JP6525774B2 - 画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、および、プログラム Download PDF

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    • H04N1/54Conversion of colour picture signals to a plurality of signals some of which represent particular mixed colours, e.g. for textile printing

Description

本発明は、光沢表現処理を行う画像処理に関する。
近年、オフセット印刷などに代表される版を用いた印刷は、パンフレット、ポスタ、化粧品などの包装に用いられる紙器などの印刷分野において、高級化および個性化の傾向が一段と進んでいる。高級化および個性化のための表現方法には、光沢を局所的に変更、制御する技術が用いられる。例えば、強調したいオブジェクト領域の光沢を周囲よりも高めるニスインキを用いて、オブジェクトの存在感をより強調する手法が用いられる。
一方、顔料インクジェットプリンタに代表される、版を用いないディジタルプリンタの表現においても、印刷プロセスの工夫や光沢調整材を用いることで光沢を変更、制御する方法が提案されている。例えば、色材に応じた光沢差を小さくするために記録走査回数を制御して光沢を均一に近付ける制御方法が提案されている(特許文献1)。また、光沢調整材が印刷物の表面を被覆する面積を制御して光沢を制御する方法が提案されている(特許文献2)。
顔料インクジェットプリンタなどは記録媒体や記録材の制約が強く、光沢の変更が可能な範囲が小さい。そのため、顔料インクジェットプリンタにより、光沢を含めて表現すべき対象の物体(以下、対象物)を再現する場合、特許文献1、2が開示する手法を用いたとしても、再現物において観察または視認される光沢の効果は限定的である。言い替えれば、光沢の変更が可能な範囲が小さいと、期待される光沢表現が得られない場合がある。
特開2012-035603号公報 特開2008-213271号公報
JIS Z 8741「鏡面光沢度-測定方法」 JIS K 7374「プラスチック-像鮮明度の求め方」 JIS H 8686-1「アルミニウム及びアルミニウム合金の陽極酸化皮膜の写像性試験方法-第1部:視感測定方法」 JIS Z 8722「色の測定方法-反射及び透過物体色」 JIS Z 8781-4「測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間」 ISO 13803「Paints and varnishes」 ASTM E430「Standard Test Methods for Measurement of Gloss of High-Gloss Surfaces by Abridged Goniophotometry」 JIS Z 8730「色の表示方法-物体色の色差」
本発明は、再現物における光沢の変更が可能な範囲が小さい場合も、再現物において観察される光沢を対象物の光沢に近付けることを目的とする。
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
本発明の画像処理装置は、対象物の光沢を表現するための処理を行う画像処理装置であって、対象物の光沢の分布を示す光沢データを入力する入力手段と、画像記録装置における光沢の表現可能な範囲を示す情報に基づき、前記光沢の分布の高周波成分の特徴を保存するように、前記光沢データに含まれる第一の光沢信号を、前記光沢の表現可能な範囲に含まれる光沢を示す第二の光沢信号に変換する変換手段とを有する
本発明によれば、再現物における光沢の変更が可能な範囲が小さい場合も、再現物において観察される光沢を対象物の光沢に近付けることができる。
典型的な変角反射光特性を示す図。 光沢表現処理の一例を示すフローチャート。 光沢マッピングを説明する図。 好ましい光沢表現を説明する図。 実施例の画像処理を実行する情報処理装置の構成例を示すブロック図。 光沢表現装置の構成例を説明する概観図。 マルチパス記録を説明する図。 ヘッドカートリッジの構成例を示す図。 光沢表現システムにおける処理構成例を説明するブロック図。 光沢表現装置のデバイス特性テーブルの一例を示す図。 パスマスクの一例を示す図。 光沢マッピング部の処理構成例を示すブロック図。 実施例2の光沢マッピング部の処理構成例を示すブロック図。
以下、本発明にかかる実施例の画像処理装置および画像処理方法を図面を参照して詳細に説明する。なお、実施例は特許請求の範囲にかかる本発明を限定するものではなく、また、実施例において説明する構成の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須とは限らない。
[光沢表現]
まず、光沢表現について説明する。以下では、光沢を含めて表現すべき対象の物体を「対象物」、対象物を再現する装置によって得られるものを「再現物」と呼ぶ。また、好ましい光沢表現とは、詳細は後述するが、光沢差の印象が同じに見える光沢表現と定義する。
光沢の数値表現である光沢信号には、例えば非特許文献1に従い測定される「鏡面光沢度」の値や、非特許文献2や非特許文献3に従い測定される「像鮮明度」の値が一般的に用いられる。
「鏡面光沢度」は正反射光の明るさに関する特性を表し、「像鮮明度」は試料に写り込んだ照明像の鮮明さに関する特性を表す。以下、この照明像の鮮明さに関する特性を「写像性」と称する。写像性が大きいとは、像鮮明度が大きいことを意味する。
「写像性」は、必ずしも規格の条件で測定された値に限らず、他の条件で測定された値や、その関数でもよい。例えば、正反射方向近傍で、反射光量が正反射光の半分になる方向が正反射方向となす角度φを測定し、その角度の逆関数を利用してもよい。言い替えれば、正反射光の鮮鋭性から写像性を算出してもよい。
図1により典型的な変角反射光特性を示す。図1において、曲線1501は、試料1502の点Aからの反射光量を示す。反射光量が大きい角度θの方向は、照明に対する正反射方向であり、線分ABの長さは正反射方向への反射光量を示す。点Cは、線分ACの長さが線分ABの長さの半分になる点であり、線分ABと線分ACがなす角度が角度φである。写像性が大きい試料は、正反射方向近傍の光拡散が小さく、角度φは小さい値を示す。逆に、写像性が小さい試料の角度φは大きい値を示す。
「鏡面光沢度」も、必ずしも規格の条件で測定された値に限らず、他の条件で測定された値や、その関数でもよい。例えば、正反射方向における反射光量強度(図1の線分ABの長さに相当)の受光の開き角を規格の条件以外の値にしてもよい。また、測定の照明方向は30度であってもよいし、照明および受光の開き角も、規格の条件に限らない。
