JP6530600B2 - 放射線検出装置及び放射線検出システム - Google Patents

放射線検出装置及び放射線検出システム Download PDF

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本発明は、放射線検出装置及び放射線検出システムに関する。
放射線を2次元アレイ状に検出する放射線検出装置が広く利用されている。近年、こうした放射線検出装置の多機能化が検討され、その1つとして自動露出制御(Automatic Exposure Control:AEC)機能の内蔵が検討されている。AEC機能は、放射線源が放射線を照射している間、放射線検出装置が照射情報を取得する手段として利用される。例えば放射線源から放射線が照射される照射開始のタイミングの取得、放射線の照射が停止される照射停止のタイミングの取得、放射線の瞬間照射量や積算照射量の取得などに利用できる。また例えば、積算照射量を監視し、積算照射量が適正量に達したとき、放射線検出装置が放射線源を制御し、放射線の照射を終了させることも可能となる。
特許文献1には、放射線を検出する検出領域に、画像取得用の画素と、照射情報取得用の検出画素とをマトリクス状に設けた放射線検出装置が示されている。検出画素によって取得された放射線の照射に基づく照射情報信号は、マトリクス中に配された配線(検出配線)を介して画素領域外に設けられた読出し回路で読み出される。これによって、放射線検出装置は、放射線の照射情報を取得する。
特開2012−15913号公報
特許文献1の構造において、画像取得用の画素の電荷を読み出すための個別電極と、検出配線との対向する部分が多数存在する。このため、検出配線と個別電極との間の寄生容量が無視できないことを、本発明者は見出した。このような構造を有する放射線検出装置において、放射線照射中に検出画素によって取得された照射情報信号を読み出す場合、放射線照射によって生じる画素の個別電極の電位変動が寄生容量を介して検出配線に伝わる。この結果、検出配線の電位の変動するクロストークが発生する。この寄生容量を介したクロストークによって、放射線照射中の照射情報を正確に取得することが難しい。本発明は、放射線検出装置において、取得する放射線の照射情報の正確性を向上する技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の1つの側面は、放射線を検出した画像を取得するための第1の画素と、放射線の照射情報を取得するための第2の画素と、を有する撮影領域を基板上に有する放射線検出装置に係り、第1の画素は、基板の上に配された第1の電極と、第1の電極の上に配された第2の電極と、を含む第1の変換素子を有し、第2の画素は、第2の画素に照射された放射線に基づく信号を生成する、基板の上に配された第2の変換素子を含む変換回路を有し、放射線検出装置は、第1の変換素子及び変換回路を覆う絶縁層と、第1の変換素子を駆動するためのバイアス電源に第2の電極を接続するためのバイアス線と、第2の変換素子が生成した信号を撮影領域の外部の検出回路へ伝達するための検出線と、第1の変換素子及び変換回路を覆う絶縁層と、絶縁層を貫通し、変換回路と検出線とを接続するコンタクトプラグと、を更に有し、検出線が、第2の電極に対して第1の電極とは反対側に配され、第2の変換素子は、基板の上に配された第3の電極と、第3の電極の上に配された第4の電極と、を含み、第1の電極は、第1のスイッチ素子と信号線とを介して、画像の転送される撮影領域の外部の読出し回路に接続され、第3の電極は、検出線及びコンタクトプラグを介して検出回路に接続され、第4の電極は、バイアス線を介してバイアス電源に接続され、バイアス電源の電位と、検出回路の基準電位と、の差に相当する電圧が第2の変換素子に印加されることを特徴とする。また、本発明の別の側面は、放射線を検出した画像を取得するための第1の画素と、放射線の照射情報を取得するための第2の画素と、を有する撮影領域を基板上に有する放射線検出装置に係り、第1の画素は、基板の上に配された第1の電極と、第1の電極の上に配された第2の電極と、を含む第1の変換素子を有し、第2の画素は、第2の画素に照射された放射線に基づく信号を生成する、基板の上に配された第2の変換素子を含む変換回路を有し、放射線検出装置は、第1の変換素子及び変換回路を覆う絶縁層と、第1の変換素子を駆動するためのバイアス電源に第2の電極を接続するためのバイアス線と、第2の変換素子が生成した信号を撮影領域の外部の検出回路へ伝達するための検出線と、第1の変換素子及び変換回路を覆う絶縁層と、絶縁層を貫通し、変換回路と検出線とを接続するコンタクトプラグと、を更に有し、検出線が、第2の電極に対して第1の電極とは反対側に配され、第2の変換素子は、基板の上に配された第3の電極と、第3の電極の上に配された第4の電極と、を含み、第1の電極は、第1のスイッチ素子と第1の信号線とを介して、画像の転送される撮影領域の外部の読出し回路に接続され、第3の電極は、第2の信号線を介して読出し回路に接続され、第4の電極は、検出線及びコンタクトプラグを介して検出回路に接続され、読出し回路の基準電位と、検出回路の基準電位と、の差に相当する電圧が第2の変換素子に印加されることを特徴とする。
