JP6530223B2 - アルカノールアミン誘導体及びそれを含有する化粧料 - Google Patents
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Description
油剤は皮膚化粧料においては保湿感の付与、毛髪化粧料においてはコンディショニング効果などの目的で用いられており、天然油脂類の利用や各種合成油類の開発が進められてきた。
油剤としてはトリグリセライドやラノリンなどの天然物が古くから用いられているが、処方中に高配合するとべたつき感などによって使用感を悪化させてしまうといった問題が懸念される。そこでそれらの配合例や、例えばダイマー酸誘導体のような代替エステルの開発が行われ進歩してきた。
しかしながら、経時安定性や有効度、水分の多い処方に均一に配合できないなどの問題があった。
更にエモリエント効果の高い酸性アミノ酸エステル誘導体等が開発されたがそれでも十分な効果は得られていない。
いずれも優れたエモリエント(皮膚軟化、皮膚緩和)性、保湿性を有するがさらなる改善が求められている。
また脂肪酸アルカノールアミド誘導体としては、特許文献3及び4にN−アルキル脂肪酸モノエタノールアミド脂肪酸エステルが開示されており「静電荷像現像用トナー」「パール光沢賦与剤」としての用途が記載されている。
また特許文献5には脂肪酸モノエタノールアミド脂肪酸エステルが開示され「熱可塑性材料用加工助剤」としての用途が記載され、特許文献6にはPOA脂肪酸ジエタノールアミド脂肪酸エステルが開示され「農薬組成物」の用途が記載されている。
しかしながら、それらを化粧料用油剤として用いるには性能が劣っていた。
また、アミノ酸系の陰イオン界面活性剤を主剤としたヘアシャンプーやボディシャンプーへの相溶性に優れ、且つ増粘効果を有する。さらに、この油剤を使用する事でセラミドや紫外線防止剤のような難水溶性化合物を化粧料に溶解させることが容易となることを見出し、本発明を完成した。
一般式(1)の構造で示される脂肪酸アルカノールアミド誘導体に関する。
Aは水素原子、メチル基、又は −CH2CH2O−R3基を示す。ただしR3基は一般式(2)で示される置換基を示す。]
pは0乃至は1の整数を示す。]
一般式(1)の物質はアルカノールアミンとアシル中性アミノ酸の酸ハロゲン化物、アシル中性アミノ酸のメチルエステルなどと反応させる事でも得られるが、アシル中性アミノ酸を加熱脱水させることで得ることが好ましい。
使用するアルカノールアミンとアシル中性アミノ酸との組み合わせは、ジエタノールアミンとアシルメチルβアラニン、モノエタノールアミンとアシルメチルβアラニン、メチルエタノールアミンとアシルメチルβアラニン、ジエタノールアミンとアシルメチルグリシン、モノエタノールアミンとアシルメチルグリシン、メチルエタノールアミンとアシルメチルグリシンを加熱脱水させ得ることが好ましい。
本発明アルカノールアミン誘導体は、皮膚用化粧料、毛髪化粧料に配合された場合優れた効果を発現する。
一般式(1)の構造で表されるアルカノールアミン誘導体に関して詳細に説明する。
Aは水素原子、メチル基、又は −CH2CH2O−R3基を示す。ただしR3基は一般式(2)で示される置換基を示す。]
pは0乃至は1の整数を示す。]
一般式(1)の構造で示されるアルカノールアミン誘導体において、一般式(2)で示されるアシル中性アミノ酸基が導入されるR1、R2、A(−CH2CH2O−R3基として)の3カ所の内2カ所以上に一般式(2)で示されるアシル中性アミノ酸基が導入されていることがエモリエント効果を増強し好ましい。3カ所の内1カ所のみに一般式(2)で示されるアシルアミノ酸基が導入されているアルカノールアミン誘導体はべたつき感が強く、好ましい感触が得られない。
また、アルカノールアミンに対して複数のアシル中性アミノ酸(例えば、アシルNメチルグリシンとアシルNメチルβアラニンの混合物)をアルカノールアミン1当量に対して1当量以上、より好ましくは2当量以上反応させても良い。
アルカノールアミンとしてとしてジエタノールアミンを使用し、縮合させるアシル中性アミノ酸がアシルメチルβアラニンであり、ジエタノールアミン1当量に対してアシルメチルβアラニンを3当量反応させた3疎水鎖を有するアルカノールアミン誘導体であることがより好ましい。
ジエタノールアミンとアシルメチルβアラニン
モノエタノールアミンとアシルメチルβアラニン
メチルエタノールアミンとアシルメチルβアラニン
ジエタノールアミンとアシルメチルグリシン
モノエタノールアミンとアシルメチルグリシン
メチルエタノールアミンとアシルメチルグリシン
の組み合わせが例示され、アルカノールアミンの等量以上のN−アシル中性アミノ酸を加熱脱水させることにより一般式(1)で示されるアルカノールアミン誘導体を得ることができる。
皮膚に対する柔軟作用、保護作用、水分の蒸発抑制作用などのエモリエント効果のほか、使用感触の向上やクレンジング作用などの機能を備えた、クリーム、乳液などに広く使用できる。
本発明のアルカノールアミン誘導体を含有する毛髪化粧料に関して述べる。
ヘアケア化粧品においては、髪へのつややセット性を与えるなどの役割をもち、各使用目的に合わせて化粧料用、外用剤用の油性基剤として使用されるものである。
本発明のアルカノールアミン誘導体の化粧料への配合量は、化粧料の剤形により異なるが、化粧料全量に対して、0.1〜50質量%が好ましく、0.1〜20質量%がより好ましい。
本発明のアルカノールアミン誘導体の化粧料への配合量が上記範囲にあると、良好な使用感が長期間維持されたものとなる。
本発明の効果に関して以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1〜11に従って、各種本発明のアルカノールアミン誘導体を製造し、それらを用いて表1の試験項目に対して試験を実施した。
フラスコ中でジエタノールアミン105gとジエタノールアミンに対して3当量のN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン(川研ファインケミカル株式会社アラノンALA)856gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は54g留出し、この縮合物であるジエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)アミド−O,O’−ビス(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル907gを取り上げた。生成物の1H-NMR及びそま帰属を図1に示した。
