JP6524135B2 - 鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体フレームに搭載される機関本体のシリンダヘッドに排気装置が接続され、前記排気装置の一部を構成する排気系部品に、当該排気系部品内の排気ガス通路を流通する排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサーが取付けられる鞍乗り型車両内燃機関に関し、特に排気ガスセンサー配設構造の改良に関する。
排気管に取り付けられた排気ガスセンサーを下方からの外乱に対して保護するためのガード板が、排気ガスセンサーの下方に配設されるようにしたものが特許文献1で知られており、また排気ガスセンサーの先端部の検出部の温度上昇を抑えるために、排気管に設けられるブラケットに排気ガスセンサーが移動可能に取付けられるようにしたものが特許文献2で知られている。
特開2003−90216号公報 実開昭61−119754号公報
ところで排気ガスセンサーによる酸素濃度の検出値は、図9で示すように、温度によって変化するものであり、ばらつきのない安定的な検出値を得るためには、斜線で示す所定温度範囲に排気ガスセンサーの温度を保持することが必要であり、被水による温度低下が生じると検出値にばらつきが生じてしまうが、上記特許文献1および特許文献2には排気ガスセンサーの被水対策が開示されていない。一方、近年の鞍乗り型車両にあっては、環境維持の観点から触媒等の故障に対する早期修理を可能とするために、排気ガスの酸素濃度の検知性能の向上と、ばらつきを含めた誤検知防止とが求められており、被水による温度低下を防止して排気ガスセンサーの検知精度を向上することが課題である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、排気ガスセンサーの被水による温度低下を防止して排気ガスセンサーの検知精度を高め得るようにした鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車体フレームに搭載される機関本体のシリンダヘッドに、排気マフラーを下流端に備える排気装置が接続され、前記排気装置の一部を構成する排気系部品に、当該排気系部品内の排気ガス通路を流通する排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサーが取付けられる鞍乗り型車両内燃機関において、前記排気系部品の側壁にセンサーボスが設けられ、前記排気ガスセンサーは、前記排気ガス通路に突入される検出部が一端部に設けられるとともに他端部からの大気の導入を可能として前記センサーボスに取付けられる円筒状のセンサーケースを備え、当該センサーケーの前記センサーボスからの突出部が、前記センサーケースの外周との間で液密にシールされたカバーで覆われ、前記カバーは、前記センサーケースの前記他端部側の端部から内向きに張り出す第1の鍔部を有していて、前記第1の鍔部の内周に設けられたシール部材が、前記センサーケースの前記他端部側の外周面に密接することを第1の特徴とする。
なお実施の形態の第2の排気管44は本発明の排気系部品に対応し、実施の形態の第1の内向き鍔部67bは本発明の第1の鍔部に対応する。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記センサーボスに雌ねじ孔が設けられ、前記センサーケースの外周に、前記雌ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、多角形状に形成される回転操作部とが相互に隣接して設けられることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記カバーは、前記センサーケースの前記一端部側の端部から内向きに張り出す第2の鍔部を更に備え、前記第2の鍔部が、前記回転操作部および前記センサーボス間に挟持されることを第3の特徴とする。
なお実施の形態の第2の内向き鍔部68bおよび第3の内向き鍔部78bは本発明の第2の鍔部に対応する。
本発明は、第の特徴の構成に加えて、前記第2の鍔部は、前記センサーボスに係合する回り止め部を有ることを第4の特徴とする。
