JP6523467B2 - 入力制御された反転不均衡補正 - Google Patents

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Description

本開示は、概して電子ディスプレイに関し、より具体的には、電子ディスプレイにおけるフレーム反復の低減に関する。
この節では、後述及び/又は請求される本技法の様々な態様に関連し得る様々な技術態様を読者に紹介する。本論考は、本開示の様々な態様の、より良好な理解を容易にするための背景技術を閲覧者に提供する際に、助けとなるものと考えられる。したがって、これらの記述は、上述の観点から読まれるべきであり、先行技術の承認として読まれるべきではないことを理解するべきである。
一般に電子ディスプレイは、電子ディスプレイのディスプレイパネルに画像フレームを連続して書き込むことにより、ユーザに情報を視覚的に認知させることができ得る。より具体的には、画像フレームは、正極電圧及び/又は負極電圧をディスプレイパネル内の画素に印加することによって表示され得る。例えば、列反転技法においては、奇数列に正極電圧が印加され、偶数列に負極電圧が印加されて、第1の画像フレーム又は第1の組の連続画像フレームを表示し得る。その後、奇数列に負極電圧が印加され、偶数列に正極電圧が印加されて、第1の組の連続画像フレームの後に発生する第2の画像フレーム又は第2の組の連続画像フレームを表示し得る。
本明細書において用いられる「リフレッシュレート」とは、画像フレーム(例えば、第1及び第2の画像フレーム)がディスプレイパネルに書き込まれる頻度を表す。したがって、いくつかの実施形態においては、電子デバイスのリフレッシュレートを調節することで電子ディスプレイの電力消費を調節することができる。例えば、リフレッシュレートが高いと、電力消費もまた高くなり得る。一方で、リフレッシュレートが低いと、電力消費もまた低くなり得る。
実際、いくつかの実施形態において、リフレッシュレートは、連続して表示される画像フレーム間においても可変であり得る。例えば、上記の例で続けると、第1の画像フレームが60Hzのリフレッシュレートで、第2の画像フレームが30Hzのリフレッシュレートで表示され得る。そのために、負極電圧は、正極電圧の2倍の期間にわたって奇数列に印加され得る。同様に、正極電圧は、負極電圧の2倍の期間にわたって偶数列に印加され得る。ただし、リフレッシュレートが可変だと逆極性電圧がディスプレイパネルに印加される持続時間が異なり得るため、ディスプレイパネル内で反転不均衡(例えば極性化、バイアス電圧とも称される)が蓄積し、画質が低下し得る。
本明細書に開示される特定の実施形態の要約を以下に示す。これらの態様は、これらの特定の実施形態の概要を読者に提供するためだけに提示され、これらの態様は、この開示の範囲を限定するものではないことを理解されたい。実際に、本開示は、以下に記載されない様々な態様を包含し得る。
本開示は概して、特に電子ディスプレイのリフレッシュレートが可変である場合に電子ディスプレイに表示される画像の質の向上に関する。より具体的には、リフレッシュレートが可変である場合、各々の連続画像が表示される持続時間が変わり得る。そのため、画像フレームを表示するために正極電圧を印加することと負極電圧を印加することとの間で反転技法が変わると、反転不均衡が蓄積することがあり、それによって画素が極性化し、画質が低下し得る。
そのため、本明細書に記載の技法は、各々の画像フレームを表示するために電圧が印加される極性及び持続時間を考慮することにより、電子ディスプレイの画素内で生じる極性化を低減し得る。いくつかの実施形態においては、電子ディスプレイ内のタイミングコントローラが、画像ソースから受信した対応する画像データに含まれるラインの数に基づいて、各々の画像フレームを表示するために電圧が印加される持続時間を判定し得る。加えて、タイミングコントローラは、電子ディスプレイの画素内に蓄積した反転不均衡(例えば極性化)に少なくとも部分的に基づいて、各々のフレームを表示するための電圧の極性を判定し得る。例えば、タイミングコントローラは、第1の組の電圧極性(例えば、奇数列に印加された正極及び偶数列に印加された負極)が電子ディスプレイ画素に印加された時にカウンタ値が増大し、第2の組の電圧極性(例えば、奇数列に印加された負極及び偶数列に印加された正極)が電子ディスプレイ画素に印加された時にカウンタ値が減少し得る。そのため、タイミングコントローラは、カウンタ値をゼロへと向かわせる極性電圧を印加することにより、電子ディスプレイ内で蓄積した反転不均衡を低減し得る。
いくつかの実施形態においては、画像フレームを連続して表示するために各画素に印加される電圧の極性を正と負との間で交互に切り替えることにより、知覚可能な輝度スパイクの可能性が低減され得る。こうして、画素の反転不均衡を低減するか少なくとも維持する(例えば悪化させない)ために、ディスプレイパネルの蓄積した反転不均衡とは反対の1組の電圧極性を使用して、低減リフレッシュレート(例えば60Hz未満)で表示された画像フレームが画素に書き込まれ得る。更に、いくつかの実施形態においては、低減リフレッシュレートの知覚性を低減するために、段階的に低減した中間リフレッシュレートが使用され得る。こうして、画素の反転不均衡を低減するか少なくとも維持する(例えば悪化させない)ために、偶数の画像フレームが、段階的に低減した各々の中間リフレッシュレートで表示され得る。言い換えると、本明細書に記載の技法は、反転不均衡によって生じる視覚アーチファクトの可能性を低減しつつ、電子ディスプレイにおける輝度スパイクの可能性及び/又はリフレッシュレートの低下の知覚性も低減し得る。
以下の「発明を実施するための形態」を読了し、かつ以下の図面を参照することにより、本開示の様々な態様をより良好に理解することができる。
一実施形態に係る、画像フレームを表示する目的で使用されるコンピューティングデバイスのブロック図である。
一実施形態に係る、図1のコンピューティングデバイスの実施例である。
一実施形態に係る、図1のコンピューティングデバイスの実施例である。
一実施形態に係る、図1のコンピューティングデバイスの実施例である。
一実施形態に係る、画像フレームを表示する目的で使用される図1のコンピューティングデバイスの一部分を示すブロック図である。
一実施形態に係る、電子ディスプレイ上に画像フレームを連続して表示するためのプロセスを示すフロー図である。
一実施形態に係る、画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定するためのプロセスを示すフロー図である。
一実施形態に係る、単一画素に関して画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定するためのプロセスを示すフロー図である。
一実施形態に係る、電子ディスプレイの第1の仮想動作の実施例である。
一実施形態に係る、電子ディスプレイの第2の仮想動作の実施例である。
一実施形態に係る、画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定するための別のプロセスを示すフロー図である。
一実施形態に係る、電子ディスプレイの第3の仮想動作の実施例である。
一実施形態に係る、画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定するための更なるプロセスを示すフロー図である。
一実施形態に係る、電子ディスプレイの第4の仮想動作の実施例である。
一実施形態に係る、電子ディスプレイの第5の仮想動作の実施例である。
本開示の1つ以上のある特定の実施形態を以下に述べる。これらの述べる実施形態は、本明細書で開示されている技術の実施例に過ぎない。更に、これらの実施形態の簡潔な説明を提供するために、本明細書に実際の実施態様の全ての特徴が示されるとは限らない。いずれの工学プロジェクト又は設計プロジェクトの場合とも同様に、いずれのそのような実際的な実装の開発に際しても、実装ごとに異なり得る、システム関連及びビジネス関連の制約の準拠などの、開発者の具体的な目的を達成するために、実装に固有の多数の決定を行わなければならないことを理解するべきである。更に、開発努力は複雑で時間がかかる可能性があるが、それでも、本開示の利益を有する当業者には、設計、製作、及び製造の通常業務であり得ることを理解されたい。
本開示の様々な実施形態の要素を紹介するときに、冠詞「a」、「an」、及び「the」は、1つ以上の要素があることを意味する。用語「備える」、「含む」、及び「有する」は、包括的であることを意図し、列挙した要素以外の付加的な要素がある可能性があることを意味する。更に、本開示の「一実施形態」又は「実施形態」の参照は、列挙した特徴を組み込む追加の実施形態の存在を除外するように解釈されることを意図したものではないことを理解されたい。
上述のとおり、電子ディスプレイは、ディスプレイパネル上の画素に電圧を印加することによって画像フレームを表示し得る。より具体的には、画素は、印加された電圧の大きさに少なくとも部分的に基づいて、光を伝導し得る。ただし、直流(DC)電圧が画素に長期間印加されると、その画素内で反転不均衡が蓄積する恐れがあり、それによって画素が極性化し、表示画質が低下し得る。例えば、画素に正電圧が長期間印加されると、画素は正に極性化され始める恐れがある。そのため、画素に電圧が印加されると、正極性化により、その画素が、印加された電圧よりも高い電圧を有する恐れがあり、これによって画素が不正確に光を伝導する(例えば、視覚アーチファクト)。
そのため、反転平衡化技法を用いてこのような視覚アーチファクトの発生を低減することは有益であり得る。より具体的には、画素が極性化する可能性は、画素に対する正極電圧の印加と負極電圧の印加とを交互に行うことによって低減され得る。本明細書内で使用される1「組の電圧極性」は、画像フレームを表示するために画素に印加された電圧極性を表すものである。言い換えると、反転技法は概して、第1の組の電圧極性を印加することと第2の組の電圧極性を印加することとを交互に行うため、一方の組の電圧極性が印加された時には、各々の画素に印加された電圧極性が正であり、他方の組の電圧極性が印加された時には負である。
例えば、列反転技法の場合、第1の組の電圧極性は、奇数列に正極電圧、そして偶数列に負極電圧を印加することを含み、第2の組の電圧極性は、奇数列に負極性電圧、そして偶数列に正極電圧を印加することを含み得る。言い換えると、第1の画像フレームは、第1の組の電圧極性を画素に印加することによって表示され、連続して表示される第2の画像フレームは、第2の組の画像極性を印加することによって表示され得る。そのため、一定のリフレッシュレートでは、各々の画素に印加された逆極性電圧が互いに打ち消し合い、反転不均衡(例えば極性化)のリスクを低減し得る。
ただし、いくつかの実施形態においては、電子ディスプレイが、可変的なリフレッシュレートに切り替わる能力を有し得る。例えば、電子ディスプレイにおいて、使用するリフレッシュレートが、通常のリフレッシュレート(例えば、フレーム当たり60Hz)から、低減リフレッシュレート(例えば、フレーム当たり45Hz又は30Hz)に、そしてその逆に切り替わり得る。本明細書で用いられる「通常のリフレッシュレート」は、電子ディスプレイが静的なコンテンツ及び可変的なコンテンツの両方を表示できるようにするリフレッシュレートを表すものであり、「低減リフレッシュレート」は、通常のリフレッシュレートよりも低い任意のリフレッシュレートを表すものである。例えば、可変的なリフレッシュレートが使用されている時には、第1の画像フレームを表示するのに使用されるリフレッシュレートが、第2の画像フレームを表示するのに使用されるリフレッシュレートとは異なり得る。言い換えると、各組の電圧極性が画素内で保たれる持続時間は様々であり得る。
