JP6529308B2 - 洗浄水タンクの給水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄水タンクの給水装置に関する。
従来、洗浄水タンクの給水装置として、洗浄水を洗浄水タンクの内部に給水する給水管と、洗浄水タンクの内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材と、フロート部材の上下方向の移動に連動して移動する操作アーム部材と、操作アーム部材の移動に連動して給水管を開閉可能な給水弁と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このように構成される洗浄水タンクの給水装置は、フロート部材の上下方向の移動より、給水管から洗浄水タンクへの給水を制御する。
特許文献1に記載の洗浄水タンクの給水装置においては、フロート部材に設けられる上方側に延びるフロート側縦アーム部に、操作アーム部材を係合可能に取り付けるように構成される。フロート部材のフロート側縦アーム部の上方側には、溝部が形成されている。操作アーム部材の先端側には、水平方向に長い開口を有するC字形状のフック部が形成されている。そして、操作アーム部材のフック部を、フロート側縦アーム部の溝部に引っ掛ける。これにより、フロート部材に操作アーム部材を係合させて、フロート部材の上下方向の移動に連動して操作アーム部材を揺動させて、給水弁を作動させるように構成されている。
特許第5585927号公報
特許文献1に記載の構成においては、フロート部材のフロート側縦アーム部に溝部を形成し、アーム部材には、水平方向に長い開口を有するC字形状のフック部を形成する。そのため、フロート部材とアーム部材との取付構造が複雑になりやすかった。
また、洗浄水タンクの給水装置において、給水管からの給水を遅延させるために、フロート部材が安定して上下方向に移動されることも望まれる。
本発明は、フロート部材及びアーム部材を簡易な構成にすることができると共に、フロート部材を安定して上下方向に移動できる洗浄水タンクの給水装置を提供することを目的とする。
本発明は、洗浄水を洗浄水タンクの内部に給水する給水管と、フロート部及び、前記フロート部の上部に接続されると共に貫通穴が形成されたフロート側アーム部を有し、前記洗浄水タンクの内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材と、上下方向に交差する方向に延びて形成され、前記貫通穴に挿入されることで前記フロート側アーム部に係合可能に構成され、前記フロート部材の上下方向の移動に連動して移動するアーム部材と、前記アーム部材に接続され、前記アーム部材が前記フロート部材の上下方向の移動に連動して移動することで、前記洗浄水タンクへ給水を行う開状態又は前記洗浄水タンクへの給水を停止する閉状態に前記給水管を開閉可能な給水弁と、を備える洗浄水タンクの給水装置に関する。
また、前記アーム部材が前記貫通穴に挿入された状態において、前記フロート側アーム部及び前記アーム部材は、前記貫通穴を前記フロート側アーム部の上下方向に直交する方向から視た場合における前記アーム部材の幅方向への移動を規制する移動規制部を有することが好ましい。
また、前記移動規制部は、前記アーム部材が前記貫通穴に挿入された状態において、前記フロート側アーム部における前記貫通穴の上方側の部分を構成する上方側構成縁部と、前記アーム部材の前記上方側構成縁部に対向する上方側アーム縁部と、により構成され、前記上方側構成縁部の形状は、前記フロート側アーム部の幅方向の中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜し、前記上方側アーム縁部の断面形状は、前記アーム部材の幅方向の中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜することが好ましい。
また、前記アーム部材の前記貫通穴を通り抜けた部分には、前記アーム部材が前記貫通穴から抜けることを防止する抜け防止部分が設けられることが好ましい。
また、前記アーム部材が延びる方向に直交する方向であって上下方向に直交する方向から視た場合に、前記アーム部材の前記貫通穴に挿入された部分は、前記給水弁が前記閉状態となるとき、水平であることが好ましい。
また、前記アーム部材が前記貫通穴に挿入された状態において、前記アーム部材における前記フロート側アーム部に当接する部分は、前記フロート側アーム部の一部に沿うように湾曲していることが好ましい。
また、前記フロート側アーム部は、上下方向に延びており、前記貫通穴は、前記フロート側アーム部の上下方向に並んで複数配置されることが好ましい。