本発明は、車体フレームに搭載される機関本体のシリンダヘッドに排気装置が接続され、前記排気装置の一部を構成する排気系部品に、当該排気系部品内の排気ガス通路を流通する排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサーが取付けられる鞍乗り型車両用内燃機関において、前記排気系部品の側壁にセンサーボスが設けられ、前記排気ガスセンサーは、前記排気ガス通路に突入される検出部が一端部に設けられるとともに他端部からの大気の導入を可能として前記センサーボスに取付けられる円筒状のセンサーケースを備え、当該センサーケースの前記センサーボスからの突出部が、前記センサーケースの外周との間で液密にシールされたカバーで覆われ、前記センサーボスに雌ねじ孔が設けられると共に、前記センサーケースの外周に、前記雌ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、多角形状に形成される回転操作部とが相互に隣接して設けられ、前記カバーは、前記センサーボスに係合する回り止め部を有して、前記回転操作部および前記センサーボス間に挟持されることを第5の特徴とする。
本発明は、第1〜第5の特徴の構成のいずれかに加えて、前記カバーは、天地方向で上下に分割された上部カバー部材および下部カバー部材から成り、前記下部カバー部材が前記上部カバー部材に内側から嵌合すると共に、前記下部カバー部材には前記上部カバー部材に形成された係合突起を係合させる係止孔が形成されることを第6の特徴とする。
本発明は、第1〜第6の特徴の構成のいずれかに加えて、前記排気ガスセンサーの前記排気ガス通路に対する取付け方向が、前記検出部を前記排気ガス通路に対して天地方向で下向きに突入させる方向に設定され、前記カバーの下端部に水抜き孔が形成されることを第7の特徴とする。
本発明は、第1〜第7の特徴の構成のいずれかに加えて、前記排気系部品は、前記排気装置が備える触媒コンバータの上流側および下流側の排気管の少なくとも一方であることを第の特徴とする
本発明の第1の特徴によれば、排気系部品の側壁に設けられるセンサーボスからのセンサーケースの突出部が、センサーケースの外周との間で液密にシールされたカバーで覆われ、該カバーは、センサーケースの他端部側の端部から内向きに張り出す第1の鍔部を有していて、第1の鍔部の内周に設けられたシール部材がセンサーケースの外周面に密接するので、カバー内に水等が浸入することを極力防止して、排気ガスセンサーの被水による温度低下を防止して誤検知が生じることを抑制し、排気ガスセンサーの検知精度を高めることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、センサーケースの外周に、センサーボスの雌ねじ孔にねじ込まれる雄ねじ部と、多角形状に形成される回転操作部とが設けられるので、センサーケースのセンサーボスへの取付け操作を容易とするとともに、センサーケースの熱容量を大きくしてセンサーケースの急激な温低下を防止することができ、排気ガスセンサーの被水による温度低下を防止して誤検知が生じることを抑制し、排気ガスセンサーの検知精度をより高めることができる。
本発明の第4,第5の特徴によれば、カバーは、回り止め部をセンサーボスに係合させた状態で、第2の鍔部又はカバーを回転操作部およびセンサーボス間に挟持するようにしてセンサーケースの雄ねじ部をセンサーボスの雌ねじ孔にねじ込むことができるので、組立性を高めることができる。
本発明の第6の特徴によれば、前記カバーは、天地方向で上下に分割された上部および下部カバー部材から成るので、カバー構造の簡略化を図ることができる。
本発明の第の特徴によれば、排気ガスセンサーが検出部を前記排気ガス通路に対して下向きに突入させる方向でセンサーボスに取付けられ、カバーの下端部に水抜き孔が形成されるので、カバー内部での結露等を排出することができる
発明の第の特徴によれば、排気ガスセンサーが取付けられる吸気系部品が、触媒コンバータの上流側および下流側の排気管の少なくとも一方であることにより、触媒コンバータの異常発生を速やかに判断することができる
第1の実施の形態の自動二輪車の右側面図である。 図1の要部拡大図である。 図2の3矢視図である。 図2の4−4線断面図である。 図4の5−5線断面図である。 第2の実施の形態の図5に対応した断面図である。 図6の7−7線断面である。 参考形態の図5に対応した断面図である。 排気ガスセンサーの検出値の温度による変化を示す図である。
本発明の実施の形態および参考形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明において、上下、左右および前後は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
本発明の第1の実施の形態について図1〜図5を参照しながら説明すると、先ず図1および図2において、鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11および操向ハンドル12を操向可能に支持するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム14と、それらのメインフレーム14よりも急角度で前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びる左右一対のダウンフレーム15と、前記メインフレーム14の後端に連設されて下方に延びる左右一対のピボットフレーム16と、前記メインフレーム14の後部から後上がりに延びる左右一対のシートレール17と、前記ピボットフレーム16の上端部および前記シートレール17の後端部間を結ぶ左右一対のサブフレーム18とを備える。また前記メインフレーム14および前記ダウンフレーム15間には複数の補強フレーム19が設けられる。
