JP6528734B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、除電部を備える電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体の表面を除電する除電部を備える。前記除電部は、前記感光体ドラムの回転軸方向に沿って配置された長尺の導光部材と、前記導光部材の端部に向けて光を出射する光源とを備える場合がある。
また、タンデム式の画像形成装置においては、前記導光部材が、中間転写ベルトの下面の進行方向において隣り合う2つの感光体ドラムの表面に除電光を照射する場合がある(例えば、特許文献1参照)。
この場合の導光部材は、複数の凹部を有する2つの反射部を備え、一方の反射部が2つの感光体ドラムの一方の表面におけるトナー像の転写後の位置に向けて光を反射し、他方の反射部が2つの感光体ドラムの他方におけるトナー像の転写前の位置に向けて光を反射する。
特開2013−113901号公報
しかしながら、前記2つの反射部がそれぞれ複数の凹部を有するプリズム部であるため、これらの反射部には現像部等から飛散したトナーが付着しやすい。特に、前記2つの反射部が前記導光部材に設けられる場合、前記導光部材の外表面における前記複数の凹部の占有面積が大きく、飛散トナーの付着の問題がより顕著に現れる。
一方、前記反射部がトナーの付着により汚染されると、前記導光部材の出射光量が低下する。そのため、前記像担持体の表面の除電が不十分となり、これが印刷画質の劣化を引き起こす原因となる。
本発明の目的は、除電部の導光部材が飛散トナーによって汚染されることを防止し、ひいては像担持体の除電不足に起因する印刷画質の劣化を防止できる画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、中間転写ベルトと、2つの作像部と、除電部とを備える。前記中間転写ベルトは、回転するベルト状の部材であり、その下面にトナー像が転写される。前記2つの作像部は、像担持体、現像部、及びクリーニング部をそれぞれ有する。前記像担持体は、前記中間転写ベルトの下面に接触しつつ回転する。前記現像部は、前記像担持体の表面に形成される静電潜像をトナー像へ現像する。前記クリーニング部は、前記トナー像が前記中間転写ベルトに転写された後の前記像担持体の表面から残存トナーを除去する。前記除電部は、前記2つの作像部のうち前記中間転写ベルトの下面の進行方向の上流側に配置された一方である第1作像部の前記像担持体の表面における、前記中間転写ベルトに接する第1転写位置と前記第1作像部の前記クリーニング部に対向する位置との間の第1領域と、前記2つの作像部の他方である第2作像部の前記像担持体の表面における、前記第2作像部の前記現像部に対向する位置と前記中間転写ベルトに接する第2転写位置との間の第2領域と、の間に配置され、前記第1領域及び前記第2領域に除電光を照射する。前記除電部は、光源と、導光部材とを有する。前記光源は、前記中間転写ベルトの除電に用いられる光を出射する。前記導光部材は、前記第1作像部の前記像担持体の回転軸方向に沿って配置され、前記光源から一端に入射された光をその長手方向に沿って導くと共にその外周面から前記長手方向に交差する方向へ出射する。前記導光部材は、その外周面における前記第2領域に対向する側において前記長手方向に並ぶ複数の凹部によって前記導光部材の内部を進行する光を前記第1領域へ向けて反射するプリズム部を有する。前記プリズム部における前記中間転写ベルトに近い側の第1縁部は、前記中間転写ベルトから遠い側の第2縁部よりも前記第2領域側に位置している。
本発明によれば、除電部の導光部材が飛散トナーによって汚染されることを防止し、ひいては像担持体の除電不足に起因する印刷画質の劣化を防止できる画像形成装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置が備える画像形成ユニットの一例の構成図である。 図3は、2つの画像形成ユニットの平面図である。 図4は、2つの画像形成ユニットの断面図である。 図5は、図4における仮想線で囲んだ部分(除電部周り)の断面図である。 図6は、除電部の導光部材の一例の斜視図である。 図7は、図6に示される導光部材におけるVII−VII切断線の部分の断面図である。 図8は、図7に示される導光部材におけるVIII−VIII切断線の部分の断面図である。 図9は、保持部材の一例の一部省略斜視図である。 