このような実施形態においては、画素に印加される電圧の極性を交互に切り替えても、画素が極性化する可能性がある。例えば、極端な事例では、第1の画像フレームが、第1の組の電圧極性を印加することによって30Hzで表示されることがあり、第2の画像フレームが、第2の組の電圧極性を印加することによって60Hzで表示されることがあり、第3の画像フレームが、第1の組の電圧極性を印加することによって30Hzで表示されることがあり、第4の画像フレームが、第2の組の電圧極性を印加することによって60Hzで表示されることがあり、以下同様である。このような事例においては、長期間にわたり、奇数列内の画素が正に極性化され、偶数列内の画素が負に極性化され得る。
そのため、以下で詳述するとおり、本明細書に記載の技法は、各々の画像フレームを表示するために電圧がその画素内で保持される極性及び持続時間を考慮することにより、電子ディスプレイの画素内で蓄積する反転不均衡(例えば極性化)を低減し得る。例えば、いくつかの実施形態においては、電子ディスプレイが、可変リフレッシュレートで画像フレームを表示するディスプレイパネルと、タイミングコントローラと、を備え得る。より具体的には、タイミングコントローラが、画像ソースから画像データを受信し、ディスプレイパネルの極性化を判定し、ディスプレイパネルの極性化に少なくとも部分的に基づいて、ディスプレイパネルに電圧を印加してディスプレイパネルに画像フレームを書き込むよう電子ディスプレイ内のドライバに命令する。例えば、極性化を判定するために、タイミングコントローラは、第1の組の電圧極性が印加された時にカウンタ値が増大し、第2の組の電圧極性が印加された時にカウンタ値が減少するカウンタを使用する。そのため、タイミングコントローラは、カウンタ値をゼロへと向かわせる組の電圧極性を印加することにより、ディスプレイパネル内に蓄積した反転不均衡を低減し得る。
ただし、いくつかの実施形態においては、同じ組の電圧極性を使用して連続画像フレームを表示すると、知覚可能な輝度スパイクが発生し得る。そのため、本明細書に記載の技法は、第1の組の電圧極性と第2の組の電圧極性とを交互に切り替えて連続画像フレームを表示することにより、知覚可能な輝度スパイクの可能性を低減し得る。こうして、画素の反転不均衡を低減するか少なくとも維持する(例えば悪化させない)ために、ディスプレイパネルの極性化とは反対の組の電圧極性を使用して、低減リフレッシュレート(例えば60Hz未満)で表示された画像フレームが画素に書き込まれ得る。例えば、奇数列内の画素が負に極性化され、偶数列内の画素が正に極性化されている場合には、第1の組の電圧極性(例えば、奇数列に印加された正極及び偶数列に印加された負極)を印加することにより、低減リフレッシュレートで表示される画像フレームが表示され得る。その一方で、奇数列内の画素が正に極性化され、偶数列内の画素が負に極性化されている場合には、第2の組の電圧極性(例えば、奇数列に印加された負極及び偶数列に印加された正極)を印加することにより、低減リフレッシュレートで表示される画像フレームが表示され得る。
更に、連続画像フレームの表示に使用するリフレッシュレートを急に下げると、リフレッシュレートの変化の知覚性が高まり得る。そのため、いくつかの実施形態においては、目標リフレッシュレート(例えば30Hz)まで徐々に下げるために、段階的に低減した中間リフレッシュレート(例えば45Hz)が使用され得る。こうして、画素の反転不均衡を低減するか少なくとも維持する(例えば悪化させない)ために、偶数の画像フレームが、段階的に低減した各々の中間リフレッシュレートで表示され得る。例えば、第1の組の電圧極性を印加することによって第1の画像フレームが60Hzで表示され、第2の組の電圧極性を印加することによって第2の画像フレームが45Hzという段階的に低減した中間リフレッシュレートで表示され、第1の組の電圧極性を印加することによって第3の画像フレームが45Hzという段階的に低減した中間リフレッシュレートで表示され、第2の組の電圧極性を印加することによって第4の画像フレームが30Hzという目標低減リフレッシュレートで表示され得る。
加えて、反転不均衡を更に低減するために、可変的なリフレッシュレートを使用してもよく、そうすると、反転不均衡と同じ極性を有する第1の組の電圧極性を使用して書き込まれた画像フレームは、より短時間表示され得(例えば高リフレッシュレート)、反対の極性を有する第2の組の電圧極性を使用して書き込まれた画像フレームは、反転不均衡が長時間表示され得る(例えば低リフレッシュレート)。例えば、奇数列内の画素が負に極性化され、偶数列内の画素が正に極性化されている場合には、第1の組の電圧極性(例えば、奇数列に印加された正極及び偶数列に印加された負極)を高リフレッシュレート(例えば65Hz)で印加することによって第1の画像フレームが表示され、第2の組の電圧極性(例えば、奇数列に印加された負極及び偶数列に印加された正極)を低リフレッシュレート(例えば55Hz)で印加することによって第2の画像フレームが表示される。
言い換えると、本明細書に記載の技法は、反転不均衡によって生じる視覚アーチファクトの蓋然性を低減しつつ、電子ディスプレイにおける輝度スパイクの可能性及び/又はリフレッシュレートの低下の知覚性も低減し得る。例示目的で、電子ディスプレイ12を用いて画像フレームを表示するコンピューティングデバイス10を図1に示す。以下で詳述するが、コンピューティングデバイス10は、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、タブレットコンピューティングデバイス、ノートブックコンピュータなど、任意の好適なコンピューティングデバイスであってよい。
そのため、図示のとおり、コンピューティングデバイス10は、ディスプレイ12、入力構造体14、入力/出力(I/O)ポート16、1つ以上のプロセッサ18、メモリ20、不揮発性記憶装置22、ネットワークインタフェース24、電源26、及び画像処理回路27を備える。図1に記載される様々な構成要素は、ハードウェア要素(回路を含む)、ソフトウェア要素(非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されたコンピュータコードを含む)、又はハードウェア要素とソフトウェア要素両方の組み合わせを含んでもよい。図1は特定の実施態様の一実施例に過ぎず、コンピューティングデバイス10内に存在し得る構成要素のタイプを示すものであることに注意されたい。更に、様々な図示された構成要素は、より数の少ない構成要素に組み合わされてもよく、あるいは追加の構成要素に分けられてもよい。例えば、画像処理回路27(例えば、グラフィック処理ユニット)が、1つ以上のプロセッサ18に含まれてもよい。
図示のとおり、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27は、メモリ20及び/又は不揮発性記憶デバイス22と作用可能に連結される。より具体的には、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27はメモリ20及び/又は不揮発性記憶デバイス22に記憶されている命令を実行することで、例えば画像データを生成及び/又は送信するなど、コンピューティングデバイス10にて動作を行うことができる。このように、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27は、1つ以上の汎用マイクロプロセッサ、1つ以上の特定用途向けプロセッサ(ASIC)、1つ以上のフィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。更に、メモリ20及び/又は不揮発性記憶デバイス22は、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27によって実行可能な命令、並びにそれによって処理されるデータを記憶する、有形の非一時的コンピュータ可読媒体であってもよい。言い換えると、メモリ20はランダムアクセスメモリ(RAM)を備えてもよく、不揮発性記憶デバイス22は読み出し専用メモリ(ROM)、書き換え可能フラッシュメモリ、ハードドライブ、光学ディスクなどを含んでもよい。例として、命令を格納しているコンピュータプログラム製品として、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを挙げることができる。
更に、図示のとおり、プロセッサ18はネットワークインタフェース24と作用可能に連結されており、コンピューティングデバイス10をネットワークに通信可能に連結する。例えば、ネットワークインタフェース24は、コンピューティングデバイス10を、Bluetooth(登録商標)ネットワークなどのパーソナルエリアネットワーク(PAN)、802.11x Wi−Fi(登録商標)ネットワークなどのローカルエリアネットワーク(LAN)、4G又はLTE(登録商標)セルラーネットワークなどの広域ネットワーク(WAN)に接続してもよい。更に、図示のとおり、プロセッサ18は電源26と作用可能に連結しており、コンピューティングデバイス10における様々な構成要素に電力を供給する。このように、電源26は、充電式リチウムポリマー(Li−poly)バッテリ及び/又は交流(AC)電力変換装置などの任意の好適なエネルギーを含んでもよい。
図示のとおり、プロセッサ18はまた、コンピューティングデバイス10に様々な他の電子デバイスとインタフェースで接続することを可能とするI/Oポート16、及び、ユーザにコンピューティングデバイス10と相互作用することを可能とし得る入力構造体14とも、作用可能に連結している。したがって、これらの入力構造体14は、ボタン、キーボード、マウス、トラックパッドなどを含んでもよい。更に、いくつかの実施形態においては、ディスプレイ12はタッチ感知式の構成要素を含んでもよい。
ディスプレイ12は、ユーザ入力を可能にすることに加え、オペレーティングシステムのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)、アプリケーションインタフェース、静止画、又は動画などの画像フレームを表示し得る。図示のとおり、ディスプレイはプロセッサ18及び画像処理回路27に作用可能に連結される。したがって、ディスプレイ12によって表示される画像フレームは、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27から受信した画像データに基づいてもよい。
以下で詳述するが、ディスプレイ12が受信した画像データは、対応する画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定する目的で使用され得る。例えば、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27は、使用する所望のリフレッシュレートを、画像データに含まれる垂直ブランク(Vblank)ラインの数に基づいて通信してもよい。一般に、ライン(例えば、垂直ブランクライン及びアクティブライン)の数は、画像フレームが表示される持続時間と直接対応し得る。なぜなら、ディスプレイ12が1本のラインを書き込むのにかかる時間は概して一定だからである。例えば、表示された画像フレームが2880×1800の解像度を有し、60Hzで表示される時、画像データは、52本の垂直ブランクラインと1800本のアクティブラインとを含み得る。よって、画像フレームが表示される持続時間は、1852ラインと表すことができる。
