JP6530623B2 - 調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスコンロなどの調理器に関し、特に、外部機器との通信を行うためのコネクタを覆うカバー体を備えるものに係わる。
従来、ガスコンロなどの調理器として、例えば特許文献1に開示されているように、調理器の内部に配置される装置と調理器の外部に配置される装置とをコネクタやワイヤーハーネスなどを用いて電気的に接続したものは知られている。
このような調理器においては、通常、調理器本体の四方の側壁のいずれかにコネクタが設けられているが、このコネクタに煮こぼれがかかる虞はない。しかし、孔や隙間などがある場合でもコネクタに煮こぼれがかかるのを防止するためにカバー体が設けられることがある。
特開2012−99623号公報
しかしながら、前記カバー体を調理器本体に装着するに当たり、ねじ止めなどによって行うと部品点数や製造工数が増加し、それに伴い製造コストが高くなるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その課題は、カバー体を調理器本体に装着するための部品点数や製造工数の増加を抑制し、装着する際の作業性が良く、製造コストの低減化を有効に図り得る調理器を提供することにある。
前記の課題を解決するため、本発明は、調理器として、調理器本体の四方の側壁のうちの特定の側壁に本体側コネクタが設けられ、この本体側コネクタに、外部機器との通信を行うためのワイヤーハーネスの一端に設けたハーネス側コネクタが接続されるとともに、前記特定の側壁に、前記本体側コネクタ及びハーネス側コネクタを覆うカバー体が装着されることを前提とする。そして、前記カバー体に一体的に形成された第1係合部と、前記特定の側壁に設けられ、前記カバー体が前記特定の側壁に対し所定の位置関係にあるとき前記第1係合部と係合することにより前記カバー体が前記特定の側壁に沿う方向で装着開始位置と装着完了位置との間を移動することを許容しつつ前記カバー体の前記調理器本体からの離間を規制する第2係合部とを備える。前記装着開始位置では前記第1係合部と前記第2係合部とが係合して前記カバー体の装着完了位置への移動が開始され、又は前記第1係合部と前記第2係合部との係合が外れて前記カバー体の取り外しが行われるようになっており、前記装着完了位置では前記カバー体の装着方向への移動を規制して前記カバー体の装着が完了するようになっている。更に、前記特定の側壁に設けられ、前記カバー体が前記装着完了位置で前記調理器本体から離間する方向に外力を受けたときでも前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除されることを規制する係合解除規制部を備える構成にする。
この構成では、カバー体が調理器本体の特定の側壁に対し所定の位置関係にあるときには、カバー体に一体的に形成された第1係合部と前記特定の側壁に設けられた第2係合部とが係合することにより、カバー体の調理器本体からの離間が規制されるが、カバー体が特定の側壁に沿う方向で装着開始位置と装着完了位置との間を移動することが許容される。そして、装着開始位置ではカバー体の装着の開始と取り外しを行うことができ、また装着完了位置ではカバー体の装着を完了することができる。このため、カバー体をねじ止めする必要はなく、スライド移動させるだけでカバー体の調理器本体への装着及び取り外しを行うことができる。
しかも、カバー体が装着完了位置にあるときには、カバー体が調理器本体から離間する方向に外力を受けたときでも係合解除規制部によって第1係合部と第2係合部との係合が解除されることが規制されるようになっているため、カバー体の装着が外れるのを抑制することができる。
ここで、前記カバー体を前記特定の側壁に装着するに当たっては、取付板を介在するように構成しても良い。すなわち、前記カバー体は、前記特定の側壁に対しその一部を構成する取付板を介して装着されており、前記取付板は、略矩形状の主壁部と、この主壁部の左右両側縁からそれぞれ前記特定の側壁の外側に略直角に立ち起こしてなる左右2つの側壁部とを有している。また、前記カバー体は、前記取付板の主壁部に対応した略矩形状の前面部と、この前面部の上縁から前記特定の側壁側に略直角に立ち起こしてなる上面部と、前記前面部の左右両側縁からそれぞれ前記特定の側壁側に略直角に立ち起こしてなる左右2つの側面部とを有している。そして、前記カバー体が前記特定の側壁に対し所定の位置関係にあるときにはこのカバー体の前面部が前記取付板の主壁部と対向して位置し、前記カバー体の各側面部は、それぞれ前記取付板の対応する側壁部の内側に接触又は近接し、前記カバー体の各側面部の前面部から遠い側の端は、それぞれ前記取付板の主壁部の側壁部に近接した位置に接触又は近接するようになっている。