図10は、除電部及び保持部材の周辺を拡大して示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1及び図2に示すように、画像形成装置10は、複数の画像形成ユニット11(11Y,11C,11M,11K)、回転するベルト状の部材である中間転写ベルト12、光走査装置13、二次転写ローラー14、定着装置15、排紙トレイ16、給紙カセット17、及び搬送経路18等を備える。画像形成装置10は、給紙カセット17から搬送経路18に沿って供給されるシートに、パーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力される画像データに基づくカラー画像又はモノクロ画像を形成するカラープリンターである。また、ファクシミリー、コピー機、及び複合機等も、本発明に係る画像形成装置の一例である。
画像形成ユニット11は、中間転写ベルト12の進行方向D1に沿って並設されており、所謂タンデム方式によりシートに画像を形成する。具体的に、画像形成ユニット11Yではイエロー色のトナー像が形成される。また、画像形成ユニット11C,11M,11Bのそれぞれでは、シアン色のトナー像、マゼンタ色のトナー像、黒色のトナー像がそれぞれ形成される。例えば、中間転写ベルト12の進行方向D1の上流側から順に、イエロー用の画像形成ユニット11Y、シアン色用の画像形成ユニット11C、マゼンタ色用の画像形成ユニット11M、及び黒色用の画像形成ユニット11Kがその順番で一列に配置されている。なお、進行方向D1は、中間転写ベルト12の下面が進む方向である。
画像形成ユニット11は、感光体ドラム2、帯電部3、現像部4、除電部5、一次転写ローラー6、及びクリーニング部7を備える。
感光体ドラム2は、中間転写ベルト12の進行方向D1に沿って並設されている。感光体ドラム2は、静電潜像及びトナー像を担持する像担持体であり、中間転写ベルト12の下面に接触しつつ中間転写ベルト12と共に回転する。
帯電部3は、不図示の電源から供給される電力により対応する感光体ドラム2を帯電させる帯電ローラー31を有する。そして、帯電部3により帯電された感光体ドラム2に、光走査装置13によってレーザー光が照射され、画像データに基づく静電潜像が感光体ドラム2の外周面に形成される。
現像部4は、感光体ドラム2に形成された前記静電潜像をトナー(現像剤)により現像する現像ローラー41を有する。現像部4は、全体として除電部5に対し下方位置に形成されている。なお、現像部4による前記静電潜像の現像において、トナーと共に滑材又は研磨剤等の外添材が用いられる場合がある。現像部4には、各色に対応する着脱可能なトナーコンテナー19(19Y,19C,19M,19K)からトナーが補給される。
一次転写ローラー6は、感光体ドラム2に形成されたトナー像を中間転写ベルト12の下面に転写する。中間転写ベルト12は、画像形成ユニット11の感光体ドラム2の上方を進行する。感光体ドラム2に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト12の下面に順次重ね合わせて転写される。
そして、中間転写ベルト12のトナー像は、二次転写ローラー14により、給紙カセット17から搬送経路18を経て搬送されるシートに転写される。その後、前記シートに転写されたトナー像は、定着装置15で加熱されて前記シートに溶融定着する。
クリーニング部7は、一次転写ローラー6による前記トナー像の中間転写ベルト12への転写後の感光体ドラム2の表面から残存トナーを除去するクリーニングローラー71を有する。
除電部5は、感光体ドラム2の外周面における中間転写ベルト12に接する転写位置20と、クリーニング部7との間の第1領域21に、感光体ドラム2を除電するための除電光L1を照射する。
除電部5の詳細については、画像形成ユニット11Yの除電部5Yを例にとり、図3〜図10を参照しつつ、以下に説明する。画像形成ユニット11C,11Mの除電部5C,5Mは構成及び作用が除電部5Yと同様であり、画像形成ユニット11Kの除電部5Kは除電部5Yと構成が同様であるため、除電部5C,5M,5Kについての説明は省略する。
画像形成ユニット11Cは、画像形成ユニット11Yよりも進行方向D1の下流側に配置されている。なお、以下に説明する画像形成ユニット11Y及び画像形成ユニット11Cにおける除電部5Y,5Cを除いた構成が、それぞれ本発明の第1作像部及び第2作像部の一例に相当する。