鏡面光沢度に対応する信号は、明るさ情報だけでなく色情報を含む信号でもよい。色情報を含む信号として、例えば、非特許文献4に従い波長ごとに正反射方向への反射光量を測定し、非特許文献5に従い計算されるCIELAB値が利用することができる。この場合、光沢マッピングにおける鏡面光沢度に対応する信号の変換は、三次元色空間における変換になる。変換方法には、色信号の変換と同様に、公知のカラーマッピング方法を利用することができる。
何れにせよ、「鏡面光沢度」の値と「写像性(像鮮明度)」の値が対象物のそれらと一致(以下、単に「光沢一致」)するように再現物を形成すれば、光沢の見えを略一致させることができる。しかし、顔料インクジェットプリンタに代表されるディジタルプリンタにおいては、記録媒体や記録材の制約が強いため「鏡面光沢度」の値と「写像性(像鮮明度)」の値の変更可能な範囲(以下、単に「変更可能範囲」)が小さい。変更可能範囲が小さければ、光沢一致を得ることは難しい。
以下では、変更可能範囲が小さいデバイスを用いる場合、光沢一致が得られなくとも、光沢差の印象が同じに見える好ましい光沢表現を行うための画像処理を説明する。さらに、「鏡面光沢度」の値および/または「写像性」の値を変更可能範囲内に抑えても、光沢差の印象が同じに見える好ましい光沢表現を行うための画像処理を説明する。
上記においては、写像性を「像鮮明度」の値と定義したが、非特許文献6や非特許文献7に従い測定される「反射ヘイズ」の値を写像性の表現に用いてもよい。
また、実施例では、光沢に加えて、従来の色信号も取り扱う。色の数値表現である色信号には、例えば、非特許文献4に従い測定され、非特許文献5に従い計算されるCIELAB値が利用することができる。CIELAB値は、主に、拡散反射光の明るさと色度に関する特性を表す。正反射方向と正反射方向近傍の方向を除く方向が拡散反射方向とすると、拡散反射光は、拡散反射方向への反射光に相当する。CIELAB値が対象物のそれと一致するように再現物を形成すれば、拡散反射方向の見えを対象物と略一致させることができる。なお、色差の印象が同じに見える好ましい色表現を行うためのカラーマッチング技術は公知であり、カラーマッチング技術の説明は省略する。
[光沢表現処理]
図2のフローチャートにより光沢表現処理の一例を示す。まず、対象物の色データと光沢データが入力される(S101)。色データと光沢データは対象物の色と光沢を示す画像データであるが、以下では、色データと光沢データをまとめて「色・光沢データ」と呼ぶ。対象物の色や光沢が領域や画素によって異なる場合は、領域や画素ごとの色・光沢データを入力する。また、色データとしてsRGB信号やCIELAB信号が入力され、光沢データとして鏡面光沢度の値や写像性の値である光沢信号が入力される。
色・光沢データの形式は、例えば、RGB値またはLab値のチャネルとは別のチャネルに、光沢信号として鏡面光沢度の値や写像性の値が記録された画像データ形式が想定され、以下では、そのような形式の色・光沢データを前提に説明を行う。勿論、RGB画像データまたはLab画像データと関連付けられた別のデータとして光沢データが準備され、それらがまとめて、または、順に入力されてもよい。
次に、入力された色・光沢データから色信号と光沢信号(以下、色・光沢信号)が取得され(S102)、光沢表現装置の光沢表現範囲を示す情報が取得される(S103)。光沢表現装置の光沢表現範囲は、当該装置で再現可能なCIELAB値、鏡面光沢度、写像性の値の組み合わせを示す情報(以下、表現範囲情報)として予め記憶装置に格納されている。
次に、表現範囲情報が示す光沢表現範囲に基づき、色・光沢信号が光沢表現装置において表現可能な色と光沢に対応する色・光沢信号に変換される(S104)。この工程における変換が「色・光沢マッピング」であり、色・光沢マッピングの詳細は後述する。
次に、色・光沢マッピング後の色・光沢信号に基づき光沢表現装置に出力される出力信号が生成される(S105)。光沢表現装置は、例えば、プリンタなどの画像記録装置であり、出力信号は、例えば、画像記録装置が備える記録材の量に関する信号であるが、詳細は後述する。
次に、光沢表現装置により、出力信号に基づき再現物が生成される(S106)。なお、色・光沢信号で構成される「色・光沢データ」に対して、出力信号で構成されるデータを「制御データ」と呼ぶ。言い替えれば、ステップS104は、入力された色・光沢データを光沢表現装置が表現可能な光沢に対応する色・光沢データに変換する工程である。また、ステップS105は、ステップS104で得られた色・光沢データを光沢表現装置の制御データに変換する工程である。
なお、上記の手順は一例であり、例えば、色・光沢データの入力前に、表現範囲情報の取得を行ってもよい。
●色・光沢マッピング
色・光沢マッピング(S104)において、まず、ステップS102で取得された色信号が光沢表現範囲に含まれるか否か、言い替えれば、光沢表現装置によって表現可能な色信号か否かが判定される(S1401)。つまり、色信号におけるCIELAB値が光沢表現範囲に含まれていれば、光沢表現装置によって表現可能な色信号と判定され、色信号はそのままマッピング後の色信号として出力される(S1402)。
他方、光沢表現装置によって表現不可能な色信号と判定された場合、表現範囲情報が示す光沢表現範囲に基づき、色信号が光沢表現装置において表現可能な色に対応する色信号に変換される(S1403)。この工程における変換が「カラーマッピング」である。
カラーマッピングは、公知の方法で実施すればよい。例えば、色信号は、色相角を維持して色差ΔEが最小の、光沢表現装置によって表現可能な色に対応する色信号に変換される。色相角と色差ΔEにはそれぞれ、非特許文献5に定義されているab色相角の値、非特許文献8に定義されているCIEDE2000の値が利用可能である。
次に、ステップS102で取得された光沢信号が光沢表現範囲に含まれるか否かが判定される(S1404)。つまり、光沢信号における鏡面光沢度の値と写像性の値の何れか、または、鏡面光沢度の値と写像性の値の組み合わせが光沢表現範囲に含まれていれば、光沢表現装置によって表現可能な光沢信号と判定される。この場合、光沢信号はそのままマッピング後の光沢信号として出力される(S1405)。
他方、光沢表現装置によって表現不可能な光沢信号と判定された場合、表現範囲情報が示す光沢表現範囲に基づき、光沢信号が光沢表現装置において表現可能な光沢に対応する光沢信号に変換される(S1406)。この工程における変換が「光沢マッピング」である。
光沢マッピングは、光沢表現装置の光沢表現範囲外の光沢信号が入力された場合、光沢信号のレンジを調整し、光沢表現装置の光沢表現範囲に収める処理工程である。さらに、光沢マッピングは、レンジ調整を行ったとしても、入力された光沢信号をそのまま表現したような印象を与える、好ましい光沢を保持する処理を行う。
