JP6521363B2 - 分電盤 - Google Patents

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Description

本発明は分電盤に関する。
分岐開閉器が設けられた分電盤では、分岐開閉器に設けられたハンドルによって該分岐開閉器の開閉を切り替える。通常、分岐開閉器のハンドルは、操作可能なように外部に露出している。
特許文献1には、分岐開閉器のハンドルがカバーから突出している分電盤が記載されている。特許文献2には、分岐開閉器を配設しない場所に生じる隙間を塞ぐキャップを設けた分電盤が記載されている。特許文献3には、分電盤全体を覆う透明な扉体を設けた分電盤が記載されている。
特開平9−65517号公報(1997年3月7日公開) 特開平10−108319号公報(1998年4月24日公開) 特開2000−324626号公報(2000年11月24日公開)
特許文献1、2に記載の分電盤では、分岐開閉器のハンドルが外部に露出している。そのため、外部の物体が分岐開閉器のハンドルに当たると、分岐開閉器が誤動作する可能性がある。例えば、遊技場において分電盤に遊技機を接続する場合、分電盤を配置するスペースおよび位置が制限されることがある。分電盤を配置する位置(高さ)によっては、遊技機の玉またはコイン等が分電盤の分岐開閉器のハンドルに当たる可能性がある。
特許文献3に記載の分電盤では、分電盤全体が扉体によって覆われている。そのため、分岐開閉器のハンドルを操作するときには、扉体を開ける必要がある。したがって、分電盤全体を覆う大きな扉体を開けるために、分電盤の前または周囲に大きなスペースが必要になる。
本発明は、外部の物体による誤作動を防止し、かつ、小さいスペースで使用することができる分電盤を実現することを目的とする。
本発明の一態様に係る分電盤は、内部の配線を覆い、かつ、複数の分岐開閉器のハンドルに対応する箇所に開口窓を有する本体カバーと、上記開口窓を覆うように上記本体カバーに取り付けられ、かつ、外側から手で開けることが可能なハンドルカバーとを備える。
上記の構成によれば、ハンドルカバーが分岐開閉器のハンドルを覆うため、外部の物体が分岐開閉器のハンドルに当たることを防ぐことができる。また、分岐開閉器のハンドルを操作するときに、開口窓を覆うハンドルカバーをユーザが手で開けることが可能であるため、本体カバーを開ける必要がない。そのため、分電盤を小さいスペースで使用することができる。
上記ハンドルカバーは、弾性変形可能な板状の部材であり、上記本体カバーは、上記ハンドルカバーを支持する支持面を有し、上記支持面は、凹部を有し、上記ハンドルカバーの上記凹部に対応する位置を外側から押さえることで、上記ハンドルカバーの一部が上記支持面から浮き上がる構成であってもよい。
上記の構成によれば、支持面から浮き上がったハンドルカバーの一部をユーザが掴むことにより、容易に板状のハンドルカバーを取り外すことができる。そのため、ユーザの作業性を高めることができる。また、ハンドルカバーを、例えば市販の樹脂板等を用いて製作することができるため、容易に低コストでハンドルカバーを製作することができる。
上記本体カバーは、上記ハンドルカバーを押さえて固定する爪を有し、上記ハンドルカバーの一部が上記支持面から浮き上がることにより、上記ハンドルカバーが上記爪から外れる構成であってもよい。
上記の構成によれば、取り付けられたハンドルカバーを爪によって固定することができ、かつ、取り外すときには、容易にハンドルカバーを爪から外すことができる。
上記支持面は、上記開口窓の対向する2辺に、それぞれ上記凹部を有する構成であってもよい。
上記の構成によれば、対向する2辺の位置に凹部が設けられているので、外側からハンドルカバーを押さえたときに、ハンドルカバーが凹部に合わせて変形しやすい。それゆえ、容易にハンドルカバーを取り外すことができる。