図3及び図4に示すように、除電部5Yは、画像形成ユニット11Yの感光体ドラム2Yと、画像形成ユニット11Cの感光体ドラム2Cとの間に設けられている。具体的には、除電部5Yは、後述する保持部材8を介してクリーニング部7Yに固定されている。これにより、除電部5Yは、画像形成ユニット11Yの感光体ドラム2Yの外周面における第1領域21Yと、画像形成ユニット11Cの感光体ドラム2Cの外周面における第2領域22Cとの間に配置されている。
第1領域21Yは、感光体ドラム2Yの外周面における中間転写ベルト12に接触する第1転写位置20Yと、クリーニング部7との間の領域である。即ち、第1領域21Yは、感光体ドラム2Yの外周面における前記トナー像の転写後の除電領域である。
また、第2領域22Cは、感光体ドラム2Cの外周面における中間転写ベルト12に接触する第2転写位置20Cと現像部4Cとの間の領域である。即ち、第2領域22Cは、感光体ドラム2Cの外周面における前記トナー像の転写前の除電領域である。
そして、除電部5Yは、感光体ドラム2Yの第1領域21Yに除電光L1を照射し、画像形成ユニット11Cの感光体ドラム2Cの第2領域22Cに除電光L2を照射する。このように、除電部5Yは、画像形成ユニット11Yの感光体ドラム2Yの転写後の除電と、画像形成ユニット11Cの感光体ドラム2Cの転写前の除電とを行う。
また、図1から理解できるように、画像形成ユニット11C,11Mでも同様に、除電部5C,5Mは、感光体ドラム2C,2Mに対する前記トナー像の転写後の除電に加え、進行方向D1の下流側の画像形成ユニット11M,11Kの感光体ドラム2M,2Kに対する転写前の除電を行う。
従って、画像形成ユニット11C,11M,11Kでは、感光体ドラム2C,2M,2Kの前記トナー像の中間転写ベルト12への転写前後において感光体ドラム2C,2M,2Kの除電が行われる。これにより、画像形成装置10では、感光体ドラム2C,2M,2Kの所謂メモリー画像が抑制される。
なお、イエローの画像は目立たないため、イエローに対応する画像形成ユニット11Yの感光体ドラム2Yには、除電光L2が照射されなくても画像メモリーの問題は顕在化しにくい。そのため、画像形成装置10では、進行方向D1の最上流側に設けられた画像形成ユニット11Yの感光体ドラム2Yに除電光L2を照射する除電部5の配置は省略されている。
もちろん、画像形成装置10が、画像形成ユニット11Tの感光体ドラム2Yに除電光L2を照射する除電部5を備えることも考えられる。また、除電部5Kは、画像形成ユニット11Kが進行方向D1の最下流側に設けられているために、感光体ドラム2Kの第1領域21Kの除電にのみ利用される。
図3に示すように、除電部5Yは、LED等の光源51、及び感光体ドラム2Yの軸方向に延びる長尺の導光部材52を有する。
光源51は、感光体ドラム2Yの除電に用いられる光を出射する。光源51は、光の出射面511が導光部材52の第1端面521に対向する向きで配置されている。
光源51から出射される光は、導光部材52の長手方向D2の一端である第1端面521に入射する。そして、導光部材52では、第1端面521から入射される光が反射を繰り返して長手方向D2の他端である第2端面522に向けて導かれ、その外周面から長手方向D2に交差する方向へ出射される。
なお、本実施形態では、導光部材52の第1端面521に対向して光源51が設けられている場合を例に挙げて説明するが、導光部材52の第1端面521に対向する光源51に加えて第2端面522に対向して光源を設け、第1端面521及び第2端面522の両方から光が入射する構成も他の実施形態として考えられる。
図5〜図7に示すように、導光部材52は、基部523及びレンズ部524を有している。導光部材52は、例えば樹脂等の材料により、感光体ドラム2Yよりも長手方向D2の寸法が大きい断面略D字形状に形成されている。長手方向D2は、感光体ドラム2Yの回転軸方向に平行な方向に相当する。
基部523は、導光部材52における第2領域22C(図4参照)に対向する側に形成されている。第2領域22Cに対向する側は、進行方向D1の下流側である。基部523は、一定の厚みを有する部分であり、図7に示す導光部材52における仮想線Bの右側の部分に相当する。基部523は、長手方向D2に延びる長矩形状の平面である傾斜面525を有する。傾斜面525は、基部523の表面における第2領域22Cに対向する側の部分である。
傾斜面525は、導光部材52の長手方向D2に沿う長辺を有すると共に、長手方向D2に直交する方向に沿う短辺を有する長矩形状に形成されている。以下、傾斜面525における長手方向D2に直交する短辺に沿う方向を短手方向D4と称する。