上述のとおり、コンピューティングデバイス10は任意の好適な電子デバイスであってもよい。図示目的で、図2に、携帯電話、メディアプレーヤ、個人データオーガナイザ、ハンドヘルドゲームプラットホーム、又はそのような装置の任意の組み合わせであり得る、ハンドヘルドデバイス10Aの一例を記載する。例えば、ハンドヘルドデバイス10Aは、Apple Inc.から入手可能なiPod又はiPhoneの任意のモデルであってよい。
図示のとおり、ハンドヘルドデバイス10Aは、物理的損傷から内部構成要素を保護し、かつ、電磁干渉からそれらを遮蔽することができるエンクロージャ28を含む。エンクロージャ28は、図示する実施形態においてはアイコン32のアレイを有するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)30を表示するディスプレイ12を取り囲んでもよい。例として、アイコン32がディスプレイ12の入力構造体14又はタッチ感知構成要素のいずれかによって選択されると、アプリケーションプログラムが起動してもよい。
更に、図示のとおり、入力構造体14はエンクロージャ28を開通していていてもよい。上述のとおり、入力構造体14はユーザに、ハンドヘルドデバイス10Aと相互作用することを可能とし得る。例えば、入力構造体14は、ハンドヘルドデバイス10Aのアクティブ化又は非アクティブ化、ホーム画面へのユーザインタフェースのナビゲート、ユーザ設定が可能なアプリケーション画面へのユーザインタフェースのナビゲート、音声認識機能のアクティブ化、音量コントロールの提供、振動モードと着信音モードとの切り替えを行い得る。更に、図示のとおり、I/Oポート16はエンクロージャ28を開通している。いくつかの実施形態において、I/Oポート16は、例えば、外部デバイスに接続するためのオーディオジャックを備え得る。
好適なコンピューティングデバイス10を更に例示するために、Apple Inc.より入手可能なiPadの任意のモデルなど、タブレットデバイス10Bが図3に記載されている。加えて、他の実施形態においては、コンピューティングデバイス10が、Apple Inc.より入手可能な任意のMacBook又はiMacなど、図4に示すようなコンピュータ10Cの形態をとり得る。図示のとおり、コンピュータ10Cは、ディスプレイ12、入力構造体14、I/Oポート16、及び筐体28も備える。
上述のとおり、ディスプレイ12は、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27から受信した画像データに基づいて画像フレームを表示し得る。より具体的には、画像データは、プロセッサ18、画像処理回路27、及びディスプレイ12自身の任意の組み合わせによって処理されてもよい。図示目的で、図5に、画像データを処理し、通信するコンピューティングデバイス10の一部34を記載する。
図示のとおり、コンピューティングデバイス10の一部34は、画像ソース36、タイミングコントローラ(TCON)38、及びディスプレイドライバ40を備える。より具体的には、画像ソース36は、画像データを生成し、画像データをタイミングコントローラ38に送信し得る。したがって、いくつかの実施形態においては、ソース36はプロセッサ18及び/又は画像処理回路27であってもよい。加えて、タイミングコントローラ38は、受信した画像データを分析して、電子ディスプレイ12のディスプレイパネルに電圧を印加することによって画像フレームを画素に書き込むようドライバ40に命令し得る。そのため、いくつかの実施形態においては、タイミングコントローラ38及びディスプレイドライバ40が電子ディスプレイ12に含まれてもよい。
画像データの処理/分析を容易にし、及び/又は他の動作を行うために、タイミングコントローラ38はプロセッサ42及びメモリ44を備えてもよい。いくつかの実施形態においては、プロセッサ18及び/又は画像処理回路27内にタイミングコントローラプロセッサ42を備えてもよい。他の実施形態においては、タイミングコントローラプロセッサ42は別個の処理モジュールであってもよい。更に、いくつかの実施形態においては、タイミングコントローラメモリ44は、メモリ20、記憶デバイス22、又は別の有形の非一時的コンピュータ可読媒体に備えられてもよい。他の実施形態においては、タイミングコントローラメモリ44は、タイミングコントローラプロセッサ42によって実行可能な命令を記憶する、別個の有形の非一時的コンピュータ可読媒体であってもよい。
より具体的には、タイミングコントローラ38は、受信した画像データを分析して、所望の画像フレームを得るために各画素に印加する電圧の大きさを判定し、その大きさに従ってドライバ40に命令し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、受信した画像データを分析して、画像データによって示される画像フレームを表示するのに使用する所望のリフレッシュレートを判定し、それに従ってドライバ40に命令し得る。
いくつかの実施形態において、タイミングコントローラ38は、画像データに含まれる垂直ブランク(Vblank)ライン及び/又はアクティブラインの数に少なくとも部分的に基づいて所望のリフレッシュレートを判定し得る。例えば、ディスプレイ12が2880×1800の解像度で画像フレームを表示すると、タイミングコントローラ38は、対応する画像データが52本の垂直ブランクラインと1800本のアクティブラインとを含むとタイミングコントローラ38が判定した場合に第1の画像フレームを60Hzで表示するようドライバ40に命令し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、対応する画像データが1904本の垂直ブランクラインと1800本のアクティブラインとを含むとタイミングコントローラ38が判定した場合に第2の画像フレームを30Hzで表示するようドライバ40に命令し得る。
ディスプレイパネル内の画素の各列が連続して書き込まれるため、画像フレームが表示される持続時間は、対応する画像データ内のアクティブラインの数を含み得る。加えて、その対応する画像データ内の垂直ブランクラインが受信されると、表示された画像フレームは引き続き表示され得る。そのため、画像フレームが表示される総持続時間は、その対応する画像データ内の垂直ブランクラインの数とアクティブラインの数の合計で表すことができる。例示目的で、上記の例で続けると、第1の画像フレームが表示される持続時間は1852ライン、第2の画像フレームが表示される持続時間は3704ラインであり得る。言い換えると、本明細書において、ラインは、時間の単位を表す目的で使用され得る。
上述のとおり、正極電圧及び負極電圧がディスプレイパネルに印加される持続時間は、電子ディスプレイ12内の画素を極性化し得る。そのため、いくつかの実施形態においては、タイミングコントローラ38がカウンタ46を使用し、その増減により、各組の電圧極性が保たれる持続時間を把握し得る。例えば、カウンタ46は、対応する画像フレームが第1の組の電圧極性を使用して表示されると、画像データに含まれるラインの数を増大し得る。その一方で、カウンタ46は、対応する画像フレームが第2の組の電圧極性を使用して表示されると、画像データに含まれるラインの数を減少し得る。追加又は代替として、カウンタ46は、各組の電圧極性が保たれる時間を把握するタイマーを備え得る。
そのため、タイミングコントローラ38は、カウンタ値をゼロへと向かわせる1組の電圧極性を使用して以降の画像フレームを表示することにより、電子ディスプレイ12の画素内に蓄積した反転不均衡を低減し得る。例示目的で、電子ディスプレイ12上で画像フレームを連続的に表示するためのプロセス48の一実施形態を図6に示す。概して、プロセス48は、電子ディスプレイの極性化を判定すること(プロセスブロック50)と、次の画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定すること(プロセスブロック52)と、次の画像フレームを表示するのに使用する電圧極性を判定すること(プロセスブロック54)と、画像フレームを表示する(プロセスブロック56)ことと、プロセスブロック52に戻る(矢印58)ことと、を含む。いくつかの実施形態において、プロセス48は、タイミングコントローラメモリ44及び/又は別の好適な有形の非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、タイミングコントローラプロセッサ42及び/又は別の好適な処理回路によって実行可能な命令を用いて実行されてもよい。
そのため、画像ソース36から画像データを受信すると、タイミングコントローラ38は、電子ディスプレイ12の極性化を判定し得る(プロセスブロック50)。より具体的には、タイミングコントローラ38は、カウンタ46にポーリングしてカウンタ値を判定し得る。カウンタ値に基づいて、タイミングコントローラ38は、電子ディスプレイ12が第1の組の電圧極性又は第2の組の電圧極性のどちらの方に極性化されているかを判定し得る。例えば、カウンタ値がゼロより大きければ、タイミングコントローラ38は、電子ディスプレイ12が第1の組の電圧極性の方に極性化されていると判定し得る。その一方で、カウンタ値がゼロ未満であれば、タイミングコントローラ38は、電子ディスプレイ12が第2の組の電圧極性の方に極性化されていると判定し得る。
加えて、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定し得る(プロセスブロック52)。より具体的には、タイミングコントローラ38は、画像ソース36から受信した画像データに含まれるライン(例えば、アクティブライン及びブランクライン)の数に少なくとも部分的に基づいて所望のリフレッシュレートを判定し得る。例えば、ディスプレイ12が2880×1800の解像度を有する場合、タイミングコントローラ38は、画像データが52本の垂直ブランクラインと1800本のアクティブラインとを含んでいると、対応する画像フレームの所望のリフレッシュレートが60Hzであると判定し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、画像データが1904本の垂直ブランクラインと1800本のアクティブラインとを含んでいると、対応する画像フレームの所望のリフレッシュレートが30Hzであると判定し得る。
ただし、時には、画素内の反転不均衡を低減するか又は少なくとも維持するために、次の画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートが所望のリフレッシュレートから逸脱することがある。より具体的には、以下に詳述するとおり、電子ディスプレイ12の極性化に等しい1組の電圧極性を使用して表示された画像フレームが表示される持続時間が同等以下となるようにリフレッシュレートが判定され得る。例えば、所望のリフレッシュレートが60Hzなどの通常のリフレッシュレートである場合、判定されたリフレッシュレート(例えば65Hz)は、反転不均衡を低減しやすくするために、所望のリフレッシュレートを上回り得る。