前記ピボットフレーム16の上下方向中間部にピボット20を介してスイングアーム21の前端部が揺動可能に支持されており、このスイングアーム21の後端部には後輪WRが軸支される。
図3を併せて参照して、前記車体フレームFには、前記後輪WRを駆動する動力を発揮する内燃機関Eの機関本体26が前輪WFおよび後輪WR間に配置されるようにして支持される。前記ダウンフレーム15には該ダウンフレーム15に直線的に連なるようにして下方に延びる第1のハンガ22が連設され、前記ピボットフレーム16の上部および下部には第2および第3のハンガ23,24が設けられ、前記機関本体26のクランクケース27が、第1〜第3のハンガ22〜24で支持される。
前記機関本体26におけるシリンダヘッド28の後部側壁には吸気装置30が接続されるものであり、この吸気装置30は、前記後輪WRを上方から覆うようにして前記車体フレームFの後部に支持されるリヤフェンダ32の前部上方に配置されるエアクリーナ34と、該エアクリーナ34に上流端部が接続されるコネクティングチューブ35と、該コネクティングチューブ35の下流端部に上流端部が接続されるスロットルボディ36と、該スロットルボディ36および前記シリンダヘッド27間に介設されるインシュレータ37とを備え、前記スロットルボディ36に燃料噴射弁38が付設される。
また前記シリンダヘッド27の前部側壁には排気装置40が接続されるものであり、この排気装置40は、前記シリンダヘッド27の前部側壁から前記機関本体24の前方を経て前記機関本体24の下方に延びる第1の排気管41と、前記機関本体24の下方で前記第1の排気管41の下流端部に接続される触媒コンバータ42と、前記後輪WRの右側に配置されるようにして前記触媒コンバータ42の下流端部に接続される排気マフラー43と、前記触媒コンバータ42および前記排気マフラー43間を結ぶ第2の排気管44とを備える。
前記第1の排気管41は、前記シリンダヘッド28の前部側壁に接続される第1の屈曲管部41aと、前記機関本体26の前方で上下方向に延びて前記第1の屈曲管部41aの下端に上端が一体に連設される上下延出管部41bと、この上下延出管部41bの下端に上流端部が一体に連設されて前記機関本体26の下方に延びる第2の屈曲管部41cとを有するように構成され、第2の屈曲管部41cの下流端部が前記機関本体26の下方で前記触媒コンバータ42に接続される。
前記内燃機関Eの上方には左右一対の前記メインフレーム14で支持されるようにして燃料タンク45が配置されており、この燃料タンク45の後方には、左右一対の前記シートレール17で支持されるようにして乗車用シート46が配置される。また前記内燃機関Eおよび前記車体フレームFの一部は車体カバー47で覆われる。
前記排気装置40の一部を構成する排気系部品には、排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサー50が取付けられる。前記排気系部品は、前記触媒コンバータ42の上流側の第1排気管41ならびに前記触媒コンバータ42の下流側の第2の排気管44の少なくとも一方であり、この実施の形態では排気系部品としての第2の排気管44に、第2の排気管44内の排気ガス通路49を流通する排気ガスの酸素濃度を検出するようにして前記排気ガスセンサー50が取付けられる。
図4および図5を併せて参照して、前記排気ガスセンサー50は、前記排気ガス通路49に突入される検出部51が一端部に設けられるとともに他端部からの大気の導入を可能とした円筒状のセンサーケース52を備える。
前記検出部51は、検出素子(図示せず)を覆うとともに前記排気ガス通路49内の排気ガスの流通を可能とした複数の透孔53を有する保護キャップ54が前記センサーケース52の一端部に取付けられて成る。一方、前記センサーケース52の他端部には、有底円筒状に形成されるフィルタ55が内部に装着されたコネクタ部56が設けられており、前記コネクタ部56に連結されるセンサーコード57から前記フィルタ55を介して前記センサーケース52内に大気を導入可能である。
前記センサーケース52の外周には、雄ねじ部61と、多角形状たとえば六角形状に形成されて前記センサーケース52の外周から側方に突出する回転操作部62とが、前記雄ねじ部61が前記回転操作部62および前記検出部51間に配置されるようにして相互に隣接して設けられる。
