分配し、それにより脚作動システム420に加えられた負荷が簡易ベッド10の幅にわたる位置に分配される。簡易ベッド10の幅にわたる負荷の分配は、支持枠12へ加えられた負荷が均等でない時、特に支持枠12が上昇位置にある時に簡易ベッド10のねじれる傾向を削減する場合がある。
キャリッジ430は、シリンダ筐体122内のピストン465の平行移動上で伸長及び収縮構成要素を含む。キャリッジ430の構成要素は、シリンダ筐体122内のピストン465のストロークを超えて脚作動システム420の伸長を増加する。キャリッジ430は、テレスコープ式油圧シリンダ424及び増幅レール436に連結する送達組み付け440を含む。増幅レール436は、シリンダ筐体122に沿って平行移動するピストン465の距離に比例する距離を包含するキャリッジ430から平行移動する。図15A〜15Bに詳細に描写されるように、送達組み付け440は、(図13〜14Dに描写されるように)側壁囲い452内のお互いに対して概して固定された位置に保持される2組のピニオン448A、448Bを含む。例えば、鎖、ねじ部材、ベルト等の力送達部材442は、1組のピニオン448A、448Bの周囲で係合し、それにより組になっているピニオン448A、448Bの回転が同時に起きる。
組みになっているピニオン448A、448Bはそれぞれ、1組のピニオン448A、448B間で相対的な位置決めを維持し、シリンダ筐体122に対して平行移動し、かつ増幅レール436の平行移動を誘導する支持構造によって支持される。図13〜18に描写される実施形態では、支持構造は、下部ヨーク432及び上部ヨーク434を含む。下部ヨーク432及び上部ヨーク434はそれぞれ、連結されたピニオン448A、448Bへの軸受面433を含む。ピニオン448A、448Bは下部ヨーク432及び上部ヨーク434の軸受面433の周りで回転するのに適している。下部ヨーク432及び上部ヨーク434は、支持構造、描写される実施形態では側壁囲い452によって互いに連結する。側壁囲い452は、下部ヨーク432及び上部ヨーク434に強固に連結し、それにより下部ヨーク432及び上部ヨーク434の相対的な位置決めを維持し、その結果、下部ヨーク432及び上部ヨーク434の軸受面433に連結するピニオン448A、448B間の空間を維持する。描写される実施形態では、下部ヨーク432はピストン465に連結する。シリンダ筐体122に対するピストン465の平行移動は、シリンダ筐体122に対する下部ヨーク432の同等の平行移動を引き起こす。下部ヨーク432は、下部ヨーク432及びピストン465の間の平行移動的かつ回転的なずれを最小限にするためにピストン465に留められてもよい。
図13〜18に描写される実施形態では、送達組み付け440は、1組のピニオン448A、448Bの周りで係合する力送達部材442を含む。鎖として図13〜18に描写される力送達部材442は、上部ヨーク434に連結し、それにより力送達部材442の一部がシリンダ筐体122に対して適所に固定される。図15A〜16に描写されるように、力送達部材442は、中間リンク445と共にシリンダ筐体122へ連結する。中間リンク445は、シリンダ筐体122に対して中間リンク445の平行移動を制限する複数のファスナと共にシリンダ筐体122へ連結する。力送達部材442は同様に、増幅レール436の1つと連結する。描写される実施形態では、力送達部材442に組み込まれる加力リンク447は、増幅レール436に連結する。加力リンク447は、増幅レール436に連結し、それにより加力リンク447と増幅レール436間の相対的な位置が一定に保持される。
図15A〜16に描写される実施形態の力送達部材442は、簡易ベッド10の脚20、40が圧縮状態にある時に概して負荷がかかる圧縮部446、及び簡易ベッド10の脚20、40が引張状態にある時に概して負荷がかかる引張部444の2つの部分へと定義される。簡易ベッド10に負荷がかかる時、例えば患者が簡易ベッド10上にいる時、簡易ベッド10の脚20、40は概して圧縮状態にあり、それにより力送達部材442の圧縮部446へ負荷がかかる。脚20、40の負荷がない時、例えば脚20、40が地面から浮いている時及び脚20、40が収縮動作の最中である時、脚20、40の負荷は力送達部材442の引張部444に加わる。描写される実施形態では、力送達部材442の圧縮部446は、シリンダ筐体122に連結する中間リンク445に最も近い力送達部材442の部分に沿って配置される。力送達部材442の引張部444は、中間リンク445から間隙を介し、かつ増幅レール436に連結する加力リンク447の最も近くに配置される力送達部材442の部分に沿って配置される。
いくつかの実施形態では、キャリッジ430は同様に、力送達部材442に加えられる力の方向を示す電気信号を供給する力方向スイッチ449を含んでもよい。1つの実施形態では、中間リンク445または加力リンク447のうち1つは、中間リンク445または加力リンク447が動作の限定された範囲内で平行移動することができるシャッフル構成において周囲の構造(すなわちシリンダ筐体122または側壁囲い452のそれぞれ)に連結してもよい。中間リンク445または加力リンク447は、簡易ベッド10の脚20、40に、及び力送達部材442に加えられた力の方向に基づき所定の方向に移動する。動作の範囲を通じて平行移動するので、中間リンク445または加力リンク447は、以下にさらなる詳細が議論されるように、制御ボックス50に電気的に接続するスイッチを作動してもよい。力方向スイッチ449は、脚作動システム420が動作する動作スキームを決定するために用いられてもよい。
図14A及び14Cを参照して、脚作動システム420は、脚作動システム420の原動部を汚れ及び破片の混入から防ぐために1つ以上のカバー448を含んでもよい。いくつかの実施形態では、カバー448は、そうでなければ隠蔽されている簡易ベッド10の場所が見えるように、照明を包含してもよい。カバー448は、米国インディアナ州マディソンのGROTEから入手できる照明システムを含んでもよい。脚作動システム420は、動作中に脚作動システム420の導線及び油圧金具を望ましくない接触状態から守るために様々な遮蔽装置を含んでもよい。従って、そういった遮蔽装置は、脚作動システム420の動作範囲にわたって電気及び油圧構成要素への損傷を防いでもよい。
図17を参照して、描写される実施形態では、キャリッジ430は、側壁囲い452に連結するリニア軸受438を含む。リニア軸受438は、増幅レール436が収縮位置と展開位置の間で平行移動するにつれて下部ヨーク432に対して増幅レール436の位置及び方向を維持することで増幅レール436に支持を供給する。リニア軸受438は、側壁囲い452及び/または下部ヨーク432に連結してもよい。描写される実施形態では、リニア軸受438は、側壁囲い452に連結し、増幅レール436がリニア軸受438に沿ってスライドでき、増幅レール436が標準から離れて溶射されるのを防ぎ、かつ増幅レール436のねじれを防ぐのに適している。
図18を参照して、キャリッジ430は同様に、1組のピニオン448A、448Bの周りで係合する力送達部材442の張力を調整するテンショナ180を含む。描写される実施形態では、テンショナ180は、側壁囲い452に連結するテンショナブロック182を含む。調整機構184は、テンショナブロック182に対してピニオン448Bが回転する周りで、再配置可能な軸受面433の位置を修正する。組になっているピニオン448A、448B間の距離の選択的な増加または減少により、これらのピニオン448A、448Bを取り囲む力送達部材442の張力は修正できる。
脚作動システム420の構成要素は、伸びるか収縮するよう望まれてもよく、それにより連結する脚作動システム420へ簡易ベッド10の脚20、40を伸縮する。図15A及び15Bを再度参照して、本開示に従う脚作動システム420の実施形態は、油圧シリンダ424のストロークを増幅し、それにより脚作動システム420のストロークがシリンダ筐体122内のピストン465のストロークよりも比例して大きくなる。下部ヨーク432に連結するピストン465は、ピストン465がシリンダ筐体122から平行移動するのと同じ速度で下部ヨーク432を平行移動する。上部ヨーク434が側壁囲い452を通じて下部ヨーク432に連結するので、上部ヨーク434は下部ヨーク432と同じ速度で平行移動する。
さらに、力送達部材442は、中間リンク445の連結を通じてシリンダ筐体122に連結する。下部ヨーク432がシリンダ筐体122から離れて平行移動するので、力送達部材442はピニオン448A、448Bの周りで広がる。力送達部材442がシリンダ筐体122に連結するので、ピニオン448A、448Bの周りで力送達部材442が広がることは、ピニオン448A、448Bに対して加力リンク447を平行移動するのに役立つ。加力リンク447が増幅レール436のうちの1つと連結するので、ピニオン448A、448Bの周りで力送達部材442が広がることは、増幅レール436に力を加えるのに役立つ。力送達部材442は、従って、下部ヨーク432がシリンダ筐体122から伸びるにつれて下部ヨーク432を通じて増幅レール436を伸ばすよう増幅レール436に力を同時に加える。増幅レール436がシリンダ筐体122から伸びる下部ヨーク432と同時に下部ヨーク432を通じて伸びるので、上部取付マウント421Bから下部取付マウント421Aへ評価された脚作動システム420の伸長速度は、シリンダ筐体122からのピストン465の伸長速度よりも比例して大きくなる。
前述のように、油圧シリンダ424のピストン465は、シリンダ筐体122から伸び、下部ヨーク432はシリンダ筐体122から引き離される。上部ヨーク434及び下部ヨーク432が側壁囲い452を通じて互いに連結するので、上部ヨーク434及び下部ヨーク432は、ピストン465と同じ速度でシリンダ筐体122から伸びることを促進する。中間リンク445がシリンダ筐体122に連結しているので、力送達部材442は、下部ヨーク432に連結するピニオン448Aの周りで平行移動し、かつ広がることを促進する。力送達部材442の平行移動及び広がりは同様に、上部ヨーク434に連結するピニオン448Bの周りで力送達部材442を同時に引き出すことを促進する。
力送達部材442がシリンダ筐体122に連結する一方で、下部ヨーク432及び上部ヨーク434のピニオン448A、448Bの周りでの力送達部材442の広がりは、中間リンク445及び加力リンク447の相対的な位置を変えるのを促進する。力送達部材442が中間リンク445と共にシリンダ筐体122と連結し、かつ加力リンク447と共に増幅レール436に連結するので、ピニオン448A、448Bの周りの力送達部材442の広がりは、上部ヨーク434に連結するピニオン448Bから下部ヨーク432に連結するピニオン448Aに向かう方向で加力リンク447を引き出すことを促進する。この方向で加力リンク447を引き出すことは、下部ヨーク432から増幅レール436が伸びるのに応じた方向で増幅レール436に力を加えるのを促進する。増幅レール436が下部ヨーク432に対して平行移動するのを許可するので、ピニオン448A、448Bの周りでの力送達部材442の広がりは、従って下部ヨーク432を通じて増幅レール436が平行移動する促進する。
図13〜18に描写される実施形態では、送達組み付け440は、ピストン465が油圧シリンダ424から伸びる速度に比例した速度で下部ヨーク432を通じて増幅レール436を平行移動する。描写される実施形態の構成に基づき、送達組み付け440は従って、上部取付マウント421Bから下部取付マウント421Aへと評価された脚作動システム420のストロークがシリンダ筐体122に沿って平行移動するピストン465のストロークの2倍になるように、脚作動システム420のストロークを増加する。増幅レール436は従って、シリンダ筐体122からのピストン465のストロークと比較して脚作動システム420のストロークを2倍にする。同様に、上部取付マウント421Bから下部取付マウント421Aへと評価された脚作動システム420の伸長速度は、シリンダ筐体122のピストン465の伸長速度の2倍である。
脚作動システム420の伸長を促進する力の適用に関して本明細書で特定の言及がなされる一方で、キャリッジ430の構成要素に加えられる力の方向は、反対になってもよく、脚作動システム420の平行移動方向を反対にしてもよい。さらに、「上部」及び「下部」構成要素に関して本明細書で特定の言及がなされる一方で、構成要素の特定の位置的配置は、本開示の範囲から逸脱することなく修正されてもよいことが理解されるであろう。
力送達部材442は、異なる負荷容量を有する2つの部分を含む。力送達部材442の圧縮部446は、力送達部材442の引張部444と比較して増加した耐負荷能力を有する。図13〜18に描写される実施形態では、力送達部材442の圧縮部446に加えられる負荷は、力送達部材442の引張部444に加えられる負荷よりも大きい。1つの実施例では、力送達部材442の圧縮部446に加えられる最大負荷は約1800lb−fであってもよく、一方で、力送達部材442の引張部444に加えられる最大負荷は1350lb−fであってもよい。力送達部材442の部分に加えられる負荷における変動は、簡易ベッド10に加えられる負荷の方向性に起因すると考えられてもよい。例えば、簡易ベッド10上の患者を支持することに関連する脚20、40、ひいては脚作動システム420上の負荷は、支持する患者なしでの車輪26上における伸長または収縮中に、脚20、40によって受ける負荷よりも大きくなりやすい。さらに、脚20、40が浮いている時に脚作動システム420に加えられる負荷は、脚20、40が負荷を受けている時の脚作動システム420によって受ける負荷に逆転されてもよい。
図13〜18をさらに参照して、脚作動システム420は、ピストン465を作動するために油圧流体をシリンダ筐体122へと向かわせるために脚作動システム420と流体的に連通する油圧回路筐体150を含んでもよい。さらに、油圧回路筐体150は、油圧加圧源として動作するポンプモータ160及び必要な時に利用される油圧流体の貯留量を格納できる流体容器162と流体的に連通してもよい。ポンプモータ160は、油圧回路筐体150及びシリンダ筐体122にわたって流体を選択的に向かわせるよう構成される。いくつかの実施形態では、油圧流体は流体容器162に向かわせるかまたは流体容器162から向かってもよい。ポンプモータ160は、シリンダ筐体122及び、例えば電気モータ等といった油圧回路筐体150にわたって油圧流体を向かわせることのできる任意のタイプの機械であってもよい。いくつかの実施形態では、ポンプモータ160は、最大出力約1400Wでブラシ掛けされた二重回転電気モータであってもよい。他の実施形態では、ポンプモータ160は、ブラシ掛けされていない二重回転電気モータであってもよい。