加えて、所望のリフレッシュレートが30Hzなどの低減リフレッシュレートである場合には、次の画像フレームを所望のリフレッシュレートで表示すると、電子ディスプレイ12内に蓄積した反転不均衡が増大し得る。例えば、電子ディスプレイ12が第1の組の電圧極性の方に極性化されている場合、次の画像フレームを第1の組の電圧極性を使用して低減リフレッシュレートで表示すると、第1の組の電圧極性の方への極性化が増大し得る。代わりに、いくつかの実施形態においては、次の画像フレームが通常のリフレッシュレート(例えば60Hz)で表示され、続く画像フレームが所望のリフレッシュレート(例えば30Hz)で表示され得る。
したがって、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを表示するのに使用する組の電圧極性を判定し得る(プロセスブロック54)。上述のとおり、輝度スパイクの蓋然性は、連続画像フレームを表示するために各画素に印加される極性が正と負との間で切り替わるように第1の組の電圧極性と第2の組の電圧極性との間で交互に切り替えることによって低減され得る。そのため、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを表示するのに使用する組の電圧極性が、直前の画像フレームを表示するのに使用された組の電圧極性とは反対であると判定し得る。例えば、前の画像フレームが第1の組の電圧極性を使用して表示されている場合、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームが第2の組の電圧極性を使用して表示されるべきであると判定し得る。
タイミングコントローラ38は次に、ディスプレイパネル上の画素に複数組の電圧極性を印加することによって1つ以上の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る(プロセスブロック56)。より具体的には、タイミングコントローラ38は、判定された組の電圧極性を判定されたリフレッシュレートでディスプレイ12に印加することによって次の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。加えて、判定されたリフレッシュレートが所望のリフレッシュレートでない場合には、タイミングコントローラ38が、その後は画像フレームを所望のリフレッシュレートで表示するようにディスプレイドライバ40に命令し得る。
言い換えると、電子ディスプレイ12の極性化を低減するか又は少なくとも維持するために、次の画像フレームは、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレート(例えば30Hz)であっても通常のリフレッシュレート(例えば60Hz)で表示され得る。例えば、次の画像フレームは、第1の組の電圧極性を印加することによってまず通常のリフレッシュレート(例えば60Hz)で表示され、続いて第2の組の電圧極性を印加することによって所望の低減リフレッシュレートで繰り返され得る。このようにして、第1の組の電圧極性の方へのディスプレイパネルの極性化が減少し得る。
例示目的で、1つ以上の画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定するためのプロセス58を図7に示す。概して、プロセス58は、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであると判定する(プロセスブロック60)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しいかどうかを判定する(判定ブロック62)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しい場合には画像フレームを通常のリフレッシュレートで表示する(プロセスブロック64)ことと、画像フレームを所望のリフレッシュレートで表示する(プロセスブロック66)こととを含む。いくつかの実施形態において、プロセス58は、タイミングコントローラメモリ44及び/又は別の好適な有形の非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、タイミングコントローラプロセッサ42及び/又は別の好適な処理回路によって実行可能な命令を用いて実行されてもよい。
こうして、タイミングコントローラ38は、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであるかどうかを判定し得る(プロセスブロック60)。いくつかの実施形態においては、通常のリフレッシュレート(例えば60Hz)がメモリ44に記憶され得る。そのため、タイミングコントローラ38は、通常のリフレッシュレートを取得し、所望のリフレッシュレートと比較し得る。より具体的には、所望のリフレッシュレートが通常のリフレッシュレート未満である場合、タイミングコントローラ38は、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであると判定し得る。
タイミングコントローラ38は次に、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイ12の極性化に等しいかどうかを判定し得る(判定ブロック62)。いくつかの実施形態においては、次の画像フレームを表示するのに使用する組の電圧極性の明示及び電子ディスプレイ12の極性化の明示(例えば、カウンタ値)がメモリ44に記憶され得る。したがって、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを表示するのに使用する組の電圧極性を取得し、電子ディスプレイ12の極性化と比較し得る。
それらの極性が等しいとタイミングコントローラ38が判定すると、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを通常のリフレッシュレートで表示し(プロセスブロック64)、続く画像フレームを所望の低減リフレッシュレートで表示する(プロセスブロック66)ようディスプレイドライバ40に命令し得る。その一方で、それらが等しくないとタイミングコントローラ38が判定すると、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを所望の低減リフレッシュレートで表示する(プロセスブロック66)ようディスプレイドライバ40に命令し得る。このようにして、電子ディスプレイ12の極性化とは反対の組の電圧極性を使用して画像フレームを低減リフレッシュレートで表示することにより、電子ディスプレイ12の極性化が減少し得るか、又は少なくとも維持され得る。
上述のとおり、画像フレームを電子ディスプレイ12に書き込むのに、様々な反転技法が用いられ得る。ただし、各々の反転技法において、画像フレームを連続して表示するために画素に印加される電圧極性は、概して、正極と負極との間で交互に替わる。例えば、列反転技法においては、第1の組の電圧極性が、奇数列に正極電圧を印加し、偶数列に負極電圧を印加し得る。そのため、第1の組の電圧極性が印加された場合には、奇数列内の画素が正極性化寄りに調節され、偶数列内の画素が負極性化寄りに調節され得る。更には、第1の組の電圧極性が画素の各々に印加される持続時間が略同じであることから、画素の各々で生じる極性化の変化は概して同じであり得る。
実際、判定された単一画素のリフレッシュレートから、電子ディスプレイ上の画素の各々を推定することが可能であり得る。言い換えると、判定されたリフレッシュレートは、単一画素に基づくかディスプレイパネル全体に基づくかに関係なく同じであり得る。そのため、単一画素に関するプロセス58Aを図8に示す。
図8に示すとおり、タイミングコントローラ38は、例えばカウンタ値に基づいて、画素の極性化を判定し得る(判定ブロック68)。加えて、タイミングコントローラ38は、例えば、印加された電圧極性の交互切り替えパターンに基づいて、次の画像フレームを表示するために画素に印加され得る電圧極性を判定し得る(判定ブロック70)。
タイミングコントローラ38は次に、画素の極性化及び次の画像フレームを表示するために印加され得る電圧極性に基づいて、次の画像フレームを表示するのに使用するリフレッシュレートを判定し得る。より具体的には、画素極性化と次の画像フレームを表示するのに使用する電圧極性とが共に負である場合、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを60Hz(例えば、通常のリフレッシュレート)で表示し(プロセスブロック72)、続く画像フレームを、正極電圧を使用して30Hz(例えば、所望の低減リフレッシュレート)で表示する(プロセスブロック76)よう電子ディスプレイ12に命令し得る。同様に、画素極性化と次の画像フレームを表示するのに使用する電圧極性とが共に正である場合、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを60Hz(プロセスブロック74)で表示し、続く画像フレームを、負極電圧を使用して30Hzで表示する(プロセスブロック78)よう電子ディスプレイ12に命令し得る。その一方で、画素極性化と次の電圧極性とが異なる場合、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを30Hzで表示する(プロセスブロック76及び78)よう電子ディスプレイ12に命令し得る。
これらの技法を図示する目的で、単一画素に関する仮想表示動作80を図8に示す。より具体的には、仮想表示動作80は、t0からt6まで電子ディスプレイ12に表示された画像フレームを表す。加えて、カウンタ値グラフ82は、仮想表示動作80に関するカウンタ値を表す。
図示された実施形態において、タイミングコントローラ38は、t0で所望の低減リフレッシュレートを有する第1の画像データを受信し得る。実際、所望のリフレッシュレートは、電子ディスプレイが使用する下限リフレッシュレートであり得る。第1の画像データに基づいて、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt0からt1まで第1の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。より具体的には、第1の組の電圧極性は負極電圧を画素に印加し得る。こうして、図示のとおり、t0からt1までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第1の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
t1で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第2の画像データを受信し得る。第2の画像データに基づいて、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt1からt2まで第2の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。より具体的には、第2の組の電圧極性は正極電圧を画素に印加し得る。こうして、図示のとおり、t1からt2までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第2の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