一方、第2の排気管44の側壁には、センサーボス64が、溶接部63で第2の排気管44に溶接されるようにして設けられており、前記センサーボス64に設けられる雌ねじ孔65に、前記センサーケース52の前記雄ねじ部61が、前記検出部51を前記排気ガス通路49内に突入させるようにしてねじ込まれる。
前記雌ねじ孔65に前記雄ねじ部61がねじ込まれた状態で、前記センサーケース52の前記センサーボス64からの突出部が前記センサーケース52の外周との間で液密にシールされたカバー66で覆われる。
しかも前記排気ガスセンサー50の前記排気ガス通路49に対する取付け方向が、前記検出部51を前記排気ガス通路49に対して天地方向で下向きに突入させる方向に設定されており、この実施の形態では、図4で示すように、車幅方向右側から左側に向かうにつれて下方位置となるように傾斜して第2の排気管44の軸線Cと直交して延びる仮想直線VLが前記排気ガスセンサー50の軸線と一致するように、前記排気ガスセンサー50の前記排気ガス通路49に対する取付け方向が設定される。
前記カバー66は、上下に分割された上部カバー部材67および下部カバー部材が相互に組み合わされて成るものであり、前記上部カバー部材67は、円筒部67aと、その円筒部67aの上端縁から半径方向内方に張り出す第1の内向き鍔部67bとを一体に有するように形成され、前記第1の内向き鍔部67bの内周は、前記センサーケース52の上部を貫通させる第1の貫通孔69を形成する。
また前記下部カバー部材68は、前記上部カバー部材67の前記円筒部67aに下方から嵌合する円筒部68aと、その円筒部68aの下端縁から半径方向内方に張り出す第2の内向き鍔部68bとを一体に有するように形成され、前記第2の内向き鍔部68bの内周は、前記センサーケース52の前記雄ねじ部61を貫通させる第2の貫通孔70を形成する。しかも前記第2の内向き鍔部68bは、前記センサーケース52の前記雄ねじ部61が前記センサーボス64の前記雌ねじ孔65にねじ込まれた状態で前記センサーケース52の前記回転操作部62および前記センサーボス64間に挟持される。
前記下部カバー部材68における前記円筒部68aの上部には、周方向に間隔をあけて複数の係止孔71が設けられており、前記上部カバー部材67における前記円筒部67aの下部には、下方に延びる弾性腕部67cが一体に連設され、それらの弾性腕部67cの先端部に設けられる係合突起72を前記係止孔71に弾発係合することで、前記上部カバー部材67および前記下部カバー部材68が相互に組み合わされ、前記カバー66が構成される。
前記上部カバー部材67における第1の内向き鍔部67bの内周には、リング状であるシール部材73が装着され、このシール部材73が前記センサーケース52の上部外周面に弾発的に密接する。
また前記カバー66の下端部、この実施の形態では前記下部カバー部材68における前記第2の内向き鍔部68bの下端部に、水抜き孔74が形成される。
次にこの第1の実施の形態の作用について説明すると、排気ガスセンサー50が備えるセンサーケース52が、その一端部に排気ガス通路49に突入される検出部51が設けられるとともに他端部からの大気の導入を可能として円筒状に形成されており、そのセンサーケース52が、排気系部品である第2の排気管44の側壁に設けられるセンサーボス64に取付けられ、前記センサーケース52の前記センサーボス64からの突出部が、前記センサーケース52の外周との間で液密にシールされたカバー66で覆われる。したがってカバー66内に水等が浸入することを極力防止して、排気ガスセンサー50の被水による温度低下を防止して誤検知が生じることを抑制し、排気ガスセンサー50の検知精度を高めることができる。
しかも前記センサーケース52の外周に前記雌ねじ孔65にねじ込まれる雄ねじ部61と、六角形状に形成される回転操作部62とが相互に隣接して設けられるので、センサーケース52のセンサーボス64への取付け操作を容易とするとともに、前記カバー66で覆われる部分でのセンサーケース52の熱容量を大きくしてセンサーケース52の急激な温低下を防止することができ、排気ガスセンサー50の被水による温度低下を防止して誤検知が生じることを抑制し、排気ガスセンサー50の検知精度をより高めることができる。
また前記排気ガスセンサー50の前記排気ガス通路49に対する取付け方向が、前記検出部51を前記排気ガス通路49に対して天地方向で下向きに突入させる方向に設定され、前記カバー66の下端部に水抜き孔74が形成されるので、カバー66内部での結露等を排出することができる。
また前記カバー66は、上下に分割された上部カバー部材67および下部カバー部材68が相互に組み合わされて成り、前記下部カバー部材68が、前記回転操作部62および前記センサーボス64間に挟持されるので、カバー構造の簡略化を図ることができる。