上記手段により、放射線検出装置において、取得する放射線の照射情報の正確性を向上する技術が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る放射線検出装置の全体図。 図1の放射線検出装置の画素及び読出し回路の等価回路図。 図1の放射線検出装置の検出画素周辺の平面図。 図1の放射線検出装置の画素の断面図。 図1の放射線検出装置の画素の断面図の変形例を示す図。 図1の放射線検出装置の検出画素周辺の平面図の変形例を示す図。 図1の放射線検出装置の画素の断面図の別の変形例を示す図。 図1の放射線検出装置の全体図及び画素の等価回路図の変形例を示す図。 図1の放射線検出装置の検出画素周辺の平面図の別の変形例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る放射線検出装置の画素及び読出し回路の等価回路図。 図10の放射線検出装置の検出画素周辺の平面図。 図10の放射線検出装置の画素の断面図。 本発明の実施形態に係る放射線検出装置の放射線源に対する配置図。 本発明の実施形態に係る放射線検出装置の検出画素の配置例を示す図及び検出画素の駆動タイミング例を示す図。 図14の検出画素周辺の等価回路図。 本発明の実施形態に係る放射線検出装置を用いた放射線検出システムの構成例を説明する図。
以下、本発明に係る放射線検出装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。
第1の実施形態
図1から9を参照して、第1の実施形態による放射線検出装置の構造を説明する。図1は、第1の実施形態における放射線検出装置101を模式的に示す全体図である。放射線検出装置101の放射線を検出する撮影領域107に、複数の画素が2次元行列的にアレイ状に配されている。撮影領域107に配された複数の画素は2種類の画素を含む。1つは放射線を検出した画像を取得するための第1の画素である撮像画素110であり、もう1つは放射線の照射情報を取得するための第2の画素である検出画素111である。本実施形態では撮影領域107に2種類の画素のみが配されるが、他の種類の画素が配されてもよい。図1には説明を簡単にするために検出画素111を1つのみ示しているが、撮影領域107には複数の検出画素111が点在していてもよい。また、検出画素111は、行又は列方向に複数接続して配置されていてもよいし、特定の領域に偏るように配置されていてもよい。
それぞれの撮像画素110は、制御線150、信号線160及びバイアス線190に接続される。制御線150は、行方向に配され、撮像画素110と走査回路102とを接続する。信号線160は、列方向に配され、撮像画素110と読出し回路103とを接続する。バイアス線190は、バイアス電源105に接続され、撮像画素110の変換素子が放射線を電荷に変換するためのバイアス電位を供給する。放射線検出装置101において、走査回路102を駆動することによって、撮像画素110の出力信号が信号線160を介して読出し回路103で読み出される。この結果、診断に用いられる2次元画像が得られる。
検出画素111は、検出画素用制御線108、検出線161及びバイアス線190に接続される。検出画素用制御線108は、検出画素111と検出画素用走査回路106とを接続する。検出線161は、検出画素111と撮影領域107の外部に配される検出回路である検出画素用読出し回路104とを接続する。バイアス線190は、バイアス電源105に接続され、検出画素111の変換素子を駆動するためのバイアス電位を供給する。検出画素用走査回路106を駆動することによって、検出画素111に照射された放射線に基づき生成された照射情報信号が検出線161を介して検出画素用読出し回路104で読み出される。この検出画素111からの出力信号によって、検出画素111の配された場所に到達した放射線の照射開始や照射停止のタイミング、瞬間照射量、積算照射量などの照射情報が得られる。
検出線161は、撮像画素110の上を横切るように配されてもよい。図1に示す放射線検出装置101において、撮像画素110のうち、画素の上を検出線161が横切る画素を検出線通過画素112と表す。
本実施形態において、走査回路102、読出し回路103、バイアス電源105及び検出画素用走査回路106は、撮影領域107の外部に配される。また本実施形態において、読出し回路103と検出画素用読出し回路104とは、それぞれ独立した読出し回路として設けられるが、読出し回路103と検出画素用読出し回路104とは、一体の読出し回路であってもよい。
図2(a)及び図2(b)に、撮像画素110及び検出画素111の等価回路を示す。撮像画素110は、第1の変換素子である光電変換素子120と第1のスイッチ素子であるスイッチ素子130とを備える。光電変換素子120は、第1の電極125、第2の電極126及び変換部124を含む。スイッチ素子130として、例えばトランジスタが用いられる。スイッチ素子130は、ドレイン電極135、ソース電極136及びゲート電極132を含む。第1の電極125は、ドレイン電極135に接続される。第1の電極125は、各画素の光電変換素子120それぞれから信号を読み出す個別の電極であり、第1の電極125からスイッチ素子130及び信号線160を介して読出し回路103に各画素の出力信号が送られる。第2の電極126は、バイアス線190に接続される。第2の電極126は、各画素の光電変換素子それぞれに共通の電極であり、バイアス電源105からバイアス電位が供給される。列方向に配置された撮像画素110のスイッチ素子130のソース電極136は、列方向に共通の信号線160に接続される。行方向に配置された撮像画素110のスイッチ素子130のゲート電極132は、行方向に共通の制御線150に接続されている。ゲート電極132へ印加される電位によって、スイッチ素子130のON、OFFが制御される。なお検出線通過画素112の等価回路は、撮像画素110の等価回路と同じであってよい。