t2で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第3の画像データを受信し得る。第3の画像データに基づいて、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt2からt3まで第3の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。こうして、図示のとおり、t2からt3までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間を表す。
t3で、タイミングコントローラ38は、所望の低減リフレッシュレート(例えば30Hz)を有する第4の画像データを受信し得る。所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであることから、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを表示するのに使用する電圧極性と画素の極性化とを比較し得る。より具体的には、負極を印加することによって第3の画像フレームが表示されたことから、タイミングコントローラ38は、正極を印加することによって次の画像フレームが表示され得ると判定し得る。加えて、カウンタ値が負であることから、タイミングコントローラ38は、画素が負に極性化されていると判定し得る。
極性が反対であることから、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して、第4の画像データに基づいてt3からt4まで第4の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。こうして、図示のとおり、t3からt4までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間を表す。
t4で、タイミングコントローラ38は、所望の低減リフレッシュレート(例えば30Hz)を有する第5の画像データを受信し得る。所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであることから、タイミングコントローラ38は、次の画像を表示するのに使用する極性が負であり、カウンタ値が負であることから、その画素が負に極性化されていると判定し得る。極性が同じであることから、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第5の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。いくつかの実施形態において、第5の画像フレームは、第4の画像データに基づいて、又は第5の画像データに基づいて表示され得る(例えば、第4の画像フレームの表示を繰り返す)。それでも、図示のとおり、t4からt5までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間を表す。
第5の画像データに基づいて、タイミングコントローラ38は次に、第2の組の電圧極性を所望の低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt5からt6まで第6の画像フレームを表示する(例えば、第5の画像フレームの表示を繰り返す)ようディスプレイドライバ40に命令し得る。こうして、図示のとおり、t5からt6までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間を表す。
このようにして、画素及びディスプレイパネル全体に蓄積した反転不均衡が徐々に低減され得る。実際、低減リフレッシュレートで表示された画像フレームは、蓄積した反転不均衡とは反対の組の電圧極性を使用して表示されることから、反転不均衡の量は、例えば、画像フレームを下限リフレッシュレートで表示することによって生じる極性化の量によって制限され得る。例えば、図示された実施形態においては、蓄積した反転不均衡がt1における値によって制限され得る。言い換えると、反転不均衡は制限された範囲内に留まるため、知覚可能な視覚アーチファクトをもたらす反転不均衡の蓋然性が下がる。
上述のとおり、低減リフレッシュレートで画像を表示することにより、電子ディスプレイ12によるエネルギー消費量が減少し得る。したがって、いくつかの実施形態においては、ディスプレイパネルが極性化している時でも、連続画像フレームが低減リフレッシュレートで表示される低減リフレッシュモードに電子ディスプレイ12を維持することが所望され得る。これらの技法を例示する目的で、図9に示す仮想表示動作80で使用されているものと同じ画像データに基づいた仮想表示動作84を図10に示す。より具体的には、仮想表示動作84は、t0からt5’まで電子ディスプレイ12に表示された画像フレームを表す。加えて、カウンタ値グラフ86は、仮想表示動作84に関するカウンタ値を表す。
図示のとおり、仮想表示動作84は、t0からt4までの仮想表示動作80と概して同じであり得る。より具体的には、t0からt1までの間、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第1の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t1からt2までの間、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第2の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t2からt3までの間、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第3の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t3からt4までの間、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt3からt4まで第3の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。言い換えると、タイミングコントローラ38は、低減リフレッシュモードに入るよう電子ディスプレイ12に命令し得る。
t4で、タイミングコントローラ38は、所望の低減リフレッシュレート(例えば30Hz)を有する第5の画像データを受信し得る。電子ディスプレイ12が低減リフレッシュモードになっているので、タイミングコントローラ38は、低減リフレッシュモードに留まるかどうかを判定し得る。より具体的には、タイミングコントローラ38は、第5の画像データにおいて表される所望のリフレッシュレートが、第4の画像フレームを表示するのに使用されたリフレッシュレート以上かどうかに基づいて、低減リフレッシュモードに留まるかどうかを判定し得る。例えば、図示された実施形態においては、所望のリフレッシュレートが以上であることから、タイミングコントローラ38は、電子ディスプレイ12が低減リフレッシュモードに留まり得ると判定し得る。そのため、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt4からt5’まで第5の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。したがって、図示のとおり、t4からt5’までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間を表す。
その一方で、所望のリフレッシュレートが、第4の画像フレームを表示するのに使用されたリフレッシュレート未満である場合、タイミングコントローラ38は、境界(例えば、t1における値)を上回る蓄積した反転不均衡の蓋然性を低減するために、低減リフレッシュモードを一時的に終了することが望ましいと判定し得る。より具体的には、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第5の画像フレームを表示し、第5の画像データに基づいて、第2の組の電圧極性を所望の低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第6の画像フレームを表示するよう、ディスプレイドライバ40に命令し得る。
上述のとおり、いくつかの実施形態においては、画像フレームを表示するのに使用されるリフレッシュレートまで変化の知覚性を低減するために、段階的に低減した中間リフレッシュレートが使用され得る。例示目的で、1つ以上の画像フレームを表示するためのプロセス88を図11に示す。概して、プロセス88は、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであると判定する(プロセスブロック90)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しいかどうかを判定する(判定ブロック92)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しい場合には、次の画像フレームを通常のリフレッシュレートで表示する(プロセスブロック94)ことと、偶数の画像フレームを各々の中間リフレッシュレートで表示する(プロセスブロック96)ことと、画像フレームを所望のリフレッシュレートで表示す(プロセスブロック98)ことと、を含む。いくつかの実施形態において、プロセス88は、タイミングコントローラメモリ44及び/又は別の好適な有形の非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、タイミングコントローラプロセッサ42及び/又は別の好適な処理回路によって実行可能な命令を用いて実行されてもよい。
プロセス58と同様、タイミングコントローラ38は、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであるかどうかを判定し得る(プロセスブロック90)。より具体的には、所望のリフレッシュレートが電子ディスプレイ12の通常のリフレッシュレート未満である場合、タイミングコントローラ38は、所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであると判定し得る。タイミングコントローラ38は次に、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイ12の極性化に等しいかどうかを判定し得る(判定ブロック92)。加えて、それらが等しいとタイミングコントローラ38が判定すると、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを通常のリフレッシュレートで表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る(プロセスブロック94)。
タイミングコントローラ38は次に、偶数個の画像フレームを1つ以上の中間リフレッシュレートで表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る(プロセスブロック96)。より具体的には、タイミングコントローラ38は、所望のリフレッシュレートが、直前の画像フレームを表示するのに使用されたリフレッシュレート未満であれば、画像フレームを1つ以上の中間リフレッシュレートで表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。一般に、閾値量は、リフレッシュレートの変化がその閾値量を上回るとユーザの目で認識できるように設定され得る。