このような構成の場合、カバー体の形状に対応して、取付板の形状を設計変更すれば足り、調理器本体の特定の側壁の形状自体を設計変更する必要はないので、実施化を図る上で有利なものである。
前記第1係合部及び前記第2係合部の具体的な形態は、以下の通りである。すなわち、前記第1係合部は、前記カバー体の各側面部に形成された上下方向に延びる段差部であり、この段差部は、前記前面部に近い側が遠い側よりも当該側面部の内側に寄った形状のものである。また、前記第2係合部は、前記取付板の各側壁部にそれぞれ当該側壁部の内側に突出して形成された複数の突起部からなり、この複数の突起部は、上下方向に所定間隔毎に形成されている。
また、前記係合解除規制部の具体的な形態は、以下の通りである。すなわち、前記係合解除規制部は、前記取付板の主壁部の各側壁部に近接した位置にそれぞれ前記主壁部の内側に向かって突出して形成された突起部であって、前記カバー体の各側面部の前面部から遠い側の端が当該側面部の内側に撓むのを規制することで前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除されることを規制するものである。
さらに、前記取付板の主壁部にコネクタ開口部を設け、このコネクタ開口部に前記本体側コネクタを貫通した状態で設け、前記カバー体の前面部に、前記本体側コネクタに前記ハーネス側コネクタを介して接続された前記ワイヤーハーネスが前記ハーネス側コネクタから離れるに従い下方に位置する下り勾配となるようにガイドするガイド部を設けることが好ましい。この場合、ワイヤーハーネスがカバー体の前面部に設けたガイド部によってハーネス側コネクタから離れるに従って下方に位置する下り勾配となるため、カバー体の前面部の外側から煮こぼれがワイヤーハーネスに落ちたときでも煮こぼれがワイヤーハーネスを伝わってハーネス側コネクタひいては本体側コネクタにまで入り込むことを抑制することができる。
本発明の調理器によれば、カバー体をねじ止めする必要がなく、スライド移動させるだけでカバー体の調理器本体への装着及び取り外しを行うことができるので、作業性の向上を図ることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。しかも、カバー体が装着完了位置にあるときにはカバー体が調理器本体から離間する方向に外力を受けたときでも係合解除規制部によって第1係合部と第2係合部との係合が解除されることが規制されるようになっているため、カバー体の装着が外れるのを抑制することできる。この結果、実施化を有効に図ることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るガスコンロを右後方から見た斜視図である。 図2は前記ガスコンロの背面図である。 図3は取付板とカバー体とを組み付けた状態を示す斜視図である。 図4は前記取付板と前記カバー体とを分離した状態を示す斜視図である。 図5は図3のX方向から見た矢視図である。 図6は図3のY方向から見た矢視図である。 図7は図6のZ−Z線における断面図である。 図8は図5のD−D線における断面図である。
以下、本発明を実施するための形態である実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の一実施形態に係る調理器としてのガスコンロ1を示す。このガスコンロ1は、ビルトイン型のコンロであり、例えばシステムキッチンのキャビネット内に組み込まれて用いられる。キャビネット内のガスコンロ1下方には、図示していないが、オーブンが配置される。また、ガスコンロ1の上方には、図示していないが、換気扇が配置される。
ガスコンロ1は、上方に開口する矩形箱状の筐体からなる調理器本体としてのガスコンロ本体2と、このガスコンロ本体2の上方への開口を閉塞する天板3とを備えている。