シリンダ筐体122、油圧回路筐体150、ポンプモータ160、及び流体容器162は、単一のユニットとして組み立てられてもよい。いくつかの実施形態では、シリンダ筐体122は、油圧回路筐体150と連結してもよい。ポンプモータ160及び流体容器162は、油圧回路筐体150と連結してもよい。単一のユニットとして組み立てられる時、油圧流体を動かす脚作動システム420の構成要素は、構成要素が互いに流体的に連通して配置されてもよいように、互いに隣接してはい位置されてもよい。
いくつかの実施形態では、脚作動システム420は、脚作動システム420の相対的伸長距離を評価する位置エンコーダを含んでもよい。そういった位置エンコーダの実施例は、ストリングエンコーダ、LVDT、等を含む。位置エンコーダは、脚作動システム420の伸長位置を表示する制御ボックス50に信号を供給してもよい。そういった信号は、簡易ベッド10の脚20、40の位置を評価するのに用いられてもよく、かつ脚作動システム420が伸長及び/または収縮動作を実行することを検証するのに用いられてもよい。
図2、19A及び19Bを併せて参照して、前述のように、後部アクチュエータ18及び前部アクチュエータ16はそれぞれ脚作動システム520を含んでもよい。脚作動システム520は、シリンダ筐体122及びシリンダ筐体122に対して伸縮ピストン465を有するテレスコープ式の油圧シリンダ424、及びキャリッジ530を含んでもよい。図7に概して描写されるように、脚作動システム520のキャリッジ530は、リンク位置86において後脚40の1つと連結できるかまたは支持枠12と固定されかつ回転可能なように係合する。キャリッジ530は同様に、テレスコープ式油圧シリンダ424のシリンダ筐体122及びピストン465に連結する。図19A及び19Bに描写される実施形態では、キャリッジ530は、テレスコープ式油圧シリンダ424に対する脚作動システム520の平行移動を増幅し、それによりキャリッジ430による脚作動システム520の伸長距離がシリンダ筐体122に対するピストン465のストローク距離よりも大きくなる。キャリッジ530は同様に、テレスコープ式油圧シリンダ424に沿って単独で移動することから離れるように負荷を分配し、それにより脚作動システム420に加えられた負荷が簡易ベッド10の幅にわたる位置に分配される。
キャリッジ530は、シリンダ筐体122内のピストン465の平行移動上で伸長及び収縮構成要素を含む。キャリッジ530は、テレスコープ式油圧シリンダ424に連結する送達組み付け540及びシリンダ筐体122に沿って平行移動するピストン465の距離に比例する距離を平行移動するよう構成された増幅レール536を含むことができる。送達組み付け540は、増幅レール536の動作へとピストン465の動作を変換するよう構成できる。
いくつかの実施形態では、送達組み付け540は、ピストン465からの実質的に線形の動作を受けることができ、かつ増幅レール536に平行移動を引き起こすことができる回転動作を生成できる。送達組み付け540は、ピストン465の平行移動と同時に回転するよう構成された力送達部材544を備えることができる。図19A及び19Bに描写される実施形態では、各力送達部材544は、力送達部材544の回転を促進するよう構成された1つ以上のねじ部を備えることができる。特に、各力送達部材544は、実質的にシリンダ状へと形成された管状体であってもよい。力送達部材544は、外部に形成された外面的ねじ部546及び内部に形成された内面的ねじ部548を備えることができる。
キャリッジ530の送達組み付け540は、力送達部材544の回転を引き起こすよう構成された1つ以上の構成要素を備えることができる。いくつかの実施形態では、送達組み付け540は、シリンダ筐体122に対して平行移動するよう構成された平行移動支持部材542及びシリンダ筐体122に対して静止するよう構成された静止支持部材550を備えることができる。動作中に、平行移動支持部材542及び静止支持部材550は、力送達部材544の回転を引き起こすよう連携できる。いくつかの実施形態では、各静止支持部材550は、力送達部材544のうちの1つとねじ係合の形をとるよう構成されたねじ部552を備えることができる。例えば、静止支持部材550のねじ部552は、内面を形成でき、かつ力送達部材544の外面的ねじ部と係合するよう構成できる。
さらに、力送達部材544は、平行移動支持部材542に対して回転するよう構成できる。特に、力送達部材544は、平行移動支持部材542と回転可能なように係合できる。さらに、平行移動支持部材542は、ピストン465がシリンダ筐体122に対して伸縮するにつれてピストン465に合わせて動くよう構成できる。特に、平行移動支持部材542は、ピストン465に連結できる。よって、本明細書に記述される実施形態に従って、力送達部材544は、平行移動支持部材542と静止支持部材550の間に配置できる。力送達部材544が平行移動支持部材542と回転可能なように係合し、かつ静止支持部材550とねじ係合する時、平行移動支持部材542の平行移動は、力送達部材544の回転を引き起こすことができる。さらに、力送達部材544及び静止支持部材550によって形成されたねじ係合は、ピストン465の伸縮に合わせて静止支持部材550に対して力送達部材544を伸ばし(図19A〜図19B)、かつ収縮する(図19B〜図19A)よう構成できる。
図19A及び19Bを再度参照して、増幅レール536は、シリンダ筐体122に沿って平行移動するピストン465の距離に比例する距離を平行移動するためのものであってもよい。いくつかの実施形態では、増幅レール536は、力送達部材544に動作可能なように連結でき、それにより力送達部材544を伴う動作が増幅レール536の動作を引き起こす。例えば、増幅レール536は、ねじ部538を有する実質的にシリンダ状体であってもよい。従って、増幅レール536は、力送達部材544とのねじ係合を形成できる。例えば、描写される実施形態では、増幅レール536のねじ部538は、力送達部材544の内面的ねじ部548とのねじ係合を形成できる。
増幅レール536は、力送達部材544の回転に対して回転に抵抗し、かつ横方向に移動するよう構成できる。いくつかの実施形態では、増幅レール536は、下部取付マウント421Aと連結できる。特に、下部取付マウント421Aは、増幅レール536間に架かる実質的な剛性部材であってもよい。よって、増幅レール536が下部取付マウント421Aに対して実質的に固定して保持される時、力送達部材544の回転は、横運動を生成するためにねじ係合を介して増幅レール536上で作用できる。いくつかの実施形態では、増幅レール526の動き、下部取付マウント421Aの動き、または両方の動きがピストン465の伸縮に比例できるように、力送達部材544及び増幅レール536によって形成されるねじ係合におけるねじピッチは構成できる。例えば、ピストン465の伸長または収縮が増幅レール536によって約2倍になるように、すなわちシリンダ筐体122に対するピストン465の動きが平行移動支持部材542に対する増幅レール536の動きと実質的に等しくなるように、ねじピッチはセットできる。ピストン465及び増幅レール536の動きの任意の望ましい割合を生成するようねじピッチは調整できることに注意される。従って、いくつかの実施形態では、脚作動システム520の動きの幅またはそれらの部分は、ピストン465または増幅レール536のうちの1つを測ることで決定できる。よって、センサの複雑性及び数を削減できる。
送達組み付け540は、力送達部材544の回転を同期化するためにタイミング機構554を備えることができる。タイミング機構554は、力送達部材544の互いに対する回転を実質的に一定に維持するための適切な任意の装置であってもよい。従って、タイミング機構554は、歯車(例えばウォーム歯車)、ベルト、等を備えることができる。いくつかの実施形態では、タイミング機構554は、平行移動支持部材542と連結できるかまたは平行移動支持部材542内に配置できる。従って、タイミング機構554は、キャリッジ530の剛性を向上できる。とくに、力送達部材544の回転速度がピストン465の横変位と実質的に等しい時、各力送達部材544及び各増幅レール536は実質的に同期化できる。従って、伸縮の間、キャリッジ530は同様に、テレスコープ式油圧シリンダ424に沿って単独で移動することから離れる様に負荷を分配し、それにより脚作動システム520に加えられた負荷が簡易ベッド10の幅にわたる位置に分配される。よって、均等でない負荷が加えられる時、特に支持枠12が上昇位置にある時にキャリッジ530の任意のねじれ動きが削減できる。ねじれの削減は、キャリッジ530によって起きる擦れまたは摩擦の量を削減でき、さらなる耐久性、消費電力の削減、及び耐久性向上につながることができる。
図14A、14B、19A及び19Bを併せて参照して、ポンプモータ160及び流体容器162が動作中に上部取付マウント421Bに対して実質的に固定されて留まるよう、脚作動システム420及び脚作動システム520の実施形態は構成できる。従って、電線経路の複雑さ及び電線の数は削減できる。電線の複雑さ及び数におけるそういった削減は、ポンプモータ160による消費電力を削減でき、次に重量を削減できる。
図20A〜20Dを参照して、シリンダ筐体122はシリンダ168を含んでもよい。ピストン465の少なくとも一部は、シリンダ168内に制限され、かつ油圧流体によって動作する時の伸縮方向間でシリンダ168にわたって移動するよう構成されてもよい。シリンダ168は、ピストン伸長流体経路312及びピストン465の動作直径464の反対側上のピストン収縮流体経路322と流体的に連通してもよい。従って、油圧流体がピストン伸長流体経路312を介してピストン収縮流体経路322より高い圧力で供給される時、ピストン465はシリンダ168に沿って伸長方向に平行移動することができ、かつピストン収縮流体経路322を介してシリンダ168の遠位側の外へ流体を向かわせてもよい。油圧流体がピストン収縮流体経路322を介してピストン伸長流体経路312より高い圧力で供給される時、ピストン465は収縮してもよく、かつピストン伸長流体経路312を介してシリンダ168の近位側の外へ流体を促してもよい。
図20A〜20Dをさらに参照して、油圧回路筐体150は、伸長流体経路310及び収縮流体経路320を通じて流体を送達するための油圧回路300を形成してもよい。いくつかの実施形態では、油圧回路300は、ポンプモータ160の選択的な動作が伸長流体経路310及び収縮流体経路320のそれぞれにおいて、誘導された圧力差に基づく様々な方向で油圧流体を向かわせるよう構成できる。特に、ポンプモータ160は、流体供給経路304を介して流体容器162と流体的に連通してもよい。ポンプモータ160は同様に、ポンプ伸長流体経路326を介する伸長流体経路310及びポンプ収縮流体経路316を介する収縮流体経路320と流体的に連通してもよい。従って、ポンプモータ160は、流体容器162から油圧流体を引き出すことができ、かつ脚作動システム420を伸長又は収縮するようポンプ伸長流体経路326またはポンプ収縮流体経路316を通じて油圧流体を向かわせてもよい。図20A〜20Dに関して本明細書に記述される油圧回路300の実施形態が、電磁弁、逆止弁、カウンターバランス弁、手動弁、または流量調節弁といった特定のタイプの構成要素の使用を記述する一方で、本明細書に記述される実施形態は、いかなる特定の構成要素の使用にも限定されないことに注意されたい。油圧回路300に関して記述される構成要素は、本明細書に記述される油圧回路300の機能を実行する組み合わせにおいて同等物と置き換えてもよい。
図20Aを参照して、ポンプモータ160は、ピストン465を伸ばすよう伸長ルート360(概して矢によって示される)に沿って油圧流体を促してもよい。いくつかの実施形態では、伸長流体経路310は、ピストン伸長流体経路312と流体的に連通してもよい。収縮流体経路320は、ピストン収縮流体経路322と流体的に連通してもよい。ポンプモータ160は、流体供給経路を介して流体容器162から油圧流体を引き出してもよい。油圧流体は、ポンプ伸長流体経路326を介して伸長流体経路310に向かって促してもよい。
ポンプ伸長流体経路326は、油圧流体が伸長流体経路310からポンプモータ160に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体をポンプモータ160から伸長流体経路310へ流すよう構成された逆止弁332を含んでもよい。従って、ポンプモータ160は、伸長経路を通じてピストン伸長流体経路312へと油圧流体を促してもよい。油圧流体は、伸長ルート360に沿ってシリンダ168へと流れてもよい。シリンダ168へと流れる油圧流体は、油圧流体をピストン465としてピストン収縮流体経路322へと流れることを引き起こしてもよい。油圧流体はその後、伸長ルート360に沿って収縮流体経路320へと流れてもよい。
油圧回路300はさらに、収縮流体経路320及び流体容器162のそれぞれと流体的に連通する伸長回帰流体経路306を含んでもよい。いくつかの実施形態では、伸長回帰流体経路306は、適切な圧力がパイロットライン328を介して受ける場合を除き、油圧流体を流体容器162から収縮流体経路320へ流し、かつ油圧流体が収縮流体経路320から流体容器162へと流れることを防ぐよう構成されたカウンターバランス弁334を含んでもよい。パイロットライン328は、ポンプ伸長流体経路326及びカウンターバランス弁334の両方と流体的に連通してもよい。従って、ポンプモータ160がポンプ伸長流体経路326を通じて油圧流体を汲み上げる時、パイロットライン328は、カウンターバランス弁334の調節を引き起こし、かつ油圧流体を収縮流体経路320から流体容器162へと流すことを引き起こしてもよい。
必要に応じ、伸長回帰流体経路306は、油圧流体が流体容器162から収縮流体経路320に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体を伸長回帰流体経路306から流体容器162へ流すよう構成された逆止弁346を含んでもよい。従って、ポンプモータ160は、収縮流体経路320を通じて流体容器162へと油圧流体を促してもよい。いくつかの実施形態では、逆止弁346を開けるために必要な相対的に少ない圧力量と比較して、相対的に大きい圧力量が逆止弁332を開けるのに必要な場合がある。さらなる実施形態では、逆止弁332を開けるのに必要な相対的に大きい圧力量は、例えば、他の実施形態では約3倍以上の圧力、またはさらに他の実施形態では5倍以上の圧力といったように、逆止弁346を開けるのに必要な相対的に少ない圧力量の約2倍以上であってもよい。