本発明によれば、フロート部材及びアーム部材を簡易な構成にすることができると共に、フロート部材を安定して上下方向に移動できる洗浄水タンクの給水装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置100の側面図である。 本発明の一実施形態に係る便器装置100の正面図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク20の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク20の給水装置30を示す部分断面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク20の給水装置30を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロート部材62及び操作アーム部材63を示す斜視図である。 図6において、フロート部材62から操作アーム部材63を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る操作アーム部材63の先端側がフロート部材62の貫通穴83に挿入された部分の断面を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る給水弁61が閉状態の場合の操作アーム部材63の位置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る給水弁61が開状態の場合の操作アーム部材63の位置を示す断面図である。
以下、本発明の洗浄水タンク20の給水装置30の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る便器装置100の側面図である。図2は、本発明の一実施形態に係る便器装置100の正面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク20の構成を示す断面図である。図4は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク20の給水装置30を示す部分断面斜視図である。図5は、本発明の一実施形態に係る洗浄水タンク20の給水装置30を示す斜視図である。図6は、本発明の一実施形態に係るフロート部材62及び操作アーム部材63を示す斜視図である。図7は、図6において、フロート部材62から操作アーム部材63を取り外した状態を示す斜視図である。図8は、本発明の一実施形態に係る操作アーム部材63の先端側がフロート部材62の貫通穴83に挿入された部分の断面を示す断面図である。図9は、本発明の一実施形態に係る給水弁61が閉状態の場合の操作アーム部材63の位置を示す断面図である。図10は、本発明の一実施形態に係る給水弁61が開状態の場合の操作アーム部材63の位置を示す断面図である。
なお、図4においては、断面図で示されている部分と、断面図で示されていない部分とが混在している。例えば、図4において、操作アーム部材(アーム部材)63、給水管31、第1吐出部34、第2吐出部35及び浮き閉止部材66などは、断面図で示されていない。一方、図4において、洗浄水タンク20、フロート部材62及び節水タンク64などは、断面図で図示されている。特に、フロート部材62は、図4では断面図で図示されており、切断された一部分が図示されていない。フロート部材62は、図7では全体が斜視図で図示されている。
図1に示すように、本発明に係る洗浄水タンク20の給水装置30は、例えば、便器装置100に備えられる。
本実施形態の便器装置100は、図1及び図2に示すように、便器10と、洗浄水タンク20と、洗浄水タンク20に備えられる給水装置30と、洗浄水タンク20の前側に配置される背もたれ部40と、洗浄水タンク20の下方に配置される排水管(不図示)等の側方を覆うサイドカバー50と、を備える。
便器10は、便器本体11と、便器本体11の上部に便器本体11に対して開閉可能に取り付けられる便座12と、を有する。便器本体11は、上面に開口(不図示)を有する。便座12は、平面視において中央に開口(不図示)を有する。
サイドカバー50は、便器装置100の下部において、便器10の後方に配置される。サイドカバー50の内側には、排水管(不図示)が配置される。サイドカバー50の内側に配置された排水管(不図示)は、便器10から排出された洗浄水を外部へ排出する。
洗浄水タンク20は、図1及び図2に示すように、便器10の後方かつ上方に配置される。洗浄水タンク20の両側の側面には、肘掛け用の一対の肘掛部201,201が設けられる。一対の肘掛部201,201は、洗浄水タンク20の両側の側面から、洗浄水タンク20の前方側に延びるように形成される。洗浄水タンク20の一方側の側面には、図2に示すように、操作ボタン202が設けられる。操作ボタン202は、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水を洗浄水タンク20から放出するためのボタンである。
洗浄水タンク20は、図1及び図3に示すように、洗浄水タンク本体21と、洗浄水タンク蓋部22と、を備える。
洗浄水タンク本体21は、図3及び図4に示すように、上面が開口して形成され、底部211と、底部211から起立して周囲を囲むように形成される周壁212と、を備える。
底部211には、図3に示すように、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水を便器10(図1及び図2参照)に放出する放出口211aが形成される。放出口211aは、洗浄水供給管24に連通する開口である。洗浄水供給管24には、便器10に供給される洗浄水が流通する。洗浄水供給管24は、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水を、便器10に供給する。
放出口211aには、図3に示すように、排水弁211bが配置される。排水弁211bは、玉鎖213を介して操作ボタン202(図2参照)に接続されており、操作ボタン202の操作により開閉される。
例えば、操作ボタン202(図2参照)を操作することで、図3に示すように、電動式のアクチュエータ214を動作させて、アクチュエータ214の回転軸214aを回転させる。これにより、玉鎖213は、略鉛直方向に作用する吊上げ力で、排水弁211bを引き上げる。