上記ハンドルカバーは、切り欠きを有し、上記本体カバーは、上記ハンドルカバーを押さえて固定する爪を有し、上記ハンドルカバーを上記本体カバーに取り付けた状態から上記ハンドルカバーをスライドさせた位置において、上記切り欠きが上記爪を避けるように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、切り欠きを爪に合わせるようにしてハンドルカバーを支持面に配置してから、ハンドルカバーをスライドさせることにより、ハンドルカバーを本体カバーに取り付けることができる。そのため、ハンドルカバーの取り付けに関するユーザの作業性を高めることができる。
上記ハンドルカバーは、長方形の板状の部材であり、上記ハンドルカバーには、複数の上記切り欠きが、上記ハンドルカバーの中心軸または中心に対して対称に形成されている構成であってもよい。
上記の構成によれば、中心軸または中心に対してハンドルカバーを回転させた状態でも、切り欠きは同じ位置にある。そのため、ハンドルカバーを取り付ける向きに自由度を持たせることができる。そのため、ハンドルカバーの取り付けに関するユーザの作業性を高めることができる。
上記ハンドルカバーの上記切り欠きが設けられた辺と、該辺に隣接する上記切り欠きの辺とのなす角は、90°未満である構成であってもよい。
上記の構成によれば、切り欠きを爪の位置に合わせてからハンドルカバーをスライドさせたとき、切り欠きが爪に引っかかりにくい。そのため、ハンドルカバーを本体カバーに容易に取り付けることができる。
本発明の一態様によれば、外部の物体による誤動作を防ぐことができる。また、分電盤を小さいスペースで使用することができる。
本発明の一実施形態に係る分電盤の平面図を示す。 (a)は、主幹ハンドルカバーおよび分岐ハンドルカバーを取り外した状態の分電盤の平面図を示し、(b)は、該状態における分電盤の斜視図を示す。 上記分岐ハンドルカバーの平面図を示す。 上記分電盤の、分岐開閉器を通る断面図である。 分岐ハンドルカバーを取り外した(開けた)状態における、分電盤の第2開口窓の箇所を拡大して示す平面図である。 分岐ハンドルカバーを取り付けた(閉めた)状態における、分電盤の第2開口窓の箇所を拡大して示す平面図である。 分岐ハンドルカバーおよび凹部を模式的に示す、図6における切断線A−Aの断面矢視図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る分電盤1の平面図を示す。図2の(a)は、主幹ハンドルカバーおよび分岐ハンドルカバーを取り外した状態の分電盤1の平面図を示し、図2の(b)は、該状態における分電盤の斜視図を示す。
分電盤1は、基台2、本体カバー3、主開閉器4、複数の分岐開閉器5、主幹ハンドルカバー11、および分岐ハンドルカバー12(ハンドルカバー)を備える。主開閉器4は、開閉(導通/遮断)の切り替え操作を行うための主幹ハンドル4aを備える。分岐開閉器5は、開閉の切り替え操作を行うための分岐ハンドル5a(ハンドル)を備える。主開閉器4および複数の分岐開閉器5は、基台2に取り付けられる。本体カバー3は、分電盤1の内部に設けられた配線(母線等)を覆うように、基台2に対して取り付けられる。本体カバー3は、主幹ハンドル4aに対応する箇所に第1開口窓3aを有し、複数の分岐ハンドル5aに対応する箇所に第2開口窓3bを有する。ここでは、基台2、本体カバー3、主幹ハンドルカバー11、および分岐ハンドルカバー12は、樹脂製であるが、これに限らず、金属製であってもよい。
また、本体カバー3には、2つの取手部6が設けられている。取手部6は、本体カバー3を基台2に固定するための部材であるとともに、本体カバー3を基台2から取り外すための部材である。なお、本体カバー3における互いに対向する2つの側面のそれぞれには、それぞれの取手部6を配置するための凹部の空間が設けられている。取手部6は、当該凹部の空間内において可動であるように配置されている。このように、凹部の空間内に取手部6が設けられることにより、本体カバー3の取り外し作業が容易化される。これにより、分電盤1のメンテナンス作業が容易化される。