いくつかの実施形態では、油圧回路300はさらに、油圧流体が収縮流体経路320から伸長流体経路310へ直接流れることができるよう構成された再生流体経路350を含んでもよい。従って、再生流体経路350は、ピストン収縮流体経路322から供給された油圧流体を再生ルート362に沿ってピストン伸長流体経路312に向かって流れさせてもよい。さらなる実施形態では、再生流体経路350は、油圧流体を再生ルート362に沿って選択的に移動させるよう構成された論理弁352を含んでもよい。論理弁352は、プロセッサまたはセンサに通信可能に接続してもよく、かつ簡易ベッドが所定の状態にある時に開くよう構成してもよい。例えば、脚作動システム420が、本明細書に記述されるように、患者を降ろしている状態を示す引張状態にある脚に関連する時、論理弁352は開いてもよい。脚作動システム420の伸長の間に、伸長の速度を上げるために論理弁352を開くことが望まれてもよい。再生流体経路350はさらに、油圧流体が収縮流体経路320から伸長流体経路310へ流れるのを防ぐよう構成された逆止弁354を含んでもよい。いくつかの実施形態では、逆止弁332を開けるために必要な圧力量は、逆止弁354を開けるために必要な圧力の量とほぼ等しい。
図20Bを参照して、ポンプモータ160は、ピストン465を収縮するよう収縮ルート364(概して矢によって示される)に沿って油圧流体を促してもよい。ポンプモータ160は、流体供給経路304を介して流体容器162から油圧流体を引き出してもよい。油圧流体は、ポンプ収縮流体経路316を介して収縮流体経路320に向かって促されてもよい。ポンプ収縮流体経路316は、油圧流体が収縮流体経路320からポンプモータ160に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体をポンプモータ160から収縮流体経路320へ流すよう構成された逆止弁330を含んでもよい。従って、ポンプモータ160は、収縮流体経路320を通じてピストン収縮流体経路322へと油圧流体を促してもよい。
油圧流体は、収縮ルート364に沿ってシリンダ168へと流れてもよい。シリンダ168へと流れる油圧流体は、油圧流体をピストン465が収縮するにつれてピストン伸長流体経路312へと流れることを引き起こしてもよい。油圧流体はその後、収縮ルート364に沿って伸長流体経路310へと流れてもよい。
油圧回路300はさらに、伸長流体経路310及び流体容器162のそれぞれと流体的に連通する収縮回帰流体経路308を含んでもよい。いくつかの実施形態では、収縮回帰流体経路308は、適切な圧力がパイロットライン318を介して受ける場合を除き、油圧流体を流体容器162から伸長流体経路310へ流し、かつ油圧流体が伸長流体経路310から流体容器162へと流れることを防ぐよう構成されたカウンターバランス弁336を含んでもよい。パイロットライン318は、ポンプ収縮流体経路316及びカウンターバランス弁336の両方と流体的に連通してもよい。従って、ポンプモータ160がポンプ収縮流体経路316を通じて油圧流体を汲み上げる時、パイロットライン318は、カウンターバランス弁336を調整し、かつカウンターバランス弁336に伸長流体経路310から流体容器162へ油圧流体を流させることを引き起こしてもよい。
図20A〜20Dを併せて参照して、脚作動システム420がポンプモータ160によって主な動力を得る間、脚作動システム420は、ポンプモータ160をバイパスした後に手動で起動してもよい。特に、油圧回路300は、手動供給流体経路370、手動収縮回帰流体経路372、及び手動伸長回帰流体経路374を含んでもよい。手動供給流体経路370は、流体をシリンダ168へ供給するために構成されてもよい。いくつかの実施形態では、手動供給流体経路370は、流体容器162及び伸長流体経路310と流体的に連通してもよい。さらなる実施形態では、手動供給流体経路370は、油圧流体が手動供給流体経路370から流体容器162に流れるのを防ぎ、かつ油圧流体を流体容器162から伸長流体経路310へ流すよう構成された逆止弁348を含んでもよい。従って、ピストン465の手動操作は、油圧流体が逆止弁348を通じて流れることを引き起こしてもよい。いくつかの実施形態では、逆止弁346を開けるために必要な相対的に大きい圧力量と比較して、相対的に少ない圧力量が逆止弁348を開けるのに必要な場合がある。さらなる実施形態では、逆止弁348を開けるのに必要な相対的に少ない圧力量は、例えば、他の実施形態では約5分の1以下またはそれと等しい、またはさらに他の実施形態では約10分の一以下またはそれと等しいといったように、逆止弁346を開けるのに必要な相対的に大きい圧力量の約二分の一以下またはそれと等しいものであってもよい。
手動収縮回帰流体経路372は、油圧流体をシリンダ168から流体容器162へと返し、シリンダ168へ戻すよう構成されてもよい。いくつかの実施形態では、手動収縮回帰流体経路372は、伸長流体経路310及び伸長回帰流体経路306と流体的に連通してもよい。手動収縮回帰流体経路372は、通常の閉鎖位置から開放位置へと作動してもよい手動弁342及び手動収縮回帰流体経路372を通じて流れてもよい油圧流体の量、すなわち単位時間当たりの量を制限するよう構成された流量調節器344を含んでもよい。従って、流量調節器344は、簡易ベッド10の制御された降下を供給するために利用されてもよい。図20A〜20Dにおいて流量調節器344が手動弁342と伸長流体経路310の間に位置するよう描写される一方で、流量調節器344は、油圧回路300にわたって、ピストン465が収縮してよい速度を制限するために適した任意の位置において配置されてもよい。
手動伸長回帰流体経路374は、油圧流体をシリンダ168から流体容器162へと返し、ピストン465の動作直径464の反対側に沿ってシリンダ168へ戻すよう構成されてもよい。いくつかの実施形態では、手動伸長回帰流体経路374は、収縮流体経路320、手動収縮回帰流体経路372及び伸長回帰流体経路306と流体的に連通してもよい。手動伸長回帰流体経路374は、通常の閉鎖位置から解放位置へと作動してもよい手動弁343を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、油圧回路300は同様に、ピストン465をポンプモータ160を用いることなく伸縮させるよう手動弁342及び手動弁343を作動する手動解放構成要素(例えばボタン、引張部材、スイッチ、リンク機構またはレバー)を含んでもよい。図12Cの実施形態を参照して、手動弁342及び手動弁343は、例えば手動解放構成要素を介して開放してもよい。例えばピストン465の重力または手動接合といったような力は、ピストン465を伸ばすために油圧回路300上に加わってもよい。手動弁342及び手動弁343の開放と共に、油圧流体はピストン465の伸長を促進するよう手動伸長ルート366に沿って流れてもよい。特に、ピストン465が伸びるにつれて、油圧流体はシリンダ168からピストン収縮流体経路322へと再配置されてもよい。油圧流体は、ピストン収縮流体経路322から収縮流体経路320へと移動してもよい。
油圧流体は同様に、手動伸長回帰流体経路374を通じて伸長回帰流体経路306及び手動収縮回帰流体経路372へ向かって移動してもよい。ピストン465の伸長速度、または加えられた力に応じて、油圧流体は伸長回帰流体経路306を通じて逆止弁346を超えて流体容器162へと流れてもよい。油圧流体は同様に、手動収縮回帰流体経路372を通じて伸長流体経路310へ向かって流れてもよい。すなわち油圧流体が逆止弁348を超えて流れるための十分な圧力を手動動作が生成する時、油圧流体は同様に、流体容器162から手動供給流体経路370を介して伸長流体経路310へ供給されてもよい。伸長流体経路310における油圧流体は、ピストン伸長流体経路312へ流れてもよい。ピストン465の手動伸長は、油圧流体がピストン伸長流体経路312からシリンダ168へと流れることを引き起こしてもよい。
図20Dを再度参照して、手動弁342及び手動弁343が開く時、油圧流体はピストン465の収縮を促進するよう手動収縮ルート368に沿って流れてもよい。特に、ピストン465が収縮するにつれて、油圧流体はシリンダ168からピストン伸長流体経路312へと変位されてもよい。油圧流体は、ピストン伸長流体経路312から伸長流体経路310へと移動してもよい。
油圧流体は同様に、手動収縮回帰流体経路372を通じて、油圧流体が流れてもよい速度とピストン465が収縮してもよい速度を制限するよう動作する流量調整器344へ向かって移動してもよい。油圧流体はその後、手動伸長回帰流体経路374へ向かって流れてもよい。油圧流体はその後、手動伸長回帰流体経路374を通じて収縮流体経路320へと流れてもよい。ピストン465の収縮速度、及び流量調節器344の許容できる流量に応じて、多少の油圧流体が逆止弁346を超えて流体容器162へと漏れる場合がある。いくつかの実施形態では、流量調節器344の許容できる流量及び逆止弁346の開放圧は、手動収縮の間、油圧流体が逆止弁346を超えて流れることを実質的に防ぐよう構成されてもよい。逆止弁346を超えて流れるのを防ぐことは、手動収縮の間、換気の削減を伴ってシリンダ168を最良の状態に留めておくことを確かにできることが出願人によって発見された。
収縮流体経路320における油圧流体は、ピストン収縮流体経路322へと流れてもよい。ピストン465の手動収縮は、油圧流体がピストン収縮流体経路322からシリンダ168へと流れることを引き起こしてもよい。図20C及び20Dに関して記述される手動実施形態が分かれた動作として伸縮を描写する一方で、手動伸長及び手動収縮は単一の動作内で実行できることが考えられるのに注意されたい。例えば、手動弁342及び手動弁343を開放すると、ピストン465は加えられた力に答えて伸びることができ、収縮することができ、または連続でその両方を行ってもよい。
図12A〜12D、20A〜20D、及び21を併せて参照して、集中油圧回路380は、油圧流体を複数のアクチュエータへ向かわせるよう構成された電気スイッチング弁190と共に提供されうる。いくつかの実施形態では、集中油圧回路380は、油圧流体を前部アクチュエータ16に供給するための前部アクチュエータ側192及び油圧流体を後部アクチュエータ18に供給するための後部アクチュエータ側194を備えることができる。集中油圧回路380の前部アクチュエータ側192及び後部アクチュエータ側194はそれぞれ、油圧回路300を備えることができる。例えば、図12A〜12D及び20A〜20Dの油圧回路300はそれぞれ、単一のアクチュエータの代わりに流体容器162からの油圧流体でもって2つのアクチュエータを供給するのに適していてもよい。 特に、流体容器162は、集中油圧回路380の前部アクチュエータ側192及び後部アクチュエータ側194のそれぞれのポンプモータ160と流体的に連通できる。前部アクチュエータ側192及び後部アクチュエータ側194のそれぞれのポンプモータ160は、第一入力流体経路216及び第二入力流体経路226を介して電気スイッチング弁190と流体的に連通できる。電気スイッチング弁190は、集中油圧回路380の前部アクチュエータ側192及び後部アクチュエータ側194のそれぞれのポンプ収縮流体経路316及びポンプ伸長流体経路326と流体的に連通できる。従って、電気スイッチング弁190の入力196は、集中油圧回路380の前部アクチュエータ側192及び後部アクチュエータ側194のそれぞれの第一入力流体経路216及び第二入力流体経路226と流体的に連通できる。電気スイッチング弁190の出力198は、集中油圧回路380の前部アクチュエータ側192及び後部アクチュエータ側194のそれぞれのポンプ収縮流体経路316及びポンプ伸長流体経路326と流体的に連通できる。
電気スイッチング弁190は、任意の出力198に油圧流体を向かわせるよう構成できる。例えば、電気スイッチング弁190は、任意の入力196から受けた油圧流体を任意の出力198へ選択的に向かわせることができる複数の電気的に作動する弁を備えることができる。いくつかの実施形態では、電気スイッチング弁190は、1つ以上のプロセッサを備えることができるかまたは通信可能に接続できる制御ボックス50に通信可能に接続できる。従って、制御ボックス50は、電気スイッチング弁190の電気的に作動する弁に制御信号を供給でき、かつ任意の出力198と流体的に連通する任意の入力196を選択的に設置できる。
いくつかの実施形態では、集中油圧回路380は、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18の同時作動のために構成できる。例えば、同時作動の間、前部アクチュエータ側192のポンプモータ160は、油圧流体でもって前部アクチュエータ16を作動でき、後部アクチュエータ側194のポンプモータ160は、後部アクチュエータ18を作動できる。従って、電気スイッチング弁190は、流体的に連通する前部アクチュエータ側192の第一入力流体経路216及びポンプ収縮流体経路316を設置できる。さらに、または代替的に、電気スイッチング弁190は、流体的に連通する前部アクチュエータ側192の第二入力流体経路226及びポンプ伸長流体経路326を設置できる。よって、同時作動の間、前部アクチュエータ16は、図12A〜12D及び20A〜20Dに関して本明細書に前述の油圧回路300と同様の方法でポンプモータ160によって作動できる。同様に、電気スイッチング弁190は、流体的に連通する後部アクチュエータ側194の第一入力流体経路216及びポンプ収縮流体経路316を設置できる。さらに、または代替的に、電気スイッチング弁190は、流体的に連通する後部アクチュエータ側194の第二入力流体経路226及びポンプ伸長流体経路326を設置できる。よって、同時作動の間、後部アクチュエータ18は、図12A〜12D及び20A〜20Dに関して本明細書に前述の油圧回路300と同様の方法でポンプモータ160によって作動できる。
いくつかの実施形態では、集中油圧回路380は、前部アクチュエータ16または後部アクチュエータ18の独立作動のために構成できる。例えば、独立作動の間、前部アクチュエータ側192のポンプモータ160及び後部アクチュエータ側194のポンプモータ160は、油圧流体でもって前部アクチュエータ16を作動できる。従って、電気スイッチング弁190は、前部アクチュエータ側192の第一入力流体経路216及び前部アクチュエータ側192のポンプ収縮流体経路316と流体的に連通する後部アクチュエータ側194の第一入力流体経路216を設置できる。さらに、または代替的に、前部アクチュエータ側192の第二入力流体経路226及び後部アクチュエータ側194の第二入力流体経路226は、前部アクチュエータ側192のポンプ伸長流体経路326と流体的に連通して設置できる。