●光沢マッピング
図3により光沢マッピングを説明する。図3において、光沢信号24はステップS102で取得される光沢信号の一例を示し、光沢信号25は光沢マッピング後の光沢信号の一例を示す。また、図3において、横軸は画像上の位置を表し、縦軸は写像性を表し、破線23a、23bは光沢表現装置の光沢表現範囲における写像性の表現範囲を示す。つまり、破線23aと23bが挟む範囲が光沢表現装置において表現可能な写像性である。
光沢信号24は画像位置に応じて変化し、写像性の表現範囲を超える写像性の値をもつ光沢信号24が入力されると、写像性の表現範囲内の写像性の値をもつ光沢信号25にマッピングされる。つまり、光沢マッピングによって、写像性などに代表される光沢信号の値が調整される。
発明者は、写像性などに代表される光沢信号の値が異なっても、局所的な光沢差を示す情報や(後述する局所的なコントラストを示す情報)が保存されていれば、光沢差の印象が同じに見える好ましい光沢表現が可能なことを見出した。
図4により好ましい光沢表現を説明する。図4(A)は写像性が異なるパッチ401と402を隣接配置した状態を示す。図4(A)において、パッチ401は写像性の値として50を有し、パッチ402は写像性の値として60を有す。なお、写像性は非特許文献2に従い測定した。
図4(B)は写像性が局所的に変化する領域(以下、局所変化域)403を挟んで写像性が同じパッチ401を配置した状態を示す。図4(B)において、左右のパッチ401は写像性の値として「50」を有し、局所変化域403における写像性の値は「50」から「45」に減少した後、急激に「55」に上昇し、その後「50」まで減少する特性を有し、写像性の局所差は「10」である。
複数の被験者に、図4(A)(B)に示すサンプルを離間して提示し、各サンプルにおける左右のパッチの光沢差を観察させた。その結果、図4(A)のサンプルにおける左右のパッチの光沢差と、図4(B)のサンプルにおける左右のパッチの光沢差が、同じに見える結果が得られることを発明者は確認した。発明者は、鏡面光沢度についても同様の現象を確認した。このような現象が「光沢差の印象が同じに見える」である。
このような現象は、光沢差(例えば写像性「50」と「60」)を表現する際に、絶対的な光沢差を表現する必要がなく、光沢差の局所的な表現(局所差「10」)によって、光沢差が表現可能であることを示す。このような局所的な情報を保存し、かつ、鏡面光沢度や写像性(像鮮明度)について変更可能範囲が小さいデバイスの光沢表現範囲に収めるために、光沢マッピング(S206)において、好ましい光沢表現を実現する後述の処理が行われる。
[装置の構成]
図5のブロック図により実施例の画像処理を実行する情報処理装置の構成例を示す。マイクロプロセッサ(CPU)201は、RAMなどのメインメモリ202をワークメモリとして、HDDまたはSSDなどの記憶部203やROM204に格納されたプログラムを実行し、システムバス205を介して後述する構成を制御する。なお、記憶部203やROM204には、好ましい光沢表現を行う、上述した光沢表現処理(S101-S106)を実現するプログラムや各種データが格納されている。
USBなど汎用インタフェイス(I/F)206には、キーボードやマウスなどの指示入力部207、USBメモリやメモリカードなどの記録メディア(コンピュータが読み取り可能な記録媒体)208、光沢表現装置209などが接続される。また、ビデオカード(VC)210に接続されたモニタ211には、CPU201によって、ユーザインタフェイス(UI)や処理経過や処理結果を示す情報が表示される。
例えば、CPU201は、指示入力部207を介して入力されるユーザ指示に従いROM204、記憶部203または記録メディア208に格納されたアプリケーションプログラム(AP)をメインメモリ202の所定領域にロードする。そして、APを実行し、APに従いモニタ211にUIを表示する。
次に、CPU201は、ユーザ指示に従い記憶部203や記録メディア208に格納された各種データをメインメモリ202の所定領域にロードする。そして、APに従いメインメモリ202にロードした各種データに所定の演算処理を施す。そして、CPU201は、ユーザ指示に従い演算処理結果をモニタ211に表示したり、記憶部203や記録メディア208に格納したり、光沢表現装置209に出力したりする。また、CPU201は、汎用I/F206を介して、光沢表現装置209から各種情報を取得することができる。
なお、CPU201は、システムバス205に接続された図示しないネットワークI/Fを介して、有線または無線ネットワーク上のコンピュータ装置やサーバ装置との間でプログラム、データ、演算処理結果の送受信を行うこともできる。また、モニタ211と指示入力部207は、それらを重ねたタッチパネルであってもよく、その場合、情報処理装置はタブレットデバイスまたはスマートフォンのようなコンピュータ機器である。
[光沢表現装置の構成]
図6の概観図により光沢表現装置209の構成例を説明する。なお、図6には、光沢表現装置209としてインクジェット方式の画像形成装置の例を示す。
キャリッジ3202に交換可能に搭載されたヘッドカートリッジ3201は、複数の記録材吐出口に対応する複数の記録素子を有す記録ヘッドと、記録ヘッドにインクを供給するインクタンクを有する。さらに、ヘッドカートリッジ3201は、各記録素子の駆動信号など記録ヘッドの信号を送受信するためのコネクタを有する。
キャリッジ3202は、コネクタを介してヘッドカートリッジ3201に信号を伝達するためのコネクタホルダを有し、ガイドシャフト3203に沿って往復移動が可能である。つまり、キャリッジ3202は、主走査モータ3204を駆動源とするモータプーリ3205と従動プーリ3206、および、タイミングベルト3207などから構成される駆動機構によって、その位置と移動が制御される。ヘッドカートリッジ3201の吐出口面は、キャリッジ3202から下方へ突出して記録紙3208と平行になるように保持されている。キャリッジ3202のガイドシャフト3203に沿った移動が「主走査」であり、移動方向が「主走査方向」である。
記録紙3208は、オートシートフィーダ(ASF)3210に搭載される。画像形成時、ピックアップローラ3212はギアを介して給紙モータ3211に駆動され、ASF3210から記録紙が一枚ずつ分離され給紙される。そして、記録紙3208は、搬送ローラ3209の回転により、キャリッジ3202上のヘッドカートリッジ3201の吐出口面に対向する記録開始位置に搬送される。搬送ローラ3209は、ギアを介してラインフィード(LF)モータ3213に駆動される。記録紙3208が記録開始位置に搬送されたか否かの判定は、ペーパエンドセンサ3214による記録紙3208の通過検知によって行われる。