検出画素111は、第2の変換素子である光電変換素子121を含む変換回路と第2のスイッチ素子であるスイッチ素子131とを備える。本実施形態において、変換回路は光電変換素子と第2のスイッチ素子を有する。また変換回路は、例えば増幅回路などを有してもよい。光電変換素子121は、第3の電極1251、第4の電極1261及び変換部1241を含む。スイッチ素子131として、例えばトランジスタが用いられる。スイッチ素子131は、ドレイン電極1351、ソース電極1361及びゲート電極1321を含む。第3の電極1251は、ドレイン電極1351に接続される。第3の電極1251からスイッチ素子131及び検出線161を介して検出画素用読出し回路104に、検出画素111の光電変換素子121に照射された放射線に基づく出力信号が伝達される。第4の電極1261は、バイアス線190に接続される。第4の電極1261は、撮像画素110及び検出線通過画素112の第2の電極126と同様に、バイアス電源105からバイアス電位が供給される。列方向に配置された検出画素111のスイッチ素子131のソース電極1361は、検出線161に接続される。行方向に配置された検出画素111のスイッチ素子131のゲート電極1321は、検出画素用制御線108に接続されている。ゲート電極1321へ印加される電位によって、スイッチ素子131のON、OFFを制御する。
次にバイアス電源105、読出し回路103及び検出画素用読出し回路104について説明する。撮像画素110の光電変換素子120を光電変換動作させるため、光電変換素子120の第1の電極125と第2の電極126との間に印加される電圧、つまりバイアス電源105と読出し回路103との間の電位差を適切に設定する。具体的には、光電変換素子120の変換部124を構成する例えばPINフォトダイオードやMIS型素子などの半導体層の少なくとも一部に空乏層が形成されるように、この電位差を設定する。また同様に検出画素111の光電変換素子121を光電変換動作させるため、第3の電極1251と第4の電極1261との間に印加される電圧、つまりバイアス電源105と検出画素用読出し回路104との間の電位差を適切に設定する。これらの条件のもと、放射線検出装置101を動作させる際の読出し回路103の基準電位、検出画素用読出し回路104の基準電位及びバイアス電源105の電位は自由に選択してよい。また読出し回路103及び検出画素用読出し回路104での信号の読出しの方式は、電荷読出し方式、電圧読出し方式、電流読出し方式などの、いずれの方式であってもよい。図2(c)に読出し回路103、図2(d)に検出画素用読出し回路104として用いることのできる電荷読出し方式の等価回路の例を示す。読出し回路103及び検出画素用読出し回路104の基準電位は、各積分増幅器の基準電位であり、例えば図2(c)及び図2(d)の場合、接地電位(GND電位)である。この場合、光電変換素子120及び光電変換素子121に印加される電圧は、ともにバイアス電源105とGND電位との間の電位差と等しくなる。
図3に、検出画素111周辺の平面図を示す。図3は、撮影領域107のうち、2つの撮像画素110、1つの検出画素111及び1つの検出線通過画素112を示す。光電変換素子120及び光電変換素子121の1辺の大きさは、例えば100〜200μm程度であり、互いに隣接する光電変換素子120同士の間隔及び互いに隣接する光電変換素子120と光電変換素子121との間隔は、例えば5〜20μm程度である。
図4に、撮像画素110、検出画素111及び検出線通過画素112の断面図を示す。図4(a)から(c)は、図3のA−A’間からC−C’間における各画素の断面図である。撮影領域107の基板100の上に、各画素が形成される。本実施形態において、基板100として絶縁基板を用い、スイッチ素子130、131として、逆スタガ型のアモルファスシリコン薄膜トランジスタ(TFT)を用いる。また変換部124、1241として、PINフォトダイオードを用いる。しかし本発明は、これに限られるものではない。基板100として、例えばガラスやプラスチックなどの絶縁基板を用いてもよいし、例えばシリコンなどを用いた半導体基板や、アルミニウムなどの金属を用いた導電体基板を基板100として用いてもよい。半導体基板や導電体基板を基板100として用いる場合、基板100の表面の一部又は全面を絶縁膜で覆って用いてもよい。また例えばスイッチ素子130、131に、トップゲート型のTFTを用いてもよいし、TFTのチャネル部に多結晶シリコンを用いてもよい。またシリコンなどの半導体基板を用いて、この基板上にトランジスタを形成してもよい。また例えば、変換部124、1241にMIS型素子を用いてもよい。また例えば撮像画素110の変換部124はPINダイオードを用い、検出画素111の変換部1241はMIS型素子を用いるなど、異なる構造の素子を用いてもよい。これら組み合わせは、自由に選択できる。放射線検出装置101の撮影領域107及び撮影領域107の外部に配される画素や素子、回路に応じて適宜選択すればよい。