なお、電動式のアクチュエータを用いずに、操作ボタン202に代えて、手動の操作ハンドルを設けて構成してもよい。操作ハンドルを回転させることで、玉鎖213を巻き上げて、排水弁211bを吊り上げることができる。
洗浄水タンク本体21の内部には、図3に示すように、鉛直方向に延びるオーバーフロー管23が設けられている。オーバーフロー管23の上端には、洗浄水タンク20に貯留される洗浄水の水位の上限に合わせた高さで開口する開口部231が形成される。オーバーフロー管23の下端側は、放出口211aに連通している。
洗浄水タンク蓋部22は、洗浄水タンク本体21の上面に配置され、洗浄水タンク本体21の上面を覆う。
給水装置30は、図3及び図4に示すように、洗浄水タンク20に備えられる。給水装置30は、給水管31と、水抜操作部32と、第1吐出部34と、第2吐出部35と、開弁遅延機構部60と、を備える。
給水管31は、外部の給水源(図示せず)から、洗浄水を洗浄水タンク20の内部に給水する。給水管31は、洗浄水タンク本体21の上方において、洗浄水タンク本体21の周壁212を貫通して、洗浄水タンク20の外部と内部とを連通する。
第1吐出部34及び第2吐出部35は、図3及び図4に示すように、給水管31から分岐し、洗浄水タンク20の内部に水を吐出する。具体的には、第1吐出部34は、洗浄水タンク20に貯留するための水を吐出する。第2吐出部35は、洗浄水タンク20の内部に配置されたオーバーフロー管23に向けて水を吐出する。オーバーフロー管23に吐出された水は、便器10に補給水として供給される。
水抜操作部32は、図4に示すように、給水管31における給水弁61が設けられる部分に接続される。水抜操作部32は、開状態において少量の水を給水管31に流通させる流動弁(図示せず)と、流動弁を開閉させる操作ケーブル321と、この操作ケーブル321を操作する操作ダイアル(図示せず)と、を備える。
水抜操作部32は、水抜操作部32の操作ダイアル(図示せず)を操作して流動弁(図示せず)を開状態にすることで、給水弁61が閉状態の場合においても流動弁を介して少量の水を給水管31に流通させる。これにより、例えば、寒冷地等の冬季に給水部の凍結のおそれがある地域において、少量の水を連続的に流通させられるので、給水装置30の凍結を防げる。
開弁遅延機構部60は、図3及び図4に示すように、洗浄水タンク本体21に設けられる。開弁遅延機構部60は、給水弁61と、節水タンク64と、フロート部材62と、アーム部材としての操作アーム部材63と、浮き閉止部材66と、を備える。
節水タンク64は、図3及び図4に示すように、円形状の底部連通孔641aが形成された底部641を有し、一方の側部の上方側の部分が側方に向けて開放し且つ上方が開放した方形筒状に形成される。節水タンク64の内部には、洗浄水が貯留される。節水タンク64の内部には、後述するフロート部材62のフロート部70が配置される。節水タンク64に貯留された洗浄水の水位が上下することに連動して、フロート部材62は、上下方向に移動する。
節水タンク64には、流入量調整板65が取り付けられている。流入量調整板65は、節水タンク64における開放した側の側部に取り付けられる。流入量調整板65の上方側には、側方に開口する側部開口部651が形成される。流入量調整板65は、流入量調整板65の上下方向の取り付け位置を調整することで、側部開口部651の上下方向の位置を調整できる。これにより、節水タンク64に貯留される洗浄水の最高水位の位置を調整できる。
浮き閉止部材66は、図4に示すように、節水タンク64の底部連通孔641aに配置される。浮き閉止部材66は、浮力を有しており、洗浄水タンク20に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。浮き閉止部材66は、浮き部材本体661と、一対の円弧状延出部662と、一対の板状延出部663と、を有する。
浮き部材本体661は、浮き閉止部材66の下部に配置される。浮き部材本体661は、上面が閉鎖されかつ下方が開放された円筒状に形成される。浮き部材本体661は、底部連通孔641aよりも大きな径を有する。
一対の円弧状延出部662及び一対の板状延出部663は、浮き部材本体661の上面から立設される。一対の円弧状延出部662及び一対の板状延出部663は、上方側から視た場合に、円弧状延出部662、板状延出部663、円弧状延出部662及び板状延出部663が、略円環状に並んで配置される。一対の円弧状延出部662及び一対の板状延出部663は、底部連通孔641aに挿通される。
一対の板状延出部663の上端には、図4に示すように、一対の突出係止部663a,663aが形成される。一対の突出係止部663a,663aは、外方に向けて突出する。一対の突出係止部663a,663aは、一対の円弧状延出部662及び一対の板状延出部663が底部連通孔641aに挿通された状態において、底部連通孔641aから浮き閉止部材66が抜け落ちないように、外方に向けて突出して形成されている。これにより、一対の突出係止部663a,663aは、浮き閉止部材66が下方に移動した場合に、底部連通孔641aの外周縁に当接して、底部連通孔641aと浮き閉止部材66との間に隙間が形成される。