記録紙3208が記録開始位置に搬送された後、キャリッジ3202が記録紙3208上をガイドシャフト3203に沿って移動し、移動の際、駆動信号に応じて記録ヘッドの各吐出口からインクが吐出される。移動するキャリッジ3202がガイドシャフト3203の一端に達すると、搬送ローラ3209により、主走査方向に直交する方向に記録紙3208が所定距離、搬送される。この記録紙3208の搬送が「紙送り」または「副走査」であり、その搬送方向が「紙送り方向」または「副走査方向」である。
記録紙3208の紙送りが終了すると、再び、キャリッジ3202がガイドシャフト3203に沿って移動し、駆動信号に応じて記録ヘッドの各吐出口からインクが吐出される。このように、キャリッジ3202による主走査と紙送り(副走査)を繰り返して、記録紙3208上に画像が形成される。
図7により記録ヘッドによって記録紙3208の同一ライン上を複数回走査して画像を形成するマルチパス記録を説明する。図7は2パス記録を示し、例えば、主走査において記録ヘッドの記録幅L分の画像記録を行い、一主走査分の記録が終了するごとに記録紙3208を副走査方向に距離L/2分搬送する。図7に示す領域Aの記録はm回目の主走査とm+1回目の主走査によって完了し、領域Bの記録はm+1回目の主走査とm+2回目の主走査により完了する。
nパス記録を行う場合、一主走査分の記録が終了するごとに記録紙3208を副走査方向に距離L/n分搬送し、記録紙3208の同一ライン上を記録ヘッドがn回主走査することで画像が形成されることになる。なお、記録幅Lは、吐出口列の副走査方向の長さに相当し、光沢表現装置209が一主走査で記録可能な領域の副走査方向の長さに相当する。
一般に、記録パス数が多いほど、画像形成に要する時間が長くなるが、記録ヘッドのインク吐出口ごとの吐出量や吐出方向のばらつきの影響が抑制されて濃度むらが目立ち難くなる。また、記録パス数が多いほど、光沢表現範囲を拡げることができる。さらに、一回のパスで記録するインク量が少なくなり、一回のパスで形成されるドットが分散する。そして、複数回のパスの記録によって、粒状のドットが重畳して記録紙3208の表面に微小な凹凸が形成される。その結果、表面反射光の散乱が大きくなり、写像性が小さい光沢を表現することができる。
逆に、記録パス数を制限し、少ない記録パス数で画像形成を行うと、一回のパスで記録するインク量が多くなり、インクが層を形成し記録紙3208の表面の平滑化に寄与する結果、表面反射光の散乱が小さくなり、写像性が大きい光沢を表現することができる。ただし、形成される表面凹凸のレベルは記録材の物性に依存し、記録材の種類によって異なる。また、再現する色によって色材量も変化する。そのため、色によって、制御可能な写像性の範囲が異なる。言い替えれば、色によって写像性の表現範囲が変化する。
図7に示すマルチパス記録においてnパス記録を行う場合、一主走査ごとに記録紙3208を副走査方向に距離L/n分搬送するため、一主走査における記録幅はL/nである。一方、本実施例においては、詳細は後述するが、光沢表現装置が一主走査で記録可能な領域を単位記録領域として、同じ単位記録領域を複数回主走査して再現物を生成することになる。
●記録ヘッド
図8によりヘッドカートリッジ3201の構成例を示す。ヘッドカートリッジ3201は、記録材としてのインクを貯蔵するインクタンク601と、インクタンク601から供給されるインクを吐出信号に応じて吐出する記録ヘッド602を有する。ヘッドカートリッジ3201は、例えば、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK、第一の光沢調整材A、第二の光沢調整材Bの各インクタンクを独立に備える。各インクタンク601は、図8(b)に示すように、記録ヘッド602に対して着脱自在である。
光沢調整材Aおよび光沢調整材Bは、屈折率が異なる無色透明の材料であることが望ましい。しかし、光沢調整材は、完全に透明ではない若干着色した材料でもよく、無色透明に近い材料であればよい。光沢調整材Aの屈折率は、光沢調整材Bの屈折率よりも大きい。
屈折率が大きい光沢調整材Aが記録面の最上面(最表面)に記録された領域は反射率が大きく、鏡面光沢度が大きい光沢を表現することができる。逆に、屈折率が小さい光沢調整材Bが最表面に記録された領域は反射率が小さく、鏡面光沢度が小さい光沢を表現することができる。そして、領域における光沢調整材AとBの使用比率を調整すれば、それらを単体で使用した場合の鏡面光沢度の中間的な鏡面光沢度を表現することができる。
ただし、記録可能な記録材の総量には制限がある。また、再現する色によって使用される色材量が変化するため、使用可能な光沢調整材の量は色によって変化する。そのため、色によって、制御可能な鏡面光沢度の範囲が異なる。言い替えれば、色によって鏡面光沢度の表現範囲が変化する。
[光沢表現システムの処理構成]
図9のブロック図により光沢表現システムにおける処理構成例を説明する。図9に示す処理構成および機能は、CPU201による上述した画像処理(S101-S106)用のプログラムの実行によって実現される画像処理装置1100、および、CPU201の指示に基づく光沢表現装置209の動作により実現される。
データ入力部1101は、記憶部203、記録メディア208または図示しないサーバ装置などから色・光沢データを入力する。色・光沢データは、色信号と光沢信号から構成され、色・光沢データの各画素は、一般的な色信号RGBに加えて、光沢信号GlSpを有する。光沢信号Glは鏡面光沢度に対応する信号であり、光沢信号Spは写像性に対応する信号である。
色・光沢データを構成する色・光沢信号RGBGlSpは、例えば、各要素が8ビット、合計40ビットのディジタル信号である。なお、色・光沢データのフォーマットは、上記に限らず、例えば、色信号RGBで構成される画像データと、光沢信号GlSpで構成される光沢データの二種類のデータを入力する構成でもよい。また、色・光沢信号の五つのマルチレイヤチャネルで一種類のデータを入力する構成でもよい。また、光沢データはGlSpに限らず、Glのみであってもよいし、Spのみでもよい。
さらに、GlSpの他の特徴を示す光沢データとして、光沢の色でもよい。例えばGlは、色のない鏡面光沢度に相当するが、Glr鏡面光沢度レッド、Glg鏡面光沢度グリーン、Glb鏡面光沢度ブルーなど、色を示すデータであもよい。また、Spも色のない写像性に相当するが、Spr写像性レッド、Spg写像性グリーン、Spb写像性ブルーなど、色を示すデータであもよい。上述の各色はRGBに基づく光沢の色であるが、YUVやLabなどの輝度や色度のような表色系で表現されていてもよい。