こうして、蓄積した反転不均衡を低減するか少なくとも維持するために、偶数の画像フレームが、各々の中間リフレッシュレートで表示され得る。例えば、第1の組の電圧極性を印加することにより、第1の画像フレームが中間リフレッシュレート(例えば45Hz)で表示され、第2の組の電圧極性を印加することにより、第2の画像フレームが中間リフレッシュレートで表示され得る。このようにして、第1の画像フレーム及び第2の画像フレームを表示することによって生じた極性化が蓄積した反転不均衡を打ち消すか、少なくとも維持し得る(例えば悪化しない)。
タイミングコントローラ38は次に、画像フレームを所望のリフレッシュレートで表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る(プロセスブロック98)。そのため、電子ディスプレイ12の極性化が減少するか、又は少なくとも維持され得ると同時に、中間リフレッシュレートを使用して電子ディスプレイ12のリフレッシュレートを徐々に下げることにより、低減リフレッシュレートの知覚性も低減し得る。
上述のとおり、画像フレームを電子ディスプレイ12に書き込むのに、様々な反転技法が用いられ得る。より具体的には、各々の反転技法において、画像フレームを連続して表示するために画素に印加される電圧極性は、概して、正極と負極との間で交互に替わる。そのため、判定された単一画素のリフレッシュレートから、電子ディスプレイ上の画素の各々を推計することが可能であり得る。
これらの技法を図示する目的で、単一画素に関する仮想表示動作100を図12に示す。より具体的には、仮想表示動作100は、t0からt6まで電子ディスプレイ12に表示された画像フレームを表す。加えて、カウンタ値グラフ102は、仮想表示動作100に関するカウンタ値を表す。
図示のとおり、仮想表示動作100は、t0からt3までの仮想表示動作80と概して同じであり得る。より具体的には、t0からt1までの間、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第1の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t1からt2までの間、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第2の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t2からt3までの間、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を通常のリフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第3の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。
t3で、タイミングコントローラ38は、所望の低減リフレッシュレート(例えば30Hz)を有する第4の画像データを受信し得る。所望のリフレッシュレートが低減リフレッシュレートであることから、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを書き込むのに使用する電圧極性と画素の極性化とを比較し得る。より具体的には、負極を印加することによって第3の画像フレームが表示されたことから、タイミングコントローラ38は、正極を印加することによって第4の画像フレームが表示され得ると判定し得る。加えて、カウンタ値が負であることから、タイミングコントローラ38は、画素が負に極性化されていると判定し得る。
極性が反対であることから、タイミングコントローラ38は、第4の画像データにおける所望のリフレッシュレートが、第3の画像フレームを表示するのに使用されたリフレッシュレートを閾値量を超えて下回るかどうかを判定するようディスプレイドライバ40に命令し得る。図示された実施形態のとおり、所望のリフレッシュレートが閾値量を超えて下回っている場合には、タイミングコントローラ38が、第1の組の電圧極性を中間リフレッシュレート(例えば45Hz)でディスプレイパネルに印加してt3からt4まで第4の画像フレームを表示し、第2の組の電圧極性を中間リフレッシュレートでディスプレイに印加してt4からt5まで第5の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。
いくつかの実施形態においては、第4の画像フレーム及び第5の画像フレームが、第3の画像データ、第4の画像データ、又はそれらの組み合わせに基づいて表示され得る(例えば、第3の画像フレームの表示を繰り返す)。例えば、第3の画像データ又は第4の画像データに基づいて、第4及び第5の画像フレームの両方が表示され得る。追加又は代替として、第4の画像フレームは第3の画像データに基づき、第5の画像フレームは第4の画像データに基づき得る。それでも、図示のとおり、t3からt4までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間を表し、t4からt5までの間でカウンタ値が減少しており、負極が画素に印加される持続時間を表す。
偶数個の画像フレームが中間リフレッシュレートで表示されると、タイミングコントローラ38は、第4の画像データに基づき、第1の組の電圧極性を所望の(例えば目標)リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt5からt6まで第6の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。こうして、図示のとおり、t5からt6までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間を表す。このようにして、画素及びディスプレイパネル全体に蓄積した反転不均衡が徐々に低減されると同時に、画像フレームを表示するのに使用されるリフレッシュレートの知覚性も低減し得る。
上述のとおり、いくつかの実施形態においては、電子ディスプレイ12における反転不均衡の低減を促すために、判定されたリフレッシュレートが所望の通常リフレッシュレートから逸脱してもよい。例示目的で、1つ以上の画像フレームを表示するためのプロセス104を図13に示す。概して、プロセス104は、所望のリフレッシュレートが通常のリフレッシュレートであると判定する(プロセスブロック106)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しいかどうかを判定する(判定ブロック108)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しい場合に次の画像フレームを短時間表示する(プロセスブロック110)ことと、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイの極性化に等しくない場合に次の画像フレームを長時間表示する(プロセスブロック112)ことと、を含む。いくつかの実施形態において、プロセス104は、タイミングコントローラメモリ44及び/又は別の好適な有形の非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され、タイミングコントローラプロセッサ42及び/又は別の好適な処理回路によって実行可能な命令を用いて実行されてもよい。
こうして、タイミングコントローラ38は、所望のリフレッシュレートが通常のリフレッシュレート(例えば60Hz)であるかどうかを判定し得る(プロセスブロック106)。いくつかの実施形態においては、通常のリフレッシュレート(例えば60Hz)がメモリ44に記憶され得る。そのため、タイミングコントローラ38は、通常のリフレッシュレートを取得し、所望のリフレッシュレートと比較し得る。
より具体的には、所望のリフレッシュレートが通常のリフレッシュレートに等しい場合、タイミングコントローラ38は次に、次の画像フレームを表示するのに使用する極性が電子ディスプレイ12の極性化に等しいかどうかを判定し得る(判定ブロック108)。それらの極性が等しいとタイミングコントローラ38が判定すると、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを短時間表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る(プロセスブロック110)。より具体的には、いくつかの実施形態において、次の画像フレームは、65Hz、90Hz、120Hz、又はそれ以上などの高リフレッシュレートで表示され得る。その一方で、それらが等しくないとタイミングコントローラ38が判定すると、タイミングコントローラ38は、次の画像フレームを長時間表示するようにディスプレイドライバ40に命令し得る(プロセスブロック112)。より具体的には、いくつかの実施形態において、次の画像フレームは、60Hz、55Hz、30Hz、又はそれ以下などの低リフレッシュレートで表示され得る(プロセスブロック112)。このようにして、電子ディスプレイ12の極性化とは反対の組の電圧極性を使用して長時間書き込まれた画像フレームを表示することにより、電子ディスプレイ12の極性化が減少し得る。短いフレームと長いフレームのペアリングは、表示性能を高めるためにタイミングコントローラ38によって判定され得る。
これらの技法を図示する目的で、単一画素に関する仮想表示動作114を図14に示す。より具体的には、仮想表示動作114は、t0からt8まで電子ディスプレイ12に表示された画像フレームを表す。加えて、カウンタ値グラフ116は、仮想表示動作114に関するカウンタ値を表す。
図示された実施形態において、タイミングコントローラ38は、t0で所望の低減リフレッシュレートを有する第1の画像データを受信し得る。第1の画像データに基づいて、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加してt0からt1まで第1の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。より具体的には、第1の組の電圧極性は負極電圧を画素に印加し得る。こうして、図示のとおり、t0からt1までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第1の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
t1で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第2の画像データを受信し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を(例えば、正極を画素に)印加することによって第2の画像フレームが表示され得ると判定し得る。したがって、第2の組の電圧極性は画素の極性化とは反対であることから、タイミングコントローラ38は、第2の画像フレームがt1からt2まで低リフレッシュレート(例えば55Hz)で表示され得ると判定し得る。こうして、図示のとおり、t1からt2までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第2の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