以上のように構成される浮き閉止部材66は、洗浄水タンク20に貯留される洗浄水の水位に応じて、浮き閉止部材66の浮力により上下方向に移動する。洗浄水タンク20に貯留される洗浄水の水位が節水タンク64の底部641の高さよりも高い場合には、浮き閉止部材66が浮力により浮き上がって、節水タンク64の底部連通孔641aが浮き閉止部材66により閉止される。洗浄水タンク20に貯留される洗浄水の水位が節水タンク64の底部641の高さよりも低い場合には、浮き閉止部材66が下降して、一対の突出係止部663a,663aが底部連通孔641aの外周縁に当接して、底部連通孔641aと浮き閉止部材66との間に隙間が形成される。
フロート部材62は、節水タンク64に貯留された洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。節水タンク64に貯留された洗浄水は、洗浄水タンク20の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。そのため、フロート部材62は、洗浄水タンク20の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動する。フロート部材62は、図5〜図7に示すように、フロート部70と、フロート側アーム部80と、を有する。
フロート部70は、節水タンク64の内部に配置される。フロート部70は、上部が閉鎖されかつ下部が開放する方形箱状に形成される。
フロート側アーム部80は、図6及び図7に示すように、フロート部70の上部に接続される。フロート側アーム部80は、上下方向に延びる。フロート側アーム部80は、図7に示すように、略はしご状であり、一対の側板81,81と、複数の横棒部82と、を有する。
一対の側板81,81は、板状に形成され、上下方向に延びる。一対の側板81,81は、所定距離離間して対向して配置されている。本実施形態においては、一対の側板81,81が離間する方向を、フロート側アーム部80の幅方向Hという。フロート側アーム部80の幅方向Hは、操作アーム部材63の幅方向Hでもある。また、幅方向Hは、操作アーム部材63が延びる方向に直交する方向であって上下方向に直交する方向でもある。
複数の横棒部82は、図7に示すように、幅方向Hに延びており、一対の側板81,81同士を接続する。複数の横棒部82は、上下方向に離間して並んで配置される。
複数の横棒部82が幅方向Hに延びた状態で上下方向に離間して並んで配置されることにより、上下方向に隣り合う横棒部82,82の間には、貫通穴83が形成される。貫通穴83は、側面視において、六角形状に形成される。
複数の横棒部82が上下方向に並んで配置されることにより、フロート側アーム部80には、複数の貫通穴83が形成される。複数の貫通穴83は、フロート側アーム部80の上下方向に並んで配置される。
横棒部82は、図7に示すように、円錐台形状の一対の円錐台部821,821が、天面同士を突き当てて、幅方向Hに連結されて形成される。一対の円錐台部821,821は、フロート側アーム部80における幅方向Hの中央側から外側に向かうに従って径が大きくなる円錐台形状に形成され、フロート側アーム部80の幅方向Hの中央に対して対称となるように幅方向Hに連結される。
横棒部82が一対の円錐台部821,821で構成されることで、横棒部82における操作アーム部材63に当接する部分の断面形状は、角のない円形となっている。これにより、操作アーム部材63を貫通穴83に挿入するときや、フロート部材62が上下方向に移動するときに、操作アーム部材63における横棒部82に当接する部分が移動しても、操作アーム部材63は、横棒部82が角のない円形の断面形状の部分に当接するため、横棒部82に当接した状態でスムーズに移動する。
図7及び図8に示すように、横棒部82の下方の部分は、貫通穴83の上方側の部分を構成する上方側構成縁部822を形成する。横棒部82の上方の部分は、貫通穴83の下方側の部分を構成する下方側構成縁部823を形成する。
本実施形態においては、貫通穴83の上方側の部分を構成する上方側構成縁部822の形状は、図8に示すように、貫通穴83をフロート側アーム部80の側方(上下方向に直交する方向)から視た場合におけるフロート側アーム部80の幅方向Hの中央から両端部側それぞれに下るように傾斜する。
また、貫通穴83の下方側の部分を構成する下方側構成縁部823の形状は、図8に示すように、貫通穴83をフロート側アーム部80の側方(上下方向に直交する方向)から視た場合におけるフロート側アーム部80の幅方向Hの中央から両端部側それぞれに上るように傾斜する。
操作アーム部材63は、図4に示すように、給水弁61とフロート部材62とを接続する。操作アーム部材63は、図7に示すように、フロート側アーム部80が延びる上下方向に交差する方向に延びて形成される。操作アーム部材63は、先端部側が、フロート側アーム部80の貫通穴83に挿入されることで、図6に示すように、フロート側アーム部80に係合可能に構成される。操作アーム部材63は、フロート部材62の上下方向の移動に連動して移動する。
操作アーム部材63は、図7に示すように、接続支持部91と、第1腕部92と、第2腕部93と、水伝達防止板94と、先端側腕部95と、抜け防止部分96と、を有する。
接続支持部91は、図7に示すように、操作アーム部材63の上方側の端部に設けられる。接続支持部91は、給水弁61(図4参照)に接続される。操作アーム部材63は、先端側が上下方向に移動することにより、接続支持部91を上下方向に移動させて、後述する給水弁61を作動させる。