撮像画素110のスイッチ素子130は、基板100の上に形成される。本実施形態において、スイッチ素子130は、第1の電極125の下の層、すなわち第1の電極125よりも基板100に近い位置に形成される。ゲート絶縁膜133は、図4(a)に示すように、撮像画素110全体を覆っていてもよいし、例えばスイッチ素子130のゲート電極132だけを覆っていてもよい。スイッチ素子130の上に、保護膜134及び層間絶縁膜142が、スイッチ素子130、制御線150及び信号線160を覆うように形成される。光電変換素子120は、層間絶縁膜142の上に形成される。光電変換素子120は、基板100に近い側から第1の電極125、第1の不純物半導体層127、真性半導体層128、第1の不純物半導体層127と逆の導電型の第2の不純物半導体層129、第2の電極126の順番に積層される。第1の不純物半導体層127と真性半導体層128と第2の不純物半導体層129とは、PINフォトダイオードを構成し、変換部124を構成する。第1の電極125は、保護膜134及び層間絶縁膜142を貫通したコンタクトホール設けられたコンタクトプラグC1を介して、スイッチ素子130のドレイン電極135に接続される。第2の電極126の上には、保護膜140及び層間絶縁膜143を含む絶縁層が、光電変換素子120を覆うように形成される。層間絶縁膜143の上にはバイアス線190が基板100の表面に平行な方向に延在し、保護膜140及び層間絶縁膜143に設けられたコンタクトプラグC2を介して、第2の電極126に接続される。バイアス線190の上には、保護膜141が形成される。コンタクトプラグC1及びC2には、例えば金属などの導電部材からなる配線が用いられ得る。
図4(b)は、図3のB−B’間における検出線通過画素112の断面図である。図4(a)に示す撮像画素110と比較して、基板100の表面に平行な方向に延在する検出線161を有することが異なり、他の部分は撮像画素110と同じであってよい。検出線161は、第2の電極126に対して第1の電極125とは反対側に配される。本実施形態において検出線161は、第1の電極125の上に配された第2の電極126の上の、保護膜140及び層間絶縁膜143で構成される絶縁層の上に延在し、保護膜141で覆われる。検出線161は、図4(a)に示すようにバイアス線190の配される層間絶縁膜143と同じ層間絶縁膜の上に配されてもよい。検出線161は、第2の電極126よりも基板100の表面から離れており、第2の電極126の上に配された絶縁層の上に配される。また本実施形態において、検出線通過画素112の検出線161は、基板100の表面に対する平面視において第2の電極126に重なる位置を含む。
図4(c)は、図3のC−C’間における検出画素111の断面図である。検出画素111のスイッチ素子131は、基板100の上に形成される。本実施形態において、スイッチ素子131は、第3の電極1251よりも下の層、すなわち基板100に近い位置に形成される。ゲート絶縁膜133は、撮像画素110と同様に図4(c)に示すように、検出画素111全体を覆っていてもよいし、例えばスイッチ素子131のゲート電極1321だけを覆っていてもよい。スイッチ素子131の上に、保護膜134及び層間絶縁膜142が、スイッチ素子131、制御線150及び信号線160を覆うように形成される。光電変換素子121は、層間絶縁膜142の上に形成される。光電変換素子121は、基板100に近い側から第3の電極1251、第1の不純物半導体層1271、真性半導体層1281、第2の不純物半導体層1291、第4の電極1261の順番に積層される。第1の不純物半導体層1271と真性半導体層1281と第2の不純物半導体層1291とは、PINフォトダイオードを構成し、変換部1241を構成する。ここで変換部1241は、撮像画素110及び112の変換部124と同じ構成であってもよい。第3の電極1251は、保護膜134及び層間絶縁膜142に設けられたコンタクトプラグC3を介して、スイッチ素子131のドレイン電極1351に接続される。第4の電極1261の上には、保護膜140及び層間絶縁膜143を含む絶縁層が、変換回路を構成する光電変換素子121を覆うように形成される。層間絶縁膜143の上にはバイアス線190が延在し、保護膜140及び層間絶縁膜143に設けられたコンタクトプラグC2を介して、第4の電極1261に接続される。検出線161は、保護膜134、140及び層間絶縁膜142、143を貫通したコンタクトホールに設けられたコンタクトプラグC4を介して、変換回路を構成するスイッチ素子131のソース電極1361に接続される。検出線161及びバイアス線190の上には、保護膜141が形成される。ここで、層間絶縁膜142は各画素間のスイッチ素子の上の平坦化膜でありうる。また層間絶縁膜143は、各画素間の光電変換素子の上の平坦化膜でありうる。コンタクトプラグC3及びC4には、例えば金属などの導電部材からなる配線が用いられ得る。
ここで、本実施形態の効果について説明する。検出線通過画素112において、検出線161と、検出線通過画素112の読出し回路103に接続される第1の電極125との間で、保護膜や層間絶縁膜などの絶縁層を介した寄生容量が存在する。放射線検出装置101において、放射線の照射中、各画素の光電変換素子で光電変換が起こり、各画素の第1の電極125の電位が変動する。検出線通過画素112の第1の電極125の電位が変化すると、この寄生容量を介したクロストークによって、検出線161の電位が変動する。このため、検出画素111から検出画素用読出し回路104へ伝達される出力信号が変動してしまい、放射線の照射情報を正確に取得することが困難になる。また検出線通過画素112は、検出線161に沿って多数配される。このため、検出線161と第1の電極125との間の寄生容量を介したクロストークの影響が大きくなる。特許文献1に示される検出線161と第1の電極125とが対向する構造は、検出線161と第1の電極125との間の寄生容量が大きくなるため、クロストークの影響を受けやすい。このクロストークを抑制するために、本実施形態では、検出線通過画素112において、検出線161と第1の電極125との間の寄生容量を低減させる。
