JP6522600B2 - スティック形態の製品のためのアプリケータ装置および唇へ化粧品を塗布するための方法 - Google Patents

スティック形態の製品のためのアプリケータ装置および唇へ化粧品を塗布するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、スティック形態の製品のためのアプリケータ装置と、それらアプリケータ装置の使用とに関する。
より詳細には、本発明は、
- 第1および第2の端の間で長手軸に沿って延在する管状筐体であって、第2の端が開放されており、前記筐体が製品スティックを収容するように適合され、
- 長手軸に沿って延在する管状基部、および、
- 管状基部上で、長手軸の周りに、第1および第2の角度位置の間で自由に回転するように備え付けられるスリーブ
を備える管状筐体と、
- 筐体の第2の端を閉じるように適合された端カバー手段であって、前記スリーブが管状基部に対して第1の回転方向に回転されるときに開くために、および、前記スリーブが管状基部に対して第1の回転方向と反対である第2の回転方向に回転されるときに閉じるために、管状基部に対するスリーブの相対回転によって制御される端カバー手段と、
- 長手軸の周りで互いに対して回転するように備え付けられる第1および第2の部品、および、製品スティックを担持するカップを有する操縦機構であって、第1および第2の部品は、前記スリーブが管状基部に対して第1の回転方向に回転されるとき、筐体の第2の端に向かって軸方向にカップを移動させるように、および、前記スリーブが管状基部に対して第2の回転方向に回転されるとき、筐体の第1の端に向かって軸方向にカップを移動させるように、前記管状基部と前記スリーブとにそれぞれ回転可能に連結される、操縦機構と
を備える、製品のためのアプリケータ装置に関する。
米国特許第8152398号は、リップスティックを対象としたアプリケータ装置などの例を説明している。このようなアプリケータ装置は、アプリケータ装置を片手で作動させることができる。このようなアプリケータ装置は、製品スティックが筐体からの突出を開始できるまで、端カバー手段が少なくとも部分的に開かなければならないため、管状基部とスリーブとの間で相当の角度回転を必要とする欠点がある。
米国特許第8152398号
本発明は、この欠点を克服するように意図されている。
そのために、本発明では、問題となっている種類の装置が、
操縦機構の第1および第2の部品が、管状基部およびスリーブに対してそれぞれ軸方向に滑るように備え付けられ、
管状筐体が、案内装置(この案内装置は、例えば、操縦機構の第1の部品をスリーブに連結でき、または、操縦機構の第2の部品を管状基部に連結できる)によって、操縦機構の前記第1および第2の部品のうちの1つにさらに連結され、
案内装置は、
- スリーブが、前記第1および第2の角度位置の間の中間角度位置から、管状基部に対して、第1の回転方向に回転されるとき、操縦機構の第1および第2の部品を筐体の第2の端に向かって軸方向に移動させることと、
- 前記スリーブが、第2の角度位置と中間角度位置との間で、管状基部に対して、第2の回転方向に回転されるとき、操縦機構の前記第1および第2の部品を筐体の第1の端に向かって軸方向に移動させることと、
- 前記スリーブが、第1の角度位置と中間角度位置との間の角度位置にあるとき、操縦機構の第1および第2の部品を筐体の第1の端に向かって軸方向に移動させないことと
に適していることを特徴とする。
これらの構成があれば、第2の端に向かう製品スティックの滑りが、端カバー手段が開き始めるときに遅らされ、そして、ひとたび端カバー手段が十分に開けられると、この滑りが加速され、これは、アプリケータ装置を、より小さな角度の作動経路を通じて使用位置へと進めることができる。
本発明のアプリケータ装置の様々な実施形態では、場合によって、以下の構成のうちの1つまたは複数が用いられ得る。
- 操縦機構の第1および第2の部品が、軸方向並進において一体であるように連結される。
案内装置は、長手軸を中心とする回転の円筒面に配置される少なくとも1つの線形案内部と、線形案内部に沿って滑る少なくとも1つの追従部材とを備える。
線形案内部および追従部材のうち一方が操縦機構の第1および第2の部品のうちから選択される第1の要素に一体に連結され、線形案内部および追従部材のうち他方が管状基部およびスリーブのうちから選択される第2の要素に一体に連結され、第1の要素および第2の要素は、互いに対して軸方向に滑るように備え付けられない(別の言い方をすれば、第1の要素が操縦機構の第1の部品である場合、第2の要素はスリーブであり、第1の要素が操縦機構の第2の部品である場合、第2の要素は管状基部である)。
- 線形案内部は、放射面内に含まれる円形部と、螺旋部とを備え、追従部材は、スリーブが第1の角度位置と中間角度位置との間にあるとき円形部に位置付けられ、スリーブが中間角度位置と第2の角度位置との間にあるとき螺旋部に位置付けられる。
- 前記第1の要素が操縦機構の第2の部品であり、前記第2の要素が管状基部である。
- 操縦装置の第1および第2の部品は、管状基部およびスリーブにそれぞれ回転可能に連結される。
- 操縦機構は、スリーブが第1の角度位置から第1の回転方向において移動させられるときにカップの軸方向の滑りを遅らせるための遅れ手段をさらに備える。
- 操縦機構の第1の部品は、管状筐体の第1および第2の端に向かってそれぞれ位置付けられる第1および第2の端の間で延在する軸方向部を備える少なくとも1つの長穴を有する内側鞘体であり、長穴は、放射面に実質的に含まれる端部であって、前記軸方向部の第1の端において、第2の回転方向に軸方向部を延ばす端部をさらに備える。
操縦機構の第2の部品は、内側鞘体を包囲すると共に少なくとも1つの内側螺旋溝を備える外側鞘体であり、
カップは、内側鞘体の前記長穴と外側鞘体の前記内側溝との両方に係合される少なくとも1つのピンを備え、スリーブが第1の角度位置にあるとき、カップの前記ピンは端部にある。
- 端カバー手段は、管状筐体に収容される環体であって、スリーブに回転可能に連結され、前記スリーブに対して軸方向に滑る環体を備え、この環体は、管状基部と螺合し、スリーブが第1の角度位置にあるときに管状筐体の第2の端を閉じるように適合されている少なくとも1つのフラップを支える。
- 環体は、管状筐体の第2の端を閉じる平面構成と、管状筐体の第2の端を開ける円筒構成との間で変形可能である少なくとも2つの可撓性フラップを支え、
スリーブは、管状筐体の第2の端に内側環状フランジを備え、フラップは、スリーブが第1の角度位置にあるとき、スリーブの内側フランジの下で当接により平面構成で維持され、
環体は操縦機構の周りに配置され、フラップは、アプリケータ装置が開かれるとき、管状筐体および操縦機構との協働によって円筒構成で保持される。
- スリーブは内側案内部をさらに備え、フラップは、平面構成にあるとき、前記内側案内部に対して当接する。
- フラップは数が2つであり、半円縁と直線縁とを各々備える半円板の形態であり、半円縁は、長手軸に関して直径方向で反対にあるそれぞれのヒンジによって環体に連結されており、内側案内部は各々、管状筐体の第2の端を向く案内縁を有し、各々の案内縁は、ヒンジ間の略中ほどに先端を有する先の尖ったアーチの半分の形を有する。