天板3には火力の異なる3つの加熱部4,5,6が設けられているとともに、天板3上の各加熱部4〜6の周囲にはそれぞれ調理容器を載置するための五徳7又は8が配置されている。各加熱部4〜6は、ガスコンロ本体2内に配置したコンロバーナなどからなる。
ガスコンロ1は、更に、ガスコンロ本体2内にグリル庫、グリルバーナ及び制御部(いずれも図示せず)などを備えている。グリル庫に対応して、ガスコンロ本体2の前面には、図示していないが、グリル扉が開閉自在に設けられているとともに、天板3の後部には、グリル庫の排気を排出する天板3の左右方向(幅方向)に長いグリル排気口9が設けられている。
ガスコンロ本体2の四方の側壁のうちの背面側の側壁11には、外部からガスをガスコンロ本体2内のコンロバーナ及びグリルバーナに供給するためのガス接続継手12が設けられている。ガス接続継手12を設けるに当たり、背面側の側壁11には取付板13が固定されている。取付板13は、ガス接続継手12の設置に必要なものであり、背面側の側壁11の一部を構成している。
取付板13には、ガスコンロ本体2内の制御部に電気的に接続される本体側コネクタ14(図4参照)が設けられており、この本体側コネクタ14には、外部機器としてキャビネット内のガスコンロ1下方に配置されるオーブンとの通信を行うためのワイヤーハーネス15の一端に設けたハーネス側コネクタ16(共に図8参照)が接続されるようになっている。そして、オーブンの調理が開始された時などに、ガスコンロ本体2内の制御部でそのことを把握し、ガスコンロ1上方に配置されている換気扇を作動させる信号を出力するようになっている。
また、取付板13には、本体側コネクタ14及びハーネス側コネクタ16を覆うカバー体17が装着されており、カバー体17は、ガスコンロ本体2の背面側の側壁11に対し取付板13を介在して装着されている。
ガスコンロ本体2の背面側の側壁11の上部には仕切り板18が取り付けられており、取付板13及びカバー体17の上部側は、仕切り板18により覆われている。尚、キャビネット内のガスコンロ1下方にオーブンを配置する場合には、仕切り板18の一部分を切断し、オーブン排気筒(図示せず)をグリル排気口9に連通させる。また、図示していないが、元ガス栓はオーブンのガス供給用接続口に接続し、オーブンからのガス供給管が、ガス接続継手12に接続されることにより、ガスコンロ1にガスが供給される。
取付板13及びカバー体17の構成は、図3ないし図8に詳示しており、以下、これらの構成について説明する。
取付板13は、主に図4に示すように、略矩形状の主壁部21と、主壁部21の左右両側縁からそれぞれ背面側の側壁11の外側に略直角に立ち起こしてなる左右2つの側壁部22,23と、主壁部21の下縁から背面側の側壁11の外側に略直角に立ち起こしてなる下壁部24と、左側の側壁部22と下壁部24との間及び右側の側壁部23と下壁部24との間でそれぞれ主壁部21の縁部を背面側の側壁11の外側に略直角に折り曲げてなる左右2つの傾斜壁部25,26とを有している。
各側壁部22,23の先端部(主壁部21から遠い側の端部)にはそれぞれ当該先端部を対応する側壁部22,23の外側に略直角に折り曲げてなる上下2つのフランジ部27,27が形成されているとともに、下壁部24の先端部には当該先端部を下壁部24の外側に略直角に折り曲げてなるフランジ部28が形成されている。また、各傾斜壁部25,26の先端部にもそれぞれ当該先端部を対応する傾斜壁部25,26の外側に略直角に折り曲げてなるフランジ部29,30が形成されている。
更に、主壁部21の上縁部には当該上縁部を主壁部21の外側(背面側の側壁11の内側)に略直角に折り曲げてなる取付フランジ部31が形成され、この取付フランジ部31には貫通孔32が設けられている。各側壁部22,23の上端部にはそれぞれ当該上端部を側壁部22,23の外側に略直角に折り曲げてなる取付フランジ部33,34が形成され、この取付フランジ部33,34にはそれぞれ貫通孔35,36が設けられている。
そして、取付板13をガスコンロ本体2の背面側の側壁11に固定するときには、取付板13の各フランジ部27〜30を側壁11の外側に当接する。また、取付板13の3つの取付フランジ部31,33,34をそれぞれガスコンロ本体2側に設けた被取付部(図示せず)に当接し、各取付フランジ部31,33,34の貫通孔32,35,36を用いてねじ止めをする。これにより、取付板13が固定される。