δ = 0.9ppm (9H, m), 1.3ppm (48H, m), 1.6ppm (6H, m), 2.3-2.4ppm (4H, m), 2.6-2.7ppm (6H, m), 2.9-3.1ppm (9H, m), 3.6ppm (10H, m), 4.2ppm (4H, s).
フラスコ中でモノエタノールアミン61gとモノエタノールアミンに対して2当量のN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン571gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は36g留出し、この縮合物であるモノエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)アミド−O−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル596gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H, m), 2.3ppm (4H, m), 2.7ppm (4H, m), 3.3ppm (2H, t), 3.5ppm (8H, m), 3.6ppm (2H, t), 4.1ppm (2H, t).
フラスコ中でメチルエタノールアミン75gとメチルエタノールアミンに対して2当量のN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン571gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は36g留出し、この縮合物であるメチルエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)アミド−O−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)エステル610gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H, m), 2.3ppm (4H, m), 2.7ppm (4H, m), 3.5ppm (13H, m), 3.6ppm (2H, t), 4.5ppm (2H, t).
フラスコ中でジエタノールアミン105gとジエタノールアミンに対して3当量のN−ラウロイル−N−メチル−グリシン(川研ファインケミカル株式会社ソイポンSLA)813gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は54g留出し、この縮合物であるジエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)アミド−O,O’−ビス(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル864gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (9H, m), 1.3ppm (48H, m), 1.5ppm (6H, m), 2.3ppm (6H, t), 3.5ppm (13H, m), 4.5ppm (4H, t), 4.6ppm (2H, s), 4.9ppm (4H, s).
フラスコ中でモノエタノールアミン61gとモノエタノールアミンに対して2当量のN−ラウロイル−N−メチル−グリシン542gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は36g留出し、この縮合物であるモノエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)アミド−O−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル567gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H, m), 2.3ppm (4H, m), 3.3ppm (2H, t), 3.5ppm (6H, s), 4.1ppm (2H, t), 4.6ppm (2H, s), 4.9ppm (2H, s).
フラスコ中でメチルエタノールアミン75gとメチルエタノールアミンに対して2当量のN−ラウロイル−N−メチル−グリシン542gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は36g留出し、この縮合物であるメチルエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)アミド−O−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)エステル581gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (32H, m), 1.5ppm (4H, m), 2.3ppm (4H, m), 3.5ppm (11H, m), 4.5ppm (2H, t), 4.6ppm (2H, s), 4.9ppm (2H, s).
フラスコ中でジエタノールアミン105gとジエタノールアミンに対して3当量の、川研ファインケミカル株式会社アラノンACEを酸析して得たN−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン831gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は54g留出し、この縮合物であるジエタノールアミンのN−(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン)アミド−O,O’−ビス(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン)エステル882gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (9H, m), 1.3ppm (44H, m), 1.5ppm (6H, m), 2.3ppm (6H, t), 2.7ppm (6H, m), 3.5ppm (15H, m), 3.6ppm (4H, t), 4.5ppm (4H, t).