- 環体は、案内装置によって管状基部に連結され、当該案内装置は、スリーブが第1の角度位置に近いときに前記環体を軸方向に移動させるのに適し、スリーブが第2の角度位置に近いときに前記環体を軸方向に移動させないのに適している。
- スリーブは管状基部へと引き込み可能である。
- 管状基部は、外側シェルと、外側シェルに固定される支持ソケットと、スリーブが回転可能に備え付けられる鞘体とを備え、鞘体は、スリーブが外側シェルに完全に収容される引込位置と、スリーブが外側シェルから突出する展開位置と、スリーブが、引込位置に対して、管状筐体の第1の端に向かって外側シェルに押し込まれる作動位置との間で、支持ソケットにおいて軸方向に滑るように備え付けられ、鞘体は、展開位置に向かって弾性的に付勢され、管状基部は、
- 使用者が鞘体をスリーブに押し付けることで展開位置から引込位置へと鞘体を移動させるとき、前記鞘体を引込位置でスナップ固定することと、
- 使用者が前記鞘体をスリーブに押し付けることで引込位置から作動位置へと鞘体を移動させるとき、前記鞘体を解放することと
に適したカム固定装置を有する。
本発明は、特にはリップスティックといった化粧製品の塗布に対する先に定義されたようなアプリケータ装置の使用にも関する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照しつつ、非限定的な例を用いて与えられた本発明の実施形態のうちの2つの以下の説明から、明らかとなる。
格納位置における、本発明の第1の実施形態によるアプリケータ装置の大まかな斜視図である。 図1のアプリケータ装置の軸方向断面図である。 製品スティックの操縦機構が展開されていない、図1のアプリケータ装置の分解図である。 操縦機構がこの場合には展開された図になっており、装置が図3Aにおいてとは異なる角度から見られている、図1のアプリケータ装置の分解図である。 操縦機構の一部である内側鞘体の斜視詳細図である。 図3Aと実質的に同じ角度から見た、図1のアプリケータ装置の一部の分解した軸方向の断面図である。 図4と同様であるが図4と異なる切断面での軸方向の断面図である。 端カバーが開位置にあり、製品スティックが引き込まれている状態での図1のアプリケータ装置を示す、図1と同様の図である。 端カバーが開位置にあり、製品スティックが引き込まれている状態での図1のアプリケータ装置を示す、図2と同様の図である。 製品スティックが延ばされており、使用位置にある図1のアプリケータ装置を示す、図1と同様の図である。 製品スティックが延ばされており、使用位置にある図1のアプリケータ装置を示す、図2と同様の図である。 格納位置における、本発明の第2の実施形態によるアプリケータ装置の大まかな斜視図である。 図9のアプリケータ装置の軸方向断面図である。 3つの異なる角度から見た、図9のアプリケータ装置の分解図である。 3つの異なる角度から見た、図9のアプリケータ装置の分解図である。 3つの異なる角度から見た、図9のアプリケータ装置の分解図である。 図11Aとは異なる別の角度から見た、図11Aの詳細XIIの斜視図である。 展開機構の作動の間の図9のアプリケータ装置を示す、図9と同様の図である。 展開機構の作動の間の図9のアプリケータ装置を示す、図10と同様の図である。 端カバーが閉じられている、展開位置にある図9のアプリケータ装置を示す、図9と同様の図である。 端カバーが閉じられている、展開位置にある図9のアプリケータ装置を示す、図10と同様の図である。 端カバーが開位置にあり、製品スティックが引き込まれている状態での図9のアプリケータ装置を示す、図9と同様の図である。 端カバーが開位置にあり、製品スティックが引き込まれている状態での図9のアプリケータ装置を示す、図10と同様の図である。 製品スティックが延ばされており、使用位置にある図9のアプリケータ装置を示す、図9と同様の図である。 製品スティックが延ばされており、使用位置にある図9のアプリケータ装置を示す、図10と同様の図である。
様々な図において、同じ符号は、同一または同様の要素を指し示している。
A. 本発明の第1の実施形態
図1、図2、図3、図3A、図4、図4Aに見られるように、アプリケータ装置1が、アプリケータ装置の現在の使用位置においてそれぞれが下方端と上方端とである第1および第2の端2a、2bの間で、長手方向Xに沿って延在する管状筐体2を備えている(以下において、用語「下方」および「上方」は、アプリケータ装置のこの現在の使用位置を参照して用いられる)。より具体的には、管状筐体2は、長手軸Xを中心とする概して円筒の形を有し得る。第2の端2bは開放されている。
管状筐体2は、長手軸Xに沿って延在する管状基部3と、管状基部3上で、長手軸Xの周りに、格納位置(図1)と使用位置(図7)とにそれぞれ対応する第1および第2の角度位置の間で自由に回転するように備え付けられるスリーブ4とを備えている。
格納位置では、筐体の第2の端2bは、後で詳述する端カバー5によって閉じられている。
また、管状筐体2は、製品スティック7を、後でより詳細に説明するように、管状筐体の第2の端2bへと引き込ませること、または、第2の端2bから延ばすことを可能にする操縦機構6をさらに収容している。製品スティック7は、例えば、化粧品または薬剤の使用のための固体またはペースト状の製品であり得る。製品スティック7は、例えばリップスティックといった、唇のための製品であり得る。
スリーブ4は、製品スティック7を前記第2の端2bにおいて筐体2から延ばすために、スリーブ4を、管状基部3に対して、自身の第1の角度位置から第1の回転方向Oに回転することで、および、製品スティック7を筐体2へと引き込ませるために、スリーブ4を、自身の第2の角度位置から、第1の方向と反対の第2の回転方向Fに回転することで、手動で作動される。
管状基部3
管状基部3は、例えば、次の2つの部品から作られてもよい。
- 選択的に、長手軸Xを中心とし(例えば、長手軸Xの周りの回転面)、管状筐体の第2の端2bに向かって開放されている管状側壁8aと、管状筐体2の第1の端2aにおける底8bとを備える、金属または他の材料の、本質的に装飾的な外側シェル8。
- 例えば成型プラスチックから作られ、例えば圧力嵌めなどによって外側シェル8に固定される下方鞘体9。
下方鞘体9は、次のものを有している。
- 長手軸Xを中心とし(例えば、長手軸Xの周りの回転面)、シェルの側壁8aへと嵌め込まれ、筐体2の第2の端2bに向かって開放されている管状側壁9a、および、底9b。
ここで検討されている例では、下方鞘体9の側壁9aは、底9bから外側環状肩部11へと延在し、筐体の第1の端2aに面する厚い下方部10と、底9bから下方鞘体9の開放された上方端へと延在する薄い上方部12とを有し得る。この上方部12は、外側肩部11の近くに外側環状丸縁13と、側壁9aの開放された上方端に隣接する少なくとも1つの外側ピン14(ここでは、2つの直径方向で反対にある外側ピン14)とを備え得る。
下方鞘体9は、下方鞘体の下方部10に形成され、筐体の第2の端2bを向く内側環状肩部15と、第2の部分12に形成された少なくとも1つの内側螺旋ネジ16であって、有利には2つの直径方向で反対にある内側螺旋ネジ16とをも備え得る。螺旋ネジ16は、各々下方端と上方端との間で、第1の回転方向Oにおいて上向きに螺旋状になっている。
下方鞘体9は、次のものをさらに備え得る。