さらに、独立作動の間、前部アクチュエータ側192のポンプモータ160及び後部アクチュエータ側194のポンプモータ160は、油圧流体でもって後部アクチュエータ18を作動できる。従って、電気スイッチング弁190は、前部アクチュエータ側192の第一入力流体経路216及び後部アクチュエータ側194のポンプ収縮流体経路316と流体的に連通する後部アクチュエータ側194の第一入力流体経路216を設置できる。さらに、または代替的に、前部アクチュエータ側192の第二入力流体経路226及び後部アクチュエータ側194の第二入力流体経路226は、後部アクチュエータ側194のポンプ伸長流体経路326と流体的に連通して設置できる。従って、独立作動の間、前部アクチュエータ側192のポンプモータ160及び後部アクチュエータ側194のポンプモータ160は両方とも、同時作動と比較してより大きい圧力で前部アクチュエータ16または後部アクチュエータ18を駆動するよう利用できる。
図12A〜12D、20A〜20D、及び22を併せて参照して、集中油圧回路382は、油圧流体を複数のアクチュエータへ向かわせるよう構成された流量調節弁200で供給されうる。いくつかの実施形態では、集中油圧回路382は、油圧流体を前部アクチュエータ16に供給するための前部アクチュエータ側202及び油圧流体を後部アクチュエータ18に供給するための後部アクチュエータ側204を備えることができる。集中油圧回路380は、容器162からの油圧流体でもって前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18の両方を作動するよう構成された1つのユニットとして動作するポンプモータ160を備えることができる。集中油圧回路380の前部アクチュエータ側202及び後部アクチュエータ側204はそれぞれ、油圧回路300を備えることができる。例えば、図12A〜12D及び20A〜20Dの油圧回路300はそれぞれ、個別のポンプモータの動作を1つのユニットへと統合できる、1つのユニットとして動作するポンプモータ160からの油圧流体を供給できる。特に、流体容器162は、流体供給経路304を介して集中油圧回路382のポンプモータ160と流体的に連通できる。ポンプモータ160は、第一入力流体経路216及び第二入力流体経路226を介して流量調節弁200と流体的に連通できる。流量調節弁200は、集中油圧回路380の前部アクチュエータ側202及び後部アクチュエータ側204のそれぞれのポンプ収縮流体経路316及びポンプ伸長流体経路326と流体的に連通できる。従って、流量調節弁200の入力206は、集中油圧回路382の第一入力流体経路216及び第二入力流体経路226と流体的に連通できる。流量調節弁200の出力208は、集中油圧回路382の前部アクチュエータ側202及び後部アクチュエータ側204のそれぞれのポンプ収縮流体経路316及びポンプ伸長流体経路326と流体的に連通できる。
流量調節弁200は、任意の出力208に油圧流体を向かわせるよう構成できる。例えば、流量調節弁200は、任意の入力206から受けた油圧流体を任意の出力208へ選択的に向かわせることができる複数の位置へのソレノイドによって操作できるスプールを備えることができる。いくつかの実施形態では、流量調節弁200は、制御ボックス50に通信可能に接続できる。従って、制御ボックス50は、流量調節弁200のソレノイドに制御信号を供給でき、かつ任意の出力208と流体的に連通する任意の入力206を選択的に設置できる。本明細書に供給される実施形態を定義しかつ記述する目的のために、「ソレノイド」という用語は、任意の電気的に作動するサーボ機構を意味できる。
いくつかの実施形態では、集中油圧回路382は、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18の同時作動のために構成できる。例えば、同時作動の間、ポンプモータ160は、油圧流体でもって前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18を作動できる。従って、流量調節弁200は、前部アクチュエータ側202のポンプ収縮流体経路316及び後部アクチュエータ側204のポンプ収縮流体経路316の両方と流体的に連通する第一入力流体経路216を設置できる。さらに、または代替的に、流量調節弁200は、前部アクチュエータ側202のポンプ伸長流体経路326及び後部アクチュエータ側204のポンプ伸長流体経路326の両方と流体的に連通する第二入力流体経路226を設置できる。従って、同時作動の間、流量調節弁200は、集中油圧回路382の前部アクチュエータ側202と後部アクチュエータ側204の間でポンプモータ160によって供給される油圧流体を分けることができる。
いくつかの実施形態では、集中油圧回路382は、前部アクチュエータ16または後部アクチュエータ18の独立作動のために構成できる。例えば、独立作動の間、ポンプモータ160は、油圧流体でもって前部アクチュエータ16を作動できる。従って、流量調節弁200は、前部アクチュエータ側192のポンプ収縮流体経路316と流体的に連通する第一入力流体経路216を設置できる。さらに、または代替的に、第二入力流体経路226は、前部アクチュエータ側192のポンプ伸長流体経路326と流体的に連通して設置できる。
あるいは、独立作動の間、ポンプモータ160は、油圧流体でもって後部アクチュエータ18を作動できる。従って、流量調節弁200は、後部アクチュエータ側194のポンプ収縮流体経路316と流体的に連通する第一入力流体経路216を設置できる。さらに、または代替的に、第二入力流体経路226は、後部アクチュエータ側194のポンプ伸長流体経路326と流体的に連通して設置できる。従って、独立作動の間、流量調節弁200は、集中油圧回路382の前部アクチュエータ側202または後部アクチュエータ側204にポンプモータ160によって供給される油圧流体を向かわせることができる。
図1及び2を再度参照して、自己作動型簡易ベッド10が水平であるかどうかを決定するために、センサ(描写せず)は距離及び/または角度を計るために利用されてもよい。例えば、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18はそれぞれ、各アクチュエータの長さを決定するエンコーダを備えてもよい。1つの実施形態では、エンコーダは、簡易ベッドが動力を得ているかまたは動力を得ていない(すなわち手動制御)時、アクチュエータの全長またはアクチュエータの長さにおける変化の動きを検知するために動作可能であるリアルタイムエンコーダである。様々なエンコーダが考えられる一方で、1つの商業的実施形態では、エンコーダは、米国ミネソタ州ウォータータウンのミッドウェストプロダクト社によって製造される光学エンコーダであってもよい。他の実施形態では、簡易ベッドは、例えば電位差計回転センサ、ホール効果回転センサ、等といった実際の角度または角度における変化を計測する角度センサを備える。角度センサは、前脚20及び/または後脚40の任意の旋回的連結部の角度を検知するよう動作可能であってもよい。1つの実施形態では、角度センサは、前脚20の角度と後脚40の角度の間の差(角度差分)を検知するよう、前脚20及び後脚40に動作可能なように連結する。負荷状態の角度は、20°または自己作動型簡易ベッド10が負荷状態(患者の積載及び/または患者を降ろしていることを示す)にあることを概して示す任意の他の角度といったような角度に設定されてもよい。よって、角度デルタが積載状態角度を超える時、自己作動型簡易ベッド10は積載状態にあることを検知し、積載状態であることに基づいて特定の動作を実行してもよい。
本明細書に記述される実施形態では、制御ボックス50は、1つ以上のプロセッサ及びメモリを備えるか、または動作可能なように接続する。本明細書に供給される実施形態を定義しかつ記述する目的のために、「プロセッサ」という用語は、指示読取可能な任意の実行機械を意味できる。従って、各プロセッサは、コントローラ、集積回路、マイクロチップ、コンピュータ、または任意の他のコンピューティング装置であってもよい。メモリは、指示読取可能な記憶機械の機能を持つ任意の装置であり得る。メモリは、例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、二次メモリ(例えばハードドライブ)、またはそれらの組み合わせといったような任意のタイプの記憶装置を含むことができる。ROMの適切な実施例は、プログラム可能リードオンリーメモリ(PROM)、消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラム可能リードオンリーメモリ(EEPROM)、電気的消去再書き込みリードオンリーメモリ(EAROM)、フラッシュメモリ、またはそれらの組み合わせを含むが、これに限定はされない。RAMの適切な実施例は、スタティックRAM(SRAM)、またはダイナミックRAM(DRAM)を含むが、これに限られない。
本明細書に記述される実施形態は、1つ以上のプロセッサを備える指示読取可能な実行機械によって自動的に方法を実行できる。指示読取可能な機械は、例えば、プロセッサ、またはアセンブリ言語によって直接実行できる機械語、オブジェクト指向プログラミング(OOP)、スクリプト言語、マイクロコード、等といったような指示読取可能な機械へとコンパイルされるかまたは組み込まれ、格納される任意の世代(例えば1GL、2GK、3GL、4GL、または5GL)の任意のプログラミング言語で書かれたロジックまたはアルゴリズムを備えることができる。あるいは、指示読取可能な機械は、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)構成または特定用途向け集積回路(ASIC)、またはその同等物のいずれかを介してロジック実装されるといったような、ハードウェア記述言語(HDL)で書かれてもよい。従って、本明細書に記述される方法は、前もってプログラムされたハードウェア要素として、またはハードウェア及びソフトウェア構成要素の組み合わせとして任意の従来のコンピュータプログラミング言語に実装されてもよい。
さらに、距離センサは、下部面と例えば、前端17、後端19、前部積載車輪70、前部車輪26、中間積載車輪30、後部車輪46、前部アクチュエータ16または後部アクチュエータ18といったような構成要素の間の距離が決定できるように、自己作動型簡易ベッド10の任意の部分に連結してもよい。本明細書に用いられる「センサ」という用語は、物理的数を計測し、かつ物理的数の計測された値に相互関連する信号に変換する装置を意味する。さらに、「信号」という用語は、例えば、電流、電圧、フラックス、DC、AC、正弦波、三角波、方形波、等といった、1つの位置から他方へ送信可能な電気的、磁気的または光学的波形を意味する。
図2及び4A〜Eを併せて参照して、前端17は同様に、自己作動型簡易ベッド10の積載面500(例えば救急車の床面)上への積載を促進するよう構成された1組の前部積載車輪70を備えてもよい。自己作動型簡易ベッド10は、積載面500に対する前部積載車輪70の位置(例えば面の上または面に接する距離)を検知するよう動作可能なセンサを備えてもよい。1つ以上の実施形態では、前部積載車輪センサは、タッチセンサ、近接センサ、または前部積載車輪70が積載面500の上にある時に効果的に検知するための他の適切なセンサを備える。1つの実施形態では、前部積載車輪センサは、前部積載車輪から積載車輪の裏の面への距離を直接または間接的に検知するよう並べられた超音波センサである。特に、本明細書に記述される超音波センサは、面が超音波センサからの距離の限定的範囲内にある時(例えば、面が第一距離よりも遠いが第二位置より近い時)、指示を提供するよう動作可能であってもよい。よって、自己作動型簡易ベッド10の一部が積載面500に近接している時、明確な指示がセンサによって提供されるように、限定的範囲は設定されてもよい。
さらなる実施形態では、前部積載車輪センサが前部積載車輪70が積載面500の限定的範囲内にある時(すなわち、前部積載車輪70が面に接していることを示すようセットされる距離)のみ作動するよう、複数の前部積載車輪センサは直列であってもよい。用いられている「作動する」というこの文脈は、前部積載車輪70が両方とも積載面500の上にあることを、前部積載車輪センサが制御ボックス50に信号を送信することを意味する。前部積載車輪70が両方とも積載面500上にあることを保証することは、特に自己作動型簡易ベッド10が救急車へと傾斜状態で積載される時の状況では重要である。
前脚20は、前脚20に取り付けられた中間積載車輪30を含んでもよい。1つの実施形態では、中間積載車輪30は、前部交差ビーム22に隣接する前脚20上に配置されてもよい。前部積載車輪70のように、中間積載車輪30は、積載面500からの中間積載車輪30の距離を測るために動作可能であるセンサ(図示せず)を備えてもよい。センサは、タッチセンサ、近接センサ、または中間積載車輪30が積載面500の上にある時に検知するよう動作可能な他の適切なセンサであってもよい。本明細書にさらなる詳細が説明されるように、積載車輪センサは、車輪が車両の床面上にあることを検知してもよく、それにより後脚40を安全に収縮することができる。いくつかの追加的実施形態では、中間積載車両センサは、前部積載車輪センサのように直列であってもよく、それにより両方の中間積載車輪30が、積載車輪が積載面500の上にあることをセンサが示す前に、すなわち制御ボックス50へ信号を送信する前に積載面500の上にあるべきである。1つの実施形態では、中間積載車輪30が積載面の設定距離内にある時、中間積載車輪センサは、制御ボックス50に後部アクチュエータ18を作動させる信号を供給してもよい。図は、中間積載車輪30が前脚20上にのみあるように描写するが、中間積載車輪30は同様に、後脚40または自己作動型簡易ベッド10における任意の他の位置上にも配置されてもよく、それにより中間積載車輪30は積載及び/または降ろすのを促進するよう前部積載車輪70と連携する。(例えば支持枠12)
