JP6529867B2 - X線管装置 - Google Patents
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Description
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係るX線管装置1の一例を示す全体断面図である。
X線管装置1は、X線管11と、このX線管11を含む管容器17とを備える。さらに、X線管装置1は、高電圧ケーブルを挿入接続するための高電圧リセプタクル18と、導水パイプ19と、冷却パイプ21と、導水パイプ19と冷却パイプ21とを接続するジョイント22と、高電圧リセプタクル18と導水パイプ19とを電気的に接続する導体スプリング23と、高電圧リセプタクル18の外側に設けられる円筒形状の絶縁筒体29と、空盆35を隔離するベローズ36とを備える。X線管装置1は、さらに、管容器17の一部に形成される穴部40と、座金41と、穴部40に嵌合される嵌合部材42とを備える。以下で、管軸TAに沿った方向において、X線管11側を下方向(下側)と称し、下方向に対して反対方向を上方向(上側)と称する。また、管軸TAに対して垂直な方向を径方向と称する。
陰極14は、リング状のフィラメントで形成され、陽極ターゲット13(または、陽極ブロック12)から径方向に所定の間隔を空けて設けられている。陰極14から放出される電子は、後述するウェネルト電極15の下端部を越えて陽極ターゲット13上に衝突する。
空盆(第2の空間)35は、X線管装置1の内部で絶縁油が侵入しないように、ベローズ36によって内部空間50から隔離された空間である。例えば、空盆35は、第1の凸部11a、第2の凸部11b、壁部11c、およびベローズ36で密封して包囲されている空間である。空盆35は、所定の気体雰囲気の空間である。例えば、空盆35は、空気雰囲気の空間である。また、空盆35は、ベローズ36の膨張及び収縮等に従って気体を流動させるために、穴部40を介してX線管装置1の外部と連通している。
図3(a)は、本実施形態の座金41の一例を示す斜視図であり、図3(b)は、本実施形態の座金41の一例の上面図であり、図3(c)は、本実施形態の座金41の一例の側面図である。図4(a)は、座金41と嵌合部材42とを組み合わせた場合の上面図であり、図4(b)は、座金41と嵌合部材42とを組み合わせた場合の側面図である。
座金41は、中心に貫通する中心穴部41aを備えている。また、座金41は、上面及び/又は下面に溝部41bが形成されている。例えば、図3(a)乃至図3(c)に示すように、座金41は、上面に中心対象にV字に内周部から外周部へ連通する溝部41bが形成されている。
図5(a)に示すように、穴部40の内周部には、例えば、内周部に嵌合部材42と嵌合する溝部が、形成されている。すなわち、穴部40は、軸部42bの雄ネジ構造に螺合する内周部に雌ネジ構造を備えている。
嵌合部材42は、穴部40の雌ネジのネジ溝に螺合されるとき、穴部40の雌ネジのネジ溝と嵌合部材42の雄ネジのネジ溝との間には、所定のギャップが形成されている。図5に示すように、穴部40の雌ネジのネジ溝と嵌合部材42の雄ネジのネジ溝との間には、ギャップG1が形成されている。
変形例1のX線管装置1は、嵌合部材42の構成が第1の実施形態の嵌合部材42と異なる。
変形例1の嵌合部材42は、頭部42a、軸部42b、及び溝部42cを備えている。
変形例2のX線管装置1は、嵌合部材42の構成が前述の実施形態と異なる。
図9は、変形例2の嵌合部材42を示す概要図である。図10は、変形例2の嵌合部材42が穴部40に嵌合された状態を示す概要図である。