- 例えば底9bから外側環状肩部11の近くへと延在する、長手軸Xと平行に下方部10に形成された少なくとも1つの軸方向長穴17(例えば、検討されている例では、2つの直径方向で反対にある軸方向長穴17)。
- 一端において概して開放されており、外側肩部11に直に隣接して下方部10に形成される少なくとも1つの弓形径方向長穴18(例えば、例においては、同じ放射面に配置された2つの直径方向で反対にある長穴18)。長穴18の各々は、第1の端18aと第2の端18bとの間で、第1の回転方向Oにおいてある角度で延在しており、径方向長穴18の第2の角度の端18bは、前述のネジ16の下方端へとそれぞれ開放されている。
スリーブ4
スリーブ4に関して、スリーブ4は、例えば、2つの部品から作られ得る。
- 選択的に、長手軸Xを中心とし(例えば、長手軸Xの周りの回転面)、管状筐体の第1の端2aに向かって開放されている管状側壁19aと、管状筐体2の第2の端2bにおける内側環状フランジ19bとを有する、金属または他の材料の外側シェル19。
- 例えば成型プラスチックから作られ、例えば圧力嵌めなどによって外側シェル19に固定される上方環状体20。
上方環状体20は、長手軸Xを中心とし、有利には、この軸の周りの回転面を形成する。上方環状体20は、長手軸Xに沿って、下方鞘体9に固定される下方端20aと、シェル19のフランジ19bの下に位置決めされる上方端20bとの間で延在している。
上方環状体20は、長手軸Xに対して径方向に配置された外側環状隆条部21を有してもよく、この隆条部は、シェル8、19の外側面の向かい合う端(シェル8の上方端およびシェル19の下方端)において、シェル8、19の外側面と面一となる。
上方環状体20は、長手軸Xに沿って延在する少なくとも1つの軸方向長穴22をさらに備えており、前記長穴は、上方環状体の上方端20bにおいて開放されている。有利には、上方環状体20は、2つの直径方向で反対にある軸方向長穴22を備えている。上方環状体20の上方端20bには、各々の長穴22の両側において、上方環状体20の内部に浮き出して形成された案内部23があり得る。それぞれの案内部23は、各々が先の尖ったアーチの半分の形態で、丸くされた上方案内縁23aを有し、上方案内縁23aは、下向きに(第1の端2aに向かってを意味する)、対応する長穴22から離れるように延在している。
上方環状体20は、その下方端20aにおいて、放射面で延在する内側環状溝24をさらに備えている。下方鞘体9の外側環状丸縁13が、この内側環状溝24にスナップ式で嵌まり、そのため、上方環状体20および下方鞘体9は、長手軸Xの周りでこれら2つの構成部品の間の相対回転を許容する一方で、軸方向並進において一体となるように連結される。
上方環状体20は、軸Xに沿って、下方端20aから案内部23のうちの1つのすぐ下へと延在する少なくとも1つの内側案内溝20c(図4A)をさらに備え、その有用性は後で説明される。有利には、溝20cは数が2つであり、直径方向で反対にある。
端カバー5
前述の端カバー5は、例えば、可撓性の合成材料から少なくとも一部成型されてもよく、上方環状体20の内部で長手軸Xに沿って軸方向に滑るように備え付けられる、例えば長手軸Xを中心とする円筒形といった管状側壁5aを備えている。
端カバーの側壁5aは、上方環状体20の下方端20aに向かって位置付けられた下方縁5bと、上方環状体20の上方端20bに向かって位置付けられた上方端5cとの間で延在している。
上方端5cは、2つの直径方向で反対にあるアーム25によって上向きに延ばされており、実質的に半円板の形態の可撓性フラップ26がアーム25の上方端に備え付けられている。各々のフラップ26は、ヒンジ27によって対応するアーム25に連結されている半円縁26aと、直線縁26bとを備えている。
アプリケータ装置1が図1の格納位置にあるとき、それらフラップ26は平坦であり、シェル19のフランジ19bの下に位置し、フラップの直線縁26b同士が相互に接触しており、前記直線縁26bの端は、案内部23の案内縁23aの上方端に圧し掛かる。フラップ26は、例に見られるように、端カバー5の側壁5aから離れており、ヒンジ27を形成する旋回軸を用いて前記端カバーのアーム25とは別に成型されてアーム25につなげられる部品であってもよい(この場合では、端カバーの側壁5aがより硬いプラスチックから成型でき、フラップ26が、例えばシリコンゴムといった、より可撓性のある合成材料から成型できる)。あるいは、フラップ26は、端カバー5の残りの部分と一体に成型されてもよく、そのため、ヒンジ27は、例えば薄い領域といった、単なる可撓性のある領域であってもよい。フラップ26は、ヒンジも形成するプラスチック材料でオーバーモールドされた比較的硬い部分(例えば、金属ブレード)を備えてもよい。
端カバー5は、非常に薄い金属薄板の金属ブレードであってもよい、または、そのような金属ブレードを含んでもよい。
端カバー5は、検討されている例では、次のものをさらに備え得る。
- アーム25同士の間で、側壁5aの外部において下方縁5bと上方縁5cとの間で長手軸Xに沿って延在する、少なくとも1つの案内隆条部28であって、好ましくは2つの直径方向で反対にある案内隆条部28。
- 同じくアーム25同士の間で、前記側壁5cの上方縁からある距離にわたって側壁5aに形成される、少なくとも1つの軸方向の貫通長穴29であって、好ましくは2つの直径方向で反対にある軸方向の長穴29。
- 概して貫通長穴であり、各々が前述の回転方向Oにおいて第1および第2の端30a、30bとの間の角度にわたって延在する、少なくとも1つの径方向長穴30であって、好ましくは2つの直径方向で反対にある径方向長穴30。
- それぞれ径方向長穴30の第2の端30bから、回転方向Oで下方端5bに向かって螺旋状になっている、少なくとも1つまたは2つの内側螺旋ネジ31であって、好ましくは2つの直径方向で反対にある内側螺旋ネジ31。
各々の案内隆条部28が、上方環状体20の案内溝20cのうちの1つに受け入れられ、そのため、端カバーは、前記上方環状体に対して軸方向に滑ることができつつ、前記上方環状体に回転可能に連結される。格納位置において、端カバーは、上方環状体20に対して持ち上げられた位置にあり、端カバーの上方端5cは、案内部23の下において案内部23に直に隣接して位置付けられ、端カバーのアーム25は、一対の案内部23と一対の案内部23との間に位置付けられる。
端カバーの螺旋状ネジ31の各々は、下方鞘体9の前述のピン14のうちの1つを受け入れ、これらのピン14は、アプリケータ装置の格納位置において、下方端5bの近くにある。なお、下方鞘体9が1つだけのピン14を有する場合、端カバーが1つだけのネジ31と1つだけの径方向長穴30とを有することが可能である。格納位置では、ピン14は、対応するネジ31の下方端に各々位置付けられている。
操縦機構6
操縦機構6は、任意の既知の種類のものであり得る。検討されている例では、操縦機構6は、製品スティック7の近位端7aを収容する、概して成型プラスチックのカップ32を備えている。前記製品スティック7は、この近位端7aから、例えば傾斜した端であり得る遠位端7bへと、長手軸Xに沿って軸方向に延在しており、遠位端7bは、アプリケータ装置の格納位置では、管状筐体2の内部に位置付けられ、端カバーのフラップ26によって保護される。
カップ32は、底32aと、管状側壁32bと、側壁32bから径方向外向きに突出する2つの直径方向で反対にある側方ピン33とを有している。