取付板13の主壁部21の中央部にはガス接続継手12を通すための開口部37が設けられているとともに、主壁部21の開口部37右下の隅角部寄りの位置にコネクタ開口部38が設けられている。コネクタ開口部38には本体側コネクタ14が貫通した状態で設けられている(図7及び図8参照)。
一方、カバー体17は、主に図3及び図4に示すように、取付板13の上方から取付板13の主壁部21及び左右2つの側壁部22,23で囲まれた内側領域内に嵌め込まれて装着されるようになっている。カバー体17は、取付板13の主壁部21に対応した略矩形状の前面部41と、前面部41の上縁から取付板13の主壁部21側(つまりガスコンロ本体2の背面側の側壁11側)に略直角に立ち起こしてなる上面部42と、前面部41の左右両側縁からそれぞれ取付板13の主壁部21側に略直角に立ち起こしてなる左右2つの側面部43,44とを有している。そして、カバー体17が取付板13の内側領域内に嵌め込まれた装着状態にあるとき(換言すればカバー体17がガスコンロ本体2の背面側の側壁11に対し所定の位置関係にあるとき)には、カバー体17の前面部41が取付板13の主壁部21と所定距離(カバー体17の各側面部43,44の奥行き寸法程度)隔てて対向して位置し、カバー体17の各側面部43,44は、それぞれ取付板13の対応する側壁部22,23の内側に接触又は近接し、カバー体17の各側面部43,44の先端(前面部41から遠い側の端)は、それぞれ取付板13の主壁部21の側壁部22,23に近接した位置に接触又は近接するようになっている。
カバー体17の前面部41には、図5にも示すように、取付板13の開口部37に対向して、前面部41の下縁から大きく逆U字状に切り欠いてなる切り欠き部45が形成されているとともに、取付板13のコネクタ開口部38に対応して、前面部41の下縁から小さく逆U字状に切り欠いてなるガイド部46が形成されている。ガイド部46は、図8に示すように、その縁部を180度折り返すヘミング加工が施されている。ガイド部46の上縁は、本体側コネクタ14に接続されたハーネス側コネクタ16のワイヤーハーネス15との接続位置よりも所定寸法H下方に位置するように設けられている。そして、本体側コネクタ14にハーネス側コネクタ16を接続するときにワイヤーハーネス15をガイド部46に通すとガイド部46は、ワイヤーハーネス15がハーネス側コネクタ16から離れるに従って下方に位置する下り勾配となるようにガイドする。
ガスコンロ1は、主に図4に示すように、カバー体17が取付板13の内側領域内に嵌め込まれた装着状態にあるときカバー体17の装着を行うために、カバー体17に一体的に形成された第1係合部51と、取付板13に一体的に形成された第2係合部52とを備えている。第2係合部52は、カバー体17が装着状態にあるとき第1係合部51と係合することによりカバー体17が取付板13の主壁部21に沿う上下方向で装着開始位置と装着完了位置との間を移動することを許容しつつカバー体17の取付板13からの離間を規制するものである。ガスコンロ1は、更に、取付板13に一体的に形成された係合解除規制部53を備えている。係合解除規制部53は、カバー体17が装着完了位置で取付板13から離間する方向に外力を受けたときでも第1係合部51と第2係合部52との係合が解除されることを規制するものである。
第1係合部51は、図5及び図6にも示すように、カバー体17の各側面部43,44に形成された上下方向に延びる段差部であり、この段差部(第1係合部51)は、前面部41に近い側が遠い側よりも当該側面部43,44の内側に寄った形状のものである。
第2係合部52は、同じく図5及び図6にも示すように、取付板13の各側壁部22,23にそれぞれ当該側壁部22,23の内側に突出して形成された複数(図では2つ)の略半球状の突起部52a,52bからなる。複数の突起部52a,52bは、上下方向に所定間隔毎に形成されている。
装着開始位置では第1係合部51と第2係合部52(詳しくは複数の突起部52a,52bのうち、最も上方に位置する突起部52a)とが係合してカバー体17の装着完了位置への移動が開始され、又は第1係合部51と第2係合部52との係合が外れてカバー体17の取り外しが行われるようになっている。
また、装着完了位置では、図3及び図6に示すように、カバー体17の上面部42の先端に形成したストッパー部47が取付板13の主壁部21の上縁に接触することでカバー体17の装着方向(下方)への移動を規制してカバー体17の装着が完了するようになっている。