第1腕部92は、図7に示すように、接続支持部91に接続される。第1腕部92は、接続支持部91から、下方が凸となる円弧状に、斜め下方に傾斜して延びる。
第2腕部93は、図7に示すように、第1腕部92の下端部に接続され、第1腕部92が延びる方向に沿って延在するように、第1腕部92から、斜め下方に傾斜して延びる。第2腕部93の上面における幅方向Hの略中央には、上方側に突出すると共に第2腕部93が延びる方向に沿って延びる延在凸部931が形成されている。
水伝達防止板94は、図7に示すように、板状に形成される。水伝達防止板94は、第1腕部92と第2腕部93とが接続される部分において、外方に突出して形成される。水伝達防止板94は、第1腕部92を伝わる水が第2腕部93側に伝わることを抑制する。これにより、水伝達防止板94は、第1腕部92を伝わる水が節水タンク64に流入することを抑制する。
先端側腕部95は、図7に示すように、第2腕部93の第1腕部92と反対側の端部に接続される。先端側腕部95は、操作アーム部材63における先端側の部分であり、貫通穴83に挿入される部分である。
図8に示すように、操作アーム部材63の先端部側が貫通穴83に挿入された状態において、貫通穴83の外形と操作アーム部材63の断面の外形とは、ほぼ同じ形状である。具体的には、貫通穴83の外形は、側面視において、六角形状である。操作アーム部材63の断面の外形は、上下方向の中央部に幅方向Hの内側に凹む溝953を有し、貫通穴83の外形を僅かに小さくした形状である。
また、図8に示すように、先端側腕部95の上方側の上方側アーム縁部951(操作アーム部材63の先端部側における上方側構成縁部822に対向する部分)の断面形状は、操作アーム部材63の幅方向Hの中央から両端部側それぞれに下るように傾斜する。
また、先端側腕部95の下方側の下方側アーム縁部952(操作アーム部材63の先端部側における下方側構成縁部823に対向する部分)の断面形状は、操作アーム部材63の幅方向Hの中央から両端部側それぞれに上るように傾斜する。
先端側腕部95の断面形状において、先端側腕部95の上下方向の中央部には、幅方向Hにおいて内側に凹む溝953が形成されている。
前述の貫通穴83の上方側の部分を構成する上方側構成縁部822と、前述の先端側腕部95の上方側の上方側アーム縁部951とにより、移動規制部が構成される。
移動規制部を構成する上方側構成縁部822及び上方側アーム縁部951は、操作アーム部材63が貫通穴83に挿入された状態において、互いの傾斜する部分が対向して配置されることで、操作アーム部材63の幅方向Hの両端部側への移動を規制する。
給水弁61が閉状態となるときの操作アーム部材63においては、図9に示すように、操作アーム部材63の幅方向Hに視た場合に、操作アーム部材63の先端部側における貫通穴83に挿入された先端側腕部95は、水平である。つまり、図9に示すように、操作アーム部材63は、給水管31における洗浄水の供給の停止時に、貫通穴83に挿通された操作アーム部材63の先端部側における貫通穴83に挿入される先端側腕部95が水平となっており、操作アーム部材63の先端側に、フロート側アーム部80からの荷重が伝達しやすい。
一方、給水弁61が開状態となるときの操作アーム部材63においては、図10に示すように、操作アーム部材63の幅方向Hに視た場合に、操作アーム部材63の先端部側における貫通穴83に挿入された先端側腕部95は、フロート部材62側に下るように傾斜している。
抜け防止部分96は、図6及び図7に示すように、操作アーム部材63における先端側に形成される。抜け防止部分96は、操作アーム部材63の先端部側が貫通穴83に挿入された状態において、操作アーム部材63の先端部側における貫通穴83を通り抜けた部分に形成される。抜け防止部分96は、操作アーム部材63の先端側において、上方側に向けて、湾曲又は屈曲する(曲がる)。抜け防止部分96は、操作アーム部材63の先端部側が貫通穴83に挿入された状態において、貫通穴83から操作アーム部材63の先端部側が抜けることを防止する。
抜け防止部分96は、先端側腕部95に接続される湾曲部分961を有する。湾曲部分961は、図7に示すように、先端側腕部95の先端部から上方側に湾曲する。抜け防止部分96は、湾曲部分961から斜め上方に所定長さ延在する。
湾曲部分961は、図10に示すように、操作アーム部材63が貫通穴83に挿入された状態において、操作アーム部材63の先端部側がフロート部材62側に下るように傾いたときに、フロート側アーム部80の横棒部82(一部)に沿うように上方に向けて湾曲している。
これにより、図10に示すように、操作アーム部材63の先端部側がフロート部材62側に下るように傾いたときには、湾曲部分961は、横棒部82に沿うように湾曲しているため、フロート側アーム部80の横棒部82に当接した場合に、フロート部材62の荷重を垂直方向に受けることができる。また、操作アーム部材63の先端部側が移動して、操作アーム部材63の先端部側の傾きの角度が変位しても、湾曲部分961は、横棒部82に沿うように湾曲しているため、操作アーム部材63の先端部の傾きの角度に応じて、フロート部材62の荷重を垂直方向に受けることができる。湾曲部分961を備えることにより、フロート部材62の荷重を垂直方向に受けることができるため、操作アーム部材63の先端部側が傾いたときに、フロート部材62の位置ずれを防止することができる。