カップは、例えば、ピン33と両方とも係合するそれぞれ内部と外部とにある2つの同心の鞘体34、40を用いることで、スリーブ4が第1の回転方向Oに回転するときに筐体の第2の端2bに向かって滑るように、および、スリーブ4が第2の回転方向Fに回転されるときに筐体の第1の端2aに向かって滑るように、管状基部3に対するスリーブ4の回転によって制御される。
内側鞘体34は、典型的には、長手軸Xを中心とする円筒の形を有する成型プラスチック部品であり、下方端34aと上方端34bとの間で延在する。ここで検討されている例では、下方端には、2つの直径方向で反対にある爪36が設けられており、それら爪36は、外向きに突出しており、内側鞘体34が下方鞘体9と回転可能に連結されたままで下方鞘体9に対して軸方向に滑ることができるように、下方鞘体9の軸方向長穴17に係合される。
利には、爪36は、内側鞘体34の下方部に形成され、内側鞘体34に形成された軸方向長穴35aによって定められ、前記内側鞘体34の下方端34aへと開放されている弾性軸方向指部35によって、支持され得る。さらに、爪36は、斜めに下方で外方を向くカム面36aと、実質的に放射面に位置する上方を向く停止面36bとを備えてもよい。したがって、内側スリーブ34は、爪36を長穴17にスナップ式で嵌める簡単な軸方向の係合によって、下方鞘体9に係合できる。
アプリケータ装置1の格納位置では、爪36は長穴17の下方端にあり、内側鞘体34の下方端34aは、下方鞘体9の底9bに対してもたれ掛かる。
さらに、内側鞘体34は、有用性は後で見ることとする外側下方環状丸縁37および外側上方環状丸縁38と、それぞれ下方端39bおよび上方端39cの端区域同士の間で長手軸Xと平行に延在する軸方向部39aを有する長穴39とを有してもよく、下方端39bおよび上方端39cは、それぞれ、下方端39bについては端39b1へと第2の回転方向Fで、上方端39cについては端39c1へと第1の回転方向Oで、放射面においてある角度で延在している。
外側鞘体40に関しては、外側鞘体40も、概して、長手軸を中心とする円筒を形成する成型プラスチック部品であり、下方端40aと上方端40bとの間で延在する。前記内側鞘体34は、外側鞘体40へと軸方向においてスナップ式で嵌め込まれ、検討されている例では、内側肩部40cと外側鞘体40の上方端とのそれぞれの当接によって係合する前述の丸縁37、38によって、外側鞘体40に軸方向で保持される(図2参照)。したがって、鞘体34、40は、軸Xの周りで互いに対して回転できる。
外側鞘体40は、2つの直径方向で反対にある内側螺旋ネジ41を内側に備えている。カップ32の各々のピン33は、内側鞘体34の長穴39のうちの1つを行き来することで、ネジ41のうちの1つに入る。格納位置において、カップのピン33は、長穴39の下方部の端39b1にあり、外側鞘体40のネジ41の下方端にある。
また、外側鞘体40は、前記外側鞘体40の上方端40bの近くで径方向外向きに突出する2つの直径方向で反対にある上方ピン43と、前記外側鞘体の下方端40aに向かって径方向外向きに突出する2つの直径方向で反対にある下方ピン42とを外側に備えている。上方ピン43は、上方環状体20の軸方向長穴22と、端カバー5の軸方向長穴29との両方に係合され、スリーブ4が操縦機構6の前記外側鞘体40に回転可能に係合されるようにスリーブ4を固定する。格納位置において、上方ピン43は、上方環状体20の軸方向長穴22の下方部にあり、端カバー5の軸方向長穴29の上方部にある。
外側鞘体40は、外側鞘体40と下方鞘体9との間の相対回転を可能とするように下方鞘体9に嵌め込まれ、操縦機構の外側鞘体の下方ピン42は、下方鞘体9の径方向長穴18において、格納位置ではこれらの長穴の第1の端18aに係合される。
外側鞘体40が、外側鞘体40の上方端40bに嵌められる、例えば金属の装飾シェル44を支えることが可能であり、場合によって、このシェル44には、上方フランジ44aと、底において開放されており、前述のピン43を受け入れることができる軸方向長穴44bとが設けられる。
動作
ここまで説明したアプリケータ装置1は、次のように動作する。
使用者がスリーブ4を管状基部3に対して格納位置から第1の回転方向Oに回転するとき、作動が回転の2つの段階で起こる。
第1の作動段階では、アプリケータ装置は、図1および図2の格納位置から、図5および図6に示すような端カバーが開いた位置へと移動する。
この移動の間、端カバー5および操縦機構6の外側鞘体40は、それぞれ、上方環状体20の溝20cにおける端カバーの案内隆条部28の係合、および、上方環状体20の長穴22における外側鞘体40の上方ピン43の係合により、第1の回転方向Oにおいてスリーブ4と共に回転する。同様に、カップ32は、外側鞘体のネジ41におけるカップのピン33の係合のため、回転方向Oにおいて外側鞘体40と共に回転する。
同時に、内側鞘体34は、先に説明したように、爪36のため、管状基部3に回転可能に連結されたままであり、カップのピン33は、長穴39の下方端区域39bの端39b1から、軸方向部39aの下方端まで、第1の回転方向Oにおいて周方向に移動させられる。そのため、カップ32は、内側鞘体34において低い位置に留まる。
同じ移動において、操縦機構6の外側鞘体40の下方ピン42は、長穴18において、第1の端18aから第2の端18bへと最初に回転し、そのため、操縦機構6は、あたかもまだ格納位置にあるように、低い位置に留まる。
しかしながら、端カバー5のネジ31は、下方鞘体9のピン14に対して第1の回転方向Oに回転し、そのため、端カバー5は、ネジの効果のため、上方環状体20に対して軸方向下向きに移動させられる。この移動のため、端カバーのフラップ26の円形の縁26aは案内部23の上方案内縁23a上で案内され、そのため、フラップ26がその可撓性のために変形によって開かれて、上方環状体20の内面に対して押し付くため、円筒の形に適合する。この同じ移動の間、端カバーの軸方向長穴29は、外側鞘体40のピン43と係合する。
なお、この第1の作動段階では、操縦機構6は、フラップ26が完全に開いた位置になる前に、製品スティック7を持ち上げ始めるように設計されてもよく、および/または、管状基部9の長穴18は、フラップ26が完全に開いた位置になる前に、操縦機構6を持ち上げ始めるように構成されてもよい。すべての場合において、製品スティック7および操縦機構6が、第2の作動段階の間にフラップ26と干渉しないようにするために、操縦機構6および製品スティック7の持ち上げには十分な遅れがある(ここでは、長穴39の部分39bおよび長穴18のおかげである)。
第2の作動段階では、第1の回転方向Oでの基部3に対するスリーブ4の回転を続ける間、アプリケータ装置は、図5および図6に示されるような端カバーの開位置から、図7および図8に示される使用位置へと移動する。
この第2の作動段階では、内側鞘体34が管状基部3に回転可能に連結されたままである一方、端カバー5と操縦機構6の外側鞘体40とは、第1の回転方向Oにおいてスリーブ4と共に回転し続ける。
そして、カップのピン33が、既知の手法で、外側鞘体40のネジ41によるネジの効果のため、長穴39の軸方向部39aにおいて垂直に上向きに移動し、そのため、カップ32は、上方端部39cに到達するまで、内側スリーブ34において製品スティック7と共に上昇する。