(主幹ハンドルカバーの構成)
主幹ハンドルカバー11は、第1開口窓3aを覆うように、本体カバー3に取り付けられる。主幹ハンドルカバー11および本体カバー3の第1開口窓3a周辺には、対応する凸部と凹部が設けられている。凸部と凹部とが係合することにより、主幹ハンドルカバー11が本体カバー3に固定される。主幹ハンドルカバー11は、工具を使用することなく外側からユーザの手によって着脱(開閉)することができる。主幹ハンドルカバー11は、少なくとも部分的に透明または半透明であることが好ましい。これにより、主幹ハンドルカバー11が閉まった(取り付けられた)状態でも、ユーザは外側から主幹ハンドルカバー11を通して主幹ハンドル4aの状態を見ることができる。
固定された軸を中心に回動して開く回動式に比べて、着脱式の主幹ハンドルカバー11の方が、軸等が壊れることがなく、主幹ハンドルカバー11が前側に回動するスペースが必要ない。そのため、小さい(狭い)スペースで分電盤1を使用(設置)することができる。
なお、主幹ハンドルカバー11は、着脱式ではなく、固定された軸を中心に回動して開く構成(回動式)であってもよい。主幹ハンドルカバー11が回動式であっても、主幹ハンドルカバー11は、主開閉器4の主幹ハンドル4aに対応した第1開口窓3aを覆う大きさで十分である。そのため、主幹ハンドルカバー11を開けるための前面側のスペースが小さくて済む。
(分岐ハンドルカバーの構成)
図3は、分岐ハンドルカバー12の平面図を示す。分岐ハンドルカバー12は、板状の部材であり、長方形状の外形を有する。分岐ハンドルカバー12は、樹脂製であり、かつ、薄い板状であるため、弾性変形可能である。分岐ハンドルカバー12は、複数(ここでは4つ)の切り欠き12aを有する。ここでは、切り欠き12aは、円弧状であるが、三角形状であってもよいし、四角形状であってもよく、任意の形状であってよい。複数の切り欠き12aは、分岐ハンドルカバー12の少なくとも1つの中心軸に対して対称となるように、分岐ハンドルカバー12に形成されてもよい。例えば、複数の切り欠き12aが縦の中心軸に対して対称に形成されている場合、縦の中心軸に対して分岐ハンドルカバー12を180°回転させた状態でも、元の状態と同じように分岐ハンドルカバー12を本体カバー3に取り付けることができる。水平の中心軸に対して対称な場合、および中心に対して対称な場合についても同様である。分岐ハンドルカバー12は、少なくとも部分的に透明または半透明であることが好ましい。これにより、分岐ハンドルカバー12が閉まった(取り付けられた)状態でも、ユーザは外側から分岐ハンドルカバー12を通して分岐ハンドル5aの状態を見ることができる。
図4は、分電盤1の、分岐開閉器5を通る断面図である。図4は、(a)から(c)にかけて、分岐ハンドル5aが動く様子を示す。分岐ハンドル5aが動く軌跡と干渉しないように、分岐ハンドルカバー12は配置される。すなわち、分岐ハンドルカバー12は、分岐ハンドル5aの動作範囲より外側、より具体的には、分岐ハンドル5aの動作範囲の最も高い位置よりも高い位置に配置される。各分岐開閉器5は、分電盤1に電源を供給するための3種類の母線17のうちの2つに接続されている。