第1の実施形態と同様に、本変形例2のX線管装置1の穴部40は、内周部に嵌合部材42の外周部に形成される雄ネジのネジ溝に螺合する雌ネジのネジ溝が形成されている。嵌合部材42が穴部に螺合された場合、嵌合部材42の雄ネジのネジ溝と、穴部40の雌ネジのネジ溝との間には所定のギャップが形成される。すなわち、嵌合部材42が穴部40に嵌合された場合であっても、空盆35は、嵌合部材42の雄ネジのネジ溝と、穴部40の雌ネジのネジ溝との間の所定のギャップを介して外部と連通する。
第2の実施形態のX線管装置1は、空盆35の空気を外部へ排出し、外部の空気を空盆35へ取り込むための通路としても溝部が形成されている。
図11は、第2の実施形態のX線装置1の穴部40の一例を示す上面図である。
第2の実施形態の第2の凸部11bは、穴部40を備えている。穴部40は、第1の穴部40a、第1の穴部40aに第1環状板部40abを介して一体に設けられる第2の穴部40b、及び溝部40cを備える。第1の穴部40aは、嵌合部材42の頭部42aを受ける有底の穴(または、受け部)である。第2の穴部40bは、嵌合部材42の軸部42bと嵌合する穴である。第2の穴部40bは、内周部に軸部42bの雄ネジのネジ溝と嵌合する雌ネジのネジ溝が形成されている。溝部40cは、第1の穴部40aの内周部から第2の穴部40bまで連通し、第1の穴部40aの内周部から中心穴部41aまでを繋ぐ通路を形成する。
図12に示すように、第1実施形態と同様に、嵌合部材42の雄ネジのネジ溝と穴部40の雌ネジのネジ溝との間には、ギャップG1が形成されている。また、第1の穴部40aの内周部と座金41の外周部との間には、所定のギャップが形成されている。例えば、図12に示すように、第1の穴部40aの内周部と座金41の外周部との間には、所定のギャップG3が形成されている。ギャップG1とギャップG3とは、夫々、所定の量の気体が通気できる幅に形成されている。例えば、ギャップG1及びギャップG3は、夫々、ベローズ36の伸縮によって、押し出された空気が空盆35から滞りなく外部へ排気され、且つ外部から空気を取り込むことができるように大きさで形成される。
Claims (7)
- 内部に陽極ターゲット及び電子を射出するフィラメントを備え、前記電子が衝撃することで前記陽極ターゲットから射出されるX線を外部へ透過する窓部を備え、真空気密に密閉されている第1の容器と、
前記第1の容器を含み、液密に密閉され絶縁油が充填されている第1の空間と第2の空間と内部を隔離する弾性部材を備え、前記第2の空間及び外部を連通する穴部を備える第2の容器と、
前記穴部に嵌合された状態で、前記穴部との間に所定のギャップを備える嵌合部材とを備える、X線管装置。 - 前記弾性部材は、前記絶縁油の膨張及び収縮を前記第2の空間で伸縮することによって、前記ギャップを介して前記第2の空間に充填される気体を外部へ押し出し、且つ外部の気体を取り込む、請求項1に記載のX線管装置。
- 前記弾性部材は、樹脂性の弾性部材である請求項2に記載のX線管装置。
- 前記嵌合部材は、円板形状の頭部と、当該頭部の一方の表面から延長し、前記穴部に嵌合する当該頭部の直径よりも小さい直径を有する雄ネジを有する軸部とを備え、
前記穴部は、内周部に前記軸部のネジ溝に螺合するネジ溝を有する雌ネジを備え、
前記嵌合部材が前記穴部に螺合された場合、前記穴部のネジ溝と前記嵌合部材のネジ溝との間に前記ギャップを備える、請求項3に記載のX線管装置。 - 前記頭部を受けるように環状板形状であり、表面上に前記軸部を通すために当該軸部の直径よりも大きい直径である内周部から外周部まで連通する少なくとも1つの溝部を備え、前記頭部と前記穴部を有する前記第2の容器の表面との間に設けられた座金をさらに備える、請求項4のX線管装置。
- 前記頭部は、前記軸部との接続部から外周部まで連通する少なくとも1つの溝部を備える、請求項4に記載のX線管装置。
- 前記第2の容器は、外側の表面において、前記穴部の端部から前記頭部が当接された部分よりも外側へ連通する少なくとも1つの溝部を備える、請求項4に記載のX線管装置。
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