同じ移動において、操縦機構6の外側鞘体40の下方ピン42は、下方鞘体9のネジ16に入り込んで第1の回転方向Oに回転し、そのため、内側鞘体34の上方端34bおよび外側鞘体40の上方端40bが、上方環状体20の上方端20bと面一となる、または、上方端20bを若干越えるまで、操縦機構6は軸方向において上向きに移動する。したがって、これは、動作のこの第2の段階の間、比較的小さい角度の進みで、製品スティック7の相当の軸方向の移動を可能にする。
しかしながら、第2の作動段階におけるこの移動の間、端カバー5の第1の回転方向Oにおける回転は、端カバーの径方向長穴30を下方鞘体9のピン14と係合させ、そのため、端カバー5は、上方環状体20に対して、軸方向において下向きにもはや移動しない。
アプリケータ装置がひとたび使用位置になると、製品スティックが筐体2から突出し、例えば使用者の唇へといった、製品を適用するために使用できる。
なお、この製品スティックが最後まで上向きに移動させられていないときでも、製品スティック7が管状筐体2の第2の端2bから少なくとも部分的に延在しているならば、アプリケータ装置1は製品を適用するために使用できる。
使用後、アプリケータ装置1は、上記の作動段階によるが逆の順で、スリーブ4を管状基部3に対して第2の回転方向Fに回転することで、格納位置へと戻すことができる。なお、この移動の間、外側シェル19のフランジ19bは、フラップ26をそれらの閉じた位置へと案内することに関与する。
B. 本発明の第2の実施形態
図9〜図20に示した本発明の第2の実施形態は、本発明の第1の実施形態と共通の多くの点があり、そのため、以下において完全には説明しない。第2の実施形態の前述の第1の実施形態との違いだけを以下で説明し、第1の実施形態についてすでに説明した利点は、第2の実施形態においても保たれていることが理解される。
図9〜図12で見ることができるように、第2の実施形態のアプリケータ装置101は、それぞれが下方端と上方端とである第1および第2の端102a、102bの間で、長手方向Xに沿って延在する管状筐体102を備えている。第1の実施形態にあるように、管状筐体102は、長手軸Xを中心とする概して円筒の形を有してもよく、第2の端102bは開放されている。
管状筐体102は、長手軸Xに沿って延在する管状基部103と、管状基部103上で、長手軸Xの周りに、格納位置(図9)と使用位置(図13)とにそれぞれ対応する第1および第2の角度位置の間で自由に回転するように備え付けられるスリーブ104とを備えている。
格納位置では、筐体の第2の端102bは、第1の実施形態で先に説明したものと同一の端カバー5によって閉じられている。
また、管状筐体102は、第1の実施形態について先に説明したものと同一の操縦機構6をさらに収容しており、同じく第1の実施形態について先に説明したものと同一または同様の製品スティック7を引き込ませる、または、延ばすことを可能にしている。
管状基部103
ここで、管状基部103は、例えば、次の4つの部品から作られてもよい。
- 選択的に、長手軸Xを中心とし(例えば、長手軸Xの周りの回転面)、管状筐体の第2の端102bにおいて開放されており、管状筐体102の第1の端102aにおける底108bによって閉じられる管状側壁108aを備える、金属または他の材料の、本質的に装飾的な、第1の実施形態のシェル8と同様の外側シェル108。
- 例えば成型プラスチックから作られ、例えば圧力嵌めまたは他の手段によって外側シェル108に嵌め込まれて固定される支持ソケット150。
- 例えば成型プラスチックから作られ、上方部が第1の実施形態の鞘体9と同様であり、支持ソケット150へと嵌め込まれ、軸Xに沿って支持ソケット150内で滑るように備え付けられる管状下方鞘体109。
- 例えば、支持ソケット150と下方鞘体109との間に備え付けられる螺旋圧縮バネといった、バネ170。
支持ソケット150は、好ましくは長手軸Xを中心とする円筒である、環状側壁151を有しており、環状側壁151は、外側シェル108に嵌め込まれ、両方とも開放されている下方端151aと上方端151bとの間で軸方向に延在している。下方端151aは、軸Xに沿って延在する4つの足部152によって、前記足部152と一体であり、外側シェル108の底108bに当たって配置される基部153へと、下向きに延ばされている。場合によって、基部153は、バネ170の下方端が嵌め込まれる中心ピン154を備え得る。足部152は、後で説明する理由のため、側壁151に対して径方向内向きに突出している。
支持ソケット150は、少なくとも1つの弾性アーム155であって、好ましくは2つの直径方向で反対にある弾性アーム155をさらに備え、弾性アーム155は、側壁151の下方端151aから、各々、径方向内向きに突出するピン155aが設けられた自由下方端へと、下向きに延在する。
下方鞘体109は、長手軸Xを中心とし(例えば、長手軸Xの周りの回転面)、支持ソケット150の側壁151へと嵌め込まれる環状側壁を有している。ここで検討されている例では、下方鞘体109の側壁は、厚い下方部110と、筐体の第1の端102aを向く外側環状肩部111によって下方壁110から分離されている薄い上方壁112とを備え得る。この上方部112は、外側肩部111に隣接する外側環状丸縁113と、下方鞘体109の開放された上方端に隣接する少なくとも1つの外側ピン114(ここでは、2つの直径方向で反対にある外側ピン114)とを備え得る。
下方鞘体109は、下方鞘体の下方部110に形成され、筐体の第2の端102bを向く、前述の内側環状肩部15と同様の内側環状肩部(図示せず)と、第2の部分112に形成された少なくとも1つの内側螺旋ネジ116であって、有利には2つの直径方向で反対にある内側螺旋ネジ116とをも備え得る。螺旋ネジ116は、前述のネジ16と同様であり、各々下方端と上方端との間で、第1の回転方向Oにおいて上向きに螺旋状になっている。
下方鞘体109は、次のものをさらに備え得る。
- 例えば下方鞘体109の下方端から外側環状肩部111の近くへと延在する、長手軸Xと平行に下方部110に形成された、前述の軸方向長穴17と同様の、少なくとも1つの軸方向長穴117(例えば、この例では、2つの直径方向で反対にある軸方向長穴117)。
- 一端において概して開放されており、外側肩部111に直に隣接して下方部110に形成される少なくとも1つの弓形径方向長穴118(例えば、この例においては、同じ放射面に配置された2つの直径方向で反対にある長穴118)。径方向長穴118は、前述の径方向長穴18と同様である。長穴118の各々は、第1の端118aと第2の端118bとの間で、第1の回転方向Oにおいてある角度で延在しており、径方向長穴118の第2の角度の端118bは、本発明の第1の実施形態において長穴18とネジ16とについて先に説明したように、前述のネジ116の下方端へとそれぞれ開放されている。
下方鞘体109の下方部110は、外向きに突出し、長手軸Xに沿って延在する案内隆条部156をさらに備える。ここでは、案内隆条部156は4つあり、2つの対へと分けられ、案内隆条部156の各々の対は、下方鞘体109が支持ソケット150内で軸方向に滑るときに下方ソケット109を案内するように、一対のアーム155の側方に位置する。