色・光沢信号取得部1102は、入力される色・光沢信号をCIELABに対応する色信号Labと、鏡面光沢度に対応する光沢信号g、写像性に対応する光沢信号sに変換する。色・光沢信号取得部1102が出力する信号Labgsは、好適には、測定値に対応した、装置に非依存の信号である。
色信号RGBから色信号Labへの変換には、sRGBやAdobeRGBなどの標準色空間に対して規定された変換方法を用いればよい。あるいは、記憶部203などに格納された色信号RGBと色信号Labの対応関係が記述されたカラーテーブル(三次元ルックアップテーブル)を参照する公知の補間演算を用いて色信号RGBに対応する色信号Labを算出してもよい。
光沢信号Glから光沢信号gへの変換、および、光沢信号Spから光沢信号sへの変換にも、定義された標準の変換方法を用いればよい。あるいは、記憶部203などに格納された光沢信号Glと光沢信号gの対応関係および光沢信号Spと光沢信号sの対応関係が記述された光沢テーブルを参照する補間演算により変換を行えばよい。
カラーテーブルや光沢テーブルを利用する場合、好適には、色・光沢データの種類や色・光沢データを生成した装置ごとにカラーテーブルや光沢テーブルを用意し、色・光沢データのヘッダに記述された識別情報に基づき変換に利用するテーブルを選択する。勿論、ユーザ指示に基づいて変換に利用するテーブルを選択してもよい。
なお、RGBGlSpからLabgsに変換する以外の変換であもよい。例えば、RGBGlしか与えられていない場合も、Labgsと鏡面光沢度、写像性のデータに光沢データを増やす変換ができる。この場合、Glの値と線形比例した鏡面光沢度g、写像性sを設定するなどしてもよい。なお、Glの値とは非線形的な関係であっても反比例の関係であってもよい。一方、RGBGlSpからLabgのように、光沢データを減らす変換もできる。RGBGlrGlgGlbなど光沢の色を定義したデータからLabgなど光沢のモノクロ信号に変換することもできるし、逆も可能である。
色・光沢マッピング部1103は、前述したカラーマッピングと光沢マッピングにより、信号Labgsを光沢表現範囲にマッピングした信号L'a'b'g's'を生成する。なお、色・光沢マッピング部1103は、記憶部203などに格納された光沢表現装置209の表現範囲情報を参照する。
信号変換部1104は、信号L'a'b'g's'を光沢表現装置209の記録材の量に対応する記録材量信号(色材量信号CMYKと光沢調整材量信号AB)と、光沢表現装置209の記録方法を示す記録方法信号(以下、パス数信号P)に変換する。信号変換部1104の変換は、記憶部203などに格納された光沢表現装置209のデバイス特性テーブルを参照して行われる。
図10により光沢表現装置209のデバイス特性テーブルの一例を示す。デバイス特性テーブルには、離散的な記録材量信号CMYKABとパス数信号Pに対応する信号Labgsが記述されている。色材量信号CMYKは色材量に関する信号であり、例えば、各色8ビットのディジタル信号ある。光沢調整材量信号ABはそれぞれ、光沢調整材AとBの量に関する信号であり、例えば、それぞれ8ビットのディジタル信号である。パス数信号Pは、記録パス数nに関する信号である。パス数信号Pは、例えば1から16の値をとり、パス数信号P=1は1パス記録を、パス数信号P=2は2パス記録を、…、パス数信号P=16は16パス記録をそれぞれ示す。
ハーフトーン処理部1105は、信号変換部1104が出力する記録材量信号CMYKABに誤差拡散法や組織的ディザ法によるハーフトーン処理を施し、光沢表現装置209の解像度に対応する二値信号C'M'Y'K'A'B'を出力する。二値信号C'M'Y'K'A'B'は、色材および光沢調整材のドットの記録または非記録を示し、言い替えれば、色材および光沢調整材のドットの記録位置を示す。ドットは、例えば、信号値が‘1’の位置に記録され、信号値が‘0’の位置には記録されない。
出力信号生成部1106は、パス数信号P、並びに、色材および光沢調整材のドット配置を示すハーフトーン処理後の二値信号C'M'Y'K'A'B'に基づき、パス分解処理を行って光沢表現装置209に出力する出力信号を生成する。パス分解処理により、パスマスクと二値信号C'M'Y'K'A'B'の論理積が計算され、各パスで記録する記録材のドット配置を示すドット配置信号C"M"Y"K"A"B"が出力信号として生成される。
パスマスクは、例えば、1パス記録用から16パス記録用までの16セットで構成され、出力信号生成部1106は、パス数信号Pに対応するパスマスクセットを選択的に利用する。例えば、パス数信号P=2の場合、第一パスのシアン色材のドット配置は、2パス記録用のパスマスクセットの第一パス用のパスマスクと、シアン色材のドット記録位置を示す二値信号C'との論理積によって生成される。
図11によりパスマスクの一例を示す。なお、図11には、簡単のために、パスマスクが4×4の例(記録ヘッドの記録材当りのノズル数が4で、最大4パス記録の例)を示す。1パス記録から16パス記録を行う場合、少なくとも、記録材当りのノズル数は16になり、パスマスクは16×16になる。
図11(a)は1パス記録用の第一パス用のパスマスクを示す。1パス記録においては第一パスで全ドットを記録するため、当該パスマスクの全セルに‘1’が設定される。
図11(b)(c)は2パス記録用のパスマスクセットを示し、図11(b)が第一パス用のパスマスク、図11(c)が第二パス用のパスマスクである。2パス記録においてはドットを第一パスと第二パスに分けて記録するため、第一パス用のパスマスクの各セルの値を反転した値が第二パス用のパスマスクの各セルに設定される。
図11(d)から図11(g)は4パス記録用のパスマスクセットを示し、図11(d)が第一パス用のパスマスク、図11(e)が第二パス用のパスマスク、図11(f)が第三パス用とパスマスク、図11(g)が第四パス用のパスマスクである。4パス記録においてはドットを第一から第四パスの四つのパスに分けて記録するため、値‘1’のセルが、パスマスク間において重複せず、かつ、各パスマスクにおいて均等配置になるように、セルの値が設定される。
このように、nパス記録においてはドットを第一パスから第nパスのnパスに分けて記録するため、値‘1’のセルが、パスマスク間において重複せず、かつ、各パスマスクにおいて均等配置になるように、セルの値が設定される。なお、記録材の種類ごとに異なるパスマスクを用意してもよい。
色・光沢信号取得部1102、色・光沢マッピング部1103、信号変換部1104、ハーフトーン処理部1105、出力信号生成部1106の処理は画素単位に行われる。従って、出力信号生成部1106が画素ごとのパス数信号Pに応じてパス分解に適用するパスマスクセットを切り替えることで、画素ごとに記録パス数が制御されたドット配置信号C"M"Y"K"A"B"が生成される。