本実施形態において、検出線161は、保護膜140及び層間絶縁膜143を含む絶縁層を介して第2の電極126の上に延在する。放射線検出装置101が動作している間、第2の電極126は、バイアス電源105によって一定の電位に維持され電位の変動を起こさない。また検出線161が第2の電極126に対して第1の電極とは反対側に位置する。つまり検出線161と第1の電極125との間に第2の電極126が配されることによって、検出線161が各画素で個別に電位の変動する第1の電極125から静電遮蔽される。このため検出線通過画素112において、検出線161と第1の電極125との間の寄生容量が低減する。この結果、クロストークを抑制することが可能となり、放射線の照射情報、特に放射線照射中の照射情報を正確に取得することが可能となる。
上記の効果を得るための検出線通過画素112及び検出画素111の構成は、この実施形態に限られるものではない。以下に、検出線通過画素112及び検出画素111の構成の変形例を述べる。
図5(a)に、本実施形態の第1の変形例の検出線通過画素112の断面図を示す。検出線161は、バイアス線190の配された層間絶縁膜と異なる保護膜や層間絶縁膜などを含む絶縁層の上に配されてもよい。本変形例において、検出線161は、保護膜141及び層間絶縁膜144で構成された絶縁層の上に形成される。検出線161は、バイアス線190の配された絶縁層よりも上の層に位置し、バイアス線190よりも基板100の表面から離れている。検出線161の上に、保護膜145が配される。このとき検出線161は、保護膜134、140、141及び層間絶縁膜142、143、144に設けられたコンタクトプラグC4を介して、スイッチ素子131のソース電極1361に接続される。本変形例において、検出線161と第1の電極125との間の距離が、第1の実施形態よりも長くなる。このため、第1の実施形態と比較して寄生容量が減少する。この結果、本変形例のクロストーク抑制の効果は、第1の実施形態よりも大きくなる。
図5(b)に、本実施形態の第2の変形例の検出線通過画素112の断面図を示す。検出線161は、第2の電極126に対して第1の電極125とは反対側、第1の電極125の上に配された第2の電極126よりも更に上の層に配されていればよい。図5(b)に示すように、基板100の表面に対する平面視において検出線161を、互いに隣接する画素の光電変換素子120の第2の電極126の間の部分を含み配してもよい。この場合、検出線161の両側に位置する画素が検出線通過画素112となる。本変形例のクロストーク抑制の効果は、先述した第1の変形例よりも小さい。しかし、第2の電極126による静電遮蔽の効果を得ることが可能である。また第1の実施形態と比較して、光電変換素子120の上の配線が減少するため、画素の開口率が向上し、放射線検出装置101の感度が向上する。本変形例に限らず、バイアス線190と検出線161との少なくとも一方を、基板100の表面に対する平面視において光電変換素子120と重なる位置に配さないことによって、放射線検出装置101の検出線通過画素112の開口率が向上し、感度が向上する。また例えば、バイアス線190を互いに隣接する画素の光電変換素子120の第2の電極126の間に配し、検出線161を検出線通過画素112の上に配してもよい。この場合、開口率の向上と、第1の実施形態と同等のクロストーク抑制の効果とが得られる。
図6に、本実施形態の第3の変形例の検出画素111の周辺の平面図を示す。図6は、撮影領域107のうち、1つの検出画素111及び検出線161の両側に配される3つの検出線通過画素112を示す。また図7(a)から(d)は、図6のA−A’間からD−D’間の断面図である。基板100の表面に対する平面視において互いに隣接する検出画素111及び検出線通過画素112の間の部分を含み検出線161及びバイアス線190が配置される。検出線161は、バイアス線190の上に、保護膜141及び層間絶縁膜144を含む絶縁層を隔てて配される。また検出線161とバイアス線190とは、基板100の表面に対する平面視において重なる位置に配されてもよい。本変形例において、検出線161は、第2の電極126のみでなくバイアス線190によって、第1の電極125から静電遮蔽される。また放射線検出装置101が動作している間、バイアス線190は、バイアス電源によって第2の電極126と同様に一定の電位に維持される。この結果、本変形例における検出線通過画素112の検出線161と第1の電極125との間の寄生容量は、第1の変形例と同等となり、クロストークの抑制においても第1の変形例と同等の効果が得られる。また第1の実施形態、第1の変形例及び第2の変形例と比較して、本変形例は撮像画素110及び検出線通過画素112の開口率が向上するため、放射線検出装置101の感度が更に向上する。