抜け防止部分96は、湾曲部分961から上方側に延在する部分の先端に、操作アーム部材63の幅方向Hの外側の両側に突出する突出部962,962を有する。突出部962,962が形成された部分の抜け防止部分96の幅方向Hの長さは、貫通穴83の幅方向Hの長さよりも長く形成される。操作アーム部材63の先端部側を貫通穴83に挿入する際には、突出部962,962が形成された操作アーム部材63の先端部を貫通穴83に圧入することで、操作アーム部材63の先端部側は、貫通穴83に挿入される。これにより、操作アーム部材63の先端部側が貫通穴83に挿入された状態において、突出部962,962は、貫通穴83から操作アーム部材63が抜けることを防止する。
給水弁61は、図4に示すように、給水管31に設けられる。給水弁61は、操作アーム部材63に接続される。給水弁61は、操作アーム部材63がフロート部材62の上下方向の移動に連動して移動することで、洗浄水タンク20へ給水を行う開状態又は洗浄水タンク20への給水を停止する閉状態に給水管31を開閉可能である。給水弁61は、フロート部材62が節水タンク64の内部の所定位置よりも下方に位置する場合に、開状態となる。給水弁61は、フロート部材62が節水タンク64の内部において所定位置よりも上方に位置する場合に、閉状態となる。なお、給水弁61が開状態又は閉状態となるフロート部材62の上下方向の位置は、これに限られず、実験等の結果により適宜設定される。また、給水弁61が開状態又は閉状態となるフロート部材62の上下方向の位置は、例えば、水圧の大きさによって変化する。
以上の開弁遅延機構部60によれば、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水の水位に応じて、給水弁61の開閉を操作して、給水管31から洗浄水タンク20へ流入する洗浄水の給水を開始又は停止させる。具体的には、フロート部材62が節水タンク64の内部の所定位置より下方に移動することで、操作アーム部材63が揺動されて、給水弁61が開状態となり、洗浄水タンク20への給水が行われる。また、フロート部材62が節水タンク64の内部において所定位置より上方に移動することで、操作アーム部材63が揺動されて、給水弁61が閉状態となり、洗浄水タンク20への給水が停止される。
次に、本実施形態に係る便器装置100の動作について説明する。
洗浄水タンク20に貯留された洗浄水を便器10に放出(供給)する動作について説明する。
洗浄水タンク20に洗浄水が貯留された状態で、操作ボタン202(図2参照)を操作すると、アクチュエータ214(図3参照)の回転軸214aが回転して、玉鎖213は略鉛直方向に作用する吊上げ力で、排水弁211bを引き上げる。そのため、排水弁211bは、放出口211aを所定時間開放する。これにより、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水は、放出口211aを介して便器10に放出される。そして、洗浄水タンク20に貯留される洗浄水の水位は下降する。
洗浄水の水位が節水タンク64の側部に取り付けられた流入量調整板65の側部開口部651(図4参照)の下端部までは、洗浄水の水位は、節水タンク64の内部及び外部において、同じ高さで下降する。
洗浄水の水位が流入量調整板65の側部開口部651(図4参照)の下端部から節水タンク64の底部641までの間においては、節水タンク64の底部連通孔641aは、浮き閉止部材66が浮力により上昇することで、浮き閉止部材66により閉止されている。そのため、節水タンク64の内部に貯留された洗浄水は、流入量調整板65の側部開口部651の下端部の高さの水位で維持される。フロート部材62は、流入量調整板65の側部開口部651の下端部の高さの水位で維持された洗浄水に浮いた状態であり、上下方向の位置が維持されている。
洗浄水の水位が節水タンク64の底部641よりも低くなると、浮き閉止部材66(図4参照)は、洗浄水の水位の低下と共に下降する。これにより、節水タンク64の底部連通孔641aと浮き閉止部材66との間には、隙間が形成される。そして、この隙間から、節水タンク64の内部の洗浄水は、節水タンク64の外部へ流れ出る。これにより、節水タンク64の内部の洗浄水の水位が下降して、フロート部材62が下降する。
フロート部材62が下降すると、フロート側アーム部80の貫通穴83に挿入された操作アーム部材63は、先端側が下方に移動することにより、接続支持部91を揺動させる。そして、フロート部材62が節水タンク64の内部の所定位置よりも下方に下降すると、給水弁61を閉状態から開状態に作動させて、給水管31は、洗浄水タンク20へ洗浄水の給水を行う。
これにより、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水を放出口211aを介して便器10へ放出している間、洗浄水タンク20には、給水管31から新たな洗浄水が給水される。ここでは、洗浄水タンク20に新たに給水された洗浄水についても、放出口211aを介して便器10へ放出される。
このように、排水弁211bを開状態とした後において、給水弁61を開状態とするまでの時間を遅延させることで、排水弁211bを開状態とすると同時に給水弁61を開状態とするよりも、便器10へ放出(供給)する水を節水することができる。
その後、排水弁211bが閉状態となることで、放出口211aが閉じられ、洗浄水タンク20の内部に貯留された洗浄水の便器10への放出は停止する。そして、給水管31から洗浄水が供給されているため、洗浄水タンク20の内部には、洗浄水が貯留されていく。