傾斜面525は、上下方向D3に対して傾斜している。傾斜面525の上下方向D3に対する傾斜角度は、例えば5°以上15°以下である。基部523の傾斜面525には、導光部材52の内部を進行する光を第1領域21Yに向けて反射するプリズム部526が形成されている。
プリズム部526は、長手方向D2に沿って間隔を空けて形成された複数の凹部527を有している。導光部材52では、複数の凹部527が等間隔で形成されている。プリズム部526は、導光部材52の内部を長手方向D2に沿って進行する光を第1領域21Yに向けて反射する。
以下、プリズム部526における中間転写ベルト12に近い側の端を成す縁部及び中間転写ベルト12から遠い側の端を成す縁部のことを、それぞれ第1縁部528及び第2縁部529と称する。なお、第1縁部528及び第2縁部529は、それぞれ傾斜面525の上側の縁部及び下側の縁部に相当する。
プリズム部526において、第1縁部528が第2縁部529に対して第2領域22C側に位置している。即ち、プリズム部526は、斜め下方を向いている。そのため、例えば中間転写ベルト12から飛散するトナーのように、除電部5の上方から飛散してくるトナーがプリズム部526に付着することが抑制される。これにより、導光部材52が飛散トナーによって汚染されることを防止することができ、ひいては感光体ドラム2の除電不足に起因する印刷画質の劣化を防止できる。
図6〜図8に示すように、凹部527は、傾斜面525の短手方向D4に延びる平面視矩形の溝を成し、進行方向D1の下流側において開放している。平面視における凹部527の長辺の寸法は傾斜面525の短辺の寸法よりも小さく、凹部527の長辺方向の両端部は、傾斜面525の短手方向D4には開放していていない。なお、凹部527の短辺方向は傾斜面525の長辺方向及び導光部材52の長手方向D2に相当し、凹部527の長辺方向は傾斜面525の短手方向D4に相当する。
図8に示される例では、凹部527各々における長手方向D2に沿う断面は一様にV字状である。なお、凹部527の断面形状が半円形等である他の実施形態も考えられる。
そして、導光部材52の内部を進行する光は、導光部材52における凹部527各々の内側面に沿う界面527Aにおいて反射し、第1領域21Yに向かう。ここで、凹部527は、短手方向D4に沿う長辺方向の上端部が傾斜面525の短手方向D4側には開放していていない。そのため、凹部527は、前記上端部からの飛散トナーの流入を抑制できる。
図4及び図5に示すように、レンズ部524は、導光部材52における基部523に対して進行方向D1の上流側に形成されている。なお、レンズ部524は、図7に示す導光部材52における仮想線Bの左側の部分に相当する。
レンズ部524における長手方向D2に直交する方向に沿う断面の形状は、一様に略半円状である。レンズ部524は、プリズム部526で反射した光を、集光すると共に除電光L1として第1領域21Yに照射する。これにより、導光部材52は、長手方向D2に沿った一様な光を除電光L1として第1領域21Yに向けて出射する。
レンズ部524の光軸L0の方向は、基部523の傾斜面525に直交又は略直交する方向である。ここで、略直交とは、直交方向に対する傾斜角度が±5°の範囲を意味する。そのため、レンズ部524の光軸L0は、傾斜面525の傾斜角度に対応し、中間転写ベルト12の進行方向D1に対して、例えば5°以上15°以下で上方に向けて傾斜している。即ち、レンズ部524からは、中間転写ベルト12の進行方向D1に対して若干上向きに除電光L1が出射される。
光軸L0は、第1領域21Yと交差している。即ち、中間転写ベルト12の進行方向D1に対するレンズ部524の光軸L0の傾斜角度は、光軸L0が第1領域21Yから外れない角度に設定されている。そのため、レンズ部524から第1領域21Yに向けて出射される除電光L1のうち、光軸L0周辺の最も強度の大きな部分の光が、除電光L1として感光体ドラム2Yの第1領域21Yに直接照射される。これにより、感光体ドラム2Yの第1領域21Yに照射される除電光L1の強度が十分に確保される。
なお、レンズ部524の形状として、断面半円状に限らず、集光作用を有する他の形状を採用することも考えられる。また、導光部材52が、断面が円形又は楕円形の部材であることも考えられる。
図9及び図10に示すように、保持部材8は、導光部材52をクリーニング部7Yに固定する部材である。保持部材8は、一対の固定片81及び保持部82を有する。一対の固定片81及び保持部82は、例えば樹脂等の材料により一体に形成されている。