しかも前記排気装置40が備える触媒コンバータ42の上流側および下流側の排気管41,44の少なくとも一方である第2の排気管44に排気ガスセンサー50が取付けられるので、触媒コンバータ42での異常発生を速やかに判断することができる。
本発明の第2の実施の形態について図6および図7を参照しながら説明するが、上記第1の実施の形態に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するのみとし、詳細な説明は省略する。
センサーボス64の雌ねじ孔65にセンサーケース52の雄ねじ部61がねじ込まれた状態で、前記センサーケース52の前記センサーボス64からの突出部のうち少なくとも回転操作部62を含む部分が、前記センサーケース52の外周との間で液密にシールされたカバー76で覆われる。
前記カバー76は、上下に分割された上部カバー部材67および下部カバー部材78が相互に組み合わされて成るものであり、前記下部カバー部材78は、前記上部カバー部材67の前記円筒部67aに下方から嵌合する円筒部78aと、その円筒部78aの下端縁から半径方向内方に張り出す第3の内向き鍔部78bとを一体に有するように形成され、前記第3の内向き鍔部78bの内周は、前記センサーケース52の雄ねじ部61を貫通させる第2の貫通孔70を形成する。
前記下部カバー部材78における前記円筒部78aの上部には、周方向に間隔をあけて複数の係止孔71が設けられており、前記上部カバー部材67における前記円筒部67aの下部に設けられて下方に延びる弾性腕部68cの先端部の係合突起72を前記係止孔71に弾発係合することで、前記上部カバー部材67および前記下部カバー部材78が相互に組み合わされ、前記カバー76が構成される。また前記下部カバー部材78における前記第3の内向き鍔部78bの下端部には、上記第1の実施の形態の水抜き孔74と同様に水抜き孔(図示せず)が形成される。
しかも前記第3の内向き鍔部78bは、前記センサーケース52の前記雄ねじ部61が前記センサーボス64の雌ねじ孔65にねじ込まれた状態で前記センサーケース52の前記回転操作部62および前記センサーボス64間に挟持されるものであり、第3の内向き鍔部78bの一部を切り起こして形成される回り止め部78cが、前記センサーボス64に形成される係止凹部79に係合される。
すなわち前記下部カバー部材78は、前記センサーボス64に係合する回り止め部78cを有して前記回転操作部62および前記センサーボス64間に挟持される。
この第2の実施の形態によれば、カバー構造の簡略化を図ることができる上に、前記回り止め部78cをセンサーボス64に係合させた状態で下部カバー部材78を回転操作部62およびセンサーボス64間に挟持するようにしてセンサーケース52の雄ねじ部61をセンサーボス64の雌ねじ孔65にねじ込んだ後に、下部カバー部材78に上部カバー部材67を組み付けるようにして組立性を高めることができる。
本発明の参考形態として、図8で示すように、カバー81が、センサーケース52のセンサーボス64からの突出部のうち少なくとも回転操作部62を含む部分の外周に弾発的に密接する単一の筒状部材であってもよく、この第3の実施の形態によれば、カバー81にシール機能を持たせて部品点数を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態および参考形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上述の実施の形態では自動二輪車に搭載される内燃機関について説明したが、本発明は、自動三輪車を含む鞍乗り型車両に搭載される内燃機関に関して広く適用可能である。
26・・・機関本体
28・・・シリンダヘッド
40・・・排気装置
42・・・触媒コンバータ
43・・・排気マフラー
44・・・排気系部品である第2の排気管
49・・・排気ガス通路
50・・・排気ガスセンサー
51・・・検出部
52・・・センサーケース
61・・・雄ねじ部
62・・・回転操作部
64・・・センサーボス
65・・・雌ねじ孔
66,76・・・カバー
67・・・上部カバー部材
67b・・・第1の鍔部である第1の内向き鍔部
68b・・・第2の鍔部である第2の内向き鍔部
71・・・係止孔
72・・・係合突起
73・・・シール部材
74・・・水抜き孔
78・・・下部カバー部材
78b・・・第2の鍔部である第3の内向き鍔部
78c・・・回り止め部
F・・・車体フレーム

Claims (8)

  1. 車体フレーム(F)に搭載される機関本体(26)のシリンダヘッド(28)に排気装置(40)が接続され、前記排気装置(40)の一部を構成する排気系部品(44)に、当該排気系部品(44)内の排気ガス通路(49)を流通する排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサー(50)が取付けられる鞍乗り型車両内燃機関において、