図2を再度参照して、自己作動型簡易ベッド10は、前部アクチュエータ16の位置を検知するよう構成された前部アクチュエータセンサ62及び後部アクチュエータ18の位置を検知するよう構成された後部アクチュエータセンサ64を備えてもよい。いくつかの実施形態では、前部アクチュエータセンサ62及び後部アクチュエータセンサ64は、支持枠12の指定された位置に対する前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18それぞれの位置を検知するよう構成できる。例えば、前部アクチュエータセンサ62及び後部アクチュエータセンサ64はそれぞれ、支持枠12と移動可能なように係合でき、かつ支持枠12の指定された位置に比較的近い第一位置と支持枠12の指定された位置から比較的遠い第二位置との間で自由に動くことができる。前部アクチュエータセンサ62及び後部アクチュエータセンサ64はそれぞれ、距離計測センサ、ストリングエンコーダ、電位差計回転センサ、近接センサ、リードスイッチ、ホール効果センサ、それらの組み合わせまたは前部アクチュエータ16及び/または後部アクチュエータ18が第一位置及び/または第二位置にあるか及び/または超えたかのいずれかにある時に検知するよう動作可能な任意の他の適切なセンサであってもよい。さらなる実施形態では、前部アクチュエータセンサ62及び後部アクチュエータセンサ64は、自己作動型簡易ベッド10上に置かれた患者の体重を検知するよう動作可能であってもよい(例えば、ひずみゲージが利用される時)。
図1の実施形態を参照して、後端19は、自己作動型簡易ベッド10のためのオペレータ制御を備えてもよい。本明細書に用いられるように、オペレータ制御は、前脚20、後脚40、及び支持枠12の動きを制御することによって自己作動型簡易ベッド10を積載及び降ろすことにおいてオペレータによって用いられる構成要素である。図2を参照して、オペレータ制御は、自己作動型簡易ベッド10の後端19に配置された1つ以上の手動制御57(例えば、テレスコープ式ハンドル上のボタン)を備えてもよい。さらに、オペレータ制御は、初期設定の独立モード及び同時または「シンク」モードから、簡易ベッドを切り替えることで用いることができる自己作動型簡易ベッド10の後端19に配置された制御ボックス50を含んでもよい。制御ボックス50は、前脚20及び後脚40の両方を同時に昇降できるようシンクモードの簡易ベッドに配置された1つ以上のボタン54、56を備えてもよい。特定の実施形態では、シンクモードは一時的なものであり、簡易ベッド操作は、例えば約30秒の期間後に初期設定のモードに戻る。さらなる実施形態では、シンクモードは、自己作動型簡易ベッド10の積載及び/または降ろすことにおいて利用されてもよい。様々な位置が考えられる一方で、制御ボックスは、後端19上のハンドル間に配置されてもよい。
手動制御実施形態に代わるものとして、制御ボックス50は同様に、自己作動型簡易ベッド10を昇降するのに用いられる構成要素を含んでもよい。1つの実施形態では、構成要素は、簡易ベッドを上げる(+)または下げる(−)ことのできるトグルスイッチ52である。他のボタン、スイッチ、またはノブも同様に適切である。本明細書にさらなる詳細が説明されるような自己作動型簡易ベッド10におけるセンサの統合によって、トグルスイッチ52は、自己作動型簡易ベッド10の位置に基づき、上げたり、下げたり、収縮したりまたは取り外したりできるよう動作可能な前脚20または後脚40を制御するために用いられてもよい。1つの実施形態では、トグルスイッチはアナログである(すなわち、アナログスイッチの押下及び/または変位が動作スピードに比例する)。オペレータ制御は、前部及び後部アクチュエータ16、18が作動しているかまたは作動していないかをオペレータに知らせるよう構成された視覚的表示構成要素58を備えてもよく、それにより上げたり、下げたり、収縮したりまたは取り外したりされてもよい。本実施形態において、オペレータ制御が自己作動型簡易ベッド10の後端19に配置される一方で、オペレータ制御が、例えば、支持枠12の前端17または側面上といった支持枠12上の代替位置に配置されることがさらに考えられる。さらなる実施形態では、オペレータ制御は、自己作動型簡易ベッド10への物理的な取り付けなしで自己作動型簡易ベッド10を制御できる取り外し可能に取り付けられた無線遠隔制御内に置かれてもよい。
同時作動されている自己作動型簡易ベッド10の実施形態を見て、図2の自己作動型簡易ベッド10が伸びているように描写され、よって前部アクチュエータセンサ62及び後部アクチュエータセンサ64は、前脚20及び後脚40が下部面に接しており、かつ積載されている時といったような、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18が第一位置にあることを検知する。前部及び後部アクチュエータセンサ62、64が、前部及び後部アクチュエータ16、18の両方がそれぞれ第一位置にあり、かつオペレータ制御(例えば、下げるための「−」及び上げるための「+」)を用いてオペレータが昇降できることを検知する時、前部及び後部アクチュエータ16、18は両方とも作動する。
図3A〜3Cを併せて参照して、同時作動を介して上げられている(図3A〜3C)または下げられている(図3C〜3A)自己作動型簡易ベッド10の実施形態は、概して描写される(前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18は図3A〜3Cに描写されないことを明確にするためである)。描写される実施形態では、自己作動型簡易ベッド10は、1組の前脚20及び1組の後脚40とスライド係合する支持枠12を備える。各前脚20は、支持枠12に回転可能なように連結する前部ヒンジ部材24に回転可能なように連結する。各後脚40は、支持枠12に回転可能なように連結する後部ヒンジ部材44に回転可能なように連結する。描写される実施形態では、前部ヒンジ部材24は、支持枠12の前端17に向かって回転可能なように連結し、後部ヒンジ部材44は、後端19に向かって支持枠12に回転可能なように連結する。
図3Aは、最も低い移送位置にある自己作動型簡易ベッド10を描写する。特に、後部車輪46及び前部車輪26は、面に接しており、後端19に向かう支持枠12の一部に前脚20が接するように前脚20は支持枠12とスライド係合し、前端17へ向かう支持枠12の一部に後脚40が接するように後脚40は支持枠12とスライド係合する。図3Bは、中間移送位置にある自己作動型簡易ベッド10、すなわち前脚20及び後脚40が支持枠12に沿って中間移送位置にあることを描写する。図3Cは、最も高い移送位置にある自己作動型簡易ベッド10、すなわち、前部積載車輪70が、本明細書にさらなる詳細が記述されるような、簡易ベッドを積載するのに十分な高さへセットできる最大の望ましい高さにあるように、支持枠12に沿って配置された前脚20及び後脚40を描写する。
本明細書に記述される実施形態は、患者を車両に移載するために準備状態にある車両の下の位置から患者を持ち上げるために利用されてもよい(例えば、地面から救急車の積載面上へ)。特に、自己作動型簡易ベッド10は、前脚20及び後脚40を同時作動し、かつ支持枠12に沿ってスライドさせることによって一番低い移送位置(図3A)から中間移送位置(図3B)または最も高い移送位置(図3C)へと持ち上げられてもよい。持ち上げられている時、作動は前脚を前端17に向かってスライドさせ、かつ前部ヒンジ部材24の周りで回転させ、かつ後脚40を後端19に向かってスライドさせ、かつ後部ヒンジ部材44の周りで回転させる。特に、ユーザは制御ボックス50(図2)と相互作用してもよく、自己作動型簡易ベッド10を持ち上げる要求を示す入力を供給してもよい(例えば、トグルスイッチ52の「+」を押すことで)。自己作動型簡易ベッド10は、その現在位置(例えば、最も低い移送位置または中間移送位置)から最も高い移送位置に達するまで持ち上げられる。最も高い移送位置に達すると作動は自動的に停止し、すなわち自己作動型簡易ベッド10をより高く持ち上げるための追加的入力が必要である。入力は、電気的、音声または手動といった任意の方法で自己作動型簡易ベッド10及び/または制御ボックス50へと供給されてもよい。
自己作動型簡易ベッド10は、前脚20及び後脚40を同時作動し、かつ支持枠12に沿ってスライドさせることによって中間移送位置(図3B)または最も高い移送位置(図3C)から最も低い移送位置(図3A)へと下げられてもよい。特に、下げられている時、作動は前脚を後端19に向かってスライドさせ、かつ前部ヒンジ部材24の周りで回転させ、かつ後脚40を前端17に向かってスライドさせ、かつ後部ヒンジ部材44の周りで回転させる。例えば、ユーザは、自己作動型簡易ベッド10を下げる要求を示す入力を供給してもよい(例えば、トグルスイッチ52の「−」を押すことで)。入力を受信すると自己作動型簡易ベッド10は、その現在位置(例えば、最も高い移送位置または中間移送位置)から最も低い移送位置に達するまで下がる。一度自己作動型簡易ベッド10がその最も低い高さ(例えば最も低い移送位置)に達すると、作動は自動的に停止する。いくつかの実施形態では、制御ボックス50(図1)は、前脚20及び後脚40が移動中に作動していることの可視表示を提供する。
1つの実施形態では、自己作動型簡易ベッド10が最も高い移送位置(図3C)にある時、前脚20は前部積載インデックス221にある支持枠12と接し、後脚40は後部積載インデックス241にある支持枠12に接する。前部積載インデックス221及び後部積載インデックス241が図3Cにおいて支持枠12の中間部近くに位置するように描写される一方で、追加的実施形態は、支持枠12に沿う任意の位置に位置する前部積載インデックス221及び後部積載インデックス241を伴って考えられる。例えば、自己作動型簡易ベッド10を望ましい高さまで作動すること及び最も高い移送位置をセットする要求を示す入力を供給すること(例えば、トグルスイッチ52の「+」及び「−」を同時に10秒間押したままにする)により、最も高い移送位置は、セットされる。
他の実施形態では、自己作動型簡易ベッド10はいつでも、設定期間(例えば30秒)の間、最も高い移送位置より上に持ち上げられ、制御ボックス50は、自己作動型簡易ベッド10が最も高い移送位置を超えており、かつ自己作動型簡易ベッド10が下げられる必要があることの表示を供給する。表示は、可視的、音声的、電気的またはそれらの組み合わせであってもよい。
自己作動型簡易ベッド10が最も低い移送位置(図3A)にある時、前脚20は支持枠12の後端19近くに位置する前部平面インデックス220にある支持枠12と接してもよく、後脚40は支持枠12の前端17近くに位置する後部平面インデックス240にある支持枠12に接してもよい。さらに、本明細書に用いられる「インデックス」という用語は、例えば、側面部材15内に形成されるチャネルにおける障害、ロック機構、またはサーボ機構によって制御された停止、といった機械的停止または電気的停止に対応する支持枠12に沿った位置を意味する。
前部アクチュエータ16は、後部アクチュエータ18から独立した支持枠12の前端17を昇降するよう動作可能である。後部アクチュエータ18は、前部アクチュエータ16から独立した支持枠12の後端19を昇降するよう動作可能である。前端17及び後端19を独立して持ち上げることで、自己作動型簡易ベッド10は、自己作動型簡易ベッド10が例えば階段や丘などの不均等な面の上を移動する時、支持枠12を水平に、または実質的に水平に維持できる。特に、前脚20または後脚40のうちの1つが1組の脚が面に接していない(すなわち、1組の脚が積載されていない)時といったような第二位置にある場合、自己作動型簡易ベッド10によって作動される。(例えば自己作動型簡易ベッド10を抑制外で動かすことで)さらなる実施形態では、自己作動型簡易ベッド10は、自動的に水平になるよう動作可能である。例えば、後端19が前端17よりも低い場合、トグルスイッチ52の「+」を押すことで後端19を自己作動型簡易ベッド10を持ち上げる前の水平位置まで持ち上げ、トグルスイッチ52の「−」を押すことで前端17を自己作動型簡易ベッド10を下げる前の水平位置まで下げる。
図2に描写される1つの実施形態では、自己作動型簡易ベッド10は、前部アクチュエータ16の検知された位置を示す前部アクチュエータセンサ62からの第一位置信号及び後部アクチュエータ18の検知された位置を示す後部アクチュエータセンサ64からの第二位置信号を受信する。第一位置信号及び第二位置信号は、簡易ベッド10によって受信された入力するために簡易ベッド10の反応を決定するよう制御ボックス50によってロジック実行されることで処理されてもよい。特に、ユーザ入力は、制御ボックス50へと入力されてもよい。ユーザ入力は、制御ボックス50によって自己作動型簡易ベッド10の高さを変更するための命令を示す制御信号として受けられる。概して、第一位置信号が、前部アクチュエータが第一位置にあることを示し、第二位置信号が、後部アクチュエータが第一位置から相対的に異なる第二位置にあることを示す時、2つの所定の相対位置間の距離、角度、または位置を示す第一及び第二位置と共に、前部アクチュエータ16は積載端脚20を作動し、かつ後部アクチュエータ18を実質的に静止したままにする(例えば作動していない)。従って、第一位置信号が第二位置を示す時のみ、積載端脚20は、トグルスイッチ52の「−」を押すことで持ち上げられてもよく、及び/またはトグルスイッチ52の「+」を押すことで下げられてもよい。概して、第二位置信号が第二位置を示し、第一位置信号が第一位置を示す時、後部アクチュエータ18は後脚40を作動し、かつ前部アクチュエータ16を実質的に静止したままにする(例えば作動していない)よう作動する。従って、第二位置信号が第二位置を示す時のみ、後脚40は、トグルスイッチ52の「−」を押すことで持ち上げられてもよく、及び/またはトグルスイッチ52の「+」を押すことで下げられてもよい。いくつかの実施形態では、アクチュエータは、比較的早い作動の前に支持枠12の急速にぶつかることを軽減するために最初の動作があると(すなわち、スロースタート)比較的ゆっくりと作動してもよい。
図3C〜4Eを併せて参照して、独立作動は、患者を車両へ移載するために本明細書に記述される実施形態によって利用されてもよい(前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18は図3C〜4Eに描写されないことを明確にするためである)。特に、自己作動型簡易ベッド10は、以下に記述される手順に従って積載面500上へと積載できる。第一に、自己作動型簡易ベッド10は、最も高い移送位置(図3C)または前部積載車輪70が積載面500よりも高くなる任意の位置へと置かれてもよい。自己作動型簡易ベッド10が積載面500上に積載される時、自己作動型簡易ベッド10は、前部及び後部アクチュエータ16及び18を介して持ち上げられてもよく、前部積載車輪70は、積載面500上に配置される。その後、自己作動型簡易ベッド10は、前部積載車輪70が積載面500に接するまで下げられてもよい(図4A)。