出力信号生成部1106は、記録パスごとのドット配置信号C"M"Y"K"A"B"をメインメモリ202または記憶部203に割り当てられたパスバッファ1107に格納する。パスバッファ1107は、複数ラインのデータ記憶が可能なラインバッファに類似し、複数の記録パスのドット配置信号C"M"Y"K"A"B"を記憶することができる。
例えば1パス記録から16パス記録を行う場合、パスバッファ1107の第一パスに対応する記憶領域のデータは第一パスにおいて各記録材を吐出すべき位置を示す。同様に、第二パスに対応する記憶領域のデータは第二パスにおいて各記録材を吐出すべき位置を示し、…、第16パスに対応する記憶領域のデータは第16パスにおいて各記録材を吐出すべき位置を示す。言い替えれば、パスバッファ1107の各記録パスに対応する記憶領域に記憶されたデータの論理和は、記録ヘッドの記録幅Lに相当する単位記録領域において各記録材を吐出すべき位置を示すことになる。
光沢表現装置209の記録部1108は、単位記録領域を例えば16回主走査する。その際、画像処理装置1100の出力信号として、主走査に対応する、パスバッファ1107の記憶領域からドット配置信号C"M"Y"K"A"B"が順次出力される。記録部1108は、ドット配置信号C"M"Y"K"A"B"に基づき記録ヘッドを駆動して各ノズルに記録材を吐出させる。単位記録領域の記録が終了すると、記録部1108は、記録紙3208を記録幅L分搬送して、次の単位記録領域の記録を行う。このような単位記録領域の記録動作が繰り返されて再現物1109が生成される。
なお、パスバッファ1107の各記憶領域に記憶されたデータの論理和が‘0’の場合、当該記憶領域に対応する記録パスにおいて記録材を吐出する必要がない。そのような場合、記録部1108は、当該記録パスの主走査を省略して次の記録パスの処理に進むことができる。つまり、パス数信号Pが例えば1から16の値をとるように設定されている場合も、単位記録領域当り常に16回の主走査が必要になるわけではない。言い替えれば、単位記録領域の主走査は一回から、パス数信号Pの最大値に対応する所定回数の範囲で繰り返される。
また、ドット配置信号の出力順は第一パスから第nパスの昇順でもよいし降順でもよい。あるいは、ランダムな出力順も可能である。また、パスバッファ1107の各記憶領域は、nパス記録分の主走査に関する記録部1108の処理(必ずしもnパス分の記録ヘッドの移動が必要なわけではない)が終了した後にクリアされる。あるいは、記憶領域に対応する記録パスの主走査に関する記録部1108の処理(必ずしも当該記録パスにおいて記録ヘッドの移動が必要なわけではない)が終了した時点で当該記憶領域がクリアされてもよい。
このように、色・光沢信号が光沢表現装置209の光沢表現範囲外の場合は色・光沢マッピングが行われる。また、画素ごとの記録パス数nの制御により画素ごとに写像性を制御する。従って、色・光沢データが示す対象物の色と光沢を好ましく表現した再現物1109を生成することができる。
上述の例では、Labgsから、CMYKABPの信号に変換する例を示したが、変換はこれに限らない。例えば、Labg(鏡面光沢度)からCMYKABなど光沢調整材量のみでの制御としてもよいし、CMYKA、CMYKBなど、一つの光沢調整材量として制御してもよい。また、Labs(写像性)からCMYKPなどパス数のみでの制御としてもよいし、Labs(写像性)からCMYKABPと写像性のみの信号を光沢調整材量とパス数の双方で制御してもよい。
また、図2に示す光沢表現処理のステップS101はデータ入力部1101、ステップS102は色・光沢信号取得部1102、ステップS103とS104は色・光沢マッピング部1103が実施する処理である。同様に、ステップS105は信号生成部1110を構成する信号変換部1104、ハーフトーン処理部1105、出力信号生成部1106が実施する処理であり、ステップS106は記録部1108が実施する処理である。
また、図9には、画像処理装置1100のデータ入力部1101から出力信号生成部1106が、図2に示す画像処理を実行する図5に示す情報処理装置によって実現される例を示した。しかし、それら処理部の一部または全部を光沢表現装置209に組み込むことも可能である。
●光沢マッピング部
図12のブロック図により色・光沢マッピング部1103の光沢マッピング部1103aの処理構成例を示す。光沢信号1201が入力されると、光沢マッピング部1103aは、入力光沢信号1201にローパスフィルタ処理(LPF)1202を施して、入力光沢信号1201の低周波数成分1203を取得する。そして、入力光沢信号1201から低周波数成分1203を減算する差分演算1204により、局所変化成分1205を算出する。局所変化成分1205は、図4(B)に示す局所変化域403における写像性の変化に相当する。
次に、光沢マッピング部1103aは、低周波数成分1203にレンジ調整1206を行って、調整後の低周波数成分1207を取得する。レンジ調整1206は、入力信号値と所定値x(0<x<1)の積算やガンマ変換などにより、信号のダイナミックレンジを縮小、圧縮する処理である。一般に、信号のダイナミックレンジは信号の低周波数成分に依存し、信号の低周波数成分のレンジを縮小、圧縮することで、信号のダイナミックレンジを低下させることが可能になる。つまり、レンジ調整1206は、入力信号のレンジを表現範囲情報が示す光沢表現範囲に縮小、圧縮する。
次に、光沢マッピング部1103aは、調整後の低周波数成分1207に局所変化成分1205の加算する加算演算1208により、光沢マッピング後の光沢信号1209を生成する。つまり、ダイナミックレンジを圧縮した光沢信号である調整後の低周波数成分1207に局所変化域403における写像性の変化に相当する局所変化成分1205を加算する。その結果、光沢信号のダイナミックレンジを低下させつつ、局所的な光沢差を示す情報を保存した光沢マッピング後の光沢信号1209(図3に示す光沢信号25)を得ることができる。
また、光沢マッピング部1103は、カラーマッピング後、色信号を維持して光沢マッピングを独立に行う。その結果、とくに重要な色の再現が良好な再現物が生成される。また、光沢マッピング部1103は、光沢信号の空間分布に応じて、局所的な光沢差を示す情報を保存するように光沢信号を変換(マッピング)する。例えば、写像性について、局所的な写像性の空間的な分布の大小の値の差が保存される。
上記では写像性に関する光沢マッピングを説明したが、鏡面光沢度に対しても同様の光沢マッピングを適用することが可能である。また、光沢の色成分に対しても同様の光沢マッピングを適用することが可能である。このように、対象物の光沢が光沢表現装置209が表現できない光沢の場合も、好ましい光沢表現により良好な再現物を得ることができ、観察または視認される光沢に対する効果を極大化することができる。