係合解除規制部53は、図7にも示すように、取付板13の主壁部21の各側壁部22,23に近接した位置にそれぞれ主壁部21の内側(ガスコンロ本体2の背面側の側壁11の外側)に突出して形成された突起部であって、この突起部(係合解除規制部53)は、軸方向を水平方向とする略半円筒形状に形成されている。そして、係合解除規制部53は、カバー体17の各側面部43,44の前面部41から遠い側の端が当該側面部43,44の内側に撓むのを規制することで第1係合部51と第2係合部52との係合が解除されることを規制するものである。
次に、前記実施形態の作用効果について説明する。カバー体17がガスコンロ本体2の背面側の側壁11の一部を構成する取付板13の内側領域内に嵌め込まれた装着状態にあるときには、カバー体17に一体的に形成された第1係合部51と取付板13に一体的に形成された第2係合部52とが係合することにより、カバー体17の取付板13からの離間が規制されるが、カバー体17が取付板13の主壁部21に沿う上下方向で装着開始位置と装着完了位置との間を移動することが許容される。そして、装着開始位置ではカバー体17の装着の開始と取り外しを行うことができ、また装着完了位置ではカバー体17の装着を完了することができる。このため、カバー体17をねじ止めする必要はなく、スライド移動させるだけでカバー体17の装着及び取り外しを行うことができるので、作業性の向上を図ることができるとともに、製造コストの低減化を図ることができる。
しかも、カバー体17が装着完了位置にあるときには、カバー体17が取付板13から離間する方向に外力を受けたときでも係合解除規制部53によって第1係合部51と第2係合部52との係合が解除されることが規制されるようになっているため、カバー体17の装着が外れるのを抑制することができる。この結果、実施化を有効に図ることができる。
特に、本実施形態では、カバー体17をガスコンロ本体2の背面側の側壁11に対し直接装着するのではなく、背面側の側壁11の一部を構成する取付板13に対し装着するように構成している。このため、カバー体17の形状に対応して、取付板13の形状を設計変更すれば足り、ガスコンロ本体2の背面側の側壁11の形状自体を設計変更する必要はないので、実施化を図る上で有利なものである。尚、取付板13は、ガス接続継手12を設置するために必要な既存のものであるため、これにより、前述した製造コストの低減化などの効果が失われることはない。
また、ワイヤーハーネス15がカバー体17の前面部41に設けたガイド部46によってハーネス側コネクタ16から離れるに従って下方に位置する下り勾配となるため、カバー体17の前面部41の外側から煮こぼれがワイヤーハーネス15に落ちたときでも煮こぼれがワイヤーハーネス15を伝わってハーネス側コネクタ16ひいては本体側コネクタ14にまで入り込むことを抑制することができる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の形態を包含するものである。例えば前記実施形態では、カバー体17の各側面部43,44に段差部からなる第1係合部51を、取付板13の各側壁部22,23に複数の突起部52a,52bからなる第2係合部52をそれぞれ一体的に形成したが、本発明は、逆に、カバー体17の各側面部43,44に複数の突起部からなる第1係合部を、取付板13の各側壁部22,23に段差部からなる第2係合部をそれぞれ一体的に形成するようにしても良い。また、カバー体17の各側面部43,44に段差部を設けず、カバー体17の前面部41の左右の側縁部を第1係合部としても良い。
また、前記実施形態の場合、装着完了位置ではカバー体17の上面部42の先端に形成したストッパー部47が取付板13の主壁部21の上縁に接触することでカバー体17の装着方向(下方)への移動を規制してカバー体17の装着が完了するように構成した。しかし、本発明は、これに限らず、装着完了位置で、例えばカバー体17の前面部41の下縁が取付板13の下壁部24に接触することでカバー体17の装着方向への移動を規制してカバー体17の装着が完了するように構成しても良い。
更に、前記実施形態では、ガスコンロ本体2の背面側の側壁11に対し、カバー体17を取付板13を介して装着する場合について説明した。しかし、本発明は、この場合に限らず、ガスコンロ本体2などの調理器本体の四方の側壁のうちの特定の側壁に対し、カバー体を直接装着する場合、又は側壁の一部を構成する既存の取付板などを介して装着する場合にも同様に適用することができる。