図8(a)に、本実施形態の第4の変形例の放射線検出装置1011を模式的に示す全体図を示す。検出画素111において、スイッチ素子131を省略してもよい。このため図8(a)に示すように、検出画素用走査回路106及び検出画素用制御線108が不要となり、図1に示す放射線検出装置101と比較して、放射線検出装置の構成が簡略化できる。本変形例において、変換回路は光電変換素子121で構成される。図8(b)に、放射線検出装置1011の検出画素1110の等価回路を示す。放射線検出装置101の検出画素111と比較して、放射線検出装置1011の検出画素1110は、スイッチ素子131を有さず、第3の電極1251は、検出線161に直接接続される。図9に、本実施形態の第4の変形例の検出画素1110の周辺の平面図を示す。また図5(c)は、図9のC−C’間の断面図である。スイッチ素子131に代わり、信号線160の配される層に導電部材139が配される。検出線161は、コンタクトプラグC4、導電部材139及びコンタクトプラグC3を介して第3の電極1251に接続される。また導電部材139を形成せず、第3の電極1251の一部を拡大し、検出線161と第3の電極1251とを、保護膜140及び層間絶縁膜143に設けられたコンタクトプラグ(不図示)を介して直接、接続してもよい。本変形例において、検出線通過画素112の検出線161と第1の電極125との間の寄生容量は、第1の実施形態と同等であり、クロストークの抑制の効果も第1の実施形態と同等である。
第2の実施形態
図10から12を参照して、第2の実施形態による放射線検出装置の構造を説明する。図10(a)及び図10(b)に、撮像画素110及び検出画素111の等価回路を示す。検出画素111において、第4の電極1261が検出線161に接続されること、及びスイッチ素子131のソース電極1361が信号線160に接続されることが、第1の実施形態と異なる。放射線検出装置101の全体の模式図及び図10(a)に示す撮像画素110の等価回路は、第1の実施形態の図1及び図2(a)と同じであってよい。また第1の実施形態と同様に、検出線通過画素112の等価回路は、撮像画素110と同じであってよい。
光電変換素子120の第1の電極125と第2の電極126との間に印加される電圧は、第1の実施形態と同様にバイアス電源105の電位と読出し回路103の基準電位との間の電位差である。一方、検出画素111の光電変換素子121の第3の電極1251と第4の電極1261との間に印加される電圧は、検出画素用読出し回路104の基準電位と読出し回路103の基準電位との間の電位差である。本実施形態においても、光電変換素子120及び121を駆動し光電変換動作させるため、これらの電位差を適切に設定する。図10(c)に、読出し回路103、図10(d)に、検出画素用読出し回路104として用いることのできる電荷読出し方式の等価回路の例を示す。読出し回路103は、図2(c)に示す読出し回路と同じであってよい。一方、検出画素用読出し回路104は、基準電位を調整するための電源2001を有する。本実施形態において、検出画素111の光電変換素子121に印加される電圧は、検出画素用読出し回路104の基準電位である電源2001の電位と、読出し回路103の基準電位であるGND電位との電位差になる。
図11に、本実施形態の放射線検出装置101の平面図、また図12(a)から(c)に、図11のA−A’間からC−C’間における断面図を示す。図12(c)に示すように、検出画素111において、スイッチ素子131のドレイン電極1351は、保護膜134及び層間絶縁膜142に設けられたコンタクトプラグC5を介して、第3の電極1251と接続される。また第4の電極1261は、保護膜140及び層間絶縁膜143に設けられたコンタクトプラグC6を介して、検出線161と接続される。また本実施形態の放射線検出装置101は、第1の実施形態で用いたコンタクトプラグC4に相当するコンタクトプラグを有さなくてもよい。これ以外の検出画素111の構成や、図12(a)及び(b)に示す撮像画素110及び検出線通過画素112の構成は、図4(a)及び(b)に示す第1の実施形態と同じであってよい。コンタクトプラグC5及びC6には、例えば金属などの導電部材からなる配線が用いられ得る。
本実施形態において、検出線通過画素112の検出線161と第1の電極125との間の寄生容量は、第1の実施形態と同等であり、クロストークの抑制の効果も、第1の実施形態と同等である。一方、本実施形態は、第1の実施形態と比較して検出画素111に配されるコンタクトプラグの数が少ない。更にコンタクトプラグを形成するためのコンタクトホールを開口する保護膜及び層間絶縁膜の層数も少ない。このためコンタクトホールの開口及びコンタクトプラグの形成に必要な製造工程数を削減することが可能になる。この結果、放射線検出装置101の生産性の向上や製造歩留まりの向上が可能となる。
以上、第1及び第2の実施形態について示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。上述した各実施形態及び変形例は適宜変更、組み合わせが可能である。例えば、第2の実施形態に第1の実施形態で述べた各変形例を適用してもよい。
図13に、放射線源に対する上述した放射線検出装置101の配置の断面模式図を示す。図13(a)において、放射線源3001は、例えばX線3003を被写体3002に向かって放射する。また放射線検出装置101において、光電変換素子120、121の基板100に対向する側に、X線の照射によって可視光を発するシンチレータ3004が配置される。被写体3002を通過したX線によってシンチレータ3004が発光し、この光を光電変換素子120、121において検出することによって、放射線検出装置101は、X線3003を検出する。また基板100がX線3003を透過する場合、図13(b)に示すように基板100の裏面側からX線3003を入射することが好ましい。放射線源3001がX線3003などの放射線と同時に電磁ノイズを放射した場合においても、検出線通過画素112の検出線161は、検出線通過画素112の第2の電極126によって電磁ノイズから静電遮蔽される。このため、検出線161は、放射線源3001からの電磁ノイズの影響を受け難い。この結果、図13(b)に示す放射線検出装置101の配置は、図13(a)に示す配置と比較して照射情報を精度よく取得できる。