以下、本発明にかかる実施例2の画像処理装置および画像処理方法を説明する。なお、実施例2において、実施例1と略同様の構成については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する場合がある。
実施例1では、入力光沢信号のみから光沢信号のレンジ調整を行う例を説明した。実施例2では、入力色・光沢信号を考慮して光沢信号のレンジ調整を行う例を説明する。
図13のブロック図により実施例2の光沢マッピング部1103aの処理構成例を示す。なお、符号1201-1209で示す構成は、図12に示した構成と同様であり、それらの詳細説明を省略する。なお、図13において、符号22a、22bは光沢表現装置の光沢表現範囲における明度の表現範囲を示す。
色信号が入力されると、光沢マッピング部1103aは、入力明度信号(L*)1301にLPF処理1302を施して、入力明度信号1301の低周波数成分1303を取得する。そして、入力明度信号1301から低周波数成分1303を減算する差分演算1304により、局所変化成分1305を算出する。局所変化成分1305は、図4(B)に示す局所変化域403における明度変化(コントラスト)に相当する。
次に、光沢マッピング部1103aは、低周波数成分1303に、レンジ調整1206と同様のレンジ調整1306を行って、調整後の低周波数成分1307を取得する。レンジ調整1306は、入力信号のレンジを表現範囲情報が示す明度表現範囲に縮小、圧縮する。
次に、光沢マッピング部1103aは、調整後の低周波数成分1307に局所変化成分1305の加算する加算演算1308により、マッピング後の明度信号1309を生成する。つまり、ダイナミックレンジを圧縮した明度信号1307に局所変化域403における明度変化(コントラスト)に相当する局所変化成分1305を加算する。その結果、明度信号のダイナミックレンジを低下させつつ、局所的なコントラストを示す情報を保存した明度信号1309を得ることができる。言い替えれば、光沢マッピング部1103aは、明度信号の空間分布に応じて、局所的な明度差(コントラスト)を示す情報を保存するように明度信号をマッピングする。
次に、光沢マッピング部1103aは、入力光沢信号1201から生成した光沢信号1209と、入力明度信号1301から生成した明度信号1309を線形演算して、光沢マッピング後の光沢信号1312を生成する。線形演算は、乗算器1210によりゲインαを光沢信号1209に乗算し、乗算器1310によりゲインβを明度信号1309に乗算して、加算器1311により、それら乗算結果の和(線形和)を光沢マッピング後の光沢信号1312とする演算である。つまり、線形演算は次式で表される。
s' = α×s + β×L …(1)
ここで、s'は光沢マッピング後の光沢信号1312の値、
sは光沢信号1209の値、
Lは明度信号1309の値、
0<α≦1、β=1-α(α=1は実施例1の構成)。
ゲインαとβを調整することで、入力光沢信号および/または入力明度信号が光沢表現装置209の光沢表現範囲に含まれない場合も、好ましい光沢表現が可能な値に調整することができる。上記ではゲインα、βを固定値とする例を説明したが、入力光沢信号や入力明度信号に応じてゲインα、βを変化させてもよい。例えば、入力光沢信号sが所定の閾値以上の場合(s≧th)はα=0.5、β=0.3、所定の閾値未満の場合(s<th)はα=0.8、β=0.5などのように、ゲインα、βを変化させてもよい。また、入力光沢信号sに従いゲインα、βを連続的に変化させてもよい。
上述の例では明度と光沢の情報から線形和で光沢を表現したが、非線形の重み付け和にしてもよい。また、色として明度以外の色情報(例えばLabのaもしくはbやYUVのUもしくはV)を用いてもよい。
このように、光沢信号以外の情報を用いて光沢マッピングを行えば、より柔軟な光沢マッピングが可能になる。例えば、対象物の明るさに応じて写像性や鏡面光沢度を調整することが可能になり、好ましい光沢表現の自由度を拡げることができる。
なお、実施例2においては、入力光沢信号と入力明度信号に基づき光沢マッピングを行う例を説明したが、入力光沢信号を参照せずに、入力明度信号のみを用いて光沢マッピングを行うこともできる。この場合、式(1)のゲイン係数α=0にすればよい。つまり、ゲイン係数αとβを制御して、入力光沢信号のみを用いる光沢マッピング(実施例1)、入力光沢信号と入力明度信号に基づく光沢マッピング(実施例2)、入力明度信号のみを用いる光沢マッピングを切り替えることができる。そして、どの光沢マッピングを用いるか、あるいは、どの再現物1109を採用するかを、ユーザが判断することできる。
[変形例]
上記では、質感再現装置としてシリアルタイプのインクジェットプリンタを例示したが、質感再現装置としてフルラインタイプのインクジェットプリンタや、電子写真プリンタ、昇華型プリンタ、シルク印刷などを利用することもできる。あるいは、表面形状を形成するUVプリンタや、立体形状を形成する3Dプリンタでもよいし、本発明は、プリンタに限らず、ディスプレイやプロジェクタなどの画像表示装置に適用することもできる。
また、上記では、光沢表現装置の記録材をCMYKABの六種類とする例を説明したが、例えば、赤色、白色、金色の記録材を利用してもよいし、光沢調整材も三種類以上利用してもよい。また、インクジェットプリンタ以外の光沢表現装置においては、記録材として、トナーやフィルムなどを用いてもよい。また、インクを吐出するヘッドカートリッジを、複数サイズの液滴を打ち分けられる構成としてもよい。
記録媒体には、光沢紙や普通紙などの紙以外の媒体を用いてもよい。例えば、布やフィルムのような素材でもよいし、表面に凹凸があってもよい。また、再現物が立体造形物のようにシート状ではない場合、記録媒体の搬送に対応した機構を質感再現装置に設ければよい。
また、色・光沢データが表す画像の全領域に光沢表現処理を施すことは必須ではない。一部の領域に、光沢表現処理を適用しない場合や、一部の領域にのみ光沢表現処理を適用する場合も本発明に含まれる。例えば、色・光沢データが表す画像の一部領域を、光沢マッピングを行うことなく、特定の記録材を使って再現するように処理しても構わない。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の一以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける一以上のプロセッサがプログラムを読み出し実行する処理でも実現可能である。また、一以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1101 … データ入力部、1103 … 色・光沢マッピング部、1110 … 信号生成部