フラスコ中でジエタノールアミン105gとジエタノールアミンに対して3当量の、オレイン酸クロライドとメチルβアラニンから誘導したN−オレオイル−N−メチル−β−アラニン1,103gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は54g留出し、この縮合物であるジエタノールアミンのN−(N−オレオイル−N−メチル−β−アラニン)アミド−O,O’−ビス(N−オレオイル−N−メチル−β−アラニン)エステル1,154gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (9H, m), 1.3ppm (60H, m), 1.5ppm (6H, m), 2.2ppm (12H, m), 2.3ppm (6H, t), 2.7ppm (6H, m), 3.5ppm (15H, m), 3.6ppm (4H, t), 4.5ppm (4H, t), 5.4ppm (6H, t).
フラスコ中でメチルエタノールアミン75gとメチルエタノールアミンに対して2当量のN−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン554gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は36g留出し、この縮合物であるメチルエタノールアミンのN−(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン)アミド−O−(N−ヤシ油脂肪酸−N−メチル−β−アラニン)エステル593gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (6H, m), 1.3ppm (30H, m), 1.5ppm (4H, m), 2.3ppm (4H, m), 2.7ppm (4H, m), 3.5ppm (13H, m), 3.6ppm (2H, t), 4.5ppm (2H, t).
フラスコ中でジエタノールアミン105gとN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン571gとN−ラウロイル−N−メチル−グリシン271gとを1:2:1で混合した。2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は54g留出し、この縮合物であるジエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)アミド−O−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)−O’−(N−ラウロイル−N−メチル−グリシン)ジエステル893gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (9H, m), 1.3ppm (48H, m), 1.5ppm (6H, m), 2.3ppm (6H, t), 2.7ppm (4H, m), 3.5ppm (15H, m), 3.6ppm (2H, t), 4.5ppm (4H, t), 4.9ppm (2H, s).
フラスコ中でジエタノールアミン105gとジエタノールアミンに対して等量のN−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン285gとを2kPaに減圧し、160℃で2時間加熱した。水は18g留出し、この縮合物であるジエタノールアミンのN−(N−ラウロイル−N−メチル−β−アラニン)アミド372gを取り上げた。
1H-NMRより構造を決定した。δ = 0.9ppm (3H, t), 1.3ppm (16H, m), 1.5ppm (2H, m), 2.3ppm (2H, t), 2.7ppm (2H, m), 3.4ppm (4H, t), 3.5ppm (5H, m), 3.6ppm (4H, t).
<凝固点>
各サンプルを10g秤量し、60℃に加熱して一旦溶解させた後、45℃恒温槽 35℃恒温槽 20℃恒温槽 −5℃恒温槽に15時間静置して状態を観察した。
◎ −5℃で液状
〇 20℃で液状
△ 35℃で液状
× 45℃で凝固
35℃に保温した容器に各種サンプル(35℃)を10g秤量し、35℃の精製水を滴下して練りこみ、水が均一に混合出来なくなった時点で終了した。
25℃で24時間保存した後、各種サンプルから分離した水の量を測定した。
抱水量(%)を、最終的に各種サンプルに含まれる精製水量と開始時のエステル化物重量(10g)との比率で示し、これを抱水性とした。
「抱水性=(抱え込んだ水の量)/(油剤の量)×100」。
実施例として製造した本発明アルカノールアミン誘導体に対して比較例としてオリーブオイルを用いた以下のファンデーションの処方を作成し、1.0グラムを顔面に塗布し、その使用感を20名のパネラーにより評価した。
評価結果は、
20人中15人以上が「塗り易さ良好」と回答した場合を「G」で示し、
20人中10〜14人が「塗り易さ良好」と回答した場合を「M」で示し、
20人中6〜9人が「塗り易さ良好」と回答した場合を「B」で示し、
20人中5人以下が「塗り易さ良好」と回答した場合を「N」で示した。
酸化鉄 0.1%
二酸化チタン 0.5%
マイカ 7.0%
ミツロウ 15.0%
スクアラン 57.4%
実施例化合物又はオリーブオイル 20.0%
注2: エルデュウSL−205 味の素株式会社製
以上の様に本発明のアルカノールアミン誘導体は優れた抱水力を有するエモリエント効果に優れた化粧品原料であることが明らかである。