図4Aに描写されるように、前部積載車輪70は、積載面500上にある。1つの実施形態では、積載車輪が積載面500に接した後、1組の前脚20は、前端17が積載面500上にあるので、前部アクチュエータ16と共に作動できる。図4A及び4Bに描写されるように、自己作動型簡易ベッド10の中間部は、積載面500から離れている(すなわち、自己作動型簡易ベッド10の重量のほとんどが車輪70、26、及び/または30によって片持ちされ、かつ支持されているので、自己作動型簡易ベッド10の大部分は積載端502を超えて積載されない)。前部積載車輪が十分に積載された時、自己作動型簡易ベッド10は、削減された力の量と共に水平に保持されてもよい。さらに、そういった位置では、前部アクチュエータ16は第二位置にあってもよく、後部アクチュエータ18は第一位置にあってもよい。よって、例えば、トグルスイッチ52の「−」が作動する場合、前脚20が持ち上げられる(図4B)。1つの実施形態では、前脚20が積載状態を引き起こすために十分持ち上げられた後、前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18の動作は、自己作動型簡易ベッドの位置に依存する。いくつかの実施形態では、前脚20が持ち上がると、可視表示は制御ボックス50(図2)の視覚的表示構成要素58上に供給される。可視表示は、色分けされてもよい(例えば、作動した脚は緑、非作動の脚は赤)。前部アクチュエータ16は、前脚20が十分に収縮した時、動作を自動的に停止してもよい。さらに、前脚20の収縮の間、前部アクチュエータセンサ62は、第一位置に対する第二位置を検知してもよく、その時点で、前部アクチュエータ16は、例えば、約2秒以内といった高速で完全に収縮する前脚20を持ち上げてもよい。
前脚20が収縮された後、自己作動型簡易ベッド10は、中間積載車輪30が積載面500(図4C)上に積載されるまで前進するよう促してもよい。図4Cに描写されるように、前端17及び自己作動型簡易ベッド10の中間部は、積載面500の上にある。結果として、1組の後脚40は、後部アクチュエータ18と共に収縮することができる。特に、超音波センサは、中間部が積載面500の上にある時を検知するよう配置されてもよい。積載状態の間(例えば、前脚20及び後脚40が積載状態角度よりも大きい角度差分を有する)、中間部が積載面500の上にある時、後部アクチュエータは作動してもよい。1つの実施形態では、後脚40作動を許可するために中間積載車輪30が積載端502を十分に超えている時、制御ボックス50(図2)によって表示が供給されてもよい(例えば、ビープ音が提供されてもよい)。
後脚40が収縮されるように、自己作動型簡易ベッド10の任意の部分が積載端502を十分に超える支点として機能してもよい時、自己作動型簡易ベッド10の中間部は積載面500の上にあり、後端19を持ち上げるのに削減された力の量が必要である(例えば、後端19を支持するのに必要である自己作動型簡易ベッド10の重量の半分以下が積載されてもよい)。さらに、自己作動型簡易ベッド10の位置の検知は、自己作動型簡易ベッド10上に位置するセンサ及び/または積載面500上にあるかまたは隣接しているセンサによって成されてもよい。例えば、救急車は、積載面500及び/または積載端502に対する自己作動型簡易ベッド10の位置を検知するセンサ及び自己作動型簡易ベッド10に情報を送信するための通信手段を有してもよい。
図4Dを参照して、後脚40が収縮した後、自己作動型簡易ベッド10は前進するよう促されてもよい。1つの実施形態では、後脚収縮の間、後部アクチュエータセンサ64は、後脚40が第二位置にあることを検知してもよく、その時点で、後部アクチュエータ18は後脚40をより高速で持ち上がってもよい。後脚40が十分に収縮すると、後部アクチュエータ18は動作を自動的に停止してもよい。1つの実施形態では、自己作動型簡易ベッド10が積載端502を十分に超える時(例えば、十分に積載されるかまたは後部アクチュエータが積載端502を超えるよう積載される)、制御ボックス50(図2)によって表示が供給されてもよい。
一度簡易ベッドが積載面(図4E)上に積載されると、前部及び後部アクチュエータ16、18は、救急車にロッキング連結することで解除されてもよい。救急車及び自己作動型簡易ベッド10はそれぞれ、例えば、オスメスコネクタといった連結に適した構成要素で取り付けられてもよい。さらに、自己作動型簡易ベッド10は、簡易ベッドが救急車内に完全に配置される時にレジスターし、かつアクチュエータ16、18のロックをもたらす信号を送信するセンサを備える。さらなる他の実施形態では、自己作動型簡易ベッド10は、アクチュエータ16、18をロックする簡易ベッド固定具に連結してもよく、かつ自己作動型簡易ベッド10を充電する救急車の電源システムにさらに連結する。そういった救急車の充電システムにおける商業的実施例は、ファーノ・ワシントン社により製造される統合充電システム(ICS)である。
図4A〜4Eを併せて参照して、前述の独立作動は、自己作動型簡易ベッド10を積載面500から降ろすために本明細書に記述される実施形態によって利用されてもよい。特に、自己作動型簡易ベッド10は、固定具からはずされ、積載端502(図4E〜図4D)に向かって促されてもよい。後部車輪46が積載面500(図4D)から離れると、後部アクチュエータセンサ64は、後脚40が第二位置にあることを検知し、かつ後脚40が下がることを許可する。いくつかの実施形態では、例えばセンサが簡易ベッドが正しい位置にない(例えば、後部車輪46が積載面500の上にあるかまたは中間積載車輪30が積載端502から離れている)ことを検知する場合、後脚40は下がることを防いでもよい。1つの実施形態では、後部アクチュエータ18が作動する(例えば、中間積載車輪30が積載端502の近くにあり及び/または後部アクチュエータセンサ64が引張を検知する)時、制御ボックス50(図2)から表示が供給されてもよい。
自己作動型簡易ベッド10が積載端502に対する適切な位置にある時、後脚40は伸びることができる(図4C)。いくつかの実施形態では、後部アクチュエータセンサ64が第二位置を検知する時、後脚40は、再生流体経路350(図12A〜12D)を作動するよう論理弁352を開くことで比較的早く伸びることができる。例えば、後脚40は、トグルスイッチ52の「+」を押すことで伸びてもよい。1つの実施形態では、後脚40が下がると、可視表示は制御ボックス50(図2)の視覚的表示構成要素58上に供給される。例えば、自己作動型簡易ベッド10が積載状態にあり、かつ後脚40及び/または前脚20が作動している時に、可視表示は供給されてもよい。そういった可視表示は、作動中に自己作動型簡易ベッドが動く(例えば、引いたり押したり、または転がしたり)べきではないことを伝えてもよい。後脚40が床面に接する時(図4C)、後部アクチュエータセンサ64は、第一位置を検知でき、かつ後部アクチュエータ18を解除できる。
前脚20が積載面500(図4B)にないことをセンサが検知する時、前部アクチュエータ16は作動する。いくつかの実施形態では、前部アクチュエータセンサ62が第二位置を検知する時、前脚20は、再生流体経路350(図12A〜12D)を作動するよう論理弁352を開くことで比較的早く伸びることができる。1つの実施形態では、中間積載車輪30が積載端502にある時、制御ボックス50(図2)によって表示が供給されてもよい。前脚20は、前脚が床面(図4A)に接するまで伸びる。例えば、前脚20は、トグルスイッチ52の「+」を押すことで伸びてもよい。1つの実施形態では、前脚20が下がると、可視表示は制御ボックス50(図2)の視覚的表示構成要素58上に供給される。
図6を再度参照して、簡易ベッド10は、側面枠部の最も外側の端から下方に突出する1組の前部積載車輪70と共に供給される。同様に側面枠部の最も外側の端から下方への突出するものは、前側ベイル72である。描写される実施形態では、前側ベイル72は、概してU字型の管状部材である。前側ベイル72は、図6に描写される概して下方に伸びる部分へとばねバイアスされる。この位置では、前側ベイル72は、前側ベイル72が緊急車両から簡易ベッド10を取り出すことに応じる方向へと平行移動する時、緊急車両の床面上に取り付けられた舌状の床面固定具と係合するよう構成される。前側ベイル72は、緊急車両へと簡易ベッド10を積載することに応じる方向へと平行移動する時、床面固定具から離れた方向に外れるのに適応され、それによって前側ベイル72を手動解放するための付き添いを必要とすることのない簡易ベッド10へと簡易ベッド10を積載することができる。
前側ベイル72は、緊急車両の床面に沿った簡易ベッド10の平行移動を制限し、それによって簡易ベッド10が緊急車両から降ろされることを選択的に防ぐ。よって前側ベイル72は、緊急車両から簡易ベッド10の望ましくない取り出しを防いでもよい。前側ベイル72は同様に、簡易ベッド10の両側に隣接して配置される解放アーム74によって上方に外されもよい。解放アーム74は、付き添いが緊急車両から簡易ベッドを降ろすのを望む時、付き添いが緊急車両の床面固定具への係合から前側ベイル72を解放することを許可する。
図6をさらに参照して、簡易ベッド10は同様に、前脚20または後脚40のうちの1つから下方に保護する中間ベイル76と共に供給されてもよい。中間ベイル76は、前部車輪26及び後部車輪46の間に配置され、簡易ベッド10の脚20、40が完全に収縮した位置にあると評価する。描写される実施形態では、中間ベイル76は、概してU字型の管状部材である。前側ベイル72と類似して、中間ベイル76は同様に、図6に描写される概して下方に伸びる部分へとばねバイアスされる。この部分では、中間ベイル76は、緊急車両の床面上に取り付けられた舌状の床面固定具と係合するよう構成される。この部分では、中間ベイル76は、中間ベイル76が緊急車両から簡易ベッド10を取り出すことに応じる方向へと平行移動する時、緊急車両の床面上に取り付けられた舌状の床面固定具と係合するよう構成される。中間ベイル76は、緊急車両へと簡易ベッド10を積載することに応じる方向へと平行移動する時、床面固定具から外れるのに適しており、それによって中間ベイル76を手動解放するための付き添いを必要とすることのない簡易ベッド10へと簡易ベッド10を積載することができる。
中間ベイル76は、緊急車両の床面に沿った簡易ベッド10の平行移動を制限し、それによって簡易ベッド10が緊急車両からさらに展開することを選択的に防ぐ。前部車輪26と後部車輪46の間に中間ベイル76が位置するので、中間ベイル76は簡易ベッド10の平行移動を制限してもよい。いくつかの実施形態では、中間ベイル76は、簡易ベッド10の平行移動を制限してもよく、それによって簡易ベッド10上に置かれた患者と共に及び/または患者なしで簡易ベッド10の重量の中心が、緊急車両内部に配置されてとどまる。簡易ベッド10は従って、付き添いによるさらなる力を加えることなく、緊急車両の床面に安定して係合した状態でいてもよい。従って、中間ベイル76は、簡易ベッド10が緊急車両から積載されたり降ろされたりする間、簡易ベッド10の望ましくない不安定さを防いでもよい。
中間ベイル76は同様に、簡易ベッド10の両側に隣接して配置される解放アーム78によって上方に外されてもよい。解放アーム78は、付き添いが緊急車両から簡易ベッド10を降ろすことに応じる方向へと簡易ベッドを平行移動するのを望む時、付き添いが緊急車両の床面固定具への係合から中間ベイル76を解放することを許可する。
図23及び24を併せて参照して、自己作動型簡易ベッド10の実施形態は、自己作動型簡易ベッド10上の患者を支持するための患者支持部材400を備えることができる。いくつかの実施形態では、患者支持部材400は、自己作動型簡易ベッド10の支持枠12に連結できる。患者支持部材400は、患者の背中及び頭及び首周りを支持するための頭支持部402、及び患者の下肢周りを支持するための足支持部404を備えることができる。患者支持部材400はさらに、頭支持部402と足支持部404の間に配置される中間部406を備えることができる。必要に応じ、患者支持部材400は、患者の快適性のための緩衝材を供給するために支持パッド408を備えることができる。支持パッド408は、生体液及び材料に非反応性の材質群から形成される外層を含むことができる。
図24を参照して、患者支持部材400は、自己作動型簡易ベッド10の支持枠12に対して関節接合するよう動作可能であってもよい。例えば、頭支持部402、足支持部404、またはその両方は支持枠12に対して回転できる。頭支持部402は、水平位置、すなわち、支持枠12に実質的に平行である位置に対して患者の胴体を持ち上げるよう調整できる。特に、頭オフセット角度ΘHは、支持枠12と頭支持部402の間に定義できる。頭オフセット角度ΘHは、頭支持部402が支持枠12から離れて回転するにつれて増加してもよい。いくつかの実施形態では、頭オフセット角度ΘHは、例えば1つの実施形態では約85°、または他の実施形態では約76°といったように、実質的に鋭角な最大角に制限できる。足支持部404は、水平位置、すなわち、支持枠12に実質的に平行である位置に対して患者の下肢周りを持ち上げるよう調整できる。足オフセット角度ΘFは、支持枠12と足支持部404の間に定義できる。足オフセット角度ΘFは、足支持部404が支持枠12から離れて回転するにつれて増加してもよい。いくつかの実施形態では、足オフセット角度ΘFは、例えば1つの実施形態では約35°、他の実施形態では約25°、またはさらなる実施形態では約16°といったように、実質的に鋭角な最大角に制限できる。
図1及び24を併せて参照して、自己作動型簡易ベッド10は、着座積載位置まで自動的に作動するよう構成できる。特に、前部アクチュエータ16は前脚20を作動でき、後部アクチュエータ18は後脚40を作動でき、または前部アクチュエータ16及び後部アクチュエータ18の両方は自己作動型簡易ベッド10の前端17に対して自己作動型簡易ベッド10の後端19を下げるよう作動できる。自己作動型簡易ベッド10の後端19が下げられた時、着座積載角度αは支持枠12と実質的水平面504の間に形成できる。いくつかの実施形態では、着座積載角度αは、例えば1つの実施形態では約35°、他の実施形態では約25°、またはさらなる実施形態では約16°といったように、実質的に鋭角な最大角に制限できる。いくつかの実施形態では、患者支持部材400の足支持部404が水平面504と実質的に平行であるように、着座積載角度aは、足オフセット角度ΘFと実質的に同じであってもよい。
図23及び24を再度参照して、患者支持部材400の頭支持部402及び足支持部404は、自己作動型簡易ベッド10が着座積載位置へ自動的に作動する前に、支持枠12から離れて持ち上がることができる。さらに、前部車輪26及び後部車輪46は、実質的に同じ方向に方向付けできる。一度並べられると、前部車輪26及び後部車輪46は、適所にロックできる。いくつかの実施形態では、自己作動型簡易ベッド10は、簡易ベッドを着座積載位置へ作動するための命令を受けるよう構成された入力を備えることができる。例えば、視覚的表示構成要素58は、触知性入力を受けるためのタッチスクリーン入力を含むことができる。さらに、または代替的に、様々な他のボタン、または音声入力は、自己作動型簡易ベッド10を着座積載位置へ作動するための命令を受けるよう構成できる。