図5は、分岐ハンドルカバー12を取り外した(開けた)状態における、分電盤1の第2開口窓3bの箇所を拡大して示す平面図である。本体カバー3は、第2開口窓3bの周囲に沿って、分岐ハンドルカバー12を支持するためのカバー支持面13(支持面)を有する。カバー支持面13は、分岐ハンドルカバー12の縁を支持するために、第2開口窓3bの略全体の縁に設けられる。本体カバー3は、本体カバー3から突出する突起である複数の爪14を有する。分岐ハンドルカバー12は、カバー支持面13と爪14との間に挟まれることにより保持される。爪14が形成されている箇所に、カバー支持面13が形成されていなくてもよい。このように構成することで、本体カバー3の樹脂成型の際に金型から抜くのが容易となる。なお、爪14は、カバー支持面13との間で溝を形成するようにカバー支持面13に沿って長く延びる突起(突起部)であってもよい。
カバー支持面13には、複数の凹部15が設けられている。カバー支持面13は、第2開口窓3bの対向する2辺(長辺)の対向する位置に、それぞれ凹部15を有する。凹部15は、第2開口窓3bの短辺に隣接する位置、または、短辺の近傍に配置される。本実施形態では、凹部15は、第2開口窓3bの短辺に沿って設けられたカバー支持面13に隣接するように配置される。また、凹部15が配置されている側の第2開口窓3bの短辺に、爪14aが設けられている。爪14、14aは、分岐ハンドルカバー12を押さえて固定する。
第2開口窓3bは、本体カバー3に設けられた複数の架設部16によって区切られていてもよい。ここでは、複数の架設部16は、第2開口窓3bを横切るように掛け渡されている。複数の架設部16の上面(外表面)は、カバー支持面13と同じ面に揃うとともに、図4の(a)〜(c)にも示すように、分岐ハンドル5aの動作範囲の最も高い位置よりも高い位置にある。複数の架設部16の下面は、隣り合う分岐ハンドル5aの間の隙間に配置されている。複数の架設部16は、カバー支持面13と共に分岐ハンドルカバー12を支持する。架設部16は、平面視したときに(分電盤1の前面から見たときに)分岐ハンドル5aと重ならないように、複数の分岐開閉器5毎に、隣接する分岐開閉器5の間に配置される。架設部16は、その両側に複数の分岐開閉器5が存在する位置に設けられている。また、隣り合う架設部16は、所定数(ここでは3つ)の分岐開閉器5を間において配置されている。
図6は、分岐ハンドルカバー12を取り付けた(閉めた)状態における、分電盤1の第2開口窓3bの箇所を拡大して示す平面図である。本体カバー3に分岐ハンドルカバー12を取り付ける際は、カバー支持面13と爪14との間に板状の分岐ハンドルカバー12を差し込み、分岐ハンドルカバー12をスライドさせる。分岐ハンドルカバー12は、本体カバー3に取り付けられた状態では、カバー支持面13上および架設部16上に保持されている。
図7は、分岐ハンドルカバー12および凹部15を模式的に示す、図6における切断線A−Aの断面矢視図である。図7の(a)は、本体カバー3に分岐ハンドルカバー12が取り付けられている状態を示し、図7の(b)は、分岐ハンドルカバー12を外側から押し込んだ状態を示す。ここでは、第2開口窓3bはカバー支持面13より突出した矩形の壁で囲まれている。ここでは、凹部15の底面は、側面視で円弧状であるが、これに限らず、側面視において凹部15は(凹部を側面から見た断面形状は)、三角形状または四角形状等の任意の形状であってもよい。分岐ハンドルカバー12が第2開口窓3bに取り付けられた状態において、分岐ハンドルカバー12の短辺の端は、カバー支持面13と爪14aとの間に挿入されている。
本体カバー3から分岐ハンドルカバー12を取り外す際は、分岐ハンドルカバー12の凹部15に対応する位置を外側からユーザが指等で押さえる。分岐ハンドルカバー12は、凹部15の曲面に沿って弾性変形するため、分岐ハンドルカバー12の一部(短辺の端)がカバー支持面13から浮き上がる。これにより、分岐ハンドルカバー12の短辺の端は、爪14aから外れる。この状態でユーザは、分岐ハンドルカバー12の浮き上がった端を指等で掴み、分岐ハンドルカバー12を引き出すことができる。また、架設部16が分岐ハンドルカバー12を支持するため、押さえられた分岐ハンドルカバー12が意図しない方向に撓んで分岐ハンドル5aに接触することを防ぐことができる。