    前記排気系部品(44)の側壁にセンサーボス(64)が設けられ、前記排気ガスセンサー(50)は、前記排気ガス通路(49)に突入される検出部(51)が一端部に設けられるとともに他端部からの大気の導入を可能として前記センサーボス(64)取付けられる円筒状のセンサーケース(52)を備え、当該センサーケー(52)の前記センサーボス(64)からの突出部が、前記センサーケース(52)の外周との間で液密にシールされたカバー(66,76)で覆われ、前記カバー(66,76)は、前記センサーケース(52)の前記他端部側の端部から内向きに張り出す第1の鍔部(67b)を有していて、前記第1の鍔部(67b)の内周に設けられたシール部材(73)が、前記センサーケース(52)の前記他端部側の外周面に密接することを特徴とする鞍乗り型車両内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  2. 前記センサーボス(64)に雌ねじ孔(65)が設けられ、前記センサーケース(52)の外周に、前記雌ねじ孔(65)にねじ込まれる雄ねじ部(61)と、多角形状に形成される回転操作部(62)とが相互に隣接して設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  3. 前記カバー(76)は、前記センサーケース(52)の前記一端部側の端部から内向きに張り出す第2の鍔部(68b,78b)を更に備え、前記第2の鍔部(68b,78b)が、前記回転操作部(62)および前記センサーボス(64)間に挟持されることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  4. 前記第2の鍔部(78b)は、前記センサーボス(64)に係合する回り止め部(78c)を有することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  5. 車体フレーム(F)に搭載される機関本体(26)のシリンダヘッド(28)に排気装置(40)が接続され、前記排気装置(40)の一部を構成する排気系部品(44)に、当該排気系部品(44)内の排気ガス通路(49)を流通する排気ガスの酸素濃度を検出する排気ガスセンサー(50)が取付けられる鞍乗り型車両用内燃機関において、
    前記排気系部品(44)の側壁にセンサーボス(64)が設けられ、前記排気ガスセンサー(50)は、前記排気ガス通路(49)に突入される検出部(51)が一端部に設けられるとともに他端部からの大気の導入を可能として前記センサーボス(64)に取付けられる円筒状のセンサーケース(52)を備え、当該センサーケース(52)の前記センサーボス(64)からの突出部が、前記センサーケース(52)の外周との間で液密にシールされたカバー(66,76)で覆われ、前記センサーボス(64)に雌ねじ孔(65)が設けられると共に、前記センサーケース(52)の外周に、前記雌ねじ孔(65)にねじ込まれる雄ねじ部(61)と、多角形状に形成される回転操作部(62)とが相互に隣接して設けられ、前記カバー(66,76)は、前記センサーボス(64)に係合する回り止め部(78c)を有して、前記回転操作部(62)および前記センサーボス(64)間に挟持されることを特徴とする鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  6. 前記カバー(66,76)は、天地方向で上下に分割された上部カバー部材(67)および下部カバー部材(68,78)から成り、前記下部カバー部材(68,78)が前記上部カバー部材(67)に内側から嵌合すると共に、前記下部カバー部材(68,78)には前記上部カバー部材(67)に形成された係合突起(72)を係合させる係止孔(71)が形成されることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  7. 前記排気ガスセンサー(50)の前記排気ガス通路(49)に対する取付け方向が、前記検出部(51)を前記排気ガス通路(49)に対して天地方向で下向きに突入させる方向に設定され、前記カバー(66,76)の下端部に水抜き孔(74)が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
  8. 前記排気系部品(44)は、前記排気装置(40)が備える触媒コンバータ(42)の上流側および下流側の排気管の少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両用内燃機関における排気ガスセンサー配設構造。
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