以下は本発明のアルカノールアミン誘導体をより実用的に処方した配合例を示す。
いずれも優れた効果を発現した。
実施例1で製造した誘導体 1.0%
N−アシルメチルアラニン 30%溶液 注3 47.0%
コカミドプロピルベタイン 30%溶液 注4 13.0%
脂肪酸モノエタノールアミド 注5 2.0%
カチオン化高分子 注6 0.3%
中和剤 適量
精製水 残分
注3:アラノンALE 川研ファインケミカル株式会社製
注4:ソフタゾリンCPB 川研ファインケミカル株式会社製
注5:アミゾールCME 川研ファインケミカル株式会社製
注6:カチナールHC−200 東邦化学工業株式会社製
上記シャンプー組成物は、アミノ酸系陰イオン界面活性剤が有する増粘しにくいという欠点を解決し、同時に優れた使用感を示し本発明の効果が確認された。
実施例2で製造した誘導体 0.5%
実施例3で製造した誘導体 0.5%
ラウレス硫酸ナトリウム 30%溶液 注7 47.0%
コカミドプロピルベタイン 27%溶液 13.0%
脂肪酸モノエタノールアミド 2.0%
カチオン化高分子 0.3%
中和剤 適量
精製水 残分
注7:エマールE−27C 花王株式会社製
上記シャンプー組成物は毛髪に馴染みやすく優れた使用感を示し本発明の効果が確認された。
実施例4で製造した誘導体 0.5%
実施例5で製造した誘導体 0.5%
ポリオキシアルキレンアルキルアミン 注8 2.0%
ステアリルアルコール 注9 8.0%
中和剤 適量
精製水 残分
注6:カワソフトEP59SP 川研ファインケミカル株式会社製
注7:カルコール8098 花王株式会社製
上記ヘアコンディショナー組成物は、毛髪に馴染みやすく優れた使用感を示し本発明の効果が確認された。
実施例6で製造した誘導体 0.2%
実施例7で製造した誘導体 0.1%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 注10 0.9%
グリセリン 5.0%
中和剤 適量
精製水 残分
注10:EMALEX HC−60 日本エマルジョン株式会社製
上記化粧水組成物は、皮膚に馴染みやすく優れた使用感を示し本発明の効果が確認された。
実施例8で製造した誘導体 1.0%
実施例9で製造した誘導体 1.0%
流動パラフィン 10.0%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 注11 8.0%
1,3−BG 5.0%
カルボマー 注12 0.2%
中和剤 適量
精製水 残分
注11:EMALEX HC−40 日本エマルジョン株式会社製
注12:Carbopol 981 Polymer ルブリゾール株式会社製
上記乳液組成物は、皮膚に馴染みやすく優れた使用感を示し本発明の効果が確認された。
実施例10で製造した誘導体 10.0%
実施例11で製造した誘導体 5.0%
トリエチルヘキサノイン 60.0%
トリイソステアリン酸PEG−20グリセリル 注13 20.0%
グリセリン 1.0%
精製水 残分
注13:EMALEX GWIS−320EX 日本エマルジョン株式会社製
上記オイルクレンジング組成物は、汚れへ馴染みやすく優れた使用感を示し本発明の効果が確認された。
Claims (11)
- 一般式(1)の構造で示されるアルカノールアミン誘導体(但し、式(1)中Aが水素原子、R 2 が水素原子、R 1 が一般式(2)の置換基であり、式(2)中pが0であるアルカノールアミン誘導体を除く)。
Aは水素原子、メチル基、又は−CH2CH2O−R3基を示す。ただしR3基は一般式(2)で示される置換基を示す。]
- 一般式(1)の構造で示されるアルカノールアミン誘導体であって、一般式(2)で示されるアシル中性アミノ酸基が導入されるR 1 、R 2 、A(−CH 2 CH 2 O−R 3 基として)の3カ所の内2カ所以上に一般式(2)で示されるアシル中性アミノ酸基が導入されている請求項1記載のアルカノールアミン誘導体。
- アルカノールアミンとアシル中性アミノ酸を加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- ジエタノールアミンとアシルメチルβアラニンを加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- モノエタノールアミンとアシルメチルβアラニンを加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- メチルエタノールアミンとアシルメチルβアラニンを加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- ジエタノールアミンとアシルメチルグリシンを加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- モノエタノールアミンとアシルメチルグリシンを加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- メチルエタノールアミンとアシルメチルグリシンを加熱脱水させることで得られる、請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体の製造方法。
- 請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体を含有する皮膚用化粧料。
- 請求項1または2記載のアルカノールアミン誘導体を含有する毛髪化粧料。
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