一対の固定片81は、保持部材8をクリーニング部7Yに固定する部分である。一対の固定片81は、クリーニング部7Yの幅の寸法に対応した間隔を隔てて設けられている(図3参照)。なお、クリーニング部7Yの幅の寸法は、導光部材52の長手方向D2におけるクリーニング部7Yの寸法である。
各固定片81には、溝811が設けられている。溝811は、上下方向D3に延びており、クリーニング部7Yの凸部(不図示)と係合する。保持部材8は、クリーニング部7Yの前記凸部と固定片81の溝811とを係合させることで、クリーニング部7Yに固定される。
なお、図面上では、一方の固定片81に形成された溝811のみが描かれているが、他方の固定片81にも同様な溝811が設けられている。また、保持部材8をクリーニング部7Yに固定する方法は、固定片81の溝811をクリーニング部7Yの前記凸部に固定する方法以外であってもよい。
保持部82は、導光部材52を保持する部分であり、一対の保持片83、基板部84、及び壁部85を有している。一対の保持片83は、クリーニング部7Yの幅の寸法に対応した間隔を隔てて設けられている(図3参照)。一対の保持片83のそれぞれには、導光部材52の断面形状に対応させたD字状の貫通孔831が形成されている。これらの貫通孔831に導光部材52の両端部が挿通されることにより、導光部材52が保持部材8に保持される。
基板部84は、導光部材52の長手方向D2に沿って延び、一対の保持片83を連結する平板状の部分である。保持部材8がクリーニング部7Yに固定された状態で、基板部84は、クリーニング部7Yの上面に接触する。これにより、保持部材8がクリーニング部7Yに安定した姿勢で固定される。
また、基板部84が、一対の保持片83が導光部材52を保持する状態において、導光部材52の下側の縁部を支持することも考えられる。導光部材52の長手方向に沿う基板部84が導光部材52を支えることにより、導光部材52の撓みを防止できる。
壁部85は、基板部84における第2領域22C側の縁部から、一対の保持片83の一方から他方に亘る範囲において上方側に向けて延出し、保持部材8の保持部82に一体に形成されている。壁部85は、一対の保持片83が導光部材52を保持する状態において、導光部材52のプリズム部526と隙間を介して第2領域22C側で対向する。
また、壁部85におけるプリズム部526に対向する対向面851は、長手方向D2に沿ってプリズム部526の傾斜面525と平行又は略平行に形成されている。即ち、壁部85の対向面851は、導光部材52の基部523と同様に、上下方向D3に対して傾斜している。
現像部4Yは、上述のように除電部5Yよりも相対的に下方に位置する。そのため、壁部85は、対向面851が上下方向D3に傾斜してプリズム部526に対向することから、進行方向D1の下流側の画像形成ユニット11Cの現像部4Cから飛散するトナーにより導光部材52のプリズム部526が汚染されることを抑制する。
また、壁部85が保持部材8に一体に形成されているため、部品点数を少なくすることができる。そのため、保持部材8の一部として一体形成される壁部85は、保持部材8とは別体に設けられる壁状の部材に比べて、コスト的に有利である。
また、壁部85の対向面851には、反射部材86が設けられている。反射部材86は、例えばアルミ蒸着フィルム、白色フィルム等の反射フィルムの貼着、白色塗料の塗工により形成される。対向面851の反射部材86は、導光部材52のプリズム部526から壁部85に向けて出射された光を反射する。
反射部材86で反射した光は、一部がプリズム部526を通過して導光部材52の内部に戻り、一部がプリズム部526と反射部材86との間で反射を繰り返す。プリズム部526と反射部材86との間で反射と繰り返す光の一部は、プリズム部526の第1縁部528と壁部85の頭頂部852との間に形成された開口53から出射される。
開口53から出射された光の一部は、進行方向D1の下流側に向けて進行し、下流側の感光体ドラム2Cの第2領域22Cに到達する。即ち、開口53からの出射光は、第2領域22Cに対する除電光L2として利用される。また、開口53から出射される光だけでなく、レンズ部524及び基部523から進行方向D1の下流側へ出射される光も、除電光L2として第2領域22Cに照射される。
なお、保持部材8の全体又は壁部85が白色樹脂等の白色系の部材で形成されることも考えられる。これにより壁部85の対向面851が反射面を成す。