t2で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第3の画像データを受信し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性(例えば負極を画素に)印加することによって第3の画像フレームが表示され得ると判定し得る。したがって、第1の組の電圧極性は画素の極性化と同じ極性であることから、タイミングコントローラ38は、第3の画像フレームがt2からt3まで高リフレッシュレート(例えば65Hz)で表示され得ると判定し得る。こうして、図示のとおり、t2からt3までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第1の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
t3で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第4の画像データを受信し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性(例えば正極を画素に)印加することによって第4の画像フレームが表示され得ると判定し得る。したがって、第2の組の電圧極性は画素の極性化とは反対であることから、タイミングコントローラ38は、第4の画像フレームがt3からt4まで低リフレッシュレート(例えば55Hz)で表示され得ると判定し得る。こうして、図示のとおり、t3からt4までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第2の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
t4で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第5の画像データを受信し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、第1の組の電圧極性を(例えば、負極を画素に)印加することによって第5の画像フレームが表示され得ると判定し得る。したがって、第1の組の電圧極性は画素の極性化と同じ極性であることから、タイミングコントローラ38は、第3の画像フレームがt4からt5まで高リフレッシュレート(例えば65Hz)で表示され得ると判定し得る。こうして、図示のとおり、t4からt5までの間でカウンタ値が減少しており、負極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第1の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
図示のとおり、画像フレームは、第2の組の電圧極性を使用した低リフレッシュレート(55Hz)での画像フレームの表示と、第1の組の電圧極性を使用した高リフレッシュレート(例えば60Hz)での画像フレームの表示とを、画素の極性化がt6で略ゼロになるまで交互に切り替えることによって表示され得る。その後、これらの画像フレームは、所望の通常リフレッシュレートで表示され得る。例えば、図示された実施形態においては、t6で、タイミングコントローラ38が、第1の組の電圧極性を印加することによって画像フレームを所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)で表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t7で、第2の組の電圧極性を印加することによって画像フレームを所望の通常フレッシュレートで表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。このようにして、画素及びディスプレイパネル全体の反転不均衡が徐々に低減され得る。
言い換えると、ディスプレイパネルの極性化とは反対の組の電圧極性を使用して書き込まれた画像フレームの表示時間を増大することにより、及び/又はディスプレイパネルの極性化と同じ組の電圧極性を使用して書き込まれた画像フレームの表示時間を減少することにより、反転不均衡が徐々に低減され得る。更なる例示目的で、図15に示す仮想表示動作114で使用されるものと同じ画像データに基づいた単一画素に関する仮想表示動作118を図15に示す。より具体的には、仮想表示動作118は、t0からt6’まで電子ディスプレイ12に表示された画像フレームを表す。加えて、カウンタ値グラフ120は、仮想表示動作118に関するカウンタ値を表す。
仮想動作114と同様、t0からt1までは、タイミングコントローラ38が、第1の組の電圧極性を低減リフレッシュレートでディスプレイパネルに印加して第1の画像フレームを表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。t1で、タイミングコントローラ38は、所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)を有する第2の画像データを受信し得る。加えて、タイミングコントローラ38は、第2の組の電圧極性を(例えば、正極を画素に)印加することによって第2の画像フレームが表示され得ると判定し得る。第2の組の電圧極性は画素の極性化とは反対であることから、タイミングコントローラ38は、第2の画像フレームがt1からt2’まで所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)で表示され得ると判定し得る。こうして、図示のとおり、t1からt2’までの間でカウンタ値が増大しており、正極電圧が画素に印加される持続時間(例えば、第2の組の電圧極性がディスプレイパネルに印加される持続時間)を表す。
図示のとおり、画像フレームは、第2の組の電圧極性を使用した所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)での画像フレームの表示と、第1の組の電圧極性を使用した高リフレッシュレート(例えば120Hz)での画像フレームの表示とを、画素の極性化がt4’で略ゼロになるまで交互に切り替えることによって表示され得る。その後、これらの画像フレームは、所望の通常リフレッシュレートで表示され得る。例えば、図示された実施形態においては、t4’で、タイミングコントローラ38が、第1の組の電圧極性を印加することによって画像フレームを所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)で表示するようディスプレイドライバ40に命令し、t5’で、第2の組の電圧極性を印加することによって画像フレームを所望の通常リフレッシュレートで表示するようディスプレイドライバ40に命令し得る。この方法で、画素及びディスプレイパネル全体の反転不均衡が徐々に低減され得る。
他の実施形態においては、第2の組の電圧極性を使用した低リフレッシュレート(例えば30Hz又は45Hz)での画像フレームの表示と、第1の組の電圧極性を使用した所望の通常リフレッシュレート(例えば60Hz)での画像フレームの表示とを、画素の極性化が略ゼロになるまで交互に切り替えることにより、反転不均衡が徐々に低減され得る。
したがって、本開示の技術効果は、電子ディスプレイによる画像表示精度を、特に電子ディスプレイが可変的なリフレッシュレートを使用する時に高めることを含む。より具体的には、電子ディスプレイの画素内に蓄積した反転不均衡が制限されることで、知覚可能な視覚アーチファクトをもたらす地点まで画素を極性化する蓋然性を低減し得る。例えば、いくつかの実施形態においては、低減リフレッシュレートで表示された画像フレームが、画素の極性化とは反対の組の電圧極性を使用して画素に書き込まれ得る。加えて、いくつかの実施形態においては、偶数の画像フレームが段階的に低減した中間リフレッシュレートで表示され得る。更に、いくつかの実施形態においては、蓄積した反転不均衡を徐々に低減するために、画像フレームが、所望の通常リフレッシュレートとは異なるリフレッシュレートで表示され得る。このようにして、蓄積した反転不均衡が制限され、徐々に低減され得る。
上述の具体的な実施形態は、例として示されたものであり、これらの実施形態は、様々な修正形態及び代替形態を受けやすいものであり得ることを理解するべきである。更に、特許請求の範囲が、開示された特定の形態に限定されず、むしろこの開示の趣旨と意図の範囲にある全ての修正物、均等物、及び代替物を対象として含むことを理解されたい。

Claims (18)

  1. 電子ディスプレイであって、
    第1のリフレッシュレート、又は前記第1のリフレッシュレートよりも低い第2のリフレッシュレートで画像フレームを表示するように構成されたディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルに電圧を印加することによって前記ディスプレイパネルに前記画像フレームを書き込むように構成されたディスプレイドライバと、
    タイミングコントローラであって、
    第1の画像フレームと、前記第1の画像フレームを表示するのに使用する第1の所望のリフレッシュレートであって、前記第2のリフレッシュレートに等しい第1の所望のリフレッシュレートと、を表す第1の画像データを、前記電子ディスプレイに通信可能に連結された画像ソースから受信し、
    前記ディスプレイパネル内に蓄積した反転不均衡の極性が第1の組の電圧極性の極性に等しくない場合に、前記第1の画像フレームの前記第1の所望のリフレッシュレートと等しい前記第2のリフレッシュレートで前記第1の画像フレームが表示されるように、前記第1の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令し、
    前記ディスプレイパネル内に蓄積した反転不均衡の極性が前記第1の組の電圧極性の極性に等しい場合に、
    前記第1の画像フレームが前記第1の画像フレームの前記第1の所望のリフレッシュレートより高い前記第1のリフレッシュレートで表示されるように前記第1の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令し、
    続いて、前記第1の画像フレームが前記第1の画像フレームの前記第1の所望のリフレッシュレートと等しい前記第2のリフレッシュレートで表示されるように第2の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令する、
    ように構成されたタイミングコントローラと、
    を備える電子ディスプレイ。
  2. 前記タイミングコントローラが、前記第1の組の電圧極性が印加された時に値を増大し、前記第2の組の電圧極性が印加された時に値を減少することにより、前記ディスプレイパネル内に蓄積した前記反転不均衡の前記極性を判定するのを促すように構成されたカウンタを含む、請求項1に記載の電子ディスプレイ。
  3. 前記カウンタが、前記ディスプレイパネルが前記第1の組の電圧極性の方へと極性化されると正になり、前記ディスプレイパネルが前記第2の組の電圧極性の方へと極性化されると負になるように構成されたカウンタ値を含む、請求項2に記載の電子ディスプレイ。
  4. 前記タイミングコントローラが、
    第2の画像フレームと、前記第2の画像フレームを表示するのに使用する第2の所望のリフレッシュレートであって、前記第2のリフレッシュレートに等しい第2の所望のリフレッシュレートと、を表す第2の画像データを前記画像ソースから受信し、
    前記ディスプレイパネルに蓄積した前記反転不均衡の極性が前記第2の組の電圧極性と反対である場合に、前記第2の画像フレームの前記第2の所望のリフレッシュレートに等しい前記第2のリフレッシュレートで前記第2の画像フレームが表示されるように、前記ディスプレイパネルに前記第2の組の電圧極性のセットを印加するよう前記ディスプレイドライバに命令し、