下方部110の下方端は、下方端において開放されているカップ158を支える穿孔底157をさらに備えている。このカップ158は、下方部の中心において上向きに延在し、自身の上方端において、中心ピン158cを中心に有し得る底158bによって閉じられる側壁158aを備えている。バネ170の上方端は、スクープ158へと嵌め込まれ、中心ピン158cと係合されてもよい。
下方部110は、支持ソケット150の前述のピン155aのうちの1つを各々受け入れる少なくとも1つのカム159であって、好ましくは2つの直径方向で反対にあるカム159をさらに備えている。
各々のカム159は、例えば下方部110の下方端の近くに、下方部110の外面へと切り込む凹所160を有している。凹所160の側方は、2つの側縁161、162によって画定されており、上部は、側縁161の上方端から側縁162の上方端へと下向きに傾斜される上方縁163によって画定されている。側縁161、162の間にも、凹所160において浮き出して形成され、凹所160の高さの一部に沿って垂直に延在する分離隆条部164があり、分離隆条部の上下において前記凹所に空間を残している。
分離隆条部164と側縁161との間には、厚さを増加させながら(そのため、上向き、かつ、軸Xに対して径方向外向きに、増加する)上向きに、上を向く肩部を形成する第1のフランジ166へと延在する第1の傾斜部165と、厚さを増加させながら(そのため、上向き、かつ、軸Xに対して径方向外向きに、増加する)上向きに、上を向く肩部を形成する第2のフランジ168へと延在する第2の傾斜部167とが形成されている。フランジ168は、凹所160の上方縁163と実質的に並行であってよく、凹所160の一部である案内経路169を上方縁163と共に画定する。アプリケータ装置1の格納位置では、弾性アーム155のピン155aが、それぞれ、第2の傾斜部167とフランジ168とに当てられて位置決めされている。
スリーブ104
スリーブ104に関して、スリーブ4は、例えば、2つの部品から作られ得る。
- 長手軸Xを中心とし(例えば、長手軸Xの周りの回転面)、管状筐体の第1の端102aに向かって開放されている管状側壁119aと、管状筐体102の第2の端102bにおける内側環状フランジ119bとを有する、第1の実施形態の外側シェル19と同様の、金属または他の材料の外側シェル119。
- 例えば成型プラスチックから作られ、例えば圧力嵌めなどによって外側シェル119に固定される、第1の実施形態の上方環状体20と同様の上方環状体120。
上方環状体120は、長手軸Xを中心とし、有利には、この軸の周りの回転面を形成する。上方環状体120は、長手軸Xに沿って、下方鞘体109に固定される下方端120aと、シェル119のフランジ119bの下に位置決めされる上方端120bとの間で延在している。
上方環状体120は、長手軸Xに対して径方向に配置された面に外側環状隆条部121を有してもよく、この隆条部は、シェル108、119の外側面の向かい合う端(シェル108の上方端およびシェル119の下方端)において、シェル108、119の外側面と面一となる。
上方環状体120は、長手軸Xに沿って延在し、上方環状体の上方端120bにおいて開放されている、前述の軸方向長穴22と同様の少なくとも1つの軸方向長穴122をさらに備えている。有利には、上方環状体120は、2つの直径方向で反対にある軸方向長穴122を備えている。上方環状体120の上方端120bには、各々の長穴122の両側において、上方環状体120の内部に浮き出して形成された、前述の案内部23と同様の案内部123があり得る。それぞれの案内部123は、各々が先の尖ったアーチの半分の形態で、丸くされた上方案内縁123aを有し、上方案内縁123aは、下向きに(管状筐体の第1の端102aに向かってを意味する)、対応する長穴122から離れるように延在している。
上方環状体120は、その下方端120aにおいて、放射面で延在する内側環状溝124をさらに備えている。下方鞘体109の外側環状丸縁113が、この内側環状溝124にスナップ式で嵌まり、そのため、上方環状体120および下方鞘体109は、長手軸Xの周りでこれら2つの構成部品の間の相対回転を許容する一方で、軸方向並進において一体となるように連結される。
上方環状体120は、軸Xに沿って下方端120aから案内部123のうちの1つの真下へと延在する少なくとも1つの内側案内溝120c(図10、図11C)をさらに備えており、この案内120cは、前述の案内20cと同様であり、同じ機能を有している。有利には、溝120cは数が2つであり、直径方向で反対にある。
動作
ここまで説明したアプリケータ装置101は、次のように動作する。
図9および図10の格納位置から始まり、使用者がアプリケータ装置101を使おうとするとき、使用者は、スリーブ104の上方端において垂直に下向きに、図13および図14にある矢印Fの方向に押す。そして、スリーブ104は、支持ソケット150に対して、バネ170の弾性的な付勢に抗して、下方鞘体109と共に下向きに滑る。
次に、図12において矢印F1によって示されるように、弾性アーム155のピン155aが、それぞれカム159の前述のフランジ168を越えて通過し、前記カム159の案内経路169に到達する。
使用者がスリーブ104への圧力を解除すると、前記スリーブが、図15および図16の展開位置へと到達されるまで、バネ170の効果の下で、支持ソケット150に対して、下方鞘体109と共に上昇し、その展開位置では、スリーブ104は外側シェル108に対して上向きに突出する。この移動の間、ピン155aは、案内経路169に沿って側方に弾性的に変位された後、下方鞘体109が上昇する間分離隆条部164によって側方において変形したままとされ、ピン155aが分離隆条部164の高さより下になると静止位置へと戻り、そのため、下方鞘体109の下方端の下で、カム159の第1の傾斜部165の下の垂直位置へと戻ることになる(図12において矢印F2によって示されている)。
図15および16の展開位置から、使用者は、スリーブ104を状基部103に対して第1の回転方向Oに回転することで、第1の実施形態について先に説明したのと同じ手法で、まず端カバー5のフラップ26を開くことができ(図17〜図18)、次に、製品スティック7を使用位置に突出させる(図19〜図20)。
使用後、アプリケータ装置101は、第1の実施形態におけるように、スリーブ104を管状基部103に対して第2の回転方向Fに回転することで、展開位置へと戻すことができる。
格納位置へと戻すためには、使用者は、スリーブ104で再度下向きに押すだけで、スリーブ104を支持ソケット150に対して下方鞘体109と共に滑らせられる。前述のピン155aは、それぞれカム159の第1の傾斜部165を越えて通過し、図12の矢印F3によって示されるように、対応するフランジ166を越えて通過する。したがって、ピン155aは、カム159の第2の傾斜部167においてスナップ式で嵌まり、アプリケータ装置101は、図9および図10の格納位置へと戻される。
1 アプリケータ装置
2 管状筐体
2a 第1の端
2b 第2の端
3 管状基部
4 スリーブ
5 端カバー
5a 管状側壁
5b 下方縁
5c 上方端
6 操縦機構
7 製品スティック
7a 近位端
7b 遠位端
8 外側シェル
8a 管状側壁
8b 底
9 下方鞘体
9a 管状側壁
9b 底
10 下方部
11 外側環状肩部
12 上方部
13 外側環状丸縁
14 外側ピン
15 内側環状肩部
16 内側螺旋ネジ
17 軸方向長穴
18 弓形径方向長穴