壁部85は、頭頂部852と中間転写ベルト12の下面との間隔G1が、プリズム部526の第1縁部528と中間転写ベルト12の下面との間隔G2よりも大きくなる高さ寸法を有する。即ち、壁部85の頭頂部852と中間転写ベルト12の下面との間隔G1が比較的大きく確保されている。そのため、開口53から出射される光だけでなく、基部523から出射される光の一部が、除電光L2として第2領域22Cに直接照射される。これにより、第2領域22Cに照射される除電光L2の光量が大きく確保される。従って、保持部材8では、プリズム部526に対向する壁部85を有する場合であっても、トナー像の転写前除電を行うのに十分な強度を有する除電光L2が、感光体ドラム2Cの第2領域22Cに照射される。
以上のように、画像形成装置10は、除電部5の導光部材52が飛散トナーによって汚染されることを防止し、ひいては感光体ドラム2等の像担持体の除電不足に起因する印刷画質の劣化を防止できる。
10:画像形成装置
11:画像形成ユニット
12:中間転写ベルト
2 :感光体ドラム
20:転写位置
21:第1領域
22:第2領域
3 :帯電部
4 :現像部
5 :除電部
51:光源
52:導光部材
521:第1端面
522:第2端面
523:基部
524:レンズ部
525:傾斜面
526:プリズム部
527:凹部
528:第1縁部
529:第2縁部
6 :一次転写ローラー
7 :クリーニング部
8 :保持部材
85:壁部
851:対向面
852:頭頂部
86:反射部材

Claims (7)

  1. 回転するベルト状の部材であり、その下面にトナー像が転写される中間転写ベルトと、
    前記中間転写ベルトの下面に接触しつつ回転する像担持体、前記像担持体の表面に形成される静電潜像をトナー像へ現像する現像部、及び前記トナー像が前記中間転写ベルトに転写された後の前記像担持体の表面から残存トナーを除去するクリーニング部をそれぞれ有する2つの作像部と、
    前記2つの作像部のうち前記中間転写ベルトの下面の進行方向の上流側に配置された一方である第1作像部の前記像担持体の表面における、前記中間転写ベルトに接する第1転写位置と前記第1作像部の前記クリーニング部に対向する位置との間の第1領域と、前記2つの作像部の他方である第2作像部の前記像担持体の表面における、前記第2作像部の前記現像部に対向する位置と前記中間転写ベルトに接する第2転写位置との間の第2領域と、の間に配置され、前記第1領域及び前記第2領域に除電光を照射する除電部と、を備え、
    前記除電部は、前記像担持体の除電に用いられる光を出射する光源と、前記第1作像部の前記像担持体の回転軸方向に沿って配置され、前記光源から一端に入射される光をその長手方向に沿って導くと共にその外周面から前記長手方向に交差する方向へ出射する導光部材と、を有し、
    前記導光部材は、その外周面における前記第2領域に対向する側において前記長手方向に並ぶ複数の凹部によって前記導光部材の内部を進行する光を前記第1領域へ向けて反射するプリズム部を有し、
    前記プリズム部における前記中間転写ベルトに近い側の第1縁部が前記中間転写ベルトから遠い側の第2縁部よりも前記第2領域側に位置しており、
    上下方向に対する前記プリズム部の前記第1縁部と前記第2縁部とを含む平面の傾斜角度は、5°以上15°以下である画像形成装置。
  2. 前記プリズム部は、上下方向に対して前記第2領域側に傾斜する傾斜面に形成されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記導光部材は、前記プリズム部で反射した光が通過するレンズ部を有し、
    前記レンズ部の光軸は、前記第1領域と交差する請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記プリズム部と隙間を介して前記第2領域側で対向する壁部をさらに備える請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1作像部の前記クリーニング部に固定され、前記導光部材を保持する保持部材をさらに備え、
    前記壁部は、前記保持部材に一体に形成されている請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記壁部における前記プリズム部に対向する対向面に、前記プリズム部から出射される光を前記導光部材に向けて反射する反射面が形成されている請求項又はに記載の画像形成装置。
  7. 前記壁部の頭頂部と前記中間転写ベルトの下面との間隔が、前記プリズム部の前記第1縁部と前記中間転写ベルトの下面との間隔よりも大きい請求項のいずれかに記載の画像形成装置。
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