また撮影領域107において、検出画素111は、自由に配置することができる。例えば撮影領域107の一部の領域に注目し、この領域に集中的に検出画素111を設けてもよい。図14(a)のように、撮影領域107上の一部の領域を特定領域4001とし、特定領域4001内に複数の検出画素111を配してもよい。撮影領域107のうち特定領域4001以外の領域には検出画素111が配されなくてもよい。また特定領域4001内に複数備えられた検出画素111を、更に1つ以上の検出画素111を含む複数の系列に分け、検出画素111を系列ごとに読み出す構成にしてもよい。図14(b)に、検出画素用走査回路106が複数の系列の検出画素用制御線108に印加する電圧のタイミング図の例を示す。また図15は、図14(a)の破線で囲んだ部分4002の等価回路の例である。図15において、検出画素111は、4つの系列に分かれ、図14(b)に示す検出画素用走査回路106から検出画素用制御線108を介して送られる駆動信号によって、それぞれの系列ごとに駆動される。
特定領域4001において、第1の系列4011に属する検出画素1111、第2の系列4012に属する検出画素1112、第3の系列4013に属する検出画素1113、第4の系列4014に属する検出画素1114が配置されている。各系列の検出画素111は、それぞれスイッチ素子131を有し、そのゲート電極には検出画素用制御線108が系列ごとに共通に接続される。検出画素用走査回路106は、検出画素用制御線108を介して検出画素111を系列ごとに駆動する。検出画素111の配置によって、検出線161は、複数の系列の検出画素用制御線108と交差しうる。本実施形態において、検出線通過画素112の検出線161は、第2の電極126によって検出画素用制御線108から静電遮蔽されている。このため、照射情報を取得し検出画素用読出し回路104に転送する間、図14(b)のように複数の検出画素用制御線108の電位が複雑に変化しても、検出線161は、検出画素用制御線108の電位の変化の影響を受け難い。これによって放射線検出装置は、放射線の照射情報を精度よく取得できる。本例ではこの系列の数を4系列としたが、本発明はこれに限られるものではない。検出画素111を系列ごとに読み出す系列数は、3系列以下であってもよいし、5系列以上であってもよい。
以下、図16を参照しながら本発明の放射線検出装置101が組み込まれた放射線検出システムを例示的に説明する。放射線源であるX線チューブ6050で発生したX線6060は、患者又は被験者6061の胸部6062を透過し、本発明の放射線検出装置101を用いた放射線撮像装置6040に入射する。この入射したX線に患者又は被験者6061の体内部の情報が含まれる。放射線撮像装置6040において、X線6060の入射に対応してシンチレータが発光し、これが放射線検出装置101の光電変換素子で光電変換され、電気的情報を得る。この情報は、デジタルに変換され信号処理部としてのイメージプロセッサ6070によって画像処理され、制御室の表示部としてのディスプレイ6080で観察できる。また、この情報は、電話回線6090などの伝送処理部によって遠隔地へ転送できる。これによって別の場所のドクタールームなどの表示部であるディスプレイ6081に表示し、遠隔地の医師が診断することも可能である。また、この情報は、光ディスクなどの記録媒体に記録することができ、またフィルムプロセッサ6100によって記録媒体となるフィルム6110に記録することもできる。
100 基板、101 放射線検出装置、104 検出画素用読出し回路、105 バイアス電源、107 撮影領域、110 撮像画素、111 検出画素、120、121 光電変換素子、125 第1の電極、126 第2の電極、140、141 保護膜、143、144 層間絶縁膜、161 検出線、190 バイアス線

Claims (17)

  1. 放射線を検出した画像を取得するための第1の画素と、放射線の照射情報を取得するための第2の画素と、を有する撮影領域を基板上に有する放射線検出装置であって、
    前記第1の画素は、前記基板の上に配された第1の電極と、前記第1の電極の上に配された第2の電極と、を含む第1の変換素子を有し、
    前記第2の画素は、前記第2の画素に照射された放射線に基づく信号を生成する、前記基板の上に配された第2の変換素子を含む変換回路を有し、
    前記放射線検出装置は、
    前記第1の変換素子を駆動するためのバイアス電源に前記第2の電極を接続するためのバイアス線と、
    前記第2の変換素子が生成した前記信号を前記撮影領域の外部の検出回路へ伝達するための検出線と、
    前記第1の変換素子及び前記変換回路を覆う絶縁層と、
    前記絶縁層を貫通し、前記変換回路と前記検出線とを接続するコンタクトプラグと、を更に有し、
    前記検出線が、前記第2の電極に対して前記第1の電極とは反対側に配され
    前記第2の変換素子は、前記基板の上に配された第3の電極と、前記第3の電極の上に配された第4の電極と、を含み、