    前記ディスプレイパネルに蓄積した反転不均衡の極性が前記第2の組の電圧極性と反対ではない場合に、
    前記第2の画像フレームが前記第2の画像フレームの前記第2の所望のリフレッシュレートより高い前記第1のリフレッシュレートで表示されるように前記ディスプレイパネルに前記第2の組の電圧極性を印加するよう前記ディスプレイドライバに命令し、
    続いて、前記第2の画像フレームが、前記第2の画像フレームの前記第2の所望のリフレッシュレートと等しい前記第2のリフレッシュレートで表示されるように前記第1の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令する、
    ように構成されている、請求項1に記載の電子ディスプレイ。
  5. 前記ディスプレイドライバが、前記ディスプレイパネルの奇数列に正極電圧を印加し、前記ディスプレイパネルの偶数列に負極電圧を印加することによって前記第1の組の電圧極性を印加し、前記奇数列に負極性電圧を印加し、前記偶数列に正極電圧を印加することによって前記第2の組の電圧極性を印加するように構成されている、請求項1に記載の電子ディスプレイ。
  6. 前記ディスプレイドライバが、前記第1の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加することと、極性が前記第1の組の電圧極性の前記極性とは反対である前記第2の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加することと、を交互に行うように構成されている、請求項1に記載の電子ディスプレイ。
  7. 前記第1のリフレッシュレートが60Hzであり、前記第2のリフレッシュレートが30Hzである、請求項1に記載の電子ディスプレイ。
  8. 電子ディスプレイのタイミングコントローラを使用して、前記電子ディスプレイに通信可能に連結された画像ソースから受信した画像データによって表されている画像フレームの所望のリフレッシュレートを判定することと、
    前記タイミングコントローラを使用して、前記所望のリフレッシュレートが前記電子ディスプレイの第1のリフレッシュレートよりも低いかどうかを判定することと、
    前記所望のリフレッシュレートが前記第1のリフレッシュレートよりも低い場合において、
    第1の組の電圧極性の極性が電子ディスプレイに蓄積された反転不均衡の極性と等しくない場合には、前記タイミングコントローラを使用して、前記第1の組の電圧極性を印加することによって前記画像フレームの前記所望のリフレッシュレートで前記画像フレームを表示するように、前記電子ディスプレイに命令し、
    第1の組の電圧極性の極性が電子ディスプレイに蓄積された反転不均衡の極性と等しい場合には、
    前記タイミングコントローラを使用して、前記第1の組の電圧極性を印加することによって前記画像フレームを前記画像フレームの前記所望のリフレッシュレートよりも高い前記第1のリフレッシュレートで表示するように、前記電子ディスプレイに命令し、
    前記タイミングコントローラを使用して、続いて第2の組の電圧極性を印加することによって前記画像フレームを前記所望のリフレッシュレートで表示するように、前記電子ディスプレイに命令することと、
    を含む方法。
  9. 前記タイミングコントローラを使用して、前記所望のリフレッシュレートが前記第1のリフレッシュレートよりも閾値量を超えて低いかどうかを判定することと、
    前記所望のリフレッシュレートが前記第1のリフレッシュレートよりも前記閾値量を超えて低い場合に、
    前記タイミングコントローラを使用して、前記第1の組の電圧極性を印加することによって前記画像フレームを、段階的に低減した中間リフレッシュレートで表示するよう前記電子ディスプレイに命令することと、
    前記タイミングコントローラを使用して、前記第2の組の電圧極性を印加することによって前記画像フレームを、前記段階的に低減した中間リフレッシュレートで表示するよう前記電子ディスプレイに命令することと、を含み、
    前記段階的に低減した中間リフレッシュレートが前記所望のリフレッシュレートよりも高く、前記第1のリフレッシュレートよりも低い、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のリフレッシュレートが60Hzであり、前記段階的に低減した中間リフレッシュレートが45Hzであり、前記所望のリフレッシュレートが30Hzである、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第1の組の電圧極性の前記極性が、前記電子ディスプレイ内に蓄積した前記反転不均衡の前記極性とは反対である場合に、前記タイミングコントローラを使用して、前記第1の組の電圧極性を印加することによって前記画像フレームを前記所望のリフレッシュレートで表示するよう前記電子ディスプレイに命令することを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 前記所望のリフレッシュレートを判定することが、前記画像データに含まれる垂直ブランクライン及びアクティブラインの数を判定することを含む、請求項8に記載の方法。
  13. 前記タイミングコントローラを使用して、前記所望のリフレッシュレートが前記第1のリフレッシュレートであると判定することと、
    前記第1の組の電圧極性の極性が前記電子ディスプレイ内に蓄積した反転不均衡の極性に等しくない場合に、前記タイミングコントローラを使用して、
    前記画像フレームを前記第1のリフレッシュレートで、次の画像フレームを前記第1のリフレッシュレートよりも高い第2のリフレッシュレートで表示するか、
    前記画像フレームを前記第1のリフレッシュレートよりも低い第3のリフレッシュレートで、前記次の画像フレームを前記第1のリフレッシュレートで表示するか、
    前記画像フレームを前記第1のリフレッシュレートよりも低い第4のリフレッシュレートで、前記次の画像フレームを前記第1のリフレッシュレートよりも高い第5のリフレッシュレートで表示する
    よう、前記電子ディスプレイに命令することと、
    を含む、請求項8に記載の方法。
  14. 電子ディスプレイであって、
    第1のリフレッシュレート、前記第1のリフレッシュレートよりも低い第2のリフレッシュレート、又は前記第2のリフレッシュレート及び前記第1のリフレッシュレートよりも低い第3のリフレッシュレートで画像フレームを表示するように構成されたディスプレイパネルと、
    前記ディスプレイパネルに電圧を印加することによって前記ディスプレイパネルに前記画像フレームを書き込むように構成されたディスプレイドライバと、
    タイミングコントローラであって、
    第1の画像フレームと、前記第1の画像フレームを表示するのに使用する第1の所望のリフレッシュレートであって、前記第3のリフレッシュレートに等しい第1の所望のリフレッシュレートと、を表す第1の画像データを、前記電子ディスプレイに通信可能に連結された画像ソースから受信し、
    直前の画像フレーム表示が前記第1のリフレッシュレートで表示されており、
    前記第1のリフレッシュレートが前記第3のリフレッシュレートよりも閾値量を超えて高い場合に、
    前記第1の画像フレームが前記第2のリフレッシュレートで表示されるように第1の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加し、続いて、前記第1の画像フレームが前記第のリフレッシュレートで表示されるように第2の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令
    前記ディスプレイパネル内に蓄積した反転不均衡の極性が前記第2の組の電圧極性の極性に等しい場合には、前記第1の画像フレームを前記第2のリフレッシュレートで表示する前に前記第1の画像フレームが前記第1のリフレッシュレートで表示されるように前記第2の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令する、
    ように構成されたタイミングコントローラと、
    を備える電子ディスプレイ。
  15. 前記タイミングコントローラが、
    第2の画像フレームと、前記第2の画像フレームを表示するのに使用する第2の所望のリフレッシュレートであって、前記第3のリフレッシュレートに等しい第2の所望のリフレッシュレートと、を表す第2の画像データを前記画像ソースから受信し、
    前記ディスプレイパネル内に蓄積した反転不均衡の前記極性が前記第1の組の電圧極性の反対の極性であり、
    直前に表示された画像フレームが前記第1のリフレッシュレートで表示されており、
    第1のリフレッシュレートが前記第3のリフレッシュレートよりも前記閾値量を超えて高くはない場合に、
    前記第1の画像フレームが前記第3のリフレッシュレートで表示されるように前記第1の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記ディスプレイドライバに命令する、
    ように構成されている、請求項14に記載の電子ディスプレイ。
  16. 前記第1のリフレッシュレートが60Hzであり、前記第2のリフレッシュレートが45Hzであり、前記第3のリフレッシュレートが30Hzである、請求項14に記載の電子ディスプレイ。
  17. 電子ディスプレイのタイミングコントローラを使用して、前記電子ディスプレイに通信可能に連結された画像ソースから受信した第1の画像データによって表されている第1の画像フレームの第1の所望のリフレッシュレートを判定することと、
    前記タイミングコントローラを使用して、直前の画像フレーム表示が第1のリフレッシュレートで表示されており、前記第1のリフレッシュレートが前記第1の所望のリフレッシュレートに等しい第3のリフレッシュレートよりも閾値量を超えて高いかどうかを判定することと、
    直前の画像フレーム表示が前記第1のリフレッシュレートで表示されており、前記第1のリフレッシュレートが前記第3のリフレッシュレートよりも閾値量を超えて高いと判定された場合に、
    前記タイミングコントローラを使用して、前記第1の画像フレームが前記第3のリフレッシュレートより高く前記第1のリフレッシュレートより低い第2のリフレッシュレートで表示されるように第1の組の電圧極性をディスプレイパネルに印加するよう前記電子ディスプレイに命令し、続いて、前記第1の画像フレームが前記第3のリフレッシュレートで表示されるように第2の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記電子ディスプレイに命令することと、
    前記電子ディスプレイに蓄積した反転不均衡の極性が前記第2の組の電圧極性の極性に等しい場合には、前記タイミングコントローラを使用して、前記第1の画像フレームを前記第2のリフレッシュレートで表示する前に、前記第1の画像フレームが前記第1のリフレッシュレートで表示されるように前記第2の組の電圧極性を前記ディスプレイパネルに印加するよう前記電子ディスプレイに命令することと、
    を含む方法。
  18. 前記第1のリフレッシュレートが60Hzであり、前記第2のリフレッシュレートが45Hzであり、前記第3のリフレッシュレートが30Hzである、請求項17に記載の方法。
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