その後、洗浄水タンク20に貯留された洗浄水の水位は、徐々に上昇する。洗浄水の水位が節水タンク64の底部641に達すると、浮き閉止部材66が浮力により上昇して、底部連通孔641aは、浮き閉止部材66により閉止される。これにより、節水タンク64の内部に洗浄水が入らない状態で、洗浄水タンク20における洗浄水の水位は上昇していく。
洗浄水の水位が流入量調整板65の側部開口部651の下端部まで上昇すると、流入量調整板65の側部開口部651を介して、節水タンク64の内部には、洗浄水が流れ込む。そして、節水タンク64の内部に貯留された洗浄水の水位は上昇する。これにより、節水タンク64の内部に配置されたフロート部材62は、節水タンク64の底部から上昇していく。そして、フロート部材62の上方の移動により操作アーム部材63が連動して上方へ揺動されることにより、給水弁61は、開状態から閉状態に作動される。これにより、給水管31による洗浄水タンク20への給水が停止する。
以上説明した本実施形態の洗浄水タンク20の給水装置30によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の洗浄水タンク20の給水装置30は、給水管31と、フロート部70及び、フロート部70の上部に接続されると共に貫通穴83が形成されたフロート側アーム部80を有し、洗浄水タンク20の内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材62と、貫通穴83に挿入されることでフロート側アーム部80に係合可能に構成され、フロート部材62の上下方向の移動に連動して移動する操作アーム部材63と、操作アーム部材63に接続され、操作アーム部材63がフロート部材62の上下方向の移動に連動して移動することで、洗浄水タンク20へ給水を行う開状態又は洗浄水タンク20への給水を停止する閉状態に給水管31を開閉可能な給水弁61と、を備える。
そのため、操作アーム部材63が貫通穴83に挿入されることで、操作アーム部材63は、フロート側アーム部80に係合可能に構成される。これにより、フロート部材62及び操作アーム部材63を簡易な構成にすることができると共に、フロート部材62を安定して上下方向に移動できる。
また、前記実施形態においては、移動規制部は、操作アーム部材63が貫通穴83に挿入された状態において、フロート側アーム部80における貫通穴83の上方側の部分を構成する上方側構成縁部822と、操作アーム部材63の上方側構成縁部822に対向する上方側アーム縁部951と、により構成され、上方側構成縁部822の形状は、フロート側アーム部80の幅方向Hの中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜し、上方側アーム縁部951の断面形状は、操作アーム部材63の幅方向Hの中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜する。
そのため、操作アーム部材63の先端部側が貫通穴83に挿入された状態において、操作アーム部材63における上方側アーム縁部951と貫通穴83の上方側の部分を構成する上方側構成縁部822とが係合して、操作アーム部材63の幅方向Hの中央の部分は、フロート側アーム部80の幅方向Hにおける中央の部分に位置する。これにより、操作アーム部材63は、幅方向Hにおける中央に位置され、幅方向Hにおける両端部側への移動が規制される。従って、操作アーム部材63は、幅方向Hの両端部側への移動が規制され、安定して、フロート側アーム部80を上下方向に移動させることができる。
また、前記実施形態においては、操作アーム部材63の貫通穴83を通り抜けた部分には、操作アーム部材63が貫通穴83から抜けることを防止する抜け防止部分96が設けられる。そのため、操作アーム部材63が貫通穴83に挿入された状態において、抜け防止部分96により、操作アーム部材63は、貫通穴83から抜けにくい。そのため、操作アーム部材63が貫通穴83から抜けることが低減され、フロート部材62を安定して上下方向に移動させることができる。
また、前記実施形態においては、操作アーム部材63が延びる方向に直交する方向であって上下方向に直交する方向から視た場合に、操作アーム部材63の貫通穴83に挿入された部分は、給水弁61が閉状態となるとき、水平である。そのため、給水弁61が閉状態のときに、操作アーム部材63に、フロート側アーム部80からの荷重が伝達しやすい。これにより、給水弁61をより確実に閉状態とすることができる。
また、前記実施形態においては、操作アーム部材63が貫通穴83に挿入された状態において、操作アーム部材63におけるフロート側アーム部80に当接する湾曲部分961は、フロート側アーム部80の横棒部82に沿うように湾曲している。これにより、操作アーム部材63の先端部側が傾いたときに、フロート部材62の荷重を垂直方向に受けることができる。よって、フロート部材62の位置ずれを防止することができる。
また、前記実施形態においては、フロート側アーム部80は、上下方向に延びており、貫通穴83は、フロート側アーム部80の上下方向に並んで複数配置される。これにより、上下方向に並んで配置される複数の貫通穴83において、操作アーム部材63の先端部側を挿入する貫通穴83を選択することができる。これにより、給水管31が開状態に作動する時間を調整することができる。