Claims (19)

  1. 対象物の光沢を表現するための理を行う画像処理装置であって、
    象物の光沢の分布を示す光沢データを入力する入力手段と、
    画像記録装置における光沢の表現可能な範囲を示す情報に基づき、前記光沢の分布の高周波成分の特徴を保存するように、前記光沢データに含まれる第一の光沢信号を、前記光沢の表現可能な範囲に含まれる光沢を示す第二の光沢信号に変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換手段は、前記光沢の表現可能な範囲を示す情報に基づき、前記光沢の分布における局所的な光沢差を保存するように、前記第一の光沢信号から前記第二の光沢信号への変換を行うことを特徴とする請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 前記第二の光沢信号に基づき、前記画像記録装置に出力する出力信号を生成する生成手段をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された画像処理装置。
  4. 前記入力手段は、さらに、前記対象物の色の分布を示す色データを入力し、
    前記変換手段は、さらに、前記画像記録装置における色の表現可能な範囲を示す情報と、前記色の分布における局所的な明度差を示す情報と、に基づき、前記色データに含まれる第一の明度信号を、前記色の表現可能な範囲に含まれる明度を示す第二の明度信号に変換することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された画像処理装置。
  5. 前記変換手段は、前記第二の光沢信号と前記第二の明度信号との和を光沢信号の変換の結果として出力することを特徴とする請求項に記載された画像処理装置。
  6. 前記変換手段は、前記第二の光沢信号と前記第二の明度信号との重み付け和を、光沢信号の変換の結果として出力することを特徴とする請求項5に記載された画像処理装置。
  7. 前記変換手段は、
    ローパスフィルタ処理により前記第一の光沢信号の第一の低周波数成分を取得する第一のフィルタ手段と、
    前記第一の光沢信号から前記第一の低周波数成分を減算した第一の差分を算出する第一の算出手段と、
    前記第一の低周波数成分のレンジを調整する第一の調整手段と、
    前記第一の調整手段によってレンジが調整された前記第一の低周波数成分に、前記第一の差分加算する第一の加算手段と
    有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された画像処理装置。
  8. 前記第一の調整手段は、前記第一の低周波数成分のダイナミックレンジを前記光沢の表現可能な範囲に縮小することを特徴とする請求項に記載された画像処理装置。
  9. 前記生成手段は、
    前記画像記録装置のデバイス特性テーブルを参照して、前記第二の光沢信号を、前記画像記録装置の複数の記録材それぞれの量に対応する記録材量信号と、前記画像記録装置における記録方法を示す記録方法信号と、に変換する変換手段と、
    前記記録材量信号にハーフトーン処理を施すハーフトーン処理手段と、
    前記記録方法信号と、前記ハーフトーン処理後の前記記録材量信号と、に基づき、前記出力信号として、記複数の記録材それぞれのドット配置を示すドット配置信号を生成する出力信号生成手段と
    有することを特徴とする請求項に記載された画像処理装置。
  10. 前記出力信号生成手段は、前記記録方法信号が示す記録パス数に基づき、前記ハーフトーン処理後の前記記録材量信号をパス分解して、記録パスごとの前記ドット配置信号を生成することを特徴とする請求項に記載された画像処理装置。
  11. 数の記憶領域を有し、前記記録パスに対応する記憶領域に当該記録パスの前記ドット配置信号を記憶するバッファ手段をさらに有することを特徴とする請求項10に記載された画像処理装置。
  12. 前記バッファ手段の各記憶領域に記憶されたドット配置信号は、順次、前記画像記録装置に出力されることを特徴とする請求項11に記載された画像処理装置。
  13. 前記画像記録装置は、各記録パスに対応するドット配置信号に基づき前記複数の記録材のドットを記録する主走査を、単位記録領域において、一回から所定回数の範囲で繰り返すことを特徴とする請求項11または請求項12に記載された画像処理装置。
  14. 前記単位記録領域は、前記画像記録装置が一主走査で記録可能な領域に相当することを特徴とする請求項13に記載された画像処理装置。
  15. 前記画像記録装置は、前記複数の記録材として色材および光沢調整材を有することを特徴とする請求項9乃至請求項14のいずれか一項に記載された画像処理装置。
  16. 対象物の光沢を表現するための処理を行う画像処理装置であって、
    対象物の光沢の分布を示す光沢データを入力する入力手段と、
    画像記録装置における光沢の表現可能な範囲を示す情報と、前記光沢の分布における局所的な光沢差を示す情報と、に基づき、前記光沢データに含まれる第一の光沢信号を、前記光沢の表現可能な範囲に含まれる光沢を示す第二の光沢信号に変換する変換手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  17. 対象物の光沢を表現するための処理を行う画像処理方法であって、
    対象物の光沢の分布を示す光沢データを入力する入力ステップと、
    画像記録装置における光沢の表現可能な範囲を示す情報に基づき、前記光沢の分布の高周波成分の特徴を保存するように、前記光沢データに含まれる第一の光沢信号を、前記光沢の表現可能な範囲に含まれる光沢を示す第二の光沢信号に変換する変換ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  18. 対象物の光沢を表現するための処理を行う画像処理方法であって、
    対象物の光沢の分布を示す光沢データを入力する入力ステップと、
    画像記録装置における光沢の表現可能な範囲を示す情報と、前記光沢の分布における局所的な光沢差を示す情報と、に基づき、前記光沢データに含まれる第一の光沢信号を、前記光沢の表現可能な範囲に含まれる光沢を示す第二の光沢信号に変換する変換ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  19. コンピュータを請求項1乃至請求項16のいずれか一項に記載された画像処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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