19 外側シェル
19a 管状側壁
19b 内側環状フランジ
20 上方環状体
20a 下方端
20b 上方端
20c 内側案内溝
21 外側環状隆条部
22 軸方向長穴
23 案内部
23a 上方案内縁
24 内側環状溝
25 アーム
26 可撓性フラップ
26a 半円縁
26b 直線縁
27 ヒンジ
28 案内隆条部
29 軸方向長穴
30 径方向長穴
30a 第1の端
30b 第2の端
31 内側螺旋ネジ
32 カップ
32a 底
32b 管状側壁
33 側方ピン
34 内側鞘体、内側スリーブ
34a 下方端
34b 上方端
35 弾性軸方向指部
35a 軸方向長穴
36 爪
36a カム面
36b 停止面
37 外側下方環状丸縁
38 外側上方環状丸縁
39 長穴
39a 軸方向部
39b 下方端、下方端区域
39b1 端
39c 上方端
39c1 端
40 外側鞘体
40a 下方端
40b 上方端
40c 内側肩部
41 内側螺旋ネジ
42 下方ピン
43 上方ピン
44 シェル
44a 上方フランジ
44b 軸方向長穴
101 アプリケータ装置
102 管状筐体
102a 第1の端
102b 第2の端
103 管状基部
104 スリーブ
108 外側シェル
108a 管状側壁
108b 底
109 管状下方鞘体、下方ソケット
110 下方部、下方壁
111 外側環状肩部
112 上方部、上方壁
113 外側環状丸縁
114 外側ピン
116 内側螺旋ネジ
117 軸方向長穴
118 弓形径方向長穴
118a 第1の端
118b 第2の端
119 外側シェル
119a 管状側壁
119b 内側環状フランジ
120 上方環状体
120a 下方端
120b 上方端
120c 内側案内溝
122 軸方向長穴
123 案内部
124 内側環状溝
150 支持ソケット
151 環状側壁
151a 下方端
151b 上方端
152 足部
153 基部
154 中心ピン
155 弾性アーム
155a ピン
156 案内隆条部
157 穿孔底
158 カップ、スクープ
158a 側壁
158b 底
158c 中心ピン
159 カム
160 凹所
161 側縁
162 側縁
163 上方縁
164 分離隆条部
165 第1の傾斜部
166 第1のフランジ
167 第2の傾斜部
168 第2のフランジ
169 案内経路
170 バネ
F 第2の回転方向
O 第1の回転方向
X 長手方向、長手軸

Claims (15)

  1. 第1および第2の端(2a、2b; 102a、102b)の間で長手軸(X)に沿って延在する管状筐体(2; 102)であって、前記第2の端(2b; 102b)が開放されており、前記筐体が製品スティック(7)を収容するように適合され、
    前記長手軸(X)に沿って延在する管状基部(3; 103)、および、
    前記管状基部(3; 103)上で、前記長手軸(X)の周りに、第1および第2の角度位置の間で自由に回転するように備え付けられるスリーブ(4; 104)
    を備える管状筐体(2; 102)と、
    前記筐体(2)の前記第2の端(2b; 102b)を閉じるように適合された端カバー手段(5)であって、前記スリーブが前記管状基部(3; 103)に対して第1の回転方向(O)に回転されるときに開くために、および、前記スリーブが前記管状基部(3; 103)に対して前記第1の回転方向と反対である第2の回転方向(F)に回転されるときに閉じるために、前記管状基部(3; 103)に対する前記スリーブ(4; 104)の相対回転によって制御される端カバー手段(5)と、
    前記長手軸(X)の周りで互いに対して回転するように備え付けられる第1の部品(34)および第2の部品(40)、および、前記製品スティック(7)を担持するカップ(32)を有する操縦機構(6)であって、前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)は、前記管状基部(3; 103)および前記スリーブ(4; 104)と共にそれぞれ回転され、前記スリーブが前記管状基部(3; 103)に対して前記第1の回転方向(O)に回転されるとき、前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)に対して、前記筐体の前記第2の端(2b; 102b)に向かって軸方向に前記カップ(32)を移動させ、前記スリーブが前記管状基部(3; 103)に対して前記第2の回転方向(F)に回転されるとき、前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)に対して、前記筐体の前記第1の端(2a; 102a)に向かって軸方向に前記カップ(32)を移動させるように適合されている、操縦機構(6)とを備え、
    前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)が、前記管状基部(3; 103)および前記スリーブ(4; 104)に対してそれぞれ軸方向に滑るように備え付けられ、
    前記管状筐体(2; 102)が、案内装置(42、16、18; 42、116、118)によって、前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)のうちの1つにさらに連結され、
    前記案内装置(42、16、18; 42、116、118)は、
    前記スリーブ(4; 104)が、前記第1および第2の角度位置の間の中間角度位置から、前記管状基部(3; 103)に対して、前記第1の回転方向(O)に回転されるとき、前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)を前記管状筐体(2; 102)の前記第2の端(2b; 102b)に向かって軸方向に移動させることと、
    前記スリーブ(4; 104)が、前記第2の角度位置と前記中間角度位置との間で、前記管状基部(3; 103)に対して、前記第2の回転方向(F)に回転されるとき、前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)を前記筐体の前記第1の端(2a; 102a)に向かって軸方向に移動させることと、
    前記スリーブ(4; 104)が、前記第1の角度位置と前記中間角度位置との間の角度位置にあるとき、前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)を前記管状筐体(2; 102)の前記第1の端(2a; 102a)に向かって軸方向に移動させないことと
    に適していることを特徴とする、スティック形態の製品のためのアプリケータ装置。
  2. 前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)が、軸方向並進において一体であるように連結され、
    前記案内装置(42, 16, 18; 42, 116, 118)が、前記長手軸(X)を中心とする回転の円筒面に配置される少なくとも1つの線形案内部(16、18; 116、118)と、前記線形案内部に沿って滑る少なくとも1つの追従部材(42)とを備え、