以上、本発明の洗浄水タンク20の給水装置30の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、複数の貫通穴83を上下方向に配置するように構成したが、これに限られない。例えば、貫通穴83は、一つであってもよい。この場合、例えば、一つの貫通穴だけを形成したフロート側アーム部80を、金型で製造してもよい。また、例えば、複数の貫通穴を形成したフロート側アーム部80を製造し、一つの貫通穴83以外の貫通穴を、予め金型で製造した部材で塞いでもよい。
また、前記実施形態では、移動規制部(上方側構成縁部822、上方側アーム縁部951)において、上方側構成縁部822の形状は、フロート側アーム部80を上下方向に直交する方向から視た場合におけるフロート側アーム部80の幅方向Hの中央から両端部側にそれぞれに下るように直線状に傾斜し、上方側アーム縁部951の断面形状は、操作アーム部材63の幅方向Hの中央から両端部側にそれぞれに下るように直線状に傾斜するように構成したが、これに限られない。例えば、貫通穴83の形状を台形形状に形成して、上方側構成縁部822及び上方側アーム縁部951のそれぞれについて、幅方向Hの中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜するように構成してもよい。また、上方側構成縁部822及び上方側アーム縁部951を、幅方向Hの中央側から両端部側に下るように湾曲させて傾斜するように構成してもよい。
また、前記実施形態では、移動規制部(上方側構成縁部822、上方側アーム縁部951)を、上方側構成縁部822及び上方側アーム縁部951について幅方向Hの中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜させることで、幅方向Hの両端部側への位置ずれを防止するように構成したが、これに限られない。例えば、移動規制部を、フロート側アーム部80と操作アーム部材63とを嵌合させる構成とすることで、幅方向Hの位置ずれを防止するように構成してもよい。
20 洗浄水タンク
30 給水装置
31 給水管
61 給水弁
62 フロート部材
63 操作アーム部材(アーム部材)
70 フロート部
80 フロート側アーム部
83 貫通穴
96 抜け防止部分
822 上方側構成縁部
951 上方側アーム縁部

Claims (4)

  1. 洗浄水を洗浄水タンクの内部に給水する給水管と、
    フロート部及び、前記フロート部の上部に接続されると共に貫通穴が形成されたフロート側アーム部を有し、前記洗浄水タンクの内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材と、
    上下方向に交差する方向に延びて形成され、前記貫通穴に挿入されることで前記フロート側アーム部に係合可能に構成され、前記フロート部材の上下方向の移動に連動して移動するアーム部材と、
    前記アーム部材に接続され、前記アーム部材が前記フロート部材の上下方向の移動に連動して移動することで、前記洗浄水タンクへ給水を行う開状態又は前記洗浄水タンクへの給水を停止する閉状態に前記給水管を開閉可能な給水弁と、を備え、
    前記アーム部材が前記貫通穴に挿入された状態において、前記フロート側アーム部及び前記アーム部材は、前記貫通穴を前記フロート側アーム部の上下方向に直交する方向から視た場合における前記アーム部材の幅方向への移動を規制する移動規制部を有し、
    前記移動規制部は、前記アーム部材が前記貫通穴に挿入された状態において、前記フロート側アーム部における前記貫通穴の上方側の部分を構成する上方側構成縁部と、前記アーム部材の前記上方側構成縁部に対向する上方側アーム縁部と、により構成され、
    前記上方側構成縁部の形状は、前記フロート側アーム部の幅方向の中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜し、
    前記上方側アーム縁部の断面形状は、前記アーム部材の幅方向の中央側から両端部側にそれぞれに下るように傾斜する洗浄水タンクの給水装置。
  2. 洗浄水を洗浄水タンクの内部に給水する給水管と、
    フロート部及び、前記フロート部の上部に接続されると共に貫通穴が形成されたフロート側アーム部を有し、前記洗浄水タンクの内部に貯留される洗浄水の水位に連動して上下方向に移動するフロート部材と、
    上下方向に交差する方向に延びて形成され、前記貫通穴に挿入されることで前記フロート側アーム部に係合可能に構成され、前記フロート部材の上下方向の移動に連動して移動するアーム部材と、
    前記アーム部材に接続され、前記アーム部材が前記フロート部材の上下方向の移動に連動して移動することで、前記洗浄水タンクへ給水を行う開状態又は前記洗浄水タンクへの給水を停止する閉状態に前記給水管を開閉可能な給水弁と、を備え、
    前記アーム部材が前記貫通穴に挿入された状態において、前記アーム部材における前記フロート側アーム部に当接する部分は、前記フロート側アーム部の一部に沿うように湾曲している洗浄水タンクの給水装置。
  3. 前記アーム部材が延びる方向に直交する方向であって上下方向に直交する方向から視た場合に、前記アーム部材の前記貫通穴に挿入された部分は、前記給水弁が前記閉状態となるとき、水平である請求項1又は2に記載の洗浄水タンクの給水装置。
  4. 前記フロート側アーム部は、上下方向に延びており、
    前記貫通穴は、前記フロート側アーム部の上下方向に並んで複数配置される請求項1からのいずれかに記載の洗浄水タンクの給水装置。
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