本体カバー3に分岐ハンドルカバー12を取り付ける際は、分岐ハンドルカバー12の端(短辺)をカバー支持面13上に配置し、カバー支持面13に沿って分岐ハンドルカバー12をスライドさせる。そして、分岐ハンドルカバー12の位置を第2開口窓3bに合わせた後、分岐ハンドルカバー12の凹部15に対応する位置をユーザが指等で一度押さえてから離す。これにより、分岐ハンドルカバー12の端(短辺)が、一旦凹部15側に引き込まれてから、元に戻る。これにより、第2開口窓3bの短辺に位置する爪14aの下に分岐ハンドルカバー12が入り込む。分岐ハンドルカバー12をスライドさせただけでは爪14aの下に分岐ハンドルカバー12が入らない場合であっても、このように、カバー支持面13に凹部15を設けることにより、容易に確実に、分岐ハンドルカバー12を爪14aの下に挿入することができる。分岐ハンドルカバー12は、工具を使用することなく外側からユーザの手によって着脱(開閉)することができる。
なお、取り付けるために分岐ハンドルカバー12の端をカバー支持面13上に配置するときに、分岐ハンドルカバー12の切り欠き12aが本体カバー3の爪14に対応するように(切り欠き12aが爪14を避ける位置に)、分岐ハンドルカバー12の位置を合わせてもよい。その位置から、分岐ハンドルカバー12をカバー支持面13に押さえ付けながらスライドさせることにより、容易に分岐ハンドルカバー12をカバー支持面13と爪14との間に挿入することができる。また、切り欠き12aが円弧状(曲線状)にカーブしているため、スライドさせたときに分岐ハンドルカバー12が爪14の下に入り込みやすい。分岐ハンドルカバー12において、切り欠き12aが設けられた辺と、該辺に隣接する切り欠き12aの辺(ここでは円弧)とのなす角θは、90°未満であることが好ましい(図3参照)。それゆえ、切り欠き12aは、円弧状または三角形状であることが特に好ましい。これにより、分岐ハンドルカバー12をスライドさせたときに、切り欠き12aの端が爪14に引っかからないため、分岐ハンドルカバー12を爪14とカバー支持面13との間に挿入しやすい。
固定された軸を中心に回動して開く回動式に比べて、着脱式の分岐ハンドルカバー12の方が、軸等が壊れることがなく、分岐ハンドルカバー12が前側に回動するスペースが必要ない。そのため、小さいスペースで分電盤1を使用(設置)することができる。また、本実施形態の分岐ハンドルカバー12は、板状であるため、市販の樹脂板を切り抜くことによって製造することができる。そのため、回動式に比べて製造コストを低く抑えることができる。
なお、分岐ハンドルカバー12は、着脱式ではなく、固定された軸または蝶番の軸を中心に回動して開く構成(回動式)であってもよい。また、例えば、分岐ハンドルカバー12は、スライドして開くシャッター式であってもよい。分岐ハンドルカバー12が回動式であっても、分岐ハンドルカバー12は、分岐開閉器5の分岐ハンドル5aに対応した第2開口窓3bを覆う大きさで十分である。そのため、分岐ハンドルカバー12を開けるための前面側のスペースが小さくて済む。
なお、本実施形態の分電盤1は、住宅用の分電盤にも適用可能であるが、遊技機(例えば、パチンコ台またはスロット台)向けに特に好適である。その理由について、以下に述べる。
一般的に、複数の遊技機は、島と称される複数のグループごとに電気的な制御が行われる。そして、上述の島の電気的な制御を行うための分電盤(制御盤)は、島盤と称される。遊技機がパチンコ台である場合には、島盤は台の上の部分に設置されることが標準的である。他方、遊技機がスロット台である場合には、島盤は台の下の部分に設置されることが標準的である。このように、一般的に島盤の設置位置は制限されることが多い。従って、島盤は、上下左右が壁に密接した狭いスペース内に設置されることとなる。このため、島盤のメンテナンス作業を行う場合には、島盤のカバーを取り付けるための作業スペースも、非常に狭くなる。