    前記線形案内部(16, 18; 116, 118)および前記追従部材(42)のうち一方が前記操縦機構の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)のうちから選択される第1の要素に一体に連結され、前記線形案内部および前記追従部材のうち他方が前記管状基部(3; 103)および前記スリーブ(4; 104)のうちから選択される第2の要素に一体に連結され、前記第1の要素および前記第2の要素は、互いに対して軸方向に滑るように備え付けられていない、請求項1に記載のアプリケータ装置。
  3. 前記線形案内部(16、18; 116、118)は、放射面内に含まれる円形部(18; 118)と、螺旋部(16; 116)とを備え、前記追従部材(42)は、前記スリーブ(4; 104)が前記第1の角度位置と前記中間角度位置との間にあるとき前記円形部(18; 118)に位置付けられ、前記スリーブ(4; 104)が前記中間角度位置と前記第2の角度位置との間にあるとき前記螺旋部(16; 116)に位置付けられる、請求項2に記載のアプリケータ装置。
  4. 前記第1の要素が前記操縦機構の前記第2の部品(40)であり、前記第2の要素が前記管状基部(3; 103)である、請求項2または3に記載のアプリケータ装置。
  5. 前記操縦機構(6)の前記第1の部品(34)および前記第2の部品(40)が、前記管状基部(3; 103)および前記スリーブ(4; 104)にそれぞれ回転可能に連結される、請求項1から4のいずれか一項に記載のアプリケータ装置。
  6. 前記操縦機構(6)は、前記スリーブ(4; 104)が前記第1の角度位置から前記第1の回転方向(O)において移動させられるときに前記カップ(32)の軸方向の滑りを遅らせるための遅れ手段(39b)をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のアプリケータ装置。
  7. 前記操縦機構(6)の前記第1の部品は、前記管状筐体(2; 102)の前記第1および第2の端(2a、2b; 102a、102b)に向かってそれぞれ位置付けられる第1および第2の端の間で延在する軸方向部(39a)を備える少なくとも1つの長穴(39)を有する内側鞘体(34)であり、前記長穴(39)は、放射面に実質的に含まれる端部(39b)であって、前記軸方向部(39a)の前記第1の端において、前記第2の回転方向に前記軸方向部を延ばす端部(39b)をさらに備え、
    前記操縦機構の前記第2の部品は、前記内側鞘体(34)を包囲すると共に少なくとも1つの内側螺旋溝(41)を備える外側鞘体(40)であり、
    前記カップは、前記内側鞘体の前記長穴(39)と前記外側鞘体の前記内側螺旋溝(41)との両方に係合される少なくとも1つのピン(33)を備え、前記スリーブ(4; 104)が前記第1の角度位置にあるとき、前記カップの前記ピン(33)が前記端部にある、請求項6に記載のアプリケータ装置。
  8. 前記端カバー手段(5)が、前記管状筐体(2; 102)に収容される環体(5a)であって、前記スリーブ(4; 104)に回転可能に連結され、前記スリーブ(4; 104)に対して軸方向に滑る環体(5a)を備え、この環体(5a)は、前記管状基部(3; 103)と螺合し、前記スリーブ(4; 104)が前記第1の角度位置にあるときに前記管状筐体(2; 102)の前記第2の端(2b; 102b)を閉じるように適合されている少なくとも1つのフラップ(26)を支える、請求項1から7のいずれか一項に記載のアプリケータ装置。
  9. 前記環体が、前記管状筐体(2; 102)の前記第2の端(2b; 102b)を閉じる平面構成と、前記管状筐体(2; 102)の前記第2の端を開ける円筒構成との間で変形可能である少なくとも2つの可撓性フラップ(26)を支え、
    前記スリーブ(4; 104)は、前記管状筐体(2; 102)の前記第2の端に内側環状フランジ(19b; 119b)を備え、前記フラップ(26)は、前記スリーブ(4; 104)が前記第1の角度位置にあるとき、前記スリーブ(4; 104)の前記内側環状フランジ(19b; 119b)の下で当接により平面構成で維持され、
    前記環体(5a)は前記操縦機構(6)の周りに配置され、前記フラップ(26)は、前記アプリケータ装置が開かれるとき、前記管状筐体(2; 102)および前記操縦機構(6)との協働によって円筒構成で保持される、請求項8に記載のアプリケータ装置。
  10. 前記スリーブ(4; 104)が内側案内部(23; 123)をさらに備え、前記フラップ(26)は、平面構成にあるとき、前記内側案内部(23; 123)に対して当接する、請求項9に記載のアプリケータ装置。
  11. 前記フラップ(26)は、数が2つであり、半円縁(26a)と直線縁(26b)とを各々備える半円板の形態であり、前記半円縁(26a)が、前記長手軸(X)に関して直径方向で反対にあるそれぞれのヒンジ(27)によって前記環体(5a)に連結されており、前記内側案内部(23; 123)が各々、前記管状筐体(2; 102)の前記第2の端(2b; 102b)を向く案内縁(23a; 123a)を有し、各々の前記案内縁(23a; 123a)が、前記ヒンジ(27)間の略中ほどに先端を有する先の尖ったアーチの半分の形を有する、請求項10に記載のアプリケータ装置。
  12. 前記環体(5a)は、案内装置(30、31、14; 30、31、114)によって前記管状基部(3; 103)に連結され、前記案内装置(30、31、14; 30、31、114)は、前記スリーブ(4; 104)が前記第1の角度位置に近いときに前記環体(5a)を軸方向に移動させるのに適し、前記スリーブ(4; 104)が前記第2の角度位置に近いときに前記環体(5a)を軸方向に移動させないのに適している、請求項8から11のいずれか一項に記載のアプリケータ装置。
  13. 前記スリーブ(104)が前記管状基部(103)へと引き込み可能である、請求項1から12のいずれか一項に記載のアプリケータ装置。
  14. 前記管状基部(103)は、外側シェル(108)と、前記外側シェル(108)に固定される支持ソケット(150)と、前記スリーブ(104)が回転可能に備え付けられる鞘体(109)とを備え、前記鞘体(109)は、前記スリーブ(104)が前記外側シェル(108)に完全に収容される引込位置と、前記スリーブ(104)が前記外側シェルから突出する展開位置と、前記スリーブ(104)が、前記引込位置に対して、前記管状筐体(2; 102)の前記第1の端(102a)に向かって前記外側シェルに押し込まれる作動位置との間で、前記支持ソケット(150)において軸方向に滑るように備え付けられ、前記鞘体(109)は、前記展開位置に向かって弾性的に付勢され、
    前記管状基部(103)は、
    使用者が前記展開位置から前記引込位置へと前記鞘体(109)を移動させるとき、前記鞘体(109)を前記引込位置でスナップ固定することと、
    使用者が前記引込位置から前記作動位置へと前記鞘体(109)を移動させるとき、前記鞘体(109)を解放することと
    に適したカム固定装置(155、159)を有する、請求項13に記載のアプリケータ装置。
  15. 唇へ化粧品を塗布するための方法であって、請求項1から14のいずれか一項に記載のアプリケータ装置(1)により化粧品が塗布される方法。
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