一度制御ボックス50が命令を受けると、自己作動型簡易ベッド10は着座積載位置モードへとセットできる。いくつかの実施形態では、自己作動型簡易ベッド10は、追加的入力なしで着座積載位置モードへと入ることをもって着座積載位置へ自動的に作動できる。さらに、自己作動型簡易ベッド10は、着座積載位置へと移行する前に、追加的入力を必要としてもよい。例えば、自己作動型簡易ベッド10の後端19は、着座積載位置モードの間、トグルスイッチ52(図2)の「−」を押すことで下げることができる。さらなる実施形態では、モードが作動している合計時間を制限するよう制限時間が着座積載位置モードへ適用できる。従って、着座積載位置モードは、例えば1つの実施形態では約60秒、他の実施形態では約30秒、またはさらなる実施形態では約15秒、といったような制限時間の終了をもって自動的に解除できる。さらなる実施形態では、着座積載位置モードに入ると、例えば、音声表示または視覚的表示構成要素58上の可視表示といった自己作動型簡易ベッド10が着座積載位置モードにあることを示す確認が供給できる。
本明細書に記述される実施形態は、患者支持面といった支持面を支持枠へ連結することで、様々な体格の患者を移送するために利用されてもよい。例えば、リフトオフストレッチャーまたは保育器は、支持枠に取り外し可能なように連結してもよい。従って、本明細書に記述される実施形態は、幼児から肥満患者まで、患者を移載し移送するために利用されてもよい。本明細書に記述される実施形態はさらに、関節接合する脚を独立して作動するためにオペレータが単一のボタンを押さえることで、救急車に積載及び/または救急車から降ろしてもよい(例えば、救急車に簡易ベッドを積載するためにトグルスイッチの「−」を押すこと、または救急車から簡易ベッドを降ろすためにトグルスイッチの「+」を押すこと)。特に、自己作動型簡易ベッド10は、オペレータ制御からといったような入力信号を受けてもよい。入力信号は、第一方向または第二方向(下げるまたは上げる)を示してもよい。1組の前脚及び1組の後脚は、信号が第一方向を示す時独立して下げられてもよく、または信号が第二方向を示すとき独立して持ち上げられてもよい。
「好ましくは」、「概して」、「一般的に」、及び「典型的に」のような用語は、特許請求された実施形態の範囲を制限するために利用されているわけではなく、特定の特徴が特許請求された実施形態の構造または機能にとって決定的、不可欠、または重要でさえあることを示唆するために利用されているわけでもないことはさらに留意されたい。むしろ、これらの用語は、本開示の特定の実施形態で利用されることもあればされないこともある代替の、あるいは追加の特徴を際立たせることを目的としているにすぎない。
本開示の記述及び定義の目的で、「実質的に」という用語は、ここでは任意の量的比較、値、計測、または他の表現に起因する特有の不確定度を表すのに用いられることはさらに留意されたい。「実質的に」という用語はさらに、問題となる主題の基本的機能に変化を生じさせることなく表明された基準から変動し得る程度を表わすのに利用される。
具体的な実施形態について言及してきたが、付随の特許請求の範囲に定義されている本開示の範囲から逸脱することなく修正及び変形が実施可能であるのは明確であろう。より具体的には、本開示のいくつかの態様では、好適または特に好都合であるとしてここでは識別されているが、本開示はいずれかの具体的な実施形態のこれらの好適な態様に必ずしも限定されるものではないと考えている。
以下は、出願当初の本発明の各種形態である。
(形態1) 支持枠、1組の脚、及び油圧アクチュエータを備える自己作動型簡易ベッドであり、前記支持枠は前端から後端へと伸び、前記1組の足は前記支持枠と移動可能なように係合し、前記油圧アクチュエータは、前記1組の脚及び前記支持枠と移動可能なように係合し、かつ前記支持枠に対して前記1組の脚を伸縮し、前記油圧アクチュエータは、シリンダ筐体、ロッド、及びスライド案内部材を含み、前記シリンダ筐体は、前記ロッドの動作方向と連携する油圧シリンダを定義し、前記スライド案内部材は、前記シリンダ筐体とスライド式係合し、かつ前記ロッドと固定係合し、前記スライド案内部材は、前記ロッドが前記シリンダ筐体から動作方向に沿って伸縮するように前記シリンダ筐体に対してスライドする方向に沿ってスライドする、自己作動型簡易ベッド。
(形態2) 前記油圧アクチュエータが、前記ロッド及び前記スライド案内部材と連結する横支持プラテンを備える、形態1に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態3) 前記シリンダ筐体とスライド係合し、かつ前記横支持プラテンと連結し、前記ロッドが前記ロッドと前記第2スライド案内部材の間で前記横支持プラテンと連結する、形態2に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態4) 前記油圧アクチュエータの前記横支持プラテンが、前記1組の脚と移動可能なように係合する、形態2に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態5) 前記油圧アクチュエータの前記横支持プラテンが、前記支持枠と移動可能なように係合する、形態2に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態6) 前記スライド案内部材が、前記ロッドに面するロッド側及び前記ロッド側の反対側である外側を備え、前記ロッド側が実質的に真っすぐであり、かつ前記外側が弓型部を備える、形態1に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態7) 前記油圧アクチュエータが、第2ロッド及び第2スライド案内部材を備え、かつ前記第2スライド案内部材が前記シリンダ筐体とスライド係合し、かつ前記第2ロッドと固定係合する、形態1に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態8) 前記油圧アクチュエータが、前記ロッドと前記第2ロッドが異なる速度で伸縮することができる自己バランス方法で動作するよう構成される、形態7に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態9) 前記スライド案内部材が上部コースに沿って移動でき、前記第2スライド案内部材が下部コースに沿って移動する、形態7に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態10) 前記上部コース及び前記下部コースがオフセットである、形態9に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態11) 前記上部コース及び前記下部コースが実質的に平行である、形態9に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態12) 前記ロッドが前記下部コースと実質的に真っすぐであり、かつ前記第2ロッドが前記上部コースと実質的に真っすぐである、形態9に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態13) 脚、支持枠、及びアクチュエータを備える自己作動型簡易ベッドであり、前記脚は第1リンク位置において前記支持枠とスライド可能かつ回転可能なように係合でき、前記アクチュエータは第2リンク位置において前記足と固定かつ回転可能なように係合でき、前記アクチュエータは第三リンク位置において前記支持枠と回転可能なように係合でき、前記アクチュエータは伸縮するよう構成され、前記アクチュエータが伸縮時、前記第1リンク位置は線形経路に沿って移動し、前記第2リンク位置は曲線経路に沿って移動する、自己作動型簡易ベッド。
(形態14) ヒンジ部材を含み、前記ヒンジ部材が第四リンク位置において前記支持枠と回転可能なように係合し、前記ヒンジ部材が第五リンク位置において前記脚と回転可能なように係合し、前記アクチュエータが伸長または収縮時、前記第五リンク位置が第2曲線経路に沿って移動する、形態13に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態15) 前記ヒンジ部材が実質的に固定された長さを維持する、形態14に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態16) 前記ヒンジ部材が前記第四位置及び前記第五位置において固定かつ回転可能なように係合する、形態14に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態17) 前記脚が交差部材を備え、前記第2リンク位置が前記交差部材において形成される、形態13に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態18) 支持枠、1組の脚、及び油圧アクチュエータを備える自己作動型簡易ベッドであり、前記支持枠は前端から後端へと伸び、前記1組の足は前記支持枠と移動可能なように係合し前記油圧アクチュエータは、前記1組の脚及び前記支持枠と移動可能なように係合し、かつ前記支持枠に対して前記1組の脚を伸縮し、前記油圧アクチュエータは、伸長流体経路及び収縮流体経路と流体的に連通する油圧シリンダ、前記油圧シリンダ内に収められたピストン、及び前記伸長流体経路及び前記収縮流体経路と流体的に連通する再生流体経路を備え、前記ピストンは、油圧流体が前記伸長流体経路に前記収縮流体経路よりも高い圧力で供給される時、伸長方向に移動し、前記ピストンは、前記油圧流体が前記収縮流体経路に前記伸長流体経路よりも高い圧力で供給される時、収縮方向に移動し、前記再生流体経路は、前記油圧流体が前記収縮流体経路から前記伸長流体経路へ直接流れることを選択的に許可するよう構成される、自己作動型簡易ベッド。
(形態19) 前記再生流体経路が、前記油圧流体を前記収縮流体経路から前記伸長流体経路へと流れることを防ぐよう構成された、形態18に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態20) 前記ピストンが前記伸長方向へ移動する時、前記再生流体経路が、前記油圧流体を前記収縮流体経路から前記伸長流体経路へと直接流れることを許可するよう構成された、形態18に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態21) 前端及び後端を含む支持枠と、前記支持枠とスライド自在に係合する1組の前部脚と、前記支持枠とスライド自在に係合する1組の後部脚と、前記前脚を動かす前部アクチュエータ及び前記後脚を動かす後部アクチュエータを備える簡易ベッド作動システムと、を備える自己作動型簡易ベッドであり、前記簡易ベッド作動システムは、前記支持枠が前記支持枠と実質的水平面の間に着座積載角度を形成するように、着座積載位置へ自動的に作動するよう構成され、前記着座積載角度は鋭角である。
(形態22) 前記自己作動型簡易ベッドが前記支持枠に連結し、かつ前記支持枠に対して関節接合するよう動作可能であり、前記患者支持部が前記支持枠から離れて回転する足支持部を備え、かつ前記支持枠に対して足オフセット角度を定義する、形態21に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態23) 前記足オフセット角度が鋭角である最大角に抑制する、形態22に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態24) 前記着座積載角度が前記足オフセット角度とおおよそ等しい、形態23に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態25) 前記患者支持部材が、前記支持枠から離れて回転し、かつ前記支持枠に対して頭オフセット角度を定義する頭支持部を含む、形態22に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態26) 前端及び後端を含む支持枠と、前記支持枠とスライド自在に係合する1組の前部脚と、前記支持枠とスライド自在に係合する1組の後部脚と、前記前部脚を動かす前部アクチュエータ及び前記後部脚を動かす後部アクチュエータ、及び油圧流体を前記前部アクチュエータと前記後部アクチュエータに向かわせるよう構成された集中油圧回路を含む簡易ベッド作動システムと、を備える自己作動型簡易ベッド。
(形態27) 前記前部アクチュエータ及び前記後部アクチュエータが単一の流体容器から前記油圧流体を供給する、形態26に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態28) 前記簡易ベッド作動システムが、前記前部アクチュエータ及び前記後部アクチュエータの両方を前記油圧流体でもって作動するよう構成された単一のポンプモータを含む、形態26に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態29) 前記簡易ベッド作動システムが、流量調節弁または前記前部アクチュエータと前記後部アクチュエータと流体的に連通する電気スイッチング弁を含む、形態26に記載の前記自己作動型簡易ベッド。
(形態30) ピストン及びシリンダ筐体を有し、伸長流体経路及び収縮流体経路を有するテレスコープ式油圧シリンダと、前記シリンダ筐体と流体的に連通し、かつ前記テレスコープ式油圧シリンダに加圧油圧流体を供給する油圧加圧源と、前記テレスコープ式油圧シリンダに連結するキャリッジと、増幅レールと、及び前記増幅レールに連結する送達組み付けと、を備える患者移送簡易ベッド用の脚作動システムであり、前記送達組み付けは、前記シリンダ筐体に対する前記ピストンの伸長距離に概して比例する距離で前記キャリッジから離れた前記増幅レールを平行移動するよう前記増幅レールに力を加える、患者移送簡易ベッド用の脚作動システム。
(形態31) 前記増幅レールが実質的にシリンダ状体であり、かつねじ部を備える、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態32) 前記送達組み付けが、前記シリンダ筐体に対して平行移動する平行移動支持部材と、前記シリンダ筐体に対して静止する静止支持部材と、前記平行移動支持部材と回転可能なように係合し、かつ前記静止支持部材とねじ係合する力送達部材を含む、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態33) 前記力送達部材のそれぞれが、内部と外部を有する管状体であり、前記内部が内面的ねじ部を備え、かつ前記外部が外面的ねじ部を備える、形態32に記載の前記脚作動システム。