    前記第1の電極は、第1のスイッチ素子と信号線とを介して、前記画像の転送される前記撮影領域の外部の読出し回路に接続され、
    前記第3の電極は、前記検出線及び前記コンタクトプラグを介して前記検出回路に接続され、
    前記第4の電極は、前記バイアス線を介して前記バイアス電源に接続され、
    前記バイアス電源の電位と、前記検出回路の基準電位と、の差に相当する電圧が前記第2の変換素子に印加されることを特徴とする放射線検出装置。
  2. 前記第1のスイッチ素子が、前記基板の上のうち、前記第1の電極の下に配されていることを特徴とする請求項1に記載の放射線検出装置。
  3. 前記検出回路の基準電位と、前記読出し回路の基準電位と、が互いに等しいことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線検出装置。
  4. 前記検出回路の基準電位と、前記読出し回路の基準電位と、が接地電位であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  5. 前記検出回路と、前記読出し回路と、が一体の回路であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  6. 前記第3の電極が、第2のスイッチ素子と前記検出線とを介して前記検出回路に接続されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  7. 放射線を検出した画像を取得するための第1の画素と、放射線の照射情報を取得するための第2の画素と、を有する撮影領域を基板上に有する放射線検出装置であって、
    前記第1の画素は、前記基板の上に配された第1の電極と、前記第1の電極の上に配された第2の電極と、を含む第1の変換素子を有し、
    前記第2の画素は、前記第2の画素に照射された放射線に基づく信号を生成する、前記基板の上に配された第2の変換素子を含む変換回路を有し、
    前記放射線検出装置は、
    前記第1の変換素子を駆動するためのバイアス電源に前記第2の電極を接続するためのバイアス線と、
    前記第2の変換素子が生成した前記信号を前記撮影領域の外部の検出回路へ伝達するための検出線と、
    前記第1の変換素子及び前記変換回路を覆う絶縁層と、
    前記絶縁層を貫通し、前記変換回路と前記検出線とを接続するコンタクトプラグと、を更に有し、
    前記検出線が、前記第2の電極に対して前記第1の電極とは反対側に配され、
    前記第2の変換素子は、前記基板の上に配された第3の電極と、前記第3の電極の上に配された第4の電極と、を含み、
    前記第1の電極は、第1のスイッチ素子と第1の信号線とを介して、前記画像の転送される前記撮影領域の外部の読出し回路に接続され、
    前記第3の電極は、第2の信号線を介して前記読出し回路に接続され、
    前記第4の電極は、前記検出線及び前記コンタクトプラグを介して前記検出回路に接続され、
    前記読出し回路の基準電位と、前記検出回路の基準電位と、の差に相当する電圧が前記第2の変換素子に印加されることを特徴とする放射線検出装置。
  8. 前記第1のスイッチ素子が、前記基板の上のうち、前記第1の電極の下に配されていることを特徴とする請求項7に記載の放射線検出装置。
  9. 前記第3の電極が、第2のスイッチ素子と前記第2の信号線とを介して前記読出し回路に接続されることを特徴とする請求項7又は8に記載の放射線検出装置。
  10. 前記検出線が、前記基板の表面に対する平面視において、前記第1の画素の前記第2の電極と重なる部分を含むことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  11. 前記放射線検出装置は、前記第1の画素を複数備え、
    前記検出線が、前記基板の表面に対する平面視において、互いに隣接する前記第1の画素の前記第2の電極の間に位置する部分を含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  12. 前記バイアス線が、前記絶縁層の上に配されることを特徴とする請求項乃至11の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  13. 前記絶縁層は、第1の絶縁層と、前記第1の絶縁層の上の第2の絶縁層とを含み、
    前記バイアス線が、前記第1の絶縁層と前記第2の絶縁層との間に配されることを特徴とする請求項乃至11の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  14. 前記検出線が、前記基板の表面に対する平面視において、前記バイアス線と重なる部分を含むことを特徴とする請求項13に記載の放射線検出装置。
  15. 前記絶縁層が、前記第1の変換素子及び前記変換回路を覆う平坦化膜であることを特徴とする請求項乃至14の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  16. 前記基板が、絶縁基板であることを特徴とする請求項1乃至15の何れか1項に記載の放射線検出装置。
  17. 請求項1乃至16の何れか1項に記載の放射線検出装置と、
    前記放射線検出装置からの信号を処理する信号処理部と、を備えることを特徴とする放射線検出システム。
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