しかしながら、本実施形態の分電盤1によれば、上述した通り、主開閉器4の主幹ハンドル4aに対応した箇所に主幹ハンドルカバー11を設け、分岐開閉器5の分岐ハンドル5aに対応した箇所に分岐ハンドルカバー12を設けている。そのため、狭いスペース内に分電盤1を配置することができる。また、分電盤1では、主幹ハンドル4aおよび分岐ハンドル5aが、それぞれ主幹ハンドルカバー11および分岐ハンドルカバー12に覆われているため、パチンコ玉またはコイン等の物体が主幹ハンドル4aおよび分岐ハンドル5aに接触することを防ぐことができる。
以上のように、本実施形態の分電盤1は、遊技機用の島盤に特に好適な構成である。なお、本実施形態の分電盤1の構成は、遊技機用の島盤のメンテナンス作業の効率化を目的として、本願の発明者によって新たに見出されたものである。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、分電盤に利用することができる。
1 分電盤
2 基台
3 本体カバー
3a 第1開口窓
3b 第2開口窓(開口窓)
4 主開閉器
4a 主幹ハンドル
5 分岐開閉器
5a 分岐ハンドル(ハンドル)
6 取手部
11 主幹ハンドルカバー
12 分岐ハンドルカバー(ハンドルカバー)
12a 切り欠き
13 カバー支持面(支持面)
14 爪
15 凹部
16 架設部

Claims (6)

  1. 内部の配線を覆い、かつ、複数の分岐開閉器のハンドルに対応する箇所に開口窓を有する本体カバーと、
    前記開口窓を覆うように前記本体カバーに取り付けられ、かつ、外側から手で開けることが可能なハンドルカバーとを備え、
    前記ハンドルカバーは、弾性変形可能な板状の部材であり、
    前記本体カバーは、前記ハンドルカバーを支持する支持面を有し、
    前記支持面は、凹部を有し、
    前記ハンドルカバーの前記凹部に対応する位置を外側から押さえることで、前記ハンドルカバーの一部が前記支持面から浮き上がることを特徴とする分電盤。
  2. 前記本体カバーは、前記ハンドルカバーを押さえて固定する爪を有し、
    前記ハンドルカバーの一部が前記支持面から浮き上がることにより、前記ハンドルカバーが前記爪から外れることを特徴とする請求項に記載の分電盤。
  3. 前記支持面は、前記開口窓の対向する2辺に、それぞれ前記凹部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の分電盤。
  4. 内部の配線を覆い、かつ、複数の分岐開閉器のハンドルに対応する箇所に開口窓を有する本体カバーと、
    前記開口窓を覆うように前記本体カバーに取り付けられ、かつ、外側から手で開けることが可能なハンドルカバーとを備え、
    前記ハンドルカバーは、切り欠きを有し、
    前記本体カバーは、前記ハンドルカバーを押さえて固定する爪を有し、
    前記ハンドルカバーを前記本体カバーに取り付けた状態から前記ハンドルカバーをスライドさせた位置において、前記切り欠きが前記爪を避けるように構成されていることを特徴とする分電盤。
  5. 前記ハンドルカバーは、長方形の板状の部材であり、
    前記ハンドルカバーには、複数の前記切り欠きが、前記ハンドルカバーの中心軸または中心に対して対称に形成されていることを特徴とする請求項に記載の分電盤。
  6. 前記ハンドルカバーの前記切り欠きが設けられた辺と、該辺に隣接する前記切り欠きの辺とのなす角は、90°未満であることを特徴とする請求項4または5に記載の分電盤。
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