1 ガスコンロ(調理器)
2 ガスコンロ本体(調理器本体)
11 背面側の側壁(特定の側壁)
13 取付板
14 本体側コネクタ
15 ワイヤーハーネス
16 ハーネス側コネクタ
17 カバー体
21 主壁部
22,23 側壁部
38 コネクタ開口部
41 前面部
42 上面部
43,44 側面部
46 ガイド部
47 ストッパー部
51 第1係合部(段差部)
52 第2係合部
52a,52b 突起部
53 係合解除規制部(突起部)

Claims (2)

  1. 調理器本体の四方の側壁のうちの特定の側壁に本体側コネクタが設けられ、この本体側コネクタに、外部機器との通信を行うためのワイヤーハーネスの一端に設けたハーネス側コネクタが接続されるとともに、前記特定の側壁に、前記本体側コネクタ及び前記ハーネス側コネクタを覆うカバー体が装着される調理器であって、
    前記カバー体に一体的に形成された第1係合部と、
    前記特定の側壁に設けられ、前記カバー体が前記特定の側壁に対し所定の位置関係にあるとき前記第1係合部と係合することにより前記カバー体が前記特定の側壁に沿う方向で装着開始位置と装着完了位置との間を移動することを許容しつつ前記カバー体の前記調理器本体からの離間を規制する第2係合部とを備え、
    前記装着開始位置では前記第1係合部と前記第2係合部とが係合して前記カバー体の装着完了位置への移動が開始され、又は前記第1係合部と前記第2係合部との係合が外れて前記カバー体の取り外しが行われるようになっており、
    前記装着完了位置では前記カバー体の装着方向への移動を規制して前記カバー体の装着が完了するようになっており、
    更に、前記特定の側壁に設けられ、前記カバー体が前記装着完了位置で前記調理器本体から離間する方向に外力を受けたときでも前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除されることを規制する係合解除規制部を備えており、
    前記カバー体は、前記特定の側壁に対しその一部を構成する取付板を介して装着されており、前記取付板は、略矩形状の主壁部と、この主壁部の左右両側縁からそれぞれ前記特定の側壁の外側に略直角に立ち起こしてなる左右2つの側壁部とを有しており、
    前記カバー体は、前記取付板の主壁部に対応した略矩形状の前面部と、この前面部の上縁から前記特定の側壁側に略直角に立ち起こしてなる上面部と、前記前面部の左右両側縁からそれぞれ前記特定の側壁側に略直角に立ち起こしてなる左右2つの側面部とを有しており、
    前記カバー体が前記特定の側壁に対し所定の位置関係にあるときにはこのカバー体の前面部が前記取付板の主壁部と対向して位置し、前記カバー体の各側面部は、それぞれ前記取付板の対応する側壁部の内側に接触又は近接し、前記カバー体の各側面部の前面部から遠い側の端は、それぞれ前記取付板の主壁部の側壁部に近接した位置に接触又は近接するようになっており、
    前記第1係合部は、前記カバー体の各側面部に形成された上下方向に延びる段差部であり、この段差部は、前記前面部に近い側が遠い側よりも当該側面部の内側に寄った形状のものであり、
    前記第2係合部は、前記取付板の各側壁部にそれぞれ当該側壁部の内側に突出して形成された複数の突起部からなり、この複数の突起部は、上下方向に所定間隔毎に形成されており、
    前記係合解除規制部は、前記取付板の主壁部の各側壁部に近接した位置にそれぞれ前記主壁部の内側に突出して形成された突起部であって、前記カバー体の各側面部の前面部から遠い側の端が当該側面部の内側に撓むのを規制することで前記第1係合部と前記第2係合部との係合が解除されることを規制するものであることを特徴とする調理器。
  2. 前記取付板の主壁部にはコネクタ開口部が設けられ、このコネクタ開口部には前記本体側コネクタが貫通した状態で設けられており、前記カバー体の前面部には、前記本体側コネクタに前記ハーネス側コネクタを介して接続された前記ワイヤーハーネスが前記ハーネス側コネクタから離れるに従い下方に位置する下り勾配となるようにガイドするガイド部が設けられている請求項1記載の調理器。
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