(形態34) 前記増幅レールが前記力送達部材のうちの1つとねじ係合する、形態32に記載の前記脚作動システム。
(形態35) 前記力送達部材の回転が同時に起こる、形態32に記載の前記脚作動システム。
(形態36) 前記送達組み付けが1組のピニオンと、前記1組のピニオンに回転可能なように連結し、かつ前記テレスコープ式油圧シリンダの前記シリンダ筐体に連結する力送達部材を含む、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態37) 前記1組のピニオン間の距離が前記脚作動システムの動作中において固定距離で保持される、形態36に記載の前記脚作動システム。
(形態38) 前記送達組み付けが複数のピニオンを備える、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態39) 前記増幅レールが前記シリンダ筐体に対する前記ピストンの前記伸長距離に概して比例する距離で前記シリンダ筐体から平行移動する、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態40) 前記キャリッジが前記増幅レールを支持するリニア軸受をさらに備え、それにより前記増幅レールを前記キャリジから離れて平行移動させることができる、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態41) 前記脚作動システムに加えられる力の方向を示す力方向スイッチをさらに備える、形態30に記載の前記脚作動システム。
(形態42) ピストン及びシリンダ筐体を有するテレスコープ式油圧シリンダと、前記シリンダ筐体と流体的に連通し、かつ前記シリンダ筐体に加圧油圧流体を供給する油圧加圧源と、前記テレスコープ式油圧シリンダに連結し、1組のピニオンを備えるキャリッジと、前記1組のピニオンに回転連結し、かつ前記テレスコープ式油圧シリンダの前記シリンダ筐体に連結する力送達部材と、及び前記力送達部材に連結し、前記シリンダ筐体に対して前記ピストンの伸長距離に概して比例する距離で前記キャリッジから平行移動する増幅レールと、を備える患者移送簡易ベッド用の脚作動システム。
(形態43) 前記テレスコープ式油圧シリンダが伸長流体経路及び収縮流体経路をさらに備える、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態44) 前記力送達部材が鎖である、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態45) 前記力送達部材がベルトである、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態46) 前記増幅レールが前記シリンダ筐体に対する前記ピストンの前記伸長距離に概して比例する距離で前記シリンダ筐体から平行移動する、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態47) 前記キャリッジが前記増幅レールを支持するリニア軸受をさらに備え、それにより前記増幅レールを前記シリンダ筐体から離れて平行移動させることができる、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態48) 前記脚作動システムに加えられる力の方向を示す力方向スイッチをさらに備える、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態49) 前記1組のピニオン間の距離が前記脚作動システムの動作中において固定距離で保持される、形態42に記載の前記脚作動システム。
(形態50) 前端及び後端を含む支持枠と、前記支持枠に旋回連結し、それぞれが少なくとも1つの前部車輪を備える1組の前脚と、前記支持枠に旋回連結し、それぞれが少なくとも1つの後部車輪を備える1組の後脚と、及びピストンとシリンダ筐体を有するテレスコープ式油圧シリンダを備える脚作動システムと、前記シリンダ筐体と流体的に連通する油圧加圧源と、及び前記テレスコープ式油圧シリンダに連結するキャリッジと、を備える患者移送簡易ベッドであり、前記キャリッジは増幅レール及び前記増幅レールに連結する送達組み付けを備え、前記送達組み付けは前記シリンダ筐体に対する前記ピストンの伸長距離に概して比例する距離で前記シリンダ筐体から離れた前記増幅レールを平行移動するよう前記増幅レールに力を加える、患者移送簡易ベッド。
(形態51) 前記送達組み付けが、1組のピニオンと、前記1組のピニオンに回転可能なように連結し、かつ前記テレスコープ式油圧シリンダの前記シリンダ筐体に連結する力送達部材を含む、形態50に記載の前記患者移送簡易ベッド。
(形態52) 前記1組のピニオン間の距離が、前記脚作動システムの動作中において固定距離で保持される、形態51に記載の前記患者移送簡易ベッド。
(形態53) 前記1組のピニオン間の距離が、前記脚作動システムの動作中において固定距離で保持される、形態50に記載の前記患者移送簡易ベッド。

Claims (16)

  1. 自己作動型簡易ベッドにおいて、
    前端(17)から後端(19)へと伸びる支持枠(12)と、
    前記支持枠(12)と移動可能なように係合した1組の脚(20、40)と
    前記1組の脚(20、40)及び前記支持枠(12)と移動可能なように係合して、前記支持枠(12)に対して前記1組の脚(20、40)を伸縮させる油圧アクチュエータ(120)とを備え、
    前記油圧アクチュエータ(120)は、
    第1ロッド(165)と、
    シリンダ筐体(122)であって、前記第1ロッド(165)の移動方向に整列された油圧シリンダと、前記シリンダ筐体(122)に固着され且つ前記移動方向に沿って伸びる第1リニア軸受(138X)とを有する前記シリンダ筐体(122)と、
    前記油圧シリンダから前記第1ロッド(165)へ付与される力に応答して、前記第1ロッド(165)が前記シリンダ筐体(122)に対して前記移動方向へ移動する際に、前記第1ロッド(165)の横方向支持を提供するようにされた組立体(124,126、136A)であって、該組立体は、前記第1ロッド(165)と共に移動し得るように、該第1ロッド(165)の少なくとも一部に堅固に取付けられた、前記組立体(124,126、136A)とを備え、該組立体(124,126、136A)は、
    第1スライド案内部材(124,126)と、
    前記第1スライド案内部材(124,126)に固着されて前記移動方向に沿って伸びる第1レール(136A)であって、前記シリンダ筐体(122)に固着された前記第1リニア軸受(138X)と係合するように、前記第1レール(136A)が、前記第1リニア軸受(138X)及びシリンダ筐体(122)に対して前記第1スライド案内部材(124,126)と共に移動する前記第1レール(136A)とを有する、自己作動型簡易ベッド。
  2. 請求項1に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記油圧アクチュエータ(120)が、前記第1ロッド(165)及び前記第1スライド案内部材(124、126)に連結される横支持プラテン(132)を備える、自己作動型簡易ベッド。
  3. 請求項2に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記油圧アクチュエータ(120)の前記横支持プラテン(132)が、前記1組の脚(20、40)と、または前記支持枠(12)と、または前記1組の脚(20、40)及び前記支持枠(12)と移動可能なように係合する、自己作動型簡易ベッド。
  4. 請求項1に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記第1スライド案内部材(124、126)が、前記第1ロッド(165)に面するロッド側(158)及び前記ロッド側(158)の反対側である外側(156)を備え、前記ロッド側(158)が実質的に真っすぐであり、かつ前記外側(156)が弓型部(157)を備える、自己作動型簡易ベッド。
  5. 請求項1に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記油圧アクチュエータ(120)が、第2ロッド(265)第2スライド案内部材(128、130)及び該第2スライド案内部材(128、130)に固着された第2リニア軸受(138Y)を備えることにより、
    前記第2スライド案内部材(128、130)が移動することにより、前記第2リニア軸受(138Y)が、前記シリンダ筐体(122)に固着された第2レール(136B)と係合し、かつ前記第2ロッド(265)と固定係合する、自己作動型簡易ベッド。
  6. 請求項に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記油圧アクチュエータ(120)が、前記第1ロッド(165)と前記第2ロッド(265)が異なる速度で伸縮することができる自己バランス方法で動作するよう構成される、自己作動型簡易ベッド。
  7. 請求項に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記第1スライド案内部材(124、126)が上部コース(140)に沿って移動し、前記第2スライド案内部材(128、130)が下部コース(142)に沿って移動する、自己作動型簡易ベッド。
  8. 請求項に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記上部コース(140)及び前記下部コース(142)がオフセットである、自己作動型簡易ベッド。
  9. 請求項に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記上部コース(140)及び前記下部コース(142)が実質的に平行である、自己作動型簡易ベッド。
  10. 請求項に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記第1ロッド(165)が前記
    下部コース(142)と実質的に整列し、かつ前記第2ロッド(265)が前記上部コース(140)と実質的に整列する、自己作動型簡易ベッド。
  11. 前端(17)及び後端(19)を備える支持枠(12)と、
    前記支持枠(12)とスライド自在に連結する1組の前部脚(20)と、
    前記支持枠(12)とスライド自在に連結する1組の後部脚(40))と、
    前記前部脚(20)及び前記支持枠(12)と移動可能なように係合し、かつ前記支持枠(12)に対して前記前部脚(20、40)を伸縮する前部アクチュエータ(16)及び、
    前記後部脚(40))及び前記支持枠(12)と移動可能なように係合し、かつ前記支持枠(12)に対して前記後部脚(40))を伸縮する後部アクチュエータ(18)であって、
    当該前部アクチュエータ(16)及び当該後部アクチュエータ(18)は、各々が油圧アクチュエータ(120)を有し、且つ該各油圧アクチュエータ(120)が少なくともシリンダ筐体(122)、第1ロッド(165)、及び組立体(124,126、136A)を備え、
    各シリンダ筐体(122)は、
    前記第1ロッド(165)の移動方向に整列された油圧シリンダと、
    前記シリンダ筐体(122)に固着され且つ前記移動方向に沿って伸びる第1リニア軸受(138X)とを備え、
    前記組立体(124,126、136A)は、前記油圧シリンダから前記第1ロッド(165)へ付与される力に応答して、前記第1ロッド(165)が前記シリンダ筐体(122)に対して前記移動方向へ移動する際に前記第1ロッド(165)の横方向支持を提供するようにされた組立体(124,126、136A)であって、該組立体は、前記第1ロッド(165)と共に移動し得るように、該第1ロッド(165)の少なくとも一部に堅固に取付けられ、該組立体(124,126、136A)は、
    第1スライド案内部材(124,126)と、
    前記第1スライド案内部材(124,126)に固着されて前記移動方向に沿って伸びる第1レール(136A)であって、前記シリンダ筐体(122)に固着された前記第1リニア軸受(138X)と係合するように、前記第1レール(136A)が、前記第1リニア軸受(138X)及びシリンダ筐体(122)に対して前記第1スライド案内部材(124,126)と共に移動する前記第1レール(136A)とを有する、自己作動型簡易ベッド。
  12. 請求項11に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記前部アクチュエータ(16)及び前記後部アクチュエータ(18)が単一の流体容器(162)から前記油圧流体を供給される、自己作動型簡易ベッド。
  13. 請求項11に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記簡易ベッド作動システムが、前記前部アクチュエータ(16)及び前記後部アクチュエータ(18)の両方を前記油圧流体でもって作動するよう構成された単一のポンプモータ(160)を備える、自己作動型簡易ベッド。
  14. 請求項11に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記簡易ベッド作動システムが、流量調節弁(200)または前記前部アクチュエータ(16)及び前記後部アクチュエータ(18)と流体的に連通する電気スイッチング弁(190)を備える、自己作動型簡易ベッド。
  15. 請求項11に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記油圧アクチュエータ(120)が、前記第1ロッド(165)及び前記第1スライド案内部材(124、126)に連結される横支持プラテン(132)を備える、自己作動型簡易ベッド
  16. 請求項11に記載の自己作動型簡易ベッドにおいて、前記油圧アクチュエータ(120)が、第2ロッド(265)、第2スライド案内部材(128、130)及び該第2スライド案内部材(128、130)に固着された第2リニア軸受(138Y)を備えることにより、
    前記第2スライド案内部材(128、130)が移動することにより、前記第2リニア軸受(138Y)が、前記シリンダ筐体(122)に固着された第2レール(136B)と係合し、かつ前記第2ロッド(265)と固定係合する、自己作動型簡易ベッド。
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